JP2004313419A - 生理情報取得システム - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定者が複数のセンサを装着して生理指標を取得しつつ、センサ出力をサーバに記録してアプリケーションに対して即時の情報を提供する。
【解決手段】被測定体Mに取りつけられたセンサ3からの生理情報を収集する端子箱1と、収集データを生理情報データとして取得する携帯型データ取得装置4と、生理情報取得データを、無線LAN10及び無線LAN送受信装置5を介して通信可能に接続されたデータ記録サーバ装置6とから構成されている。携帯型データ取得装置4は、生理情報取得データであるデジタル信号を、端子箱1の端子毎に設定された周期で抽出し、時刻情報とともにデータ記録サーバ装置6に即時に転送する。データ記録サーバ装置6は、蓄積データ受信状態では、携帯型データ取得装置4から送信されてくる情報を、データベース制御装置7を介して生理情報記録データベース8に蓄積する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生理情報取得システムに関し、より詳細には、インタフェース、感性情報処理、行動認識、在宅医療、健康管理、バイオフィードハックに用いられる生理情報取得システム、端子箱、携帯型データ取得装置及びデータ記録サーバ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療目的や健康器具で用いられる生理情報取得装置では、脳波や脈波等の生理情報を収集するセンサ毎に個別の装置を用いたものがあり、据え置き型の専用の装置が多く用いられている(例えば、非特許文献1参照)。
【0003】
また、遠隔医療や健康管理を目的として生理情報を取得する携帯型の装置では、データを一時的に蓄積し、微弱電波を用いて端局に通知し、端局から蓄積サーバへ有線或いは公衆網(PHS等)を用いてデータを送信して記録する記録装置が提案されている(例えば、非特許文献2参照)。
【0004】
また、創発的なインタラクションのためのインタフェースや感性処理への応用を想定して、複数の子機との同期を子機・親機の時計によって実現し、子機・親機間を微弱無線通信で実現した記録装置が提案されている(例えば、非特許文献3参照)。
【0005】
【非特許文献1】
プライムチック(株),”Noninvasive Vascular Diagnostic System”, http://www.primetech.co.jp/clinical.btml
【0006】
【非特許文献2】
エム・シー・メディカル(株),“<生体センサー>指輪型パネルオキシメーター,生体情報通信端末”,http://www.mcmed.co.jp/.
【0007】
【非特許文献3】
谷内田正彦,“インタラクションによる相乗効果を用いた感性創発世界の構築”情報処理学会,Proc.of MIRU2002, pp.I−369−I−377,July,2002.
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
被測定者が、複数のセンサを装着して生理指標を取得しつつ、自由な行動を確保し、取得した複数生理指標の時間同期を保ちつつ記録するとともに、実時間で分析・利用可能な形式で生理指標情報を提供可能とするためには、以下のような課題がある。
(1)据え置き型の装置では、安定した測定とデータの記録が可能である反面、被測定者の行動が束縛され、日常活動が不可能となる。
(2)携帯性に考慮してセンサに一体化した微弱無線装置により通信する装置或いは子機から時分割により微弱電波で送信する装置では、
(ア)その電波の到達範囲が狭いため、建物内程度の移動でも接続の継続が困難になるが、その場合、被測定者が電波到達範囲外に出ている間のデータが欠損値となり利用できない。
(イ)特に、センサ一体型では電力消費の点から、測定周期の短い生理指標の測定が困難になる。
(3)取得する生理指標に応じて種々のセンサの利用、多様なアプリケーションへのデータ提供が想定されるが、このためには、
(ア)種々のセンサやトランスデューサと子機の接続インタフェースを定義し、センサやトランスデューサ部分の交換を可能にする必要がある。
(イ)各センサの取得データを即時に多様な外部アプリケーションに受け渡すインタフェースを提供する必要がある。
【0009】
生理指標を取得して記録する記録装置において、ヒューマンインタフェースやバイオフィードバックなどの応用を用いることを想定した機能を実現することが求められている。また、ヒューマンインタフェースとして用いるために、被測定者の日常業務や生活が通常どおりに実施可能としつつ、その生理指標を収集・記録・活用することが要求される。このため、据え置き型装置の利用は困難であり、携帯性の高いものが要求されている。
【0010】
また、同時に複数の生理指標の測定と測定時刻の管理が必要となり、応用目的によってセンサを取り替え、或いは被測定者状態検知のために生理指標以外のセンサデータも合わせて測定するなどの使用可能センサ種別に対する柔軟性が要求されている。また、数時間以上の継続測定、並びに即時的応答性を確保するためのアプリケーションへのデータ提供の実時間性、さらに通信不能時のデータバックアップ機能という多様な機能の統合が必要とされる。
【0011】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、被測定者が複数のセンサを装着して生理指標を取得しつつ、被測定者が自由に日常的な活動を行うことを可能とし、センサ出力をサーバに記録するとともに、それを分析・利用するアプリケーションに対して即時の情報提供を可能にする生理情報取得システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおいて、前記センサからの生理情報を収集する端子箱と、該端子箱から収集されたデータを生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置と、該携帯型データ取得装置からの生理情報取得データを、前記無線通信を介して受信するデータ記録サーバ装置とを備え、前記携帯型データ取得装置は、前記生理情報取得データであるデジタル信号を、前記端子箱の端子毎に設定された周期で抽出し、時刻情報とともに前記無線通信を介して前記データ記録サーバ装置に即時に転送し、前記データ記録サーバ装置は、前記携帯型データ取得装置から送信された前記生理情報取得データを取得してデータベースとして記録装置に記録することを特徴とする。
【0013】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記端子箱は、A−D変換回路と複数の端子とを内蔵し、複数のセンサやトランスデューサとの接続を可能にするとともに、入力信号をアナログ0〜5Vに統一し、前記センサ側や前記トランスデューサ側にアンプ回路を設けることによって、前記複数のセンサの接続を容易とする接続手段を有することを特徴とする。
【0014】
また、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記携帯型データ取得装置は、前記A−D変換回路を制御して一定の周期で各端子からのアナログ電圧をデジタル信号に変換する制御装置を備え、前記センサの反応時間と、必要とされるデータのサンプリング周期に応じて、抽出するデータ周期を変更することで所望のデータを取得することを特徴とする。
【0015】
また、請求項4に記載の発明は、請求項1,2又は3に記載の発明において、前記携帯型データ取得装置が付与する時刻情報は、一定間隔で時刻情報を挿入し、各測定データの測定時刻はデータの取得周期と、挿入された時刻情報を用いて算出することにより、前記データ記録サーバ装置に転送するデータ量を削減することを特徴とする。
【0016】
また、請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明において、前記携帯型データ取得装置は、前記無線通信の到達範囲外に移動した場合、範囲外であることを検出して即時データ転送を中断し、それより以後のデータを外部メモリに記録する記録手段と、前記無線通信の到達範囲外から範囲内に移動した場合に、前記データ記録サーバ装置への即時データ転送を再開する転送手段と、コマンド操作によって即時データ転送を中断して外部メモリに蓄積したデータを前記データ記録サーバ装置に転送・記録する転送・記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】
また、請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれかに記載の発明において、前記携帯型データ取得装置は、前記制御装置、前記端子箱に内蔵されたA−D変換回路、前記端子箱のセンサ端子への電源を供給することを特徴とする。
【0018】
また、請求項7に記載の発明は、被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線無線を介して提供する生理情報取得システムにおける端子箱であって、A−D変換回路を備え、該A−D変換回路は、前記生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置側からの制御信号に応じて、順次、端子毎に掛かる電圧を固定小数点データとして前記携帯型データ取得装置側に出力することを特徴とする。
【0019】
また、請求項8に記載の発明は、被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおける携帯型データ取得装置であって、前記センサからの生理情報を収集する端子箱に組み込まれたA−D変換回路への制御信号を出力するとともに、該A−D変換回路の出力を受信し、前記生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置本体内に送信する制御手段と、前記無線通信の到達範囲外に移動した場合、範囲外であることを検出して即時データ転送を中断し、それより以後のデータを携帯型データ取得装置の外部メモリに記録する記録手段と、無線通信の到達範囲外から範囲内に移動した場合に、データ記録サーバ装置への即時データ転送を再開する転送手段と、コマンド操作によって即時データ転送を中断して外部メモリ装置に蓄積したデータをデータ記録サーバ装置に転送・記録する転送・記録手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】
また、請求項9に記載の発明は、被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおけるデータ記録サーバ装置であって、前記無線通信を介して前記生理情報取得データを受信するデータベース制御手段と、該データベース制御手段に接続され、前記生理情報取得データを蓄積する生理情報記録データベースと、前記データベース制御手段を介して前記生理情報取得データを記録制御するプログラム記憶手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
このように、本発明によれば、被測定者が携帯すべき装置は、身体に装着するセンサとそのアンプ部、端子箱、制御装置及び携帯型データ取得装置に限られる。センサ及びアンプ部は身体装着を考慮した小型のものが実現可能である。携帯型データ取得装置は、携帯端末(PDA)を用いることができ、制御装置は、携帯端末の拡張カード上に実現でき、外部メモリも携帯端末に挿入可能であり、サイズ、重さ供に携帯を妨げることはない。端子箱は、A−D変換機を含めても携帯端末より小型に実現可能である。
【0022】
このため、本発明によると、携帯性を損なわずに無線通信を用いた通信を行うことが可能となり、日常活動の継続とともに即時データ利用が可能になる。さらに、通信範囲外における蓄積機能により、情報の欠損を防ぐことができる。データ記録サーバ装置は、受信した生理指標を時刻情報とともにデータベース化し、即時・蓄積いずれの場合でも情報を提供できる。
【0023】
また、携帯性を保つために、携帯端末(PDA)と、センサを接続するためのA−D変換回路を内蔵した小型の端子箱をセットとし、無線通信で親機である計算機(PC)と接続する。センサからの入力を一定範囲のアナログ電圧に統一し、センサ側に一般的に良く用いられるOPアンプ等を用いた変換回路を設けることにより、子機側の回路構成を変更せずに多種複数のセンサを接続可能とする。A−D変換回路は一定の最大周期で入力電圧をデジタル値に変換する。PDA上の制御手段により、端子毎に異なった周期でデジタル値を抽出することで、センサ毎の特性に応じた周期での生理指標の取得を行う。
【0024】
無線通信の到達範囲に子機がある場合は、PC側に即時データ転送を行い、無線通信の到達範囲にいない場合は、PDAの外部メモリを用いて記録を継続する。外部メモリに記録したデータは、通信可能時にPCにアップロードする。子機から送信するデータに対しPDAの時計で計測した時刻情報を付与することにより、センサ情報の時間管理を可能にする。親機PC上の制御手段により、PDA子機から受け取った情報をデータベースとして記録装置に保存することにより、生理指標を用いる応用システムによって即時利用可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の生理情報取得システムの一実施例を説明するための全体構成図及びデータ記録サーバ装置の一実施例を説明するためのブロック図で、図中符号1は端子箱、2はアンプ部、3はセンサ、4は携帯型データ取得装置、5は無線LAN送受信装置、6はデータ記録サーバ装置、7はデータベース制御装置、8は生理情報記録データベース、9はプログラム記録装置、10は無線LANを示している。なお、Mは被測定者(被測定体)を示している。なお、本実施例では、無線通信として無線LANを用い、8端子の入力を持つ端子箱を想定して説明している。
【0026】
本発明の生理情報取得システムは、被測定体Mに取りつけられたセンサ3からの生理情報を、アンプ部2を介して収集する端子箱1と、この端子箱1からの収集データを生理情報データとして取得する携帯型データ取得装置4と、この携帯型データ取得装置4からの生理情報取得データを、無線LAN10及び無線LAN送受信装置5を介して通信可能に接続されたデータ記録サーバ装置6とから構成されている。
【0027】
センサ3は、被測定者Mの測定部位に固定され、また、アンプ部2はその周辺に固定され、このアンプ部2は端子箱1に接続されている。この端子箱1は、制御装置31(後述する)を挿入可能にした携帯型データ取得装置4に接続され、この制御装置31は、拡張スロットを用いて携帯型データ取得装置4に接続可能なカード(例えば、CFカード等)上に実現され、外部メモリ37(後述する)とともに携帯型データ取得装置4に挿入可能とされている。
【0028】
携帯型データ取得装置4(具体的には、図3に基づいて後述する)は、生理情報取得データであるデジタル信号を、端子箱1の端子毎に設定された周期で抽出し、時刻情報とともに無線LAN10を介してデータ記録サーバ装置6に即時に転送するように構成されている。
【0029】
データ記録サーバ装置6は、データベース制御装置7と生理情報記録データベース8とプログラム記録装置9とを備えている。データベース制御装置7は、無線LAN10を介して生理情報取得データを受信する。生理情報記録データベース8は、データベース制御装置7に接続され、生理情報取得データを蓄積する。プログラム記憶装置9は、データベース制御装置7を介して生理情報取得データを記録制御する。
【0030】
実時間状態では、無線LAN送受信回路5から受信したデータを画面にグラフ化して表示するとともに、データベース化して情報を提供する。また、蓄積データ受信状態では、携帯型データ取得装置4から送信されてくる情報を、データベース制御装置7を介して生理情報記録データベース8に蓄積する。蓄積後は、実時間状態と同様に情報を提供する。
【0031】
図2は、本発明の生理情報取得システムにおける端子箱の一実施例を説明するための構成図で、図中符号21は、端子箱1に組み込まれたA−D変換回路を示している。8個の端子は、A−D変換回路21に接続され、このA−D変換回路21は、携帯型データ取得装置4側からのクロック信号に応じて、順次、第1〜第8端子に掛かる電圧を固定小数点データとして携帯型データ取得装置4側に出力するように構成されている。典型的には端子の電圧0〜5V、出力データ幅10bit程度を用いることが可能である。
【0032】
図3は、本発明の生理情報取得システムにおける携帯型データ取得装置の一実施例を説明するためのブロック図で、図中符号31は携帯型データ取得装置4に挿入可能な制御装置(CFカード)、32は制御装置31内に組み込まれた制御回路、33はデータ蓄積制御装置、34はプログラム記憶装置、35は無線LAN送受信回路、36は携帯型データ取得装置4に挿入可能な外部メモリを示している。
【0033】
制御装置31は、端子箱1のA−D変換回路21への制御信号を出力するとともに、A−D変換回路21の出力を受信し、生理情報取得データを携帯型データ取得装置4本体内に送信する。
【0034】
携帯型データ取得装置4は、データ蓄積制御装置33とプログラム記憶装置34と無線LAN送受信回路35とを備え、データ蓄積制御装置33は、プログラム記憶装置34との間でモニタ制御・蓄積制御を行なうとともに、無線LAN送受信回路35と接続されている。また、データ蓄積制御装置33は外部メモリ36とも接続されている。
【0035】
携帯型データ取得装置4本体はプログラム制御により、入力データを一定周期で読み込み、無線LANの到達範囲であれば、即時、無線LAN10を介してデータ記録サーバ装置6へデータを送信する。入力データの読み込みに際し、端子箱1の端子番号毎にあらかじめ入力パラメータによって定義された周期で読み込みを実施する。センサの応答速度や生理指標の性質に応じた周期を選択することで、適切なデータを取得できる。また、必要以上のデータの読み込み・送信を行わないため、通信データ量の削減・電源消費の削減が可能になる。
【0036】
携帯型データ取得装置4が、無線LANの到達範囲から外に出た場合、取得した生理指標データを外部メモリ36に蓄積する。また、無線LANの到達範囲に入った場合、データ記録サーバ装置6への測定値の即時送信を再開する。被測定者Mのコマンド入力により、即時送信を中断して蓄積データの送信を行う。
【0037】
携帯型データ取得装置4は、即時送信・蓄積のいずれの場合も、一定周期(一定間隔(データ取得周期の整数倍:例えば、周期1msecであれば1sec或いは2sec等)毎に内部のタイマーによる時刻情報をデータに挿入する。データ記録サーバ装置6は、挿入された時刻情報と生理指標の読み込み周期から、各測定値の測定時刻を特定でき、生理情報記録データベース8に測定値とともに登録する。
【0038】
なお、本実施例では、無線LANの使用を前提としているが、被測定者の活動範囲が小さければ、Bluetoothや赤外線(IR)を用いた通信で子機親機間通信を実現することも可能であり、センサの種別や測定目的に応じて、データ量が少なければPHSや携帯電話を用いることも可能である。いずれの場合も、携帯型データ取得装置と外部メモリの使用により、接続切断時でもデータの欠損を避けることができる。
【0039】
さらに、本実施例では、センサやアンプ部と端子箱間を有線で接続し、端子箱内で多チャネルのA−D変換する構成をとっているが、アンプ部に単チャネルのA−D変換回路と、データを短時間蓄積するバッファ部及びデータ送信用無線通信装置を装備し、端子箱にA−D変換回路に変わって多チャネルで通信可能な無線受信端局装置を配することによって、アンプ部と端子箱間の接続を無線化することも可能である。この無線化においては、アンプ部と端子箱間の距離は、被測定者の身長程度と短距離であるため、Bluetoothや微弱電波等を用いて十分に接続を確保することが可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおいて、センサからの生理情報を収集する端子箱と、端子箱から収集されたデータを生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置と、携帯型データ取得装置からの生理情報取得データを、無線通信を介して受信するデータ記録サーバ装置とを備え、携帯型データ取得装置は、生理情報取得データであるデジタル信号を、端子箱の端子毎に設定された周期で抽出し、時刻情報とともに無線LANを介してデータ記録サーバ装置に即時に転送し、データ記録サーバ装置は、携帯型データ取得装置から送信された生理情報取得データを取得してデータベースとして記録装置に記録するので、被測定者が複数のセンサを装着して生理指標を取得しつつ、被測定者が自由に日常的な活動を行うことを可能とし、センサ出力をサーバに記録するとともに、それを分析・利用するアプリケーションに対して即時の情報提供を可能にする。
【0041】
また、アンプ部のインタフェースを揃えることにより、複数のセンサを種々取り替えての測定を可能にする。また、携帯型データ取得装置は小型に実現でき、携帯可能である。また、無線通信を用いることにより被測定者の移動可能範囲を拡大でき、サーバに測定とともに即時に送信可能であり、迅速なデータ提供が可能となる。また、サンプリング周期をセンサ毎に設定でき、多様なセンサを用いる柔軟性を確保できる。さらに、携帯型データ取得装置側での蓄積により、通信のできない場合でもデータの欠損を防ぎ、事後のデータ提供を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生理情報取得システムの一実施例を説明するための全体構成図及びデータ記録サーバ装置の一実施例を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の生理情報取得システムにおける端子箱の一実施例を説明するための構成図である。
【図3】本発明の生理情報取得システムにおける携帯型データ取得装置の一実施例を説明するためのブロック構成図である。
【符号の説明】
1 端子箱
2 アンプ部
3 センサ部
4 携帯型データ取得装置
5 無線LAN送受信装置
6 データ記録サーバ装置
7 データベース制御装置
8 生理情報記録データベース
9 プログラム記録装置
10 無線LAN
21 A−D変換回路
31 制御装置(CFカード)
32 制御回路
33 データ蓄積制御装置
34 プログラム記憶装置
35 無線LAN送受信回路
36 外部メモリ
M 被測定者

Claims (9)

  1. 被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおいて、
    前記センサからの生理情報を収集する端子箱と、
    該端子箱から収集されたデータを生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置と、
    該携帯型データ取得装置からの生理情報取得データを、前記無線通信を介して受信するデータ記録サーバ装置とを備え、
    前記携帯型データ取得装置は、前記生理情報取得データであるデジタル信号を、前記端子箱の端子毎に設定された周期で抽出し、時刻情報とともに前記無線通信を介して前記データ記録サーバ装置に即時に転送し、
    前記データ記録サーバ装置は、前記携帯型データ取得装置から送信された前記生理情報取得データを取得してデータベースとして記録装置に記録する
    ことを特徴とする生理情報取得システム。
  2. 前記端子箱は、A−D変換回路と複数の端子とを内蔵し、複数のセンサやトランスデューサとの接続を可能にするとともに、入力信号をアナログ0〜5Vに統一し、前記センサ側や前記トランスデューサ側にアンプ回路を設けることによって、前記複数のセンサの接続を容易とする接続手段を有することを特徴とする請求項1に記載の生理情報取得システム。
  3. 前記携帯型データ取得装置は、前記A−D変換回路を制御して一定の周期で各端子からのアナログ電圧をデジタル信号に変換する制御装置を備え、前記センサの反応時間と、必要とされるデータのサンプリング周期に応じて、抽出するデータ周期を変更することで所望のデータを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の生理情報取得システム。
  4. 前記携帯型データ取得装置が付与する時刻情報は、一定間隔で時刻情報を挿入し、各測定データの測定時刻はデータの取得周期と、挿入された時刻情報を用いて算出することにより、前記データ記録サーバ装置に転送するデータ量を削減することを特徴とする請求項1、2又は3に記載の生理情報取得システム。
  5. 前記携帯型データ取得装置は、前記無線LANの到達範囲外に移動した場合、範囲外であることを検出して即時データ転送を中断し、それより以後のデータを外部メモリに記録する記録手段と、前記無線LAN或いはその他の無線通信の到達範囲外から範囲内に移動した場合に、前記データ記録サーバ装置への即時データ転送を再開する転送手段と、コマンド操作によって即時データ転送を中断して外部メモリに蓄積したデータを前記データ記録サーバ装置に転送・記録する転送・記録手段とを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の生理情報取得システム。
  6. 前記携帯型データ取得装置は、前記制御装置、前記端子箱に内蔵されたA−D変換回路、前記端子箱のセンサ端子への電源を供給することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の生理情報取得システム。
  7. 被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおける端子箱であって、
    A−D変換回路を備え、該A−D変換回路は、前記生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置側からの制御信号に応じて、順次、端子毎に掛かる電圧を固定小数点データとして前記携帯型データ取得装置側に出力することを特徴とする端子箱。
  8. 被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおける携帯型データ取得装置であって、
    前記センサからの生理情報を収集する端子箱に組み込まれたA−D変換回路への制御信号を出力するとともに、該A−D変換回路の出力を受信し、前記生理情報取得データとして取得する携帯型データ取得装置本体内に送信する制御手段と、
    前記無線通信の到達範囲外に移動した場合、範囲外であることを検出して即時データ転送を中断し、それより以後のデータを携帯型データ取得装置の外部メモリに記録する記録手段と、
    無線通信の到達範囲外から範囲内に移動した場合に、データ記録サーバ装置への即時データ転送を再開する転送手段と、
    コマンド操作によって即時データ転送を中断して外部メモリ装置に蓄積したデータをデータ記録サーバ装置に転送・記録する転送・記録手段と
    を備えたことを特徴とする携帯型データ取得装置。
  9. 被測定体に取り付けられたセンサにより収集・蓄積した生理情報取得データを、ヒューマンインタフェースなどの応用装置に無線通信を介して提供する生理情報取得システムにおけるデータ記録サーバ装置であって、
    前記無線通信を介して前記生理情報取得データを受信するデータベース制御手段と、
    該データベース制御手段に接続され、前記生理情報取得データを蓄積する生理情報記録データベースと、
    前記データベース制御手段を介して前記生理情報取得データを記録制御するプログラム記憶手段と、
    を備えたことを特徴とするデータ記録サーバ装置。
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