JP2004312883A - 直流安定化電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】DC/DCコンバータと力率改善回路を有する直流安定化電源装置に関し、力率改善回路のスイッチング素子の異常時に対処できる構成とする。
【解決手段】DC/DCコンバータ1の前段に設けた力率改善回路2は、補助巻線を有するリアクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電して端子電圧をDC/DCコンバータ1のトランスT1の一次巻線N1に印加するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続して、PFC制御部2によりオン,オフ制御されるスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧をダイオードD4,D5により整流して充電した端子電圧を、DC/DC制御部3及びPFC制御部4の動作電圧として印加するコンデンサC3,C4を備えている。
【選択図】 図1
【解決手段】DC/DCコンバータ1の前段に設けた力率改善回路2は、補助巻線を有するリアクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電して端子電圧をDC/DCコンバータ1のトランスT1の一次巻線N1に印加するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続して、PFC制御部2によりオン,オフ制御されるスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧をダイオードD4,D5により整流して充電した端子電圧を、DC/DC制御部3及びPFC制御部4の動作電圧として印加するコンデンサC3,C4を備えている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、DC/DCコンバータの前段に力率改善回路を設けた直流安定化電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の直流安定化電源装置は、例えば、図4に示すように、DC/DCコンバータ1の前段に力率改善回路2を設けた構成が一般的である。同図に於いて、RC1は100V等の商用交流電圧を整流する整流回路、3はDC/DC制御部、4はPFC(力率)制御部、L1,L2はリアクトル、D1〜D5はダイオード、T1はトランス、N1は一次巻線、N2は二次巻線、N3は三次巻線、Rは抵抗を示す。
【0003】
力率改善回路2は、リアクトルL1とダイオードD1とスイッチング素子Q1とを含む構成を有する場合を示し、コンデンサC1を含めてブーストコンバータを構成している。このスイッチング素子Q1を制御するPFC制御部4は、詳細な制御経路の図示を省略しているが、コンデンサC1の端子電圧と、整流回路RC1の出力電圧と、スイッチング素子Q1を介して流れる電流とを基に、スイッチング素子Q1のオン,オフを制御して、商用交流電源側から整流回路RC1を介して流れる電流を正弦波に近づけることにより、力率改善を図る制御構成を有するもので、既に、各種の構成が提案されている。
【0004】
又DC/DCコンバータ1は、コンデンサC1とスイッチング素子Q1とトランスT1とダイオードD2,D3とリアクトルL2とコンデンサC2とを含む構成の場合を示し、DC/DC制御部3により、リアクトルL2とコンデンサC2とを含む平滑回路の出力電圧が設定値となるように、トランスT1の一次巻線N1に接続したスイッチング素子Q2を制御し、コンデンサC1の端子電圧によってトランスT1の一次巻線N1に流れる電流をオン,オフする。それによるトランスT1の二次巻線N2に誘起された電圧を、ダイオードD2,D3とリアクトルL2とコンデンサC2とを含む整流平滑回路により整流して平滑化し、コンデンサC2を充電し、このコンデンサC2の端子電圧を安定化して、図示を省略した負荷に供給する。
【0005】
又トランスT1の三次巻線N3の誘起電圧をダイオードD4,D5により整流してコンデンサC3,C4に充電し、コンデンサC3の端子電圧をDC/DC制御部3の動作電圧として供給し、コンデンサC4の端子電圧をPFC制御部4の動作電圧として供給する。即ち、DC/DC制御部3とPFC制御部4との動作電源は、トランスT1の三次巻線N3の誘起電圧を整流して充電するコンデンサC3,C4により構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
又力率改善回路のリアクトルに二次巻線を設けて、この二次巻線に誘起する電圧により、入力電流の検出と入力電圧の零クロス点検出とを行って、リアクトルとダイオードとの間に接続したスイッチング素子のオン,オフを制御する構成も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−32480号公報
【特許文献2】
特開平7−99775号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
DC/DCコンバータ1の前段に力率改善回路2を設けた直流安定化電源装置に於いて、商用交流電源側の停電時は、商用交流電圧の検出手段,整流回路RC1の整流出力電圧検出手段,コンデンサC1の端子電圧の検出手段等により検出して、DC/DC制御部3とPFC制御部4との動作を停止させる手段を設けて、DC/DCコンバータ1の異常動作を回避することができる。
【0009】
又力率改善回路2のスイッチング素子Q1に異常が発生して、PFC制御部4によってオン,オフ制御できない場合がある。通常はオープン状態となる。このような異常状態となると、正弦波状に電流を流す制御ができなくなり、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子Q2がDC/DC制御部3によって正常にオン,オフ制御している状態に於いては、正弦波のピークのタイミングで、図示を省略した負荷に供給する電力に対応したピーク電流がリアクトルL1とダイオードD1とを介してコンデンサC1に流入する。
【0010】
この場合のピーク電流により、整流回路RC1を含むコンデンサC1に対する電流経路の部品の温度が上昇する。通常は、コストダウンの関係等により、各部品は、最大許容電流値は低く設計するものであるから、大きなピーク電流に耐えるようには構成されていない。その為に、電流経路の部品が焼損する可能性が高くなる問題がある。
【0011】
なお、スイッチング素子Q1がショート状態となった場合も、オン,オフ制御ができない状態となるが、リアクトルL1とスイッチング素子Q1を介して大きな電流が流れるから、商用交流電源側のヒューズ(図示を省略)が溶断して、保護する構成が一般には採用されている。しかし、前述のスイッチング素子Q1のオープン状態に於けるピーク電流によってはヒューズが溶断する状態とならない場合が多いものである。
【0012】
そこで、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常を検出する構成を付加し、異常検出時には、整流回路RC1の前段又は後段に設けたスイッチをオフとする構成や、DC/DCコンバータ1の動作を停止させる構成を別個に設けることが考えられる。しかし、このような構成を付加すると、回路規模の増大による大型化の問題と、コストアップの問題とが生じる。
【0013】
本発明は、僅かな構成の変更により、力率改善回路の異常を検出して、直流安定化電源装置としての動作を停止させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の直流安定化電源装置は、図1を参照して説明すると、DC/DC制御部1によりトランスT1の一次巻線N1に接続したスイッチング素子Q2のオン,オフを制御するDC/DCコンバータ1と、このDC/DCコンバータ1の前段に設けて、PFC制御部4によりスイッチング素子Q1のオン,オフを制御する力率改善回路2とを有する直流安定化電源装置に於いて、力率改善回路2は、補助巻線を有するリアクトルL1’と、このリアクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電して端子電圧をDC/DCコンバータ1のトランスT1の一次巻線N1に印加するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続して、PFC制御部4によりオン,オフ制御されるスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧をダイオードD4,D5により整流して充電した端子電圧を、DC/DC制御部3及びPFC制御部4の動作電圧として印加するコンデンサC3,C4を備えている。
【0015】
又力率改善回路2は、補助巻線を有するリアクトルL1’と、このリアクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続したスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’とダイオードD1との直列回路に並列に保護用のダイオードを接続することができる。又DC/DC制御部3は、印加される動作電圧が設定値以下の時に、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子Q2のオン,オフ制御を停止する機能を備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態の説明図であり、1はDC/DCコンバータ、2は力率改善回路、3はDC/DC制御部、4はPFC制御部、RC1は整流回路、L1’は補助巻線を有するリアクトル、D1〜D5はダイオード、Q1,Q2は電界効果トランジスタ等のスイッチング素子、C1〜C4はコンデンサ、T1はトランス、N1は一次巻線、N2は二次巻線、Rは抵抗、L2はリアクトルを示す。
【0017】
この実施の形態に於いては、DC/DCコンバータ1のトランスT1は、従来の図4に示すトランスT1とは異なり、三次巻線N3を省略して小型化を図っている。又力率改善回路2のリアクトルL1’に補助巻線を設けている。このリアクトルL1’の補助巻線にそれぞれダイオードD4,D5を介してコンデンサC3,C4を接続する。この場合のダイオードD4,D5とコンデンサC3,C4とは、図4に示す従来のトランスの三次巻線N3に接続した構成に相当する。又力率改善回路2は、コンデンサC1を含めてブーストコンバータ構成を有するものである。
【0018】
又DC/DCコンバータ1は、従来の構成と同様に、トランスT1の一次巻線N1にスイッチング素子Q1を接続し、コンデンサC1の端子電圧を、トランスT1の一次巻線N1とスイッチング素子Q1との直列回路に印加し、DC/DC制御部3によりスイッチング素子Q1のオン,オフを制御し、トランスT1の二次巻線N2に誘起した電圧を、ダイオードD2,D3とリアクトルL2とコンデンサC2とからなる整流平滑回路により整流して平滑化し、図示を省略した負荷に供給する。
【0019】
その負荷に供給する電圧をDC/DC制御部3にフィードバックして、設定電圧となるように、スイッチング素子Q2のオン期間を制御する。それにより、負荷には安定化された直流電圧を供給することができる。
【0020】
又力率改善回路2は、PFC制御部4により、整流回路RC1の出力電圧と、コンデンサC1の端子電圧と、スイッチング素子Q1を介して流れる電流とを基に、スイッチング素子Q1のオン,オフを制御して、整流回路RC1を介して商用電源側から流入する電流が正弦波状となるように制御する。従って、リアクトルL1’の巻線には、スイッチング素子Q1のオン,オフに従って、流れる電流が変化する。それにより、リアクトルL1’の補助巻線には電圧が誘起する。
【0021】
このリアクトルL1’の補助巻線に誘起した電圧をダイオードD4,D5により整流してコンデンサC3,C4を充電する。このコンデンサC3の端子電圧をDC/DC制御部3の動作電圧とし、コンデンサC4の端子電圧をPFC制御部4の動作電圧とする。即ち、DC/DC制御部3とPFC制御部4との動作電圧を、リアクトルL1’の補助巻線の誘起電圧により形成するものである。
【0022】
従って、力率改善回路2のスイッチング素子Q1が連続オン状態又は連続オフ状態のように、オン,オフ制御ができない異常状態となると、リアクトルL1’に流れる電流は、整流回路RC1の整流出力に含まれる脈流分による変化のみであるから、リアクトルL1’の補助巻線の誘起電圧は正常時に比較して無視できる程度に低いものとなる。従って、DC/DC制御部3及びPFC制御部4は制御動作を停止することになる。
【0023】
DC/DC制御部3の動作開始の電圧よりPFC制御部4の動作開始電圧を低く設定し、商用交流電源の電圧又は整流回路RC1の整流出力電圧を入力電圧とすると、DC/DC制御部3に印加される動作電圧は、例えば、図2に示す特性となる。即ち、入力電圧がV1に上昇すると、PFC制御部4が動作を開始し、スイッチング素子Q1がオン,オフ制御され、それに従って、DC/DC制御部3に印加される動作電圧は上昇する。
【0024】
例えば、入力電圧がV3に上昇すると、ONとして示すように、DC/DC制御部3が動作を開始する。又入力電圧がV2以下に低下すると、OFFとして示すように、DC/DC制御部3は動作を停止する。即ち、DC/DC制御部3の内部構成として、低電圧保護機能を含む構成が一般には採用されており、入力電圧がV3以上となってDC/DC制御部3が動作を開始した後は、V3より低いV2に入力電圧が低下するまでDC/DC制御部3は動作を継続する。そして、V2以下に低下すると、動作を停止する。
【0025】
即ち、入力電圧がV2以下に低下することにより、コンデンサC3の端子電圧も低下するから、低電圧保護機能が作用して、DC/DC制御部3は、トランスT1の一次巻線N1に接続したスイッチング素子Q2のオン,オフ制御を停止する。即ち、DC/DCコンバータ1の動作を停止することになる。従って、商用交流電源の停電検出手段を特に設けなくても、停電時や電圧低下時には、DC/DC制御部3の動作停止により、DC/DCコンバータ1の動作を停止させることができる。
【0026】
図3は本発明の他の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、D6は保護用のダイオードである。このダイオードD6は、補助巻線を有するリアクトルL1’とダイオードD1との直列回路に対して並列に接続するものである。又DC/DCコンバータ1と、DC/DC制御部3と、PFC制御部4とについては、図1に示す場合と同様であるから、重複した説明は省略する。
【0027】
力率改善回路2のスイッチング素子Q1が正常にオン,オフ制御されている場合は、ブーストコンバータとして作用することにより、コンデンサC1の端子電圧は、整流回路RC1の整流出力電圧より高くなる。従って、保護用のダイオードD6は逆方向バイアス状態となり、電流は流れない。
【0028】
しかし、スイッチング素子Q1が異常状態となると、ブーストコンバータとして作用しなくなるから、コンデンサC1の端子電圧は低下し、整流回路RC1の整流出力電圧より低くなる。それにより、保護用のダイオードD6は順方向バイアス状態となり、このダイオードD6に電流が流れる。その為に、リアクトルL1’とダイオードD1とには電流が流れないことになる。
【0029】
従って、リアクトルL1’の補助巻線の誘起電圧は殆ど零となる。それにより、ダイオードD4,D5を介して充電されるコンデンサC3,C4の端子電圧は殆ど零となり、DC/DC制御部3とPFC制御部4とは動作を停止するから、DC/DCコンバータ1としても動作を停止する。即ち、図1に示す構成に比較して、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常状態には、迅速にDC/DCコンバータ1の動作を停止して、大きなピーク電流が流れることを防止することができる。
【0030】
本発明は、前述の各実施の形態のみに限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、DC/DCコンバータ1は、フォワード型の場合を示すが、フライバック型等の他の型式のDC/DCコンバータを含む構成に対しても適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、補助巻線を有するリアクトルL1’と、このリクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電して端子電圧をDC/DCコンバータ1のトランスT1の一次巻線N1に印加するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続して、PFC制御部4によりオン,オフ制御されるスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧をダイオードD4,D5により整流して充電した端子電圧を、DC/DC制御部3及びPFC制御部4の動作電圧として印加するコンデンサC3,C4を備えており、余分な構成を付加することなく、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常状態に於けるDC/DCコンバータ1の動作を自動的に停止させることができる。
【0032】
更に、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧は、商用交流電圧又は整流回路RC1の整流出力電圧に比例することになるから、停電検出回路等を付加することなく、停電時等の電圧低下時には、自動的にDC/DC制御部3の動作停止により、DC/DCコンバータ1の動作を停止させることができる。即ち、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常状態及び入力電圧の異常低下に於いてDC/DCコンバータ1の動作を停止させる為の特別な回路部品を追加する必要がないから、大型化並びにコストアップを回避できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の説明図である。
【図2】DC/DC制御部の動作特性説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の説明図である。
【図4】従来の直流安定化電源装置の説明図である。
【符号の説明】
1 DC/DCコンバータ
2 力率改善回路
3 DC/DC制御部
4 PFC制御部
RC1 整流回路
Q1,Q2 スイッチング素子
L1’ 補助巻線を有するリアクトル
L2 リアクトル
D1〜D5 ダイオード
C1〜C4 コンデンサ
T1 トランス
【産業上の利用分野】
本発明は、DC/DCコンバータの前段に力率改善回路を設けた直流安定化電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の直流安定化電源装置は、例えば、図4に示すように、DC/DCコンバータ1の前段に力率改善回路2を設けた構成が一般的である。同図に於いて、RC1は100V等の商用交流電圧を整流する整流回路、3はDC/DC制御部、4はPFC(力率)制御部、L1,L2はリアクトル、D1〜D5はダイオード、T1はトランス、N1は一次巻線、N2は二次巻線、N3は三次巻線、Rは抵抗を示す。
【0003】
力率改善回路2は、リアクトルL1とダイオードD1とスイッチング素子Q1とを含む構成を有する場合を示し、コンデンサC1を含めてブーストコンバータを構成している。このスイッチング素子Q1を制御するPFC制御部4は、詳細な制御経路の図示を省略しているが、コンデンサC1の端子電圧と、整流回路RC1の出力電圧と、スイッチング素子Q1を介して流れる電流とを基に、スイッチング素子Q1のオン,オフを制御して、商用交流電源側から整流回路RC1を介して流れる電流を正弦波に近づけることにより、力率改善を図る制御構成を有するもので、既に、各種の構成が提案されている。
【0004】
又DC/DCコンバータ1は、コンデンサC1とスイッチング素子Q1とトランスT1とダイオードD2,D3とリアクトルL2とコンデンサC2とを含む構成の場合を示し、DC/DC制御部3により、リアクトルL2とコンデンサC2とを含む平滑回路の出力電圧が設定値となるように、トランスT1の一次巻線N1に接続したスイッチング素子Q2を制御し、コンデンサC1の端子電圧によってトランスT1の一次巻線N1に流れる電流をオン,オフする。それによるトランスT1の二次巻線N2に誘起された電圧を、ダイオードD2,D3とリアクトルL2とコンデンサC2とを含む整流平滑回路により整流して平滑化し、コンデンサC2を充電し、このコンデンサC2の端子電圧を安定化して、図示を省略した負荷に供給する。
【0005】
又トランスT1の三次巻線N3の誘起電圧をダイオードD4,D5により整流してコンデンサC3,C4に充電し、コンデンサC3の端子電圧をDC/DC制御部3の動作電圧として供給し、コンデンサC4の端子電圧をPFC制御部4の動作電圧として供給する。即ち、DC/DC制御部3とPFC制御部4との動作電源は、トランスT1の三次巻線N3の誘起電圧を整流して充電するコンデンサC3,C4により構成されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
又力率改善回路のリアクトルに二次巻線を設けて、この二次巻線に誘起する電圧により、入力電流の検出と入力電圧の零クロス点検出とを行って、リアクトルとダイオードとの間に接続したスイッチング素子のオン,オフを制御する構成も知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−32480号公報
【特許文献2】
特開平7−99775号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
DC/DCコンバータ1の前段に力率改善回路2を設けた直流安定化電源装置に於いて、商用交流電源側の停電時は、商用交流電圧の検出手段,整流回路RC1の整流出力電圧検出手段,コンデンサC1の端子電圧の検出手段等により検出して、DC/DC制御部3とPFC制御部4との動作を停止させる手段を設けて、DC/DCコンバータ1の異常動作を回避することができる。
【0009】
又力率改善回路2のスイッチング素子Q1に異常が発生して、PFC制御部4によってオン,オフ制御できない場合がある。通常はオープン状態となる。このような異常状態となると、正弦波状に電流を流す制御ができなくなり、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子Q2がDC/DC制御部3によって正常にオン,オフ制御している状態に於いては、正弦波のピークのタイミングで、図示を省略した負荷に供給する電力に対応したピーク電流がリアクトルL1とダイオードD1とを介してコンデンサC1に流入する。
【0010】
この場合のピーク電流により、整流回路RC1を含むコンデンサC1に対する電流経路の部品の温度が上昇する。通常は、コストダウンの関係等により、各部品は、最大許容電流値は低く設計するものであるから、大きなピーク電流に耐えるようには構成されていない。その為に、電流経路の部品が焼損する可能性が高くなる問題がある。
【0011】
なお、スイッチング素子Q1がショート状態となった場合も、オン,オフ制御ができない状態となるが、リアクトルL1とスイッチング素子Q1を介して大きな電流が流れるから、商用交流電源側のヒューズ(図示を省略)が溶断して、保護する構成が一般には採用されている。しかし、前述のスイッチング素子Q1のオープン状態に於けるピーク電流によってはヒューズが溶断する状態とならない場合が多いものである。
【0012】
そこで、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常を検出する構成を付加し、異常検出時には、整流回路RC1の前段又は後段に設けたスイッチをオフとする構成や、DC/DCコンバータ1の動作を停止させる構成を別個に設けることが考えられる。しかし、このような構成を付加すると、回路規模の増大による大型化の問題と、コストアップの問題とが生じる。
【0013】
本発明は、僅かな構成の変更により、力率改善回路の異常を検出して、直流安定化電源装置としての動作を停止させることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の直流安定化電源装置は、図1を参照して説明すると、DC/DC制御部1によりトランスT1の一次巻線N1に接続したスイッチング素子Q2のオン,オフを制御するDC/DCコンバータ1と、このDC/DCコンバータ1の前段に設けて、PFC制御部4によりスイッチング素子Q1のオン,オフを制御する力率改善回路2とを有する直流安定化電源装置に於いて、力率改善回路2は、補助巻線を有するリアクトルL1’と、このリアクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電して端子電圧をDC/DCコンバータ1のトランスT1の一次巻線N1に印加するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続して、PFC制御部4によりオン,オフ制御されるスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧をダイオードD4,D5により整流して充電した端子電圧を、DC/DC制御部3及びPFC制御部4の動作電圧として印加するコンデンサC3,C4を備えている。
【0015】
又力率改善回路2は、補助巻線を有するリアクトルL1’と、このリアクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続したスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’とダイオードD1との直列回路に並列に保護用のダイオードを接続することができる。又DC/DC制御部3は、印加される動作電圧が設定値以下の時に、DC/DCコンバータ1のスイッチング素子Q2のオン,オフ制御を停止する機能を備えている。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態の説明図であり、1はDC/DCコンバータ、2は力率改善回路、3はDC/DC制御部、4はPFC制御部、RC1は整流回路、L1’は補助巻線を有するリアクトル、D1〜D5はダイオード、Q1,Q2は電界効果トランジスタ等のスイッチング素子、C1〜C4はコンデンサ、T1はトランス、N1は一次巻線、N2は二次巻線、Rは抵抗、L2はリアクトルを示す。
【0017】
この実施の形態に於いては、DC/DCコンバータ1のトランスT1は、従来の図4に示すトランスT1とは異なり、三次巻線N3を省略して小型化を図っている。又力率改善回路2のリアクトルL1’に補助巻線を設けている。このリアクトルL1’の補助巻線にそれぞれダイオードD4,D5を介してコンデンサC3,C4を接続する。この場合のダイオードD4,D5とコンデンサC3,C4とは、図4に示す従来のトランスの三次巻線N3に接続した構成に相当する。又力率改善回路2は、コンデンサC1を含めてブーストコンバータ構成を有するものである。
【0018】
又DC/DCコンバータ1は、従来の構成と同様に、トランスT1の一次巻線N1にスイッチング素子Q1を接続し、コンデンサC1の端子電圧を、トランスT1の一次巻線N1とスイッチング素子Q1との直列回路に印加し、DC/DC制御部3によりスイッチング素子Q1のオン,オフを制御し、トランスT1の二次巻線N2に誘起した電圧を、ダイオードD2,D3とリアクトルL2とコンデンサC2とからなる整流平滑回路により整流して平滑化し、図示を省略した負荷に供給する。
【0019】
その負荷に供給する電圧をDC/DC制御部3にフィードバックして、設定電圧となるように、スイッチング素子Q2のオン期間を制御する。それにより、負荷には安定化された直流電圧を供給することができる。
【0020】
又力率改善回路2は、PFC制御部4により、整流回路RC1の出力電圧と、コンデンサC1の端子電圧と、スイッチング素子Q1を介して流れる電流とを基に、スイッチング素子Q1のオン,オフを制御して、整流回路RC1を介して商用電源側から流入する電流が正弦波状となるように制御する。従って、リアクトルL1’の巻線には、スイッチング素子Q1のオン,オフに従って、流れる電流が変化する。それにより、リアクトルL1’の補助巻線には電圧が誘起する。
【0021】
このリアクトルL1’の補助巻線に誘起した電圧をダイオードD4,D5により整流してコンデンサC3,C4を充電する。このコンデンサC3の端子電圧をDC/DC制御部3の動作電圧とし、コンデンサC4の端子電圧をPFC制御部4の動作電圧とする。即ち、DC/DC制御部3とPFC制御部4との動作電圧を、リアクトルL1’の補助巻線の誘起電圧により形成するものである。
【0022】
従って、力率改善回路2のスイッチング素子Q1が連続オン状態又は連続オフ状態のように、オン,オフ制御ができない異常状態となると、リアクトルL1’に流れる電流は、整流回路RC1の整流出力に含まれる脈流分による変化のみであるから、リアクトルL1’の補助巻線の誘起電圧は正常時に比較して無視できる程度に低いものとなる。従って、DC/DC制御部3及びPFC制御部4は制御動作を停止することになる。
【0023】
DC/DC制御部3の動作開始の電圧よりPFC制御部4の動作開始電圧を低く設定し、商用交流電源の電圧又は整流回路RC1の整流出力電圧を入力電圧とすると、DC/DC制御部3に印加される動作電圧は、例えば、図2に示す特性となる。即ち、入力電圧がV1に上昇すると、PFC制御部4が動作を開始し、スイッチング素子Q1がオン,オフ制御され、それに従って、DC/DC制御部3に印加される動作電圧は上昇する。
【0024】
例えば、入力電圧がV3に上昇すると、ONとして示すように、DC/DC制御部3が動作を開始する。又入力電圧がV2以下に低下すると、OFFとして示すように、DC/DC制御部3は動作を停止する。即ち、DC/DC制御部3の内部構成として、低電圧保護機能を含む構成が一般には採用されており、入力電圧がV3以上となってDC/DC制御部3が動作を開始した後は、V3より低いV2に入力電圧が低下するまでDC/DC制御部3は動作を継続する。そして、V2以下に低下すると、動作を停止する。
【0025】
即ち、入力電圧がV2以下に低下することにより、コンデンサC3の端子電圧も低下するから、低電圧保護機能が作用して、DC/DC制御部3は、トランスT1の一次巻線N1に接続したスイッチング素子Q2のオン,オフ制御を停止する。即ち、DC/DCコンバータ1の動作を停止することになる。従って、商用交流電源の停電検出手段を特に設けなくても、停電時や電圧低下時には、DC/DC制御部3の動作停止により、DC/DCコンバータ1の動作を停止させることができる。
【0026】
図3は本発明の他の実施の形態の説明図であり、図1と同一符号は同一部分を示し、D6は保護用のダイオードである。このダイオードD6は、補助巻線を有するリアクトルL1’とダイオードD1との直列回路に対して並列に接続するものである。又DC/DCコンバータ1と、DC/DC制御部3と、PFC制御部4とについては、図1に示す場合と同様であるから、重複した説明は省略する。
【0027】
力率改善回路2のスイッチング素子Q1が正常にオン,オフ制御されている場合は、ブーストコンバータとして作用することにより、コンデンサC1の端子電圧は、整流回路RC1の整流出力電圧より高くなる。従って、保護用のダイオードD6は逆方向バイアス状態となり、電流は流れない。
【0028】
しかし、スイッチング素子Q1が異常状態となると、ブーストコンバータとして作用しなくなるから、コンデンサC1の端子電圧は低下し、整流回路RC1の整流出力電圧より低くなる。それにより、保護用のダイオードD6は順方向バイアス状態となり、このダイオードD6に電流が流れる。その為に、リアクトルL1’とダイオードD1とには電流が流れないことになる。
【0029】
従って、リアクトルL1’の補助巻線の誘起電圧は殆ど零となる。それにより、ダイオードD4,D5を介して充電されるコンデンサC3,C4の端子電圧は殆ど零となり、DC/DC制御部3とPFC制御部4とは動作を停止するから、DC/DCコンバータ1としても動作を停止する。即ち、図1に示す構成に比較して、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常状態には、迅速にDC/DCコンバータ1の動作を停止して、大きなピーク電流が流れることを防止することができる。
【0030】
本発明は、前述の各実施の形態のみに限定されるものではなく、種々付加変更することが可能であり、DC/DCコンバータ1は、フォワード型の場合を示すが、フライバック型等の他の型式のDC/DCコンバータを含む構成に対しても適用することができる。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、補助巻線を有するリアクトルL1’と、このリクトルL1’と直列に接続したダイオードD1と、このダイオードD1を介して充電して端子電圧をDC/DCコンバータ1のトランスT1の一次巻線N1に印加するコンデンサC1と、リアクトルL1’とダイオードD1との接続点に接続して、PFC制御部4によりオン,オフ制御されるスイッチング素子Q1とを含み、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧をダイオードD4,D5により整流して充電した端子電圧を、DC/DC制御部3及びPFC制御部4の動作電圧として印加するコンデンサC3,C4を備えており、余分な構成を付加することなく、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常状態に於けるDC/DCコンバータ1の動作を自動的に停止させることができる。
【0032】
更に、リアクトルL1’の補助巻線に誘起する電圧は、商用交流電圧又は整流回路RC1の整流出力電圧に比例することになるから、停電検出回路等を付加することなく、停電時等の電圧低下時には、自動的にDC/DC制御部3の動作停止により、DC/DCコンバータ1の動作を停止させることができる。即ち、力率改善回路2のスイッチング素子Q1の異常状態及び入力電圧の異常低下に於いてDC/DCコンバータ1の動作を停止させる為の特別な回路部品を追加する必要がないから、大型化並びにコストアップを回避できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の説明図である。
【図2】DC/DC制御部の動作特性説明図である。
【図3】本発明の他の実施の形態の説明図である。
【図4】従来の直流安定化電源装置の説明図である。
【符号の説明】
1 DC/DCコンバータ
2 力率改善回路
3 DC/DC制御部
4 PFC制御部
RC1 整流回路
Q1,Q2 スイッチング素子
L1’ 補助巻線を有するリアクトル
L2 リアクトル
D1〜D5 ダイオード
C1〜C4 コンデンサ
T1 トランス
Claims (3)
- DC/DC制御部によりトランスの一次巻線に接続したスイッチング素子のオン,オフを制御するDC/DCコンバータと、該DC/DCコンバータの前段に設けて、PFC制御部によりスイッチング素子のオン,オフを制御する力率改善回路とを有する直流安定化電源装置に於いて、
前記力率改善回路は、補助巻線を有するリアクトルと、該リアクトルと直列に接続したダイオードと、該ダイオードを介して充電して端子電圧を前記DC/DCコンバータの前記トランスの一次巻線に印加するコンデンサと、前記リアクトルと前記ダイオードとの接続点に接続して前記PFC制御部によりオン,オフ制御される前記スイッチング素子とを含み、前記リアクトルの補助巻線に誘起する電圧をダイオードにより整流して充電した端子電圧を、前記DC/DC制御部及び前記PFC制御部の動作電圧として印加するコンデンサを備えた
ことを特徴とする直流安定化電源装置。 - 前記力率改善回路は、補助巻線を有する前記リアクトルと、該リアクトルと直列に接続した前記ダイオードと、該ダイオードを介して充電する前記コンデンサと、前記リアクトルと前記ダイオードとの接続点に接続した前記スイッチング素子とを含み、前記リアクトルと前記ダイオードとの直列回路に並列に保護用のダイオードを接続したことを特徴とする請求項1記載の直流安定化電源装置。
- 前記DC/DC制御部は、印加される動作電圧が設定値以下の時に、前記DC/DCコンバータのスイッチング素子のオン,オフ制御を停止する機能を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の直流安定化電源装置。
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JP2003103583A JP2004312883A (ja) | 2003-04-08 | 2003-04-08 | 直流安定化電源装置 |
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JP2008220111A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Fujitsu Telecom Networks Ltd | 停電検出回路を備えた電源装置 |
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- 2003-04-08 JP JP2003103583A patent/JP2004312883A/ja active Pending
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