JP2004310628A - 対話シナリオ生成方法、対話シナリオ生成装置、対話シナリオ生成用プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】記述されたラベルで指定される複数の部分対話シナリオが情報の入力を実行する部分対話シナリオである場合に、複数のラベルの中の先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、各ラベルの直前に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオから入力修正用シナリオを複写する処理ステップを付加した。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は音声入力により各種の例えば予約処理等を実行することができる対話システムに用いる対話シナリオを生成する対話シナリオ生成方法、対話シナリオ生成装置、対話シナリオ生成用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
音声入力により各種の予約処理等を実行することができる対話システムが実用化されている。対話システムは音声認識装置、音声合成装置、視覚的な表示装置、聴覚的な表示装置等を装備し、利用者の音声入力を音声認識し、その音声認識結果を利用して利用者の要求を理解し、日時、地名、駅名、人数等をキーワードとして抽出し、そのキーワードを入力情報として取得すると共に、入力情報の取得の結果を表示装置に表示して確認を求めるなどを実行し、対話形式で情報の入力を利用者に行わせる。
対話システムの利用目的が、例えば乗車券の販売、或は宿泊施設の予約や、ピザの注文のような商品注文等に限定することにより利用者との対話の内容を予め予想することができる。従って、一般には対話の内容は予め対話シナリオとして用意され、対話シナリオの筋書きに従って対話が実行される。
対話シナリオは音声認識のための音声認識辞書、音声合成のための音声合成辞書等を備え、複雑な形態を呈している。このため対話シナリオの作成には対話シナリオ生成ツールが用意され、このツールを利用してプログラム作成者が対話シナリオを作成している。
【0003】
図5を用いて従来から用いられている対話シナリオ生成ツールの概要を説明する。対話シナリオ生成ツールはあらゆる場面を想定して作成した部分対話シナリオSN−1〜SN−Nを格納した部分対話シナリオ格納部11と、プログラム作成者が意図している機能を実現するための部分対話シナリオを記述するための記述部12と、記述部12に記述された部分対話シナリオをコンピュータが実行可能な型式のファイル14に変換して出力する変換部13とによって構成される。変換部13から出力されたファイル14はコンピュータ15にインストールされ、コンピュータ15で対話シナリオが実行される。この対話シナリオを実行するためには、例えば外部記憶装置16に音声認識辞書、音声合成辞書、音声ファイル、及び音声認識キーワード辞書等のリソースが用意され、これらのリソースを参照して対話シナリオが実行される。
部分対話シナリオ格納部11には多数の部分対話シナリオSN−1〜SN−Nが用意されている。部分対話シナリオの中の一つ、例えばSN−2を図6に例示して説明する。ここでは、部分対話シナリオSN−2が乗車券販売時に用いる駅名入力用の部分対話シナリオであり、内部は対話ブロックBLOC1、BLOC2、BLOC3の3つのブロックを格納して構成されている例を示す。
【0004】
対話ブロックBLOC1は部分対話シナリオSN−2の開始位置(入口)STを有し、出発駅の駅名を入力する部分対話シナリオと、到着駅の駅名を入力する部分対話シナリオとを格納して構成される。
対話ブロックBLOC2は出発駅の駅名を確認する部分対話シナリオと、部分対話シナリオSN−2の終了位置(出口)OUを有し、到着駅の駅名を確認する部分対話シナリオとを格納して構成される。
対話ブロックBLOC3は出発駅の駅名を修正する部分対話シナリオと、到着駅の駅名を修正する部分対話シナリオとを格納して構成される。
各部分対話シナリオの内部動作は以下の如くである。各ラベルが指定されると、開始位置STから実行が開始され、先頭の対話ブロックBLOC1が起動される。対話ブロックBLOC1の実行が終了すると、対話ブロックBLOC2に動作が移る。対話ブロックBLOC2では修正の有無が問われ、無であれば終了位置OUから抜け出し、接続先ラベルで指定された次の部分対話シナリオに動作が移る。
【0005】
対話ブロックBLOC2の実行により修正の有無が問われた時点で修正有りを入力した場合は、対話ブロックBLOC3が起動され、対話ブロックBLOC3でここでは駅名の修正を行うために、駅名の入力が再度実行され、再入力の結果が対話ブロックBLOC2で問われ、良であれば終了位置OUから次の対話シナリオに動作が移る。この制御動作が各部分対話シナリオSN−1〜SN−N毎に実行される。
各部分対話シナリオSN−1〜SN−Nにはそれぞれの機能を判別できるラベルLABが付されている。上記した駅名入力用の部分対話シナリオには、例えば「駅名入力」とラベルが付され、各機能別に部分対話シナリオが用意され、部分対話シナリオ格納部11に格納される。
プログラム作成者は部分対話シナリオ格納部11から所望の機能を備えた部分対話シナリオを選択し、そのラベルを記述部12に記述する。図5に示した例では記述部12に日付入力用の部分対話シナリオを指定するラベルLAB−1−1と、駅名入力用の部分対話シナリオを指定するラベルLAB−2−1と、人数入力用の部分対話シナリオを指定するラベルLAB−3−1を記述した場合を示す。
各ラベルLAB−1−1〜LAB−3−1で指定される各部分対話シナリオにはそれぞれに理解結果記憶部MEMO1〜MEMO3が設けられ、これら理解結果記憶部MEMO1〜MEMO3に音声認識して取得した情報を格納する。つまり、この例では理解結果記憶部MEMO1に乗車日の日付を記憶し、MEMO2に出発駅の駅名と、到着駅の駅名とを記憶し、MEMO3に乗車人数を記憶する。
【0006】
一般的には部分対話シナリオ格納部11に格納されている部分対話シナリオにはその終了時に次に実行すべき接続先のラベルの指定がされていない。つまり、部分対話シナリオ格納部11に格納されている部分対話シナリオは汎用性を持たせるために接続先のラベルを付与していない。このためプログラム作成者は実行することを指定するためのラベルLAB−1−1〜LAB−3−1の記述に加えて、各部分対話シナリオの終了時に、次に実行するラベルを指定するための接続先ラベルLAB−2−1、LAB−3−1、ENDを記述する作業を行うことが要求されている。
然し乍ら、この接続先ラベルLAB−2−1、LAB−3−1、ENDを自動的に付与する提案がなされ(特許文献1)、この提案を適用したツールによれば接続先のラベルの記述は行わなくて済むように改善されている。
【0007】
【特許文献1】
特許3187317号明細書(特開平9−231062号公報)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
対話シナリオ生成ツールを使い易くするための改良発明として特許文献1が挙げられるが、特許文献1で改善された点は部分対話シナリオ相互間の接続先のラベルを自動的に付与する点である。この改良により部分対話シナリオ生成ツールは使い易くなった。
然し乍ら、以下に説明する点では依然として使い難い部分があり、また音声で対話を行う音声対話システムの利用者にとっても使い難い部分がある。
図5に示した例では日付入力用部分対話シナリオと、駅名入力用部分対話シナリオと、人数入力用部分対話シナリオを指定するLAB−2−1、LAB−3−1を記述した例を示す。ラベルLAB−1−1〜LAB−3−1で指定される各部分対話シナリオにはそれぞれの入力項目に関して入力内容を変更するための修正対話シナリオSU1、SU2、SU3が付加されている。従って、この記述例を対話システムに搭載して実行させたとすると日付入力に対して日付の変更を行うにはラベルLAB−1−1で指定される部分対話シナリオを実行中に限って「日付の変更を行いたい」と音声入力すると、その変更が受け付けられ、日付入力の変更を行うことができ、その変更の結果が理解結果記憶部MEMO1に書き込まれる。また駅名入力を実行中は、駅名の変更に限って変更の申し出が受け付けられ、その変更の結果が理解結果記憶部MEMO2に記憶される。
【0009】
もし仮に、人数入力中に日付の入力間違いに気づいた場合には、「いちばんはじめの入力に戻る」等の日付入力に戻ることを申し出ることにより日付入力に戻ることができる。然し乍ら、この場合には日付入力と、駅名入力と、人数入力とを再度入力し直されなければならない。このために利用者に負担が強いられる。この負担を軽減するには、各入力項目(部分対話シナリオ)毎に、例えば、直前の部分対話シナリオ中で入力した項目の修正を行うための修正用シナリオを記述すればよい。その一例としては駅名入力中に、直前に入力を終了した日付の修正を受け付けることを可能にするために、駅名入力用の部分対話シナリオに日付修正用の部分対話シナリオの記述を付加しておけばよい。この記述の加入はプログラム作成者が行う。また、人数入力用の部分対話シナリオに駅名修正用の部分対話シナリオの記述を付加しておけば、人数入力中に駅名の修正を申し出れば、その申し出を受け付ける対話シナリオを生成することができる。
【0010】
然し乍ら、プログラム作成者がこれらの各修正用の部分対話シナリオを他の入力項目の部分対話シナリオの記述部分に書き加える作業を行うと、その手間が多く掛かり、対話シナリオの作成効率が悪くなる欠点がある。特に入力項目が多い場合や、作業中に入力項目の入力順序を変更する場合にはこの不都合が顕著に表れる。
この発明の目的はこの不都合を解消し、直前に入力を終了した入力項目に対して修正を申し出ることができる構造の対話シナリオを、入力項目が多くても効率よく生成することができる対話シナリオ生成方法、対話シナリオ生成装置、対話シナリオ生成用プログラムを提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明では、ラベルの記述順序に従って、ラベルで指定される部分対話シナリオを順次コンピュータに実行させ、対話を実現するための対話シナリオを生成する対話シナリオ生成方法において、記述されたラベルで指定される複数の部分対話シナリオが情報の入力を実行する部分対話シナリオである場合に、複数のラベルの中の先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、各ラベルの直前に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオから入力修正用シナリオを複写する処理ステップを付加した対話シナリオ生成方法を提案する。
【0012】
この発明では更に、部分対話シナリオ群を格納した部分対話シナリオ格納部と、この部分対話シナリオ格納部に格納した対話シナリオの中から実行を希望する部分対話シナリオを指定するラベルを実行順序に従って記述する記述部と、各部分対話シナリオで取得した入力情報を、どの対話シナリオからでも読み書きが可能な共通理解結果記憶部と、記述部に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオをラベルの記述の順序に従ってコンピュータに実行させるファイル型式の対話シナリオファイルに変換する変換部とを具備して構成される対話シナリオ生成装置において、記述部に記述された複数のラベルが情報の入力を実行する部分対話シナリオである場合、先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、各ラベルの直前に記述されているラベルで指定される部分対話シナリオから入力修正用シナリオを複写する複写手段を設けた構成とした対話シナリオ生成装置を提案する。
この発明では更に、コンピュータが解読可能な符号列によって記述され、コンピュータに上記の対話シナリオ生成方法を実行させる対話シナリオ生成用プログラムを提案する。
【0013】
作用
この発明によれば情報の入力を実行する部分対話シナリオを指定するラベルが複数記述された場合に、先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、各ラベルの直前に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオから入力修正用シナリオを複写するから、プログラム作成者はその複写機能を起動させるだけで直前に入力を終了した入力項目の修正を、次に入力している入力項目の入力中に受け付けることができる対話シナリオを簡単に生成することができる。特に入力項目の数が多くてもプログラム作成者に与える負担を小さくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1を用いてこの発明による対話シナリオ生成方法及び対話シナリオ生成装置の一実施例を説明する。図1において、図5と対応する部分には同一符号を付して示す。つまり、11は部分対話シナリオを格納した部分対話シナリオ格納部、12は記述部、13は記述部12に記述した部分対話シナリオをコンピュータ15が実行可能なファイル型式の対話シナリオファイルに変換する変換部、15はこの変換部13で変換した対話シナリオファイルをインストールして実行するコンピュータ、16はコンピュータ15にインストールされた対話シナリオに用いられる音声認識辞書、音声合成辞書等を格納した外部記憶装置をそれぞれ示す。部分対話シナリオ格納部11には従来の技術の項で説明したように各種の場面を想定して作成した部分対話シナリオSN−1、SN−2…SN−Nが格納されている。各部分対話シナリオSN−1〜SN−Nの内部構造は、例えば図6に示したように複数の対話ブロックBLOC1、BLOC2、BLOC3を格納して構成される。
【0015】
この発明では、入力値を保持する理解結果記憶部を共通化し、共通理解結果記憶部MEMOとした点と、複写手段17を設けた構成とした点を特徴とするものである。
共通理解結果記憶部MEMOは記述部12に指定されたどのラベルの部分対話シナリオからでも書き込み及び読み出しができるように構成され、この共通理解結果記憶部MEMOに日付の入力値、駅名の入力値、人数の入力値が書き込まれる。従って、この構成により日付の入力中に駅名の修正を、また、人数の入力中に駅名の修正を行うことができることになる。共通理解結果記憶部MEMOに記憶する項目は、SN−1〜SN−N中に記述されており、任意の部分対話シナリオSN−Xを記述部12に記述すると自動的に生成される。
複写手段17は記述部12にプログラム作成者が所望のラベル名を記述し、その記述が完了した時点で複写手段17を起動させる。複写手段17は記述部12の先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、直前に記述されているラベルで指定される部分対話シナリオの中から修正用対話シナリオを抜き出し、この修正用対話シナリオを次に記述されているラベルで指定されている部分対話シナリオに複写する動作を実行する。
【0016】
現実には以下の如くして複写を行う。記述部12の最後部に記述されているラベルで指定される部分対話シナリオに、その一つ前に記述されている部分対話シナリオから修正用部分対話シナリオを複写する。複写した後、修正用部分対話シナリオの外への出口を一つ前の入力用部分対話シナリオではなく、複写先の入力用部分対話シナリオの入口STに変更する。次に、最後部から1つ前に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオには、その更に一つ前に記述されているラベルで指定される部分対話シナリオから修正用部分対話シナリオを複写する。このように記述順位の後方から複写を行えば先頭以外の部分対話シナリオにはひとつ前のラベルで指定される部分対話シナリオから修正用部分対話シナリオを複写することができる。
図1を用いて具体的に説明する。ラベルLAB−1−1〜LAB−3−1で指定される各部分対話シナリオには、ラベルLAB−1−1〜LAB−3−1を記述部12に記述した時点で各部分対話シナリオには自己に割当てられている修正用シナリオSU1、SU2、SU3を装備している。
【0017】
複写手段17は最後部のこの例ではラベルLAB−3−1「人数入力」で指定される部分対話シナリオに、その一つ前に記述されているラベル「駅名入力」で指定される部分対話シナリオから駅名修正用シナリオSU2を複写する。ここで、人数入力用部分対話シナリオに複写した駅名修正用シナリオSU2の出口を複写先である人数入力対話シナリオの入口STに書き替える。この書き替えは複写手段17の複写機能で自動的に行なわれる。次に、ラベルLAB−2−1「駅名入力」で指定される部分対話シナリオに、その一つ前に記述されているラベル「日付入力」で指定される部分対話シナリオから日付修正用シナリオSU1を複写する。ここでも駅名入力用部分対話シナリオに複写した日付修正用シナリオの出口を複写先の駅名入力対話シナリオの入口STに書き替えを行なう。
この2回の複写でラベルLAB−2−1「駅名入力」で指定される部分対話シナリオには本来装備していた駅名修正用シナリオSU2に加えて日付修正用シナリオSU1が記述され、更にラベルLAB−3−1「人数入力」で指定される部分対話シナリオには本来装備していた人数修正用シナリオSU3に加えて駅名修正用シナリオSU2が記述される。
【0018】
図2に複写後の各部分対話シナリオの内部を示す。各部分対話シナリオは図6を用いて説明したように、この実施例では3つのブロックBLOC1、BLOC2、BLOC3を装備して構成されている。ブロックBLOC1は入力処理部であり、ブロックBLOC2は入力値の確認部、ブロックBLOC3は修正部として動作する。
ここで、複写手段17が複写する複写先を各部分対話シナリオのブロックBLOC1に設定する。従って、図2に示すように日付修正用シナリオSU1はラベル「駅名入力」で指定される部分対話シナリオの入力処理部として動作するブロックBLOC1の内部に複写される。また、ラベル「人数入力」で指定される部分対話シナリオでもブロックBLOC1に駅名修正用シナリオSU2が複写される。
このように、複写先を各部分対話シナリオの入力処理部として動作するブロックBLOC1に設定することにより、先頭のラベルで指定される部分対話シナリオ以外の部分対話シナリオでは入力処理中に既に入力を終了した、前の入力項目の修正を行うことができることになる。
【0019】
この発明で提案した対話シナリオ生成方法で生成した対話シナリオを搭載した対話システムの動作状況を具体的に説明する。例えば駅名の入力中に「日付を○○年○○月○○日にしたい」等と発話すると、その発話が音声認識されて新たな日付が理解され、その新たな日付が一時記憶部に保持される。これと共に、本来の駅名の入力も継続され、駅名の入力が完了すると、対話システムは部分対話シナリオのブロックBLOC2の実行に移り日付は「○○年○○月○○日に変更ですね」「出発駅は○○、到着駅は○○でよろしいですか?」と確認を求める。その確認に対して利用者が「はい」或は「結構です」等と発話すれば、変更された日付と、出発駅の駅名及び到着駅名が共通理解結果記憶部MEMOに格納される。確認の際に「間違えた」「いいえ」等と発話すると、駅名入力状態に戻る。この場合、駅名のみを入力すれば先に入力して一時記憶部に保持されている間違った駅名が新たに入力した駅名に書き替えられる。その後確認ステップで例えば「結構です」等と入力すれば日付と駅名が共通理解結果記憶部MEMOに書き込まれ、次のラベルLAB−3−1で指定される人数入力の部分対話シナリオの制御状態に移る。
【0020】
尚、上述では複写手段17の動作としてラベルの記載の後方の部分対話シナリオから複写を始めるものとして説明したが、前方に記載した部分対話シナリオから順に複写を行ってもよい。この場合には、図3に示すように人数入力の部分対話シナリオには日付修正用シナリオSU1と駅名修正用シナリオSU2が複写され、人数入力時には日付の修正と、駅名の修正と、人数の修正を行う事ができることになる。
図4にこの発明による対話シナリオ生成装置をコンピュータで実現した場合の構成の一例を示す。コンピュータは一般によく知られているように中央演算処理装置(以下CPUと称す)101と、基本プログラムを格納した読出専用メモリ(ROM)102と、プログラムを格納してカレントドライブとして動作する書込、読出可能なメモリ(RAM)104と、キーボードのような入力手段103と、磁気ディスクドライブ等の出力手段105、外部記憶装置107などを装備して構成される。
【0021】
この発明による対話シナリオ生成装置100はRAM104に搭載した記述部12と、変換部13に複写手段17を付加して構成した点を特徴とするものである。
外部記憶装置107に部分対話シナリオ格納部11が格納され、この部分対話シナリオ格納部11に、各種の場面を想定した部分対話シナリオが格納される。RAM104に搭載した記述部12には入力手段103から入力するラベル名等を記述する。この発明では、複写手段17を設けた構成とし、この複写手段17で記述部12に記述した入力を実行する部分対話シナリオの中から修正用シナリオを他の入力用対話シナリオに複写し、この複写により入力中の項目以外の項目の修正を受け付けることができる対話シナリオを生成し、目的とする対話シナリオの作成を完成する。変換部13は完成した対話シナリオをコンピュータが実行可能なファイル型式に変換し、その変換結果を磁気ディスクドライブのような出力手段105に出力し、磁気ディスク106に書き込む。
【0022】
磁気ディスク106に書き込んだ対話シナリオは対話システムを構築しようとするコンピュータ(図4に示したコンピュータでもよい)にインストールし、この発明で提案した対話シナリオ生成方法で生成した対話シナリオを実行して対話システムを構築する。又は磁気ディスク106から読み出して通信回線を通じて対話システムを構築しようとするコンピュータにインストールし、対話システムを構築する。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば対話シナリオ生成ツールに、入力項目に設けられる入力修正用シナリオを他の入力項目の部分対話シナリオに複写する複写手段を設けたから、プログラム作成者に手間を煩わせることなく、使い勝手のよい対話システム用の対話シナリオを生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の要部を説明するための構成概念図。
【図2】この発明の要部の詳細構造を説明するための構成概念図。
【図3】この発明の要部の変形実施例を説明するための構成概念図。
【図4】この発明による対話シナリオ生成装置の実施例を説明するためのブロック図。
【図5】従来の技術を説明するための構成概念図。
【図6】図5に示した部分対話シナリオの内部を詳細に説明するための構成概念図。
【符号の説明】
11 部分対話シナリオ格納部
SN−1〜SN−N 部分対話シナリオ
12 記述部
13 変換部
14 コンピュータが実行可能なファイル型式の対話シナリオ
15 コンピュータ
16 外部記憶装置
17 複写手段
100 対話シナリオ生成装置
Claims (3)
- ラベルの記述順序に従って、上記ラベルで指定される部分対話シナリオを順次コンピュータに実行させ、対話を実現するための対話シナリオを生成する対話シナリオ生成方法において、
記述されたラベルで指定される複数の部分対話シナリオが情報の入力を実行する部分対話シナリオである場合に、複数のラベルの中の先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、各ラベルの直前に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオから入力修正用シナリオを複写する処理ステップを付加したことを特徴とする対話シナリオ生成方法。 - 部分対話シナリオ群を格納した部分対話シナリオ格納部と、
この部分対話シナリオ格納部に格納した対話シナリオの中から実行を希望する部分対話シナリオを指定するラベルを実行順序に従って記述する記述部と、
各部分対話シナリオで取得した入力情報を、どの対話シナリオからでも参照と書き込みが可能な共通理解結果記憶部と、
記述部に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオをラベルの記述の順序に従ってコンピュータに実行させるファイル型式の対話シナリオファイルに変換する変換部とを具備して構成される対話シナリオ生成装置において、
上記記述部に記述された複数のラベルが情報の入力を実行する部分対話シナリオである場合、先頭に記述されたラベルで指定される部分対話シナリオを除く他の部分対話シナリオに、各ラベルの直前に記述されているラベルで指定される部分対話シナリオから入力修正用シナリオを複写する複写手段を設けた構成としたことを特徴とする対話シナリオ生成装置。 - コンピュータが解読可能な符号列によって記述され、コンピュータに請求項1記載の対話シナリオ生成方法を実行させる対話シナリオ生成用プログラム。
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