JP2004329888A5 - - Google Patents

Claims (7)

1. 生体に含まれる特定成分の濃度を測定するための装置であって、
   （ａ）生体と接触させるための光学素子、
   （ｂ）前記光学素子に光を入射させるための光源、
   （ｃ）前記光学素子から出射する光を検出するための光検出手段、および
   （ｄ）前記光検出手段において得られた波数信号を処理するための信号処理手段を備え、
   前記信号処理手段が、前記生体と前記光学素子との境界部分のｉ（ｉは２〜ｎの整数）種の状態に対応するｉ個のスペクトルそれぞれにおいてｊ（ｊは２〜ｎの整数）種の波数に対応するｊ個の波数信号によって決まるｉ個の点を含む検量線を使用して前記波数信号を補正する特定成分濃度の測定装置。
2. 前記検量線が、前記境界部分の第１の状態に対応する第１のスペクトルにおいて前記境界部分の状態により波数信号が変化する第１の波数に対応する第１の波数信号ｘ１と前記特定成分の濃度により波数信号が変化する第２の波数に対応する第２の波数信号ｙ１により決まる点（ｘ１，ｙ１）および前記境界部分の第２の状態に対応する第２のスペクトルにおいて前記第１の波数に対応する第３の波数信号ｘ２と前記第２の波数に対応する第４の波数信号ｙ２により決まる点（ｘ２，ｙ２）を結ぶ検量線である請求項１記載の特定成分濃度の測定装置。
3. 前記信号処理手段が、前記検量線を記憶している請求項１または２記載の特定成分濃度の測定装置。
4. 前記信号処理手段が、前記検量線を算出する請求項１または２記載の特定成分濃度の測定装置。
5. 前記信号処理手段が、
   前記第１の波数および前記第２の波数それぞれにおいて前記検出光から得られる第５の波数信号および第６の波数信号で決まる点を通り、かつ前記検量線と同じ勾配を有する第２の検量線を作成し、
   前記境界部分の状態が暫定条件であると仮定した場合において得られる、前記第１の波数における第７の波数信号を前記第２の検量線を用いて前記第２の波数における第８の波数信号に変換し、
   前記第８の波数信号に基づき前記特定成分の濃度を算出する請求項２記載の特定成分濃度の測定装置。
6. 前記境界部分に液体層が存在する請求項１〜５のいずれかに記載の特定成分濃度の測定装置。
7. 前記第１の波数が１７００〜３０００ｃｍ^-1の範囲から選択される波数であり、前記第２の波数が９５０〜１５５０ｃｍ ^-1 の範囲から選択される波数である請求項２記載の特定成分濃度の測定装置。