JP2004319273A - カード用コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の縦方向寸法、及び横幅寸法を小さくすることができるカード用コネクタ装置の提供。
【解決手段】切欠き部2を有するカード1が挿入される挿入部40と、この挿入部40に挿入されたカード1が所定のカード装着位置に装着されたことを検出する検出スイッチ21とを備え、検出スイッチ21の少なくとも一部が、所定のカード装着位置に装着されたカード1の切欠き部2によって形成される空間の内部に位置するように、検出スイッチ21を配置した。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型メモリカード等のカードが挿入されるとともに、所定のカード装着位置にカードが装着されたことを検出する検出スイッチを備えたカード用コネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術として、カード認識スイッチ、すなわち所定のカード装着位置にカードが装着されたことを検出する検出スイッチを、装置の奥側位置に備えたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また従来、カードの挿入部の側方に、上述したカード認識スイッチと同等の機能を有する検出スイッチを備えたものもある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−135424公報
(段落番号0019,0022,0035〜0038、図2,4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1に示される従来技術は、装置の奥側位置に検出スイッチを備えたことから、装置の縦方向寸法が大きくなり、装置の小型化を実現できない問題がある。また、カードの挿入部の側方に検出スイッチを備えた従来技術は、装置の横幅寸法が大きくなり、この点で装置の小型化を実現できない問題がある。
【0006】
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、装置の縦方向寸法、及び横幅寸法を小さくすることができるカード用コネクタ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、切欠き部を有するカードが挿入される挿入部と、この挿入部に挿入された上記カードが所定のカード装着位置に装着されたことを検出する検出スイッチとを備え、上記検出スイッチの少なくとも一部が、上記所定のカード装着位置に装着された上記カードの上記切欠き部によって形成される空間の内部に位置するように、上記検出スイッチを配置したことを特徴としている。
【0008】
挿入されるカードには、挿入された際に装置の奥側に位置する端部、すなわち前端部の付近に切欠き部を有するものがある。本発明は、このようなカードの切欠き部を検出スイッチの配置空間として着目したものである。
【0009】
すなわち本発明は、上述のように検出スイッチの少なくとも一部が、所定のカード装着位置に装着されたカードの切欠き部によって形成される空間内に位置するように、検出スイッチを配置した構成にしてある。この構成により、検出スイッチの配置に要する空間を節約でき、その節約した分だけ装置の縦方向寸法、及び横幅寸法を小さくすることができる。
【0010】
また本発明は、上記発明において、上記検出スイッチを構成する可動接点部材が、捻りコイルばねから成ることを特徴としている。
【0011】
このように構成した本発明は、可動接点部材を板ばねで形成するものに比べて製作費を安くすることができる。
【0012】
また本発明は、上記発明において、上記検出スイッチが、上記捻りコイルばねと常時導通する第1固定接点部材と、上記捻りコイルばねに選択的に導通する第2固定接点部材とを含み、上記第1固定接点部材と上記第2固定接点部材とは、上記挿入部を形成するハウジングのインサート成形前には一体部材から成り、インサート成形後に切断形成される開口部を介して互いに離隔して配置されることを特徴としている。
【0013】
このように構成した本発明は、所定のカード装着位置にカードが装着されていない状態では、捻りコイルばねが第2固定接点部材に導通しない。したがって、第1固定接点部材と第2固定接点部材とは導通せず、所定のカード装着位置にカードが装着されていないことが検出される。また、所定のカード装着位置にカードが装着された際には、捻りコイルばねが第2固定接点部材に導通する。したがって、第1固定接点部材と第2固定接点部材とが導通し、所定のカード装着位置にカードが装着されたことが検出される。すなわち、捻りコイルばねを介して、所定のカード装着位置にカードが装着されたことを確実に検出できる。
【0014】
また本発明は、上記発明において、上記挿入部に挿入される上記カードの挿抜操作に応じて回動し、上記捻りコイルばねを撓み変形させるアクチュエータを備えたことを特徴としている。
【0015】
このように構成した本発明は、例えば、カードが所定のカード装着位置付近まで押し込まれると、これに伴ってアクチュエータが回動し始め、このアクチュエータにより捻りコイルばねが撓められる。さらに、カードが押し込まれ、所定のカード装着位置に至ると、アクチュエータの回動を介して捻りコイルばねが第2固定接点部材に導通する。したがって、捻りコイルばねによって第1固定接点部材と第2固定接点部材とが導通し、所定のカード装着位置にカードが装着されたことが検出される。このように、アクチュエータの回動を介して、捻りコイルばねと第2固定接点部材との導通を選択的におこなわせることができる。
【0016】
また本発明は、上記発明において、上記第2固定接点部材に常時導通し、上記捻りコイルばねが選択的に接触する立上げ片を備えたことを特徴としている。
【0017】
このように構成した本発明は、捻りコイルばねの全体の厚さ寸法に相応した立上げ片を備えることにより、第1固定接点部材、第2固定接点部材を形状の単純な平板状部材とすることができ、これらの第1固定接点部材、第2固定接点部材の製作が容易となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下,本発明のカード用コネクタ装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0019】
図1は本実施形態におけるカード挿入時を示す図で、(a)図はカードの挿入部を覆うカバー部材を除いた状態を示す平面図、(b)図は左側面図である。
【0020】
[本実施形態で使用可能なカード]
本実施形態に活用されるカードは、例えば小型メモリカードから成るカード1で、図1の(a)図に示すように、前端部9の右隅に切欠き部2を有し、左側縁部に凹部3を有している。なお、図示省略したが、このカード1には信号の送受信に際して用いられる接触部材が備えられている。
【0021】
[本実施形態の構成]
本実施形態は、図1の(a)(b)図に示すように、カード1の接触部材に接触可能な端子部材4がインサート成形により埋設されたハウジング5と、このハウジング5を覆う金属製のカバー部材6とを備えている。これらのハウジング5とカバー部材6とによって囲まれる空間部は、カード1の挿入部40を形成している。
【0022】
カバー部材6は左側面に弾性部7を備えている。この弾性部7は、例えばカバー部材6の一部を切り起こして形成される片持ち梁状の切り起こし片から成っている。
【0023】
また、本実施形態は挿入部40の例えば左側方位置に、挿入部40に挿入されたカード1を排出させる排出機構を備えている。この排出機構は、カード1の挿抜方向に移動可能であって、カード1を押し出すために備えられたスライダ8と、このスライダ8を排出方向へ付勢する付勢部材13と、摺動部材14と、押圧部材16と、ハート型カム溝17とを含んでいる。
【0024】
スライダ8は、カード1の前端部9と係合する係合部10と、カード1の凹部3に係合可能な突出部11と、この突出部11に対して反対側に位置する摺動突部12とを有する。
【0025】
このスライダ8は、挿入部40の左側方位置に形成したスライダ収容部41内に収容させてあり、カード1の接触部材と端子部材4とが接触状態となる所定のカード装着位置にあっては、突出部11が凹部3から離脱する方向の動きが規制されるように配置してある。また、このスライダ8は、カード1の抜き出しが可能となる所定のカード排出位置にあっては、突出部11が凹部3から離脱する方向に変位可能となるように配置してある。
【0026】
なお、図1はカード1の挿入時を示しているが、カード1が所定の排出位置まで戻された状態も、この図1と同等の状態となる。
【0027】
スライダ収容部41の左側面を形成する外側壁部43は、カード1の所定の排出位置において、スライダ8に対する前述した弾性部7の押圧を可能にする切欠き部42を備えている。
【0028】
また、上述したスライダ8の摺動突部12は、スライダ収容部41の外側壁部43を摺動可能であって、所定のカード排出位置では弾性部7によって付勢されるようになっている。すなわち、上述した弾性部7は、所定のカード排出位置にあって、スライダ8の突出部11をカード1の凹部3に係合させる方向に、摺動突部12を介してスライダ8を付勢する。
【0029】
上述した摺動部材14は、一端をスライダ8に揺動自在に連結させてあり、他端に図1の(a)図の裏面に向って伸びるピン15を備えている。
【0030】
この摺動部材14のピン15は、ハート型カム溝17に係合させてある。このハート型カム溝17は、往路18と、復路19と、これらの往路18と復路19との境界に備えられ、摺動部材14のピン15を係止させるロック部20とを備えている。
【0031】
上述した押圧部材16は、スライダ8に連結され、摺動部材14を図1の(a)図の裏面に向かって押圧する。すなわち、摺動部材14のピン15がハート型カム溝17上を摺動するように、摺動部材14に押圧力を付与する。
【0032】
図2は図1と同等の図で、(a)図はカバー部材を除いた状態を示す要部平面図、(b)図は右側面図である。図3は図2の(a)図のA−A断面拡大図である。
【0033】
図4は本実施形態の所定のカード装着位置へのカード装着時を示す図で、(a)図はカバー部材を除いた状態を示す図、(b)図は右側面図である。図5は図4の(a)図のB−B断面拡大図である。
【0034】
図6は本実施形態におけるカード取り出し時を示す図で、(a)図はカバー部材を除いた状態を示す平面図、(b)図は左側面図である。
【0035】
図7は本実施形態に備えられる第1固定接点部材及び第2固定接点部材のインサート成形前の状態を示す平面図である。
【0036】
[検出スイッチの構成]
図2〜5等に示すように、本実施形態は、カード1が所定のカード装着位置に装着されたことを検出する検出スイッチ21を備えている。図4の(a)図に示すように、検出スイッチ21の少なくとも一部が、所定のカード装着位置に装着されたカード1の切欠き部2によって形成される空間の内部に位置するように配置してある。
【0037】
この検出スイッチ21は、可動接点部材が捻りコイルばね24から成るとともに、この捻りコイルばね24と常時導通する第1固定接点部材22と、捻りコイルばね24と選択的に導通する第2固定接点部材23とを含んでいる。
【0038】
第1固定接点部材22と第2固定接点部材23とは、挿入部40を形成するハウジング5のインサート成形前には、図7に示すように一体部材からなっている。インサート成形後にこれらの第1固定接点部材22と第2固定接点部材23は、切断形成される開口部30を介して互いに離隔して配置されるようになっている。
【0039】
捻りコイルばね24は、軸部25に係着され、その下端部分を第1固定接点部材22に例えば一体形成されたばね受26に係止させてある。すなわち、この捻りコイルばね24は、常時第1固定接点部材22に導通させてある。また、この捻りコイルばね24の上端部分は、軸部25に回動自在に係着されたアクチュエータ27に係止させてある。すなわち、捻りコイルばね24は、アクチュエータ27の回動により撓められ、その上端部分が第2固定接点部材23に接触可能になっている。
【0040】
さらに、図3,5等にも示すように、上述した第2固定接点部材23に例えば一体形成され、捻りコイルばね24の上端部分が選択的に接触する立上げ片28を備えている。図3は捻りコイルばね24の上端部分が立上げ片28から離れている状態を示し、図5は捻りコイルばね24の上端部分が立上げ片28に接触している状態を示している。
【0041】
[カードの挿入]
図1に示すように、本実施形態の挿入口からカード1が挿入されると、スライダ8の突出部11がカード1の左側縁部の凹部3に係合する。このとき、カード1の前端部9が突出部11の手前側に位置するテーパ部分に係合することにより、スライダ8は反時計方向に揺動する。このとき、このスライダ8の摺動突部11が弾性部7に付勢される傾向となる。これにより、スライダ8の揺動が規制され、その後のカード1の移動によって、スライダ8の突出部11がカード1の凹部3に嵌入する。
【0042】
引き続いてカード1が押し込まれると、カード1の前端部9がスライダ8の係合部10に係合して、スライダ8が付勢部材13の付勢力に抗してカード1と共に装置奥側に向って移動する。このスライダ8の移動と一体的に、押圧部材16で押圧された摺動部材14が移動し、この摺動部材14のピン15がハート型カム溝17上の往路18を摺動する。
【0043】
カード1の前端部9が図4の(a)図に示す装置の壁部31に当るまで押し込まれ、ここでカード1に加えられていた押し込み力が除かれると、カード1は付勢部材13の付勢力によりわずかに押し戻され、摺動部材14のピン15がハート型カム溝17のロック部20に係合する。すなわち、スライダ8がカード1の排出方向に移動しないようにロックされ、図4の(a)(b)図に示すように、カード1は所定のカード装着位置に保持される。
【0044】
この間、カード1の前端部9によって検出スイッチ21部分に備えられたアクチュエータ27が回動し、これに伴って捻りコイルばね24が図5等に示すように、立上り片28に接触する。アクチュエータ27の回動に伴う捻りコイルばね24の撓み変形により、図4の(a)図に示すように、アクチュエータ27及び捻りコイルばね24の一部が、カード1の切欠き部2によって形成される空間の内部に収容される。また、捻りコイルばね24が立上り片28に接触することにより、この捻りコイルばね24を介して第1固定接点部材22と第2固定接点部材23とが導通し、第1固定接点部材22に接続される端子29、及び第2固定接点部材23に接続される端子4aを介して信号が出力される。すなわち、検出スイッチ21はONとなり、カード1が所定のカード装着位置に装着されたことが検出される。
【0045】
このようにカード1が所定のカード装着位置に装着されると、カード1の図示しない接触部材と、本実施形態の端子部材4とが接触し、カード1に対する信号の送受信が可能となる。
【0046】
なお、このようにカード1が所定のカード装着位置に装着されているときは、図4の(a)図に示すように、スライダ8の摺動突部12が本実施形態の剛体を形成する外側壁部43に当ることにより、カード1の凹部3から突出部11が離脱する方向のスライダ8の動きが規制される。したがって、カード1は抜き取り不能に強固に保持される。
【0047】
[カードの排出]
上述のように、所定のカード装着位置に装着されているカード1を排出する場合には、カード1が一旦、装置奥側に押し込まれる。これにより、摺動部材14のピン15とハート型カム溝17のロック部20との係合が解除され、付勢部材13の力により摺動部材13のピン15が、ハート型カム溝17の復路19上を移動する。これに伴い、スライダ8の係合部10によってカード1が排出方向に押し出され、カード1は所定のカード排出位置まで戻される。
【0048】
この間、カード1の排出方向への移動に伴って検出スイッチ21部分に備えられるアクチュエータ27が、捻りコイルばね24の力により反時計方向に回動し、捻りコイルばね24が立上り片28から離れる。すなわち、捻りコイルばね24と立上り片28との接触が解かれ、第1固定接点部材22、第2固定接点部材23間の電気接続が遮断され、検出スイッチ21はOFFとなる。これにより、カード1が所定のカード装着位置に存在しない状態であることが検出される。
【0049】
[カードの引き抜き]
上述のように、所定のカード排出位置まで排出されたカード1が、図6に示すように手前側に引き抜かれようとするときには、カード1の凹部3の縁部によってスライダ8の突出部11が同図6の(a)図の左方向に押され、スライダ8が揺動する。このとき、スライダ8の摺動突部12が、カバー部材6の弾性部7の付勢力に抗して切欠き部42からわずかに外方に突出する。すなわち、所定のカード排出位置におけるカード1の引き抜きに際して、スライダ8の突出部11がカード1の凹部3から離脱する方向に変位可能となっている。
【0050】
カード1が抜き取られると、カバー部材6の弾性部7の付勢力によって摺動突部12がスライダ収容部41方向へ押し戻され、スライダ8はスライダ収容部41内に戻される。これによって本実施形態は待機状態となる。
【0051】
このように構成した本実施形態は、図4の(a)図に示すように、所定のカード装着位置にカード1が装着されている状態では、スライダ8の突出部11がカード1の凹部3に係合し、かつ、スライダ8は、突出部11が凹部3から離脱する方向の動きが規制されるので、カード1を装着状態に確実に保持させることができる。これにより、誤ってカード1が抜き出されることを確実に防止できる。また、突出部11はスライダ8に備えられるので、部品点数の増加を招くことがなく、製作費を安くすることに貢献する。
【0052】
さらに、スライダ8の突出部11を、カード1の凹部3と係合させる方向へ付勢する付勢力は、カバー部材6に形成した弾性部7によって確保できる。この弾性部7はカバー部材6に備えられ、カバー部材6の製作時に同時に製作することができ、部品点数の増加を招くことがない。すなわち、部品点数を増やすことなく、カード1を所定のカード装着位置に確実に保持させることができる。これにより製作費を安くすることができる。
【0053】
また、スライダ収容部41の外側壁部43に備えられる切欠き部42によって形成される空隙を介して、弾性部7の付勢力を確実にスライダ8に伝えることができ、簡単な構成で信頼性の高いコネクタ装置とすることができる。
【0054】
また、所定のカード装着位置方向へのカード1の移動に伴うスライダ8の移動に際しては、このスライダ8に備えられた摺動突部12がスライダ収容部41の外側壁部43を摺動するので、円滑なスライダ8の移動を実現できる。すなわち、カード1を所定のカード装着位置までスムーズに移動させることができ、優れたカード1の挿抜操作性を確保できる。
【0055】
また、カード1が所定のカード排出位置にあるときには、弾性部7によってスライダ8の摺動突部12が押圧される傾向となる。これにより、カード1に引き抜き力が与えられない間は、弾性部7の付勢力によってスライダ8の突出部11をカード1の凹部3に係合させることができ、振動等によるカード1の挿入部40からの離脱を防ぐことができる。この点でも信頼性の高いコネクタ装置とすることができる。
【0056】
また本実施形態は、上述のように検出スイッチ21の少なくとも一部が、所定のカード装着位置に装着された状態にあって、カード1の切欠き部42によって形成される空間内に位置するように、検出スイッチ21を配置してある。これにより、検出スイッチ21の配置に要する空間を節約でき、その節約した分だけ装置の縦方向寸法、及び横幅寸法を小さくすることができ、装置の小型化を実現できる。
【0057】
また、スイッチ21を構成する可動接点部材が捻りコイルばね24から成り、このような捻りコイルばね24は、一般に板ばねに比べて安く製作することができる。これにより装置の製作費を安くすることができる。
【0058】
また、捻りコイルばね24の撓み変形を介して、所定のカード装着位置にカード1が装着されたことを確実に検出でき、優れた検出精度を確保できる。
【0059】
また、アクチュエータ27を備え、このアクチュエータ27の回動を介して、捻りコイルばね24と第2固定接点部材23との導通を確実におこなわせることができる。すなわち、アクチュエータ27によって捻りコイルばね24を確実に撓み変形させることができ、検出精度の確保に貢献する。
【0060】
また、捻りコイルばね24の全体の厚さ寸法に相応した立上り片28を備えることにより、第1固定接点部材22、第2固定接点部材23を形状の単純な平板状部材とすることができ、これらの第1固定接点部材22、第2固定接点部材23の製作が容易となり、製作費を安くすることができる。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成にしてあることから、装置の縦方向寸法、及び横幅寸法を小さくすることができ、従来は困難であった装置の小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカード用コネクタ装置の一実施形態におけるカード挿入時を示す図で、(a)図はカードの挿入部を覆うカバー部材を除いた状態を示す平面図、(b)図は左側面図である。
【図2】本実施形態におけるカード挿入時を示す図1と同等の図で、(a)図はカバー部材を除いた状態を示す要部平面図、(b)図は右側面図である。
【図3】図2の(a)図のA−A断面拡大図である。
【図4】本実施形態の所定のカード装着位置へのカード装着時を示す図で、(a)図はカバー部材を除いた状態を示す図、(b)図は右側面図である。
【図5】図4の(a)図のB−B断面拡大図である。
【図6】本実施形態におけるカード取り出し時を示す図で、(a)図はカバー部材を除いた状態を示す平面図、(b)図は左側面図である。
【図7】本実施形態に備えられる第1固定接点部材及び第2固定接点部材のインサート成形前の状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 カード
2 切欠き部
3 凹部
4 端子部材
4a 端子
5 ハウジング
6 カバー部材
7 弾性部
8 スライダ
9 前端部
10 係合部
11 突出部
12 摺動突部
13 付勢部材
14 摺動部材
15 ピン
16 押圧部材
17 ハート型カム溝
18 往路
19 復路
20 ロック部
21 検出スイッチ
22 第1固定接点部材
23 第2固定接点部材
24 捻りコイルばね(可動接点部材)
25 軸部
26 ばね受
27 アクチュエータ
28 立上げ片
29 端子
30 開口部
31 壁部
40 挿入部
41 スライダ収容部
42 切欠き部
43 外側壁部

Claims (5)

  1. 切欠き部を有するカードが挿入される挿入部と、この挿入部に挿入された上記カードが所定のカード装着位置に装着されたことを検出する検出スイッチとを備え、
    上記検出スイッチの少なくとも一部が、上記所定のカード装着位置に装着された上記カードの上記切欠き部によって形成される空間の内部に位置するように、上記検出スイッチを配置したことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記検出スイッチを構成する可動接点部材が、捻りコイルばねから成ることを特徴とするカード用コネクタ装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記検出スイッチが、上記捻りコイルばねと常時導通する第1固定接点部材と、上記捻りコイルばねに選択的に導通する第2固定接点部材とを含み、
    上記第1固定接点部材と上記第2固定接点部材とは、上記挿入部を形成するハウジングのインサート成形前には一体部材から成り、インサート成形後に切断形成される開口部を介して互いに離隔して配置されることを特徴とするカード用コネクタ装置。
  4. 上記請求項3記載の発明において、
    上記挿入部に挿入される上記カードの挿抜操作に応じて回動し、上記捻りコイルばねを撓み変形させるアクチュエータを備えたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
  5. 上記請求項3記載の発明において、
    上記第2固定接点部材に常時導通し、上記捻りコイルばねが選択的に接触する立上げ片を備えたことを特徴とするカード用コネクタ装置。
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