JP2004331806A - Colored adhesive and sheet with colored adhesive - Google Patents
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Abstract
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マーキングシート、壁紙、インクジェット印刷用シート等に使用される隠蔽性を有する着色粘着剤・接着剤付シートに関する。
【０００２】
【従来の技術】
看板広告等に使用される多色・絵柄に対応したマーキングシートやインクジェット印刷用シート等の印刷シート、衣料等に使用されるワッペン等、装飾表示用に利用されるシートには多種多様なものがある。このように装飾表示用に利用されるシートは、隠蔽性に乏しいと貼り付けられた被着体の色の影響を受けやすくなり、シート表面にその色が浮き出て、表面意匠を損なうという問題があった。
【０００３】
シートの隠蔽性を向上するために、顔料の添加量を増やしたりシートを厚くしたりする等の方法が試みられてきたが、これらの方法によると、コストアップとなり経済性に欠け、かつ、風合いにも影響が生じるという新たな問題が生じた。
【０００４】
粘着剤層又は接着剤層に隠蔽性を担保させるために、チタンやカーボンをこれらの層に添加したシートもあり、このようなシートの１例として、特許文献１には、粘着剤層にチタンやカーボン等の着色顔料を添加して隠蔽性を高めて、装飾表示用途で使用する粘着シートが開示されている。
【０００５】
しかしながら、粘着剤層又は接着剤層に添加するチタンやカーボンの量を多くしすぎると、粘着剤層又は接着剤層の接着性能やシートの外観が低下してしまうので少量しか添加できず、このため、このような方法ではシートの隠蔽性能を著しく向上させるには至っていない。
【０００６】
【特許文献１】
特開平０５−０４３８４６号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記現状に鑑み、接着力を損なわずに、優れた隠蔽性を有する着色粘着剤・接着剤付シートを提供することを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
本発明は、基材層と、粘着剤層又は接着剤層とが順次積層している着色粘着剤・接着剤付シートであって、白／黒バック色差ΔＥが０．７以下であり、濃度が１．２以上である着色粘着剤・接着剤付シートである。
以下に本発明を詳述する。
【０００９】
本発明の着色粘着剤・接着剤付シートは、基材層と、粘着剤層又は接着剤層とが順次積層しているものである。
上記基材層としては特に限定されず、例えば、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート（以下、ＰＥＴともいう）等の合成樹脂フィルム、紙等を挙げることができる。基材層の厚さは特に限定されないが、取り扱い性が良好である点から５０〜１５０μｍであることが好ましい。
【００１０】
本発明の着色粘着剤・接着剤付シートは、白／黒バック色差ΔＥが０．７以下であり、濃度が１．２以上である。ここで、白／黒バック色差ΔＥとは、色差計にて測定された、白色標準体を用いた場合と黒色標準体を用いた場合との色差ΔＥを意味し、濃度とは、濃度計により測定された濃度を意味する。
色差ΔＥが小さいほど、白及び黒の双方の色の影響を受けていないので隠蔽性に優れていることを意味し、濃度が大きいほど、隠蔽性に優れていることを意味する。
【００１１】
上記白／黒バック色差ΔＥ又は濃度が上記範囲外であると、隠蔽性が充分ではない。上記白／黒バック色差ΔＥは、好ましい下限は０．１であり、好ましい上限は０．４である。上記濃度は、好ましい下限は１．３であり、好ましい上限は１．６である。
【００１２】
このような隠蔽性を有する本発明の着色粘着剤・接着剤付シートとしては、粘着剤層又は接着剤層に隠蔽性が付与されているものが好ましい。基材層の隠蔽性を上げるには、基材層を厚くするか又は基材層への顔料の添加量を増やす必要があるが、そうすると風合いが硬くなり、経済性も悪くなる。これに対して、粘着剤又は接着剤に着色剤を添加して隠蔽性を付与すれば、着色剤の添加量も少なくて済むので、経済性に優れる。
【００１３】
上記粘着剤層又は接着剤層に隠蔽性を付与する方法としては、例えば、樹脂中に鱗片状のアルミを分散させる方法を挙げることができる。
上記樹脂としては特に限定されず、粘着剤又は接着剤として使用されうる樹脂から用途に応じて適宜選択することができ、例えば、アクリル系、ウレタン系、ゴム系、スチレン系、シリコーン系等の樹脂を挙げることができる。
【００１４】
上記鱗片状のアルミとしては特に限定されてないが、市販されているものとしては、例えば、東洋アルミ社製のアルペースト、昭和アルミニウム社製品、旭化成社製品等を用いることができる。
【００１５】
上記鱗片状のアルミは、平均粒子径が３０μｍ以下である。鱗片状のアルミは粒子径が小さいほど総表面積が大きくなり、隠蔽性に優れ、平均粒子径が３０μｍを超えると、隠蔽性能が不充分となる。上記鱗片状のアルミの平均粒子径は、０μｍより大きく、好ましい上限は２０μｍである。
【００１６】
上記鱗片状のアルミは、形状が不均一なものであることが好ましい。鱗片状のアルミは、形状が不均一で、縁がギザギザであると、反射率が悪くなるので、色調が黒味がかり、高い隠蔽性を発現する。形状が均一で、縁が滑らかになるほど、鏡面光沢性に優れ、シルバー調の美しい仕上がりになるが、色が白っぽくなるので隠蔽性は逆に悪くなる。
【００１７】
上記鱗片状のアルミは、稀釈されたものであるか、又は、希釈後、濾過されたものであることが好ましい。適当な溶液により稀釈・濾過された鱗片状のアルミを、上記樹脂と混合して粘着剤又は接着剤として使用することにより、粘着剤層又は接着剤層の外観が良好になる。即ち、あらかじめ鱗片状のアルミを稀釈することにより、粘着剤溶液又は接着剤溶液中での分散性がよくなり、希釈後、更に濾過することにより、平均粒子径のより大きい凝集物が取り除かれるので、粘着剤層又は接着剤層の表面の平滑性、色調安定性、加工性がより良好となる。
【００１８】
上記鱗片状のアルミを希釈する溶液としては上記樹脂を溶解することができるものであれば特に限定されず、有機溶剤であってもよく、水溶液であってもよい。上記有機溶剤としては、例えば、トルエン、酢酸エチル等を挙げることができる。上記水溶液としては、例えば、蒸留水、脱イオン水、ＩＰＡ等を挙げることができる。
【００１９】
上記鱗片状のアルミの希釈倍率は特に限定されないが、２〜１００倍であることが好ましい。２倍未満であると、アルミが充分に分散されず、１００倍を超えると、樹脂が希釈されすぎる。より好ましい下限は５倍であり、より好ましい上限は５０倍である。
【００２０】
上記鱗片状のアルミの濾過サイズは特に限定されないが、２００〜４００メッシュであることが好ましい。４００メッシュを超えると、粒子径の小さいアルミまで除去されてしまい、２００メッシュ未満であると、凝集したアルミを充分除去することができない。
なお、上記鱗片状のアルミの樹脂中での分散性を向上させる手段としては、他に、上記樹脂に鱗片状のアルミを添加した後、充分に攪拌を行なうこと等を挙げることができる。
【００２１】
上記鱗片状のアルミの含有量は、樹脂１００重量部に対して、０．２〜１０重量部であることが好ましい。鱗片状のアルミを添加すると、アルミが平行に配列するために高い遮蔽性を得ることができ、少量の添加で高い隠蔽性を付与することができるが、０．２重量部未満であると、充分な隠蔽性を発現できず、１０重量部を超えると、粘着剤又は接着剤の粘着又は接着性能が低下するとともに経済性も悪くなり、また、隠蔽性が上がりすぎて、基材層の色に影響が及ぶことがある。
より好ましい下限は０．３重量部であり、より好ましい上限は７重量部である。
【００２２】
上記粘着剤層又は接着剤層の厚さは特に限定されないが、１０〜１００μｍであることが好ましい。１０μｍ未満であると、被着体への接着力が不足する場合があり、１００μｍを超えると、取扱性、経済性が低下することがある。
【００２３】
本発明の着色粘着剤・接着剤付シートは、更に、粘着剤層又は接着剤層表面に離型フィルムを有していてもよい。粘着剤層又は接着剤層表面に離型フィルムが貼付されていると取り扱いが容易になる。上記離型フィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、シリコーン離型ＰＥＴフィルム、ポリエチレンフィルム等を挙げることができる。
【００２４】
【実施例】
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
【００２５】
（１）サンプル
基材フィルム層１００μｍ／粘着剤層３０μｍ／離型ＰＥＴ７５μｍの構成でサンプルを作製した。基材フィルム及び離型ＰＥＴとしては、それぞれ下記のものを使用した。
基材フィルム：ＰＶＣ白ＷＨ５４６２８（バンドー化学社製）
離型ＰＥＴ：グロスＰＥＴ７５×１−Ｇ（ニッパ社製）
【００２６】
（２）評価方法
下記の方法にて隠蔽性を評価した。
▲１▼色差計ＳＺ−Σ９０（日本電色工業社製）にて、白色又は黒色の標準体にサンプルを貼付して白い背景の場合と黒い背景の場合との色差ΔＥを測定する。
色差ΔＥが小さいほど、白又は黒の背景の色の影響を受けていないので、隠蔽性に優れていることを意味する。
▲２▼濃度計ＰＤＡ−６５（コニカ社製）にて濃度を測定する。
数値が大きいほど濃度が高いことを示すので、隠蔽性に優れていることを意味する。
▲３▼目視にて隠蔽性を５段階で評価する。最も隠蔽性に優れているものを５と評価し、最も隠蔽性に劣っているものを１と評価した。
【００２７】
（３）着色剤の選定（実施例１〜３、比較例１〜４）
樹脂１００重量部に対して、各種着色剤を２重量部添加して粘着剤を調製し、該粘着剤を用いて得られたサンプルの隠蔽性（目視・色差・濃度）を評価した。
樹脂及び鱗片状のアルミとしては、それぞれ下記のものを使用した。
樹脂：ＳＫダイン１３８６Ｌ（綜研化学社製）
鱗片状のアルミ：アルペースト各品番（東洋アルミ社製）
粘着剤の硬化剤としては、Ｌ−４５（日本ポリウレタン工業社製）を１．４重量部使用した。
【００２８】
【表１】
（４）鱗片状のアルミの添加量（実施例４〜８、比較例５）
樹脂１００重量部に対して添加する平均粒子径１０μｍの鱗片状のアルミ（アルペースト１２００Ｔ）の量を変化させて粘着剤を調製し、得られた各粘着剤を用いて作製したサンプルの隠蔽性（目視・色差・濃度）、基材フィルムへの影響及び粘着物性への影響を評価した。基材フィルムへの影響、粘着物性への影響、及び、総合評価は、５段階で行ない、最も優れているもの（影響の小さいもの）を５と評価し、最も劣っているもの（影響の大きいもの）を１と評価した。
【００３０】
【表２】
（５）鱗片状のアルミの形状（実施例９、１０）
樹脂１００重量部に対して、形状の異なる鱗片状のアルミを２重量部添加して粘着剤を調製し、該粘着剤を用いて得られたサンプルの隠蔽性（目視・色差・濃度）を評価した。
【００３２】
【表３】
（６）配合方法（実施例１１〜１３）
鱗片状のアルミ０．５重量部を下記の各配合方法にて樹脂１００重量部に添加して粘着剤を調製し、得られた各粘着剤について、分散性、表面状態、塗工適性について、最も優れているものから、◎、○、△の順で評価した。
実施例１１：鱗片状のアルミを直接いれる。
実施例１２：鱗片状のアルミをトルエンで１０倍に稀釈してから樹脂に添加する。
実施例１３：鱗片状のアルミをトルエンで１０倍に稀釈し、２００メッシュで濾過しながら樹脂に添加する。
【００３４】
【表４】
【発明の効果】
本発明は、鱗片状のアルミを着色剤として使用することにより、粘着剤層又は接着剤層に少量の添加で隠蔽性を付与することができ、接着力や経済性を損なわずに、優れた隠蔽性を有するシートを得ることができる。また、粘着剤層又は接着剤層に隠蔽性を持たせることにより、基材フィルムの色調を損なわずにシート全体の隠蔽性を高めることができるので、被着体の色の影響を受けにくい、表面意匠維持性の優れたシートを提供することができる。[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet with a colored pressure-sensitive adhesive / adhesive having concealing properties used for a marking sheet, a wallpaper, a sheet for inkjet printing, and the like.
[0002]
[Prior art]
There are a wide variety of sheets used for decorative display, such as printing sheets such as marking sheets and ink jet printing sheets corresponding to multicolors and pictures used for signboard advertisements, patches used for clothing, etc. is there. As described above, the sheet used for decorative display has a problem that if the concealing property is poor, the sheet tends to be affected by the color of the adherend adhered to the sheet, and the color appears on the sheet surface, which impairs the surface design. there were.
[0003]
In order to improve the concealability of the sheet, methods such as increasing the amount of the pigment added or increasing the thickness of the sheet have been tried. However, according to these methods, the cost increases and the economy is low, and the texture is reduced. Has a new problem in that
[0004]
There are also sheets in which titanium or carbon is added to the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer in order to secure the concealing property. Patent Document 1 discloses an example of such a sheet. There is disclosed a pressure-sensitive adhesive sheet which is used for decorative display applications by increasing the concealing property by adding a coloring pigment such as carbon or carbon.
[0005]
However, if the amount of titanium or carbon added to the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer is too large, the adhesion performance of the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer or the appearance of the sheet is deteriorated, so that only a small amount can be added. Therefore, such a method has not significantly improved the concealment performance of the sheet.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 05-043846
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of the above circumstances, and has as its object to provide a colored pressure-sensitive adhesive / adhesive-attached sheet having excellent concealing properties without impairing adhesive strength.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention relates to a colored adhesive / adhesive sheet in which a base material layer and an adhesive layer or an adhesive layer are sequentially laminated, wherein a white / black back color difference ΔE is 0.7 or less, Is 1.2 or more.
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0009]
The sheet with a colored pressure-sensitive adhesive / adhesive of the present invention is one in which a base material layer and a pressure-sensitive adhesive layer or an adhesive layer are sequentially laminated.
The base layer is not particularly limited, and examples thereof include synthetic resin films such as polypropylene, polyvinyl chloride, polycarbonate, and polyethylene terephthalate (hereinafter also referred to as PET), paper, and the like. The thickness of the substrate layer is not particularly limited, but is preferably 50 to 150 μm from the viewpoint of good handleability.
[0010]
The sheet with a colored pressure-sensitive adhesive / adhesive of the present invention has a white / black back color difference ΔE of 0.7 or less and a concentration of 1.2 or more. Here, the white / black background color difference ΔE means a color difference ΔE between a case where a white standard body is used and a case where a black standard body is used, measured with a color difference meter. Means the measured concentration.
The smaller the color difference ΔE is, the better the concealing property is because it is not affected by both white and black colors, and the higher the density is, the better the concealing property is.
[0011]
If the white / black back color difference ΔE or the density is outside the above range, the concealing property is not sufficient. The preferred lower limit of the white / black back color difference ΔE is 0.1, and the preferred upper limit is 0.4. The preferable lower limit of the above concentration is 1.3, and the preferable upper limit thereof is 1.6.
[0012]
As the colored pressure-sensitive adhesive / adhesive-attached sheet of the present invention having such a concealing property, a sheet having a concealing property imparted to the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer is preferable. In order to increase the concealability of the base material layer, it is necessary to increase the thickness of the base material layer or increase the amount of the pigment added to the base material layer. On the other hand, if a concealing property is imparted by adding a coloring agent to the pressure-sensitive adhesive or the adhesive, the amount of the coloring agent to be added can be reduced, which is excellent in economy.
[0013]
Examples of a method of imparting concealing properties to the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer include a method of dispersing flaky aluminum in a resin.
The resin is not particularly limited and can be appropriately selected from resins that can be used as a pressure-sensitive adhesive or an adhesive depending on the application. For example, acrylic, urethane, rubber, styrene, and silicone resins Can be mentioned.
[0014]
The scaly aluminum is not particularly limited, but commercially available aluminum paste, for example, Alpaste manufactured by Toyo Aluminum, Showa Aluminum, Asahi Kasei, and the like can be used.
[0015]
The scaly aluminum has an average particle diameter of 30 μm or less. Scale-like aluminum has a larger total surface area as the particle size is smaller, and is excellent in concealing properties. When the average particle size exceeds 30 μm, concealing performance becomes insufficient. The average particle size of the flake-like aluminum is larger than 0 μm, and a preferable upper limit is 20 μm.
[0016]
It is preferable that the scale-like aluminum is non-uniform in shape. If the scale-like aluminum is non-uniform in shape and the edges are jagged, the reflectance becomes worse, so that the color tone becomes blackish and high concealment is exhibited. The more uniform the shape and the smoother the edges, the better the specular gloss and the beautiful silver-like finish, but the color becomes whitish, so the concealment is worsened.
[0017]
It is preferable that the scaly aluminum is diluted or filtered after being diluted. The appearance of the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer is improved by mixing the scale-like aluminum diluted and filtered with an appropriate solution with the above resin and using the mixture as the pressure-sensitive adhesive or the adhesive. That is, by previously diluting the flaky aluminum, the dispersibility in the pressure-sensitive adhesive solution or the adhesive solution is improved, and after dilution, by further filtering, a larger aggregate having an average particle diameter is removed. In addition, the smoothness, color tone stability, and processability of the surface of the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer are improved.
[0018]
The solution for diluting the scale-like aluminum is not particularly limited as long as it can dissolve the resin, and may be an organic solvent or an aqueous solution. Examples of the organic solvent include toluene and ethyl acetate. Examples of the aqueous solution include distilled water, deionized water, and IPA.
[0019]
The dilution ratio of the scale-like aluminum is not particularly limited, but is preferably 2 to 100 times. If it is less than 2 times, the aluminum is not sufficiently dispersed, and if it exceeds 100 times, the resin is too diluted. A more preferred lower limit is 5 times and a more preferred upper limit is 50 times.
[0020]
The filtration size of the scale-like aluminum is not particularly limited, but is preferably 200 to 400 mesh. If it exceeds 400 mesh, aluminum having a small particle size will be removed, and if it is less than 200 mesh, aggregated aluminum cannot be sufficiently removed.
In addition, as another means for improving the dispersibility of the above-mentioned scale-like aluminum in the resin, it is also possible to add sufficient scale-like aluminum after adding the scale-like aluminum to the above-mentioned resin.
[0021]
The content of the scale-like aluminum is preferably 0.2 to 10 parts by weight with respect to 100 parts by weight of the resin. When scaly aluminum is added, high shielding properties can be obtained because the aluminum is arranged in parallel, and high concealing properties can be imparted with a small amount of addition, but if less than 0.2 parts by weight, If the concealing property cannot be sufficiently exhibited and the amount exceeds 10 parts by weight, the tackiness or adhesion performance of the pressure-sensitive adhesive or the adhesive is reduced, and the economic efficiency is deteriorated. May be affected.
A more preferred lower limit is 0.3 parts by weight, and a more preferred upper limit is 7 parts by weight.
[0022]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer is not particularly limited, but is preferably 10 to 100 μm. If it is less than 10 μm, the adhesive strength to the adherend may be insufficient, and if it is more than 100 μm, the handleability and economy may be reduced.
[0023]
The colored pressure-sensitive adhesive / adhesive-attached sheet of the present invention may further have a release film on the surface of the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer. If a release film is attached to the surface of the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer, handling becomes easy. Examples of the release film include a polyethylene terephthalate film, a silicone release PET film, and a polyethylene film.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to Examples, but the present invention is not limited to these Examples.
[0025]
(1) A sample was prepared in a configuration of 100 μm of the sample base film layer / 30 μm of the adhesive layer / 75 μm of release PET. The following were used as the base film and the release PET, respectively.
Base film: PVC white WH54628 (manufactured by Bando Kagaku)
Release PET: Gross PET75 × 1-G (Nippa)
[0026]
(2) Evaluation method The hiding power was evaluated by the following method.
{Circle around (1)} A color difference meter SZ- # 90 (manufactured by Nippon Denshoku Industries Co., Ltd.) affixes a sample to a white or black standard, and measures a color difference ΔE between a white background and a black background.
The smaller the color difference ΔE is, the less affected by the color of the white or black background, and the better the concealment property is.
{Circle around (2)} Measure the concentration with a densitometer PDA-65 (manufactured by Konica Corporation).
The higher the numerical value, the higher the density, which means that the concealing property is excellent.
{Circle around (3)} The concealability is visually evaluated on a five-point scale. Those with the best concealability were rated 5 and those with the least concealment were rated 1.
[0027]
(3) Selection of colorant (Examples 1-3, Comparative Examples 1-4)
An adhesive was prepared by adding 2 parts by weight of various coloring agents to 100 parts by weight of the resin, and the concealing properties (visual / color difference / concentration) of a sample obtained using the adhesive were evaluated.
The following were used as resin and scale-like aluminum, respectively.
Resin: SK Dyne 1386L (manufactured by Soken Chemical)
Scale aluminum: Alpaste products (Toyo Aluminum Co., Ltd.)
As a curing agent for the pressure-sensitive adhesive, 1.4 parts by weight of L-45 (manufactured by Nippon Polyurethane Industry Co., Ltd.) was used.
[0028]
[Table 1]
(4) Addition amount of flaky aluminum (Examples 4 to 8, Comparative Example 5)
Pressure-sensitive adhesives were prepared by changing the amount of scaly aluminum (Alpaste 1200T) having an average particle diameter of 10 μm added to 100 parts by weight of the resin, and the concealability of a sample prepared using each obtained pressure-sensitive adhesive was prepared. (Visual / color difference / density), the effect on the base film and the effect on the adhesive properties were evaluated. The effect on the base film, the effect on the adhesive properties, and the overall evaluation were performed on a five-point scale, with the best (smallest) evaluated as 5, and the worst (larger) Was rated as 1.
[0030]
[Table 2]
(5) Scale-like aluminum shape (Examples 9 and 10)
An adhesive is prepared by adding 2 parts by weight of flaky aluminum having a different shape to 100 parts by weight of the resin, and the concealing properties (visual, color difference, and density) of a sample obtained using the adhesive are evaluated. did.
[0032]
[Table 3]
(6) Compounding method (Examples 11 to 13)
To prepare a pressure-sensitive adhesive by adding 0.5 parts by weight of scale-like aluminum to 100 parts by weight of the resin according to each of the following formulation methods, for each obtained pressure-sensitive adhesive, dispersibility, surface state, coating suitability, The evaluation was performed in the order of ◎, △, and Δ from the most excellent one.
Example 11: Scale-like aluminum is directly added.
Example 12: Scale-like aluminum is diluted 10 times with toluene and added to the resin.
Example 13: Scale-like aluminum is diluted 10 times with toluene and added to the resin while filtering through 200 mesh.
[0034]
[Table 4]
【The invention's effect】
The present invention, by using scaly aluminum as a colorant, can provide a concealing property by adding a small amount to the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer, without impairing the adhesive strength and economics, excellent A sheet having concealing properties can be obtained. Further, by providing the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer with a concealing property, the concealing property of the entire sheet can be enhanced without impairing the color tone of the base film, so that it is hardly affected by the color of the adherend, A sheet having excellent surface design retention can be provided.
Claims (5)
前記粘着剤層又は接着剤層は、平均粒子径が３０μｍ以下である鱗片状のアルミを含有する
ことを特徴とする着色粘着剤・接着剤付シート。A base material layer, a sheet with a colored adhesive / adhesive in which an adhesive layer or an adhesive layer is sequentially laminated,
The colored pressure-sensitive adhesive / adhesive sheet, wherein the pressure-sensitive adhesive layer or the adhesive layer contains scale-like aluminum having an average particle diameter of 30 μm or less.
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