JP2004314884A - Elastic crawler and crawler running device using it - Google Patents
Elastic crawler and crawler running device using it Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004314884A JP2004314884A JP2003114416A JP2003114416A JP2004314884A JP 2004314884 A JP2004314884 A JP 2004314884A JP 2003114416 A JP2003114416 A JP 2003114416A JP 2003114416 A JP2003114416 A JP 2003114416A JP 2004314884 A JP2004314884 A JP 2004314884A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crawler
- drive
- elastic
- sprocket
- driving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Gears, Cams (AREA)
Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、比較的高速で走行するクローラ走行装置に適した芯金レスの弾性クローラに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、車輪の代わりにクローラ走行装置を装着した、フルトラック、ハーフトラック及びRV車等の高速履帯車両においては、不整地と公道の双方で走行可能なクローラ走行装置を採用する必要がある。かかる高速履帯車両用のクローラ走行装置においては、走行速度が比較的大きくなるため高速回転が可能な柔軟性と軽量さを有する弾性クローラを採用する必要がある。
このような柔軟性と軽量さを兼備した弾性クローラとして、例えば、クローラ本体の内部に芯金を埋設していない芯金レスのものがあり、このタイプの弾性クローラは、通常、周方向において一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起が内周面から一体に突設されたクローラ本体と、このクローラ本体の外周面に所定のパターンで形成されたラグ群と、前記クローラ本体の内部に周方向に沿って埋設された抗張体とを備えている(特許文献1参照)。
【0003】
図5(a)〜(c)は、上記芯金レスタイプの弾性クローラ21の駆動方式を示している。このうち、図5(a)に示す駆動方式では、クローラ本体22の幅方向中心線を対称軸として左右対称状に分割された分割突起23が形成され、駆動スプロケット24は単一の中央円盤25の外周部両側面から駆動ピン26を突設してなり、その各駆動ピン26を分割突起23にそれぞれ係合させて駆動スプロケット24の回転を弾性クローラ21に伝達するようにしている。
【0004】
また、図5(b)に示す駆動方式では、クローラ本体22の幅方向中央に配置された幅方向に連続する連続突起27が形成され、駆動スプロケット24は左右一対の分割円盤28の外周部同士を駆動ピン29で互いに連結してなり、その駆動ピン29を連続突起27に係合させて駆動スプロケット24の回転を弾性クローラ21に伝達するようにしている。
更に、図5(c)に示す駆動方式では、駆動スプロケット24は駆動突起30を跨いだ状態でクローラ本体22の内周面に当接する左右一対のゴム製タイヤ31よりなり、このタイヤ31の外周面とクローラ本体22の内周面との間の摩擦力により、駆動スプロケット24の回転を弾性クローラ21に伝達するようにしている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−129547号公報(図1及び図4)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の駆動方式のうち、図5(a)及び(b)に示すピン駆動方式では、駆動スプロケット24の駆動ピン26,29とクローラ本体22の駆動突起(分割突起23又は連続突起27)との係合だけで駆動スプロケット24の回転を弾性クローラ21に伝達するようにしているので、例えば、中・大型運搬車や建設機械等の比較的大型の走行車両に使用した場合には、駆動ピン26,29から受ける過大な駆動力によって駆動突起が変形し、ピッチエラーや脱輪が発生することがある。
【0007】
また、かかるピン駆動方式の弾性クローラ21をコンバイン等の不整地走行が多い走行車両に使用した場合には、駆動スプロケット24に噛み込まれた泥土や土砂が駆動突起(分割突起23又は連続突起27)に付着して堆積し、これによってもピッチエラーや脱輪が発生することがある。そして、かかるピッチエラーや脱輪を防止するには、弾性クローラ21に対するテンションを増大させればよいが、これでは回転抵抗が増大してエネルギーロスが大きくなり、燃費が悪くなるという新たな課題が発生する。
【0008】
一方、図5(c)に示す摩擦駆動方式では、泥土や土砂がクローラ本体22の内周面に付着すると、駆動スプロケット24(タイヤ31)の摩擦力が低下してスリップが発生し、弾性クローラ21に対して駆動力を十分に伝達できないことがある。そして、かかるスリップを防止するには、弾性クローラ21に対するテンションを増大させればよいが、この場合も、回転抵抗が増大してエネルギーロスが大きくなるという課題が発生する。
【0009】
本発明は、このような実情に鑑み、クローラ本体に対するテンションを必要以上に増大させなくても駆動突起の変形を抑制できるようにして、燃費を悪化させることなくピッチエラーや脱輪を防止することができる芯金レスの弾性クローラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成すべく、本発明は次の技術的手段を講じた。
すなわち、本発明は、前記したピン駆動方式を採用した芯金レスの弾性クローラにおいて、駆動ピンとは別に駆動スプロケットに設けられた各スプロケット歯がそれぞれ嵌合する駆動孔が周方向において一定間隔おきに並んだ状態でクローラ本体に形成されていることを特徴とする。
【0011】
この場合、駆動スプロケットの駆動ピンがクローラ本体の駆動突起に係合するだけでなく、同スプロケットのスプロケット歯がクローラ本体の駆動孔に嵌合することによっても、駆動スプロケットの回転が弾性クローラに伝達されるようになるので、前者の係合だけで動力伝達する場合に比べて駆動突起にかかる負荷が軽減される。このため、クローラ本体に対するテンションを必要以上に増大させなくても、駆動突起の変形を抑制することができる。
また、駆動スプロケットのスプロケット歯がクローラ本体の駆動孔に嵌合するため、クローラ本体が駆動スプロケットに対して幅方向にずれるのが抑制され、弾性クローラの脱輪防止機能が向上する。
【0012】
上記の本発明において、駆動孔はクローラ本体をその表裏方向に貫通する貫通孔より構成することが好ましい。かかる貫通孔よりなる駆動孔を採用すると、駆動スプロケットによって噛み込まれた泥土や土砂が駆動孔から径外側へ排出されるので、泥土や土砂が駆動突起に付着することに伴うピッチエラーをより有効に防止することができる。
また、本発明において、駆動孔をクローラ本体の幅方向中央に配置する場合には、駆動突起を、前記駆動孔に対して周方向でずれた位置に配置されかつ前記クローラ本体の幅方向中心線を対称軸として左右対称状に分割された分割突起より構成することができる。かかる分割突起を採用すれば、この分割突起間で駆動スプロケットを左右から挟み込んだ状態でクローラ本体が当該スプロケットに装着されるようになるので(図1(a)参照)、クローラ本体が駆動スプロケットに対して幅方向にずれるのがより確実に抑制され、弾性クローラの脱輪防止機能がよりいっそう向上する。
【0013】
更に、駆動孔をクローラ本体の幅方向中央に配置する場合には、駆動突起を、前記駆動孔に対して周方向でずれた位置でかつ前記クローラ本体の幅方向中央に配置された幅方向に連続する連続突起より構成することにしてもよい。かかる連続突起を採用すれば、駆動スプロケットのスプロケット歯が駆動孔だけでなく駆動突起に対しても引っ掛かるようになるので(図3(a)参照)、弾性クローラのピッチエラーの防止機能がよりいっそう向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係る芯金レスの弾性クローラ1を示し、図2は、このクローラ1を用いたクローラ走行装置2を示している。
本実施形態のクローラ走行装置2は、不整地と公道の双方で走行可能となるように、フルトラック、ハーフトラック及びRV車等の車輪の代わりに装着されるものである。図2に示すように、その走行装置2は、駆動輪である上部中央に配置された駆動スプロケット3と、前後一対のアイドラ4,4と、このアイドラ4,4間に列設された複数の転輪5とを備えており、これらの外周に前記弾性クローラ1を側面視ほぼ三角形状に巻き掛けることによって構成されている。
【0015】
図1に示すように、本実施形態の弾性クローラ1は、周方向(図2の矢印x方向)で一定間隔おきに並ぶ複数の駆動突起7が内周面から一体に突設された芯金レスのクローラ本体8と、このクローラ本体8の外周面に所定のラグパターンで形成された多数のラグ9Aよりなるラグ群9と、同クローラ本体8の内部に周方向に沿って埋設された抗張体10と、クローラ本体8の内部における抗張体10の外周側に埋設された幅方向補強層11と、を備えている。
【0016】
このうち、クローラ本体8は、ゴム様弾性体によってほぼ一定厚さの無端帯状に形成されており、このクローラ本体8の内周面における幅方向(図1(a)の左右方向)中央部に、当該クローラ本体8と同じ材質のゴム様弾性体からなる前記駆動突起7が一体に突設されている。本実施形態の駆動突起7は、クローラ本体8の幅方向中心線を対称軸として左右対称状に分割された、側面視ほぼ台形状を呈する分割突起12より構成されている。
【0017】
この各分割突起12は、周方向に一定間隔をおいてクローラ本体8の全周に渡って設けられており、この各分割突起12に駆動スプロケット3から突設された後述の駆動ピン13を係合させることにより、弾性クローラ1を周方向に沿って駆動できるようになっている。なお、かかる分割突起12の内部に、硬質樹脂製又は金属製の補強部材を埋設することにしてもよい。
前記抗張体10は、周方向に沿って延設されたスチールコード等よりなる抗張力コードを並設することによって構成されている。他方、幅方向補強層11は、周方向に対して傾斜した方向にスチールコード等よりなる抗張力コードを並設することによって構成されている。なお、この補強層11は、抗張体10の内周側や、その内周側及び外周側の双方に設けることもできる。
【0018】
図1に示すように、本実施形態の駆動スプロケット3は、周方向で一定間隔おきに並ぶ多数のスプロケット歯14が外周縁部に形成されたスプロケット本体15と、このスプロケット本体15の外周部両側面から突設された左右一対の駆動ピン13とから構成されており、この駆動ピン13は、スプロケット歯14と対応する周方向位置に一定間隔おきに配置されている。
これに対して、弾性クローラ1のクローラ本体8には、上記駆動ピン13が係合する駆動突起7(分割突起12)に加えて、その駆動ピン13とは別に駆動スプロケット3に設けられた前記各スプロケット歯14がそれぞれ嵌合する駆動孔16が、周方向において一定間隔おきに並んだ状態で形成されている。この駆動孔16は、クローラ本体8をその表裏方向に貫通する貫通孔より構成され、クローラ本体8の幅方向中央に配置されている。また、駆動突起7(分割突起12)と駆動孔16とは、周方向において互いにずれた位置に配置されている。
【0019】
上記構成に係る本実施形態の弾性クローラ1によれば、駆動スプロケット3の駆動ピン13がクローラ本体8の駆動突起7に係合するだけでなく、同スプロケット3のスプロケット歯14がクローラ本体8の駆動孔16に嵌合することによっても、駆動スプロケット3の回転が弾性クローラ1に伝達されるようになっている。このため、駆動スプロケット3と駆動ピン13との係合だけで動力伝達する場合に比べて駆動突起7にかかる負荷が軽減されるので、クローラ本体8に対するテンションを必要以上に増大させなくても、駆動突起7の変形を抑制することができる。
【0020】
また、駆動スプロケット3のスプロケット歯14がクローラ本体8の駆動孔16に嵌合するので、クローラ本体8が駆動スプロケット3に対して幅方向にずれるのが抑制され、弾性クローラ1の脱輪防止機能が向上する。特に、本実施形態の弾性クローラ1では、図1(a)に示すように、分割突起12間で駆動スプロケット3を左右から挟み込んだ状態でクローラ本体8が当該スプロケット3に装着されるので、クローラ本体8が駆動スプロケット3に対して幅方向にずれるのがより確実に抑制され、弾性クローラ1の脱輪防止機能がよりいっそう向上している。
【0021】
更に、本実施形態の弾性クローラ1では、駆動孔16がクローラ本体8をその表裏方向に貫通する貫通孔より構成されていることから、駆動スプロケット3によって噛み込まれた泥土や土砂が駆動孔16から径外側へ排出され、泥土や土砂が駆動突起7に付着することに伴うピッチエラーを防止することができるという利点もある。
【0022】
図3は、本発明の第二実施形態に係る弾性クローラ1を示している。
本実施形態の弾性クローラ1が第一実施形態の場合と異なる点は、駆動突起7が、駆動孔16に対して周方向でずれた位置でかつクローラ本体8の幅方向中央に配置された幅方向に連続する連続突起17よりなり、これに対応して、駆動スプロケット3におけるスプロケット歯14の谷間部分が、その駆動突起7(連続突起17)の高さ分だけ深く形成されている点にあり、その他の構成は第一実施形態の場合とほぼ同様である。
【0023】
従って、本実施形態の弾性クローラ1では、第一実施形態の弾性クローラ1(図1)の場合と概ね同じ作用効果が得られるとともに、図3(a)に示すように、駆動スプロケット3のスプロケット歯14が駆動孔16だけでなく駆動突起7に対しても引っ掛かるようになるので、弾性クローラ1のピッチエラーや脱輪防止機能をよりいっそう向上することができる。
【0024】
ところで、図4(b)に示すように、この種の弾性クローラ1において、駆動突起7の配列ピッチP1をラグピッチP2の二倍に設定した場合、駆動突起7とラグ9Aの間でかなり剛性が低い薄肉部18が生じる場合があり、クローラ走行装置2が段差に乗り上げた際にその薄肉部18において局所的な大変形が発生して、弾性クローラ1が損傷し易くなることがある。
【0025】
そこで、前記各実施形態に係る弾性クローラ1では、図4(a)に示すように、駆動突起7の裾野部分とラグ9Aの裾野部分が必ず周方向でラップする配列で両者を配置することにより、上記のような薄肉部18がクローラ本体8に生じないようにしている。より具体的には、駆動突起7の周方向ピッチをP、駆動突起7とラグ9Aの中心間距離をQ、駆動突起7の裾野長さをR、ラグ9Aの裾野長さをSとすると、次の式(1)及び(2)を満足するように駆動突起7及びラグ9Aの周方向配置を設定するようにしている。
(1) P/4<Q<P/2
(2) 2Q−S<R<2Q+S
【0026】
なお、上記した実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって規定され、そこに記載された構成と均等の範囲内のすべての変更も本発明に含まれる。
例えば、図5(b)に示すような、左右一対の分割円盤28の外周部同士を駆動ピン29で互いに連結してなりる駆動スプロケット24を採用し、その各分割円盤28の外周縁部にスプロケット歯14を形成することにしてもよく、この場合には、両分割円盤28のスプロケット歯14に対応して駆動孔16を左右二列に配列する必要がある。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クローラ本体に対するテンションを必要以上に増大させなくても駆動突起の変形を抑制できるので、燃費を悪化させることなくピッチエラーや脱輪を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は第一実施形態の弾性クローラの横断面図であり、(b)はそのクローラと駆動スプロケットの係合状態を示す斜視図である。
【図2】上記弾性クローラを装着したクローラ走行装置の側面図である。
【図3】(a)は第二実施形態の弾性クローラの横断面図であり、(b)はそのクローラと駆動スプロケットの係合状態を示す斜視図である。
【図4】(a)は上記各実施形態の弾性クローラの側面断面図であり、(b)は比較例に係る弾性クローラの側面断面図である。
【図5】従来の弾性クローラと駆動スプロケットの係合状態を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 弾性クローラ
2 クローラ走行装置
3 駆動スプロケット
4 アイドラ
5 転輪
7 駆動突起
8 クローラ本体
9 ラグ群
10 抗張体
12 分割突起
13 駆動ピン
14 スプロケット歯
16 駆動孔
17 連続突起[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a coreless elastic crawler suitable for a crawler traveling device that travels at a relatively high speed.
[0002]
[Prior art]
For example, in high-speed tracked vehicles such as full trucks, half-tracks and RVs equipped with a crawler traveling device instead of wheels, it is necessary to employ a crawler traveling device capable of traveling on both rough terrain and public roads. In such a crawler traveling device for a high-speed crawler vehicle, since the traveling speed is relatively high, it is necessary to employ an elastic crawler having flexibility and light weight capable of high-speed rotation.
As such an elastic crawler having both flexibility and light weight, for example, there is a core-less type in which a core is not embedded in the crawler body, and this type of elastic crawler is usually fixed in the circumferential direction. A crawler body in which a plurality of drive projections arranged at intervals are integrally protruded from the inner peripheral surface, a lug group formed in a predetermined pattern on the outer peripheral surface of the crawler body, and a circumferential direction inside the crawler main body. (See Patent Document 1).
[0003]
FIGS. 5A to 5C show a driving method of the coreless
[0004]
In the driving method shown in FIG. 5B, a
5C, the
[0005]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Application Laid-Open No. H10-129547 (FIGS. 1 and 4)
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
Among the above-mentioned conventional driving methods, in the pin driving method shown in FIGS. 5A and 5B, the
[0007]
When such a pin-driven
[0008]
On the other hand, in the friction drive system shown in FIG. 5C, when muddy soil and earth and sand adhere to the inner peripheral surface of the
[0009]
The present invention has been made in view of the above-described circumstances, and it is possible to prevent a pitch error and a wheel drop without deteriorating fuel efficiency by suppressing deformation of a driving protrusion without increasing tension on a crawler body more than necessary. It is an object of the present invention to provide a coreless elastic crawler that can perform the above-mentioned steps.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention has taken the following technical measures.
That is, the present invention provides a coreless elastic crawler employing the above-described pin drive method, in which drive holes into which respective sprocket teeth provided on a drive sprocket separately from the drive pins are fitted at regular intervals in the circumferential direction. It is characterized in that it is formed on the crawler body in a state of being lined up.
[0011]
In this case, the rotation of the drive sprocket is transmitted to the elastic crawler by not only engaging the drive pin of the drive sprocket with the drive protrusion of the crawler body, but also fitting the sprocket teeth of the sprocket into the drive holes of the crawler body. Therefore, the load on the drive projection is reduced as compared with the case where the power is transmitted only by the former engagement. Therefore, it is possible to suppress the deformation of the driving projection without increasing the tension on the crawler body more than necessary.
In addition, since the sprocket teeth of the driving sprocket are fitted into the driving holes of the crawler body, the crawler body is prevented from being shifted in the width direction with respect to the driving sprocket, and the function of preventing the elastic crawler from coming off is improved.
[0012]
In the above-described present invention, it is preferable that the drive hole is constituted by a through-hole penetrating the crawler body in the front and back directions. When the drive hole including such a through hole is employed, the mud and earth and sand caught by the drive sprocket are discharged radially outward from the drive hole, so that a pitch error caused by the mud and earth and sand adhering to the drive protrusion is more effectively achieved. Can be prevented.
In the present invention, when the drive hole is arranged at the center in the width direction of the crawler body, the drive projection is arranged at a position shifted in the circumferential direction with respect to the drive hole and the center line in the width direction of the crawler body. Can be constituted by divided projections divided symmetrically with respect to the axis of symmetry. If such a split projection is employed, the crawler body will be mounted on the sprocket with the drive sprocket sandwiched between the split projections (see FIG. 1 (a)). On the other hand, the deviation in the width direction is more reliably suppressed, and the function of preventing the elastic crawler from falling off is further improved.
[0013]
Further, when the drive hole is arranged at the center of the crawler body in the width direction, the drive projection is positioned at a position shifted in the circumferential direction with respect to the drive hole and in the width direction arranged at the center of the crawler body in the width direction. It may be constituted by a continuous projection. If such continuous projections are employed, the sprocket teeth of the driving sprocket will be caught not only by the driving holes but also by the driving projections (see FIG. 3A), so that the function of preventing the pitch error of the elastic crawler is further improved. improves.
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a coreless
The
[0015]
As shown in FIG. 1, the
[0016]
Among them, the
[0017]
Each of the divided
The
[0018]
As shown in FIG. 1, a driving
On the other hand, the
[0019]
According to the
[0020]
Further, since the
[0021]
Further, in the
[0022]
FIG. 3 shows an
The difference between the
[0023]
Therefore, in the
[0024]
By the way, as shown in FIG. 4 (b), in this kind of
[0025]
Therefore, in the
(1) P / 4 <Q <P / 2
(2) 2Q-S <R <2Q + S
[0026]
Note that the above-described embodiments are all examples and are not restrictive. The scope of the present invention is defined by the appended claims, and all changes within the scope equivalent to the configuration described therein are also included in the present invention.
For example, as shown in FIG. 5B, a
[0027]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to suppress the deformation of the drive projection without increasing the tension on the crawler body more than necessary, so that it is possible to prevent a pitch error or a wheel drop without deteriorating fuel consumption. it can.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a cross-sectional view of an elastic crawler according to a first embodiment, and FIG. 1B is a perspective view showing an engaged state of the crawler and a driving sprocket.
FIG. 2 is a side view of a crawler traveling device equipped with the elastic crawler.
FIG. 3A is a cross-sectional view of an elastic crawler according to a second embodiment, and FIG. 3B is a perspective view showing an engagement state between the crawler and a driving sprocket.
FIG. 4A is a side sectional view of an elastic crawler according to each of the above embodiments, and FIG. 4B is a side sectional view of an elastic crawler according to a comparative example.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a state in which a conventional elastic crawler and a driving sprocket are engaged.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS
Claims (5)
前記駆動ピン(13)とは別に前記駆動スプロケット(3)に設けられた各スプロケット歯(14)がそれぞれ嵌合する駆動孔(16)が周方向において一定間隔おきに並んだ状態で前記クローラ本体(8)に形成されていることを特徴とする弾性クローラ。The rubber-like elastic body protruding from the inner peripheral surface in a state where the driving projections (7) with which the respective driving pins (13) provided on the driving sprocket (3) are respectively engaged are arranged at regular intervals in the circumferential direction. The crawler body (8), a lug group (9) formed on the outer peripheral surface of the crawler body (8) in a predetermined lug pattern, and embedded in the crawler body (8) along the circumferential direction. A coreless elastic crawler comprising a tensile body (10);
The crawler body in a state in which drive holes (16) into which respective sprocket teeth (14) provided on the drive sprocket (3) separately from the drive pin (13) are arranged at regular intervals in the circumferential direction. An elastic crawler, which is formed in (8).
前記弾性クローラは請求項1〜4のいずれかに記載の弾性クローラ(1)よりなり、前記駆動スプロケット(3)は、前記弾性クローラ(1)の駆動突起(7)に係合する駆動ピン(13)と、同クローラ(1)の駆動孔(16)に嵌合するスプロケット歯(14)とを備えていることを特徴とするクローラ走行装置。In a crawler traveling device including a driving sprocket (3), an idler (4), a plurality of rolling wheels (5), and an elastic crawler wound around the outer periphery thereof,
The elastic crawler comprises an elastic crawler (1) according to any one of claims 1 to 4, and the driving sprocket (3) is provided with a driving pin (7) which engages with a driving projection (7) of the elastic crawler (1). 13) and a sprocket tooth (14) fitted into a drive hole (16) of the crawler (1).
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003114416A JP4371691B2 (en) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | Elastic crawler and crawler traveling device using the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003114416A JP4371691B2 (en) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | Elastic crawler and crawler traveling device using the same |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004314884A true JP2004314884A (en) | 2004-11-11 |
JP4371691B2 JP4371691B2 (en) | 2009-11-25 |
Family
ID=33474014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003114416A Expired - Fee Related JP4371691B2 (en) | 2003-04-18 | 2003-04-18 | Elastic crawler and crawler traveling device using the same |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4371691B2 (en) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137301A (en) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Elastic crawler |
JP2010190414A (en) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Asahi Tec Environmental Solutions Corp | Chain transmission and sediment scraper |
JP2010190413A (en) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Asahi Kiso Kk | Power transmission chain, chain transmission device, and deposit scraping device |
KR101032213B1 (en) | 2007-09-04 | 2011-05-02 | 가부시키가이샤 브리지스톤 | Rubber crawler, sprocket suitable for the same, and core for rubber crawler |
JP2013100104A (en) * | 2007-09-05 | 2013-05-23 | Bridgestone Corp | Rubber crawler, and vehicle |
JP2013249964A (en) * | 2013-08-28 | 2013-12-12 | Aquaintec Corp | Chain drive device, and deposit scraping device |
-
2003
- 2003-04-18 JP JP2003114416A patent/JP4371691B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006137301A (en) * | 2004-11-12 | 2006-06-01 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Elastic crawler |
JP4621479B2 (en) * | 2004-11-12 | 2011-01-26 | 住友ゴム工業株式会社 | Elastic crawler |
KR101032213B1 (en) | 2007-09-04 | 2011-05-02 | 가부시키가이샤 브리지스톤 | Rubber crawler, sprocket suitable for the same, and core for rubber crawler |
JP2013100104A (en) * | 2007-09-05 | 2013-05-23 | Bridgestone Corp | Rubber crawler, and vehicle |
JP2016011110A (en) * | 2007-09-05 | 2016-01-21 | 株式会社ブリヂストン | Rubber crawler, and vehicle |
JP2010190414A (en) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Asahi Tec Environmental Solutions Corp | Chain transmission and sediment scraper |
JP2010190413A (en) * | 2009-02-20 | 2010-09-02 | Asahi Kiso Kk | Power transmission chain, chain transmission device, and deposit scraping device |
JP2013249964A (en) * | 2013-08-28 | 2013-12-12 | Aquaintec Corp | Chain drive device, and deposit scraping device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4371691B2 (en) | 2009-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3262990B2 (en) | Crawler belt device | |
US20050035655A1 (en) | Track with offset drive lugs and drive wheel therefore | |
JP4087619B2 (en) | Elastic crawler | |
JP4828059B2 (en) | Elastic crawler | |
WO2012070609A1 (en) | Rubber track | |
JP2002347675A (en) | Elastic crawler | |
US7575289B2 (en) | Rubber crawler running device | |
JP2004314884A (en) | Elastic crawler and crawler running device using it | |
JP4142932B2 (en) | Elastic crawler | |
JP4146001B2 (en) | Elastic crawler and widthwise reinforcement for elastic crawler | |
JP2768683B2 (en) | Elastic track | |
JP4722313B2 (en) | Protrusion-driven rubber crawler | |
JP4152146B2 (en) | Elastic crawler | |
JP3805402B2 (en) | Inner circumference drive type rubber crawler | |
JP2000159161A (en) | Rubber crawler | |
JPH0439180A (en) | Snow crawler | |
JP4270839B2 (en) | Coreless elastic crawler | |
JP2871192B2 (en) | Crawler core metal and elastic crawler | |
JP2004098898A (en) | Elastic crawler | |
JP3410953B2 (en) | Elastic crawler | |
JP3673748B2 (en) | Elastic crawler | |
JPH03153482A (en) | Crawler traveling device | |
JP4171633B2 (en) | Projection-driven elastic crawler | |
JP4488575B2 (en) | Elastic crawler | |
JPH042583A (en) | Elastic crawler |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20051226 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20080729 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080805 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080930 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20081224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090220 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20090302 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090630 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20090714 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090811 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090901 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120911 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |