JP2004313561A - データ圧縮方法、データ圧縮装置、および計算断層画像装置 - Google Patents

データ圧縮方法、データ圧縮装置、および計算断層画像装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のチャンネルによって取得されるデータの集まりに対して、データの集まり全体についての圧縮率を高めることができるデータ圧縮方法、データ圧縮装置、およびX線CT装置を提供する。
【解決手段】複数のX線検出器9のチャンネルから周期的にX線強度データを入手して被検体1の投影データの集まりを形成するデータ収集システム20は、複数のチャンネル毎に、そのチャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算する第1の予測部15と、所定のチャンネルについて、この所定のチャンネルから所定範囲のチャンネルに関する第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算する第2の予測部17と、第2の予測データと所定のチャンネルのある周期におけるデータとの差分を計算し、この差分をその周期における所定のチャンネルのデータとする圧縮部19とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ圧縮方法およびデータ圧縮装置に関する。また、本発明は、このデータ圧縮装置を有する計算断層画像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
データの集まりを圧縮するために、先頭データを除く各データを1つ前のデータからの差分によって表わすことが、差分法として従来から知られている。
特許文献1には、投影データの伝送装置の負担軽減、小型化のために、複数のチャンネルから得られる投影データの圧縮に差分法を適用したX線CT(Computed Tomography:計算断層画像)装置が開示されている。このX線CT装置においては、被検体の周りを回転しながら投影データを取得する複数のチャンネルの各々のチャンネル毎に、そのチャンネルの前の投影データを用いて差分を算出している。
また、差分の値を小さくするために、前のデータから予測データを計算し、この予測データと実際のデータとの差分を用いてデータを圧縮する予測差分法も知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−127616号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、予測差分法においては、データが非線形に変化する場合には予測データと実際のデータとの差分の値が大きくなる。差分の値が大きくなると、圧縮後のデータのサイズが圧縮前のデータのサイズとほとんど変わらないという不都合が生じる。
【0005】
たとえば、X線CTにおいて肋骨は被検体の他の部位とはX線吸収率が大幅に異なる。上述のX線CT装置のように被検体のある断面に直交する回転軸まわりに複数のチャンネルを回転させて投影データを取得する場合には、あるチャンネルにおいて、肋骨以外の部位を通過したX線の投影データが取得された直後に、肋骨を通過したX線の投影データが取得される状態が発生する。このとき、投影データは非線形に変化することになり、予測差分法を用いてもこの投影データに関する差分の値を小さくすることはできず、この投影データに対する圧縮率を向上させることは困難であった。
以上のように、複数のチャンネルによってデータを取得する場合に、ある1つのチャンネルに関するデータのみを用いた従来の予測差分法では、各データの圧縮率を向上させることは困難であり、データ全体としての圧縮率を高めることが困難であった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、複数のチャンネルによって取得されるデータの集まりに対して、データの集まり全体についての圧縮率を高めることができるデータ圧縮方法、およびデータ圧縮装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、複数のチャンネルから得られた被検体の投影データの集まりに対して、投影データの集まり全体についての圧縮率を高めることができる計算断層画像装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点に係るデータ圧縮方法は、所定順序で配列された複数のチャンネルから周期的に得られるデータの圧縮方法であって、前記複数のチャンネル毎に、当該チャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算するステップと、所定の前記チャンネルについて、当該所定のチャンネルから所定範囲の前記チャンネルの前記第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算するステップと、前記第2の予測データと前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとの差分を計算し、当該差分を前記周期における前記所定のチャンネルのデータとするステップとを含む。
【0008】
本発明の第2の観点に係るデータ圧縮装置は、所定順序で配列された複数のチャンネルから周期的に得られるデータを圧縮するデータ圧縮装置であって、前記複数のチャンネル毎に、当該チャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算する第1の処理部と、所定の前記チャンネルについて、当該所定のチャンネルから所定範囲の前記チャンネルの前記第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算する第2の処理部と、前記第2の予測データと前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとの差分を計算し、当該差分を前記周期における前記所定のチャンネルのデータとするデータ圧縮部とを含む。
【0009】
また、本発明の第3の観点に係る計算断層画像装置は、所定順序で配列された複数のチャンネルから放射線による被検体の投影データを周期的に入手し、当該投影データに基づいて前記被検体の断層像データを計算により再構成する計算断層画像装置であって、前記複数のチャンネル毎に、当該チャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算する第1の処理部と、所定の前記チャンネルについて、当該所定のチャンネルから所定範囲の前記チャンネルの前記第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算する第2の処理部と、前記第2の予測データと前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとの差分を計算し、当該差分を前記周期における前記所定のチャンネルのデータとするデータ圧縮部とを含む。
【0010】
第1〜3の観点に係る本発明においては、所定順序で配列された複数のチャンネルから、データが周期的に得られる。第1の処理部が、複数のチャンネル毎に、チャンネルの以前のデータに基づいて、周期が同じ第1の予測データを計算する。第2の処理部が、複数のチャンネルのうちのある所定のチャンネルについて、このチャンネルから所定範囲のチャンネルに関する周期が同じ第1の予測データを用いて、第2の予測データを計算する。データ圧縮部は、ある周期において第2の予測データと上述の所定のチャンネルのデータとの差分を計算し、算出した差分をこの周期におけるこの所定のチャンネルのデータとして扱うことによって、所定のチャンネルのデータを圧縮する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら述べる。
以下に述べる実施の形態においては、圧縮対象として、X線CT装置において取得される投影データを例に挙げる。しかしながら、本発明を適用して圧縮可能なデータは、X線CT装置における投影データに限らない。
【0012】
図1は、本発明の実施の形態に係るX線CT装置の概略的な構成を示す図である。図1に示すX線CT装置10は、X線CT装置本体10Aと、コンソール10Bとを有する。X線CT装置10が、本発明における計算断層画像装置の一実施の形態である。
【0013】
X線CT装置本体10Aは、図1に示すように走査部2とデータ収集システム(Data Acquisition System:DAS)20とを有する。
走査部2においては、図示しないX線源のX線焦点3から扇状のX線ビーム5を放射して、X線の強度を検出器アレイ7によって検出する。
【0014】
検出器アレイ7は、X線ビーム5の広がりの方向に配置した複数のX線検出器9からなる。各々のX線検出器9がX線強度検出のためのチャンネルとなり、このチャンネルの数のデータを得ることができる。チャンネル数Qは、たとえば1000程度である。
【0015】
X線源と検出器アレイ7との間に被検体1が配置される。X線源および検出器アレイ7は、各々の相対的位置関係を保って、たとえば、被検体1の頭部から脚部に向かう体軸方向に一致した回転軸Oを中心として回転する。
本実施の形態においては、図1に示すように、回転軸Oに沿った方向をz方向とし、z方向に直交する平面をxy平面とする。
【0016】
X線源および検出器アレイ7が回転軸Oまわりに回転することにより、被検体1に対するX線ビーム5の照射方向を順次変化させながらデータ収集が行なわれる。これによって、回転軸Oまわりの1回転あたり複数の方向のデータが得られる。データ収集の方向はビューと呼ばれる。1回転あたりのビュー数Rは、たとえば1000程度である。したがって、図1に示すビュー間の方向の階差Δθは360°/1000程度となる。
【0017】
DAS20が、検出器アレイ7によって得られた複数のデータを収集する。
図1に示すように、DAS20は、収集部13と、第1の予測部15と、第2の予測部17と、圧縮部19とを有する。
第1の処理部15が本発明における第1の処理部の一実施態様であり、第2の処理部17が第2の処理部の一実施態様であり、圧縮部19がデータ圧縮部の一実施態様である。
【0018】
収集部13が検出器アレイ7からデータを収集する。また、収集部13は、収集したアナログデータをデジタルデータに変換して、たとえば、図示しないRAM(Random Access Memory)等の記憶手段を用いて保存する。収集部13によって得られるデジタルデータの各々は、X線による被検体1の投影データになっている。
【0019】
図2は、投影データの構造の一例を示す図である。たとえば、検出器アレイ7のチャンネル番号iを列方向、ビュー番号jを行方向にそれぞれ対応させれば、投影データはR×Qのマトリクス状のデータ配列として表わすことができる。
各ビューを1つのまとまりとして考えれば、収集部13によって得られる投影データは、複数のチャンネルから周期的に得られるデータの集まりと捉えることができる。
【0020】
収集部13によって保存される投影データは、たとえば、16ビットのデータである。
第1の予測部15は、この16ビットのデータを用いて第1の予測データを計算する。算出された第1の予測データは、RAM等の記憶手段に記憶される。
第2の予測部17は、たとえばRAMから第1の予測データを入手し、この第1の予測データを用いて第2の予測データを計算する。算出された第2の予測データは、RAM等の記憶手段に記憶される。
【0021】
圧縮部19は、たとえばRAMから第2の予測データを入手し、第2の予測データと元の投影データとの差分を計算する。この差分のデータは、たとえば、8ビットのデータとして表わされる。
16ビットの投影データの配列を8ビットの差分データの配列に置きかえることにより、投影データは圧縮されたことになる。
DAS20による以上のデータ圧縮の詳細については後述する。
なお、第1の予測部15、第2の予測部17、および圧縮部19を実現するためのハードウェアには、CPU(Central Processing Unit)等の演算装置を1つだけ用いてもよいし、複数の演算装置を適宜割り当ててもよい。
【0022】
圧縮部19によって得られた8ビットの差分データは、図示しないインターフェースを介してコンソール10Bに送信される。図2においては投影データをビュー毎にパラレルに配置したパラレルデータとして表わしている。このため各投影データに対応した差分データもパラレルデータとして表わすことができるが、コンソール10Bに送信される際には、差分データはシリアルデータに配列変換される。
【0023】
コンソール10Bは、図1に示すように解凍部21と、再構成部23と、表示部25とを有する。
解凍部21は、チャンネル毎にDAS20から送信された差分データを順次加算して圧縮されたデータを解凍し、元の16ビットの投影データを得る。
解凍によって得られた投影データは、たとえば、X線CT装置本体10AのRAMとは異なるコンソール10B側のRAMに保存される。
【0024】
再構成部23は、コンソール10B側のRAMから解凍された投影データを入手し、入手した投影データに基づいて、公知のフィルタリングを併用した逆投影演算処理等の処理を行ない、被検体1の断層像の画像データを再構成する。
【0025】
解凍部21および再構成部23の実現においても、CPU等の演算装置を共通して用いてもよいし、個別に用意してもよい。
【0026】
表示部25は、再構成部23によって再構成された画像データに基づく断層像を、モニタ等の表示手段によって表示する。
【0027】
ここで、複数のチャンネルを有する検出器アレイ7を回転軸Oまわりに回転させることによって得られる投影データの特徴について述べる。
たとえば、図1に示すxy平面内における被検体1の投影データを考える。xy平面内に、たとえば、肋骨11が存在すると考える。肋骨11は、xy平面内において所定の領域分連続的に存在する。
jビューにおいて、たとえば、3チャンネル目のX線検出器D3と4チャンネル目のX線検出器D4には肋骨11を通過するX線が入射する。図2において、jビュー目の3チャンネルと4チャンネルに関する投影データは肋骨11を透過したX線によって得られるものであることを、●印によって表わしている。
【0028】
肋骨11はxy平面内においてある領域を持って連続的に存在しているため、j+1ビューにおいてX線検出器D4は再び肋骨11を通過したX線を検出する。また、j+1ビューにおいては5チャンネル目のX線検出器D5も肋骨11を通過したX線を検出する。
j+1番目のビューの4チャンネルと5チャンネルに関する投影データは肋骨11を通過したX線によって得られるものであることを図2において●印によって表わす。
【0029】
図2において、4チャンネルにおけるj番目のビューの投影データとj+1番目のビューの投影データはどちらも肋骨11を通過したX線の強度データによって得られていることがわかる。このことから、X線CT装置10の投影データは、ビュー間における連続性が高いことがわかる。
【0030】
しかしながら、たとえば、図2における5チャンネルに着目すると、j+1番目のビューにおいて、肋骨11を通過したX線による投影データが突然現われる。これにより、5チャンネルについての投影データは、非線形な変化を示すことになる。このように、ビュー間における連続性が高いとはいえ、各チャンネルのデータは非線形な変化を示すことがある。
ただし、たとえば肋骨11はある程度の領域を持って連続的に存在しているため、たとえば、4チャンネルのj+1番目のビューにも肋骨11を通過したX線による投影データが存在している。
本実施の形態においては、このようなチャンネル間における投影データの連続性を利用して、各々の投影データを圧縮する。
【0031】
図3は、本実施の形態におけるデータ圧縮方法の一例の概念を述べるための図である。図3において、横軸はビュー番号を表わし、縦軸は投影データの大きさを表わしている。
また、図3においては、たとえば、i番目のチャンネルの投影データのプロットを○印によって表わし、i−1番目のチャンネルの投影データのプロットを□印によって表わす。
【0032】
ここでは、実際のデータとの差分に用いる予測データを、2つのデータから線形に予測する手法を一例に挙げて述べる。
たとえば、i番目のチャンネルとi−1番目のチャンネルの連続する2つのチャンネルについて考える。図3に示すように、i番目のチャンネルにおけるj−2,j−1番目のビューの2つの投影データから、i番目のチャンネルにおけるj番目のビューの投影データに関する第1の予測データを線形に予測計算する。得られた線形予測データをpvcとする。
また、i−1番目のチャンネルにおけるj−2,j−1番目のビューの2つの投影データから、i−1番目のチャンネルにおけるj番目のビューの投影データに関する第1の予測データを線形に予測計算する。得られた線形予測データをpvsとする。
そして、2つの線形予測データpvcおよびpvsから、i番目のチャンネルにおけるj番目のビューについての第2の予測データpvnを計算する。
【0033】
X線CT装置10において、i−1番目のチャンネルの投影データがi番目のチャンネルの投影データから離れる傾向にあるときには、たとえば、図3においてj番目のビューにおいて実際に得られる投影データodのプロットによって示すように、i番目のチャンネルの投影データは非線形に変化する可能性が高い。
しかしながら、本実施形態においては、複数のチャンネルにおける第1の予測データから、あるチャンネルにおける第2の予測データを生成する。このため、i番目のチャンネルの投影データが非線形に変化した場合にも、投影データodと第2の予測データpvnとの差分de2は、i番目のチャンネルの以前の投影データのみから計算した第1の予測データpvcと元の投影データodとの差分de1よりも小さくなる。
【0034】
図3に関する記述においては、第1の予測データおよび第2の予測データのいずれについても2つのデータから線形に予測した例を示したが、第1および第2の予測データは、3つ以上のデータから非線形に予測することもできる。
以下では、非線形な予測計算の詳細を示しながら、本実施の形態におけるデータ圧縮の手順についてまとめる。
【0035】
図4は、本実施の形態に係るデータ圧縮の手順の一例を示すフローチャートである。
本実施の形態に係るデータ圧縮においては、まず、収集部13が、圧縮対象である投影データを入手する(ステップST1)。
説明の簡単化のため、本実施の形態においては、収集部13は図2に示すような全ビューのデータを一括して入手し、たとえば、図示しないRAMに保存するとする。また、投影データのことを単にデータと呼ぶ。
【0036】
第1の予測部15は、RAMからデータを呼び出し、そのデータが1ビュー目のデータかどうかを判断する(ステップST2)。
1ビュー目のデータに対しては、差分をとる対象が存在しないため、コンソール10Bへ送信するデータとして、元のデータをたとえばRAMにそのまま保存する(ステップST3)。
【0037】
2ビュー目以降のデータを入手した場合には、このデータの圧縮のために用いる第1の予測データを第1の予測部15が計算する(ステップST4)。
たとえば、i番目のチャンネルのjビュー目のデータを圧縮することを考える。第1の予測部15は、下記式によってi番目のチャンネルのjビュー目に関する第1の予測データpv(i,j)を計算する。
【0038】
【数1】
Figure 2004313561
【0039】
式(1)において、od(i,j−n)はiチャンネルにおけるj番目のビューよりも前の圧縮されていない元のデータを表わす。また、係数αは元のデータの各々に付与する重みを表わしており、たとえば、式(2)に示すように全ての重みの和が1となるように選ぶ。
第1の予測データpv(i,j)の計算のために用いる元のデータodの数を表わす数値Nは、i番目のチャンネルのjビュー目のデータの圧縮後のサイズが可能な限り小さくなるように適宜選ぶ。j<Nの状態のときには、入手できるj個の元のデータのみを用いる。
【0040】
図2において、iチャンネルにおいて○印で表わす前のデータから、◎印で表わす第1の予測データpv(i,j)が計算されることが示されている。
同様の計算を、他のチャンネルについても行ない、同じj番目のビュー、即ちおなじ周期における第1の予測データの集合を形成する。
【0041】
第2の予測部17は、たとえば下記式によって、i番目のチャンネルのjビュー目に関する第2の予測データpvn(i,j)を計算する(ステップST5)。
【0042】
【数2】
Figure 2004313561
【0043】
式(3)において、係数βは第2の予測データpvn(i,j)の計算に用いる第1の予測データの各々に付与する重みを表わしており、たとえば、式(4)に示すように全ての重みの和が1となるように選ぶ。
式(3)における計算に用いる第1の予測データpvの数を表わす数値Mは、i番目のチャンネルのjビュー目のデータの圧縮後のサイズが可能な限り小さくなるように適宜選ぶ。たとえばM=1の場合には、図2に示すように、同じj番目のビューにおけるi番目のチャンネルの両側のi−1およびi+1番目のチャンネルの第1の予測データpvを用いて第2の予測データpvn(i,j)を計算する。
入手できる第1の予測データpvの数が数値M以下の場合には、入手した第1の予測データpvのみを用いて第2の予測データを計算する。
【0044】
第2の予測データpvn(i,j)の計算終了後に、圧縮部19はi番目のチャンネルのjビュー目における元のデータod(i,j)と第2の予測データpvn(i,j)との差分データΔ(i,j)を下記式のように計算する。
図2においては、差分データを△印によって表わしている。
【0045】
【数3】
Δ(i,j)=pvn(i,j)−od(i,j)
…(5)
【0046】
圧縮部19は、得られた差分データΔ(i,j)の値が、予め規定された所定の閾値以下であるか否かを判断する(ステップST7)。
差分データΔ(i,j)の値が閾値よりも大きい場合にはステップST3へ進み、圧縮部19はコンソール10Bへ送信するデータとして元のデータをod(i,j)を保存する。
差分データΔ(i,j)の値が閾値以下の場合にのみ、圧縮部19は差分データΔ(i,j)を保存する(ステップST8)。
【0047】
差分データΔ(i,j)の値が所定の閾値以下の場合にのみコンソール10Bへ送信するデータとして差分データΔ(i,j)を保存するのは、差分データΔ(i,j)を表わすためのビット数が増加することを防止し、DAS20に要求されるスペックの上昇を抑制するためである。
また、差分データΔ(i,j)を表わすためのビット数を抑制することによって、コンソール10Bへの差分データΔ(i,j)の送信スピードが上昇する。
【0048】
1つの元のデータに対し、第2の予測データとの差分を計算した後には、差分を計算すべき次の元のデータが存在するか否かを判断する(ステップST9)。
全ての元のデータに対して上述のステップST2からステップST8までの処理が繰り返される。
【0049】
全ての元のデータに対してステップST2〜8の処理が行なわれた時点で圧縮処理は終了する(ステップST10)。
1番目のビューの元の投影データを除き、第2の予測データとの差分計算後に保存されたデータが、圧縮データとなる。得られた圧縮データは、X線CT装置本体10AのDAS20から、図示しないインターフェースを介してコンソール10Bへ送信される。
【0050】
以上のように、本実施の形態においては、ビュー間の関係だけでなくチャンネル間の関係をも用いて、差分計算に用いる予測データを計算している。このため、データの非線形な変化にも対応可能になる。その結果、予測の精度が向上し、差分データの値が小さくなることが期待できる。差分データの値が閾値よりも小さくなって圧縮可能な元のデータの数が増加することにより、元のデータ全体としての圧縮率が向上する。
また、式(1)および式(3)においてそれぞれN≧3、M≧1とすれば、第1および第2の予測データをそれぞれ非線形に予測計算することになる。その結果、予測の精度を向上させて差分データの値を小さくすることができる。
差分データの値を小さくすることができるため、圧縮データを記憶するRAM等の記憶手段の容量を小さくすることができ、圧縮データの転送スピードも向上する。
【0051】
なお、上記実施の形態における構成、各種数値、式等の条件は本発明を説明するための例であり、本発明は上記の実施の形態に限定されない。
たとえば、投影データを入手するために、X線だけでなくγ線等の他の放射線を用いてもよい。また、複数のチャンネルから周期的に得られ、各周期および各チャンネル間においてある程度の連続性が存在するデータであれば、CT装置における投影データだけでなく、他のデータに対して本発明を好適に適用することができる。
上記実施の形態においては検出器アレイ7を1つだけ用いたが、検出器アレイ7をz方向に複数配置した検出装置によって得られるデータに対しても、本発明を適用することは可能である。この場合には、たとえば、1つの検出器アレイ7からのデータの集合毎に上述の実施の形態の圧縮方法を適用すればよい。
また、各投影データおよび予測データを、R×Q個の集まりを単位として取り扱うのではなく、たとえば、ビュー単位で逐次投影データを入手して、逐次差分計算を行なうような形態であってもよい。
さらに、差分データを表わすためのビット数を、差分データの大きさに応じて可変にしてもよい。この場合には、投影データの各々について圧縮率が大きくなる傾向となり、投影データの集まり全体としての圧縮率をさらに向上させることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、複数のチャンネルによって取得されるデータの集まりに対して、データの集まり全体についての圧縮率を高めることができるデータ圧縮方法、およびデータ圧縮装置を提供することができる。
また、本発明によれば、複数のチャンネルから得られた被検体の投影データの集まりに対して、投影データの集まり全体についての圧縮率を高めることができる計算断層画像装置を提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るX線CT装置の概略的な構成を示す図である。
【図2】投影データの構造の一例を示す図である。
【図3】本実施の形態におけるデータ圧縮方法の一例の概念を述べるための図である。
【図4】本実施の形態に係るデータ圧縮の手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…被検体、7…検出器アレイ、9…X線検出器、10…X線CT装置、11…肋骨、13…収集部、15…第1の予測部、17…第2の予測部、19…圧縮部、21…解凍部、i…チャンネル番号、j…ビュー番号

Claims (12)

  1. 所定順序で配列された複数のチャンネルから周期的に得られるデータの圧縮方法であって、
    前記複数のチャンネル毎に、当該チャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算するステップと、
    所定の前記チャンネルについて、当該所定のチャンネルから所定範囲の前記チャンネルの前記第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算するステップと、
    前記第2の予測データと前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとの差分を計算し、当該差分を前記周期における前記所定のチャンネルのデータとするステップと
    を含むデータ圧縮方法。
  2. 連続する2つの前記チャンネルについて、それぞれの当該チャンネルの以前のデータのうちの最も新しい2つのデータから線形に前記第1の予測データを計算して線形予測データを入手し、
    2つの前記チャンネルについてそれぞれ得られた2つの前記線形予測データから線形に前記第2の予測データを計算する
    請求項1に記載のデータ圧縮方法。
  3. 前記第1および第2の予測データのうち少なくとも一方を、非線形に予測計算する
    請求項1に記載のデータ圧縮方法。
  4. 前記差分が予め規定した閾値よりも大きいときには、前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとして元のデータを採用する
    請求項1〜3のいずれかに記載のデータ圧縮方法。
  5. 所定順序で配列された複数のチャンネルから周期的に得られるデータを圧縮するデータ圧縮装置であって、
    前記複数のチャンネル毎に、当該チャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算する第1の処理部と、
    所定の前記チャンネルについて、当該所定のチャンネルから所定範囲の前記チャンネルの前記第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算する第2の処理部と、
    前記第2の予測データと前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとの差分を計算し、当該差分を前記周期における前記所定のチャンネルのデータとするデータ圧縮部と
    を含むデータ圧縮装置。
  6. 前記第1の処理部は、連続する2つの前記チャンネルについて、それぞれの当該チャンネルの以前のデータのうちの最も新しい2つのデータから線形に前記第1の予測データを計算して線形予測データを入手し、
    前記第2の処理部は、2つの前記チャンネルについてそれぞれ得られた2つの前記線形予測データから線形に前記第2の予測データを計算する
    請求項5に記載のデータ圧縮装置。
  7. 前記第1および第2の処理部のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2の予測データをそれぞれ非線形に予測計算する
    請求項5に記載のデータ圧縮装置。
  8. 前記データ圧縮部は、予め規定した閾値よりも大きい前記差分を発生させる元のデータを、前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとして採用する
    請求項5〜7のいずれかに記載のデータ圧縮装置。
  9. 所定順序で配列された複数のチャンネルから放射線による被検体の投影データを周期的に入手し、当該投影データに基づいて前記被検体の断層像データを計算により再構成する計算断層画像装置であって、
    前記複数のチャンネル毎に、当該チャンネルの以前のデータに基づいて、同じ周期の第1の予測データを計算する第1の処理部と、
    所定の前記チャンネルについて、当該所定のチャンネルから所定範囲の前記チャンネルの前記第1の予測データに基づいて第2の予測データを計算する第2の処理部と、
    前記第2の予測データと前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとの差分を計算し、当該差分を前記周期における前記所定のチャンネルのデータとするデータ圧縮部と
    を含む計算断層画像装置。
  10. 前記第1の処理部は、連続する2つの前記チャンネルについて、それぞれの当該チャンネルの以前のデータのうちの最も新しい2つのデータから線形に前記第1の予測データを計算して線形予測データを入手し、
    前記第2の処理部は、2つの前記チャンネルについてそれぞれ得られた2つの前記線形予測データから線形に前記第2の予測データを計算する
    請求項9に記載の計算断層画像装置。
  11. 前記第1および第2の処理部のうちの少なくとも一方が、前記第1および第2の予測データをそれぞれ非線形に予測計算する
    請求項9に記載の計算断層画像装置。
  12. 前記データ圧縮部は、予め規定した閾値よりも大きい前記差分を発生させる元のデータを、前記所定のチャンネルの前記周期におけるデータとして採用する
    請求項9〜11のいずれかに記載の計算断層画像装置。
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