JP2004335077A - 回折素子、回折格子設計方法及びこれを用いた光ヘッド装置、光情報装置、コンピュータ、光情報媒体プレーヤー、カーナビゲーションシステム、光情報媒体レコーダー、光ディスクサーバ - Google Patents
回折素子、回折格子設計方法及びこれを用いた光ヘッド装置、光情報装置、コンピュータ、光情報媒体プレーヤー、カーナビゲーションシステム、光情報媒体レコーダー、光ディスクサーバ Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 回折素子は、光透過性部材の少なくとも片面に形成された回折格子を備えると共に、回折素子を、第1波長λ1を有する第1レーザ光と第2波長λ2を有する第2レーザ光が透過したときに、前記片面のみで、それぞれの回折光の回折効率を等しくできる機能を有し、更に、N1とN2を自然数、Δφを位相変動量とすると、回折格子による第1レーザ光と第2レーザ光に対する位相変調量φ1とφ2が略、夫々、(2πN1±Δφ)と(2πN2±Δφ)である。
【選択図】 図3
Description
φ1=2πN1±Δφ・・・(1)
φ2=2πN2±Δφ・・・(2)
で表される。
N1とN2を自然数、Δφを位相変動量とすると、前記回折格子による青色レーザ光と赤色レーザ光に対する位相変調量φ1とφ2が略、夫々、次式(11)と(12):
φ1=2πN1±Δφ・・・(1)
φ2=2πN2±Δφ・・・(2)
で表されるので、光透過性部材上の片面側のみの回折格子で第1レーザ光と第2レーザ光の回折効率を等しくすることが出来る。これにより、例えば光ピックアップ中で、2波長で同等の光量を得られる径の構成が可能となり、光検出器を共用できる等といった利点があり、部品点数減少などといった効果となる。
また、前記回折格子を設けた面と対向する面には、別の機能、例えばトラッキングエラー信号取得のための3ビーム格子などを設けることができる、といった自由度をもたせることもできる。これによりさらに部品点数減少できるといった効果もある。
h=[Nλ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(3)
で表される一方、第1レーザ光の0次回折効率と第2レーザ光の0次回折効率が略等しく、同時に第1レーザ光の1次回折効率と第2レーザ光の1次光回折効率も略等しくすることができる。これにより、回折素子において、光透過性部材の片面のみに形成された回折格子により、第1レーザ光と第2レーザ光に対して略等しい回折効率を得ることができる。
h1=[λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(4)
で表し、またそのときのデューティ比が0.135の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1とすることができる。
h2=[2λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(5)
で表し、またそのときのデューティ比が0.2の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1とすることができる。
h3=[3λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(6)
で表され、またそのときのデューティ比が0.5の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1とすることができる。このような比とすることで、光の利用効率を十分高く保ちつつも、光検出器からの出力信号の不安定材料である迷光の影響も考慮に入れる必要がない、といった利点がある。
また、前記回折格子を設けた面と対向する面には、別の機能、例えばトラッキングエラー信号取得のための3ビーム格子などを設けることができる、といった自由度をもたせることもできる。これによりさらに部品点数減少できるといった効果もある。
h=[Nλ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(7)
で表される一方、第1レーザ光の0次回折効率と第2レーザ光の0次回折効率が略等しいと共に、第1レーザ光の1次回折効率と第2レーザ光の1次回折効率が略等しい。この設計方法では、例えば光ピックアップ中で、2波長で同等の光量を得られる回折格子の設計が可能となり、光検出器を共用できるため、部品点数を減少できるといった効果がある。
h1=[λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(8)
で表し、またそのときのデューティ比が0.135の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1となる設計が可能である。
h2=[2λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(9)
で表し、またそのときのデューティ比が0.2の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1となる設計が可能である。
h3=[3λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(10)
で表され、またそのときのデューティ比が0.5の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1となる設計が可能である。このような設計を用いることにより、光の利用効率を十分高く保ちつつも、光検出器からの出力信号の不安定材料である迷光の影響も考慮に入れる必要がないように、回折素子を設計できる、といった利点がある。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる光ヘッド装置50Aの構造を示す。光ヘッド装置50Aは、波長λ1(380nm〜420nm:代表として405nmとする)の青色レーザ光41を出射する青色レーザ1、波長λ2(630nm〜680nm:代表として660nmとする)の赤色レーザ光42を出射する赤色レーザ20、ビームスプリッタ4、コリメートレンズ8、光軸を折り曲げる立ち上げミラー12、回折素子として働くホログラム13、1/4波長板5、屈折型対物レンズ(光学レンズ)14、ビームスプリッタ16と光検出器33を含む。
φ1=2πN1±Δφ…(1)
φ2=2πN2±Δφ…(2)
h=[Nλ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(3)
h1=[λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(4)
h2=[2λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(5)
h3=[3λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(6)
また、回折格子がホログラム13の片面にしか形成しないので、ホログラム13における前記回折格子と対向する面には別の機能を持たせる自由度があるので、例えばここに前記3ビーム格子(回折素子)22が持つような、3ビーム生成用の格子を形成してもよい。これにより、3ビーム格子22を消去して、一つの部品13で機能の複合化ができるので、これまで3ビーム格子22を配置していた場所にはスペースができ、また別の部品を配置することや、光学系全体を小さくすることが可能となる、といった効果がある。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる光ヘッド装置50Bの構造を示す。図5において、実施の形態1の光ヘッド装置50Aのホログラム13を消去して、ホログラム31を代わりにビームスプリッタ16と光検出器33の間に設けている。光ヘッド装置50Bの他の構造は、実施の形態1の光ヘッド装置50Aと同様であるので、その説明を省略する。
h=[Nλ1λ2/{λ1(n22−1)+λ2(n21−1)}]…(7)
また、この実施の形態2においても、ホログラム31の片面のみに回折格子を形成するだけでよいため、実施の形態1で述べたような、回折格子を片面のみに形成したときに得られる効果は全てここでも有効である。
図7は、光ヘッド装置50を含む、本発明の実施の形態3にかかる光情報装置70を示す。光ヘッド装置50は、実施の形態1の光ヘッド装置50Aまたは実施の形態2の光ヘッド装置50Bによって形成される。図7において、前述した光ディスク10Aまたは10Bによって形成される光ディスク10は、ターンテーブル61とクランパー62の間に挟持されて、モーター63によって回転される。光ヘッド装置50は、光ディスク10において所望の情報を格納するトラックのところまで駆動装置51によって駆動される。
図8は、実施の形態3の光情報装置70を含む、本発明の実施の形態4にかかるコンピュータ80を示す。図8において、コンピュータ80は、実施の形態3の光情報装置70と、情報の入力を行うためのキーボードあるいはマウス、タッチパネルなどの入力装置71と、入力装置71から入力された情報や光情報装置70から読み出した情報に基づいて演算を行う中央演算装置(CPU)などの演算装置72と、演算装置72によって演算された結果などの情報を表示するブラウン管や液晶表示装置、プリンターなどの出力装置73とを備える。
コンピュータ80において、入力装置71は入力端子のみのものを含み、また、出力装置73は出力端子のみのものを含む。
図9は、実施の形態3の光情報装置70を含む、本発明の実施の形態5にかかる光ディスクプレーヤー90Aを示す。
図10は、実施の形態3の光情報装置70を含む、本発明の実施の形態6にかかる光ディスクレコーダー100を示す。
図11は、実施の形態3の光情報装置70を含む、本発明の実施の形態7にかかる光ディスクサーバ110を示す。図11において、光ディスクサーバ110は、実施の形態3の光情報装置70と、光情報装置70に記録する情報を光情報装置70に入力したり、光情報装置70によって読み出した情報を外部のネットワーク102に出力する有線または無線の入出力端子101とを備える。
図8の実施の形態4と同様に、情報を表示するブラウン管、液晶表示装置やプリンターなどの出力装置73を光ディスクサーバ110に更に設けてもよい。更に、複数の光ディスクを光情報装置70に出し入れするチェンジャー103を更に光ディスクサーバ110に設ければ、多くの情報を記録・蓄積できる効果が得られる。
2 ビーム整形素子
3 3ビーム格子
4 ビームスプリッタ
5 1/4波長板
6 集光レンズ
7 光検出器
8 コリメートレンズ
10A 光ディスク
10B 光ディスク
12 立ち上げミラー
13 ホログラム
14 対物レンズ
16 ビームスプリッタ
20 赤色レーザ
22 3ビーム格子
31 ホログラム
33 光検出器
50A 光ヘッド装置
50B 光ヘッド装置
70 光情報装置
80 コンピュータ
90A 光ディスクプレーヤー
90B カーナビゲーションシステム
100 光ディスクレコーダー
110 光ディスクサーバ
Claims (35)
- 光透過性部材の少なくとも片面に形成された回折格子を備える回折素子であって、前記回折素子を、第1波長λ1を有する第1レーザ光と、第2波長λ2を有する第2レーザ光が透過したときに、前記回折素子の前記片面のみで、それぞれの回折光の回折効率を等しくできる機能を有する回折素子であって、
N1とN2を自然数、Δφを位相変動量とすると、前記回折格子による第1レーザ光と第2レーザ光に対する位相変調量φ1とφ2が略、夫々、次式(1)と(2):
φ1=2πN1±Δφ・・・(1)
φ2=2πN2±Δφ・・・(2)
で表されることを特徴とする回折素子。 - 前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比が0.5以外の値を持つことを特徴とする請求項1記載の回折素子。
- 第1レーザ光が、380〜420nmの波長を第1波長λ1として有する青色レーザ光であって、第2レーザ光が、630〜680nmの波長を第2波長λ2として有する赤色レーザ光であることを特徴とする請求項1記載の回折素子。
- Nを自然数、n1が第1レーザ光に対する前記回折素子の屈折率、n2を第2レーザ光に対する前記回折素子の屈折率とすると、回折格子の深さhが略、次式(3):
h=[Nλ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(3)
で表される一方、第1レーザ光の0次回折効率と第2レーザ光の0次回折効率が略等しいと共に、第1レーザ光の1次回折効率と第2レーザ光の1次回折効率が略等しいことを特徴とした請求項1記載の回折素子。 - 前記式(3)において自然数Nを1に設定した回折格子の深さh1が次式(4):
h1=[λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(4)
で表されることを特徴とする請求項4記載の回折素子。 - 前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比が0.135の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1あることを特徴とする請求項5記載の回折素子。
- 前記式(3)において自然数Nを2に設定した回折格子の深さh2が次式(5):
h2=[2λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(5)
で表されることを特徴とする請求項4記載の回折素子。 - 前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比が0.2の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1であることを特徴とする請求項7記載の回折素子。
- 前記式(3)において自然数Nを3に設定した回折格子の深さh3が次式(6):
h3=[3λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(6)
で表されることを特徴とする請求項4記載の回折素子。 - 前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比が0.5の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1であることを特徴とする請求項9記載の回折素子。
- 回折格子が、偏光異方性を持つ材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の回折素子。
- 回折格子が、偏光異方性を持たない等方性材料で形成されたことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の回折素子。
- 回折素子において光透過性部材の片面のみに形成された回折格子の設計方法であって、
第1波長λ1を有する第1レーザ光と第2波長λ2を有する第2レーザ光が前記回折格子を、夫々、第1回折効率と第2回折効率で透過し、また、前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbと深さhを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比と回折格子の深さhをパラメータとして第1回折効率と第2回折効率が調整されることを特徴とする回折格子の設計方法。 - 第1レーザ光が、380〜420nmの波長を第1波長λ1として有する青色レーザ光であって、第2レーザ光が、630〜680nmの波長を第2波長λ2として有する赤色レーザ光であることを特徴とする請求項13記載の回折格子の設計方法。
- Nを自然数、n1が第1レーザ光に対する前記回折素子の屈折率、n2を第2レーザ光に対する前記回折素子の屈折率とすると、回折格子の深さhが略、次式(7):
h=[Nλ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(7)
で表される一方、第1レーザ光の0次回折効率と第2レーザ光の0次回折効率が略等しいと共に、第1レーザ光の1次回折効率と第2レーザ光の1次回折効率が略等しいことを特徴とした請求項13記載の回折格子の設計方法。 - 前記式(7)において自然数Nを1に設定した回折格子の深さh1が次式(8):
h1=[λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(8)
で表されることを特徴とする請求項15記載の回折格子の設計方法。 - デューティ比が0.135の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1あることを特徴とする請求項16記載の回折格子の設計方法。
- 前記式(7)において自然数Nを2に設定した回折格子の深さh2が次式(9):
h2=[2λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(9)
で表されることを特徴とする請求項15記載の回折格子の設計方法。 - デューティ比が0.2の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1であることを特徴とする請求項18記載の回折格子の設計方法。
- 前記式(7)において自然数Nを3に設定した回折格子の深さh3が次式(10):
h3=[3λ1λ2/{λ1(n2−1)+λ2(n1−1)}]…(10)
で表されることを特徴とする請求項15記載の回折格子の設計方法。 - デューティ比が0.5の時、0次回折効率と1次回折効率の比が略10:1であることを特徴とする請求項20記載の回折格子の設計方法。
- 第1波長λ1の青色レーザ光を出射する第1レーザ光源と、第2波長λ2の赤色レーザ光を出射する第2レーザ光源と、青色レーザ光または赤色レーザ光を光情報媒体の情報記録面上へ微小スポットに集光するレンズと、前記光情報媒体の情報記録面上で反射した青色レーザ光または赤色レーザ光を受けてその光量に応じた電気信号を出力する光検出器と、回折素子とを備える光ヘッド装置であって、
前記回折素子は、光透過性部材の少なくとも片面に形成された回折格子を含み、前記回折素子を青色レーザ光と赤色レーザ光が透過したときに、前記回折素子の前記片面のみで、それぞれの回折光の回折効率を等しくできる機能を有すると共に、N1とN2を自然数、Δφを位相変動量とすると、前記回折格子による青色レーザ光と赤色レーザ光に対する位相変調量φ1とφ2が略、夫々、次式(11)と(12):
φ1=2πN1±Δφ・・・(11)
φ2=2πN2±Δφ・・・(12)
で表される一方、前記回折素子が青色レーザ光や赤色レーザ光から回折光を生成して、前記光検出器が前記回折光を受けて、サーボ信号を検出することを特徴とする光ヘッド装置。 - 第1波長λ1の青色レーザ光を出射する第1レーザ光源と、第2波長λ2の赤色レーザ光を出射する第2レーザ光源と、青色レーザ光または赤色レーザ光を光情報媒体の情報記録面上へ微小スポットに集光する光学レンズと、前記光情報媒体の情報記録面上で反射した青色レーザ光または赤色レーザ光を受けてその光量に応じた電気信号を出力する光検出器と、回折素子とを備える光ヘッド装置であって、
前記回折素子は、光透過性部材の少なくとも片面に形成された回折格子を含み、また、青色レーザ光と赤色レーザ光が前記回折素子を、夫々、第1回折効率と第2回折効率で透過し、更に、前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbと深さhを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比と回折格子の深さhをパラメータとして第1回折効率と第2回折効率が調整される一方、前記回折素子が青色レーザ光や赤色レーザ光から回折光を生成して、前記光検出器が、前記回折光を受けて、サーボ信号を検出することを特徴とする光ヘッド装置。 - 光ヘッド装置と、光情報媒体を回転するモーターと、電気回路とを備える光情報装置であって、
前記光ヘッド装置は、第1波長λ1の青色レーザ光を出射する第1レーザ光源と、第2波長λ2の赤色レーザ光を出射する第2レーザ光源と、青色レーザ光または赤色レーザ光を光情報媒体の情報記録面上へ微小スポットに集光するレンズと、前記光情報媒体の情報記録面上で反射した青色レーザ光または赤色レーザ光を受けてその光量に応じた電気信号を出力する光検出器と、回折素子とを含み、また前記回折素子は、光透過性部材の少なくとも片面に形成された回折格子を含み、前記回折素子を青色レーザ光と赤色レーザ光が透過したときに、前記回折素子の前記片面のみで、それぞれの回折光の回折効率を等しくできる機能を有すると共に、N1とN2を自然数、Δφを位相変動量とすると、前記回折格子による青色レーザ光と赤色レーザ光に対する位相変調量φ1とφ2が略、夫々、次式(11)と(12):
φ1=2πN1±Δφ・・・(11)
φ2=2πN2±Δφ・・・(12)
で表される一方、前記回折素子が青色レーザ光や赤色レーザ光から回折光を生成して、前記光検出器が前記回折光を受けて、サーボ信号を検出し、且つ、前記電気信号は、前記光ヘッド装置から得られる信号に基づいて前記モーターまたは前記光ヘッド装置の光学レンズ、第1レーザ光源及び第2レーザ光源のいずれかを制御及び駆動することを特徴とする光情報装置。 - 光ヘッド装置と、光情報媒体を回転するモーターと、電気回路とを備える光情報装置であって、
前記光ヘッド装置は、第1波長λ1の青色レーザ光を出射する第1レーザ光源と、第2波長λ2の赤色レーザ光を出射する第2レーザ光源と、青色レーザ光または赤色レーザ光を光情報媒体の情報記録面上へ微小スポットに集光する光学レンズと、前記光情報媒体の情報記録面上で反射した青色レーザ光または赤色レーザ光を受けてその光量に応じた電気信号を出力する光検出器と、回折素子とを含み、また、前記回折素子は、光透過性部材の少なくとも片面に形成された回折格子を有し、更に、青色レーザ光と赤色レーザ光が前記回折素子を、夫々、第1回折効率と第2回折効率で透過し、且つ、前記回折格子において各々が幅Waを有する凸部と各々が幅Wbと深さhを有する凹部が交互に配置されていると共に、{Wa/(Wa+Wb)}として定義されるデューティ比と回折格子の深さhをパラメータとして第1回折効率と第2回折効率が調整される一方、前記回折素子が青色レーザ光や赤色レーザ光から回折光を生成して、前記光検出器が、前記回折光を受けて、サーボ信号を検出し、また、前記電気回路は、前記光ヘッド装置から得られる信号に基づいて前記モーターまたは前記光ヘッド装置の光学レンズ、第1レーザ光源及び第2レーザ光源のいずれかを制御及び駆動することを特徴とする光情報装置。 - 請求項24記載の光情報装置と、情報を入力するための入力装置と、前記入力装置によって入力された情報または前記光情報装置から再生された情報に基づいて演算を行う演算装置と、前記入力装置によって入力された情報または前記光情報装置から再生された情報または前記演算装置によって演算された結果を表示あるいは出力するための出力装置とを備えるコンピュータ。
- 請求項25記載の光情報装置と、情報を入力するための入力装置と、前記入力装置によって入力された情報または前記光情報装置から再生された情報に基づいて演算を行う演算装置と、前記入力装置によって入力された情報または前記光情報装置から再生された情報または前記演算装置によって演算された結果を表示あるいは出力するための出力装置とを備えるコンピュータ。
- 請求項24記載の光情報装置と、前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換するデコーダーとを備える光情報媒体プレーヤー。
- 請求項25記載の光情報装置と、前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換するデコーダーとを備える光情報媒体プレーヤー。
- 請求項24記載の光情報装置と、前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換するデコーダーとを備えるカーナビゲーションシステム。
- 請求項25記載の光情報装置と、前記光情報装置から得られる情報信号を画像に変換するデコーダーとを備えるカーナビゲーションシステム。
- 請求項24記載の光情報装置と、画像情報を前記光情報装置によって光情報媒体に記録する情報に変換するエンコーダーとを備える光情報媒体レコーダー。
- 請求項25記載の光情報装置と、画像情報を前記光情報装置によって光情報媒体に記録する情報に変換するエンコーダーとを備える光情報媒体レコーダー。
- 請求項24記載の光情報装置と、外部機器と情報をやりとりする入出力端子とを備える光ディスクサーバ。
- 請求項25記載の光情報装置と、外部機器と情報をやりとりする入出力端子とを備える光ディスクサーバ。
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