JP2004311240A - 電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することのできる電源装置を得る。
【解決手段】充電可能な電池12と、電池12の温度を検出するためのサーミスタ14と、電池12の種別を検出するための識別部16と、サーミスタ14及び識別部16の何れか一方を選択的に適用するように切り替えるスイッチ部18と、を備えると共に、制御部20により、電池の充放電状態を判定し、充電状態であると判定されたときにサーミスタ14を適用し、放電状態であると判定されたときに識別部16を適用するようにスイッチ部18を制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】充電可能な電池12と、電池12の温度を検出するためのサーミスタ14と、電池12の種別を検出するための識別部16と、サーミスタ14及び識別部16の何れか一方を選択的に適用するように切り替えるスイッチ部18と、を備えると共に、制御部20により、電池の充放電状態を判定し、充電状態であると判定されたときにサーミスタ14を適用し、放電状態であると判定されたときに識別部16を適用するようにスイッチ部18を制御する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に係り、特に、充電可能な電池を内蔵した電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リチウムイオン二次電池は、充電容量が大きく長時間使用できるという利点がある反面、電池の温度に応じた充電を行う必要があるため、当該温度を検出する必要がある。このため、リチウムイオン電池を内蔵した電源装置は、一般に、電池の充電温度を検出して温度信号を出力するサーミスタと、当該温度信号を充電装置に出力するための信号端子と、電池の陽極と電気的に接続された正極端子と、電池の陰極と電気的に接続された負極端子と、を備えている。
【0003】
なお、この場合、充電装置には、温度信号により示される充電温度に応じて充電電流を最適にする回路が組み込まれている。
【0004】
ところで、この種の電源装置において、端子数の増加を招くことなく電池電力量の情報出力機能を付加することを目的として、従来、温度信号を外部に出力する出力端子と、電池電力量を示す情報を外部に出力する出力端子とを共用する技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−284665号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電池によって作動する装置(以下、「負荷装置」という。)において、電池を最後まで使い切ることは作動時間を延ばす上で非常に重要である。そのため、使用している電池の種別を負荷装置が把握することは非常に重要である。
【0007】
しかしながら、上記の出力端子を共用する従来の技術では、内蔵されている電池の種別を外部に出力する点については考慮されておらず、使用している電池の種別を負荷装置が把握できない、という問題点があった。
【0008】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することのできる電源装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電源装置は、充電可能な電池と、前記電池の温度を検出するための温度検出手段と、前記電池の種別を検出するための種別検出手段と、前記温度検出手段及び前記種別検出手段の何れか一方を選択的に適用するように切り替える切替手段と、前記電池の充放電状態を判定する判定手段と、前記判定手段により充電状態であると判定されたときに前記温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに前記種別検出手段を適用するように前記切替手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0010】
請求項1に記載の電源装置は、充電可能な電池の温度が温度検出手段によって検出され、当該電池の種別が種別検出手段によって検出されるものとして構成されており、切替手段によって温度検出手段及び種別検出手段の何れか一方が選択的に適用されるように切り替えられる。
【0011】
なお、上記電池には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の全ての二次電池を含めることができる。また、上記温度検出手段には、PTCサーミスタ、NTCサーミスタ、CTRサーミスタ等のサーミスタや、サーモスタット等を含めることができる。更に、上記切替手段には、バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタ等の半導体のスイッチング素子や、リレースイッチ等のメカ構成のスイッチ等を含めることができる。
【0012】
ここで、本発明では、上記電池の充放電状態が判定手段によって判定され、制御手段により、判定手段によって充電状態であると判定されたときに温度検出手段が適用され、放電状態であると判定されたときに種別検出手段が適用されるように切替手段が制御される。
【0013】
すなわち、本発明では、電池の充電時には充電温度が必要である反面、放電時には電池の種別を把握することが必要であり、これら両方を同時には必要としない点に着目し、充電状態であるときに温度検出手段を適用し、放電状態であるときに種別検出手段を適用するようにしており、これによって、これらの手段により検出される充電温度及び電池種別を示す情報を外部に出力するための端子を共通化することができ、この結果として端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができるようにしている。
【0014】
このように、請求項1に記載の電源装置によれば、充電状態であると判定されたときに電池の温度を検出するための温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに電池の種別を検出するための種別検出手段を適用するように切り替えているので、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができる。
【0015】
そして本発明では、端子数の増加を招かないので、当該端子における接点不良の発生する確率を低減することができ、信頼性を高めることができると共に、電源装置の小型化及びコストダウンに寄与することができる。
【0016】
なお、本発明の電源装置の前記種別検出手段を、請求項2に記載の発明のように、前記電池の種別毎に異なる抵抗値とされた抵抗器とすることが好ましい。これによって、電源装置の外部では、当該抵抗器の抵抗値を検出することにより、容易に電池の種別を特定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係る電源装置10の構成を説明する。
【0018】
同図に示されるように、本実施の形態に係る電源装置10は、リチウムイオン電池により構成された電池12と、サーミスタ14と、識別部16と、スイッチ部18と、制御部20と、各々電源装置10の外部に設けられた正極端子30P、負極端子30N及び信号端子30Tと、を備えている。
【0019】
電池12の陽極は正極端子30Pに、陰極は制御部20を介して負極端子30Nに、各々接続されている。従って、正極端子30P及び負極端子30Nは、電池12に対する充電時の充電電流の入力端子と、電池12の放電時における放電電流の出力端子と、の双方の役割を有している。また、サーミスタ14は、一方の端子が信号端子30Tに接続され、他方の端子がスイッチ部18の一方の入力端に接続されると共に、電池12の近傍に設けられており、電池12の温度を検出する役割を有している。
【0020】
一方、識別部16は、一方の端子が信号端子30Tに接続され、他方の端子がスイッチ部18の他方の入力端に接続されており、電池の種別を識別可能とする役割を有している。また、スイッチ部18の出力端は負極端子30Nに接続されており、サーミスタ14及び識別部16の何れか一方を選択的に適用する役割を有している。更に、制御部20は、電池12の陽極及び陰極と、スイッチ部18の制御端と、負極端子30Nと、に接続されており、電池12の充放電状態を判定して当該判定結果に基づいてスイッチ部18の切り替え状態を制御する役割を有している。
【0021】
電池12が本発明の電池に、サーミスタ14が本発明の温度検出手段に、識別部16が本発明の種別検出手段に、スイッチ部18が本発明の切替手段に、制御部20が本発明の判定手段及び制御手段に、各々相当する。
【0022】
図2には、電源装置10の具体的な回路構成が示されている。なお、図2の図1と同一の構成要素には図1と同一の符号を付している。
【0023】
同図に示されるように、本実施の形態に係る識別部16は予め定められた抵抗値の抵抗器により構成されており、スイッチ部18は2つのバイポーラトランジスタ(以下、単に「トランジスタ」という。)18A、18Bにより構成されている。なお、以下では、識別部16を抵抗器16として説明する。
【0024】
ここで、抵抗器16の抵抗値は内蔵されている電池の種別毎に予め定められており、この抵抗値に応じて当該電池の種別を特定することができる。なお、本実施の形態に係る電源装置10では、抵抗器16の抵抗値として10(kΩ)が適用されている。
【0025】
一方、本実施の形態に係る制御部20は、電池制御回路20Aと、抵抗器20Bと、2つの電界効果トランジスタ(以下、「FET」という。)20C、20Dと、を含んで構成されている。
【0026】
抵抗器16及びサーミスタ14の一方の端子は信号端子30Tに共通に接続されており、他方の端子は各々トランジスタ18A及びトランジスタ18Bのコレクタに接続されている。また、トランジスタ18A及びトランジスタ18Bのエミッタは負極端子30Nに共通に接続されている。
【0027】
また、トランジスタ18A及びトランジスタ18Bのベースは電池制御回路20Aに接続されている。従って、トランジスタ18A、18Bは、電池制御回路20Aによってオン/オフ状態の切り替えを行うことができる。
【0028】
一方、負極端子30Nには、抵抗器20Bと、FET20C及びFET20Dと、を直列に介して電池12の陰極が接続されている。
【0029】
ここで、FET20C及びFET20Dのゲートには電池制御回路20Aが接続されており、FET20C、20Dのオン/オフ状態の切り替えは電池制御回路20Aにより行われる。すなわち、FET20C及びFET20Dは、各々のボディーダイオードを利用して過充電保護、過放電保護、及び過電流保護が行われる保護素子の役割を有するものであり、これらの保護の制御は、電池制御回路20Aによって行われる。
【0030】
また、抵抗器20Bの両端子には電池制御回路20Aが接続されており、電池制御回路20Aは、抵抗器20Bにおける両端子間(図2における点Aと点Bとの間)の電位の状態を把握することができる。
【0031】
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る電源装置10を利用可能な負荷装置の構成例を説明する。
【0032】
同図に示される負荷装置50は、電源充電制御部52と、負荷54と、予め定められた抵抗値(本実施の形態では、10(kΩ))の抵抗器56と、各々負荷装置50の外部に設けられた正極端子60P、負極端子60N及び信号端子60Tと、を備えている。ここで、正極端子60P、負極端子60N及び信号端子60Tは、電源装置10が装着された状態で、各々電源装置10の正極端子30P、負極端子30N及び信号端子30Tと接続される端子である。
【0033】
正極端子60P、負極端子60N及び信号端子60Tは電源充電制御部52に接続されており、電源充電制御部52は、装着された電源装置10に内蔵されている電池12の陽極及び陰極に接続可能となると共に、電源装置10の信号端子30Tに接続される。また、電源充電制御部52の所定電圧レベル(本実施の形態では、1(V))の参照電圧Vrefが印加される出力端子は抵抗器56を介して信号端子60Tに接続されている。
【0034】
一方、電源充電制御部52は負荷54にも接続されており、負荷54に対する電源装置10からの電力供給は電源充電制御部52を介して行われる。
【0035】
なお、電源充電制御部52は、充電時における電池12の温度(充電温度)に応じて充電電流を最適にする役割と、電池12の放電時において電池12の種別を判断し、当該種別に応じて負荷装置50における電力モードを最適化する役割を有している。
【0036】
次に、本実施の形態に係る電源装置10の作用を、図4を参照しつつ説明する。なお、図4は、負荷装置に接続されているときに電源装置10の制御部20における電池制御回路20Aにて実行される電池制御処理の流れを示すフローチャートである。また、ここでは、錯綜を回避するために、保護素子(FET20C、20D)による保護の動作については説明を省略する。
【0037】
同図のステップ100では、点Aを基準とした点Bの電位Xを検出し、次のステップ102では、電位Xが正の値であるか否かを判定して肯定判定となった場合はステップ104に移行する。
【0038】
ステップ104では、トランジスタ18Aをオン状態にすると共にトランジスタ18Bをオフ状態にすることのできる電圧のトランジスタ18A、18Bの各ベースへの印加を開始し、その後に上記ステップ100に戻る。
【0039】
一方、上記ステップ102において否定判定となった場合はステップ106に移行し、電位Xが負の値であるか否かを判定して肯定判定となった場合はステップ108に移行する。
【0040】
ステップ108では、トランジスタ18Aをオフ状態にすると共にトランジスタ18Bをオン状態にすることのできる電圧のトランジスタ18A、18Bの各ベースへの印加を開始し、その後に上記ステップ100に戻る。
【0041】
一方、上記ステップ106において否定判定となった場合はステップ108の処理を実行することなく上記ステップ100に戻る。
【0042】
すなわち、図4に示される処理では、点Aを基準とした点Bの電位Xは、放電時には正の値となり、充電時には負の値となることを利用して、電位Xが正の値である場合は放電動作時であるものと見なして電池の種別を識別する役割を有する抵抗器16を信号端子30Tと負極端子30Nとの間に接続すると共に、電池12の充電温度を検出する役割を有するサーミスタ14を信号端子30Tと負極端子30Nとの間から切断し、電位Xが負の値である場合は充電動作時であるものと見なして抵抗器16を信号端子30Tと負極端子30Nとの間から切断すると共に、サーミスタ14を信号端子30Tと負極端子30Nとの間に接続している。
【0043】
この処理により、放電時には抵抗器16の両端子が、信号端子30T及び60Tと負極端子30N及び60Nとを介して負荷装置50の電源充電制御部52に接続された状態となる。図5には、このときの電源充電制御部52と抵抗器16との接続状態が示されている。
【0044】
同図に示されるように、このとき、抵抗器56と抵抗器16は、参照電圧Vrefに対する分圧抵抗を構成することになる。従って、信号端子60T及び負極端子60Nの端子間電圧レベルは、抵抗器56及び抵抗器16の各々の抵抗値と、参照電圧Vrefの電圧レベルと、によって電池の種別毎に一意に定められるので、電源充電制御部52では、当該端子間電圧レベルに基づいて、装着された電源装置の電池の種別を特定することができる。
【0045】
負荷装置50に装着された電源装置が電源装置10である場合、抵抗器56及び抵抗器16の抵抗値は共に10(kΩ)であるため、これらによる参照電圧Vrefの分圧比は1:1となる。従って、上記端子間電圧レベルは1(V)とされた参照電圧Vrefの半分である0.5(V)となる。そこで、電源充電制御部52は、上記端子間電圧レベルが0.5(V)である場合には、装着されている電源装置10に内蔵されている電池12がリチウムイオン電池であるものと特定する。
【0046】
なお、本実施の形態に係る電源充電制御部52では、適用対象とする電源装置の種類毎に上記端子間電圧レベルと、内蔵されている電池の種別を示す情報とを関連付けて不図示のメモリに予め記憶しており、これを参照することにより、電池の種別を特定するようにしている。
【0047】
そして、電源充電制御部52では、以上のようにして特定された電池の種別に応じて、負荷装置50の電力モードを最適化する。これによって、装着されている電源装置に内蔵された電池からの電力を効率よく使用できるため、負荷装置50を長時間作動させることができる。
【0048】
一方、図4に示した処理により、充電時にはサーミスタ14の両端子が、信号端子30T及び60Tと負極端子30N及び60Nとを介して負荷装置50の電源充電制御部52に接続された状態となる。
【0049】
従って、この場合、電源充電制御部52では、信号端子60Tと負極端子60Nとの間の抵抗値に基づいて電池12における充電温度を把握することができる。
【0050】
すなわち、一例として図6に示されるように、サーミスタの温度−抵抗特性は温度が低下するに従って抵抗値が徐々に低下するものとされており、当該特性はサーミスタ毎に予め判明している。従って、電源充電制御部52は、当該特性を示す情報を予め記憶しておき、信号端子60Tと負極端子60Nとの間の抵抗値を逐次検出して当該抵抗値に対応する温度を参照することにより、充電温度を連続的にリアルタイムで把握することができる。
【0051】
そして、電源充電制御部52では、以上のようにして把握した充電温度に応じて充電電流を最適化する。
【0052】
図4におけるステップ100、ステップ102及びステップ106の処理が本発明の判定手段に、ステップ104及びステップ108の処理が本発明の制御手段に、各々相当する。
【0053】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る電源装置10では、充電状態であると判定されたときにサーミスタ14を適用し、放電状態であると判定されたときに抵抗器16を適用するように切り替えているので、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができる。
【0054】
また、本実施の形態に係る電源装置10では、識別部16として電池12の種別毎に異なる抵抗値とされた抵抗器16を適用しているので、電源装置10の外部では、当該抵抗器16の抵抗値を検出することにより、容易に電池12の種別を特定することができる。
【0055】
なお、本実施の形態では、本発明の電池としてリチウムイオン電池を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等、他の二次電池を適用する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0056】
また、本実施の形態では、本発明の切替手段としてバイポーラトランジスタを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、FET等の他の半導体スイッチング素子や、リレースイッチ等のメカ構成のスイッチ等を適用する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0057】
また、本実施の形態で説明した電源装置10の構成(図1及び図2参照)や、負荷装置50の構成(図3参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0058】
更に、本実施の形態において図4を参照して説明した電池制御処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の電源装置によれば、充電状態であると判定されたときに電池の温度を検出するための温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに電池の種別を検出するための種別検出手段を適用するように切り替えているので、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る電源装置10の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る電源装置10の具体的な構成を示す回路図である。
【図3】実施の形態に係る負荷装置50の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態に係る電池制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】実施の形態における放電時の電源充電制御部52と抵抗器16との接続状態を示す回路図である。
【図6】サーミスタの温度−抵抗特性の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 電源装置
12 電池
14 サーミスタ(温度検出手段)
16 識別部(種別検出手段)
18 スイッチ部(切替手段)
20 制御部(判定手段、制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に係り、特に、充電可能な電池を内蔵した電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
リチウムイオン二次電池は、充電容量が大きく長時間使用できるという利点がある反面、電池の温度に応じた充電を行う必要があるため、当該温度を検出する必要がある。このため、リチウムイオン電池を内蔵した電源装置は、一般に、電池の充電温度を検出して温度信号を出力するサーミスタと、当該温度信号を充電装置に出力するための信号端子と、電池の陽極と電気的に接続された正極端子と、電池の陰極と電気的に接続された負極端子と、を備えている。
【0003】
なお、この場合、充電装置には、温度信号により示される充電温度に応じて充電電流を最適にする回路が組み込まれている。
【0004】
ところで、この種の電源装置において、端子数の増加を招くことなく電池電力量の情報出力機能を付加することを目的として、従来、温度信号を外部に出力する出力端子と、電池電力量を示す情報を外部に出力する出力端子とを共用する技術があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−284665号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、電池によって作動する装置(以下、「負荷装置」という。)において、電池を最後まで使い切ることは作動時間を延ばす上で非常に重要である。そのため、使用している電池の種別を負荷装置が把握することは非常に重要である。
【0007】
しかしながら、上記の出力端子を共用する従来の技術では、内蔵されている電池の種別を外部に出力する点については考慮されておらず、使用している電池の種別を負荷装置が把握できない、という問題点があった。
【0008】
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであり、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することのできる電源装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電源装置は、充電可能な電池と、前記電池の温度を検出するための温度検出手段と、前記電池の種別を検出するための種別検出手段と、前記温度検出手段及び前記種別検出手段の何れか一方を選択的に適用するように切り替える切替手段と、前記電池の充放電状態を判定する判定手段と、前記判定手段により充電状態であると判定されたときに前記温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに前記種別検出手段を適用するように前記切替手段を制御する制御手段と、を備えている。
【0010】
請求項1に記載の電源装置は、充電可能な電池の温度が温度検出手段によって検出され、当該電池の種別が種別検出手段によって検出されるものとして構成されており、切替手段によって温度検出手段及び種別検出手段の何れか一方が選択的に適用されるように切り替えられる。
【0011】
なお、上記電池には、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の全ての二次電池を含めることができる。また、上記温度検出手段には、PTCサーミスタ、NTCサーミスタ、CTRサーミスタ等のサーミスタや、サーモスタット等を含めることができる。更に、上記切替手段には、バイポーラトランジスタや電界効果トランジスタ等の半導体のスイッチング素子や、リレースイッチ等のメカ構成のスイッチ等を含めることができる。
【0012】
ここで、本発明では、上記電池の充放電状態が判定手段によって判定され、制御手段により、判定手段によって充電状態であると判定されたときに温度検出手段が適用され、放電状態であると判定されたときに種別検出手段が適用されるように切替手段が制御される。
【0013】
すなわち、本発明では、電池の充電時には充電温度が必要である反面、放電時には電池の種別を把握することが必要であり、これら両方を同時には必要としない点に着目し、充電状態であるときに温度検出手段を適用し、放電状態であるときに種別検出手段を適用するようにしており、これによって、これらの手段により検出される充電温度及び電池種別を示す情報を外部に出力するための端子を共通化することができ、この結果として端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができるようにしている。
【0014】
このように、請求項1に記載の電源装置によれば、充電状態であると判定されたときに電池の温度を検出するための温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに電池の種別を検出するための種別検出手段を適用するように切り替えているので、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができる。
【0015】
そして本発明では、端子数の増加を招かないので、当該端子における接点不良の発生する確率を低減することができ、信頼性を高めることができると共に、電源装置の小型化及びコストダウンに寄与することができる。
【0016】
なお、本発明の電源装置の前記種別検出手段を、請求項2に記載の発明のように、前記電池の種別毎に異なる抵抗値とされた抵抗器とすることが好ましい。これによって、電源装置の外部では、当該抵抗器の抵抗値を検出することにより、容易に電池の種別を特定することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。まず、図1を参照して、本実施の形態に係る電源装置10の構成を説明する。
【0018】
同図に示されるように、本実施の形態に係る電源装置10は、リチウムイオン電池により構成された電池12と、サーミスタ14と、識別部16と、スイッチ部18と、制御部20と、各々電源装置10の外部に設けられた正極端子30P、負極端子30N及び信号端子30Tと、を備えている。
【0019】
電池12の陽極は正極端子30Pに、陰極は制御部20を介して負極端子30Nに、各々接続されている。従って、正極端子30P及び負極端子30Nは、電池12に対する充電時の充電電流の入力端子と、電池12の放電時における放電電流の出力端子と、の双方の役割を有している。また、サーミスタ14は、一方の端子が信号端子30Tに接続され、他方の端子がスイッチ部18の一方の入力端に接続されると共に、電池12の近傍に設けられており、電池12の温度を検出する役割を有している。
【0020】
一方、識別部16は、一方の端子が信号端子30Tに接続され、他方の端子がスイッチ部18の他方の入力端に接続されており、電池の種別を識別可能とする役割を有している。また、スイッチ部18の出力端は負極端子30Nに接続されており、サーミスタ14及び識別部16の何れか一方を選択的に適用する役割を有している。更に、制御部20は、電池12の陽極及び陰極と、スイッチ部18の制御端と、負極端子30Nと、に接続されており、電池12の充放電状態を判定して当該判定結果に基づいてスイッチ部18の切り替え状態を制御する役割を有している。
【0021】
電池12が本発明の電池に、サーミスタ14が本発明の温度検出手段に、識別部16が本発明の種別検出手段に、スイッチ部18が本発明の切替手段に、制御部20が本発明の判定手段及び制御手段に、各々相当する。
【0022】
図2には、電源装置10の具体的な回路構成が示されている。なお、図2の図1と同一の構成要素には図1と同一の符号を付している。
【0023】
同図に示されるように、本実施の形態に係る識別部16は予め定められた抵抗値の抵抗器により構成されており、スイッチ部18は2つのバイポーラトランジスタ(以下、単に「トランジスタ」という。)18A、18Bにより構成されている。なお、以下では、識別部16を抵抗器16として説明する。
【0024】
ここで、抵抗器16の抵抗値は内蔵されている電池の種別毎に予め定められており、この抵抗値に応じて当該電池の種別を特定することができる。なお、本実施の形態に係る電源装置10では、抵抗器16の抵抗値として10(kΩ)が適用されている。
【0025】
一方、本実施の形態に係る制御部20は、電池制御回路20Aと、抵抗器20Bと、2つの電界効果トランジスタ(以下、「FET」という。)20C、20Dと、を含んで構成されている。
【0026】
抵抗器16及びサーミスタ14の一方の端子は信号端子30Tに共通に接続されており、他方の端子は各々トランジスタ18A及びトランジスタ18Bのコレクタに接続されている。また、トランジスタ18A及びトランジスタ18Bのエミッタは負極端子30Nに共通に接続されている。
【0027】
また、トランジスタ18A及びトランジスタ18Bのベースは電池制御回路20Aに接続されている。従って、トランジスタ18A、18Bは、電池制御回路20Aによってオン/オフ状態の切り替えを行うことができる。
【0028】
一方、負極端子30Nには、抵抗器20Bと、FET20C及びFET20Dと、を直列に介して電池12の陰極が接続されている。
【0029】
ここで、FET20C及びFET20Dのゲートには電池制御回路20Aが接続されており、FET20C、20Dのオン/オフ状態の切り替えは電池制御回路20Aにより行われる。すなわち、FET20C及びFET20Dは、各々のボディーダイオードを利用して過充電保護、過放電保護、及び過電流保護が行われる保護素子の役割を有するものであり、これらの保護の制御は、電池制御回路20Aによって行われる。
【0030】
また、抵抗器20Bの両端子には電池制御回路20Aが接続されており、電池制御回路20Aは、抵抗器20Bにおける両端子間(図2における点Aと点Bとの間)の電位の状態を把握することができる。
【0031】
次に、図3を参照して、本実施の形態に係る電源装置10を利用可能な負荷装置の構成例を説明する。
【0032】
同図に示される負荷装置50は、電源充電制御部52と、負荷54と、予め定められた抵抗値(本実施の形態では、10(kΩ))の抵抗器56と、各々負荷装置50の外部に設けられた正極端子60P、負極端子60N及び信号端子60Tと、を備えている。ここで、正極端子60P、負極端子60N及び信号端子60Tは、電源装置10が装着された状態で、各々電源装置10の正極端子30P、負極端子30N及び信号端子30Tと接続される端子である。
【0033】
正極端子60P、負極端子60N及び信号端子60Tは電源充電制御部52に接続されており、電源充電制御部52は、装着された電源装置10に内蔵されている電池12の陽極及び陰極に接続可能となると共に、電源装置10の信号端子30Tに接続される。また、電源充電制御部52の所定電圧レベル(本実施の形態では、1(V))の参照電圧Vrefが印加される出力端子は抵抗器56を介して信号端子60Tに接続されている。
【0034】
一方、電源充電制御部52は負荷54にも接続されており、負荷54に対する電源装置10からの電力供給は電源充電制御部52を介して行われる。
【0035】
なお、電源充電制御部52は、充電時における電池12の温度(充電温度)に応じて充電電流を最適にする役割と、電池12の放電時において電池12の種別を判断し、当該種別に応じて負荷装置50における電力モードを最適化する役割を有している。
【0036】
次に、本実施の形態に係る電源装置10の作用を、図4を参照しつつ説明する。なお、図4は、負荷装置に接続されているときに電源装置10の制御部20における電池制御回路20Aにて実行される電池制御処理の流れを示すフローチャートである。また、ここでは、錯綜を回避するために、保護素子(FET20C、20D)による保護の動作については説明を省略する。
【0037】
同図のステップ100では、点Aを基準とした点Bの電位Xを検出し、次のステップ102では、電位Xが正の値であるか否かを判定して肯定判定となった場合はステップ104に移行する。
【0038】
ステップ104では、トランジスタ18Aをオン状態にすると共にトランジスタ18Bをオフ状態にすることのできる電圧のトランジスタ18A、18Bの各ベースへの印加を開始し、その後に上記ステップ100に戻る。
【0039】
一方、上記ステップ102において否定判定となった場合はステップ106に移行し、電位Xが負の値であるか否かを判定して肯定判定となった場合はステップ108に移行する。
【0040】
ステップ108では、トランジスタ18Aをオフ状態にすると共にトランジスタ18Bをオン状態にすることのできる電圧のトランジスタ18A、18Bの各ベースへの印加を開始し、その後に上記ステップ100に戻る。
【0041】
一方、上記ステップ106において否定判定となった場合はステップ108の処理を実行することなく上記ステップ100に戻る。
【0042】
すなわち、図4に示される処理では、点Aを基準とした点Bの電位Xは、放電時には正の値となり、充電時には負の値となることを利用して、電位Xが正の値である場合は放電動作時であるものと見なして電池の種別を識別する役割を有する抵抗器16を信号端子30Tと負極端子30Nとの間に接続すると共に、電池12の充電温度を検出する役割を有するサーミスタ14を信号端子30Tと負極端子30Nとの間から切断し、電位Xが負の値である場合は充電動作時であるものと見なして抵抗器16を信号端子30Tと負極端子30Nとの間から切断すると共に、サーミスタ14を信号端子30Tと負極端子30Nとの間に接続している。
【0043】
この処理により、放電時には抵抗器16の両端子が、信号端子30T及び60Tと負極端子30N及び60Nとを介して負荷装置50の電源充電制御部52に接続された状態となる。図5には、このときの電源充電制御部52と抵抗器16との接続状態が示されている。
【0044】
同図に示されるように、このとき、抵抗器56と抵抗器16は、参照電圧Vrefに対する分圧抵抗を構成することになる。従って、信号端子60T及び負極端子60Nの端子間電圧レベルは、抵抗器56及び抵抗器16の各々の抵抗値と、参照電圧Vrefの電圧レベルと、によって電池の種別毎に一意に定められるので、電源充電制御部52では、当該端子間電圧レベルに基づいて、装着された電源装置の電池の種別を特定することができる。
【0045】
負荷装置50に装着された電源装置が電源装置10である場合、抵抗器56及び抵抗器16の抵抗値は共に10(kΩ)であるため、これらによる参照電圧Vrefの分圧比は1:1となる。従って、上記端子間電圧レベルは1(V)とされた参照電圧Vrefの半分である0.5(V)となる。そこで、電源充電制御部52は、上記端子間電圧レベルが0.5(V)である場合には、装着されている電源装置10に内蔵されている電池12がリチウムイオン電池であるものと特定する。
【0046】
なお、本実施の形態に係る電源充電制御部52では、適用対象とする電源装置の種類毎に上記端子間電圧レベルと、内蔵されている電池の種別を示す情報とを関連付けて不図示のメモリに予め記憶しており、これを参照することにより、電池の種別を特定するようにしている。
【0047】
そして、電源充電制御部52では、以上のようにして特定された電池の種別に応じて、負荷装置50の電力モードを最適化する。これによって、装着されている電源装置に内蔵された電池からの電力を効率よく使用できるため、負荷装置50を長時間作動させることができる。
【0048】
一方、図4に示した処理により、充電時にはサーミスタ14の両端子が、信号端子30T及び60Tと負極端子30N及び60Nとを介して負荷装置50の電源充電制御部52に接続された状態となる。
【0049】
従って、この場合、電源充電制御部52では、信号端子60Tと負極端子60Nとの間の抵抗値に基づいて電池12における充電温度を把握することができる。
【0050】
すなわち、一例として図6に示されるように、サーミスタの温度−抵抗特性は温度が低下するに従って抵抗値が徐々に低下するものとされており、当該特性はサーミスタ毎に予め判明している。従って、電源充電制御部52は、当該特性を示す情報を予め記憶しておき、信号端子60Tと負極端子60Nとの間の抵抗値を逐次検出して当該抵抗値に対応する温度を参照することにより、充電温度を連続的にリアルタイムで把握することができる。
【0051】
そして、電源充電制御部52では、以上のようにして把握した充電温度に応じて充電電流を最適化する。
【0052】
図4におけるステップ100、ステップ102及びステップ106の処理が本発明の判定手段に、ステップ104及びステップ108の処理が本発明の制御手段に、各々相当する。
【0053】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る電源装置10では、充電状態であると判定されたときにサーミスタ14を適用し、放電状態であると判定されたときに抵抗器16を適用するように切り替えているので、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができる。
【0054】
また、本実施の形態に係る電源装置10では、識別部16として電池12の種別毎に異なる抵抗値とされた抵抗器16を適用しているので、電源装置10の外部では、当該抵抗器16の抵抗値を検出することにより、容易に電池12の種別を特定することができる。
【0055】
なお、本実施の形態では、本発明の電池としてリチウムイオン電池を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等、他の二次電池を適用する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0056】
また、本実施の形態では、本発明の切替手段としてバイポーラトランジスタを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、FET等の他の半導体スイッチング素子や、リレースイッチ等のメカ構成のスイッチ等を適用する形態とすることもできる。この場合も、本実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0057】
また、本実施の形態で説明した電源装置10の構成(図1及び図2参照)や、負荷装置50の構成(図3参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0058】
更に、本実施の形態において図4を参照して説明した電池制御処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0059】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の電源装置によれば、充電状態であると判定されたときに電池の温度を検出するための温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに電池の種別を検出するための種別検出手段を適用するように切り替えているので、端子数の増加を招くことなく充電温度及び電池種別を把握するための情報を外部に出力することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る電源装置10の構成を示すブロック図である。
【図2】実施の形態に係る電源装置10の具体的な構成を示す回路図である。
【図3】実施の形態に係る負荷装置50の構成を示すブロック図である。
【図4】実施の形態に係る電池制御処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】実施の形態における放電時の電源充電制御部52と抵抗器16との接続状態を示す回路図である。
【図6】サーミスタの温度−抵抗特性の一例を示すグラフである。
【符号の説明】
10 電源装置
12 電池
14 サーミスタ(温度検出手段)
16 識別部(種別検出手段)
18 スイッチ部(切替手段)
20 制御部(判定手段、制御手段)
Claims (2)
- 充電可能な電池と、
前記電池の温度を検出するための温度検出手段と、
前記電池の種別を検出するための種別検出手段と、
前記温度検出手段及び前記種別検出手段の何れか一方を選択的に適用するように切り替える切替手段と、
前記電池の充放電状態を判定する判定手段と、
前記判定手段により充電状態であると判定されたときに前記温度検出手段を適用し、放電状態であると判定されたときに前記種別検出手段を適用するように前記切替手段を制御する制御手段と、
を備えた電源装置。 - 前記種別検出手段を、前記電池の種別毎に異なる抵抗値とされた抵抗器とした
請求項1記載の電源装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-04-08 JP JP2003104054A patent/JP2004311240A/ja active Pending
Cited By (6)
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