JP2004324039A - リング精紡機及びサイロスパン糸の製造方法 - Google Patents

リング精紡機及びサイロスパン糸の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】前紡粗糸破損の確率が減少し、さらに前紡粗糸破損が生じた場合には、回転している粗糸の千切れた粗糸が再び供給された不良撚糸の「再修復」が行われるように構成したサイロスパン糸用リング精紡機及びサイロスパン紡績糸の製造法を提供する。
【解決手段】サイロスパン糸(10)を製造するための複数の紡出部を備えたリング精紡機(1)であって、ドラフト装置(7)が設置されており、2本の前紡粗糸(8)を案内して合体した後に、撚りをかけてサイロスパン糸(10)とするエンドドラフト・シリンダ装置(9)が配置され、エンドドラフト・シリンダ装置(9)より後の区域に吸引装置(12)が設置されているリング精紡機において、合体する前紡粗糸(8)により形成される精紡三角形(11)の区域付近に、前紡粗糸(8)を保護する案内要素(23,33)が配置され、サイロスパン糸(10)を製造するための複数の紡出部を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、サイロスパン糸(siro spun yarn、「精紡撚糸」ともいう。)用リング精紡機及びサイロスパン糸の製造方法に関する。
従来から知られているリング精紡機では、通常は多数の紡出部が一列に並置されており、各紡出部は前紡糸ボビンに巻き上げられた繊維材料を有する原料区域に対応している。前紡糸ボビンから引き出された繊維材料は粗糸形状でドラフト装置を通過し、該装置において繊維材料は入り口シリンダと出口シリンダとの間で連続的に精細化される。最終的に、前紡粗糸はエンドドラフト・シリンダ装置を通過する。サイロスパン糸方式では、2本の前紡粗糸が平行にドラフト装置に導入された後に、撚りをかけられて精紡撚糸となる(下記非特許文献1)。さらに、エンドドラフト・シリンダ装置より後の区域において前紡粗糸区域から繊維を吸引するための吸引装置を設けることが一般的に行われている。
繊維の百科事典、560-561頁、丸善、平成14年3月25日
サイロスパン糸を製造するために駆動されるこの形式のリング精紡機の運転時には、形成されたばかりの撚糸がフォーク状の起倒レバーを通過することにより、前紡粗糸の一方の破損が検知される。1本の前紡粗糸のみが破損した場合には、精紡三角形の先端が、したがって形成されつつある不良撚糸が横にずれてフォーク状の起倒レバーを引っ張るため、レバーが転倒して第2の前紡粗糸も切断され、それにより当該紡出部における精紡工程の続行を見逃すことが回避される。供給された1本だけの前紡粗糸による正常でない精紡工程から形成される糸片は以後の製造工程において検知可能であるが、検知後に分別せねばならず、時間が無駄であり、またコストを増大させる。
しかも、それぞれ複数の紡出部を備えた複数の精紡機を有する精紡工場で前記の起倒レバーを装備することはコスト高となる、つまり、この起倒レバーは精紡工場において貯蔵しておかなければならない摩耗部品である。
本発明は、前紡粗糸破損の確率が減少し、さらに前紡粗糸破損が生じた場合には、回転している粗糸の切れた粗糸が再び供給された不良撚糸の「再修復」が行われるように、構成することを目的とする。この作用は簡略な手段により達成することができ、また既存設備において容易な方法で追加装備可能である。
本発明のリング精紡機は、サイロスパン糸(10)を製造するための複数の紡出部を備えたリング精紡機(1)であって、各紡出部は前紡糸ボビン(3)に巻き上げられた繊維材料(4)を有する原料区域(2)に対応しており、繊維材料(4)が入り口シリンダと該シリンダの回転速度よりも速く駆動される出口シリンダとの間で連続的に精細化されるドラフト装置(7)が設置されており、2本の前紡粗糸(8)を案内して合体した後に、撚りをかけてサイロスパン糸(10)とするエンドドラフト・シリンダ装置(9)が配置され、エンドドラフト・シリンダ装置(9)より後の区域に吸引装置(12)が設置されているリング精紡機において、合体する前紡粗糸(8)により形成される精紡三角形(11)の区域付近に、前紡粗糸(8)を保護する案内要素(23,33)が配置され、サイロスパン糸(10)を製造するための複数の紡出部を備えたことを特徴とする。
本発明のサイロスパン糸の製造方法は、リング精紡機においてサイロスパン糸を製造するための方法であって、2本の前紡粗糸がドラフト装置通過後にエンドドラフト・シリンダ装置により案内される方法において、前紡粗糸及び/又は形成されるサイロスパン糸が案内要素により案内されること、またその際に前記案内要素の表面上を移動する吸引空気流にさらされることを特徴とする。
本発明は、前紡粗糸破損の確率が減少し、さらに前紡粗糸破損が生じた場合には、回転している粗糸の千切れた粗糸が再び供給された不良撚糸の「再修復」が行われるように構成したサイロスパン糸用リング精紡機及びサイロスパン紡績糸の製造法を提供できる。
本発明の核心とみなされるのは、合体する前紡粗糸により形成される精紡三角形の区域付近に、前紡粗糸を保護する固定式の案内要素を設置することである。この案内要素とは、案内要素の表面が合体する前紡粗糸に接触することを意味しておらず、むしろ案内要素は前記精紡三角形から僅かに離れると共に、とりわけ保護機能を発揮する。保護機能とは、前記精紡三角形の区域に生じて前紡粗糸に作用することができる空気流が鎮静(整流)される、あるいは少なくとも案内されることを意味する。
案内要素について説明するならば、該要素は、前紡粗糸が破断した際に粗糸が吸引装置の区域に落ち込むことを阻止すると共に、千切れた前紡粗糸が尚も回転している別の前紡粗糸と再び合体することを十分な確率で確保するために適したものでなければならない。したがって、保護作用をなす案内要素には二重機能が帰属する、すなわち、一方では精紡三角形における状態の鎮静作用を、また他方では案内機能を発揮する。
案内要素は特に、吸引要素により生成される排出空気流の直接的作用から前紡粗糸を保護する目的も有する。すなわち、排出空気流の直接的作用により前紡粗糸の周縁繊維が吸引されて前紡粗糸が弱化するため、前紡粗糸の切断が助長される。吸引空気流は通常は吸引要素により生成されるが、該吸引要素は細管形状で精紡三角形に対して上方へ向けられている。本発明にしたがって、前記細管の吸引開口はエンドドラフト・シリンダ装置の出口区域から僅かに離れているため、案内要素はエンドドラフト・シリンダ装置の出口区域と吸引要素との間に配置することができる。これにより、案内要素の上方へ向けられた表面上に前紡粗糸のほぼ走行方向に向けられた空気流を生成することが、有利に達成される。換言するならば、このように向けられた空気流によって、前紡粗糸の切断の場合に前紡粗糸の自由端が案内要素の表面上を走行し、そこで尚も回転している第2前紡粗糸と再び合体することが、高い確率で実現される。
案内要素は、第1の実施形態において、エンドドラフト・シリンダ装置と吸引要素との間の複数の紡出部上を確実に交差して延びるレール要素(以下「ビーナス板」ともいう。)として構成することができる。この形式のレール要素は簡易に製作することができ、また複数の紡出部を保護するために2個所のみを固定すればよい。有利であることが実証されたのは、ビーナス板とも呼ばれるレール要素に段差部を設けることである、すなわちビーナス板のほぼ中央で紡糸走行方向に直交する段差部が延びることである。
ビーナス板のエンドドラフト・シリンダ装置とは反対側の辺が吸引要素の吸引開口の付近区域に配置されるならば、精紡三角形の区域において特に有利な空気流状態が形成される。直接的な吸引空気流がまず作用するのは、精紡三角形の先端後に形成される極めて安定した粗撚糸である。別の実施形態において、ビーナス板のエンドドラフト・シリンダとは反対側の辺を吸引要素の区域で切除加工することができ、また案内要素の上方に向いた平面つまり連続したビーナス板における舟状切欠きは空気流状態を改善するため、一方の千切れた前紡粗糸が再び他の前紡粗糸と合体する確率が高まる。
さらに別の実施形態において、各紡出部はエンドドラフト・シリンダ出口と吸引要素との間に配置された個別の案内要素に対応している。この形式の案内要素には、その下側に位置する区域の操作性が良く、案内要素が個別に調整可能であるという長所がある。下方から精紡三角形の先端に到達するこの個別案内要素は吸引開口方向に向いた漏斗状狭隘部を備えており、ほぼ紡糸方向へ移動する空気流が該狭隘部により案内される。個別の案内要素は個別の保持要素上に設置されており、該保持要素の高さ及び傾斜は個別に調整可能である。保持要素は、上方へ向けられた管状吸引要素により構成することができる。この吸引要素には二重機能が帰属する、すなわち、一方では吸引であり、他方では案内要素の保持である。個別の案内要素は、係合するエンドドラフト・シリンダの出口に向けられた漏斗状に拡大する紡糸受容区域を備えており、該区域はエンドドラフト・シリンダ装置の隅板に突き出るシャベル状突起を有する。それにより、粗糸切れの場合に千切れた前紡粗糸の自由端を案内要素に対して特に確実に案内することが保障される。
当該方法にしたがって特に有利であるとみなされるのは、前紡粗糸及び/又は形成されるサイロスパン糸が案内要素により案内されること、またその際に均等に糸縦方向に作用し、それゆえに不安定な前紡粗糸に対して直角に衝突せず、また損傷させない案内要素表面上に吹き付ける吸引空気流に当たることである。案内要素表面の漏斗状狭隘部により、案内要素の中央への空気流の加速及び集中化が達成され、それは千切れた前紡粗糸を再合体する確率を同様に高める効果を果たす。
本発明は、図面中の実施例に基づいて、以下に詳述される。
図1に概略的に示されたリング精紡機1は複数の紡出部を備えており、各紡出部は、前紡粗糸ボビン3に巻き上げられた繊維材料4を有する原料区域2に対応している。粗糸案内器5を通って、繊維粗糸6がドラフト装置7に引き入れられ、そこで精細化されて前紡粗糸8となる。2本の前紡粗糸8が平行状態で通過するエンドドラフト・シリンダ装置9の区域には、両前紡粗糸が撚り合わされてサイロスパン糸10となることにより、精紡三角形が形成される。
従来技術では、精紡三角形11を形成する前紡粗糸8が下方から吸引されるが、そのために吸引開口13を備えた吸引要素12が設置されている。
従来技術において両粗糸8の一方の破損を検知するために、フォーク状頭部15及び傾倒可能に支持された起倒レバー16を備えた糸監視装置14が設置されており、サイロスパン糸10は該監視装置を通過する。両粗糸8の一方が千切れたならば、サイロスパン糸が片側にずれて糸監視装置14の頭部15を引っ張るため、起倒レバー16が傾いてサイロスパン糸が切断される。それにより、片方の前紡粗糸のみから形成された不良な撚糸の製造が阻止される。
図2には、リング精紡機1の重要機器のうちのエンドドラフト・シリンダ装置9及び吸引要素12のみが示されている。エンドドラフト・シリンダ装置9は、部分波形を有するモータ駆動式シャフト17と該シャフトに押付け可能な弾性ローラ18からなる。シャフト17とローラ18との間を両前紡粗糸8が平行に案内されて、精紡三角形11を形成しつつ引き出される。図1に示されたレイアウトとは異なり、図示された両吸引要素12はエンドドラフト・シリンダ装置9の出口区域19から離れて張り出しているが、それは吸引要素12の両端に対する長穴保持器20と真空ボックス22における吸引要素12の旋回固定装置21により実現されている。
出口区域19と吸引開口13の間の区域には、本発明にしたがって固定式の保護用案内要素23が設置されており、該要素は前紡粗糸8を各吸引要素12により生成できる吸引空気流から保護する。案内要素23は精紡三角形11を形成している粗糸8の下側に、つまり僅かに離れて配置されているため、下方に向けられた吸引空気流に対する防護が可能となる。上方に向いた案内要素23の表面24上には、粗糸8の走行方向に向けられた吸引空気流25が生成される。この空気流は粗糸の走行方向に厳密に対応する必要はなく、出口区域19から離れて、吸引開口13の方向へ移動すればよい。
図2に示された実施例では、案内要素23はエンドドラフト・シリンダ装置と吸引要素12の間の複数の紡出部上を交差して延びるビーナス板26とも呼ばれるレール要素である。
ビーナス板26は、ねじ形式の固定要素27により、他の固定用機械要素に端面で調整可能に固定されている。
図4に示された実施例では、ビーナス板26は段差部28を備えており、エンドドラフト・シリンダ装置9とは反対側の辺30を有する段差区域29は吸引要素12の吸引開口13の区域付近に配置されており、また図2及び図4に示された実施例では該開口を部分的に被覆している。
ビーナス板26の段差を持たない区域には、付加的に舟状切欠き31を設けることができる。
図6に示された実施例では、ビーナス板26の段差区域29は付加的に吸引開口13の区域が円形に切除されている。
図7に示された実施例では、各紡出部は、係合するエンドドラフト・シリンダ装置9の出口区域19と吸引要素12との間に配置された個別の案内要素33に対応している。個別の案内要素33は、上方に向いたその表面上に、吸引開口13の方向に向いた漏斗状狭隘部34を備えており、生成された吸引空気流25は該狭隘部により案内される。それぞれの個別案内要素33はその高さ及び傾斜に関して個別に調整可能に設置されており、係合するエンドドラフト・シリンダ装置の出口区域19に向いた漏斗状に拡大する、あるいはシャベル状の糸受容区域35を有する。図示された実施例では、個別案内要素33は、吸引要素12の上端に固定されている。
吸引要素12の調整可能性により、個別の案内要素33の調整可能性も得られるため、前紡粗糸の破損時のサイロスパン糸の自己修復の確率がさらに高まる。
本発明のサイロスパン糸用リング紡績機においては、案内要素(23,33)は吸引装置(12)により生成できる吸引空気流から前紡粗糸(8)を保護することが好ましい。
案内要素(23,33)は下方へ向けられた吸引空気流から前紡粗糸(8)を下方から保護することが好ましい。
上方へ向いた案内要素(23,33)の表面上で、前紡粗糸(8)のほぼ走行方向へ向けられた空気流(25)が生成されることが好ましい。
前記案内要素(23,33)は、エンドドラフト・シリンダ装置(9)の出口区域(19)と吸引要素(12)との間で、精紡三角形(11)の下側に僅かに離れて配置されていることが好ましい。
案内要素(23)は、エンドドラフト・シリンダ装置(9)と吸引装置(12)との間の複数の紡出部の上を交差して延びるレール要素(26)として形成されてことが好ましい。
レール要素(26)は段差部(28)を有することが好ましい。
エンドドラフト・シリンダ装置(9)とは反対側のレール要素(26)の辺(30)は、吸引装置(12)の吸引開口(13)の区域(29)付近に配置されていることが好ましい。
エンドドラフト・シリンダ装置(9)とは反対側のレール要素(26)の辺(30)は、吸引装置(12)の区域(29)において切除されていることが好ましい。
レール要素(26)の表面は舟状切欠き部(31)を有することが好ましい。
各紡出部は、エンドドラフト・シリンダ装置(9)の出口区域(19)と吸引装置(12)との間に設置された個別の案内要素(33)に対応することが好ましい。
各紡出部の個別の案内要素(33)は、吸引開口(13)の方向に向いた漏斗状狭隘部(34)を有することが好ましい。
調整された空気流(25)は、漏斗状狭隘部(34)によって案内されることが好ましい。
個別の各案内要素(33)は、個別の保持要素上に配置されていることが好ましい。
個別の各案内要素(33)は、その高さ及び傾斜に関して、個別に調整可能に設置されていることが好ましい。
個別の各案内要素(33)は、係合したエンドドラフト・シリンダ装置(9)の出口区域(19)に向いた漏斗状に拡大する糸受容区域(35)を有することが好ましい。
個別の案内要素(33)は、上方に向けられた管状吸引要素(12)の上側区域に固定されていることが好ましい。
管状吸引要素(12)は、それらの高さ及びエンドドラフト・シリンダ装置(9)からのそれらの吸引開口(13)の距離に関して、個別に調整可能に配置されていることが好ましい。
また、本発明のサイロスパン糸の製造方法においては、吸引空気流は吸引要素の吸引開口により生成され、該開口はエンドドラフト・シリンダとは反対側の案内要素辺の区域に配置されていることが好ましい。
また、案内要素上を移動する空気流は、加速されることが好ましい。
前紡粗糸が切断された場合に、該粗糸が空気流により案内要素区域における回転している別の前紡粗糸と再合体されることが好ましい。
サイロスパン糸及び/又は前紡粗糸、さらに吸引空気流も、案内要素の舟状区域を通過することが好ましい。
従来技術に基づくリング精紡機の重要機器の極めて概略な断面図である。 本発明の案内要素の第1の実施形態を有するエンドドラフト・シリンダの出口区域の透視詳細図である。 本発明の案内要素の第1実施形態に関する図1にしたがった断面図である。 本発明の案内要素の第2の実施形態を有する図2にしたがった透視詳細図である。 図4に示された実施形態の断面図である。 本発明の案内要素の第3の実施形態を有する図2にしたがった透視詳細図である。 本発明の個別に構成された案内要素を有する図2にしたがった透視詳細図である。
符号の説明
1 リング精紡機
2 原料区域
3 前紡粗糸ボビン
4 繊維材料
5 粗糸案内器
6 繊維粗糸
7 ドラフト装置
8 前紡粗糸
9 エンドドラフト・シリンダ装置
10 サイロスパン糸
11 精紡三角形
12 吸引要素
13 吸引開口
14 糸監視装置
15 14の頭部
16 起倒レバー
17 シャフト
18 ローラ
19 出口区域
20 長穴保持器
21 旋回固定装置
22 真空ボックス
23,33 案内要素
24 案内要素の表面
25 空気流
26 レール要素(ビーナス板)
27 固定要素
28 段差部
29 区域
30 辺
31 舟状切欠き
34 狭隘部
35 糸受容区域

Claims (23)

  1. サイロスパン糸(10)を製造するための複数の紡出部を備えたリング精紡機(1)であって、
    各紡出部は前紡糸ボビン(3)に巻き上げられた繊維材料(4)を有する原料区域(2)に対応しており、
    繊維材料(4)が入り口シリンダと該シリンダの回転速度よりも速く駆動される出口シリンダとの間で連続的に精細化されるドラフト装置(7)が設置されており、
    2本の前紡粗糸(8)を案内して合体した後に、撚りをかけてサイロスパン糸(10)とするエンドドラフト・シリンダ装置(9)が配置され、
    エンドドラフト・シリンダ装置(9)より後の区域に吸引装置(12)が設置されているリング精紡機において、
    合体する前紡粗糸(8)により形成される精紡三角形(11)の区域付近に、前紡粗糸(8)を保護する案内要素(23,33)が配置され、サイロスパン糸(10)を製造するための複数の紡出部を備えたことを特徴とするリング精紡機。
  2. 案内要素(23,33)は吸引装置(12)により生成できる吸引空気流から前紡粗糸(8)を保護することを特徴とする請求項1に記載のリング精紡機。
  3. 案内要素(23,33)は下方へ向けられた吸引空気流から前紡粗糸(8)を下方から保護することを特徴とする請求項2に記載のリング精紡機。
  4. 上方へ向いた案内要素(23,33)の表面上で、前紡粗糸(8)のほぼ走行方向へ向けられた空気流(25)が生成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のリング精紡機。
  5. 前記案内要素(23,33)は、エンドドラフト・シリンダ装置(9)の出口区域(19)と吸引要素(12)との間で、精紡三角形(11)の下側に僅かに離れて配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  6. 案内要素(23)は、エンドドラフト・シリンダ装置(9)と吸引装置(12)との間の複数の紡出部の上を交差して延びるレール要素(26)として形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  7. レール要素(26)は段差部(28)を有することを特徴とする請求項6に記載のリング精紡機。
  8. エンドドラフト・シリンダ装置(9)とは反対側のレール要素(26)の辺(30)は、吸引装置(12)の吸引開口(13)の区域(29)付近に配置されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のリング精紡機。
  9. エンドドラフト・シリンダ装置(9)とは反対側のレール要素(26)の辺(30)は、吸引装置(12)の区域(29)において切除されていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  10. レール要素(26)の表面は舟状切欠き部(31)を有することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  11. 各紡出部は、エンドドラフト・シリンダ装置(9)の出口区域(19)と吸引装置(12)との間に設置された個別の案内要素(33)に対応することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  12. 各紡出部の個別の案内要素(33)は、吸引開口(13)の方向に向いた漏斗状狭隘部(34)を有することを特徴とする請求項11に記載のリング精紡機。
  13. 調整された空気流(25)が漏斗状狭隘部(34)によって案内されることを特徴とする請求項11又は12に記載のリング精紡機。
  14. 個別の各案内要素(33)は個別の保持要素上に配置されていることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  15. 個別の各案内要素(33)はその高さ及び傾斜に関して、個別に調整可能に設置されていることを特徴とする請求項11〜14のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  16. 個別の各案内要素(33)は、係合したエンドドラフト・シリンダ装置(9)の出口区域(19)に向いた漏斗状に拡大する糸受容区域(35)を有することを特徴とする請求項11〜15のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  17. 個別の案内要素(33)は、上方に向けられた管状吸引要素(12)の上側区域に固定されていることを特徴とする請求項14記載のリング精紡機。
  18. 管状吸引要素(12)は、それらの高さ及びエンドドラフト・シリンダ装置(9)からのそれらの吸引開口(13)の距離に関して、個別に調整可能に配置されていることを特徴とする請求項11〜17のいずれか一項に記載のリング精紡機。
  19. リング精紡機においてサイロスパン糸を製造するための方法であって、2本の前紡粗糸がドラフト装置通過後にエンドドラフト・シリンダ装置により案内される方法において、
    前紡粗糸及び/又は形成されるサイロスパン糸が案内要素により案内されること、またその際に前記案内要素の表面上を移動する吸引空気流にさらされることを特徴とするサイロスパン糸の製造方法。
  20. 吸引空気流は吸引要素の吸引開口により生成され、該開口はエンドドラフト・シリンダとは反対側の案内要素辺の区域に配置されていることを特徴とする請求項19記載のサイロスパン糸の製造方法。
  21. 案内要素上を移動する空気流は、加速されることを特徴とする請求項19又は20に記載のサイロスパン糸の製造方法。
  22. 前紡粗糸が切断された場合に、該粗糸が空気流により案内要素区域における回転している別の前紡粗糸と再合体されることを特徴とする請求項19〜21のいずれか一項に記載のサイロスパン糸の製造方法。
  23. サイロスパン糸及び/又は前紡粗糸、さらに吸引空気流も、案内要素の舟状区域を通過することを特徴とする請求項19〜22のいずれか一項に記載のサイロスパン糸の製造方法。

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