JP2004320931A - 充放電制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】高電圧放電及び低圧充電可能な充放電制御システムを提供する。
【解決手段】充放電制御システム10は、全体を制御する制御回路2、直列に接続され電池群6を構成する二次電池3、4を充電するための充電回路1、充電回路1と二次電池3、4との接続を切り替えるスイッチS1〜S4、各二次電池3、4の電圧を測定する電圧測定回路5を有している。電池群6を構成する二次電池3、4に時分割で単一の充電回路1を切り替えて接続し充電する。充電回路1から二次電池3、4に供給する電圧が充電対象の二次電池3、4の1本分の充電電圧分で足り、二次電池3、4が直列接続された電池群6から高電圧で放電できる。
【選択図】 図1
【解決手段】充放電制御システム10は、全体を制御する制御回路2、直列に接続され電池群6を構成する二次電池3、4を充電するための充電回路1、充電回路1と二次電池3、4との接続を切り替えるスイッチS1〜S4、各二次電池3、4の電圧を測定する電圧測定回路5を有している。電池群6を構成する二次電池3、4に時分割で単一の充電回路1を切り替えて接続し充電する。充電回路1から二次電池3、4に供給する電圧が充電対象の二次電池3、4の1本分の充電電圧分で足り、二次電池3、4が直列接続された電池群6から高電圧で放電できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は充放電システムに係り、特に、直列に接続された充放電可能な複数個の二次電池に対し充放電を制御する充放電制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、VTRカメラやノート型パソコン、携帯電話などのポータブル機器や電気自動車、電力貯蔵用の電源として充放電が可能な二次電池が多用されている。このような機器の電源では、複数個の二次電池が直列に接続され所望の電圧を供給している。一方、二次電池の充電については機器及び二次電池の特性に応じて種々の充電制御形態が知られている(例えば、特許文献1参照)が、一般には、充電回路を電源に接続して直列に接続された二次電池分の電圧を印加することで各二次電池を充電している。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−231178号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、直列に接続された二次電池の本数が増えると、充電回路はより大きな電圧及び電流を供給しなければならず、充電回路が大きくなる、という問題がある。特に、電気自動車用では直列に接続される二次電池の本数が多いことから、充電回路から直列接続された二次電池に供給する充電電圧も必然的に高く、充電回路の構成が大きくなったり、安全上で別の配慮が要求される。
【0005】
本発明は上記事案に鑑み、高電圧放電及び低圧充電可能な充放電制御システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、充放電可能な複数個の二次電池が直列に接続された電池群に対し、該電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続し充電することを特徴とする。本発明によれば、電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続して充電するので、充電回路から二次電池に供給する電圧は充電対象の二次電池の充電電圧分で足り電池群全体の充電電圧で充電する必要がないため、充電回路の充電電圧を低くすることができると共に、電池群は直列に複数個の二次電池が接続されているので、高電圧で放電するができる。
【0007】
本発明において、充電中に充電回路に接続されていない各二次電池の電圧を測定し電池容量を演算すれば、演算した電池容量により二次電池を正確に満充電まで充電することができる。このとき、充電回路が印加可能な充電電圧に応じ、充電対象の二次電池の本数を切り替えるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明が適用可能な充放電制御システムの第1の実施の形態について説明する。
【0009】
図1に示すように、本実施形態の充放電制御システム10は、充放電制御システム10全体を制御する制御回路2と、直列に接続され電池群6を構成するリチウムイオン二次電池(以下、二次電池と略称する。)3、4を充電するための充電回路1と、FET等で構成され充電回路1と二次電池3、4との接続を切り替えるスイッチS1、S2、S3、S4と、二次電池3、4の電圧を測定する電圧測定回路5とを有している。
【0010】
制御回路2は、演算処理を行うCPU、制御プログラムを格納したROM、CPUのワークエリアとして働くRAM、及び電圧測定回路5から受け取ったアナログ電圧をデジタル化するA/D変換部とを含んで構成されている。また、制御回路2は、スイッチS1、S2、S3、S4にハイレベル信号を出力するための出力ポート、電圧測定回路5に電圧測定対象の二次電池を指定するための指定ポート、及び、指定した二次電池の電圧を電圧測定回路5から受け取るためのAD入力ポートを有している。
【0011】
充電回路1は、二次電池1本分程度の入力電圧V1を電圧降下させ、電圧降下後の出力電圧V2を二次電池3、4に対する充電電圧として出力する回路である。電圧測定回路5は、二次電池3、4の電圧を該二次電池の−端子を基準とした電圧に変換する差動増幅回路を含んで構成されている。電圧測定回路5の入力側は二次電池3、4の各端子に接続されており、電圧測定回路5の出力側は制御回路2のAD入力ポートに接続されている。また、電圧測定回路5は、測定対象の二次電池の指定を受けるために制御回路2の指定ポートに接続されている。従って、制御回路2は、指定ポートから電圧測定回路5に測定対象の二次電池を指定することで、AD入力ポートを介して電圧測定回路5から指定した二次電池の電圧を取り込み、かつ、A/D変換することで、指定した二次電池の電圧値を取得することが可能である。
【0012】
また、制御回路2の出力ポートとスイッチS1、S2、S3、S4とは、各スイッチをオン状態(以下、ONという。)又はオフ状態(以下、OFFという。)とするための信号ラインL1、L2、L3、L4で接続されている。
【0013】
二次電池3に充電するには、制御回路2(のCPU)が信号ラインL2、L4への出力信号を2値のローレベル信号(以下、Loと略称する。)とすることでスイッチS2、S4をOFFとし、信号ラインL1、L3への出力信号を2値のハイレベル信号(以下、Hiと略称する。)とすることでスイッチS1、S3をONとして、充電回路1と二次電池3とを接続する。一方、二次電池4に充電するには、制御回路2が信号ラインL1、L3への出力信号をLoとすることでスイッチS1、S3をOFFとし、信号ラインL2、L4への出力信号をHiとすることでスイッチS2、S4をONとして、充電回路1と二次電池4とを接続する。
【0014】
なお、本実施形態では、充放電制御システム10への入力電圧V1は5V、充電回路2の出力電圧V2は4.2Vに設定されており、電池群6の出力電圧V3は直列に接続された二次電池2本分の電圧となる。
【0015】
次に、フローチャートを参照して、充放電制御システム10の動作について、制御回路2のCPUを主体として説明する。説明を簡単にするために、二次電池3、4のそれぞれの電圧は2.7Vであり、4.2Vまで充電する場合について例示する。なお、充電を開始する前、スイッチS1、S2、S3、S4はOFFとされている。
【0016】
制御回路2のCPUは、入力電圧V1(5V)が印加されると、図2に示す充電ルーチンを実行する。この充電ルーチンでは、まず、ステップ102において、信号ラインL1、L3にHiを出力することでスイッチS1、S3をONとする。これにより、二次電池3は充電回路1に接続され、二次電池3に4.2Vが印加されることで二次電池3は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。
【0017】
次にステップ104では、充電後の安定した電池電圧を得るために1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ106において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池4を指定し、次のステップ108で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池4のアナログ電圧を受け取り、A/D変換部でA/D変換して二次電池4の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池4の電池容量を演算する。このような電池容量の演算は、例えば、二次電池と電池容量との関係マップや関係式を予め準備しておき、取得した電圧値を関係マップや関係式に当てはめることで行うことができる。
【0018】
次いで、ステップ108での判断が肯定されると、すなわち、4秒経過すると、信号ラインL1、L3をLoとすることでスイッチS1およびS3をOFFとする。従って、二次電池3はステップ102〜ステップ110の間で5秒間充電される。
【0019】
次のステップ112では、信号ラインL2、L4にHiを出力することでスイッチS2、S4をONとする。これにより、二次電池4は充電回路1に接続され、二次電池4に4.2Vが印加されることで二次電池4は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。次にステップ114では、上述したステップ104と同様に1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ116において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池3を指定し、次のステップ118で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池3のアナログ電圧を受け取り、A/D変換部でA/D変換して二次電池3の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池3の電池容量を演算する。次いで、ステップ118での判断が肯定されると、信号ラインL2、L4をLoとすることでスイッチS2、S4をOFFとする。従って、二次電池4はステップ112〜ステップ120の間で5秒間充電される。
【0020】
次にステップ122において、二次電池3、4の電圧が4.2Vか否かを判断することで、充電が終了したか否かを判断する。二次電池3、4の電圧が4.2Vに近づいてくると、充電電流は小さくなっていきやがて定電圧充電となる。ステップ122で否定判断されたときは、ステップ102へ戻り充電を続行し、肯定判断されたときは、二次電池3、4が満充電となったので充電ルーチンを終了する。なお、充電ルーチン終了時に、スイッチS1〜S4は全てOFFとなる。
【0021】
充電ルーチンにおいて、CPUは、スイッチS1、S2を同時にONとするとまた、スイッチS3、S4を同時にONにすると、それぞれ二次電池3、4が短絡状態となるため、OFFとするスイッチに対する信号ラインをLoとした後、ONとするスイッチに対する信号ラインをHiとする動作を行なう。
【0022】
(第2実施形態)
次に、本発明が適用可能な充放電制御システムの第2の実施の形態について説明する。なお、本実施形態において第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる箇所のみ説明する。
【0023】
本実施形態の充放電制御システムでは、入力電圧V1が7Vに設定されており、充電回路1は出力電圧V2を選択的に7V又は4.2Vとすることが可能である。制御回路2と充電回路1とは信号ラインL5で接続されており、制御回路2が信号ラインL5にHiを出力すると、充電回路1は出力電圧V2を7Vとし、制御回路2が信号ラインL5をLoとすると、充電回路1は出力電圧V2を4.2Vとする。
【0024】
次に、第2実施形態の充放電制御システムの動作について制御回路2のCPUを主体として説明する。説明を簡単にするために、二次電池3、4のそれぞれの電圧は2.7Vであり、4.2Vまで充電する場合について例示する。なお、充電を開始する前、スイッチS1、S2、S3、S4はOFFとされている。
【0025】
制御回路2のCPUは、入力電圧V1(7V)が印加されると、信号ラインL5にHiを出力することで、充電回路1の出力電圧V2を7Vとし、図3に示す充電ルーチンを実行する。
【0026】
この充電ルーチンでは、まず、ステップ202において、信号ラインL1、L4にHiを出力することでスイッチS1、S4をONとする。これにより、二次電池3、4は充電回路1に接続され、二次電池3、4には直列に7Vが印加されることで、二次電池3、4は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。
【0027】
次のステップ204では、5秒経過するまで待機し、5秒経過すると、次のステップ206で信号ラインL1、L4をLoとすることでスイッチS1、S4をOFFとする。従って、二次電池3、4はまとめて(直列接続で)5秒間充電される。
【0028】
ステップ208では、1秒経過するまで待機する。この1秒間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5に二次電池3を指定し、AD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池3のアナログ電圧を受け取り、A/D変換して二次電池3の電圧値を取得した後、二次電池4についても同様に電圧値を取得する(ステップ210)。
【0029】
次のステップ212では、取得した二次電池3、4の電圧値が7V/2=3.5Vに近づいているか否かを判断する。本例では、この値を3.49Vとした。ステップ212で否定判断されたときは、充電を更に続行するためにステップ202へ戻り、肯定判断されたときは、ステップ214において信号ラインL5をLoとしてステップ216へ進む。これにより、充電回路1の出力電圧V2は4.2Vとなる。
【0030】
ステップ216〜ステップ240での処理は、上述した第1実施形態のステップ102〜ステップ122での処理と同じであるが、詳述すれば、ステップ216では、信号ラインL1、L3にHiを出力することでスイッチS1、S3をONとする。これにより、二次電池3は充電回路1に接続され、二次電池3に4.2Vが印加されることで二次電池3は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。次にステップ218では、1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ220において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池4を指定し、次のステップ222で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池4のアナログ電圧を受け取り、A/D変換により二次電池4の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池4の電池容量を演算する。次いで、ステップ222での判断が肯定されると、次のステップ224で信号ラインL1、L3をLoとすることでスイッチS1、S3をOFFとする。従って、二次電池3はステップ216〜ステップ224により5秒間4.2Vで充電される。
【0031】
次のステップ226では、信号ラインL2、L4にHiを出力することでスイッチS2、S4をONとする。これにより、二次電池4は充電回路1に接続され、二次電池4に4.2Vが印加されることで二次電池4は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。次にステップ228では、1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ232において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池3を指定し、次のステップ234で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池3のアナログ電圧を受け取り、A/D変換により二次電池3の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池3の電池容量を演算する。次いで、ステップ234での判断が肯定されると、次のステップ238で信号ラインL2、L4をLoとすることでスイッチS2、S4をOFFとする。従って、二次電池4はステップ226〜ステップ238により5秒間4.2Vで充電される。
【0032】
次にステップ240において、二次電池3、4の電圧が4.2Vか否かを判断することで、充電が終了したか否かを判断する。ステップ240で否定判断されたときは、ステップ216へ戻り充電を続行し、肯定判断されたときは、充電ルーチンを終了する。なお、充電ルーチン終了時に、スイッチS1〜S4は全てOFFとなる。
【0033】
次に、上記実施形態の充放電制御システムの作用等について説明する。
【0034】
上記実施形態の充放電制御システムでは、電池群6を構成する二次電池3、4に時分割で単一の充電回路1の出力電圧を切り換えて接続して充電するので、充電回路1から二次電池3、4に供給する電圧は充電対象の二次電池3、4の充電電圧分未満で足り電池群6全体の充電電圧で充電する必要がないため、充電回路1の出力電圧V2(充電電圧)を低くすることができると共に、従来技術のように、充電回路1で入力電圧V1を昇圧する必要もない。また、第1実施形態の充放電制御システムでは、二次電池1本程度の電圧を供給することで電池群6を構成する全ての二次電池を充電することができる。更に、電池群6は、直列に二次電池3、4が接続されているので、高電圧で放電することができる。
【0035】
また、上記実施形態の充放電制御システムでは、充電対象の二次電池を時分割により短い時間(充電時間5秒)で切り替えるので、二次電池3、4は均等に充電され、充電後、二次電池3、4はほぼ同一の電圧となる。特に、電気自動車用電源のように多数の二次電池を直列に接続して使用する場合には、充電後二次電池間に電圧差が生じると、特定の二次電池が負荷となったり電圧のバラツキに起因して短寿命となり、電池群全体の交換が必要となる場合があるが、本例のように短い時間での切り替え処理を行うことで、このような問題を排除することが可能となる。
【0036】
更に、第2実施形態の充放電制御システムでは、二次電池3、4の電圧がそれぞれ3.49Vとなるまではまとめて充電するので(ステップ202〜212)、第1実施形態のように二次電池3、4を個別に充電する場合に比べ、満充電までの時間を短くすることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、説明を簡単にするために、二次電池3、4の2本で構成した電池群6を示したが、本発明はこれに限定されず、電池群が少なくとも2本以上の電池で構成されていれば適用可能であることは論を待たない。
【0038】
また、上記実施形態では、二次電池3、4に対する充電時間を画一的に5秒とした例を示したが、各二次電池の電池容量を演算することができるので(ステップ106、220)、充電時間の割合を調節して二次電池3、4の電池容量を正確に揃えるようにしてもよい。従って、充電時間5秒は例示であって本発明を限定するものではない。
【0039】
また、上記実施形態では、説明を簡単にするために、入力電圧V1が印加されると直ちに充電を行う例を示したが、最初に二次電池3、4の電圧を測定するようにしてもよい。このようにすれば、二次電池3、4が満充電の場合に最初の5秒間の充電が行われなくなり、リチウムイオン電池のように過充電を配慮する必要のある二次電池では安全性を向上させることができる。
【0040】
更に、上記実施形態では、二次電池3、4の電圧を測定するときに、電池群6の状態については言及しなかったが、二次電池3、4の電池容量を正確に把握するには、二次電池3、4が充放電休止状態での開放電圧を測定することが好ましい。従って、充放電制御システムは、電池群6の最高電位側にホール素子等の充放電若しくは休止状態を把握する充放電状態検出回路を更に備えて電池群6の状態を監視したり、制御回路2に充放電状態検出回路を備えた上位機器との通信が可能な通信ポートを有し上位機器から電池群6の状態の通知を受けられる構成を採るようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続して充電するので、充電回路から二次電池に供給する電圧は充電対象の二次電池の充電電圧分で足り電池群全体の充電電圧で充電する必要がないため、充電回路の充電電圧を低くすることができると共に、電池群は直列に複数個の二次電池が接続されているので、高電圧で放電するができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な第1実施形態の充放電制御システムの概略ブロック図である。
【図2】第1実施形態の充放電制御システムの制御回路のCPUが実行する充電ルーチンのフローチャートである。
【図3】第2実施形態の充放電制御システムの制御回路のCPUが実行する充電ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 充電回路
2 制御回路
5 電圧測定回路
10 充放電制御システム
3、4 二次電池
S1、S2、S3、S4 スイッチ
【発明の属する技術分野】
本発明は充放電システムに係り、特に、直列に接続された充放電可能な複数個の二次電池に対し充放電を制御する充放電制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、VTRカメラやノート型パソコン、携帯電話などのポータブル機器や電気自動車、電力貯蔵用の電源として充放電が可能な二次電池が多用されている。このような機器の電源では、複数個の二次電池が直列に接続され所望の電圧を供給している。一方、二次電池の充電については機器及び二次電池の特性に応じて種々の充電制御形態が知られている(例えば、特許文献1参照)が、一般には、充電回路を電源に接続して直列に接続された二次電池分の電圧を印加することで各二次電池を充電している。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−231178号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、直列に接続された二次電池の本数が増えると、充電回路はより大きな電圧及び電流を供給しなければならず、充電回路が大きくなる、という問題がある。特に、電気自動車用では直列に接続される二次電池の本数が多いことから、充電回路から直列接続された二次電池に供給する充電電圧も必然的に高く、充電回路の構成が大きくなったり、安全上で別の配慮が要求される。
【0005】
本発明は上記事案に鑑み、高電圧放電及び低圧充電可能な充放電制御システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、充放電可能な複数個の二次電池が直列に接続された電池群に対し、該電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続し充電することを特徴とする。本発明によれば、電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続して充電するので、充電回路から二次電池に供給する電圧は充電対象の二次電池の充電電圧分で足り電池群全体の充電電圧で充電する必要がないため、充電回路の充電電圧を低くすることができると共に、電池群は直列に複数個の二次電池が接続されているので、高電圧で放電するができる。
【0007】
本発明において、充電中に充電回路に接続されていない各二次電池の電圧を測定し電池容量を演算すれば、演算した電池容量により二次電池を正確に満充電まで充電することができる。このとき、充電回路が印加可能な充電電圧に応じ、充電対象の二次電池の本数を切り替えるようにしてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、本発明が適用可能な充放電制御システムの第1の実施の形態について説明する。
【0009】
図1に示すように、本実施形態の充放電制御システム10は、充放電制御システム10全体を制御する制御回路2と、直列に接続され電池群6を構成するリチウムイオン二次電池(以下、二次電池と略称する。)3、4を充電するための充電回路1と、FET等で構成され充電回路1と二次電池3、4との接続を切り替えるスイッチS1、S2、S3、S4と、二次電池3、4の電圧を測定する電圧測定回路5とを有している。
【0010】
制御回路2は、演算処理を行うCPU、制御プログラムを格納したROM、CPUのワークエリアとして働くRAM、及び電圧測定回路5から受け取ったアナログ電圧をデジタル化するA/D変換部とを含んで構成されている。また、制御回路2は、スイッチS1、S2、S3、S4にハイレベル信号を出力するための出力ポート、電圧測定回路5に電圧測定対象の二次電池を指定するための指定ポート、及び、指定した二次電池の電圧を電圧測定回路5から受け取るためのAD入力ポートを有している。
【0011】
充電回路1は、二次電池1本分程度の入力電圧V1を電圧降下させ、電圧降下後の出力電圧V2を二次電池3、4に対する充電電圧として出力する回路である。電圧測定回路5は、二次電池3、4の電圧を該二次電池の−端子を基準とした電圧に変換する差動増幅回路を含んで構成されている。電圧測定回路5の入力側は二次電池3、4の各端子に接続されており、電圧測定回路5の出力側は制御回路2のAD入力ポートに接続されている。また、電圧測定回路5は、測定対象の二次電池の指定を受けるために制御回路2の指定ポートに接続されている。従って、制御回路2は、指定ポートから電圧測定回路5に測定対象の二次電池を指定することで、AD入力ポートを介して電圧測定回路5から指定した二次電池の電圧を取り込み、かつ、A/D変換することで、指定した二次電池の電圧値を取得することが可能である。
【0012】
また、制御回路2の出力ポートとスイッチS1、S2、S3、S4とは、各スイッチをオン状態(以下、ONという。)又はオフ状態(以下、OFFという。)とするための信号ラインL1、L2、L3、L4で接続されている。
【0013】
二次電池3に充電するには、制御回路2(のCPU)が信号ラインL2、L4への出力信号を2値のローレベル信号(以下、Loと略称する。)とすることでスイッチS2、S4をOFFとし、信号ラインL1、L3への出力信号を2値のハイレベル信号(以下、Hiと略称する。)とすることでスイッチS1、S3をONとして、充電回路1と二次電池3とを接続する。一方、二次電池4に充電するには、制御回路2が信号ラインL1、L3への出力信号をLoとすることでスイッチS1、S3をOFFとし、信号ラインL2、L4への出力信号をHiとすることでスイッチS2、S4をONとして、充電回路1と二次電池4とを接続する。
【0014】
なお、本実施形態では、充放電制御システム10への入力電圧V1は5V、充電回路2の出力電圧V2は4.2Vに設定されており、電池群6の出力電圧V3は直列に接続された二次電池2本分の電圧となる。
【0015】
次に、フローチャートを参照して、充放電制御システム10の動作について、制御回路2のCPUを主体として説明する。説明を簡単にするために、二次電池3、4のそれぞれの電圧は2.7Vであり、4.2Vまで充電する場合について例示する。なお、充電を開始する前、スイッチS1、S2、S3、S4はOFFとされている。
【0016】
制御回路2のCPUは、入力電圧V1(5V)が印加されると、図2に示す充電ルーチンを実行する。この充電ルーチンでは、まず、ステップ102において、信号ラインL1、L3にHiを出力することでスイッチS1、S3をONとする。これにより、二次電池3は充電回路1に接続され、二次電池3に4.2Vが印加されることで二次電池3は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。
【0017】
次にステップ104では、充電後の安定した電池電圧を得るために1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ106において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池4を指定し、次のステップ108で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池4のアナログ電圧を受け取り、A/D変換部でA/D変換して二次電池4の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池4の電池容量を演算する。このような電池容量の演算は、例えば、二次電池と電池容量との関係マップや関係式を予め準備しておき、取得した電圧値を関係マップや関係式に当てはめることで行うことができる。
【0018】
次いで、ステップ108での判断が肯定されると、すなわち、4秒経過すると、信号ラインL1、L3をLoとすることでスイッチS1およびS3をOFFとする。従って、二次電池3はステップ102〜ステップ110の間で5秒間充電される。
【0019】
次のステップ112では、信号ラインL2、L4にHiを出力することでスイッチS2、S4をONとする。これにより、二次電池4は充電回路1に接続され、二次電池4に4.2Vが印加されることで二次電池4は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。次にステップ114では、上述したステップ104と同様に1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ116において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池3を指定し、次のステップ118で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池3のアナログ電圧を受け取り、A/D変換部でA/D変換して二次電池3の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池3の電池容量を演算する。次いで、ステップ118での判断が肯定されると、信号ラインL2、L4をLoとすることでスイッチS2、S4をOFFとする。従って、二次電池4はステップ112〜ステップ120の間で5秒間充電される。
【0020】
次にステップ122において、二次電池3、4の電圧が4.2Vか否かを判断することで、充電が終了したか否かを判断する。二次電池3、4の電圧が4.2Vに近づいてくると、充電電流は小さくなっていきやがて定電圧充電となる。ステップ122で否定判断されたときは、ステップ102へ戻り充電を続行し、肯定判断されたときは、二次電池3、4が満充電となったので充電ルーチンを終了する。なお、充電ルーチン終了時に、スイッチS1〜S4は全てOFFとなる。
【0021】
充電ルーチンにおいて、CPUは、スイッチS1、S2を同時にONとするとまた、スイッチS3、S4を同時にONにすると、それぞれ二次電池3、4が短絡状態となるため、OFFとするスイッチに対する信号ラインをLoとした後、ONとするスイッチに対する信号ラインをHiとする動作を行なう。
【0022】
(第2実施形態)
次に、本発明が適用可能な充放電制御システムの第2の実施の形態について説明する。なお、本実施形態において第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる箇所のみ説明する。
【0023】
本実施形態の充放電制御システムでは、入力電圧V1が7Vに設定されており、充電回路1は出力電圧V2を選択的に7V又は4.2Vとすることが可能である。制御回路2と充電回路1とは信号ラインL5で接続されており、制御回路2が信号ラインL5にHiを出力すると、充電回路1は出力電圧V2を7Vとし、制御回路2が信号ラインL5をLoとすると、充電回路1は出力電圧V2を4.2Vとする。
【0024】
次に、第2実施形態の充放電制御システムの動作について制御回路2のCPUを主体として説明する。説明を簡単にするために、二次電池3、4のそれぞれの電圧は2.7Vであり、4.2Vまで充電する場合について例示する。なお、充電を開始する前、スイッチS1、S2、S3、S4はOFFとされている。
【0025】
制御回路2のCPUは、入力電圧V1(7V)が印加されると、信号ラインL5にHiを出力することで、充電回路1の出力電圧V2を7Vとし、図3に示す充電ルーチンを実行する。
【0026】
この充電ルーチンでは、まず、ステップ202において、信号ラインL1、L4にHiを出力することでスイッチS1、S4をONとする。これにより、二次電池3、4は充電回路1に接続され、二次電池3、4には直列に7Vが印加されることで、二次電池3、4は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。
【0027】
次のステップ204では、5秒経過するまで待機し、5秒経過すると、次のステップ206で信号ラインL1、L4をLoとすることでスイッチS1、S4をOFFとする。従って、二次電池3、4はまとめて(直列接続で)5秒間充電される。
【0028】
ステップ208では、1秒経過するまで待機する。この1秒間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5に二次電池3を指定し、AD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池3のアナログ電圧を受け取り、A/D変換して二次電池3の電圧値を取得した後、二次電池4についても同様に電圧値を取得する(ステップ210)。
【0029】
次のステップ212では、取得した二次電池3、4の電圧値が7V/2=3.5Vに近づいているか否かを判断する。本例では、この値を3.49Vとした。ステップ212で否定判断されたときは、充電を更に続行するためにステップ202へ戻り、肯定判断されたときは、ステップ214において信号ラインL5をLoとしてステップ216へ進む。これにより、充電回路1の出力電圧V2は4.2Vとなる。
【0030】
ステップ216〜ステップ240での処理は、上述した第1実施形態のステップ102〜ステップ122での処理と同じであるが、詳述すれば、ステップ216では、信号ラインL1、L3にHiを出力することでスイッチS1、S3をONとする。これにより、二次電池3は充電回路1に接続され、二次電池3に4.2Vが印加されることで二次電池3は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。次にステップ218では、1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ220において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池4を指定し、次のステップ222で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池4のアナログ電圧を受け取り、A/D変換により二次電池4の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池4の電池容量を演算する。次いで、ステップ222での判断が肯定されると、次のステップ224で信号ラインL1、L3をLoとすることでスイッチS1、S3をOFFとする。従って、二次電池3はステップ216〜ステップ224により5秒間4.2Vで充電される。
【0031】
次のステップ226では、信号ラインL2、L4にHiを出力することでスイッチS2、S4をONとする。これにより、二次電池4は充電回路1に接続され、二次電池4に4.2Vが印加されることで二次電池4は充電回路1が出力可能な電流で定電流充電される。次にステップ228では、1秒経過するまで待機し、1秒経過すると、次のステップ232において、指定ポートから電圧測定回路5に二次電池3を指定し、次のステップ234で更に4秒経過するまで待機する。この4秒の間に、制御回路2はAD入力ポートを介して電圧測定回路5から二次電池3のアナログ電圧を受け取り、A/D変換により二次電池3の電圧値を取得し、取得した電圧値から二次電池3の電池容量を演算する。次いで、ステップ234での判断が肯定されると、次のステップ238で信号ラインL2、L4をLoとすることでスイッチS2、S4をOFFとする。従って、二次電池4はステップ226〜ステップ238により5秒間4.2Vで充電される。
【0032】
次にステップ240において、二次電池3、4の電圧が4.2Vか否かを判断することで、充電が終了したか否かを判断する。ステップ240で否定判断されたときは、ステップ216へ戻り充電を続行し、肯定判断されたときは、充電ルーチンを終了する。なお、充電ルーチン終了時に、スイッチS1〜S4は全てOFFとなる。
【0033】
次に、上記実施形態の充放電制御システムの作用等について説明する。
【0034】
上記実施形態の充放電制御システムでは、電池群6を構成する二次電池3、4に時分割で単一の充電回路1の出力電圧を切り換えて接続して充電するので、充電回路1から二次電池3、4に供給する電圧は充電対象の二次電池3、4の充電電圧分未満で足り電池群6全体の充電電圧で充電する必要がないため、充電回路1の出力電圧V2(充電電圧)を低くすることができると共に、従来技術のように、充電回路1で入力電圧V1を昇圧する必要もない。また、第1実施形態の充放電制御システムでは、二次電池1本程度の電圧を供給することで電池群6を構成する全ての二次電池を充電することができる。更に、電池群6は、直列に二次電池3、4が接続されているので、高電圧で放電することができる。
【0035】
また、上記実施形態の充放電制御システムでは、充電対象の二次電池を時分割により短い時間(充電時間5秒)で切り替えるので、二次電池3、4は均等に充電され、充電後、二次電池3、4はほぼ同一の電圧となる。特に、電気自動車用電源のように多数の二次電池を直列に接続して使用する場合には、充電後二次電池間に電圧差が生じると、特定の二次電池が負荷となったり電圧のバラツキに起因して短寿命となり、電池群全体の交換が必要となる場合があるが、本例のように短い時間での切り替え処理を行うことで、このような問題を排除することが可能となる。
【0036】
更に、第2実施形態の充放電制御システムでは、二次電池3、4の電圧がそれぞれ3.49Vとなるまではまとめて充電するので(ステップ202〜212)、第1実施形態のように二次電池3、4を個別に充電する場合に比べ、満充電までの時間を短くすることができる。
【0037】
なお、上記実施形態では、説明を簡単にするために、二次電池3、4の2本で構成した電池群6を示したが、本発明はこれに限定されず、電池群が少なくとも2本以上の電池で構成されていれば適用可能であることは論を待たない。
【0038】
また、上記実施形態では、二次電池3、4に対する充電時間を画一的に5秒とした例を示したが、各二次電池の電池容量を演算することができるので(ステップ106、220)、充電時間の割合を調節して二次電池3、4の電池容量を正確に揃えるようにしてもよい。従って、充電時間5秒は例示であって本発明を限定するものではない。
【0039】
また、上記実施形態では、説明を簡単にするために、入力電圧V1が印加されると直ちに充電を行う例を示したが、最初に二次電池3、4の電圧を測定するようにしてもよい。このようにすれば、二次電池3、4が満充電の場合に最初の5秒間の充電が行われなくなり、リチウムイオン電池のように過充電を配慮する必要のある二次電池では安全性を向上させることができる。
【0040】
更に、上記実施形態では、二次電池3、4の電圧を測定するときに、電池群6の状態については言及しなかったが、二次電池3、4の電池容量を正確に把握するには、二次電池3、4が充放電休止状態での開放電圧を測定することが好ましい。従って、充放電制御システムは、電池群6の最高電位側にホール素子等の充放電若しくは休止状態を把握する充放電状態検出回路を更に備えて電池群6の状態を監視したり、制御回路2に充放電状態検出回路を備えた上位機器との通信が可能な通信ポートを有し上位機器から電池群6の状態の通知を受けられる構成を採るようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続して充電するので、充電回路から二次電池に供給する電圧は充電対象の二次電池の充電電圧分で足り電池群全体の充電電圧で充電する必要がないため、充電回路の充電電圧を低くすることができると共に、電池群は直列に複数個の二次電池が接続されているので、高電圧で放電するができる、という効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用可能な第1実施形態の充放電制御システムの概略ブロック図である。
【図2】第1実施形態の充放電制御システムの制御回路のCPUが実行する充電ルーチンのフローチャートである。
【図3】第2実施形態の充放電制御システムの制御回路のCPUが実行する充電ルーチンのフローチャートである。
【符号の説明】
1 充電回路
2 制御回路
5 電圧測定回路
10 充放電制御システム
3、4 二次電池
S1、S2、S3、S4 スイッチ
Claims (3)
- 充放電可能な複数個の二次電池が直列に接続された電池群に対し、該電池群を構成する二次電池に時分割で単一の充電回路を切り替えて接続し充電することを特徴とする充放電制御システム。
- 充電中に前記充電回路に接続されていない各二次電池の電圧を測定し電池容量を演算することを特徴とする請求項1に記載の充放電制御システム。
- 前記充電回路が印加可能な充電電圧に応じ、充電対象の二次電池の本数を切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の充放電制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003113653A JP2004320931A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 充放電制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003113653A JP2004320931A (ja) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | 充放電制御システム |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011501640A (ja) * | 2007-10-16 | 2011-01-06 | エスケー エナジー カンパニー リミテッド | 電圧センサーと均等充電装置とが結合されたバッテリー管理 |
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2003
- 2003-04-18 JP JP2003113653A patent/JP2004320931A/ja active Pending
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JP2011501640A (ja) * | 2007-10-16 | 2011-01-06 | エスケー エナジー カンパニー リミテッド | 電圧センサーと均等充電装置とが結合されたバッテリー管理 |
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