JP2004318357A - チャネルアダプタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トランシーバー112、プロトコル部111から成る1個のポート部110を、ホスト・プロセッサ121,131及び複数のチャネルアダプタ・ドライバー122,132を含むホスト・プロセッサ部120,130で制御が可能な形態を有するチャネルアダプタ150において、プロトコル部に、複数のチャネルアダプタ・ドライバーと通信する手段、及び複数のチャネルアダプタ・ドライバーからの指示の処理順序を、予め定められた手順で判定することによる複数系統での制御を実現化し、データ転送制御処理の高速化を実現する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置の制御技術に関し、特に装置間のデータ転送インタフェース動作を行う入出力チャネルアダプタに適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
本発明者が検討したところによれば、他装置とインタフェース動作を行う為の従来のチャネルアダプタの例としては、例えば図4に示すような構成のものが考えられる。図4に示すように、装置内部のPCI、PCI−X等のBus(バス)300を介して、ポート部310のプロトコル部311、キャッシュメモリ部340のデータ転送制御部341、及びホスト・プロセッサ部320のホスト・プロセッサ321が相互に接続され、ホスト・プロセッサ部320のチャネルアダプタ・ドライバー322が、チャネルアダプタ部320のプロトコル部311を制御し、プロトコル部311はチャネルアダプタ・ドライバー322の制御に従い、トランシーバー312を介して他装置との間のデータ転送を行うと共に、キャッシュメモリ部340のデータ転送制御部341を介してメモリ342との間でデータ転送を行う接続構成が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記のようなチャネルアダプタの技術においては、装置間を接続するネットワークの転送レートが2Gbpsから10Gbpsへと性能が向上する一方、ホスト・プロセッサ部の処理性能は前記転送レートに比例した性能の向上を安価に実現させることが困難である。その為、1個のポート部を1個のホスト・プロセッサ部で制御する従来のチャネルアダプタの構成では、ネットワークの転送性能を十分に発揮出来ないという問題が生じた。
【0004】
そこで、本発明の目的は、安価なホスト・プロセッサの個数を増加することにより、1個のポート部を複数のチャネルアダプタ・ドライバーで制御することを可能とすることにより、ネットワークの転送性能を活用する為の技術を安価に提供することにある。
【0005】
また、本発明のもう一つの目的は、1個のホスト・プロセッサが複数のアプリケーション・プログラムの処理を並行して実行する場合に、各アプリケーションに対応させた簡素で且つ高性能なチャネルアダプタ・ドライバーを複数使用し、1個のポート部を複数のチャネルアダプタ・ドライバーで制御することを可能とすることにより、ネットワークの転送性能を活用する為の技術を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では、複数のチャネルアダプタ・ドライバーからの制御が可能なチャネルアダプタを実現する為のチャネルアダプタの構成、及びポート部−ホスト・プロセッサ部間の制御方式に特徴を有するものである。
【0007】
すなわち、本発明は、インタフェース・プロトコルに従って、他装置とのデータ転送に関する装置間インタフェース動作を行うチャネルアダプタに適用され、このチャネルアダプタが、装置内部の複数のホスト・プロセッサとインタフェースを持ち、このホスト・プロセッサの各々にインストールされているチャネルアダプタ・ドライバーの制御に従い、並行して動作することにより、チャネルアダプタ上の1つのポートのインタフェース動作を、装置内部の複数のチャネルアダプタ・ドライバーにより制御可能とするものである。
【0008】
また、本発明の他のチャネルアダプタは、このチャネルアダプタが、装置内部の単一のホスト・プロセッサとインタフェースを持ち、このホスト・プロセッサにインストールされている複数のチャネルアダプタ・ドライバーの制御に従い、並行して動作することにより、チャネルアダプタ上の1つのポートのインタフェース動作を、装置内部の複数のチャネルアダプタ・ドライバーにより制御可能とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の一実施の形態であるチャネルアダプタの構成の一例を示すブロック図であり、図2は、本発明のもう一つの例を示すブロック図である。図3は、本実施の形態のチャネルアダプタにおける、プロトコル部とホスト・プロセッサ部のチャネルアダプタ・ドライバーとの間での制御情報の通信動作に必要な構造の一例を示すブロック図である。
【0011】
まず、図1により、本実施の形態のチャネルアダプタの構成の一例を説明する。図1における本実施の形態のチャネルアダプタ150は、プロトコル部111及びトランシーバー112を持つポート部110と、第1のホスト・プロセッサ121及び第1のチャネルアダプタ・ドライバー122を持つ第1のホスト・プロセッサ部120と、第2のホスト・プロセッサ131及び第2のチャネルアダプタ・ドライバー132を持つ第2のホスト・プロセッサ部130と、データ転送制御部141及びメモリ142を持つキャッシュメモリ部140などから成り、これらがPCI、PCI−X等のBus(バス)100を介して相互に接続されて構成されている。
【0012】
このチャネルアダプタ150は、装置内部のPCI、PCI−X等のBus100を介して、ポート部110のプロトコル部111、キャッシュメモリ部140のデータ転送制御部141、第1のホスト・プロセッサ部120のホスト・プロセッサ121、及び第2のホスト・プロセッサ部130のホスト・プロセッサ131とが相互に接続され、第1のホスト・プロセッサ部120のチャネルアダプタ・ドライバー122と第2のホスト・プロセッサ部130のチャネルアダプタ・ドライバー132とが、ポート部110のプロトコル部111を制御し、このプロトコル部111はチャネルアダプタ・ドライバー122と132の双方の制御に従い、トランシーバー112を介して他装置とのデータ転送動作を行うと共に、キャッシュメモリ部140のデータ転送制御部141を介してメモリ142との間でデータ転送を行う。
【0013】
次に、図2により、本実施の形態のもう一つのチャネルアダプタの例を説明する。図2における本実施の形態のもう一つのチャネルアダプタ250は、プロトコル部211及びトランシーバー212を持つポート部210と、ホスト・プロセッサ221、第1のチャネルアダプタ・ドライバー222a及び第2のチャネルアダプタ・ドライバー222bを持つホスト・プロセッサ部220と、データ転送制御部241及びメモリ242を持つキャッシュメモリ部240などから成り、これらがPCI、PCI−X等のBus(バス)200を介して相互に接続されて構成されている。
【0014】
このチャネルアダプタ250は、装置内部のPCI、PCI−X等のBus200を介して、ポート部210のプロトコル部211、キャッシュメモリ部240のデータ転送制御部241、及びホスト・プロセッサ部220のホスト・プロセッサ221とが相互に接続され、ホスト・プロセッサ部220の第1のチャネルアダプタ・ドライバー222aと第2のチャネルアダプタ・ドライバー222bとが、ポート部210のプロトコル部211を制御し、プロトコル部211はチャネルアダプタ・ドライバー222aと222bの双方の制御に従い、トランシーバー212を介して他装置とのデータ転送動作を行うと共に、キャッシュメモリ部240のデータ転送制御部241を介してメモリ242との間でデータ転送を行う。
【0015】
次に、図3により、前記図1における、プロトコル部とホスト・プロセッサ部のローカルメモリの例を詳細に説明する。図3は、プロトコル部111内部のレジスタ(113a,114a,113b,114b)、及びそれを制御する複数のホスト・プロセッサ部120と130の各々の内部のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ123及び133内の領域を表したブロック図である。
【0016】
第1のホスト・プロセッサ部120は第1のホスト・プロセッサ121、第1のチャネルアダプタ・ドライバー122、及び第1のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ123から成り、ホスト・プロセッサ・ローカルメモリ123には、第1のホスト・プロセッサ121がプロトコル部111に対して動作指示を行うアウトバウンド・メッセージを複数個格納する領域である第1のアウトバウンド・メッセージ格納領域124と、プロトコル部111が次に処理する第1のアウトバウンド・メッセージ格納領域124内部の格納位置を示す第1のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター125と、プロトコル部111が第1のホスト・プロセッサ121に対してトランザクション情報又はステータス情報を通知する為のインバウンド・メッセージを複数個格納する領域である第1のインバウンド・メッセージ格納領域126と、プロトコル部111が第1のインバウンド・メッセージ格納領域126内のどの位置に書き込みを行うかを示す為の第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127と、他装置との間で送信又は受信するFCP_DATAフレームの格納位置及び転送長を格納する領域である第1のデータ情報格納領域128を含む。
【0017】
同様に、第2のホスト・プロセッサ部130は第2のホストロプロセッサ131、第2のチャネルアダプタ・ドライバー132、及び第2のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ133から成り、第2のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ133には、第2のアウトバウンド・メッセージ格納領域134と、第2のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター135と、第2のインバウンド・メッセージ格納領域136と、第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137と、第2のデータ情報格納領域138を含む。
【0018】
また、プロトコル部111は、前記第1のホスト・プロセッサ部120の第1のチャネルアダプタ・ドライバー122及び第2のホスト・プロセッサ部130の第2のチャネルアダプタ・ドライバー132との通信手段として、以下のように、ホスト・プロセッサ部の個数に対応して、各種の情報格納/表示領域を備える。これらの領域には、チャネルアダプタ・ドライバー122及び132が発行した複数のアウトバウンド・メッセージの末尾のメッセージが、アウトバウンド・メッセージ格納領域124及び134内のどの位置であるかを示す為の領域である第1のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113a及び第2のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113bと、自身がインバウンド・メッセージ格納領域126及び136を介してホスト・プロセッサ121及び131に対して通知した複数のインバウンド・メッセージの内、チャネルアダプタ・ドライバー122及び132が処理を完了したインバウンド・メッセージの位置を示す為の領域である第1のインバウンド・メッセージ・アウトポインター114a及び第2のインバウンド・メッセージ・アウトポインター114bが含まれる。
【0019】
次に、これらの構成を有するポート部110及びホスト・プロセッサ部120及び130において、他装置とのWrite/Readデータ転送処理が行なわれる場合の動きを、ファイバー・チャネルのターゲットとしての動作を例に、詳細に説明する。
【0020】
始めに、他装置とのWriteデータ転送処理が行なわれる場合の動作を説明する。他装置から発行されたWriteコマンドに対する動作の場合、装置はポート部110のトランシーバー112からファイバー・チャネルのコマンドフレーム(FCP_CMND)を受信すると、このコマンドフレームはプロトコル部111へ転送される。プロトコル部111は、予め設定されている条件に基づき、受信したWriteコマンドフレームを第1のホスト・プロセッサ部120の第1のチャネルアダプタ・ドライバー122又は第2のホスト・プロセッサ部130の第2のチャネルアダプタ・ドライバー132の何れか一方へ通信する。
【0021】
予め設定される条件の例として、受信したコマンドフレーム(FCP_CMND)内の先頭8Byteで指示されるロジカル・ユニット・ナンバー(FCP_LUN)に設定されている値を読み取り、その値が奇数の場合は第1のホスト・プロセッサ部120へ、偶数の場合は第2のホスト・プロセッサ130へ、夫々送信する方法が考えられる。
【0022】
上記の条件が予め設定されていて、且つFCP_CMND内のFCP_LUNが奇数であった場合の動作について説明する。このWrite動作は第1のホスト・プロセッサ部120の第1のチャネルアダプタ・ドライバー122によって処理されることになり、プロトコル部111は第1のインバウンド・メッセージ格納領域126に受信コマンド・フレームと『コマンドを受信した』旨のメッセージを格納し、第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127を更新する。第1のチャネルアダプタ・ドライバー122は第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127が示す第1のインバウンド・メッセージ格納領域126のコマンドの内容を確認し、その内容に対応して第1のチャネルアダプタ・ドライバー122はWriteデータ受信に必要なキャッシュ領域をメモリ142内に確保し、プロトコル部111内の第1のインバウンド・メッセージ・アウトポインター領域114aに対して『インバウンド・メッセージの内容を処理した』旨を送信する。
【0023】
引き続き、第1のチャネルアダプタ・ドライバー122は受信したコマンドに対する応答として他装置へのトランスファー・レディー(FCP_XFER_RDY)を作成し、第1のアウトバウンド・メッセージ格納領域124に格納した後に、第1のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113aを更新する。プロトコル部111は第1のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113aが示す位置のアウトバウンド・メッセージ内のFCP_XFER_RDY送信指示を読み取った後に、第1のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ123の内部に有る第1のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター125を更新して、アウトバウンド・メッセージの指示を読み取ったことを通知し、メッセージの指示に従いトランシーバー112を介してFCP_XFER_RDYを他装置へ送信する。
【0024】
この後、プロトコル部111は、他装置から送信されるFCP_DATAフレームをトランシーバー112を介して受信すると、データ転送制御部141を介して、第1のデータ情報格納領域128で指定される、このデータの格納場所の先頭アドレス及び転送長の情報に従い、メモリ142の領域へ受信データを送信する。
【0025】
プロトコル部111は第1のデータ情報格納領域128で指定されたデータの受信を完了すると、第1のチャネルアダプタ・ドライバー122に対して転送終了の通知を行なう為に、第1のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ123内の第1のインバウンド・メッセージ格納領域126へその旨書き込みを行ない、加えて第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127の更新を行なう。第1のチャネルアダプタ・ドライバー122は第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127の更新に基づき、データ転送終了後の状態をチェックして、第1のインバウンド・メッセージ・アウトポインター114aを更新し、『インバウンド・メッセージの内容を処理した』旨を送信する。
【0026】
最後に、第1のチャネルアダプタ・ドライバー122は他装置に対してレスポンス(FCP_RSP)を送信する為のアウトバウンド・メッセージを作成し、第1のアウトバウンド・メッセージ格納領域124に格納した後に、第1のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113aを更新する。その結果を受けてプロトコル部111は第1のアウトバウンド・メッセージ格納領域124内のFCP_RSP送信指示を読み出し、第1のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター125を更新し、レスポンス(FCP_RSP)を他装置へ送信する。プロトコル部111は第1のホスト・プロセッサ121に対してレスポンスの送信終了の通知を行なう為に、第1のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ123内の第1のインバウンド・メッセージ格納領域126へその旨書き込みを行ない、加えて第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127の更新を行なう。第1のインバウンド・メッセージ・インポインター127の更新に基づき、第1のホスト・プロセッサ121は第1のインバウンド・メッセージ格納領域126のデータ転送終了後の状態をチェックして、第1のインバウンド・メッセージ・アウトポインター114aを更新して『終了した』旨を送信する。
【0027】
続いて、他装置とのReadデータ転送処理が行なわれる場合の動作を説明する。他装置から発行されたReadコマンドに対する動作の場合、装置はポート部110のトランシーバー112からファイバー・チャネルのコマンドフレーム(FCP_CMND)を受信すると、当該コマンドフレームはプロトコル部111へ転送される。プロトコル部111は、予め設定されている条件に基づき、受信したReadコマンドフレームを第1のホスト・プロセッサ部120の第1のチャネルアダプタ・ドライバー122又は第2のホスト・プロセッサ部130の第2のチャネルアダプタ・ドライバー132の何れか一方へ通信する。
【0028】
前記のWriteコマンド動作と同一の条件が予め設定されていて、且つFCP_CMND内のFCP_LUNが偶数であった場合の動作について説明する。このRead動作は第2のホスト・プロセッサ部130の第2のチャネルアダプタ・ドライバー132によって処理されることになり、プロトコル部111は第2のインバウンド・メッセージ格納領域136に受信コマンド・フレームと『コマンドを受信した』旨のメッセージを格納し、第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137を更新する。第2のチャネルアダプタ・ドライバー132は第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137が示す第2のインバウンド・メッセージ格納領域136内のコマンドの内容を確認し、その内容に対応して第2のチャネルアダプタ・ドライバー132はReadデータ送信に必要なキャッシュ領域をメモリ142内に確保し、プロトコル部111内の第2のインバウンド・メッセージ・アウトポインター領域114bに対して『インバウンド・メッセージの内容を処理した』旨を送信する。
【0029】
引き続き、第2のチャネルアダプタ・ドライバー132は他装置に対してReadデータを送信する為に必要な情報を第2のデータ情報格納領域138に格納し、その後、プロトコル部111に対してReadデータの送信を指示するアウトバウンド・メッセージを第2のアウトバウンドメッセージ格納領域134に格納し、第2のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113bを更新する。プロトコル部111は第2のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113bが示す位置のアウトバウンド・メッセージを読み取った後に、第2のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ133の内部に有る第2のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター135を更新して、アウトバウンド・メッセージの指示を読み取ったことを通知し、メッセージの指示と第2のデータ情報格納領域138の情報に従いトランシーバー112を介してReadデータをデータ転送制御部141を介してメモリ142から他装置へ送信する。
【0030】
プロトコル部111は第2のデータ情報格納領域138で指定されたデータの送信を完了すると、第2のチャネルアダプタ・ドライバー132に対して転送終了の通知を行なう為に、第2のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ133内の第2のインバウンド・メッセージ格納領域136へその旨書き込みを行ない、加えて第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137の更新を行なう。第2のホスト・プロセッサ131は第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137の更新に基づき、データ転送終了後の状態をチェックして、第2のインバウンド・メッセージ・アウトポインター114bを更新し、『インバウンド・メッセージの内容を処理した』旨を送信する。
【0031】
最後に、第2のチャネルアダプタ・ドライバー132は他装置に対してレスポンス(FCP_RSP)を送信する為のアウトバウンド・メッセージを作成し、第2のアウトバウンド・メッセージ格納領域134に格納した後に、第2のアウトバウンド・メッセージ・インポインター113bを更新する。その結果を受けてプロトコル部111は第2のアウトバウンド・メッセージ格納領域134内のFCP_RSP送信指示を読み出し、第2のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター135を更新し、レスポンス(FCP_RSP)を他装置へ送信する。プロトコル部111は第2のホスト・プロセッサ131に対してレスポンスの送信終了の通知を行なう為に、第2のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ133内の第2のインバウンド・メッセージ格納領域136へその旨書き込みを行ない、加えて第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137の更新を行なう。第2のインバウンド・メッセージ・インポインター137の更新に基づき、第2のチャネルアダプタ・ドライバー132は第2のインバウンド・メッセージ格納領域136のデータ転送終了後の状態をチェックして、第2のインバウンド・メッセージ・アウトポインター114bを更新して『終了した』旨を送信する。
【0032】
以上の様に、他装置から送信されたFCP_CMDを受信した場合に、複数のホスト・プロセッサと通信する手段及び予め設定されている条件に基づき複数のホスト・プロセッサ部の一つを選択することを可能とすることにより、従来の1個のホスト・プロセッサ部での制御と比較して、高速な処理を実現可能となる。
【0033】
すなわち、本実施の形態によれば、他装置との間のデータ転送制御処理の高速化を実現する為のチャネルアダプタの構成を、従来の『単一チャネルアダプタ・ドライバーで1個のポートを制御する』ものから、『複数のチャネルアダプタ・ドライバーで1個のポートを制御する』方法を採用することで、ネットワークの転送レートの性能向上に対応したデータ転送制御処理の性能向上を実現して、ネットワークの活用を実現することができる。
【0034】
本発明のアダプタは、データの送受信を行う機器間でのアダプタとして用いることができるのは言うまでもないが、取り分け情報処理装置からのコマンドに応答して、記憶媒体へのデータの書き込みや読み出しを制御する記憶制御装置に最適である。
【0035】
【発明の効果】
本発明により、1個のポートを単一のチャネルアダプタ・ドライバーで制御した場合と比較して、データ転送制御処理の高速化が可能となり、ネットワークの転送レートの性能向上(2Gbpsから10Gbps)に対応したプロセッサ性能を実現することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるチャネルアダプタの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態であるチャネルアダプタの構成のもう一つの例を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施の形態において、図1内の1個のポート部と、2個のホスト・プロセッサ部内のローカルメモリ、ローカルメモリ内の領域、及びプロトコル部内の情報格納/表示領域を表わしたブロック図である。
【図4】本発明の前提として検討した従来のチャネルアダプタの構成を表わすブロック図である。
【符号の説明】
100…PCI、PCI−X等のBus、110…ポート部、111…プロトコル部、113a…第1のアウトバウンド・メッセージ・インポインター、113b…第2のアウトバウンド・メッセージ・インポインター、114a…第1のインバウンド・メッセージ・アウトポインター、114b…第2のインバウンド・メッセージ・アウトポインター、112…トランシーバー、120…第1のホスト・プロセッサ部、121…第1のホスト・プロセッサ、122…第1のチャネルアダプタ・ドライバー、123…第1のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ、124…第1のアウトバウンド・メッセージ格納領域、125…第1のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター、126…第1のインバウンド・メッセージ格納領域、127…第1のインバウンド・メッセージ・インポインター、128…第1のデータ情報格納領域、130…第2のホスト・プロセッサ部、131…第2のホスト・プロセッサ、132…第2のチャネルアダプタ・ドライバー、133…第2のホスト・プロセッサ・ローカルメモリ、134…第2のアウトバウンド・メッセージ格納領域、135…第2のアウトバウンド・メッセージ・アウトポインター、136…第2のインバウンド・メッセージ格納領域、137…第2のインバウンド・メッセージ・インポインター、138…第2のデータ情報格納領域、140…キャッシュメモリ部、141…データ転送制御部、142…メモリ、150…チャネルアダプタ、
200…PCI、PCI−X等のBus、210…ポート部、211…プロトコル部、212…トランシーバー、220…ホスト・プロセッサ部、221…ホスト・プロセッサ、222a…第1のチャネルアダプタ・ドライバー、222b…第2のチャネルアダプタ・ドライバー、240…キャッシュメモリ部、241…データ転送制御部、242…メモリ、250…チャネルアダプタ、
300…PCI、PCI−X等のBus、310…ポート部、311…プロトコル部、312…トランシーバー、320…ホスト・プロセッサ部、321…ホスト・プロセッサ、322…チャネルアダプタ・ドライバー、340…キャッシュメモリ部、341…データ転送制御部、342…メモリ、350…チャネルアダプタ。
Claims (5)
- インタフェース・プロトコルに従って、他装置とのデータ転送に関する装置間インタフェース動作を行うチャネルアダプタであって、
1つのポートと、各々にチャネルアダプタ・ドライバーがインストールされている複数のホスト・プロセッサとを有し、
前記複数のホスト・プロセッサの各々にインストールされているチャネルアダプタ・ドライバーの制御に従って並行して動作し、前記1つのポートのインタフェース動作を前記チャネルアダプタ・ドライバーの各々により制御することを特徴とするチャネルアダプタ。 - インタフェース・プロトコルに従って、他装置とのデータ転送に関する装置間インタフェース動作を行うチャネルアダプタであって、
1つのポートと、複数のチャネルアダプタ・ドライバーがインストールされている単一のホスト・プロセッサとを有し、
前記単一のホスト・プロセッサにインストールされている複数のチャネルアダプタ・ドライバーの制御に従って並行して動作し、前記1つのポートのインタフェース動作を前記チャネルアダプタ・ドライバーの各々により制御することを特徴とするチャネルアダプタ。 - 請求項1または2記載のチャネルアダプタにおいて、
前記1つのポートの制御及び処理を前記複数のチャネルアダプタ・ドライバーの制御の下で実行する為に、前記チャネルアダプタの内部の各々のプロトコル部に、前記チャネルアダプタ・ドライバーとの間に、前記チャネルアダプタ・ドライバーの個数に対応した個数の通信手段を備えることを特徴とするチャネルアダプタ。 - 請求項3記載のチャネルアダプタにおいて、
前記他装置からのコマンドを受信して動作するターゲットとしてのアプリケーションにおいて、前記受信したコマンドに関する処理を、前記複数のチャネルアダプタ・ドライバーの何れに対して通信するかを、予め前記プロトコル部に設定されている条件に従い、前記プロトコル部が複数の中から1個のチャネルアダプタ・ドライバーを選択し、この選択したチャネルアダプタ・ドライバーとの間の通信手段を使用して、前記選択されたチャネルアダプタ・ドライバーへ通信することを特徴とするチャネルアダプタ。 - 請求項3記載のチャネルアダプタにおいて、
前記複数のチャネルアダプタ・ドライバーから指示されるインタフェース動作を並行して処理する為に、各チャネルアダプタ・ドライバーに対応する複数の通信手段に格納されているインタフェース動作の指示の中から、予め前記プロトコル部に設定されている条件に従い、前記プロトコル部が次に処理すべきインタフェース動作の指示を選択して処理することを特徴とするチャネルアダプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003109734A JP4339623B2 (ja) | 2003-04-15 | 2003-04-15 | チャネルアダプタ |
Applications Claiming Priority (1)
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