JP2004321590A - カニ食用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】カニの足の外殻を任意の位置で簡単に割ることができる上、外殻割作業時にケガするような危険性もない非常に便利なカニ食用具を提供すること。
【解決手段】握持基体1にカニの足部4を挿入するカニ割用挿入孔5を設け、このカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入し折り曲げることでこの足部4の外殻を折割し得るように構成したカニ食用具。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、カニを食べる時に使用するカニ食用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
図11に示すような、細長い握持基体20の一端部に先割れフォーク状の掻き爪部21が設けられ、他端部にスプーン状の掬い部22が設けられたカニ食用具が従来から実施されている。
【0003】
この従来のカニ食用具は、掻き爪部21でカニの外殻内の身を掻き出したり、掬い部22でカニの胴部内などのカニ身を掬って食べたりすることを目的としているが、例えばカニの足などの外殻を割ることはできず、外殻を割る時には、手で割ったり、カニ切りバサミや包丁などの別の道具を使って切ったりしなければならなかった。
【0004】
しかし、手で外殻を割る場合は、割りたいところをねらって割ることが非常に難しい上、硬い部分は割ることができないためにカニ身の取り残しを生じてしまい易い。
【0005】
カニ切りバサミや包丁を使う場合も、硬い外殻を切断するには非常に強い力を要するために容易ではないし、特に包丁を使う場合には手をケガする危険性が高いなどの問題があった。
【0006】
本発明は、この点、カニの足の外殻を任意の位置で簡単に割ることができる上、外殻割作業時にケガするような危険性もない非常に便利なカニ食用具を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
握持基体1にカニの足部4を挿入するカニ割用挿入孔5を設け、このカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入し折り曲げることでこの足部4の外殻を折割し得るように構成したことを特徴とするカニ食用具に係るものである。
【0009】
また、前記握持基体1の少なくとも一端側を細形状に形成して挿入細部6を設け、この挿入細部6をカニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入して押圧することで挿入部分8の外殻を押割若しくは除去し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のカニ食用具に係るものである。
【0010】
また、前記握持基体1の少なくとも一端側を、カニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入し得る細形状に形成して挿入細部6を設け、この挿入細部6の先端部にカニ身2を掻き出したり押し出したりするための爪部7を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0011】
また、前記挿入細部6の先端に、先細り形状であって且つ平坦板状の前記爪部7を設けると共に、この爪部7を挿入細部6に対して所定角度立ち上げ形成したことを特徴とする請求項3記載のカニ食用具に係るものである。
【0012】
また、前記カニ割用挿入孔5は、カニの足部4を挿入して折り曲げる際、足部4の下側部と上側部とが孔縁の対向縁に夫々係止し、この足部4を握持基体1に接近する方向に力を加えることで折割し、この足部4を捻ることで折割部4Aを分断割除してカニ身2を露出し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0013】
また、前記カニ割用挿入孔5の孔縁に、この孔縁の外側に向かって凹設する逃げ凹部5Aを形成し、このカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入して折り曲げる際、足部4の下側部若しくは上側部がこの逃げ凹縁5Aに係止することなく、逃げ凹縁5Aの両側の孔縁部に二点で係止すると共に、足部4の上側部若しくは下側部が逃げ凹部5Aに対向する孔縁部に係止して、少なくとも足部4がカニ割用挿入孔5に対して三点で係止する構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0014】
また、前記握持基体1の他端部に前記挿入細部6より幅広な幅広押割部9を設け、この幅広押割部9は、先端をカニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入し得る先細り形状に形成し、この先細り先端部9Aを前記挿入部分8に挿入して押圧することで挿入部分8の外殻を押割若しくは除去し得るように構成したことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0015】
また、径の異なる複数の前記カニ割用挿入孔5を前記握持基体1に設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0016】
また、板材で形成した前記握持基体1の長さ方向の略中間部に前記カニ割用挿入孔5を形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0017】
また、前記握持基体1の一端側に前記挿入細部6を設けると共に、この挿入細部6先端に前記爪部7を設け、握持基体1の他端部に前記幅広押割部9を設けたことを特徴とする請求項9記載のカニ食用具に係るものである。
【0018】
また、前記握持基体1の一端側は細形状として前記挿入細部6に形成すると共に、この挿入細部6の先端を屈曲立ち上げ形成して前記爪部7に構成し、握持基体1の他端側は挿入細部6より幅広形状として前記幅広押割部9に形成したことを特徴とする請求項10記載のカニ食用具に係るものである。
【0019】
また、前記握持基体1の途中部を、前記幅広押割部9より幅広で且つ握持し易い幅寸法の幅広部1Aに形成し、この幅広部1Aに前記カニ割用挿入孔5を形成したことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のカニ食用具に係るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
好適と考える本発明の実施の形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてその作用効果を示して簡単に説明する。
【0021】
例えば、握持基体1を一方の手T1で握持し、カニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入してもう一方の手T2で足部4を折り曲げることでこの足部4の外殻を折割することができる。
【0022】
具体的には、例えば、カニ割用挿入孔5に対して足部4を傾けることで、この足部4の下側部と上側部とをカニ割用挿入孔5の孔縁の対向縁に夫々当接係止させ、この足部4を更に握持基体1に接近する方向に力を加えて折り曲げるようにすることで外殻を折割することができる。
【0023】
また、カニ割用挿入孔5に対する足部4の係止位置によって、折割する位置を任意に選択することが可能となる。
【0024】
従って、手で外殻を折ったりする場合には、折りたい箇所を狙って折ることが非常に難しかったが、本発明では狙った箇所をカニ割用挿入孔5に係止することでこの箇所を的確に折割することができ、また、特に足部4の関節付近は、外殻の厚みがあるために手で折ることは勿論カニ切りバサミや包丁でも切断しにくくカニ身2の取り残しの多い部分であったが、この関節付近であってもカニ割用挿入孔5に足部4を係止させて折り曲げることで簡単に折割することができ、これにより取り残しなくカニ身2を食することが可能となり、しかも、外殻割時に包丁使用時のような危険性もないなど、非常に便利となる。
【0025】
よって、面倒な外殻割作業を、単にカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入して折り曲げるだけの非常に簡単な操作で、しかも安全に折りたい箇所を的確に折割することができるので、カニを食する際には非常に有用なカニ食用具となる。
【0026】
続いて、例えば、この外殻が折割した足部4を捻ると、折割部4Aが分断割除してカニ身2が露出することになり、この露出したカニ身2を食することができる。
【0027】
また、例えば、前記握持基体1の少なくとも一端側を細形状に形成して挿入細部6を設け、この挿入細部6をカニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入して押圧することで挿入部分8の外殻を押割若しくは除去し得るように構成すれば、この挿入細部6を利用して例えば前記したような挿入部分8の外殻を押割若しくは除去することも容易にできることになり、一層実用的となる。
【0028】
また、例えば、前記握持基体1の少なくとも一端側を、カニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入し得る細形状に形成して挿入細部6を設け、この挿入細部6の先端部にカニ身2を掻き出したり押し出したりするための爪部7を設ければ、例えば、細い足部4内などの挿入部分8でもその他の外殻内でも挿入細部6を容易に挿入して爪部7でカニ身2を掻き出したり押し出したりすることができ、一層実用的となる。
【0029】
また、例えば、前記挿入細部6の先端に、先細り形状であって且つ平坦板状の前記爪部7を設けると共に、この爪部7を挿入細部6に対して所定角度立ち上げ形成すれば、先細り形状の爪部7を、例えば非常に細い足部4内などの挿入部分8やその他の外殻内にも挿入し易く、しかも従来品の先割れフォーク形状の掻き爪部21では、足部からカニ身を掻き出したり押し出したりしようとしても、カニ身の繊維の方向に沿って掻き爪部21が移動してしまうために、カニ身の繊維を割ってしまう(繊維の割れ目をなぞってしまう)だけでうまく掻き出したり押し出したりすることができなかったが、平坦板状に所定角度で立ち上がる本発明の爪部7によれば、平坦板部分でカニ身2を確実に掻き出したり押し出したりすることができるなど、一層実用的となる。
【0030】
また、例えば、前記カニ割用挿入孔5は、カニの足部4を挿入して折り曲げる際、足部4の下側部と上側部とが孔縁の対向縁に夫々係止し、この足部4を握持基体1に接近する方向に力を加えることで折割し、この足部4を捻ることで折割部4Aを分断割除してカニ身2を露出し得るように構成すれば、カニの足部4を簡単に且つ確実に折割することができるし、この押割部4を簡単に分断割除してカニ身2を食することができ、一層実用的となる。
【0031】
また、例えば、前記カニ割用挿入孔5の孔縁に、この孔縁の外側に向かって凹設する逃げ凹部5Aを形成し、このカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入して折り曲げる際、足部4の下側部若しくは上側部がこの逃げ凹縁5Aに係止することなく、逃げ凹縁5Aの両側の孔縁部に二点で係止すると共に、足部4の上側部若しくは下側部が逃げ凹部5Aに対向する孔縁部に係止して少なくとも足部4がカニ割用挿入孔5に対して三点で係止する構成とすれば、カニ割用挿入孔5に挿入したカニの足部4を少なくとも三点で係止して位置ズレしない安定状態に支持できるため、この足部4を折り曲げて折割することが一層容易に且つ確実に行われることになる。
【0032】
また、例えば、前記握持基体1の他端部に前記挿入細部6より幅広な幅広押割部9を設け、この幅広押割部9は、先端をカニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入し得る先細り形状に形成し、この先細り先端部9Aを前記挿入部分8に挿入して押圧することで挿入部分8の外殻を押割若しくは除去し得るように構成すれば、この幅広押割部9を利用して例えば前記したような挿入部分8の外殻を押割若しくは除去することも容易にできることになり、一層実用的となる。
【0033】
【実施例】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0034】
本実施例は、握持基体1の少なくとも一端部に外殻内のカニ身2を掬い得る掬い部3を設け、この握持基体1にカニの足部4を挿入するカニ割用挿入孔5を設け、このカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入し折り曲げることでこの足部4の外殻を折割し得るように構成したカニ食用具に係るものである。
【0035】
また、前記握持基体1に前記掬い部3を設けた側若しくは掬い部3を設けた側と反対側を細形状に形成して挿入細部6を設け、この挿入細部6をカニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分8に挿入して押圧することで挿入部分8の外殻を押割若しくは除去し得るように構成している。
【0036】
具体的には、握持基体1は、長さのある細身の金属板材により構成している。
【0037】
掬い部3は、握持基体1の一端部(図1における手前側端部)に一体的に設けている。
【0038】
具体的には、握持基体1の一端側を細形状に形成することでこの握持基体1の一端側に挿入細部6を一体的に設け、この挿入細部6の先端部に掬い部3を設けている。
【0039】
挿入細部6は、カニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部や胴部内のカニ身2を覆っている殻部などの挿入部分8に挿入することができる細幅の帯板状に形成しているもので、握持基体1の一端側の長い範囲をこの挿入細部6に形成してこの挿入細部6を足部4やハサミ部などに奥深くまで挿入できるように構成している。
【0040】
また、この挿入細部6は、図11に示した従来品の掬い部22よりも非常に細い帯板状であって、掻き爪部21側の細身部分と略同等の細幅を有するように横幅を設定し、これにより非常に細い挿入部分8にも容易に挿入することができるように構成している。
【0041】
また、この挿入細部6は、握持基体1の板厚をそのまま活かして構成することで強度を確保し、これによりこの挿入細部6をカニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部や胴部内のカニ身2を覆っている殻部などの挿入部分8に挿入してテコの要領で押圧することで、この挿入部分8の外殻を押割若しくは除去し得るように構成している。言い換えれば、本実施例の握持基体1は、挿入細部6でもカニの外殻を押割できる強度を備えた板厚寸法の金属板材により構成している。
【0042】
本実施例では、この挿入細部6の先端部を、上から見て略楕円形状に形成し、且つ中心部が凹となる形状に形成することで、この挿入細部6先端の楕円状部分を前記掬い部3としている。即ち、この掬い部3は、挿入細部6の板厚を活かしてこの挿入細部6に一体的に設けている。
【0043】
また、本実施例では、この掬い部3の先端にカニ身2を掻き出したり押し出したりするための爪部7を設けている。
【0044】
具体的には、掬い部3の先細り先端を平坦板状にして所定角度傾斜状に立ち上がるように屈曲形成し、この平坦板状であって先細り三角形状をなす立ち上がり部分を爪部7としている。即ち、この爪部7は、掬い部3の板厚を活かしてこの掬い部3に一体的に設けているもので、握持基体1(掬い部3・挿入細部6)を構成する金属板材により平坦なヘラ状に形成している。
【0045】
また、この爪部7の立ち上がり角度は、この爪部7の表面(上面)で足部4やハサミ部や胴部などの外殻内のカニ身2を掻き集めて出したり、裏面(下面)でカニ身2を押し出したりすることが確実に行われる立ち上がり角度に設定構成している。
【0046】
従って、本実施例では、この平坦板状(ヘラ状)の爪部7の表面(上面)で外殻内のカニ身2を掻き集めて出したり、裏面(下面)でカニ身2を押し出したりすることが容易にできる構成としている。尚、従来品の先割れフォーク形状の掻き爪部21では、足部からカニ身を掻き出したり押し出したりしようとしても、カニ身の繊維の方向に沿って掻き爪部21が移動してしまうために、カニ身の繊維を割ってしまう(繊維の割れ目をなでてしまう)だけでうまく掻き出したり押し出したりすることができなかったが、本実施例のヘラ状の爪部7によれば、上記したように従来品のような欠点は生じず、確実に外殻内のカニ身2を掻き出したり押し出したりできることとなった。また、従来品の掻き爪部21は、外殻内からカニ身2を掻き出したり押し出したりすることを目的にしているものであるため、そのままカニ身2を掬って食することができないし、反対側の幅の広い掬い部22に持ち替えても、細い足部4に対しては挿入することが困難であるためうまく掬うことはできず、食するにあたってストレスを感じてしまうことが多かったが、本実施例では、ヘラ状の爪部7の基部に隣接状態に前記掬い部3が設けてあるため、爪部7で掻き出したカニ身2を、握持基体1を持ち替えることなくそのまま掬い部3に掬って食することが容易にでき、ストレスなく食することができることとなった。
【0047】
また、この爪部7は、図1,図2に示すように先端部を尖らせずにR面取りして食する時や洗浄時などの安全性を確保している。
【0048】
従って、本実施例は、前記握持基体1の少なくとも一端部を、カニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部や胴部内のカニ身2を覆っている殻部などの挿入部分8に挿入し得る細形状に形成して挿入細部6を設け、この挿入細部6の先端部に前記掬い部3を設け、この掬い部3の先端部にカニ身2を掻き出したり押し出したりするための爪部7を設けた構成としている。
【0049】
本実施例のカニ割用挿入孔5は、握持基体1の長さ方向の略中間部に設けている。
【0050】
具体的には、握持基体1(金属板材)の略中間部分の外形を、前記掬い部3よりも後述する幅広押割部9よりも横幅が幅広な幅広部1Aとなるように形成し、この幅広部1Aにカニ割用挿入孔5を貫通形成している。
【0051】
また、カニ割用挿入孔5は、カニの足部4の断面形状に合わせて横長の近似楕円形状の貫通孔としている。
【0052】
更に説明すると、カニ割用挿入孔5は、握持基体1の長さ方向に対向する孔縁の夫々(図1において手前側と奥側に位置する対向縁)に、この対向外側に向かって凹設する逃げ凹縁5Aを形成し、このカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入して足部4を握持基体1に接近するように傾けると、傾けた足部4の下側部と上側部とがこの逃げ凹縁5Aに係止することなく、逃げ凹縁5Aの両側の孔縁部に二点で係止(当接)し、これにより足部4の上側部と下側部とが合計四点で支持係止して、カニ割用挿入孔5に対して位置ズレしない安定状態に支持され、この足部4を折り曲げて折割することが容易に且つ確実に行われる構成としている(図4参照)。
【0053】
また、本実施例では、径の異なる二つのカニ割用挿入孔5を握持基体1の長さ方向に並設形成している。
【0054】
更に詳しくは、幅広部1Aの一側(握持基体1の一端側)に径の小さいカニ割用挿入孔5を貫通形成し、幅広部1Aの他側に径の大きいカニ割用挿入孔5を貫通形成して、折割したいカニの足部4の太さに応じ足部4が横ズレしにくく折割し易い大きさのカニ割用挿入孔5を選択して使用できるようにしている。
【0055】
また、幅広部1Aは、前記掬い部3若しくは後述する幅広押割部9を使用する際の握持部分としても使用することができるように、この幅広部1Aの横幅寸法を握持し易い幅寸法に設定構成し、更に、この幅広部1Aの横方向の両端部を斜め上方に上向きに屈曲させることで握持し易さと強度の向上を図っている。
【0056】
また、本実施例では、前記握持基体1の前記掬い部3を設けた側と反対側の他端部に、掬い部3よりも幅広な幅広押割部9を設けている。
【0057】
この幅広押割部9は、握持基体1の他端部に一体的に設けているもので、図1に示すように、握持基体1の他端部(図1における奥側端部)を、先端がR面取りされた先細り形状に形成し、更に図2に示すように先端部分を略平坦面状にして斜め上方へ上向きに屈曲すると共に、この先端平坦部分よりも幅広部1A側の部分を、その横方向の両端部分を斜め上方に上向きに屈曲して中心部が凹となる細長いスプーン形状に構成している。
【0058】
また、この幅広押割部9は、握持基体1を構成する金属板材の板厚をそのまま活かして形成しているもので、これにより幅広な分だけ前記掬い部3や挿入細部6よりも高い強度を発揮する構成としている。
【0059】
また、この幅広押割部9の先細り先端部9Aは、カニの足部4の端部や足部4の付け根やハサミ部の端部や胴部内のカニ身2を覆っている殻部などの挿入部分8に挿入し得る先細り形状に形成し、この先細り先端部9Aを前記挿入部分8に挿入してテコの要領で押圧することで挿入部分8の外殻を押割若しくは除去することができるように構成している。
【0060】
また、細長いスプーン形状としたこの幅広押割部9は、カニ身2を引っ掻き出したり、掬い取ったりすることもできる構成で、特に、カニ身2を掬い取る際には、前記掬い部3よりも多くのカニ身2を掬い取ることができ、例えば、カニの胴部のカニ身2(カニミソも含む)などを沢山掬って食する際に便利となる。
【0061】
従って、本実施例では、上述のように構成したから、一枚の金属板(握持基体1)を上記のように加工することで構成できるため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ安価な製品を提供できることになる。
【0062】
次に、本実施例の具体的な使用方法を説明する。
【0063】
例えば、図3示すように、握持基体1を一方の手T1で掬い部3側の幅広部1A付近を握持し、カニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入してもう一方の手T2で挿入細部6付近を握持すると共に足部4を押えて、図3に示すように足部4が挿入細部6側に傾くようにセットする。尚、図面では径の大きいカニ割用挿入孔5に足部4を挿入した場合を示しているが、足部4の太さに応じて二つのカニ割用挿入孔5を適宜選択使用する。
【0064】
すると、この際の足部4の下側部と上側部とがカニ割用挿入孔5の孔縁の対向縁(逃げ凹縁5Aの両側の孔縁部)に四点で係止して位置ズレしない状態に支持され、この足部4を図4中の矢印Y1のように握持基体1の挿入細部6に接近する方向に力を加えて折り曲げるようにすることで、カニ割用挿入孔5の四点の係止孔縁を支点にして外殻が折割することになる(図5参照)。
【0065】
尚、一回の折り曲げで外殻の折割が不十分な場合には、足部4をその長さ方向を軸にして180度回転させてから再び前記同様に折り曲げすることで、十分に外殻を折割することができる。
【0066】
また、本実施例では、カニ割用挿入孔5に対する足部4の係止位置を変更することによって、折割する位置を任意に選択することができる。
【0067】
従って、手で外殻を折ったりする場合には、折りたい箇所を狙って折ることが非常に難しかったが、本実施例では狙った箇所を的確に折割することができる。
【0068】
また、特に足部4やハサミ部の関節付近は、外殻の厚みがあるために手で折ることは勿論カニ切りバサミや包丁でも切断しにくくカニ身2の取り残しの多い部分であったが、この関節付近であってもカニ割用挿入孔5に足部4を係止させて折り曲げることで簡単に折割することができることが確認されている。
【0069】
従って、面倒な外殻割作業を、単にカニ割用挿入孔5にカニの足部4を挿入して折り曲げるだけの非常に簡単な操作で、しかも折りたい箇所を的確に折割することができる。
【0070】
続いて、図6中の矢印Y2のようにこの外殻が折割した足部4を捻ると、折割部4Aが分断割除してカニ身2が露出し、この露出したカニ身2を食することができる。尚、カニ割用挿入孔5での外殻割作業で足部4が完全に分断される場合もあるので、この場合には勿論捻らなくとも良い。
【0071】
また、足部4内に残ったカニ身2は、図7,図8に示すように、挿入細部6の先端の掬い部3を足部4内に挿入して掬って食したり、掬い部3先端の爪部7で手前側端部から掻き出したり、図示していないが爪部7でカニ身2を足部4の奥側端部から押し出したりして食する。
【0072】
また、カニの胴部分のカニ身2は、沢山掬える幅広押割部9を使用して掻き出したり掬い取ったりして食すると良い。
【0073】
また、図9に示すように、幅広押割部9の先細り先端部9Aを、カニの足部4の端部の挿入部分8に挿入して反対側の掬い部3側を足部4に対して下方へ押圧することで、この挿入部分8の外殻を容易に押割したり除去したりすることができる。この際、幅広押割部9の先端部が上方へ立ち上がっているために、この立ち上がり先端部が足部4の外殻内面に点接触して押割力がこの一点に集中し、この接触している部分から外殻がめくり取られるように割れることになり、この割れた外殻を除去し易いことになる。
【0074】
この点、図11に示した従来品の掬い部22でも同様にして挿入部分8に挿入して押割することができるが、この従来品で実験したところ、掬い部22はスプーン形状になっているために外殻の内面に引っ掛からず、そのため割れても外殻が爆発したようになってしまい、汁が飛んだりカニ身が散乱したりして、とても押割用として実用できるものではないことが確認されている。
【0075】
従って、本実施例の幅広押割部9によれば、前記挿入部分8の外殻を押割除去し易く実用的である。尚、図示していないが、幅広押割部9を足部4の付け根やハサミ部の端部や胴部内のカニ身2を覆っている殻部などの挿入部分8に対しても挿入して同様に押圧することで、これらの挿入部分8の外殻を容易に押割したり除去したりすることもできる。
【0076】
また、図10に示すように、挿入細部6及び爪部7を、カニの足部4の端部の挿入部分8に挿入して反対側の幅広押割部9側を足部4に対して下方へ押圧することで、この挿入部分8の外殻を容易に押割したり除去したりすることができるし、図示していないが、挿入細部6及び爪部7を足部4の付け根やハサミ部の端部や胴部内のカニ身2を覆っている殻部などの挿入部分8に挿入して同様に押圧することで、これらの挿入部分8の外殻も容易に押割したり除去したりすることができる。
【0077】
尚、上記したように外殻の挿入部分8に挿入してこの挿入部分8を割ることは、挿入細部6(爪部7)でも幅広押割部9でもできるが、幅広押割部9は、前述したように挿入細部6に比して幅がある分強度が高く、この強度の高さから、挿入細部6を使用する場合に比して外殻を強力に押割することができる。そのため、関節部分などの手で割ることができない非常に硬い部分は幅広押割部9を使用して割ると良い。
【0078】
従って、本実施例では、挿入細部6や幅広押割部9を使用することで、前記各挿入部分8の外殻を綺麗に割取ってカニ身2を食することができる。
【0079】
尚、図7〜図10のように掬い部3や挿入細部6や爪部7や幅広押割部9を使用する場合には、握持基体1の前記幅広部1Aを握持すると、握持し易く操作性に秀れる。
【0080】
よって、本実施例では、カニ切りバサミや包丁などを用いることなく、このカニ食用具一つで外殻を割ることも外殻からカニ身2を掬って食することも簡単に且つ安全に行うことができるカニ食用として極めて便利な画期的なカニ食用具となる。
【0081】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0082】
【発明の効果】
本発明は上述のように構成したから、カニ割用挿入孔にカニの足部を挿入して折り曲げるだけでこの足部の外殻を簡単に折割することができるし、狙った場所を的確に折割することができ、また、特に足部の関節付近は、外殻の厚みがあるために手で折ることは勿論カニ切りバサミや包丁でも切断しにくくカニ身の取り残しの多い部分であったが、この関節付近も簡単に折割して取り残しなくカニ身を食することができることになり、しかも、外殻割作業時に包丁使用時のような危険性もないなど、カニ食用として極めて便利な画期的なカニ食用具となる。
【0083】
また、請求項2記載の発明においては、挿入細部を利用して例えばカニの足部の端部や足部の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分の外殻を押割若しくは除去することもできる一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0084】
また、請求項3記載の発明においては、例えば、細い足部内などの挿入部分でもその他の外殻内でも挿入細部を容易に挿入して爪部でカニ身を掻き出したり押し出したりすることができる一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0085】
また、請求項4記載の発明においては、先細り形状の爪部を、例えば非常に細い足部内などの挿入部分やその他の外殻内に対しても挿入し易く、しかも従来品の先割れフォーク形状の掻き爪部では、足部からカニ身を掻き出したり押し出したりしようとしても、カニ身の繊維の方向に沿って掻き爪部が移動してしまうために、カニ身の繊維を割ってしまう(繊維の割れ目をなぞってしまう)だけでうまく掻き出したり押し出したりすることができなかったが、本発明の所定角度で平坦板状に立ち上がる爪部によれば、平坦板部分でカニ身を確実に掻き出したり押し出したりすることができるなど、極めて実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0086】
また、請求項5記載の発明においては、カニの足部を簡単に且つ確実に折割することができるし、この押割部を簡単に分断割除してカニ身を食することができるなど、一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0087】
また、請求項6記載の発明においては、カニ割用挿入孔に挿入したカニの足部を少なくとも三点で係止して位置ズレしない安定状態に支持できるため、この足部を折り曲げて折割することが一層容易に且つ確実に行われることになる極めて実用性に秀れたカニ食用具となる。
【0088】
また、請求項7記載の発明においては、幅広押割部を利用して例えばカニの足部の端部や足部の付け根なハサミ部の端部などの挿入部分の外殻を容易に押割若しくは除去することができる一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0089】
また、請求項8記載の発明においては、折割したいカニの足部の太さに応じて適当な大きさのカニ割用挿入孔を選択して使用できるため、カニ割用挿入孔に挿入した足部を位置ズレしにくい状態で係止して簡単に折割することができる一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0090】
また、請求項9記載の発明においては、握持基体を板材によって一体成形することができる上、この板材に貫通孔を形成することでカニ割用挿入孔を構成できるため、この構成は簡易に設計実現可能な構成であり、量産性に秀れ、安価に構成可能となるなど、一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0091】
また、請求項10,11記載の発明においては、挿入細部及び爪部を備えた握持基体を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【0092】
また、請求項12記載の発明においては、挿入細部や爪部や幅広押割部を使用する際には、握持基体の途中部を握持すると操作し易いが、この途中部が握持し易い幅広部であるため操作性に秀れることになり、且つこの幅広部には径の大きいカニ割用挿入孔であっても容易に形成することができるなど、一層実用性に秀れた構成のカニ食用具となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例を示す側面図である。
【図3】本実施例のカニ割用挿入孔にカニの足部を挿入し、一方の手で握持基体を握持し、もう一方の手で足部を押えた状態を示す説明図である。
【図4】本実施例のカニ割用挿入孔にカニの足部を挿入した状態での折り曲げ方向を示した一部切欠説明図である。
【図5】本実施例のカニ割用挿入孔に挿入したカニの足部を折割した状態を示す説明図である。
【図6】本実施例の足部の折割部を捻ってカニ身を露出させた状態を示す説明図である。
【図7】本実施例の折割したカニの足部から爪部でカニ身を掻き出す様子を示した説明図である。
【図8】本実施例の掬い部でカニ身を掬った様子を示した説明図である。
【図9】本実施例の幅広押割部をカニの足部の挿入部分に挿入し、折割した状態を示す説明図である。
【図10】本実施例の挿入細部をカニの足部の挿入部分に挿入した状態を示す説明図である。
【図11】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 握持基体
1A 幅広部
2 カニ身
4 足部
4A 折割部
5 カニ割用挿入孔
5A 逃げ凹縁
6 挿入細部
7 爪部
8 挿入部分
9 幅広押割部
9A 先細り先端部

Claims (12)

  1. 握持基体にカニの足部を挿入するカニ割用挿入孔を設け、このカニ割用挿入孔にカニの足部を挿入し折り曲げることでこの足部の外殻を折割し得るように構成したことを特徴とするカニ食用具。
  2. 前記握持基体の少なくとも一端側を細形状に形成して挿入細部を設け、この挿入細部をカニの足部の端部や足部の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分に挿入して押圧することで挿入部分の外殻を押割若しくは除去し得るように構成したことを特徴とする請求項1記載のカニ食用具。
  3. 前記握持基体1の少なくとも一端側を、カニの足部の端部や足部の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分に挿入し得る細形状に形成して挿入細部を設け、この挿入細部の先端部にカニ身を掻き出したり押し出したりするための爪部を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載のカニ食用具。
  4. 前記挿入細部の先端に、先細り形状であって且つ平坦板状の前記爪部を設けると共に、この爪部を挿入細部に対して所定角度立ち上げ形成したことを特徴とする請求項3記載のカニ食用具。
  5. 前記カニ割用挿入孔は、カニの足部を挿入して折り曲げる際、足部の下側部と上側部とが孔縁の対向縁に夫々係止し、この足部を握持基体に接近する方向に力を加えることで折割し、この足部を捻ることで折割部を分断割除してカニ身を露出し得るように構成したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のカニ食用具。
  6. 前記カニ割用挿入孔の孔縁に、この孔縁の外側に向かって凹設する逃げ凹部を形成し、このカニ割用挿入孔にカニの足部を挿入して折り曲げる際、足部の下側部若しくは上側部がこの逃げ凹縁に係止することなく、逃げ凹縁の両側の孔縁部に二点で係止すると共に、足部の上側部若しくは下側部が逃げ凹部に対向する孔縁部に係止して、少なくとも足部がカニ割用挿入孔に対して三点で係止する構成としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のカニ食用具。
  7. 前記握持基体の他端部に前記挿入細部より幅広な幅広押割部を設け、この幅広押割部は、先端をカニの足部の端部や足部の付け根やハサミ部の端部などの挿入部分に挿入し得る先細り形状に形成し、この先細り先端部を前記挿入部分に挿入して押圧することで挿入部分の外殻を押割若しくは除去し得るように構成したことを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のカニ食用具。
  8. 径の異なる複数の前記カニ割用挿入孔を前記握持基体に設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のカニ食用具。
  9. 板材で形成した前記握持基体の長さ方向の略中間部に前記カニ割用挿入孔を形成したことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のカニ食用具。
  10. 前記握持基体の一端側に前記挿入細部を設けると共に、この挿入細部先端に前記爪部を設け、握持基体の他端部に前記幅広押割部を設けたことを特徴とする請求項9記載のカニ食用具。
  11. 前記握持基体の一端側は細形状として前記挿入細部に形成すると共に、この挿入細部の先端を屈曲立ち上げ形成して前記爪部に構成し、握持基体の他端側は挿入細部より幅広形状として前記幅広押割部に形成したことを特徴とする請求項10記載のカニ食用具。
  12. 前記握持基体の途中部を、前記幅広押割部より幅広で且つ握持し易い幅寸法の幅広部に形成し、この幅広部に前記カニ割用挿入孔を形成したことを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載のカニ食用具。
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