JP2004320114A

JP2004320114A - デジタル放送受信機

Info

Publication number: JP2004320114A
Application number: JP2003107596A
Authority: JP
Inventors: Ko Miyake; 綱三宅
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2003-04-11
Filing date: 2003-04-11
Publication date: 2004-11-11

Abstract

【課題】受信機のバグ修正などのため、対象の機種すべての受信機に対してのダウンロードではなく、特定の受信機のみのダウンロードを可能とする事。
【解決手段】受信機のシステムコントローラは、放送局からデジタル放送信号として送られてくるダウンロードデータを監視する（２０１）。そして、システムコントローラは、ダウンロード実行可能なデータが送られてきた時に、受信機固有の情報から生成されるパスワードの入力を要求する（２０２）。入力された情報が正しいか比較を行い（２０３）。入力された情報が該当受信機固有の情報と一致した場合のみ、ダウンロードデータを受信（２０４）して、不揮発性メモリに格納し（２０５）ダウンロードデータにソフトを更新して実行する。
【選択図】図１

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル放送用セットトップボックスやデジタル放送用テレビなどデジタル放送受信機のプログラム、データをダウンロードするシステムに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のデジタル放送では、受信機を制御するソフトウェアのバグ修正や機能アップのため、デジタル放送信号で、受信機の製造メーカＩＤ、デジタル放送受信機の機種ＩＤ、プログラムＩＤなどを指定してダウンロードデータを伝送しているものがある（例えば、特許文献１参照）。図５は従来のデジタル放送受信機におけるダウンロードの動作を示すものである。デジタル放送受信機では、受信したデジタル放送信号の、前記製造メーカＩＤ、機種ＩＤなどでダウンロード可否を判断し実行するため、対象となるメーカの該当機種すべての受信機が一斉にダウンロードを実行することができる。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００２−２８１４０２号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、前記製造メーカＩＤ、機種ＩＤなど受信機共通の情報でダウンロード可否を判断するため、特定のデジタル放送受信機にのみにダウンロードを実行させることができないという課題を有していた。
【０００５】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、受信機固有のパスワードを利用して、ダウンロード可否を判断し実行させることにより、ダウンロードに必要となる受信機固有のパスワードを与えられた利用者のみがダウンロード実行可能となるシステムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために、本発明の請求項１記載のデジタル放送受信機は、放送局より送出された受信機プログラムのデータにより受信機自体のプログラムを書き換えるデジタル放送受信機において、受信機全体を制御するための制御手段と、前記制御部のプログラムデータ等を格納する不揮発性メモリと、デジタル放送信号で送られてくる受信機プログラムのデータが、当該受信機のダウンロードデータか否かを判断する手段と、受信機固有の情報から受信機固有のパスワードを生成する手段を備え、前記受信機固有のパスワードとユーザ入力によるパスワードが一致した場合に、受信機プログラムのダウンロードを行う様に構成する。
【０００７】
本構成によって、ダウンロード実行時に必要となる受信機固有のパスワードを与えられた利用者のみが、特定のデジタル放送受信機に対して機能アップなどのダウンロードサービスを受けることができる。
【０００８】
さらに、本発明の請求項２記載の発明は請求項１記載のデジタル放送受信機において、受信機固有のパスワードを生成する情報は、有料放送視聴のためにデジタル放送受信機で使用するＩＣカードのカードＩＤであるように構成する。
【０００９】
さらに、本発明の請求項３記載の発明は請求項１記載のデジタル放送受信機において、受信機固有のパスワードを生成する情報は、不揮発性メモリに書き込まれた受信機ごとに異なる固有の受信機ＩＤである様に構成する。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【００１１】
（実施の形態１）
図４は本発明の実施の形態１におけるデジタル放送受信機のシステム構成図である。
【００１２】
図４において、本発明の実施の形態１におけるデジタル放送受信機はチューナ５０１、デマルチプレクサ（ＤＥＭＵＸ）５０２、映像デコーダ５０３、映像処理回路５０４、音声デコーダ５０５、音声処理回路５０６、システムコントローラ５０７、オンスクリーン表示回路５０８、リモコン受光部５０９、ＩＣカード５１０、ＩＣカードインターフェイス部５１１、不揮発性メモリ５１２、揮発性メモリ５１３、モデム５１４、リモコン送信機５１５を備えている。
【００１３】
チューナ５０１はデジタル放送受信機に入力された映像、音声、データを含むデジタル放送信号の中から特定周波数の信号を取り出す。デマルチプレクサ（ＤＥＭＵＸ）５０２は、トランスポートストリームから指定されたサービスのパケットを分離し、さらに映像ストリーム、音声ストリーム、ダウンロードデータなどが含まれるデータストリームに分離する。有料放送でデジタル放送信号にスクランブルがかかっている場合には、ＩＣカードインターフェイス部５１１を通して、スクランブル関連情報をＩＣカード５１０に送受信してスクランブル解除の処理を行う。ＩＣカード５１０に蓄積された課金情報などのデータは、モデム５１４を介して電話回線経由でセンター側とデータの送受信が行われる。映像デコーダ５０３は映像信号を復号し、必要に応じてオンスクリーン表示回路５０８で生成された文字図形情報を合成し、映像処理回路５０４で処理された映像信号をモニタ５１６へ出力する。音声デコーダ５０５は、音声信号を復号し、音声処理回路５０６で処理された音声信号を、スピーカ５１７へ出力する。
【００１４】
リモコン受光部５０９は、デジタル放送受信機の選局、パスワードの入力などの操作を行うリモコン送信機５１５からの信号を受信し、システムコントローラ５０７で信号を解析する。不揮発性メモリ５１２は、デジタル放送受信機のプログラム、その他受信機ＩＤなど必要となるデータを記憶しておくためのメモリである。プログラムとその他データは別のメモリで構成することもできる。揮発性メモリ５１３は、ＲＡＭなどから構成されたプログラムの動作時に作業領域などとして利用されるメモリである。システムコントローラ５０７はデジタル放送受信機のすべての制御を行うものであり、本発明のダウンロード処理を実行する。
【００１５】
図１は本発明の実施の形態１におけるダウンロード処理のフローチャート図である。デジタル放送受信機のシステムコントローラ５０７は放送局から送られてくるデジタル放送信号の中に本機種でダウンロード実行可能なダウンロード送出データがあるか監視する（２０１）。そして、ダウンロード実行可能なダウンロード送出データがあった場合、リモコン送信機５１５などのユーザ操作により、オンスクリーン表示で受信機固有のパスワードの入力を要求する（２０２）。このとき、入力されたパスワードを該当受信機固有の情報から生成されたパスワードと比較（２０３）する。パスワードが一致した場合のみ、ダウンロードデータを受信（２０４）して、不揮発性メモリ５１２に格納し（２０５）ダウンロードデータにソフトを更新して実行する。
【００１６】
（実施の形態２）
図２は本発明の実施の形態２におけるダウンロード処理のフローチャート図である。
【００１７】
デジタル放送受信機のシステムコントローラ５０７は放送局から送られてくるデジタル放送信号の中に本機種でダウンロード実行可能なダウンロード送出データがあるか監視する（３０１）。そして、ダウンロード実行可能なダウンロード送出データがあった場合、リモコン送信機５１５などのユーザ操作により、オンスクリーン表示で受信機固有のパスワードの入力を要求する（３０２）。ここで、ユーザに入力を要求するパスワードとして、カードごとに異なる固有のＩＤが書き込まれているＩＣカード５１０のカードＩＤの情報を利用する。カードＩＤからユーザへの入力要求パスワードを生成するアルゴリズムは、不揮発性メモリ５１２のプログラムに格納されている。このとき、入力されたパスワードを該当受信機固有のカードＩＤから生成されたパスワードと比較（３０３）する。パスワードが一致した場合のみ、ダウンロードデータを受信（３０４）して、不揮発性メモリ５１２に格納し（３０５）ダウンロードデータにソフトを更新して実行する。
【００１８】
（実施の形態３）
図３は本発明の実施の形態３におけるダウンロード処理のフローチャート図である。
【００１９】
デジタル放送受信機のシステムコントローラ５０７は放送局から送られてくるデジタル放送信号の中に本機種でダウンロード実行可能なダウンロード送出データがあるか監視する（４０１）。そして、ダウンロード実行可能なダウンロード送出データがあった場合、リモコン送信機５１５などのユーザ操作により、オンスクリーン表示で受信機固有のパスワードの入力を要求する（４０２）。ここで、ユーザに入力を要求するパスワードとして、受信機ごとに異なる固有のＩＤが書き込まれている不揮発性メモリ５１２に記憶された受信機ＩＤの情報を利用する。受信機ＩＤからユーザへの入力要求パスワードを生成するアルゴリズムは、不揮発性メモリ５１２のプログラムにより作成される。このとき、入力されたパスワードを該当受信機固有の受信機ＩＤから生成されたパスワードと比較（４０３）する。パスワードが一致した場合のみ、ダウンロードデータを受信（４０４）して、不揮発性メモリ５１２に格納し（４０５）ダウンロードデータにソフトを更新して実行する。
【００２０】
ここで、該当メーカ、機種のダウンロードデータを事前に受信しておき、正しい受信機固有のパスワード入力後に有効としても良い。また、モデム５１４を使用して電話回線から受信機固有の情報をセンターへ送り、センター側から電話回線、またはデジタル放送データ経由で利用者にパスワードを提供しても良い。
【００２１】
【発明の効果】
以上のように、本発明のデジタル放送受信機のダウンロードシステムによれば、デジタル放送信号で送られてくる受信機プログラムのデータを使用して、特定の利用者のみに、ダウンロードに必要となる受信機固有のパスワードを開示することにより、機能アップなどのダウンロードサービスを受けられるシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態１におけるデジタル放送受信機におけるダウンロードの動作説明フローチャート
【図２】本発明の実施の形態２におけるデジタル放送受信機におけるダウンロードの動作説明フローチャート
【図３】本発明の実施の形態３におけるデジタル放送受信機におけるダウンロードの動作説明フローチャート
【図４】本発明の実施の形態におけるデジタル放送受信機を示すブロック図
【図５】従来のデジタル放送受信機におけるダウンロードの動作説明フローチャート
【符号の説明】
５０１デジタル放送チューナ
５０２デマルチプレクサ（ＤＥＭＵＸ）
５０３映像デコーダ
５０４映像処理回路
５０５音声デコーダ
５０６音声処理回路
５０７システムコントローラ
５０８オンスクリーン表示回路
５０９リモコン受光部
５１０ＩＣカード
５１１ＩＣカードインターフェイス部
５１２不揮発性メモリ
５１３揮発性メモリ
５１４モデム
５１５リモコン送信機
５１６モニタ
５１７スピーカ

Claims

放送局より送出された受信機プログラムのデータにより受信機自体のプログラムを書き換えるデジタル放送受信機において、受信機全体を制御するための制御手段と、前記制御部のプログラムデータ等を格納する不揮発性メモリと、デジタル放送信号で送られてくる受信機プログラムのデータが、当該受信機のダウンロードデータか否かを判断する手段と、受信機固有の情報から受信機固有のパスワードを生成する手段を備え、前記受信機固有のパスワードとユーザ入力によるパスワードが一致した場合に、受信機プログラムのダウンロードを行うことを特徴とするデジタル放送受信機。
前記受信機固有のパスワードを生成する情報は、有料放送視聴のためにデジタル放送受信機で使用するＩＣカードのカードＩＤであることを特徴とする請求項１記載のデジタル放送受信機。
前記受信機固有のパスワードを生成する情報は、不揮発性メモリに書き込まれた受信機ごとに異なる固有の受信機ＩＤであることを特徴とする請求項１記載のデジタル放送受信機。