JP2004318563A - 商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報の登録支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】静止画中の被写体である商品の大きさや角度を統一する。
【解決手段】商品に関する静止画情報を取り込み、当該静止画情報を記録し管理する商品情報管理システム1は、静止画情報を得る撮像手段5と、撮影候補の画像情報に商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する表示手段4を有している。
【選択図】 図1
【解決手段】商品に関する静止画情報を取り込み、当該静止画情報を記録し管理する商品情報管理システム1は、静止画情報を得る撮像手段5と、撮影候補の画像情報に商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する表示手段4を有している。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理システムおよびプログラムに関する。さらに詳述すると、本発明は、静止画、動画、音声などの非テキスト情報を管理するためのシステムおよびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、商品としての中古車をデジタルカメラで撮影し、当該撮影によって得られた画像情報を端末を用いてサーバに送信し、サーバにより中古車の画像情報をインターネット上で公開するシステムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−7767号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
顧客に対して詳細な商品情報を提供するために、一つの商品に対して様々な方向から撮影したり(例えば商品が中古車であれば、正面、側面、斜め、内装の様子、エンジンルームの様子、等々である)、動画情報や音声情報(例えばエンジン音など)を記録することが考えられる。
【0005】
しかしながら、この場合、各商品について複数の画像ファイル、動画ファイル、音声ファイル等が得られるが、従来技術では、これら複数のファイルを撮影方向別やファイル種類別に作業者が整理した上で、データベースに入力する必要があり、極めて煩雑である。
【0006】
また、インターネット上で公開される類似商品群間での比較を容易とする等のためには、各静止画の中における被写体である商品の大きさや角度を統一することが好ましいが、この統一には撮影者の熟練を要し、困難である。
【0007】
そこで本発明は、一の商品に属する複数の非テキスト情報を自動で整理して管理できる商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報登録支援プログラムを提供することを目的とする。また、本発明は、静止画中の被写体である商品の大きさや角度を容易に統一できる商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報登録支援プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、前記商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する前記非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する表示手段と、前記情報取込手段により取り込んだ前記非テキスト情報を前記項目情報と関連付けて記録する手段とを少なくとも有するようにしている。
【0009】
したがって、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の商品情報管理システムにおいて、前記非テキスト情報は静止画情報を含み、前記表示手段は、静止画情報に係る前記項目情報が選択された場合に、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示するようにしている。
【0011】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の商品情報管理システムにおいて、前記表示手段は、取込済みの前記非テキスト情報に対応する前記項目情報の表示を変化させるようにしている。したがって、取り込むべき非テキスト情報の欠落や重複を防止できる。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の商品情報管理システムにおいて、前記項目情報の選択を受け付ける入力手段と、選択された前記項目情報に対応する非テキスト情報を取り込む前記情報取込手段を起動する制御手段とを更に有するようにしている。
【0014】
したがって、項目情報を選択する操作によって、対応するハードウェア(情報取込手段)が自動的に起動する。これにより、操作の負担が軽減される。また予定されていたものと異なる非テキスト情報を取り込んでしまうミスも防止できる。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、商品に関する静止画情報を取り込み、当該静止画情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、静止画情報を得る撮像手段と、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する表示手段とを少なくとも有するようにしている。
【0016】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の商品情報管理システムにおいて、撮影指令があった場合に、前記撮影候補の画像情報を記録するようにしている。したがって、アウトラインの無い状態で画像が記録される。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、前記商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する複数の前記非テキスト情報の取り込みを指示する情報を予め定めた順番で表示する表示手段を少なくとも有するようにしている。
【0019】
したがって、複数の非テキスト情報を定められた順番で取り込むことができ、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0020】
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の商品情報管理システムにおいて、前記非テキスト情報が静止画情報である場合に、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示するようにしている。
【0021】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0022】
また、請求項9記載の商品情報取込用端末は、商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する前記非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報が表示される表示手段とを少なくとも有するようにしている。
【0023】
したがって、端末利用者は表示される指示に従って操作を行なえるので、操作に熟練していない者でも正確な作業が行なえる。
【0024】
また、請求項10記載の商品情報取込用端末は、商品の静止画情報を得る撮像手段と、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインが重ねられて表示される表示手段とを少なくとも有するようにしている。
【0025】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0026】
また、請求項11記載の商品情報管理手段は、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を商品情報取込用端末に指示し、前記商品情報取込用端末により取り込まれた前記非テキスト情報を前記取り込み箇所と関連付けて記録するようにしている。
【0027】
したがって、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0028】
また、請求項12記載の商品情報の登録支援プログラムは、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する手段と、取り込まれた前記非テキスト情報を前記項目情報と関連付けて記録する手段として、情報処理装置を機能させるようにしている。ここで、本明細書における情報処理装置は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、軽量パームトップコンピュータなどの携帯可能な情報処理端末や、サーバなどのコンピュータを含む。
【0029】
したがって、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0030】
また、請求項13記載の商品情報の登録支援プログラムは、撮像手段により得られる撮影候補の画像情報に、前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する手段として、情報処理装置を機能させるようにしている。
【0031】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0033】
図1から図18に本発明の商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報の登録支援プログラムの実施の一形態を示す。この商品情報管理システム1は、商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理するシステムであり、商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する表示手段4と、情報取込手段により取り込んだ非テキスト情報を項目情報と関連付けて記録する手段とを少なくとも有するようにしている。
【0034】
尚、本実施形態では、対象商品を中古車とした例について説明する。但し、対象商品が本実施形態に限定されないことは勿論である。ここで、非テキスト情報とは、テキストデータ以外のデータを意味し、例えば静止画情報、動画情報、音声情報などが該当する。但し、非テキスト情報が必ずしもこれらの例に限定されるものではない。
【0035】
例えば本実施形態の商品情報管理システム1は、少なくとも1台の商品情報取込用端末(以下、単に端末2と呼ぶ。)と、商品情報管理手段としてのサーバ3とを有して構成されている。端末2とサーバ3とは、ネットワーク10を介して双方向に通信可能に接続される。ネットワーク10は、有線または無線のいずれの形態であっても良く、例えば本実施形態ではインターネットを利用している。
【0036】
本実施形態の端末2は、例えば携帯電話である。但し、PDAや軽量パームトップコンピュータと呼ばれる携帯可能な小型コンピュータを端末2として用いても良い。本実施形態の端末2は、主なハードウェア資源として、例えば図1に示すように、表示手段4(例えば液晶ディスプレイなどの表示装置)と、入力手段7(例えば操作ボタン)と、一次記憶装置17(例えばRAM)や二次記憶装置(読み書きの双方が可能な不揮発性メモリ)等により構成される記憶手段8と、撮像素子(例えばCCD)などを備える撮像手段5と、マイクロホンなどの電気音響変換器やA/D変換器などを備える録音手段6と、制御手段9(例えばCPUやROMなどにより構成される)と、アンテナやネットワークインターフェース等により構成されてインターネット10を介したサーバ3とのデータ通信を実現する通信手段11などを備えている。本実施形態の撮像手段5は、静止画を撮影する静止画モードと、動画を記録する動画モードとに切替可能であるものとしている。従って、この端末2では、情報取込手段として、静止画モードと動画モードとに切替可能な撮像手段5と、録音手段6とを備え、非テキスト情報として静止画情報および動画情報および音声情報の取り込みが可能である。
【0037】
本実施形態のサーバ3は、主なハードウェア資源として、中央演算処理装置(CPU)、一次記憶装置(RAM)、二次記憶装置(ハードディスク)、ネットワークインタフェース等のハードウェア資源を備える1台または複数台のコンピュータである。本実施形態のサーバ3は、例えば既知のWWWサーバプログラムや既知のデータベース管理システムがインストールされており、端末2の要求に応じてウェブページやプログラムなどを提供するウェブサーバ12としての機能と、端末利用者の個人情報を管理する個人情報データベース13としての機能と、商品情報を管理する商品情報データベース14としての機能とを有するようにしている。
【0038】
商品情報管理システム1において行なわれる処理の一例を図2に示す。例えば本実施形態では、商品情報の登録処理の前に認証処理を行なうようにしている。また例えば本実施形態では、商品情報の登録処理を、前処理と中間処理と後処理との3つの処理に分けるようにしている。以下に、各処理について説明する。
【0039】
端末2からサーバ3へのアクセスがあると(図2のステップ1(S1))、認証処理が開始される(ステップ2(S2))。サーバ3側で行なわれる認証処理の一例を図3に示す。認証処理が開始されると、サーバ3は端末2に対して、個人情報の登録が済んでいるか否かを問い合わせる(ステップ201(S201))。このために、例えばサーバ3は当該問い合わせ用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて当該問い合わせに対して「個人情報登録済み」か「個人情報新規登録」を選択できる。当該選択結果は、端末2からサーバ3に送信される。
【0040】
「個人情報登録済み」が選択された場合(ステップ201(S201);Yes)、サーバ3は個人IDの入力を受け付ける(ステップ202(S202))。このために、例えばサーバ3は個人ID入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて個人IDを入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。サーバ3は、当該受信した個人IDが個人情報データベース13に登録されているか確認する(ステップ203(S203))。登録されていれば(ステップ203(S203);Yes)、認証処理は完了する。登録されていなければ(ステップ203(S203);No)、例えばサーバ3は端末2に対して、エラーメッセージ(例えば「個人IDが正しくありません」など)が記載された画面情報(ウェブページ)を送信する(ステップ204(S204))。
【0041】
一方、「個人情報新規登録」が選択された場合(ステップ201(S201);No)、サーバ3は個人情報の入力を受け付ける(ステップ205(S205))。このために、例えばサーバ3は個人情報入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。個人情報は、例えば、「氏名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」などである。端末2の表示手段4には個人情報入力用のウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて個人情報を入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。そして、サーバ3は新しい個人IDを発行する(ステップ206(S206))。サーバ3は発行した個人IDを端末2に通知する。このために、例えばサーバ3は個人IDが記載された画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。次回から、端末利用者は、この個人IDを用いてサーバ3の認証を受けることができる。また、サーバ3は、発行した個人IDを、受信した個人情報とともに、個人情報データベース13に記録する(ステップ207(S207))。個人情報データベース13のデータ構造の一例を図4に示す。個人IDは、個人IDフィールドに、例えば「氏名」は個人情報(1)フィールドに、「郵便番号」は個人情報(2)フィールドに、「住所」は個人情報(3)フィールドに、「電話番号」は個人情報(4)フィールドに、格納される。これにより、個人IDと個人情報とが関連付けられて管理される。以上で、認証処理は完了する。
【0042】
認証処理が正常に完了した後、登録前処理(図2のステップ3(S3))が行なわれる。サーバ3側で行なわれる登録前処理の一例を図5に示す。登録前処理が開始されると、サーバ3は端末2に対して、「商品情報の新規登録」か否かを問い合わせる(ステップ301(S301))。このために、例えばサーバ3は当該問い合わせ用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて当該問い合わせに対して「商品情報の新規登録」か「登録済みの商品情報の更新」を選択できる。当該選択結果は、端末2からサーバ3に送信される。
【0043】
「商品情報の新規登録」が選択された場合(ステップ301(S301);Yes)、サーバ3は商品テキスト情報の入力を受け付ける(ステップ302(S302))。このために、例えばサーバ3は商品テキスト情報入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。商品テキスト情報は、文字で表現された商品に関する情報であり、例えば商品が中古車である本実施形態では商品テキスト情報の項目として、「メーカ」、「車種」、「型式」、「年式」、「走行距離」、「車体番号」、「車検期日」、「ボディタイプ」、「色」、「燃費」、「評価」などを定めている。但し、商品テキスト情報の項目は上記例に限定されるものではなく、商品の種類などに応じて適宜定めて良い。端末2の表示手段4には商品テキスト情報入力用のウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて商品テキスト情報を入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。
【0044】
そして、サーバ3は新しい商品IDを発行する(ステップ303(S303))。サーバ3は発行した商品IDを端末2に通知する。このために、例えばサーバ3は商品IDが記載された画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。またサーバ3は、発行した商品IDを、受信した商品テキスト情報とともに、商品情報データベース14に記録する(ステップ304(S304))。商品情報データベース14のデータ構造の一例を図6に示す。商品IDは、商品IDフィールドに、例えば「メーカ」はテキスト情報(1)フィールドに、「車種」はテキスト情報(2)フィールドに、「型式」はテキスト情報(3)フィールドに、「年式」はテキスト情報(4)フィールドに、「走行距離」はテキスト情報(5)フィールドに、「車体番号」はテキスト情報(6)フィールドに、「車検期日」はテキスト情報(7)フィールドに、「ボディタイプ」はテキスト情報(8)フィールドに、「色」はテキスト情報(9)フィールドに、「燃費」はテキスト情報(10)フィールドに、「評価」はテキスト情報(11)フィールドに、格納される。これにより、商品IDと商品テキスト情報とが関連付けられて管理される。
【0045】
さらにサーバ3は、発行した商品IDを、個人情報データベース13における該当する個人IDに対応する商品IDフィールドに記録する(ステップ304(S304))。これにより、個人IDと商品IDとが関連付けられて管理される。尚、例えば本実施形態では、1つの個人IDフィールドに対して複数の商品IDフィールドを用意している(図4参照)。従って、一個人が複数の商品を登録することができる。
【0046】
一方、「登録済みの商品情報の更新」が選択された場合(ステップ301(S301);No)、サーバ3は商品選択処理を行なう(ステップ305(S305))。この商品選択処理は、どの登録済み商品の更新を行なうかを確定する処理であり、例えば次の2つの形態が考えられる。
【0047】
第一は、該当する個人IDに属するすべての商品IDについて、登録済み商品情報の中の代表情報(例えば代表画像としての非テキスト情報(1))を一覧で表示した画面情報(ウェブページ)を、端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて、上記一覧の中から目的とする商品を選択できる。当該選択結果は、端末2からサーバ3に送信される。これにより、サーバ3は更新対象の商品IDを特定できる。
【0048】
第二は、サーバ3は更新対象の商品IDの入力を受け付ける。このために、例えばサーバ3は商品ID入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて商品IDを入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。これにより、サーバ3は更新対象の商品IDを特定できる。
【0049】
更新対象の商品IDが特定されると、サーバ3は端末2に対して、商品テキスト情報を更新するか問い合わせる(ステップ306(S306))。当該問い合わせ結果は、端末2からサーバ3に送信される。商品テキスト情報の更新がある場合は(ステップ306(S306);Yes)、サーバ3は商品テキスト情報の入力を受け付ける(ステップ307(S307))。このために、例えばサーバ3は商品テキスト情報入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。サーバ3は、受信した商品テキスト情報を、該当する商品IDについての商品情報データベース14における商品テキスト情報のフィールドに上書きして更新する(ステップ308(S308))。またサーバ3は端末2に対して、商品非テキスト情報を更新するか問い合わせる(ステップ309(S309))。当該問い合わせ結果は、端末2からサーバ3に送信される。商品非テキスト情報の更新がある場合は(ステップ309(S309);Yes)、サーバ3は、以下に説明する処理によって端末2から送信される非テキスト情報を、商品情報データベース14における該当する商品IDの非テキスト情報のフィールドに上書きして更新するようにする。
【0050】
ここで、例えば本実施形態では、商品に関する非テキスト情報の登録を支援するプログラム(以下、登録支援プログラムと呼ぶ。)および当該プログラムに用いるデータを、サーバ3から端末2に配信し(ステップ310(S310))、端末2側で当該プログラムを実行し、登録中間処理を行なうようにしている(図2のステップ4(S4))。登録支援プログラムは、端末2の記憶手段8(例えば二次記憶装置)に格納される。
【0051】
但し、サーバ3から端末2に登録支援プログラムを毎回配信するのではなく、一度配信した登録支援プログラムを端末2側に常駐させるようにしても良い。また、場合によっては端末2に登録支援プログラムがプリインストールされていても良い。また、サーバ3から端末2に登録支援プログラムを配信する前に、サーバ3側でプログラム配信の必要性を確認するようにしても良い。例えば、端末2に登録支援プログラムが既に格納されているか否かを確認し、既に格納されていれば登録支援プログラムのバージョンを確認し、端末2に登録支援プログラムが未だ格納されていない場合か、格納されている登録支援プログラムが最新バージョンでない場合に、登録支援プログラムを配信するようにしても良い。さらに、例えば商品の種類毎に異なる登録支援プログラムをサーバ3側で用意しておき、商品情報データベース14に既に記録された商品テキスト情報(例えば「車種」など)の種別に応じて、配信する登録支援プログラムを選択するようにしても良い。
【0052】
登録支援プログラムが端末2の制御手段9により読み込まれ実行されることで行われる登録中間処理の一例を、図7のフローチャートに示す。
【0053】
先ず、処理が開始されると、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示手段4に表示する(ステップ401(S401))。例えば本実施形態では、静止画を撮影する商品の向きや動画や音声を記録する商品の部位を示す情報を、項目情報として表示するようにしている。例えば、(1)左斜め前方からの外観、(2)左側面からの外観、(3)背面からの外観、(4)右側面からの外観、(5)タイヤ、(6)右斜め前方からの外観、(7)正面からの外観、(8)エンジンルーム、(9)トランクルーム、(10)内装前方、(11)内装後方、を示す11の項目情報を表示するようにしている。より具体的には、図8から図10に示すように、商品の概略図とともに、静止画を撮影する方向や動画や音声を記録する部位を示す矢印を表示するようにしている。尚、例えば本実施形態では、端末利用者が効率的に非テキスト情報の取り込みを作業を進めることができるように、上記矢印に(1)〜(11)の連続番号を付記するようにしている。但し、本実施形態においては、端末利用者は必ずしも当該連続番号の順に従って非テキスト情報の取り込みを進める必要はない。
【0054】
ここで、項目情報は必ずしも一つの画面において全てを表示する必要はない。例えば本実施形態では、3つ画面(ウェブページ)に分割して、項目情報を表示するようにしている(S401)。以下、項目情報が表示された画面を案内画面15と呼ぶ。尚、一番最初に第1案内画面15Aを表示するようにし、案内画面15に表示された「次へ」や「戻る」を端末2の入力手段7により選択することで、第1〜第3の案内画面15A,15B,15Cの間を移動できるようにしている。案内画面15は、例えば登録支援プログラムに用いるデータとして記憶手段8に格納されている。尚、案内画面15の数は特に限られず、例えば項目情報毎に案内画面15を用意しても良い。
【0055】
端末2の表示手段4に案内画面15が表示されると、項目情報の選択受付状態となり(ステップ402(S402))、端末利用者は、端末2の入力手段7を用いて(1)〜(11)の項目情報のいずれかを選択できる。
【0056】
ここで、各項目情報には、作業の種類に応じたハードウェア(情報取込手段)の種類が予め定められている。さらに、各項目情報には、作業の種類に応じた指示情報が予め定められている。例えば本実施形態では、図11に示す項目管理テーブル16を用いて、各項目情報と、ハードウェアタイプと、指示情報とを関連付けて管理するようにしている。項目管理テーブル16は、例えば登録支援プログラムに用いるデータとして記憶手段8に格納されており、項目管理テーブル16の項目情報フィールドには、項目情報を特定するための情報(例えば項目名として(1)〜(11)のいずれか)が予め格納され、ハードウェアタイプフィールドには、ハードウェアタイプを特定するための情報が予め格納され、指示情報フィールドには、主に端末利用者に対する指示を表すアウトラインやメッセージ等が予め格納されている。
【0057】
項目情報が選択され、選択結果が入力手段7より入力されると(ステップ403(S403);No)、制御手段9は、項目管理テーブル16のハードウェアタイプを参照し、選択された項目情報に対応する処理を判断する(ステップ404(S404))。例えば本実施形態では、(1)〜(7)および(9)〜(11)の項目情報については、ハードウェアタイプを「カメラ」とし、静止画撮影処理を行うものとしている(ステップ405(S405))。また、(8)の項目情報については、ハードウェアタイプを「ビデオ+マイク」とし、動画および音声の記録処理を行うものとしている(ステップ406(S406))。
【0058】
静止画撮影処理(S405)の場合は、例えば図12のフローチャートに示す処理を行なうようにしている。静止画撮影処理が開始されると、制御手段9は、静止画情報を取り込む情報取込手段である撮像手段5を、静止画モードで起動する(S405−1)。また、制御手段9は、項目管理テーブル16を参照し、項目情報に対応する指示情報に含まれるアウトライン情報を、一次記憶装置17のアウトラインエリア17Aに読み込む(S405−2、図13参照)。
【0059】
アウトラインは、対象商品の被写体としての理想的な大きさと角度を示す輪郭線である。例えば本実施形態のアウトライン情報は、背景色が透明であり、アウトラインのみに特定の色を付けた画像情報である。但し、アウトライン情報はこの例に限定されず、例えば背景色に特定の色を付けてアウトラインで囲まれた部分だけを透明としたり、逆に、背景色を透明としてアウトラインで囲まれた部分を特定の色で塗り潰したものとしても良い。
【0060】
また、撮像手段5が静止画モードで起動されることにより、撮像素子(例えばCCD)から出力される撮影候補の画像情報(以下、単に撮影候補情報と呼ぶ。)が、一次記憶装置17の撮影候補エリア17Bに記憶される(S405−3、図13参照)。尚、撮影候補エリア17Bの撮影候補情報は、一定時間毎に撮像素子より順次取り込まれる新たな画像情報に更新される。制御手段9は、撮影候補エリア17Bに格納された撮影候補情報に、アウトラインエリア17Aに格納されたアウトライン情報を重ねた合成画像情報を、一次記憶装置17のモニタ出力用エリア17Cに記憶する(S405−4、図13参照)。例えば本実施形態の合成画像情報は、撮影候補情報の各画素のうち、アウトラインに相当する画素だけが、アウトラインを示す特定色の情報に変更されたものである。
【0061】
そして、制御手段9は、一次記憶装置17のモニタ出力用エリア17Cに作成した合成画像情報を表示手段4に出力する(S405−5)。これにより表示手段4には、撮影候補の画像の上にアウトラインが付されたものが表示される。例えば図14〜図16の図中の破線がアウトラインを示す。図14は(1)の項目が選択された場合のアウトラインの例を示し、図15は(2)の項目が選択された場合のアウトラインの例を示し、図16は(5)の項目が選択された場合のアウトラインの例を示す。アウトラインの下には、実際の映像が表示される。即ち、撮影指令が出されるまで(S405−6;No)、アウトラインの下には一定時間毎に更新される撮影候補情報が表示される。なお、撮影候補の表示速度を高速化するために、間引き処理により合成画像情報の画素数を縮小して、表示手段4に出力するようにしても良い。また、項目管理テーブル16に格納された指示情報には、アウトライン以外に、文字による指示を表す情報(例えば「被写体をアウトラインに合わせて撮影してください」などのメッセージ)を含めても良く、この文字情報を表示手段4に表示しても良い。
【0062】
端末利用者(撮影者)は、表示手段4に表示された商品(本実施形態では車)をアウトラインに合わせるように、商品と端末2との間の距離や商品に対する端末2の角度を調整して、商品を撮影することができる。端末利用者により撮影指令が出されると(S405−6;Yes)、例えばシャッタボタンが押されると、制御手段9は、撮影候補エリア17Bに格納された撮影候補情報を、画像ファイルとして記憶手段8(二次記憶装置)に記憶する(S405−7)。従って、アウトラインの無い状態で画像が記録される。
【0063】
一方、動画および音声の記録処理(S406)の場合は、例えば図17のフローチャートに示す処理を行なう。処理が開始されると、制御手段9は、動画情報を取り込む情報取込手段である撮像手段5を、動画モードで起動するとともに、音声情報を取り込む情報取込手段である録音手段6を起動する(S406−1)。
【0064】
また、制御手段9は、項目管理テーブル16を参照し、項目情報に対応する指示情報を読み込み(S406−2)、当該指示情報を表示手段4に表示する(S406−3)。指示情報は、例えば、「エンジンをかけ、ボンネットを開けた状態とし、エンジンルームの撮影を開始してください」などのメッセージである。尚、必要であれば、上述したアウトラインを指示情報として表示するようにしても良い。
【0065】
端末利用者により撮影開始指令が出されると(S406−4;Yes)、例えばスタートボタンが押されると、動画および音声の記録が開始され、動画情報および音声情報が例えば一次記憶装置に蓄積される(S406−5)。そして、端末利用者により撮影終了指令が出されると(S406−6;Yes)、例えばストップボタンが押されると、一次記憶装置に蓄積された動画情報および音声情報を動画ファイルとして記憶手段8(二次記憶装置)に記憶する(S406−7)。尚、撮影開始から一定時間経過後に強制的に撮影終了するように撮像手段5と録音手段6を停止するようにしても良く、或いは撮影開始から一定時間経過後に、撮影終了を促すメッセージを表示手段4に表示するようにしても良い。この場合、動画ファイルの再生時間を統一するようにできる。
【0066】
以上の処理により画像ファイルまたは動画ファイルが作成されると、制御手段9は、作成されたファイルを管理する(ステップ407(S407))。このために、例えば本実施形態では、図18に示すファイル管理テーブル18を用いて、各項目情報と作成されたファイルの名前とを関連付けて管理するようにしている。ファイル管理テーブル18は、例えば登録支援プログラムに用いるデータとして記憶手段8に格納されており、ファイル管理テーブル18の項目情報フィールドには、項目情報を特定するための情報(例えば項目名として(1)〜(11)のいずれか)が予め格納されており、ファイル名フィールドには項目情報に対応する処理(S405またはS406)で作成されたファイルの名前が記載される(S407)。
【0067】
そして、制御手段9は、取込済みの非テキスト情報に対応する項目情報の表示を変化させて、表示手段4に表示する(ステップ408(S408))。例えば本実施形態では、項目情報を表示する色を変化させるようにしている。ただし、この例に限定されず、例えば非テキスト情報が取込済みである項目情報を表示しないようにしても良い。これにより、取り込むべき非テキスト情報の欠落や重複を防止できる。尚、各項目情報について非テキスト情報が取込済みであるか否かの判断は、例えばファイル管理テーブル18を参照し、ファイル名フィールドにファイル名が記載されているか否かで判断できる。即ち、ファイル名フィールドにファイル名が記載されている場合は、当該項目情報について非テキスト情報が取込済みであり、ファイル名が記載されていない場合は、非テキスト情報が未だ取り込まれていないと判断する。尚、この場合、ファイル管理テーブル18のファイル名フィールドは、登録中間処理の開始時点(S401の前)で例えば空欄(NUL)にしておくようにする。但し、ファイル管理テーブル18とは別のテーブル(各項目情報と、非テキスト情報の取込の有無を示す情報(例えばフラグなど)とが対応付けられたテーブル)を用いて、各項目情報について非テキスト情報が取込済みであるか否かの判断を行なうようにしても良いのは勿論である。
【0068】
尚、S408の処理において、第1案内画面15Aの項目情報がすべて取得済みであれば第2案内画面15Bを表示し、さらに第2案内画面15Bの項目情報がすべて取得済みであれば第3案内画面15Cを表示するようにしても良い。また、例えばS408の処理で案内画面15が表示されると、S405またはS406の処理で起動したハードウェアを自動的にオフとなるようにする。
【0069】
以上の処理が項目情報の数に応じて繰り返される。そして、例えば本実施形態では、第3案内画面15Cに表示された「終了」が端末2の入力手段7により選択されると(ステップ403(S403);Yes)、登録中間処理が完了する。尚、ファイル管理テーブル18などを参照し、非テキスト情報が取り込まれていない項目情報がまだある場合には、例えばその旨の警告メッセージや「終了」を続行するか否かの確認メッセージを表示するようにしても良い。
【0070】
登録中間処理が完了すると、端末2からサーバ3へ非テキスト情報としての画像ファイルと動画ファイルが送信される(図2のステップ5(S5))。サーバ3は、受信した非テキスト情報としての各ファイルを、商品情報データベース14の該当する商品IDの非テキスト情報フィールドに格納する(図2のステップ6(S6),図6参照)。例えば、(1)〜(7)の項目情報に関する画像ファイルは、非テキスト情報(1)フィールド〜非テキスト情報(7)フィールドにそれぞれ格納する。また、(8)の項目情報に関する動画ファイルは、非テキスト情報(8)フィールドに格納する。また、(9)〜(11)の項目情報に関する画像ファイルは、非テキスト情報(9)フィールド〜非テキスト情報(11)フィールドにそれぞれ格納する。これにより、非テキスト情報は項目情報と関連付けられて記録される。また、非テキスト情報は商品IDと関連付けられて管理される。ここで、商品情報データベース14に項目情報と関連付けた状態で非テキスト情報を格納する形態として、例えば以下の3つが考えられる。
【0071】
第一は、例えば記憶手段8(二次記憶装置)に格納された複数の画像ファイルと動画ファイルを予め定めた順番(例えば(1)〜(11)の順番)で端末2からサーバ3へ送信するようにする(S5)。この場合、サーバ3はファイルを受け取った順番で当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納する(S6)。
【0072】
第二は、非テキスト情報としての画像ファイルと動画ファイルを予め定めた一意な名称(例えば商品ID+項目情報名)で記憶手段8(二次記憶装置)に保存し、端末2からサーバ3へ送信するようにする(S5)。この場合、サーバ3は受け取ったファイルの名前から当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納する(S6)。
【0073】
第三は、項目情報と非テキスト情報のファイル名との対応が示されたテーブル(例えばファイル管理テーブル18)とともに、画像ファイルと動画ファイルを端末2からサーバ3へ送信するようにする(S5)。この場合、サーバ3は当該テーブルを参照して、各ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納する(S6)。
【0074】
以上の処理により、商品情報の登録が完了する。サーバ3は、商品情報データベース14に蓄積された商品情報をウェブページなどによりインターネット10上で公開することができる。撮影方向やファイルの種類といった項目毎に、画像ファイルや動画ファイル等が自動で整理されて記録されるため、人手をかけて各ファイルの内容や種類を確認し、分類し、保存するといった作業は必要ない。しかも、端末利用者は案内画面15に従って操作を行なえるので、操作に熟練していない者でも正確な商品情報の送信作業が行なえる。
【0075】
さらに、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、端末利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。これにより、撮影された画像は、誰が撮っても被写体の大きさや角度がほぼ同じになり、蓄積される商品情報データベース14の内容が統一される。類似商品群の画像を並べて表示する場合などには、特に統一感のあるものとなり、見栄えも良いし、商品間の比較も容易となる。さらに、アウトラインが表示されることで、予定されていたアングルと全く異なるアングルで商品を撮影してしまうといったミスも防止できる。
【0076】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0077】
例えば上述の実施形態では、登録中間処理(S4)の後に一括して非テキスト情報のファイル群を端末2からサーバ3へ送信するようにしたが、端末2からサーバ3への非テキスト情報の送信のタイミングはこの例に限定されない。例えば、端末2の二次記憶装置の容量が少ない場合などには、二次記憶装置に記憶される合計ファイル容量が一定値以上となった時点で、登録中間処理(S4)を中断し、作成された非テキスト情報のファイルを端末2からサーバ3へ送信し、その後、登録中間処理(S4)を再開するようにしても良い。さらに、端末2の記憶手段8に非テキスト情報のファイルが記憶されるごとに(S405−7またはS406−7)、或いは端末2の記憶手段8に非テキスト情報のファイルを記憶せずにファイルが作成された時点(S405−6;YesまたはS406−6;Yes)で、当該ファイルを端末2からサーバ3へ送信しても良い。
【0078】
上記の場合、商品情報データベース14に項目情報と関連付けた状態で非テキスト情報を格納する形態として、例えば以下の3つが考えられる。
【0079】
第一は、複数の非テキスト情報の取り込みを指示する情報(例えば上述した項目情報やアウトラインなど)を予め定めた順番で、端末2の表示手段4に表示するようにする。これにより、複数の非テキスト情報は決まった順番で取り込まれ、非テキスト情報のファイルは決まった順番で端末2からサーバ3に送信され、サーバ3はファイルを受け取った順番で当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0080】
第二は、非テキスト情報としてのファイルの名前を予め定めた一意な名前とし、当該ファイルを端末2からサーバ3へ送信するようにする。この場合、サーバ3は受け取ったファイルの名前から当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0081】
第三は、項目情報と非テキスト情報のファイル名との対応が示された対応情報(例えばファイル管理テーブル18)とともに、非テキスト情報のファイルを端末2からサーバ3へ送信するようにする。この場合、サーバ3は当該対応情報を参照して、各ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0082】
また、上述の実施形態では、登録支援プログラムを端末2側で実行したが、必ずしもこの例に限定されず、登録支援プログラムの一部または全部をサーバ3側で実行しても良い。また、例えばサーバ3側で端末2の機種を確認し、端末2側でプログラムを実行するか、サーバ3側でプログラムを実行するか、判断するようにしても良い。サーバ3側で登録支援プログラムを実行する場合、例えば図7の処理を以下のように行なうようにする。S401,S402,S403の処理については、案内画面15の画面情報(例えばウェブページ)をサーバ3から端末2に送信するようにし、項目情報等の選択結果が端末2からサーバ3に送信されるようにする。また、S404の処理については、項目管理テーブル16を例えばサーバ3側で管理し、選択された項目情報に対応する処理の判断はサーバ3が行なうようにする。S407,S408の処理については、ファイル管理テーブル18を例えばサーバ3側で管理し、更新された案内画面15の画面情報をサーバ3から端末2に送信するようにする。S405またはS406における撮像手段5や録音手段6を制御する処理については、例えばサーバ3から端末2に当該ハードウェア制御に必要な命令を送信し、端末2側の制御手段9が当該命令を解釈し実行するようにしても良く、或いはサーバ3の制御装置(CPU)が直接撮像手段5や録音手段6を制御するようにしても良い。尚、端末2からサーバ3への非テキスト情報の送信のタイミングは上述したいずれの例を採用しても良い。上記のように、登録支援プログラムの一部または全部をサーバ3側で実行する場合、二次記憶装置や高度な制御装置を有さない端末(例えば安価な携帯電話)であっても、本発明に係る端末2として利用することができる。
【0083】
また、処理の簡素化を図る等のために、場合によってはアウトラインを表示する処理を省略しても良い。
【0084】
また、上述の実施形態では、先ず案内画面15を表示し、この案内画面15で静止画撮影に係る項目情報が選択されてから、アウトラインを表示するようにしたが、例えば非テキスト情報として静止画情報のみを取り込む場合などには、案内画面15の表示を省略し、撮影候補の画像情報にアウトラインを重ねて表示する処理を直ちに行なうようにしても良い。さらに、1つの撮影が終了する毎に、目的とする撮影方向を示す複数種のアウトラインを予め定めた順番で順次表示するようにしても良い。この場合、複数種の静止画情報が決まった順番で取り込まれ、複数の静止画ファイルを決まった順番で端末2からサーバ3に送信でき、サーバ3はファイルを受け取った順番で当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0085】
また、上述の実施形態では、1つの撮像手段5が静止画モードと動画モードに切替可能であるものとしたが、静止画情報を得るための手段と、動画情報を得るための手段を別個に備えても良い。
【0086】
また、処理の高速化等を図るために、ソフトウェアによる処理の一部または全部をハードウェア回路により実現しても良い。例えばアウトライン情報を撮影候補情報に重ねた合成画像を得る処理をハードウェア化して、画像処理の高速化を図るようにしても良い。
【0087】
また、端末2とサーバ3との間のデータ通信の形態(プロトコルなど)は、特に限定されるものではない。例えば、端末2とサーバ3との間のデータ通信の一部または全部を電子メールで行なうようにしても良い。この場合、端末2は電子メールの送受信機能を備えるものとし、サーバ3は例えばメールサーバとしての機能を備えるものとする。例えば、静止画情報、動画情報、音声情報等の非テキスト情報は、電子メールの添付ファイルとして端末2からサーバ3へ送信することができる。この場合、サーバ3は、受信した電子メールの件名またはメール本文の内容から添付ファイルが何を表すかを認識して、各添付ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納するようにしても良い。更にこの場合、上記電子メールの件名または上記メール本文の内容を登録支援プログラムにより自動で作成するようにしても良い。また、端末利用者に対する必要な指示、通知、問い合わせ等を電子メールとしてサーバ3から端末2へ自動的に送信するようにしても良い。また、登録支援プログラムなども電子メールの添付ファイルとしてサーバ3から端末2へ送信することができる。
【0088】
また、上述の実施形態では、商品情報の登録処理の前に認証処理を行なうようにしたが、商品情報の登録処理の後に認証処理を行なうようにしても良い。また、端末利用者が特定されている等の場合には、認証処理を省略しても良い。
【0089】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の商品情報管理システムまたは請求項11記載の商品情報管理手段または請求項12記載の商品情報の登録支援プログラムでは、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。従って、人手をかけて各ファイルの内容や種類を確認し、分類し、保存するといった作業は必要ない。
【0090】
また、請求項2,5,8記載の商品情報管理システムまたは請求項10記載の商品情報取込用端末または請求項13記載の商品情報の登録支援プログラムでは、静止画撮影の際に被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。撮影された画像は、誰が撮っても被写体の大きさや角度がほぼ同じになり、蓄積される静止画情報の内容が統一される。類似商品群の画像を並べて表示する場合などには、特に統一感のあるものとなり、見栄えも良いし、商品間の比較も容易となる。さらに、アウトラインが表示されることで、予定されていたアングルと全く異なるアングルで商品を撮影してしまうといったミスも防止できる。
【0091】
さらに、請求項3記載の商品情報管理システムは、取込済みの非テキスト情報に対応する項目情報の表示を変化させるので、取り込むべき非テキスト情報の欠落や重複を防止できる。
【0092】
さらに、請求項4記載の商品情報管理システムによれば、項目情報を選択する操作によって、対応するハードウェア(情報取込手段)が自動的に起動するので、操作の負担が軽減される。また予定されていたものと異なる非テキスト情報を取り込んでしまうミスも防止できる。
【0093】
さらに、請求項6記載の商品情報管理システムでは、撮影候補の画像情報を記録するので、アウトラインの無い状態の画像を記録できる。
【0094】
さらに、請求項7記載の商品情報管理システムでは、複数の非テキスト情報を定められた順番で取り込むことができ、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0095】
さらに、請求項9記載の商品情報取込用端末によれば、端末利用者は表示される指示に従って操作を行なえるので、操作に熟練していない者でも正確な作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品情報管理システムの実施の一形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の商品情報管理システムの処理の概要を示す概略シーケンス図である。
【図3】本発明の商品情報管理システムの処理(認証処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図4】個人情報データベースのデータ構造の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の商品情報管理システムの処理(登録前処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図6】商品情報データベースのデータ構造の一例を示す概念図である。
【図7】商品情報の登録支援プログラムにより実行されるの処理(登録中間処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図8】項目情報を表示した画面の一例を示す図である。
【図9】項目情報を表示した画面の他の例を示す図である。
【図10】項目情報を表示した画面の更に他の例を示す図である。
【図11】項目情報と起動するハードウェアとアウトラインなどの指示情報とを関連付けて管理する項目管理テーブルの一例を示す概念図である。
【図12】商品情報の登録支援プログラムにより実行されるの処理(静止画撮影処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図13】記憶手段に格納された画像データの構成を示す概念図である。
【図14】アウトラインを表示した画面の一例を示す図である。
【図15】アウトラインを表示した画面の他の例を示す図である。
【図16】アウトラインを表示した画面の更に他の例を示す図である。
【図17】商品情報の登録支援プログラムにより実行されるの処理(動画及び音声の記録処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図18】項目情報と作成したファイルとを関連付けて管理するファイル管理テーブルの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 商品情報管理システム
2 端末(商品情報取込用端末)
3 サーバ(商品情報管理手段)
4 表示手段
5 撮像手段(情報取込手段)
6 録音手段(情報取込手段)
7 入力手段
8 記憶手段
9 制御手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理システムおよびプログラムに関する。さらに詳述すると、本発明は、静止画、動画、音声などの非テキスト情報を管理するためのシステムおよびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、商品としての中古車をデジタルカメラで撮影し、当該撮影によって得られた画像情報を端末を用いてサーバに送信し、サーバにより中古車の画像情報をインターネット上で公開するシステムが開示されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−7767号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
顧客に対して詳細な商品情報を提供するために、一つの商品に対して様々な方向から撮影したり(例えば商品が中古車であれば、正面、側面、斜め、内装の様子、エンジンルームの様子、等々である)、動画情報や音声情報(例えばエンジン音など)を記録することが考えられる。
【0005】
しかしながら、この場合、各商品について複数の画像ファイル、動画ファイル、音声ファイル等が得られるが、従来技術では、これら複数のファイルを撮影方向別やファイル種類別に作業者が整理した上で、データベースに入力する必要があり、極めて煩雑である。
【0006】
また、インターネット上で公開される類似商品群間での比較を容易とする等のためには、各静止画の中における被写体である商品の大きさや角度を統一することが好ましいが、この統一には撮影者の熟練を要し、困難である。
【0007】
そこで本発明は、一の商品に属する複数の非テキスト情報を自動で整理して管理できる商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報登録支援プログラムを提供することを目的とする。また、本発明は、静止画中の被写体である商品の大きさや角度を容易に統一できる商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報登録支援プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、前記商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する前記非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する表示手段と、前記情報取込手段により取り込んだ前記非テキスト情報を前記項目情報と関連付けて記録する手段とを少なくとも有するようにしている。
【0009】
したがって、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0010】
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の商品情報管理システムにおいて、前記非テキスト情報は静止画情報を含み、前記表示手段は、静止画情報に係る前記項目情報が選択された場合に、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示するようにしている。
【0011】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0012】
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の商品情報管理システムにおいて、前記表示手段は、取込済みの前記非テキスト情報に対応する前記項目情報の表示を変化させるようにしている。したがって、取り込むべき非テキスト情報の欠落や重複を防止できる。
【0013】
また、請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の商品情報管理システムにおいて、前記項目情報の選択を受け付ける入力手段と、選択された前記項目情報に対応する非テキスト情報を取り込む前記情報取込手段を起動する制御手段とを更に有するようにしている。
【0014】
したがって、項目情報を選択する操作によって、対応するハードウェア(情報取込手段)が自動的に起動する。これにより、操作の負担が軽減される。また予定されていたものと異なる非テキスト情報を取り込んでしまうミスも防止できる。
【0015】
また、請求項5記載の発明は、商品に関する静止画情報を取り込み、当該静止画情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、静止画情報を得る撮像手段と、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する表示手段とを少なくとも有するようにしている。
【0016】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0017】
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の商品情報管理システムにおいて、撮影指令があった場合に、前記撮影候補の画像情報を記録するようにしている。したがって、アウトラインの無い状態で画像が記録される。
【0018】
また、請求項7記載の発明は、商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、前記商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する複数の前記非テキスト情報の取り込みを指示する情報を予め定めた順番で表示する表示手段を少なくとも有するようにしている。
【0019】
したがって、複数の非テキスト情報を定められた順番で取り込むことができ、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0020】
また、請求項8記載の発明は、請求項7記載の商品情報管理システムにおいて、前記非テキスト情報が静止画情報である場合に、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示するようにしている。
【0021】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0022】
また、請求項9記載の商品情報取込用端末は、商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する前記非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報が表示される表示手段とを少なくとも有するようにしている。
【0023】
したがって、端末利用者は表示される指示に従って操作を行なえるので、操作に熟練していない者でも正確な作業が行なえる。
【0024】
また、請求項10記載の商品情報取込用端末は、商品の静止画情報を得る撮像手段と、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインが重ねられて表示される表示手段とを少なくとも有するようにしている。
【0025】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0026】
また、請求項11記載の商品情報管理手段は、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を商品情報取込用端末に指示し、前記商品情報取込用端末により取り込まれた前記非テキスト情報を前記取り込み箇所と関連付けて記録するようにしている。
【0027】
したがって、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0028】
また、請求項12記載の商品情報の登録支援プログラムは、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する手段と、取り込まれた前記非テキスト情報を前記項目情報と関連付けて記録する手段として、情報処理装置を機能させるようにしている。ここで、本明細書における情報処理装置は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistants)、軽量パームトップコンピュータなどの携帯可能な情報処理端末や、サーバなどのコンピュータを含む。
【0029】
したがって、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0030】
また、請求項13記載の商品情報の登録支援プログラムは、撮像手段により得られる撮影候補の画像情報に、前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する手段として、情報処理装置を機能させるようにしている。
【0031】
したがって、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成を図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0033】
図1から図18に本発明の商品情報管理システムおよび商品情報取込用端末および商品情報管理手段並びに商品情報の登録支援プログラムの実施の一形態を示す。この商品情報管理システム1は、商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理するシステムであり、商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する表示手段4と、情報取込手段により取り込んだ非テキスト情報を項目情報と関連付けて記録する手段とを少なくとも有するようにしている。
【0034】
尚、本実施形態では、対象商品を中古車とした例について説明する。但し、対象商品が本実施形態に限定されないことは勿論である。ここで、非テキスト情報とは、テキストデータ以外のデータを意味し、例えば静止画情報、動画情報、音声情報などが該当する。但し、非テキスト情報が必ずしもこれらの例に限定されるものではない。
【0035】
例えば本実施形態の商品情報管理システム1は、少なくとも1台の商品情報取込用端末(以下、単に端末2と呼ぶ。)と、商品情報管理手段としてのサーバ3とを有して構成されている。端末2とサーバ3とは、ネットワーク10を介して双方向に通信可能に接続される。ネットワーク10は、有線または無線のいずれの形態であっても良く、例えば本実施形態ではインターネットを利用している。
【0036】
本実施形態の端末2は、例えば携帯電話である。但し、PDAや軽量パームトップコンピュータと呼ばれる携帯可能な小型コンピュータを端末2として用いても良い。本実施形態の端末2は、主なハードウェア資源として、例えば図1に示すように、表示手段4(例えば液晶ディスプレイなどの表示装置)と、入力手段7(例えば操作ボタン)と、一次記憶装置17(例えばRAM)や二次記憶装置(読み書きの双方が可能な不揮発性メモリ)等により構成される記憶手段8と、撮像素子(例えばCCD)などを備える撮像手段5と、マイクロホンなどの電気音響変換器やA/D変換器などを備える録音手段6と、制御手段9(例えばCPUやROMなどにより構成される)と、アンテナやネットワークインターフェース等により構成されてインターネット10を介したサーバ3とのデータ通信を実現する通信手段11などを備えている。本実施形態の撮像手段5は、静止画を撮影する静止画モードと、動画を記録する動画モードとに切替可能であるものとしている。従って、この端末2では、情報取込手段として、静止画モードと動画モードとに切替可能な撮像手段5と、録音手段6とを備え、非テキスト情報として静止画情報および動画情報および音声情報の取り込みが可能である。
【0037】
本実施形態のサーバ3は、主なハードウェア資源として、中央演算処理装置(CPU)、一次記憶装置(RAM)、二次記憶装置(ハードディスク)、ネットワークインタフェース等のハードウェア資源を備える1台または複数台のコンピュータである。本実施形態のサーバ3は、例えば既知のWWWサーバプログラムや既知のデータベース管理システムがインストールされており、端末2の要求に応じてウェブページやプログラムなどを提供するウェブサーバ12としての機能と、端末利用者の個人情報を管理する個人情報データベース13としての機能と、商品情報を管理する商品情報データベース14としての機能とを有するようにしている。
【0038】
商品情報管理システム1において行なわれる処理の一例を図2に示す。例えば本実施形態では、商品情報の登録処理の前に認証処理を行なうようにしている。また例えば本実施形態では、商品情報の登録処理を、前処理と中間処理と後処理との3つの処理に分けるようにしている。以下に、各処理について説明する。
【0039】
端末2からサーバ3へのアクセスがあると(図2のステップ1(S1))、認証処理が開始される(ステップ2(S2))。サーバ3側で行なわれる認証処理の一例を図3に示す。認証処理が開始されると、サーバ3は端末2に対して、個人情報の登録が済んでいるか否かを問い合わせる(ステップ201(S201))。このために、例えばサーバ3は当該問い合わせ用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて当該問い合わせに対して「個人情報登録済み」か「個人情報新規登録」を選択できる。当該選択結果は、端末2からサーバ3に送信される。
【0040】
「個人情報登録済み」が選択された場合(ステップ201(S201);Yes)、サーバ3は個人IDの入力を受け付ける(ステップ202(S202))。このために、例えばサーバ3は個人ID入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて個人IDを入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。サーバ3は、当該受信した個人IDが個人情報データベース13に登録されているか確認する(ステップ203(S203))。登録されていれば(ステップ203(S203);Yes)、認証処理は完了する。登録されていなければ(ステップ203(S203);No)、例えばサーバ3は端末2に対して、エラーメッセージ(例えば「個人IDが正しくありません」など)が記載された画面情報(ウェブページ)を送信する(ステップ204(S204))。
【0041】
一方、「個人情報新規登録」が選択された場合(ステップ201(S201);No)、サーバ3は個人情報の入力を受け付ける(ステップ205(S205))。このために、例えばサーバ3は個人情報入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。個人情報は、例えば、「氏名」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」などである。端末2の表示手段4には個人情報入力用のウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて個人情報を入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。そして、サーバ3は新しい個人IDを発行する(ステップ206(S206))。サーバ3は発行した個人IDを端末2に通知する。このために、例えばサーバ3は個人IDが記載された画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。次回から、端末利用者は、この個人IDを用いてサーバ3の認証を受けることができる。また、サーバ3は、発行した個人IDを、受信した個人情報とともに、個人情報データベース13に記録する(ステップ207(S207))。個人情報データベース13のデータ構造の一例を図4に示す。個人IDは、個人IDフィールドに、例えば「氏名」は個人情報(1)フィールドに、「郵便番号」は個人情報(2)フィールドに、「住所」は個人情報(3)フィールドに、「電話番号」は個人情報(4)フィールドに、格納される。これにより、個人IDと個人情報とが関連付けられて管理される。以上で、認証処理は完了する。
【0042】
認証処理が正常に完了した後、登録前処理(図2のステップ3(S3))が行なわれる。サーバ3側で行なわれる登録前処理の一例を図5に示す。登録前処理が開始されると、サーバ3は端末2に対して、「商品情報の新規登録」か否かを問い合わせる(ステップ301(S301))。このために、例えばサーバ3は当該問い合わせ用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて当該問い合わせに対して「商品情報の新規登録」か「登録済みの商品情報の更新」を選択できる。当該選択結果は、端末2からサーバ3に送信される。
【0043】
「商品情報の新規登録」が選択された場合(ステップ301(S301);Yes)、サーバ3は商品テキスト情報の入力を受け付ける(ステップ302(S302))。このために、例えばサーバ3は商品テキスト情報入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。商品テキスト情報は、文字で表現された商品に関する情報であり、例えば商品が中古車である本実施形態では商品テキスト情報の項目として、「メーカ」、「車種」、「型式」、「年式」、「走行距離」、「車体番号」、「車検期日」、「ボディタイプ」、「色」、「燃費」、「評価」などを定めている。但し、商品テキスト情報の項目は上記例に限定されるものではなく、商品の種類などに応じて適宜定めて良い。端末2の表示手段4には商品テキスト情報入力用のウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて商品テキスト情報を入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。
【0044】
そして、サーバ3は新しい商品IDを発行する(ステップ303(S303))。サーバ3は発行した商品IDを端末2に通知する。このために、例えばサーバ3は商品IDが記載された画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。またサーバ3は、発行した商品IDを、受信した商品テキスト情報とともに、商品情報データベース14に記録する(ステップ304(S304))。商品情報データベース14のデータ構造の一例を図6に示す。商品IDは、商品IDフィールドに、例えば「メーカ」はテキスト情報(1)フィールドに、「車種」はテキスト情報(2)フィールドに、「型式」はテキスト情報(3)フィールドに、「年式」はテキスト情報(4)フィールドに、「走行距離」はテキスト情報(5)フィールドに、「車体番号」はテキスト情報(6)フィールドに、「車検期日」はテキスト情報(7)フィールドに、「ボディタイプ」はテキスト情報(8)フィールドに、「色」はテキスト情報(9)フィールドに、「燃費」はテキスト情報(10)フィールドに、「評価」はテキスト情報(11)フィールドに、格納される。これにより、商品IDと商品テキスト情報とが関連付けられて管理される。
【0045】
さらにサーバ3は、発行した商品IDを、個人情報データベース13における該当する個人IDに対応する商品IDフィールドに記録する(ステップ304(S304))。これにより、個人IDと商品IDとが関連付けられて管理される。尚、例えば本実施形態では、1つの個人IDフィールドに対して複数の商品IDフィールドを用意している(図4参照)。従って、一個人が複数の商品を登録することができる。
【0046】
一方、「登録済みの商品情報の更新」が選択された場合(ステップ301(S301);No)、サーバ3は商品選択処理を行なう(ステップ305(S305))。この商品選択処理は、どの登録済み商品の更新を行なうかを確定する処理であり、例えば次の2つの形態が考えられる。
【0047】
第一は、該当する個人IDに属するすべての商品IDについて、登録済み商品情報の中の代表情報(例えば代表画像としての非テキスト情報(1))を一覧で表示した画面情報(ウェブページ)を、端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて、上記一覧の中から目的とする商品を選択できる。当該選択結果は、端末2からサーバ3に送信される。これにより、サーバ3は更新対象の商品IDを特定できる。
【0048】
第二は、サーバ3は更新対象の商品IDの入力を受け付ける。このために、例えばサーバ3は商品ID入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。端末2の表示手段4には当該ウェブページが表示され、端末利用者は端末2の入力手段7を用いて商品IDを入力できる。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。これにより、サーバ3は更新対象の商品IDを特定できる。
【0049】
更新対象の商品IDが特定されると、サーバ3は端末2に対して、商品テキスト情報を更新するか問い合わせる(ステップ306(S306))。当該問い合わせ結果は、端末2からサーバ3に送信される。商品テキスト情報の更新がある場合は(ステップ306(S306);Yes)、サーバ3は商品テキスト情報の入力を受け付ける(ステップ307(S307))。このために、例えばサーバ3は商品テキスト情報入力用の画面情報(ウェブページ)を端末2に送信する。当該入力結果は、端末2からサーバ3に送信される。サーバ3は、受信した商品テキスト情報を、該当する商品IDについての商品情報データベース14における商品テキスト情報のフィールドに上書きして更新する(ステップ308(S308))。またサーバ3は端末2に対して、商品非テキスト情報を更新するか問い合わせる(ステップ309(S309))。当該問い合わせ結果は、端末2からサーバ3に送信される。商品非テキスト情報の更新がある場合は(ステップ309(S309);Yes)、サーバ3は、以下に説明する処理によって端末2から送信される非テキスト情報を、商品情報データベース14における該当する商品IDの非テキスト情報のフィールドに上書きして更新するようにする。
【0050】
ここで、例えば本実施形態では、商品に関する非テキスト情報の登録を支援するプログラム(以下、登録支援プログラムと呼ぶ。)および当該プログラムに用いるデータを、サーバ3から端末2に配信し(ステップ310(S310))、端末2側で当該プログラムを実行し、登録中間処理を行なうようにしている(図2のステップ4(S4))。登録支援プログラムは、端末2の記憶手段8(例えば二次記憶装置)に格納される。
【0051】
但し、サーバ3から端末2に登録支援プログラムを毎回配信するのではなく、一度配信した登録支援プログラムを端末2側に常駐させるようにしても良い。また、場合によっては端末2に登録支援プログラムがプリインストールされていても良い。また、サーバ3から端末2に登録支援プログラムを配信する前に、サーバ3側でプログラム配信の必要性を確認するようにしても良い。例えば、端末2に登録支援プログラムが既に格納されているか否かを確認し、既に格納されていれば登録支援プログラムのバージョンを確認し、端末2に登録支援プログラムが未だ格納されていない場合か、格納されている登録支援プログラムが最新バージョンでない場合に、登録支援プログラムを配信するようにしても良い。さらに、例えば商品の種類毎に異なる登録支援プログラムをサーバ3側で用意しておき、商品情報データベース14に既に記録された商品テキスト情報(例えば「車種」など)の種別に応じて、配信する登録支援プログラムを選択するようにしても良い。
【0052】
登録支援プログラムが端末2の制御手段9により読み込まれ実行されることで行われる登録中間処理の一例を、図7のフローチャートに示す。
【0053】
先ず、処理が開始されると、商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示手段4に表示する(ステップ401(S401))。例えば本実施形態では、静止画を撮影する商品の向きや動画や音声を記録する商品の部位を示す情報を、項目情報として表示するようにしている。例えば、(1)左斜め前方からの外観、(2)左側面からの外観、(3)背面からの外観、(4)右側面からの外観、(5)タイヤ、(6)右斜め前方からの外観、(7)正面からの外観、(8)エンジンルーム、(9)トランクルーム、(10)内装前方、(11)内装後方、を示す11の項目情報を表示するようにしている。より具体的には、図8から図10に示すように、商品の概略図とともに、静止画を撮影する方向や動画や音声を記録する部位を示す矢印を表示するようにしている。尚、例えば本実施形態では、端末利用者が効率的に非テキスト情報の取り込みを作業を進めることができるように、上記矢印に(1)〜(11)の連続番号を付記するようにしている。但し、本実施形態においては、端末利用者は必ずしも当該連続番号の順に従って非テキスト情報の取り込みを進める必要はない。
【0054】
ここで、項目情報は必ずしも一つの画面において全てを表示する必要はない。例えば本実施形態では、3つ画面(ウェブページ)に分割して、項目情報を表示するようにしている(S401)。以下、項目情報が表示された画面を案内画面15と呼ぶ。尚、一番最初に第1案内画面15Aを表示するようにし、案内画面15に表示された「次へ」や「戻る」を端末2の入力手段7により選択することで、第1〜第3の案内画面15A,15B,15Cの間を移動できるようにしている。案内画面15は、例えば登録支援プログラムに用いるデータとして記憶手段8に格納されている。尚、案内画面15の数は特に限られず、例えば項目情報毎に案内画面15を用意しても良い。
【0055】
端末2の表示手段4に案内画面15が表示されると、項目情報の選択受付状態となり(ステップ402(S402))、端末利用者は、端末2の入力手段7を用いて(1)〜(11)の項目情報のいずれかを選択できる。
【0056】
ここで、各項目情報には、作業の種類に応じたハードウェア(情報取込手段)の種類が予め定められている。さらに、各項目情報には、作業の種類に応じた指示情報が予め定められている。例えば本実施形態では、図11に示す項目管理テーブル16を用いて、各項目情報と、ハードウェアタイプと、指示情報とを関連付けて管理するようにしている。項目管理テーブル16は、例えば登録支援プログラムに用いるデータとして記憶手段8に格納されており、項目管理テーブル16の項目情報フィールドには、項目情報を特定するための情報(例えば項目名として(1)〜(11)のいずれか)が予め格納され、ハードウェアタイプフィールドには、ハードウェアタイプを特定するための情報が予め格納され、指示情報フィールドには、主に端末利用者に対する指示を表すアウトラインやメッセージ等が予め格納されている。
【0057】
項目情報が選択され、選択結果が入力手段7より入力されると(ステップ403(S403);No)、制御手段9は、項目管理テーブル16のハードウェアタイプを参照し、選択された項目情報に対応する処理を判断する(ステップ404(S404))。例えば本実施形態では、(1)〜(7)および(9)〜(11)の項目情報については、ハードウェアタイプを「カメラ」とし、静止画撮影処理を行うものとしている(ステップ405(S405))。また、(8)の項目情報については、ハードウェアタイプを「ビデオ+マイク」とし、動画および音声の記録処理を行うものとしている(ステップ406(S406))。
【0058】
静止画撮影処理(S405)の場合は、例えば図12のフローチャートに示す処理を行なうようにしている。静止画撮影処理が開始されると、制御手段9は、静止画情報を取り込む情報取込手段である撮像手段5を、静止画モードで起動する(S405−1)。また、制御手段9は、項目管理テーブル16を参照し、項目情報に対応する指示情報に含まれるアウトライン情報を、一次記憶装置17のアウトラインエリア17Aに読み込む(S405−2、図13参照)。
【0059】
アウトラインは、対象商品の被写体としての理想的な大きさと角度を示す輪郭線である。例えば本実施形態のアウトライン情報は、背景色が透明であり、アウトラインのみに特定の色を付けた画像情報である。但し、アウトライン情報はこの例に限定されず、例えば背景色に特定の色を付けてアウトラインで囲まれた部分だけを透明としたり、逆に、背景色を透明としてアウトラインで囲まれた部分を特定の色で塗り潰したものとしても良い。
【0060】
また、撮像手段5が静止画モードで起動されることにより、撮像素子(例えばCCD)から出力される撮影候補の画像情報(以下、単に撮影候補情報と呼ぶ。)が、一次記憶装置17の撮影候補エリア17Bに記憶される(S405−3、図13参照)。尚、撮影候補エリア17Bの撮影候補情報は、一定時間毎に撮像素子より順次取り込まれる新たな画像情報に更新される。制御手段9は、撮影候補エリア17Bに格納された撮影候補情報に、アウトラインエリア17Aに格納されたアウトライン情報を重ねた合成画像情報を、一次記憶装置17のモニタ出力用エリア17Cに記憶する(S405−4、図13参照)。例えば本実施形態の合成画像情報は、撮影候補情報の各画素のうち、アウトラインに相当する画素だけが、アウトラインを示す特定色の情報に変更されたものである。
【0061】
そして、制御手段9は、一次記憶装置17のモニタ出力用エリア17Cに作成した合成画像情報を表示手段4に出力する(S405−5)。これにより表示手段4には、撮影候補の画像の上にアウトラインが付されたものが表示される。例えば図14〜図16の図中の破線がアウトラインを示す。図14は(1)の項目が選択された場合のアウトラインの例を示し、図15は(2)の項目が選択された場合のアウトラインの例を示し、図16は(5)の項目が選択された場合のアウトラインの例を示す。アウトラインの下には、実際の映像が表示される。即ち、撮影指令が出されるまで(S405−6;No)、アウトラインの下には一定時間毎に更新される撮影候補情報が表示される。なお、撮影候補の表示速度を高速化するために、間引き処理により合成画像情報の画素数を縮小して、表示手段4に出力するようにしても良い。また、項目管理テーブル16に格納された指示情報には、アウトライン以外に、文字による指示を表す情報(例えば「被写体をアウトラインに合わせて撮影してください」などのメッセージ)を含めても良く、この文字情報を表示手段4に表示しても良い。
【0062】
端末利用者(撮影者)は、表示手段4に表示された商品(本実施形態では車)をアウトラインに合わせるように、商品と端末2との間の距離や商品に対する端末2の角度を調整して、商品を撮影することができる。端末利用者により撮影指令が出されると(S405−6;Yes)、例えばシャッタボタンが押されると、制御手段9は、撮影候補エリア17Bに格納された撮影候補情報を、画像ファイルとして記憶手段8(二次記憶装置)に記憶する(S405−7)。従って、アウトラインの無い状態で画像が記録される。
【0063】
一方、動画および音声の記録処理(S406)の場合は、例えば図17のフローチャートに示す処理を行なう。処理が開始されると、制御手段9は、動画情報を取り込む情報取込手段である撮像手段5を、動画モードで起動するとともに、音声情報を取り込む情報取込手段である録音手段6を起動する(S406−1)。
【0064】
また、制御手段9は、項目管理テーブル16を参照し、項目情報に対応する指示情報を読み込み(S406−2)、当該指示情報を表示手段4に表示する(S406−3)。指示情報は、例えば、「エンジンをかけ、ボンネットを開けた状態とし、エンジンルームの撮影を開始してください」などのメッセージである。尚、必要であれば、上述したアウトラインを指示情報として表示するようにしても良い。
【0065】
端末利用者により撮影開始指令が出されると(S406−4;Yes)、例えばスタートボタンが押されると、動画および音声の記録が開始され、動画情報および音声情報が例えば一次記憶装置に蓄積される(S406−5)。そして、端末利用者により撮影終了指令が出されると(S406−6;Yes)、例えばストップボタンが押されると、一次記憶装置に蓄積された動画情報および音声情報を動画ファイルとして記憶手段8(二次記憶装置)に記憶する(S406−7)。尚、撮影開始から一定時間経過後に強制的に撮影終了するように撮像手段5と録音手段6を停止するようにしても良く、或いは撮影開始から一定時間経過後に、撮影終了を促すメッセージを表示手段4に表示するようにしても良い。この場合、動画ファイルの再生時間を統一するようにできる。
【0066】
以上の処理により画像ファイルまたは動画ファイルが作成されると、制御手段9は、作成されたファイルを管理する(ステップ407(S407))。このために、例えば本実施形態では、図18に示すファイル管理テーブル18を用いて、各項目情報と作成されたファイルの名前とを関連付けて管理するようにしている。ファイル管理テーブル18は、例えば登録支援プログラムに用いるデータとして記憶手段8に格納されており、ファイル管理テーブル18の項目情報フィールドには、項目情報を特定するための情報(例えば項目名として(1)〜(11)のいずれか)が予め格納されており、ファイル名フィールドには項目情報に対応する処理(S405またはS406)で作成されたファイルの名前が記載される(S407)。
【0067】
そして、制御手段9は、取込済みの非テキスト情報に対応する項目情報の表示を変化させて、表示手段4に表示する(ステップ408(S408))。例えば本実施形態では、項目情報を表示する色を変化させるようにしている。ただし、この例に限定されず、例えば非テキスト情報が取込済みである項目情報を表示しないようにしても良い。これにより、取り込むべき非テキスト情報の欠落や重複を防止できる。尚、各項目情報について非テキスト情報が取込済みであるか否かの判断は、例えばファイル管理テーブル18を参照し、ファイル名フィールドにファイル名が記載されているか否かで判断できる。即ち、ファイル名フィールドにファイル名が記載されている場合は、当該項目情報について非テキスト情報が取込済みであり、ファイル名が記載されていない場合は、非テキスト情報が未だ取り込まれていないと判断する。尚、この場合、ファイル管理テーブル18のファイル名フィールドは、登録中間処理の開始時点(S401の前)で例えば空欄(NUL)にしておくようにする。但し、ファイル管理テーブル18とは別のテーブル(各項目情報と、非テキスト情報の取込の有無を示す情報(例えばフラグなど)とが対応付けられたテーブル)を用いて、各項目情報について非テキスト情報が取込済みであるか否かの判断を行なうようにしても良いのは勿論である。
【0068】
尚、S408の処理において、第1案内画面15Aの項目情報がすべて取得済みであれば第2案内画面15Bを表示し、さらに第2案内画面15Bの項目情報がすべて取得済みであれば第3案内画面15Cを表示するようにしても良い。また、例えばS408の処理で案内画面15が表示されると、S405またはS406の処理で起動したハードウェアを自動的にオフとなるようにする。
【0069】
以上の処理が項目情報の数に応じて繰り返される。そして、例えば本実施形態では、第3案内画面15Cに表示された「終了」が端末2の入力手段7により選択されると(ステップ403(S403);Yes)、登録中間処理が完了する。尚、ファイル管理テーブル18などを参照し、非テキスト情報が取り込まれていない項目情報がまだある場合には、例えばその旨の警告メッセージや「終了」を続行するか否かの確認メッセージを表示するようにしても良い。
【0070】
登録中間処理が完了すると、端末2からサーバ3へ非テキスト情報としての画像ファイルと動画ファイルが送信される(図2のステップ5(S5))。サーバ3は、受信した非テキスト情報としての各ファイルを、商品情報データベース14の該当する商品IDの非テキスト情報フィールドに格納する(図2のステップ6(S6),図6参照)。例えば、(1)〜(7)の項目情報に関する画像ファイルは、非テキスト情報(1)フィールド〜非テキスト情報(7)フィールドにそれぞれ格納する。また、(8)の項目情報に関する動画ファイルは、非テキスト情報(8)フィールドに格納する。また、(9)〜(11)の項目情報に関する画像ファイルは、非テキスト情報(9)フィールド〜非テキスト情報(11)フィールドにそれぞれ格納する。これにより、非テキスト情報は項目情報と関連付けられて記録される。また、非テキスト情報は商品IDと関連付けられて管理される。ここで、商品情報データベース14に項目情報と関連付けた状態で非テキスト情報を格納する形態として、例えば以下の3つが考えられる。
【0071】
第一は、例えば記憶手段8(二次記憶装置)に格納された複数の画像ファイルと動画ファイルを予め定めた順番(例えば(1)〜(11)の順番)で端末2からサーバ3へ送信するようにする(S5)。この場合、サーバ3はファイルを受け取った順番で当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納する(S6)。
【0072】
第二は、非テキスト情報としての画像ファイルと動画ファイルを予め定めた一意な名称(例えば商品ID+項目情報名)で記憶手段8(二次記憶装置)に保存し、端末2からサーバ3へ送信するようにする(S5)。この場合、サーバ3は受け取ったファイルの名前から当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納する(S6)。
【0073】
第三は、項目情報と非テキスト情報のファイル名との対応が示されたテーブル(例えばファイル管理テーブル18)とともに、画像ファイルと動画ファイルを端末2からサーバ3へ送信するようにする(S5)。この場合、サーバ3は当該テーブルを参照して、各ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納する(S6)。
【0074】
以上の処理により、商品情報の登録が完了する。サーバ3は、商品情報データベース14に蓄積された商品情報をウェブページなどによりインターネット10上で公開することができる。撮影方向やファイルの種類といった項目毎に、画像ファイルや動画ファイル等が自動で整理されて記録されるため、人手をかけて各ファイルの内容や種類を確認し、分類し、保存するといった作業は必要ない。しかも、端末利用者は案内画面15に従って操作を行なえるので、操作に熟練していない者でも正確な商品情報の送信作業が行なえる。
【0075】
さらに、静止画撮影の際には被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、端末利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。これにより、撮影された画像は、誰が撮っても被写体の大きさや角度がほぼ同じになり、蓄積される商品情報データベース14の内容が統一される。類似商品群の画像を並べて表示する場合などには、特に統一感のあるものとなり、見栄えも良いし、商品間の比較も容易となる。さらに、アウトラインが表示されることで、予定されていたアングルと全く異なるアングルで商品を撮影してしまうといったミスも防止できる。
【0076】
なお、上述の実施形態は本発明の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
【0077】
例えば上述の実施形態では、登録中間処理(S4)の後に一括して非テキスト情報のファイル群を端末2からサーバ3へ送信するようにしたが、端末2からサーバ3への非テキスト情報の送信のタイミングはこの例に限定されない。例えば、端末2の二次記憶装置の容量が少ない場合などには、二次記憶装置に記憶される合計ファイル容量が一定値以上となった時点で、登録中間処理(S4)を中断し、作成された非テキスト情報のファイルを端末2からサーバ3へ送信し、その後、登録中間処理(S4)を再開するようにしても良い。さらに、端末2の記憶手段8に非テキスト情報のファイルが記憶されるごとに(S405−7またはS406−7)、或いは端末2の記憶手段8に非テキスト情報のファイルを記憶せずにファイルが作成された時点(S405−6;YesまたはS406−6;Yes)で、当該ファイルを端末2からサーバ3へ送信しても良い。
【0078】
上記の場合、商品情報データベース14に項目情報と関連付けた状態で非テキスト情報を格納する形態として、例えば以下の3つが考えられる。
【0079】
第一は、複数の非テキスト情報の取り込みを指示する情報(例えば上述した項目情報やアウトラインなど)を予め定めた順番で、端末2の表示手段4に表示するようにする。これにより、複数の非テキスト情報は決まった順番で取り込まれ、非テキスト情報のファイルは決まった順番で端末2からサーバ3に送信され、サーバ3はファイルを受け取った順番で当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0080】
第二は、非テキスト情報としてのファイルの名前を予め定めた一意な名前とし、当該ファイルを端末2からサーバ3へ送信するようにする。この場合、サーバ3は受け取ったファイルの名前から当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0081】
第三は、項目情報と非テキスト情報のファイル名との対応が示された対応情報(例えばファイル管理テーブル18)とともに、非テキスト情報のファイルを端末2からサーバ3へ送信するようにする。この場合、サーバ3は当該対応情報を参照して、各ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0082】
また、上述の実施形態では、登録支援プログラムを端末2側で実行したが、必ずしもこの例に限定されず、登録支援プログラムの一部または全部をサーバ3側で実行しても良い。また、例えばサーバ3側で端末2の機種を確認し、端末2側でプログラムを実行するか、サーバ3側でプログラムを実行するか、判断するようにしても良い。サーバ3側で登録支援プログラムを実行する場合、例えば図7の処理を以下のように行なうようにする。S401,S402,S403の処理については、案内画面15の画面情報(例えばウェブページ)をサーバ3から端末2に送信するようにし、項目情報等の選択結果が端末2からサーバ3に送信されるようにする。また、S404の処理については、項目管理テーブル16を例えばサーバ3側で管理し、選択された項目情報に対応する処理の判断はサーバ3が行なうようにする。S407,S408の処理については、ファイル管理テーブル18を例えばサーバ3側で管理し、更新された案内画面15の画面情報をサーバ3から端末2に送信するようにする。S405またはS406における撮像手段5や録音手段6を制御する処理については、例えばサーバ3から端末2に当該ハードウェア制御に必要な命令を送信し、端末2側の制御手段9が当該命令を解釈し実行するようにしても良く、或いはサーバ3の制御装置(CPU)が直接撮像手段5や録音手段6を制御するようにしても良い。尚、端末2からサーバ3への非テキスト情報の送信のタイミングは上述したいずれの例を採用しても良い。上記のように、登録支援プログラムの一部または全部をサーバ3側で実行する場合、二次記憶装置や高度な制御装置を有さない端末(例えば安価な携帯電話)であっても、本発明に係る端末2として利用することができる。
【0083】
また、処理の簡素化を図る等のために、場合によってはアウトラインを表示する処理を省略しても良い。
【0084】
また、上述の実施形態では、先ず案内画面15を表示し、この案内画面15で静止画撮影に係る項目情報が選択されてから、アウトラインを表示するようにしたが、例えば非テキスト情報として静止画情報のみを取り込む場合などには、案内画面15の表示を省略し、撮影候補の画像情報にアウトラインを重ねて表示する処理を直ちに行なうようにしても良い。さらに、1つの撮影が終了する毎に、目的とする撮影方向を示す複数種のアウトラインを予め定めた順番で順次表示するようにしても良い。この場合、複数種の静止画情報が決まった順番で取り込まれ、複数の静止画ファイルを決まった順番で端末2からサーバ3に送信でき、サーバ3はファイルを受け取った順番で当該ファイルが何を表すかを認識し、各ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納できる。
【0085】
また、上述の実施形態では、1つの撮像手段5が静止画モードと動画モードに切替可能であるものとしたが、静止画情報を得るための手段と、動画情報を得るための手段を別個に備えても良い。
【0086】
また、処理の高速化等を図るために、ソフトウェアによる処理の一部または全部をハードウェア回路により実現しても良い。例えばアウトライン情報を撮影候補情報に重ねた合成画像を得る処理をハードウェア化して、画像処理の高速化を図るようにしても良い。
【0087】
また、端末2とサーバ3との間のデータ通信の形態(プロトコルなど)は、特に限定されるものではない。例えば、端末2とサーバ3との間のデータ通信の一部または全部を電子メールで行なうようにしても良い。この場合、端末2は電子メールの送受信機能を備えるものとし、サーバ3は例えばメールサーバとしての機能を備えるものとする。例えば、静止画情報、動画情報、音声情報等の非テキスト情報は、電子メールの添付ファイルとして端末2からサーバ3へ送信することができる。この場合、サーバ3は、受信した電子メールの件名またはメール本文の内容から添付ファイルが何を表すかを認識して、各添付ファイルを該当する非テキスト情報フィールドに格納するようにしても良い。更にこの場合、上記電子メールの件名または上記メール本文の内容を登録支援プログラムにより自動で作成するようにしても良い。また、端末利用者に対する必要な指示、通知、問い合わせ等を電子メールとしてサーバ3から端末2へ自動的に送信するようにしても良い。また、登録支援プログラムなども電子メールの添付ファイルとしてサーバ3から端末2へ送信することができる。
【0088】
また、上述の実施形態では、商品情報の登録処理の前に認証処理を行なうようにしたが、商品情報の登録処理の後に認証処理を行なうようにしても良い。また、端末利用者が特定されている等の場合には、認証処理を省略しても良い。
【0089】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載の商品情報管理システムまたは請求項11記載の商品情報管理手段または請求項12記載の商品情報の登録支援プログラムでは、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。従って、人手をかけて各ファイルの内容や種類を確認し、分類し、保存するといった作業は必要ない。
【0090】
また、請求項2,5,8記載の商品情報管理システムまたは請求項10記載の商品情報取込用端末または請求項13記載の商品情報の登録支援プログラムでは、静止画撮影の際に被写体の理想輪郭を表すアウトラインが表示されるので、利用者(撮影者)は撮影対象である商品をアウトラインに合わせて、撮影できる。撮影された画像は、誰が撮っても被写体の大きさや角度がほぼ同じになり、蓄積される静止画情報の内容が統一される。類似商品群の画像を並べて表示する場合などには、特に統一感のあるものとなり、見栄えも良いし、商品間の比較も容易となる。さらに、アウトラインが表示されることで、予定されていたアングルと全く異なるアングルで商品を撮影してしまうといったミスも防止できる。
【0091】
さらに、請求項3記載の商品情報管理システムは、取込済みの非テキスト情報に対応する項目情報の表示を変化させるので、取り込むべき非テキスト情報の欠落や重複を防止できる。
【0092】
さらに、請求項4記載の商品情報管理システムによれば、項目情報を選択する操作によって、対応するハードウェア(情報取込手段)が自動的に起動するので、操作の負担が軽減される。また予定されていたものと異なる非テキスト情報を取り込んでしまうミスも防止できる。
【0093】
さらに、請求項6記載の商品情報管理システムでは、撮影候補の画像情報を記録するので、アウトラインの無い状態の画像を記録できる。
【0094】
さらに、請求項7記載の商品情報管理システムでは、複数の非テキスト情報を定められた順番で取り込むことができ、情報の取り込み箇所や情報の種類といった項目毎に、非テキスト情報(例えば、静止画、動画、音声などの情報)を自動で整理して記録することができる。
【0095】
さらに、請求項9記載の商品情報取込用端末によれば、端末利用者は表示される指示に従って操作を行なえるので、操作に熟練していない者でも正確な作業が行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の商品情報管理システムの実施の一形態を示す概略構成図である。
【図2】本発明の商品情報管理システムの処理の概要を示す概略シーケンス図である。
【図3】本発明の商品情報管理システムの処理(認証処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図4】個人情報データベースのデータ構造の一例を示す概念図である。
【図5】本発明の商品情報管理システムの処理(登録前処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図6】商品情報データベースのデータ構造の一例を示す概念図である。
【図7】商品情報の登録支援プログラムにより実行されるの処理(登録中間処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図8】項目情報を表示した画面の一例を示す図である。
【図9】項目情報を表示した画面の他の例を示す図である。
【図10】項目情報を表示した画面の更に他の例を示す図である。
【図11】項目情報と起動するハードウェアとアウトラインなどの指示情報とを関連付けて管理する項目管理テーブルの一例を示す概念図である。
【図12】商品情報の登録支援プログラムにより実行されるの処理(静止画撮影処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図13】記憶手段に格納された画像データの構成を示す概念図である。
【図14】アウトラインを表示した画面の一例を示す図である。
【図15】アウトラインを表示した画面の他の例を示す図である。
【図16】アウトラインを表示した画面の更に他の例を示す図である。
【図17】商品情報の登録支援プログラムにより実行されるの処理(動画及び音声の記録処理)の一例を示す概略フローチャートである。
【図18】項目情報と作成したファイルとを関連付けて管理するファイル管理テーブルの一例を示す概念図である。
【符号の説明】
1 商品情報管理システム
2 端末(商品情報取込用端末)
3 サーバ(商品情報管理手段)
4 表示手段
5 撮像手段(情報取込手段)
6 録音手段(情報取込手段)
7 入力手段
8 記憶手段
9 制御手段
Claims (13)
- 商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、前記商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する前記非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する表示手段と、前記情報取込手段により取り込んだ前記非テキスト情報を前記項目情報と関連付けて記録する手段とを少なくとも有することを特徴とする商品情報管理システム。
- 前記非テキスト情報は静止画情報を含み、前記表示手段は、静止画情報に係る前記項目情報が選択された場合に、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示することを特徴とする請求項1記載の商品情報管理システム。
- 前記表示手段は、取込済みの前記非テキスト情報に対応する前記項目情報の表示を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の商品情報管理システム。
- 前記項目情報の選択を受け付ける入力手段と、選択された前記項目情報に対応する非テキスト情報を取り込む前記情報取込手段を起動する制御手段とを更に有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の商品情報管理システム。
- 商品に関する静止画情報を取り込み、当該静止画情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、静止画情報を得る撮像手段と、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する表示手段とを少なくとも有することを特徴とする商品情報管理システム。
- 撮影指令があった場合に、前記撮影候補の画像情報を記録することを特徴とする請求項5記載の商品情報管理システム。
- 商品に関する情報を取り込み、当該情報を記録し管理する商品情報管理システムにおいて、前記商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する複数の前記非テキスト情報の取り込みを指示する情報を予め定めた順番で表示する表示手段を少なくとも有することを特徴とする商品情報管理システム。
- 前記非テキスト情報が静止画情報である場合に、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示することを特徴とする請求項7記載の商品情報管理システム。
- 商品の非テキスト情報を取り込む情報取込手段と、前記商品に対する前記非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報が表示される表示手段とを少なくとも有することを特徴とする商品情報取込用端末。
- 商品の静止画情報を得る撮像手段と、撮影候補の画像情報に前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインが重ねられて表示される表示手段とを少なくとも有することを特徴とする商品情報取込用端末。
- 商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を商品情報取込用端末に指示し、前記商品情報取込用端末により取り込まれた前記非テキスト情報を前記取り込み箇所と関連付けて記録することを特徴とする商品情報管理手段。
- 商品に対する非テキスト情報の複数の取り込み箇所を指示する項目情報を表示する手段と、取り込まれた前記非テキスト情報を前記項目情報と関連付けて記録する手段として、情報処理装置を機能させることを特徴とする商品情報の登録支援プログラム。
- 撮像手段により得られる撮影候補の画像情報に、前記商品の被写体としての理想輪郭を表すアウトラインを重ねて表示する手段として、情報処理装置を機能させることを特徴とする商品情報の登録支援プログラム。
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- 2003-04-17 JP JP2003112627A patent/JP2004318563A/ja active Pending
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