JP2004330214A - 半導体パッケージ用切断工具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】半導体パッケージ20の周縁部に存在するシリカ粒子を含む封止樹脂24およびリード22を同時に切断するパンチ50およびダイ52は、結晶粒径が2μm以下の微結晶ダイヤモンドが積層されることにより膜厚が約12μmとされたダイヤモンド硬質被膜62、64が表面に設けられているため、通常のダイヤモンド硬質被膜に比較して面粗さが向上し、困難な研磨処理を施すことなく半導体パッケージ20の切断に使用することが可能で、パンチ50およびダイ52の製造コストが大幅に低減される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は切断工具に係り、特に、シリカ粒子を含む封止樹脂およびリードを同時に切断する際に好適に用いられる半導体パッケージ用切断工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体チップを内蔵しているとともに多数のリードが一体的にマウントされた半導体パッケージが、各種の電気製品に広く用いられている。図19の半導体パッケージ10は一例で、QFP(クワッドフラットパッケージ)と言われるものであり、封止樹脂12内に半導体チップが収容されているとともに、多数のリード14が封止樹脂12から外部に突き出し、それぞれ所定形状に曲げ加工されて電子基板にはんだ付などで接続固定されるようになっている。
【0003】
一方、図20の半導体パッケージ20は、QFNパッケージと言われるもので、多数のリード22は封止樹脂24から突き出すことなく所定の間隔で露出するように周縁部に設けられており、上記半導体パッケージ10に比較して小型低背で、搭載製品の小型軽量化に大きく貢献することができる。また、半導体チップに直結する放熱板26をパッケージ下面より露出させることが容易な構造であるため、使用時の発熱量が大きい高負荷回路にも対応することができる。さらに前記半導体パッケージ10のようにリードを折り曲げる加工をする必要がないため容易かつ安価に製造することができるなど、近未来の産業インフラ製品として大きな期待が寄せられている。
【0004】
上記半導体パッケージ20は、例えば図21に示すように一対の超硬合金製のダイ30およびパンチ32により、周縁部から突き出す余分なリード22が封止樹脂24と共に同時に切断されることによって完成をみるが、これ等の切断工具30、32の摩耗が切断品質や製造効率の低下といった不具合の原因となっている。すなわち、切断ライン上に交互に並んだリード22と封止樹脂24とを同時に切断しているが、封止樹脂24にはパッケージ使用時の発熱に対応する目的などから多量のシリカ粒子が含まれているため、封止樹脂24を切断する部位のみが急速に摩耗し、例えば図22に示すように切れ刃先端部で深く、根元部で浅い先細りの摩耗溝34が封止樹脂24に対応して発生する。
【0005】
そして、このように摩耗したパンチ32を用いて切断を継続すると切断品質の低下が懸念される。すなわち、切れ刃の変形によって樹脂部分のみ本来の切断位置より外側で切断されることとなるために、切断後のパッケージ形状は図23に示すようにリード22の間の樹脂部24aが突出した異形状となってしまう。また、摩耗溝34の縁の段差部に切断荷重の集中を生じるようになるために、図24(a) に示すように樹脂部24aの両端部にクラック36が生じ、樹脂脱落を誘発する原因となったり、切れ刃の変形によって突出した樹脂部24aを先細り形状の摩耗溝34が徐々に圧迫しながら擦り下がる際に、樹脂部24aの中央に図24(b) に示すようなクラック38が生じ、同じく樹脂脱落を誘発する原因になるとともに、欠け(脱落)40が発生することがある。脱落樹脂は、半導体パッケージ20を電子基板に実装する際に、接続実装を阻害する可能性がある理由から問題視される。
【0006】
これに対し、例えば特許文献1に示されているようにダイヤモンドの硬質被膜をコーティングすることにより、上記のような切断工具の摩耗やそれに伴う種々の問題を防止することが考えられる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−282958号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通常のダイヤモンド硬質被膜は面粗度が粗く、処理後に研磨加工して面粗度を向上しなければ切れ刃として用いることができないため、技術的にもコスト的にも非常に困難である。しかも、研磨処理を施すと切れ刃がピン角になるため、チッピングが生じ易くなる一方、リードとパンチとの接触圧力が小さくなって十分な広さの剪断面領域を確保することができないため、実装用はんだに作用する表面張力が小さくなり、はんだ付が難しかった。リードとパンチとが高圧力で接触することによって得られる剪断面は、面粗さが非常に優れており、大きな表面張力が得られてはんだ付が容易になるのである。
【0009】
一方、前記ダイ30とパンチ32との間の切断クリアランスを小さくすると、純粋な剪断に近い切断が行なわれるようになり、上記剪断面領域が拡大するとともに、半導体パッケージ20に作用する負担が軽減されるが、例えば10μm以下の切断クリアランスを実現するためには、切断工具30、32の製作に際して厳しい寸法管理が必要になるだけでなく、切断装置のあらゆる構成部品の寸法精度が問われるうえに、それら部品の撓みや熱膨張さえも考慮に入れる必要がある。たとえ切断クリアランスの初期値が設計狙いどおり実現されていたとしても、切断工具30、32を使用する際に変動してしまうとすれば、期待通りの性能が得られないばかりでなく、切れ刃の干渉による工具破損といった不具合さえ懸念されることとなる。このように切断クリアランス設定が1μm小さくなるにつれ、工具製作は急激に難しくなってしまうのが実情である。
【0010】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、シリカ粒子を含む封止樹脂およびリードを同時に切断する場合でも、困難な研磨処理を施すことなく実用上十分な工具寿命が得られる切断工具を提供することで、併せて、比較的大きな切断クリアランスで切断加工を行なうことが可能で、且つリードの切断面に比較的大きな剪断面領域が得られるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、半導体パッケージを切断する切断工具であって、結晶粒径が2μm以下の微結晶ダイヤモンドが積層されることにより膜厚が6〜16μmの範囲内とされたダイヤモンド硬質被膜が表面に設けられていることを特徴とする。
【0012】
第2発明は、第1発明の半導体パッケージ用切断工具において、(a) 前記半導体パッケージは、シリカ粒子を含む封止樹脂およびリードを備えている一方、(b) 前記切断工具は、前記封止樹脂およびリードを同時に切断するもので、刃先の曲率半径は、前記ダイヤモンド硬質被膜がコーティングされた状態で5〜20μmの範囲内であることを特徴とする。
【0013】
第3発明は、第1発明または第2発明の半導体パッケージ用切断工具において、前記切断工具は、一直線方向へ接近離間させられる一対のパンチおよびダイを有するもので、それぞれ前記ダイヤモンド硬質被膜がコーティングされているとともに、10μmを越える切断クリアランスで使用されることを特徴とする。
【0014】
【発明の効果】
このような半導体パッケージ用切断工具においては、結晶粒径が2μm以下の微結晶ダイヤモンドが積層されることにより膜厚が6〜16μmの範囲内とされたダイヤモンド硬質被膜が表面に設けられているため、通常のダイヤモンド硬質被膜に比較して面粗さが向上し、困難な研磨処理を施すことなく切断工具として使用することが可能で、製造コストが大幅に低減される。また、ダイヤモンド硬質被膜の作用で耐摩耗性が向上し、例えばシリカ粒子を含む封止樹脂およびリードを同時に切断する場合でも、実用上十分な工具寿命が得られるようになり、切断品質の低下や頻繁な工具交換による製造効率の低下が防止される。
【0015】
一方、ダイヤモンド硬質被膜がコーティングされることにより、切断工具の剛性が高くなるため、切断加工時の撓み変形が抑制され、切断クリアランスの初期値を大きくすることが可能で、例えば第3発明のように10μmを越える切断クリアランスで使用しても、従来のノンコート品における10μm以下の切断クリアランス設定と同程度の切断品質を得ることができ、各部の寸法や形状の要求精度が緩和されて切断加工が容易になる。
【0016】
また、ダイヤモンド硬質被膜が6〜16μmの膜厚でコーティングされることにより刃先が適度に丸みを帯びるため、チッピンクが抑制され、この点でも工具寿命が向上するとともに、例えば第2発明のように封止樹脂およびリードを同時に加工する場合には、リードとパンチとの接触圧力が高くなってリードの剪断面領域が拡大し、表面張力が大きくなってはんだ付による接続固定作業が容易になる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の切断工具は、シリカ粒子を含む封止樹脂およびリードを備えている半導体パッケージのその封止樹脂およびリードを同時に切断する場合に好適に用いられるが、封止樹脂のみを切断する場合や、リードのみを切断する場合、或いは半導体パッケージ以外の部材を切断する場合に使用することも可能である。シリカ粒子を含んでいない封止樹脂を備えている半導体パッケージを切断することもできる。
【0018】
切断工具は、例えば第3発明のように一直線方向へ接近離間させられる一対のダイおよびパンチにて構成されるが、他の切断工具を採用することもできるし、ダイおよびパンチの何れか一方だけ(例えばパンチのみ)に本発明を適用してダイヤモンド硬質被膜を設けても良い。ダイヤモンド硬質被膜がコーティングされる工具母材としては超硬合金が好適に用いられるが、他の工具材料を用いることもできる。
【0019】
ダイヤモンド硬質被膜は、その表面の総ての結晶粒径が2μm以下であることが望ましいが、平均粒径が2μm以下であれば良い。結晶粒径は、例えば電子顕微鏡による観察(例えば1000〜10000倍程度)などで測定できる。
【0020】
また、ダイヤモンド硬質被膜の膜厚が6μmより薄いと剥離し易くなり、16μmより厚いと刃先の曲率半径が大きくなり、切れ味が悪化すると共に工具の製造コストも上昇する。刃先に適度な丸みを付ける上でも、ダイヤモンド硬質被膜の膜厚は6〜16μmの範囲が適当である。
【0021】
上記ダイヤモンド硬質被膜は、例えばCVD法によってダイヤモンドを結晶成長させることによって設けられ、例えばCVD法を実施できるCVD装置の反応炉内で、ダイヤモンドの結晶成長の起点となる核を表面に付着させる核付着工程と、その核を起点としてCVD法によりダイヤモンドを結晶成長させる結晶成長工程と、を繰り返すことにより、微結晶で多層構造の所定の膜厚のダイヤモンド硬質被膜が工具母材の表面に設けられる。ダイヤモンド硬質被膜の密着性を高めるために、必要に応じて予め工具母材の表面に荒し加工を施したり、周期表のIVa族〜VIa族の金属の炭化物や窒化物、酸化物、或いはAlの窒化物などから成る中間層を工具母材とダイヤモンド硬質被膜との間に設けたりすることもできる。
【0022】
第2発明では刃先の曲率半径が5〜20μmであるが、この曲率半径はダイヤモンド硬質被膜の膜厚によって変化し、工具母材の刃先がピン角であれば、6〜16μmの膜厚でダイヤモンド硬質被膜が設けられることにより、コーティング後の刃先の曲率半径は5〜20μm程度になるが、必要に応じて工具母材の刃先に丸みを付けることもできる。刃先の曲率半径が5μmより小さいと、チッピングを生じ易くなるとともにリードの剪断面領域を十分に確保できず、20μmを越えると切れ味が損なわれて切断品質が悪化する。
【0023】
第3発明では10μmを越える切断クリアランスで使用されるが、第1発明、第2発明の切断工具は、10μm以下の切断クリアランスで使用することも可能である。
【0024】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、前記図20に示す半導体パッケージ20の外周の余分な部分を切断除去するための切断装置を説明する図で、切断工具として一対のパンチ50およびダイ52を備えており、パンチ50は上下方向へ一直線に往復移動させられてダイ52に対して接近離間させられる。パンチ50の下端およびダイ52の上端にはそれぞれ切れ刃54、56が設けられ、半導体パッケージ20の周縁部に存在する樹脂部24aおよびリード22の余分な部分を同時に切断する。図1の(a) は、切れ刃54、56の近傍部分を示す正面図で、パンチ50とダイ52との間には所定の切断クリアランスC(本実施例では約12μm)が設けられている。
【0025】
図1の(b) はダイ52の断面図で、図1の(c) はパンチ50の断面図であり、これ等のパンチ50およびダイ52は、それぞれ超硬合金にて構成されている工具母材58、60の表面にダイヤモンド硬質被膜62、64がコーティングされている。ダイヤモンド硬質被膜62、64は、少なくとも切れ刃54、56およびその近傍(切断対象物との摺接部分)に設けられれば良いが、本実施例ではパンチ50およびダイ52の表面の略全域に設けられている。そして、工具母材58、60は、超硬合金に研削加工等を施すことにより前記切れ刃54、56に対応する部分がそれぞれ略ピン角で形成されており、その表面にそれぞれダイヤモンド硬質被膜62、64が6〜16μmの範囲内の所定の膜厚でコーティングされることにより、切れ刃54、56の刃先の曲率半径Rが5〜20μmの範囲内とされている。本実施例では、ダイヤモンド硬質被膜62、64の膜厚は約12μmで、切れ刃54、56の刃先の曲率半径Rは約15μmである。
【0026】
ダイヤモンド硬質被膜62、64は、何れも平均結晶粒径が2μm以下の微結晶ダイヤモンドを積層したもので、例えば図2に示すようなマイクロ波プラズマCVD装置120を用いて設けられる。マイクロ波プラズマCVD装置120は、反応炉122、マイクロ波発生装置124、原料ガス供給装置126、真空ポンプ128、および電磁コイル130を備えて構成されており、円筒状の反応炉122内にはテーブル132が設けられて工具母材58、60が配置される。なお、ダイヤモンド硬質被膜62、64の密着性を高めるために、必要に応じて予め工具母材58、60の表面に荒し加工を施したり、周期表のIVa族〜VIa族の金属の炭化物や窒化物、酸化物、或いはAlの窒化物などから成る中間層を工具母材58、60とダイヤモンド硬質被膜62、64との間に設けたりすることができる。
【0027】
マイクロ波発生装置124は、例えば2.45GHz等のマイクロ波を発生する装置で、このマイクロ波が反応炉122内へ導入されることにより工具母材58、60が加熱されるとともに、マイクロ波発生装置124の電力制御によって加熱温度が調節される。反応炉122には、工具母材58、60の加熱温度(表面温度)を検出する輻射温度計138が設けられており、予め定められた所定の加熱温度になるようにマイクロ波発生装置124の電力がフィードバック制御される。また、反応炉122内の上部には、マイクロ波を導き入れるための石英ガラス製窓140が設けられている。
【0028】
原料ガス供給装置126は、メタン(CH4 )や水素(H2 )、一酸化炭素(CO)などの原料ガスを反応炉122内に供給するためのもので、それ等のガスボンベや流量を制御する流量制御弁、流量計などを備えて構成されている。真空ポンプ128は、反応炉122内の気体を吸引して減圧するためのもので、圧力計142によって検出される反応炉122内の圧力値が予め定められた所定の圧力値になるように、真空ポンプ128のモータ電流などがフィードバック制御される。電磁コイル130は、反応炉122を取り巻くように反応炉122の外周側に円環状に配設されている。
【0029】
図3は、上記マイクロ波プラズマCVD装置120を用いてダイヤモンド硬質被膜62、64をコーティングする際の具体的な手順を説明するフローチャートで、ステップR1は、工具母材58、60の表面、或いはステップR2の結晶成長処理で結晶成長させられた多数のダイヤモンド結晶の表面に、ダイヤモンドの結晶成長の起点となる核の層を付着させる核付着工程である。核付着工程は、例えばメタンの濃度が10%〜30%の範囲内で定められた設定値になるようにメタンおよび水素の流量調節を行い、工具母材58、60の表面温度が700℃〜900℃の範囲内で定められた設定温度になるようにマイクロ波発生装置124を調節し、反応炉122内のガス圧が2.7×102 Pa〜2.7×103 Paの範囲内で定められた設定圧になるように真空ポンプ128を作動させ、その状態を0.1時間〜2時間継続する。なお、工具母材58、60の表面に核を付着させる最初の核付着処理については、マイクロ波プラズマCVD装置120の反応炉122の外で行うことも可能である。
【0030】
ステップR2は、上記核を起点としてダイヤモンドを結晶成長させるとともに、ダイヤモンドの結晶粒径が2μm以下になるように予め定められた所定の処理時間で結晶成長を中止する結晶成長工程で、メタンの濃度が1%〜4%の範囲内で定められた設定値になるようにメタンおよび水素の流量調節を行い、工具母材58、60の表面温度が800℃〜900℃の範囲内で定められた設定温度になるようにマイクロ波発生装置124を調節し、反応炉122内のガス圧が1.3×103 Pa〜6.7×103 Paの範囲内で定められた設定圧になるように真空ポンプ128を作動させ、その状態を、ダイヤモンドの結晶粒径が2μm以下に維持されるように予め定められた所定時間だけ継続する。
【0031】
ステップR3では、工具母材58、60の表面上に結晶成長させられたダイヤモンド硬質被膜62、64の膜厚が予め定められた設定膜厚(本実施例では12μm程度)に達したか否かを、例えばステップR2の実行回数などで判断し、設定膜厚になるまで上記ステップR1およびR2を繰り返す。ステップR1の実行時には、ダイヤモンドの結晶成長が中止し、その結晶上に核の層が形成されるとともに、以後の結晶成長処理(ステップR2)では、核の層より下のダイヤモンドの結晶が再成長させられることはなく、新たな核を起点として新たにダイヤモンドが結晶成長させられることにより、結晶粒径が2μm以下の微結晶で多層構造のダイヤモンド硬質被膜62、64が工具母材58、60の表面にコーティングされる。
【0032】
図4の(a) は、上記ダイヤモンド硬質被膜62、64の表面粗さを具体的に測定した結果を示す図で、十点平均粗さRzで約0.66μmであり、図4の(c) に示すようにダイヤモンド硬質被膜62、64をコーティングする前の工具母材58、60の表面粗さと略同じであった。これに対し、従来のダイヤモンド硬質被膜は結晶粒径が10μm程度で、表面粗さは図4の(b) に示すように十点平均粗さRzで2μm以上であった。
【0033】
このように、本実施例の切断工具50、52は、結晶粒径が2μm以下の微結晶ダイヤモンドが積層されることにより膜厚が約12μmとされたダイヤモンド硬質被膜62、64が表面に設けられているため、通常のダイヤモンド硬質被膜に比較して面粗さが向上し、困難な研磨処理を施すことなく半導体パッケージ20の切断に使用することが可能で、切断工具50、52の製造コストが大幅に低減される。
【0034】
また、ダイヤモンド硬質被膜62、64の作用で耐摩耗性が向上し、シリカ粒子を含む樹脂部24aおよびリード22を同時に切断しても、実用上十分な工具寿命が得られるようになり、切断品質の低下や頻繁な工具交換による製造効率の低下が防止される。
【0035】
一方、ダイヤモンド硬質被膜62、64がコーティングされることにより、切断工具50、52の剛性が高くなるため、切断加工時の撓み変形が抑制され、切断クリアランスCの初期値を大きくすることができ、本実施例のように切断クリアランスC≒12μmで使用しても、従来のノンコート品における10μm以下の切断クリアランス設定と同程度の切断品質を得ることができ、各部の寸法や形状の要求精度が緩和されて切断加工が容易になる。
【0036】
また、ダイヤモンド硬質被膜62、64が約12μmの膜厚でコーティングされることにより刃先が丸みを帯びるため、チッピンクが抑制され、この点でも工具寿命が向上するとともに、本実施例では刃先の曲率半径Rが約15μmであるため、リード22とパンチ50との接触圧力が高くなり、リード22の剪断面領域が拡大するとともにはんだの表面張力が大きくなり、はんだ付による接続固定作業が容易になる。
【0037】
次に、本発明の効果を更に具体的に明らかにするために本発明者等が行なった試験や解析結果について説明する。
先ず、耐摩耗性については、前記図21に示した従来の切断装置による超硬合金製のダイ30、パンチ32によって切断加工を行なったところ、約2万個の切断でパンチの摩耗により寿命に達したが、超硬合金製の工具母材58、60にダイヤモンド硬質被膜62、64をコーティングした本実施例の切断工具50、52によれば、10万個切断しても前記図21に示すような摩耗溝34は観察されず、継続使用が可能であった。耐摩耗効果を得るために従来用いられてきたダイヤモンドコーティングは処理面の面粗度が粗く、処理後に研磨加工して面粗度を向上しなければ切れ刃として用いることができず、利用が大変困難であったが、本発明によるダイヤモンドコーティングは微小粒子の積層によって生成するため、処理面の面粗度が良く、処理面を直接切れ刃として使用して上記耐摩耗性を得られるので、工具の製作が大幅に容易になる。
【0038】
図5〜図8は、切断加工時に前記パンチ50またはダイ52に作用する撓み方向分力、すなわち図1における左右方向の荷重を有限要素法動解析によって算定した結果で、図5はパンチ50とリード22との間に働く力、図6はパンチ50と樹脂部24aとの間に働く力、図7はダイ52とリード22との間に働く力、図8はダイ52と樹脂部24aとの間に働く力で、それぞれ切断時間の経過に沿って示している。この場合は、各刃先の曲率半径Rを5μm、切断クリアランスCを8μmとして求めた。
【0039】
そして、こうして得られた切断荷重の撓み方向分力を、図9〜12に示すように従来の切断装置による超硬合金製のパンチ32、ダイ30と、超硬合金製の工具母材58、60にダイヤモンド硬質被膜62、64をコーティングした本発明によるパンチ50、ダイ52とにそれぞれ作用させ、得られる撓み量δを有限要素法静解析によって算出した。静解析を用いるのは、動解析に含まれている振動的挙動を除外して問題を単純化するためである。よって、今解析例は動解析で算定された瞬間最大荷重を連続的静荷重として切れ刃54、56に負荷した結果である。なお、ここではパンチ50、ダイ52のダイヤモンド硬質被膜62、64の膜厚を8μmとして計算した。
【0040】
図9は、超硬合金製のパンチ32が撓み方向分力によって撓んだ状態、図10は超硬合金製の工具母材58にダイヤモンド硬質被膜62がコーティングされたパンチ50が撓み方向分力によって撓んだ状態、図11は超硬合金製のダイ30が撓み方向分力によって撓んだ状態、図12は超硬合金製の工具母材60にダイヤモンド硬質被膜64がコーティングされたダイ52が撓み方向分力によって撓んだ状態である。これらの図の一点鎖線は、撓み方向分力が作用していない自然状態の形状である。
【0041】
図13は、上記撓み量δの解析結果をまとめたもので、「超硬パンチ」は超硬合金製のパンチ32、「コートパンチ」は超硬合金製の工具母材58にダイヤモンド硬質被膜62がコーティングされたパンチ50、「超硬ダイ」は超硬合金製のダイ30、「コートダイ」は超硬合金製の工具母材60にダイヤモンド硬質被膜64がコーティングされたダイ52を意味する。この結果から、パンチ50においては撓み量δが0.954 μm減少(撓み改善量)し、ダイ52においては撓み量δが2.475 μm減少(撓み改善量)し、合計で3.429 μm撓み量が減少する。この計算結果を無条件に用いるものではないが、相当量の剛性向上が期待できるものと考えられ、従来のノンコート工具(超硬工具)において切断クリアランスC≒8μmで切断加工を行なっていたものを、本発明品では10μmを超える切断クリアランス設定で代替えすることができる。
【0042】
また、本発明によるダイヤモンドコーティングによって、切れ刃54、56の刃先には曲率半径R=5〜20μm程度の微小丸みが設けられる。切れ刃先端にこのような微小丸みを設けて金属部材の打ち抜き加工を行なう切断方法は、塑性加工で“仕上げ抜き”として広く知られた方法であり、打ち抜き切断面の剪断面領域を増す効果がある。本発明に係る半導体パッケージ20の切断においてリード22の剪断面は、リード22とパンチ50とが高圧力で接触した状態で摺動することによって形成されるが、切れ刃54、56の先端に設けられた微小丸みによってリード22とパンチ50との接触圧力が高くなり、リード切断面の剪断面領域が増すことによって、半導体パッケージ20の実装用はんだに作用する表面張力が増し、図14に示すように剪断面領域を覆う立体的なはんだ付70を実現して半導体パッケージ20の電子基板72への実装強度を増すことが可能である。
【0043】
図15〜図17は、それぞれパンチ50の切れ刃54の刃先がエッジ、曲率半径R=10μm、曲率半径R=20μmの場合に、リード22を切断する際のリード22とパンチ50との間の接触圧力を、有限要素法動解析によって算出したもので、この場合の切断クリアランスCは12μmで、ダイヤモンド硬質被膜62の有無は考慮していない。図15は、刃先がエッジに形成された切れ刃によってリード22を切断する際のパンチ50とリード22との当接荷重の接触圧力方向分力を示しており、0.151801Nを最大値として算出値の大半が負の値を取っている。負の値は、図18の(a) に示すようにパンチ50がリード切断面とは反対側のパンチ背面より荷重を受けていることを示すもので、切れ刃先端がエッジに形成されている場合にはリード22とパンチ50との接触圧力が低く、剪断面の形成には不利であることがうかがえる。図18において左向きの分力が負(−)の当接荷重で、右向きの分力が正(+)の当接荷重である。
【0044】
図16は切れ刃先端の曲率半径R=10μmに形成された切れ刃によってリード22を切断する際のパンチ50とリード22との当接荷重の接触圧力方向分力を示しており、図18の(b) に示すように先端R部の作用でパンチ50がリード切断面から離間する方向へ押圧されることにより、切れ刃先端がエッジの場合(図15)には見られなかったパンチ50とリード22との当接荷重の上昇が生じ、最大値9.27952 Nが記録されている。この当接荷重の上昇により、リード22とパンチ50との接触圧力の上昇がもたらされ、剪断面の形成がより有利に行なわれるのである。
【0045】
図17は切れ刃先端の曲率半径R=20μmに形成された切れ刃によってリード22を切断する際のパンチ50とリード22との当接荷重の接触圧力方向分力を示しており、同じく図18の(b) に示すように先端R部の作用でパンチ50がリード切断面から離間する方向へ押圧されることにより、先端の曲率半径R=10μmの場合(図16)にも増してパンチ50とリード22との当接荷重の上昇が生じ、最大値19.2065 Nが記録されている。このように、切れ刃先端に設けられた曲率半径Rが大きくなるにしたがって、リード22とパンチ50との接触圧力が上昇し、剪断面の形成に有利となることが把握できる。
【0046】
上記図15〜図17は、何れも板厚0.2mmのリード22を半分の0.1mm(100m秒に相当)まで切断した範囲の荷重変化を示したもので、図16では0.05mm(50m秒に相当)まで切断したところ、図17では0.075mm(75m秒に相当)まで切断したところで、それぞれ急速に+方向(図18の右方向)の荷重が失われ、パンチ背面より受ける−方向(図18の左方向)の荷重の中に沈み込んでいるが、切断は未だ完了していない。この接触圧力が効いた0.05mm、0.075mmの範囲が剪断面に相当し、残りの0.15mm、0.125mmの範囲は面粗さが粗い破断面になるといえる。
【0047】
従来、こうした切断品質を得るために、精密研削加工などによって切れ刃先端を丸めるなどしていたが、本発明によるダイヤモンドコートによれば、6〜16μmの膜厚でダイヤモンド硬質被膜62、64を形成することにより、研削加工などの後加工を必要とすることなく、容易に剪断面の形成にとって理想的な曲率半径R=5〜20μm程度の切れ刃形状を得ることができる。
【0048】
また一方、前記切れ刃先端が曲率半径Rで形成された切れ刃は、本発明が問題とする切れ刃摩耗の対極に位置する切れ刃の損耗形態であるチッピング(欠け)の発生を防止するためにも有効な切れ刃形態である。概して、耐摩耗性に優れる切れ刃材質の選択は、一方で靱性を犠牲にした切れ刃材質の選択であると言えるため、摩耗による切れ刃の損耗を防ぐことができる一方で、チッピングの発生による切れ刃損耗の可能性は高くなるといった二律背反の関係にあって、本発明によるダイヤモンドコート切れ刃の場合もその例外ではない。しかしながら、本発明によるダイヤモンドコート切れ刃では、前記のように切れ刃先端を曲率半径R=5〜20μmの丸み形状とすることで、切れ刃先端に作用する切断応力を分散低下して、チッピングの発生を防止することができる。このようなチッピング防止策は、切削加工では「Rホーニング切れ刃」として広く知られるものであり、半導体パッケージ20の切断加工においても有効な手段である。本発明によるダイヤモンドコートによれば、チッピング防止策を容易に実現することが可能で、耐摩耗性に優れ、且つ耐チッピング性に優れるという極めて高い切れ刃品質を実現することができる。
【0049】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これはあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である半導体パッケージ用切断工具を説明する図で、(a) は切断部近傍の正面図、(b) はダイの断面図、(c) はパンチの断面図である。
【図2】図1のパンチおよびダイに微結晶ダイヤモンド硬質被膜を形成するマイクロ波プラズマCVD装置の一例を説明する概略構成図である。
【図3】図2のCVD装置を用いて微結晶ダイヤモンド硬質被膜を形成する際の手順を説明するフローチャートである。
【図4】微結晶ダイヤモンド硬質被膜の表面粗さ(a) を、従来のダイヤモンド硬質被膜(b) 、および工具母材(c) と比較して示す図である。
【図5】切断加工時にパンチとリードとの間に作用する撓み方向分力の解析結果を示す図である。
【図6】切断加工時にパンチと封止樹脂との間に作用する撓み方向分力の解析結果を示す図である。
【図7】切断加工時にダイとリードとの間に作用する撓み方向分力の解析結果を示す図である。
【図8】切断加工時にダイと封止樹脂との間に作用する撓み方向分力の解析結果を示す図である。
【図9】超硬合金製のパンチに撓み方向分力が作用した場合の撓み量δの解析結果を示す図である。
【図10】超硬合金製の工具母材にダイヤモンドコーティングを施したパンチに撓み方向分力が作用した場合の撓み量δの解析結果を示す図である。
【図11】超硬合金製のダイに撓み方向分力が作用した場合の撓み量δの解析結果を示す図である。
【図12】超硬合金製の工具母材にダイヤモンドコーティングを施したダイに撓み方向分力が作用した場合の撓み量δの解析結果を示す図である。
【図13】パンチおよびダイに関する撓み方向分力および撓み量をまとめて示した図である。
【図14】はんだ付による立体的なパッケージ実装の一例を示す斜視図である。
【図15】刃先がエッジ形状のパンチとリードとの間の当接荷重変化の解析結果を示す図である。
【図16】刃先の曲率半径R=10μmのパンチとリードとの間の当接荷重変化の解析結果を示す図である。
【図17】刃先の曲率半径R=20μmのパンチとリードとの間の当接荷重変化の解析結果を示す図である。
【図18】パンチとリードとの間に生じる当接荷重(分力)を説明する図で、(a) は刃先がエッジ形状の場合、(b) は刃先が丸みを帯びている場合である。
【図19】QFP半導体パッケージの一例を示す斜視図である。
【図20】QFN半導体パッケージの一例を示す斜視図である。
【図21】QFN半導体パッケージを切断する従来の切断装置の一例を説明する斜視図である。
【図22】図21のパンチに生じる摩耗溝を説明する斜視図である。
【図23】パンチの摩耗により樹脂部が突出した半導体パッケージの一例を示す斜視図である。
【図24】パンチの摩耗によって樹脂部に発生するクラックなどを示す図である。
【符号の説明】
20:半導体パッケージ 22:リード 24:封止樹脂 50:パンチ(切断工具) 52:ダイ(切断工具) 62、64:ダイヤモンド硬質被膜 C:切断クリアランス
Claims (3)
- 半導体パッケージを切断する切断工具であって、
結晶粒径が2μm以下の微結晶ダイヤモンドが積層されることにより膜厚が6〜16μmの範囲内とされたダイヤモンド硬質被膜が表面に設けられている
ことを特徴とする半導体パッケージ用切断工具。 - 前記半導体パッケージは、シリカ粒子を含む封止樹脂およびリードを備えている一方、
前記切断工具は、前記封止樹脂およびリードを同時に切断するもので、刃先の曲率半径は、前記ダイヤモンド硬質被膜がコーティングされた状態で5〜20μmの範囲内である
ことを特徴とする請求項1に記載の半導体パッケージ用切断工具。 - 前記切断工具は、一直線方向へ接近離間させられる一対のパンチおよびダイを有するもので、それぞれ前記ダイヤモンド硬質被膜がコーティングされているとともに、10μmを越える切断クリアランスで使用される
ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体パッケージ用切断工具。
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JP2003125764A JP2004330214A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 半導体パッケージ用切断工具 |
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JP2003125764A JP2004330214A (ja) | 2003-04-30 | 2003-04-30 | 半導体パッケージ用切断工具 |
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ID=33502933
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100780015B1 (ko) | 2006-11-23 | 2007-11-27 | 미크론정공 주식회사 | 반도체 패키지용 절단장치 |
CN110421059A (zh) * | 2019-07-31 | 2019-11-08 | 潍坊东鑫智能科技有限公司 | 一种数控围字机冲孔装置 |
JP2020175420A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 株式会社小松精機工作所 | 打抜き加工用金型、その製造方法、打抜き加工方法及び被加工品 |
-
2003
- 2003-04-30 JP JP2003125764A patent/JP2004330214A/ja active Pending
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