JP2004310872A - 情報記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】情報記録再生装置による暗証番号を用いた個人データ管理を、多様化、簡素化する。
【解決手段】記録、消去、再生等の個別機能操作の全てを許可された「全権暗証番号」と操作の一部を制限された「限定暗証番号」を設定し、個別機能操作時に入力された暗証番号が、予め記録媒体のファイル管理領域に記録された「全権暗証番号」か「限定暗証番号」かを検出し、照合を行うことにより制御を可能にする。
【選択図】 図5
【解決手段】記録、消去、再生等の個別機能操作の全てを許可された「全権暗証番号」と操作の一部を制限された「限定暗証番号」を設定し、個別機能操作時に入力された暗証番号が、予め記録媒体のファイル管理領域に記録された「全権暗証番号」か「限定暗証番号」かを検出し、照合を行うことにより制御を可能にする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVDレコーダのような情報を記録再生する情報記録再生装置に関し、記録された情報の消去禁止、あるいは視聴者制限を行なうために、暗証番号設定操作を実行して、前記操作の許可、不許可を管理する情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
個別機能操作を制限するための情報記録再生装置に関しては、以下のような従来例がある。
【0003】
特許文献1によれば、再生信号のオン、オフを制御するための再生禁止データと暗証番号を記録し、再生時に、この再生禁止データと暗証番号を分離し、分離された暗証番号と、外部から入力された暗証番号を照合して、一致していなければ、禁止信号に基づいて、再生出力を禁止し、一致していれば禁止信号にかかわらず再生を行なう記録再生装置が開示されている。
【0004】
特許文献2によれば、それぞれの個別機能操作を実行するために、それぞれの暗証番号を有し、実行に際して入力される暗証番号と、既設定の暗証番号とを照合し、前記個別機能の実行を許可、不許可にする第1レベルの動作と、第1レベルの動作より優先度の高い第2レベルの動作として前記個別機能の操作の管理をするマスタ暗証番号を有し、マスタ暗証番号が設定されていたら、マスタ暗証番号と、個別機能の暗証番号の2つが一致しないと個別機能操作を許可しないようにする情報記録再生装置における暗証番号管理方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2822197号公報
【特許文献2】
特開2001−351320号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、再生出力を禁止する個別機能が1つだけの場合であり、他に消去機能等複数の個別機能の許可、不許可を制御する場合には、対応していない。
【0007】
特許文献2では、複数の個別機能操作の実行を許可、不許可として管理することができるが、優先権が高いマスタ暗証番号が設定されていると、マスタ暗証番号を知っている使用者であっても、マスタ暗証番号が1つと、各個別操作ごとに違った暗証番号を覚えて置き、それぞれに対する暗証番号を入力することが必要であり、手間がかかる。また、各個別操作の暗証番号を同じにしても、最低でも2つの暗証番号を入力する必要があり、手間がかかる。
【0008】
本発明は、使用者が、1つの暗証番号を記憶するだけでよく、また1つの暗証番号を入力するだけで、複数の個別機能操作の全て、または限定された個別機能を実行でき、しかも限定された個別機能の操作可能な範囲を個別機能ごとに多様性を持たせることができる情報記録再生装置を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の発明を特徴とする。情報記録媒体へ情報を記録し、前記情報記録媒体の情報を消去する、記録・消去手段と、前記情報記録媒体の情報を再生する再生手段と、暗証番号を入力する入力手段と、入力された前記暗証番号を記憶する記憶手段と、前記再生手段から暗証番号を検出する暗証番号検出手段と、少なくとも前記記録・再生・消去手段を含む個別機能操作と、前記各手段を制御する制御手段を備えた情報記録再生装置において、前記個別機能毎に操作の可否を設定し、前記個別機能操作を実行する時に前記入力手段より入力される前記暗証番号と、前記暗証番号検出手段から検出される予め記録媒体に記録された暗証番号を照合し、照合された結果によって前記個別機能操作の実行を制御する手段と、前記暗証番号は複数有り、そのうち、個別機能操作の全操作を許可される「全権暗証番号」登録手段と、特定の個別機能操作を制限された「限定暗証番号」登録手段を有し、個別機能操作においてそれぞれの暗証番号を判別する手段を有する。
【0010】
また、本発明は前記個別機能操作として、情報記録媒体に記録された情報を再生及び記録・消去する手段を有する情報記録再生装置において、前記入力手段により入力した暗証番号が、予め前記記録媒体のファイル管理領域に記録された暗証番号と一致するかどうかを照合する手段と、照合した結果によって前記個別機能操作を許可又は不許可の判定をする手段を有し、更にファイル管理領域に記録された全権暗証番号と限定暗証番号を検出する手段と、入力された暗証番号が全権暗証番号と一致した場合はすべての個別機能操作を実行する手段と、限定暗証番号と一致した場合は全権暗証番号所有者による設定によって個別機能操作を制御する手段を有し、全権暗証番号が検出されず、限定暗証番号のみが検出された場合には、入力した暗証番号が限定暗証番号であるか否かを判別する手段を有し、限定暗証番号であるか否かによって、予め限定暗証番号に許可された個別機能の操作の許可又は不許可を制御する手段を有する。
【0011】
また、前記情報記録再生装置において、再生手段から個別機能制限状態を検出する機能制限状態検出手段を具備し、検出された機能制限状態と、入力された暗証番号が全権暗証番号か限定暗証番号かの組合わせにより、個別機能を設定変更することの許可又は不許可を制御する手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による情報記録装置の実施形態を、図を参照して説明する。図1は、本発明における情報記録再生装置のブロック図の一例である。
【0013】
記録情報を情報記録媒体2へ記録情報を記録、または、前記情報記録媒体の情報を消去する記録・消去手段1と、前記情報記録媒体2の記録されている再生情報を再生する再生手段8と、使用者が暗証番号を入力する入力手段3と、入力された前記暗証番号を記憶する不揮発性の記憶手段5と、前記再生手段から前記情報記録媒体2に記録されている暗証番号を検出する暗証番号検出手段6と、前記再生手段から前記情報記録媒体2に記録されている機能制限状態を検出する検出手段7と、前記各手段を制御する制御手段4から構成されている。
【0014】
図2は、情報記録媒体2、例えば記録可能なDVDディスクの論理フォーマットの概略を説明する図であり、情報記録媒体2の内周部にあるリードイン領域10から、外周部にあるリードアウト領域11までのデータ領域は、ボリューム領域12と呼ばれ、階層構造のボリューム管理領域14とファイル領域13を構成している。ファイル領域13は、ファイル管理領域15と再生データ領域16で構成されている。ファイル管理領域15は、再生データ16の各種情報を管理する領域であり、タイトルNo.に関するタイトル名、タイトル内の図示しないプログラムの再生順番と、全権暗証番号と、限定暗証番号と、消去禁止状態と、いわゆる親の保護の下で、未成年者には好ましくない映像の再生を制限するパレンタルロックが掛かっているかという視聴者制限状態などの情報が格納されている。
【0015】
以下、図5から図9の個別機能動作の管理および個別機能操作のフローチャートと、図3および図4の全権暗証番号と限定暗証番号による個別機能操作の操作権限を表した図を参照して、個別機能動作の管理と操作を説明する。ここで、個別機能とは記録・消去・再生といった基本的な機能を少なくとも含むが、その他にも使用者による設定変更の制限を与えるような機能も考えられる。また個別機能動作の管理とは、個別機能の操作を許可、または不許可にする処理である。
【0016】
まず、本発明の情報記録再生装置に、予め全権暗証番号を登録するため、全権暗証番号で本発明の情報記録再生装置を操作する使用者、例えば、販売店では販売者、あるいは、家庭では親が、予め全権暗証番号を入力手段3から入力し、制御手段4が不揮発性の記憶手段5に、その入力された全権暗証番号を記憶する。
【0017】
次に、第1の実施形態として、個別機能操作が記録禁止の設定変更動作である場合を図5および図6で説明する。記録禁止設定変更画面で、操作を行なおうとするタイトルに対し、制御手段4は、図示しない表示手段に暗証番号を入力するメニュー画面を表示し(ステップ100、以下「ステップ」を「S」と略す)、使用者は暗証番号を入力手段3で入力する(S101)。
【0018】
再生手段8は、情報記録媒体2に記録されている記録情報を読み出し、読み出した情報から暗証番号検出手段6でファイル管理領域の処理されるタイトルの全権暗証番号と限定暗証番号を検出する(S102)。
【0019】
以下、制御手段5は、情報記録媒体2に記録されている暗証番号が有るかを判断し(S103)、記録されている暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S103で、記録されている暗証番号が有る場合は、ファイル管理領域に全権暗証番号が有るかを判断する(S104)。
【0020】
ここでファイル管理領域に全権暗証番号が有る場合、この全権暗証番号と、入力された暗証番号とが一致するかを判断する(S105)。一致しなければ、消去禁止の設定変更機能が不許可となる(S112)。
【0021】
S105で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、入力された全権暗証番号とが一致するならば、入力暗証番号と記憶手段5に登録されている全権暗証番号とが一致するかを判断する(S106)。一致した場合は、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報の中に、他に限定暗証番号がないかを判断する(S107)。他に限定暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S110で、他に限定暗証番号が有る場合は、図示しない表示手段に、例えば、「他に限定暗証番号が有ります。無視して処理を続行しても良いですか。」等の警告メッセージを表示する(S108)。使用者が無視する場合には、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、無視しないで消去禁止変更処理を止めるならば、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0022】
また、S104で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号がない場合、入力された暗証番号と、ファイル管理領域に記録されている限定暗証番号が一致するかを判断し(S111)、一致した場合、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、一致しない場合、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0023】
ここまでが、消去禁止機能の管理部分であり、S110で、消去禁止動作が許可された場合、図6の情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に、暗証番号と消去禁止状態の変更記録処理を行なうフローチャートで以下説明する。
【0024】
消去禁止操作の変更対象となるタイトルに対し、使用者が、記録禁止か解除かを選択し(S120)、以下、制御手段4は、すでに入力手段3で入力された暗証番号が、全権暗証番号かを判断する(S121)。全権暗証番号であれば、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に、すでに記録されているかを判断する(S122)。記録されてなければ、全権暗証番号と変更した記録禁止状態を記録・消去手段1が情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録する(S123、S124)。
【0025】
S122で、全権暗証番号がすでに記録されていれば、記録・消去手段1は、変更した記録禁止状態を情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録する(S124)。
【0026】
S121で、すでに入力手段3で入力された暗証番号が、全権暗証番号でない場合、つまり、限定暗証番号の場合、制御手段4は、情報記録媒体2に限定暗証番号が記録されているかを判断し(S125)、情報記録媒体2に記録されていないならば、限定暗証番号と変更した消去禁止状態を情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録する(S126、S124)。
【0027】
S125で、限定暗証番号がすでに記録されていれば、記録・消去手段1は、変更した記録禁止状態を、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に変更に記録する(S124)。
【0028】
以上で、消去禁止状態の変更は、入力された暗証番号が、全権暗証番号の場合で、その入力された全権暗証番号と、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されている全権暗証番号と、記憶手段5に記憶されている全権暗証番号とが全て一致した場合か、全権暗証番号が情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されていなく、限定暗証番号が、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されている限定暗証番号と一致した場合か、全権暗証番号と限定暗証番号とも情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されていない場合に許可されて、消去禁止状態の変更が実行されることになり、限定暗証番号は、全権暗証番号よりも狭い消去禁止操作の権限を与えることができる。
【0029】
このようにすることで、家庭では、親が予め全権暗証番号を持ち、子が限定暗証番号を持つことで、親が全権暗証番号1つで設定した消去禁止状態を、子は勝手に限定暗証番号で変更することができなくなり、不用意に子が消去禁止状態の記録情報を消去することを防ぐことができる。また、子は、親が消去禁止設定していない記録情報を限定暗証番号1つで消去禁止に設定することができ、全権暗証番号を知っている親以外は消去できないという限定された権限ではあるが、消去禁止設定機能を使用することができる。
【0030】
販売店でも、販売者が予め全権暗証番号を持ち、客が消去禁止機能を試したいという要望があれば、客が限定暗証番号を持っても、予め消去禁止状態に設定したプレゼンテーション用の記録情報は客に勝手に変更されることができなくなり、不用意に客がプレゼンテーション用の記録情報を消去することを防ぐことができる。また、客は、販売者が何らかの個別機能を設定していない記録情報を限定暗証番号1つで、消去禁止状態に設定することができ、消去禁止機能で消去禁止状態にすることを体験できる。そして、販売者は、客が設定した消去禁止状態を後で、全権暗証番号1つで解除できる。
【0031】
第2の実施形態として個別機能操作が情報記録媒体2に記録されている視聴者制限の設定変更動作である場合を図7および図8で説明する。
【0032】
視聴者制限設定変更画面で、操作を行なおうとするタイトルに対し、制御手段4は、図示しない表示手段に暗証番号を入力するメニュー画面を表示し(S130)、使用者は暗証番号を入力手段3で入力する(S131)。再生手段8は、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されている記録情報を読み出し、読み出した情報から暗証番号検出手段6でファイル管理領域の処理されるタイトルの全権暗証番号を検出する(S132)。
【0033】
以下、制御手段4は、情報記録媒体2のファイル管理領域に記録されている処理されるタイトルの全権暗証番号が有るかを判断し(S133)、記録されている全権暗証番号が有る場合は、この全権暗証番号と、入力された暗証番号とが一致するかを判断する(S134)。一致しなければ、視聴者制限の設定変更機能が不許可となる(S137)。S134で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、入力された全権暗証番号とが一致するならば、入力暗証番号と記憶手段5に登録されている全権暗証番号とが一致するかを判断する(S135)。一致した場合は、視聴者制限の設定変更機能が許可される(S136)。一致しない場合、視聴者制限の設定変更機能が許可されない(S137)。S133で、記録されている全権暗証番号がない場合は、S135に進み、S135以降、上記同様の処理がなされる。
【0034】
ここまでが、視聴者制限の機能の管理部分であり、S136で、視聴者制限の設定変更動作が許可された場合、図8の情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に、暗証番号と視聴者制限状態の変更記録処理を行なうフローチャートで以下説明する。
【0035】
視聴者制限操作の変更対象となるタイトルに対し、使用者が、視聴者制限レベルまたは、解除を入力手段3で入力する(S140)。次に、制御手段4は、情報記録媒体2のファイル管理領域に処理されるタイトルの全権暗証番号が、すでに記録されているかを判断する(S141)。記録されてなければ、記録・消去手段は、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に全権暗証番号と、変更した視聴者制限状態を記録し(S142、S143)、情報記録媒体2に変更した視聴者制限レベルを記録する(S144)。S141で、制御手段4は、全権暗証番号が情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域にすでに記録されていれば、視聴者制限状態を変更し、記録・消去手段1は、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に、変更した視聴者制限状態を記録し(S143)、情報記録媒体2に変更した視聴者制限レベルを記録する(S144)。
【0036】
以上で、視聴者制限状態の変更は、入力された暗証番号が、全権暗証番号の場合で、その入力された全権暗証番号と、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、記憶手段5に記憶されている全権暗証番号とが両方とが全て致した場合か、全権暗証番号が情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に記録されていなく、入力暗証番号が、記憶手段5に記憶されている全権暗証番号と一致した場合に許可されて、視聴者制限状態の変更が実行されることになる。入力暗証番号が、限定暗証番号のときは、限定暗証番号は、全権暗証番号よりも狭い消去禁止操作の権限、つまりこの場合は、視聴者制限変更操作の権限が全く与えらないようにすることができる。
【0037】
このようにすることで、家庭では、親が予め全権暗証番号を持ち、未成年者には好ましくない映像の記録情報に視聴者制限を設定すれば、親が全権暗証番号1つで設定した視聴制限状態を、子が持っている限定暗証番号では、視聴制限状態を変更することができなくなり、未成年者には好ましくない映像の視聴者制限を維持することができる。
【0038】
販売店でも、販売者が予め全権暗証番号を持ち、客がたとえ限定暗証番号を持っていたとしても、予め全権暗証番号で消去禁止状態に設定したプレゼンテーション用の記録情報の視聴者制限設定を客に勝手に変更されることを防ぐことができる。
【0039】
また、図3は、全権暗証番号と限定暗証番号による個別操作機能として、第1の実施形態の消去禁止操作と第2の実施形態の視聴者制限設定操作の権限範囲を表にしている。このように、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、各個別機能操作ごとに多様化することができる。
【0040】
第3の実施形態として、個別機能操作が記録禁止の設定変更動作である第1の実施形態に、さらに個別機能制限状態、つまり記録禁止状態を検出する機能制限状態検出手段7を備えた場合を図9のフローチャートで説明する。
【0041】
記録禁止設定変更画面で、操作を行なおうとするタイトルに対し、制御手段4は、図示しない表示手段に暗証番号を入力するメニュー画面を表示し(S100)、使用者は暗証番号を入力手段3で入力する(S101)。再生手段8は、情報記録媒体2に記録されている記録情報を読み出し、読み出した情報から暗証番号検出手段6でファイル管理領域の処理されるタイトルの全権暗証番号と限定暗証番号を検出する(S102)。以下、制御手段4は、情報記録媒体2に記録されている暗証番号が有るかを判断し(S103)、記録されている暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S103で、記録されている暗証番号が有る場合は、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号が有るかを判断する(S104)。
【0042】
ここでファイル管理領域に全権暗証番号が有る場合、この全権暗証番号と、入力された暗証番号とが一致するかを判断する(S105)。一致しなければ、機能制限状態検出手段7で、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の消去禁止状態を検出し(S113)、制御手段4は、消去禁止状態かを判断する(S114)。制御手段4は、消去禁止状態であれば、消去禁止の設定変更機能が不許可となる(S112)。S114で、消去禁止状態でない場合、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の限定暗証番号があるかを判断し(S115)、なければ消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S115で、限定暗証番号がある場合、それが入力された暗証番号と、一致するかを判断し(S111)、一致した場合、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、一致しない場合、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0043】
S105で、制御手段4は、処理されるタイトルのファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、入力された全権暗証番号とが一致するならば、入力暗証番号と記憶手段5に登録されている全権暗証番号とが一致するかを判断する(S106)。一致した場合は、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報の中に、他に限定暗証番号がないかを判断する(S107)。他に限定暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S110で、他に限定暗証番号が有る場合は、図示しない表示手段に、例えば、「他に限定暗証番号が有ります。無視して処理を続行しても良いですか。」等の警告メッセージを表示する(S108)。使用者が無視する場合には、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、無視しないで消去禁止変更処理を止めるならば、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0044】
また、S104で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号がない場合、入力された暗証番号と、ファイル管理領域に記録されている限定暗証番号が一致するかを判断し(S111)、一致した場合、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、一致しない場合、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0045】
ここまでが、消去禁止機能の管理部分であり、S110で、消去禁止動作が許可された場合、第1の実施形態で説明した図6の情報記録媒体2のファイル管理領域が処理されるタイトルの管理情報に、暗証番号と記録禁止状態の変更記録処理を行なうフローチャートと同様の動作となる。
【0046】
以上で、消去禁止状態の変更は、第1の実施形態に示す消去禁止の設定変更が許可される条件に、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の消去禁止状態が消去禁止でない場合ならば、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の限定暗証番号がないか、入力された暗証番号が、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の限定暗証番号と一致した場合という条件を追加して、限定暗証番号の権限範囲をさらに細かく分類し、広げることができる。
【0047】
また、図4は、全権暗証番号と限定暗証番号による個別操作機能として、第3の実施形態に示す視聴者制限設定操作の権限範囲を表にしている。このように、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、記録禁止状態によって、さらに分類して、細かく設定することができる。
【0048】
このようにすることで、家庭では、親が予め全権暗証番号を持ち、子が限定暗証番号を持つことで、親が全権暗証番号1つで設定した消去禁止状態を、子は勝手に限定暗証番号で変更することができなくなり、不用意に子が消去禁止状態の記録情報を消去することを防ぐことができる。
【0049】
また、子には、全権暗証番号で何らかの個別制限状態にしていても、親が消去禁止設定していない記録情報を限定暗証番号1つで消去禁止に設定することができる等細かく分類された権限を与えることができ、全権暗証番号を知っている親以外は消去できないという限定された権限ではあるが、たとえ、その記録情報に全権暗証番号が記録されていても、消去禁止状態に設定されていなければ、限定暗証番号1つで消去禁止設定機能を使用することができる。
【0050】
販売店でも、販売者が予め全権暗証番号を持ち、客が消去禁止機能を試したいという要望があれば、客が限定暗証番号を持っても、予め消去禁止状態に設定したプレゼンテーション用の記録情報は客に勝手に変更されることができなくなり、不用意に客がプレゼンテーション用の記録情報を消去することを防ぐことができる。また、客は、その記録情報に全権暗証番号が記録されていても、消去禁止状態に設定されていなければ、記録情報を限定暗証番号1つで、消去禁止状態に設定することができ、消去禁止機能で消去禁止状態にすることを体験できる。そして、販売者は、客が設定した消去禁止状態を後で、全権暗証番号1つで解除できる。
【0051】
また、以上説明した個別操作機能として、指定されたタイトルの編集を行なう動作に制限を行なう機能、つまり、編集制限機能も同様に扱ってもかまわない。
【0052】
【発明の効果】
本発明にかかる情報記録再生装置は、個別制限機能の操作としての消去禁止の設定変更操作を実行する時に、全権暗証番号か、全権暗証番号よりも権限が狭い限定暗証番号のどちらか1つだけを、使用者が入力することにより、使用者が、複数の暗証番号を覚えておく煩わしさもなく、しかも複数を入力する手間も省ける。
【0053】
本発明にかかる情報記録再生装置は、個別制限機能の操作としての視聴者制限の設定変更操作を実行する時に、全権暗証番号か、全権暗証番号よりも権限が狭い限定暗証番号のどちらか1つだけを、使用者が入力することにより、使用者が、複数の暗証番号を覚えておく煩わしさもなく、しかも複数を入力する手間も省ける。また、個別機能の制御機能が複数ある場合は、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、各個別機能操作ごとに多様化することができる。
【0054】
本発明にかかる情報記録再生装置は、上記効果のほかに、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、記録禁止状態によって、さらに分類して、細かく設定することができるので限定暗証番号による各個別機能操作の利便性がさらに増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による個別機能の制御機能を有する情報記録再生装置の一実施形態例を示すブロック図である。
【図2】情報記録媒体の論理構造のファイル管理領域に格納される管理情報を説明するための一形態例を表す図である。
【図3】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号の状態による全権暗証番号と限定暗証番号の権限範囲を表にした図である。
【図4】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号と消去禁止状態の状態による全権暗証番号と限定暗証番号の権限範囲を表にした図である。
【図5】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号の状態で、消去禁止設定機能部の管理を行なう動作を示すフローチャートである。
【図6】消去禁止設定機能部の消去禁止状態の変更動作が許可された後の情報記録媒体への暗証番号の記録と消去禁止状態の変更記録動作を示すフローチャートである。
【図7】視聴者制限設定機能部の管理部分の動作を示すフローチャートである。
【図8】視聴者設定機能部の視聴者制限状態の変更動作が許可された後の情報記録媒体への暗証番号の記録と視聴者制限状態の変更記録動作を示すフローチャートである。
【図9】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号と消去禁止状態の状態で、消去禁止設定機能部の管理を行なう動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録・消去手段
2 情報記憶媒体
3 入力手段
4 制御手段
5 記憶手段
6 暗証番号検出手段
7 機能制限状態検出手段
8 再生手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVDレコーダのような情報を記録再生する情報記録再生装置に関し、記録された情報の消去禁止、あるいは視聴者制限を行なうために、暗証番号設定操作を実行して、前記操作の許可、不許可を管理する情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
個別機能操作を制限するための情報記録再生装置に関しては、以下のような従来例がある。
【0003】
特許文献1によれば、再生信号のオン、オフを制御するための再生禁止データと暗証番号を記録し、再生時に、この再生禁止データと暗証番号を分離し、分離された暗証番号と、外部から入力された暗証番号を照合して、一致していなければ、禁止信号に基づいて、再生出力を禁止し、一致していれば禁止信号にかかわらず再生を行なう記録再生装置が開示されている。
【0004】
特許文献2によれば、それぞれの個別機能操作を実行するために、それぞれの暗証番号を有し、実行に際して入力される暗証番号と、既設定の暗証番号とを照合し、前記個別機能の実行を許可、不許可にする第1レベルの動作と、第1レベルの動作より優先度の高い第2レベルの動作として前記個別機能の操作の管理をするマスタ暗証番号を有し、マスタ暗証番号が設定されていたら、マスタ暗証番号と、個別機能の暗証番号の2つが一致しないと個別機能操作を許可しないようにする情報記録再生装置における暗証番号管理方法が開示されている。
【0005】
【特許文献1】
特許第2822197号公報
【特許文献2】
特開2001−351320号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1では、再生出力を禁止する個別機能が1つだけの場合であり、他に消去機能等複数の個別機能の許可、不許可を制御する場合には、対応していない。
【0007】
特許文献2では、複数の個別機能操作の実行を許可、不許可として管理することができるが、優先権が高いマスタ暗証番号が設定されていると、マスタ暗証番号を知っている使用者であっても、マスタ暗証番号が1つと、各個別操作ごとに違った暗証番号を覚えて置き、それぞれに対する暗証番号を入力することが必要であり、手間がかかる。また、各個別操作の暗証番号を同じにしても、最低でも2つの暗証番号を入力する必要があり、手間がかかる。
【0008】
本発明は、使用者が、1つの暗証番号を記憶するだけでよく、また1つの暗証番号を入力するだけで、複数の個別機能操作の全て、または限定された個別機能を実行でき、しかも限定された個別機能の操作可能な範囲を個別機能ごとに多様性を持たせることができる情報記録再生装置を提供することを目的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、以下の発明を特徴とする。情報記録媒体へ情報を記録し、前記情報記録媒体の情報を消去する、記録・消去手段と、前記情報記録媒体の情報を再生する再生手段と、暗証番号を入力する入力手段と、入力された前記暗証番号を記憶する記憶手段と、前記再生手段から暗証番号を検出する暗証番号検出手段と、少なくとも前記記録・再生・消去手段を含む個別機能操作と、前記各手段を制御する制御手段を備えた情報記録再生装置において、前記個別機能毎に操作の可否を設定し、前記個別機能操作を実行する時に前記入力手段より入力される前記暗証番号と、前記暗証番号検出手段から検出される予め記録媒体に記録された暗証番号を照合し、照合された結果によって前記個別機能操作の実行を制御する手段と、前記暗証番号は複数有り、そのうち、個別機能操作の全操作を許可される「全権暗証番号」登録手段と、特定の個別機能操作を制限された「限定暗証番号」登録手段を有し、個別機能操作においてそれぞれの暗証番号を判別する手段を有する。
【0010】
また、本発明は前記個別機能操作として、情報記録媒体に記録された情報を再生及び記録・消去する手段を有する情報記録再生装置において、前記入力手段により入力した暗証番号が、予め前記記録媒体のファイル管理領域に記録された暗証番号と一致するかどうかを照合する手段と、照合した結果によって前記個別機能操作を許可又は不許可の判定をする手段を有し、更にファイル管理領域に記録された全権暗証番号と限定暗証番号を検出する手段と、入力された暗証番号が全権暗証番号と一致した場合はすべての個別機能操作を実行する手段と、限定暗証番号と一致した場合は全権暗証番号所有者による設定によって個別機能操作を制御する手段を有し、全権暗証番号が検出されず、限定暗証番号のみが検出された場合には、入力した暗証番号が限定暗証番号であるか否かを判別する手段を有し、限定暗証番号であるか否かによって、予め限定暗証番号に許可された個別機能の操作の許可又は不許可を制御する手段を有する。
【0011】
また、前記情報記録再生装置において、再生手段から個別機能制限状態を検出する機能制限状態検出手段を具備し、検出された機能制限状態と、入力された暗証番号が全権暗証番号か限定暗証番号かの組合わせにより、個別機能を設定変更することの許可又は不許可を制御する手段を有することを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による情報記録装置の実施形態を、図を参照して説明する。図1は、本発明における情報記録再生装置のブロック図の一例である。
【0013】
記録情報を情報記録媒体2へ記録情報を記録、または、前記情報記録媒体の情報を消去する記録・消去手段1と、前記情報記録媒体2の記録されている再生情報を再生する再生手段8と、使用者が暗証番号を入力する入力手段3と、入力された前記暗証番号を記憶する不揮発性の記憶手段5と、前記再生手段から前記情報記録媒体2に記録されている暗証番号を検出する暗証番号検出手段6と、前記再生手段から前記情報記録媒体2に記録されている機能制限状態を検出する検出手段7と、前記各手段を制御する制御手段4から構成されている。
【0014】
図2は、情報記録媒体2、例えば記録可能なDVDディスクの論理フォーマットの概略を説明する図であり、情報記録媒体2の内周部にあるリードイン領域10から、外周部にあるリードアウト領域11までのデータ領域は、ボリューム領域12と呼ばれ、階層構造のボリューム管理領域14とファイル領域13を構成している。ファイル領域13は、ファイル管理領域15と再生データ領域16で構成されている。ファイル管理領域15は、再生データ16の各種情報を管理する領域であり、タイトルNo.に関するタイトル名、タイトル内の図示しないプログラムの再生順番と、全権暗証番号と、限定暗証番号と、消去禁止状態と、いわゆる親の保護の下で、未成年者には好ましくない映像の再生を制限するパレンタルロックが掛かっているかという視聴者制限状態などの情報が格納されている。
【0015】
以下、図5から図9の個別機能動作の管理および個別機能操作のフローチャートと、図3および図4の全権暗証番号と限定暗証番号による個別機能操作の操作権限を表した図を参照して、個別機能動作の管理と操作を説明する。ここで、個別機能とは記録・消去・再生といった基本的な機能を少なくとも含むが、その他にも使用者による設定変更の制限を与えるような機能も考えられる。また個別機能動作の管理とは、個別機能の操作を許可、または不許可にする処理である。
【0016】
まず、本発明の情報記録再生装置に、予め全権暗証番号を登録するため、全権暗証番号で本発明の情報記録再生装置を操作する使用者、例えば、販売店では販売者、あるいは、家庭では親が、予め全権暗証番号を入力手段3から入力し、制御手段4が不揮発性の記憶手段5に、その入力された全権暗証番号を記憶する。
【0017】
次に、第1の実施形態として、個別機能操作が記録禁止の設定変更動作である場合を図5および図6で説明する。記録禁止設定変更画面で、操作を行なおうとするタイトルに対し、制御手段4は、図示しない表示手段に暗証番号を入力するメニュー画面を表示し(ステップ100、以下「ステップ」を「S」と略す)、使用者は暗証番号を入力手段3で入力する(S101)。
【0018】
再生手段8は、情報記録媒体2に記録されている記録情報を読み出し、読み出した情報から暗証番号検出手段6でファイル管理領域の処理されるタイトルの全権暗証番号と限定暗証番号を検出する(S102)。
【0019】
以下、制御手段5は、情報記録媒体2に記録されている暗証番号が有るかを判断し(S103)、記録されている暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S103で、記録されている暗証番号が有る場合は、ファイル管理領域に全権暗証番号が有るかを判断する(S104)。
【0020】
ここでファイル管理領域に全権暗証番号が有る場合、この全権暗証番号と、入力された暗証番号とが一致するかを判断する(S105)。一致しなければ、消去禁止の設定変更機能が不許可となる(S112)。
【0021】
S105で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、入力された全権暗証番号とが一致するならば、入力暗証番号と記憶手段5に登録されている全権暗証番号とが一致するかを判断する(S106)。一致した場合は、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報の中に、他に限定暗証番号がないかを判断する(S107)。他に限定暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S110で、他に限定暗証番号が有る場合は、図示しない表示手段に、例えば、「他に限定暗証番号が有ります。無視して処理を続行しても良いですか。」等の警告メッセージを表示する(S108)。使用者が無視する場合には、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、無視しないで消去禁止変更処理を止めるならば、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0022】
また、S104で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号がない場合、入力された暗証番号と、ファイル管理領域に記録されている限定暗証番号が一致するかを判断し(S111)、一致した場合、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、一致しない場合、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0023】
ここまでが、消去禁止機能の管理部分であり、S110で、消去禁止動作が許可された場合、図6の情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に、暗証番号と消去禁止状態の変更記録処理を行なうフローチャートで以下説明する。
【0024】
消去禁止操作の変更対象となるタイトルに対し、使用者が、記録禁止か解除かを選択し(S120)、以下、制御手段4は、すでに入力手段3で入力された暗証番号が、全権暗証番号かを判断する(S121)。全権暗証番号であれば、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に、すでに記録されているかを判断する(S122)。記録されてなければ、全権暗証番号と変更した記録禁止状態を記録・消去手段1が情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録する(S123、S124)。
【0025】
S122で、全権暗証番号がすでに記録されていれば、記録・消去手段1は、変更した記録禁止状態を情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録する(S124)。
【0026】
S121で、すでに入力手段3で入力された暗証番号が、全権暗証番号でない場合、つまり、限定暗証番号の場合、制御手段4は、情報記録媒体2に限定暗証番号が記録されているかを判断し(S125)、情報記録媒体2に記録されていないならば、限定暗証番号と変更した消去禁止状態を情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録する(S126、S124)。
【0027】
S125で、限定暗証番号がすでに記録されていれば、記録・消去手段1は、変更した記録禁止状態を、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に変更に記録する(S124)。
【0028】
以上で、消去禁止状態の変更は、入力された暗証番号が、全権暗証番号の場合で、その入力された全権暗証番号と、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されている全権暗証番号と、記憶手段5に記憶されている全権暗証番号とが全て一致した場合か、全権暗証番号が情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されていなく、限定暗証番号が、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されている限定暗証番号と一致した場合か、全権暗証番号と限定暗証番号とも情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されていない場合に許可されて、消去禁止状態の変更が実行されることになり、限定暗証番号は、全権暗証番号よりも狭い消去禁止操作の権限を与えることができる。
【0029】
このようにすることで、家庭では、親が予め全権暗証番号を持ち、子が限定暗証番号を持つことで、親が全権暗証番号1つで設定した消去禁止状態を、子は勝手に限定暗証番号で変更することができなくなり、不用意に子が消去禁止状態の記録情報を消去することを防ぐことができる。また、子は、親が消去禁止設定していない記録情報を限定暗証番号1つで消去禁止に設定することができ、全権暗証番号を知っている親以外は消去できないという限定された権限ではあるが、消去禁止設定機能を使用することができる。
【0030】
販売店でも、販売者が予め全権暗証番号を持ち、客が消去禁止機能を試したいという要望があれば、客が限定暗証番号を持っても、予め消去禁止状態に設定したプレゼンテーション用の記録情報は客に勝手に変更されることができなくなり、不用意に客がプレゼンテーション用の記録情報を消去することを防ぐことができる。また、客は、販売者が何らかの個別機能を設定していない記録情報を限定暗証番号1つで、消去禁止状態に設定することができ、消去禁止機能で消去禁止状態にすることを体験できる。そして、販売者は、客が設定した消去禁止状態を後で、全権暗証番号1つで解除できる。
【0031】
第2の実施形態として個別機能操作が情報記録媒体2に記録されている視聴者制限の設定変更動作である場合を図7および図8で説明する。
【0032】
視聴者制限設定変更画面で、操作を行なおうとするタイトルに対し、制御手段4は、図示しない表示手段に暗証番号を入力するメニュー画面を表示し(S130)、使用者は暗証番号を入力手段3で入力する(S131)。再生手段8は、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に記録されている記録情報を読み出し、読み出した情報から暗証番号検出手段6でファイル管理領域の処理されるタイトルの全権暗証番号を検出する(S132)。
【0033】
以下、制御手段4は、情報記録媒体2のファイル管理領域に記録されている処理されるタイトルの全権暗証番号が有るかを判断し(S133)、記録されている全権暗証番号が有る場合は、この全権暗証番号と、入力された暗証番号とが一致するかを判断する(S134)。一致しなければ、視聴者制限の設定変更機能が不許可となる(S137)。S134で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、入力された全権暗証番号とが一致するならば、入力暗証番号と記憶手段5に登録されている全権暗証番号とが一致するかを判断する(S135)。一致した場合は、視聴者制限の設定変更機能が許可される(S136)。一致しない場合、視聴者制限の設定変更機能が許可されない(S137)。S133で、記録されている全権暗証番号がない場合は、S135に進み、S135以降、上記同様の処理がなされる。
【0034】
ここまでが、視聴者制限の機能の管理部分であり、S136で、視聴者制限の設定変更動作が許可された場合、図8の情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報に、暗証番号と視聴者制限状態の変更記録処理を行なうフローチャートで以下説明する。
【0035】
視聴者制限操作の変更対象となるタイトルに対し、使用者が、視聴者制限レベルまたは、解除を入力手段3で入力する(S140)。次に、制御手段4は、情報記録媒体2のファイル管理領域に処理されるタイトルの全権暗証番号が、すでに記録されているかを判断する(S141)。記録されてなければ、記録・消去手段は、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に全権暗証番号と、変更した視聴者制限状態を記録し(S142、S143)、情報記録媒体2に変更した視聴者制限レベルを記録する(S144)。S141で、制御手段4は、全権暗証番号が情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域にすでに記録されていれば、視聴者制限状態を変更し、記録・消去手段1は、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に、変更した視聴者制限状態を記録し(S143)、情報記録媒体2に変更した視聴者制限レベルを記録する(S144)。
【0036】
以上で、視聴者制限状態の変更は、入力された暗証番号が、全権暗証番号の場合で、その入力された全権暗証番号と、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、記憶手段5に記憶されている全権暗証番号とが両方とが全て致した場合か、全権暗証番号が情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域に記録されていなく、入力暗証番号が、記憶手段5に記憶されている全権暗証番号と一致した場合に許可されて、視聴者制限状態の変更が実行されることになる。入力暗証番号が、限定暗証番号のときは、限定暗証番号は、全権暗証番号よりも狭い消去禁止操作の権限、つまりこの場合は、視聴者制限変更操作の権限が全く与えらないようにすることができる。
【0037】
このようにすることで、家庭では、親が予め全権暗証番号を持ち、未成年者には好ましくない映像の記録情報に視聴者制限を設定すれば、親が全権暗証番号1つで設定した視聴制限状態を、子が持っている限定暗証番号では、視聴制限状態を変更することができなくなり、未成年者には好ましくない映像の視聴者制限を維持することができる。
【0038】
販売店でも、販売者が予め全権暗証番号を持ち、客がたとえ限定暗証番号を持っていたとしても、予め全権暗証番号で消去禁止状態に設定したプレゼンテーション用の記録情報の視聴者制限設定を客に勝手に変更されることを防ぐことができる。
【0039】
また、図3は、全権暗証番号と限定暗証番号による個別操作機能として、第1の実施形態の消去禁止操作と第2の実施形態の視聴者制限設定操作の権限範囲を表にしている。このように、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、各個別機能操作ごとに多様化することができる。
【0040】
第3の実施形態として、個別機能操作が記録禁止の設定変更動作である第1の実施形態に、さらに個別機能制限状態、つまり記録禁止状態を検出する機能制限状態検出手段7を備えた場合を図9のフローチャートで説明する。
【0041】
記録禁止設定変更画面で、操作を行なおうとするタイトルに対し、制御手段4は、図示しない表示手段に暗証番号を入力するメニュー画面を表示し(S100)、使用者は暗証番号を入力手段3で入力する(S101)。再生手段8は、情報記録媒体2に記録されている記録情報を読み出し、読み出した情報から暗証番号検出手段6でファイル管理領域の処理されるタイトルの全権暗証番号と限定暗証番号を検出する(S102)。以下、制御手段4は、情報記録媒体2に記録されている暗証番号が有るかを判断し(S103)、記録されている暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S103で、記録されている暗証番号が有る場合は、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号が有るかを判断する(S104)。
【0042】
ここでファイル管理領域に全権暗証番号が有る場合、この全権暗証番号と、入力された暗証番号とが一致するかを判断する(S105)。一致しなければ、機能制限状態検出手段7で、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の消去禁止状態を検出し(S113)、制御手段4は、消去禁止状態かを判断する(S114)。制御手段4は、消去禁止状態であれば、消去禁止の設定変更機能が不許可となる(S112)。S114で、消去禁止状態でない場合、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の限定暗証番号があるかを判断し(S115)、なければ消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S115で、限定暗証番号がある場合、それが入力された暗証番号と、一致するかを判断し(S111)、一致した場合、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、一致しない場合、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0043】
S105で、制御手段4は、処理されるタイトルのファイル管理領域に記録されている全権暗証番号と、入力された全権暗証番号とが一致するならば、入力暗証番号と記憶手段5に登録されている全権暗証番号とが一致するかを判断する(S106)。一致した場合は、情報記録媒体2のファイル管理領域の処理されるタイトルの管理情報の中に、他に限定暗証番号がないかを判断する(S107)。他に限定暗証番号がない場合は、消去禁止の設定変更機能が許可される(S110)。S110で、他に限定暗証番号が有る場合は、図示しない表示手段に、例えば、「他に限定暗証番号が有ります。無視して処理を続行しても良いですか。」等の警告メッセージを表示する(S108)。使用者が無視する場合には、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、無視しないで消去禁止変更処理を止めるならば、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0044】
また、S104で、ファイル管理領域に記録されている全権暗証番号がない場合、入力された暗証番号と、ファイル管理領域に記録されている限定暗証番号が一致するかを判断し(S111)、一致した場合、消去禁止の設定変更機能が許可され(S110)、一致しない場合、消去禁止の設定変更機能が許可されない(S112)。
【0045】
ここまでが、消去禁止機能の管理部分であり、S110で、消去禁止動作が許可された場合、第1の実施形態で説明した図6の情報記録媒体2のファイル管理領域が処理されるタイトルの管理情報に、暗証番号と記録禁止状態の変更記録処理を行なうフローチャートと同様の動作となる。
【0046】
以上で、消去禁止状態の変更は、第1の実施形態に示す消去禁止の設定変更が許可される条件に、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の消去禁止状態が消去禁止でない場合ならば、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の限定暗証番号がないか、入力された暗証番号が、情報記録媒体2の処理されるタイトルのファイル管理領域の限定暗証番号と一致した場合という条件を追加して、限定暗証番号の権限範囲をさらに細かく分類し、広げることができる。
【0047】
また、図4は、全権暗証番号と限定暗証番号による個別操作機能として、第3の実施形態に示す視聴者制限設定操作の権限範囲を表にしている。このように、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、記録禁止状態によって、さらに分類して、細かく設定することができる。
【0048】
このようにすることで、家庭では、親が予め全権暗証番号を持ち、子が限定暗証番号を持つことで、親が全権暗証番号1つで設定した消去禁止状態を、子は勝手に限定暗証番号で変更することができなくなり、不用意に子が消去禁止状態の記録情報を消去することを防ぐことができる。
【0049】
また、子には、全権暗証番号で何らかの個別制限状態にしていても、親が消去禁止設定していない記録情報を限定暗証番号1つで消去禁止に設定することができる等細かく分類された権限を与えることができ、全権暗証番号を知っている親以外は消去できないという限定された権限ではあるが、たとえ、その記録情報に全権暗証番号が記録されていても、消去禁止状態に設定されていなければ、限定暗証番号1つで消去禁止設定機能を使用することができる。
【0050】
販売店でも、販売者が予め全権暗証番号を持ち、客が消去禁止機能を試したいという要望があれば、客が限定暗証番号を持っても、予め消去禁止状態に設定したプレゼンテーション用の記録情報は客に勝手に変更されることができなくなり、不用意に客がプレゼンテーション用の記録情報を消去することを防ぐことができる。また、客は、その記録情報に全権暗証番号が記録されていても、消去禁止状態に設定されていなければ、記録情報を限定暗証番号1つで、消去禁止状態に設定することができ、消去禁止機能で消去禁止状態にすることを体験できる。そして、販売者は、客が設定した消去禁止状態を後で、全権暗証番号1つで解除できる。
【0051】
また、以上説明した個別操作機能として、指定されたタイトルの編集を行なう動作に制限を行なう機能、つまり、編集制限機能も同様に扱ってもかまわない。
【0052】
【発明の効果】
本発明にかかる情報記録再生装置は、個別制限機能の操作としての消去禁止の設定変更操作を実行する時に、全権暗証番号か、全権暗証番号よりも権限が狭い限定暗証番号のどちらか1つだけを、使用者が入力することにより、使用者が、複数の暗証番号を覚えておく煩わしさもなく、しかも複数を入力する手間も省ける。
【0053】
本発明にかかる情報記録再生装置は、個別制限機能の操作としての視聴者制限の設定変更操作を実行する時に、全権暗証番号か、全権暗証番号よりも権限が狭い限定暗証番号のどちらか1つだけを、使用者が入力することにより、使用者が、複数の暗証番号を覚えておく煩わしさもなく、しかも複数を入力する手間も省ける。また、個別機能の制御機能が複数ある場合は、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、各個別機能操作ごとに多様化することができる。
【0054】
本発明にかかる情報記録再生装置は、上記効果のほかに、限定暗証番号による各個別機能操作の権限範囲を、記録禁止状態によって、さらに分類して、細かく設定することができるので限定暗証番号による各個別機能操作の利便性がさらに増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による個別機能の制御機能を有する情報記録再生装置の一実施形態例を示すブロック図である。
【図2】情報記録媒体の論理構造のファイル管理領域に格納される管理情報を説明するための一形態例を表す図である。
【図3】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号の状態による全権暗証番号と限定暗証番号の権限範囲を表にした図である。
【図4】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号と消去禁止状態の状態による全権暗証番号と限定暗証番号の権限範囲を表にした図である。
【図5】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号の状態で、消去禁止設定機能部の管理を行なう動作を示すフローチャートである。
【図6】消去禁止設定機能部の消去禁止状態の変更動作が許可された後の情報記録媒体への暗証番号の記録と消去禁止状態の変更記録動作を示すフローチャートである。
【図7】視聴者制限設定機能部の管理部分の動作を示すフローチャートである。
【図8】視聴者設定機能部の視聴者制限状態の変更動作が許可された後の情報記録媒体への暗証番号の記録と視聴者制限状態の変更記録動作を示すフローチャートである。
【図9】ファイル管理情報の全権暗証番号と限定暗証番号と消去禁止状態の状態で、消去禁止設定機能部の管理を行なう動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 記録・消去手段
2 情報記憶媒体
3 入力手段
4 制御手段
5 記憶手段
6 暗証番号検出手段
7 機能制限状態検出手段
8 再生手段
Claims (3)
- 情報記録媒体へ情報を記録し、前記情報記録媒体の情報を消去する、記録・消去手段と、前記情報記録媒体の情報を再生する再生手段と、暗証番号を入力する入力手段と、入力された前記暗証番号を記憶する記憶手段と、前記再生手段から暗証番号を検出する暗証番号検出手段と、少なくとも前記記録・再生・消去手段を含む個別機能操作と、前記各手段を制御する制御手段を備えた情報記録再生装置において、前記個別機能毎に操作の可否を設定し、前記個別機能操作を実行する時に前記入力手段より入力される前記暗証番号と、前記暗証番号検出手段から検出される予め記録媒体に記録された暗証番号を照合し、照合された結果によって前記個別機能操作の実行を制御する手段と、前記暗証番号は複数有り、そのうち、個別機能操作の全操作を許可される「全権暗証番号」登録手段と、特定の個別機能操作を制限された「限定暗証番号」登録手段を有し、個別機能操作においてそれぞれの暗証番号を判別する手段を有することを特徴とする情報記録再生装置。
- 請求項1記載の個別機能操作として、情報記録媒体に記録された情報を再生及び記録・消去する手段を有する情報記録再生装置において、前記入力手段により入力した暗証番号が、予め前記記録媒体のファイル管理領域に記録された暗証番号と一致するかどうかを照合する手段と、照合した結果によって前記個別機能操作を許可又は不許可の判定をする手段を有し、更にファイル管理領域に記録された全権暗証番号と限定暗証番号を検出する手段と、入力された暗証番号が全権暗証番号と一致した場合はすべての個別機能操作を実行する手段と、限定暗証番号と一致した場合は全権暗証番号所有者による設定によって個別機能操作を制御する手段を有し、全権暗証番号が検出されず、限定暗証番号のみが検出された場合には、入力した暗証番号が限定暗証番号であるか否かを判別する手段を有し、限定暗証番号であるか否かによって、予め限定暗証番号に許可された個別機能の操作の許可又は不許可を制御する手段を有する情報記録再生装置。
- 前記情報記録再生装置において、再生手段から個別機能制限状態を検出する機能制限状態検出手段を具備し、検出された機能制限状態と、入力された暗証番号が全権暗証番号か限定暗証番号かの組合わせにより、個別機能を設定変更することの許可又は不許可を制御する手段を有する情報記録再生装置。
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JP (1) | JP2004310872A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006172153A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Sharp Corp | 生体認証機能付き電子機器 |
JP2007232692A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Sanyo Electric Co Ltd | ナビゲーション装置 |
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2003
- 2003-04-04 JP JP2003101469A patent/JP2004310872A/ja active Pending
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