JP2004320438A - Icタグ付携帯電話通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】非接触ICタグを持ち込まずに登録作業ができ、利用者の利便性を向上させることのできるICタグ付携帯電話通信システムを得ることを目的とする。
【解決手段】個人情報が登録される非接触ICタグ13を有する携帯電話1と、通信回線を介して携帯電話1に個人情報を送信する情報書込管理装置2と、非接触ICタグ13に登録された個人情報を読み出す非接触ICリーダー3とを備えており、携帯電話1は、携帯電話1の動作を制御する携帯電話制御回路12と、携帯電話制御回路12に接続され、携帯電話制御回路12から非接触ICタグ13に対してアクセスするICタグアクセス回路14とを含み、携帯電話制御回路12が情報書込管理装置2から個人情報を受信した場合に、ICタグアクセス回路14は非接触ICタグ13に個人情報を登録する。
【選択図】 図1
【解決手段】個人情報が登録される非接触ICタグ13を有する携帯電話1と、通信回線を介して携帯電話1に個人情報を送信する情報書込管理装置2と、非接触ICタグ13に登録された個人情報を読み出す非接触ICリーダー3とを備えており、携帯電話1は、携帯電話1の動作を制御する携帯電話制御回路12と、携帯電話制御回路12に接続され、携帯電話制御回路12から非接触ICタグ13に対してアクセスするICタグアクセス回路14とを含み、携帯電話制御回路12が情報書込管理装置2から個人情報を受信した場合に、ICタグアクセス回路14は非接触ICタグ13に個人情報を登録する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、出入通行制御や電子マネーなどに用いられるICタグを利用したICタグ付携帯電話通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のICタグ付携帯電話は、携帯電話機能と非接触形式のICタグ(カード)機能とを持ち、携帯電話機能部と非接触ICタグ(カード)機能部とは、少なくともアンテナ部と表示部とスイッチ操作部との何れか1つを共用する構成としている。また、携帯電話機能部と非接触ICタグ機能部とは、制御部を介してアンテナ部と表示部とスイッチ部とが共用される構成としている。また、非接触ICタグ機能部は、カード形式もしくはキーホルダー形式のものである。非接触ICタグ機能部は、専用の書き込み装置で社員番号や金額情報が書き込まれ、出入通行制御や電子マネーの個人認証等に利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−84345号公報(第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなICタグ付携帯電話を用いた従来のICタグ付携帯電話通信システムは以上のように、非接触IC機能部に書き込まれた個人情報を用いて、出入通行制御時の個人認証や電子マネーに利用している。しかし、最初に個人認証や電子マネーに利用する時には、まず管理者が非接触IC機能部を管理センターに持ち込み、専用の書き込み装置で出入通行制御や電子マネーに利用する個人管理番号等の個人情報を非接触IC機能部に初期登録する必要があり、利用者の利便性を損なっているという問題点があった。
また、非接触ICタグ機能部を紛失してしまうと、個人情報を他人に悪用される恐れがあるという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、非接触ICタグを持ち込まずに登録作業ができ、利用者の利便性を向上させることのできるICタグ付携帯電話通信システムを得ることを目的とする。
また、紛失時の悪用を防止することのできるICタグ付携帯電話通信システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るICタグ付携帯電話通信システムは、個人情報が登録されるICタグを有する携帯電話と、通信回線を介して携帯電話に個人情報を送信する情報書込管理装置と、ICタグに登録された個人情報を読み出す情報読出装置とを備えたものである。また、携帯電話は、携帯電話の動作を制御する携帯電話制御回路と、携帯電話制御回路に接続され、携帯電話制御回路からICタグに対してアクセスするICタグアクセス回路とを含む。携帯電話制御回路が情報書込管理装置から個人情報を受信した場合に、ICタグアクセス回路はICタグに個人情報を登録する。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1の非接触ICタグ付携帯電話通信システムを示す構成図である。
図1において、非接触ICタグ付携帯電話通信システムは、個人が所有する携帯電話に非接触ICタグ13が接続された非接触ICタグ付携帯電話1、非接触ICタグ13内の情報を、通信を利用して遠隔地から書き込む情報書込管理装置2、および非接触ICタグ13内の情報を非接触で読み込む非接触ICリーダー(情報読出装置)3により構成される。
【0008】
非接触ICタグ付携帯電話1は、携帯電話の通信を制御する携帯電話制御回路12と、集積回路(IC:Integrated Circuit)、メモリ等が装備され、個人管理番号等、出入管理や電子マネー利用時に用いられる情報を格納する非接触ICタグ13と、携帯電話制御回路12と非接触ICタグ13を接続し、携帯電話制御回路12から非接触ICタグ13にアクセスするためのICタグアクセス回路14とを備えている。
この非接触ICタグ13は、IC、メモリ等が装備されたカード、又はキーホルダー形式のものである。
【0009】
また、非接触ICリーダー3は、アクセスが許可されている非接触ICタグ13のセキュリティキーがあらかじめ格納されており、非接触ICタグ13を非接触ICリーダー3に近づけると、アクセスが許可された非接触ICタグ13であれば通信して、非接触ICタグ13に書き込まれた情報を読み出す。
また、情報書込管理装置2は、管理センター等に設置され、アンテナ11を介して各非接触ICタグ付携帯電話1と通信し、各非接触ICタグ13にアクセスして、非接触ICタグ13の格納情報の書き込みデータを送信する。
図2は、非接触ICタグ13内のデータ格納構造を示す構成図である。
図2において、非接触ICタグ13内のデータ格納構造は、領域a〜dに分けられており、各領域にデータが格納される。領域aには非接触ICリーダー3との通信時に認証を行うためのセキュリティキー131、領域bにはデータを使用しても良いかどうかを示す使用可否情報(使用不可情報)132、領域cには携帯電話の電源投入時、所定時間毎にカウントアップされる電源カウンタ情報133、領域dには出入管理や電子マネーに利用される個人管理番号等の個人情報がアプリケーション情報134に格納される。
【0010】
次に、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
まず、非接触ICタグ13への情報の書き込み、更新について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1による非接触ICタグ付携帯電話1の動作を示すフローチャートである。
図3において、携帯電話の電源が投入されると、携帯電話制御回路12は、所定時間毎に電源カウンタ値をカウントアップして非接触ICタグ13の電源カウンタ情報133に書き込む(ステップS101)。
管理センターに設置された情報書込管理装置2を用いて、管理者は書き込みデータを送信させる。携帯電話制御回路12がアンテナ11を介して通信データを受信すると、通信データが非接触ICタグ13の書き込みデータであるか否かを判定する(ステップS102)。
【0011】
ステップS102において、通信データが非接触ICタグ13の書き込みデータではない場合(すなわち、NO)、ステップS101に戻る。また、通信データが非接触ICタグ13の書き込みデータである場合(すなわち、YES)、書き込みデータの内容が使用可否情報132の更新に関するものか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、書き込みデータの内容が使用可否情報132の更新に関するものである場合(すなわち、YES)、書き込みデータの内容に応じて、「使用可」または「使用不可」と使用可否情報132を更新し(ステップS104)、ステップS101に戻る。
また、ステップS103において、書き込みデータの内容が使用可否情報132の更新に関するものでない場合(すなわち、NO)、書き込みデータは、アプリケーション情報134の書き込みに関するものであると見なし、個人管理番号等のアプリケーション情報134の書き込みを行う。
以上のような方法で、非接触ICタグ13内の情報の書き込み、更新が行われる。
【0012】
次に、出入管理や電子マネー利用時における非接触ICタグ13内の情報の読み出しについて説明する。
図4は、この発明の実施の形態1による非接触ICリーダー3の動作を示すフローチャートである。
図4において、非接触ICリーダー3は、セキュリティキーを認証情報としてポーリング(polling)を行う(ステップS201)。
ポーリングを行った結果、セキュリティキーが一致する非接触ICタグ13からの応答があったか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202において応答が無い場合には(すなわち、NO)、ステップS201に戻り、ポーリングを続ける。また、ステップS202において応答が有った場合には(すなわち、YES)、非接触ICタグ13の使用可否情報132を照会して、使用が認められているか否かを判定する(ステップS203)。
【0013】
ステップS203において、使用が認められていないと判定された場合(すなわち、NO)、ブザー等で警告して(ステップS204)、ステップS201に戻る。また、ステップS203において、使用が認められていると判定された場合(すなわち、YES)、非接触ICタグ13の電源カウンタ情報133を照会する(ステップS205)。
また、ステップS205による電源カウンタ情報133の照会から所定時間経過後、電源カウンタ情報133を再度照会する(ステップS206)。
ステップS205において照会した電源カウンタ情報と、所定時間経過後、ステップS206において照会した電源カウンタ情報とが不一致か否かを判定する(ステップS207)。
【0014】
ステップS207において、所定時間経過前後の電源カウンタ情報133が不一致の場合には(すなわち、YES)、非接触ICタグ付携帯電話1の電源が投入されていると見なし、アプリケーション情報134を読み出し(ステップS207)、出入管理や電子マネーの処理を行い、ステップS201に戻る。
また、ステップS207において、所定時間経過前後の電源カウンタ情報133が一致する場合には(すなわち、NO)、非接触ICタグ付携帯電話1の電源が投入されていないと見なし、ブザー等で非接触ICタグ付携帯電話1の電源が投入されていないことをメッセージ等で警告し(ステップS204)、ステップS201に戻る。
【0015】
電源カウンタ情報133は、電源が投入時にカウントアップされる情報なので、電源カウンタ情報133の変化で電源が投入されているか否かを判定することができる。
例えば、出入管理で利用される場合、あらかじめ入室が許可されている人でも、入室時に携帯電話1の所有者に連絡できるように、通信、通話可能な人だけに入室が許可される。
また、携帯電話1を紛失し、使用可否情報132が書き替えられないように電源をOFFにしても、電源がOFFの状態では個人情報を読み出すことができない。
【0016】
このように、個人情報などのアプリケーション情報134を初期登録する場合には、該当する携帯電話1とデータ通信して、非接触ICタグ13に個人情報を書き込むので、管理者が非接触ICタグ13を管理センター等に持ち込まなくても初期登録作業をすることができる。
また、非接触ICタグ付携帯電話1の保持者が携帯電話1を紛失しても、非接触ICタグ付携帯電話1に通信して、個人情報を読み出すことができないようにすることができるので、個人情報の悪用を防止することができる。
また、電源投入時に定期的に更新される電源カウンタ情報133が非接触ICタグ13に格納され、電源カウンタ情報133の変化で電源が投入されているか否かを判定するので、非接触ICタグ13内の情報の読み出しができる携帯電話を、電源投入され、通話可能な携帯電話だけに限定することができる。
【0017】
なお、本実施の形態1では、使用可否情報132の内容に応じてアプリケーション情報134の使用可否を決定したが、アプリケーション情報134のデータが破壊されているか否かで使用可否を決定しても良い。
また、携帯電話の電源が投入されているか否かをカウンタ値の比較で判定したが、現在の日時など、電源投入時において定期的に更新される情報で判定しても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、個人情報が登録される非接触ICタグ13を有する携帯電話1と、通信回線を介して携帯電話1に個人情報を送信する情報書込管理装置2と、非接触ICタグ13に登録された個人情報を読み出す非接触ICリーダー3とを備えており、携帯電話1は、携帯電話1の動作を制御する携帯電話制御回路12と、携帯電話制御回路12に接続され、携帯電話制御回路12から非接触ICタグ13に対してアクセスするICタグアクセス回路14とを含み、携帯電話制御回路12が情報書込管理装置2から個人情報を受信した場合に、ICタグアクセス回路14は非接触ICタグ13に個人情報を登録するので、個人情報などのアプリケーション情報134を初期登録する場合には、該当する携帯電話1とデータ通信して、非接触ICタグ13に個人情報を書き込むので、管理者が非接触ICタグ13を管理センター等に持ち込まなくても初期登録作業をすることができ、利用者の利便性を向上させることのできるICタグ付携帯電話通信システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の非接触ICタグ付携帯電話通信システムを示す構成図である。
【図2】非接触ICタグ内のデータ格納構造を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による非接触ICタグ付携帯電話の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1による非接触ICリーダーの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 非接触ICタグ付携帯電話、2 情報書込管理装置、3 非接触ICリーダー、11 アンテナ、12 携帯電話制御回路、13 非接触ICタグ、14ICタグアクセス回路、131 セキュリティキー、132 使用可否情報、133 電源カウンタ情報、134 アプリケーション情報。
【発明の属する技術分野】
この発明は、出入通行制御や電子マネーなどに用いられるICタグを利用したICタグ付携帯電話通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のICタグ付携帯電話は、携帯電話機能と非接触形式のICタグ(カード)機能とを持ち、携帯電話機能部と非接触ICタグ(カード)機能部とは、少なくともアンテナ部と表示部とスイッチ操作部との何れか1つを共用する構成としている。また、携帯電話機能部と非接触ICタグ機能部とは、制御部を介してアンテナ部と表示部とスイッチ部とが共用される構成としている。また、非接触ICタグ機能部は、カード形式もしくはキーホルダー形式のものである。非接触ICタグ機能部は、専用の書き込み装置で社員番号や金額情報が書き込まれ、出入通行制御や電子マネーの個人認証等に利用されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−84345号公報(第4頁、第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなICタグ付携帯電話を用いた従来のICタグ付携帯電話通信システムは以上のように、非接触IC機能部に書き込まれた個人情報を用いて、出入通行制御時の個人認証や電子マネーに利用している。しかし、最初に個人認証や電子マネーに利用する時には、まず管理者が非接触IC機能部を管理センターに持ち込み、専用の書き込み装置で出入通行制御や電子マネーに利用する個人管理番号等の個人情報を非接触IC機能部に初期登録する必要があり、利用者の利便性を損なっているという問題点があった。
また、非接触ICタグ機能部を紛失してしまうと、個人情報を他人に悪用される恐れがあるという問題点があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、非接触ICタグを持ち込まずに登録作業ができ、利用者の利便性を向上させることのできるICタグ付携帯電話通信システムを得ることを目的とする。
また、紛失時の悪用を防止することのできるICタグ付携帯電話通信システムを得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るICタグ付携帯電話通信システムは、個人情報が登録されるICタグを有する携帯電話と、通信回線を介して携帯電話に個人情報を送信する情報書込管理装置と、ICタグに登録された個人情報を読み出す情報読出装置とを備えたものである。また、携帯電話は、携帯電話の動作を制御する携帯電話制御回路と、携帯電話制御回路に接続され、携帯電話制御回路からICタグに対してアクセスするICタグアクセス回路とを含む。携帯電話制御回路が情報書込管理装置から個人情報を受信した場合に、ICタグアクセス回路はICタグに個人情報を登録する。
【0007】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。図1は、この発明の実施の形態1の非接触ICタグ付携帯電話通信システムを示す構成図である。
図1において、非接触ICタグ付携帯電話通信システムは、個人が所有する携帯電話に非接触ICタグ13が接続された非接触ICタグ付携帯電話1、非接触ICタグ13内の情報を、通信を利用して遠隔地から書き込む情報書込管理装置2、および非接触ICタグ13内の情報を非接触で読み込む非接触ICリーダー(情報読出装置)3により構成される。
【0008】
非接触ICタグ付携帯電話1は、携帯電話の通信を制御する携帯電話制御回路12と、集積回路(IC:Integrated Circuit)、メモリ等が装備され、個人管理番号等、出入管理や電子マネー利用時に用いられる情報を格納する非接触ICタグ13と、携帯電話制御回路12と非接触ICタグ13を接続し、携帯電話制御回路12から非接触ICタグ13にアクセスするためのICタグアクセス回路14とを備えている。
この非接触ICタグ13は、IC、メモリ等が装備されたカード、又はキーホルダー形式のものである。
【0009】
また、非接触ICリーダー3は、アクセスが許可されている非接触ICタグ13のセキュリティキーがあらかじめ格納されており、非接触ICタグ13を非接触ICリーダー3に近づけると、アクセスが許可された非接触ICタグ13であれば通信して、非接触ICタグ13に書き込まれた情報を読み出す。
また、情報書込管理装置2は、管理センター等に設置され、アンテナ11を介して各非接触ICタグ付携帯電話1と通信し、各非接触ICタグ13にアクセスして、非接触ICタグ13の格納情報の書き込みデータを送信する。
図2は、非接触ICタグ13内のデータ格納構造を示す構成図である。
図2において、非接触ICタグ13内のデータ格納構造は、領域a〜dに分けられており、各領域にデータが格納される。領域aには非接触ICリーダー3との通信時に認証を行うためのセキュリティキー131、領域bにはデータを使用しても良いかどうかを示す使用可否情報(使用不可情報)132、領域cには携帯電話の電源投入時、所定時間毎にカウントアップされる電源カウンタ情報133、領域dには出入管理や電子マネーに利用される個人管理番号等の個人情報がアプリケーション情報134に格納される。
【0010】
次に、この発明の実施の形態1による動作について説明する。
まず、非接触ICタグ13への情報の書き込み、更新について説明する。
図3は、この発明の実施の形態1による非接触ICタグ付携帯電話1の動作を示すフローチャートである。
図3において、携帯電話の電源が投入されると、携帯電話制御回路12は、所定時間毎に電源カウンタ値をカウントアップして非接触ICタグ13の電源カウンタ情報133に書き込む(ステップS101)。
管理センターに設置された情報書込管理装置2を用いて、管理者は書き込みデータを送信させる。携帯電話制御回路12がアンテナ11を介して通信データを受信すると、通信データが非接触ICタグ13の書き込みデータであるか否かを判定する(ステップS102)。
【0011】
ステップS102において、通信データが非接触ICタグ13の書き込みデータではない場合(すなわち、NO)、ステップS101に戻る。また、通信データが非接触ICタグ13の書き込みデータである場合(すなわち、YES)、書き込みデータの内容が使用可否情報132の更新に関するものか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において、書き込みデータの内容が使用可否情報132の更新に関するものである場合(すなわち、YES)、書き込みデータの内容に応じて、「使用可」または「使用不可」と使用可否情報132を更新し(ステップS104)、ステップS101に戻る。
また、ステップS103において、書き込みデータの内容が使用可否情報132の更新に関するものでない場合(すなわち、NO)、書き込みデータは、アプリケーション情報134の書き込みに関するものであると見なし、個人管理番号等のアプリケーション情報134の書き込みを行う。
以上のような方法で、非接触ICタグ13内の情報の書き込み、更新が行われる。
【0012】
次に、出入管理や電子マネー利用時における非接触ICタグ13内の情報の読み出しについて説明する。
図4は、この発明の実施の形態1による非接触ICリーダー3の動作を示すフローチャートである。
図4において、非接触ICリーダー3は、セキュリティキーを認証情報としてポーリング(polling)を行う(ステップS201)。
ポーリングを行った結果、セキュリティキーが一致する非接触ICタグ13からの応答があったか否かを判定する(ステップS202)。
ステップS202において応答が無い場合には(すなわち、NO)、ステップS201に戻り、ポーリングを続ける。また、ステップS202において応答が有った場合には(すなわち、YES)、非接触ICタグ13の使用可否情報132を照会して、使用が認められているか否かを判定する(ステップS203)。
【0013】
ステップS203において、使用が認められていないと判定された場合(すなわち、NO)、ブザー等で警告して(ステップS204)、ステップS201に戻る。また、ステップS203において、使用が認められていると判定された場合(すなわち、YES)、非接触ICタグ13の電源カウンタ情報133を照会する(ステップS205)。
また、ステップS205による電源カウンタ情報133の照会から所定時間経過後、電源カウンタ情報133を再度照会する(ステップS206)。
ステップS205において照会した電源カウンタ情報と、所定時間経過後、ステップS206において照会した電源カウンタ情報とが不一致か否かを判定する(ステップS207)。
【0014】
ステップS207において、所定時間経過前後の電源カウンタ情報133が不一致の場合には(すなわち、YES)、非接触ICタグ付携帯電話1の電源が投入されていると見なし、アプリケーション情報134を読み出し(ステップS207)、出入管理や電子マネーの処理を行い、ステップS201に戻る。
また、ステップS207において、所定時間経過前後の電源カウンタ情報133が一致する場合には(すなわち、NO)、非接触ICタグ付携帯電話1の電源が投入されていないと見なし、ブザー等で非接触ICタグ付携帯電話1の電源が投入されていないことをメッセージ等で警告し(ステップS204)、ステップS201に戻る。
【0015】
電源カウンタ情報133は、電源が投入時にカウントアップされる情報なので、電源カウンタ情報133の変化で電源が投入されているか否かを判定することができる。
例えば、出入管理で利用される場合、あらかじめ入室が許可されている人でも、入室時に携帯電話1の所有者に連絡できるように、通信、通話可能な人だけに入室が許可される。
また、携帯電話1を紛失し、使用可否情報132が書き替えられないように電源をOFFにしても、電源がOFFの状態では個人情報を読み出すことができない。
【0016】
このように、個人情報などのアプリケーション情報134を初期登録する場合には、該当する携帯電話1とデータ通信して、非接触ICタグ13に個人情報を書き込むので、管理者が非接触ICタグ13を管理センター等に持ち込まなくても初期登録作業をすることができる。
また、非接触ICタグ付携帯電話1の保持者が携帯電話1を紛失しても、非接触ICタグ付携帯電話1に通信して、個人情報を読み出すことができないようにすることができるので、個人情報の悪用を防止することができる。
また、電源投入時に定期的に更新される電源カウンタ情報133が非接触ICタグ13に格納され、電源カウンタ情報133の変化で電源が投入されているか否かを判定するので、非接触ICタグ13内の情報の読み出しができる携帯電話を、電源投入され、通話可能な携帯電話だけに限定することができる。
【0017】
なお、本実施の形態1では、使用可否情報132の内容に応じてアプリケーション情報134の使用可否を決定したが、アプリケーション情報134のデータが破壊されているか否かで使用可否を決定しても良い。
また、携帯電話の電源が投入されているか否かをカウンタ値の比較で判定したが、現在の日時など、電源投入時において定期的に更新される情報で判定しても良い。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、個人情報が登録される非接触ICタグ13を有する携帯電話1と、通信回線を介して携帯電話1に個人情報を送信する情報書込管理装置2と、非接触ICタグ13に登録された個人情報を読み出す非接触ICリーダー3とを備えており、携帯電話1は、携帯電話1の動作を制御する携帯電話制御回路12と、携帯電話制御回路12に接続され、携帯電話制御回路12から非接触ICタグ13に対してアクセスするICタグアクセス回路14とを含み、携帯電話制御回路12が情報書込管理装置2から個人情報を受信した場合に、ICタグアクセス回路14は非接触ICタグ13に個人情報を登録するので、個人情報などのアプリケーション情報134を初期登録する場合には、該当する携帯電話1とデータ通信して、非接触ICタグ13に個人情報を書き込むので、管理者が非接触ICタグ13を管理センター等に持ち込まなくても初期登録作業をすることができ、利用者の利便性を向上させることのできるICタグ付携帯電話通信システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1の非接触ICタグ付携帯電話通信システムを示す構成図である。
【図2】非接触ICタグ内のデータ格納構造を示す構成図である。
【図3】この発明の実施の形態1による非接触ICタグ付携帯電話の動作を示すフローチャートである。
【図4】この発明の実施の形態1による非接触ICリーダーの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 非接触ICタグ付携帯電話、2 情報書込管理装置、3 非接触ICリーダー、11 アンテナ、12 携帯電話制御回路、13 非接触ICタグ、14ICタグアクセス回路、131 セキュリティキー、132 使用可否情報、133 電源カウンタ情報、134 アプリケーション情報。
Claims (3)
- 個人情報が登録されるICタグを有する携帯電話と、
通信回線を介して前記携帯電話に前記個人情報を送信する情報書込管理装置と、
前記ICタグに登録された個人情報を読み出す情報読出装置とを備え、
前記携帯電話は、
前記携帯電話の動作を制御する携帯電話制御回路と、
前記携帯電話制御回路に接続され、前記携帯電話制御回路から前記ICタグに対してアクセスするICタグアクセス回路とを含み、
前記携帯電話制御回路が前記情報書込管理装置から前記個人情報を受信した場合に、前記ICタグアクセス回路は、前記ICタグに前記個人情報を登録することを特徴とするICタグ付携帯電話通信システム。 - 前記ICタグには、前記情報読出装置による前記個人情報の読み出しを禁止するための使用不可情報があらかじめ格納されており、
前記携帯電話制御回路は、前記情報書込管理装置から前記使用不可情報の変更指令が送信された場合に、前記変更指令の内容に応じて前記使用不可情報を変更し、
前記情報読出装置は、前記使用不可情報が使用不可を示す場合に、前記個人情報の読み出しを中止し、前記使用不可情報が使用可を示す場合に、前記個人情報の読み出しを行うことを特徴とする請求項1に記載のICタグ付携帯電話通信システム。 - 前記ICタグには、前記携帯電話の電源投入時間に対応した電源カウンタ情報が格納されており、
前記電話制御回路は、前記携帯電話の電源投入期間中に前記電源カウンタ情報を順次更新し、
前記情報読出装置は、所定時間の経過前後での各電源カウンタ情報が一致した場合に、前記個人情報の読み出しを中止し、前記各電源カウンタ情報が不一致の場合に、前記個人情報の読み出しを行うことを特徴とする請求項1に記載のICタグ付携帯電話通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003111460A JP2004320438A (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | Icタグ付携帯電話通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003111460A JP2004320438A (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | Icタグ付携帯電話通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004320438A true JP2004320438A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33472007
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003111460A Withdrawn JP2004320438A (ja) | 2003-04-16 | 2003-04-16 | Icタグ付携帯電話通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004320438A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008536347A (ja) * | 2005-02-15 | 2008-09-04 | ヴォウダフォン・グループ・ピーエルシー | 無線通信のための向上したセキュリティ |
US8239324B2 (en) | 2007-03-07 | 2012-08-07 | Ntt Docomo. Inc. | Mobile terminal |
-
2003
- 2003-04-16 JP JP2003111460A patent/JP2004320438A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008536347A (ja) * | 2005-02-15 | 2008-09-04 | ヴォウダフォン・グループ・ピーエルシー | 無線通信のための向上したセキュリティ |
US8239324B2 (en) | 2007-03-07 | 2012-08-07 | Ntt Docomo. Inc. | Mobile terminal |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060221 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070618 |