JP2004330619A - 上部テーブル付卓上丸鋸 - Google Patents

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利之 可児
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Abstract

【課題】上部テーブル付卓上丸鋸において、部品点数を削減することでコストダウンと操作性の向上を図り、かつコンパクト化を図る上で有効な切込深さ調整技術を提供する。
【解決手段】丸鋸本体130に上部テーブル140を有する上部テーブル付卓上丸鋸100において、上部テーブル140を、丸鋸本体130に対して、該丸鋸本体130を上下方向に揺動させる揺動中心130aを回動中心として回動できるように取り付ける。そして、上部テーブル140を丸鋸本体130に対して上下に回動動作させることで、テーブル上面140aからのブレード131の上縁領域131bの突出高さH、すなわち切込深さを調整可能とした。調整後の上部テーブル140は、丸鋸本体130に対してテーブルロックレバー143によりロックされる構成とした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転駆動されるブレードの下縁領域を用いてテーブル上に載置された被加工材を切断する、いわゆる卓上丸鋸としての使用形態(以下、卓上丸鋸モードという)と、ブレードの上縁領域を用いて前記テーブルの上方に位置する上部テーブル上に載置された被加工材を切断する、いわゆるテーブルソーとしての使用形態(以下、テーブルソーモードという)とに使い分けることができる上部テーブル付卓上丸鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の上部テーブル付卓上丸鋸の利点としては、前後方向に長い被加工材を切断するには好適な反面、前後方向に短くても切断精度が良くないテーブルソーと、反対に切断精度は良いが、前後に長い被加工材を切断できなかった卓上丸鋸とを、一台で兼用できるという利便性が挙げられる。
この種の製品においてもテーブルソーと同様に切込深さの調整機能を備えるという要請があり、この要請に応える技術として、丸鋸本体にリンク機構を用いて上部テーブルを上下に移動できるように取り付けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。これによれば、上部テーブルを上下に移動させることで、ブレードに対する相対位置を変化させ、テーブル上面に突出されるブレードの上縁領域の突出量を変えることにより切込深さを調整することができる。
【0003】
【特許文献1】
独国特許第29,08211号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来の切込深さ調整機構の場合、リンク機構を用いて切込深さ調整機構を構成しているため、多数の部品点数が必要になるとともに、構造的にも複雑化し、コストが高くつくという問題がある。また、部品点数の多さに原因して、各部品の寸法のばらつきが累積され、結果として動きが悪くなり、上下作動の操作性を悪くすることがある。
【0005】
本発明は、上述した従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、上部テーブル付卓上丸鋸において、部品点数を削減することでコストダウンと操作性の向上を図り、かつコンパクト化を図る上で有効な切込深さ調整技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。
請求項1に記載の発明によれば、被加工材が載置されるテーブルを有するベースと、ベースの上方において、当該ベースに近接した第1の位置と当該第1の位置よりも当該ベースから離間した第2の位置との間で、上下方向に揺動可能に当該ベースに連接された丸鋸本体とを備えている。また、丸鋸本体は、当該丸鋸本体が第1の位置に置かれた場合に被加工材を載置可能な上部テーブルと、当該丸鋸本体の第2の位置から第1の位置への移動によりテーブルに載置された被加工材を下縁領域で切断作業するとともに上部テーブルから所定量だけ突出した上縁領域で当該上部テーブルに載置された被加工材を切断作業するブレードとを有する。ここで、第1の位置は、典型的にはブレード上縁による被加工材の切断作業を行う位置およびブレード下縁による切断作業の終了位置に対応し、第2の位置は、典型的には被加工材の切断作業に備える待機位置あるいはニュートラルポジションに対応する。
したがって、請求項1に記載の発明では、ベース側のテーブル上に被加工材を載置後、丸鋸本体を第2の位置から第1の位置へ揺動させることによって、回転するブレードの下縁領域を用いて被加工材を切断する、いわゆる、卓上丸鋸モードでの切断作業を行うことができる。
また、丸鋸本体をベースに近接した第1の位置へ揺動させるとともに当該第1の位置において、上部テーブルの上面に被加工材を載置後、当該上部テーブルの上面上を滑らすことにより、ブレードの上縁領域を用いて被加工材を切断する、いわゆるテーブルソーモードでの切断作業を行うことができる。テーブルソーモードとして切断作業する場合には、例えばロック装置により丸鋸本体を第1の位置に固定して作業を行う。
【0007】
また、請求項1に記載の発明では、上部テーブルからのブレードの上縁領域の突出量は、当該上部テーブルを、ブレードに対して所定の回動中心回りに相対的に回動動作させることで可変とされ、これにより上部テーブルに載置された被加工材に対する切込深さを調整可能に構成されている。この場合、「相対的に回動動作させる」形態としては、ブレードを位置固定とし、それに対して上部テーブルを回動させる形態が特に好適とされる。
そして、上部テーブルとブレードとを所定の回動中心回りに相対的に回動動作させることで切込深さを調整する方式としたことにより、上部テーブルの回動中心を構成するための軸部材を丸鋸本体に設定するという簡単な構造で切込深さ調整を実現できる。このため、リンク機構を用いる等していた従来の手法に比べて少ない部品点数で、コンパクトな切込深さ調整機構を構成することが可能になるとともに、ブレードの上縁領域を用いて上部テーブル上の被加工材を切断作業するに際し、上部テーブルの上下作動を自然でシンプルに行なうことができるため、切込深さ調整を簡単に行うことができる。
【0008】
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載の発明では、上部テーブルの回動中心は、丸鋸本体の上下方向の揺動中心を兼用する構成としている。すなわち、請求項2の発明では、通常、卓上丸鋸が、ベースの上方に配置される丸鋸本体を上下に揺動させることでベース側のテーブル上に載せられた被加工材を切断する構成となっているという点に着目し、この揺動中心を上部テーブルの回動中心に用いることで切込深さ調整を可能としたものである。これにより、上部テーブルの回動中心を構成する軸部材と、丸鋸本体の揺動中心を構成する軸部材との共通化を図ることが可能となり、部品点数をさらに減少することができる。また、上部テーブルの回動中心から遠い一端が作業者側へくることより、切込深さの調整がさらに容易になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1は本実施の形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸100を示す側面図であり、図2〜図4にはテーブルソーモードでの切断作業を行うに際しての切込深さ調整が段階的に示されている。
図示のように、上部テーブル付卓上丸鋸100は、丸鋸本体130、ベース110、丸鋸本体130とベース110とを結合する本体支持部150を主体として構成される。
【0010】
丸鋸本体130は、電動モータ135によって回転駆動されるブレード131と、当該ブレード131を覆うブレードケース132、セーフティカバー133、上部テーブル140、さらに図示省略のハンドグリップやそのハンドグリップに設けられたトリガースイッチ等を有する。そして、丸鋸本体130は、揺動中心130aを中心として、ベース110に近接した第1の位置(図2〜4に示す位置)と、当該第1の位置よりも当該ベース110から離間した第2の位置(図1に示す位置)との間で、上下方向に揺動可能にベース110に連接された構成とされる。上記の第1の位置は、ブレード131上縁による被加工材の切断を行なう位置、すなわち切断位置およびブレード131下縁による切断作業の終了位置に対応し、これに対し第2の位置は、被加工材の切断作業に備える位置、すなわち待機位置あるいはニュートラルポジションに対応している。この第2の位置では、ブレード131が回転駆動される状態とブレード131が静止される状態がある。
【0011】
また、丸鋸本体130は、本体支持部150に設けられた傾動部151を介して左右方向(図1〜図4における紙面に直交する方向)に傾動自在に支持され、止着ネジ152により所定の傾動角にて固定されるように構成される。これにより、丸鋸本体130を第1の位置へ揺動させることで、ブレード131の下縁領域131aを用いてターンテーブル111上に載置された被加工材W1を切断する、いわゆる卓上丸鋸モードでの切断時において、ブレード131を上下方向に真直ぐにした状態での垂直切りのみならず、ブレード131を左右に傾斜させた状態での傾斜切りが可能とされる。なお、丸鋸本体130の揺動中心130aは、傾動部151に形成されている。
【0012】
ベース110は、本体支持部150を介して丸鋸本体130に結合されるとともに、上部にターンテーブル111を有する。ターンテーブル111の上面側には切断すべき被加工材W1が載置される。ターンテーブル111は、被加工材W1をブレード131による切断線に対して直角に突き当てるためのフェンス状の位置決め部材112を有するとともに、ベース110に対して適宜水平面内で回転可能に支持されており、ターンレバー113を回動操作することで水平回転できるように構成される。これにより、ブレード131による前後方向(水平方向)に傾斜した角度切りが可能となる。ここで、「前後」とは、ブレード131の回転中心131cを挟んで、丸鋸本体130の揺動中心130a側を後側といい、その反対側(作業者による操作側)を前側という。また、上記のターンテーブル111が本発明でいうテーブルに対応する。
【0013】
ブレード131の下部側を覆うセーフティカバー133は、前後に分割された前側セーフティカバー133aと後側セーフティカバー133bとから構成されている。前側セーフティカバー133aは、ブレード131の下部前側Aを覆い、後側セーフティカバー133bは、ブレード131の下部後側Bを覆うように配置される。
【0014】
前側セーフティカバー133aは、概ね断面U字形に形成されており、ブレード131およびブレードケース132に被さるように配置されるとともに、ブレード131の回転中心131cの近傍においてブレードケース132に回動可能に取り付けられている。前側セーフティカバー133aは、図示省略のリンクアームと連結されており、丸鋸本体130の揺動動作に連動して上下方向に回動され、ブレード131の下部前A側を覆い、あるいは露出(図2〜図4参照)するように構成されている。
【0015】
一方、後側セーフティカバー133bは、ブレード131を左右両側から挟むように配置される2枚のプレートを平行に配置させたコの字型の一体形状になっている。後側セーフティカバー133bは、一端部がブレードケース132の後側の丸鋸本体130の揺動中心130aの近傍において回動中心133cを中心として上下方向に回動可能に取り付けられるとともに、その取付部を起点にしてブレード131の後側下部における外周縁を覆うように概ね水平状に延在され、その延在部によってブレード131の下部後側Bを覆っている。
【0016】
また、後側セーフティカバー133bは、丸鋸本体130が第2の位置(図1に示す位置)にある状態では、例えばブレードケース132に設けられた図示省略のストッパーによってブレード131の後側下部Bを覆う位置に保持されている。そして、丸鋸本体130が下方へ揺動されることに伴いターンテーブル111上の被加工材W1、あるいは被加工材W1が存在しないときはターンテーブル111に接触することで、上方(ブレード131の回転中心側)へ回動されてブレード131の後側下部を露出(図2〜図4参照)する構成とされる。
【0017】
また、丸鋸本体130には、上面140aを被加工材W2の載置面とする上部テーブル140が備えられている。上部テーブル140は、一端部に下面側に延出するアーム部141を有し、そのアーム部141の延出端部が丸鋸本体130の回動中心130aを回動中心として上下方向に回動可能に取り付けられている。すなわち、上部テーブル140は、本体支持部150の傾動部151と丸鋸本体130との両方に対してそれぞれ回動可能とされている。
【0018】
上部テーブル140には、スリット(図示省略)が形成され、そのスリットを通してブレード131の上縁領域131bがテーブル上面140a側へ所定高さで突出されている。したがって、上部テーブル140を回動中心130a回りに回動させてブレード131に対する上下方向の高さ位置を変えることにより、テーブル上面140aからのブレード131の突出高さH、すなわち切込深さを調整することが可能とされる。
【0019】
上部テーブル140の他端部(自由端)側には、下面側に向かって延出するステー142が設けられ、そのステー142をテーブルロック手段としてのテーブルロックレバー143によって丸鋸本体130、具体的にはブレードケース132に固定することで、上部テーブル140とブレード131との相対位置をロック(固定)する構成となっている。
【0020】
テーブルロックレバー143は、図5に示すように、ロックネジ143aを有しており、そのロックネジ143aがステー142に形成された円弧状の長孔142aを貫通してブレードケース132のネジ孔132aにねじ込まれている。すなわち、テーブルロックレバー143のロックネジ43aを締め付けてステー142をブレードケース132にプレート144を介して押し付けることで上部テーブル140をブレードケース132にロックし、緩めることでそのロックを解除する構成とされる。
【0021】
テーブル上面140aに突出されたブレード131の上縁領域131bは、上部カバー145によって覆われる。上部カバー145は、後部側において、上部テーブル140の下面に取り付けられ、スリットを貫通してテーブル上面に突出したライビングナイフ(割刃)146に回動中心145aを中心にして上下方向に回動可能とされるとともに、上部テーブル140の上面に当接した状態でテーブル上面140aから突出されるブレード131の上縁領域131bを覆っている。
【0022】
したがって、図2に示すように、丸鋸本体130を第1の位置へ揺動させるとともに、図示省略のロック装置にて固定した状態において、その前側上面(図2における左側上部)に被加工材W2を載せて後方へ滑らせることにより、ブレード131の上縁領域131bを用いて被加工材W2を切断することが可能とされる。なお、上部カバー145は、切断加工される第2の被加工材W2の後方への送り込みに伴い当該被加工材W2によって上方へ押し退けられる。
【0023】
このように、本実施の形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸100によれば、ブレード131の下縁領域131aを用いてターンテーブル111上に載置された被加工材W1を切断する、いわゆる卓上丸鋸モードと、ブレード131の上縁領域131bを用いて上部テーブル140上に載置された被加工材W2を切断する、いわゆるテーブルソーモードでの切断作業が可能とされる。
【0024】
次に本実施の形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸100の作用を説明する。上部テーブル140は、卓上丸鋸モードで被加工材W1の切断作業を行うときは、テーブルロックレバー143によりブレードケース132にロックされ、丸鋸本体130に対し一体化されている。したがって、丸鋸本体130を上下に揺動させて図1に示すターンテーブル111上の被加工材W1を切断する場合、上部テーブル140は丸鋸本体130と一体に揺動するため、卓上丸鋸モードでの切断作業の支障にならない。
【0025】
一方、テーブルソーモードで被加工材W2の切断作業を行うに際し、切断すべき被加工材W2の、例えば板厚等に応じてブレード131の切込深さを適宜調整することができる。この場合、切込深さ調整は、テーブルロックレバー143による上部テーブル140のロックを解除した状態で、該上部テーブル140を揺動中心130a回りに上下に回動させ、テーブル上面140aからのブレード131の突出高さHを変えることで行うことができ、調整後においてはテーブルロックレバー143によりロックすることで調整位置に保持することができる。図2には最大切込深さ状態が示され、図3には中間切込深さ状態が示され、図4には最小切込深さ状態(図では切込深さがほぼ零の状態)が示されている。
【0026】
本実施の形態では、上部テーブル140を回動させて切込深さを調整する回動式とし、かつテーブルロックレバー143のネジを用いた締結によるロック形式としている。このため、ブレード131の切込深さを、図2に示す切込最大位置と、図4に示す切込最小位置との間において無段階に調整することができる。このときの切込深さについては、インジケータを用いて表示すればより便利である。そして、本実施の形態によれば、上部テーブル140にアーム部141とステー142を一体化させることが可能であり、上部テーブル140の回動中心を構成する軸部材を丸鋸本体130側に設定するという簡単な構造で切込深さ調整を実現できるため、従来に比べて少ない部品点数とすることが可能になる。部品点数を少なくすることは、コストダウンやコンパクト化を図ることができるというメリットを有するだけでなく、従来技術において部品点数が多いことから各部品の寸法のばらつきの累積が原因となって動きが悪くなり、上下作動の操作性を悪くしていたという欠点をも克服できる。
また、本実施の形態においては、丸鋸本体130の揺動中心130aを上部テーブル140の回動中心に用いているため、上部テーブル140の回動中心を構成する軸部材と、丸鋸本体130の揺動中心を構成する軸部材との共通化を図ることが可能となり、部品点数をさらに減少することができる。また、上部テーブル140の回動中心から遠い一端が作業者側へくることより、切込深さの調整がさらに容易になる。加えて、ロックレバー143を作業者側に配置させることで操作部を1箇所に集中できるため、操作性が向上できる。
【0027】
なお、上記説明では、ターンテーブル111上で切断される被加工材W1と、上部テーブル140上で切断される被加工材W2とにつき、異なる符号を付しているが、これは、説明の便宜上のことであり、ターンテーブル111上で切断される被加工材と、上部テーブル140上で切断される被加工材は異なる場合もあれば、同一の場合もある。
【0028】
また、本実施の形態では、上部テーブル140の回動中心を丸鋸本体130の揺動中心130aと同一軸線上に設定したが、設定箇所が丸鋸本体130である限り揺動中心130aと異なる位置であっても本発明は成立するものである。
また、本実施の形態では、ブレード131(丸鋸本体130)を位置固定とし、それに対して上部テーブル140を上下方向に回動動作させて切込深さ調整を行うとしたが、それはアルミ等の比較的軽い材料で製作することが可能な上部テーブルを操作する方が操作性に優れるからであるが、設計の都合によっては、上部テーブル140を位置固定にし、それに対してブレード131を上下方向に回動動作させて切込深さ調整を行う構成にしてもよい。要するに、上部テーブル140がブレード131に対して相対的に回動動作することで、上部テーブル140からのブレード131の上縁領域131bの突出量が可変とされる構成であればよい。
【0029】
また、上部テーブル140を丸鋸本体130に対してロックまたはそのロックを解除するテーブルロック手段としては、ネジを用いたテーブルロックレバー143による形式が好適であるが、必ずしもこの形式に限るものではない。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、上部テーブル付卓上丸鋸において、部品点数の削減を図り、かつコンパクト化を図る上で有効な切込深さ調整技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図である。
【図2】同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図であり、最大切込深さ状態を示す。
【図3】同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図であり、最大切込深さ状態を示す。
【図4】同じく上部テーブル付卓上丸鋸を示す側面図であり、最大切込深さ状態を示す。
【図5】上部テーブル1のロック機構部を示す断面図である。
【符号の説明】
100:上部テーブル付卓上丸鋸
110:ベース
111:ターンテーブル
130:丸鋸本体
130a:揺動中心
131:ブレード
140:上部テーブル
140a:テーブル上面
142:ステー
143:テーブルロックレバー
150:本体支持部

Claims (2)

  1. 被加工材が載置されるテーブルを有するベースと、
    前記ベースの上方において、当該ベースに近接した第1の位置と当該第1の位置よりも当該ベースから離間した第2の位置との間で、上下方向に揺動可能に当該ベースに連接された丸鋸本体とを備え、
    前記丸鋸本体は、当該丸鋸本体が前記第1の位置に置かれた場合に被加工材を載置可能な上部テーブルと、当該丸鋸本体の前記第2の位置から前記第1の位置への移動により前記テーブルに載置された被加工材を下縁領域で切断作業するとともに、前記上部テーブルから所定量だけ突出した上縁領域で当該上部テーブルに載置された被加工材を切断作業するブレードとを有する上部テーブル付卓上丸鋸であって、
    前記上部テーブルからの前記ブレードの上縁領域の突出量は、前記上部テーブルを、前記ブレードに対して所定の回動中心回りに相対的に回動動作させることで可変とされ、これにより前記上部テーブルに載置された被加工材に対する切込深さを調整可能に構成されていることを特徴とする上部テーブル付卓上丸鋸。
  2. 請求項1に記載の上部テーブル付卓上丸鋸であって、前記上部テーブルの回動中心は、前記丸鋸本体の上下方向の揺動中心を兼用する構成であることを特徴とする上部テーブル付卓上丸鋸。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010039224A1 (de) * 2010-08-11 2012-02-16 Metabowerke Gmbh Kapp- und Tischkreissäge
EP3797951A1 (en) * 2019-09-25 2021-03-31 Ningbo Xiecheng Power Tools Co., Ltd. Compound saw

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