JP2004332276A - Thermally insulating panel for building roof part and thermally insulating structure using this panel - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物の屋根部分に用いる断熱パネル、及び、そのパネルを用いた断熱構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建築物の屋根部分の断熱性能を高める手段として、例えば図3(特許文献1の図4参照)に示すような断熱構造が知られている。この断熱構造は、垂木等の軸材121間に断熱パネル100が嵌着されている。この断熱パネル100は、断熱板111と面材101とを一体化した構造に形成されており、断熱板111の部分が軸材121間に嵌着されている。また、この断熱板111の片面の両端近傍部分には各々一箇所づつ切欠113が設けられ、この切欠113は弾性変形可能となっている。したがって、軸材121の間隔や、断熱板111の寸法にばらつきが生じても、確実に断熱材111を軸材121間に嵌着することが出来る。また、この断熱板111を軸材121間に嵌着させるとき、この切欠113を弾性変形させて嵌め込むことが可能なため、かかる作業を容易に行うことが可能となる。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−087468号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記の構造では、切欠113を形成することにより、曲げ剛性が低下し、建築物に設置された断熱板111に曲げ変形が生じやすくなり、このような曲げ剛性の低下は寸法調節量を増やすべく切欠113の数を増やすほど顕著になる。したがって、この断熱板111が屋根部分の軸材121間に設置された場合、断熱板111の幅方向の中間部分が垂れ下がる状態に撓みを起こす可能性があった。また、断熱板111を軸材121間に嵌着させるときにこの切欠113から断熱板111が亀裂する可能性もあった。
【0005】
そこで、本発明は、軸材間や断熱パネルの寸法誤差が生じてもこの寸法誤差を吸収して設置可能な断熱パネルであって、かつ、高い断熱性及び充分な曲げ剛性を確保出来る断熱パネルを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
建築物屋根部分の軸材間に嵌着される断熱パネルであって、
前記断熱パネルは、断熱板と、この断熱板と前記軸材との間に介在するように当該断熱板の端部にそれぞれ取り付けられる一対の端部材とを有し、
これらの端部材が取り付けられる断熱板の端部には、この断熱パネルが前記軸材に装着された状態で前記軸材の並び方向と略直交する方向に延びる切欠が形成され、
前記端部材は、前記切欠が形成されている断熱板の端部が嵌入される断熱板嵌入部と、当該断熱パネルが前記軸材間に嵌着されたときに前記軸材に圧接する軸材接触部とを備え、
前記断熱板嵌入部は、これに嵌入される前記断熱板の端部の端面と当接する端部当接面と、当該断熱板の端部のうち少なくとも前記切欠が設けられている部分を表裏両側から狭持する狭持面とを有し、その嵌入状態で前記切欠の幅が変動するように前記断熱板が弾性変形することにより前記切欠の幅方向において断熱パネル全体の寸法が増減する
ものである。
【0007】
この断熱パネルを用いた建築物屋根部分の断熱構造としては、請求項4記載のように、前記断熱パネルが建築物屋根部分の軸材間に嵌着された断熱構造であって、
前記断熱パネルの断熱板の両側端部に、前記端部材の断熱板嵌入部で前記断熱板の切欠を完全に被覆する状態で前記一対の端部材が各々嵌着され、
前記端部材の軸部接触部が前記軸材に各々圧接した状態で、前記断熱パネルが前記軸部材間に嵌着された構造を採ることが出来る。
【0008】
この断熱パネルを用いると、前記断熱板は、両側端部側から圧縮力を加えることにより前記断熱板の表裏に形成された切欠の幅が狭まるように弾性変形する。したがって、断熱板の幅方向の寸法が増減され、この断熱パネルの幅方向の寸法調節を行うことが可能である。よって、軸材間や断熱パネルの寸法誤差が生じても確実に断熱パネルを軸材間に嵌着させることが出来る。
【0009】
さらに、前記断熱板嵌入部は、前記切欠が完全に被覆され、かつ、前記断熱板の表裏が前記狭持面に狭持される状態で前記断熱板が嵌着されるため、前記切欠部分が設けられたことによる曲げ剛性の低下を抑制することが出来る。したがって、上記切欠の形成により寸法吸収機能を持たせながらも屋根部分に設置された断熱パネルが曲げ変形しにくい構造とすることが可能となる。また、断熱パネルの設置時には、端部材によって断熱板(特に切欠が形成された部分)を有効に保護することが出来る。特に断熱板に複数の切欠を入れた場合、前記寸法吸収量を増やしながらもこれらの切欠の形成領域を端部材で狭持することにより充分な曲げ剛性を維持することが出来る。
【0010】
なお、前記断熱板の端面と前記断熱板嵌入部内面との間に間隙を設け、かかる間隙の大きさを調節することによっても前記の寸法吸収を行うことは可能であるが、このような構造を採用した場合には前記間隙の存在により断熱性能が低下するのに対し、本発明では端面と端部当接面とが当接して両部材間に間隙が極力生じないようにしながら切欠形成部分の弾性変形により寸法吸収をしているので、当該間隙に起因する断熱性能の低下を有効に抑止することが出来る。
【0011】
請求項2の発明は、前記断熱板嵌入部に前記断熱板の端部が嵌入された状態で、その断熱板の端部の表裏両面に前記狭持面が密着するように当該断熱板嵌入部の形状が設定されている断熱パネルである。
【0012】
この断熱パネルの構成では、断熱板の端部の表裏両面に前記狭持面が密着するため、上記断熱板の曲げ変形量を抑えて、曲げ剛性を高めることができる。
【0013】
さらに、請求項3の発明は、前記断熱板の端部の表裏両面にそれぞれ複数本の切欠がその長手方向と直交する方向に並べて形成されるとともに、これらの切欠を全て含む領域で当該断熱板の端部を狭持するように前記断熱板嵌入部の形状が設定されている断熱パネルである。
【0014】
この断熱パネルでは、切欠を複数本並べて形成することで調節可能な寸法の増大を図りながら、これらの切欠が形成された部分を狭持することで高い曲げ剛性を維持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について、図1〜図3を用いて説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されることはない。
【0016】
図1は、建築物の屋根部分の断面図であって、断熱パネル1の設置状況を示している。
【0017】
この屋根部分には屋根の外側から、屋根仕上材15と、防水紙13と、野地合板11と、垂木21(軸材)とが備えられている。垂木21は、屋根部分に沿って一定間隔に配置され、隣接する垂木21間に断熱パネル1が嵌入されている。
【0018】
以下、図2を用いて断熱パネル1の構成につき説明する。断熱パネル1は、断熱板3と端部材7とを備えている。断熱板3及び端部材7の素材は、主にポリスチレン、ウレタン、フェノール等の合成樹脂を発泡させたものを用いるが、断熱性の点では、発泡性のフェノールを用いることがより好ましい。また、加工性の点を重視する場合では、ポリスチレンを用いることがより好ましい。
【0019】
断熱板3は、略長方形の板状の形状である。そして、その表裏両面において、長手方向(図2においては紙面の前後方向)と直交する方向の両端部に、複数の切欠31(図2においては各面二本)が長手方向と直交する方向に並んで形成され、これらの切欠31は長手方向に延びるように形成されている。また、この切欠31は全て同一形状であって、かつ、表裏交互で略等間隔に形成されている。なお、この断熱パネル1の表面(図2においては上側の面)には、遮熱効果を高めるため、アルミシート35が貼合されている。
【0020】
端部材7には、断熱板3の端部が嵌入される凹状の断熱板嵌入部70と、垂木21に接触する軸材接触部75とが形成されている。そして、断熱板嵌入部70の内側面は、断熱板3の表裏両面と密着する状況でその端部を狭持する狭持面71と、その端部の端面33と接触する当接面73とで構成されている。なお、軸材接触部75は、垂木21の側面上部と上面とに接触可能なように略L字型に凹む形状に形成されている。
【0021】
そして、断熱板3の端部が端部材7に嵌入されるときは、断熱板3端部の表裏両面のうち全ての切欠31を含む領域が狭持面71に密着するように狭持され、かつ、断熱板3の断熱板端面33と当接面73とが当接する。また、断熱板3の端部が端部材7に嵌入された状態の断熱パネル1が、垂木21間に嵌入されるとき、断熱パネル1の両側端部側から圧縮力を加え、断熱板3に、その両側端部側から圧縮力が加わることにより、その切欠31の幅が狭まって断熱板3が弾性変形し、断熱パネル1の長手方向と直交する方向(請求項1においては、切欠の幅方向)の寸法が垂木21間に嵌入可能なように減少する。なお、かかる変形は弾性変形のため、断熱パネル1の寸法は、断熱パネル1の長手方向と直交する方向においては増減することが可能である。
【0022】
図1に戻って続きを説明すると、垂木21間に断熱パネル1が嵌入されている状況としては、断熱板3の両端部に取り付けられた一対の端部材7が、垂木21と野地合板11との間に挟まった状態で配置され、端部材7の軸材接触部75が垂木21に圧接された状態となっている。
【0023】
なお、図示していないが、このような状態では、切欠31は、垂木21の並び方向(図1においては左右方向)と略直交する方向、すなわち垂木21が延びる方向(図1においては紙面の前後方向)と略等しい方向に延びる状態で配置されている。
【0024】
また、断熱板3は、アルミシート35が野地合板11と対面する状態で配置され、アルミシート35と野地合板11、及び、隣接する端部材7同士で囲まれた部分には、通気部23が形成されている。
【0025】
この断熱パネル1を用いると、断熱板3は、両側端部側から圧縮力を加えることにより断熱板3の表裏に形成された切欠31の幅が狭まるように弾性変形するため、断熱パネル1の長手方向と直交する方向において、この断熱パネル1の寸法調節を行うことが可能である。よって、垂木21間や断熱パネル1の寸法誤差が生じても確実に断熱パネル1を軸材間に嵌着させることが出来る。
【0026】
なお、垂木21間の寸法誤差は、垂木21が配置される間隔が微妙に異なることによって発生する寸法誤差と、垂木21の側面(図1においては垂木21の左右両端に位置する部分)と野地合板11の間に形成される角度が微妙に垂直からずれることにより発生する寸法誤差との二種類存在するが、この断熱パネル1を用いると、いずれの寸法誤差が生じても、確実に断熱パネル1を軸材間に嵌着させることが出来る。
【0027】
さらに、断熱板嵌入部70は、切欠31が完全に被覆され、かつ、断熱板3の表裏が狭持面71に狭持される状態で断熱板3が嵌着されるため、切欠31が設けられたことによる曲げ剛性の低下を抑制することが出来る。したがって、切欠31の形成により寸法吸収機能を持たせながらも屋根部分に設置された断熱パネル1が曲げ変形しにくい構造とすることが可能となる。また、断熱パネル1の設置時には、端部材7によって、断熱板3(特に切欠31が形成された部分)を有効に保護することが出来る。特に断熱板3に複数の切欠31を入れた場合、前記寸法吸収量を増やしながらもこれらの切欠31の形成領域を端部材で狭持することにより充分な曲げ剛性を維持することが出来る。
【0028】
なお、断熱板の端面と断熱板嵌入部内面との間に間隙を設け、かかる間隙の大きさを調節することによっても前記の寸法吸収を行うことも可能である。しかしながら、このような構造を採用した場合には、前記間隙の存在により断熱性能が低下する。このような構造に対し、本発明の断熱パネル1は、断熱板端面33と当接面73とが当接して、断熱板3と端部材7との間に間隙が極力生じないようにした状態で切欠31形成部分の弾性変形により寸法吸収をしているので、当該間隙に起因する断熱性能の低下を有効に抑止することが出来る。
【0029】
また、断熱板嵌入部70に断熱板3の端部が嵌入された状態で、断熱板3の端部の表裏両面に狭持面71が密着するため、断熱板3の曲げ変形量を抑えて、曲げ剛性を高めることができる。
【0030】
さらに、断熱板3の端部の表裏両面にそれぞれ複数本の切欠31が、長手方向と直交する方向に並べて形成されているため、断熱パネル1の調節可能な寸法の増大を図りながら、これらの切欠31が形成された部分を狭持することで高い曲げ剛性を維持できる。
【0031】
また、断熱板3の表裏各面において長手方向と直交する方向に並ぶ複数の位置に形成された切欠31が、全て略一形状であって、かつ、表裏交互に略等間隔となる状態で形成されているため、断熱板3の両側端部側から圧縮力を加えると表裏略均一な状態で圧縮され、断熱パネル1の寸法調節をムラなく行うことができる。
【0032】
その他実施形態
以下の実施形態において、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して示し、その重複説明を省略する。
【0033】
(1) 断熱板3の端部と狭持面71とは必ずしも密着させる必要はない。かかる場合においても、断熱板3の曲げ変形を抑制することは可能である。しかしながら、断熱板3の端部と狭持面71とを密着させたほうが、断熱板3の曲げ変形を抑える上ではより好ましい。
【0034】
(2) 断熱板3に設けられる切欠31は、必ずしも、断熱板3の端部に複数本設ける必要はなく、各々の端部に各一本設ける形状でもよい。しかしながら、複数本設けるほうが、断熱板3の寸法調節量を多くする上ではより好ましい。
【0035】
【発明の効果】
以上のように本発明の断熱パネルは、断熱板と、この断熱板と前記軸材との間に介在するように当該断熱板の端部にそれぞれ取り付けられる一対の端部材とを有し、これらの端部材が取り付けられる断熱板の端部には切欠が形成され、前記端部材は、前記切欠が形成されている断熱板の端部が嵌入される断熱板嵌入部と、これに嵌入される前記断熱板の端部の端面と当接する端部当接面と、当該断熱板の端部のうち少なくとも前記切欠が設けられている部分を表裏両側から狭持する狭持面とを有し、その嵌入状態で前記切欠の幅が変動するように前記断熱板が弾性変形することにより前記切欠の幅方向において断熱パネル全体の寸法が増減するものである。
【0036】
以上のようにこの断熱パネルを用いると、前記断熱板は、両側端部側から圧縮力を加えることにより、軸材間や断熱パネルの寸法誤差が生じても確実に断熱パネルを軸材間に嵌着させることが出来る。さらに、前記断熱板嵌入部は、前記切欠が完全に被覆され、かつ、前記断熱板の表裏が前記狭持面に狭持される状態で前記断熱板が嵌着されるため、上記切欠の形成により寸法吸収機能を持たせながらも屋根部分に設置された断熱パネルが曲げ変形しにくい構造とすることが可能となる。
【0037】
特に断熱板に複数の切欠を入れた場合、前記寸法吸収量を増やしながらもこれらの切欠の形成領域を端部材で狭持することにより充分な曲げ剛性を維持することが出来る。
【0038】
また、断熱板端面と端部当接面とが当接して、両部材間に間隙が極力生じないようにすることを前提として、切欠形成部分の弾性変形により寸法吸収をしているので、当該間隙に起因する断熱性能の低下を有効に抑止することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における第1実施形態にかかる断熱パネルが屋根部分に設置された状況を示した図である。
【図2】本発明の一実施形態における第1実施形態にかかる断熱パネルを示した断面図である。
【図3】従来の断熱パネルが設置された状況を示した図である。
【符号の説明】
1 断熱パネル
3 断熱板
7 端部材
21 垂木(軸材)
31 切欠
33 断熱板端面
70 断熱板嵌入部
71 狭持面
73 当接面(端部当接面)
75 軸材接触部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a heat insulating panel used for a roof portion of a building and a heat insulating structure using the panel.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a means for improving the heat insulation performance of the roof portion of a building, for example, a heat insulation structure as shown in FIG. 3 (see FIG. 4 of Patent Document 1) is known. In this heat insulating structure, a
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-087468
[Problems to be solved by the invention]
In the above structure, by forming the
[0005]
Therefore, the present invention is a heat insulating panel that can be installed by absorbing the dimensional error even if a dimensional error occurs between the shaft members or the heat insulating panel, and can also ensure high heat insulating properties and sufficient bending rigidity. Is to provide.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention
A heat insulating panel fitted between the shaft members of the building roof part,
The heat insulating panel has a heat insulating plate and a pair of end members respectively attached to end portions of the heat insulating plate so as to be interposed between the heat insulating plate and the shaft member,
At the end of the heat insulating plate to which these end members are attached, a notch extending in a direction substantially orthogonal to the direction in which the shaft members are arranged in a state where the heat insulating panel is mounted on the shaft member is formed,
The end member includes a heat insulating plate insertion portion into which an end portion of the heat insulating plate in which the cutout is formed is inserted, and a shaft member that press-contacts the shaft member when the heat insulating panel is fitted between the shaft members. A contact portion,
The heat insulating plate insertion portion includes an end portion contact surface that contacts an end surface of the end portion of the heat insulating plate to be inserted therein, and at least a portion of the end portion of the heat insulating plate in which the notch is provided. The overall size of the heat insulation panel is increased or decreased in the width direction of the notch by elastically deforming the heat insulation plate so that the width of the notch varies in the fitted state. is there.
[0007]
As the heat insulation structure of the building roof part using this heat insulation panel, as in claim 4, the heat insulation panel is a heat insulation structure fitted between the shaft members of the building roof part,
The pair of end members are respectively fitted in both end portions of the heat insulating plate of the heat insulating panel in a state of completely covering the notch of the heat insulating plate with the heat insulating plate insertion portion of the end member,
It is possible to adopt a structure in which the heat insulating panel is fitted between the shaft members in a state where the shaft contact portions of the end members are in pressure contact with the shaft members.
[0008]
If this heat insulation panel is used, the said heat insulation board will elastically deform so that the width | variety of the notch formed in the front and back of the said heat insulation board may become narrow by applying compressive force from the both-ends side. Therefore, the dimension in the width direction of the heat insulating plate is increased or decreased, and the dimension in the width direction of the heat insulating panel can be adjusted. Therefore, even if a dimensional error between the shaft members or the heat insulating panel occurs, the heat insulating panel can be reliably fitted between the shaft members.
[0009]
Furthermore, since the heat insulating plate is inserted in a state in which the notch is completely covered and the front and back of the heat insulating plate are sandwiched between the holding surfaces, the notch portion is It is possible to suppress a decrease in bending rigidity due to being provided. Therefore, it becomes possible to make the heat insulating panel installed on the roof portion difficult to bend and deform while having a dimension absorbing function by forming the notches. Moreover, at the time of installation of a heat insulation panel, a heat insulation board (especially the part in which the notch was formed) can be effectively protected by an end member. In particular, when a plurality of notches are formed in the heat insulating plate, sufficient bending rigidity can be maintained by sandwiching the notch forming region with the end member while increasing the dimensional absorption amount.
[0010]
It is possible to absorb the dimension by providing a gap between the end face of the heat insulating plate and the inner surface of the heat insulating plate insertion portion, and adjusting the size of the gap. In the present invention, the heat insulation performance is lowered due to the presence of the gap, whereas in the present invention, the end surface and the end contact surface come into contact with each other so that a gap is not generated between the members as much as possible. Since the dimension is absorbed by the elastic deformation of the material, it is possible to effectively suppress the deterioration of the heat insulation performance due to the gap.
[0011]
According to a second aspect of the present invention, in the state where the end portion of the heat insulating plate is inserted into the heat insulating plate insertion portion, the heat insulating plate insertion portion so that the holding surface is in close contact with both front and back surfaces of the end portion of the heat insulating plate. It is a heat insulation panel in which the shape is set.
[0012]
In the configuration of the heat insulating panel, the sandwiching surfaces are in close contact with both front and back surfaces of the end portion of the heat insulating plate, so that the bending deformation amount of the heat insulating plate can be suppressed and the bending rigidity can be increased.
[0013]
Further, according to the invention of
[0014]
In this heat insulation panel, high bending rigidity can be maintained by holding the portions where these notches are formed while increasing the adjustable dimensions by forming a plurality of notches side by side.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. However, the present invention is not limited to the following embodiments.
[0016]
FIG. 1 is a cross-sectional view of a roof portion of a building and shows an installation state of a heat insulating panel 1.
[0017]
The roof portion is provided with a
[0018]
Hereinafter, the configuration of the heat insulating panel 1 will be described with reference to FIG. The heat insulating panel 1 includes a
[0019]
The
[0020]
The
[0021]
And when the edge part of the
[0022]
Returning to FIG. 1, the continuation will be described. As a situation in which the heat insulating panel 1 is inserted between the
[0023]
Although not shown, in such a state, the
[0024]
Further, the
[0025]
When this heat insulating panel 1 is used, the
[0026]
The dimensional error between the
[0027]
Further, the heat insulating
[0028]
The above-described dimension absorption can also be performed by providing a gap between the end face of the heat insulating plate and the inner surface of the heat insulating plate insertion portion and adjusting the size of the gap. However, when such a structure is adopted, the heat insulating performance is degraded due to the presence of the gap. With respect to such a structure, the heat insulating panel 1 of the present invention has a state in which the heat insulating
[0029]
Further, since the sandwiching surfaces 71 are in close contact with both the front and back surfaces of the end portion of the
[0030]
Furthermore, since a plurality of
[0031]
In addition, the
[0032]
Other Embodiments In the following embodiments, the same parts as those in the first embodiment are denoted by the same reference numerals, and redundant description thereof is omitted.
[0033]
(1) The end of the
[0034]
(2) It is not always necessary to provide a plurality of
[0035]
【The invention's effect】
As described above, the heat insulating panel of the present invention includes a heat insulating plate and a pair of end members respectively attached to end portions of the heat insulating plate so as to be interposed between the heat insulating plate and the shaft member. A notch is formed in an end portion of the heat insulating plate to which the end member is attached, and the end member is inserted into the heat insulating plate inserting portion into which the end portion of the heat insulating plate in which the notch is formed is inserted. An end portion contact surface that contacts an end surface of the end portion of the heat insulating plate, and a sandwiching surface that sandwiches at least a portion of the end portion of the heat insulating plate provided from the front and back sides, When the heat insulating plate is elastically deformed so that the width of the notch varies in the fitted state, the overall size of the heat insulating panel increases or decreases in the width direction of the notch.
[0036]
As described above, when this heat insulating panel is used, the heat insulating plate is reliably pressed between the shaft members even if a dimensional error occurs between the shaft members or the heat insulating panel by applying a compressive force from both side end portions. Can be fitted. Further, the heat insulating plate insertion portion is formed with the notch because the notch is completely covered and the heat insulating plate is fitted in a state where the front and back of the heat insulating plate are sandwiched between the holding surfaces. Therefore, it is possible to make a structure in which the heat insulating panel installed on the roof portion is difficult to bend and deform while having a dimension absorbing function.
[0037]
In particular, when a plurality of notches are formed in the heat insulating plate, sufficient bending rigidity can be maintained by sandwiching the notch forming region with the end member while increasing the dimensional absorption amount.
[0038]
In addition, since the heat insulating plate end surface and the end contact surface are in contact with each other and the gap is not generated as much as possible, the dimension is absorbed by elastic deformation of the notch forming portion. It is possible to effectively suppress a decrease in heat insulation performance due to the gap.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a view showing a state in which a heat insulation panel according to a first embodiment of the present invention is installed on a roof portion.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the heat insulation panel according to the first embodiment in one embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a diagram showing a situation where a conventional heat insulation panel is installed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1
31
75 Shaft material contact area
Claims (4)
これらの端部材が取り付けられる断熱板の端部には、この断熱パネルが前記軸材に装着された状態で前記軸材の並び方向と略直交する方向に延びる切欠が形成され、
前記端部材は、前記切欠が形成されている断熱板の端部が嵌入される断熱板嵌入部と、当該断熱パネルが前記軸材間に嵌着されたときに前記軸材に圧接する軸材接触部とを備え、
前記断熱板嵌入部は、これに嵌入される前記断熱板の端部の端面と当接する端部当接面と、当該断熱板の端部のうち少なくとも前記切欠が設けられている部分を表裏両側から狭持する狭持面とを有し、その嵌入状態で前記切欠の幅が変動するように前記断熱板が弾性変形することにより前記切欠の幅方向において断熱パネル全体の寸法が増減する
ことを特徴とする断熱パネル。A heat insulating panel fitted between shaft members of a building roof part, wherein the heat insulating panel is disposed at a heat insulating plate and an end of the heat insulating plate so as to be interposed between the heat insulating plate and the shaft member. A pair of end members attached to each,
At the end of the heat insulating plate to which these end members are attached, a notch extending in a direction substantially orthogonal to the direction in which the shaft members are arranged in a state where the heat insulating panel is mounted on the shaft member is formed,
The end member includes a heat insulating plate insertion portion into which an end portion of the heat insulating plate in which the cutout is formed is inserted, and a shaft member that press-contacts the shaft member when the heat insulating panel is fitted between the shaft members. A contact portion,
The heat insulating plate insertion portion includes an end portion contact surface that contacts an end surface of the end portion of the heat insulating plate to be inserted therein, and at least a portion of the end portion of the heat insulating plate in which the notch is provided. The overall size of the heat insulation panel increases or decreases in the width direction of the notch by elastically deforming the heat insulating plate so that the width of the notch varies in the fitted state. Characteristic insulation panel.
ことを特徴とする請求項1又は2記載の断熱パネル。A plurality of notches are formed on both the front and back surfaces of the end portion of the heat insulating plate in a direction perpendicular to the longitudinal direction, and the end portion of the heat insulating plate is sandwiched in a region including all of the notches. The heat insulation panel according to claim 1, wherein a shape of the heat insulation plate insertion portion is set.
前記断熱パネルの断熱板の両側端部に、前記端部材の断熱板嵌入部で前記断熱板の切欠を完全に被覆する状態で前記一対の端部材が各々嵌着され、
前記端部材の軸部接触部が前記軸材に各々圧接した状態で、前記断熱パネルが前記軸部材間に嵌入された
ことを特徴とする建築物屋根部分の断熱構造。The heat insulation panel according to any one of claims 1 to 3, wherein the heat insulation panel is fitted between the shaft members of the building roof part,
The pair of end members are respectively fitted in both end portions of the heat insulating plate of the heat insulating panel in a state of completely covering the notch of the heat insulating plate with the heat insulating plate insertion portion of the end member,
A heat insulating structure for a building roof portion, wherein the heat insulating panel is fitted between the shaft members in a state where the shaft portion contact portions of the end members are respectively pressed against the shaft members.
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