JP2004334725A - Method for supporting formation of price information list by use of portable electronic medium with computing power - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ICカード等の可搬性の電子媒体を利用して、店舗における商品情報の作成および購買者による商品情報の比較を支援する方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】
インターネット上では、電子化された形での価格情報取得手段が従来技術として存在する。すなわち、店舗がインターネット上で価格を公開している場合、消費者(ユーザ)は計算機を用いて商品を識別する情報を店舗のサーバに送信し、サーバから商品の価格の情報を受信することができる。
【0003】
一方、実店舗での価格情報取得については、ICカードに格納した買物リストをICカードから読出し、読み出した買物リストの情報と商品の価格などを記録した価格ルックアップテーブルとから、買物客に買いたい商品の価格を提示する技術がある。このような技術として、例えば特開2000−30148号公報記載の技術がある。
【0004】
【特許文献1】
特開2000―30148号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、インターネット上で価格情報を公開していない店舗同士の価格比較や、インターネット上で価格情報を公開していない店舗と公開している店舗の価格比較をするための手段は考慮されていなかった。
【0006】
本発明の目的は、インターネット上で価格情報を公開していない店舗を含めて、ユーザに店舗間での価格の比較を容易とするシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
商品を単位数量ごとに識別する型番識別情報と該商品の数量とを対応付けて格納する価格情報取得用情報を可搬電子媒体から読み出し、読み出した価格情報取得用情報に含まれる型番識別情報を価格情報提供システムに送信し、送信した型番識別情報に対応する商品の単価を前記価格情報提供システムから受信し、受信した商品単価に対応付けられた商品の数量に当該商品単価を乗じて型番識別情報ごとの価格を決定し、決定した型番識別情報ごとの価格を合計し合計額を決定し、前記型番識別情報と前記型番識別情報ごとの価格と前記合計額とを対応付ける価格情報を前記可搬電子媒体に格納する。
【0008】
【発明の実施の形態】
<第1の実施の形態>
第1の実施形態の内容の概要を、図1に沿って説明する。図1では、行動する主体としてはユーザ101と実店舗群(実店舗A103、実店舗B118、実店舗 C119)が存在し、ユーザと実店舗との間で電子情報をやりとりするための可搬電子媒体としてICカード102が存在する。
【0009】
図1のユーザ101は計算機117を利用して価格情報取得用商品リスト作成処理104を実施し、ユーザが価格情報を取得したい1つ以上の商品の型番とその商品の個数とを含む価格情報取得用商品情報を記載した価格情報取得用商品リスト 105を生成する。計算機117に接続されたICカードリーダライタ106を介して、価格情報取得用商品リスト105をICカード107内に書き込む(価格情報取得用商品リスト格納処理 107)。
【0010】
実店舗A103では、ICカードリーダライタ108とPOSシステム110を接続した計算機 109によって、価格問合せ/集計処理120を行い、価格情報リスト111を生成する。具体的には、まずユーザ101が実店舗A103に持ち込んだICカード102から、ICカードリーダライタ108を介して、価格情報取得用商品リスト105を読み出す。価格情報取得用商品リスト105に記載された商品の型番をキーとしてPOSシステムにその商品の価格を問い合わせる。1つ以上の商品の型番と数量、そして数量個分の商品の価格とを商品ごとに列挙し、価格情報取得対象の全商品の合計金額と店舗からの補助情報を含む価格情報を記載した価格情報リスト111を生成する。ここで補助情報とは、店舗の計算機109によって入力された情報であって、「ある商品を買うなら別の商品とセットである価格にする」など、商品単体の値段以外の補助的情報である。生成した価格情報リスト111を、ICカードリーダライタ 108を介してICカード102に書き込む(価格情報リスト格納処理 112)。他の実店舗B118や実店舗C119においても、同様の方法で価格情報リスト 121,122を生成し、価格情報リスト格納処理112によってそれぞれの価格情報リストをICカード102内に書き込む。
【0011】
ここで型番とは、商品の単位数量ごとに定められた識別情報であって、1店舗においては通常1つの型番に対して1つの価格が対応する。
【0012】
図1のICカード102内に書き込まれた価格情報リスト(111,121,122)の一つの用途は、ユーザに対する各実店舗の価格情報リストの提示である。具体的には、計算機117が、ICカードリーダライタ106を介してICカード 102内に書き込まれた価格情報リスト(111,121,122)を読み出す。そして、114に示すように、計算機のディスプレイを介してユーザに価格情報リスト群を提示する(価格情報リスト提示処理113)。価格情報リストには各商品の価格や合計金額だけでなく、各店舗が独自に記載した店舗からの補助情報も書き込まれているので、ユーザは商品の価格と店舗からの情報の両方を考慮しながら商品を購入する店を選択することができる。
【0013】
価格情報リストの他の用途は、最安店の価格情報リストの提示である。具体的には、ICカード102内で、見積書の合計金額を比較して、最も安い店の価格情報リスト116を抽出する(最安店計算処理115)。そして実店舗A103の計算機109が、ICカードリーダライタ106を介してICカード102内の最安店価格情報リスト116を読み出す。そして、 124に示すように、計算機のディスプレイを介して実店舗の販売員に最も安い店の価格情報リストを、必要ならばその価格情報リストの店名を隠す形で提示する。これにより、ユーザは自ら計算を行うことなく最安店の価格情報リストを提示できるため、価格交渉をより容易に進めることができる。
【0014】
以上が本実施形態の概要である。以下、図1の内容を詳細に説明する。
まず、図2に本発明の実施形態におけるユーザ101の使用する計算機117システム構成を示す。
【0015】
計算機117は、ディスプレイ201、キーボード202、ポインティングデバイス203、中央演算処理装置 (CPU)205、磁気ディスク装置208、主記憶装置210及びこれらを結ぶバス204から構成される。磁気ディスク装置208は二次記憶装置の一つであり、価格情報取得用商品リスト 209が格納される。ICカード102内の情報の読み書きは、計算機117に電気通信回線を介して接続されたICカードリーダライタ 206を介して行われる。ICカードリーダライタ206や磁気ディスク装置208は、通信回線(図 2には示していない)等で接続された他の装置を介して計算機117と接続するような構成をとってもかまわない。
【0016】
主記憶装置210には、システム制御プログラム211、テキスト編集プログラム212、価格情報リスト提示プログラム213が格納されるとともに、ワークエリア 214が確保される。以上のプログラムは磁気ディスク装置208等の計算機で読み書きできる記憶媒体に格納することもできる。
【0017】
システム制御プログラム211は、キーボード202やポインティングデバイス203からの指示や、他のプログラムからの関数呼び出し等を受け起動し、テキスト編集プログラム212、価格情報リスト提示プログラム213の制御を行う。
【0018】
図1の104の価格情報取得用商品リスト作成処理は、ユーザの指示により計算機117がテキスト編集プログラム212を用いて作成する。テキスト編集プログラム212としては、一般に用いられているテキストエディタを利用してよいので、ここでは処理の詳細は省略する。価格情報取得用商品リスト105のフォーマット例を図3に示す。’<’と ’>’で挟まれた斜体の文字列は、それぞれタブと改行に該当する文字コードを意味する。一行ごとに、価格情報取得したい商品の型番とその個数を記載する。型番と個数の間はタブ文字で区切る。
【0019】
なお、本実施形態では価格情報取得用商品リスト105のフォーマットの一例としてテキスト形式を採用しているが、本質的には商品を一意にまたはある単位数量ごとに識別するための型番の識別情報とその数量とが対応付けられていればよく、フォーマットをテキスト形式に限定するものではない。例えばバイナリ形式で記述されていても問題はない。
【0020】
図4にICカード102の内部構成を示す。ICカード102は、接続端子401、中央演算処理装置(CPU)402、主記憶装置404及びこれらを結ぶバス403から構成される。
【0021】
主記憶装置404には、価格情報取得用商品リスト書き込み/読み出しプログラム406、価格情報リスト書き込み/読み出しプログラム407、最安見積計算プログラム408、ユーザパスワード格納/照合プログラム413が格納されるとともに、ユーザパスワード格納エリア414、価格情報取得用商品リスト格納エリア 409、価格情報リスト格納エリア 410、最安店価格情報リスト格納エリア412、ワークエリア411が確保される。
【0022】
システム制御プログラム405は、ICカードリーダライタ106と接続する接続端子 401を介して入力される指示を受けて起動し、価格情報取得用商品リスト書き込み /読み出しプログラム407、価格情報リスト書き込み/読み出しプログラム408、最安見積計算プログラム408、およびユーザパスワード格納/照合プログラム413を制御し、接続端子401を介したデータの授受を司る。
【0023】
価格情報取得用商品リスト格納処理107では、ユーザがICカード102をICカードリーダライタ106に挿入し、価格情報取得用商品リスト105をICカード102内に格納する。具体的には、価格情報取得用商品リスト書き込み/読み出しプログラム406が呼び出され、価格情報取得用商品リスト作成処理104で作成された価格情報取得用商品リスト105が、ICカードリーダライタ 106および接続端子401を介して、ICカード 102内の価格情報取得用商品リスト格納エリア 409に書き込まれる。価格情報取得用商品リスト書き込み/読み出しプログラム406については、ICカードの特定の領域にデータを書き込み、あるいは特定の領域からデータを読み出す単純な処理であり、従来のICカード利用技術で多用されている処理であるため、処理の詳細な説明は省略する。またこのとき、ICカード102内のユーザパスワード格納エリア414にパスワードが設定されていない場合には、価格情報取得用商品リスト書き込み/読み出しプログラム406がICカード102内のシステム制御プログラム405を経由してユーザパスワード格納/照合プログラム413を呼び出し、ユーザパスワードをユーザパスワード格納エリア414に格納する。ユーザパスワード格納/照合プログラム413についても、ユーザのパスワードをICカードの特定の領域に格納し、そのパスワードと入力される情報とを照合する単純な処理であり、従来のICカード利用技術で多用されている処理であるため、処理の詳細な説明は省略する。
【0024】
価格情報取得用商品リスト105が格納されたICカード102をユーザが店舗まで持参し、店舗の販売員にICカード102を渡して価格情報取得を依頼する。販売員は、ICカードを計算機 109と接続したICカードリーダライタ108に挿入し、価格問合せ/集計処理 120の開始を計算機109に指示する。
【0025】
図5にICカードリーダライタ108とPOSシステム110が接続された計算機109の構成を示す。計算機109は、ディスプレイ501、キーボード502、ポインティングデバイス503、中央演算処理装置 (CPU)505、主記憶装置510及びこれらを結ぶバス504から構成される。ICカード 102内の情報の読み書きは、計算機109に電気通信回線で接続されたICカードリーダライタ108を介して行われる。POSシステム110とは、通信回線508を介して接続される。
【0026】
主記憶装置510には、システム制御プログラム511、価格問合せ/集計プログラム 512、最安店価格情報リスト提示プログラム513が格納されるとともに、ワークエリア 514が確保される。以上のプログラムは磁気ディスク装置等の計算機で読み書きできる記憶媒体に格納することもできる。
【0027】
システム制御プログラム511は、キーボード502やポインティングデバイス503からの指示や、他のプログラムからの関数呼び出し等を受け起動し、価格問合せ/集計プログラム512、最安店価格情報リスト提示プログラム513の制御を行う。
【0028】
実店舗A103では、ICカードリーダライタ108とPOSシステム110を接続した計算機 109によって、価格問合せ/集計処理120を行い、価格情報リスト111を生成する。
【0029】
図6に価格情報リスト111のフォーマットを示す。 ’<’と’>’で挟まれた斜体の文字列は、それぞれタブと改行に該当する文字コードを意味する。まず、最初の空行 602までの文字列601が、店名を表す。そして、最初の空行601以降二つめの空行 604までの603の各行が、商品ごとに型番・個数・金額の三種の情報をタブ文字で区切って記載する商品個別の情報になる。また、二つ目の空行604以降三つめの空行606までに記載される数字605が、見積もった全商品の合計金額を表す。最後に、三つめの空行606以降の文字列607が、店舗が付与する店舗独自の文字列情報になる。
【0030】
なお、本実施形態では図1の価格情報リスト111のフォーマットの一例としてテキスト形式を採用しているが、本質的には商品ごとに商品を一意またはある単位数量ごとに識別するための型番の情報とその商品の数量、及びその商品の価格が対応付けられていればよく、その他の情報として店名情報と店舗独自の補助情報が付与されていればよい。すわなち、フォーマットをテキスト形式に限定するものではなく、例えばバイナリ形式で記述されていてもよい。
【0031】
図7に価格問合せ/集計プログラム512が実行する価格問合せ/集計処理120の処理フローを示す。ステップ701では、価格問合せ/集計プログラム512がワークエリア514に出力バッファを確保する。 ステップ702では、価格問合せ /集計プログラム512が出力バッファに予め定められている店名を出力し、続けて空行を出力する。この空行は、図6の602に示した店名と商品個別情報群との区切りの空行である。ステップ703では、価格問合せ/集計プログラム512がICカード102から価格情報取得用商品リスト105を読み出す。ここで、価格問合せ/集計プログラム 512からの指示を受けてICカード102内の価格情報取得用商品リスト書き込み/読み出しプログラム406が呼び出され、価格情報取得用商品リスト105が計算機109に読み出される。
【0032】
ステップ704は、価格問合せ/集計プログラム512が価格情報取得用商品リスト 105の行数だけ繰り返すループの始端であり、価格問合せ/集計プログラム512が価格情報取得用商品リスト 105を一行ずつ読み出す。ステップ705では、価格問合せ/集計プログラム512が処理704で読み込んだ行から、タブで区切られた商品の型番と見積もる個数を取得する。ステップ706では、価格問合せ/集計プログラム512が型番を基に、その商品の単価をPOSシステム110)に問い合わせて取得する。
【0033】
ステップ707では、価格問合せ/集計プログラム512が処理706の結果得られた商品単価に見積もる個数をかけ合わせて商品の金額を計算する。 ステップ709では、商品の型番・見積もる個数・ステップ707の結果得られた商品の金額をタブ文字で区切って出力バッファに出力する。 ステップ710では、価格問合せ/集計プログラム512が処理 707の結果得られた商品の金額をそれまでの合計金額(初期値0)に加算する。 ステップ711は、ステップ704から始まるループの終端である。ループが未終了の場合は処理はステップ704に戻り、ループが終了している場合は処理はステップ712に移る。
【0034】
ステップ712では、価格問合せ/集計プログラム512が出力バッファに空行を出力する。この空行は、604に示した商品個別情報群と合計金額との区切りに対応する。 ステップ713では、価格問合せ/集計プログラム512が合計金額を出力バッファに出力し、続けて空行を出力する。この空行は 606に示した合計金額と店舗独自の文字列情報との区切りの空行に対応する。ステップ714では、価格問合せ/集計プログラム512が、店員がキーボード 502やポインティングデバイス 503を用いて入力する店舗独自の文字列情報を、出力バッファに出力する。
【0035】
ステップ715では、価格問合せ/集計プログラム512が出力バッファの内容を価格情報リストとして出力する。 ステップ716では、価格問合せ/集計プログラム512が価格情報リストをICカード 102内に格納する。具体的には、価格問合せ/集計プログラム512の指示を受けて価格情報リスト書き込み /読み出しプログラム 407が呼び出され、価格問合せ /集計処理 120で作成された価格情報リスト 111が、 ICカードリーダライタ 108および接続端子 401を介して、 ICカード 102内の価格情報リスト格納エリア410に書き込まれる(この処理が、 ICカード 102内の価格情報リスト格納処理 112に相当する)。価格情報リスト書き込み/読み出しプログラム 407については、 ICカードの特定の領域にデータを書き込み、あるいは特定の領域からデータを読み出す単純な処理であり、従来の ICカード利用技術で多用されている処理であるため、処理の詳細な説明は省略する。
【0036】
価格情報リスト提示処理113は、ICカード102内の価格情報リスト書き込み/読み込みプログラム407を呼び出して、価格情報リスト格納エリア410に格納された価格情報リストを全てユーザの計算機117に読み出し、ディスプレイ201に表示する処理である。
【0037】
表示画面の一例を図8に示す。801は、ディスプレイ201において価格情報リスト提示処理 113のために割り当てられるウィンドウである。802は、ウィンドウ801の中で、個々の価格情報リストを表示するためのエリアである。803は、個々の価格情報リストの表示例である。個々の価格情報リストにおいては、例えば803に示すように、店舗名、個々の商品の型番・数量・価格の情報、合計金額、店舗からの情報が表示される。 804はスクロールバーであり、価格情報リストがエリア802の表示領域内に収まらない場合、ユーザがポインティングデバイス203等を用いてスクロールバーを操作することにより、エリア802をスクロールして表示する価格情報リストを変更する。805は終了ボタンであり、価格情報リスト提示処理113を終了し、ウィンドウ801を閉じることをユーザがポインティングデバイス203等を用いて指示するためのボタンである。このような画面表示を行うことにより、ユーザはICカード102内に格納された全ての価格情報リストについて、個々の商品の価格や合計金額、店舗からの情報などを同時に参照しながら、最も購入に適した店舗を選択することができる。
【0038】
また、ユーザが店舗に価格情報リストの格納されたICカード102を持込み、価格交渉に用いるために店舗にてその時点での最安店の価格情報を提示する場合、店舗の計算機109にて最安店価格情報リスト提示処理123を実行して、124に示すように店舗の計算機のディスプレイ501に最安店の価格情報リストを表示する。最安店価格情報リスト提示処理123は、店舗内の計算機109内の最安店価格情報リスト提示プログラム513によって実行される処理であり、ICカード102内の最安見積計算プログラム408を呼び出し、その結果最安店価格情報リスト格納エリア412に出力された価格情報リストをICカードリーダライタ 108を介して読み出し、その内容をディスプレイ501に表示する。以下ICカード 102内の最安見積計算プログラム408の処理フローについて、詳細に説明する。
【0039】
図9に最安見積計算プログラム408の処理フローを示す。ステップ901では、最安見積計算プログラム408がワークエリア 411に出力バッファを用意する。ステップ902では、最安見積計算プログラム408が価格情報リスト格納エリア 410に格納されている価格情報リストの中の最初のリストを出力バッファにコピーする。ステップ903は、最安見積計算プログラム408が価格情報リスト格納エリア 410に格納されている価格情報リストを、 2番目から順に一つずつ読み出すループの始端である。ステップ904では、最安見積計算プログラム408が読み出した価格情報リストの合計金額が、出力バッファの価格情報リストの合計金額よりも小さいかどうかを判定する。小さい場合には処理はステップ905に移り、そうでない場合には処理はステップ906に移る。 ステップ905では、最安見積計算プログラム408が出力バッファの価格情報リストを読み出した価格情報リストで置換する。 ステップ906は、 ステップ903から始まったループの終端である。
【0040】
ステップ907では、最安見積計算プログラム408が出力バッファの価格情報リストの店舗からの補助情報に「店舗名非表示」の文字列が含まれるかどうかを文字列検索する。「店舗名非表示」の文字列が含まれる場合には処理はステップ908に移り、そうでない場合には処理はステップ911に移る。ここで、「店舗名非表示」を表す文字列が店舗からの補助情報に含まれるか否かで場合分けするとして説明したが、価格情報リストに店舗名表示の是非を表す何らかの情報が含まれているか否かで場合分けすれば良く、例えば店舗名表示/非表示フラグを価格情報リストに予め設けておき、価格情報リスト作成においてフラグを切り替えるようにしても良い。ステップ908では、最安見積計算プログラム408が最安店価格情報リスト提示プログラム513を利用して、ディスプレイ501を介してユーザパスワードの入力要請を行う。
【0041】
図11に入力要請画面例を示す。1101は、入力要請を行うウィンドウである。1102は、パスワードを入力するエリアである。1103は、1102に入力したパスワードを、ユーザパスワード格納/照合プログラム413を用いてICカード内のユーザパスワード照合することの指示を受け付けるためのボタンである。1104は、パスワードを入力しない場合に押すボタンである。ユーザパスワード格納/照合プログラム413によってパスワードの照合に成功する場合には処理はステップ911に移り、それ以外の場合には処理はステップ910に移る。
【0042】
ステップ910では、最安見積計算プログラム408が出力バッファの価格情報リスト内の店舗名称を消去する。 ステップ911では、最安見積計算プログラム408が出力バッファの価格情報リストを最安店価格情報リスト格納エリア412にコピーする。以上の処理により、合計金額の最も安い店舗の価格情報リストが、最安店価格情報リスト格納エリア412に格納されることになる。この処理によると、上述したような「他店には自店の値段を知られたくない」という実店舗特有の事情も考慮して、店舗名を非表示にすることができる。
【0043】
図10を例に、店舗名を非表示にする処理のフローを説明する。例えば、価格情報リスト格納エリア 410に格納されている価格情報リストの一つが 1001のような価格情報リストであるとする。この価格情報リストを発行した店舗が「自店舗がこの値段で出したことを他の店舗には知られたくない」と意図する場合には、 1003に示すように、店舗からの情報の中に「店舗名非表示」という文字列を記述するなど、店舗名を他店舗の計算機のディスプレイに表示しない旨を表す情報を価格情報リストに記載しておけば良い。すると、この価格情報リストが最安店計算処理 1006115によって最安店価格情報リスト格納エリア412に格納される際には、1004の価格情報リストの 1005に示すように、店舗名が消去された形で格納される。これは、図9のステップ907〜ステップ910の処理によって実現されるものである。ただし、ユーザ自身が最安店の価格情報リストを参照する場合には、ユーザパスワードを入力することで、ステップ908,ステップ909によって店舗名を消去しない形で最安店価格情報リストを参照することも可能である。このように、店舗名を他店舗の店員は見ることができないが、ICカードの所有者自身は見ることができる、といった機能が実現可能である。
【0044】
以上のような方法で最安店の価格情報リストを自動的に計算して提示することにより、ユーザの実店舗における価格交渉をサポートすることができる。なお、本実施形態では演算能力を持つ可搬電子媒体としてICカードを例示したが、その媒体をICカードに限定するわけではない。例えば、計算機との入出力インタフェースを持つ携帯電話を用いても、同様な機能を実現することが可能である。
【0045】
また、本実施形態では購買者と店舗側で共通の商品型名を入手することを前提としているが、購買者と店舗側の両方がメーカ1210のホームページから型番を入手するようにすることもできる。なお、本実施形態では商品を特定する情報として商品の型番を用いているが、これは商品を特定または識別できる情報であれば何でもよく、型番に限定するものではない。例えば、電子化されたバーコード情報でも構わない。
【0046】
<第2の実施形態>
第2の実施形態について説明する。
【0047】
第2の実施形態は、店頭に並べられた製品からIDを読取ることを利用して価格情報取得用商品リストを作成する実施形態である。また、メーカ1210においては自社製品への消費者の関心や購買傾向を把握することができる。
【0048】
図12は第2の実施形態におけるシステム構成図である。メーカ1210とID管理センタ1230とPOSシステム110とは、インターネットなど電気通信回線のネットワーク1220を介して接続されている。メーカ1210は、商品を製造して実店舗Aなどに商品を卸す事業者である。ID管理センタ1230は、型番DB1240と型番DB更新プログラム1231と情報要求回数DB1250と情報要求回数更新プログラム1232と送受信部とを有する。実店舗Aの計算機109および実店舗Bの計算機は図1で説明した構成の他に、商品用価格情報リスト更新部を有し、商品ID読取装置と通信可能に接続されている。
【0049】
商品IDは商品に付された情報記録媒体に格納される商品識別情報である。商品IDは、同じ型番に属する商品であっても、個々の物品を一意にまたはある単位数量ごとに識別可能な情報であり、従って複数の商品IDに1つの型番が対応する。商品IDを格納する情報記録媒体は、バーコードその他識別情報を印刷した紙などの媒体、又はRF−IDタグその他ICチップなどであって、実店舗の計算機に接続された商品ID読取装置によって読取り可能である。
【0050】
図17に型番DB1240のデータ構成図を示す。型番DB1240は、商品IDと型番とその商品IDに対応する店舗を識別する情報である商品IDとを対応付けて格納する。図18に情報要求回数DB1250のデータ構成図を示す。情報要求回数DB1250は、情報要求回数と型番と店舗IDとを対応付けて格納する。情報要求回数については後述する。
【0051】
型番DB更新プログラム1231は、メーカ1210からID管理センタ1230が受信した商品IDと型番と店舗IDとを対応付けて型番DB1240に格納し、商品IDをキーとして型番を決定する。商品IDをキーとして型番を決定可能であれば、各店舗においては、商品IDからその商品IDの付された商品の型番を得て、得られた型番から価格を得ることができる。商品IDから価格を決定するために利用する場合、店舗IDは必須ではない。
【0052】
情報要求回数更新プログラム1232は、商品IDから型番を決定する要求を送受信部から受信すると、その商品IDに対応する型番と店舗IDとを型番DB1240から得て、この型番と店舗IDに対応する情報要求回数1810を増加させる。また情報要求回数更新プログラム1232は、型番および/または店舗IDを用いた情報要求回数1810の取得要求に対して情報要求回数DB1250から対応する情報要求回数を決定する。型番のみをキーとした情報要求回数1810の取得要求のみがなされる場合、店舗IDは必須でない。
【0053】
図13は、本実施形態における商品ID格納処理、価格情報取得用商品リスト編集処理、情報要求回数情報取得処理などを表すフローチャートである。以下、本フローチャートを参照してこれらの処理について説明する。
【0054】
まず、商品ID格納処理について説明する。メーカ1210は、商品に商品IDを付して実店舗Aに配送し(ステップ1305)、この商品に対応する型番と商品IDと実店舗Aの店舗IDとをID管理センタ1230に送信する(ステップ1310)。ID管理センタ1230は、これを受信し、型番DB1240に、型番と商品IDと店舗IDとを対応付けて格納する(ステップ1315)。
【0055】
なお、上記ステップ1305において、メーカ1210によってID管理センタ1230に送信される商品IDは、メーカ1210から出荷される商品に付された商品IDがメーカ1210のシステムに備えられた読取装置により読取られたものであってもよい。これによりメーカ1210は、商品の出荷先と商品IDの対応付けを、出荷において行うことができる。従って本実施形態のように同じ型番を持つ個々の商品を商品IDによって識別する場合にあっても、出荷先の店舗IDに対応する商品IDを持つ商品を在庫から探す手間を省くことができる。
【0056】
次に価格情報取得用商品リスト編集処理について説明する。ICカードリーダライタ108は、実店舗Aを訪れた顧客(以下、ユーザと呼ぶ)のICカード102の挿入を受け付ける(ステップ1320)。ICカードを挿入する時期については、下記ステップ1360におけるICカード内の価格情報取得用商品リスト更新のときにICカードから価格情報取得用商品リストが読取可能な状態になっていればいつでもよく、本フローチャートの例におけるタイミングに拘束されない。実店舗Aの計算機109が商品ID読取装置を介してユーザ所望の商品の商品IDを読取り、読取った商品IDをPOSシステム110に送信する(ステップ1330)。POSシステム110は商品IDをID管理センタ1230に送信する(ステップ1335)。ID管理センタ1230は、受信した商品IDをキーに型番DB1240から型番と店舗IDを得て、情報要求回数DB1250においてこれら型番と店舗IDの組に対応する情報要求回数を増加させる(ステップ1340)。
【0057】
なお、上記ステップ1310では、型番と商品IDと店舗IDとをメーカ1210がID管理センタ1230に送信すると説明したが、ID管理センタ1230において型番と商品IDを対応付けることができれば上記ステップ1340においてPOSシステム110から受信した商品ID対応する型番を得てこの型番をPOSシステム110に送信することはできるので、メーカ1210は、上記ステップ1310以前に予め商品IDを型番と対応付けてID管理センタ1230に送信しておき、上記ステップ1310では型番をID管理センタ1230に送信しないようにしても良い。これにより、出荷以前にまとめて送信可能な商品IDと型番の組み合わせの情報はまとめてID管理センタ1230に送っておき、出荷においてメーカ1210がID管理センタ1230に送信する情報量を削減することができるため、通信コストを下げることができる。
【0058】
このように、ID管理センタ1230が商品IDとこれに対応する型番とを対応付けて型番DB1240に格納しておき、店頭でユーザが所望する商品から読取装置によって読取られた商品IDを受信し、受信した商品IDに対応する型番ごとに型番DB1240への情報要求回数を数えることにより、購買にまで至らない場合でもその型番の商品への関心の程度を測ることができる。また商品IDと型番とその商品IDに対応する商品を販売する店舗に対応する店舗IDとを対応付けて格納しておき、店頭でユーザが所望する商品から読取装置によって読取られた商品IDを受信し、受信した商品IDに対応する型番ごとに店舗ID別に型番DB1240への情報要求回数を数えることにより、店舗別の商品の購買傾向を把握することができる。
【0059】
ID管理センタ1230はステップ1340で得た型番を実店舗AのPOSシステム110に送信する(ステップ1345)。POSシステム110は、受信した型番を実店舗Aの計算機109に送信する(ステップ1350)。実店舗Aの計算機109は、読取った商品IDに対応する商品をユーザが所望する個数の入力を受け付ける(ステップ1355)。実店舗Aに対応する価格情報取得用商品リストを作成(作成済みの場合編集)し、入力された商品の所望個数とPOSシステム110から受信した型番とをICカードの価格情報取得用商品リストに書き込む(ステップ1360)。
【0060】
実店舗Aの計算機109によるステップ1365の見積算出は、図7で説明したステップ701〜ステップ716の処理と同様である。なお、ステップ1350においてPOSシステムが受信した型番に対応する商品の単価をも実店舗Aに送信することもでき、この場合商品単価を受信した計算機109がこの受信した型番と商品単価との対応を格納しておき、ステップ706では格納しておいた商品単価を利用して、POSシステム110への問合せを省略可能であるため、通信コストを低減できる。
【0061】
次に情報要求回数情報取得処理について説明する。メーカ1210は、情報要求回数情報要求をID管理センタ1230に送信する(ステップ1370)。この情報要求回数情報要求には、例えば型番が含まれており、この場合ID管理センタ1230は、その型番に対応する情報要求回数情報を情報要求回数DB1250から読み出し(ステップ1375)、読み出した情報をメーカ1210に送信する(ステップ1380)。
【0062】
なお、上記ステップ1310でメーカ1210からID管理センタ1230に送信する情報にメーカ1210を一意に識別するメーカIDを含ませておき、情報要求回数DB1250においては型番と店舗IDと情報要求回数とメーカIDとを対応付けて格納し、上記ステップ1370の情報要求回数情報要求にメーカ1210を一意に識別するメーカIDを含ませ、ID管理センタ1230は受信したメーカIDに対応した情報を送信するようにすると、メーカ1210は、自社製品に関する情報を選択して得ることができる。
【0063】
さらに、ID管理センタ1230でメーカIDとパスワードなどの認証情報とを対応付けて予め格納しておき、上記ステップ1310でメーカIDとパスワードとを含めて送信することで、型番IDと情報要求回数DB1250とに、メーカIDに対応しない第三者が書き込むことを防ぐことができる。また、ID管理センタ1230でメーカIDとパスワードなどの認証情報とを対応付けて予め格納しておき、上記ステップ1370でメーカIDとパスワードとを含めて送信することで、メーカ1210は対応するメーカIDに対応するデータのみをID管理センタ1230から得られないようにすると、パスワードなどの認証情報を知らない者による自社製品に関する情報への情報要求を防ぐことができる。
【0064】
ステップ1385からステップ1390のように、実店舗Aと異なる他の店舗においても既にICカードに格納されている価格情報取得用商品リストを利用して価格問合せ/集計処理が可能であり、これにより作成された価格情報リストを用いて図9で説明したような最安見積計算や最安店価格情報リスト提示も可能である。
【0065】
このように、本実施形態の価格情報取得用商品リスト編集処理においてID管理センタ1230は、ユーザ所望の製品から店舗の計算機に接続された商品ID読取装置により読取られた商品IDをキーに、型番DB1240からこの商品IDに対応する型番を得て、得られた商品IDをその店舗の計算機に送信するので、店舗の計算機においてはユーザ所望の商品に対応する商品の型番を得て、価格情報取得用商品リストを更新できる。
【0066】
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、ユーザが商品ID読取部を備える携帯端末システム1400を用いて価格情報取得用商品リストを作成する実施形態である。全体のシステム構成は図12と類似するが、電気通信回線のネットワーク1220にユーザの携帯端末システム1400が接続している点が異なる。
【0067】
図14は、ユーザの携帯端末システム1400の機能構成図である。携帯端末システム1400は、ICカード読取/書込部1410、リスト編集プログラム1420、価格情報リスト提示プログラム1430、ワークエリア1440、表示部1460、およびユーザ指示入力部1470を有し商品ID読取装置1450と情報を授受可能に接続されている。ICカード読取/書込部1410は、ユーザにより挿入されたICカードから情報を読取り、必要に応じてその内容を書き換え、または新規の情報を書き込む。リスト編集プログラム1420は、ユーザ指示入力部1470から入力された指示に基づき携帯端末システム1400のワークエリア1440に置かれた価格情報取得用商品リストを編集する。価格情報リスト提示プログラムは、ICカード102内の価格情報リスト書き込み/読み出しプログラム407を呼び出して、価格情報リスト格納エリア410に格納された価格情報リストをユーザの携帯端末システム1400に読み出し、表示部1460に表示する処理を、携帯端末システム1400に実行させるプログラムである。携帯端末システム1400は、価格情報リスト提示プログラムを必ずしも有する必要はなく、この場合実店舗の計算機が見積提示プログラムを有するようにできる。これによりユーザは実店舗の計算機に接続されたICカードリーダライタを用いてICカードから価格情報リストを読出し、実店舗の計算機がディスプレイ501に価格情報リストを表示する。
【0068】
図15は、本実施形態における商品ID格納処理と価格情報取得用商品リスト編集処理の流れを示すフローチャートである。以下、本フローチャートを参照して本実施形態における処理を説明する。なお、本実施形態で説明する処理の後に上記ステップ1365からステップ1390のような処理は可能である。
【0069】
メーカ1210は、商品IDを付した商品を実店舗Aに向けて搬出し(ステップ1505)、この商品IDとこれに対応する型番および搬出先である実店舗Aの店舗IDをID管理センタ1230に送信する(ステップ1510)。ID管理センタ1230は、受信した型番と商品IDと店舗IDとを対応付けて型番DB1240に格納する(ステップ1515)。これら構成の効果は図13において説明したものと同様である。
【0070】
携帯端末システム1400は、ユーザのICカードの挿入を受け付ける(ステップ1520)。ICカードを挿入する時期については、下記ステップ1545におけるICカード内の価格情報取得用商品リスト更新のときにICカードから価格情報取得用商品リストが読取可能な状態になっていればいつでもよく、本フローチャートの例におけるタイミングに拘束されない。携帯端末システム1400は、メーカ1210から入荷した商品のうちユーザが所望する商品の商品IDを携帯端末システム1400に接続された商品ID読取装置1450により読取り(ステップ1525)、この商品IDをID管理センタ1230に送信する(ステップ1535)。
【0071】
ID管理センタ1230は、受信した商品IDをキーに型番DB1240から受信した商品IDに対応する型番と店舗IDとを得て、得られた型番を携帯端末システム1400に送信する(ステップ1535)。ID管理センタ1230は、情報要求回数DB1250において、得られた型番と店舗IDに対応する情報要求回数を増加させる(ステップ1535)。
【0072】
携帯端末システム1400のユーザ指示入力部は、読取った商品IDに対応する商品をユーザが所望する個数を入力し(ステップ1545)、入力された個数と上記ステップ1540で受信した型番とに基づき、予めワークエリア1440に記憶されている価格情報取得用商品リストを更新する(ステップ1550)。ここでワークエリア1440に記憶されている価格情報取得用商品リストは、新たに作成した価格情報取得用商品リストであっても良いし、既に作成されている価格情報取得用商品リストを携帯端末装置のICカード読取/書込部1410によってICカードから読み出したものであっても良い。携帯端末システム1400は、ワークエリア1440に記憶されている価格情報取得用商品リストを更新後ICカード内に格納する。
【0073】
なお、上記ステップ1350の後に、上記ステップ701〜ステップ716の処理と同様にICカードに格納された価格情報取得用商品リストに従って見積を算出することは可能であるが、携帯端末システム1400が電気通信回線を介して店舗の計算機に接続し、見積要求を店舗の計算機に送信し、見積要求に含まれる型番と所望の個数の組に基づき店舗の計算機により算出された見積を受信することによって価格情報リストを得ても良い。
【0074】
なお、上記ステップ1530〜ステップ1540において、携帯端末システム1400は商品IDをID管理センタ1230に送信することにより型番をID管理センタ1230に要求し、ID管理センタ1230から得た型番に基づいて価格情報取得用商品リストを作成するとして説明したが、上記ステップ1525で読取った商品IDと、上記ステップ1545で入力した個数とを対応付けて価格情報取得用商品リストを作成しても良い。この場合、その後の見積算出において、価格情報取得用商品リストに含まれる商品IDに基づき、実施形態2のステップ1325〜ステップ1345のような処理、または商品IDを店舗の計算機109がID管理センタ1230に送信することで対応する型番を要求しID管理センタ1230から対応する商品IDを取得する処理により、店舗の計算機109が商品IDから型番を得て、価格情報リストを作成/編集する。これにより、携帯端末システム1400はID管理センタ1230と通信をせずに価格情報取得用商品リストを作成できる。
【0075】
このように、携帯端末システム1400が、携帯端末システム1400に接続された商品ID読取装置1450によりユーザの所望の商品の商品IDを読取り、読取った商品IDをID管理センタ1230に送信し、ID管理センタ1230の型番DB1240において送信した商品IDに対応付けて格納されている型番をID管理センタ1230から受信し、上記商品IDに対応する商品に対応する個数をユーザ指示入力部から入力し、受信した型番と入力した個数を対応付けて商品見積用リストを作成するので、ユーザは型番を知らなくとも所望の商品から商品IDを読取ることで型番を得て、価格情報取得用商品リストを作成し見積算出に供することができる。
【0076】
なお、本実施形態においては、メーカ1210が商品を出荷する場合を例に挙げて説明したが、メーカ1210は実店舗Aに商品ID付き商品を出荷する代りに紙など物理的媒体の広告業者に商品IDを送信し、広告業者が紙など物理的媒体の広告に記載した商品情報に対応する位置に商品IDを格納した情報記録媒体を付し、ユーザが携帯端末システム1400により広告に付された商品IDを読取ってもよい。この場合、上記ステップ1510でメーカ1210がID管理センタ1230に送信する店舗IDは、広告業者や個々の広告を識別する情報である。ID管理センタ1230は情報要求回数をチェックすることにより、広告効果の高い広告を知ることができ、ユーザは店舗に赴かなくとも広告に基づき価格情報取得用商品リストを得ることができる。
<第4の実施形態>
第4の実施形態について説明する。本実施形態は、Webサイトなどにおいて広告が提示され、電子データとして商品IDが通知される場合の例である。本実施形態においては、メーカ1210の商品に関する広告を掲載するWebサイト(以下、広告サイトと呼ぶ)が電気通信回線のネットワーク1220を介してユーザの計算機117、メーカ1210、およびID管理センタ1230と情報授受可能に接続されている。
【0077】
図16は本実施形態におけるID格納処理および価格情報取得用商品リスト作成処理の流れを示すフローチャートである。以下、本フローチャートを用いてこれらの処理について説明する。なお、本実施形態で説明する処理の後に上記ステップ1365からステップ1390のような処理は可能である。
【0078】
メーカ1210は、広告情報を載せたい商品の商品情報と商品IDを対応付けて広告サイトのサーバに送信する(ステップ1605)。広告情報とは商品情報とこの商品情報に対応する他の情報へのアクセス指示を受け付ける機能(ハイパーリンクなどの仕組み)を有するWebページ上の情報をいう。メーカ1210は、この商品に対応する型番と商品IDと店舗IDとをID管理センタ1230に送信する(ステップ1610)。本実施形態において店舗IDは、この商品IDに対応する広告を掲載する広告サイトを一意に識別する情報である。ID管理センタ1230は、メーカ1210から受信した型番と商品IDと店舗IDとを対応付けて型番DB1240に格納する(ステップ1615)。
【0079】
ユーザの計算機は、ICカードの挿入を受け(ステップ1617)、キーボード202やポインティングデバイス203の入力装置を介してユーザからの指示を入力し、この指示が広告サイトからのWebページ取得だった場合、広告サイトのサーバへWebページを要求する(ステップ1620)。広告サイトのサーバは、Webページ要求に対してメーカ1210の商品の広告付きWebページをユーザの計算機に送信する(ステップ1625)。この広告付きWebページには、メーカ1210の商品についての商品情報と、商品に対応した型番を要求する指示を受け付けるボタンやハイパーリンクが含まれている。
【0080】
Webページに含まれるボタンなどの操作により受信した商品についての型番をユーザが要求すると、商品を特定するための情報を含む型番要求がユーザの計算機によって広告サイトのサーバに通知される(ステップ1630)。広告サイトのサーバは、型番要求に含まれる商品特定情報に対応する商品IDをID管理センタ1230に送信する(ステップ1635)。
【0081】
ここで商品IDは、商品の型番に1対1で対応せず、1の型番につき複数の商品IDが割り当てられている。広告サイトのサーバは、ユーザの年齢層、購買履歴、Webページ閲覧履歴などのセグメント分析情報を予めWebページを閲覧しているユーザの識別子と対応付けて管理しておき、これらのセグメント分析情報に基づいて、ID管理センタ1230に送信する商品IDを決定する。
【0082】
ID管理センタ1230の情報要求DBは、型番と店舗IDと情報要求回数と属性情報とを対応付けて格納している。属性情報は、ユーザのセグメント分析情報により複数も受けられたセグメントを一意に識別する情報である。ID管理センタ1230は、予め商品IDと属性情報とを対応付けて属性情報DBに格納しておき、受信した商品IDに対応する属性情報を属性情報DBを用いて特定し、情報要求DBにおいて、その属性情報に対応する情報要求回数を増加させる(ステップ1640)。属性情報を商品IDとしてもよく、この場合属性情報DBは不要であり、情報要求DBにおいては、商品IDごとに情報要求回数を格納する。
【0083】
これによりID管理センタ1230は、受信した商品IDからユーザについてのより詳細な情報を集めることができ、例えばあるユーザの属するセグメントについての購買傾向を把握しておき、同セグメントに属する他のユーザの購買傾向を予測し、購買する確率が高い商品についての広告を上記他のユーザに送信することができる。
【0084】
なお、ステップ1635で広告サイトのサーバは商品IDをID管理センタ1230に送信するとしたが、ID管理センタ1230へのリダイレクト情報を含ませてユーザの計算機に商品IDを含むレスポンスを返し、ユーザの計算機はリダイレクトにより商品IDをID管理センタ1230に送信し、ステップ1655においてID管理センタ1230は型番をユーザの計算機に送信しても良い。この場合、ステップ1650が不要となり、通信コストの低減が図れる。
【0085】
またなお、商品IDは商品の型番に1対1で対応しないとして説明したが、セグメント分析情報を取得しないのであれば商品に対して型番を一意に定めておいても良く、この場合ID管理センタ1230の情報要求DBは、型番と店舗IDと情報要求回数とを対応付けて格納する。またユーザの属するセグメントによって商品IDを変更しないならば、ステップ1625でユーザに送信するWebページに商品IDを含ませておき、ステップ1630の型番要求をユーザの計算機はID管理センタ1230に送信し、ID管理センタ1230はステップ1645で型番をユーザの計算機に送信するようにしてもよい。この場合、ステップ1635とステップ1650が不要となり、通信コストの低減が図れる。
【0086】
ID管理センタ1230は、広告サイトのサーバから受信した商品IDに対応する型番を型番DB1240から得て、広告サイトのサーバへ送信する(ステップ1645)。型番を受信した広告サイトのサーバは、受信した型番をユーザの計算機へ送信する(ステップ1650)。ユーザの計算機は、ユーザがその商品を所望する個数を入力装置202、203を介して入力し(ステップ1655)、広告サイトのサーバから受信した型番と入力した個数とに基づき価格情報取得用商品リストを更新する(ステップ1660)。
【0087】
このように、実際の商品に貼付した商品IDと異なる商品IDをWeb上の広告に対応付け、広告に記載された商品の型番の要求回数をID管理センタ1230で広告を載せたWebサイトの識別情報と対応付けて格納することで、ID管理センタ1230ではどのWebサイトに出した広告がどの程度の効果を持つかを定量的に知ることができる。またWebページの商品情報に対応するボタンなどをクリックすると型番IDが得られるので、ユーザは店頭に赴かなくても価格情報取得用商品リストを作成することができ、さらにユーザは価格情報取得用商品リストの作成において、商品IDや型番を予め知っておく必要が無いというメリットがある。
【0088】
以上説明したように、1の型番を持つ商品に対応する複数の商品IDをID管理センタ1230において型番と対応付けて格納し、ID管理センタ1230が受信した商品IDに対応する型番を送信するのでID管理センタ1230では、ユーザがどこで得た情報に基づきその商品に関心を持ったかについての情報を得ることができる。
【0089】
図12中のブロックは機能的に分けて記載しているが、ブロックの分割統合はあり得る。例えばID管理センタ1230は、メーカ1210が兼ねても良い。この場合、ステップ1310、ステップ1370、およびステップ1380は省略し得る。上記説明で「メーカ」として説明した事業体は、必ずしも製品メーカ1210でなくともよく、卸売業者など小売店に商品を出荷する業者であれば良い。
【0090】
第1の実施の形態の場合であっても第4の実施の形態の場合であっても、ICカードに格納される価格情報取得用商品リストおよび価格情報リストは同様のものであるため、Webサイトで得た価格情報と実店舗で得た価格情報を容易に比較可能である。
【0091】
第2、第3、及び第4の実施形態では、商品IDをID管理センタ1230に送信し、ID管理センタ1230から型番を得るものとして説明したが、商品IDに所定の操作を加えると型番が得られるように商品IDを予め構成しておき、第2の実施形態にあっては計算機109、第3の実施形態にあってはユーザの携帯端末システム1400、第4の実施形態にあってはユーザの計算機において、読取った商品IDに所定の操作を加えて型番を得ても良い。この場合通信により型番を得る必要がなく、より容易に商品IDに対応する型番を取得可能である。例えばICタグの上位ビットに型番を割当て、下位ビットに詳細な商品の識別情報を割り当てるなどである。
【0092】
別の角度から説明すると、購買者が価格情報取得用商品リストを電子化した形で保持し、店舗まで搬送するための可搬電子媒体と、([手段1])、店舗において、上記可搬電子媒体から価格情報取得用商品リストを読み取り、店舗の保持する商品情報と照らし合わせて価格情報リストを作成して、価格情報リストを上記可搬電子媒体に格納する手段と、([手段2])、店舗において、価格情報リストにその店舗固有の情報を付加する手段と、([手段3])、購買者が、上記可搬電子媒体に格納された価格情報リストを、店舗が記載した店舗固有の情報を加味する形で比較する手段と、([手段4])、上記可搬電子媒体に蓄積された複数の価格情報リストからどの店舗の価格情報リストが最安かを計算し、提示する演算手段と([手段5])、を具備する。なお、上記[手段5]の演算手段は、上記[手段1]の可搬電子媒体が演算能力を持っている場合、その可搬電子媒体で実現してもよい。
【0093】
まず、上記[手段1]及び[手段2]によって、オンラインで結ばれていない一般消費者と実店舗との間でも、可搬電子媒体を媒介として電子化された情報の授受手段が提供される。
【0094】
ここで、上記[手段3]によって、店舗が「うちは独自保証を三年付ける」「店が近いのですぐにサポートに駆けつけられる」「店の独自ポイントを10%付ける」といった各店舗固有のアピールポイントを価格情報リストに付加することができるようになり、上記[手段4]によって消費者は価格の比較だけでなく各店舗のアピールポイントも同時に考慮する形で店舗を比較することができる。よって、「価格のみならず各店舗の特色を比較して、購入する店舗を決定する」という実店舗での購買行動固有の事情をサポートすることができるようになる。
【0095】
さらに、上記[手段5]によって、ユーザは複数の価格情報リストの中から、自分で価格比較処理を行う必要のない形でその時点での最安店の価格情報リストを随時取得できるため、価格交渉の材料を容易に入手できる。これにより、「他店での見積結果を利用した、一般消費者と実店舗との駆け引き」という実店舗での購買行動固有の事情をサポートすることができるようになる。
【0096】
【発明の効果】
本発明によって、購買者はまず短時間で価格情報リストを得ることができる。また、他店での見積もりの提示を支援することによって、実店舗との価格交渉を進めやすくなる。さらに、購買者の価格情報リストの比較を支援することによって、購買者は自分にメリットのある店舗をより容易に決定することができる。このように、本発明によって購買者の利便性は大きく増す。
【0097】
一方、販売店にとっては、まず価格情報リストの作成に要する労力を削減できる。さらに、購買者に対して本発明の仕組みを用いたシステムによる利便性をアピールすることによって、購買者の囲い込み効果が得られ、販売機会が増すことが期待できる。また、「他店の店頭価格より必ず安くする」といったサービスを展開している店舗においては、他店の商品価格を電話等で調べることなく容易に入手でき、労力の削減に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を示す図である。
【図2】ユーザの使用する計算機のシステム構成例を示す図である。
【図3】価格情報取得用商品リストのフォーマットの例を示す図である。
【図4】ICカードの内部構成例を示す図である。
【図5】店舗の使用する計算機のシステム構成例を示す図である。
【図6】価格情報リストのフォーマットの例を示す図である。
【図7】価格問合せ/集計プログラムの処理フローを示す図である。
【図8】ユーザの計算機における価格情報リスト表示画面例を示す図である。
【図9】最安見積計算プログラムの処理フローを示す図である。
【図10】最安店計算処理によって店舗名が非表示になる例を示す図である。
【図11】ユーザパスワードの入力を要請する例を示す図である。
【図12】第2の実施の形態にかかるシステム構成例を表す図である。
【図13】第2の実施の形態にかかる価格情報提供方法の流れの一例を示すフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態にかかるユーザの携帯端末システム機能構成例を示す図である。
【図15】第3の実施の形態にかかる価格情報提供方法の流れの一例を示すフローチャートである。
【図16】第4の実施の形態にかかる価格情報提供方法の流れの一例を示すフローチャートである。
【図17】型番DBのデータ構成の一例を示す図である。
【図18】情報要求回数DBのデータ構成の一例を示す図である。
【符号の説明】
102…ICカード、105…価格情報取得用商品リスト、106、108…ICカードリーダライタ、109…店舗の計算機、111、121、122…価格情報リスト、1240…型番DB、1250…情報要求回数DB[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of using a portable electronic medium such as an IC card to support creation of product information in a store and comparison of product information by a purchaser.
[0002]
[Prior art]
On the Internet, there is a price information acquisition means in a computerized form as conventional technology. That is, when a store publishes prices on the Internet, a consumer (user) can use a computer to send information for identifying a product to a store server and receive information on the price of the product from the server. it can.
[0003]
On the other hand, in order to obtain price information at the actual store, the shopping list stored in the IC card is read from the IC card, and the shopper buys the shopping list from the read shopping list information and the price lookup table that records the price of the product. There is a technology that presents the price of the product you want. As such a technique, for example, there is a technique described in JP-A-2000-30148.
[0004]
[Patent Document 1]
JP 2000-30148 A
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, no means was considered for comparing prices between stores that did not disclose price information on the Internet or for stores that did not disclose price information on the Internet and those that did. .
[0006]
An object of the present invention is to provide a system that makes it easy for users to compare prices between stores, including those stores that do not disclose price information on the Internet.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The price information acquisition information that stores the model number identification information for identifying the product for each unit quantity and the quantity of the product in association with each other is read from the portable electronic medium, and the model number identification information included in the read price information acquisition information is read. The price is transmitted to the price information providing system, the unit price of the product corresponding to the transmitted model number identification information is received from the price information providing system, and the quantity of the product corresponding to the received product price is multiplied by the product price to identify the model number. The price for each piece of information is determined, the price for each piece of the determined model number identification information is summed to determine the total amount, and the price information for associating the model number identification information with the price for each piece number identification information and the total price is transported. Store in electronic media.
[0008]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
<First embodiment>
An outline of the contents of the first embodiment will be described with reference to FIG. In FIG. 1, a user 101 and a group of real stores (real store A103, real store B118, real store C119) exist as actors, and a portable electronic device for exchanging electronic information between the user and the real store. An
[0009]
The user 101 in FIG. 1 performs a price information acquisition product
[0010]
In the actual store A103, the price inquiry /
[0011]
Here, the model number is identification information defined for each unit quantity of the product, and one price usually corresponds to one model number in one store.
[0012]
One use of the price information list (111, 121, 122) written in the
[0013]
Another use of the price information list is to present a price information list of the cheapest shops. Specifically, the total price of the quote is compared in the
[0014]
The above is the outline of the present embodiment. Hereinafter, the contents of FIG. 1 will be described in detail.
First, FIG. 2 shows a system configuration of a
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
1 is created by the
[0019]
In the present embodiment, a text format is used as an example of the format of the price information
[0020]
FIG. 4 shows the internal configuration of the
[0021]
The
[0022]
The
[0023]
In the price information acquisition product list storage processing 107, the user inserts the
[0024]
The user brings the
[0025]
FIG. 5 shows a configuration of a
[0026]
The
[0027]
The system control program 511 is activated upon receiving an instruction from the
[0028]
In the actual store A103, the price inquiry /
[0029]
FIG. 6 shows a format of the price information list 111. An italic character string sandwiched between '<' and '>' means a character code corresponding to a tab and a line feed, respectively. First, a character string 601 up to the first blank line 602 represents a store name. Each line 603 from the first blank line 601 to the second blank line 604 is product-specific information in which three types of information, such as a model number, a quantity, and a price, are separated by tab characters for each product. A number 605 described from the second blank line 604 to the third blank line 606 represents the total amount of all the estimated products. Finally, the character string 607 after the third blank line 606 becomes store-specific character string information given by the store.
[0030]
In this embodiment, a text format is adopted as an example of the format of the price information list 111 in FIG. 1. However, essentially, information of a model number for uniquely identifying a product for each product or for each unit quantity is used. And the quantity of the product, and the price of the product, as long as the store name information and the store-specific auxiliary information are given as other information. That is, the format is not limited to the text format, but may be described in, for example, a binary format.
[0031]
FIG. 7 shows a processing flow of the price inquiry /
[0032]
Step 704 is the beginning of a loop in which the price inquiry /
[0033]
In
[0034]
In
[0035]
In step 715, the price inquiry /
[0036]
The price information list presentation processing 113 calls the price information list writing /
[0037]
FIG. 8 shows an example of the display screen. A window 801 is allocated on the
[0038]
Further, when the user brings the
[0039]
FIG. 9 shows a processing flow of the cheapest
[0040]
In
[0041]
FIG. 11 shows an example of the input request screen. Reference numeral 1101 denotes a window for requesting an input.
[0042]
In step 910, the cheapest
[0043]
The flow of the process of hiding the store name will be described with reference to FIG. 10 as an example. For example, it is assumed that one of the price information lists stored in the price information
[0044]
By automatically calculating and presenting the price information list of the cheapest store by the method as described above, it is possible to support the user's price negotiation at the actual store. In the present embodiment, an IC card is exemplified as a portable electronic medium having a computing ability, but the medium is not limited to an IC card. For example, the same function can be realized by using a mobile phone having an input / output interface with a computer.
[0045]
Further, in the present embodiment, it is assumed that the purchaser and the store obtain a common product type name. However, both the purchaser and the store may obtain the model number from the homepage of the
[0046]
<Second embodiment>
A second embodiment will be described.
[0047]
The second embodiment is an embodiment in which a product list for acquiring price information is created by using an ID read from products arranged in a store. Further, the
[0048]
FIG. 12 is a system configuration diagram in the second embodiment. The
[0049]
The product ID is product identification information stored in the information recording medium attached to the product. The product ID is information that can uniquely identify an individual article or for each unit quantity even if the product belongs to the same model number. Therefore, one model number corresponds to a plurality of product IDs. The information recording medium that stores the product ID is a medium such as a barcode or other paper on which identification information is printed, or an RF-ID tag or other IC chip, and is read by a product ID reading device connected to a computer at an actual store. It is possible.
[0050]
FIG. 17 shows a data configuration diagram of the
[0051]
The model number DB update program 1231 stores the product ID received by the ID management center 1230 from the
[0052]
When receiving the request for determining the model number from the product ID from the transmitting / receiving unit, the information request frequency update program 1232 obtains the model number and the store ID corresponding to the product ID from the
[0053]
FIG. 13 is a flowchart illustrating a product ID storage process, a price information acquisition product list editing process, an information request count information acquisition process, and the like in the present embodiment. Hereinafter, these processes will be described with reference to this flowchart.
[0054]
First, the product ID storage processing will be described. The
[0055]
In
[0056]
Next, the price information acquisition product list editing process will be described. The IC card reader /
[0057]
In the above step 1310, it has been described that the
[0058]
In this way, the ID management center 1230 stores the product ID and the corresponding model number in the
[0059]
The ID management center 1230 transmits the model number obtained in
[0060]
The estimation calculation in step 1365 by the
[0061]
Next, the information request frequency information acquisition process will be described. The
[0062]
The information transmitted from the
[0063]
Further, the ID management center 1230 stores the maker ID and the authentication information such as the password in advance in association with each other, and transmits the maker ID and the password together with the maker ID and the password in the above-mentioned step 1310 to thereby obtain the model number ID and the information
[0064]
As in
[0065]
As described above, in the price information acquisition product list editing process of the present embodiment, the ID management center 1230 uses the product ID read from the product desired by the user by the product ID reading device connected to the computer at the store as a key, and Since the model number corresponding to this product ID is obtained from the
[0066]
<Third embodiment>
Hereinafter, a third embodiment will be described. The third embodiment is an embodiment in which the user creates a price information acquisition product list using the mobile terminal system 1400 including a product ID reading unit. The overall system configuration is similar to that of FIG. 12 except that the user's portable terminal system 1400 is connected to a
[0067]
FIG. 14 is a functional configuration diagram of the portable terminal system 1400 of the user. The portable terminal system 1400 has an IC card reading /
[0068]
FIG. 15 is a flowchart illustrating the flow of the product ID storage process and the price information acquisition product list editing process according to the present embodiment. Hereinafter, the processing in the present embodiment will be described with reference to the flowchart. It is to be noted that processes such as the above steps 1365 to 1390 can be performed after the processes described in the present embodiment.
[0069]
The
[0070]
Portable terminal system 1400 accepts the insertion of the user's IC card (step 1520). The IC card can be inserted at any time as long as the price information acquisition product list can be read from the IC card at the time of updating the price information acquisition product list in the IC card in
[0071]
The ID management center 1230 obtains the model number and the store ID corresponding to the product ID received from the
[0072]
The user instruction input unit of the portable terminal system 1400 inputs the number of products desired by the user corresponding to the read product ID (step 1545), and based on the input number and the model number received in
[0073]
Note that after
[0074]
In
[0075]
As described above, the portable terminal system 1400 reads the commodity ID of the commodity desired by the user with the commodity
[0076]
In the present embodiment, the case where the
<Fourth embodiment>
A fourth embodiment will be described. This embodiment is an example in which an advertisement is presented on a website or the like, and a product ID is notified as electronic data. In the present embodiment, a Web site (hereinafter, referred to as an advertisement site) for posting an advertisement relating to a product of the
[0077]
FIG. 16 is a flowchart showing the flow of the ID storage process and the price information acquisition product list creation process in this embodiment. Hereinafter, these processes will be described with reference to this flowchart. It is to be noted that processes such as the above steps 1365 to 1390 can be performed after the processes described in the present embodiment.
[0078]
The
[0079]
The computer of the user receives the insertion of the IC card (step 1617), inputs an instruction from the user via the
[0080]
When the user requests a model number of the product received by operating a button or the like included in the Web page, a model number request including information for specifying the product is notified to the server of the advertisement site by the user's computer (step 1630). . The server of the advertising site transmits the product ID corresponding to the product specifying information included in the model number request to the ID management center 1230 (Step 1635).
[0081]
Here, the product ID does not correspond one-to-one with the model number of the product, and a plurality of product IDs are assigned to one model number. The server of the advertising site manages segment analysis information such as the user's age group, purchase history, and web page browsing history in advance in association with the identifier of the user browsing the web page, and stores the segment analysis information in the segment analysis information. Based on this, the product ID to be transmitted to the ID management center 1230 is determined.
[0082]
The information request DB of the ID management center 1230 stores model numbers, store IDs, information request counts, and attribute information in association with each other. The attribute information is information for uniquely identifying a plurality of segments received by the segment analysis information of the user. The ID management center 1230 stores the product ID and the attribute information in advance in the attribute information DB in association with each other, specifies the attribute information corresponding to the received product ID using the attribute information DB, The number of information requests corresponding to the attribute information is increased (step 1640). The attribute information may be a product ID. In this case, the attribute information DB is unnecessary, and the information request DB stores the number of information requests for each product ID.
[0083]
Thereby, the ID management center 1230 can collect more detailed information about the user from the received product ID, for example, grasps the purchase tendency of the segment to which a certain user belongs, and obtains information of another user belonging to the same segment. It is possible to predict a purchase tendency and transmit an advertisement for a product having a high purchase probability to the other user.
[0084]
In
[0085]
In addition, although it has been described that the product ID does not correspond to the model number of the product in a one-to-one correspondence, the model number may be uniquely determined for the product if segment analysis information is not acquired. The information request DB 1230 stores a model number, a store ID, and the number of information requests in association with each other. If the product ID is not changed depending on the segment to which the user belongs, the product ID is included in the Web page transmitted to the user in
[0086]
The ID management center 1230 obtains the model number corresponding to the product ID received from the advertisement site server from the
[0087]
In this way, the product ID different from the product ID attached to the actual product is associated with the advertisement on the Web, and the number of requests for the model number of the product described in the advertisement is identified by the ID management center 1230 of the Web site on which the advertisement is placed. By storing the information in association with the information, the ID management center 1230 can quantitatively know which website has placed the advertisement and how effective the advertisement is. Clicking a button or the like corresponding to the product information on the Web page gives the model number ID, so that the user can create a product list for obtaining price information without going to the store. There is an advantage that it is not necessary to know in advance the product ID and the model number when creating the product list.
[0088]
As described above, a plurality of product IDs corresponding to a product having one model number are stored in the ID management center 1230 in association with the model number, and the ID management center 1230 transmits the model number corresponding to the received product ID. The ID management center 1230 can obtain information on where the user is interested in the product based on the information obtained.
[0089]
Although the blocks in FIG. 12 are functionally divided, the blocks may be divided and integrated. For example, the
[0090]
Regardless of the case of the first embodiment or the case of the fourth embodiment, since the price information acquisition product list and the price information list stored in the IC card are the same, Web Price information obtained at the site and price information obtained at the actual store can be easily compared.
[0091]
In the second, third, and fourth embodiments, the product ID is transmitted to the ID management center 1230 and the model number is obtained from the ID management center 1230. However, when a predetermined operation is performed on the product ID, the model number is changed. The merchandise ID is pre-configured so as to be obtained, the
[0092]
To explain from another angle, a portable electronic medium for the buyer to hold the price information acquisition product list in an electronic form and transport it to the store (([Means 1])) Means for reading the price information acquisition product list from the electronic medium, creating a price information list by comparing the product information held by the store with the price information list, and storing the price information list in the portable electronic medium ([Means 2] ), Means for adding information specific to the store to the price information list at the store ([Means 3]), the shopper stores the price information list stored on the portable electronic medium by the store. Means for comparing in a form taking into account unique information; ([means 4]) calculating and presenting which store's price information list is the cheapest from a plurality of price information lists stored in the portable electronic medium; Calculation means and ([means ]), It comprises a. When the portable electronic medium of [Means 1] has a computing capability, the computing means of [Means 5] may be realized by the portable electronic medium.
[0093]
First, the [Means 1] and [Means 2] provide a means for sending and receiving computerized information via a portable electronic medium even between a general consumer who is not connected online and an actual store. .
[0094]
Here, by means of the above [means 3], each store has its own appeal, such as "the house has its own warranty for three years,""the store is near, you can rush to support immediately," and "the store has its own points of 10%." The points can be added to the price information list, and the [means 4] enables the consumer to compare stores not only by comparing prices but also by considering appeal points of each store. Therefore, it is possible to support a situation peculiar to purchasing behavior in an actual store, such as "comparing not only price but also characteristics of each store to determine a store to purchase".
[0095]
Further, the above [Means 5] allows the user to obtain a price information list of the cheapest shop at that time from a plurality of price information lists without having to perform price comparison processing by himself / herself. Easy access to negotiation material. As a result, it is possible to support a situation peculiar to purchasing behavior in a real store, such as "bargaining between a general consumer and a real store using an estimation result in another store".
[0096]
【The invention's effect】
According to the present invention, a buyer can first obtain a price information list in a short time. Further, by supporting the presentation of the estimate at another store, it becomes easier to negotiate the price with the actual store. Further, by supporting the purchaser's comparison of the price information list, the purchaser can more easily determine a store that has an advantage. Thus, the present invention greatly increases the convenience of the purchaser.
[0097]
On the other hand, for the store, first, the labor required for creating the price information list can be reduced. Furthermore, by appealing the convenience of the system using the mechanism of the present invention to the purchaser, it is possible to obtain an effect of enclosing the purchaser and increase sales opportunities. Also, in a store that operates a service such as "Make sure to be cheaper than the store price of another store", it is possible to easily obtain the product price of the other store without checking by telephone or the like, which leads to a reduction in labor.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an outline of the present invention.
FIG. 2 is a diagram illustrating an example of a system configuration of a computer used by a user.
FIG. 3 is a diagram showing an example of a format of a price information acquisition product list.
FIG. 4 is a diagram showing an example of the internal configuration of an IC card.
FIG. 5 is a diagram illustrating a system configuration example of a computer used by a store.
FIG. 6 is a diagram showing an example of a format of a price information list.
FIG. 7 is a diagram showing a processing flow of a price inquiry / aggregation program.
FIG. 8 is a diagram showing an example of a price information list display screen on a user's computer.
FIG. 9 is a diagram showing a processing flow of a cheapest estimate calculation program.
FIG. 10 is a diagram illustrating an example in which a store name is hidden by the cheapest store calculation process.
FIG. 11 is a diagram illustrating an example of requesting input of a user password.
FIG. 12 is a diagram illustrating a system configuration example according to a second embodiment;
FIG. 13 is a flowchart illustrating an example of a flow of a price information providing method according to the second embodiment;
FIG. 14 is a diagram illustrating an example of a functional configuration of a portable terminal system of a user according to a third embodiment;
FIG. 15 is a flowchart illustrating an example of a flow of a price information providing method according to the third embodiment.
FIG. 16 is a flowchart illustrating an example of a flow of a price information providing method according to a fourth embodiment.
FIG. 17 is a diagram illustrating an example of a data configuration of a model number DB.
FIG. 18 is a diagram illustrating an example of a data configuration of an information request count DB.
[Explanation of symbols]
102: IC card, 105: price information acquisition product list, 106, 108: IC card reader / writer, 109: store computer, 111, 121, 122: price information list, 1240: model number DB, 1250: information request count DB
Claims (5)
読み出した価格情報取得用情報に含まれる型番識別情報を価格情報提供システムに送信し、
送信した型番識別情報に対応する商品の単価を前記価格情報提供システムから受信し、
受信した商品単価に対応付けられた商品の数量に当該商品単価を乗じて型番識別情報ごとの価格を決定し、
決定した型番識別情報ごとの価格を合計し合計額を決定し、
前記型番識別情報と前記型番識別情報ごとの価格と前記合計額とを対応付ける価格情報を前記可搬電子媒体に格納することを特徴とする価格情報提供方法。Read the product information for price information acquisition that stores the product number identification information that identifies the product for each unit quantity and the quantity of the product in association with each other, from the portable electronic medium,
The model number identification information included in the read price information acquisition information is transmitted to the price information providing system,
Receiving the unit price of the product corresponding to the transmitted model number identification information from the price information providing system,
The quantity of the product associated with the received product price is multiplied by the product price to determine a price for each model number identification information,
Total the prices for the determined model number identification information, determine the total amount,
A price information providing method, wherein price information for associating the model number identification information, the price for each model number identification information, and the total amount is stored in the portable electronic medium.
前記可搬電子媒体に格納された価格情報が複数の場合、当該複数の価格情報のうち、前記総額が最も小さいものを選択し表示することを特徴とする価格情報提供方法。The price information providing method according to claim 1,
When there are a plurality of pieces of price information stored in the portable electronic medium, a price information providing method, wherein, among the plurality of pieces of price information, the one having the smallest total amount is selected and displayed.
前記商品を一意に識別する商品識別情報を前記商品に付された情報記憶媒体から読み取り、
前記商品識別情報と前記型番識別情報と前記商品を販売する店舗の識別情報とを対応付けて型番データベースに格納するID管理センタに、前記読み取った商品識別情報を送信し、
送信した商品識別情報に対応する型番識別情報を前記ID管理センタから受信し、
受信した型番識別情報を価格情報取得用情報に書き込み、当該価格情報取得用情報を可搬電子媒体に書き込むことを特徴とする価格情報提供方法。In the price information providing method according to claim 1 or 2,
Reading the product identification information that uniquely identifies the product from the information storage medium attached to the product,
Transmitting the read product identification information to an ID management center that stores the product identification information, the model number identification information, and the identification information of a store that sells the product in a model number database,
Receiving the model number identification information corresponding to the transmitted product identification information from the ID management center,
A price information providing method, comprising: writing received model number identification information to price information acquisition information; and writing the price information acquisition information to a portable electronic medium.
前記ID管理センタは、受信した商品識別情報の受信回数を当該受信した商品識別情報に対応する型番識別情報への情報要求回数として前記型番識別情報と前記情報要求回数とを対応付けて情報要求回数データベースに格納することを特徴とする価格情報提供方法。The price information providing method according to claim 3, wherein
The ID management center associates the model number identification information with the information request count as the number of information requests to the model number identification information corresponding to the received product identification information, and A method for providing price information, which is stored in a database.
前記可搬電子媒体は、商品を単位数量ごとに識別する型番識別情報と該商品の数量とを対応付けて格納する価格情報取得用情報を格納し、
前記可搬電子媒体が挿入された可搬電子媒体リーダからの指示に基づいて前記価格情報取得用情報を前記可搬電子媒体リーダに送信し、
送信した価格情報取得用情報に含まれる商品の価格情報と当該価格情報に対応する店舗の識別情報とを含む価格情報を前記可搬電子媒体リーダから受信し格納し、
格納した価格情報に前記店舗の識別情報を表示しない旨の情報が含まれる場合、
前記価格情報から前記店舗の識別情報を削除して前記可搬電子媒体リーダに送信することを特徴とする価格情報提供方法。A method for acquiring price information using a portable electronic medium, comprising:
The portable electronic medium stores price information acquisition information for storing the model number identification information for identifying the product for each unit quantity and the quantity of the product in association with each other,
Transmitting the price information obtaining information to the portable electronic medium reader based on an instruction from the portable electronic medium reader into which the portable electronic medium has been inserted,
Price information including the price information of the product included in the transmitted price information acquisition information and the identification information of the store corresponding to the price information is received and stored from the portable electronic medium reader,
When the stored price information includes information indicating that the store identification information is not displayed,
A method for providing price information, wherein the identification information of the store is deleted from the price information and transmitted to the portable electronic medium reader.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003132463A JP2004334725A (en) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | Method for supporting formation of price information list by use of portable electronic medium with computing power |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003132463A JP2004334725A (en) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | Method for supporting formation of price information list by use of portable electronic medium with computing power |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004334725A true JP2004334725A (en) | 2004-11-25 |
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ID=33507305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003132463A Pending JP2004334725A (en) | 2003-05-12 | 2003-05-12 | Method for supporting formation of price information list by use of portable electronic medium with computing power |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004334725A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013097765A (en) * | 2011-11-07 | 2013-05-20 | Zenrin Datacom Co Ltd | Price comparison support system, price comparison support server and program for price comparison support |
-
2003
- 2003-05-12 JP JP2003132463A patent/JP2004334725A/en active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013097765A (en) * | 2011-11-07 | 2013-05-20 | Zenrin Datacom Co Ltd | Price comparison support system, price comparison support server and program for price comparison support |
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