JP2004313958A - 洗浄装置 - Google Patents

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Takahiko Manda
隆彦 萬田
Yoshifumi Tanabe
佳史 田辺
Kazunori Murakami
和則 村上
Toshiyasu Takura
敏靖 田倉
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Abstract

【課題】小型でポンプ効率の高いモータ一体型のポンプを搭載したハンディ型の洗浄装置を提供することである。
【解決手段】ステータ9とロータ6とを有するモータ一体型のポンプの吸入口2とこのポンプから流出した流体が吐出される吐出口3とが直線上に配置されるので、洗浄装置1の小型軽量化を図ることができる。また、この洗浄装置1では、吸入側に位置する第1整流部材34と吐出側に位置する第2整流部材33とにより流体をスムーズに導くことができるために流体のエネルギー損失を抑えることができ、洗浄性能を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、小型化を可能にするポンプを備えた洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常使用されている洗浄装置は、水道から水をホース等で導入し、そのホース先端に蛇口を設けたものが使用されている。しかし、洗浄を行う場所に水道からの供給源がない場合は、別途ポンプ等を設けて洗浄水を供給する必要があるが、手元にポンプを備えたハンディ型の洗浄装置は、一般に実用化されていない。
【0003】
また、ハンディ型の洗浄装置を従来の技術を用いて実現しようとすると、例えば、図8に示すように、ポンプ101の外壁部にモータ102を取付け、このモータ102によりポンプ101内に設けられた軸流インペラ103を回転駆動し、ポンプ101の吸入口104から流体を吸入してその流体をポンプ101の吐出口105から吐出させる機構が想定される。
【0004】
このようなハンディ型の洗浄装置では、吸入口104と吐出口105とを同一直線上(軸流インペラ103の回転軸心上)に形成することは困難であるので、吸入口104から吐出口105に到るポンプ101内の流路を図8に示すように略直角に近い角度に曲げる必要が生じる。そして、吸入口104と吐出口105との間の流路を図8に示すように略直角に近い角度に曲げることにより、ポンプ101が大型化し、ひいては、ハンディ型の洗浄装置も大型化することになる。また、ポンプ101内で流路を略直角に曲げることにより、流体のエネルギー損失が大きくなってポンプ効率が低下し、ひいては、洗浄装置の洗浄性能が低下することになる。
【0005】
また、ポンプとモータとを一体化して小型化を図るとともに吸入口と吐出口とを同一直線上に配置できるモータ一体型のポンプとして、特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1の図9によれば、モータのステータの内周に配置されているロータの外周面に螺旋状の流路が形成されており、ロータが回転駆動されることにより吸入口から吸入された流体がロータに形成された螺旋状の流路内を流れ、その流体が吐出口から吐出される。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−285985公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1の図9に開示されたモータ一体型のポンプでは、ロータに形成された螺旋状の流路から流路の傾斜方向に沿って流出した流体が圧力室内に流入し、その流体は圧力室の外周部に形成された複数の案内孔を通過して吐出口から吐出される。このため、その流路構造が複雑であり、流体のエネルギー損失が大きくなってポンプ効率が低下するので、特許文献1に開示されたモータ一体型のポンプでは、流体の吐出性能が高いことを要求される洗浄装置に適用することは難しい。
【0008】
本発明の目的は、小型でポンプ効率の高いモータ一体型のポンプを搭載したハンディ型の洗浄装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の洗浄装置は、外周面に螺旋状の流路が形成されたロータを筒状のステータ内に軸心回りに回転自在に収納し、前記ロータの軸心方向に沿った一端側に設けられて前記ロータの回転に伴って流体が吸入される吸入口と前記流路の流入側端部との間に、前記吸入口から吸入された流体を前記流路の傾斜方向に沿う向きに旋回させつつ案内する第1整流部材を設ける。また、前記ロータの軸心方向に沿った他端側に設けられた吐出口と前記流路の流出側端部との間に、前記流路からこの流路の傾斜方向に沿って流出する流体をその流出方向に沿って旋回させつつ前記吐出口に向けて案内する第2整流部材を設ける。
【0010】
したがって、この洗浄装置によれば、ステータとロータとを有するモータ一体型のポンプの吸入口とこのポンプから流出した流体が吐出される吐出口とが直線上に配置されるので、洗浄装置の小型軽量化を図ることができる。また、この洗浄装置では、吸入側に位置する第1整流部材と吐出側に位置する第2整流部材とにより流体をスムーズに導くことができるために流体のエネルギー損失を抑えることができ、洗浄性能が高くなる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1はモータ一体型のポンプを利用した洗浄装置を示す縦断正面図、図2及び図3はその一部を示す分解斜視図、図4ないし図6は流量調整機構の位置関係を説明する正面図である。
【0012】
本実施の形態の洗浄装置1は、吸入口2から流体を吸入してその流体を流出口3aから流出させるモータ一体型のポンプ4、ポンプ4を把持するハンドル5、ポンプ4における流出口3a側に連結されて先端部に吐出口3を有する吐出口体15、ロータ6と共に回転する回転軸7、回転軸7の先端部に取付けられて吐出口3を覆う位置に位置付けられ、吐出口3から吐出される流体を複数の吐出孔(図示せず)から分散して吐出させる吐出ノズル8等により構成されている。
【0013】
ポンプ4は、内部に筒状のステータ9を収納するポンプハウジング10、11、ステータ9内に軸心回りに回転自在に収納されたロータ6、ポンプハウジング10の一端側にネジ止めされて吸入口2が形成されている吸入口体12、ポンプハウジング11の排出口3a側の端部にネジ止めされたリング形状の固定ケース13等により構成されている。吸入口体12には、タンク内の水や水道水などを導くためのホース12aが接続されている。また、ポンプハウジング10にハンドル5が固定されている。
【0014】
固定ケース13の外周部には回動ケース14が螺号され、回動ケース14の一端側に吐出口体15がネジ止めされている。
【0015】
ステータ9は、板状の珪素鋼板を積層して形成した筒状のステータコア16、ステータコア16の内側に等間隔で一体に形成された6個の凸部17、各凸部17に巻かれた巻線18、凸部17と巻線18との間を絶縁するボビン19等により構成されている。
【0016】
ステータ9の内周側には、アルミニウムやSUS等の非磁性体で薄肉に形成された円筒状のキャン20が取付けられている。キャン20とステータ9との間には粘性を有する熱伝導部材であるシリコーングリースが充填され、このシリコーングリースを介してステータ9とキャン20との間の熱伝導が良好に行われる。また、キャン20はステータ9に対する防水機能を有し、キャン20の一端側とポンプハウジング10との間にはOリング21が介装され、キャン20の他端側とポンプハウジング11との間にはOリング22が介装されている。
【0017】
ロータ6は、ロータコア23、ロータコア23を軸心回りに回転自在に保持するロータ軸24等により構成されている。ロータコア23の外周面には、ロータ6の一端側から他端側に向けて螺旋状の流路25が形成されている。ロータコア23の内部には、先端部をステータ9の凸部17に対向する向きに配置された複数の永久磁石(図示せず)が設けられている。
【0018】
ロータ軸24の一端側はポンプハウジング10に設けられた軸受27により軸支され、ロータ軸24の他端は固定ケース13に設けられた軸受28により軸支されている。
【0019】
図2及び図3に示すように、固定ケース13の端面部13aには複数個(例えば、3個)の穴29が同一円周上に等間隔で設けられ、回動ケース14の端面部14aには複数個(例えば、3個)の穴30と複数個(例えば、3個)のOリング31とが同一円周上に等間隔で設けられている。なお、穴29が設けられている固定ケース13の円周と穴30及びOリング31が設けられている回動ケース14の円周とは、中心が一致した同一径の円周である。このため、回動ケース14を回動操作することにより、穴29と穴30とを完全に重ね合わせて連通させることができ(図4参照)、又は、穴29の一部と穴30の一部とを重ね合わせて連通させることができ(図5参照)、又は、穴29をOリング31で閉止することができる(図6参照)。これらの固定ケース13と回動ケース14とにより、ロータ6と後述する第2整流部材との間に位置して吐出口3から吐出される流体の流量を調整する流量調整機構32が構成されている。
【0020】
また、穴29、30が形成されている円周上に、流路25の流出側の開口部分が位置するように、穴29、30と流路25とが形成されている。これにより、ロータ6の回転に伴って流路25からロータ6の外周方向へ流出した流体は穴29、30を通過して流出する。
【0021】
回動ケース14の端面部14aにおける吐出口体15がネジ止めされる側の面には、流路25の流出側端部である流出口3aと吐出口3との間に配置され、流路25から流出する流体を吐出口3に向けて案内する第2整流部材33が取付けられている。
【0022】
第2整流部材33は各穴30の縁部に固定されて3個設けられており、穴30の縁部に固定された側の部分であって流路25の傾斜角度と同等の傾斜角度を有して穴30から流出した流体をその流出方向に沿って案内する上流側案内部33aと、この上流側案内部33aに沿って案内される流体を旋回させつつ吐出口3に向けて案内する下流側案内部33bとから構成されている。
【0023】
ポンプハウジング10における軸受27の外周部分には、吸入口2と流路25の流入側端部との間に配置され、吸入口2から吸入された流体を流路25の傾斜方向に沿う向きに案内する第1整流部材34が取付けられている。この第2整流部材34は、第1整流部材33を上流側と下流側とを逆向きにした形状に形成されており、ホース12aから吸入された流体をその吸入方向(ロータ6の軸心方向)に沿って案内する上流側案内部34aと、この上流側案内部34aに沿って案内される流体を旋回させつつロータ6に形成された流路25の傾斜方向に沿って案内する下流側案内部34bとから構成されている。
【0024】
回転軸7はロータ軸24と同一軸心上に配置され、固定ケース13に固定された軸受ケース35に取付けられた軸受36により軸支されている。また、回転軸7とロータ軸24とは、ロータ6の回転を減速して回転軸7に伝える減速ギア機構37を介して連結されている。この減速ギア機構37としては、例えば、遊星ギア機構を用いることができる。
【0025】
回転軸7の先端部は吐出口3の外部に延出しており、その先端部に吐出ノズル8が取付けられている。吐出ノズル8は、不織布又は発泡材により筒状に形成されており、吐出口体15に形成された吐出口3を覆う位置に位置付けられ、その内部には吐出口3から吐出する流体が流入する凹部38が形成されている。吐出ノズル8における吐出口3から吐出する流体の吐出方向先端側、及び、吐出ノズル8における吐出口3から吐出する流体の吐出方向と直交する方向には複数の吐出孔(図示せず)が形成されており、凹部38内に流入した流体はこれらの吐出孔から分散して吐出される。
【0026】
なお、凹部38の内周面を部分的にシールすることにより、例えば、吐出口3から吐出する流体の吐出方向と直交する方向の内周面をシールすることにより、吐出口3から吐出した流体をその流体の吐出方向先端側に位置する吐出孔のみから吐出させることができる。また、吐出口3から吐出する流体の吐出方向先端側の内周面をシールすることにより、吐出口3から吐出する流体をその流体の吐出方向と直交する方向に位置する吐出孔のみから流体を吐出させることができる。
【0027】
このような構成において、ステータ9に設けられている各巻線18に対して所定のタイミングで通電することにより、ステータ9とロータ6との間にロータ6を軸心回りに回転させるトルクが発生し、ロータ6が軸心回りに回転駆動される。
【0028】
ロータ6が軸心回りに回転駆動されることにより、流体がホース12aを介して吸入口2から吸入され、吸入された流体はロータ6に形成された流路25内を流れ、流路25の流出側端部である流出口3aから流出した後に吐出口体15内を流れて吐出口3から吐出される。吐出口3から吐出された流体は吐出ノズル8内の凹部38に流入し、凹部38に流入した流体は凹部38に形成されている複数の吐出孔から分散して吐出される。
【0029】
ロータ6の回転駆動時には、ロータ軸24に減速ギア機構37を介して連結されている回転軸7が軸心回りに回転し、回転軸7と一体に吐出ノズル8が回転する。これにより、回転する吐出ノズル8の吐出孔から流体が分散して吐出されるので、この吐出ノズル8を洗浄対象物に押し当てることにより、洗浄対象物の洗浄作業を行える。不織布又は発泡材により形成されている吐出ノズル8は柔軟性を有し、洗浄対象物の凹凸に対する追従性が良いので、吐出ノズル8を用いた洗浄性能が向上する。また、高速回転するロータ6の回転が減速ギア機構37で減速されて回転軸7に伝えられることにより、吐出ノズル8を洗浄作業に適した低速回転で回転させることができる。
【0030】
吸入口2から吸入された流体が流路25に送り込まれる過程において、ロータ6の軸心方向に沿って吸入口2から吸入された流体は、第1整流部材34により流路25の傾斜方向に沿って流路25の流入側端部に向けて案内される。このため、吸入口2から吸入された流体が流路25内へスムーズに送り込まれるようになり、吸入口2から吸入された流体が流路25に入り込む過程における圧力損失が低減される。
【0031】
また、流路25から流路25の傾斜方向に沿って流出する流体は、第2整流部材33により吐出口3へ向けて案内される。このため、流路25から流出した流体が吐出口3へスムーズに送り込まれるようになり、流路25から流出した流体が吐出口3から吐出される過程における圧力損失が低減される。
【0032】
したがって、この洗浄装置1によれば、モータ一体型のポンプ4の吸入口2とこのポンプ4から流出した流体が吐出される吐出口3とが直線上に配置されるので、ポンプ4内に流体の流れ方向を可変する領域を設ける必要がなく、ポンプ4及びこのポンプ4を用いた洗浄装置1の小型軽量化を図ることができる。しかも、この洗浄装置1では、流体の吸入側と吐出側とに第1整流部材34と第2整流部材33とが設けられているために圧力損失が少ないので、流体の吐出性能、ひいては、洗浄装置1の洗浄性能を高めることができる。
【0033】
この洗浄作業時において、吐出口3から吐出した流体が吐出ノズル8の凹部38内に流入し、その後に吐出ノズル8に形成されている吐出孔から分散して吐出されるので、吐出口3から吐出した流体の水はねを防止することができる。
【0034】
さらに、洗浄作業時において、必要に応じて流量調整機構32を調整することにより、吐出する流体の量を調整することができる。具体的には、回動ケース14を回動操作し、図4に示すように固定ケース13の穴29と回動ケース14の穴30とを完全に重ね合わせることにより吐出流量を最大とすることができ、図5に示すように固定ケース13の穴29と回動ケース14の穴30とを一部を重ね合わせることにより吐出流量を少量とすることができ、図6に示すように穴29をOリング31で閉止することにより流体の吐出を停止させることができる。流体の吐出を停止させた状態でロータ6を回転駆動させることにより、洗浄以外の作業、例えば、吐出ノズル8によるワックスがけ、ワックスふき取り、コーティング剤の塗布等の作業を行える。
【0035】
巻線18へ通電するロータ6の回転時には巻線18から熱が発生し、この熱は、ステータコア16やキャン20を介して流路25内を流れる流体へ放熱される。この放熱に際し、キャン20はアルミニウムやSUS等の金属で形成されているために伝熱性がよく、放熱を良好に行え、洗浄装置1を長時間連続使用した場合でも過熱されることが防止される。
【0036】
本発明の第2の実施の形態を図7に基づいて説明する。なお、図1ないし図6において説明した部分と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。
【0037】
本実施の形態の洗浄装置41の基本的構造は第1の実施の形態の洗浄装置1と同じであり、洗浄装置41の主要部を構成するものとしてモータ一体型のポンプ4が用いられている。この洗浄装置41は、第1の実施の形態で説明した吐出口体15に延長パイプ43を接続した構造であり、延長パイプ43の先端部が吐出口44とされている。延長パイプ43の途中には、屈曲部43aが形成されている。
【0038】
回転軸7の先端部には回転軸である延長回転軸45が連結され、この延長回転軸45の途中には自在継手46が設けられている。延長回転軸45は延長パイプ43内に配設され、自在継手46が延長パイプ43の屈曲部43aの位置に位置付けられている。
【0039】
延長回転軸45の先端部には吐出ノズル8が取付けられ、この吐出ノズル8は延長パイプ43に形成された吐出口44を覆う位置に位置付けられ、吐出ノズル8の内部には吐出口44から吐出する流体が流入する凹部38が形成されている。
【0040】
このような構成において、巻線18に対して所定のタイミングで通電することによりロータ6を軸心回りに回転駆動させると、流体がホース12aを介して吸入口2から吸入され、吸入された流体はロータ6に形成された流路25内を流れ、流路25の流出側端部である流出口3aから流出した後に吐出口体15内と延長パイプ43内とを流れて吐出口44から吐出される。吐出口44から吐出された流体は吐出ノズル8内の凹部38に流入し、凹部38に流入した流体は凹部38に形成されている複数の吐出孔から分散して吐出される。
【0041】
また、このロータ6の回転駆動時において、自在継手46を備えた延長回転軸45が軸心回りに回転し、延長回転軸45と一体に吐出ノズル8が回転する。これにより、回転する吐出ノズル8の吐出孔から流体が分散して吐出されるので、この吐出ノズル8を洗浄対象物に押し当てることにより、洗浄対象物の洗浄作業を行える。しかも、吐出ノズル8が屈曲部43aを有する延長パイプ43の先端側に位置し、吐出ノズル8が屈曲部43aに対応する位置に設けられた自在継手46を有する延長回転軸45の先端部に取付けられているので、手を伸ばしただけでは届かないような高い箇所や、隙間部分の奥まった箇所等に対する洗浄作業を容易に行える。
【0042】
なお、上記に示した本願発明の実施の形態においては、吐出口3、44側へ延出してロータ6と共に回転する回転軸7、45を有し、その回転軸7、45に吐出ノズル8を連結した洗浄装置1、41について述べた。このような洗浄装置1、41では、洗浄作業時に吐出ノズル8を回転させることにより、例えば、自動車のボディー表面の洗浄等においては、ブラッシングしながら洗浄が可能なので、有効な洗浄効果を得ることができる。
【0043】
しかし、ブラッシングを要しない、単に洗浄水のみを吐出させる洗浄装置の場合には、ロータ6と共に回転する回転軸7、45及び吐出ノズル8を設ける必要はなく、上述した回転軸7、45や吐出ノズル8を有さずに吐出口3、44から流体を直接吐出させる形式の洗浄装置にも本発明が同様に適用されることは言うまでもない。
【0044】
【発明の効果】
本発明の洗浄装置によれば、ステータとロータとを有するモータ一体型のポンプの吸入口とこのポンプから流出した流体が吐出される吐出口とが直線上に配置されるので洗浄装置の小型軽量化を図ることができ、また、この洗浄装置では、吸入側に位置する第1整流部材と吐出側に位置する第2整流部材とにより流体をスムーズに導くことができるので、流体のエネルギー損失を抑えて洗浄性能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の洗浄装置を示す縦断正面図図である。
【図2】その一部を示す分解斜視図である。
【図3】その一部を示す分解斜視図である。
【図4】流量調整機構の全開状態の位置関係を説明する正面図である。
【図5】流量調整機構の一部開放状態の位置関係を説明する正面図である。
【図6】流量調整機構の閉止状態の位置関係を説明する正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態の洗浄装置を示す縦断正面図である。
【図8】斜流ポンプを用いた洗浄装置の従来例を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
2 吸入口
3 吐出口
6 ロータ
7 回転軸
8 吐出ノズル
9 ステータ
18 巻線
20 キャン
25 流路
32 流量調整機構
33 第2整流部材
33a 上流側案内部
33b 下流側案内部
34 第1整流部材
34a 上流側案内部
34b 下流側案内部
37 減速ギア機構
38 凹部
45 回転軸
46 自在継手

Claims (11)

  1. 複数の巻線を有する筒状のステータと、
    外周面に螺旋状の流路が形成されて前記ステータ内に軸心回りに回転自在に収納され、前記巻線へ通電することにより軸心回りに回転するロータと、
    前記ロータの軸心方向に沿った一端側に設けられ、前記ロータの回転に伴って前記ステータ内に向けて流体が吸入される吸入口と、
    前記ロータの軸心方向に沿った他端側に設けられ、前記ロータの回転に伴って前記吸入口から吸入された流体が前記流路内を流れた後に吐出する吐出口と、
    前記吸入口と前記流路の流入側端部との間に配置され、前記吸入口から吸入された流体を前記流路の傾斜方向に沿う向きに旋回させつつ案内する第1整流部材と、
    前記流路の流出側端部と前記吐出口との間に配置され、前記流路からこの流路の傾斜方向に沿って流出する流体をその流出方向に沿って旋回させつつ前記吐出口に向けて案内する第2整流部材と、
    を有する洗浄装置。
  2. 前記ロータに連結されて前記吐出口側へ延出して設けられ、前記ロータと共に回転する回転軸と、
    前記回転軸に連結されて前記吐出口を覆う位置に位置付けられ、前記吐出口から吐出される流体を洗浄方向に向けて吐出させる複数の吐出孔を有する吐出ノズルと、
    を有することを請求項1記載の洗浄装置。
  3. 前記第2整流部材は、前記流路の傾斜角度と同等の傾斜角度を有して前記流路から流出した流体をその流出方向に沿って案内する上流側案内部と、この上流側案内部に沿って案内される流体を旋回させつつ前記流出口に向けて案内する下流側案内部とを有する請求項1又は2記載の洗浄装置。
  4. 前記第1整流部材は、前記ロータの軸心方向に沿って前記吸入口から吸入した流体をその吸入方向に沿って案内する上流側案内部と、この上流側案内部に沿って案内される流体を旋回させつつ前記ロータに形成された前記流路の傾斜方向に沿って案内する下流側案内部とを有する請求項1ないし3のいずれか一記載の洗浄装置。
  5. 前記ステータの内側にこのステータと接触して設けられ、前記ステータを前記流路内を流れる流体からシールするキャンを有する請求項1ないし4のいずれか一記載の洗浄装置。
  6. 前記吐出孔は、前記吐出ノズルにおける前記吐出口から吐出する流体の吐出方向先端側に設けられている請求項2ないし5のいずれか一記載の洗浄装置。
  7. 前記吐出孔は、前記吐出ノズルにおける前記吐出口から吐出する流体の吐出方向と直交する方向に設けられている請求項2ないし5のいずれか一記載の洗浄装置。
  8. 前記吐出ノズルは、不織布又は発泡材により形成されている請求項2ないし7のいずれか一記載の洗浄装置。
  9. 前記回転軸は、自在継手を有する請求項2ないし8のいずれか一記載の洗浄装置。
  10. 前記ロータと前記回転軸との間に、減速ギア機構が介装されている請求項2ないし9のいずれか一記載の洗浄装置。
  11. 前記ロータと前記第2整流部材との間に、前記吐出口から吐出される流体の流量を調整する流量調整機構が設けられている請求項1ないし10のいずれか一記載の洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108375300A (zh) * 2017-01-28 2018-08-07 杉野机械股份有限公司 鼓风装置
CN108472655A (zh) * 2015-11-03 2018-08-31 喷雾系统公司 卫生旋转罐式清洁装置

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