JP2004310384A - Webページ広告システム - Google Patents

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JP2004310384A JP2003102307A JP2003102307A JP2004310384A JP 2004310384 A JP2004310384 A JP 2004310384A JP 2003102307 A JP2003102307 A JP 2003102307A JP 2003102307 A JP2003102307 A JP 2003102307A JP 2004310384 A JP2004310384 A JP 2004310384A
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Abstract

【課題】ストレスの問題や、広告のデザイン性等の問題を解消でき、広告がネットユーザ側に完全に伝わっているかどうかの確認を確実に行う。
【解決手段】広告サービス会社ホスト10により、契約のあるサイトオーナーサーバ20へ壁紙広告50を含む広告データを送信し、サイトオーナーサーバ20により、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データを取り込み、アクセスのあったいずれかのネットユーザ端末30に対して壁紙広告50を送信するとともに、壁紙広告50の表示状態を監視するイオプログラムをプラグイン方式で提供し、イオプログラムにより、壁紙広告50が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には送信者ID、ファイルID、受信者IDからなる広告アクセスログを作成し、広告サービス会社ホスト10に広告アクセスログのみを送信するようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット広告をWebサイトのトップページ又は各コンテンツページに壁紙として表示し、ネットユーザに提供するWebページ広告システムに関する。ここで、Webサイトは、一冊の本のように、ひとまとまりに公開されているWebページ群である。また、トップページは、Webサイトの入り口である。また、Webページは、コンテンツページでもある。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットの普及に伴い、バナー広告に代表されるインターネット広告が広く行われている。現在のインターネット広告は、たとえばWebサイトのトップページに配置される横長の小さな矩形状のスペースに文字、画像、音声、動画を盛り込んだバナー広告や、JAVA(登録商標)の機能によりバナーや小窓等が表示されるポップアップ広告等が主流となっている。
ところで、このようなバナー広告やポップアップ広告等にあっては、ネットユーザにとってWebサイトのトップページが表示されるまでに、時間がかかり、特に広告ファイルの表示だけが遅くなることによるストレスの問題がある。つまり、たとえば図7において、サイトオーナーと広告サービス会社との間で広告掲載の契約が結ばれている状態のとき、インターネット4を介していずれかのネットユーザ端末3からサイトオーナーサーバ2にアクセスがあったとする。このとき、サイトオーナーサーバ2からアクセスのあったネットユーザ端末3にWebサイトのトップページが送信される。この場合、そのトップページには、バナー広告やポップアップ広告等のタグが張り付けられているため、そのタグに基づきネットユーザ端末3から広告サービス会社ホスト1へのアクセスが行われる。そして、広告サービス会社ホスト1からネットユーザ端末3へ広告データが送信されることで、ネットユーザ端末3の画面にサイトオーナーサーバ2からWebサイトのトップページが広告サービス会社ホスト1からの広告データであるバナー広告やポップアップ広告等とともに表示される。
【0003】
この場合、特に、広告サービス会社が複数のサイトオーナーと広告掲載の契約を結んでいて、複数のネットユーザが同時期に、複数のサイトオーナーのサーバにアクセスがあると、広告サービス会社ホスト1が複数のネットユーザ端末3に対して同時期に同一バナー広告やポップアップ広告等の広告データを送信しなければならない状況が発生し、さらに広告送信と同時に広告サービス会社ホスト1自身がアクセスログを同一時間軸で同時に作成する手順となっている。つまり、複数のネットユーザに対してそれぞれ2つの作業ステップを重複して同時に処理している手順となっている。しかもこれら処理をネットユーザが広告を閲覧する以前の作業ステップで実行している。これは、所謂、広告配信の一点集中型となるため、ランダムアクセスによる不定期の同時集中接続で、処理遅延、転送遅延、サーバダウン等が生じる結果となり、Webサイトのトップページ及び広告ファイルがアクセスのあったネットユーザ端末3の画面に表示されるまでに多くの時間を要してしまう。しかも、インターネット広告はネットユーザの意思とは無関係に割り込んでくるため、かなりのストレスを覚えてしまう。このようなことから、バナー広告に代表されるインターネット広告のデータは、30KB前後のサイズに制限されている。このことは、広告効果を犠牲にしているといえる。
また、ネットユーザ端末3によって、サイトオーナーのWebサイトのトップページがダウンロードされると、サイトオーナーのWebページに設けられたアクセスカウンタがカウントアップし、所定の期間毎にそのアクセスカウンタの広告アクセスログが広告サービス会社ホスト1に送信され、サイトオーナーのWebページに対するアクセス数に応じた宣伝料が算出されて、その支払い通知がサイトオーナーに送信される旧式システムもある。
【0004】
ちなみに、一般にネットユーザがWebサイトのトップページの受信完了に待てる時間の限度は8秒といわれている(顧客8秒ルール)。したがって、広告主、広告会社、広告掲載者等が広告を充実させようとすればするほど、ネットユーザの不満は募りやすくなる。一方、サイトオーナーは、インターネット広告の加熱にあおられて、多量のバナー広告を掲載してしまうと、上述したようなことから、ネットユーザからの読み込み中断によるアクセス減に伴い、広告収入が減ってしまう。この場合、サイトオーナーは、バナー広告数を増やすことになり、悪循環を繰り返してしまう。
また、上述したバナー広告やポップアップ広告等にあっては、デザイン性やアピール度に問題がある。つまり、バナー広告やポップアップ広告等は、17インチないし15インチのさらにブラウザ枠で囲まれた中の横長の小さな矩形状のスペースに掲載されるため、デザインを凝らすにも限度があるばかりか、ネットユーザに対して視覚によるアピールにも限度がある。この場合、広告主、広告会社、広告掲載者等は、そのわずかなスペースでのアピール性を補うために、gifアニメを用いたり、フラッシュで画面を光らせ点滅させたりして工夫を凝らしているが、クリックスルーされるバナー広告はページビューに対し1%以下である。しかも、そのクリックスルーされるバナー広告は、50%割引や懸賞が当たる等のデザインとは無関係のテキスト系情報が主であったりする。
【0005】
また、上述したバナー広告やポップアップ広告等にあっては、ストリーミングCMが検討されている。これは、ブラウザの片隅に小窓を開いて、CMをストリーミング放送するものである。ところが、低速回線が殆どを占める現状では、データのダウンロードに時間がかかりすぎるばかりか、音声と映像の不快な繰り返しによって、ページ内容の黙読への阻害が起き、それは情報収集というウェブブラウジングからかけ離れてしまうため、上記同様に、ネットユーザの不満は募りやすくなり、ネットユーザからの読み込み中断によるアクセス減少が起こるものと予測され、さらには広告サービス会社ホスト及びサイトオーナーの広告収入も費用対効果の割には減少するものと予測される。
また、一般のネットユーザが自分のサイトを作るとき、無料の素材サイトからいろいろなアイテムを手に入れて利用することが多い。その中には凝った作りのものもあるが、所詮フリー素材なので、デザイン性能に優れたものとはいえない。しかも、ネットユーザは、できれば好きなタレントやキャラクターを、さらには気に入った写真家の風景画等を、自分のWebサイトの各Webページのテーマに合わせて、たとえば壁紙等にして大きく張り付けたいという要求があっても、版権等の問題により素人ではほぼ不可能となっている。
【0006】
以下、従来技術の問題点を詳しく纏めると、次のようになる。
1.(広告画像ファイル集中型遅延、サーバダウン問題)
従来のサーバ集中型広告システムでは、広告サービス会社ホスト1にログファイル、配信プログラム、広告画像データ等やあらゆるシステム、記憶装置が中央に集積されている構造となっている。したがってそれらがたった一つでもダウン、クラッシュすると、何百万という単位でのサービスの停止及び広告の不表示という大被害に陥っていた。それを防ぐため、広告画像は小さなサイズに制限され、その数や種類、全投下数に至るまで、物理的、システム的な制限を受ける形態を取っている。さらにそれを広告サービス会社ホスト1の一社の負担のみでシステムのバックアップや保守に多大な経費を払い続けている形態となっている。
【0007】
2.(大型広告のオンライン広告営業における困難性)
従来システムでは、集中型ゆえに広告画像にバリエーションを持てない形態となっている。それは広告画像ファイルを一箇所に置いていたため、システムの物理的制限によって、種類も少なく大きさも30KB前後のサイズまでしか置くことができない状態である。ここで従来システムに於いて大型広告営業ための簡単な試算を行ってみる。
大型広告の種類が1000種類あるとする。一枚につき1000人のサイトオーナーが広告契約を結んでいるとする。1広告画像100KB程度としても、全部掛けて1億KB=100ギガバイト。大型広告一枚につき1日たった100PV、つまり、たった100人のネットユーザの閲覧しか無いとしても、10テラバイト・パー・デイ。すなわち、ホストサーバから1日10テラバイトもの大型広告を常に配信し続けなければならない。ネットユーザが100人同時に接続してくるケースにも対応しておかねばならない。これだけの転送量に耐えうる集中型サーバは簡単には用意できない。毎秒おきに同一画像にアクセスを受け、このような大きい画像を同一サーバとディスクとから、瞬時に配信しなければならず、しかも広告画像を頻繁に入れ替え、更新、保守、管理しなくてはならない。従来のシステムでは、バナー止まりで大きく多種多様な画像は取り扱えない現状となっている。
【0008】
3.(アクセスログ取得システム集中型遅延問題)
従来のシステムはアクセスログ取得システムが主に広告サービス会社ホスト1に配置される構造になっている。この形態におけるデータ転送処理で最も怖いのはランダムアクセスによる、リクエスト集中問題だといえる。例えば多種類広告を集中型サーバで構築するとなると、1000種類掛けることの1000オーナー掛けることの100ネットユーザでアクセスログが1日あたり1兆種類作成される。その処理量は膨大となり得て、遅延発生の確率は計り知れず、回避コストも甚大となる。ネットサーバはランダムアクセスに対応するため、処理量の制限を設定している場合がある。そして多人数で同一ルートを使用すると、相互干渉、処理の順序待ちにより速度低下する。誰しも読み込み時、「あれ何故かバナーだけが表示がすごく遅い。」とストレスを感じた経験がある。従来のシステムでは、広告サービス会社ホスト1でログファイルを自ら作るため、ネットユーザの抽出、解析、識別処理を実行してから、自らアクセスログを作成、データベース登録後、やっと広告送信ステップに入っていた。さらに、サイトオーナーサーバがアクセス解析をしてログファイルを作り広告サービス会社ホスト1へ送信後、広告送信ステップに入る遅い旧式システムもある。このような従来のシステムは広告配信時、サーバには負荷を、ネットユーザにはストレスを与えやすい設計となっている。
【0009】
4.(ネットユーザ識別の困難性)
従来のシステムでは、ユニークユーザ特定、つまりネットユーザの各々匿名化された社会的情報の特定検出に非常にコストがかかり、且つ完全には不可能となっている。すなわち、特定できるのは使用OS、使用ブラウザのバージョン、IPアドレス、どのページからやってきたか等で、最初のネットユーザと次のネットユーザは恐らくは別々の個人であろう、と言う程度までだった。これでは広告をどんな人に向けて打つか、が決められず、広告効果を発揮できない。また、ある商品に興味を持つネットユーザにその広告を何人に、また何回見せるか、といった計画が立てづらい。これは広告業界で常識である、リーチ&フリークエンシーを実行できる性能が存在していないことといえる。このような曖昧なデータを利用するに当たって、よく顔の見えない者とビジネスマッチさせねばならない、というジレンマに陥る欠点を持つシステムとなっている。
【0010】
5.(広告表示前に多段ステップが実行されている問題)
従来システムでは、広告送信と同時に広告サービス会社ホスト1自身がアクセスログを同一時間軸で自ら作成する手順となっている。つまり、2つ以上の作業ステップを重複して広告サービス会社ホスト1で同時に処理している。広告サービス会社ホスト1へネットユーザから広告へのアクセスがあると、まず広告サービス会社ホスト1はネットユーザの抽出、解析、識別処理を実行する。次に広告画像とサイトオーナーとの照合を行う。次に確認された情報からログファイルを作成し、データベースに格納する。その処理が正常に完了したことを以て、広告送信となる。すなわち、広告表示以前に多段処理ステップが存在している。そしてそれはネットユーザにはストレスを、広告サービス会社ホスト1には集中負荷をかけていた。ホストサーバ集中型として、広告画像とログシステムをサービスホストに置く限り、対価のやり取りを担うログ取りは、必ず広告送信の前に処理完了を確認した後、行わなければならなかった。これは設計上、遅延しやすいシステムとなっている。
【0011】
6.(単一ソフトウェアにおける一括配信、ログ処理の問題)
従来システムでは、広告サービス会社ホスト1での管理、配信、集計業務を主にDARTといった様なたった一つのプログラムにて行っている。これにより配信業務の管理、制御系が広告サービス会社ホスト1にメインとして存在する集中型のサーバ構成となっている。そして同一プログラムで全ての広告画像を無休で制御し続けている。よって、広告の種類、サイズ、配信数に自ずと限度が存在してしまっている。故にネット広告の市場は拡大しづらいシステムになっている。しかも、このような単一の巨大プログラム一つで制御しているので、長大で複雑なプログラムの一部に一つでも不具合が生じると、システムダウンによる業務停止に陥りやすいシステムといえる。メンテナンスやバージョンアップ時も、危険がつきまとうシステムとなっている。
【0012】
7.(広告不表示問題)
従来のシステムは、サーバ集中型ゆえにアクセスログ取得後、広告配信を行う手順となっている。これは、アクセスがあったのだから、広告はきちんと閲覧されたはずだ、という無根拠な思いこみに依存する、曖昧なシステムとして成立させられていた。これでは、ネットユーザにおける読み込み停止や読み込み途中でのページ移動、また集中処理による広告画像の壊れ等の場合に対応できていない。どのケースにも、広告が表示されていないにもかかわらず、広告料を支払わねばならなかった。このような壁紙の広告画像の壊れ、送信エラーを外部から監視できる機能が無いため、広告を提供する側の信頼性が低下してしまっていた。よって広告主、広告会社は無駄な経費を支払わされ、従来のシステム等のネット広告は表示チェック機能が無いので、クライアントから信頼されにくく進歩、普及が頭打ちになりやすい現状となっている。
【0013】
8.(集中型サーバにおける高コストシステム)
従来のシステムは、オンライン広告営業を集中型サーバとして構築している。これはシステム、データ、プログラム、及びその保守、管理、バックアップ、ミラーリング等を全て一広告会社が担う形態となっている。さらにそれに伴う人件費、保険費用、保証責任まで全て広告サービス会社ホスト一箇所に集中する構図となっている。サービスを拡大するためには莫大な投資が必要になる。この物理的、システム的な要因により、従来システムは高コストであり、それにも関わらず、市場規模が拡大しづらい構造となっている。低コストシステムが存在していないので市場は新規事業者が参入しにくいばかりか、撤退が相次ぐ現状となっている。このような集中型のビジネスモデルでは資源、人、経費などの負担を一社に強いる、高コストの問題が起こりやすく、サービス拡大を阻む構造になっている。
【0014】
9.(顧客ターゲティングの困難性)
従来のシステムでは、ユニークユーザ識別が技術的に完全にできない構造になっている。さらに何処の地域に住んでいる、何歳くらいの、どんな仕事をし、どんな趣味嗜好を持つ、男性なのか女性なのか、という様な広告主、広告会社にとって必需といえる情報を手に入れる技術が存在していない。故に買わせたい商品と、売りたい相手をマッチングさせる、事業レベルの顧客ターゲティングを実現することができなかった。また、広告主と広告会社がネットユーザの個人情報の営業的活用を図ることも困難で、さらに広告画像がどういった経路でどんな人々に届き、それぞれどんなリアクションを取ったかを追う、流通把握機能が無かった。このような従来のシステムでは、情報取得技術が無いので、顔の見えない相手とビジネスマッチさせねばならないジレンマが存在している構造となっている。
【0015】
10.(アクセス上乗せ問題)
従来のシステムでは、ユニークユーザ識別が完全にできないので、個人サイトオーナー等による、アクセスを不正な手段で上乗せし、報酬を不正に増額して入手する、という様な問題が起こりやすいことになっている。ネットユーザの同一性が確保できる技術が無いので、不正に使用端末やOSやブラウザ、プロキシーサーバの悪用によるIPアドレス等の変更によって次々と別人になりすまし易いシステムになっていた。そしてオーナー自身が何度も自サイトにアクセスし、不正にPVを増やし報酬を得る、といったことが起こりやすいシステムになっている。このような従来システムでは、金銭報酬の発生条件に関係する技術が著しく不十分なので、広告主、広告会社に損害を与えやすい構造になっている。
【0016】
11.(無料壁紙サービスの提供に関する問題)
ネット上の壁紙状況は現在、壁紙ドットコムや壁紙ネット、壁紙ファンを中心に多数、配布サイトが存在している。それらサイトは1日2万PVを越え多くのネットユーザが訪れている。しかしそれらサイトはタレント等の版権壁紙を取り扱うも、難題を多く抱えている。それはまず膨大なネットからタレント壁紙を探すことが難しいという状況がある。各サイトはネットユーザから発見報告を募っているが、ネットユーザは普通見つけると用は済んでしまうので、報告してくれない場合があった。タレント事務所側も所詮無料サービスなので、タイアップでも無いと積極的に参入できない現状がある。故に有料版権壁紙を提供せざるを得ない現状がある。結果版権壁紙の絶対数がサイトを見ても少なすぎる状態である。したがって欲しい者はポスター等から作るか、その肖像権無断使用アップサイトに行って入手する、といった事態が起こっている。それはタレント事務所等を悩ませる結果となっている。またタレント壁紙の多くはそれら膨大な素人サイトの粗悪な作りのものの方が多いのが憂う現状となっている。そして、頼みの綱の公式に配布されたタレント広告付き壁紙等は数も種類もとても少ない。しかも広告付き壁紙は期間が限定されるので、殆どがリンク切れか、画像が壊れている状態になっている。現在のネット広告は本格的に広告会社が参入できる壁紙広告サービスが存在しておらず、広告主は自社による無料広告付き壁紙サービスに頼っているからである。未だ事業化されてないので費用対効果等検討もできない現状である。キャラクターや商品の広告付き壁紙もその総数に対して非常に少ない。その一方で素人サイトの有名タレント等の壁紙は無断コピーが相次ぎ、トラブルを起こすほど人気が過熱している。このような、膨大な需要があるのにシステムが未だ存在せず、サービス事業者もいないので、ネットユーザのニーズに現状が全く追いついていない状態にある。また、サイトオーナーに限定して版権壁紙を提供し、金銭報酬を発生させるオンライン壁紙広告配信サービスは現在営業されていない。そしてこのサービスと逆に版権をフリーにして、広くネットユーザ向けに版権壁紙を配布する、無料壁紙サービスは、技術的、性格的に相容れない困難性があり、両立、共存は難しい。このような版権者と広告主、広告会社、そしてネットユーザとの需要を繋ぐ技術が存在してないのでビジネスとして成立せず、版権壁紙が安定供給されていない現状となっている。
【0017】
12.(広告画像の低デザイン性の問題)
従来の広告システムは、広告サービス会社ホスト1から集中型で配信される構造になっているため、転送量による制限を受け、小さく種類も少ないものに限られる形態となっている。それ故にバナー広告やポップアップ広告等は、17インチないし15インチのさらにブラウザ枠で囲まれた中の横長の小さな矩形状のスペースに掲載されるため、デザインを凝らすことが困難である。表現力を獲得する技術が存在しないので、タレントが起用できない、プロスポーツ選手、キャラクター等版権が使用されない、したがって大手広告制作会社が参入しない等の欠陥が存在している。つまり従来のシステムは、訴求力が乏しく、TVCMに代表されるような「イメージ広告」が打てない現状となっている。さらにバナー広告やポップアップ広告等は、表示されると必ず、モニタースペースの一部を覆い隠し、本文をシェアするという欠点が存在している。ページを間借りして割り込むネガティブな広告はイメージダウンを招きやすく、かといって、大きくすれば本文を隠し、ポップアップすれば、ユーザストレスとなる。このような従来のシステム上では、ビジュアルを豊かにできる十分な構造、技術を持たないので、タレント起用などが実行しにくい、という現状となっている。
【0018】
13.(低クリックスルー問題)
従来のシステムでは、広告サービス会社ホスト1から集中型で配信される構造になっているため、転送量による制限を受け、小さく種類も少ないものに限られる形態となっており、広告画像そのものが魅力的でない、という弱点を持っている。よって、ネットユーザに対しての視覚的アピールに乏しく、表示されても殆ど印象に残らない状態となっている。故にネットユーザのリアクションが薄く、どんなに成功したと言われる広告でも、そのクリック率は1%以下となっている。これは、ネット広告で最も重要なことの一つ、広告主サイトへのユーザトラフィック機能が十分に備わってないことを示している。広告そのものが魅力的で無いので、CFのようにそこからブームが発生することもなく、チラシやポスターの様にコレクションに至ることも無い現状となっている。このような従来のシステムには、付加価値の高い広告を実装できうる技術が存在していないので、クリック率が低く、儲かりにくい構造を持つ現状となっている。
【0019】
14.(広告バーンアウト(広告効果逓減)問題)
従来のシステムでは、広告サービス会社ホスト1から集中型で配信される構造になっているため、転送量による制限を受け、小さく種類も少ないものに限られる形態となっており、広告画像そのものが魅力的でない、という弱点を持っている。よって、ネットユーザに対しての視覚的アピールに乏しく、表示されても殆ど印象に残らない状態となっている。故にネットユーザのリアクションが薄く、どんなに成功したと言われる広告でも、そのクリック率は1%以下となっている。それ故、従来のバナー広告などでは、2度同じ広告を見ると広告効果が半減するバーンアウト(広告効果逓減)現象が起こることとなっている。しかしながら、広告主、広告会社は、バーンアウトし、広告効果無し、となった広告にさえも広告料を支払わねばならないシステムとなっていた。さらに物理制限によって元々種類が少なくバーンアウトの頻度は異常に高いものとなっている。このような従来のシステムは、広告効果が無いにも関わらず、広告料を支払わねばならない、という大問題が日常的で、広告主、広告会社に損害を与えやすい構造になっている。
【0020】
15.(低デザインサイトの問題)
従来の個人サイトオーナーの運営する、個人サイトでは主にネット上などで入手した、フリー素材からなる壁紙を背景として利用するのが現状となっている。そこに版権壁紙を使用することは個人としては、ほぼ不可能な状態となっている。また従来のフリー素材壁紙は所詮無料であり、大手資本が参加してないので粗末なものが殆どとなっている。タレント等の壁紙をサイトに貼る行為は、全てのユーザが絶大なる需要を持っているにも関わらず、禁止されている。故に個人サイトのデザイン、コンテンツの向上はこの時点で止まってしまっている。このような版権者と広告主、広告会社、そしてネットユーザとの需要を繋ぐ技術が存在してないのでビジネスとして成立せず、個人サイトの発展、進歩が図れない現状となっている。
【0021】
16.(ネット広告とオンライン広告の違い)
従来、これらは同じものとして混同されているが、漸く差別化される様になってきている。厳密にはネット広告とは、ただ単にネットを利用しただけの広告物だと言える。その目的と効果は主に宣伝、認知のみである。例えるなら、看板、アドバルーン等である。ネット広告を定義すれば、広告主とサイトオーナー一対一の関係を、新型の広告物により仲介し提携を図って、認知を目的とする、となる。一方、オンライン広告は、広告会社が企画、主導して大資本で大規模ネットワーク広告システムを開発し、広告主、サイトオーナーに向け営業する、という特徴を持つ。その目的は主に販促、収益向上である。例えるならTVCMである。オンライン広告を定義すれば、広告会社と広告主企業、サイトオーナーとネットユーザ多数対多数の関係を大規模ネットワーク広告システムで同時に一括して結び付け、共に販促、収益向上を目指すメガビークル、となる。オンライン広告の見分け方の一つは、ネットユーザを広告主サイトへ、リアルタイムに多数送り込むトラフィック効果を持つことである。その機能が存在し成果を上げているか、が決め手の一つとなる。従来、オンライン広告といえるのは現行バナー広告システム・クリック保証型一種類しか存在していない。しかしそのシステムも、小さなバナーしか扱えず、長年に渡って効果を疑問視する声も多く聞かれている。そして画期的な発展も無いので、市場規模も頭打ちになり、撤退が相次ぐ現状となっている。
【0022】
ちなみに、特許文献1では、宣伝仲介用サーバ装置に広告情報を含む壁紙の画像データ及び契約情報を保持しておき、広告情報の掲載を受諾する情報発信者(サイトオーナー)からの受諾通知を受け取ると、その通知を宣伝企業の端末装置に転送するとともに、情報発信者からの要求にしたがって壁紙の画像データを情報発信者の端末装置に転送し、情報発信者が作成した発信情報と壁紙とを組み合わせた画像データが登録保持されたWebサイトにネットユーザがインターネットを介してアクセスしたとき、発信情報及び壁紙の画像データをネットユーザの端末装置に転送するようにした宣伝システムを提案している。
【0023】
【特許文献1】
特開2001−312647
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1では、サイトオーナーが作成した発信情報と広告情報を含む壁紙とを組み合わせた画像データが登録保持されたWebサイトのWebページをネットユーザの端末装置に転送するようにしている。しかし、上述したネットユーザによるストレスの問題や、広告のデザイン性及びアピール度の問題は解消されていないと考えられる。
すなわち、特許文献1では、広告送信ステップ以前にサイトオーナーサーバが宣伝仲介用サーバにアクセスログを送信する手順が存在する。これは広告ファイル送信までに2ステップかかっている。そしてサイトオーナーサーバにログ取得システムを置いてあるので、その処理がシステム集中型となっており、遅延しやすい構造となっている。しかも、宣伝仲介用サーバ装置が所定の期間毎に、情報発信用サーバ装置から情報発信者のWebサイトに設けられたアクセスカウンタの値(アクセスカウント数)を取得し、宣伝企業に通知すると、宣伝企業が情報発信者のWebサイトに対するアクセス数に応じた宣伝料を算出し、その支払い通知を情報発信者に送信するようにしている。これは従来よりも旧式な方法で、単にネットを使っただけのネット広告レベルになっている。そしてアクセスログ取得に手間がかかるばかりか、アクセス上乗せの不正が起こりやすい構造になっている。他にもネットユーザ識別の困難性や顧客ターゲティングの困難性、無料壁紙サービスが共存できない、といった問題が残っている。また、所謂広告会社が存在せず、広告ファイルを企業主が作成するので、そこには統一されたファイル形式や、大型広告をサイトにマッチングさせるためのデザインについての技術が存在していないこととなっている。
【0025】
また、ネットユーザが情報発信者のWebサイトにアクセスした時点でサイトオーナーサーバがログ送信を行うことになり、ネットユーザがそのトップページの読み込みを途中で停止したり、そのトップページの読み込み中にページ移動したりしても、サイトオーナーサーバがログ送信を行ってしまう。そのため、広告を提供する側は広告がネットユーザ側に完全に伝わっていない状況であるにも関わらず、広告料を支払わなければならないという問題がある。
また、ネットユーザがそのトップページを読み込みんでいるにも関わらず、壁紙の広告画像が壊れている場合にもサイトオーナーサーバがログ送信を行ってしまう。しかも、このような壁紙の広告画像の壊れを外部から監視できる機能が無いため、広告を提供する側の信頼性が低下してしまう。
さらには、特許文献1では、トップページに表示される壁紙が、デザイン可能で、サイト毎にマッチさせられる状態で提供できる技術を持たないため、タレント広告等のイメージ広告の実施が不可能といえる。故に広告部分が上下の余白にわずかに配したテキスト情報のみによって構成されているため、広告のデザイン性に欠けるばかりか、アピール度を高めることも極めて困難である。それは、ページ本文のテキスト情報よりも目立たない配置となっている。つまり、ネットユーザがバナー広告よりも、その肝心な広告部分に気が付かない確率が高く、故に広告効果が極端に低い広告となっている。さらに、特許文献1には、ネット広告として最重要且つ必須機能といえる、クリックスルー機能が存在していない。これは、クリック率0%ということになり、広告主、広告会社共に、極めて儲かりにくいシステムになっている。
【0026】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、広告がネットユーザ側に完全に伝わっているかどうかの確認を確実に行うことができ、併せて広告配信を分散型とすることで、ネットユーザによるストレスの問題や、広告のデザイン性及びアピール度の問題を解消することができ、さらにネットユーザ識別と顧客ターゲティングを可能にし、ネット上で本格的に大規模なオンラインタレント広告を実施できるようにすることで収益性を高めることができるWebページ広告システムを提供することができるようにするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明のWebページ広告システムは、広告データを提供する広告サービス会社ホストと、Webサイトを提供するサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダと、Webサイトを閲覧する携帯端末を含むネットユーザ端末とを備え、これらはインターネットを介して相互に通信できる構成とされたWebページ広告システムであって、広告サービス会社ホストは、広告掲載の契約が結ばれているサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダへ壁紙広告を含む広告データを送信する機能と、広告サービスを希望するいずれかのネットユーザ端末に対してWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視する受信者IDが個別に付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する機能と、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダが提供する壁紙広告を閲覧したいずれかのネットユーザ端末からの広告アクセスログを受け取る機能とを有し、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データを、広告サービス会社ホストとは分散して取り込み、広告サービス会社ホストの代わりに保守、管理する機能と、アクセスのあったいずれかのネットユーザ端末に対し、イオプログラムが予めプリインストールされていない場合のみ、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視するプリインストール版の受信者IDが付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する機能とを有し、ネットユーザ端末は、Webサイトの閲覧機能と、イオプログラムをプラグイン方式でインストールする機能と、予めプリインストールされた形式のイオプログラムにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には広告アクセスログを作成する機能と、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する機能とを有していることを特徴とする。
また、広告サービス会社ホストは、壁紙広告を識別するためのファイルIDと、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダのオーナーを識別するための送信者IDとをログ管理データベースに登録した後、壁紙広告を含む広告データのヘッダ領域に画像形式やファイルID又は送信者IDを記録し、壁紙広告を含む広告データのフッタ領域には送信者ID又はファイルIDを記録し、広告データを送信する機能を有し、
サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、壁紙広告をWebページのトップページ又は各コンテンツページに取り込み、自らが提供するWebサイトとともにファイル管理データベースにファイルとして取り込み、登録、保守、管理し、その登録されているファイルをアクセスのあったネットユーザ端末に送信する機能を有し、ネットユーザ端末は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページが表示されるとき、予めプリインストールされた形式のイオプログラムにより、壁紙広告のフッタ領域に記録されている送信者ID又はファイルIDの確認によって正常に表示されたと認識されると、ファイルID及び送信者IDとネットユーザを識別するためにイオプログラムに個別に付与されている受信者IDとからなる広告アクセスログが作成され、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する機能を有するようにすることができる。
また、広告サービス会社ホストは、広告アクセスログ内のファイルIDや送信者IDと、ログ管理データベースに既に登録されているファイルIDや送信者IDとが一致していなければ、広告アクセスログを破棄扱いにし、さらにログ管理データベースにサービスに加入した全てのネットユーザの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性と、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダの全てのオーナーの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性、所有サイトの種別とを蓄積し、それぞれのネットユーザを識別するための受信者IDやそれぞれのオーナーを識別するための送信者IDを基に、広告アクセスログ内の受信者IDや送信者IDと照合し、一致した場合には情報を個人プライバシーを侵害しないレベルで営業活動に利用できるように抽出、分析、加工する機能とを有するようにすることができる。
また、壁紙広告は、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の標準的ブラウザで使用可能な全ての動画や音声形式によって構成され、また、広告サービス会社ホストにより広告データの提供を受ける時点で、これらの形式とpsd,pxa等のレイヤー状のファイル形式を有し、自由に編集可能な状態で構成されたもの全てにファイルID及び送信者IDが付されている構造を有し、さらにカスタマイズ機能と画像編集処理機能とを備えるようにすることができる。
また、壁紙広告は、広告サービス会社ホストが個人又は法人サイトオーナーの情報に対して付与された送信者IDが同じく付与され、無償提供された広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれるものであり、壁紙広告をネットユーザが閲覧し、イオプログラムによりアクセスログの送信を受ける場合、広告サービス会社ホストがサイトオーナーに対して対価を伴う場合には送信者ID及び/又はファイルIDが付され、対価を伴わない場合には送信者ID及び/又はファイルIDが広告サービス会社ホストにて付されず、広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアに送信者IDがシリアルナンバーとして打ち込まれた場合、同一送信者IDを持つ壁紙広告は同一送信者IDを持つ広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、管理編集アップロードできないようにすることができる。
また、イオプログラムは、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能としてネットユーザ端末内に存在し、壁紙広告のフッタ領域に記録されている送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するためのイオプログラムに個別に付与されている受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む広告アクセスログの作成を行い、壁紙広告のフッタ領域に記録されている送信者IDの確認を以て1ページビューとし、それを正常な広告表示完了とみなす広告表示エラーチェック機能を有しているようにすることができる。
また、広告データには、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンが含まれているとともに、これら壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンは送信者ID及び/又はファイルIDが付され、壁紙広告掲載ページ内の任意の位置に配置され、これらアイコンは共にクリックスルー機能を有し、広告主企業サイトの被広告物の掲載ページ及び/又は任意ウェブページを別ウィンドウを開いて表示する機能がもたされているようにすることができる。
また、イオプログラムは、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能としてネットユーザ端末内に存在し、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのクリックスルーを確認すると、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのフッタ領域に記録されている送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するための受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む広告アクセスログの作成を行い、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する機能を有しているようにすることができる。
また、イオプログラムは、ネットユーザ端末によって画面に表示された壁紙広告がコピーされるとき、送信者ID及び/又はファイルIDが確認された場合もコピーを許可されるが、送信者ID付きの壁紙広告は同一送信者IDを持つ広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、編集アップロードできない機能を実装しているようにすることができる。
本発明のWebページ広告方法は、広告データを提供する広告サービス会社ホストと、Webサイトを提供するサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダと、Webサイトを閲覧する携帯端末を含むネットユーザ端末とを備え、これらはインターネットを介して相互に通信できる構成とされたWebページ広告方法であって、広告サービス会社ホストは、広告掲載の契約が結ばれているサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダへ壁紙広告を含む広告データを送信する工程と、広告サービスを希望するいずれかのネットユーザ端末に対してWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視する受信者IDが個別に付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する工程と、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダが提供する壁紙広告を閲覧したいずれかのネットユーザ端末からの広告アクセスログを受け取る工程とを有し、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データを、広告サービス会社ホストとは分散して取り込み、広告サービス会社ホストの代わりに保守、管理する工程と、アクセスのあったいずれかのネットユーザ端末に対し、イオプログラムが予めプリインストールされていない場合のみ、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視するプリインストール版の受信者IDが付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する工程とを有し、ネットユーザ端末は、Webサイトの閲覧工程と、イオプログラムをプラグイン方式でインストールする工程と、予めプリインストールされた形式のイオプログラムにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には広告アクセスログを作成する工程と、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する工程とを有していることを特徴とする。
また、広告サービス会社ホストは、壁紙広告を識別するためのファイルIDと、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダのオーナーを識別するための送信者IDとをログ管理データベースに登録した後、壁紙広告を含む広告データのヘッダ領域に画像形式やファイルID又は送信者IDを記録し、壁紙広告を含む広告データのフッタ領域には送信者ID又はファイルIDを記録し、広告データを送信する工程を有し、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、壁紙広告をWebページのトップページ又は各コンテンツページに取り込み、自らが提供するWebサイトとともにファイル管理データベースにファイルとして取り込み、登録、保守、管理し、その登録されているファイルをアクセスのあったネットユーザ端末に送信する工程を有し、ネットユーザ端末は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページが表示されるとき、予めプリインストールされた形式のイオプログラムにより、壁紙広告のフッタ領域に記録されている送信者ID又はファイルIDの確認によって正常に表示されたと認識されると、ファイルID及び送信者IDとネットユーザを識別するためにイオプログラムに個別に付与されている受信者IDとからなる広告アクセスログが作成され、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する工程を有するようにすることができる。
また、広告サービス会社ホストは、広告アクセスログ内のファイルIDや送信者IDと、ログ管理データベースに既に登録されているファイルIDや送信者IDとが一致していなければ、広告アクセスログを破棄扱いにし、さらにログ管理データベースにサービスに加入した全てのネットユーザの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性と、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダの全てのオーナーの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性、所有サイトの種別とを蓄積し、それぞれのネットユーザを識別するための受信者IDやそれぞれのオーナーを識別するための送信者IDを基に、広告アクセスログ内の受信者IDや送信者IDと照合し、一致した場合には情報を個人プライバシーを侵害しないレベルで営業活動に利用できるように抽出、分析、加工する工程とを有するようにすることができる。
また、壁紙広告は、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の標準的ブラウザで使用可能な全ての動画や音声形式によって構成され、また、広告サービス会社ホストにより広告データの提供を受ける時点で、これらの形式とpsd,pxa等のレイヤー状のファイル形式を有し、自由に編集可能な状態で構成されたもの全てにファイルID及び送信者IDが付されている構造を有し、さらにカスタマイズ機能と画像編集処理機能とを備えるようにすることができる。
また、壁紙広告は、広告サービス会社ホストが個人又は法人サイトオーナーの情報に対して付与された送信者IDが同じく付与され、無償提供された広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれるものであり、壁紙広告をネットユーザが閲覧し、イオプログラムによりアクセスログの送信を受ける場合、広告サービス会社ホストがサイトオーナーに対して対価を伴う場合には送信者ID及び/又はファイルIDが付され、対価を伴わない場合には送信者ID及び/又はファイルIDが広告サービス会社ホストにて付されず、広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアに送信者IDがシリアルナンバーとして打ち込まれた場合、同一送信者IDを持つ壁紙広告は同一送信者IDを持つ広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、管理編集アップロードできないようにすることができる。
また、イオプログラムは、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能としてネットユーザ端末内に存在し、壁紙広告のフッタ領域に記録されている送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するためのイオプログラムに個別に付与されている受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む広告アクセスログの作成を行い、壁紙広告のフッタ領域に記録されている送信者IDの確認を以て1ページビューとし、それを正常な広告表示完了とみなす広告表示エラーチェック機能を有しているようにすることができる。
また、広告データには、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンが含まれているとともに、これら壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンは送信者ID及び/又はファイルIDが付され、壁紙広告掲載ページ内の任意の位置に配置され、これらアイコンは共にクリックスルー機能を有し、広告主企業サイトの被広告物の掲載ページ及び/又は任意ウェブページを別ウィンドウを開いて表示する機能がもたされているようにすることができる。
また、イオプログラムは、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能としてネットユーザ端末内に存在し、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのクリックスルーを確認すると、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのフッタ領域に記録されている送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するための受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む広告アクセスログの作成を行い、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する機能を有しているようにすることができる。
また、イオプログラムは、ネットユーザ端末によって画面に表示された壁紙広告がコピーされるとき、送信者ID及び/又はファイルIDが確認された場合もコピーを許可されるが、送信者ID付きの壁紙広告は同一送信者IDを持つ広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、編集アップロードできない機能を実装しているようにすることができる。
本発明の記録媒体は、請求項10〜18のいずれかのWebページ広告方法を実行するための工程が記録されていることを特徴とする。
本発明に係るWebページ広告システムにおいては、広告サービス会社ホストに、広告掲載の契約が結ばれているサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダへ壁紙広告を含む広告データを送信し、広告サービスを希望するいずれかのネットユーザ端末に対してWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視する受信者IDが個別に付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供し、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダが提供する壁紙広告を閲覧したいずれかのネットユーザ端末からの広告アクセスログを受け取る機能をもたせ、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダに、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データを、広告サービス会社ホストとは分散して取り込み、広告サービス会社ホストの代わりに保守、管理し、アクセスのあったいずれかのネットユーザ端末に対し、イオプログラムが予めプリインストールされていない場合のみ、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視するプリインストール版の受信者IDが付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する機能をもたせ、ネットユーザ端末に、Webサイトの閲覧機能と、イオプログラムをプラグイン方式でインストールする機能と、予めプリインストールされた形式のイオプログラムにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には広告アクセスログを作成する機能と、広告サービス会社ホストに広告アクセスログのみを送信する機能とをもたせるようにする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明のWebページ広告システムの一実施の形態を示す図であり、広告サービス会社ホスト10、サイトオーナーサーバ20、ネットユーザ端末30を備え、さらにイオプログラム(監視プログラム)60がネットユーザ端末30に予めプリインストールされた状態で、これらはインターネット40を介して相互に通信できる構成となっている。
広告サービス会社ホスト10は、広告サービス会社が保有するものであり、広告掲載の契約が結ばれているサイトオーナーサーバ20へ後述の壁紙広告50を含む広告データを送信する機能と、広告サービスを希望するいずれかのネットユーザ端末30に対してWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視するイオプログラム60をプラグイン方式で提供する機能と、サイトオーナーサーバ20が提供する壁紙広告50を閲覧したいずれかのネットユーザ端末30からの広告アクセスログを受け取る機能とを有している。ここで、イオプログラム60は、各個人情報の提供と引き替えに提供されるものである。また、そのイオプログラム60には、その個人情報に対応させて個別に付与された受信者ID90が付与されている。また、個人情報としては、後述のように、郵便番号、住所、氏名、性別、年齢、職種、メルアド、趣味嗜好、サイト属性等としてもよい。
【0029】
また、ここでのサイトオーナーサーバ20は、一般に法人ユーザが保有するものを意味するが、個人ユーザの場合の契約プロバイダを含めるようにしてもよく、以下の説明では契約プロバイダを含めてサイトオーナーサーバ20とする。
また、広告サービス会社ホスト10は、広告サービスを希望するいずれかのネットユーザ端末30に対して上述した受信者ID90が付与されたイオプログラム60を提供する場合、広告報酬サービス(バリュー契約)と無料壁紙サービス(フリー契約)とを選択することに伴う契約を行わせる機能を有している。、広告サービス会社ホスト10上で契約を行うこととなる。そして、サービス希望者は広告サービス会社ホスト10上で、サイトオーナーとして広告収入を得たいならバリュー契約を、壁紙を集めたり自サイトにアップして楽しみたいだけなら、フリー契約を選ぶことができる。また、サービス希望者は無料で広告管理編集アップロードソフトウェアとイオプログラム60とのセットをダウンロードできる。バリュー契約希望者は広告サービス会社ホスト10の契約ページで詳しい個人データを入力後、後述の送信者ID80の即時又はメール発行を受ける。それを用意されたサンプルページで欲しい後述の壁紙広告50を選択するときに打ち込むと、後述のファイルID70+送信者ID80が振られた壁紙広告50を含む広告データがメールで届く。あとは同じく広告サービス会社ホスト10から広告管理編集アップロードソフトウェアをダウンロード後、送信者ID80をシリアルナンバーの様にソフトに打ち込む。このソフトウェアは一般に壁紙広告ソフトウェアという。
【0030】
これでこのソフトウェアでしか同一の送信者ID80付きの壁紙広告50は使えなくなる。なお、ソフトウェアの内容には同一の送信者ID80(この場合は受信者ID90ともいえる)が振られたイオプログラム60もセットで含まれている。その後、サイトオーナーは壁紙広告50を自サイトにアップし、所定の期間を経ると広告サービス会社の審査を受け、不正事項が無ければ所定の報酬を受け取れる。
フリー契約希望者は、簡単な個人データ入力後、送信者ID80の即時又はメール発行を受ける。それを欲しい壁紙広告50を選択するときに打ち込まず、その場でダウンロードすると、後述のファイルID70のみ振られた壁紙広告50(サンプル、コレクション用)が入手できる。あとは壁紙広告ソフトウェアをダウンロードし、今度も送信者ID80の打ち込み無しで使用し、サイトにアップできる。サイトが賑わって来たら、広告サービス会社ホスト10にて詳しい個人データを提供し、バリュー契約に切り替えることもできる。
また、広告サービス会社ホスト10にて、ネットユーザは壁紙広告サービスメンバーに加入できる。これは広告サービス会社が提供する無料壁紙ダウンロードサービスである。契約ページでフリー契約と同レベルの個人データをフォーム入力すると加入できる。そしてフリー契約と同じ特典として、壁紙広告50(サンプル、コレクション用)と壁紙広告ソフトウェアが無料でダウンロードでき、壁紙広告ニュース等のメール配信を受けられ、プレゼント等にも参加できる。この場合もイオプログラム60に個人データ毎に送信者ID80、言い換えて受信者ID90が振られている。両IDは纏めてユーザIDと呼べるものであり、広告を送信するか、受信するか立場によって、呼び名が変わる。
【0031】
また、イオプログラム60はサービス加入後、ネット上で自動的にオンラインインストールされてもよい。また、ネットユーザが壁紙広告50の無料ダウンロードサービスだけを楽しみたいときは、イオプログラム60だけをオンラインインストールさせてもよい。また、広告サービス会社ホスト10は、壁紙広告50をダウンロードできるサンプルページに認証システムを設け、ユーザID、つまり送信者ID80又は受信者ID90を打ち込んだネットユーザしかログインできない様にしてもよい。広告サービス会社ホスト10は、いずれにせよ、壁紙広告50(サンプル、コレクション用)と壁紙広告ソフトウェアを無料提供するかわりに、ネットユーザにイオプログラム60をインストールさせ、個人情報を入手することができる。
【0032】
また、広告サービス会社ホスト10は、自らメンバーに加入していないネットユーザに対しては、各ハードウェア販売会社、各OS、ブラウザ等のソフトウェア会社等と提携し、予めイオプログラム60をプラグイン方式で各ハードウェアにプリインストールしておく契約を行ってもよい。またイオプログラム60はOSやブラウザ、ネットワークOSの一機能として提供されるものでもよい。プリインストール版のイオプログラム60には、個別の受信者ID90が各々振られ、「使用OS、ブラウザのバージョン、各メーカー情報、その他情報、プリインスト版受信者ID123ABC」等の情報を代理し、ユニークユーザ完全特定機能がある。ネットユーザが情報を提供し、よりよいサービスを受けたくなったときは、広告サービス会社ホスト10にて受信者ID付きのイオプログラム60を入手できることになる。本システムにおける個人情報データとは、郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性、所有サイトの種別、その他フォーム入力されたアンケート情報等である。法人やメディアレップの場合は、抱える顧客情報である。それら全ては、ネットユーザの同意を得て、個人プライバシーを侵害しないレベルで営業活動に利用するものである。なお、広告サービス会社は、サイトオーナー、ネットユーザに対し、これらのサービスを全て無料で行ってよい。
【0033】
また、広告サービス会社ホスト10は、後述の壁紙広告50を識別するためのファイルID70と、サイトオーナーサーバ20を識別するための送信者ID80と予め入手済みの受信者ID90とをログ管理データベース11に登録した後、壁紙広告50を含む広告データのヘッダ領域に画像形式やファイルID70又は送信者ID80を記録し、壁紙広告50を含む広告データのフッタ領域には送信者ID80又はファイルID70を記録する機能と、壁紙広告50、ファイルID70及び送信者ID80を含む広告データをサイトオーナーサーバ20に送信する機能とを有している。
また、広告サービス会社ホスト10は、広告アクセスログ内のファイルID70や送信者ID80と、ログ管理データベース11に既に登録されているファイルID70や送信者ID80とが一致していなければ、広告アクセスログを破棄扱いにし、さらにログ管理データベース11にサービスに加入した全てのネットユーザの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性と、サイトオーナーサーバ20の全てのオーナーの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性と所有サイトの種別とを蓄積し、それぞれのネットユーザを識別するための受信者ID90やそれぞれのオーナーを識別するための送信者ID80を基に、広告アクセスログ内の受信者ID90や送信者ID80と照合し、一致した場合には情報を個人プライバシーを侵害しないレベルで営業活動に利用できるように抽出、分析、加工する機能があり、ユニークユーザ完全特定機能を実装し、さらに広告流通把握を行う機能を備え、顧客ターゲティング機能を装備し、売りたい顧客を選んで正確無比に広告投下できる機構を有している。
【0034】
サイトオーナーサーバ20は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに上述した広告データを広告サービス会社ホスト10に対し、分散型サーバ構成として取り込み、ホストの代わりに保守、管理する機能と、アクセスのあったいずれかのネットユーザ端末30に対し、ネットユーザがイオプログラム60を予めプリインストールしていない場合のみ、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50の表示状態を監視するイオプログラム60をプリインストール版の受信者ID90を持つプラグイン方式で提供する機能とを有している。
また、サイトオーナーサーバ20は、壁紙広告50をWebページのトップページ又は各コンテンツページに取り込み、自らが提供するWebサイトとともにファイル管理データベース21にファイルとして広告サービス会社ホスト10に対し、分散型サーバ構成として取り込み、ホストの代わりに登録、保守、管理し、その登録されているファイルをアクセスのあったネットユーザ端末30に送信する機能を有している。
【0035】
ここで、壁紙広告50は、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の全ての動画や音声形式によって構成され、また、広告サービス会社ホスト10により広告データの提供を受ける時点で、これらの形式とpsd,pxa等レイヤー状のファイル形式を有し、自由に編集可能な状態で構成されたもの全てにファイルID及び送信者IDが付されている構造を有し、カスタマイズ機能を実装し、クリエイティブによるソフトウェアを利用する画像編集処理機能を備え、TVCMと同一資本でプロが作成するための組み合わせとバリエーションを持つ構造であり、高い表現力とヴィジアル性のための十分な色数を有し、タレント、プロスポーツ選手、版権キャラクター等を起用するために人形又はキャラクター単位の編集可能なレイヤー部位を備え、高いクリックスルー率を目的とした高解像度の形状を有し、コレクションが可能なファイル形式に変換する性能を持ち、さらにカスタマイズ機能により、同じ広告を2度見ると広告効果が半減するバーンアウト(広告逓減)防止機能を備え、またサイトデザインを向上させるための性能を有し、それらは従来の壁紙画像ファイルと同等の扱いを受け、さらにそれらを広告として応用せしめる技術が存在することを特徴としている。
【0036】
また、壁紙広告50は、広告サービス会社ホスト10が個人又は法人サイトオーナーの情報に対して付与された送信者ID80が同じく付与され、無償提供された広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれるものであり、壁紙広告50をネットユーザが閲覧し、イオプログラム60によりアクセスログの送信を受ける場合、広告サービス会社ホスト10がサイトオーナーに対して壁紙広告50の閲覧に対価を伴う場合には送信者ID80及び/又はファイルID70が付され、対価を伴わない場合には送信者ID80及び/又はファイルID70が広告サービス会社ホスト10にて付されず、広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアに送信者ID80がシリアルナンバーとして打ち込まれた場合、同一送信者IDを持つ壁紙広告50は同一送信者IDを持つ広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアのいずれかただひとつでしか、管理編集アップロードできないことにより、報酬型広告サービスと無料版権壁紙配布サービスを共存させられる機能を有する。また、ID付きレイヤー形式で提供された壁紙広告50を含む広告データセットは同一送信者IDを打ち込まれた広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアにより、同一のファイルIDと送信者IDのセット1組毎の管理を受け、広告画像編集中に容易にレイヤーを分割して不正利用できない機構を持ち、さらに編集完了後、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の標準的ブラウザで使用可能な全ての動画や音声形式に変換、確定後、アップロードされる機構を有し、それらは従来の壁紙画像ファイルと同等の扱いを受け、さらにそれらを広告として応用せしめる技術が存在することを特徴としている。
【0037】
ネットユーザ端末30は、Webサイトの閲覧機能と、イオプログラム60(監視プログラム)をプラグイン方式でインストールする機能と、予めプリインストールされた形式のイオプログラム60(監視プログラム)により、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には広告アクセスログを作成する機能と、広告サービス会社ホスト10に広告アクセスログのみを送信する、分散型サーバ構成と、遠隔型方式のログ作成送信機能とを有している。
また、ネットユーザ端末30は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページが表示されるとき、イオプログラム60(監視プログラム)により、壁紙広告50のフッタ領域に記録されている送信者ID80又はファイルID70の確認によって正常に表示されたと認識されると、ファイルID70及び送信者ID80とネットユーザを識別するためにイオプログラム60に個別に付与されている受信者ID90とからなる広告アクセスログが作成される機能を有している。
【0038】
ここで、イオプログラム60は、サイトオーナーサーバ20とは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能としてネットユーザ端末30内に存在し、壁紙広告50のフッタ領域に記録されている送信者ID80又はファイルID70の確認と、これら送信者ID80及びファイルID70の抽出と、ネットユーザを識別するためのイオプログラム60に個別に付与されている受信者ID90の確認を行うとともに、抽出した送信者ID80及びファイルID70と確認した受信者ID90とから、これら送信者ID80、ファイルID70及び受信者ID90を含む広告アクセスログの作成を行い、これにより、壁紙広告50のフッタ領域に記録されている送信者ID80の確認を以て1ページビューとし、それを正常な広告表示完了とみなし、安全に広告収入の分配を行える、広告表示エラーチェック機能を有している。
また、イオプログラム(監視プログラム)は、ネットユーザ端末30によって画面に表示された壁紙広告50がコピーされるとき、送信者ID及び/又はファイルIDが確認された場合もコピーを許可されるが、送信者ID付きの壁紙広告は同一送信者IDを持つ広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、編集アップロードできない機能を実装していることを特徴としている。
なお、ネットユーザ端末30としては、デスクトップパソコン、ノートパソコン、PDA、携帯電話、デジタルテレビ、デジタルAV機器、ゲーム機、ハンディーゲーム機、OA機器等のネット接続可能なあらゆる電子機器を用いることができる。
【0039】
次に、上述した壁紙広告50の詳細について説明する。
まず、図2は、壁紙広告50の構造を説明するための図である。壁紙広告50は、ファイル領域51、ヘッダ領域52及びフッタ領域53からなる。ファイル領域51には、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の全ての動画や音声形式によって構成された広告データが取り込まれている。ヘッダ領域52には、静止画像形式及び/又は動画や音声形式や、ファイルID70が付されている。フッタ領域53には、送信者ID80が付されている。なお、ファイルID70は、ヘッダ領域52に限らず、フッタ領域53に付されるようにしてもよいし、送信者ID80は、フッタ領域53に限らず、ヘッダ領域52に付されるようにしてもよい。さらには、フッタ領域53に送信者ID80とファイルID70とを組み合わせて付すようにしてもよい。また、編集前の壁紙広告50を含む広告データは、各レイヤー部分全てに同じファイルID70と送信者ID80が振られている構造になっている。サンプル版の壁紙広告50は、ファイルID70のみ付されている。また広告サービス会社ホスト10よりサンプル版をダウンロードする際、psd,pxa等レイヤー状のファイル形式か、jpg等の標準形式か選べるようにしてもよい。また壁紙広告50を設計するに当たって、新型のファイル形式を開発し、新しい拡張子を持たせたものを使用してもよい。
【0040】
図3は、壁紙広告50の具体例を示す図である。この場合、壁紙広告50を法人サイトオーナーが経営する、オンラインスポーツショップに投下した例となっている。有名スポーツブランドのイメージキャラクターとして、有名プロスポーツ選手が起用されている。壁紙広告50は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに表示される。また、壁紙広告50には、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55及びゲットインフォアイコン56等が含まれている。これら、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56等は壁紙広告50内の任意の位置に配置されるようにすることができる。また符号58はサイトオーナーのホームページのコンテンツであり、タイトル、本文、飾り文字、リンク、各ボタン類等である。また符号59は壁紙広告50の内容物であり、メーカーロゴ、ロゴマーク、キャッチコピー等があり、壁紙広告50内の任意の位置に配置されるようにすることができる。これら壁紙広告セットは、広告サービス会社ホスト10より提供される広告データセットに含まれている。セット内のレイヤー状のデータは全て同じセットを示すファイルID70と同一サイトオーナーを示す送信者ID80が振られている構造になっている。特に壁紙広告データは、部分毎に何層かのレイヤーに分かれており、人物レイヤー、商品レイヤー、メーカーロゴレイヤー、キャッチコピーレイヤー、背景レイヤー、壁紙広告ロゴアイコンレイヤー、ゲットインフォアイコンレイヤー等がある。これらを、ホームページ作成ソフトウェアに壁紙広告用の機能を付加したものといえる広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトにより編集して、サイトにアップする。このソフトウェアは一般に壁紙広告ソフトウェアと呼ばれるもので、サービス加入後広告サービス会社ホストから無償ダウンロードできる。セット内容には送信者ID80を持つ。この場合、受信者ID90ともいえる、イオプログラム60も入っている。このソフトウェアには画像処理機能があり、明度、彩度、色相、モノクロ、セピア、パステルカラー、リサイズ、2,4,8,16,32分割、特殊効果用フィルター等様々組み合わせて変換できる豊富な機能がある。さらに多機能なレイアウト機能があるので、人物やロゴ、コピーなど好きな場所に配置でき、ネットにアップしたときどう見えるか確かめながら、サイトの内容物に広告を溶け込ませてページを作成できる。広告サービス会社が用意し、工夫を凝らした豊富なバリエーションを無編集で使用することもできる。また、各レイヤーはこのソフトウェアによって管理され、分割して不正利用できず、セット内のレイヤーはロゴや、コピーなども含め全てアップする規定となる。広告のアップ時は編集前のpsd,pxa等のレイヤー形式からjpg等の標準形式に変換、確定して全てこのソフトウェア一つでアップまでできる。また、送信者ID80を持つ壁紙広告50は、同じ送信者ID80をシリアルナンバーとして打ち込まれたソフトウェアでしか取り扱えず、アップする場所や数量等も、このソフトにより制限を受ける。ここで、壁紙広告ロゴアイコン55をクリックすると、広告サービス会社の提供するサービスサイトへ別ウィンドウを開きジャンプする様になっている。サービスに興味を持ったネットユーザは、ここで情報を得て上記のソフトウェアやイオプログラム60、また無料壁紙を入手でき、サービスの加入や契約が行える。また、ゲットインフォアイコン56をクリックすると、別ウィンドウを開き広告主企業のサイトにジャンプし、広告されていた商品やサービスの宣伝、販売ページに飛べる様になっている。これらは、広告サービス会社が任意に設定でき飛ぶ先はどこでもよい。例えばあらゆるファイルに設定し、それらをダウンロードすることもできる。
【0041】
図4は、壁紙広告50の一つエンター広告(ウェブポスター)の具体例を示す図である。この場合、壁紙広告50を大手法人サイトオーナー、ここでは有名ポータルサイトを運営する企業サイトに投下した例である。大手家電メーカーのイメージキャラクターとして、有名タレントが起用されている。この壁紙広告50は、上記同様に、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに表示できるが、ネットユーザが一番最初に目にするページに配すことを目的としたものである。そしてそれは、サイトの入り口、つまり雑誌に例えると表紙の役目を持ち、十分なインプレッション効果を発揮してから、ネットユーザをページインさせることができる。よって、壁紙広告をオリジナルクオリティーでそのまま、サイトの情報と重ねず、それ以前のページを設けてアップすることが有効である。具体例は有名な最大手検索エンジンに入る、入り口ページに壁紙広告50を配すことを想定したものである。この場合、符号58にあるサイトのタイトルの下のenterの文字から、検索ページにジャンプできる。また、壁紙広告50には、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56に加え、商品画像57等が含まれている。これら、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56、商品画像57等は壁紙広告50内の任意の位置に配置されるようにすることができる。また、このような大手有名ポータルサイトに、エンター広告等として壁紙広告を投下する場合、時間おき、PVおきに別の壁紙広告が貼られていく、サイクル壁紙広告を使用してもよい。各部品はそれぞれ任意のページ、ファイルへクリックスルーさせる機能を持たせてもよい。また、その設定にクリッカブルマップ機能を用いてもよい。
【0042】
次に、このような構成のWebページ広告システムによるWebページ広告方法について説明する。
まず、サイトオーナーサーバ20が提供するWebサイトの上述した壁紙広告50を有するWebサイトのトップページ又は各コンテンツページを閲覧するには、ネットユーザ端末30にネットスケープやインターネットエクスプローラ等の一般的なブラウザを組み込んでおく必要がある。
そして、まず図5に示すように、ネットユーザが上述したように、壁紙広告サービスメンバーに加入する場合、契約ページでバリュー契約とフリー契約とのいずれかを選択して個人情報を入力することにより、サービス加入契約を行う(ステップS1−1)。サービス加入契約が結ばれると、上述したように、その個人情報の提供と引き替えに提供される受信者ID90が付与されたイオプログラム60がダウンロードされる(ステップS1−2)。そして、ネットユーザは、そのイオプログラム60を、自動的にオンライン上で自己が保有するネットユーザ端末30にプリインストールしておく(ステップS1−3)。
【0043】
また、広告サービス会社とサイトオーナーとの間で、広告掲載の契約が結ばれると(ステップS1)、広告サービス会社ホスト10により、サイトオーナーサーバ20へ送信する上述した壁紙広告50を識別するためのファイルID70と、サイトオーナーを識別するための送信者ID80とがログ管理データベース11に登録される。その後、広告サービス会社ホスト10からサイトオーナーサーバ20へ、サンプルページでオーナーによって選ばれ、送信者ID80を入力し、希望された広告データが送信される(ステップS2)。この広告データには、ログ管理データベース11に登録された送信者ID80、ファイルID70及び壁紙広告50が含まれている。つまり、広告データは、図2で説明した構造となっている。
広告データを受け取ったサイトオーナーは、サイトオーナーサーバ20により、そのWebサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データを取り込む(ステップS3)。広告データを取り込む際には、上述したように、広告管理編集アップロードソフトウェアにより、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込むようにすることができる。Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データが取り込まれたファイルは、ファイル管理データベース21に登録される(ステップS4)。
【0044】
ここで、いずれかのネットユーザ端末30からサイトオーナーサーバ20にアクセスがあると(ステップS5)、ファイル管理データベース21に登録されているWebサイトのトップページ又は各コンテンツページのデータがアクセスのあったネットユーザ端末30に送信される(ステップS6)。このとき、サイトオーナーサーバ20からネットユーザ端末30に対して上述した壁紙広告50がページ内容と同時に送信される(ステップS7)。この壁紙広告50は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページのデータが送信される前、又は同時、あるいは後のいずれであってもよい。また、ネットユーザ端末30に上述したイオプログラム60が予めプリインストールされていなければ、イオプログラム60も送信され、そのイオプログラム60がネットユーザ端末30にダウンロードされる(ステップS8)。
このとき、ネットユーザ端末30の画面には、たとえば図3に示したようなWebサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれた壁紙広告50が表示される。この壁紙広告50には、上述したように、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56等が含まれている。これら、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56等は壁紙広告50内の任意の位置に配置されたものである。また、ネットユーザ端末30の画面には、たとえば図4に示したようなWebサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれた壁紙広告50が表示される。この壁紙広告50には、上述したように、タレントの画像54、壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56、商品画像57等が含まれている。
【0045】
このような、壁紙広告50は、ネットユーザ端末30の画面全体に表示され、有名タレントが大きく起用されているので、ネットユーザに対するインパクト、インプレッション効果を強力にすることができる。つまり、従来のバナー広告やポップアップ広告等とは異なり、ページに割り込んだり、邪魔になったりせず、一見してその内容を確認できるため、無意識のうちにその内容を把握することができる。
そして、このような壁紙広告50がネットユーザ端末30の画面に表示された後に、予めプリインストールされたイオプログラム60が起動し、そのイオプログラム60により壁紙広告50が正常に表示されたかどうかが監視される(ステップS9)。壁紙広告50が正常に表示されたかどうかは、たとえば図2で説明したフッタ領域53に記録されている送信者ID70を確認することによって正常に表示が完了した、と監視することができる。ここで、壁紙広告50が正常に表示されたと認識されると(ステップS10)、イオプログラム60により、壁紙広告50のヘッダ領域52のファイルID70とフッタ領域53の送信者ID80とが抽出され、さらにネットユーザを識別するためのイオプログラム60自身が持つ受信者ID90が確認される。次いで、イオプログラム60により、抽出した送信者ID80及びファイルID70と、作成した受信者ID90とから、これら送信者ID80、ファイルID70及び受信者ID90を含む広告アクセスログが作成される(ステップS11)。これに対し、壁紙広告50が正常に表示されなかった場合には、次の操作待ちとなる(ステップS13)。
【0046】
そして、作成された広告アクセスログは、ネットユーザ端末30の通信機能によって広告サービス会社ホスト10に送信される(ステップS12)。その広告アクセスログを受け取った広告サービス会社ホスト10は、その広告アクセスログをログ管理データベース11に登録する(ステップS14)。これで広告サービス会社ホスト10は、あるファイルID70を持つ壁紙広告Aが、ある送信者ID80を持つサイトオーナーBにより、ある受信者ID90を持つネットユーザCへと送信された、と正確無比に情報を得ることができる。
ちなみに、ネットユーザが上述したトップページ又は各コンテンツページの読み込みを途中で停止したり、そのトップページ又は各コンテンツページの読み込み途中でページ移動したりして壁紙広告50の表示を遮ると、壁紙広告50のフッタ領域53に記録されている送信者ID80を確認することができないので、壁紙広告50が正常に表示されないと認識される。また、壁紙広告50の画像が壊れている場合も同様に、フッタ領域53に記録されている送信者IDを確認することができないので、壁紙広告50が正常に表示されないと認識される。
この場合には、イオプログラム60による広告アクセスログの作成が行われないため、上述したネットユーザ端末30による広告アクセスログの広告サービス会社ホスト10への送信が行われない。よって、広告サービス会社ホスト10へは、ネットユーザ端末30の画面に壁紙広告50が正常に表示された場合にのみ広告アクセスログが送信される。
【0047】
ここで、受信者ID90としては、ネットユーザが自らの個人情報と引き替えに広告サービス会社ホスト10にて入手しておき、ネットユーザ端末30にインストールしておいたイオプログラム60にシリアル番号と兼ねてもたらされている受信者ID90を使用する。また、ネットユーザ端末30に広告サービス会社10と提携した各メーカーが、予め組み込んでおいた場合の、プリインストール版のイオプログラム60には、個別の簡易版の受信者ID90が各々振られている。それは「使用OS、ブラウザのバージョン、各メーカー情報、その他情報、プリインスト版受信者ID123ABC」等の情報を代理し、使用される。ネットユーザがサービスに興味を持てば、広告サービス会社ホスト10の契約ページでいつでも加入でき、正規の受信者ID90を持つイオプログラム60を入手できる。また、プリインスト版の場合、ネットユーザが一番最初にネットに繋いだとき、個人情報をユーザの同意を得てフォーム入力して貰い、広告サービス会社ホストへ送信する様にしてもよい。また、ネットユーザ端末30にイオプログラム60が存在しない場合には、アクセスログは作成されないが、その場合に限り、サイトオーナー側からイオプログラム60が、サイトオーナー提供版としてワンセッションのみ送信され、ネットユーザの情報を読みとり、独自に簡易版の受信者ID90を作成し、広告サービス会社ホスト10に送信してもよい。また、その場合JAVA(登録商標)等のネットワークプログラムを用いてもよい。いずれにしても、ネットユーザを識別できればよい。ちなみにイオプログラムとは、「IDオペレータープログラム」のことである。
【0048】
また、壁紙広告50は、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページとともに表示されるため、従来の図7で説明したように、広告サービス会社ホスト1が複数のネットユーザ端末3に対して同時期にバナー広告やポップアップ広告等の広告データを送信しなければならない状況となる、所謂、広告配信の一点集中型とは異なり、サイトオーナーサーバ20によって壁紙広告50が予め取り込まれているトップページ又は各コンテンツページがネットユーザ端末30に送信される、所謂、分散型となる。これにより、トップページ又は各コンテンツページの取り込みがスムーズなものとなり、ネットユーザに対してストレスを与えるようなことが無くなる。また、サイトオーナーサーバ20に複数のアクセスが同時に生じても、広告配信の分散効果により、ネットユーザに対してストレスを与えるようなことが無くなる。また、このような壁紙広告50がネットユーザに対してストレスを与えること無くスムーズに表示されることにより、壁紙広告50がネットユーザの意思とは無関係に割り込んできた場合でも、ネットユーザに対してストレスを与えるようなことが無くなる。
ちなみに、ネットユーザが上述したWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの読み込みを途中で停止したり、そのトップページ又は各コンテンツページの読み込み途中でページ移動したりすると、フッタ領域53に記録されている送信者ID80を確認することができないので、トップページ又は各コンテンツページが正常に表示されないと認識される。また、トップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50の画像が壊れている場合も同様に、フッタ領域53に記録されている送信者ID80を確認することができないので、トップページ又は各コンテンツページが正常に表示されないと認識される。
【0049】
この場合には、イオプログラム60による広告アクセスログの作成が行われないため、上述したネットユーザ端末30による広告アクセスログの広告サービス会社ホスト10への送信が行われない。よって、広告サービス会社ホスト10へは、ネットユーザ端末30の画面にWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50が正常に表示された場合にのみ広告アクセスログが送信される。
また、イオプログラム60は、図6に示すように、壁紙広告50のゲットインフォアイコン56をクリックスルーしたかどうかを監視している(ステップS15)。ここで、クリックスルーが有ると、イオプログラム60により、壁紙広告50を送信したサイトオーナーのどの広告をどのネットユーザがクリックしたかという広告アクセスログが作成されて広告サービス会社ホスト10に送信される(ステップS16,S17)。その広告アクセスログを受け取った広告サービス会社ホスト10は、その広告アクセスログをログ管理データベース11に登録する(ステップS18)。これで広告サービス会社ホスト10は、あるファイルID70を持つ壁紙広告Aが、ある送信者ID80を持つサイトオーナーBにより、ある受信者ID90を持つネットユーザCへと送信され、クリックスルーされた、と正確無比に情報を得ることができる。
このとき、その広告アクセスログ内のファイルID70や送信者ID80と、ログ管理データベース11に既に登録されているファイルID70や送信者ID80とが一致していなければ、その広告アクセスログを破棄するようにしてもよい。そして、広告サービス会社ホスト10により、所定の期間毎に、ログ管理データベース11に登録された広告アクセスログがカウントされ、アクセス数に応じた広告料が算出されるとともに、その支払い通知がサイトオーナーサーバ20に通知される(ステップS23)。
【0050】
これに対し、(ステップS15)において、クリックスルーが無ければ、次の操作待ちとなる(ステップS22)。また、ネットユーザ端末30の画面に上述した壁紙広告50が表示されているとき、たとえば壁紙広告ロゴアイコン55をクリックすることで壁紙広告50の画像をダウンロードすることも可能であるとしてもよい。そして、壁紙広告50の画像のダウンロードの要求が有ると、サイトオーナーサーバ20から要求のあったネットユーザ端末30に壁紙広告50の画像が送信される。(ステップS19〜S21)また壁紙広告50は、通常の壁紙画像ファイルと同じ様に扱えるので、ウェブブラウザの壁紙に設定コマンドで、パソコン等の壁紙として瞬時に設定できる。また、ネットユーザがクリックスルーして広告主企業サイトへジャンプした場合、そこに貼ってある壁紙広告サンプル版を入手したり、かわりに広告サービス会社ホストのサンプルページにリンクが貼ってあり、そこから求める壁紙広告50を入手してもよい。また、壁紙広告50がただ欲しいだけのネットユーザも、サービス加入し、ユーザIDを得て自ら広告サービス会社ホストのサンプルページで欲しい壁紙広告を探し、無料ダウンロードして自由に楽しむことができる。
ここで、壁紙広告50は、ネットユーザ端末30の画面全体に表示されるため、大手広告制作会社やプロデザイナーによるデザイン性能に優れた画像や、人気タレントや人気プロスポーツ選手、人気キャラクター等の画像とすることができる。さらには、著名写真家の風景画等の画像とすることもできる。通常、タレントやキャラクター等の画像は、版権等の問題により一般のネットユーザでは無料でダウンロードすることは困難である。そこで、広告サービス会社がネットユーザ端末30の画面全体に表示される壁紙広告50を用いてブレゼンすることにより、タレントやキャラクター等の画像の版権を取得することは容易であり、その版権を得たタレントやキャラクター等の画像を、サービスに加入したネットユーザに無料でダウンロードできるサービスの提供が可能となる。また、タレントやキャラクター等の画像に限らず、大手広告制作会社やプロデザイナーによるデザイン性能に優れた画像や、著名写真家の風景画等の画像の無料でのダウンロードも同様にして行える。
【0051】
また、タレント起用の各種商品、企業広告、イベント情報等のような様々なものを採用することができる。また、壁紙広告50は、静止画像に限らず、動画であってもよいし、ロゴタイプの文字を配置するようにしてもよいし、これらを組み合わせたものであってよい。さらには、ブラウザで表示可能なありとあらゆる種類の画像フォーマット及びイメージソースを利用できるため、用意された写真、ランドスケープ、ポートレイト、イラスト、キャラクター、商標、シンボルマーク、キャッチフレーズ、コピー、マスコット、商品イメージ、絵画、各種デザインイメージ等を用いてもよい。また、これら全ての実施形態は携帯電話等、移動体通信機器にも応用される。
【0052】
このように、本実施の形態では、広告サービス会社ホスト10に、広告掲載の契約が結ばれているサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダへ壁紙広告50を含む広告データを送信し、広告サービスを希望するいずれかのネットユーザ端末30に対してWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50の表示状態を監視する受信者ID90が個別に付与されたイオプログラム60をプラグイン方式で提供し、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダが提供する壁紙広告60を閲覧したいずれかのネットユーザ端末30からの広告アクセスログを受け取る機能をもたせ、サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダに、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに広告データを、広告サービス会社ホスト10とは分散して取り込み、広告サービス会社ホスト10の代わりに保守、管理し、アクセスのあったいずれかのネットユーザ端末30に対し、イオプログラム60が予めプリインストールされていない場合のみ、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50の表示状態を監視するプリインストール版の受信者IDが付与されたイオプログラム60をプラグイン方式で提供する機能をもたせ、ネットユーザ端末30に、Webサイトの閲覧機能と、イオプログラム60をプラグイン方式でインストールする機能と、予めプリインストールされた形式のイオプログラム60により、Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には広告アクセスログを作成する機能と、広告サービス会社ホスト10に広告アクセスログのみを送信する機能とをもたせるようにようにしたので、次のような効果が得られる。
【0053】
(本実施の形態の効果)
まず、図2に示したように、壁紙広告50のフッタ領域53に送信者IDを付し、それぞれのサイトオーナーサーバ20からアクセスのあったネットユーザ端末30に対して壁紙広告50が予め取り込まれているトップページ又は各コンテンツページを送信するようにしたので、従来の広告配信の一点集中型とは異なり、分散型による広告配信が可能となる。これにより、サイトオーナーサーバ20に複数のアクセスが同時に生じても、広告配信の分散効果により、ネットユーザに対してストレスを与えるようなことが無くなる。また、このような壁紙広告50がネットユーザに対してストレスを与えること無くスムーズに表示されることにより、壁紙広告50がネットユーザの意思とは無関係に割り込んできた場合でも、ネットユーザに対してストレスを与えるようなことが無くなる。
壁紙広告50のフッタ領域53に送信者IDを付し、それぞれのサイトオーナーサーバ20からアクセスのあったネットユーザ端末30に対して壁紙広告50が予め取り込まれているトップページ又は各コンテンツページを送信するようにしたので、大型の広告内容を持った壁紙広告50の配信が可能となる。
【0054】
また、ネットユーザ端末30の画面に壁紙広告50が正常に表示されたことをイオプログラムによって監視させ、正常に表示された場合には、イオプログラムにより受信者IDを作成するようにしたので、サイトオーナーサーバ20又は広告サービス会社ホスト10に受信者の確認処理が不要となり、システム全体の通信処理の高速化が図れる。
また、イオプログラムは、サイトオーナーサーバ20又は広告サービス会社ホスト10とは完全に独立してネットユーザ端末30に存在するため、受信者の識別を完全に行うことができる。
また、たとえば壁紙広告50のゲットインフォアイコン56をクリックスルーした場合、イオプログラムにより、壁紙広告50を送信したサイトオーナーのどの広告をどのネットユーザがクリックしたかという広告アクセスログを作成することができ、広告アクセスログの完全分散遠隔ログ処理が可能となる。
【0055】
また、イオプログラムにより、送信者IDの確認により、壁紙広告50が正常に表示されたか否かを監視することができる。また、イオプログラムにより、ネットユーザが上述したWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの読み込みを途中で停止したり、そのトップページ又は各コンテンツページの読み込み途中でページ移動したりした場合でも、壁紙広告50が正常に表示されないと認識することができる。また、トップページ又は各コンテンツページの壁紙広告50の画像が壊れている場合も同様に、壁紙広告50が正常に表示されないと認識することができる。
また、イオプログラムは、サイトオーナーサーバ20又は広告サービス会社ホスト10とは完全に独立してネットユーザ端末30に存在するため、受信者の識別をネットユーザ端末30側で行うことができることから、システム全体の構築コストの削減が可能となり、低コストでのオンライン広告を実現することができる。また、送信者ID、ファイルID、受信者IDを用いることで、個人情報を営業的に有効活用することができる。また、送信者ID、ファイルID、受信者IDを用いることで、ファイル流通の把握が容易となる。また、送信者ID、ファイルID、受信者IDを用いることで、顧客ターゲティングが可能となる。また、送信者ID、ファイルID、受信者IDを用いることで、アクセス上乗せを防止することができる。また、送信者ID、ファイルID、受信者IDを用いることで、広告配信サービスと無料壁紙サービスとを共存させることができる。また、壁紙広告50は、送信者ID及びファイルIDを付加したレイヤー状とすることで、高ビジュアル性やタレント起用が可能となる。また、壁紙広告50は、送信者ID及びファイルIDを付加したレイヤー状とすることで、インパクトを強めクリックスルーレートを高めることができる。また、壁紙広告50は、送信者ID及びファイルIDを付加したレイヤー状とすることで、サイトにマッチングすることができる。また、壁紙広告50は、送信者ID及びファイルIDを付加したレイヤー状とすることで、コレクション価値のある広告となることができる。また、壁紙広告50は、送信者ID及びファイルIDを付加したレイヤー状とすることで、ネットユーザに対しブームを発生させ興味を高める効果もある。また、壁紙広告50は、送信者ID及びファイルIDを付加したレイヤー状とすることで、その壁紙広告50を用いた個人サイトのデザインを向上させることも可能となる。
【0056】
さらに、本実施の形態による効果について説明する。
1.(広告画像ファイル集中型遅延、サーバダウン問題の解決)
従来のサーバ集中型広告システムでは、広告サービス会社ホストにログファイル、配信プログラム、広告画像データ等や、あらゆるシステム、記憶装置が中央に集積されている構造となっている。したがって、それらがたった一つでもダウン、クラッシュすると、何百万という単位でのサービスの停止及び広告の不表示という大被害に陥っていた。それを防ぐため、広告画像は小さなサイズに制限され、その数や種類、全投下数に至るまで、物理的、システム的な制限を受ける形態を取っている。さらにそれを広告サービス会社ホスト一社の負担のみでシステムのバックアップや保守に多大な経費を払い続けている形態となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは広告画像ファイル分散型なので、何か一つ停止しても、被害は他に一切波及せず、その他幾百万は広告を表示し続けることができる。そして、新たにオンライン広告業を立ち上げる際も、プロバイダなど既存の第3者が保守管理してくれるインフラをそのまま利用できる。つまり、イニシャル、ランニングコストが少なくて済む営業形態をとることができる。このような広告ファイルのP2P転送形態による、広告画像ファイル分散型システムにより、ダウンやクラッシュに対するリスクを大幅に回避でき、さらにオンライン広告の低コスト営業を実現することができる。したがって、本実施の形態によると、広告画像は物理的、システム的な制限を解かれ、よって遅延なく送信でき、その数と種類をほぼ無限に増やして営業することができる。
【0057】
2.(大型広告のオンライン広告営業における困難性の解決)
従来のシステムでは、集中型ゆえに広告画像にバリエーションを持ない形態となっている。それは広告画像ファイルを一箇所に置いていたため、システムの物理的制限によって、種類も少なく大きさも30KB前後のサイズまでしか置くことができない状態である。ここで従来のシステムにおいて大型広告営業ための簡単な試算を行ってみる。
大型広告の種類が1000種類あるとする。一枚につき1000人のサイトオーナーが広告契約を結んでいるとする。1広告画像100KB程度としても、全部掛けて1億KB=100ギガバイト。大型広告一枚につき1日たった100PV、つまり、たった100人のネットユーザの閲覧しか無いとしても、10テラバイト・パー・デイ。すなわち、ホストサーバから1日10テラバイトもの大型広告を常に配信し続けなければならない。ネットユーザが100人同時に接続してくるケースにも対応しておかねばならない。これだけの転送量に耐えうる集中型サーバ簡単には用意できない。毎秒おきに同一画像にアクセスを受け、このような大きい画像を同一サーバとディスクから、瞬時に配信しなければならず、しかも広告画像を頻繁に入れ替え、更新、保守、管理しなくてはならない。従来のシステムでは、バナー止まりで大きく多種多様な画像は取り扱えない現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは広告画像ファイル分散型として実施できるので、世界中のプロバイダを無料で使用することができる。故に広告画像ファイルの広告サービス会社ホスト10からの直接転送がゼロとなり、システムの物理的制限を解くことができる。そして、世界中のプロバイダを使えるので、広告画像ファイルのための記憶装置の空き容量をほぼ無限にすることができる。つまり本システムにより広告画像は物理的、システム的な制限を解かれ、ファイルをホストに集中させる必要が無くなるので、多種で大型なファイルが取り扱うことができる。したがって、本実施の形態によると、大型広告のオンライン広告営業を容易に実現することができる。
【0058】
3.(アクセスログ取得システム集中型遅延問題の解決)
従来のシステムはアクセスログ取得システムが主に広告サービス会社ホストに配置される構造になっている。この形態におけるデータ転送処理で最も怖いのはランダムアクセスによる、リクエスト集中問題だといえる。たとえば多種類広告を集中型サーバで構築するとなると、1000種類掛けることの1000オーナー掛けることの100ネットユーザで、アクセスログが1日あたり1兆種類作成される。その処理量は膨大となり得て、遅延発生の確率は計り知れず、回避コストも甚大となる。ネットサーバはランダムアクセスに対応するため、処理量の制限を設定している場合がある。そして多人数で同一ルートを使用すると、相互干渉、処理の順序待ちにより速度低下する。誰しも読み込み時、「あれ何故かバナーだけが表示がすごく遅い。」とストレスを感じた経験がある。従来のシステムでは、ホストでログファイルを自ら作るため、ネットユーザの抽出、解析、識別処理を実行してから、自らアクセスログを作成、データベース登録後、やっと広告送信ステップに入っていた。さらに、サイトオーナーサーバがアクセス解析をしてログファイルを作りホストへ送信後、広告送信ステップに入る遅い旧式システムもある。このような従来のシステムは広告配信時、サーバには負荷を、ネットユーザにはストレスを与えやすい設計となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはアクセスログ取得システム分散型なので、ランダムアクセスによる、リクエスト集中問題を回避できる。そして、データ処理量を減少させ、遅延発生を回避することができる。本システムはイオプログラム60を分散型方式として、世界中のサーバに何億と散らせて、処理を分散することができる。故に各々が広告サービス会社ホスト10の処理を何億分割して肩代わりしているので、アクセスログ取得のためのデータ処理量をほぼ無限に減少させることができる。よって、本システムは、アクセスログ取得システム集中型遅延問題を解決できる。したがって、本実施の形態によると、サーバには負荷を、ネットユーザにはストレスを与えないオンライン多種類広告営業を容易に実現することができる。
【0059】
4.(ネットユーザ識別の困難性の解決)
従来のシステムでは、ユニークユーザ特定、つまりネットユーザの各々匿名化された社会的情報の特定検出に非常にコストがかかり、且つ完全には不可能となっている。すなわち、特定できるのは使用OS、使用ブラウザのバージョン、IPアドレス、どのページからやってきたか等で、最初のネットユーザと次のネットユーザは恐らくは別々の個人であろう、と言う程度までだった。これでは広告をどんな人に向けて打つか、が決められず、広告効果を発揮できない。また、ある商品に興味を持つネットユーザにその広告を何人に、また何回見せるか、といった計画が立てづらい。これは広告業界で常識である、リーチ&フリークエンシーを実行できる性能が存在していないことといえる。このような曖昧なデータを利用するに当って、顔の見えない者とビジネスマッチさせねばならない、というジレンマに陥る欠点を持つシステムとなっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは壁紙広告と壁紙広告ソフトウェアの無料ダウンロードと引き替えに、ネットユーザの詳しい情報を取得できる。それら情報に壁紙広告の識別情報を加え、それぞれにファイルID、送信者ID、受信者IDを付与する。これら予め識別済みのID群をイオプログラム60が監視して、アクセスログを作り、広告サービス会社ホスト10に送信する。これにより、従来より遙かに詳しい情報を加味した、ユニークユーザ完全識別を行うことができる。そしてネットユーザは、各IDとイオプログラム60により、ネット上で人格を持つ、仮想の個人として代理された状態となる。このようなイオプログラム60は、ウェブ代理人プログラムとも言える働きをする。その結果、各ネットユーザは匿名性を確保できつつ、広告会社は顔の見えるネットユーザに向かって広告を正確に投下できる。したがって、本実施の形態によると、ネットユーザ識別が容易となり、よってリーチ&フリークエンシーを実行でき、効率のよい広告展開を図ることができる。
【0060】
5.(広告表示前に多段ステップが実行されている問題の解決)
従来のシステムでは、広告送信と同時にホストサーバ自身がアクセスログを同一時間軸で自ら作成する手順となっている。つまり、2つ以上の作業ステップを重複してホストで同時に処理している。ホストへネットユーザから広告へのアクセスがあると、まずホストはネットユーザの抽出、解析、識別処理を実行する。次に、広告画像とサイトオーナーとの照合を行う。次に、確認された情報からログファイルを作成し、データベースに格納する。その処理が正常に完了したことを以て、広告送信となる。すなわち、広告表示以前に多段処理ステップが存在している。そしてそれはネットユーザにはストレスを、ホストには集中負荷をかけていた。ホストサーバ集中型として、広告画像とログシステムをサービスホストに置く限り、対価のやり取りを担うログ取りは、必ず広告送信の前に処理完了を確認した後、行わなければならなかった。これは設計上、遅延しやすいシステムとなっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはイオプログラムにより、分散型サーバ構成と、遠隔型方式の、ログ作成送信システムを構築できる。そしてイオプログラム60に振られた受信者IDは、予め識別済みであり、サービスホストに登録済みである。広告画像もサイトオーナー側から送信でき、ホストの送信処理をカットできる。よってホストサーバは、広告送信をステップ無しで行うことができる。無論、広告はサイトオーナーサーバのログ処理も必要とせず、全く割り込み処理の無い状態で送信できる。つまり広告送信を事前の処理ステップ無しででき、ホスト、オーナー側ともに集中リクエストが無く、全く負荷がかからない配信ができる。結果、広告の送信スピードはホームページ自体のデータと全く同一スピードにでき、高速な広告システムを実現できる。このように、広告送信をたった1ステップで行うことができ、イオプログラム60によりログ処理を全て広告表示以後に実行できる。すなわち表示遅延を皆無とでき、ネットユーザがページを読んでいる間に、いつの間にかログ送信は完了する。したがって、本実施の形態によると、事前ステップを全てネットユーザ側の事後処理とでき、ストレスの無い、限りなく早く軽量な広告システムを実現できる。
【0061】
6.(単一ソフトウェアにおける一括配信、ログ処理の問題の解決)
従来のシステムでは、ホストサーバでの管理、配信、集計業務を主にDARTといった様なたった一つのプログラムにて行っている。これにより配信業務の管理、制御系がホストにメインとして存在する集中型のサーバ構成となっている。そして、同一プログラムで全ての広告画像を無休で制御し続けている。よって、広告の種類、サイズ、配信数に自ずと限度が存在してしまっている。故にネット広告の市場は拡大しづらいシステムになっている。しかも、このような単一の巨大プログラム一つで制御しているので、長大で複雑なプログラムの一部に一つでも不具合が生じると、システムダウンによる業務停止に陥りやすいシステムといえる。メンテナンスやバージョンアップ時も、危険がつきまとうシステムとなっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはイオプログラム60が、ホストサーバから完全に分散、独立、自律した状態でネットユーザ側に存在できる。そしてホストから処理を分離、分割して肩代わりし、広告管理業務をリアルタイム且つ効率的に実行できる。これら分散型形態によって、広告サービス会社ホスト10は、巨大プログラムの高コストシステムから脱却することができる。よって集計業務やそれを基にした、広告企画販売業務等に集中できる。そしてイオプログラム60は何億個でも製造でき、世界中に散らし増やしていけるので、広告の契約数や配信数も増やすことができる。さらにイオプログラム60は各々が独立して存在しているので、大規模なシステムダウンによる業務停止を防止することができる。また、イオプログラム60は各々が軽量で簡潔な作りになっているので、不具合が生じにくく、メンテナンスやバージョンアップも簡単に実行できる。したがって、本実施の形態によると、広告の契約数を増やし儲けを増やすことができ、且つその営業をより安全、効率的に実行することができる。
【0062】
7.(広告不表示問題の解決)
従来のシステムは、サーバ集中型ゆえにアクセスログ取得後、広告配信を行う手順となっている。これは、アクセスがあったのだから、広告はきちんと閲覧されたはずだ、という無根拠な思いこみに依存する、曖昧なシステムとして成立させられていた。これでは、ネットユーザにおける読み込み停止や読み込み途中でのページ移動、また集中処理による広告画像の壊れ等の場合に対応できていない。どのケースにも、広告が表示されていないにもかかわらず、広告料を支払わねばならなかった。このような壁紙の広告画像の壊れ、送信エラーを外部から監視できる機能が無いため、広告を提供する側の信頼性が低下してしまっていた。よって広告主、広告会社は無駄な経費を支払わされ、従来のシステム等のネット広告は表示チェック機能が無いので、クライアントから信頼されにくく進歩、普及が頭打ちになりやすい現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは広告画像自体のヘッダ及びフッタにファイルID、送信者IDを記述する構造となっている。そして特に広告画像の終端部分の、フッタ領域にある送信者IDをイオプログラム60が確認し、広告表示完了を正確にチェックすることができる。故に送信エラーを外部から監視でき、それに完全に対応することができる。したがって、広告サービス会社ホスト10は、このログを受け取りそれを1PVとして、報酬発生の成立条件を正確に定めることができる。この正確な情報により立脚される取引によって、広告主、広告会社は共に無駄な広告費をおさえることができる。よって本システムは、ネットユーザに確実に広告が届いたことを確認でき、広告不表示問題を解決できる。したがって、本実施の形態によると、取引の信頼性を高めることができ、経費をおさえ、なおかつ営業、契約を促進させることができる。
【0063】
8.(集中型サーバにおける高コストシステムの解決)
従来のシステムは、オンライン広告営業を集中型サーバとして構築している。これはシステム、データ、プログラム、及びその保守、管理、バックアップ、ミラーリング等を全て一広告会社が担う形態となっている。さらにそれに伴う人件費、保険費用、保証責任まで全て広告サービス会社ホスト一箇所に集中する構図となっている。サービスを拡大するためには莫大な投資が必要になる。この物理的、システム的な要因により、従来のシステムは高コストであり、それにも関わらず、市場規模が拡大しづらい構造となっている。低コストシステムが存在していないので市場は新規こと業者が参入しにくいばかりか、撤退が相次ぐ現状となっている。このような集中型のビジネスモデルでは資源、人、経費などの負担を一社に強いる、高コストの問題が起こりやすく、サービス拡大を阻む構造になっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはオンライン広告営業を分散型サーバとして構築できる。これはシステム、データ、プログラム、及びその保守、管理、バックアップ、ミラーリング等をサイトオーナーサーバやオーナーが契約しているプロバイダ等に、無料で委託できる。さらにそれに伴う人件費、保険費用、保証責任までもサイトオーナーとプロバイダ側の関係として委託できる。さらに何億個と稼働しうる広告画像自体もサービス利用者が自己責任として管理、設定、配信、保守、広告差し替えまで担当してくれるので、人件費を著しく節減できる。よって本システムにより、ほぼ無償のアウトソーシング形態が実施でき、またサービス拡大のための投資を少なくでき、新規こと業を容易に拡大できる。また、本システムはユーザサイドが微少な自己資本で実践できるシステムなので、一社ではほぼ賄いきれなかった、世界中への広告配信が実行できる。したがって、本実施の形態によると、低コストのオンライン広告事業が安定経営でき、利益率が高く、新規事業拡大も容易な営業が実行できる。
【0064】
9.(顧客ターゲティングの困難性の解決)
従来のシステムでは、ユニークユーザ識別が技術的に完全にできない構造になっている。さらに何処の地域に住んでいる、何歳くらいの、どんな仕事をし、どんな趣味嗜好を持つ、男性なのか女性なのか、という様な広告主、広告会社にとって必需といえる情報を手に入れる技術が存在していない。故に買わせたい商品と、売りたい相手をマッチングさせる、事業レベルの顧客ターゲティングを実現することができなかった。また、広告主と広告会社とがネットユーザの個人情報の営業的活用を図ることも困難で、さらに広告画像がどういった経路でどんな人々に届き、それぞれどんなリアクションを取ったかを追う、流通把握機能が無かった。このような従来のシステムでは、情報取得技術が無いので、顔の見えない相手とビジネスマッチさせねばならないジレンマが存在している構造となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは広告、ユーザの詳しい情報をファイルID、送信者ID、受信者IDで管理し瞬時に取得できる。つまり各IDは単なる画像識別子に留まらず詳細人格データを有する代理された個人そのものだといえる。よって広告会社はこれらIDから各付帯情報を引き出し分析加工し、各広告主企業に提供し、広告営業販売をより戦略的に行うことができる。そして広告主はその情報を元に、買わせたい商品と、売りたい相手をマッチングさせる、事業レベルの顧客ターゲティングを実現できる。さらに本システムはあるファイルIDを持つ広告Aが、ある送信者IDを持つサイトオーナーBにより、ある受信者IDを持つネットユーザCへと送信された、と正確無比に情報を得ることができる。故にこの流通把握機能をも合わせて活用できる。このような本システムにより、広告主は売りたい顧客を選んで、あたかも対面しているかの如く、正確無比に広告を投下することができる。したがって、本実施の形態によると、高指向性広告及び顧客ターゲティングが実行でき、よって広告会社と広告主との契約を促進でき、効果的で広告効果の高い広告配信ができる。
【0065】
10.(アクセス上乗せ問題の解決)
従来のシステムでは、ユニークユーザ識別が完全にできないので、個人サイトオーナー等による、アクセスを不正な手段で上乗せし、報酬を不正に増額して入手する、という様な問題が起こりやすいことになっている。ネットユーザの同一性が確保できる技術が無いので、不正に使用端末やOSやブラウザ、プロキシーサーバの悪用によるIPアドレス等の変更によって次々と別人になりすまし易いシステムになっていた。そしてオーナー自身が何度も自サイトにアクセスし、不正にPVを増やし報酬を得る、といったことが起こりやすいシステムになっている。このような従来のシステムでは、金銭報酬の発生条件に関係する技術が著しく不十分なので、広告主、広告会社に損害を与えやすい構造になっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは送信者ID、受信者IDにより、明確にユニークユーザ完全識別を実行できる。つまり広告サービス会社ホスト10で正確にネットユーザの同一性が確保できる。報酬規定により、オーナーも必ずイオプログラム60をインストールせねばならない。そしてイオプログラム60はその性質ゆえ、1人一個に限られる。だからどんなに端末の環境を変更しても、受信者IDにより識別できる。よってホストにて送信者ID、受信者IDが同一なログを弾くことができる。また、送信者IDの後に同じ受信者IDが異常にダブっている、といったログ等も破棄できる。これで本システムにより、アクセス上乗せ問題を解決できる。したがって、本実施の形態によると、金銭報酬の発生条件を明確にでき、広告主、広告会社に損害を与えない、安全なオンライン広告営業ができる。
【0066】
11.(無料壁紙サービスの提供に関する問題の解決)
ネット上の壁紙状況は現在、壁紙ドットコムや壁紙ネット、壁紙ファンを中心に多数、配布サイトが存在している。それらサイトは1日2万PVを越え多くのネットユーザが訪れている。しかしそれらサイトはタレント等の版権壁紙を取り扱うも、難題を多く抱えている。それはまず膨大なネットからタレント壁紙を探すことが難しいという状況がある。各サイトはネットユーザから発見報告を募っているが、ネットユーザは普通見つけると用は済んでしまうので、報告してくれない場合があった。タレント事務所側も所詮無料サービスなので、タイアップでも無いと積極的に参入できない現状がある。故に有料版権壁紙を提供せざるを得ない現状がある。結果版権壁紙の絶対数がサイトを見ても少なすぎる状態である。したがって欲しい者はポスター等から作るか、その肖像権無断使用アップサイトに行って入手する、といったことが起こっている。それはタレント事務所等を悩ませる結果となっている。またタレント壁紙の多くはそれら膨大な素人サイトの粗悪な作りのものの方が多いのが憂う現状となっている。そして、頼みの綱の公式に配布されたタレント広告付き壁紙等は数も種類もとても少ない。しかも広告付き壁紙は期間が限定されるので、殆どがリンク切れか、画像が壊れている状態になっている。現在のネット広告は本格的に広告会社が参入できる壁紙広告サービスが存在しておらず、広告主は自社による無料広告付き壁紙サービスに頼っているからである。未だ事業化されてないので費用対効果等検討もできない現状である。キャラクターや商品の広告付き壁紙もその総数に対して非常に少ない。その一方で素人サイトの有名タレント等の壁紙は無断コピーが相次ぎ、トラブルを起こすほど人気が過熱している。このような、膨大な需要があるのにシステムが未だ存在せず、サービス事業者もいないので、ネットユーザのニーズに現状が全く追いついていない状態にある。また、サイトオーナーに限定して版権壁紙を提供し、金銭報酬を発生させるオンライン壁紙広告配信サービスは現在営業されていない。そしてこのサービスと逆に版権をフリーにして、広くネットユーザ向けに版権壁紙を配布する、無料壁紙サービスは、技術的、性格的に相容れない困難性があり、両立、共存は難しい。このような版権者と広告主、広告会社、そしてネットユーザとの需要を繋ぐ技術が存在してないのでビジネスとして成立せず、版権壁紙が安定供給されて無い現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは壁紙広告をID付きレイヤー状のファイル形式で提供できる。そこに広告主、広告会社が大資本をかけ、工夫を凝らせるポテンシャルが生まれ、魅力的で付加価値の高い広告が制作できる。そしてネット利用ゆえ、費用対効果を上げることができる。そのため、ネットユーザも無料で壁紙広告ソフトウェアの提供を受け、サンプル版壁紙広告の安定供給を受けることができる。さらに本システムはファイルIDと送信者IDの2つで、バリュー契約用の壁紙広告を管理できる。したがって壁紙広告のフッタ領域の、送信者IDのあるなしでバリュー契約とフリー契約を分けることができる。よって送信者IDのある壁紙広告の使用を壁紙広告ソフトウェアを用いて、そのコピーやアップに関して制限をかけることができる。つまり本システムは、金銭報酬を発生させるオンライン壁紙広告配信サービスと、広くネットユーザ向けに版権壁紙を配布する、無料壁紙サービスとを同時に両立、共存させることができる。したがって、本実施の形態によると、壁紙に関する様々な問題点を解消でき、ネットユーザに無料壁紙の安定供給ができ、それ故高い人気を獲得して宣伝もできつつ、同時に市場規模を拡げられた広告配信をも実現できる。
【0067】
12.(広告画像の低デザイン性の問題の解決)
従来の広告システムは、広告サービス会社ホストから集中型で配信される構造になっているため、転送量による制限を受け、小さく種類も少ないものに限られる形態となっている。それ故にバナー広告やポップアップ広告等は、17インチないし15インチのさらにブラウザ枠で囲まれた中の横長の小さな矩形状のスペースに掲載されるため、デザインを凝らすことが困難である。表現力を獲得する技術が存在しないので、タレントが起用できない、プロスポーツ選手、キャラクター等版権が使用されない。したがって大手広告制作会社が参入しない等の欠陥が存在している。つまり従来のシステムは、訴求力が乏しく、TVCMに代表されるような「イメージ広告」が打てない現状となっている。さらにバナー広告やポップアップ広告等は、表示されると必ず、モニタースペースの一部を覆い隠し、本文をシェアするという欠点が存在している。ページを間借りして割り込むネガティブな広告はイメージダウンを招きやすく、かといって、大きくすれば本文を隠し、ポップアップすれば、ユーザストレスとなる。このような従来のシステム上では、ビジュアルを豊かにできる十分な構造、技術を持たないので、タレント起用などが実行しにくい、という現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはオンライン広告営業を分散型サーバとして構築でき、記憶容量を確保でき、転送量の制限を無くすことができる。さらに本システムは壁紙広告をID付きレイヤー状のファイル形式で提供でき、そこにクリエイターや大手資本が参加できる。これらにより、オンライン広告を大きく、美しく、高い表現力、ビジュアル性を誇り、訴求力溢れる広告へと変えることができる。よって、本システムにより初めて本格的に「タレント起用」ができ、初めてネット上で「イメージ広告」を打つことができる。また、壁紙広告ソフトウェアを使い、サイトに馴染ませて表示できるので、ネットユーザにストレスを与えない広告表示ができる。したがって、本実施の形態によると、「タレント起用」ができるので普及が促進でき、それら大手資本参加による市場規模の拡大ができ、産業的価値の高いオンライン広告を営業できる。
【0068】
13.(低クリックスルー問題の解決)
従来のシステムでは、広告サービス会社ホストから集中型で配信される構造になっているため、転送量による制限を受け、小さく種類も少ないものに限られる形態となっているため、広告画像そのものが魅力的で無い、という弱点を持っている。よって、ネットユーザに対しての視覚的アピールに乏しく、表示されても殆ど印象に残らない状態となっている。故にネットユーザのリアクションが薄く、どんなに成功したと言われる広告でも、そのクリック率は1%以下となっている。これは、ネット広告で最も重要なことの一つ、広告主サイトへのユーザトラフィック機能が十分に備わっていないことを示している。広告そのものが魅力的でないので、CFのようにそこからブームが発生することもなく、チラシやポスターの様にコレクションに至ることも無い現状となっている。このような従来のシステムには、付加価値の高い広告を実装できうる技術が存在していないので、クリック率が低く、儲かりにくい構造を持つ現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはオンライン広告営業を分散型サーバとして構築でき、記憶容量を確保でき、転送量の制限を無くすことができる。さらに本システムは壁紙広告をID付きレイヤー状のファイル形式で提供でき、クリエイターや大手資本が参加できる。これらにより、オンライン広告を大きく、美しく、高い表現力、ビジュアル性を誇り、訴求力溢れる広告へと変えることができる。よって、本システムにより「タレント起用」ができ、初めてネット上で「イメージ広告」を打つことができる。また、壁紙広告ソフトウェアを使い、サイトに馴染ませて表示できるので、ネットユーザにストレスを与えない広告表示ができる。これらにより、広告画像そのものの付加価値を、極めて高いものに変えることができる。よって、視覚的アピールに長け、印象に残り、ネットユーザのリアクションを喚起することができる。したがって本システムにより、クリック率を著しく向上させることができ、広告主サイトへのユーザトラフィックを増加させることができる。また、広告そのものが魅力的であり、コレクションが可能なシステムであるので、ブーム発生など高い宣伝効果が期待できる。したがって、本実施の形態によると、付加価値の高い広告を実装できうる技術が存在することにより、クリック率が高く、広告主、広告会社、ユーザが共に儲かりやすい広告実施ができる。
【0069】
14.(広告バーンアウト(広告効果逓減)問題の解決)
従来のシステムでは、広告サービス会社ホストから集中型で配信される構造になっているため、転送量による制限を受け、小さく種類も少ないものに限られる形態となっており、広告画像そのものが魅力的で無い、という弱点を持っている。よって、ネットユーザに対しての視覚的アピールに乏しく、表示されても殆ど印象に残らない状態となっている。故にネットユーザのリアクションが薄く、どんなに成功したと言われる広告でも、そのクリック率は1%以下となっている。それ故、従来のバナー広告などでは、2度同じ広告を見ると広告効果が半減するバーンアウト(広告効果逓減)現象が起こることとなっている。しかしながら、広告主、広告会社は、バーンアウトし、広告効果無し、となった広告にさえも広告料を支払わねばならないシステムとなっていた。さらに物理制限によって元々種類が少なくバーンアウトの頻度は異常に高いものとなっている。このような従来のシステムは、広告効果が無いにも関わらず、広告料を支払わねばならない、という大問題が日常的で、広告主、広告会社に損害を与えやすい構造になっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはオンライン広告営業を分散型サーバとして構築でき、記憶容量を確保でき、転送量の制限を無くすことができる。さらに本システムは壁紙広告をID付きレイヤー状のファイル形式で提供でき、クリエイターや大手資本が参加できる。これらにより、オンライン広告を大きく、美しく、高い表現力、ビジュアル性を誇り、訴求力溢れる広告へと変えることができる。よって、本システムにより「タレント起用」ができ、初めてネット上で「イメージ広告」を打つことができる。また、壁紙広告ソフトウェアを使い、サイトに馴染ませて表示できるので、ネットユーザにストレスを与えない広告表示ができる。また、さらに本システムは壁紙広告をID付きレイヤー状のファイル形式で提供でき、そのときに各サイトオーナーが自由にカスタマイズできる。それで、広告画像は多彩なバリエーションとして表示できる。故に、本システムは、広告バーンアウト(広告効果逓減)を防止できる。したがって、本実施の形態によると、広告バーンアウトを防ぎ、広告料を無駄に支払うこと無く、広告主、広告会社に損害を与えない広告営業ができる。
【0070】
15.(低デザインサイトの問題の解決)
従来の個人サイトオーナーの運営する、個人サイトでは主にネット上などで入手した、フリー素材からなる壁紙を背景として利用するのが現状となっている。そこに版権壁紙を使用することは個人としては、ほぼ不可能な状態となっている。また従来のフリー素材壁紙は所詮無料であり、大手資本が参加していないので粗末なものが殆どとなっている。タレント等の壁紙をサイトに貼る行為は、全てのネットユーザが絶大なる需要を持っているにも関わらず、禁止されている。故に個人サイトのデザイン、コンテンツの向上はこの時点で止まってしまっている。このような版権者と広告主、広告会社、そしてネットユーザとの需要を繋ぐ技術が存在していないのでビジネスとして成立せず、個人サイトの発展、進歩が図れない現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムはオンライン広告営業を分散型サーバとして構築でき、記憶容量を確保でき、転送量の制限を無くすことができる。さらに本システムは壁紙広告をID付きレイヤー状のファイル形式で提供でき、クリエイターや大手資本が参加できる。これらにより、オンライン広告を大きく、美しく、高い表現力、ビジュアル性を誇り、訴求力溢れる広告へと変えることができる。よって、本システムにより「タレント起用」ができ、初めてネット上で「イメージ広告」を打つことができる。また、壁紙広告ソフトウェアを使い、サイトに馴染ませて表示できるので、ネットユーザにストレスを与えない広告表示ができる。故に、まめにタレント等が貼っているサイトは、人気を呼びアクセス数を増やすことができる。また、本システムにより、個人サイトオーナーは新たな収入源を得ることができる。したがって、本実施の形態によると、個人ネットユーザが版権壁紙を使用することができ、楽しんでサイト運営を継続でき、サイトデザインをも向上させることができる。
【0071】
16.(ネット広告とオンライン広告の違い)
従来、これらは同じものとして混同されているが、漸く差別化される様になってきている。厳密にはネット広告とは、ただ単にネットを利用しただけの広告物だと言える。その目的と効果は主に宣伝、認知のみである。例えるなら、看板、アドバルーン等である。ネット広告を定義すれば、広告主とサイトオーナー一対一の関係を、新型の広告物により仲介し提携を図って、認知を目的とする、となる。一方、オンライン広告は、広告会社が企画、主導して大資本で大規模ネットワーク広告システムを開発し、広告主、サイトオーナーに向け営業する、という特徴を持つ。その目的は主に販促、収益向上である。例えるならTVCMである。オンライン広告を定義すれば、広告会社と広告主企業、サイトオーナーとネットユーザ多数対多数の関係を大規模ネットワーク広告システムで同時に一括して結び付け、共に販促、収益向上を目指すメガビークル、となる。オンライン広告の見分け方の一つは、ネットユーザを広告主サイトへ、リアルタイムに多数送り込むトラフィック効果を持つことである。その機能が存在し成果を上げているか、が決め手の一つとなる。従来、オンライン広告といえるのは現行バナー広告システム・クリック保証型一種類しか存在していない。しかしそのシステムも、小さなバナーしか扱えず、長年に渡って効果を疑問視する声も多く聞かれている。そして画期的な発展も無いので、市場規模も頭打ちになり、撤退が相次ぐ現状となっている。
しかしながら、本実施の形態によれば、これらの問題を全て解決できる。すなわち、本システムは広告会社が企画、主導して大資本で大規模ネットワーク広告システムを開発し、広告主、サイトオーナーに向け営業することができる。それにより、販促、収益向上を図ることができる。そして、TVCM制作と同一資本形態で実施できる。故に広告会社と広告主企業、サイトオーナーとネットユーザ多数対多数の関係を大規模ネットワーク広告システムで同時に一括して結び付け、共に販促、収益向上を目指すメガビークルを構築できる。さらに本システムはネットユーザを広告主サイトへ、リアルタイムに多数送り込む、極めて高いトラフィック効果を持つことができる。したがって、本実施の形態によると、次世代オンライン広告として、広告業界が進歩、発展でき、全世界に市場拡大し、関わる全ての個人、企業に多大な利益を生み出す広告営業ができる。
【0072】
次に、本実施の形態での効果の補足を説明する。
本システムにおける壁紙広告50は、その名の通り、壁紙を広告に変えてしまおうということである。ウエブブラウジング中にページの背景として使われている無意味な画像ファイルを張り替え、広告として新たに誕生させ利用しようという新規なアイデアである。今まで白か黒等の単色又は殆ど無意味な模様でしか無かったサイトの壁紙がプロデザインの広告に張り替えられとたんに、ありとあらゆる価値を秘めたイメージやメッセージを発信することが可能となる。その工夫に満ち、且つ刺激的なビジュアルにより、全てのネットユーザはバナー広告では味わうことのできなかったインターネット広告で驚き感動するという体験を得る。
【0073】
具体的には、次の通りである。
▲1▼ハイパービジュアル
上述した壁紙広告50は、バナー広告等とは比較にならないビジュアル機能を持ち、ウェブブラウザで表示可能なありとあらゆる種類の画像フォーマット及びイメージソースを利用でき、用意された写真、ランドスケープ、ポートレイト、イラスト、キャラクター、ロゴ、商標、シンボルマーク、キャッチフレーズ、コピー、マスコット、商品、イメージ、絵画、他デザインイメージ等を、なんであろうとほぼ無限に、ソースとすることができる。そして、明確な企画コンセプトをもとに広告イメージとして加工し、広告機能を有するウェブの壁紙として表示させることができる。ネットサーファーは、情報収集作業中に必然的にそのサイトに出会う。いつもと違うが、サイトのテーマにそった美しくグラフィカルにときにアーティスティックに、サイト全体から雄弁なインパクト、メッセージ、心地よさ等を覚える。ネットユーザは驚きを持ってモニターを凝視する。メッセージを的確に受け取ったところで「はっ」と気づく。「これはあのメーカーのあの広告だったのか。」等と。壁紙広告50は、このようなバナー広告では絶対不可能ともいえた視覚によるアピール性に非常に優れている。あの小さなバナーでは感じられなかった、驚き、インパクト、面白さ、楽しさ、心地よさ、感動、物語性、笑い、イマジネーション等あらゆる概念を自由且つ強力に発信できる。したがって壁紙広告50はバナー広告ではあり得なかった、広告が本来持つポテンシャルを最大限引き出し、消費者の記憶に残り、目指すべき商品等の認知、販促に大いなる広告効果を発揮することになる。まさに壁紙広告50は現在におけるインターネット広告の大本命だといえる。
【0074】
▲2▼ハイパーバリエーション
壁紙広告50はデザイン性が極めて高く、そのバリエーションと可能性は無限大である。壁紙広告50ということは必然的に肝心の広告部分が、ページのタイトルや、テキスト、リンクボタンや各種アイテムやオブジェクトに隠れて見えなくなるのではないかという心配をされる方もいると思う。しかしそれは瞬時に問題として極小化する。簡単にいうと、シンプルでスマートなデザインにすればよい。壁紙広告50はソフトウェアにより、Webサイトのイメージに合わせて簡単にカスタイマイズできる、豊富なレイアウト機能を有し、そのソフトウェアにより、広告制作者は、たとえば画面中央にあった人物のイメージを脇にずらし、文字やオブジェクトとのバランスをとり、開いている所に商品のロゴを配置するということなどができる。無論、最初からテキストやオブジェクトの配置スペースを予め用意した広告イメージを使うことも可能である。それでもページの情報量が多く、見えないときにはそのページにはシンプル且つインパクトのあるロゴ、商標、シンボルマーク、キャラクター、マスコット、キャッチフレーズ、コピー、単純なグラフィック等を利用した広告が向いているといえる。それらはさらにソフトウェアにより明度、彩度、カラー変更、モノトーン、2分割、4分割・・・64分割等にカスタマイズできる。ぜひとも画面いっぱいに人物を表示したいときは色調を変更し、文字がよく見えるように薄く白っぽい色合いにしたり、セピア色やモノクロ、薄い単一色等にすることは容易である。それでもまだデータが邪魔だというときは、インテント&フォーカス機能を使うとよい。どんなページにも必ずわずかだが空きスペースがあるが、そこに小さくピンポイントにロゴ、グラフィックなどのイメージを配し、残り全部を青や黒等の濃い単一色にし、先のポイントをくり抜いたり、そこに対して集中効果のあるラインを入れたり、そのようなデザインを入れたりすればよい。ソフトウェアにより数種のデザインパターンを使用すればよいが、むしろこちらの方が斬新でエキセントリックな広告効果を狙ったりする。バナー広告は同じバナーに2度遭遇すると不快になるという欠陥がある。これらの機能はそれを防ぎ、バーンアウト(効果低減)を防止する作用も兼ね備えている。それでもまだ満足できない場合は、究極の手段「エンター広告」をおすすめする。これはサイトのトップページよりも手前に、もう一つページを用意する。そのページに○○.com等とリンク変更し、真のトップページとする。そのページに大きく表情豊かなタレント等のイメージ広告を表示し、中央等にごく小さく「enter」とメインページへのリンクを張ればよい。これで減色重なり一切無しの、フルカラーでハイクオリティーの壁紙広告50が完成する。しかも必ず広告に目がとまり、突然現れた高品質のイメージを驚きを持って見ることになるのでPR効果も大いに期待できる。既にバナースペースが2倍になると広告効果は1.6倍になる(広告主協会、デジタルメディア委員会)という研究結果も出されている。
このような壁紙広告50は豊富な機能により様々なクリエーターのイマジネーションを実現し、あらゆる広告ニーズに適応する。壁紙広告50はハイパーインプレッション広告である。
【0075】
▲3▼ハイパークリエイション
壁紙広告50はイメージ広告という広告形態で、まさに広告足り得る最大限のポテンシャルを発揮する。貧弱なバナー広告では全く不可能で且つ無意味であった、商品のあらゆるイメージ戦略が可能となる。その中でも特筆すべきものが「タレントの起用が可能である!!」ということである。バナー広告では考えることすらできなかったが、国民的に人気のあるアイドルやタレント、そして国際的なプロスポーツ選手、はては海外の超人気アーティストまでが商品サービス等とともにモニター上に存在感溢れる姿で登場する。その広告効果は周知の通り、絶大である。インターネット広告はテレビ、新聞、雑誌等と共に、シュアな広告ビークルとして成長し、その地位を固め、それら各種広告企業のノウハウや資産、タレントデータベースや無尽蔵の広告テクノロジーがそっくりそのまま活用される。
さらに、世界中の数え切れないほどのキャラクター、有名なCMクリエーター達の広告スキル、著名なアーティストや芸術家達の表現力、そして各広告関連企業の個性溢れる人材、そのテクニック等、物質的人的資産が最大限活用される。これらにより、壁紙広告50はバナー広告では全く無理であった、インパクトのある面白い広告を見るだけで、その商品サービスや、企業名を覚えてくれる、という現象を起こしうる。故に知名度を上昇させたりすることも容易で、さらにそこからタレントや商品などがムーブメントを起こし、ブレイクするといったTVCMと同様の爆発的効果も期待できる。その年で最もヒットを飛ばしたウェブ広告として、広告大賞等が開催され、人々の記憶に残る優れた広告も出現するだろう。このような壁紙広告50はその高いデザイン性により新たなクリエイティヴ、ストラテジーを喚起し、広告戦略、広告業界全てを席巻していく。
【0076】
▲4▼ハイパーイマジネーション
ここでは様々な広告シーンにおける、その可能性の一例を挙げる。
・「タレント広告」
壁紙広告50の代表的な広告手法。その価値は他の媒体で証明済みである。シンプルな構成のページに向く。当然タレントのPRにもなる。当然ファンページにも貼られるだろう。映画、ドラマ等の宣伝や、アーティストならアルバムジャケットをそのまま張ることもできる。ハリウッドスターの映画広告等は効果的である。タレントはイメージキャラクターとして威力を発揮する。。
・「キャラクター広告」
宣伝対象のイメージに合わせ、選ばれ、又は作り出されたキャラクターを使用する広告。世界中のキャラクター以外にもマスコットキャラ等の使用もよい。キャラは概して単純なデザインなので張るページの情報量は少し増やせる。マンガ、ゲーム、アニメ等、ほぼ無限のキャラクターが起用できる。
・「スポーツスター広告」
躍動感溢れるプレーヤーはページデザインに力強い動きを与えてくれる。スポーツニュースサイトや、ネットショップで大活躍する。減色、色彩変換しても、動的イメージは残るので、デザイン性能が高く、ページアイテムも苦にならない。国際的なスターが大広告主と契約し、世界中に展開できる広告。
・「商品広告」
宣伝対象の商品を大きく拡大して、又はいくつかに分割して画面にスマートに配置する。商品名やキャッチコピー等をバランスよく傍らに配置するとよい。オンラインショッピングのページなどに効果的である。新商品をリアルタイムに発信伝達できる。本、雑誌、ゲーム、CDソフトウェア等パッケージをそのままレイアウトするのもよい。美しいデザインを持つ商品は、そのままでも魅力的である。
・「ロゴタイプ広告」
商品ロゴ、サービスロゴ、企業マーク、キャッチフレーズ、コピー、URL等を、大きくまた分割してクールに並べる。ブランドイメージをアップさせたりとか、合併した新社名を早く覚えて欲しいとき等に有効。カラーバリエーションを豊富にすると楽しい。グラフィックデザイナーの本領が発揮されることになる。
・「テキスト広告」
凝ったフォント等を利用し、活字メッセージをダイナミックに張り付ける。読みやすく、伝わりやすいようにそして斬新なカラーやレイアウトを工夫するとよい。ネット電話など、一箇所で動かす情報作業の無いページにも向いている。コピーライターの本領が発揮されることになる。
・「メールマガジン広告」
メルマガは未だ広告さえもテキストオンリーだが総発行部数が多く、急増を続けており、特にウィークリーまぐまぐは1回に2千万部以上発行されそこの背景に壁紙広告50を発信できれば効果は抜群である。パステルカラーで便箋のような雰囲気に仕上げるのがよいだろう。
・「BBS・チャット広告」
上記全てのいずれかの広告をBBSやチャットの背景に配置する。テキストの色や大きさに気を配り、見やすく調整するとよい。討論会議や商品レビュー等そのテーマにあった広告を張り、シナジー効果を狙う。
・「エンター広告」
企業等の有名なトップURLページに、エントランスページを設け、そこに強力にプッシュしたい今一番のトレンドアイテム広告を掲示する。幾万にものぼるアクセスカウンタ数と同じくらいの、インプレッション(露出度)を誇ることになるので、有名タレントなどを起用して強力にPR可能したい。フルカラーでいかなるアイデアやデザインも実現できるので各広告主企業や大手広告会社、広告クリエーター等はここぞとばかりコストをかけることになる。
・「ポータル広告」
本システムの応用先で最もドラマチックな広告手法の一つ。ネットで絶大な知名度とページビュー(表示回数)を誇るポータルサイトに広告を発信する。ちなみに、ある検索エンジンは一日あたり一億ページビューをゆうに超える。したがってそれらに広告配信することで、関わる企業主全てに計り知れないメリットをもたらす。しかし壁紙広告50の本領はそこにとどまらない。全世界のインターネット企業、つまりドットコム企業に壁紙広告50は願っても無い福音をもたらす。無料プロバイダ、無料ネット電話、ネット銀行、各サーチエンジン、フリーウエアサイト、全てのオンラインショップ、各ASP(アプリケーションサービスプロバイダ)、各ウェブマガジン、ネット新聞、各ポータルサイトの貴重な収入源となり、維持管理、運営コストを下げ、利益を上げることに貢献する。特にインターネットにおける存在意義の高い各無料サイトに高いパフォーマンスを示す。無論、広告展開先は工夫次第で限りなく存在する。壁紙広告50はこうして世界を埋め尽くすことになる。
【0077】
▲5▼ハイパーソリューション
壁紙広告50を用いたシステムはダイナミックに挙動できる。そのアクティビティはバナー広告を凌駕できる。そのモニター領域全体を使う大きなスペースには無数の価値を生み出す可能性がある。また、壁紙広告50は読み込みスピードもバナー広告に比べて有利といえる。現在のバナー広告は複数か、たとえ一つとしてもその中のデータが層構造になっていて、何枚か読み込みんでいる。しかも複数単数問わず、それらは普通同時に読み込みまれていく。小さな窓だとしてもずらりと並んで複数がその中身まで層になっているものを同時に読み込みむと、表示は通常よりも非常に遅くなる。たとえばブロードバンドが行き届いても複数のバナー広告は情報収集上、邪魔で不愉快なものでしか無い。しかし壁紙広告50は壁紙なのでどんなものでも一枚として読み込みまれる。高速線なら一瞬だ。バナー広告と違って鑑賞する楽しみも加わる。またインターネット広告なので当然コストも安くできる。そしてグラフィック主体なので新聞、雑誌、ポスター等、マルチメディア複合展開も容易で、同じ制作スケジュールの中で壁紙広告50用のグラフィックも同時にスムーズに制作できる。さらにイメージ広告としての機能を用い、ビジュアルとして発信すると、言葉の壁も軽々と飛び越えて全世界同時展開もたやすく実現する。他のメディアはコスト的に難しいが壁紙広告50はインターネットを利用するウェブ広告なのでそのシステムは既にグローバルに展開されている。また、壁紙広告50の制作に関しては、TVCF、新聞広告雑誌広告とほぼ同じ系列で行える。広告掲載者(サイトオーナー)は広告主企業とインターネットを介して提携し、規定の壁紙広告50を掲載することで報酬を得る。広告主企業は自ら壁紙広告50を制作配信することもできる。通常は広告会社主導で企画制作し、配信、提携業務を進める。広告会社は複数の壁紙広告50をサービスホストに集積し、各サイトオーナーとの提携を仲介する。各サイトオーナーはそれらの壁紙広告50を自サイトに張り、広告報酬を得る。そこにはインターネット広告を専門に扱う業者(メディアレップ)等も参入するだろう。
また、壁紙広告50には、そのセットの中に上述した壁紙広告ロゴアイコン55、ゲットインフォアイコン56が存在する。それら2つは通常邪魔にならないように四角に配置するが、どこでも自由に配置できる。それらにはリンク機能があって壁紙広告ロゴアイコン55をクリックすると壁紙広告50のサイトにジャンプする。次に、ゲットインフォアイコン56をクリックした場合は広告に紹介されている広告物をより詳しく紹介するメーカー、つまり広告主サイトの当該アイテムの掲載ページにジャンプする。さらに壁紙広告サービスホストは広告主と広告会社が制作した規定の広告を集め、サイトオーナーと提携させる窓口及び仲介業務を行う。サイトオーナーはそこで各個人データやメールアドレス、そしてアンケートと必要であれば広告掲載サイトの情報と口座番号等をフォーム入力して希望する壁紙広告50の広告データセットを受け取ることになる。
【0078】
このような壁紙広告50は、その多彩な広告機能の中にバナー広告が有するクリックスルー機能を搭載していることになる。そして、クリックスルーして飛んだその広告物のページの中に同じ壁紙広告50の契約ページへのリンクが張ってあるとする。こうすると、その壁紙広告50を見て気に入った別のサイトオーナーがそのリンクをたどり、その場で壁紙広告50を契約することが可能となる。バナー広告には無いそれ自体高い価値を持つ壁紙広告50ゆえのリアクションといえる。広告掲載者側もデザイン性で圧倒的優位性を持つ本システムにより、バナー広告より遙かに高いクリック率の恩恵を受けるだろう。すなわち、全ての壁紙広告50はリンクにより、その契約窓口を内蔵していることになる。これにより、広告に興味を持ったネットユーザがその場で新規契約をすることができる。このような壁紙広告50は強力なインプレッション効果とクリックスルーさせるトラフィック効果、そしてクリックスルーアンドコントラクトというトリプル機能を持つ非常に優秀な広告媒体となる。そして注目すべきなのがこれら素晴らしい魅力を持つ壁紙広告サービスはインターネットに繋ぐ全世界全ての一般ユーザが無料で利用できるということだ。インターネット広告を利用できるのは今まで有名ポータルサイトオーナーに限られたことであった。しかし壁紙広告50はそれ自体がまさに美しく印刷されたポスターや広告シート等と同じ価値を持っている。だからユーザはその価値ゆえにぜひ入手してサイトに張りたいと強く願うはずである。すなわちそれを欲する全てのネットユーザに配布するだけでも高い広告効果が得られるのである。入手して自サイトに張っても殆ど楽しみを感じることが無かったバナー広告には起こり得ないことである。全てのネットユーザは今までしたくてもできなかった、超人気タレントやアイドル、大人気アーティストやスポーツプレーヤーのプロデザインの壁紙を堂々と自分のサイトに飾ることができる。その中には気に入ったタレントをコレクションしていったり、BBSなどで話題になり情報交換したりするものも現れるに違いない。またそれを逆手にとって広告供給サイドはアイドルグループのメンバー全員のフォト広告を各10枚作り、それをナンバー入りで千枚限定で配布すると行った企画等も自由自在に行ってもよい。
【0079】
壁紙広告50は企画性も高く、クリエーターのアイデア次第で、無限大の可能性を持つことができる。つまりインターネット広告で初めてブームが発生することになるのである。当然、壁紙広告50は壁紙なので普通のデスクトップ壁紙としても使え、広告ゆえに選べる種類は常に増加してゆくので楽しい。それ故、壁紙広告50には広告に対する報酬を受け取ることができるバリュー契約と、報酬を必要としないフリー契約がある。
いずれにしても、ネットユーザは自分の好みの高画質な壁紙を手に入れ、それらを自身のサイトのテーマ、イメージに合う様、無料の壁紙広告ソフトウェアを用いることができる。これはサイトデザインという点においても、高い満足感を得ることができるのでいある。しかもこれはバナー広告は同じものを2度見かけると、バーンアウト(広告効果減少)するという欠点があったが、それも既に解決されている状態である。したがって報酬が無くても付加価値の高さゆえ、必ずしも掲載者に報酬を支払ってまで広告掲載を願い出る必要は無いのである。しかも壁紙広告50はビジュアル効果が高いので、ネットユーザは契約を促進され、広告として高いリーチ(到達人数)とフリークエンシー(到達頻度)が期待される。さらにそのビジュアルは強力にクリックスルーレート(クリック率)を引き上げ、広告主サイトにトラフィック(誘導)させることに威力を発揮する。そのサイトページに広告商品のネット販売システムを用意すれば、購入というアクションを喚起させる、レスポンス効果において、バナー広告を凌駕する可能性がある。また、壁紙広告50は、バナー広告とも共存できる。重くなることも乱雑で見づらくなったりすることも無い。そうして、CMストリーミング再生のように、PC環境や、回線を要求し、ネットユーザを不必要に差別することも無い。これからはサイトオーナーは壁紙広告50とバナー広告とでダブルで収入を得ながらサイト運営を楽しむこともできる。そして壁紙広告50はウエブデザイナーに大きな表現手段を与える。今までのウェブはどこか個性的でなく、機能美というべきメカニカルなデザインで似通ったものが多かった。しかし壁紙広告50により、デザインにビジュアルインパクトという手法を与えられ、巧みに組み合わせて用いれば、ウエブデザイナーの活躍の場も広がってゆくことになる。こうして壁紙広告50は関わるもの全てにメリットを与える。こうして壁紙広告50はその類い希なるクリエイティビティー、全てのニーズをフォローする、ソリューション機能により、瞬く間に世界に浸透していくことになる。
【0080】
▲6▼ハイパーエクステンション
壁紙広告50は、既存の広告全てを超越する進化が可能である。次にその拡張形態の一部を紹介する。ウェブポスター形態で壁紙広告50は、持る最大のビジュアル性能を発現する。ウェブポスターは、「エンター広告」の形態をさらに上回る広告形態で、その名の通り、ウェブ上に広告ポスターを出現させようという内容である。ネット世界をあたかも現実世界に見立て、その主要ポータルや著名サイトを現実世界の駅やランドマークと想定し、人通り(ネット上ではトラフィック)の多いところを狙ってポスターを張っていくという意図である。その大きさは自由自在であり、等身大のタレントの顔写真等も使用できる。これにより、壁紙広告50は真にウェブ最大の広告と呼べるシステムとなる。駅張りの広告や、町中のビルの看板、又は新聞雑誌等の折り込み2面カラー広告を見てはっと驚き感心したことは無いだろうか。鋭いアイデアとインパクトとセンスに満ちたそれらの広告とほぼ同等の効果をネット広告が手に入れることができる。素晴らしい広告が数多く誕生することが期待できる。しかしそのようにエンターページを大きくすると、比率がおかしくなると思うかもしれない。しかしそれらの心配は無いだろう。まず、PCモニターは少しづつ大きくなってきている。少し前まで15インチが主流であったが最近では17インチが普通である。さらに、21インチ、25インチと軽く薄く低コストになって、ますます普及してゆく。ブラウザ、ポインタデバイス等についても進歩があり、これからも広いモニターを早く直感的に使用できるよう進化する。ネットも高速化が進み、そしてウエブデザインも変わるのである。ポスター化によってこれだけページが自己主張しているのだから、現在のようにページタイトルを大きく張り付けたり、飾り文字を大きく並べたりする必要は無くなる。ポスターをスクロールし終わって、右下隅等、しかるべき所に小さく美しいフォントでリンクを張るだけもでよい。タイトルとサイト紹介は左上隅等が見えやすいだろう。勿論全てはネットユーザの自由だが、たとえば表紙は大きく美しく読んで見たくなる装丁で中身は情報がぎっしりつまっている雑誌のような感じにもできる。無論、ポスターはポータルオーナーだけで無く一般サイトオーナーも使用できる。壁紙広告50は、このようなインターネット広告の常識を塗り替えて、ウエブデザインの意識すら変えていくことになる。
【0081】
また、壁紙広告50は、見やすくするためシンプルにするとか淡い色に統一するなどするとよいだろう。さらにこの広告は各プロバイダ及び、無料プロバイダ、そして無料ネット電話会社等に最適なソリューションを実行できる。ネットユーザは既に各サービス会社に個人情報を提供している。そこを窓口としてさらにそこから本システムのサービスに追加加入してもらうのである。そうすると各サービス会社はその会員に本システムを利用してもらい、広告を閲覧してもらって、広告会社からその広告料を得ることができる。会員のネットユーザは報酬として収入を得て、実質通信料金の値引きを受けたり、無料サイトならより質の高い無料通信が維持され、それを享受するといったメリットを受ける。本システムはネットユーザの個人情報を集積しているポータルを、そのまま広告ビークルと化す能力を有している。サービス利用時にサービス利用時に入手される個人データを、たとえば市外局番、年齢、性別、職業、趣味、嗜好、どんなジャンルの広告に興味があるか等、個人名は伏せた匿名情報を広告会社に提供して、本システムを利用するかをフォーム入力時に聞いておく。各ポータルはこうしてネットユーザを確保し、そのネットユーザの構成や分析データを広告会社に提供し、広告会社はそのユーザ集合を広告ビークルとみなし、彼らに最適な広告セットを斡旋する形となる。そうすると、提供データや開設している個人サイトの内容等により、メール等で広告張り付けを勧めることができる。今までのバナー広告はユニークユーザ(個人と特定し識別されたユーザの数)を抽出するのに解析作業があり、確立されていない技術や方法を頼りに多大な労力やコストをかけて割り出していた。にもかかわらずあくまで先ほどと違う人が来たと分かる程度でそれらは推定値の域を出なかった。本システムなら、その必要は全く無く、しかもユーザの所在、年齢、性別、職業、趣味、嗜好、どんな広告を欲しているかまで、瞬時にデータベース化された状態で掌握できる。
【0082】
さらにリーチやフリークエンシー設定も自由自在で車に興味のあるネットユーザに車の広告を10回リーチさせるといったことも容易にでき、テレビCMも遙かに超えるほどのほぼパーフェクトな広告のターゲティングが可能になる。そして本システムを発展させるとどのメディアも未だ行えないリクエスト広告が誕生させることができる。サービスを受ける入力フォームをもっと細かく設定してゆき、映画だけの広告を貼りたいとか、各イベント別広告掲載コース等を設け、好きなCMタレントが起用されている広告だけ貼りたいといった具合である。従来の広告会社サイドから見えないユーザのターゲッティングを追求し続けてきた広告手法を覆すウルトラC広告といえる。本システムより集積される完全に識別済みの真のユニークユーザはインターネットシステム全体をも、革新させるキーとなり得る。今まではインターネットはテレビ等と同じでどんな人が今どんなものを見ているかということが分からなかった。しかし本システムで得られた真のユニークユーザ識別のサービスは、各企業主全てに対して、データのやり取りができる。そうすると、たとえば、自社のネットに対する顧客数は大体何人でその年齢や詳しいプロフィールは等、また商品Aに対する、ネットを介した購買見込み客は何人で等、顧客のリサーチが自動的に行えるようになる。本システムはリアルタイムの調査装置となり、企業のマーケティングに大いなる進歩をもたらすことができる。
【0083】
「壁紙広告ニュース」
本システムがオンライン広告として認知されユーザが増加してくると、次に実行するプロジェクトは全ユーザに対するペーパーニュースの発行である。ペーパーニュースは全ネットユーザユーザに対して必ず発行される。それは定期的に発行され、全てのサービスを解約しない限り全ネットユーザに自動的に届く。つまりそれは報酬を得ずに壁紙のダウンロード張り付けやコレクションを楽しむだけのフリー契約ユーザにも届けられる。ニュースはネットユーザのメルアドに全ブラウザで読める形式のPDF形式等で配達され、中には壁紙広告に関する最新広告情報が満載されている。広告ニュースは広告会社から提供された注目の最新壁紙広告をグラフィカルにイメージと記事で紹介し、その壁紙広告の契約を促す。そこには勿論各壁紙広告契約ページにリンクが張られ、ネットユーザが気に入ったら即、契約できるようになっている。記事はたとえば何月から今人気絶頂のこのタレントのテレビCMが放送されるが、壁紙広告もCMと同じ衣装とシチュエーションで同時に制作された。壁紙広告版の方は先行して解禁となるので早速ゲットしよう等とTVCMを先取りして壁紙広告を出稿したりすると面白くできる。そして最も重要なことはその壁紙広告ニュースページ内にも壁紙広告やバナー広告などのニュースのスポンサーとなる企業のネット広告が張られていると言うことだ。そしてそれら広告は紹介される壁紙広告と合わせてニュースを読む全ユーザに確実にリーチするのでそのインプレッション効果は高く、壁紙広告サービスホストはそれらに対する広告料を収入として得る。それは例えるならTVCM等、広告そのものをコンテンツとして掲載し、広告収入を得る広告雑誌である。
【0084】
インターネットの未来はユビキタスの時代が訪れ、あらゆる端末がネットに接続され、瞬く間にブロードバンド化されている。人々はその溢れる情報の流れの中で何を頼りに自らの判断を下せばよいのか。また、IT革命は、個人のみならず、零細から、巨大企業でさえも、激しく淘汰を強いる。サービス開始が一ヶ月遅れると、シェアの9割が奪われ、100円、1円刻みのディスカウント合戦に破れたショップには潮が引くように客がいなくなり、いずれも熾烈な一人勝ち構造が形成されている。一日でも早くデファクトスタンダードを掲げることが必須となる。ネットユーザに適切且つ分かりやすい看板や標識を与え、判断の足がかりとし、ニーズを持って、ネットユーザに一秒でも無駄なコストを払うこと無く素早い問題解決を提供しなければならない。ネット世界にも広く一般に受け入れられ、楽しみながら情報を共有し、行動の礎となる、公正な広告基盤が必要である。本システムは、ネット広告界に新たな地平を切り開ける。その結果、サイトデザインはアドスペースとツールスペースに役割分担されていくだろう。ネットユーザはサイトのアドスペースで広告意図を明確に受け取り、次にメインコンテンツである、ツールスペースに入り能動的に情報収集を図る。さらにクリックスルーして広告主企業とコミュニケーションし、やがてマーケットスペースに向かう。壁紙広告はアドスペースにおいて、そのポテンシャルを存分に発揮し、ウエブデザイナーが機能的にデザインした、ツールスペースのメインコンテンツにユーザを誘導する。壁紙広告はモバイル端末にも応用できる。それは壁紙広告50により、日本はネット広告のイニシアチブを握れる。インターネット通じて、本システムが世界中に広がり、楽しみを生みながら利用されることとなる。
【0085】
【発明の効果】
以上の如く本発明に係るWebページ広告システムによれば、広告がネットユーザ側に完全に伝わっているかどうかの確認を確実に行うことができ、併せて広告配信を分散型とすることで、ネットユーザによるストレスの問題や、広告のデザイン性及びアピール度の問題を解消することができ、さらにネットユーザ識別と顧客ターゲティングを可能にし、ネット上で本格的に大規模なオンラインタレント広告を実施できるようにすることで収益性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のWebページ広告システムの一実施の形態を示す図である。
【図2】図1の画像データの構造を説明するための図である。
【図3】図1のネットユーザ端末に表示されるWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の一例を示す図である。
【図4】図1のネットユーザ端末に表示されるWebサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の他の例を示す図である。
【図5】図1のWebページ広告システムによるWebページ広告方法を説明するためのフローチャートである。
【図6】図1のWebページ広告システムによるWebページ広告方法を説明するためのフローチャートである。
【図7】従来のWebページ広告システムの一例を説明するための図である。
【符号の説明】
10 広告サービス会社ホスト
11 ログ管理データベース
20 サイトオーナーサーバ
21 ファイル管理データベース
30 ネットユーザ端末
40 インターネット
50 壁紙広告
51 ファイル領域
52 ヘッダ領域
53 フッタ領域
54 タレントの画像
55 壁紙広告ロゴアイコン
56 ゲットインフォアイコン
57 商品画像
58 サイトオーナーのコンテンツ
59 壁紙広告の内容物
60 イオプログラム
70 ファイルID
80 送信者ID
90 受信者ID

Claims (19)

  1. 広告データを提供する広告サービス会社ホストと、Webサイトを提供するサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダと、前記Webサイトを閲覧する携帯端末を含むネットユーザ端末とを備え、これらはインターネットを介して相互に通信できる構成とされたWebページ広告システムであって、
    前記広告サービス会社ホストは、広告掲載の契約が結ばれている前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダへ壁紙広告を含む広告データを送信する機能と、広告サービスを希望するいずれかの前記ネットユーザ端末に対して前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視する受信者IDが個別に付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する機能と、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダが提供する壁紙広告を閲覧したいずれかの前記ネットユーザ端末からの広告アクセスログを受け取る機能とを有し、
    前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに前記広告データを、前記広告サービス会社ホストとは分散して取り込み、前記広告サービス会社ホストの代わりに保守、管理する機能と、アクセスのあったいずれかの前記ネットユーザ端末に対し、前記イオプログラムが予めプリインストールされていない場合のみ、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視するプリインストール版の受信者IDが付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する機能とを有し、
    前記ネットユーザ端末は、前記Webサイトの閲覧機能と、前記イオプログラムをプラグイン方式でインストールする機能と、予めプリインストールされた形式の前記イオプログラムにより、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には前記広告アクセスログを作成する機能と、前記広告サービス会社ホストに前記広告アクセスログのみを送信する機能とを有している
    ことを特徴とするWebページ広告システム。
  2. 前記広告サービス会社ホストは、前記壁紙広告を識別するためのファイルIDと、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダのオーナーを識別するための送信者IDとをログ管理データベースに登録した後、前記壁紙広告を含む広告データのヘッダ領域に画像形式や前記ファイルID又は送信者IDを記録し、前記壁紙広告を含む広告データのフッタ領域には前記送信者ID又はファイルIDを記録し、前記広告データを送信する機能を有し、
    前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、前記壁紙広告を前記Webページのトップページ又は各コンテンツページに取り込み、自らが提供する前記Webサイトとともにファイル管理データベースにファイルとして取り込み、登録、保守、管理し、その登録されている前記ファイルをアクセスのあった前記ネットユーザ端末に送信する機能を有し、
    前記ネットユーザ端末は、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページが表示されるとき、予めプリインストールされた形式の前記イオプログラムにより、前記壁紙広告のフッタ領域に記録されている前記送信者ID又はファイルIDの確認によって正常に表示されたと認識されると、前記ファイルID及び送信者IDとネットユーザを識別するために前記イオプログラムに個別に付与されている前記受信者IDとからなる前記広告アクセスログが作成され、前記広告サービス会社ホストに前記広告アクセスログのみを送信する機能を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のWebページ広告システム。
  3. 前記広告サービス会社ホストは、前記広告アクセスログ内のファイルIDや送信者IDと、ログ管理データベースに既に登録されている前記ファイルIDや送信者IDとが一致していなければ、前記広告アクセスログを破棄扱いにし、さらに前記ログ管理データベースにサービスに加入した全てのネットユーザの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性と、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダの全てのオーナーの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性、所有サイトの種別とを蓄積し、それぞれのネットユーザを識別するための前記受信者IDやそれぞれのオーナーを識別するための前記送信者IDを基に、前記広告アクセスログ内の前記受信者IDや送信者IDと照合し、一致した場合には前記情報を個人プライバシーを侵害しないレベルで営業活動に利用できるように抽出、分析、加工する機能とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のWebページ広告システム。
  4. 前記壁紙広告は、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の標準的ブラウザで使用可能な全ての動画や音声形式によって構成され、また、前記広告サービス会社ホストにより広告データの提供を受ける時点で、これらの形式とpsd,pxa等のレイヤー状のファイル形式を有し、自由に編集可能な状態で構成されたもの全てにファイルID及び送信者IDが付されている構造を有し、さらにカスタマイズ機能と画像編集処理機能とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のWebページ広告システム。
  5. 前記壁紙広告は、前記広告サービス会社ホストが個人又は法人サイトオーナーの前記情報に対して付与された前記送信者IDが同じく付与され、無償提供された広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアにより、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれるものであり、前記壁紙広告を前記ネットユーザが閲覧し、前記イオプログラムにより前記アクセスログの送信を受ける場合、前記広告サービス会社ホストが前記サイトオーナーに対して対価を伴う場合には送信者ID及び/又はファイルIDが付され、対価を伴わない場合には前記送信者ID及び/又はファイルIDが広告サービス会社ホストにて付されず、前記広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアに前記送信者IDがシリアルナンバーとして打ち込まれた場合、同一送信者IDを持つ前記壁紙広告は同一送信者IDを持つ前記広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、管理編集アップロードできないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のWebページ広告システム。
  6. 前記イオプログラムは、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能として前記ネットユーザ端末内に存在し、前記壁紙広告のフッタ領域に記録されている前記送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するための前記イオプログラムに個別に付与されている受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む前記広告アクセスログの作成を行い、前記壁紙広告のフッタ領域に記録されている前記送信者IDの確認を以て1ページビューとし、それを正常な広告表示完了とみなす広告表示エラーチェック機能を有していることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のWebページ広告システム。
  7. 前記広告データには、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンが含まれているとともに、これら壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンは前記送信者ID及び/又はファイルIDが付され、前記壁紙広告掲載ページ内の任意の位置に配置され、これらアイコンは共にクリックスルー機能を有し、広告主企業サイトの被広告物の掲載ページ及び/又は任意ウェブページを別ウィンドウを開いて表示する機能がもたされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のWebページ広告システム。
  8. 前記イオプログラムは、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能として前記ネットユーザ端末内に存在し、前記壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのクリックスルーを確認すると、前記壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのフッタ領域に記録されている前記送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するための受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む前記広告アクセスログの作成を行い、前記広告サービス会社ホストに前記広告アクセスログのみを送信する機能を有していることを特徴とする請求項7に記載のWebページ広告システム。
  9. 前記イオプログラムは、前記ネットユーザ端末によって画面に表示された壁紙広告がコピーされるとき、前記送信者ID及び/又はファイルIDが確認された場合もコピーを許可されるが、前記送信者ID付きの前記壁紙広告は同一送信者IDを持つ前記広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、編集アップロードできない機能を実装していることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のWebページ広告システム。
  10. 広告データを提供する広告サービス会社ホストと、Webサイトを提供するサイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダと、前記Webサイトを閲覧する携帯端末を含むネットユーザ端末とを備え、これらはインターネットを介して相互に通信できる構成とされたWebページ広告方法であって、
    前記広告サービス会社ホストは、
    広告掲載の契約が結ばれている前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダへ壁紙広告を含む広告データを送信する工程と、
    広告サービスを希望するいずれかの前記ネットユーザ端末に対して前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視する受信者IDが個別に付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する工程と、
    前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダが提供する壁紙広告を閲覧したいずれかの前記ネットユーザ端末からの広告アクセスログを受け取る工程とを有し、
    前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、
    前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに前記広告データを、前記広告サービス会社ホストとは分散して取り込み、前記広告サービス会社ホストの代わりに保守、管理する工程と、
    アクセスのあったいずれかの前記ネットユーザ端末に対し、前記イオプログラムが予めプリインストールされていない場合のみ、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告の表示状態を監視するプリインストール版の受信者IDが付与されたイオプログラムをプラグイン方式で提供する工程とを有し、
    前記ネットユーザ端末は、
    前記Webサイトの閲覧工程と、
    前記イオプログラムをプラグイン方式でインストールする工程と、
    予めプリインストールされた形式の前記イオプログラムにより、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページの壁紙広告が正常に表示されたか否かを確認し、正常に表示された場合には前記広告アクセスログを作成する工程と、
    前記広告サービス会社ホストに前記広告アクセスログのみを送信する工程とを有している
    ことを特徴とするWebページ広告方法。
  11. 前記広告サービス会社ホストは、前記壁紙広告を識別するためのファイルIDと、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダのオーナーを識別するための送信者IDとをログ管理データベースに登録した後、前記壁紙広告を含む広告データのヘッダ領域に画像形式や前記ファイルID又は送信者IDを記録し、前記壁紙広告を含む広告データのフッタ領域には前記送信者ID又はファイルIDを記録し、前記広告データを送信する工程を有し、
    前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダは、前記壁紙広告を前記Webページのトップページ又は各コンテンツページに取り込み、自らが提供する前記Webサイトとともにファイル管理データベースにファイルとして取り込み、登録、保守、管理し、その登録されている前記ファイルをアクセスのあった前記ネットユーザ端末に送信する工程を有し、
    前記ネットユーザ端末は、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページが表示されるとき、予めプリインストールされた形式の前記イオプログラムにより、前記壁紙広告のフッタ領域に記録されている前記送信者ID又はファイルIDの確認によって正常に表示されたと認識されると、前記ファイルID及び送信者IDとネットユーザを識別するために前記イオプログラムに個別に付与されている前記受信者IDとからなる前記広告アクセスログが作成され、前記広告サービス会社ホストに前記広告アクセスログのみを送信する工程を有する
    ことを特徴とする請求項10に記載のWebページ広告方法。
  12. 前記広告サービス会社ホストは、前記広告アクセスログ内のファイルIDや送信者IDと、ログ管理データベースに既に登録されている前記ファイルIDや送信者IDとが一致していなければ、前記広告アクセスログを破棄扱いにし、さらに前記ログ管理データベースにサービスに加入した全てのネットユーザの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性と、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダの全てのオーナーの郵便番号、住所、氏名、年齢、職業、性別、電話番号、メールアドレス、趣味嗜好等の属性、所有サイトの種別とを蓄積し、それぞれのネットユーザを識別するための前記受信者IDやそれぞれのオーナーを識別するための前記送信者IDを基に、前記広告アクセスログ内の前記受信者IDや送信者IDと照合し、一致した場合には前記情報を個人プライバシーを侵害しないレベルで営業活動に利用できるように抽出、分析、加工する工程とを有することを特徴とする請求項10又は11に記載のWebページ広告方法。
  13. 前記壁紙広告は、jpg,gif,png,bmp,pict,tiff等の標準的ブラウザで使用可能な全ての静止画像形式及び/又はフラッシュ,mpeg,avi,mov等の標準的ブラウザで使用可能な全ての動画や音声形式によって構成され、また、前記広告サービス会社ホストにより広告データの提供を受ける時点で、これらの形式とpsd,pxa等のレイヤー状のファイル形式を有し、自由に編集可能な状態で構成されたもの全てにファイルID及び送信者IDが付されている構造を有し、さらにカスタマイズ機能と画像編集処理機能とを備えることを特徴とする請求項10〜12のいずれかに記載のWebページ広告方法。
  14. 前記壁紙広告は、前記広告サービス会社ホストが個人又は法人サイトオーナーの前記情報に対して付与された前記送信者IDが同じく付与され、無償提供された広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアにより、前記Webサイトのトップページ又は各コンテンツページに取り込まれるものであり、前記壁紙広告を前記ネットユーザが閲覧し、前記イオプログラムにより前記アクセスログの送信を受ける場合、前記広告サービス会社ホストが前記サイトオーナーに対して対価を伴う場合には送信者ID及び/又はファイルIDが付され、対価を伴わない場合には前記送信者ID及び/又はファイルIDが広告サービス会社ホストにて付されず、前記広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアに前記送信者IDがシリアルナンバーとして打ち込まれた場合、同一送信者IDを持つ前記壁紙広告は同一送信者IDを持つ前記広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、管理編集アップロードできないことを特徴とする請求項10〜13のいずれかに記載のWebページ広告方法。
  15. 前記イオプログラムは、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能として前記ネットユーザ端末内に存在し、前記壁紙広告のフッタ領域に記録されている前記送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するための前記イオプログラムに個別に付与されている受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む前記広告アクセスログの作成を行い、前記壁紙広告のフッタ領域に記録されている前記送信者IDの確認を以て1ページビューとし、それを正常な広告表示完了とみなす広告表示エラーチェック機能を有していることを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載のWebページ広告方法。
  16. 前記広告データには、壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンが含まれているとともに、これら壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンは前記送信者ID及び/又はファイルIDが付され、前記壁紙広告掲載ページ内の任意の位置に配置され、これらアイコンは共にクリックスルー機能を有し、広告主企業サイトの被広告物の掲載ページ及び/又は任意ウェブページを別ウィンドウを開いて表示する機能がもたされていることを特徴とする請求項10〜14のいずれかに記載のWebページ広告方法。
  17. 前記イオプログラムは、前記サイトオーナーサーバ及び/又は契約プロバイダとは独立してプリインストールされた形状、又はOS、ブラウザ、ネットワークOSの一機能として前記ネットユーザ端末内に存在し、前記壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのクリックスルーを確認すると、前記壁紙広告ロゴアイコン、ゲットインフォアイコンのフッタ領域に記録されている前記送信者ID又はファイルIDの確認と、これら送信者ID及びファイルIDの抽出と、ネットユーザを識別するための受信者IDの確認とを行うとともに、抽出した送信者ID及びファイルIDと確認した受信者IDとから、これら送信者ID、ファイルID及び受信者IDを含む前記広告アクセスログの作成を行い、前記広告サービス会社ホストに前記広告アクセスログのみを送信する機能を有していることを特徴とする請求項16に記載のWebページ広告方法。
  18. 前記イオプログラムは、前記ネットユーザ端末によって画面に表示された壁紙広告がコピーされるとき、前記送信者ID及び/又はファイルIDが確認された場合もコピーを許可されるが、前記送信者ID付きの前記壁紙広告は同一送信者IDを持つ前記広告管理編集アップロードソフトウェア及び/又は同一機能を有する市販ソフトウェアいずれかただひとつでしか、編集アップロードできない機能を実装していることを特徴とする請求項10〜17のいずれかに記載のWebページ広告方法。
  19. 請求項10〜18のいずれかのWebページ広告方法を実行するための工程が記録されていることを特徴とする記録媒体。
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