JP2004335404A - 面発光装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】両面に平面部を有する導光板2と、この導光板2の側面に隙間を有して配置され、導光板2の厚みより高さが高い半導体発光装置4と、半導体発光装置4を搭載したフレキシブル基板3と、導光板2と半導体発光装置4との間に形成された接着剤層5とを備え、接着剤層5の、導光板2の厚み方向に突出した部分は、導光板2の厚み方向に突出した半導体発光装置4の発光面と、導光板2の一方の平面部10の端部を覆う樹脂溜まり部12を形成していることを特徴とする面発光装置1としたものであり、半導体発光装置4の発光面から樹脂溜まり部12内に入射した光を、樹脂溜まり部12の表面で内側に反射させて導光板2内に平面部10から入射させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、液晶等を用いた画像表示部を背面側から照らす面発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機やデジタルカメラ等の電子機器には、液晶を用いた画像表示部が採用されている。この画像表示部は、導光板の側面にLED(発光ダイオード)を隣接配置した光源(面発光装置)を、バックライトとして用いている(例えば、特許文献1を参照。)。LEDから出た光は、導光板内に側面を介して入射し、導光板の裏面で反射して、表面から外側に出射される。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−90735号公報(第2−5頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、導光板の薄型化とLEDの小型化に伴い、導光板とLEDの相対位置にずれが生じやすくなり、LEDからの光をロス無く導光板に取り入れることが困難になってきている。
【0005】
ここで、この位置ずれを防止するために、導光板とLEDを接着により固定することが考えられる。この場合には、LEDから出た光が空気層を介さずに導光板に入るので、境界面における反射率が小さくなり、界面での光損失等が小さくなるので、輝度が向上する。
【0006】
しかし、バックライト光源のさらなる薄型化の要求により、LEDの小型化が追いつかず、LEDの高さより導光板が薄くなる場合がある。このような場合には、LEDから出た光の一部は導光板に入射されず、輝度が小さくなってしまうという問題がある。
【0007】
そこで本発明は、半導体発光装置から出た光を導光板に効率よく入射させ、導光板の輝度を向上させる面発光装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の面発光装置においては、導光板の厚みより高さが高い半導体発光装置を備え、接着剤層の、導光板の厚み方向に突出した部分で、導光板の厚み方向に突出した前記半導体発光装置の発光面と、導光板の平面部の端部とを覆う樹脂溜まり部を形成したものである。
【0009】
この発明によれば、半導体発光装置から出た光を導光板に効率よく入射させる面発光装置が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、表裏の両面に平面部を有する導光板と、この導光板の側面に隙間を有して配置され、前記導光板の厚みより高さが高い半導体発光装置と、前記半導体発光装置を搭載したフレキシブル基板と、前記導光板と前記半導体発光装置との間に形成された接着剤層とを備え、前記接着剤層の、前記導光板の厚み方向に突出した部分は、前記導光板の厚み方向に突出した前記半導体発光装置の発光面と、前記導光板の一方の前記平面部の端部を覆う樹脂溜まり部を形成していることを特徴とする面発光装置としたものであり、半導体発光装置の発光面から樹脂溜まり部内に入射した光を、樹脂溜まり部を介して導光板内に平面部から入射させるという作用を有する。
【0011】
請求項2に記載の発明は、前記樹脂溜まり部を、前記半導体発光装置の端部から前記導光板の平面部に向かって、厚みが徐々に薄くなるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の面発光装置としたものであり、樹脂溜まり部に入射し、樹脂溜まり部の表面で内側に反射した光を、導光板側に案内し、面発光装置の輝度を向上させるという作用を有する。
【0012】
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図3を用いて説明する。
【0013】
(第1の実施の形態)
図1は本発明の面発光装置の側面図、図2は同面発光装置の部分拡大側面図である。図1に示すように、面発光装置1は、ポリカーボネートやアクリルなどの合成樹脂からなる矩形板状の導光板2と、フレキシブル基板3に実装された面実装型のサイドビュー方式の半導体発光装置4と、導光板2と半導体発光装置4の間に形成された透光性を有する接着剤が固化して形成された接着剤層5とを備えている。使用する接着剤としては、例えば、可視光硬化性のものを用いることができるが、透光性を有するものであれば、他にもUV樹脂や熱硬化性のものを用いることができる。
【0014】
導光板2は、例えば0.5mm程度の厚みに形成され、微小な凹凸パターンを形成した反射シート6を裏面に設け、光を拡散させる拡散シート7および光を集光させるプリズムシート8,9を表面に積層して設けている。反射シート6、拡散シート7およびプリズムシート8,9は、フレキシブル基板3および接着剤層5を避けるために、導光板2の半導体発光装置4側端から3mm程度の距離をおいて設けられている。かかる構成によって、側方から入射した光を反射シート6によって表面側に反射させ、この光を拡散、集光することにより表面を均一に発光させることができる。
【0015】
フレキシブル基板3に実装された半導体発光装置4は、0.7mm程度の高さで、導光板2の厚みより高く形成され、フレキシブル基板3を表側に配置している。フレキシブル基板3は、導光板2の表面の平面部に接するようにして設けられている。
【0016】
導光板2と半導体発光装置4の間には、0.1mm程度の隙間が形成されており、接着剤層5は、この隙間およびこの隙間の下側に形成されている。
【0017】
接着剤層5は、前記隙間の導光板2の厚みの範囲内に充填された側方から見て矩形状の本体部11と、導光板2の裏面より下側に突出した半導体発光装置4の発光面と、導光板2の平面部10の端部を覆って形成された側方から見て三角形状の樹脂溜まり部12とを一体的に形成している。
【0018】
樹脂溜まり部12は、半導体発光装置4の端部から導光板2の裏面に向かって、厚みが徐々に薄くなるように形成され、発光方向の幅は、1mm程度に形成されている。
【0019】
ここで、樹脂溜まり部12について詳しく説明する。
【0020】
図3は、接着剤層の形成時の状態を示す説明図である。
【0021】
接着剤層5は、導光板2と半導体発光装置4の表裏を逆にした状態で形成される。この状態で、導光板2と半導体発光装置4との間の隙間の下端は、フレキシブル基板3によって覆われている。
【0022】
この状態で、隙間に接着剤を流し込み、さらに導光板2の上端を超える位置まで、この接着剤を塗布する。塗布された接着剤は、界面の濡れ性によって、半導体発光装置4の表面に沿って上昇し、また、導光板2の表面に沿って側方に拡がる。この状態で所定の強度の光を照射して、固化させることにより接着剤層5を形成することができる。
【0023】
ここで濡れ性とは、一般に、固体および気体間の界面が消失して新たに固体および液体間の界面が生じる現象をいう。
【0024】
接着剤層5の樹脂溜まり部12の表面の形状は、接着剤の粘度と、導光板2と接着剤との間の界面張力によって変わる。導光板2と接着剤との間の界面張力は、材料の選定や、導光板2の表面に被膜を形成して表面粗さを変えること等により調整することができる。例えば表面粗さを粗くすると、撥水性を示す面はより撥水性が向上して接触角が大きくなり、濡れやすい面はより濡れやすくなって接触角が小さくなる。
【0025】
接着剤の粘度を小さくし、導光板2と接着剤との間の界面張力を小さくすると濡れ性が大きくなって、図3中の2点鎖線Aに示すように、接着剤層5の表面は凹形になり、逆に、接着剤の粘度を大きくし、導光板2と接着剤との間の界面張力を大きくすると濡れ性が小さくなって、2点鎖線Cに示すように、接着剤層5の表面は凸形になる。また、接着剤の粘度と導光板2と接着剤との間の界面張力を調整して、2点鎖線Bに示すように、接着剤層5の表面を平面状に形成することも可能である。この表面形状は、導光板2の厚みと半導体発光装置4の高さの差を考慮して、導光板2内により多くの光が入射するような形状を選定することが好ましい。
【0026】
次いで、面発光装置1の使用状態について説明する。
【0027】
図2に示すように、半導体発光装置4の発光面から導光板2側に出た光は、接着剤層5の本体部11および樹脂溜まり部12内に入る。本体部11に入射した光は、そのまま直進して、導光板2の側面から導光板2内に入射する。そして、樹脂溜まり部12に入射した光は、樹脂溜まり部12の表面で反射して、導光板2の裏面から導光板2内に入射する。導光板2内に入射した光は、裏面に設けられた反射シート6で反射され、表面に設けられた拡散シート7で拡散され、プリズムシート8,9で集光されて表側に出射される。こうして、導光板2の全体を均一に発光させることができる。
【0028】
このようにして、半導体発光装置4の発光面から出た光を、無駄なく導光板2内に入射させることができるので、導光板2の輝度を向上させることができる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、半導体発光装置の発光面と、平面部の端部を覆う樹脂溜まり部を形成しているので、半導体発光装置の発光面から樹脂溜まり部内に入射した光を、樹脂溜まり部を介して導光板内に平面部から入射させることができ、半導体発光装置から出た光を導光板に効率よく入射させることができる。
【0030】
また、樹脂溜まり部を、半導体発光装置の端部から導光板の平面部に向かって、厚みが徐々に薄くなるように形成すると、樹脂溜まり部の表面で内側に反射した光を、導光板側に反射させ、面発光装置の輝度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面発光装置の側面図
【図2】同面発光装置の部分拡大側面図
【図3】接着剤層の形成時の状態を示す説明図
【符号の説明】
1 面発光装置
2 導光板
3 フレキシブル基板
4 半導体発光装置
5 接着剤層
6 反射シート
7 拡散シート
8,9 プリズムシート
10 平面部
11 本体部
12 樹脂溜まり部
Claims (2)
- 表裏の両面に平面部を有する導光板と、
この導光板の側面に隙間を有して配置され、前記導光板の厚みより高さが高い半導体発光装置と、
前記半導体発光装置を搭載したフレキシブル基板と、
前記導光板と前記半導体発光装置との間に形成された接着剤層とを備え、
前記接着剤層の、前記導光板の厚み方向に突出した部分は、前記導光板の厚み方向に突出した前記半導体発光装置の発光面と、前記導光板の一方の前記平面部の端部を覆う樹脂溜まり部を形成していることを特徴とする面発光装置。 - 前記樹脂溜まり部を、前記半導体発光装置の端部から前記導光板の平面部に向かって、厚みが徐々に薄くなるように形成したことを特徴とする請求項1に記載の面発光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003133102A JP2004335404A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 面発光装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003133102A JP2004335404A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 面発光装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004335404A true JP2004335404A (ja) | 2004-11-25 |
Family
ID=33507747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003133102A Pending JP2004335404A (ja) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | 面発光装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004335404A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010517237A (ja) * | 2007-01-30 | 2010-05-20 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 発光床表面 |
JP7484940B2 (ja) | 2022-01-12 | 2024-05-16 | セイコーエプソン株式会社 | 導光ユニット、導光ユニットの製造方法、光源装置、およびプロジェクター |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003133102A patent/JP2004335404A/ja active Pending
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