JP2004333848A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】機械的な可動部品を用いることなく、通行する人の見る方向により、画面情報が変化されて、新たな画像が表示される画像表示装置を提供すること。
【解決手段】透光性の第1表示面を有する第1の表示部21aと、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部22aとから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させる。
【選択図】 図1
【解決手段】透光性の第1表示面を有する第1の表示部21aと、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部22aとから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外の広告表示装置などにおいて、見る方向によって表示内容の変換が発生し、視覚効果が向上せられることにより、アピール度が高められる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商店の屋上などには、看板や、ネオンサイン、LED表示により、商品名の広告やイベントの案内などを表示している。
【0003】
しかしながら、これらの広告表示装置は、常に同一の映像や画像を提供するものであり、一度見た人は、同じ映像である限り、再度見ることはない。このため、通行する人に対してアピール度を高めるには、大型のディスプレイ装置に関しては、映像や画像を変化させることが必要である。
【0004】
また、広告塔などでは、映像や画像を変更する場合は、回転式のスクリーンを用いるなど、機械的な表示内容の変換機構が必要である。このため、機械部品の磨耗による点検や、機械部品の交換が必要であり、アピール度が高く、かつ効率的な広告表示装置が望まれていた。
【0005】
また、画面を表示する可動媒体を連続的に移動させ、動的な画像を表示する広告表示システムと方法も知られている(特許文献1参照)。
【0006】
しかし、このように可動媒体を機械的に移動させて映像や画像を表示させた場合でも、多方向から見た場合でも同一画面または映像しか表示することは出来ず、アピール度は低いという問題があった。さらに、可動媒体の駆動のために、機械部品を用いることで、保守管理に費用が掛かるという問題があった。
【0007】
なお、液晶表示体を複数個、重畳して構成した多層構造の液晶表示装置および画像表示方法は知られている(特許文献2)。しかし、この装置および画像表示方法は、液晶表示体を多角形の構成として、見る方向により新たな画像を創出したり、アピール度を高める方式を提供するものではない。
【0008】
【特許文献1】
・特開2002−333849
【0009】
【特許文献2】
・特表2002−504764
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、通行する人にアピール度を高くするために、広告を動的に変更しようとする従来の表示装置では、機械部品を用いる必要があったり、また、表示されている画面情報を多方面から見ることによって、新たな映像を合成することは難しいという問題があった。
【0011】
本発明は、このような従来の表示装置の問題点に鑑みてなされたもので、機械的な可動部品を用いることなく、通行する人の見る方向により、画面情報が変化されて、新たな画像が表示される画像表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0013】
本発明の請求項2によれば、透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部と、前記第1表示面と前記第2表示面の間に設置された屈折材とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されるとともに、前記屈折材の有する屈折率を制御することにより合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0014】
本発明の請求項3によれば、請求項2記載の画像表示装置において前記屈折材は、容器に入れられた水により構成されることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項4によれば、請求項1乃至3のいずれか1記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される複数の平面は、一方向に閉じて形成されて成ることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項5によれば、請求項4記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される複数の平面は、逆多角錘形状をなすことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項6によれば、透光性の表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された表示面を有する第2の表示部とから成る表示体であって、前記第1の表示部の表示面及び前記第2表示部の表示面は円筒面の一部から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0018】
本発明の請求項7によれば、透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部と、前記第1表示面と前記第2表示面の間に設置された屈折材とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は円筒面の一部から構成されるとともに、前記屈折材の有する屈折率を制御することにより合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0019】
本発明の請求項8によれば、請求項7記載の画像表示装置において、前記屈折材は、容器に入れられた水により構成されることを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項9によれば、請求項6乃至8のいずれか1記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、一方向に閉じて形成されて成ることを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項10によれば、請求項9記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、円筒形状をなすことを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項11によれば、請求項9記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、逆円錘形状をなすことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
【0024】
図1に本発明による多重表示装置の一実施形態の構造を示す。同図に示すように、この多重表示装置1の表示ユニット20では、液晶表示装置で構成された内側画面の表示手段22aと、光を透過し、空気とは屈折率の異なる材質で構成された屈折手段24aと、透光性の液晶により構成された外側画面の表示手段21aとが、所定間隔、離して設置される。
【0025】
さらに、これら内側画面の表示手段22aと外側画面の表示手段21aと屈折手段24aとは、多角形の形状を構成する様に配置され、これらを一体形式の構成として、表示ユニット20が構成されている。多重表示装置1は、上述の構成を有する表示ユニット20と、この表示ユニット20を制御する制御手段11と、この制御手段が接続される母線15と、この母線に各々接続されるプログラム記憶手段12と、情報記憶手段13と、抽出手段14と、表示制御手段16とから成る。屈折手段24aの屈折率は制御手段11により制御される。
【0026】
表示ユニット20の内側画面の表示手段22aは、通常用いられる液晶表示装置である。この内側画面の表示手段22aの前面に、空気とは屈折率が異なる材質のもので構成されることで、屈折性を有した屈折手段24aと、透光性の表示手段21aとを所定間隔、離して重畳して設置している。これにより、内側画面に表示された画像と、外側画面に表示された画像は、屈折手段24aを通して、同一画像の様に利用者に対して提供される。
【0027】
屈折手段24aは、例えば水やガラス、プラスチックなど、表示手段21aと22aの間に存在する物質である空気と屈折率が異なり、かつ透光性を有する材料で構成されている。また、屈折手段として用いられる材料の量や厚さ、重なり度、種類の変更を行うことにより、屈折率が変化することを利用し、制御手段11により屈折率の制御を可能としている。
【0028】
表示ユニット20に表示される情報は、情報記憶手段13に記憶保存されており、例えば繁華街のビルの屋上に設置された広告表示装置の場合では、映画の予告編やコンサートなどのイベントの案内情報、企業や商品のコマーシャル映像情報等が保存される。抽出手段14は、制御手段11から出力された信号を受け、該当する情報を情報記憶手段13から抽出する。このように抽出された情報は表示制御手段16に伝達される。
【0029】
表示制御手段16は、抽出手段14により抽出された情報を、表示手段21a、22aの各表示部に区分けして表示を行うものであり、このため表示手段の座標情報に合わせて画像情報を制御する。プログラム記憶手段12には、上に述べた各動作を制御手段11に実行させるためのプログラムが保存されており、これにより制御手段11を動作させる。
【0030】
図2(a)(b)は、図1の表示ユニット20に表示される側面画面4枚を、横方向に並べた内側画面と外側画面を示す図である。外側画面21と内側画面22の内容を上下方向に並べて記載しているが、これらは重畳されて配置されるものである。
【0031】
なお本発明では、上記屈折手段24aは必ずしも必要ではない。また屈折手段24aを有していても周りと同じ屈折率とすれば、屈折手段24aがない場合と同じである。この実施形態では屈折手段24aは周りと同じ屈折率であるとして、本図には示していない。
【0032】
例えば広告代理店の旅行情報の表示例では、図示したように内側画面22には旅行先の景勝地の映像や、宿泊先の旅館などの情報が表示される。また、外側画面21は、透光性液晶表示装置で構成されており、外側画面21には、旅行に使用するバスが走行する映像などが表示されている。
【0033】
本表示装置が設置されたビルの近傍を通る人は、ビルの屋上に設置された表示ユニット20を見る場合、透光性液晶表示装置である外側画面21にバスの映像が表示され、この外側画面21を通して、内側画面22に表示された旅行先の映像や宿泊する旅館の映像を確認する。これによって、外側画面21の映像と内側画面22との両方の画面の映像が重なりあって表示され、この結果、通行人は旅行の案内映像として認識される。
【0034】
なお、表示ユニット20に映像が表示される面は、上述した側面に限定されるものではなく、底面や天井面についても同様に表示することが可能である。
【0035】
図3に図1の表示ユニット20を上方向より見た構成図を示す。
【0036】
図3(a)では、通行人の視線40は外側画面21に表示された映像Zを確認している。また、外側画面21と屈折材24とを透過し、内側画面22が見えるが、外側画面21の映像に隠されて、内側画面22に表示された映像Xは視認されない。さらに、内側画面22の別側面に表示されたYの映像も、視認されない。
【0037】
次に、図3(b)は、図3(a)の位置から違った場所から見る場合の状態を示している。通行人の視線40は、外側画面21の映像Zと共に、屈折材24を透過し、内側画面22の映像Xと、別側面に表示された映像Yの両方の映像を視認している。
【0038】
このように、表示ユニット20の外側画面21に表示された映像Zと、内側画面22に表示されたX、Yの映像自体に変化がなく、表示されている内容は同一であっても、通行人が見る位置により、映像が見えたり、また、見えなかったりするように、動的な表示効果を表すことが可能となる。
【0039】
これによって、外側画面21と内側画面22との映像を適時配置することで、表示されないものがある位置になると見えることで、通行人に対し、新たな情報を提示することになり、アピール度の高い広告を提供することが可能となる。さらにまた、外側画面21と内側画面22との映像が重なって表示されることで、新たな映像が合成され、通行人の注目が得られる効果を得ることが可能となる。
【0040】
次に外側画面と内側画面の間に屈折材を設けた本発明の他の実施形態について説明する。
【0041】
図4は、空気と屈折度が異なる材質である屈折材24用いて、外側画面21と内側画面22の確認状況を示したこの実施形態の構成例を示す図である。
【0042】
図4(a)の場合は屈折材24の屈折率が小さい場合を示す。この場合、視線40は外側画面21を通過し、屈折材24で屈折するが、屈折率が小さいため、内側画面22に至った場合、屈折材がない場合と比較してもあまり差は生じていない。
【0043】
一方、図4(b)は、屈折材24の屈折率が大きい場合を示す。この場合、視線40は外側画面21を通過し、屈折材24で屈折するが、屈折率が大きいため、内側画面22に至る際には、大きく屈折され、差が大きくなっている。
【0044】
さらに、図4(c)は屈折材24の屈折率を更に大きな材質の場合を示すが、この場合には、屈折材の屈折率が大きく、臨界角を越えたため、屈折材24を通過せず、屈折材24で反射され、内側画面22に到達しない状態を示している。
【0045】
この様に、屈折材24の屈折率を変えることで、同一の視線においても、内側画面22の見える範囲や視認性が変わる特性を利用し、外側画面21と内側画面22の画像を合成したり、あるいは内側画面の画像を覆い隠すなどの制御を行うことが可能となる。
【0046】
屈折材24の屈折率を制御する方法としては、各々屈折率の異なる屈折材を入れ替えて制御する方式も実現できるが、本発明はこの方式に限定するものではなく、複数の屈折材を重ねて用いる方式や、水や油などの流動体を用いて屈折率の異なる状況を構成することも可能である。
【0047】
図5は透過性の容器に流動体を貯蔵し、屈折材24として用いる構成を示す。図5の様な構成では、水の存在する部分と存在しない部分とでは光が透過する場合の屈折率が異なり、この結果、水の存在の有無で屈折率が異なる状況を作り出すことが可能となる。なお、水槽に水生生物を入れておくことで、涼しさを演出することにより、さらに注目を集めることもできる。
【0048】
また、屈折材として水を用いる場合には、各種の添加材を混入することが容易であるので、水の量だけではなく添加剤による屈折率の変更を行うことも可能である。
【0049】
更に、水と油など、各々質量が異なり、混ざらない性質の液体を複数用いることで、例えば上方が油で、下方が水の層が構築され、この結果、上方と下方で違った屈折率を構成することも可能である。
【0050】
この様に、流動体の量の多少や、使用する流動体の種類、添加材の使用、複数の流動体の使用などにより、多数の屈折率が得られ、これらの組み合わせを行うことで、屈折率の制御を行うことが可能である。
【0051】
次に本発明の更に他の実施形態について説明する。図6は、表示ユニット20の形状として、2つの部材を角度を付けて構成した例を示しており、図6(a)は平面形状の構成部材を用いており、図6(b)は湾曲した形状の構成部材を用いている。これらは交差点の屋上に設置する広告表示装置などの様に、2方向から視認する場合において、有効な表示効果を得ることができる。
【0052】
図7は表示ユニット20の形状の変形例を示したものである。表示ユニット20は、前述の様に、4角形や2面構成の形状に限定されるものではなく、6角形、8角形、円筒形、円錐形なども可能である。
【0053】
各々、外側画面及び内側画面が、図7(a)は4角錐、図7(b)は円筒形、図7(c)は円錐形の実施例を示す。図7(b),(c)は、外側画面21と内側画面22は、平面ではなく、緩やかに湾曲した構成となっている。この実施形態の場合、外側画面21と内側画面22の表示状況は図3に示す映像の変化に比較すると、段階的に変化する効果が得られる。特に図7(a)(c)に示すような逆錘構造の身長より大きなものを街頭などに設置すれば、通行人は見上げる形となり、通行人へのアピール度は非常に大きくできる効果がある。
【0054】
なお、図7(a)(b)(c)では、内側画面22と外側画面21の間に屈折材を配置していない。しかし、本発明ではこの間に屈折材を置いてその屈折率を変えても良いことは勿論であり、またそのような構成において、屈折材を必要としない場合には、屈折材の屈折率を周りの屈折率に同じようにして用いることも可能である。
【0055】
また、上記実施例形態では、左右方向の視差を利用して異なる表示を行う場合について説明した。しかし、本発明は、これら左右方向の場合に限られず、上下方向の視差を利用して異なる表示を行うことも可能である。
【0056】
また、一般的には表示装置に対する異なる方向の視差を利用して、異なる表示を行う場合に適用でき、この技術的思想の範囲内における態様は本発明に含まれる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、広告を動的に変更しようとする場合においても、機械部品を用いることなく実現でき、また、表示されている画面情報を多方面から見ることによって、新たな映像を合成することにより、アピール度が高い広告情報を提供することが可能となる表示装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の構成例を示す図。
【図2】本発明一実施形態の外側画面と内側画面の表示内容を説明するための図。
【図3】本発明一実施形態の動作を説明するための図。
【図4】本発明一実施形態の屈折状態を説明するための図。
【図5】本発明一実施形態における屈折材の他の実施形態を説明するための図。
【図6】本発明一実施形態の表示ユニットの他の実施形態を説明するための図。
【図7】本発明一実施形態の表示ユニットの他の実施形態を説明するための図。
【符号の説明】
1…多重表示装置、11…制御手段、12…プログラム記憶手段、13…情報記憶手段、14…抽出手段、15…母線、16…表示制御手段、20…表示ユニット、21a、22a…表示手段、21…外側画面、22…内側画面、24…屈折材、24a…屈折手段、40…視線。
【発明の属する技術分野】
本発明は、屋外の広告表示装置などにおいて、見る方向によって表示内容の変換が発生し、視覚効果が向上せられることにより、アピール度が高められる画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商店の屋上などには、看板や、ネオンサイン、LED表示により、商品名の広告やイベントの案内などを表示している。
【0003】
しかしながら、これらの広告表示装置は、常に同一の映像や画像を提供するものであり、一度見た人は、同じ映像である限り、再度見ることはない。このため、通行する人に対してアピール度を高めるには、大型のディスプレイ装置に関しては、映像や画像を変化させることが必要である。
【0004】
また、広告塔などでは、映像や画像を変更する場合は、回転式のスクリーンを用いるなど、機械的な表示内容の変換機構が必要である。このため、機械部品の磨耗による点検や、機械部品の交換が必要であり、アピール度が高く、かつ効率的な広告表示装置が望まれていた。
【0005】
また、画面を表示する可動媒体を連続的に移動させ、動的な画像を表示する広告表示システムと方法も知られている(特許文献1参照)。
【0006】
しかし、このように可動媒体を機械的に移動させて映像や画像を表示させた場合でも、多方向から見た場合でも同一画面または映像しか表示することは出来ず、アピール度は低いという問題があった。さらに、可動媒体の駆動のために、機械部品を用いることで、保守管理に費用が掛かるという問題があった。
【0007】
なお、液晶表示体を複数個、重畳して構成した多層構造の液晶表示装置および画像表示方法は知られている(特許文献2)。しかし、この装置および画像表示方法は、液晶表示体を多角形の構成として、見る方向により新たな画像を創出したり、アピール度を高める方式を提供するものではない。
【0008】
【特許文献1】
・特開2002−333849
【0009】
【特許文献2】
・特表2002−504764
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、通行する人にアピール度を高くするために、広告を動的に変更しようとする従来の表示装置では、機械部品を用いる必要があったり、また、表示されている画面情報を多方面から見ることによって、新たな映像を合成することは難しいという問題があった。
【0011】
本発明は、このような従来の表示装置の問題点に鑑みてなされたもので、機械的な可動部品を用いることなく、通行する人の見る方向により、画面情報が変化されて、新たな画像が表示される画像表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によれば、透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0013】
本発明の請求項2によれば、透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部と、前記第1表示面と前記第2表示面の間に設置された屈折材とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されるとともに、前記屈折材の有する屈折率を制御することにより合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0014】
本発明の請求項3によれば、請求項2記載の画像表示装置において前記屈折材は、容器に入れられた水により構成されることを特徴とする。
【0015】
本発明の請求項4によれば、請求項1乃至3のいずれか1記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される複数の平面は、一方向に閉じて形成されて成ることを特徴とする。
【0016】
本発明の請求項5によれば、請求項4記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される複数の平面は、逆多角錘形状をなすことを特徴とする。
【0017】
本発明の請求項6によれば、透光性の表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された表示面を有する第2の表示部とから成る表示体であって、前記第1の表示部の表示面及び前記第2表示部の表示面は円筒面の一部から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0018】
本発明の請求項7によれば、透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部と、前記第1表示面と前記第2表示面の間に設置された屈折材とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、前記第1表示面及び前記第2表示面は円筒面の一部から構成されるとともに、前記屈折材の有する屈折率を制御することにより合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置を提供する。
【0019】
本発明の請求項8によれば、請求項7記載の画像表示装置において、前記屈折材は、容器に入れられた水により構成されることを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項9によれば、請求項6乃至8のいずれか1記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、一方向に閉じて形成されて成ることを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項10によれば、請求項9記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、円筒形状をなすことを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項11によれば、請求項9記載の画像表示装置において、前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、逆円錘形状をなすことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態について図面を用いて説明する。
【0024】
図1に本発明による多重表示装置の一実施形態の構造を示す。同図に示すように、この多重表示装置1の表示ユニット20では、液晶表示装置で構成された内側画面の表示手段22aと、光を透過し、空気とは屈折率の異なる材質で構成された屈折手段24aと、透光性の液晶により構成された外側画面の表示手段21aとが、所定間隔、離して設置される。
【0025】
さらに、これら内側画面の表示手段22aと外側画面の表示手段21aと屈折手段24aとは、多角形の形状を構成する様に配置され、これらを一体形式の構成として、表示ユニット20が構成されている。多重表示装置1は、上述の構成を有する表示ユニット20と、この表示ユニット20を制御する制御手段11と、この制御手段が接続される母線15と、この母線に各々接続されるプログラム記憶手段12と、情報記憶手段13と、抽出手段14と、表示制御手段16とから成る。屈折手段24aの屈折率は制御手段11により制御される。
【0026】
表示ユニット20の内側画面の表示手段22aは、通常用いられる液晶表示装置である。この内側画面の表示手段22aの前面に、空気とは屈折率が異なる材質のもので構成されることで、屈折性を有した屈折手段24aと、透光性の表示手段21aとを所定間隔、離して重畳して設置している。これにより、内側画面に表示された画像と、外側画面に表示された画像は、屈折手段24aを通して、同一画像の様に利用者に対して提供される。
【0027】
屈折手段24aは、例えば水やガラス、プラスチックなど、表示手段21aと22aの間に存在する物質である空気と屈折率が異なり、かつ透光性を有する材料で構成されている。また、屈折手段として用いられる材料の量や厚さ、重なり度、種類の変更を行うことにより、屈折率が変化することを利用し、制御手段11により屈折率の制御を可能としている。
【0028】
表示ユニット20に表示される情報は、情報記憶手段13に記憶保存されており、例えば繁華街のビルの屋上に設置された広告表示装置の場合では、映画の予告編やコンサートなどのイベントの案内情報、企業や商品のコマーシャル映像情報等が保存される。抽出手段14は、制御手段11から出力された信号を受け、該当する情報を情報記憶手段13から抽出する。このように抽出された情報は表示制御手段16に伝達される。
【0029】
表示制御手段16は、抽出手段14により抽出された情報を、表示手段21a、22aの各表示部に区分けして表示を行うものであり、このため表示手段の座標情報に合わせて画像情報を制御する。プログラム記憶手段12には、上に述べた各動作を制御手段11に実行させるためのプログラムが保存されており、これにより制御手段11を動作させる。
【0030】
図2(a)(b)は、図1の表示ユニット20に表示される側面画面4枚を、横方向に並べた内側画面と外側画面を示す図である。外側画面21と内側画面22の内容を上下方向に並べて記載しているが、これらは重畳されて配置されるものである。
【0031】
なお本発明では、上記屈折手段24aは必ずしも必要ではない。また屈折手段24aを有していても周りと同じ屈折率とすれば、屈折手段24aがない場合と同じである。この実施形態では屈折手段24aは周りと同じ屈折率であるとして、本図には示していない。
【0032】
例えば広告代理店の旅行情報の表示例では、図示したように内側画面22には旅行先の景勝地の映像や、宿泊先の旅館などの情報が表示される。また、外側画面21は、透光性液晶表示装置で構成されており、外側画面21には、旅行に使用するバスが走行する映像などが表示されている。
【0033】
本表示装置が設置されたビルの近傍を通る人は、ビルの屋上に設置された表示ユニット20を見る場合、透光性液晶表示装置である外側画面21にバスの映像が表示され、この外側画面21を通して、内側画面22に表示された旅行先の映像や宿泊する旅館の映像を確認する。これによって、外側画面21の映像と内側画面22との両方の画面の映像が重なりあって表示され、この結果、通行人は旅行の案内映像として認識される。
【0034】
なお、表示ユニット20に映像が表示される面は、上述した側面に限定されるものではなく、底面や天井面についても同様に表示することが可能である。
【0035】
図3に図1の表示ユニット20を上方向より見た構成図を示す。
【0036】
図3(a)では、通行人の視線40は外側画面21に表示された映像Zを確認している。また、外側画面21と屈折材24とを透過し、内側画面22が見えるが、外側画面21の映像に隠されて、内側画面22に表示された映像Xは視認されない。さらに、内側画面22の別側面に表示されたYの映像も、視認されない。
【0037】
次に、図3(b)は、図3(a)の位置から違った場所から見る場合の状態を示している。通行人の視線40は、外側画面21の映像Zと共に、屈折材24を透過し、内側画面22の映像Xと、別側面に表示された映像Yの両方の映像を視認している。
【0038】
このように、表示ユニット20の外側画面21に表示された映像Zと、内側画面22に表示されたX、Yの映像自体に変化がなく、表示されている内容は同一であっても、通行人が見る位置により、映像が見えたり、また、見えなかったりするように、動的な表示効果を表すことが可能となる。
【0039】
これによって、外側画面21と内側画面22との映像を適時配置することで、表示されないものがある位置になると見えることで、通行人に対し、新たな情報を提示することになり、アピール度の高い広告を提供することが可能となる。さらにまた、外側画面21と内側画面22との映像が重なって表示されることで、新たな映像が合成され、通行人の注目が得られる効果を得ることが可能となる。
【0040】
次に外側画面と内側画面の間に屈折材を設けた本発明の他の実施形態について説明する。
【0041】
図4は、空気と屈折度が異なる材質である屈折材24用いて、外側画面21と内側画面22の確認状況を示したこの実施形態の構成例を示す図である。
【0042】
図4(a)の場合は屈折材24の屈折率が小さい場合を示す。この場合、視線40は外側画面21を通過し、屈折材24で屈折するが、屈折率が小さいため、内側画面22に至った場合、屈折材がない場合と比較してもあまり差は生じていない。
【0043】
一方、図4(b)は、屈折材24の屈折率が大きい場合を示す。この場合、視線40は外側画面21を通過し、屈折材24で屈折するが、屈折率が大きいため、内側画面22に至る際には、大きく屈折され、差が大きくなっている。
【0044】
さらに、図4(c)は屈折材24の屈折率を更に大きな材質の場合を示すが、この場合には、屈折材の屈折率が大きく、臨界角を越えたため、屈折材24を通過せず、屈折材24で反射され、内側画面22に到達しない状態を示している。
【0045】
この様に、屈折材24の屈折率を変えることで、同一の視線においても、内側画面22の見える範囲や視認性が変わる特性を利用し、外側画面21と内側画面22の画像を合成したり、あるいは内側画面の画像を覆い隠すなどの制御を行うことが可能となる。
【0046】
屈折材24の屈折率を制御する方法としては、各々屈折率の異なる屈折材を入れ替えて制御する方式も実現できるが、本発明はこの方式に限定するものではなく、複数の屈折材を重ねて用いる方式や、水や油などの流動体を用いて屈折率の異なる状況を構成することも可能である。
【0047】
図5は透過性の容器に流動体を貯蔵し、屈折材24として用いる構成を示す。図5の様な構成では、水の存在する部分と存在しない部分とでは光が透過する場合の屈折率が異なり、この結果、水の存在の有無で屈折率が異なる状況を作り出すことが可能となる。なお、水槽に水生生物を入れておくことで、涼しさを演出することにより、さらに注目を集めることもできる。
【0048】
また、屈折材として水を用いる場合には、各種の添加材を混入することが容易であるので、水の量だけではなく添加剤による屈折率の変更を行うことも可能である。
【0049】
更に、水と油など、各々質量が異なり、混ざらない性質の液体を複数用いることで、例えば上方が油で、下方が水の層が構築され、この結果、上方と下方で違った屈折率を構成することも可能である。
【0050】
この様に、流動体の量の多少や、使用する流動体の種類、添加材の使用、複数の流動体の使用などにより、多数の屈折率が得られ、これらの組み合わせを行うことで、屈折率の制御を行うことが可能である。
【0051】
次に本発明の更に他の実施形態について説明する。図6は、表示ユニット20の形状として、2つの部材を角度を付けて構成した例を示しており、図6(a)は平面形状の構成部材を用いており、図6(b)は湾曲した形状の構成部材を用いている。これらは交差点の屋上に設置する広告表示装置などの様に、2方向から視認する場合において、有効な表示効果を得ることができる。
【0052】
図7は表示ユニット20の形状の変形例を示したものである。表示ユニット20は、前述の様に、4角形や2面構成の形状に限定されるものではなく、6角形、8角形、円筒形、円錐形なども可能である。
【0053】
各々、外側画面及び内側画面が、図7(a)は4角錐、図7(b)は円筒形、図7(c)は円錐形の実施例を示す。図7(b),(c)は、外側画面21と内側画面22は、平面ではなく、緩やかに湾曲した構成となっている。この実施形態の場合、外側画面21と内側画面22の表示状況は図3に示す映像の変化に比較すると、段階的に変化する効果が得られる。特に図7(a)(c)に示すような逆錘構造の身長より大きなものを街頭などに設置すれば、通行人は見上げる形となり、通行人へのアピール度は非常に大きくできる効果がある。
【0054】
なお、図7(a)(b)(c)では、内側画面22と外側画面21の間に屈折材を配置していない。しかし、本発明ではこの間に屈折材を置いてその屈折率を変えても良いことは勿論であり、またそのような構成において、屈折材を必要としない場合には、屈折材の屈折率を周りの屈折率に同じようにして用いることも可能である。
【0055】
また、上記実施例形態では、左右方向の視差を利用して異なる表示を行う場合について説明した。しかし、本発明は、これら左右方向の場合に限られず、上下方向の視差を利用して異なる表示を行うことも可能である。
【0056】
また、一般的には表示装置に対する異なる方向の視差を利用して、異なる表示を行う場合に適用でき、この技術的思想の範囲内における態様は本発明に含まれる。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、広告を動的に変更しようとする場合においても、機械部品を用いることなく実現でき、また、表示されている画面情報を多方面から見ることによって、新たな映像を合成することにより、アピール度が高い広告情報を提供することが可能となる表示装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明一実施形態の構成例を示す図。
【図2】本発明一実施形態の外側画面と内側画面の表示内容を説明するための図。
【図3】本発明一実施形態の動作を説明するための図。
【図4】本発明一実施形態の屈折状態を説明するための図。
【図5】本発明一実施形態における屈折材の他の実施形態を説明するための図。
【図6】本発明一実施形態の表示ユニットの他の実施形態を説明するための図。
【図7】本発明一実施形態の表示ユニットの他の実施形態を説明するための図。
【符号の説明】
1…多重表示装置、11…制御手段、12…プログラム記憶手段、13…情報記憶手段、14…抽出手段、15…母線、16…表示制御手段、20…表示ユニット、21a、22a…表示手段、21…外側画面、22…内側画面、24…屈折材、24a…屈折手段、40…視線。
Claims (11)
- 透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、
前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置。 - 透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部と、前記第1表示面と前記第2表示面の間に設置された屈折材とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、
前記第1表示面及び前記第2表示面は複数の平面から構成されるとともに、前記屈折材の有する屈折率を制御することにより合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置。 - 前記屈折材は、容器に入れられた水により構成されることを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
- 前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される複数の平面は、一方向に閉じて形成されて成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1記載の画像表示装置。
- 前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される複数の平面は、逆多角錘形状をなすことを特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
- 透光性の表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された表示面を有する第2の表示部とから成る表示体であって、
前記第1の表示部の表示面及び前記第2表示部の表示面は円筒面の一部から構成されると共に、前記第1表示面及び前記第2表示面の前から見る位置により、合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置。 - 透光性の第1表示面を有する第1の表示部と、この第1の表示部の前記表示面にほぼ平行、かつこの後に配置された第2表示面を有する第2の表示部と、前記第1表示面と前記第2表示面の間に設置された屈折材とから成り、前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を合わせて表示する表示体であって、
前記第1表示面及び前記第2表示面は円筒面の一部から構成されるとともに、前記屈折材の有する屈折率を制御することにより合わせて表示される前記第1表示面及び前記第2表示面に表示される画像を変化させることを特徴とする画像表示装置。 - 前記屈折材は、容器に入れられた水により構成されることを特徴とする請求項7記載の画像表示装置。
- 前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、一方向に閉じて形成されて成ることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1記載の画像表示装置。
- 前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、円筒形状をなすことを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
- 前記第1表示面及び前記第2表示面により構成される面は、逆円錘形状をなすことを特徴とする請求項9記載の画像表示装置。
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WO2011000545A1 (en) | 2009-06-29 | 2011-01-06 | Oliver Hein | A display structure |
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- 2003-05-07 JP JP2003129282A patent/JP2004333848A/ja active Pending
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