JP2004313559A

JP2004313559A - Cleaning sheet

Info

Publication number: JP2004313559A
Application number: JP2003113577A
Authority: JP
Inventors: Akinori Nishimura; 明憲西村
Original assignee: Daiwa Boseki KK; Daiwabo Co Ltd; Daiwabo Polytec Co Ltd
Current assignee: Daiwa Boseki KK; Daiwabo Co Ltd; Daiwabo Polytec Co Ltd
Priority date: 2003-04-18
Filing date: 2003-04-18
Publication date: 2004-11-11
Anticipated expiration: 2023-04-18
Also published as: JP4320203B2

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To allow a cleaning sheet to wipe out various sizes of dust including dust on a floor, a tatami and a piece of furniture in a home and dust or sand grains with larger sizes on a floor where shoes are used in living as well. <P>SOLUTION: The cleaning sheet (4) is obtained by placing a fiber web (1), in which fibers with a thick fineness and fibers with a fine fineness are mixed, on a support sheet (2) and integrating the fiber web (1) and the support sheet (2) with stripe connection parts (3) by jetting a columnar water flow from a nozzle where orifices are disposed in an interval of 3-30 mm in a width direction. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、家庭用あるいは業務用の主に床面に使用されるシートに関するもので、わたほこり、パンくず等の食べ物のかす、人毛及び犬、猫、小鳥等ペットの抜け毛はもとより、土ほこりやこれより粒径の大きな砂粒をも拭き取ることができる清掃用シートに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から、家庭用の清掃シートとして様々な不織布が提案されている。例えば、特開２０００−２１０２３８号公報（特許文献１）では、不織布として内層と、内層の少なくとも一面に配された内層より密度が低く、構成繊維がループを形成している外層とが繊維交絡により一体化している清掃用シートが提案されている。特開２０００−２３４２５３号公報（特許文献２）では、熱収縮性が異なる二つの繊維層に高圧水流を筋状に噴射し、筋状に整列した開孔部を形成する清拭材が提案されている。特開２００２−３６９７８２号公報（特許文献３）では、不織布の繊維ウェブを局部的に圧縮し、繊維密度が高い領域と繊維密度が低い領域とを形成した清掃用シートが提案されている。さらに、特開２００３−５０８号公報（特許文献４）では、実質的に平坦な部分と縞状部が交互に存在する不織布ワイパーが提案されている。
【０００３】
【特許文献１】
特開２０００−２１０２３８号公報
【特許文献２】
特開２０００−２３４２５３号公報
【特許文献３】
特開２００２−３６９７８２号公報
【特許文献４】
特開２００３−５０８号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来の清掃用シートは、主にわたほこり、人毛、犬、猫の抜け毛等の家庭における室内の細かいダストを拭き取ることはできても、パンくず等の比較的大きなダストを拭き取ることは困難であった。さらに、土足で生活する場合、土ほこりやこれより粒径の大きな砂粒が多く存在する床面などをきれいに拭き取ることは困難であった。
本発明は、従来の清掃用シートが十分に拭き取ることができなかった様々な大きさのダストを拭き取ることを可能とし、家庭の床、畳、家具などのダストはもちろんのこと、土足で生活する床などの土ほこりや粒径の大きな砂粒を拭き取ることができる清掃用シートを得ることを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の清掃用シートは、支持シートと、前記支持シートの少なくとも片面に繊度が３ｄｔｅｘ以上の太繊度繊維を４０ｍａｓｓ％以上８０ｍａｓｓ％以下の含有量とし、繊度が３ｄｔｅｘ未満の細繊度繊維２０ｍａｓｓ％以上６０ｍａｓｓ％以下の含有量とする繊維ウェブが配置され、前記繊維ウェブと前記支持シートとが筋状接合部で一体化しており、隣り合う前記筋状接合部同士の間隔が３ｍｍ以上３０ｍｍ以下の範囲内にあり、前記繊維ウェブを構成する各々の繊維の繊維長が前記隣り合う筋状接合部同士の間隔の３倍以上であることを特徴とする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の内容について説明する。本発明でいう「繊維ウェブ」とは、繊維の少なくとも一部が溶融して融着する、接着剤により接着する、及びニードルパンチ処理や水流交絡処理など機械的（二次的）に交絡する等の接合を有していない、構成する繊維が単に開繊されたウェブのことを指す。本発明の清掃用シートは、前記繊維ウェブと支持シートとが筋状接合部で一体化したとき、筋状接合部以外の部分において実質的に前記繊維ウェブの形態を保持している。前記繊維ウェブの形態を保持することにより、直径０．５〜２ｍｍ程度の大きな土砂や、直径０．２５ｍｍ以下の小さな砂でも容易に清掃用シート中に取り込むことができる。構成する繊維同士が接着または機械的に交絡していると、対象面を清掃シートで拭き取ってもダストは接合された繊維間に入り込み難く、シート表面ではねかえされてシート中に取り込み難い傾向にある。特に、粒径の大きな砂粒になると、繊維シート中に取り込み難い傾向が顕著となる。
【０００７】
前記繊維ウェブを構成する繊維のうち、繊度が３ｄｔｅｘ以上の太繊度繊維は、４０ｍａｓｓ％以上８０ｍａｓｓ％以下の範囲内の含有量である。好ましい太繊度繊維の含有量の下限は、５０ｍａｓｓ％である。好ましい太繊度繊維の含有量の上限は、７０ｍａｓｓ％である。太繊度繊維の含有量が４０ｍａｓｓ％未満であると、繊維ウェブの密度、ひいては清掃用シートの嵩高性を維持し難く、比較的大きなダストを捕捉する空隙が得られないため、清掃機能が低下する傾向にある。太繊度繊維の含有量が８０ｍａｓｓ％を超えると、細繊度繊維の量が相対的に少なくなるためにダストを保持する能力が低下する傾向にある。
【０００８】
また、前記繊維ウェブの構成繊維のうち、繊度が３ｄｔｅｘ未満の細繊度繊維は、２０ｍａｓｓ％以上６０ｍａｓｓ％以下の範囲内の含有量である。好ましい細繊度繊維の含有量の下限は、３０ｍａｓｓ％である。好ましい細繊度繊維の含有量の上限は、５０ｍａｓｓ％である。細繊度繊維の含有量が２０ｍａｓｓ％未満であると、太繊度繊維の量が相対的に多くなるためにダストを保持する能力が低下する傾向にある。細繊度繊維の含有量が６０ｍａｓｓ％を超えると、比較的大きいサイズのダストを繊維ウェブ中に取り込むことが困難となる可能性がある。
【０００９】
前記太繊度繊維の繊度は、３ｄｔｅｘ以上である。好ましい太繊度繊維の繊度の下限は、４ｄｔｅｘである。さらに好ましい太繊度繊維の繊度の下限は、５ｄｔｅｘである。好ましい太繊度繊維の繊度の上限は、１０ｄｔｅｘである。太繊度繊維の繊度を３ｄｔｅｘ以上とすることにより、繊維ウェブが嵩高となり、比較的大きなダストを捕捉する空隙が得られる。
【００１０】
前記細繊度繊維の繊度は、３ｄｔｅｘ未満である。好ましい細繊度繊維の繊度の下限は、２ｄｔｅｘである。好ましい細繊度繊維の繊度の上限は、１．５ｄｔｅｘである。細線度繊維の繊度を３ｄｔｅｘ未満とすることにより、シート中に取り込んだダストを保持することができる。
【００１１】
前記太繊度繊維の繊度と前記細繊度繊維の繊度における繊度差は、１．５ｄｔｅｘ以上であることが好ましい。より好ましい繊度差の下限は、２ｄｔｅｘである。さらに好ましい繊度差の下限は、２．５ｄｔｅｘである。より好ましい繊度差の上限は、１０ｄｔｅｘである。太繊度繊維と細繊度繊維の繊度差を設けることにより、太繊度繊維が繊維ウェブの骨格の役割を果たすとともに繊維間の空隙が大きくなってダストを取り込み易くする一方、細繊度繊維が太繊度繊維の間に入り込んで空隙の大きさをランダムにするとともに一旦取り込んだダストを保持することができる点で好ましい。太繊度繊維および細繊度繊維が上記繊度差を満たすのであれば、本発明の効果を阻害しない範囲で他の繊度を有する繊維を混合してもよい。
【００１２】
前記繊維ウェブを構成する繊維としては、例えば、コットン、麻、ウール等の天然繊維、ビスコースレーヨン、溶剤紡糸レーヨン、アセテート等の再生繊維、ポリプロピレン、ポリエチレンなどのポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレートなどポリエステル、ナイロン６、ナイロン６６などのポリアミド、アクリル、ポリウレタン等の合成繊維のいずれでも使用することができる。なかでも、ポリエステル系繊維は、繊維自体が剛直で、いわゆるコシがあり、融点も高いので、繊維ウェブが製造中に、へたることがなく、嵩高性を維持し、所望の繊維ウェブの密度を維持することができる点で好ましい。さらに、経済性の点からも適当である。
【００１３】
後述する筋状接合部以外の部分を構成する前記繊維ウェブは、密度が０．００５ｇ／ｃｍ^３以上０．０５ｇ／ｃｍ^３以下の範囲内にあることが好ましい。より好ましい繊維ウェブの密度の下限は、０．００８ｇ／ｃｍ^３である。さらに好ましい繊維ウェブの密度の下限は、０．０１ｇ／ｃｍ^３である。より好ましい繊維ウェブの密度の上限は、０．０３ｇ／ｃｍ^３である。さらに好ましい繊維ウェブの密度の上限は、０．０２ｇ／ｃｍ^３である。繊維ウェブの密度が０．００５ｇ／ｃｍ^３未満であると、繊維ウェブ中に一旦取り込んだダストが脱落し易い傾向にある。特に、砂粒は脱落し易い。繊維ウェブの密度が０．０５ｇ／ｃｍ^３を超えると、大粒の土砂などが繊維ウェブ中に取り込み難く、清掃力が低下する傾向にある。
【００１４】
前記繊維ウェブの密度は、以下のようにして測定することができる。まず、清掃用シートの目付および２．９４ｃＮ／ｃｍ^２荷重下における厚みを測定する。次いで、支持シートに筋状に接合された繊維ウェブを支持シートから引き剥がし、支持シートの目付および２．９４ｃＮ／ｃｍ^２荷重下における厚みを測定する。前記清掃用シートの目付と前記支持シートの目付との差から、繊維ウェブの目付を算出する。一方、清掃用シートの厚みと支持シートの厚みとの差から、繊維ウェブの厚みを算出する。そして、上述で求められる繊維ウェブの目付と厚みから密度を算出することができる。本発明では、繊維ウェブの密度は、２．９４ｃＮ／ｃｍ^２荷重下における見掛け密度として求められ、先に求められる繊維ウェブの厚みが、筋状接合部を除く部分の厚みに相当することから、上記方法を採用した。
【００１５】
前記繊維ウェブの厚みは、１．５ｍｍ以上であることが好ましい。より好ましい繊維ウェブの厚みの下限は、２ｍｍである。繊維ウェブの厚みが１．５ｍｍより薄くなると、清掃力が低下する傾向にある。
【００１６】
前記繊維ウェブは、前記太繊度繊維および細繊度繊維を用いて所望の範囲内とすることにより、土砂を含めて様々な大きさ、形状のダストを拭き取ることができる。特に、粒径の大きい、例えば直径２ｍｍ程度の砂粒でも繊維ウェブ中に取り込み、保持することができる。
【００１７】
本発明の清掃用シートは、実質的に接着または機械的交絡による接合を有していない繊維ウェブを拭き取り面とするので、繊維ウェブの強力自体が弱く、使用時に延びが生じて寸法安定性に劣る。そのため、繊維ウェブに支持シートを積層して、筋状接合部で一体化して補強する。支持シートとしては、スパンボンド不織布、ポイントボンドやエアースルーなどのサーマルボンド不織布、ケミカルボンド不織布、織物、ネットなど繊維ウェブに比べて高強力および低伸度のシートが挙げられる。なかでも、スパンボンド不織布は、寸法安定性に優れ、安価であり、好ましい。支持シートの素材としては、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリエステル等、特に制限されない。例えば、ポリプロピレンスパンボンド不織布を用いる場合、厚み０．１５〜０．４ｍｍ、目付１５〜４０ｇ／ｍ^２のものを使用することが好ましい。
【００１８】
前記繊維ウェブと前記支持シートとは、筋状接合部で一体化している。ここでいう筋状接合部とは、一方向に連続もしくは非連続に筋状に延びる接合部が間隔を持ちながら並んでいるものを指す。本発明のように前記繊維ウェブを筋状接合部で接合することにより、土ほこりやこれより粒径の大きな砂粒をも拭き取ることができる。理由は定かではないが、拭き取り時において繊維ウェブが拭き取り圧力により嵩が低下してよれた際に、筋状接合部が周囲の繊維ウェブに覆われたようになって筋状のダスト収納部を形成されて、比較的大きなダストを効率よく拭き取ることができるからと推定される。
【００１９】
前記筋状接合部の接合は、熱接合、超音波接合、及び機械的交絡接合などの接合手段が挙げられる。なかでも水流による交絡接合は、筋状接合部が硬くならず、拭き取り対象面や治具へのフィット性に優れ、好ましい。特に柱状水流による交絡接合であれば、拭き取り対象面に接触する繊維ウェブの面積が大きくなり、好ましい。
【００２０】
隣り合う前記筋状接合部同士の間隔は、３ｍｍ以上３０ｍｍ以下の範囲内である。好ましい筋状接合部同士の間隔の下限は、５ｍｍである。好ましい筋状接合部同士の間隔の上限は、１５ｍｍである。筋状接合部同士の間隔が３ｍｍ未満であると、筋状接合部以外の部分を構成する繊維ウェブの面積が小さくなるため、拭き取り性が低下する傾向にある。筋状接合部同士の間隔が３０ｍｍを超えると、繊維ウェブから繊維が脱落する恐れがある。なお、ここでいう間隔は、筋状接合部が一方向に連続に延びる場合、隣の筋状接合部との間の距離をいい、筋状接合部が非連続に、すなわち間欠的に配列する場合、隣り合う筋状接合部同士の距離をいう。
【００２１】
前記筋状接合部の一方向における長さは、５ｍｍ以上であることが好ましい。最も好ましくは、筋状接合部が連続に延びていることである。筋状接合部の一方向における長さが５ｍｍ未満であると、繊維ウェブから単繊維が脱落する恐れがある。
【００２２】
前記繊維ウェブを構成する各々の繊維の繊維長は、前記筋状接合部の間隔の３倍以上である。好ましい繊維長と筋状接合部の間隔との倍率の上限は、５倍である。繊維ウェブは、繊維間が相互に実質的に接合していないため、構成繊維が脱落し易い状態にある。構成繊維が筋状接合部の間隔の３倍以上の繊維長をもつと１本の繊維は左右いずれかの筋状接合部で把持されることが多くなり、繊維ウェブから単繊維が脱落することを防ぐことができる。
【００２３】
前記筋状接合部の間隔との倍率を満たす構成繊維の繊維長は、３０ｍｍ以上９０ｍｍ以下の範囲内であることが好ましい。より好ましい繊維長の下限は、３５ｍｍである。より好ましい繊維長の上限は、７０ｍｍである。上記範囲を満たす繊維ウェブとしては、パラレルウェブ、セミランダムウェブ、ランダムウェブ、クロスウェブ、クリスクロスウェブなどのカードウェブが挙げられる。特に、繊維ウェブがカードウェブであると、使用時の単繊維の脱落も少なく、嵩高なウェブを形成し易い点で好ましい。
【００２４】
次に、本発明の清掃用シートの製造方法の一例を説明する。まず、前記太繊度繊維および前記細繊度繊維を準備し、繊維ウェブを作製する。このとき繊維ウェブの密度は、最終で０．００５ｇ／ｃｍ^３以上０．０５ｇ／ｃｍ^３以下の範囲内になるように押圧ロール等で調整してもよい。ただし、繊維同士を接着しないように注意する必要がある。具体的には、繊維ウェブを作製する段階で密度を０．００５ｇ／ｃｍ^３以上０．０５ｇ／ｃｍ^３以下の範囲に調整するのがよい。
【００２５】
次いで、前記支持シートを別に準備する。そして、支持シートの上に繊維ウェブを載置し、筋状接合が施される。例えば、筋状接合が水流交絡処理である場合、孔径が０．０５〜０．２ｍｍで、０．５〜１．５ｍｍの間隔で機械方向に１〜３個、幅方向に１〜３個並列したオリフィス群が幅方向に３〜３０ｍｍの間隔で配列したノズルから柱状水流を圧力３０００ｋＰａ以上８０００ｋＰａ以下の範囲で噴射することにより得ることができる。前記筋状接合部は、オリフィス群の幅方向の間隔を調整することにより設定することができる。好ましい柱状水流処理条件は、孔径が０．１〜０．２ｍｍで、０．５〜１．５ｍｍの間隔で機械方向に１〜３個、幅方向に１個並列したオリフィス群が幅方向に５〜１５ｍｍの間隔で配列したノズルから柱状水流を圧力３０００ｋＰａ以上８０００ｋＰａ以下の範囲で噴射することである。
【００２６】
図１に本発明の清掃用シートの概略図を示す。本発明の清掃用シート４は、太繊度繊維と細繊度繊維を混合した繊維ウェブ１が支持シート２と所定の間隔で筋状に接合して筋状接合部３を形成しており、清掃に使用するときは繊維ウェブ面を拭き取り面とする。ダストは、太繊度繊維により大きさが確保された空隙に取り込まれ、細繊度繊維により繊維ウェブ中に保持される。
【００２７】
なお、本発明の清掃用シートには、必要に応じて流動パラフィンなど洗浄剤、界面活性剤等を付着させてもよい。
【００２８】
以下、実施例より本発明を説明する。不織布の厚み、拭き取り性能は、それぞれ次の方法で測定した。
【００２９】
［厚み］
厚み測定器（商品名、ＴＨＩＣＫＮＥＳＳＧＵＡＧＥモデルＣＲ−６０Ａ（株）大栄科学精器製作所製）を用いて、２．９４ｃＮ／ｃｍ^２荷重で５箇所測定し、その平均値を求めた。
【００３０】
［拭き取り性能］
（１）ダスト
以下に示す粒度分布の川砂を５ｇ及びたばこの葉０．５ｇ（日本たばこ産業（株）製、商品名マイルドセブンの葉をそのまま使用した）を混合したダスト５．５ｇを準備した。
川砂の粒度（ｍｍ）
１．０〜２．０４ｍａｓｓ％
０．５〜１．０４ｍａｓｓ％
０．２５〜０．５２２ｍａｓｓ％
０．１２５〜０．２５６０ｍａｓｓ％
０．１２５未満９ｍａｓｓ％
【００３１】
（２）ダスト捕集量
図２の平面図に示すように、汚れ等が付着していないよく拭いた塩ビ板６を水平に置き、この上に前記ダストを長さ１０ｃｍ、幅４０ｃｍの範囲に均一に撒いてダストエリア５を作成した。家庭用フローリングワイパー（花王（株）製、商品名クイックルワイパー）の治具７（長さ１０ｃｍ、幅２５．５ｃｍ）に、予め質量を測定しておいた清掃用シート４（長さ２０ｃｍ、幅２５．５ｃｍ）を、繊維ウェブ面を拭き取り面とし、筋状接合部の長さ方向がシートの幅方向となるように取り付けた。次いで、ダストエリア５の２０ｃｍ手前から塩ビ板上を塩ビ板面と３０度の角度を保ちつつ拭き始め、ダストエリア５のほぼ中央を通過してダストエリア５を通過後、そのまま１４０ｃｍを拭きながら走行させた。ダストエリア５通過後の清掃用シート４の質量を計り、ダストの補集量を算出した。
【００３２】
（３）ダスト捕集率
上記ダストエリア５において清掃用シート４が通過する面積に相当するダスト量を約３．５ｇ（５．５（ｇ）×２５．５（ｃｍ）／４０（ｃｍ））としたとき、上記ダスト捕集量を３．５で除して、１００を乗じた値をダスト捕集率とした。
【００３３】
（４）ダスト保持率
上記（２）の方法でダストを捕集した清掃用シート４を治具７に取り付けたままで、高さ２０ｃｍの位置から３回落下させたとき、落下後の清掃用シート４と治具７の質量を落下前の清掃用シート４と治具７の質量で除して、１００を乗じた値をダスト保持率とした。
【００３４】
【実施例】
［実施例１］
太繊度繊維として繊度６．６ｄｔｅｘ、繊維長６４ｍｍのポリエチレンテレフタレート繊維（商品名テトロン、東レ（株）製）と、細繊度繊維として繊度０．９ｄｔｅｘ、繊維長３８ｍｍのポリエチレンテレフタレート繊維（商品名テトロン、帝人（株）製）とを、太繊度繊維：細線度繊維で６：４の割合（質量比）で混綿し、目付５０ｇ／ｍ^２のセミランダムカードウェブ（繊維ウェブ）を作製した。前記カードウェブの片面に、支持シートとして、目付２２ｇ／ｍ^２のポリプロピレンスパンボンド不織布（商品名シンテック、出光石油化学（株）製）を重ね合わせ、処理速度４ｍ／ｍｉｎで、カードウェブ側から孔径が０．１５ｍｍのオリフィスが幅方向に７ｍｍの間隔で配列したノズルから柱状水流を圧力４０００ｋＰａで１回噴射して、支持シートに繊維ウェブを筋状接合部のみで一体化した清掃用シートを得た。
【００３５】
［実施例２］
太繊度繊維として繊度４．４ｄｔｅｘ、繊維長５８ｍｍのポリエチレンテレフタレート繊維（商品名テトロン、東レ（株）製）と、細繊度繊維として繊度１．７ｄｔｅｘ、繊維長５８ｍｍのポリエチレンテレフタレート繊維（商品名テトロン、東レ（株）製）とを６：４の割合で混綿し５０ｇ／ｍ^２のセミランダムカードウェブ（繊維ウェブ）を作製した。前記カードウェブの片面に、支持シートとして目付２２ｇ／ｍ^２のポリプロピレンスパンボンド不織布（商品名シンテック、出光石油化学（株）製）を重ね合わせ、処理速度４ｍ／ｍｉｎで、カードウェブ側から孔径が０．１５ｍｍのオリフィスが幅方向に７ｍｍの間隔で配列したノズルから柱状水流を圧力４０００ｋＰａで１回噴射して、支持シートに繊維ウェブを筋状接合部のみで一体化した清掃用シートを得た。
【００３６】
［比較例１］
実施例１の太繊度繊維のみで繊維ウェブを作製した以外は、実施例１と同様の方法で不織布を得た。
【００３７】
［比較例２］
太繊度繊維と細線度繊維の割合を３：７とした以外は、実施例２と同様の方法で不織布を得た。
【００３８】
［比較例３］
繊度５．５ｄｔｅｘ、繊維長５８ｍｍのポリエチレンテレフタレート繊維（商品名テトロン、東レ（株）製）１００ｍａｓｓ％からなる目付７０ｇ／ｍ^２のセミランダムカードウェブを作製した。前記カードウェブの片面に目付１５ｇ／ｍ^２のポリエチレンテレフタレートスパンボンド不織布（東洋紡績（株）製）を重ね合わせ、処理速度４ｍ／ｍｉｎで、カードウェブ側から孔径が０．１２ｍｍのオリフィスが幅方向に０．８ｍｍの間隔で配列したノズルから柱状水流を圧力４０００ｋＰａで１回噴射して、不織布とした。
実施例１〜２および比較例１〜３の物性を表１に示す。
【００３９】
【表１】

【００４０】
実施例１〜２の清掃用シートは、太繊度繊維及び細繊度繊維を所望の範囲の含有量とし、繊維ウェブと支持シートとが筋状接合部により一体化されており、拭き取り面は、筋状接合部と、隣り合う筋状接合部同士の間がほぼ初期の繊維ウェブの形態を保持した繊維ウェブとで構成されていた。そのため、川砂とたばこの葉を混合した比較的大きなダストを効率よく清掃用シート内に取り込むことができた。また、取り込んだダストも清掃用シートに衝撃を与えても容易に脱落することはなかった。一方、比較例１の不織布は、太繊度繊維のみの構成であり、一旦取り込んだダストが走行中に脱落してしまい、ダスト捕集量、ダスト捕集率、およびダスト保持率いずれにおいても劣っていた。比較例２の不織布は、細繊度繊維の含有量が多いため、ダストを取り込むことができず、ダスト捕集量、ダスト捕集率、およびダスト保持率いずれにおいても劣っていた。比較例３の不織布は、０．８ｍｍの間隔で柱状水流を噴射しているので、目視で筋状接合部を確認することができなかった。また、拭き取り面が初期の繊維ウェブの状態で存在せず、繊維同士が水流により交絡しているため、ダストをシート中に取り込むことができず、ダスト捕集量およびダスト捕集率が劣っていた。さらに、比較例３の不織布は、ダストはシート中に取り込めずにシート表面に付着しているだけであったため、ダストが衝撃により脱落し易く、ダスト保持率にも劣っていた。
【００４１】
【発明の効果】
本発明の清掃用シートは、太繊度繊維及び細繊度繊維を所望の範囲の含有量とし、繊維ウェブと支持シートとが筋状接合部により一体化されており、隣り合う筋状接合部同士の間が繊維ウェブである面を拭き取り面とすることにより、従来の清掃用シートが十分に拭き取ることができなかった様々な大きさのダストを拭き取ることを可能とし、家庭の床、畳、家具などのダストはもちろんのこと、土足で生活する床などの土ほこりや粒径の大きな砂粒を拭き取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の清掃用シートの断面を示す概略図である。
【図２】清掃用シートの拭き取り性能を測定する方法を示す概略図である。
【符号の説明】
１繊維ウェブ
２支持シート
３筋状接合部
４清掃用シート
５ダストエリア
６塩ビ坂
７フローリングワイパーの治具[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet mainly used for floors for home use or business use, and is used not only for food residue such as cotton dust and bread crumbs, but also for hair loss of human hair and pets such as dogs, cats, birds, and soil. The present invention relates to a cleaning sheet that can wipe off dust and sand particles having a larger particle diameter.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, various nonwoven fabrics have been proposed as household cleaning sheets. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-210238 (Patent Document 1), an inner layer as a nonwoven fabric and an outer layer having a lower density than an inner layer disposed on at least one surface of the inner layer and having constituent fibers forming a loop are formed by fiber entanglement. An integrated cleaning sheet has been proposed. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-234253 (Patent Document 2) proposes a wiping material in which a high-pressure water stream is jetted into two fiber layers having different heat shrinkages in a streak shape to form streaked aligned openings. ing. Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-369782 (Patent Document 3) proposes a cleaning sheet in which a fiber web of a nonwoven fabric is locally compressed to form a region having a high fiber density and a region having a low fiber density. Furthermore, Japanese Unexamined Patent Application Publication No. 2003-508 (Patent Document 4) proposes a nonwoven fabric wiper in which substantially flat portions and striped portions alternately exist.
[0003]
[Patent Document 1]
JP 2000-210238 A [Patent Document 2]
JP 2000-234253 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-369782 [Patent Document 4]
JP-A-2003-508
[Problems to be solved by the invention]
Conventional cleaning sheets can wipe small dust indoors such as dust, human hair, dogs and cats, but it is difficult to wipe relatively large dust such as bread crumbs. there were. Furthermore, when living on the foot, it has been difficult to cleanly wipe off the floor and the like where there are many soil dust and sand particles having a larger particle diameter.
The present invention makes it possible to wipe off dust of various sizes that the conventional cleaning sheet has not been able to sufficiently wipe off, and lives on floors, as well as dust on home floors, tatami mats, furniture and the like. It is an object of the present invention to obtain a cleaning sheet capable of wiping soil dust such as a floor and sand particles having a large particle diameter.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The cleaning sheet of the present invention has a support sheet and a fineness fiber having a fineness of 3 dtex or more on at least one surface of the support sheet having a content of 40 mass% or more and 80 mass% or less, and a fineness fiber having a fineness of less than 3 dtex and 20 mass% or more. A fibrous web having a content of 60 mass% or less is arranged, the fibrous web and the support sheet are integrated at a streak joint, and a distance between adjacent streak joints is 3 mm or more and 30 mm or less. And the fiber length of each fiber constituting the fibrous web is at least three times the interval between the adjacent streak-like joints.
[0006]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the contents of the present invention will be described. The term "fiber web" as used in the present invention means that at least a part of the fiber is melted and fused, adhered by an adhesive, and mechanically (secondarily) entangled by a needle punching treatment or a hydroentanglement treatment. Refers to a web in which the constituent fibers are simply opened without a bond. In the cleaning sheet of the present invention, when the fibrous web and the support sheet are integrated at the streak joint, the shape of the fibrous web is substantially maintained in a portion other than the streak joint. By maintaining the shape of the fibrous web, even large earth and sand having a diameter of about 0.5 to 2 mm or small sand having a diameter of 0.25 mm or less can be easily taken into a cleaning sheet. If the constituent fibers are bonded or mechanically entangled, dust will not easily enter between the bonded fibers even if the target surface is wiped off with a cleaning sheet, and will tend to be repelled on the sheet surface and difficult to be taken into the sheet. is there. In particular, when sand particles having a large particle diameter are used, the tendency to be hardly taken into the fiber sheet becomes remarkable.
[0007]
Among the fibers constituting the fibrous web, the fine fibers having a fineness of 3 dtex or more have a content within a range of 40 mass% or more and 80 mass% or less. The preferable lower limit of the content of the fine fineness fiber is 50 mass%. The upper limit of the content of the preferred fine fiber is 70 mass%. When the content of the fine fiber is less than 40 mass%, it is difficult to maintain the density of the fibrous web and thus the bulkiness of the cleaning sheet, and it is not possible to obtain a relatively large void for capturing dust, so that the cleaning function is reduced. There is a tendency. When the content of the fine fiber is more than 80% by mass, the ability to hold dust tends to decrease because the amount of the fine fiber is relatively small.
[0008]
Further, among the constituent fibers of the fibrous web, the fine fibers having a fineness of less than 3 dtex have a content in the range of 20 mass% or more and 60 mass% or less. The lower limit of the content of the preferred fineness fiber is 30 mass%. A preferred upper limit of the content of the fine fiber is 50 mass%. If the content of the fine fiber is less than 20 mass%, the amount of the fine fiber becomes relatively large, and the ability to hold dust tends to decrease. If the content of the fineness fiber exceeds 60 mass%, it may be difficult to incorporate relatively large-sized dust into the fibrous web.
[0009]
The fineness of the large fineness fiber is 3 dtex or more. A preferable lower limit of the fineness of the large fineness fiber is 4 dtex. The more preferable lower limit of the fineness of the large fineness fiber is 5 dtex. The preferred upper limit of the fineness of the large fineness fiber is 10 dtex. By setting the fineness of the large fineness fiber to 3 dtex or more, the fibrous web becomes bulky, and a void for capturing relatively large dust is obtained.
[0010]
The fineness of the fine fiber is less than 3 dtex. A preferred lower limit of the fineness of the fineness fiber is 2 dtex. The upper limit of the fineness of the preferred fineness fiber is 1.5 dtex. By setting the fineness of the fine fiber to less than 3 dtex, dust taken in the sheet can be retained.
[0011]
The difference in fineness between the fineness of the large fineness fiber and the fineness of the fine fineness fiber is preferably 1.5 dtex or more. A more preferred lower limit of the fineness difference is 2 dtex. A more preferred lower limit of the fineness difference is 2.5 dtex. A more preferred upper limit of the fineness difference is 10 dtex. By providing a fineness difference between the fineness fiber and the fineness fiber, the fineness fiber plays the role of the skeleton of the fiber web and the voids between the fibers increase to make it easier to take in dust. This is preferable in that the size of the voids can be made random by entering the gap between them and the dust once taken in can be retained. As long as the fine and fine fibers satisfy the above-described fineness difference, fibers having other finenesses may be mixed as long as the effects of the present invention are not impaired.
[0012]
Examples of the fibers constituting the fibrous web include, for example, natural fibers such as cotton, hemp, and wool, viscose rayon, solvent-spun rayon, recycled fibers such as acetate, polypropylene, polyolefins such as polyethylene, polyethylene terephthalate, and polybutylene terephthalate. Any of polyester such as polytrimethylene terephthalate, polyamide such as nylon 6, nylon 66, and synthetic fibers such as acrylic and polyurethane can be used. Above all, the polyester fiber is rigid itself, has a so-called stiffness, and has a high melting point, so that the fiber web does not sag during production, maintains bulkiness, and reduces the density of the desired fiber web. This is preferable in that it can be maintained. Furthermore, it is appropriate from the economical point of view.
[0013]
It is preferable that the fibrous web constituting a portion other than the streaked joint portion described later has a density in a range of 0.005 g / cm ³ or more and 0.05 g / cm ³ or less. A more preferable lower limit of the density of the fiber web is 0.008 g / cm ³ . A more preferred lower limit of the density of the fiber web is 0.01 g / cm ³ . A more preferable upper limit of the density of the fibrous web is 0.03 g / cm ³ . A more preferable upper limit of the density of the fiber web is 0.02 g / cm ³ . If the density of the fibrous web is less than 0.005 g / cm ³ , the dust once taken into the fibrous web tends to fall off. In particular, sand grains are easy to fall off. If the density of the fibrous web exceeds 0.05 g / cm ³ , it is difficult for large-sized earth and sand to be taken into the fibrous web, and the cleaning power tends to decrease.
[0014]
The density of the fiber web can be measured as follows. First, the basis weight of the cleaning sheet and the thickness under a load of 2.94 cN / cm ² are measured. Next, the fibrous web bonded to the support sheet in a stripe shape is peeled off from the support sheet, and the weight of the support sheet and the thickness under a load of 2.94 cN / cm ² are measured. The basis weight of the fiber web is calculated from the difference between the basis weight of the cleaning sheet and the basis weight of the support sheet. On the other hand, the thickness of the fiber web is calculated from the difference between the thickness of the cleaning sheet and the thickness of the support sheet. Then, the density can be calculated from the basis weight and the thickness of the fiber web determined above. In the present invention, the density of the fiber web is determined as the apparent density under a load of 2.94 cN / cm ² , and the thickness of the fiber web previously determined corresponds to the thickness of the portion excluding the streak-like joint, The above method was adopted.
[0015]
The thickness of the fiber web is preferably 1.5 mm or more. A more preferable lower limit of the thickness of the fiber web is 2 mm. When the thickness of the fibrous web is less than 1.5 mm, the cleaning power tends to decrease.
[0016]
By setting the fibrous web within a desired range using the fine and fine fibers, dust of various sizes and shapes including earth and sand can be wiped off. In particular, even sand particles having a large particle diameter, for example, about 2 mm in diameter can be taken in and held in the fiber web.
[0017]
Since the cleaning sheet of the present invention has a wiping surface made of a fibrous web having substantially no bonding by bonding or mechanical entanglement, the strength itself of the fibrous web is weak, and the fibrous web is stretched during use to improve dimensional stability. Inferior. Therefore, the support sheet is laminated on the fibrous web, and is integrated and reinforced at the streak-like joint. Examples of the support sheet include spunbonded nonwoven fabrics, thermal bonded nonwoven fabrics such as point bonds and air-throughs, chemically bonded nonwoven fabrics, woven fabrics, and nets having higher strength and lower elongation than fibrous webs such as nets. Among them, spunbonded nonwoven fabrics are excellent in dimensional stability, inexpensive, and preferred. The material of the support sheet is not particularly limited, such as polyolefin such as polypropylene and polyester. For example, when using a polypropylene spunbonded nonwoven fabric, it is preferable to use one having a thickness of 0.15 to 0.4 mm and a basis weight of 15 to 40 g / m ² .
[0018]
The fibrous web and the support sheet are integrated at a streak joint. The term “streak-like joint” as used herein refers to a joint in which a continuous or discontinuous streak-like joint extending in one direction is arranged at intervals. By joining the fibrous webs at the streak-like joints as in the present invention, soil dust and sand particles having a larger particle diameter can be wiped off. Although the reason is not clear, when the fibrous web is reduced in bulk due to the wiping pressure at the time of wiping, the streak-like joint becomes covered with the surrounding fibrous web and the streak-like dust storage part is removed. It is estimated that relatively large dust can be efficiently wiped off by being formed.
[0019]
The joining of the streak-like joints includes joining means such as thermal joining, ultrasonic joining, and mechanical entanglement joining. Above all, entangled joining by water flow is preferable because the streak-like joint does not become hard and has excellent fit to the surface to be wiped and the jig. In particular, in the case of entangled joining by columnar water flow, the area of the fibrous web in contact with the surface to be wiped is large, which is preferable.
[0020]
The interval between the adjacent streaked joints is in the range of 3 mm or more and 30 mm or less. A preferred lower limit of the interval between the streaked joints is 5 mm. A preferable upper limit of the interval between the streaked joints is 15 mm. If the distance between the streak-like joints is less than 3 mm, the area of the fibrous web constituting the portion other than the streak-like joints becomes small, and the wiping property tends to decrease. If the distance between the streaked joints exceeds 30 mm, the fibers may fall off from the fibrous web. In addition, when the streak joints extend continuously in one direction, the interval referred to here refers to a distance between adjacent streak joints, and the streak joints are discontinuously arranged, that is, intermittently arranged. In this case, it refers to the distance between adjacent streak-like joints.
[0021]
The length in one direction of the streak-like joint is preferably 5 mm or more. Most preferably, the streak joint extends continuously. If the length in one direction of the streak-like joint is less than 5 mm, the single fiber may fall off from the fibrous web.
[0022]
The fiber length of each fiber constituting the fibrous web is at least three times the interval between the streak-like joints. The upper limit of the preferable magnification between the fiber length and the interval between the streaked joints is 5 times. In the fibrous web, since the fibers are not substantially bonded to each other, the constituent fibers are in a state of easily falling off. If the constituent fibers have a fiber length of three times or more the interval between the streaked joints, one fiber is likely to be gripped by the right or left streaked joint, and a single fiber falls off from the fiber web. Can be prevented.
[0023]
The fiber length of the constituent fibers that satisfies the magnification relative to the interval between the streaked joints is preferably in the range of 30 mm or more and 90 mm or less. A more preferred lower limit of the fiber length is 35 mm. A more preferable upper limit of the fiber length is 70 mm. Examples of the fiber web satisfying the above range include a card web such as a parallel web, a semi-random web, a random web, a cross web, and a Chris cross web. In particular, it is preferable that the fibrous web is a card web in that the single fibers are less likely to fall off during use and a bulky web is easily formed.
[0024]
Next, an example of the method for manufacturing the cleaning sheet of the present invention will be described. First, the thick fine fibers and the fine fine fibers are prepared, and a fibrous web is produced. At this time, the density of the fiber web may be adjusted with a pressing roll or the like so that the final density is in the range of 0.005 g / cm ³ or more and 0.05 g / cm ³ or less. However, care must be taken not to bond the fibers. Specifically, the density is preferably adjusted to a range of 0.005 g / cm ³ or more and 0.05 g / cm ³ or less at the stage of producing the fibrous web.
[0025]
Next, the support sheet is separately prepared. Then, the fibrous web is placed on the support sheet, and streaked joining is performed. For example, when the streak joint is a hydroentanglement process, the hole diameter is 0.05 to 0.2 mm, and 1 to 3 in the machine direction and 1 to 3 in the width direction are arranged in parallel at intervals of 0.5 to 1.5 mm. The orifice group can be obtained by injecting a columnar water flow from a nozzle in which a group of orifices are arranged at an interval of 3 to 30 mm in the width direction at a pressure of 3000 kPa or more and 8000 kPa or less. The streak-like joint can be set by adjusting the interval in the width direction of the orifice group. Preferred columnar water flow treatment conditions are as follows: a hole diameter is 0.1 to 0.2 mm, and an orifice group in which 1 to 3 pieces are arranged in the machine direction at intervals of 0.5 to 1.5 mm and 1 piece is arranged in the width direction is 5 mm in the width direction. This means that a columnar water flow is jetted from nozzles arranged at an interval of up to 15 mm in a pressure range of 3000 kPa to 8000 kPa.
[0026]
FIG. 1 shows a schematic view of the cleaning sheet of the present invention. In the cleaning sheet 4 of the present invention, the fibrous web 1 in which the fine fiber and the fine fiber are mixed is bonded to the support sheet 2 at a predetermined interval in a streak form to form the streak-like joint portion 3. When used, the surface of the fibrous web should be the wiped surface. The dust is taken into the voids whose size is ensured by the fine fibers, and is retained in the fiber web by the fine fibers.
[0027]
Note that a cleaning agent such as liquid paraffin, a surfactant, or the like may be attached to the cleaning sheet of the present invention as needed.
[0028]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples. The thickness of the nonwoven fabric and the wiping performance were measured by the following methods.
[0029]
[Thickness]
Using a thickness measuring device (trade name, THICKNESS GUAGE model CR-60A, manufactured by Daiei Kagaku Seiki Seisaku-sho, Ltd.), measurement was performed at five places at a load of 2.94 cN / cm ² , and the average value was obtained.
[0030]
[Wipe performance]
(1) Dust 5.5 g of dust was prepared by mixing 5 g of river sand having the following particle size distribution and 0.5 g of tobacco leaves (trade name: Mild Seven, manufactured by Japan Tobacco Inc.).
Particle size of river sand (mm)
1.0 to 2.0 4 mass%
0.5 to 1.0 4 mass%
0.25 to 0.5 22 mass%
0.125-0.25 60 mass%
Less than 0.125 9 mass%
[0031]
(2) Amount of Dust Collection As shown in the plan view of FIG. 2, a well wiped PVC plate 6 to which no dirt or the like has adhered is placed horizontally, and the dust is placed thereon in a range of 10 cm in length and 40 cm in width. Dust area 5 was created by evenly dispersing. A cleaning sheet 4 (20 cm in length, 20 cm in length) whose weight was measured in advance on a jig 7 (length 10 cm, width 25.5 cm) of a household flooring wiper (trade name: Quickle wiper manufactured by Kao Corporation). (Width 25.5 cm) was attached so that the fibrous web surface was a wiping surface and the length direction of the streak-like joint was the width direction of the sheet. Next, start wiping on the PVC plate 20 cm before the dust area 5 while maintaining an angle of 30 degrees with the surface of the PVC plate, pass through almost the center of the dust area 5, pass through the dust area 5, and then run while wiping 140 cm as it is I let it. The mass of the cleaning sheet 4 after passing through the dust area 5 was measured to calculate the amount of dust collected.
[0032]
(3) Dust collection rate The amount of dust corresponding to the area through which the cleaning sheet 4 passes in the dust area 5 is about 3.5 g (5.5 (g) × 25.5 (cm) / 40 (cm)). Then, the dust collection amount was divided by 3.5, and a value multiplied by 100 was defined as a dust collection rate.
[0033]
(4) Dust Retention Rate When the cleaning sheet 4 that has collected dust by the method of (2) is dropped three times from a height of 20 cm while being attached to the jig 7, the cleaning sheet after dropping is removed. The mass of the jig 7 and the mass of the jig 7 was divided by the mass of the cleaning sheet 4 and the jig 7 before dropping, and a value multiplied by 100 was defined as a dust retention ratio.
[0034]
【Example】
[Example 1]
Polyethylene terephthalate fiber having a fineness of 6.6 dtex and a fiber length of 64 mm (trade name: Tetron, manufactured by Toray Industries, Inc.) as a fine fineness fiber, and polyethylene terephthalate fiber having a fineness of 0.9 dtex and a fiber length of 38 mm (trade name: Tetoron, And Teijin Limited at a ratio of 6: 4 (mass ratio) in terms of thick fineness fiber: fine fiberness fiber to produce a semi-random card web (fiber web) having a basis weight of 50 g / m ² . A polypropylene spunbond nonwoven fabric having a basis weight of 22 g / m ² (trade name: Shintech, manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.) is superimposed on one surface of the card web as a support sheet, and the pore size is determined from the card web side at a processing speed of 4 m / min. A jet of columnar water is jetted once at a pressure of 4000 kPa from a nozzle in which orifices of 0.15 mm are arranged at intervals of 7 mm in the width direction to obtain a cleaning sheet in which a fibrous web is integrated with a support sheet only at streak-like joints. Was.
[0035]
[Example 2]
Polyethylene terephthalate fiber having a fineness of 4.4 dtex and a fiber length of 58 mm (trade name: Tetron, manufactured by Toray Industries, Inc.), and polyethylene terephthalate fiber having a fineness of 1.7 dtex and a fiber length of 58 mm (trade name: Tetoron, And Toray Industries, Inc.) at a ratio of 6: 4 to produce a 50 g / m ² semi-random card web (fiber web). A polypropylene spunbond nonwoven fabric having a basis weight of 22 g / m ² (trade name: Shintech, manufactured by Idemitsu Petrochemical Co., Ltd.) is superimposed on one surface of the card web as a support sheet, and the pore size from the card web side is 4 m / min at a processing speed of 4 m / min. A columnar water flow was jetted once at a pressure of 4000 kPa from a nozzle having orifices of 0.15 mm arranged at intervals of 7 mm in the width direction to obtain a cleaning sheet in which the fibrous web was integrated with the support sheet only at the streak-like joint. .
[0036]
[Comparative Example 1]
A nonwoven fabric was obtained in the same manner as in Example 1 except that a fiber web was prepared using only the fineness fibers of Example 1.
[0037]
[Comparative Example 2]
A nonwoven fabric was obtained in the same manner as in Example 2 except that the ratio of the fineness fiber and the fineness fiber was set to 3: 7.
[0038]
[Comparative Example 3]
Fineness 5.5dtex, polyethylene terephthalate fiber and a fiber length of 58mm (trade name Tetron, Toray Industries Co., Ltd.) consisting of 100mass% of the weight per unit area of 70g / ^{m 2} semi-random card web was produced. A polyethylene terephthalate spunbond nonwoven fabric (manufactured by Toyobo Co., Ltd.) having a basis weight of 15 g / m ² is superimposed on one surface of the card web, and an orifice having a hole diameter of 0.12 mm from the card web side in the width direction at a processing speed of 4 m / min. A columnar water flow was jetted once at a pressure of 4000 kPa from nozzles arranged at intervals of 0.8 mm to form a nonwoven fabric.
Table 1 shows the physical properties of Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 3.
[0039]
[Table 1]

[0040]
The cleaning sheet of each of Examples 1 and 2 had a large fine fiber and a fine fine fiber content in a desired range, and the fibrous web and the support sheet were integrated by a streaked joint portion. The shape of the fibrous web and the fibrous web that maintained the shape of the fibrous web substantially between the adjacent fibrous webs. Therefore, relatively large dust obtained by mixing river sand and tobacco leaves could be efficiently taken into the cleaning sheet. Further, the taken-in dust did not easily fall off even when an impact was given to the cleaning sheet. On the other hand, the nonwoven fabric of Comparative Example 1 has a configuration of only the fineness fiber, and the dust once taken in falls off during running, and is inferior in any of the dust collection amount, the dust collection rate, and the dust retention rate. Was. The nonwoven fabric of Comparative Example 2 was incapable of taking in dust due to the high content of fineness fibers, and was inferior in all of the dust collection amount, dust collection ratio, and dust retention ratio. In the nonwoven fabric of Comparative Example 3, since the columnar water flow was jetted at an interval of 0.8 mm, the streak-like joint could not be visually confirmed. Further, since the wiping surface does not exist in the state of the initial fibrous web and the fibers are entangled by the water flow, dust cannot be taken into the sheet, and the dust collection amount and the dust collection rate are poor. Was. Furthermore, in the nonwoven fabric of Comparative Example 3, since dust was not able to be taken into the sheet and only adhered to the sheet surface, the dust was easily dropped off by impact and the dust retention was poor.
[0041]
【The invention's effect】
The cleaning sheet of the present invention has a large fine fiber and a fine fine fiber content in a desired range, the fibrous web and the support sheet are integrated by a streak joint, and the adjacent streak joints By using the surface that is a fiber web between them as the wiping surface, it is possible to wipe off dust of various sizes that the conventional cleaning sheet could not sufficiently wipe off, such as home floors, tatami mats, furniture, etc. It can wipe off not only dust but also soil dust and large-sized sand particles on floors that live on the foot.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing a cross section of a cleaning sheet of the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a method for measuring the wiping performance of a cleaning sheet.
[Explanation of symbols]
REFERENCE SIGNS LIST 1 fibrous web 2 support sheet 3 streak joint 4 cleaning sheet 5 dust area 6 PVC slope 7 jig for flooring wiper

Claims

The support sheet and the fineness fibers having a fineness of 3 dtex or more on at least one surface of the support sheet have a content of 40 mass% or more and 80 mass% or less, and the fineness fibers having a fineness of less than 3 dtex have a content of 20 mass% or more and 60 mass% or less. A fibrous web is arranged, the fibrous web and the support sheet are integrated at a streak joint, an interval between adjacent streak joints is in a range of 3 mm or more and 30 mm or less, and the fibrous web is A cleaning sheet wherein the fiber length of each of the constituent fibers is at least three times the interval between the adjacent streak-like joints.

2. The cleaning sheet according to claim 1, wherein the density of the fibrous web constituting a portion other than the streak-like joint is in a range of 0.005 g / cm ³ or more and 0.05 g / cm ³ or less.

3. The cleaning sheet according to claim 1, wherein the basis weight of the fibrous web is in a range of 40 g / m ² or more and 100 g / m ² or less, and the thickness under a load of 2.94 cN / cm ² is 1.5 mm or more. 4. .

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 3, wherein the fiber web is a card web.

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 4, wherein an interval between the adjacent streaked joints is in a range of 5 mm or more and 15 mm or less.

The cleaning sheet according to any one of claims 1 to 5, wherein the streak-like joint is a joint by columnar water entanglement.