JP2004313783A - 虫歯検出装置及び虫歯検出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 本発明の虫歯検出システム1は、紫外線照射装置2と、紫外線照射装置2から照射された紫外線により歯からの蛍光を受光する蛍光受光装置3と、蛍光受光装置3から送信された蛍光データを解析する蛍光データ解析部4と、蛍光データ解析部4により解析された解析データを表示する表示装置5とを備えている。蛍光データ解析部4は、前記蛍光データを可視光領域の2以上の波長帯における蛍光強度に基づいて解析をするように構成されている。
【選択図】 図2
Description
また、図1(フィルタ特性)に示すフィルタの場合は、赤色の波長帯は、350〜450及び550〜750であり、これらも本願の第1波長帯に含むものとする。
図2に示すように、本実施形態の虫歯検出システム(虫歯検出装置)1は、紫外線照射装置(紫外線光源)2と、紫外線照射装置2から照射された紫外線により歯からの蛍光を受光する蛍光受光装置(蛍光受光部)3と、蛍光受光装置3から送信されたデータを解析するデータ解析部4と、データ解析部4により解析された解析データを表示する表示装置(解析データ表示部)5とを備えている。
まず、かかる虫歯検出システム1を詳細に述べる。
そして、このような紫外線照射装置2から紫外線を導光するものとしては、紫外線吸収率が低いものであれば特に限定はないが、例えば石英ガラスや高分子材料からなるコアを有する光ファイバを通して歯に直接照射されるようになっている。
光デバイスは、可視光領域の蛍光から、色情報を含んだ情報を蛍光データとして取り込み、その情報を入出力制御部11に送信可能なものであればよい。入出力制御部11は、光デバイスからの情報をAD変換するように構成されている。
具体的には、分光輝度計は、蛍光をプリズム等により色分解し、各色光(赤色光、緑色光、青色光等)を光センサ取り込むことにより、各色毎の情報を得るように構成されている。
さらに、2色以上の色フィルタ(バンドパスフィルタ)付き光センサは、蛍光の特定波長のみを、例えば、フォトマルやシリコンフォトダイオードのような受光素子からの電気信号に基づいて各波長帯毎の情報を得るように構成されている。
出力装置13は、上記解析データを出力できるものであればよく、例えば、プリンタ等がある。
蛍光データ解析部4は、虫歯検出プログラムがCPU15により実行されることにより、虫歯検出プログラムと、CPU15、メインメモリ等のハードウエア資源(コンピュータ)とが協働した手段として構成されている。
虫歯検出方法は、メイン処理(S1〜S3、S5)を共通にし、検出目的や検出方法の違いにより、単一部位測定方法(S4、S11〜S19)、対比測定方法(S21〜S30)、光強度変化測定方法(S31〜S35、S41〜S48、S51〜S58、S61〜S68)の3通りに大別される。
対比測定方法は、外から見える虫歯部位又は虫歯と疑われる部位(単に「虫歯部位」とする)の虫歯の有無又はその虫歯の進行度合を検出する方法で、同一の歯における虫歯部位と健常部位の2箇所をそれぞれ独立して測定する。
光強度変化測定方法は、外から見えるか否かにかかわらず虫歯の有無及びその虫歯の進行度合の検出する方法で、紫外線の照射光強度を変化させつつ、虫歯部位と思われる同一箇所を複数回測定する。
測定部位の数が「1」でない場合には、「対比測定方法」の処理に分岐し(分岐B、詳細後述)、測定部位の数が「1」である場合には、CPU15が、虫歯検出プログラムの光強度変化選択機能に基づき、光源の光強度を変化させるか否かを表示させる(S3)。
次いで、CPU15が、虫歯検出プログラムのデータ取込機能に基づき、光デバイスからの情報を、入出力制御部11によりAD変換されたデジタル信号として内部メモリ16に取り込み、そのデジタル信号を、第1〜第3波長帯毎の輝度(蛍光強度)R、B、Gを内部メモリ16に記憶する(S4)。
また、第2波長帯(青色相当)は、可視光領域において、波長が、380〜550nmであることが好ましく、より好ましくは、400〜500nmである。
さらに、第3波長帯(緑色相当)は、可視光領域において、波長が、450〜650nmであることが好ましく、より好ましくは、500〜600nmである。
CD1=R/B…式(1)
この虫歯度合CD1は、虫歯の進行に伴って、虫歯部位につき、輝度Rが増加する一方で、輝度B、Gが減少するという特性を利用し、虫歯の進行度合を定量的な増加関数として表したものである。
また、輝度Bの代わりに輝度Gを用いて次の式(1.2)に従って虫歯度合CD12を演算してもよい。
CD12=R/G…式(1.2)
S12では、虫歯度合CD1を、下限しきい値E1と比較する。ここに、「下限しきい値」とは、健常歯と虫歯(特に初期虫歯、以下同じ)とを判別するための値で、紫外線照射装置2における照射光強度、照射面積等の条件や、蛍光受光装置3における光路長、受光素子の感度等の条件によって異なり、虫歯検出システム1におけるキャリブレーションによって決定される。
ここで、対比測定方法においては、まず、測定者が、紫外線照射装置2を用いて、紫外線を、同一の歯において、虫歯部位(虫歯と疑われる部位)と、その近傍の健常部位とにそれぞれ照射し、蛍光受光装置3を用いて、虫歯部位の蛍光から第1情報を得ると共に、健常部位の蛍光から第2情報を得る。
CD2=|Rn−Rc|×|Bn−Bc|…式(2)
CD22=|Rn−Rc|×|Gn−Gc|…式(2.2)
CD23=|Rn−Rc|×{|Bn−Bc|+|Gn−Gc|}…式(2.3)
虫歯度合CD2が、下限しきい値E2より小さい、又は下限しきい値E2と等しい場合には、健常歯である旨を表示してメイン処理のS1に戻り(S29、S30)、虫歯度合CD2が下限しきい値E2より大きい場合には、虫歯である旨を表示する(S24)。
虫歯度合CD2が上限しきい値F2より小さい場合には、軽度の初期虫歯である旨を表示し(S26)、虫歯度合CD2が、上限しきい値F2より大きい、又は上限しきい値F2と等しい場合には、重度の初期虫歯である旨を表示し(S27)、メイン処理のS1に戻る(S28)。
ここで、光強度変化測定方法においては、まず、測定者が、紫外線照射装置2を用いて、光強度U1、U2(U1>U2)を変化させた紫外線を、同一歯の同一部位にそれぞれ照射し、蛍光受光装置3を用いて、光強度U1についての蛍光から第1情報を得ると共に、光強度U2についての蛍光から第2情報を得る。
CD3=(R1/R2)×(B1/B2)…式(3)
S42では、虫歯度合CD3を、上限しきい値F3と比較する。虫歯度合CD3が、上限しきい値F3より大きい、又は上限しきい値F3と等しい場合には、健常歯である旨を表示してメイン処理のS1に戻り(S47、48)、虫歯度合CD3が、上限しきい値F3より小さい場合には、S43に進む。
S51では、光強度U1の輝度(R1、B1、G1)、及び光強度U2の輝度(R2、B2、G2)のそれぞれの値を次の式(4)に従って虫歯度合CD4を演算する。
CD4=(R1/R2)×(G1/G2)…式(4)
その他の処理は、上記同様であるので説明を省略する。
S61では、光強度U1の輝度(R1、B1、G1)、及び光強度U2の輝度(R2、B2、G2)のそれぞれの値を次の式(5)に従って虫歯度合CD5を演算する。
CD5=(R1/R2)×{(B1/B2)+(G1/G2)}…式(5)
S62では、上限しきい値F5の設定の仕方が異なり、S63では、下限しきい値E5の設定の仕方が異なる。その他の処理は、上記同様であるので説明を省略する。
CD6=(R1/R2)×(B1/B2)×(G1/G2)…式(6)
例えば、上記光強度測定方法においては、光強度を2種に変化させたが、これに限られず、光強度を3種以上に変化させ、このうち、任意の2つの情報(蛍光データ)を取り込み、虫歯度合CD3〜CD6を演算してもよい。
用いた。カラーCCDは、400nm以上の光を透過するUVカットフィルタ(ニコン社製、形式:BA400)の装着により、可視光領域の蛍光を撮像できるようにした。データはA/D変換を行い各16bitの輝度R、B、Gを得た。
虫歯部位について、軽度部位L、中等度部位M、重度部位Hの3箇所を測定の対象にすると共に、それぞれの近傍(同一歯の中)にある健常部位について、健常部位(軽)L’、健常部位(中)M’、健常部位(重)H’の3箇所を測定の対象とした。
本実施例において計測した、各測定部位毎の光強度U1、U2と輝度R、B、Gとの関係を図10に示し、光強度U1、U2、輝度R、B、Gのデータ(最大216=65536)を表1、表2、表3に示した。
〔比較例1〕
虫歯の進行度合いを的確に捉えるためには、ミネラル減少率の値に応じて、赤の輝度も高くならなければならない。しかし、これに対し比較例1の場合は、虫歯の中等度部位M1と重度部位H1の間で、赤の輝度の大小関係が逆転しており、必ずしも虫歯の進行度合とは一致していないため、虫歯の進行度合いの検出は困難である。
〔実施例2〕
〔比較例2〕
〔実施例3〕
〔実施例4〕
上記虫歯度合CD3、CD4が、輝度Rと、輝度B、Gの何れか一方との二者を演算対象にしているのに対し、虫歯度合CD5、CD6は、輝度R、B、Gの三者を演算対象にしている点が異なる。実施例4の計測結果を表8に示す。
本発明によれば、初期虫歯を感度良く正確に検出し、しかもその進行度合をも検出できる虫歯検出装置及び虫歯検出方法を得ることができる。
2 紫外線照射装置(紫外線光源)
3 蛍光受光装置(蛍光受光部)
4 蛍光データ解析部
5 表示装置(解析データ表示部)
CD1、CD2、CD3、CD4、CD5 虫歯度合
Claims (23)
- 紫外線光源と、該紫外線光源から照射された紫外線により歯からの蛍光を受光する蛍光受光部と、該蛍光受光部から送信された蛍光データを解析する蛍光データ解析部と、該蛍光データ解析部により解析されたデータを表示するデータ表示部とを備えた虫歯検出装置であって、
前記蛍光データ解析部は、前記蛍光データを可視光領域の2以上の波長帯における蛍光強度に基づいて解析をする虫歯検出装置。 - 紫外線光源と、該紫外線光源から照射された紫外線により歯からの蛍光を受光する蛍光受光部と、該蛍光受光部から送信された蛍光データを解析する蛍光データ解析部と、該蛍光データ解析部により解析されたデータを表示するデータ表示部とを備えた虫歯検出装置であって、
前記蛍光データ解析部は、前記紫外線の照射光強度の変化に応じて変化する1つ以上の波長帯における複数の蛍光強度に基づいて解析をする虫歯検出装置。 - 前記蛍光データ解析部は、550〜810nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上260nm以下の波長幅を有する第1波長帯における前記蛍光強度と、380〜550nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上170nm以下の波長幅を有する第2波長帯における前記蛍光強度とに基づいて虫歯の進行度合を演算する請求項1又は2に記載の虫歯検出装置。
- 前記蛍光データ解析部は、550〜810nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上260nm以下の波長幅を有する第1波長帯における前記蛍光強度と、380〜550nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上170nm以下の波長幅を有する第2波長帯における前記蛍光強度及び/又は450〜650nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上200nm以下の波長幅を有する第3波長帯における前記蛍光強度とに基づいて虫歯の進行度合を演算する請求項1又は2にに記載の虫歯検出装置。
- 前記蛍光受光部には、前記可視光領域から前記第1波長帯及び前記第2及び/又は第3波長帯における前記蛍光強度に関する情報を抽出可能な光デバイスが設けられている請求項1〜4の何れかに記載の虫歯検出装置。
- 前記光デバイスは、分光輝度計、カラーCCD、CMOS、又は2色以上の色フィルタ付き光センサの何れか一つである請求項5に記載の虫歯検出装置。
- 前記紫外線光源は、出力強度が調整可能に構成されている請求項5又は6に記載の虫歯検出装置。
- 前記紫外線光源は、紫外線LEDである請求項7に記載の虫歯検出装置。
- 光源から紫外線を歯の測定部位に照射し、該測定部位からの蛍光によって虫歯を検出する方法であって、
前記測定部位からの蛍光情報を取り込む第1ステップと、
前記取り込んだ蛍光情報を550〜810nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上260nm以下の波長幅を有する第1波長帯、380〜550nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上170nm以下の波長幅を有する第2波長帯及び450〜650nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上200nm以下の波長幅を有する第3波長帯から選ばれる2つ以上の波長帯における前記蛍光の強度を求める第2ステップと、
前記蛍光の強度に基づいて演算し、前記演算結果に応じて虫歯の有無及び/又は虫歯の進行度合を判断する第3ステップとを含む虫歯検出方法。 - 前記第3ステップには、前記第1波長帯の蛍光の強度Rと、前記第2波長帯の蛍光の強度B又は前記第3波長帯の蛍光の強度Gとを対象とし、次の式(1)あるいは(2)に従って虫歯度合CD1を演算する第3.1ステップと、
CD1=R/B ・・・式(1) あるいは
CD1=R/G ・・・式(2)
前記虫歯度合CD1の値と下限しきい値E1とを比較する第3.2ステップと、
前記虫歯度合CD1の値が、前記下限しきい値E1より大きい場合には虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD1の値が、前記下限しきい値E1より小さい又は前記下限しきい値E1と等しい場合には健常な歯であると判断する第3.3ステップとを含む請求項9に記載の虫歯検出方法。 - 前記第3.3ステップに虫歯であると判断された場合において、前記虫歯度合CD1の値と上限しきい値F1とを比較する第3.4ステップと、
前記虫歯度合CD1の値が、前記上限しきい値F1より大きい場合には重度の虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD1の値が、前記上限しきい値F1より小さい又は前記上限しきい値F1と等しい場合には軽度の虫歯であると判断する第3.5ステップとを含む請求項10に記載の虫歯検出方法。 - 光源から紫外線を歯の測定部位に照射し、該測定部位からの蛍光によって虫歯を検出する方法であって、
前記測定部位の数が2つの場合には、前記測定部位の蛍光をそれぞれ第1情報及び第2情報として取り込む第1ステップと、
前記第1、第2情報に基づきそれぞれ、550〜810nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上260nm以下の波長幅を有する第1波長帯、380〜550nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上170nm以下の波長幅を有する第2波長帯及び450〜650nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上200nm以下の波長幅を有する第3波長帯から選ばれる2以上の波長帯における前記蛍光の強度を求める第2ステップと、
前記蛍光強度に基づき、次の式(3)あるいは(4)に従って虫歯度合CD2を演算する第3ステップと、
CD2=|Rn−Rc|×|Bn−Bc| ・・・式(3) あるいは
CD2=|Rn−Rc|×|Gn−Gc| ・・・式(4)
Rn − 第1情報の第1波長帯の蛍光の強度
Bn − 第1情報の第2波長帯の蛍光の強度
Gn − 第1情報の第3波長帯の蛍光の強度
Rc − 第2情報の第1波長帯の蛍光の強度
Bc − 第2情報の第2波長帯の蛍光の強度
Gc − 第2情報の第3波長帯の蛍光の強度
前記虫歯度合CD2の値と下限しきい値E2とを比較する第4ステップと、
前記虫歯度合CD2の値が、前記下限しきい値E2より大きい場合には虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD2の値が、前記下限しきい値E2より小さい又は前記下限しきい値E2と等しい場合には健常な歯であると判断する第5ステップとを含む虫歯検出方法。 - 前記第5ステップに虫歯であると判断された場合において、前記虫歯度合CD2の値と上限しきい値F2とを比較する第5.1ステップと、
前記虫歯度合CD2の値が、前記上限しきい値F2より大きい場合には重度の虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD2の値が、前記上限しきい値F2より小さい又は前記上限しきい値F2と等しい場合には軽度の虫歯であると判断する第5.2ステップとを含む請求項12に記載の虫歯検出方法。 - 光源から紫外線を歯の測定部位に照射し、該測定部位からの蛍光によって虫歯を検出する方法であって、
異なる2以上の光強度U1、U2…Un(U1>U2……>Un)につき前記測定部位の蛍光をそれぞれ第1情報、第2情報….第n情報として取り込む第1ステップと、
第1情報、第2情報….第n情報を、550〜810nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上260nm以下の波長幅を有する第1波長帯、380〜550nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上170nm以下の波長幅を有する第2波長帯及び450〜650nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上200nm以下の波長幅を有する第3波長帯から選ばれる2以上の波長帯における前記蛍光の第1蛍光強度R1、B1、G1及び第2蛍光強度R2、B2、G2…….第n蛍光強度Rn、Bn、Gnを求める第2ステップと、
下記の式(5)に従い演算する第3ステップと、
(R1−R2)+(R2−R3)+…+(Rn-1−Rn) …式(5)
式(5)から得られる結果の符号が正であれば虫歯の可能性があると判断し、負もしくは0であれば健常な歯であると判断する第4ステップを含む虫歯検出方法。 - 前記第4ステップに虫歯の可能性があると判断された場合において、次の式(6)に従って虫歯度合CD3を演算する第4.1ステップと、
CD3=(Rn-1/Rn)×(Bn-1/Bn) ・・・式(6)
前記虫歯度合CD3の値と上限しきい値F3とを比較する第4.2ステップと、
前記虫歯度合CD3の値が、前記上限しきい値F3より大きい又は前記上限しきい値F3と等しい場合には健常な歯であると判断し、前記虫歯度合CD3の値が、前記上限しきい値F3より小さい場合には虫歯であると判断する第4.3ステップとを含む請求項14に記載の虫歯検出方法。 - 前記第4.3ステップに虫歯であると判断された場合において、前記虫歯度合CD3の値と下限しきい値E3とを比較する第4.4ステップと、
前記虫歯度合CD3の値が、前記下限しきい値E3より大きい又は前記下限しきい値E3と等しい場合には軽度の虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD3の値が、前記下限しきい値E3より小さい場合には重度の虫歯であると判断する第4.5ステップとを含む請求項15に記載の虫歯検出方法。 - 前記第4ステップに虫歯の可能性があると判断された場合において、次の式(7)に従って虫歯度合CD4を演算する第4.1ステップと、
CD4=(Rn-1/Rn)×(Gn-1/Gn) ・・・式(7)
前記虫歯度合CD4値と上限しきい値F4とを比較する第4.2ステップと、
前記虫歯度合CD4の値が、前記上限しきい値F4より大きい又は前記上限しきい値F4と等しい場合には健常な歯であると判断し、前記虫歯度合CD4の値が、前記上限しきい値F4より小さい場合には虫歯であると判断する第4.3ステップとを含む請求項14に記載の虫歯検出方法。 - 前記第4.3ステップに虫歯であると判断された場合において、前記虫歯度合CD4の値と下限しきい値E4とを比較する第4.4ステップと、
前記虫歯度合CD4の値が、前記下限しきい値E4より大きい又は前記下限しきい値E4と等しい場合には軽度の虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD4の値が、前記下限しきい値E4より小さい場合には重度の虫歯であると判断する第4.5ステップとを含む請求項17に記載の虫歯検出方法。 - 前記第4ステップに虫歯の可能性があると判断された場合において、次の式(8)に従って虫歯度合CD4を演算する第4.1ステップと、
CD5=(Rn-1/Rn)×{(Gn-1/Gn)+(Bn-1/Bn)} ・・・式(8)
前記虫歯度合CD5値と上限しきい値F5とを比較する第4.2ステップと、
前記虫歯度合CD5の値が、前記上限しきい値F5より大きい又は前記上限しきい値F5に等しい場合には健常の歯であると判断し、前記虫歯度合CD5の値が、前記上限しきい値F5より小さい場合には虫歯であると判断する第4.3ステップとを含む請求項14に記載の虫歯検出方法。 - 前記第4.3ステップに虫歯であると判断された場合において、前記虫歯度合CD5の値と下限しきい値E5とを比較する第4.4ステップと、
前記虫歯度合CD5の値が、前記下限しきい値E5より大きい又は前記下限しきい値E5に等しい場合には軽度の虫歯であると判断し、前記虫歯度合CD5の値が、前記下限しきい値E5より小さい場合には重度の虫歯であると判断する第4.5ステップとを含む請求項19に記載の虫歯検出方法。 - 前記nが2である請求項14〜20の何れか一つに記載の虫歯検出方法。
- 請求項9〜20の何れか一つに記載の虫歯検出方法をコンピュータに実現させる虫歯検出プログラム。
- 光源から紫外線を歯の測定部位に照射し、該測定部位からの蛍光によって虫歯を検出する方法であって、
異なる2以上の光強度U1、U2…Un(U1>U2……>Un)につき前記測定部位の蛍光をそれぞれ第1情報、第2情報….第n情報として取り込む第1ステップと、
第1情報、第2情報….第n情報を、550〜810nmの波長帯から選ばれる0.1nm以上260nm以下の波長幅を有する第1波長帯における前記蛍光の第1蛍光強度R1及び第2蛍光強度R2…….第n蛍光強度Rnを求める第2ステップと、
下記の式(5)に従い演算する第3ステップと、
(R1−R2)+(R2−R3)+…+(Rn-1−Rn) …式(5)
式(5)から得られる結果の符号が正であれば虫歯の可能性があると判断し、負もしくは0であれば健常な歯であると判断する第4ステップを含む虫歯検出方法。
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