JP5495393B2 - ドライブスルー方式の祭博物館及びその表示方法 - Google Patents
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Description
前記瞬間調光板(10)は、透明な板材に瞬間調光フィルムを張り付けたものであり、該瞬間調光フィルムの電気のON/OFFで透明状態と不透明状態とを切り替える構造のものである。
前記瞬間調光板(10)は、その左右半分で分離し、左半分、右半分のみ個別に不透明状態と、透明状態に切り替え得るように構成することが好ましい。
前記瞬間調光板(10)は、その上下段で分離し、上半分、下半分のみ個別に不透明状態と、透明状態に切り替え得るように構成することが好ましい。
前記見学停車スペース(7)に進入する車両(V)の台数を検知する台数センサ(12)を更に設けることが好ましい。
見学する車両(V)が前記建物(1)の傍に進入してきたら、前記瞬間調光板(10)に、祭り、観光地の映像を映し出し、
前記車両(V)が完全に停止したら前記瞬間調光板(10)を透明状態にして前記展示物を見学できるようにする。
見学停車スペース(7)の台数センサ(12)により、祭博物館の展示物を車窓から見物して、通過する車両の台数、更に料金をカウントする。
図1は実施例1のドライブスルー方式の祭博物館の全体を示す斜視図である。図2は実施例1のドライブスルー方式の祭博物館の1階部分を示す平断面図である。図3は実施例1のドライブスルー方式の祭博物館を示す正面図である。
実施例1のドライブスルー方式の祭博物館は、複数の階層からなる建物1であり、例えば地上18メートル4階建ての鉄骨構造のビルである。建物1内は一部が吹き抜け構造になっている。この吹き抜け構造部分に、高さが10mを超える御輿PS、山車F又は御旗などを展示する。図示例は、1階の広い場所が展示場2となり、その博物館の主要展示物が展示されている。この1階の展示場2は、祭の趣や醍醐味を楽しめる空間となる。この展示場2には、例えば奉燈などの御輿PS、山車Fを眺めながら社交場として他の入館者と交流し、地域文化とも触れ合える枡席3も備えている。図2の平断面図では6基の大奉燈を展示した状態を示している。
また、台数センサ12を設け、進入する車両の台数をカウントする。
図示するように、建物1の2階は、階段13を上がると椅子席14と、6基の奉燈群を、眺めることのできる欄干付きの廊下15とで構成されている。欄干付きの廊下15から通常では見られない、御輿PS又は山車Fを俯瞰することができる。また、椅子席14と階段13において、時間的に余裕のある観光客に、癒しの場として「袖擦り合うも多少の縁」を実感することができるようになっている。
更に、欄干付きの廊下15から搬入用ドア6まで通じるキャットウオーク16も設けられている。更に、表面側には明かり取りの窓17も設けられている。
図示するように、建物1の3階は、階段13を上がると観光客と庶民とも触れ合える多目的エリア18が設けられている。この3階からも、通常では見られない、奉燈群の御輿PS又は山車Fを俯瞰することができる。
図示するように、建物1の4階は、階段13を上がると、ドライブスルー方式の祭博物館運営本部の事務室19と、祭実行委員会が中心に活動する社交場として、地域振興に役立てる多目的エリア18が設けられている。この4階からも、通常では見られない、奉燈群の御輿PSの屋根又は山車Fの屋根を俯瞰することができ、更に祭りの臨場感を体感できる。なお、多目的エリア18から搬入用ドア6まで通じるキャットウオーク16も設けられている。
これらの2階〜4階それぞれの構成は、このようなものに限定されず、博物館の規模、展示する祭事品の種類に応じて変えられることは勿論である。
この大奉燈(奉燈)とはドライブスルー方式の祭博物館に展示する祭りの一例を示すものであり、石川県七尾市石崎町における「石崎奉燈祭」で使用される御輿である。大奉燈(奉燈)は、台棒の上部に縦長の筐体に武者絵や大書の墨字が描かれている。その周りに提灯やお飾りが下げられている。この奉燈は文字通り夜には、灯火が献じられ、浮かび上がった武者絵や大書の墨字が幻想的な空間を醸し出す素晴らしいお祭りである。クライマックスの奉燈の乱舞競演では、担ぎ手、観客の興奮は最高潮に達するといわれている。
開口部9の瞬間調光板10の動作状態について説明する。先ず、建物1の側面に設けられた開口部9に隣接した見学停車スペース7に車両Vを停車させる。図8(a)に示すように、この車両Vに乗車している乗客は、開口部9の瞬間調光板10が不透明状態にあるので、その内部を見ることはできない。進入センサ11がこの車両Vの進入を感知して、この瞬間調光板10を不透明状態から透明状態に切り替える。瞬間調光板10が透明状態になると、図8(b)に示すように、瞬間調光板10は透明のガラス板(アクリル板)になり、建物1の内部を見ることができる。そこで、車両Vに乗車している乗客はそのままで、建物1内部に展示された展示物を見学することができる。
瞬間調光板10の別の実施例について説明する。瞬間調光板10は開口部9に嵌め込んだ全体を同時に不透明状態と透明状態に切り替える必要はない。瞬間調光板10を部分的に、不透明状態と透明状態とに切り替える表示方法もある。図9に示すように、瞬間調光板10を、その左右半分で分離し、左半分又は右半分のみ個別に不透明状態と、透明状態に切り替え得るように構成することで、建物1内部に展示された展示物の見学と、瞬間調光板10に投影される映像とを同時に視聴させることができる。このような表示方法により、乗客にその祭りに対する興味を高めさせることができる。
また、瞬間調光板10は、その上下段で分離し、上半分又は下半分のみ個別に不透明状態と、透明状態に切り替える表示方法もある。例えば、瞬間調光板10の上半分を透明状態に切り替え、内部の実物の御輿PSを見せ、瞬間調光板10の下半分を不透明状態にして、これに担いでいる人の映像を映し出して臨場感を醸成させるように使用する。
7 見学停車スペース
9 開口部
10 瞬間調光板
11 進入センサ
12 台数センサ
20 投影機
V 車両
PS 御輿(奉燈)
Claims (9)
- 建物(1)の内部に展示されている御輿(PS)、山車(F)などの展示物を、該建物(1)の傍に観光バス、乗用車などの車両(V)を停車させ、該車両(V)の乗客が乗車したままで見学できるドライブスルー方式の祭博物館であって、
前記車両(V)が前記建物(1)に横づけに停車できるように、該建物(1)に隣接して設けられた見学停車スペース(7)と、
前記見学停車スペース(7)の進入口と出口の適正な位置に前記車両(V)を停車できるように、該見学停車スペース(7)の進入口と出口それぞれに設けられた停止バー(8)と、
前記建物(1)の見学停車スペース(7)側に設けられた開口部(9)と、
前記開口部(9)に設けられた、透明状態と不透明状態を瞬時に切り替えることができる瞬間調光板(10)と、
前記車両(V)の進入を検知して、前記瞬間調光板(10)の透明状態と不透明状態を切り替える進入センサ(11)と、を備え、
前記瞬間調光板(10)は、見学する車両(V)が見学停車スペース(7)に進入したら、前記進入センサ(11)により不透明状態から透明状態に替え、常時は外部から見学できない前記建物(1)内部の展示物を、乗客が該車両(V)に乗車したままで見学できるように構成した、ことを特徴とするドライブスルー方式の祭博物館。 - 前記瞬間調光板(10)は、透明な板材に瞬間調光フィルムを張り付けたものであり、該瞬間調光フィルムの電気のON/OFFで透明状態と不透明状態とを切り替える構造である、ことを特徴とする請求項1のドライブスルー方式の祭博物館。
- 不透明状態の前記瞬間調光板(10)を映像スクリーンとして、祭り、観光地などの映像を映し出す投影機(20)を前記建物(1)に備えた、ことを特徴とする請求項1のドライブスルー方式の祭博物館。
- 前記瞬間調光板(10)は、その左右半分で分離し、左半分、右半分のみ個別に不透明状態と、透明状態に切り替え得るように構成した、ことを特徴とする請求項1のドライブスルー方式の祭博物館。
- 前記瞬間調光板(10)は、その上下段で分離し、上半分、下半分のみ個別に不透明状態と、透明状態に切り替え得るように構成した、ことを特徴とする請求項1のドライブスルー方式の祭博物館。
- 前記見学停車スペース(7)に進入する車両(V)の台数を検知する台数センサ(12)を更に設けた、ことを特徴とする請求項1のドライブスルー方式の祭博物館。
- 建物(1)の傍に停車した観光バス、乗用車などの車両(V)に乗客が乗車したままで見学できるように、該建物(1)の内部に御輿(PS)、山車(F)などの展示物を展示し、映像を表示するドライブスルー方式祭博物館の展示物表示方法であって、
前記建物(1)の側面に設けられた開口部(9)に近づくように車両(V)を停車させ、
前記車両(V)に乗車している乗客はそのままで、常時は外部から見学できない前記建物(1)内部に展示された前記展示物を見学することができるように、該建物(1)の開口部(9)に取り付けられた瞬間調光板(10)を不透明状態から透明状態に切り替え、
不透明状態にしたときの前記瞬間調光板(10)には、祭り、観光地の映像を映し出し、同時に祭りの音声を流す、ことを特徴とするドライブスルー方式祭博物館の展示物表示方法。 - 前記瞬間調光板(10)を部分的に、不透明状態と透明状態とに切り替え、建物(1)内部に展示された前記展示物の見学と、該瞬間調光板(10)に投映される映像を同時に視聴できる、ことを特徴とする請求項7のドライブスルー方式祭博物館の展示物表示方法。
- 見学する車両(V)が前記建物(1)の傍に進入してきたら、前記瞬間調光板(10)に、祭り、観光地の映像を映し出し、
前記車両(V)が完全に停止したら前記瞬間調光板(10)を透明状態にして前記展示物を見学できるようにする、ことを特徴とする請求項7のドライブスルー方式祭博物館の展示物表示方法。
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