JP2004335356A - ガス放電表示装置 - Google Patents

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芳孝 寺尾
Yukitaka Yamada
幸香 山田
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Abstract

【課題】表示領域のガラス基板間に隙間が生じる虞がなく、放電ガスを放電した際に放電漏れ等が生じる虞も無く、しかも、1回の操作で全ての放電セルに放電ガスを均一に封入することが可能なガス放電表示装置を提供する。
【解決手段】このプラズマディスプレイ1は、ガラス基板2、3がシール材22を介して対向配置され、ガラス基板3の内表面に複数の走査電極及び維持電極が平行に形成され、ガラス基板2の内表面に走査電極及び維持電極に直交する複数のアドレス電極が平行に形成され、これらアドレス電極間には隔壁が形成され、これら隔壁により画成されたそれぞれの凹部7aが放電セルとされ、さらに、表示部Dの周囲のガラス基板2の内表面にシール材22を収納する溝21が形成され、この溝21に収納されるシール材22によりガラス基板2、3が封着されていることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガス放電表示装置に係り、特に、高精細化、高輝度化を図るためのガス放電表示装置に好適に用いられ、しかも、放電漏れ等の不具合が生じる虞が無く、表示面の高品質化を図ることが可能になり、さらに、1度の操作で全ての放電セル内に放電ガスを均一に封入することを可能とする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ハイビジョン用の大画面、高画質の表示デバイスとしてプラズマディスプレイ(PDP:ガス放電表示装置)が注目されている。
このプラズマディスプレイは、1対の透明基板をシール材を介して対向配置し、一方の透明基板の内表面に複数のストライプ状の第1の電極を形成するとともに、他方の透明基板の内表面に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の第2の電極を形成し、これら第2の電極間に隔壁を形成し、これら隔壁により画成された凹部を放電セルとした構造のもので、自然な階調表示が得られ、色再現性、応答性がよく、比較的安価に大型化ができるという様々な特徴を有する。
【0003】
図6は、従来のAC型プラズマディスプレイ(AC−PDP)を示す部分分解斜視図である。
このプラズマディスプレイ100は、2枚のガラス基板(透明基板)101、102が互いに対向配置され、前面側のガラス基板102の内表面(ガラス基板101に対向する側の一主面)には、インジウム添加酸化スズ(ITO:Indium Tin Oxide)、SnO等の透明導電材料からなるストライプ状の複数の走査電極(透明電極)104A及び維持電極104Bが互いに平行に形成され、これら走査電極104A及び維持電極104Bは透明な誘電体層103により覆われ、さらにこの誘電体層103は、MgO等からなる透明な保護膜(図示略)により覆われている。上記の走査電極104A及び維持電極104Bは、交互に配置されている。
【0004】
一方、背面側のガラス基板101の内表面(ガラス基板102に対向する側の一主面)には、ガス放電を行う空間である放電セル107を形成するために、上述した走査電極104A及び維持電極104Bと交差する方向に、所定の高さを有する複数の隔壁108がストライプ状に形成され、これらの隔壁108、108、…により凹部107aが形成され、これら隔壁108、108及び凹部107aにより囲まれた領域がガス放電を行う空間である溝状の放電セル107とされている。また、隔壁108はガラス基板101と一体形成されている。
それぞれの凹部107aには、上述した走査電極104A及び維持電極104Bに直交するストライプ状の銀箔からなるアドレス電極106が形成され、これらアドレス電極106、…は反射率の高い誘電体層105で覆われ、この誘電体層105上には、3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)のうちいずれかの色を発光する蛍光体109が積層されている。
【0005】
そして、これらガラス基板101、102を互いに対向させて、各放電セル107、107、…の内部に147nmのXe共鳴放射光を利用するNe−Xe、He−Xe等の放電ガスを封入した状態で、周囲をシールガラス等のシール材により封着した構成になっている。
このプラズマディスプレイ100では、平板状のガラス基板101に凹部107aを形成する方法として、例えば、サンドブラストによりガラス基板101の表面を切削する方法が採られている(例えば、特許文献1、2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−43804号公報
【特許文献2】
特開2001−325888号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のプラズマディスプレイ100では、通常、サンドブラスト法等によりガラス基板101の表面を切削して隔壁108及び凹部107aを形成するものであるから、隔壁108の最上部はガラス基板101の表面に一致しており、最終的に、2枚のガラス基板101、102を互いに対向配置した状態で貼り合わせた場合に、各々の凹部107aは、図7に示すように、その一つ一つが孤立した状態となる。この場合、プラズマディスプレイ100内に放電ガスを封入する際に、各々の放電セル107毎に放電ガスを封入する必要があり、1回の操作で全ての放電セル107、107、…に放電ガスを封入することができないという問題点があった。
【0008】
また、従来のプラズマディスプレイ100では、ガラス基板101、102を貼り合わせて放電ガスを封着する場合、通常、図8に示すように、ガラス基板101(または102)の表面に、シールガラス等のシール材110をマトリクス表示領域Rを囲む様に矩形状に塗布して封着する方法が採られているために、このシール材110のうち隔壁108に平行な部分110aはガラス基板101の表面に形成され、隔壁108に直交する部分110bはガラス基板101の表面と一致する隔壁108、108、…の最上部及び凹部107a内に塗布される。したがって、このシール材110によりガラス基板101、102間に生じる隙間gが隔壁108の高さよりも高くなり、ガラス基板102の内面側と隔壁108、108、…との間に隙間が生じ、放電ガスを放電した際に放電漏れ等が生じるという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、表示領域を構成する1対のガラス基板間に隙間が生じる虞がなく、したがって、放電ガスを放電した際に放電漏れ等が生じる虞も無く、しかも、1回の操作で全ての放電セルに放電ガスを均一に封入することが可能なガス放電表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は次のようなガス放電表示装置を採用した。
すなわち、本発明の請求項1記載のガス放電表示装置は、1対の透明基板がシール材を介して互いに対向配置され、これらの透明基板のうち一方の透明基板の一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互いに平行に形成されるとともに、他方の透明基板の対向する側の一主面に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の第2の電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極それぞれの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画成されたそれぞれの凹部が放電セルとされたガス放電表示装置において、前記1対の透明基板のうち少なくとも一方の透明基板の一主面に前記シール材を収納する溝を形成し、当該溝に収納されるシール材により前記1対の透明基板を封着してなることを特徴とする。
【0011】
このガス放電表示装置では、前記1対の透明基板のうち少なくとも一方の透明基板の一主面に前記シール材を収納する溝を形成したことにより、このシール材が透明基板の一主面から突出する虞が無くなり、透明基板間に隙間が生じる虞も無くなり、シール材の位置も確保される。
【0012】
請求項2記載のガス放電表示装置は、請求項1記載のガス放電表示装置において、前記溝の深さは、前記凹部の深さの5%以上かつ95%以下であることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載のガス放電表示装置は、請求項1または2記載のガス放電表示装置において、前記溝の一部は、複数の前記凹部と交差するように形成されていることを特徴とする。
【0014】
このガス放電表示装置では、前記溝の一部を、複数の前記凹部と交差するように形成したことにより、各放電セルに放電ガスを封入する際に、放電ガスを前記溝を経由して複数の前記凹部各々に均一な圧力で流入し、充填する。これにより、放電ガスを複数の前記凹部各々に均一に充填することが可能となる。
【0015】
請求項4記載のガス放電表示装置は、請求項1、2または3記載のガス放電表示装置において、前記溝には、外部と連通するための孔が形成されていることを特徴とする。
【0016】
このガス放電表示装置では、前記溝に外部と連通するための孔を形成したことにより、各放電セルに放電ガスを封入する際に、放電ガスを外部から前記孔を経由して複数の前記凹部各々に均一に流入し、充填する。これにより、外部から導入される放電ガスを1回の操作でしかも均一に複数の前記凹部各々に充填することが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明のガス放電表示装置の一実施の形態について図面に基づき説明する。
ここでは、ガス放電表示装置としてAC型プラズマディスプレイ(AC−PDP)を例に採り説明する。
図1は本実施形態のAC型プラズマディスプレイ(AC−PDP)を示す部分分解斜視図、図2は同プラズマディスプレイを示す平面図、図3は図2のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図、図5は図2のC−C線に沿う断面図である。なお、図1〜図5に示すプラズマディスプレイは一例であり、本発明はこのプラズマディスプレイに限定されるものではない。
【0018】
このプラズマディスプレイ1は、1対のガラス基板(透明基板)2、3が互いに対向配置され、前面側のガラス基板3の内表面(ガラス基板2に対向する側の一主面)には、インジウム添加酸化スズ(ITO:Indium Tin Oxide)、SnO等の透明導電材料からなるストライプ状の走査電極(第1の電極)4A及び維持電極4Bが互いに平行に形成され、これら走査電極4A及び維持電極4Bは透明な誘電体層5により覆われ、さらにこの誘電体層5は、MgO等からなる透明な保護膜(図示略)により覆われている。
なお、このガラス基板3の内表面においては、走査電極4A及び維持電極4Bは、互いに平行にかつ交互に形成されている。
【0019】
一方、背面側のガラス基板2の内表面(ガラス基板3に対向する側の一主面)には、ガス放電を行う空間である放電セル7を形成するために、上述した走査電極4A及び維持電極4Bの延在方向と交差する方向に、所定の高さを有する複数の隔壁8がストライプ状に形成され、これらの隔壁8、8、…により挟まれる領域が凹部7aとされ、これら隔壁8、8及び凹部7aにより囲まれた空間領域がガス放電を行う空間である溝状の放電セル7とされている。
【0020】
隔壁8、8、…は、ガラス基板2とは異なる別部材により構成されていてもよいが、プラズマディスプレイ1の製造工程を簡略化するために、図1に示すように、ガラス基板2と一体形成されていることが望ましい。
各放電セル7内、すなわち凹部7aの底面には、上述した走査電極4A及び維持電極4Bに直交しかつ凹部7aの底面に沿う帯状のアドレス電極(第2の電極)11が形成され、これらアドレス電極11、11、…は反射率の高い誘電体層12で覆われ、各誘電体層12上には、3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)のうちいずれかの色を発光する蛍光体13が積層されている。
【0021】
これらのアドレス電極11、11、…は、凹部7a内に、少なくとも導電性粒子と、ガラスフリットと、水と、バインダー樹脂と、分散剤を含有するスラリー(導電性液状物質)を充填し、次いで、所定時間静置することにより上記の導電性粒子を沈降させ、次いで、所定の温度で所定時間熱処理し、この沈降した導電性粒子同士を互いに接合させることにより得られる。
【0022】
上記の導電性粒子としては、例えば、平均粒径が0.05〜5.0μm、好ましくは0.1〜2.0μmの、Ag粒子あるいはAg合金粒子が好適に用いられる。
また、ガラスフリットとしては、電極の特性に影響を及ぼさないものであれば良く、例えば、平均粒径が0.1〜5.0μm、好ましくは0.1〜2.0μmの、硼珪酸鉛ガラス、硼珪酸亜鉛ガラス、硼珪酸ビスマスガラス等が好適に用いられる。
【0023】
これらのアドレス電極11、11、…は、上記の導電性粒子を沈降させる方法の他、Ag箔等のストライプ状の導電箔を貼り付ける方法によっても形成することができる。
この導電箔としては、例えば、厚みが1〜15μm、好ましくは2〜10μmのAg箔あるいはAg合金箔が好適に用いられる。
【0024】
そして、このプラズマディスプレイ1の表示部Dの周囲、すなわちガラス基板2の内表面の表示領域の周囲には、断面形状が底浅の矩形状の溝21が平面視ロの字型(矩形状)に形成され、この溝21内には、その延在する方向に沿って断面形状が肉厚の矩形状のシール材22が平面視ロの字型(矩形状)に形成され、この溝21の1つの角部(図2では図中左上部)の底面かつシール材22の内側には、ガラス基板2を厚み方向に貫通しかつ外部と連通する放電ガス導入用の孔23が形成されている。
【0025】
この溝21は、これらの凹部7a、7a、…に平行な部分21aと、これらの凹部7a、7a、…に直交する部分21bとに分けられ、直交する部分21bは放電ガス導入用の孔23から導入した放電ガスを凹部7aへ導入する放電ガス導入路24を兼ねており、この溝21の深さ(ガラス基板2の内表面からの深さ)dは、凹部7aの深さ(ガラス基板2の内表面からの深さ)dの5%以上かつ95%以下である。これらシール材22及び溝21それぞれの幅は、これらの間に放電ガス導入路を充分確保することができる大きさであればよい。
なお、この直交する部分21bは、凹部7a、7a、…に斜めに交差した構成としてもよい。この様な構成であっても、放電ガス導入路の機能を有することは充分可能である。
【0026】
この溝21は、ドライフィルムレジスト等の耐サンドブラスト性を有するレジストを用いたサンドブラスト法、あるいはグラインダ等の研磨機や切削機を用いた切削法により形成することができる。
特に、上記のサンドブラスト法は、溝21と凹部7aを1つのレジストパターンで同時に形成することができるので、効率的である。
【0027】
そして、これらガラス基板2、3を互いに対向させ、溝21内に配置されたシール材22をガラス基板3の内表面に圧着して表示部D内の放電セル7を封着し、その後、各放電セル7、7、…内を真空状態として、各放電セル7、7、…内に147nmのXe共鳴放射光を利用するNe−Xe、He−Xe等の放電ガスを封入した構成になっている。
【0028】
このプラズマディスプレイ1では、走査電極4A、…、維持電極4B、…およびアドレス電極11、11、…の一方の端部は、それぞれ外部に引き出されており、これらに接続された端子に選択的に電圧を印加することで、選択的に放電セル7、7、…内の走査電極4A及び維持電極4Bとアドレス電極11、11、…との間に放電を発生させ、この放電により放電セル7内の蛍光体13からの励起光を外部(観察者側)に表示するようになっている。なお、このときの発光面は、放電セル7に面した蛍光体13の表面部分となる。
【0029】
このプラズマディスプレイ1を作製するには、まず、ガラス基板2の内表面の所定位置に、サンドブラスト法、あるいはグラインダ等の研磨機や切削機を用いた切削法により溝21と凹部7aを形成し、ガラス基板3の内表面の所定位置にインジウム添加酸化スズ(ITO:Indium Tin Oxide)、SnO等の透明導電材料からなる走査電極4A及び維持電極4B、透明な誘電体層5等を形成する。
【0030】
次いで、ガラス基板2の凹部7aにAg微粒子を沈降・熱処理してなるアドレス電極11を形成し、このアドレス電極11を含む凹部7a及び隔壁8、8の全面に誘電体層12を形成し、凹部7a及び隔壁8、8の内面、すなわち放電セル7の内面の誘電体層12上に、3原色である赤(R)、緑(G)、青(B)に対応する蛍光体13を形成する。
【0031】
次いで、ガラス基板2の溝21の底面の所定位置にシールガラスを所定の厚みで塗布する。ここでは、溝21の底面の内周側に放電ガス導入用の孔23の直径より幅広の帯状の部分を残した上で、この溝21の底面にシールガラスを帯状かつロの字状に塗布する。これにより、シール材22と溝21との間に放電ガス導入路を確保することができる。
【0032】
次いで、このシールガラスが塗布されたガラス基板2にガラス基板3を対向配置し、このシールガラスを介してガラス基板2、3同士を貼り合わせ、一体化する。その後、各放電セル7、7、…内を真空引きして、所定の真空度とし、放電ガス導入用の孔23より各放電セル7、7、…内に放電ガスを導入する。
放電ガスは、放電ガス導入用の孔23よりシール材22と溝21との間の放電ガス導入路に進入し、この放電ガス導入路と連通する各凹部7aに充填される。ここでは、放電ガスは、放電ガス導入路を介して各凹部7aにほぼ同時に、しかも同一の圧力で充填されるので、放電ガスは全ての放電セル7に均一な圧力でしかもほぼ同時に封入される。これにより、全ての放電セル7における放電ガスの圧力が均一化され、その結果、全ての放電セル7における放電特性も均一化され、画像の視認性が高まり、高輝度化が実現される。
以上により、プラズマディスプレイ1を作製することができる。
【0033】
本実施形態のプラズマディスプレイ1によれば、表示部Dの周囲、すなわちガラス基板2の内表面の表示領域の周囲に溝21を形成し、この溝21内にシール材22を形成し、この溝21の1つの角部に、ガラス基板2を厚み方向に貫通しかつ外部と連通する放電ガス導入用の孔23を形成したので、全ての放電セル7に連通する放電ガス導入路を確保することができ、全ての放電セル7に放電ガスを均一な圧力で封入することができる。したがって、全ての放電セル7の放電特性を均一化することができ、画像の視認性の向上及び高輝度化を図ることができる。
また、ガラス基板2の内表面に形成された溝21内にシール材22を形成したので、シール材22の位置を確保することができる。
【0034】
以上、本発明の一実施の形態について図面に基づき説明してきたが、具体的な構成は上述した一実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計の変更等が可能である。
例えば、本実施形態では、表示部Dの周囲にロの字状の溝21を形成し、この溝21内にシール材22を形成したが、 表示部Dを複数の領域に分割し、分割された各領域毎に溝21及びシール材22を形成してもよい。例えば、大画面の表示装置の様に、表示部Dが複数の独立した表示領域により構成される場合、各表示領域毎に溝21及びシール材22を形成してもよく、さらに、分割して形成してもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明のガス放電表示装置によれば、1対の透明基板のうち少なくとも一方の透明基板の一主面に前記シール材を収納する溝を形成し、当該溝に収納されるシール材により前記1対の透明基板を封着したので、このシール材が透明基板の一主面から突出する虞が無く、透明基板間に隙間が生じる虞も無く、したがって、放電ガスを放電した際に放電漏れ等が生じる虞も無くなる。また、シール材を溝内に形成すればよいので、シール材の位置を確保することができる。
【0036】
また、前記溝の一部を複数の前記凹部と交差するように形成したので、前記溝が放電ガス導入路を兼ねることで、各放電セルに放電ガスを封入する際に、放電ガスを前記溝を経由して複数の放電セル各々に均一に充填することができる。したがって、各放電セルの放電特性を均一化することができ、高輝度化、視認性の向上を図ることができる。
【0037】
また、前記溝に外部と連通するための孔を形成したので、各放電セルに放電ガスを封入する際に、放電ガスを外部から前記孔を経由して複数の前記凹部各々に均一に充填することができ、放電ガスを1回の操作でしかも均一に複数の前記凹部各々に充填することができる。したがって、各放電セルの放電特性を均一化することができ、高輝度化、視認性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のAC型プラズマディスプレイを示す部分分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態のAC型プラズマディスプレイを示す平面図である。
【図3】図2のA−A線に沿う断面図である。
【図4】図2のB−B線に沿う断面図である。
【図5】図2のC−C線に沿う断面図である。
【図6】従来のAC型プラズマディスプレイを示す部分分解斜視図である。
【図7】従来のAC型プラズマディスプレイの問題点を示す説明図である。
【図8】従来のAC型プラズマディスプレイの他の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1 プラズマディスプレイ
2、3 ガラス基板(透明基板)
4A 走査電極(第1の電極)
4B 維持電極
5 誘電体層
7 放電セル
7a 凹部
8 隔壁
11 アドレス電極(第2の電極)
12 誘電体層
13 蛍光体
21 溝
21a 平行な部分
21b 直交する部分
22 シール材
23 放電ガス導入用の孔
24 放電ガス導入路

Claims (4)

  1. 1対の透明基板がシール材を介して互いに対向配置され、これらの透明基板のうち一方の透明基板の一主面に複数のストライプ状の第1の電極が互いに平行に形成されるとともに、他方の透明基板の対向する側の一主面に前記第1の電極に直交する複数のストライプ状の第2の電極が互いに平行に形成され、これら第2の電極それぞれの間には隔壁が形成され、これら隔壁により画成されたそれぞれの凹部が放電セルとされたガス放電表示装置において、
    前記1対の透明基板のうち少なくとも一方の透明基板の一主面に前記シール材を収納する溝を形成し、当該溝に収納されるシール材により前記1対の透明基板を封着してなることを特徴とするガス放電表示装置。
  2. 前記溝の深さは、前記凹部の深さの5%以上かつ95%以下であることを特徴とする請求項1記載のガス放電表示装置。
  3. 前記溝の一部は、複数の前記凹部と交差するように形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のガス放電表示装置。
  4. 前記溝には、外部と連通するための孔が形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載のガス放電表示装置。
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WO2008139508A1 (ja) * 2007-05-10 2008-11-20 Hitachi, Ltd. プラズマディスプレイパネル
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