JP2004313270A - 棚装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】棚部材の下方に、大きな布団等であっても、支持脚等が邪魔になるようなこともなくスムーズ出し入れすることができるようにする。
【解決手段】棚部材2の一端側から下方突出した脚部材3と、棚部材2の他端側から上方突出した吊り部材4とを備え、棚部材2の一端側を脚部材3で支持し、棚部材2の他端側を吊り部材4で吊り上げて支持するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】棚部材2の一端側から下方突出した脚部材3と、棚部材2の他端側から上方突出した吊り部材4とを備え、棚部材2の一端側を脚部材3で支持し、棚部材2の他端側を吊り部材4で吊り上げて支持するようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押入等で使用される棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
押入等で使用される棚装置には、棚部材の後端側から下方突出した左右一対の後支持脚と、棚部材の前端側から下方突出した左右一対の前支持脚とを有し、棚部材の後端側を左右一対の後支持脚で支持し、棚部材の前端側を左右一対の前支持脚で支持するようにしたものがある(例えば、特許文献1)。そして、この棚装置を押入等に設置し、棚部材の下方に折り畳んだ布団等を収納すると共に、棚部材上に収納箱等を載置し、これにより押入等に布団や収納箱等を複数段に収まりよく収納できるようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−60655号公報
【特許文献2】
特開2000−262341号公報
【特許文献3】
特開平09−65937号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の場合、棚部材の後端側から下方突出した左右一対の後支持脚と、棚部材の前端側から下方突出した左右一対の前支持脚とを有していたため、棚部材の下方に、布団等を収納する場合には、前支持脚が邪魔になって、大きな布団等を収納することが困難になったり、布団等の出し入れが面倒になるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、棚部材の下方に、大きな布団等であっても、支持脚等が邪魔になるようなこともなくスムーズに出し入れすることができるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、棚部材2の一端側から下方突出した脚部材3と、棚部材2の他端側から上方突出した吊り部材4とを備え、棚部材2の一端側を脚部材3で支持し、棚部材2の他端側を吊り部材4で吊り上げて支持するようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、棚部材2の後端側から下方突出した左右一対の支持脚杆5と、棚部材2の前端側から上方突出した左右一対の吊り杆6とを有し、棚部材2の後端側を左右一対の支持脚杆5で支持し、棚部材3の前端側を左右一対の吊り杆6で吊り上げて支持するようにした点にある。
【0006】
なお、本発明の他の技術的手段として、棚部材2は、前枠杆9と後枠杆10と左右一対の側枠杆11とを矩形状に有し、前枠杆9と後枠杆10とは左右方向に長さ調整自在とされ、前枠杆9と後枠杆10との間に、複数の連結杆33,34が着脱自在に連結されていてもよい。
また、本発明の他の技術的手段として、矩形状の棚部材2の四隅部に、左右一対の前継手21と左右一対の後継手22とが設けられ、
左右一対の前継手21に、前枠杆9の一端部と側枠杆11の前端部と吊り杆6の下端部とが連結固定され、左右一対の後継手22に、後枠杆22の一端部と側枠杆11の後端部と支持脚杆5の上端部とが連結固定されていてもよい。
【0007】
また、本発明の他の技術的手段として、吊り杆6の上端部に取付部材51が設けられ、取付部材51は、被取付部材の下面に、下側から接当してビス等の固定具56により固定される固定体53と、吊り杆6の上端に固設された取付体54とを有し、取付体54と固定体53とは互いに着脱自在に嵌合固定されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に従って説明する。図1〜図5において、棚装置1は、棚部材2と脚部材3と吊り部材4とを備え、脚部材3は左右一対の支持脚杆5からなり、吊り部材4は左右一対の吊り杆6からなっている。
左右一対の支持脚杆5(脚部材3)は、棚部材2の後端側(一端側)から下方突出され、棚部材2の後端側(一端側)を支持している。左右一対の吊り杆6(吊り部材4)は、棚部材2の前端側(他端側)から上方突出され、棚部材2の前端側(他端側)を吊り上げて支持している。
【0009】
棚部材2は、前枠杆9と後枠杆10と左右一対の側枠杆11とを矩形状に有している。左右一対の側枠杆11は合成樹脂等により円筒状に形成されている。
図8又は図10に示すように、前枠杆9及び後枠杆10は、それぞれ合成樹脂等により形成された外筒体13と内筒体14と連結筒15とを備える。外筒体13と内筒体14とは互いに長手方向に摺動自在に嵌合され、これにより前枠杆9及び後枠杆10は伸縮自在になっている。連結筒15の一端部に外筒体13の内筒体14側端部が内嵌固着され、連結筒15の他端部に内筒体14の中途部が摺動自在に内嵌され、連結筒15の他端部に締め付けボルト17が径方向に螺合され、締め付けボルト17の締め付けにより、内筒体14が外筒体13に対して摺動不能になって前枠杆9及び後枠杆10がそれぞれ伸縮不能にロックされようになっており、従って締め付けボルト17の締緩によって、前枠杆9び後枠杆10(棚部材3)は長さ調整自在に構成されている。
【0010】
棚部材3の四隅部に、左右一対の前継手21と左右一対の後継手22とが設けられている。左右一対の前継手21は、図9に示すように、合成樹脂等により形成され、前枠杆接続筒24と側枠杆接続筒25と吊り杆接続筒26とを一体に有している。左右一対の後継手22は、図11に示すように、合成樹脂等により形成され、後枠杆接続筒28と側枠杆接続筒29と支持脚接続筒30とを一体に有している。
左右一対の前継手21の前枠杆接続筒24に前枠杆1の一端部(外筒体13の外端部又は内筒体14の外端部)が着脱不能又は着脱可能に内嵌固着され、側枠杆接続筒25に側枠杆11の前端部が着脱自在に内嵌保持され、吊り杆接続筒26に吊り杆6の下端部(後述する外筒体45の下端部)が着脱自在に内嵌保持されるようになっており、左右一対の前継手21に、前枠杆9の一端部と側枠杆11の前端部と吊り杆6の下端部とが連結固定されている。
【0011】
左右一対の後継手22の後枠杆接続筒28に後枠杆10の一端部(外筒体13の外端部又は内筒体14の外端部)が着脱不能又は着脱可能に内嵌固着され、側枠杆接続筒29に側枠杆11の後端部が着脱自在に内嵌保持され、支持脚接続筒30に支持脚5の上端部(後述する外筒体39の上端部)が着脱自在に内嵌保持されるようになっており、左右一対の後継手22に、後枠杆10の一端部と側枠杆11の後端部と支持脚5の上端部とが連結固定されている。
前記前枠杆9と後枠杆10との間には、外筒体13の中途部同士を連結する第1連結杆33と、内筒体14の中途部同士を連結する第2連結杆34とが夫々複数本ずつ設けられている。図12に示すように、第1連結杆33の両端部に、外筒体13に上側から着脱自在に嵌合するフック体35が設けられ、第2連結杆34の両端部に、内筒体14に上側から着脱自在に嵌合するフック体36が設けられている。
【0012】
第1連結杆33のフック体35は、弾性によって前枠杆9又は後枠杆10の外筒体13の上半部に簡単に外嵌できるようになっている。第2連結杆34のフック体36は、弾性によって前枠杆9又は後枠杆10の内筒体14の上半部に簡単に外嵌できるようになっている。
図13に示すように、各支持脚杆5は、合成樹脂等により形成された外筒体39と内筒体40と連結筒41とを備える。外筒体39と内筒体40とは互いに長手方向(上下方向)に摺動自在に嵌合され、これにより各支持脚杆5は伸縮自在になっている。連結筒41の一端部(上端部)に外筒体39の内筒体40側端部(下端部)が内嵌固着され、連結筒41の他端部(下端部)に内筒体40の中途部が摺動自在に内嵌されている。内筒体40に長手方向摺動自在に外嵌した締付筒43を、外筒体39側に摺動して連結筒41の他端部に外嵌することにより、締付筒43で連結筒41の他端部を径方向内方に締め付けることができ、締付筒43の連結筒41への締め付けにより、内筒体40が外筒体39に対して摺動不能になって各支持脚杆5が伸縮不能にロックされようになっており、従って締付筒43による締緩によって、各支持脚杆5はそれぞれ長さ調整自在に構成されている。
【0013】
図14に示すように、左右一対の吊り杆6は、合成樹脂等により形成された外筒体45と内筒体46と連結筒47とを備える。外筒体45と内筒体46とは互いに長手方向に摺動自在でかつ軸心廻りに相対回動自在に嵌合され、これにより吊り杆6は伸縮自在になっている。連結筒47の一端部(下端部)に外筒体45の内筒体46側端部(上端部)が内嵌固着され、連結筒47の他端部(上端部)に内筒体46の中途部が摺動自在でかつ軸心廻りに回動自在に内嵌され、連結筒47の他端部に締め付けボルト48が径方向に螺合され、締め付けボルト48の締め付けにより、内筒体46が外筒体45に対して摺動不能になって吊り杆6がそれぞれ伸縮不能にロックされようになっており、従って締め付けボルト48の締緩によって、各吊り杆6はそれぞれ長さ調整自在に構成されている。
【0014】
図15及び図16に示すように、各吊り杆6の上端に取付部材51が設けられている。取付部材51は固定体53と取付体54とを有し、取付体54は吊り杆6の上端(内筒体46上端)に固設又は一体に形成され、固定体53は、取付体54とは別体に構成されていて、取付体54に対して嵌合凹部58及び嵌合凸部59を介して着脱自在に嵌合されると共に、取付体54及び固定体53にピン55を挿通することにより、取付体54に対して着脱自在に組み付け固定され、固定体53は、押入57の天井部や中間仕切壁等の下面に下側から接当してビス等の固定具56により固定されるようになっている。
【0015】
上記実施の形態によれば、棚装置1を、例えば、図1に示す押入57に設置する場合、図15及び図16に示すように、取付部材51の固定体53を、ビス等の固定具56により押入57の天井部や中間仕切壁等の被取付部57aの下面に固定した後、左右一対の支持脚杆5を押入57の床57c等に設置して、押入57の内壁面57bに沿うように上下方向に配置し、左右一対の支持脚杆5を長さ調整すると共に、左右一対の吊り杆6を長さ調整して、棚部材2を水平にすると共に、被取付部57aの下面に固定した固定体53に、取付部材51の取付体54を接近させて、取付体54と固定体53とを嵌合して、取付体54と固定体53とにピン55を挿入することにより、取付体54と固定体53とを組み付ければよく、棚装置1を押入57等に簡単に設置することができる。
【0016】
そして、棚部材2の下方に折り畳んだ布団61等を収納し、棚部材2上に収納箱62等を載置すればよく、押入57等に布団61や収納箱62等を複数段に収まりよく収納できる。この際に、棚部材2の下方に、大きな布団61等であっても、支持脚杆等が邪魔になるようなこともなくスムーズに出し入れすることができる。
図17は他の実施形態を示し、2つの棚部材2を、左右一対の前継手21及び左右一対の後継手22を介して4本の連結杆67により連結した2段式にしたものである。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
【0017】
なお、前記実施の形態では、棚部材2を1段又は2段設けるようにしているが、これに代え、棚部材2を3段以上設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、脚部材3は左右一対の支持脚杆5からなり、吊り部材4は左右一対の吊り杆6からなっているが、これに代え、脚部材3を1枚の板部材等により構成すると共に、吊り部材4を1枚の板部材等により構成するようにしてもよいし、また、脚部材3を3本以上の支持脚杆5から構成すると共に、吊り部材4を3本以上の吊り杆6により構成するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、棚部材の下方に、大きな布団等であっても、支持脚等が邪魔になるようなこともなくスムーズ出し入れすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す棚装置の斜視図である。
【図2】同棚装置の正面図である。
【図3】同棚装置の背面図である。
【図4】同棚装置の平面図である。
【図5】同棚装置の底面図である。
【図6】同棚装置の右側面図である。
【図7】同棚装置の左側面図である。
【図8】同棚装置の前枠杆及び前継手部分の正面断面図である。
【図9】同前継手換の斜視図である。
【図10】同棚装置の後枠杆及び後継手部分の背面断面図である。
【図11】同後継手の斜視図である。
【図12】同第1連結杆又は第2連結杆の側面図である。
【図13】同支持脚杆の斜視図である。
【図14】同吊り杆の正面断面図である。
【図15】同取付部材の斜視図である。
【図16】同取付部材の断面図である。
【図17】他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 棚装置
2 棚部材
3 脚部材
4 吊り部材
5 支持脚杆
6 吊り杆
9 前枠杆
10 後枠杆
21 前継手
22 後継手
33 第1連結杆
34 第2連結杆
51 取付部材
53 固定体
54 取付体
【発明の属する技術分野】
本発明は、押入等で使用される棚装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
押入等で使用される棚装置には、棚部材の後端側から下方突出した左右一対の後支持脚と、棚部材の前端側から下方突出した左右一対の前支持脚とを有し、棚部材の後端側を左右一対の後支持脚で支持し、棚部材の前端側を左右一対の前支持脚で支持するようにしたものがある(例えば、特許文献1)。そして、この棚装置を押入等に設置し、棚部材の下方に折り畳んだ布団等を収納すると共に、棚部材上に収納箱等を載置し、これにより押入等に布団や収納箱等を複数段に収まりよく収納できるようにしていた。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−60655号公報
【特許文献2】
特開2000−262341号公報
【特許文献3】
特開平09−65937号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の場合、棚部材の後端側から下方突出した左右一対の後支持脚と、棚部材の前端側から下方突出した左右一対の前支持脚とを有していたため、棚部材の下方に、布団等を収納する場合には、前支持脚が邪魔になって、大きな布団等を収納することが困難になったり、布団等の出し入れが面倒になるという問題があった。
本発明は上記問題点に鑑み、棚部材の下方に、大きな布団等であっても、支持脚等が邪魔になるようなこともなくスムーズに出し入れすることができるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、棚部材2の一端側から下方突出した脚部材3と、棚部材2の他端側から上方突出した吊り部材4とを備え、棚部材2の一端側を脚部材3で支持し、棚部材2の他端側を吊り部材4で吊り上げて支持するようにした点にある。
また、本発明の他の技術的手段は、棚部材2の後端側から下方突出した左右一対の支持脚杆5と、棚部材2の前端側から上方突出した左右一対の吊り杆6とを有し、棚部材2の後端側を左右一対の支持脚杆5で支持し、棚部材3の前端側を左右一対の吊り杆6で吊り上げて支持するようにした点にある。
【0006】
なお、本発明の他の技術的手段として、棚部材2は、前枠杆9と後枠杆10と左右一対の側枠杆11とを矩形状に有し、前枠杆9と後枠杆10とは左右方向に長さ調整自在とされ、前枠杆9と後枠杆10との間に、複数の連結杆33,34が着脱自在に連結されていてもよい。
また、本発明の他の技術的手段として、矩形状の棚部材2の四隅部に、左右一対の前継手21と左右一対の後継手22とが設けられ、
左右一対の前継手21に、前枠杆9の一端部と側枠杆11の前端部と吊り杆6の下端部とが連結固定され、左右一対の後継手22に、後枠杆22の一端部と側枠杆11の後端部と支持脚杆5の上端部とが連結固定されていてもよい。
【0007】
また、本発明の他の技術的手段として、吊り杆6の上端部に取付部材51が設けられ、取付部材51は、被取付部材の下面に、下側から接当してビス等の固定具56により固定される固定体53と、吊り杆6の上端に固設された取付体54とを有し、取付体54と固定体53とは互いに着脱自在に嵌合固定されていてもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施の形態に従って説明する。図1〜図5において、棚装置1は、棚部材2と脚部材3と吊り部材4とを備え、脚部材3は左右一対の支持脚杆5からなり、吊り部材4は左右一対の吊り杆6からなっている。
左右一対の支持脚杆5(脚部材3)は、棚部材2の後端側(一端側)から下方突出され、棚部材2の後端側(一端側)を支持している。左右一対の吊り杆6(吊り部材4)は、棚部材2の前端側(他端側)から上方突出され、棚部材2の前端側(他端側)を吊り上げて支持している。
【0009】
棚部材2は、前枠杆9と後枠杆10と左右一対の側枠杆11とを矩形状に有している。左右一対の側枠杆11は合成樹脂等により円筒状に形成されている。
図8又は図10に示すように、前枠杆9及び後枠杆10は、それぞれ合成樹脂等により形成された外筒体13と内筒体14と連結筒15とを備える。外筒体13と内筒体14とは互いに長手方向に摺動自在に嵌合され、これにより前枠杆9及び後枠杆10は伸縮自在になっている。連結筒15の一端部に外筒体13の内筒体14側端部が内嵌固着され、連結筒15の他端部に内筒体14の中途部が摺動自在に内嵌され、連結筒15の他端部に締め付けボルト17が径方向に螺合され、締め付けボルト17の締め付けにより、内筒体14が外筒体13に対して摺動不能になって前枠杆9及び後枠杆10がそれぞれ伸縮不能にロックされようになっており、従って締め付けボルト17の締緩によって、前枠杆9び後枠杆10(棚部材3)は長さ調整自在に構成されている。
【0010】
棚部材3の四隅部に、左右一対の前継手21と左右一対の後継手22とが設けられている。左右一対の前継手21は、図9に示すように、合成樹脂等により形成され、前枠杆接続筒24と側枠杆接続筒25と吊り杆接続筒26とを一体に有している。左右一対の後継手22は、図11に示すように、合成樹脂等により形成され、後枠杆接続筒28と側枠杆接続筒29と支持脚接続筒30とを一体に有している。
左右一対の前継手21の前枠杆接続筒24に前枠杆1の一端部(外筒体13の外端部又は内筒体14の外端部)が着脱不能又は着脱可能に内嵌固着され、側枠杆接続筒25に側枠杆11の前端部が着脱自在に内嵌保持され、吊り杆接続筒26に吊り杆6の下端部(後述する外筒体45の下端部)が着脱自在に内嵌保持されるようになっており、左右一対の前継手21に、前枠杆9の一端部と側枠杆11の前端部と吊り杆6の下端部とが連結固定されている。
【0011】
左右一対の後継手22の後枠杆接続筒28に後枠杆10の一端部(外筒体13の外端部又は内筒体14の外端部)が着脱不能又は着脱可能に内嵌固着され、側枠杆接続筒29に側枠杆11の後端部が着脱自在に内嵌保持され、支持脚接続筒30に支持脚5の上端部(後述する外筒体39の上端部)が着脱自在に内嵌保持されるようになっており、左右一対の後継手22に、後枠杆10の一端部と側枠杆11の後端部と支持脚5の上端部とが連結固定されている。
前記前枠杆9と後枠杆10との間には、外筒体13の中途部同士を連結する第1連結杆33と、内筒体14の中途部同士を連結する第2連結杆34とが夫々複数本ずつ設けられている。図12に示すように、第1連結杆33の両端部に、外筒体13に上側から着脱自在に嵌合するフック体35が設けられ、第2連結杆34の両端部に、内筒体14に上側から着脱自在に嵌合するフック体36が設けられている。
【0012】
第1連結杆33のフック体35は、弾性によって前枠杆9又は後枠杆10の外筒体13の上半部に簡単に外嵌できるようになっている。第2連結杆34のフック体36は、弾性によって前枠杆9又は後枠杆10の内筒体14の上半部に簡単に外嵌できるようになっている。
図13に示すように、各支持脚杆5は、合成樹脂等により形成された外筒体39と内筒体40と連結筒41とを備える。外筒体39と内筒体40とは互いに長手方向(上下方向)に摺動自在に嵌合され、これにより各支持脚杆5は伸縮自在になっている。連結筒41の一端部(上端部)に外筒体39の内筒体40側端部(下端部)が内嵌固着され、連結筒41の他端部(下端部)に内筒体40の中途部が摺動自在に内嵌されている。内筒体40に長手方向摺動自在に外嵌した締付筒43を、外筒体39側に摺動して連結筒41の他端部に外嵌することにより、締付筒43で連結筒41の他端部を径方向内方に締め付けることができ、締付筒43の連結筒41への締め付けにより、内筒体40が外筒体39に対して摺動不能になって各支持脚杆5が伸縮不能にロックされようになっており、従って締付筒43による締緩によって、各支持脚杆5はそれぞれ長さ調整自在に構成されている。
【0013】
図14に示すように、左右一対の吊り杆6は、合成樹脂等により形成された外筒体45と内筒体46と連結筒47とを備える。外筒体45と内筒体46とは互いに長手方向に摺動自在でかつ軸心廻りに相対回動自在に嵌合され、これにより吊り杆6は伸縮自在になっている。連結筒47の一端部(下端部)に外筒体45の内筒体46側端部(上端部)が内嵌固着され、連結筒47の他端部(上端部)に内筒体46の中途部が摺動自在でかつ軸心廻りに回動自在に内嵌され、連結筒47の他端部に締め付けボルト48が径方向に螺合され、締め付けボルト48の締め付けにより、内筒体46が外筒体45に対して摺動不能になって吊り杆6がそれぞれ伸縮不能にロックされようになっており、従って締め付けボルト48の締緩によって、各吊り杆6はそれぞれ長さ調整自在に構成されている。
【0014】
図15及び図16に示すように、各吊り杆6の上端に取付部材51が設けられている。取付部材51は固定体53と取付体54とを有し、取付体54は吊り杆6の上端(内筒体46上端)に固設又は一体に形成され、固定体53は、取付体54とは別体に構成されていて、取付体54に対して嵌合凹部58及び嵌合凸部59を介して着脱自在に嵌合されると共に、取付体54及び固定体53にピン55を挿通することにより、取付体54に対して着脱自在に組み付け固定され、固定体53は、押入57の天井部や中間仕切壁等の下面に下側から接当してビス等の固定具56により固定されるようになっている。
【0015】
上記実施の形態によれば、棚装置1を、例えば、図1に示す押入57に設置する場合、図15及び図16に示すように、取付部材51の固定体53を、ビス等の固定具56により押入57の天井部や中間仕切壁等の被取付部57aの下面に固定した後、左右一対の支持脚杆5を押入57の床57c等に設置して、押入57の内壁面57bに沿うように上下方向に配置し、左右一対の支持脚杆5を長さ調整すると共に、左右一対の吊り杆6を長さ調整して、棚部材2を水平にすると共に、被取付部57aの下面に固定した固定体53に、取付部材51の取付体54を接近させて、取付体54と固定体53とを嵌合して、取付体54と固定体53とにピン55を挿入することにより、取付体54と固定体53とを組み付ければよく、棚装置1を押入57等に簡単に設置することができる。
【0016】
そして、棚部材2の下方に折り畳んだ布団61等を収納し、棚部材2上に収納箱62等を載置すればよく、押入57等に布団61や収納箱62等を複数段に収まりよく収納できる。この際に、棚部材2の下方に、大きな布団61等であっても、支持脚杆等が邪魔になるようなこともなくスムーズに出し入れすることができる。
図17は他の実施形態を示し、2つの棚部材2を、左右一対の前継手21及び左右一対の後継手22を介して4本の連結杆67により連結した2段式にしたものである。その他の点は前記実施の形態の場合と同様の構成である。
【0017】
なお、前記実施の形態では、棚部材2を1段又は2段設けるようにしているが、これに代え、棚部材2を3段以上設けるようにしてもよい。
また、前記実施の形態では、脚部材3は左右一対の支持脚杆5からなり、吊り部材4は左右一対の吊り杆6からなっているが、これに代え、脚部材3を1枚の板部材等により構成すると共に、吊り部材4を1枚の板部材等により構成するようにしてもよいし、また、脚部材3を3本以上の支持脚杆5から構成すると共に、吊り部材4を3本以上の吊り杆6により構成するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、棚部材の下方に、大きな布団等であっても、支持脚等が邪魔になるようなこともなくスムーズ出し入れすることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す棚装置の斜視図である。
【図2】同棚装置の正面図である。
【図3】同棚装置の背面図である。
【図4】同棚装置の平面図である。
【図5】同棚装置の底面図である。
【図6】同棚装置の右側面図である。
【図7】同棚装置の左側面図である。
【図8】同棚装置の前枠杆及び前継手部分の正面断面図である。
【図9】同前継手換の斜視図である。
【図10】同棚装置の後枠杆及び後継手部分の背面断面図である。
【図11】同後継手の斜視図である。
【図12】同第1連結杆又は第2連結杆の側面図である。
【図13】同支持脚杆の斜視図である。
【図14】同吊り杆の正面断面図である。
【図15】同取付部材の斜視図である。
【図16】同取付部材の断面図である。
【図17】他の実施の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 棚装置
2 棚部材
3 脚部材
4 吊り部材
5 支持脚杆
6 吊り杆
9 前枠杆
10 後枠杆
21 前継手
22 後継手
33 第1連結杆
34 第2連結杆
51 取付部材
53 固定体
54 取付体
Claims (2)
- 棚部材(2)の一端側から下方突出した脚部材(3)と、棚部材(2)の他端側から上方突出した吊り部材(4)とを備え、棚部材(2)の一端側を脚部材(3)で支持し、棚部材(2)の他端側を吊り部材(4)で吊り上げて支持するようにしたことを特徴とする棚装置。
- 棚部材(2)の後端側から下方突出した左右一対の支持脚杆(5)と、棚部材(2)の前端側から上方突出した左右一対の吊り杆(6)とを有し、棚部材(2)の後端側を左右一対の支持脚杆(5)で支持し、棚部材(3)の前端側を左右一対の吊り杆(6)で吊り上げて支持するようにしたことを特徴とする棚装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108279A JP2004313270A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 棚装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003108279A JP2004313270A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 棚装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004313270A true JP2004313270A (ja) | 2004-11-11 |
Family
ID=33469860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003108279A Pending JP2004313270A (ja) | 2003-04-11 | 2003-04-11 | 棚装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004313270A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006271508A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Tatsuya Okino | 介護ベッド用布団収納装置 |
-
2003
- 2003-04-11 JP JP2003108279A patent/JP2004313270A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006271508A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Tatsuya Okino | 介護ベッド用布団収納装置 |
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