JP2004316549A - 内燃機関の排圧上昇装置 - Google Patents

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Yasuki Tamura
保樹 田村
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Abstract

【課題】“かじり”が起こりにくい耐熱性の高い排圧調整部を有した内燃機関の排圧上昇装置を提供する。
【解決手段】排気管1に介装されたバタフライ弁2を閉作動させることにより排気圧力を上昇させるようにした内燃機関の排圧上昇装置において、前記バタフライ弁2の外周部に弾性体3を付設し当該弾性体3の変位により前記排気圧力を調整すると共に、当該バタフライ弁2の閉作動時には前記弾性体3の外周端と前記排気管1の内壁面との間に隙間イを確保しつつ閉作動するようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の排圧上昇装置に係り、一層詳細には、排気通路の絞り量を調整することにより、所定の範囲に排気圧力を上昇させる排圧上昇装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用内燃機関の排気系において、排気管に介装したバタフライ弁を閉作動させて排気圧力を上昇させることにより、排気系(燃焼室〜排気管)内で未燃物と酸素の反応が促進され、有害物質の排出低下及び触媒早期活性が実現できることは良く知られている(特許文献1,2参照)。係る排ガス改善効果を十分得るためには、排気圧力をある値(例えば600mmHg)以上とする必要があり、また、排気圧力が高すぎると、内部EGRの増大等により燃焼悪化を引き起こすことから、排気圧力は一定の範囲内に調整する必要がある。
【0003】
一方、排気圧力は、有効排気通路断面積(排気通路の絞り量)、排気流量、排気温度の影響を受けるため、同一絞り量であっても排気流量あるいは排気温度の変化によって排気圧力は変化する。そこで、リリーフ弁等の排圧調整装置を使用し、排気圧力を所定範囲内に調整している。一般的には、排圧上昇装置は前述したバタフライ弁により構成して構造簡略化により搭載性向上とコストダウンを図っており、排圧調整装置はバネ等の弾性体により構成され、排圧(荷重)に応じた絞り量(変位)が得られることを利用して、排気圧力を所定範囲内に調整している。
【0004】
【特許文献1】
特開平4−183921号公報(第1図)
【特許文献2】
特開平10−238336号公報(図1、第3−5頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、内燃機関の排気系は高温にさらされるので、上述したようなバタフライ弁や弾性体等にあっては高い耐熱性が要求される。一方、排気圧力を所定範囲内に調整するためには予め前記弾性体に初期荷重を与える必要がある場合があり、係る初期荷重は、係る耐熱性を低下させる要因となる。よって、初期の排圧調整特性を確保するために初期荷重を与えると、熱劣化により所定の排圧調整特性を維持できなくなる場合がある。
【0006】
係る問題を解決するために、例えば図6に示すように、排気通路100に介装されたバタフライ弁101の外周に排圧調整機能を有する弾性体102を付設することが考えられる。これにより、バタフライ弁101の閉作動時(図中実線参照)は当該弾性体102に初期荷重が与えられるが、バタフライ弁101の開作動時(図中二点鎖線参照)には初期荷重を除去することが可能であり、初期荷重に係る耐熱性低下を抑えることができる。
【0007】
しかしながら、単にバタフライ弁101の外周に弾性体102を設けることだけでは、バタフライ弁101の閉作動時に弾性体102の外周端が排気通路100の内壁面に圧接することから、当該内壁面との間で“かじり”が生じ、バタフライ弁101の開作動に支障をきたすという問題点があった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、“かじり”が起こりにくい耐熱性の高い排圧調整部を有した内燃機関の排圧上昇装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための請求項1に係る発明は、排気通路に介装されたバタフライ弁を閉作動させることにより排気圧力を上昇させるようにした内燃機関の排圧上昇装置において、前記バタフライ弁の外周部に配設された弾性体により構成され当該弾性体の変位により前記排気圧力を調整する排圧調整部を有し、当該バタフライ弁の閉作動時には前記排圧調整部の外周端と前記排気通路の内壁面との間に隙間を確保しつつ閉作動する。これにより、排圧調整部の外周端と排気通路の内壁面との間の“かじり”の発生を確実に防止することができる。
【0010】
また、前記隙間は、前記バタフライ弁の開作動側の排気通路断面積を前記排圧調整部により閉塞される通路断面積より大きくすることにより、確保される。これにより、排圧調整部の外周端と排気通路の内壁面との間の“かじり”の発生を確実に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る内燃機関の排圧上昇装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0012】
[第1実施例]
図1は本発明の第1実施例を示す排気管の断面図、図2は同じく図1のA−A線断面図である。
【0013】
図示のように、内燃機関の排気管(排気通路)1には、図示しない排気浄化触媒下流に位置して、排圧上昇装置を構成する高耐熱性のバタフライ弁2が介装され、図示しないアクチュエータにより必要時に閉作動して(図1中二点鎖線状態から実線状態へ移動する)排気管1内の排気圧力を上昇させるようになっている。尚、排圧上昇装置は、排気浄化触媒上流に配置してもよい。
【0014】
前記バタフライ弁2の外周部には高耐熱性板バネ等の弾性体(排圧調整部)3が、バタフライ弁2の上半部と下半部とでは取付面を異ならせてバタフライ弁2を拡径するように付設され、バタフライ弁2の閉作動時には当該弾性体3の変位により前記排気圧力が所定の範囲内に調整されるようになっている。
【0015】
そして、前記バタフライ弁2の閉作動時には前記弾性体3の外周端と前記排気管1の内壁面1aとの間に隙間イを確保しつつ閉作動し得るようになっている。図示例では、各弾性体3に対応する排気管1の内壁面1aに溝状の拡径部1bが形成される即ち、前記バタフライ弁2の開作動側の排気管1の通路断面積を前記弾性体3により閉塞される通路断面積より大きくすることにより、確保されている。
【0016】
このように構成されるため、前記弾性体3によりバタフライ弁2と排気管1の内壁面1aとの間の断面積を調整することにより、バタフライ弁2の閉作動時には弾性体3の中間部を拡径部1bの肩部1cに圧接させることで、当該弾性体3に初期荷重を加えられ、バタフライ弁2の開作動時には弾性体3をフリーにして初期荷重を確実に除去することができる。
【0017】
バタフライ弁2は開作動時の期間が長いため、当該時に初期荷重を除去することにより係る初期荷重による耐熱性低下を効果的に抑制することができる。これとともに、バタフライ弁2の開作動側の排気管1の通路断面積を前記弾性体3により閉塞される通路断面積より大きくすることにより、弾性体3の外周端と前記排気管1の内壁面1aとの間に、拡径部1bを形成することにより、隙間イを確保することができ、バタフライ弁2(弾性体3)の“かじり”を確実に防止することができる。即ち、バタフライ弁2の開作動側の排気管1に拡径部1bを形成して、弾性体3の中間部をこの拡径部1bの肩部1cに圧接させることにより、弾性体3の外周端(先端)が排気管1の内壁面1aに圧接しないので、弾性体3の“かじり”を確実に防止できる。
【0018】
[第2実施例]
図3は本発明の第2実施例を示す排気管の断面図である。
【0019】
これは、第1実施例における弾性体3を時計回りで閉作動するバタフライ弁2の下半部にのみ、ガス流れの下流側取付面に位置して、付設すると共に、当該弾性体3に対応する排気管1の内壁面1aに溝状の拡径部1bを形成した例である。
【0020】
本実施例においても、第1実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0021】
[第3実施例]
図4は本発明の第3実施例を示す排気管の断面図である。
【0022】
これは、第1実施例における弾性体3を反時計回りで閉作動するバタフライ弁2の上半部にのみ、ガス流れの下流側取付面に位置して、付設すると共に、当該弾性体3に対応する排気管1の内壁面1aに溝状の拡径部1bを形成した例である。
【0023】
本実施例においても、第1実施例と同様の作用・効果が得られる。
【0024】
[第4実施例]
図5は本発明の第4実施例を示す排気管の断面図である。
【0025】
これは、第1〜第3実施例における拡径部1bの形成を廃止して弾性体3の外周端の形状を各種変更して第1〜第3実施例と同様の作用・効果を得るようにした例である。
【0026】
即ち、図5の(a)は、弾性体3の外周端を斜めにカットして排気管1の内壁面1aとの間の隙間イを確保し、図5の(b)は、弾性体3の外周端を円弧状に形成して排気管1の内壁面1aとの間の隙間イを確保し、図5の(c)は、弾性体3の外周部をU字状に形成して排気管1の内壁面1aとの間の隙間イを確保している。
【0027】
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、各種変更が可能であることは言うまでもない。例えば、バタフライ弁2の全体を弾性体で形成してもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1の発明によれば、排気通路に介装されたバタフライ弁を閉作動させることにより排気圧力を上昇させるようにした内燃機関の排圧上昇装置において、前記バタフライ弁の外周部に配設された弾性体により構成され当該弾性体の変位により前記排気圧力を調整する排圧調整部を有し、当該バタフライ弁の閉作動時には前記排圧調整部の外周端と前記排気通路の内壁面との間に隙間を確保しつつ閉作動するように構成したので、排圧調整部の外周端と排気通路の内壁面との間の“かじり”の発生を確実に防止することができ、長期の使用期間に亙って精度良く円滑に排気圧力を調整することができる。
【0029】
また、請求項2の発明によれば、前記隙間は、前記バタフライ弁の開作動側の排気通路断面積を前記排圧調整部により閉塞される通路断面積より大きくすることにより、確保されるよう構成したので、簡単な構造で排圧調整部の外周端と排気通路の内壁面との間の“かじり”の発生を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す排気管の断面図である。
【図2】同じく図1のA−A線断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す排気管の断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示す排気管の断面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示す排気管の断面図である。
【図6】従来例を示す排気管の断面図である。
【符号の説明】
1 排気管
2 バタフライ弁
3 弾性体
イ 隙間

Claims (2)

  1. 排気通路に介装されたバタフライ弁を閉作動させることにより排気圧力を上昇させるようにした内燃機関の排圧上昇装置において、前記バタフライ弁の外周部に配設された弾性体により構成され当該弾性体の変位により前記排気圧力を調整する排圧調整部を有し、当該バタフライ弁の閉作動時には前記排圧調整部の外周端と前記排気通路の内壁面との間に隙間を確保しつつ閉作動することを特徴とする内燃機関の排圧上昇装置。
  2. 前記隙間は、前記バタフライ弁の開作動側の排気通路断面積を前記排圧調整部により閉塞される通路断面積より大きくすることにより、確保されることを特徴とする内燃機関の排圧上昇装置。
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JP2014520993A (ja) * 2011-06-28 2014-08-25 ピールブルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内燃機関の排ガス流を制御するための弁装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014520993A (ja) * 2011-06-28 2014-08-25 ピールブルク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 内燃機関の排ガス流を制御するための弁装置
US9217377B2 (en) 2011-06-28 2015-12-22 Pierburg Gmbh Valve device for controlling an exhaust gas flow of an internal combustion engine

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