JP2004324966A - エンジン駆動式空調装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】アキュムレータのオーバーフローを解決し、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できるようにする。
【解決手段】冷暖房運転停止時に、膨張弁9を全閉し、液流量調節弁14を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、低圧スイッチ18がOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには液流量調節弁14が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が第1の所定時間未満のときには液流量調節弁14が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法。
【選択図】 図1
【解決手段】冷暖房運転停止時に、膨張弁9を全閉し、液流量調節弁14を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、低圧スイッチ18がOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには液流量調節弁14が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が第1の所定時間未満のときには液流量調節弁14が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン駆動式空調装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特許文献1には、空気調和装置の運転制御装置が開示されている。この運転制御装置は、容量可変型コンプレッサ、室外熱交換器、室外電動膨張弁、レシーバ、室内電動膨張弁、室内熱交換器を順次接続された冷媒回路における空気調和装置で、温調運転中に停止指令を受けた時、所定時間ポンプダウンを実施後停止する。また、停止指令を受けた時またはポンプダウン運転中に吐出温度、潤滑油温度が所定温度より高い場合には、ポンプダウン運転をせずに停止する。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−26716号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、ポンプダウンにより低圧ライン中に存在する冷媒をレシーバに溜めるようにしている。これは、レシーバがないとポンプダウン中に高圧異常になったり、停止後に液冷媒が逆流してコンプレッサに液冷媒を流れ込むのを防止する為に設けているが、このため高価な冷媒回路になっている。
【0005】
また従来技術の冷媒回路には、オイルドームにオイルを溜める方式のコンプレッサを使用しているため、低圧ラインに微量な液冷媒が残留しても、オイルがフォーミングして不具合が発生する。このため低圧を検出するのに高価な低圧センサを利用し、ポンプダウン運転を所定時間継続して運転する様にしている。
【0006】
本発明は上記課題を解決したもので、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できるエンジン駆動式空調装置の制御方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、エンジンにより駆動されるコンプレッサ、オイルセパレータ、四方切替弁、室外熱交換器、膨脹弁、室内熱交換器及びアキュムレータを結ぶ冷媒回路を有し、該冷媒回路において前記室外熱交換器と並列に設けられ前記エンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器、該補助熱交換器への冷媒量を調節する液流量調節弁、および前記アキュムレータの圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFする低圧スイッチが設けられ、
前記オイルセパレータは、空調停止時に前記冷媒回路の冷媒高圧ラインから逆流した液冷媒が前記コンプレッサまで到達することを防止できる容積を有し、
冷暖房運転停止時に、前記膨張弁を全閉し、前記液流量調節弁を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、前記低圧スイッチがOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには前記液流量調節弁が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が前記第1の所定時間未満のときには前記液流量調節弁が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法である。
【0008】
上記第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0009】
すなわち、この空調装置の停止方法によりアキュムレータのオーバーフローを解決できるので、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
レシーバおよび低圧センサを使用せず、ポンプダウン運転を実施するために、コンプレッサ吐出管と四方切替弁との間に設けたオイルセパレータの容積を、逆流した液冷媒を吸収し液冷媒がコンプレッサまで至らない容積とし、オイル油ドームによりオイルを貯留せずに運転できる開放型コンプレッサを使用する。これにより残留液冷媒が多少残ってもコンプレッサの不具合に至らず、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチにより、所定圧力以下になった場合にポンプダウンを終了することができる。このとき問題となるのは、アキュームレータのオーバーフローのみとなる。
【0011】
この問題を解決するために、容量可変型コンプレッサ、室外熱交換器から逆流する液冷媒を吸収できる容量のオイルセパレータ、室外熱交換器、室外熱交換器と室内熱交換器とを遮断する電磁弁、室内電子膨張弁、室内熱交換器、アキュムレータを順次接続した冷媒回路において、温調運転中に停止指令を受けた時に、始動してからの運転時間によってポンプダウン運転の時間リミットを切替、所定時間経過またはかつポンプダウン運転中に低圧スイッチが所定圧力以下になった場合にポンプダウン運転を終了する。
【0012】
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を説明する説明図である。1はコンプレッサ、2はオイルセパレータ、3は四方切替弁、4は室外熱交換器、5はプレート熱交換器、6はアキュムレータ、7は室内熱交換器、8a、8bはボールバルブ、9は室内電子膨張弁、11は高圧スイッチ、12は高圧センサ、13は液管電磁弁、14は液流量調整弁、18は低圧スイッチ、19、20は逆止弁、21はホットガスバイパス弁、22はオイルバイパス弁である。
【0013】
コンプレッサ1は開放型コンプレッサ(容量可変型コンプレッサ)である。オイルセパレータ2は室外熱交換器4から逆流する液冷媒を吸収できる容量を有している。ボールバルブ8a、8bは室外熱交換器4と室内熱交換器7とを遮断する電磁弁である。コンプレッサ1、オイルセパレータ2、四方切替弁3、室外熱交換器4、ボールバルブ8a、室内電子膨張弁9、室内熱交換器7、アキュムレータ6を順次接続した冷媒回路が設けられている。コンプレッサ1は図示されていないエンジンによって駆動される。プレート熱交換器5は、冷媒回路において室外熱交換器4と並列に設けられエンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器である。低圧スイッチ18はアキュムレータ6とコンプレッサ1を連結する冷媒管路のアキュムレータ6出口近くに設けられ、アキュムレータ6の圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFとなるスイッチである。ホットガスバイパス弁21は、オイルセパレータ2と四方切替弁3を結ぶ冷媒管路とアキュムレータ6の底部付近を連結する冷媒管路上に設けられた電磁弁である。オイルバイパス弁22は、アキュムレータ6とコンプレッサ1を連結する冷媒管路とオイルセパレータ2の底部を連結する冷媒管路上に設けられた電磁弁である。液管電磁弁13は、室外熱交換器4と室内熱交換器7の間に設けられ、暖房ポンプダウン時に液冷媒が室外熱交換器4に流入するのを防止るものである。液流量調整弁14はプレート熱交換器5に流す冷媒量を調節する電磁弁である。なお、図1において、実線の矢印は冷房運転時の冷媒の流れ方向を、点線の矢印は暖房運転時の冷媒の流れ方向を示している。
【0014】
次に、実施例のエンジン駆動式空調装置の停止方法について説明する。まず冷房運転時の停止方法について説明する。使用者が冷房運転停止を指示すると、はじめにエンジン指示回転数をコンプレッサ切断回転数(1200min−1)にする。次に室内電子膨張弁9を全閉にし、液流量調整弁14を全閉にし、ホットガスバイパス弁21を全閉にする。
【0015】
その後、下記の条件のいずれかを満たした場合エンジン指示回転数を0min−1にする。
・オイルセパレータ2と四方切替弁3を結ぶ冷媒管路の圧力が2.6MPa(第2の所定圧力)以上になった場合。この圧力は高圧スイッチ11が検知する。
・アキュムレータ6の圧力が0.5MPa(第1の所定圧力)以下となり低圧スイッチ18がOFFになった場合
・空調装置を始動してから10分(第1の所定時間)以上経過しているときには液流量調整弁14に全閉を指示してから30秒(第2の所定時間)以上経過した場合
・空調装置を始動してからの運転時間が10分(第1の所定時間)未満のときには液流量調整弁14に全閉を指示してから2分(第3の所定時間)以上経過した場合(空調装置の運転時間が短時間だと液冷媒がアキュムレータ6に入りやすくなるため)
【0016】
その後、エンジンを停止し、オイルバイパス弁22を全閉し、ホットガスバイパス弁21を全開する。これで空調装置は完全に停止される。以上の停止動作により、室外熱交換器4に液冷媒が溜まるため、アキュームレータ6から液冷媒がオーバーフローすることがなくなり、アキュームレータ6を小型化できる。
【0017】
次に、暖房運転時の停止方法について説明する。使用者が暖房運転停止を指示すると、はじめにエンジン指示回転数をコンプレッサ切断回転数(1200min−1)にする。次に室内電子膨張弁9を全開にし、液管電磁弁13を全閉にし、ホットガスバイパス弁21を全閉にする。
【0018】
その後、下記の条件のいずれかを満たした場合エンジン指示回転数を0min−1にする。
・オイルセパレータ2と四方切替弁3を結ぶ冷媒管路の圧力が2.6MPa(第2の所定圧力)以上になった場合。この圧力は高圧スイッチ11が検知する。
・アキュムレータ6の圧力が0.5MPa(第1の所定圧力)以下となり低圧スイッチ18がOFFになった場合
・空調装置を始動してから10分(第1の所定時間)以上経過しているときには液流量調整弁14に全閉を指示してから30秒(第2の所定時間)以上経過した場合
・空調装置を始動してからの運転時間が10分(第1の所定時間)未満のときには液流量調整弁14に全閉を指示してから2分(第3の所定時間)以上経過した場合(空調装置の運転時間が短時間だと液冷媒がアキュムレータ6に入りやすくなるため)
【0019】
その後、エンジンを停止し、オイルバイパス弁22を全閉し、ホットガスバイパス弁21を全開する。これで空調装置は完全に停止される。以上の停止動作により、室内熱交換器7に液冷媒が溜まるため、アキュームレータ6から液冷媒がオーバーフローすることがなくなり、アキュームレータ6を小型化できる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、エンジンにより駆動されるコンプレッサ、オイルセパレータ、四方切替弁、室外熱交換器、膨脹弁、室内熱交換器及びアキュムレータを結ぶ冷媒回路を有し、該冷媒回路において前記室外熱交換器と並列に設けられ前記エンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器、該補助熱交換器への冷媒量を調節する液流量調節弁、および前記アキュムレータの圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFする低圧スイッチが設けられ、前記オイルセパレータは、空調停止時に前記冷媒回路の冷媒高圧ラインから逆流した液冷媒が前記コンプレッサまで到達することを防止できる容積を有し、冷暖房運転停止時に、前記膨張弁を全閉し、前記液流量調節弁を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、前記低圧スイッチがOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには前記液流量調節弁が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が前記第1の所定時間未満のときには前記液流量調節弁が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法であるので、アキュムレータのオーバーフローを解決できるため、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する説明図
【符号の説明】
1…コンプレッサ
2…オイルセパレータ
3…四方切替弁
4…室外熱交換器
5…プレート熱交換器(補助熱交換器)
6…アキュムレータ
7…室内熱交換器
9…室内電子膨張弁(膨張弁)
14…液流量調節弁
18…低圧スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジン駆動式空調装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、特許文献1には、空気調和装置の運転制御装置が開示されている。この運転制御装置は、容量可変型コンプレッサ、室外熱交換器、室外電動膨張弁、レシーバ、室内電動膨張弁、室内熱交換器を順次接続された冷媒回路における空気調和装置で、温調運転中に停止指令を受けた時、所定時間ポンプダウンを実施後停止する。また、停止指令を受けた時またはポンプダウン運転中に吐出温度、潤滑油温度が所定温度より高い場合には、ポンプダウン運転をせずに停止する。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−26716号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術では、ポンプダウンにより低圧ライン中に存在する冷媒をレシーバに溜めるようにしている。これは、レシーバがないとポンプダウン中に高圧異常になったり、停止後に液冷媒が逆流してコンプレッサに液冷媒を流れ込むのを防止する為に設けているが、このため高価な冷媒回路になっている。
【0005】
また従来技術の冷媒回路には、オイルドームにオイルを溜める方式のコンプレッサを使用しているため、低圧ラインに微量な液冷媒が残留しても、オイルがフォーミングして不具合が発生する。このため低圧を検出するのに高価な低圧センサを利用し、ポンプダウン運転を所定時間継続して運転する様にしている。
【0006】
本発明は上記課題を解決したもので、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できるエンジン駆動式空調装置の制御方法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、エンジンにより駆動されるコンプレッサ、オイルセパレータ、四方切替弁、室外熱交換器、膨脹弁、室内熱交換器及びアキュムレータを結ぶ冷媒回路を有し、該冷媒回路において前記室外熱交換器と並列に設けられ前記エンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器、該補助熱交換器への冷媒量を調節する液流量調節弁、および前記アキュムレータの圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFする低圧スイッチが設けられ、
前記オイルセパレータは、空調停止時に前記冷媒回路の冷媒高圧ラインから逆流した液冷媒が前記コンプレッサまで到達することを防止できる容積を有し、
冷暖房運転停止時に、前記膨張弁を全閉し、前記液流量調節弁を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、前記低圧スイッチがOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには前記液流量調節弁が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が前記第1の所定時間未満のときには前記液流量調節弁が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法である。
【0008】
上記第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0009】
すなわち、この空調装置の停止方法によりアキュムレータのオーバーフローを解決できるので、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
レシーバおよび低圧センサを使用せず、ポンプダウン運転を実施するために、コンプレッサ吐出管と四方切替弁との間に設けたオイルセパレータの容積を、逆流した液冷媒を吸収し液冷媒がコンプレッサまで至らない容積とし、オイル油ドームによりオイルを貯留せずに運転できる開放型コンプレッサを使用する。これにより残留液冷媒が多少残ってもコンプレッサの不具合に至らず、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチにより、所定圧力以下になった場合にポンプダウンを終了することができる。このとき問題となるのは、アキュームレータのオーバーフローのみとなる。
【0011】
この問題を解決するために、容量可変型コンプレッサ、室外熱交換器から逆流する液冷媒を吸収できる容量のオイルセパレータ、室外熱交換器、室外熱交換器と室内熱交換器とを遮断する電磁弁、室内電子膨張弁、室内熱交換器、アキュムレータを順次接続した冷媒回路において、温調運転中に停止指令を受けた時に、始動してからの運転時間によってポンプダウン運転の時間リミットを切替、所定時間経過またはかつポンプダウン運転中に低圧スイッチが所定圧力以下になった場合にポンプダウン運転を終了する。
【0012】
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施例を説明する説明図である。1はコンプレッサ、2はオイルセパレータ、3は四方切替弁、4は室外熱交換器、5はプレート熱交換器、6はアキュムレータ、7は室内熱交換器、8a、8bはボールバルブ、9は室内電子膨張弁、11は高圧スイッチ、12は高圧センサ、13は液管電磁弁、14は液流量調整弁、18は低圧スイッチ、19、20は逆止弁、21はホットガスバイパス弁、22はオイルバイパス弁である。
【0013】
コンプレッサ1は開放型コンプレッサ(容量可変型コンプレッサ)である。オイルセパレータ2は室外熱交換器4から逆流する液冷媒を吸収できる容量を有している。ボールバルブ8a、8bは室外熱交換器4と室内熱交換器7とを遮断する電磁弁である。コンプレッサ1、オイルセパレータ2、四方切替弁3、室外熱交換器4、ボールバルブ8a、室内電子膨張弁9、室内熱交換器7、アキュムレータ6を順次接続した冷媒回路が設けられている。コンプレッサ1は図示されていないエンジンによって駆動される。プレート熱交換器5は、冷媒回路において室外熱交換器4と並列に設けられエンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器である。低圧スイッチ18はアキュムレータ6とコンプレッサ1を連結する冷媒管路のアキュムレータ6出口近くに設けられ、アキュムレータ6の圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFとなるスイッチである。ホットガスバイパス弁21は、オイルセパレータ2と四方切替弁3を結ぶ冷媒管路とアキュムレータ6の底部付近を連結する冷媒管路上に設けられた電磁弁である。オイルバイパス弁22は、アキュムレータ6とコンプレッサ1を連結する冷媒管路とオイルセパレータ2の底部を連結する冷媒管路上に設けられた電磁弁である。液管電磁弁13は、室外熱交換器4と室内熱交換器7の間に設けられ、暖房ポンプダウン時に液冷媒が室外熱交換器4に流入するのを防止るものである。液流量調整弁14はプレート熱交換器5に流す冷媒量を調節する電磁弁である。なお、図1において、実線の矢印は冷房運転時の冷媒の流れ方向を、点線の矢印は暖房運転時の冷媒の流れ方向を示している。
【0014】
次に、実施例のエンジン駆動式空調装置の停止方法について説明する。まず冷房運転時の停止方法について説明する。使用者が冷房運転停止を指示すると、はじめにエンジン指示回転数をコンプレッサ切断回転数(1200min−1)にする。次に室内電子膨張弁9を全閉にし、液流量調整弁14を全閉にし、ホットガスバイパス弁21を全閉にする。
【0015】
その後、下記の条件のいずれかを満たした場合エンジン指示回転数を0min−1にする。
・オイルセパレータ2と四方切替弁3を結ぶ冷媒管路の圧力が2.6MPa(第2の所定圧力)以上になった場合。この圧力は高圧スイッチ11が検知する。
・アキュムレータ6の圧力が0.5MPa(第1の所定圧力)以下となり低圧スイッチ18がOFFになった場合
・空調装置を始動してから10分(第1の所定時間)以上経過しているときには液流量調整弁14に全閉を指示してから30秒(第2の所定時間)以上経過した場合
・空調装置を始動してからの運転時間が10分(第1の所定時間)未満のときには液流量調整弁14に全閉を指示してから2分(第3の所定時間)以上経過した場合(空調装置の運転時間が短時間だと液冷媒がアキュムレータ6に入りやすくなるため)
【0016】
その後、エンジンを停止し、オイルバイパス弁22を全閉し、ホットガスバイパス弁21を全開する。これで空調装置は完全に停止される。以上の停止動作により、室外熱交換器4に液冷媒が溜まるため、アキュームレータ6から液冷媒がオーバーフローすることがなくなり、アキュームレータ6を小型化できる。
【0017】
次に、暖房運転時の停止方法について説明する。使用者が暖房運転停止を指示すると、はじめにエンジン指示回転数をコンプレッサ切断回転数(1200min−1)にする。次に室内電子膨張弁9を全開にし、液管電磁弁13を全閉にし、ホットガスバイパス弁21を全閉にする。
【0018】
その後、下記の条件のいずれかを満たした場合エンジン指示回転数を0min−1にする。
・オイルセパレータ2と四方切替弁3を結ぶ冷媒管路の圧力が2.6MPa(第2の所定圧力)以上になった場合。この圧力は高圧スイッチ11が検知する。
・アキュムレータ6の圧力が0.5MPa(第1の所定圧力)以下となり低圧スイッチ18がOFFになった場合
・空調装置を始動してから10分(第1の所定時間)以上経過しているときには液流量調整弁14に全閉を指示してから30秒(第2の所定時間)以上経過した場合
・空調装置を始動してからの運転時間が10分(第1の所定時間)未満のときには液流量調整弁14に全閉を指示してから2分(第3の所定時間)以上経過した場合(空調装置の運転時間が短時間だと液冷媒がアキュムレータ6に入りやすくなるため)
【0019】
その後、エンジンを停止し、オイルバイパス弁22を全閉し、ホットガスバイパス弁21を全開する。これで空調装置は完全に停止される。以上の停止動作により、室内熱交換器7に液冷媒が溜まるため、アキュームレータ6から液冷媒がオーバーフローすることがなくなり、アキュームレータ6を小型化できる。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、本発明は、エンジンにより駆動されるコンプレッサ、オイルセパレータ、四方切替弁、室外熱交換器、膨脹弁、室内熱交換器及びアキュムレータを結ぶ冷媒回路を有し、該冷媒回路において前記室外熱交換器と並列に設けられ前記エンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器、該補助熱交換器への冷媒量を調節する液流量調節弁、および前記アキュムレータの圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFする低圧スイッチが設けられ、前記オイルセパレータは、空調停止時に前記冷媒回路の冷媒高圧ラインから逆流した液冷媒が前記コンプレッサまで到達することを防止できる容積を有し、冷暖房運転停止時に、前記膨張弁を全閉し、前記液流量調節弁を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、前記低圧スイッチがOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには前記液流量調節弁が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が前記第1の所定時間未満のときには前記液流量調節弁が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法であるので、アキュムレータのオーバーフローを解決できるため、高価な低圧センサの変わりに低圧スイッチを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明する説明図
【符号の説明】
1…コンプレッサ
2…オイルセパレータ
3…四方切替弁
4…室外熱交換器
5…プレート熱交換器(補助熱交換器)
6…アキュムレータ
7…室内熱交換器
9…室内電子膨張弁(膨張弁)
14…液流量調節弁
18…低圧スイッチ
Claims (1)
- エンジンにより駆動されるコンプレッサ、オイルセパレータ、四方切替弁、室外熱交換器、膨脹弁、室内熱交換器及びアキュムレータを結ぶ冷媒回路を有し、該冷媒回路において前記室外熱交換器と並列に設けられ前記エンジンの冷却水と熱交換する補助熱交換器、該補助熱交換器への冷媒量を調節する液流量調節弁、および前記アキュムレータの圧力が予め決められた第1の所定圧力以下になったらOFFする低圧スイッチが設けられ、
前記オイルセパレータは、空調停止時に前記冷媒回路の冷媒高圧ラインから逆流した液冷媒が前記コンプレッサまで到達することを防止できる容積を有し、
冷暖房運転停止時に、前記膨張弁を全閉し、前記液流量調節弁を全閉したのち、冷媒高圧ラインの圧力が予め決められた第2の所定圧力以上になった場合、前記低圧スイッチがOFFになった場合、空調装置始動後予め決められた第1の所定時間以上経過しているときには前記液流量調節弁が全閉してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、空調装置始動後の運転時間が前記第1の所定時間未満のときには前記液流量調節弁が停止してから予め決められた第2の所定時間経過した場合、のいずれかの場合にエンジンを停止することを特徴とするエンジン駆動式空調装置の制御方法。
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JP2003118750A Pending JP2004324966A (ja) | 2003-04-23 | 2003-04-23 | エンジン駆動式空調装置の制御方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004324966A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021120388A1 (zh) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | 广东美的暖通设备有限公司 | 压力保护电路、控制方法和计算机可读存储介质 |
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2003
- 2003-04-23 JP JP2003118750A patent/JP2004324966A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021120388A1 (zh) * | 2019-12-16 | 2021-06-24 | 广东美的暖通设备有限公司 | 压力保护电路、控制方法和计算机可读存储介质 |
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