JP2004311425A - 冷陰極蛍光フラットランプ - Google Patents
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Abstract
【課題】、冷陰極蛍光フラットランプを、外部からの不適切な力による損傷から防止する。
【解決手段】冷陰極蛍光フラットランプ200は、主に、第1プレート210と、第2プレート220と、蛍光物質230と、放電ガス240と、複数の電極250とを具える。ここで、第1プレート210は、複数の矩形タイプの第1の溝212を有し、第2のプレート220は、第1プレート210の上に配置され、その結果、第1の溝212は、複数の気密チャンバ214を構成することができる。
【選択図】図3
【解決手段】冷陰極蛍光フラットランプ200は、主に、第1プレート210と、第2プレート220と、蛍光物質230と、放電ガス240と、複数の電極250とを具える。ここで、第1プレート210は、複数の矩形タイプの第1の溝212を有し、第2のプレート220は、第1プレート210の上に配置され、その結果、第1の溝212は、複数の気密チャンバ214を構成することができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、一般に、冷陰極蛍光フラットランプ(CCFFL)に関し、更に詳しくは、高構造強度を有するとともに均等に分配された面光源を提供することができる冷陰極蛍光フラットランプに関する。
移動電話、デジタルカメラ、デジタルビデオカムコーダ、ノートブックコンピュータ、デスクトップコンピュータ等のデジタルツールは全て、便利さ、多様性及び更に美しい外観の傾向に沿って開発されてきた。しかしながら、デジタルカメラ、デジタルビデオカムコーダ、ノートブックコンピュータ及びデスクトップコンピュータで用いられるディスプレイは、必然的に人とマシンとの通信インタフェースとなり、上記製品のディスプレイを通じて、ユーザの操作が更に手ごろになる。近年、大抵のデジタルカメラ、デジタルビデオカムコーダ、ノートブックコンピュータ及びデスクトップコンピュータのディスプレイに対する主流として、LCDパネルが使用されている。しかしながら、LCDは、それ自体の発光の機能が欠如しているので、光源を設けるためにバックライトモジュールをLCDパネルの下に形成し、ディスプレイの目的を達成する必要がある。
通常、従来のバックライトモジュールは、主に、ランプと、ホルダと、導光板(LGP)とを具える。上記導光板は、ランプから出射された直線光を面光源のタイプに変換することができる。ランプは、通常、導光板の一方の側に配置されているので、導光板によって設けられた平面光源は、均一に分布されない。したがって、複数の光学的なプレート(例えば、散乱板、光増強板(light enhancement plate)等)を、導光板の光出射面に配置する必要がある。しかしながら、導光板及び光学的なプレートが廉価でないので、バックライトモジュールのコストが増大する。さらに、ランプ、ホルダ及び導光板の各々が独立した構成要素であるので、フレームを、上記ランプ、ホルダ及び導光板を保持し及び固定するよう形成する必要がある。これまで説明したように、そのようなタイプのバックライトモジュールがアッセンブリにおいて複雑となるとともにそのアッセンブリのコストを更に減少できないことが知られている。
上記考察に基づいて、従来の冷陰極蛍光フラットランプが開発されている。冷陰極蛍光フラットランプは、良好な照明効率及び均一な分布の特徴があり、大きなサイズの平面光源を提供することができるので、冷陰極蛍光フラットランプは、LCDパネルのバックライト源として及び他のアプリケーションの分野において広く用いられている。
冷陰極蛍光フラットランプは、プラズマ照明素子の一種である。陰極から電子が取り出された後、電子は、気密チャンバの陰極と陽極との間の希ガスに衝突し、ガスがイオン化され及び励起されてプラズマを形成する。その後、プラズマによって励起された原子は、紫外光を放射することによって安定状態に戻り、放射された紫外光は、冷陰極蛍光フラットランプの内側の蛍光物質を励起して、可視光を発生する。
図1は、従来の冷陰極蛍光フラットランプの正面図を線形的に示す。図2は、図1の断面線A−Aから見た断面図を線形的に示す。図1,2を参照すると、従来の冷陰極蛍光フラットランプは、主に、プレート110と、プレート120と、複数のエッジストリップ130と、蛍光物質140と、放電ガス150と、複数の電極160とを具える。ここで、プレート110及びプレート120を、ガラス又は他の透明材料のような材料によって構成する。エッジストリップは、プレート110とプレート120との間に配置され、プレート110及びプレート120に接続されて、プレート110及びプレート120との間に気密チャンバ170を形成する。
冷陰極蛍光フラットランプ100の照明中、主に電極160によって駆動され及び電極160から注入された電子は、チャンバ170内の放電ガスに衝突し、放電ガス150はイオン化及び励起されて、プラズマを形成する。プラズマ内で励起された原子は、紫外光を放出することによって安定状態に戻り、紫外光放出によって、プレート110及びプレート120の内壁の蛍光物質140を励起して、可視光を発生する。
従来の冷陰極蛍光フラットランプが、均等に分布した面光源を提供できるとしても、それを、大型の面光源を提供するのに用いる場合、エッジストリップは、プレート間のガスを維持するのに用いられる唯一の構成要素であり、したがって、中央領域の構造は、幾分弱く、外部からの不適切な力によって容易に損傷される。したがって、プレートの厚さを増大するのが通常であるが、そのような方法が全体の構造強度を増大するとしても、厚さの増大の結果として冷陰極の透明度が劣化するので、冷陰極フラットランプの明るさが低下する。
従来の冷陰極蛍光フラットランプにおいては、プレートの厚さの増大の他に、複数のスペーサを2枚のプレート間に挿入して、中央領域の構造強度を増大するとともに、大気又は外部から他の不適切な力に対して冷陰極蛍光フラットランプを支持することができる。しかしながら、そのような方法は、冷陰極蛍光フラットランプの製造を複雑にするとともに、製造コストを増大する。
したがって、本発明の目的は、冷陰極蛍光フラットランプを提供することである。冷陰極蛍光フラットランプは、均一に分布した面光源を提供することができるとともに、冷陰極蛍光フラットランプの全体に亘る構造強度を有効に増大することができ、その結果、冷陰極蛍光フラットランプを、外部からの不適切な力による損傷から防止する。
本発明による冷陰極蛍光フラットランプは、主に、第1プレートと、第2プレートと、蛍光物質と、放電ガスと、複数の電極とを具え、第1プレートが、それに形成された複数の溝を有する。第2プレートが第1プレート上に配置されて、溝が複数の気密チャンバを構成する。蛍光物質は、気密チャンバの内壁の一部又は全てに配置される。放電ガスは、気密チャンバの内側に配置される。電極は、気密チャンバの両側にそれぞれ配置される。
本発明は、他の冷陰極蛍光フラットランプも提供する。本発明による冷陰極蛍光フラットランプは、主に、第1プレートと、第2プレートと、蛍光物質と、放電ガスと、複数の電極とを具え、第1プレートが、それに形成された複数の溝を有し、第2プレートも、それに形成された複数の溝を有する。第2プレートは、第1プレート上に配置され、第2の溝は、第1の溝にそれぞれ対応し、その結果、第1の溝及び第2の溝は、複数の気密チャンバを構成する。蛍光材料は、気密チャンバの内壁の一部又は全てに配置される。放電ガスは、気密チャンバの内側に配置される。電極は、気密チャンバの両側にそれぞれ配置される。
本発明は、他の冷陰極蛍光フラットランプも提供する。本発明による冷陰極蛍光フラットランプは、主に、波型構造と、第1プレートと、第2プレートと、蛍光物質と、放電ガスと、複数の電極とを具え、波型構造が、複数の波の山及び谷を有する。第1プレートが波の谷に配置され、その結果、複数の第1の気密チャンバが、波型構造と第1プレートとの間に形成される。第2プレートが波の山に配置され、その結果、複数の第2の気密チャンバが、波型構造と第2プレートとの間に形成される。蛍光物質は、第1の気密チャンバ及び第2の気密チャンバの内壁の一部又は全ての上に配置される。放電ガスは、第1の気密チャンバ及び第2の気密チャンバの内側に配置される。電極は、第1の気密チャンバ及び第2の気密チャンバの両側に配置される。
本発明の好適な実施の形態において、既に説明した第1プレート、第2プレート及び波型構造は、ガラスのような材料から構成される。放電ガスは、Xe,Ne,Arのような希ガスである。電極は、ニッケル電極、銀電極、銅電極、モリブデン電極、ニオブ電極のような金属電極である。さらに、電極上にインピーダンス装置を配置することもでき、この場合、インピーダンス装置を、抵抗、キャパシタ又はインダクタとする。
本発明の好適例において、既に説明した第1の溝及び第2の溝を、例えば、矩形又は円弧溝とし、第1の溝及び第2の溝が、第1プレートの一端に平行に延在し、第1の溝及び第2の溝が、第1プレートの一端から所定の角度傾斜した方向に延在する。
さらに、一つ以上の接続溝を第1の溝間に配置することができ、その結果、第1の溝の各々を互いに接続することができる。同様に、一つ以上の接続溝を第2の溝間に配置することができ、その結果、第2の溝の各々を互いに接続することができる。さらに、冷陰極蛍光フラットランプが、波型構造を2枚のプレートに結び付けるタイプに属する場合、一つ以上の接続溝を波型構造上に形成することもでき、その結果、波型構造は、第1プレートと第2プレートとの間の気密チャンバにそれぞれ接続される。ここで、既に説明した接続溝の幅を、例えば、0.1mm〜10mmとし、その深さを、例えば、0.1mm〜5mmとする。
接続溝を形成することによって、冷陰極蛍光フラットランプが真空ステップを実行するとき、冷陰極蛍光フラットランプの内側の全てのエアを一度で完全に抜き、放電エアを一度で冷陰極蛍光フラットランプに注入し、その結果、製造工程が簡単になる。
本発明の好適例において、第1プレートの底面を反射面として設計することができ、第2プレートの底面を散乱面として設計することができる。これら反射面及び散乱面を用いることによって、冷陰極フラットランプの発光効率を向上することができる。
本発明によれば、複数の溝がプレート上に形成され、その結果、第1プレートの表面は第2プレートを支持することができる。また、波型構造を第1プレート及び第2プレートによって結び付けることができ、その結果、波型構造は第1プレート及び第2プレートを支持することができる。したがって、冷陰極蛍光フラットランプは、その厚さを更に減少するとともにその構造強度を増大することができ、その結果、冷陰極蛍光フラットランプが外部からの不適切な力によって損傷されるのを防止する。さらに、既に説明した溝又は波型構造の設計を用いることによって、プレートの表面を支持表面として用いることができ、したがって、エッジストリップやスペーサのような構成要素を更に配置する必要がなくなる。したがって、それは、コストを削減するとともに製造工程を簡単にする。
図3は、本発明による第1の好適な実施の形態の冷陰極蛍光フラットランプの正面図を線図的に示す。図4は、図3の断面線B−Bから見た断面図を線図的に示す。図3,4を参照すると、本実施の形態の冷陰極蛍光フラットランプ200は、主に、第1プレート210と、第2プレート220と、蛍光物質230と、放電ガス240と、複数の電極250とを具える。ここで、第1プレート210は、複数の矩形タイプの第1の溝212を有し、第2のプレート220は、第1プレート210の上に配置され、その結果、第1の溝212は、複数の気密チャンバ214を構成することができる。既に説明した第1プレート210及び第2プレート220を、ガラス又な他の透明材料のような材料から構成する。
図3,4を参照すると、蛍光物質230は、気密チャンバ214の内壁に配置され、それを、気密チャンバ214の内壁の全て(図示せず。)に配置し、又は気密チャンバ214の内壁の一部(図示せず。)に配置する。放電ガス240が気密チャンバ214に注入され、放電ガス240を、Xe,Ne,Arのような希ガスとする。電極250を、気密チャンバ214の両側にそれぞれ配置する。電極250を、(図示しない)電源に電気的に結合し、電極250を、ニッケル電極、銀電極、銅電極、モリブデン電極又はニオブ電極とする。
冷陰極蛍光フラットランプ200の照明中、電極250によって主に駆動されるとともに電極から注入された電子が、気密チャンバ214の放電ガス240に衝突し、放電ガス240がイオン化され及び励起されてプラズマを形成する。その後、プラズマ中で励起された原子は、紫外光を放出することによって安定状態に戻り、放出された紫外光は、気密チャンバ214の内壁の蛍光物質230を励起して、可視光を発生する。
さらに、第1プレート210及び第2プレート220は、ガラス又は他の透明材料の材料によって構成され、第1の溝212の各々で発生した可視光が、第1プレート210及び第2プレート220に伝播する。可視光は、第1プレート210及び第2プレート220をも通過して、均等に分布した面光源を放出する。第1の溝212は、第1プレート210の一端に延在し、第1の溝212は、第1プレート210の一端から所定の角度傾斜した方向に延在する。
上記第1の溝212の形状は、所定のタイプに限定する必要がなく、直線溝、水平溝又は傾斜溝とすることもできる。インピーダンス装置260を、上記電極250の上に配置することもでき、インピーダンス装置260を、例えば、電極250のインピーダンスを調整する抵抗、キャパシタ又はインダクタとする。
複数の第1の溝212が第1プレート210に形成されているので、第1プレート210の表面を、第2プレート220による支持表面として使用し、それは、冷陰極蛍光フラットランプの中央領域の構造強度を増大するよう第1プレート210の上に配置され、その結果、外部からの不適切な力による損傷を例陰極蛍光フラットランプから防止することができる。したがって、プレートの厚さを増大し又は他のスペーサを配置する必要がなくなり、したがって、コストが削減される。
さらに、所定の設計を有することによって、プレート製造時にプレートとともに第1の溝212を型成形することができ、放電ガス240を第1の溝212の内部空間に注入することができる。したがって、2枚のプレート間に放電ガスチャンバを構成するためにエッジストリップを必要とせず、その結果、製造工程が簡単になる。
図3に示すように、(図面中に一つだけ示す)一つ以上の接続溝216を、第1の溝212の間に形成することができ、その結果、第1の溝212が互いに接続され、接続溝216の幅を、例えば、0.1mm〜10mmとし、その深さを、例えば、0.1mm〜5mmとする。さらに、接続溝216は、図3に示すような冷陰極蛍光フラットランプ200の中央領域を形成するために制約されない。換言すれば、接続溝216を、第1の溝212の間の任意の適切な位置に形成することができる。接続溝216の設計により、冷陰極蛍光フラットランプ200が真空ステップを実行するに際し、冷陰極蛍光フラットランプ200の内側の全てのエアを、一度で完全に排出することができ、放電エア240を、冷陰極蛍光フラットランプ200へ一度に注入することもでき、その結果、製造工程が簡単化される。
図5は、本発明による第2の好適な実施の形態の例陰極蛍光フラットランプの正面図を線図的に示す。図5を参照すると、本実施の形態の冷陰極蛍光フラットランプの構造は、第1の好適な実施の形態の構造とほぼ同一であり、したがって、同一構成要素は、ここでは再度説明しない。違いは、複数の矩形タイプの第2の溝222が第2プレート220の上に形成されるとともに、第1の溝212に対応する第2の溝222が第1プレート210の上に形成されて、複数の気密チャンバ218を構成していることである。蛍光物質230は、気密チャンバ218の内壁の全体の上に堆積しているが、当然、それを、気密チャンバ218の内壁の一部の上に堆積してもよい。放電ガス240は、上記気密チャンバ218に注入される。
対応する第1の溝212及び第2の溝222が第1プレート210及び第2プレート220の上に配置されているので、冷陰極蛍光フラットランプの全体に亘る厚さを、同一気密空間の条件の下で更に減少することができる。
図6は、本発明による第3の好適な実施の形態の例陰極蛍光フラットランプの正面図を線図的に示す。本実施の形態の冷陰極蛍光フラットランプの構造は、第1の好適な実施の形態の構造とほぼ同一であり、したがって、同一構成要素は、ここでは再度説明しない。違いは、第1プレート210の上に形成された第1の溝212のタイプが矩形から円弧に変更されるとともに第1プレート210の上の接触表面がオリジナルプレーンタッチスタイル(original plane-touch style)からアークタッチスタイル(arc-touch style)に変更したことであり、その結果、第1プレート210はほぼ波形状に形成される。上記第1プレートの接触表面を円弧形状に設計することによって、第1プレート210がレンズと同一の機能を有し、蛍光材料230を励起することによって発生した可視光を、第2プレートに対向する方向に案内することができる。
さらに、第1プレート210の底面を、例えば反射材料の層をコーティングする反射表面270として設計することもできる。第2プレート220の底面を、複数のvカット又は複数の窪みを有する表面のような散乱表面280として設計することもできる。既に説明した反射表面270及び拡散表面280の設計によって、冷陰極蛍光フラットランプ200の照明効率を更に増大することができる。
第1プレート210の接触表面が円弧形状として狭くなっているので、気密チャンバ214の容量を更に増大することができ、既に説明した放電ガスの排出ステップ又は注入ステップの効率を更に増大することができる。
図7は、本発明による第4の好適な実施の形態の例陰極蛍光フラットランプの正面図を線図的に示す。図8は、図7の断面線C−Cから見た断面図を線図的に示す。図7,8を参照すると、本実施の形態の冷陰極蛍光フラットランプ300は、主に、波型構造310と、第1プレート320と、第2プレート330と、蛍光物質340と、放電ガス350と、複数の電極360とを具え、波型構造310は、複数の波の山312及び波の谷314を有する。第1プレート320は波の谷314に配置され、その結果、複数の第1の気密チャンバ316が、波型構造310と第1プレート320との間に形成される。第2プレート330は波の山312に配置され、その結果、複数の第2の気密チャンバ318が、波型構造310と第2プレート330との間に形成される。
蛍光物質340は、第1の気密チャンバ316及び第2の気密チャンバ318の内壁の一部又は全てに配置される。希ガス(例えば、Xe,Ne又はAr)のような放電ガス350が、第1の気密チャンバ316及び第2の気密チャンバ318に注入される。金属電極(例えば、ニッケル電極、銀電極、銅電極、モリブデン電極又はニオブ電極)のような電極360は、第1の気密チャンバ316及び第2の気密チャンバ318の両側にそれぞれ配置される。電極360は、(図示しない)電源に電気的に結合されている。また、抵抗や、キャパシタや、インダクタのようなインピーダンス装置370を、電極360のインピーダンスを調整するために電極360の上に堆積することもできる。
冷陰極蛍光フラットランプ300の照明プロセスは、上記実施の形態の照明プロセスと同一である。電極360によって駆動され及び電極360から注入された電子は、第1の気密チャンバ316及び第2の気密チャンバ318の放電ガス350に衝突し、放電ガス350がイオン化され及び励起されて、プラズマを形成する。その後、プラズマ内で励起された原子は、紫外光を放出することによって安定状態に戻り、放出された紫外光は、第1の気密チャンバ316及び第2の気密チャンバ318の内壁の蛍光物質340を励起して、可視光を発生する。
さらに、蒸気実施の形態と同様に、一つ以上の接続溝380を波型構造310の上に形成することもでき、その結果、波型構造310は、第1プレート320と第2プレート330との間で気密チャンバの各々に接続される。さらに、上記実施の形態と同様に、第1プレート320の底面を反射表面322として設計することができ、第2プレート330の底面を拡散表面332として設計することができる。既に説明したような反射表面322及び拡散表面332の設計によって、冷陰極蛍光フラットランプの照明効率も向上する。
本発明によれば、波型構造は、第1プレート及び第2プレートに結び付けられ、その結果、波型構造は、第1プレート及び第2プレートを支持することができ、冷陰極蛍光フラットランプの構造強度を増大する目的を達成することができる。
要約すると、本発明の冷陰極蛍光フラットランプは、少なくとも以下の利点を有する。
1.プレート上に設計された溝又は2枚のプレートによって結び付けられた波型構造を用いることによって、プレートの表面が支持され、冷陰極蛍光フラットランプの中央領域の構造強度を増大して、外部からの不適切な力による損傷から冷陰極蛍光フラットランプを防ぐことができる。
2.プレート上に設計された溝又は2枚のプレートによって結び付けられた波型構造を用いることによって、プレートの表面が支持される。したがって、エッジストリップやスペーサのような他の構成要素を必要とせず、コストを削減することができる。
3.プレート上の溝の間に形成され又は波型構造に形成された接続溝を用いることによって、冷陰極蛍光フラットランプが排出ステップを実行する際に、冷陰極蛍光フラットランプ内の全てのエアを、一度で完全に排出することができ、放電エアを、一度で冷陰極蛍光フラットランプに注入することもでき、その結果、製造工程が簡単になり、製造時間が実質的に減少する。
4.プレートの接触表面距離を減少することによって、気密チャンバの容量が増大し、放電エアの排出ステップ及び注入ステップの効率が更に向上する。
5.上側プレートの底面に反射表面を形成するとともに、下側プレートの底面に散乱表面を形成することによって、冷陰極蛍光フラットランプの照明効率が向上する。
1.プレート上に設計された溝又は2枚のプレートによって結び付けられた波型構造を用いることによって、プレートの表面が支持され、冷陰極蛍光フラットランプの中央領域の構造強度を増大して、外部からの不適切な力による損傷から冷陰極蛍光フラットランプを防ぐことができる。
2.プレート上に設計された溝又は2枚のプレートによって結び付けられた波型構造を用いることによって、プレートの表面が支持される。したがって、エッジストリップやスペーサのような他の構成要素を必要とせず、コストを削減することができる。
3.プレート上の溝の間に形成され又は波型構造に形成された接続溝を用いることによって、冷陰極蛍光フラットランプが排出ステップを実行する際に、冷陰極蛍光フラットランプ内の全てのエアを、一度で完全に排出することができ、放電エアを、一度で冷陰極蛍光フラットランプに注入することもでき、その結果、製造工程が簡単になり、製造時間が実質的に減少する。
4.プレートの接触表面距離を減少することによって、気密チャンバの容量が増大し、放電エアの排出ステップ及び注入ステップの効率が更に向上する。
5.上側プレートの底面に反射表面を形成するとともに、下側プレートの底面に散乱表面を形成することによって、冷陰極蛍光フラットランプの照明効率が向上する。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
Claims (40)
- 複数の溝を有する第1プレートと、
これらの溝が複数の気密チャンバを構成するように前記第1プレート上に配置された第2プレートと、
前記気密チャンバの内壁の一部又は全ての上に配置された蛍光物質と、
前記気密チャンバの内側に配置された放電ガスと、
前記気密チャンバの両側にそれぞれ設けられた複数の電極とを具えることを特徴とする冷陰極蛍光フラットランプ。 - 前記第1プレート及び前記第2プレートを、ガラスのような材料で構成したことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記放電ガスが希ガスを含むことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記希ガスが、Xe,Ne又はArを含むことを特徴とする請求項3記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記電極を金属電極によって構成したことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記金属電極が、ニッケル電極、銀電極、銅電極、モリブデン電極又はニオブ電極を具えることを特徴とする請求項5記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記溝が、前記第1プレートの一端に平行に延在することを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記溝が、前記第1プレートの一端から所定の角度傾斜した方向に延在することを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記溝が、矩形溝又は円弧溝を具えることを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 少なくとも一つの接続溝を更に具え、その接続溝を前記溝間に形成して、前記溝を互いに接続したことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記接続溝の幅を0.1mm〜10mmとし、前記接続溝の深さを0.1mm〜5mmとしたことを特徴とする請求項10記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第1プレートの底面を反射表面としたことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第2プレートの底面を拡散表面としたことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- インピーダンス装置を更に具え、そのインピーダンス装置を前記電極上に配置し、前記インピーダンス装置を、抵抗、キャパシタ又はインダクタとしたことを特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 複数の第1の溝を有する第1プレートと、
複数の第2の溝を有し、前記第1プレート上に配置され、前記第2の溝が前記第1の溝にそれぞれ対応し、前記第1の溝及び前記第2の溝が複数の気密チャンバを構成するようにした第2プレートと、
前記気密チャンバの内壁の一部又は全ての上に配置された蛍光物質と、
前記気密チャンバの内側に配置された放電ガスと、
前記気密チャンバの両側にそれぞれ配置された複数の電極とを具えることを特徴とする冷陰極蛍光フラットランプ。 - 前記第1プレート及び前記第2プレートを、ガラスのような材料から構成したことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記放電ガスが希ガスを含むことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記希ガスが、Xe,Ne又はArを含むことを特徴とする請求項17記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記電極を金属電極によって構成したことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記金属電極が、ニッケル電極、銀電極、銅電極、モリブデン電極又はニオブ電極を具えることを特徴とする請求項19記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第1の溝及び前記第2の溝が、前記第1プレートの一端に平行に延在することを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第1の溝及び前記第2の溝が、前記第1プレートの一端から所定の角度傾斜した方向に延在することを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 少なくとも一つの接続溝を更に具え、その接続溝を前記第1の溝の間に形成して、前記第1の溝を互いに接続したことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第1の溝及び前記第2の溝が、矩形溝又は円弧溝を具えることを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 少なくとも一つの接続溝を更に具え、前記接続溝を前記第2の溝の間に形成して、前記第2の溝を互いに接続したことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記接続溝の幅を0.1mm〜10mmとし、前記接続溝の深さを0.1mm〜5mmとしたことを特徴とする請求項25記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第1プレートの底面を反射表面としたことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第2プレートの底面を拡散表面としたことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- インピーダンス装置を更に具え、そのインピーダンス装置を前記電極上に配置し、前記インピーダンス装置を、抵抗、キャパシタ又はインダクタとしたことを特徴とする請求項15記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 複数の波の山及び複数の波の谷を有する波型構造と、
前記波の谷に配置されて、複数の第1の気密チャンバを前記波型構造との間で形成した第1プレートと、
前記波の山に配置されて、複数の第2の気密チャンバを前記波型構造との間で形成した第2プレートと、
前記第1の気密チャンバと前記第2の気密チャンバの内壁の一部又は全ての上に配置された蛍光物質と、
前記第1の気密チャンバ及び前記第2の気密チャンバの内部に配置された放電ガスと、
前記第1の気密チャンバ及び前記第2の気密チャンバの両側にそれぞれ配置された複数の電極とを具えることを特徴とする冷陰極蛍光フラットランプ。 - 前記第1プレート及び前記第2プレートを、ガラスのような材料から構成したことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記放電ガスが希ガスを含むことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記希ガスがXe,Ne又はArを含むことを特徴とする請求項32記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記電極を金属電極から構成したことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記金属電極が、ニッケル電極、銀電極、銅電極、モリブデン電極又はニオブ電極を具えることを特徴とする請求項34記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 少なくとも一つの接続溝を更に具え、前記接続溝を前記波型構造上に形成して、前記第1気密チャンバ及び前記第2気密チャンバを互いに接続したことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記接続溝の幅を0.1mm〜10mmとし、前記接続溝の深さを0.1mm〜5mmとしたことを特徴とする請求項36記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第1プレートの底面を反射表面としたことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- 前記第2プレートの底面を分散表面としたことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
- インピーダンス装置を更に具え、そのインピーダンス装置を前記電極上に配置し、前記インピーダンス装置を、抵抗、キャパシタ又はインダクタとしたことを特徴とする請求項30記載の冷陰極蛍光フラットランプ。
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