JP2004330268A - レーザー切断用ワーク支持装置と、この支持装置に使用する剣 - Google Patents

レーザー切断用ワーク支持装置と、この支持装置に使用する剣 Download PDF

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新治 中根
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Ishigame Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】エネルギー密度の高いレーザーによって溶損されても交換の容易な、剣先又はナイフエッジ構造の、レーザ切断用ワーク支持装置を提供する。
【解決手段】ワーク支持装置を、ワークテーブルに差渡したテーブル横枠90と、横枠に着脱自在に設けた凹凸部を有する板状の剣体50とで構成し、この剣体を横枠に多数個設け、多数個の剣体が分離独立した構造とする。剣先が溶損した場合、この分離独立を利用して、所定のブロック単位で取替え可能とすることで取替え手間の軽減、経費の節減あるいは資材の有効利用等が図れる。また剣体を、レーザー加工機を介して簡易に製造し、この剣体を利用して剣先の溶損に対応できる。
【選択図】 図7

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、レーザー切断用ワーク支持装置と、この支持装置に使用する剣に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の剣は、後述する文献1の従来技術として説明されている第3図、第4図の例が知られている。この構成では、この剣先、又はナイフエッジが、集光されてエネルギー密度の高いレーザービームによって、溶損されることが間々発生する弊害が指摘されている。この溶損に対応する手段としては、当該剣先、又はナイフエッジを交換する方法が採用されている。しかし、この剣先、又はナイフエッジの交換には、手間を要すること、又は業者からの供給部品であり、コストの上昇を招来すること、又は注文、在庫管理等の面において手間を要すること等の改良点があった。
【0003】
この改良点の一環として、下記の技術文献が挙げられる。
【0004】
▲1▼ 実開昭62−96990号のレーザー切断用ワーク支持装置(文献1とする)がある。その内容は、レーザー切断用ワーク支持装置をベース部材と中間部材と支持部材から構成するとともに、中間部材を熱変形材料により構成したことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置であり、支持剣先、支持エッジの溶損防止に役立つこと、また切断精度の向上に役立つこと等の特徴がある。
【0005】
▲2▼ 特開2000−263167のレーザー切断用定盤(文献2とする)がある。その内容は、一定間隔で上下に突起を有する長尺アルミニュウム板を、その長さ方向に向かって交互に反対方向に折曲したジグザグ状にプレス成形し、その板の折曲部を突き合わせて並列し、この突き合わせ部をリベットにより固着した平面視してハニカム状のレーザー切断用定盤であり、プレス成形による少量生産で、また安価に提供できること、リベットは一方向から締結する構成であり、板を順々に並列して締結する場合に有利であること、等の特徴がある。また突起は、被切断物を浮かせて支持するために、ドリルによる穿孔の際、その浮いた間隙によって、ドリルの衝突による損傷を防止できること、更に、橋梁等の構造物の厚板鋼板をレーザー切断する際に有益な定盤を提供することを意図する。
【0006】
▲3▼ 実開平6−5782号のレーザー加工機に用いる素材固定用テーブル(文献3とする)がある。その内容は、上面にアルミ製セラミック等のレーザー光線で切断されず、かつ切断粉を透過できる孔を備え、かつ素材の下面全体を保持する素材載置板を有する固定台と、この固定台に取付け、かつ前記素材載置板の上面に載置される素材を固定する素材固定用治具とを備えた構成であり、レーザー加工される素材がジョイントを残さずに完全にレーザー光線で切断されること、及び前記素材載置板は、前記レーザー光線で切断されず、かつ切断粉を透過できる孔を備えている構造の素材固定用テーブルを提供する。
【0007】
▲4▼ 特開平7−314168号のレーザー加工装置(文献4とする)がある。その内容は、基板を複数のピンで支えるとともに、ピンは上下に移動可能なため、ステージの移動にともないピンは移動し、かつ支持台のレーザービームと対向する位置に設けられた凹部によりレーザー照射位置直下では、当該ピンが下がり基板から離れる構成であり、その特徴は、レーザー加工装置を用いて大面積の基板を、支持台から浮かして切断する場合、基板が撓まず、しかも基板或いは基板上の薄膜等をきれいに切断できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以上で説明した文献1は、中間部材を、熱変形材料で形成した構成であり、支持部材(剣先、又は剣)に対しての改良とは考えられない。従って、本発明が意図する剣先、又は剣(以下剣先とする)溶損の課題は解決されていない。さらにレーザー加工機を介して簡易に製造できる剣先とは云えない構造である。
【0009】
また文献2は、一体構造の板による剣(ナイフエッジと突起)の構造であり、各剣体は一体構造であって、分離独立した構造でない。従って、一部の溶損に対して、一枚をまるごと取替えることが必要となり、不経済である。そして、本発明が意図する剣先溶損の課題は解決されていない。さらにレーザー加工機を介して簡易に製造できる剣先とは云えない構造である。
【0010】
次に文献3は、例えば、ハニカム形状でなるアルミ製セラミック等の素材載置板であり、この素材載置板は、一体構造であって、分離独立した構造でない。従って、前記文献2と同じような課題を抱えている。
【0011】
さらに文献4は、ステージに昇降自在のピンを設ける構成であり、構造が複雑であること、またピンの取替えは困難視される。そして、このピンの上面はテフロン等の緩衝材を設ける構成であり、直接素材を支持して、レーザー加工機に使用するには、問題がある。また本発明が意図するレーザー加工機を介して簡易に製造できる剣先とは云えない構造である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、剣先溶損の場合に、剣体が分離独立した構成を利用して、所定のブロック単位で取替え可能とし、経費の節減と、資材の有効利用と、取替え手間の軽減化等を図ることを意図する。また剣体を、レーザー加工機を介して簡易に製造し、この剣体を利用して、剣先の溶損に対応し、かつ前述の効果を達成することを意図する。
【0013】
請求項1は、レーザービームを照射してワークを切断するレーザー切断装置に装備されたレーザー切断用ワーク支持装置であって、
このレーザー切断用ワーク支持装置は、ワークテーブルに差渡したテーブル横枠と、この横枠に着脱自在に設けた凹凸部を有する板状の剣体とで構成し、この剣体は、前記横枠に多数個設け、この多数個の剣体が分離独立したことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置である。
【0014】
請求項2の発明は、請求項1の目的を達成すること、また剣体と剣先を分離して、溶損した剣先のみの取替えを利用し、前述の効果と、節約化、又は資源の有効利用を図ることを意図する。
【0015】
請求項2は、レーザー切断用ワーク支持装置のワークテーブルに差渡したテーブル横枠に設けた多数個の板状でなる剣体に、複数の剣を着脱自在に設ける構成であって、この各剣体の立上本体部に凹条、突起等の係止部を設け、また前記各剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、この各剣の溝を、前記各剣体に設けた係止部に係合し、当該各剣を、前記各剣体と交差方向に設けて、この各剣を介してワークを支持し、また当該各剣の溶損、破損等の損傷時に、この剣の溝を、当該係止部より取外し、他の剣に取替え可能としたことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。
【0016】
請求項3の発明は、請求項2の目的を達成し、さらに前述の効果と、節約化、又は資源の有効利用を図ることを意図する。
【0017】
請求項3は、レーザー切断用ワーク支持装置のワークテーブルに差渡したテーブル横枠に設けた多数個の板状でなる剣体に、複数の剣を着脱自在に設ける構成であって、この各剣体の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、また前記各剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、この各剣体の溝に、前記各剣を嵌合するとともに、この剣体に、各剣の溝を嵌合し、当該各剣を、前記各剣体と交差方向に設けて、この各剣を介してワークを支持し、また当該各剣の溶損、破損等の損傷時に、この剣の溝を、当該剣体及びこの剣体の溝より取外し、他の剣に取替え可能としたことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。
【0018】
請求項4の発明は、請求項2、又は請求項3の目的を達成するに最適な剣体の提供を意図する。
【0019】
請求項4は、請求項2、又は請求項3に記載の剣体は、前記横枠に多数個設け、この多数個の剣体が分離独立したことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。
【0020】
請求項5の発明は、請求項2、又は請求項3の目的を達成するに最適な剣体、及び剣の提供を意図する。
【0021】
請求項5は、請求項2、又は請求項3に記載の横枠に着脱自在に設けた板状の剣体に多数個の凹凸部を形成し、この各凸部に各剣を着脱自在に設ける構成としたレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の使用の態様を説明すると、図4〜図12に好ましい一例を説明する。
【0023】
▲1▼ 図4〜図6に示した一例は、主として、請求項1に対応する構造であり、横枠の所定の箇所の上面(一例である)に、分離独立して設けた剣体の取付片を添接する。この添接時に、横枠に設けた数個の取付孔に、この剣体の数個の貫通孔を、それぞれ整合する(この整合で形成される孔を整合孔という)。この各整合孔に止具を設けることで、この横枠に剣体が取付けられる。この例では、横枠に、図示の如く、各剣体が分離独立して設けられることから、一個の剣体が溶損、折損等した場合には、この箇所のみを、新規の剣体を取替えることで済み、前述の如く、有益であり、また重宝する。またこの例では、剣体に孔を開設して、レーザー ビームの照射による熱を放散し、当該剣体の昇温回避(冷却効果)を図る。尚、凹凸上面の形状は異なるが、剣先が形成される構成であればよい。
【0024】
そして、前記の取替えは、ワンタッチで誰でも可能であり、有益である。また本発明の剣体は、鉄、アルミニュウム、ステンレス等の鋼板材料と、当該レーザービーム加工機による加工を利用して製造できるので、簡便、低コストであり、また原則として在庫を保管することなく短時間に手当ができる利点がある。
【0025】
▲2▼ 図7〜図9に示した一例は、主として、請求項2、請求項4、請求項5に対応する構造であり、横枠の所定の箇所の上面に、分離独立して設けた剣体を取付けることは、前述の図4〜図6の例に準ずる。そして、分離独立した構造と、その特徴は、前述の図4〜図6の例に準ずる。尚、この例では、剣体に剣が着脱自在(取付け、取外し可能)に設けられる。例えば、剣体の凸部(一例である)に凹条を形成し、この凹条に、肉厚方向に切欠き形成した剣の溝を挿入し、剣体の長手方向に剣が直交する位置に設けられる。従って、剣先、剣等が溶損等した際に、極めて簡単に取替えが可能となる。また剣の一枚毎の取替えも可能であり、前述の如く、有益であり、また重宝する。この例の如く、各剣を剣体より突出し、当該剣間に隙間を形成することで、冷却効果を図る。尚、剣は図示しないが、止具での係止、また剣体に設けた係止部への挿入、嵌合による係止等も可能である。従って、この剣の取付け方法は、原則として、自由である。また図示しないが、剣及び/又は剣体の挾持(挾持部)による係止等も可能であり、この剣及び/又は剣体の取付け方法は自由である。また剣体の上端縁は、直線、凹凸部(図示の例)、又は曲面等の形状も可能である。尚、剣は、剣体に取付けられる本体部と、剣先とを有する。
【0026】
▲3▼ 図10〜図12に示した一例は、主として、請求項3〜請求項5に対応する構造であり、横枠の所定の箇所の上面に、分離独立して設けた剣体を取付けることは、前述の各例に準ずる。そして、分離独立した構造と、その特徴は、前述の各例に準ずる。尚、この例では、剣体に剣が着脱自在に設けられる。例えば、剣体の肉厚方向に切欠き形成した溝を形成し、この溝に、剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を挿入し、剣体の長手方向に剣が直交する位置に設けられる。従って、剣は溶損等した際に、極めて簡単に取替えが可能となる。また剣の一枚毎の取替えも可能であり、前述の如く、有益であり、また重宝する。この例の如く、各剣を剣体より突出し、当該剣間に隙間を形成することで、冷却効果を図る。そして、この例では、剣体を鋼板材料とすること、及び当該レーザービーム加工機による加工を利用して製造することで、簡便、低コストであり、また原則として在庫を保管することなく短時間に手当ができる利点がある。また仮に、在庫として保管しても、原則として剣のみであり、経費、場所の確保等に関して負担が少なく有益である。尚、他は前述の図7〜図9の例に準ずる。
【0027】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を説明する。
【0028】
図1〜図3はレーザー加工機の一例を示しており、1はレーザー発振器、2はパトライト、3は制御装置、4はフォーカスヘッド、5はデリバリボックス、6はレーザマウント、7はY軸カバー、8はピラー、9は加工物素材を支持するワークテーブル、10はX軸カバー、11は加工済み製品を搬送する搬送部、12は制御装置3を操作する操作パネルを示す。そして、20はエア供給用の配管、21は給水用の配管、22はドレーン用の配管、23はチラーユニット、24はミラー冷却水用の配管、25はクリーンエア用の配管、26は他のアシストガス用の配管、27は酸素用の配管、28はシャッターエア用の配管、29はメイン冷却水用の配管、29aはレーザガス用の配管をそれぞれ示す。また30はフォーカスヘッド4を上下動するZ軸サーボモータ、31はレーザー光をワークの切断箇所に集光するレンズ、32はアシストガスをワークの切断箇所に吹き付けるフォーカス、33はタッチセンサの接触子、34はレーザー光とアシストガスのノズル、35はフォーカスヘッド4の高さを制御するタッチセンサ、36はタッチセンサの取付台、37はフォーカスヘッド4に外から衝撃が加わるとそれを検知するダメージセンサ、38はアシストガスの圧力を測定する圧力計を示す。
【0029】
図4〜図6は剣体40の一例であり、この剣体40は、立上本体部41と、この立上本体部41の下端を折曲げ形成した取付片42と、この取付片42に設けた数個の貫通孔43と、前記立上本体部41の上端縁40aに設けた剣先44とで構成されている。従って、この剣体40の各貫通孔43(各は省略する。他の例も同じ)は、ワークテーブル9の横枠90に設けた螺孔、貫通孔等の取付孔91と整合される。この整合された整合孔に挿入される止具45を介して当該剣体40は、横枠90に適宜間隔で取付けられる。尚、剣体40の上端縁40aは、この例では、凹凸部40a−2、40a−1とする。そして、この凸部40a−1が剣先44となる。この凹凸部40a−2、40a−1は、剣先44の形成と、冷却効果、又は材料の節約化等を図る。図中46は立上本体部41に設けた孔で、この立上本体部41の冷却効果に役立つ利点がある。
【0030】
図7〜図9は他の剣体50と、剣60との一例であり、この剣体50には、立上本体部51に凸部51aを形成し、この凸部51aに凹条52(係止部の一例である)を形成する。またこの剣体50には、剣60が着脱自在に設けられており、この例では、剣60は、剣本体61と、この剣本体61の肉厚方向に切欠き形成した溝62と、剣先63とで構成されている。従って、剣体50の凹条52に、剣60の溝62を嵌合する(溝62の深さで、当該剣60の高さが決定される)ことで、当該剣体50に剣60がクロス状態に取付けられる。この状態において、剣60の頂点は、剣先63となる。また剣60の溶損等による取替えは、工具等を要さずワンタッチで行える。尚、原則として、他の構成は前述の図4〜図6の例に準ずる。図中64はくびれ部を示しており、材料の節約、軽量化、冷却効果等を図る(他の例も同じ)。
【0031】
図10〜図12はさらに他の剣体55と、剣60との一例であり、この剣体55には、立上本体部57に凸部55aを形成し、この凸部55aに肉厚方向に切欠き形成した溝56を形成する。またこの剣体55には、剣60が着脱自在に設けられており、この例では、剣60は、剣本体61と、この剣本体61の肉厚方向に切欠き形成した溝62と、剣先63とで構成されている。従って、剣体55の溝56に、剣60の溝62を嵌合する(溝56・62の深さで、当該剣60の高さが決定される)ことで、当該剣体55に剣60がクロス状態に取付けられる。この状態において、剣60の頂点は、剣先63となる。また剣60の溶損等による取替えは、工具等を要さずワンタッチで行える。そして、この例では、溝56と剣本体61の嵌合と、溝62と立上本体部57の嵌合とによる相互嵌合であり、確実かつ強固な剣体55と剣60との係合関係が確保され、離間又は外れる虞は極めて少なく有効である。尚、原則として、他の構成は前述の図4〜図6の例等に準ずる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1の発明は、レーザービームを照射してワークを切断するレーザー切断装置に装備されたレーザー切断用ワーク支持装置であって、レーザー切断用ワーク支持装置は、ワークテーブルに差渡したテーブル横枠と、横枠に着脱自在に設けた凹凸部を有する板状の剣体とで構成し、剣体は、横枠に多数個設け、多数個の剣体が分離独立したレーザー切断用ワーク支持装置である。従って、請求項1は、剣先溶損の場合に、剣体が分離独立した構成を利用して、所定のブロック単位で取替え可能とし、経費の節減と、資材の有効利用と、取替え手間の軽減化等が図れる特徴がある。また剣体を、レーザー加工機を介して簡易に製造し、この剣体を利用して、剣先の溶損に対応し、かつ前述の効果を達成できる実益がある。
【0033】
請求項2の発明は、レーザー切断用ワーク支持装置のワークテーブルに差渡したテーブル横枠に設けた多数個の板状でなる剣体に、複数の剣を着脱自在に設ける構成であって、各剣体の立上本体部に凹条、突起等の係止部を設け、また各剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、各剣の溝を、各剣体に設けた係止部に係合し、各剣を、各剣体と交差方向に設けて、各剣を介してワークを支持し、また各剣の溶損、破損等の損傷時に、剣の溝を、係止部より取外し、他の剣に取替え可能としたレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。従って、請求項1の目的を達成できること、また剣体と剣先を分離して、溶損した剣先のみの取替えを利用し、前述の効果と、節約化、又は資源の有効利用が図れること等の特徴がある。
【0034】
請求項3の発明は、レーザー切断用ワーク支持装置のワークテーブルに差渡したテーブル横枠に設けた多数個の板状でなる剣体に、複数の剣を着脱自在に設ける構成であって、各剣体の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、また各剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、各剣体の溝に、各剣を嵌合するとともに、剣体に、各剣の溝を嵌合し、各剣を、各剣体と交差方向に設けて、各剣を介してワークを支持し、また各剣の溶損、破損等の損傷時に、剣の溝を、剣体及び剣体の溝より取外し、他の剣に取替え可能としたレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。従って、請求項2の目的を達成できること、また前述の効果と、節約化、又は資源の有効利用が図れること等の特徴がある。
【0035】
請求項4の発明は、請求項2、又は請求項3に記載の剣体は、横枠に多数個設け、多数個の剣体が分離独立したレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。従って、請求項4は、請求項2、又は請求項3の目的を達成するに最適な剣体を提供できる。
【0036】
請求項5の発明は、請求項2、又は請求項3に記載の横枠に着脱自在に設けた板状の剣体に多数個の凹凸部を形成し、各凸部に各剣を着脱自在に設ける構成としたレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣である。従って、請求項2、又は請求項3の目的を達成するに最適な剣体、及び剣を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザー加工機の全体を示す模式図
【図2】図1の俯瞰模式図
【図3】図1のフオーカスヘッドとレーザービーム等の関係を説明する拡大正面模式図
【図4】本発明のレーザー切断用ワーク支持装置の一例を示す拡大斜視図
【図5】本発明のレーザー切断用ワーク支持装置に使用する第1の剣体の一例を示す拡大斜視図
【図6】本発明のレーザー切断用ワーク支持装置に使用する第2の剣体の一例を示す拡大斜視図
【図7】本発明のレーザー切断用ワーク支持装置に使用する第3の剣体の一例を示す拡大斜視図
【図8】図7の剣を取外した状態の一例を示す拡大斜視図
【図9】図7の剣の一例を示す正面図
【図10】本発明のレーザー切断用ワーク支持装置に使用する第4の剣体の一例を示す拡大斜視図
【図11】図10の剣を取外した状態の一例を示す拡大斜視図
【図12】図10の剣の一例を示す正面図
【符号の説明】
1 レーザー発振器
2 パトライト
3 制御装置
4 フォーカスヘッド
5 デリバリボックス
6 レーザマウント
7 Y軸カバー
8 ピラー
9 ワークテーブル
90 横枠
91 取付孔
10 X軸ベース
11 搬送部
12 操作パネル
20 配管
21 配管
22 配管
23 チラーユニット
24 配管
25 配管
26 配管
27 配管
28 配管
29 配管
29a 配管
30 Z軸サーボモータ
31 レンズ
32 フォーカス
33 接触子
34 ノズル
35 タッチセンサ
36 取付台
37 ダメージセンサ
38 圧力計
40 剣体
40a 上端縁
40a−1 凸部
40a−2 凹部
41 立上本体部
42 取付片
43 貫通孔
44 剣先
45 止具
46 孔
50 剣体
51 立上本体部
51a 凸部
52 凹条
55 剣体
55a 凸部
56 溝
57 立上本体部
60 剣
61 剣本体
62 溝
63 剣先
64 くびれ部

Claims (5)

  1. レーザービームを照射してワークを切断するレーザー切断装置に装備されたレーザー切断用ワーク支持装置であって、
    このレーザー切断用ワーク支持装置は、ワークテーブルに差渡したテーブル横枠と、この横枠に着脱自在に設けた凹凸部を有する板状の剣体とで構成し、この剣体は、前記横枠に多数個設け、この多数個の剣体が分離独立したことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置。
  2. レーザー切断用ワーク支持装置のワークテーブルに差渡したテーブル横枠に設けた多数個の板状でなる剣体に、複数の剣を着脱自在に設ける構成であって、この各剣体の立上本体部に凹条、突起等の係止部を設け、また前記各剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、この各剣の溝を、前記各剣体に設けた係止部に係合し、当該各剣を、前記各剣体と交差方向に設けて、この各剣を介してワークを支持し、また当該各剣の溶損、破損等の損傷時に、この剣の溝を、当該係止部より取外し、他の剣に取替え可能としたことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣。
  3. レーザー切断用ワーク支持装置のワークテーブルに差渡したテーブル横枠に設けた多数個の板状でなる剣体に、複数の剣を着脱自在に設ける構成であって、この各剣体の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、また前記各剣の肉厚方向に切欠き形成した溝を設け、この各剣体の溝に、前記各剣を嵌合するとともに、この剣体に、各剣の溝を嵌合し、当該各剣を、前記各剣体と交差方向に設けて、この各剣を介してワークを支持し、また当該各剣の溶損、破損等の損傷時に、この剣の溝を、当該剣体及びこの剣体の溝より取外し、他の剣に取替え可能としたことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣。
  4. 請求項2、又は請求項3に記載の剣体は、前記横枠に多数個設け、この多数個の剣体が分離独立したことを特徴とするレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣。
  5. 請求項2、又は請求項3に記載の横枠に着脱自在に設けた板状の剣体に多数個の凹凸部を形成し、この各凸部に各剣を着脱自在に設ける構成としたレーザー切断用ワーク支持装置に使用する剣。
JP2003131743A 2003-05-09 2003-05-09 レーザー切断用ワーク支持装置と、この支持装置に使用する剣 Pending JP2004330268A (ja)

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