JP2004331609A - 毛髪化粧料組成物 - Google Patents

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JP2004331609A
JP2004331609A JP2003132015A JP2003132015A JP2004331609A JP 2004331609 A JP2004331609 A JP 2004331609A JP 2003132015 A JP2003132015 A JP 2003132015A JP 2003132015 A JP2003132015 A JP 2003132015A JP 2004331609 A JP2004331609 A JP 2004331609A
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Yasuhiro Kurokawa
泰弘 黒川
Katsutoshi Ogawa
勝利 小川
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Abstract

【課題】牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料に比べて遜色のない効果を有する、魚鱗由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料組成物を提供する。
【解決手段】少なくとも、魚鱗由来加水分解コラーゲンと、植物エキスとからなる毛髪化粧料組成物。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は毛髪化粧料組成物に関する。詳しくは、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスとからなる毛髪化粧料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、毛髪に施す様々な施術(パーマ、染毛、脱色、ドライヤー等)により痛んだ毛髪の補修に、牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを用いたシャンプー、リンス、トリートメント等の毛髪化粧料が用いられてきた。加水分解コラーゲンは、痛んだ毛髪から抜けだしてしまったタンパク質を補充することで毛髪の艶や指通りを改良し、毛髪の引っ張り強度の向上、毛髪ウエーブ強度の向上、毛髪の染色性向上に効果があることが知られている。
しかし、牛海綿状脳症(BSE)の発生に伴って、日本でも厚生労働省による化粧品原料の見直しが行われ、また、牛及び豚の口蹄疫感染が問題となり、消費者からの厳しい選択にも晒されたため、牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンは使用が控えられるようになり、代替原料が求められている。
【0003】
このような現状の中で、魚類由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照)、魚皮や魚骨由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照)が提案されているが、牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料に比べて有効性で劣り、効果の向上が求められている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−226330号公報
【特許文献2】
特開2002−322022号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料に比べて遜色のない効果を有する、魚鱗由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料組成物を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者等は、上記の課題を解決するため鋭意研究した。その結果、少なくとも、魚鱗由来加水分解コラーゲンと、植物エキスとからなる毛髪化粧料組成物によって課題が解決されることを知り、この知見に基づいて本発明を完成した。
【0007】
本発明は以下によって構成される。
(1)少なくとも、魚鱗由来加水分解コラーゲンと、植物エキスとからなる毛髪化粧料組成物。
【0008】
(2)魚鱗が、片口鰯またはスケソウ鱈の鱗である前記(1)項記載の毛髪化粧料組成物。
【0009】
(3)植物エキスが、セイヨウスノキ、ウスベニアオイ、マグワ(桑白皮)、クズ(葛根)、カミツレ、サボンソウ、レンゲソウ、シャクヤク(芍薬)、アボカド、ケイリンサイシン(細辛)、イチョウ(銀杏)、ボタンピ(牡丹皮)、ユズ(柚子)、チョウセンニンジン、リョクチャ(緑茶)、及びヤグルマソウ(矢車草)から選ばれた1種以上のエキスである前記(1)または(2)項記載の毛髪化粧料組成物。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の毛髪化粧料組成物は、少なくとも、魚鱗由来加水分解コラーゲンと、植物エキスとからなる。上記の2つの成分の併用によって、本発明の毛髪化粧料組成物は、毛髪の引張り強度を向上させ、従来の牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料と同等またはそれ以上の効果を示す。片口鰯等の鱗由来コラーゲン加水分解物と植物エキスを併用したシャンプー、リンス、トリートメントの使用後は、毛髪の艶や指通りが改良され、従来の牛または豚の皮由来コラーゲン加水分解物を配合したシャンプー、リンス、トリートメントに優るとも劣らない効果が得られる。これは片口鰯やスケソウ鱈等の鱗由来コラーゲン加水分解物と植物エキスに含まれる蛋白質親和性の高いポリフェノールとの相互作用によるものと推定される。
【0011】
本発明で用いられる魚鱗由来加水分解コラーゲンはいかなる方法にて製造された物でも良く特に限定されない。製造法の一例として、魚鱗を希薄な酸またはEDTAで処理して、化学的反応により魚鱗のカルシウム成分を溶解した後、不溶解の粗コラーゲンを酸、アルカリあるいは酵素にて加水分解する方法、あるいは粉砕鱗または未粉砕鱗を直接オートクレーブや熱水にてゼラチン化の後に、酵素の至適温度にて加水分解する方法等が挙げられる。
また、本発明で用いられる魚鱗の種類は特に限定されない。水産加工場の選別ライン等よりロータリースクリーンで回収される片口鰯や秋刀魚の鱗や、水産加工場でフィーレ加工や切り身加工の際にジェット水流で鱗を剥ぐ養殖真鯛の鱗を例示することができる。この他にもスケソウ鱈、エソ、ニシン、鯉、テラピア等の鱗が例示できる。中でも、片口鰯またはスケソウ鱈の魚鱗が安定的に入手できるので好適である。
【0012】
本発明で用いられる植物エキスは、植物体の各種部位(花、花穂、果皮、果実、茎、葉、枝、枝葉、幹、樹皮、根茎、根皮、根、種子または全草等)をそのまま、あるいは粉砕後、搾取したもの、または、そのまま、あるいは粉砕後、溶媒で抽出したものである。抽出溶媒としては、水、アルコール類(例えば、メタノール、無水エタノール、エタノール等の低級アルコール、またはプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール)、アセトン等のケトン類、エチルエーテル、ジオキサン、アセトニトリル、酢酸エチルエステル等のエステル類、キシレン、ベンゼン、クロロホルム等の有機溶媒を、単独でまたは2種類以上を任意に組み合わせて使用することができる。また、各々の溶媒抽出物が組み合わされた状態でも使用できる。
【0013】
尚、植物エキスの製造方法は特に制限されるものはないが、通常、常温、常圧下での溶媒の沸点の範囲であれば良く、抽出後は濾過またはイオン交換樹脂を用い、吸着・脱色・精製して溶液状、ペースト状、ゲル状、粉末状とすれば良い。更に多くの場合は、そのままの状態で利用できるが、必要ならば、その効果に影響のない範囲で更に脱臭、脱色等の精製処理を加えても良く、脱臭・脱色等の精製処理手段としては、活性炭カラム等を用いれば良く、抽出物質により一般的に適用される通常の手段を任意に選択して行えば良い。
また、植物エキスは、応用する毛髪化粧料組成物の剤型・形態により乾燥、濃縮、または希釈等を任意に行い調製すれば良い。
【0014】
植物エキスに含有されるポリフェノールは、フラボノイド類、クロロゲン酸、没食子酸、エラグ酸のようなモノマーポリフェノール、縮合型や加水分解型のポリマーフェノール等が挙げられる。
【0015】
植物エキスを得るために用いられる植物は、特に限定されない。具体的な植物としては、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリまたはケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカネ(茜草根)、アカヤジオウまたはジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオまたはアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリまたはバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニアまたはカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンまたはホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、
【0016】
イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウまたはヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバまたはイワマツ(巻柏)、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシンまたはケイリンサイシンまたはオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウツボグサ(夏枯草)、ウドまたはシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサまたはカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィまたはプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、
【0017】
オウギまたはキバナオウギ(黄耆)、オウセイ(ナルコユリ、カギクルマバナルコユリ)、オウヒササノユキまたはササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラまたはオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャブシ「果実」、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシまたはサンザシ(山査子)、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オタネニンジンまたはトチバニンジン (人参)、オトギリソウまたはコゴメバオトギリソウまたはセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロまたはトコロまたはナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリまたはササユリまたはハカタユリ(百合)、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、
【0018】
カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシまたはカントリソウ(蓮銭草)、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバノキまたはシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレまたはローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラー、カラクサケマン、カラスウリまたはシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)またはエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、
【0019】
キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、クロバナヒキオコシまたはヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、
【0020】
ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コブシまたはモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラまたはビナンカズラまたはマツブサ、コムギ(小麦)、米または米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、
【0021】
サイザル(サイザルアサ)、サキシマボタンヅルまたはシナボタンヅルまたはシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、
【0022】
シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソまたはアオジソまたはチリメンジソまたはカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャクヤク(芍薬)、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、
【0023】
セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカまたはセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)またはシロバナタンポポまたはモウコタンポポ、ダンマル、
【0024】
チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンニンジン、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、チューリップ、チョコノステイ、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウナベナ(川断)、トウモロコシまたはトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウまたはチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシまたはマメダオシまたはネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、
【0025】
ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモまたはヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメまたはタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナルコユリ(黄精)、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイまたはニッケイまたはセイロンニッケイまたはヤブニッケイ(桂皮)またはケイシ(桂枝)、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキまたはネブまたはネビまたはネムリノキまたはジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、
【0026】
パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチクまたはマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマゴウまたはミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、
【0027】
ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウまたはイキクサ(景天)、
【0028】
ボイセンベリー「果実」、ホウキギまたはニワクサまたはネンドウまたはハハキギ・コキア(地膚子)、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ボウフウ(防風)、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、
【0029】
ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコまたはミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギまたはニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブまたはオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メハジキ(益母草)、メボウギ、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤシャブシ(矢車)またはヒメヤシャブシまたはオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、
【0030】
ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカまたはフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウまたはエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバスまたはスアビシムス(甜涼)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウまたはシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。
【0031】
中でも、セイヨウスノキ、ウスベニアオイ、マグワ(桑白皮)、クズ(葛根)、カミツレ、サボンソウ、レンゲソウ、シャクヤク(芍薬)、アボカド、ケイリンサイシン(細辛)、イチョウ(銀杏)、ボタンピ(牡丹皮)、ユズ(柚子)、チョウセンニンジン、リョクチャ(緑茶)、ヤグルマソウ(矢車草)が好適である。
【0032】
本発明の毛髪化粧料組成物において、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスとの含有量は、毛髪化粧料組成物の種類、品質、期待される作用の程度によって適宜調整可能であるが、魚鱗由来加水分解コラーゲンは0.05〜30重量%、好ましくは0.5〜20重量%であり、植物エキスが、0.001〜30重量%、好ましくは0.2〜20重量%である。含有量が上記の範囲であれば毛髪化粧料としての効果が充分期待できる。
【0033】
本発明の毛髪化粧料組成物には、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスの他に、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲内で、毛髪化粧料に一般的に用いられる成分や添加剤を加えることができる。
これらの成分や添加剤としては、油脂類、ロウ類、鉱物油、脂肪酸類、アルコール類、多価アルコール類、エステル類、金属セッケン類、ガム質、糖類、水溶性高分子化合物、界面活性剤、ビタミン類、アミノ酸類、動物系原料由来の添加物、藻類由来の添加物、微生物培養代謝物、α−ヒドロキシ酸類、海水、海泥類、無機顔料、紫外線吸収/遮断剤、美白剤、チロシナーゼ活性阻害剤、メラニン色素還元/分解物質、ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質、収斂剤、抗酸化剤、過酸化脂質生成抑制剤、過酸化脂質生成抑制剤、抗炎症剤、抗菌・殺菌・消毒薬、保湿剤、エラスターゼ活性阻害剤、頭髪用剤、抗アンドロゲン剤、末梢血管血流促進剤、刺激剤、代謝活性剤、抗脂漏剤、角質溶解剤、酸化剤、除毛剤、毛髪膨潤剤、染料剤、香料、色素・着色剤、ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、血流促進剤、抗アレルギー剤、細胞賦活剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、消臭・脱臭剤、苦味料、酵素、精製水等が挙げられる。
【0034】
本発明の毛髪化粧料組成物は、必要に応じて上記から適宜選択された成分や添加剤を配合され、ゲル、気泡、乳状液、クリーム、軟膏等の形態で、シャンプー、リンス、ヘアトリートメント、整髪料、パーマ剤、ヘアトニック、染毛料、育毛・養毛料等の頭髪化粧料に用いられる。頭髪化粧料の製造における、本発明の毛髪化粧料組成物と、その他の成分や添加剤との配合の方法は、予め加えておいても、製造途中で添加しても良く、作業性を考えて適宜選択すれば良い。
【0035】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。尚、実施例及び比較例で用いられた評価方法は下記の通りである。また、表中の%は、重量%である。
(a)シャンプー用途適性
10名の女性が、試作シャンプーを用いて洗髪して、毛髪の艶、櫛通り、なめらかさ、保湿感を評価した。洗髪は一日一回とし、各々の試作シャンプーを3日間毎に順次使用し、これを2回繰り返した。評価は、各自が非常に良い3点、良い2点、どちらともいえない1点、良くない0点の基準で行い、結果の数値はそれらの平均値である。
【0036】
(b)リンス用途適性
10名の女性が、市販シャンプーで洗髪した後、試作リンスで毛髪をリンスして、毛髪の艶、櫛通り、なめらかさ、保湿感を評価した。洗髪は一日一回行い、各々の試作リンスを3日間毎に順次使用し、これを2回繰り返した。評価は、各自が非常に良い3点、良い2点、どちらともいえない1点、良くない0点の基準で行い、結果の数値はそれらの平均値である。
【0037】
(c)ヘアリキッド用途適性
10名の男性が、試作ヘアリキッドを用いて整髪して、毛髪の艶、櫛通り、なめらかさ、保湿感を評価した。整髪は一日一回朝に行い、各々の試作ヘアリキッドを3日間毎に順次使用し、これを2回繰り返した。評価は、各自が非常に良い3点、良い2点、どちらともいえない1点、良くない0点の基準で行い、結果の数値はそれらの平均値である。
【0038】
(d)ヘアトニック用途適性
10名の男性が、試作ヘアトニックを用いて整髪して、毛髪の艶、櫛通り、なめらかさ、保湿感を評価した。整髪は一日一回朝に行い、各々の試作ヘアトニックを3日間毎に順次使用し、これを2回繰り返した。評価は、各自が非常に良い3点、良い2点、どちらともいえない1点、良くない0点の基準で行い、結果の数値はそれらの平均値である。
【0039】
(e)育毛・養毛料用途適性
軽度から中程度の男性型脱毛症の人各10名に、各試作育毛・養毛料を3ヶ月間使用してもらい、その育毛効果と感触の改善度について評価した。評価結果は、その後の育毛効果と頭皮の感触の改善度について以下の基準に従って判定した。育毛効果は写真判定により行い、◎有効、○やや有効、△不変、×悪化とした。頭皮の感触の改善度は各人の官能評価により、◎5〜7名が効果ありと評価、○2〜4名が効果ありと評価、△0〜1名が効果ありと評価、×悪化とした。
【0040】
また、実施例及び比較例で用いられた片口鰯鱗由来及びスケソウ鱈由来の加水分解コラーゲンは、濃度20重量%の水溶液である。また、豚皮由来加水分解コラーゲンと牛皮由来加水分解コラーゲンは、濃度20重量%の水溶液である。
【0041】
(実施例1、比較例1〜4)
表1に示す組成の各成分を溶解、攪拌して、5種類のシャンプーを調製し、シャンプー用途適性を評価した。評価結果を表1に示した。表1に示すように、片口鰯鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスを併用したシャンプーは各々単独添加または無添加のものに較べ、毛髪の艶、櫛通りが良く、なめらかさと保湿感についても優れ、豚皮由来加水分解コラーゲンを使用したシャンプーと同等あるいはそれ以上の評価であった。
【0042】
【表1】
Figure 2004331609
(実施例2、比較例5〜8)
表2に示す組成の各成分を溶解、攪拌して、5種類のリンスを調製し、リンス用途適性を評価した。評価結果を表2に示した。表2に示すように、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスを併用したリンスは各々単独添加または無添加のものに較べ毛髪の艶、櫛通りが良く、なめらかさと保湿感についても優れ、牛由来加水分解コラーゲンを使用したリンスとほぼ同等の評価であった。
【0043】
【表2】
Figure 2004331609
【0044】
表3に示す組成の各成分を溶解、攪拌して、5種類のヘアリキッドを調製し、ヘアリキッド用途適性を評価した。評価結果を表3に示した。表3に示すように、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスを併用したヘアリキッドは各々単独添加または無添加のものに較べ毛髪の艶、櫛通りが良く、なめらかさと保湿感についても優れ、豚皮由来加水分解コラーゲンとほぼ同等の評価であった。
【0045】
【表3】
Figure 2004331609
【0046】
表4に示す組成の各成分を溶解、攪拌して、5種類のヘアトニックを調製し、ヘアトニック用途適性を評価した。評価結果を表4に示した。表4に示すように、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスを併用したヘアトニックは各々単独添加または無添加のものに較べ毛髪の艶、櫛通りが良く、なめらかさと保湿感についても優れ、豚皮加水分解コラーゲン配合品とほぼ同等の評価であった。
【0047】
【表4】
Figure 2004331609
【0048】
表5に示す組成の各成分を溶解、攪拌して、5種類の育毛・養毛料を調製し、ヘ育毛・養毛料用途適性を評価した。評価結果を表5に示した。表5に示すように、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスを併用した育毛・養毛料は各々単独添加または無添加のもの、あるいは牛由来加水分解コラーゲン配合品に較べ育毛効果と頭皮の感触改善について優れた評価であった。また、本発明品を塗布した人の頭皮への刺激等の影響は全く見られなかった。
【0049】
【表5】
Figure 2004331609
【0050】
【発明の効果】
本発明の毛髪化粧料組成物は、魚鱗由来加水分解コラーゲンと植物エキスの併用によって、魚鱗由来加水分解コラーゲン単独使用の場合に比べて毛髪の引張り強度を向上させ、従来の牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを用いた毛髪化粧料と同等またはそれ以上の効果を示す。本発明の毛髪化粧料組成物を使用したシャンプー、リンス、トリートメントの使用後は、毛髪の艶や指通りが改良され、従来の牛または豚の皮由来加水分解コラーゲンを配合したシャンプー、リンス、トリートメントに優るとも劣らない効果が得られる。

Claims (3)

  1. 少なくとも、魚鱗由来加水分解コラーゲンと、植物エキスとからなる毛髪化粧料組成物。
  2. 魚鱗が、片口鰯またはスケソウ鱈の鱗である請求項1記載の毛髪化粧料組成物。
  3. 植物エキスが、セイヨウスノキ、ウスベニアオイ、マグワ(桑白皮)、クズ(葛根)、カミツレ、サボンソウ、レンゲソウ、シャクヤク(芍薬)、アボカド、ケイリンサイシン(細辛)、イチョウ(銀杏)、ボタンピ(牡丹皮)、ユズ(柚子)、チョウセンニンジン、リョクチャ(緑茶)、及びヤグルマソウ(矢車草)から選ばれた1種以上のエキスである請求項1または2記載の毛髪化粧料組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005087758A1 (ja) * 2004-03-15 2005-09-22 Toyo Shinyaku Co., Ltd. プロアントシアニジン水可溶性結合体およびそれを含有する組成物
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