JP2004328874A - 同期モータとそれを用いたポンプ - Google Patents

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JP2004328874A
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Koichi Sadakane
幸一 貞包
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Nidec Shibaura Corp
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Nidec Shibaura Corp
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Abstract

【課題】振動を防止することができ、固定子巻線に関して防水及び防護を行うことができる同期モータを提供する。
【解決手段】U字型の固定子鉄心26に取り付けられている一対の固定子巻線34,34と駆動回路基板36をモールド樹脂によってモールドすると共に、回転子14を回転自在に合成樹脂性の円筒体44内部に収納するものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同期モータとそれを用いたポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
同期モータは、定常状態において同期速度で回転して動作するものであり、ポンプ、送風機、発電機等の駆動源によく使用されている(非特許文献1)。
【0003】
【非特許文献1】
機械工学全書第29巻「電気機械学」 株式会社コロナ社 1982年7月1日第1刷発行の第205頁
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような同期モータをポンプの駆動源として使用した場合には、次のような問題点がある。
【0005】
同期モータの振動が大きく、そのためにポンプに振動音やビビリ音が発生するという問題点がある。
【0006】
同期モータの固定子の巻線が剥き出しになっているため、ポンプのように水回りで使用する場合に被水する可能性があるという問題点がある。
【0007】
ポンプの移送中等に他の部分と接触して剥き出しの固定子の巻線に傷が付きショート、もしくは、断線し動作をしなくなるという問題点がある。
【0008】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、振動を防止することができ、固定子巻線に関して防水及び防護を行うことができる同期モータを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、固定子鉄心に固定子巻線が巻回されて固定子が構成され、この固定子の内側で回転子が回転する同期モータにおいて、前記固定子鉄心に巻回された前記固定子巻線の部分をモールド樹脂によってモールドすることを特徴とする同期モータである。
【0010】
請求項2の発明は、前記同期モータを駆動するための駆動回路基板も前記固定子巻線と共にモールドすることを特徴とする請求項1記載の同期モータである。
【0011】
請求項3の発明は、前記回転子が永久磁石によって構成される回転磁界型の同期モータであって、前記回転子と前記回転子を回転自在に支持する軸受けを、合成樹脂製の円筒体に収納し、また、前記円筒体から前記回転子の回転軸のみが突出し、前記円筒体内部で前記回転子が回転可能に配され、前記円筒体を前記固定子の内側に配するようにして、前記円筒体と前記モールドした固定子をケーシングに固定することを特徴とする請求項1または2記載の同期モータである。
【0012】
請求項4の発明は、前記固定子鉄心が、連結部と、この連結部の両端部から同じ方向に突出した一対の磁界発生部とよりなるU字型であって、前記一対の磁界発生部に固定子巻線をそれぞれ巻回し、また、前記一対の磁界発生部の先端部近傍の間に前記回転子を回転自在に配することを特徴とする請求項1から3のうち少なくとも一項に記載の記載の同期モータである。
【0013】
請求項5の発明は、請求項1から4のうち少なくとも一項に記載の同期モータを用いるポンプであって、前記同期モータの前記回転子の回転軸に、前記ポンプの羽根車を連結することを特徴とするポンプである。
【0014】
【作 用】
請求項1の同期モータであると、固定子巻線が少なくともモールド樹脂によってモールドされているため、振動が抑制され、防水効果がある。
【0015】
請求項2の同期モータであると、駆動回路基板も固定子巻線とモールドされているため、固定子巻線が被水することがなく、衝突によるダメージも防止することができる。
【0016】
請求項3の同期モータであると、回転子も合成樹脂性の円筒体に収納されているため、前記説明した固定子と共に防水効果を得ることができる。
【0017】
請求項4のU字型の固定子鉄心であると、固定子巻線を巻回し易く、また、一対の磁界発生部の先端部近傍の間に回転子を回転自在に配しやすい。
【0018】
請求項5のポンプであると、防水効果を有する同期モータであるため、ポンプに用いることが好適である。
【0019】
【発明の実施形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の同期モータ10について図1から図4に基づいて説明する。
【0020】
本実施形態の同期モータ10は、食器洗浄器に使用されるポンプの駆動源となるものである。
【0021】
(1)同期モータ10の概要
まず、同期モータ10の概要について説明する。
【0022】
同期モータ10は、図1に示すように固定子12と回転子14とをケーシング16と蓋体18によって構成された空間内部に収納する構造である。
【0023】
ケーシング16は、合成樹脂製の筒体形状を成し、この筒体に回転子14が収納され、筒体の側面部から膨出部17が膨出し、この膨出部17に固定子12が収納される。また、ケーシング16の開口部に、蓋体18が被さる。
【0024】
図3に示すように、蓋体18は、円板部19から長方形板部21が突出した構造であり、この長方形板部21は前記膨出部17の形状に対応した形状となっている。蓋体18の円板部19の外側には、円筒状の第2ケーシング20の一端部が固定されている。この第2ケーシング20の他端部には、ポンプにおける水を送るための羽根車22が配され、この羽根車22は蓋体18から突出した回転子14の回転軸24によって回転する。
【0025】
(2)固定子12の構造
次に、固定子12の構造について、その製造方法の順番に説明する。
【0026】
まず、U字型の鋼板を複数枚積層して、U字型の固定子鉄心26を形成する。図3に示すように、このU字型の固定子鉄心26は、連結部28と連結部28の両端部から同じ方向に突出した一対の磁界発生部30とよりなり、磁界発生部30の先端部内側は、回転子14が収納可能なように、円弧状に切り欠かれている。
【0027】
次に、図3に示すように、絶縁性材料よりなる2組のボビンにそれぞれ固定子巻線34を巻回する。これら2組の巻回した固定子巻線34を固定子鉄心26の一対の磁界発生部30,30の基部まで挿入して、固定子12を組み立てる。
【0028】
次に、図2に示すように、同期モータ10を駆動させるための駆動回路基板36を、固定子12の側部に、ネジによって固定する。この駆動回路基板36の端部からは、回転子14の位置を検出するためのホール素子38が突出している。なお、駆動回路基板36には、回転子14が貫通するための貫通孔42が開口している。
【0029】
次に、この駆動回路基板36に、前記巻回した固定子巻線34の端部を電気的に接続する。また、図4に示すように、駆動回路基板36の電源端子部40に外部から電源を供給するための電源コードを接続する。
【0030】
次に、ホール素子38、回転子14が挿入される磁界発生部30、30の先端部を除いて、熱硬化性樹脂よりなるモールド樹脂で固定子12全体をモールドする。この場合に、駆動回路基板36も同時にモールドする。このモールドする厚さは2〜3mm程度が好適である。
【0031】
以上により、固定子12が組み上がる。
【0032】
(3)回転子14の構造
回転子14は、S極及びN極よりなる一対の永久磁石から構成されており、その中心部に回転軸24が設けられている。
【0033】
この回転子14は、合成樹脂よりなる円筒体44に回転自在に収納されている。具体的には、回転子14の軸方向と円筒体44の軸方向とが同じ方向に挿入され、円筒体44の内周側と回転軸24との間に、2個のメタルベアリング46,48が設けられ、円筒体44に対し回転子14が回転自在となっている。また、この円筒体44の一方の端面は閉塞され、他方の端面からは、回転軸24のみが突出している。
【0034】
図2に示すように、円筒体44は、蓋体18の円板部19の中心部から突出するように固定されている。また、回転軸24が蓋体18から突出し、第2ケーシング20内部を経て、この第2ケーシング20からさらに突出して、その先端部が前記した羽根車22に固定されている。
【0035】
(4)固定子12と回転子14の組み立て
上記で説明したモールドした固定子12をケーシング16にネジで固定する。この場合に、図4に示しように、蓋体18から突出している円筒体44が、固定子12の一対の磁界発生部30、30の先端部の間を貫通するようにして取り付け、かつ、この円筒体44が駆動回路基板36の貫通孔42を貫通させる。
【0036】
次に、ケーシング16に蓋体18を被せて、ネジによって両者を固定する。
【0037】
蓋体18には第2ケーシング20と羽根車22が取り付けられているため、この組み立てにより羽根車22を回転させる同期モータ10が完成する。
【0038】
この同期モータ10を回転させるには、駆動回路基板36に50Hzまたは60Hzの交流電源を流すことにより、固定子12によって発生した磁界によって回転子14が回転し、回転子14の位置はホール素子38によって検出して回転制御を行う。この場合に、回転子14は合成樹脂性の円筒体44に収納されているが、磁界はその円筒体44を透過して回転子14に及ぶため、回転子14が円筒体44に収納されていても、回転に影響を及ぼすことがない。
【0039】
(5)第1の実施形態の効果
上記構成の同期モータ10であると次のような効果がある。
【0040】
固定子巻線34と駆動回路基板36がモールド樹脂によってモールドされているため、同期モータ10の回転による振動が抑制され、そのため振動音を低減することができる。また、モールドされていることにより、同期モータ10をポンプで使用しても被水時の漏電及び感電を起こすことがない。さらに、モールドされていることにより、他の部品と衝突等により固定子巻線34や駆動回路基板36がダメージを受けることがない。
【0041】
回転子14も合成樹脂性の円筒体44に収納された状態で回転するため、回転子14が被水することなく、防水効果を有する。
【0042】
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、固定子巻線34と駆動回路基板36をモールド樹脂に覆ったが、これに代えて、固定子巻線34のみをモールド樹脂によって覆っても、固定子巻線34に対する防水効果、振動音の低減、衝突によるダメージを防止することができる。
【0043】
(変更例1)
上記実施形態では、U字型の固定子鉄心26を用いたが、これに代えて他の形状の固定子鉄心であっても、その固定子鉄心に巻回されている固定子巻線をモールド樹脂によってモールドすることにより、振動音の低減や防水効果を得ることができる。
【0044】
(変更例2)
上記実施形態ではポンプの駆動源として同期モータ10を用いたがこれに変えて他の駆動源として用いてもよい。
【0045】
特に、防水対策を施す必要のある洗濯機等の駆動源としても好適である。
【0046】
【発明の効果】
以上により本発明の同期モータであると、少なくとも固定子巻線がモールド樹脂によってモールドされているため、振動を抑制することができ、防水効果を得ることができる。
【0047】
そのため、この同期モータをポンプの駆動源として用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の同期モータの縦断面図である。
【図2】蓋体と円筒体と固定子の側面図である。
【図3】蓋体と円筒体と固定子の正面図である。
【図4】蓋体に固定子を取り付けた状態の斜視図である。
【符号の説明】
10 同期モータ
12 固定子
14 回転子
16 ケーシング
18 蓋体
24 回転軸
26 固定子鉄心
28 連結部
32 磁界発生部
34 固定子巻線
36 駆動回路基板
44 円筒体

Claims (5)

  1. 固定子鉄心に固定子巻線が巻回されて固定子が構成され、この固定子の内側で回転子が回転する同期モータにおいて、
    前記固定子鉄心に巻回された前記固定子巻線の部分をモールド樹脂によってモールドする
    ことを特徴とする同期モータ。
  2. 前記同期モータを駆動するための駆動回路基板も前記固定子巻線と共にモールドする
    ことを特徴とする請求項1記載の同期モータ。
  3. 前記回転子が永久磁石によって構成される回転磁界型の同期モータであって、前記回転子と前記回転子を回転自在に支持する軸受けを、合成樹脂製の円筒体に収納し、また、前記円筒体から前記回転子の回転軸のみが突出し、前記円筒体内部で前記回転子が回転可能に配され、
    前記円筒体を前記固定子の内側に配するようにして、前記円筒体と前記モールドした固定子をケーシングに固定する
    ことを特徴とする請求項1または2記載の同期モータ。
  4. 前記固定子鉄心が、連結部と、この連結部の両端部から同じ方向に突出した一対の磁界発生部とよりなるU字型であって、
    前記一対の磁界発生部に固定子巻線をそれぞれ巻回し、また、前記一対の磁界発生部の先端部近傍の間に前記回転子を回転自在に配する
    ことを特徴とする請求項1から3のうち少なくとも一項に記載の記載の同期モータ。
  5. 請求項1から4のうち少なくとも一項に記載の同期モータを用いるポンプであって、
    前記同期モータの前記回転子の回転軸に、前記ポンプの羽根車を連結する
    ことを特徴とするポンプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016116443A (ja) * 2014-12-11 2016-06-23 ジョンソン エレクトリック ソシエテ アノニム 同期モータ、モータステータ、ポンプ及び洗浄装置

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