JP2004309968A - 電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法 - Google Patents
電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】電気光学パネル上の熱分布を均一化することにより、その輝度斑を抑制できる電気光学機器、並びに、電気光学パネルのバックライトを提供すること。
【解決手段】この電気光学機器1は、電気光学パネル11と、バックライト12とを含み構成される。そして、バックライト12の収容部53は、光源51の背面側に設置されて光源51からの光を導光板52側に反射するリフレクタ部53aと、導光板52を収容するシャーシ部53bとを有する。また、バックライト12の収容部53は、リフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを伝熱材料にて一体形成して成る。
【選択図】 図2
【解決手段】この電気光学機器1は、電気光学パネル11と、バックライト12とを含み構成される。そして、バックライト12の収容部53は、光源51の背面側に設置されて光源51からの光を導光板52側に反射するリフレクタ部53aと、導光板52を収容するシャーシ部53bとを有する。また、バックライト12の収容部53は、リフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを伝熱材料にて一体形成して成る。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法に関し、更に詳しくは、電気光学パネル上の熱分布を均一化することにより、その輝度斑を抑制できる電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)素子を採用する液晶表示パネルが、携帯電話機やプロジェクターなどの電気光学機器に用いられている。図10は、従来の電気光学機器の要部を示す側面断面図である。この電気光学機器100は、シールド110と、電気光学パネル111と、バックライト112と、回路基板113と、筐体114とを含み構成される。また、バックライト112は、光源120と、導光板121と、リフレクタ123と、シャーシ124とを含み構成される。かかる従来の電気光学機器100については、特許文献1〜3に記載される技術が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−230336号公報
【特許文献2】
特開2001−311942号公報
【特許文献3】
特開2002−6760号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電気光学機器100では、光源120からの熱が電気光学パネル111上にて不均一に分布する。すると、TFD素子が熱分布による影響を受けて、電気光学パネル111に輝度斑が生じるという問題点があった。具体的には、高温部が低温部に比べて、暗くなる。
【0005】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気光学パネル上の熱分布を均一化することにより、その輝度斑を抑制できる電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明にかかる電気光学機器は、対向する一対の基板を貼り合わせると共に、これらの基板間に液晶材料を封入して成る電気光学パネルと、光源、当該光源が発する光を前記電気光学パネルに導く導光体、並びに、前記光源および前記導光体を収容する収容部を有するバックライトとを含み構成され、且つ、前記収容部が、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを有すると共に、前記リフレクタ部および前記シャーシ部を伝熱材料にて一体形成して成る。
【0007】
この発明では、バックライトの収容部を構成するリフレクタ部とシャーシ部とを、伝熱材料にて一体形成して構成する。かかる構成では、リフレクタ部が、光源からの熱を蓄積し、この熱をシャーシ部に伝える。そして、シャーシ部が、収容する導光体にこの熱を伝え、次に、導光体が、この熱を電気光学パネルに伝える。これにより、光源からの熱が、導光体を介して電気光学パネルに一様に伝えられるので、電気光学パネルの熱分布が均一化されて、熱分布により起因する輝度斑を抑制できる利点がある。なお、伝熱材料には、例えば、アルミニウムその他の金属材料が含まれる。
【0008】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記シャーシ部は、前記導光体に対して面接触状態で設置される。
【0009】
この発明では、シャーシ部が、導光体に対して面接触状態にある。これにより、シャーシ部からの熱が導光体に効率的に伝わるので、電気光学パネルの熱分布をより均一化できる利点がある。
【0010】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記シャーシ部は、金属材料から成ると共に導光体内の光を前記電気光学パネル側に反射する反射膜を、その表面に蒸着により形成され、且つ、当該反射膜を介して前記導光体に接触する。
【0011】
この発明では、金属材料から成る反射膜をシャーシ部側に蒸着により形成し、この反射膜を介して、シャーシ部と導光体とを接触させる。これにより、反射シールを、粘着材料によりシャーシ部に貼り付ける構成と比較して、シャーシ部から導光体への伝熱性を高められる利点がある。
【0012】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記導光板は、前記シャーシ部側の縁部断面を角張らせて形成され、且つ、前記シャーシ部は、組立状態にて、前記導光板の縁部に対応する内側壁面の縁部断面が、前記導光板の縁部断面に合致するように角張らせて形成される。
【0013】
この発明では、導光板の縁部と、これに対応するシャーシ部の縁部とが、電気光学機器の組立状態にて合致するように、それぞれ角張らせて形成される。これにより、導光体の縁部断面とシャーシ部の内側縁部断面とをアール形状に形成する場合と比較して、導光体とシャーシ部との接触面積を増加できるので、シャーシ部から導光体への伝熱性を高められる利点がある。
【0014】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記バックライトが、前記収容部の側壁に第1係止手段を備えると共に、前記シールドが、組立状態にて前記第1係止手段に係合する第2係止手段を、その側壁に備える。
【0015】
この発明では、バックライトの収容部の側壁に第1係止手段を設け、シールドの側壁にこの第1係止手段に係合する第2係止手段を設ける。そして、電気光学機器の組立状態にて、これらの係止手段を相互に係合させてバックライトをシールド内に収容する。かかる構成によれば、バックライトが、収容部の側壁にてシールドにより係留されるので、シールドを、その下端がバックライトの下方に突出しないように形成できる。すなわち、シールドに設けた係止手段により、バックライトをその底面から持ち上げて保持する構成と比較して、この係止手段の厚み分だけ、構成を薄型化できる利点がある。なお、第1係止手段および第2係止手段には、例えば、係止片および係止穴が該当する。
【0016】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記電気光学パネルが、前記基板よりも伝熱効率の高い対向電極を前記基板間に有し、且つ、前記対向電極を前記基板の表示エリア外部まで延出すると共に当該対向電極の延出部分を前記光源または前記光源を覆うリフレクタ部の近傍に配置される。
【0017】
この発明では、電気光学パネルの対向電極を表示エリアの外部まで延出し、この延出部分を、バックライトの光源もしくはこの光源を覆うリフレクタ部の近傍に配置する。この構成において、光源からの熱は、近傍に配置された対向電極の延出部分に伝わり、この対向電極を介して電気光学パネルの表示エリア全面に広がる。ここで、この対向電極は、基板よりも伝熱効率が高いため、表示エリア内にて効率的に熱を分散させる。これにより、表示エリア内の熱分布を均一化できるので、電気光学パネルの温度特性に起因する輝度斑を効果的に抑制できる利点がある。なお、この発明において、光源には、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)や冷陰極管が含まれる。また、対向電極には、例えば、アルミ電極やその他の金属が含まれる。
【0018】
また、この発明にかかる電気光学パネルのバックライトは、光源と、前記光源が発する光を電気光学パネルに導く導光体と、前記光源および前記導光体を収容する収容部とを含み構成され、且つ、前記収容部が、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを有すると共に、前記リフレクタ部および前記シャーシ部を伝熱材料にて一体形成して成る。
【0019】
また、この発明にかかる電気光学機器の製造方法は、対向する一対の基板を貼り合わせると共に、これらの基板間に液晶材料を封入して成る電気光学パネルと、光源、当該光源が発する光を前記電気光学パネルに導く導光体、並びに、前記光源および前記導光体を収容する収容部を有するバックライトとを含み構成される電気光学機器の製造方法において、前記収容部に、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを、伝熱材料にて一体形成することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。
【0021】
(実施の形態)
図1は、この発明の実施の形態にかかる電気光学機器の要部を示す組立斜視図である。また、図2は、図1に記載した電気光学機器を示す側面断面図(a)および平面図(b)である。この電気光学機器1は、シールド10と、電気光学パネル11と、バックライト12と、回路基板13と、筐体14とを含み構成される。電気光学機器1では、まず、筐体14の壁面14a上に回路基板13が配置され、その上にバックライト12が、その一部を重ねつつ配置される。次に、電気光学パネル11がバックライト12上に重ねて配置され、その後にシールド10が、上方から電気光学パネル11と、バックライト12とを覆い配置される。なお、この実施の形態では、電気光学機器1が携帯電話機であり、電気光学パネル11が液晶表示装置である。また、回路基板13は、電気光学機器1自体を駆動する回路基板であっても良いし、電気光学パネル11を駆動するTAB基板その他の回路基板であっても良い。
【0022】
図3は、図1および図2に記載したシールドを示す側面断面図(a)および底面図(b)である。シールド10は、樹脂系材料から成り、略箱型形状を有する。また、シールド10は、長手方向の高さに傾斜を有し、高い方の壁面10bと低い方の壁面10cとの間に、高さの差による隙間g1を有する。この隙間g1には、電気光学機器1の組立状態にて、回路基板13が挿入される(図1および図2参照)。また、シールド10は、その上面10a側に長方形の窓部31を有し、高い方の壁面10bの内側中部と低い方の壁面10cの内側底部とにそれぞれ係止片32,33を有する。これらの窓部31および係止片32,33は、シールド10の形成にあたり一体形成される。
【0023】
図4は、図1および図2に記載した電気光学パネル11を示す側面図(a)および平面図(b)である。この電気光学パネル11は、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)を非線形素子として採用する液晶表示パネルである。電気光学パネル11は、下側ガラス基板41上にアルミ電極43を形成し、この上に上側ガラス基板42を貼り合わせて成る。また、下側ガラス基板41上には、ICチップ44が実装される。ここで、アルミ電極43は、ガラス基板41にアルミニウムを蒸着させて形成され、表示エリア45に対応する部分を広く覆いつつ下側ガラス基板41の全面に渡って形成される。特に、このアルミ電極43は、ガラス基板41,42が貼り合わされた部分のみならず、表示エリア45の外部まで延出して形成される。また、このアルミ電極43は、ガラス基板41,42間に封入された液晶材料を封止するシール材(図示省略)の外周にはみ出して形成される。なお、このアルミ電極43は、電気光学パネル11において、液晶に電圧をかけるための電極として機能する。また、電気光学パネル11は、電気光学機器1の組立状態にて、表示エリア45側をシールド10側に向けつつシールド10内に収容され、表示エリア45がシールド10の窓部31から見えるように配置される(図1および図2参照)。
【0024】
図5は、図1および図2に記載したバックライトを示す側面断面図(a)、平面図(b)および正面図(c)である。このバックライト12は、光源51と、導光板52と、フレーム53とを含み構成される。光源51は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)であり、所定間隔を隔てて2基設置される。導光板52は、略くさび形形状を有し、光源51の前方に配置される。フレーム53は、アルミニウム製であり、全体としては略箱型形状を有して光源51と導光板52とを内部に収める。また、フレーム53は、リフレクタ部53aと、シャーシ部53bとを結合した一体型形状を有する。リフレクタ部53aは、略コの字型断面形状を有し、光源51の背面外周を覆って光源51からの光を導光板52側に反射する。また、リフレクタ部53aの側壁には、係止穴54が設けられる。一方、シャーシ部53bは、リフレクタ部53aの底部からなだらかに傾斜しつつ延出され、その内部に導光板52を収容する。フレーム53は、シャーシ部53bの傾斜により、リフレクタ部53aからシャーシ部53bの端部に至る底部に隙間g2を有する。この隙間g1には、電気光学機器1の組立状態にて、回路基板13が挿入される(図1および図2参照)。また、シャーシ部53bの内側壁面には、反射膜55が形成される。この反射膜55は、導光板52の下面に位置して、導光板52内の光を上方に向けて反射する。ここで、この反射膜55は、シャーシ部53bの内側壁面にアルミニウムを蒸着させて成る。
【0025】
ここで、従来の電気光学機器100では、光源120を覆うリフレクタ123と、導光板121を収容するシャーシ124とが、別構成であった(図10参照)。これは、従来のバックライト112では、リフレクタ123内に光源120を収め、これをシャーシ124に対して固定する構成を採るためであり、かかる構成は、当業者にとって常識的な構成である。かかる構成では、光源120からの熱がリフレクタ123内に蓄積されて、導光板121側に伝わらない。このため、バックライト112内にて熱分布が不均一となる。すると、TFD素子が熱分布による影響を受けて、電気光学パネル111に輝度斑が生じる。具体的には、高温部が低温部に比べて、暗くなる。そこで、従来の電気光学機器100では、リフレクタ123とシャーシ124との間に伝熱板125を渡して伝熱性を向上させ、バックライト112内の熱分布の均一化を図っていた。なお、従来の電気光学機器100において、リフレクタ123およびシャーシ124は、ステンレススチール製であり、伝熱板125はアルミニウム製である。また、伝熱板125は、一般に、0.2[mm]程度の厚みを有する。しかしながら、従来の電気光学機器100では、伝熱板125の厚みの分だけバックライト112の厚みが増すため、製品の薄型化にあたり大きな障害となっていた。
【0026】
この点において、この電気光学機器1では、バックライト12のフレーム53を、リフレクタ部53aとシャーシ部53bとの一体形成により構成する。かかる一体構造は、上記当業者の技術常識に鑑みれば、特異な構成といえる。かかる構成では、リフレクタ部53aからシャーシ部53bへの直接的な伝熱が可能である。これにより、従来の伝熱板125を省略できるので、伝熱板125の厚みの分だけバックライト112を薄型化できる利点がある。また、フレーム53が同一材料によりリフレクタ部53aとシャーシ部53bとを一体形成して成るので、これらの間の直接的な伝熱が可能となり、従来の電気光学機器100と比較して、極めて伝熱効率が高い。また、この電気光学機器1では、このフレーム53がアルミニウム製なので、ステンレス製の場合と比較して、伝熱効率が極めて高い。これにより、バックライト12の熱分布をより均一化できる利点がある。この電気光学機器1では、伝熱板125を省略できるので、部品点数を低減できると共に製品の製造工程を短縮化でき、製品コストを抑制できる利点がある。
【0027】
また、従来の電気光学機器100では、電気光学パネル111のアルミ電極143が、ガラス基板141,142間にのみ設けられていた(図11参照)。これは、アルミ電極143の機能を考慮すれば、当業者にとって常識的な構成である。かかる構成では、光源120からの熱が電気光学パネル111上にて不均一に分布し、この結果、TFD素子の上記特性により、輝度斑が生じるという問題点があった。この点において、この電気光学機器1では、組立状態にて、バックライト12の上方から電気光学パネル11を積み重ね、これらをシールド10内に収容する。このとき、電気光学パネル11アルミ電極43は、ガラス基板41,42間から延出されてバックライト12のリフレクタ部53aの真上に位置し、下側ガラス基板41を挟んでリフレクタ部53の間近に位置する。かかる構成では、従来の電気光学機器100と比較して、光源51からの熱がアルミ電極43に伝わり易い。そして、アルミ電極43は、伝熱導率が高く、且つ、電気光学パネル11の表示エリア45全面に渡り形成されているので、この熱を表示エリア45の全面にほぼ均一に伝える。これにより、表示エリア45の温度が均一化されて、電気光学パネル11の輝度斑を効果的に抑制できる利点がある。特に、このアルミ電極43を延出した構成は、上記当業者の技術常識に鑑みれば、特異な構成といえる。また、熱分布による電気光学パネルの輝度斑を解決する手段としては、例えば、特開平2000−137446号公報に記載される技術のように、熱を放散させる構成が一般的である。しかしながら、この電気光学機器1では、かかる技術とは逆に、光源51からの熱をアルミ電極43を介して積極的に電気光学パネル11内に取り込み、均一化させる点に特徴を有する。したがって、この電気光学機器1は、その課題解決にあたり、極めて特異な構成を有するといえる。また、この電気光学機器1では、この構成と、上記したバックライト12のリフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを一体形成した構成とにより、相乗的に輝度斑を抑制できる利点がある。
【0028】
また、従来の電気光学機器100では、バックライト112のシャーシ124が、平坦な箱型形状を有する。そして、くさび形の導光板121が、シャーシ124の内壁面に設けられた凸部124aに一端部を係止され、この一端部を持ち上げた状態にてシャーシ124内に固定されていた(図10参照)。かかる構成では、導光板121の下面と、シャーシ124の内側底面との間に隙間127ができる。しかしながら、かかる隙間127があると、バックライト112の底面に上記した伝熱板124の効果が低い。すなわち、光源51の熱が伝熱板124を介してシャーシ124に伝わっても、シャーシ124と導光板52とが隙間127により非接触状態にあるため、導光板52には熱が伝わり難い。このため、導光板52上の熱分布が均一化されにくいという問題点があった。この点において、この電気光学機器1では、バックライト12のシャーシ部53bに傾斜を持たせ、導光板52の設置状態にて、シャーシ部53bの内側底面が導光板52の下面に面接触するように構成する(図2(a)参照)。これにより、シャーシ部53bから導光板52への伝熱効率を高められるので、導光板52の熱分布が均一化されて、電気光学パネル11の輝度斑を効果的に抑制できる利点がある。また、かかる構成では、シャーシ部53bの反射膜55と導光板52とが面接触状態となるため、反射膜55による光の反射効率が高まり、電気光学パネル11の輝度を向上できる利点がある。
【0029】
また、従来の電気光学機器100では、バックライト112のシャーシ124に反射シート126を貼り付け、これにより、導光板52内の光を上方に向けて反射させていた(図10参照)。しかしながら、かかる反射シート126は相当の厚さを有するため、製品の薄型化にあたり障害となっていた。この点において、この電気光学機器1では、この反射シート126に代えて、フレーム53のシャーシ部53bにアルミニウムを蒸着させて成る反射膜55を設けるので、より製品を薄型化できる利点がある。また、かかる反射膜55を設けた構成は、反射シート126を設けた構成よりも、一般に安価である。かかる反射膜55を設けた構成によれば、反射シート126を設けた構成と比較して、部品点数を低減できると共に製品コストを低減できる利点がある。特に、この電気光学機器1では、この構成と、上記したバックライト12のリフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを一体形成した構成とにより、相乗的に部品点数を低減できると共に製品コストを低減できる利点がある。なお、この実施の形態では、反射膜55をシャーシ部53bに形成したが、これに限らず、反射膜55を導光板52側に蒸着により形成しても良い。また、この実施の形態では、反射膜55をアルミニウムにより形成したが、これは、シャーシ部53bから導光板52への伝熱性を高められる点で好ましい。しかし、これに限らず、銀その他の金属材料により反射膜55を形成しても良い。
【0030】
また、従来の電気光学機器100では、平坦な箱型形状のシャーシ124を採用するため、これを収容するシールド110も平坦な箱型形状を有していた(図10参照)。そして、回路基板113は、筐体114の壁面上にて、シールド110の脇に並べて設置されていた。一方、この電気光学機器1では、バックライト12のシャーシ部53bが導光板52の形状に合わせて傾斜し、また、シールド10もこれに合わせて傾斜した箱型形状を有する(図2,図3および図5参照)。このため、電気光学機器1の組立状態にて、シールド10と電気光学パネル11とバックライト12とから成るユニットの一端部下方には、隙間g1,g2が存在する。そして、この電気光学機器1では、この隙間g1,g2に回路基板13を挿入して設置する。これにより、ユニットと、回路基板13とを一部重ねて配置できるので、電気光学機器1の厚さを維持しつつ、その長さ若しくは幅を短くできる利点がある。
【0031】
また、従来の電気光学機器には、バックライト112と筐体114との間に回路基板113を挟み込み構成されるものもある(図示省略)。かかる構成では、回路基板113をバックライト112の側方に配置する電気光学機器100と比較して、より総厚が大きいという問題点がある。この点において、この電気光学機器1では、バックライト12下方の隙間g2が形成され、且つ、この隙間g2に回路基板13を挿入して配置するので、上記従来の電気光学機器と比較して、より薄型化できる利点がある。
【0032】
また、従来の電気光学機器100では、シールド110の壁面110b、110cの下端に係止片132,133を設け、これらにより内部に収容したバックライト112を係り留めていた(図10参照)。しかしながら、かかる構成では、シールド110と電気光学パネル111とバックライト112とから成るユニットの総厚が、シールド110aの上面から、高い方の壁面110bにある係止片132の下端までの寸法となる。この点において、この電気光学機器1では、シールド110の壁面10bの中段に係止片32を設ける。そして、電気光学機器1の組立状態にて、シールド10は、バックライト12を固定するにあたり、一方の係止片32、32をリフレクタ部53aの係止穴54,54に挿入し、他方の係止片33をシャーシ部53bの端部に係り留める。すると、シールド10の係止片32は、バックライト12の下方にはみ出さない。したがって、シールド10と電気光学パネル11とバックライト12とから成るユニットの総厚は、シールド10の上面10aからバックライト12のリフレクタ部53aの底面までの厚さとなる。これにより、係止片32の厚さ分だけ、ユニットの総厚を小さくできる利点がある。特に、近年の電気光学機器では、携帯電話機に代表されるように、薄型化の要請が極めて高い。そして、各企業は、かかる要請に対応するため、わずかコンマ何ミリメートル程度の厚みにも注意を払い、多額の研究費を投じる傾向にある。この点において、シールド10の係止片の厚さ(一般には、0.2mm程度)を省略できる構成は、当業者にとって極めて有用である。なお、電気光学機器1において、上記ユニットの総厚は、3.0[mm]程度である。また、この電気光学機器1では、この構成と、上記したバックライト12のリフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを一体形成した構成とにより、相乗的に製品の厚さを小さくできる利点がある。
【0033】
なお、この実施の形態において、バックライト12のシャーシ部53bは、アルミニウム製の板材をプレス加工して形成される。したがって、シャーシ部53bの下側縁部e1は、実際には、丸みを帯びた断面形状を有する。このため、導光板52の下側縁部e2は、これに合わせて、アールを付けて形成される(図6参照)。より詳細には、導光板の下側縁部e2は、シャーシ部53bの下側縁部e1よりも大きなアールを付けて形成される。これにより、導光板52を容易にシャーシ部53b内に滑り込ませて収容できる利点がある。しかしながら、かかる構成では、シャーシ部53bの下側縁部e1と、導光板の下側縁部e2とのアールが異なるため、これらの密着性が低いという問題点がある。すると、これらの間に隙間ができるため、反射膜55による光の反射効率が低下すると共に、シャーシ部53bから導光板52への伝熱効率が低下する。
【0034】
そこで、この実施の形態の変形例として、シャーシ部53bの下側縁部e1と、導光板52の下側縁部e2とをシャープエッジとし、電気光学機器1の組立状態にて、これらを密着させる構成としても良い(図7参照)。言い換えれば、シャーシ部53bの下側縁部e1における内面の断面形状を、丸みを帯びないように角張らせて形成する。これは、シャーシ部53bを、プレス加工ではなく、射出成形により形成することにより可能である。そして、導光板52の下側縁部e2における断面形状も、シャーシ部53bの下側縁部e1合致するように角張らせて、すなわちエッジを立てて形成する。また、これらの下側縁部e1,e2の角度は、等しいことが好ましい。これにより、電気光学機器1の組立状態にて、シャーシ部53bと導光板52との密着性を高められる利点がある。また、この密着性は、この電気光学機器1において反射膜55をシャーシ部53bに形成することにより、従来の反射シート126を用いる場合と比較して、より高められる。反射膜55の方が、反射シート126よりも、一般により薄く形成できるからである。
【0035】
また、上述した実施形態では、電気光学装置の一例として、液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を用いた装置、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器や携帯型パーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、デジタルビデオカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、液晶プロジェクタ、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末機などの電気光学装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気光学機器の要部を示す組立斜視図。
【図2】電気光学機器を示す側面断面図(a)および平面図(b)。
【図3】シールドを示す側面断面図(a)および底面図(b)。
【図4】電気光学パネル11を示す側面図(a)および平面図(b)。
【図5】バックライトを示す側面断面図(a)、平面図(b)および正面図(c)。
【図6】電気光学機器の要部を示す側面断面図。
【図7】変形例を示す平面図。
【図8】従来の電気光学機器を示す側面断面図。
【図9】従来の電気光学パネルを示す平面図。
【符号の説明】
1 電気光学機器、11 電気光学パネル、12 バックライト、53 収容部、51 光源、52 導光体、53a リフレクタ部、53b シャーシ部
【発明の属する技術分野】
この発明は、電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法に関し、更に詳しくは、電気光学パネル上の熱分布を均一化することにより、その輝度斑を抑制できる電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)素子を採用する液晶表示パネルが、携帯電話機やプロジェクターなどの電気光学機器に用いられている。図10は、従来の電気光学機器の要部を示す側面断面図である。この電気光学機器100は、シールド110と、電気光学パネル111と、バックライト112と、回路基板113と、筐体114とを含み構成される。また、バックライト112は、光源120と、導光板121と、リフレクタ123と、シャーシ124とを含み構成される。かかる従来の電気光学機器100については、特許文献1〜3に記載される技術が知られている。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−230336号公報
【特許文献2】
特開2001−311942号公報
【特許文献3】
特開2002−6760号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電気光学機器100では、光源120からの熱が電気光学パネル111上にて不均一に分布する。すると、TFD素子が熱分布による影響を受けて、電気光学パネル111に輝度斑が生じるという問題点があった。具体的には、高温部が低温部に比べて、暗くなる。
【0005】
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、電気光学パネル上の熱分布を均一化することにより、その輝度斑を抑制できる電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明にかかる電気光学機器は、対向する一対の基板を貼り合わせると共に、これらの基板間に液晶材料を封入して成る電気光学パネルと、光源、当該光源が発する光を前記電気光学パネルに導く導光体、並びに、前記光源および前記導光体を収容する収容部を有するバックライトとを含み構成され、且つ、前記収容部が、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを有すると共に、前記リフレクタ部および前記シャーシ部を伝熱材料にて一体形成して成る。
【0007】
この発明では、バックライトの収容部を構成するリフレクタ部とシャーシ部とを、伝熱材料にて一体形成して構成する。かかる構成では、リフレクタ部が、光源からの熱を蓄積し、この熱をシャーシ部に伝える。そして、シャーシ部が、収容する導光体にこの熱を伝え、次に、導光体が、この熱を電気光学パネルに伝える。これにより、光源からの熱が、導光体を介して電気光学パネルに一様に伝えられるので、電気光学パネルの熱分布が均一化されて、熱分布により起因する輝度斑を抑制できる利点がある。なお、伝熱材料には、例えば、アルミニウムその他の金属材料が含まれる。
【0008】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記シャーシ部は、前記導光体に対して面接触状態で設置される。
【0009】
この発明では、シャーシ部が、導光体に対して面接触状態にある。これにより、シャーシ部からの熱が導光体に効率的に伝わるので、電気光学パネルの熱分布をより均一化できる利点がある。
【0010】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記シャーシ部は、金属材料から成ると共に導光体内の光を前記電気光学パネル側に反射する反射膜を、その表面に蒸着により形成され、且つ、当該反射膜を介して前記導光体に接触する。
【0011】
この発明では、金属材料から成る反射膜をシャーシ部側に蒸着により形成し、この反射膜を介して、シャーシ部と導光体とを接触させる。これにより、反射シールを、粘着材料によりシャーシ部に貼り付ける構成と比較して、シャーシ部から導光体への伝熱性を高められる利点がある。
【0012】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記導光板は、前記シャーシ部側の縁部断面を角張らせて形成され、且つ、前記シャーシ部は、組立状態にて、前記導光板の縁部に対応する内側壁面の縁部断面が、前記導光板の縁部断面に合致するように角張らせて形成される。
【0013】
この発明では、導光板の縁部と、これに対応するシャーシ部の縁部とが、電気光学機器の組立状態にて合致するように、それぞれ角張らせて形成される。これにより、導光体の縁部断面とシャーシ部の内側縁部断面とをアール形状に形成する場合と比較して、導光体とシャーシ部との接触面積を増加できるので、シャーシ部から導光体への伝熱性を高められる利点がある。
【0014】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記バックライトが、前記収容部の側壁に第1係止手段を備えると共に、前記シールドが、組立状態にて前記第1係止手段に係合する第2係止手段を、その側壁に備える。
【0015】
この発明では、バックライトの収容部の側壁に第1係止手段を設け、シールドの側壁にこの第1係止手段に係合する第2係止手段を設ける。そして、電気光学機器の組立状態にて、これらの係止手段を相互に係合させてバックライトをシールド内に収容する。かかる構成によれば、バックライトが、収容部の側壁にてシールドにより係留されるので、シールドを、その下端がバックライトの下方に突出しないように形成できる。すなわち、シールドに設けた係止手段により、バックライトをその底面から持ち上げて保持する構成と比較して、この係止手段の厚み分だけ、構成を薄型化できる利点がある。なお、第1係止手段および第2係止手段には、例えば、係止片および係止穴が該当する。
【0016】
また、この発明にかかる電気光学機器は、前記電気光学パネルが、前記基板よりも伝熱効率の高い対向電極を前記基板間に有し、且つ、前記対向電極を前記基板の表示エリア外部まで延出すると共に当該対向電極の延出部分を前記光源または前記光源を覆うリフレクタ部の近傍に配置される。
【0017】
この発明では、電気光学パネルの対向電極を表示エリアの外部まで延出し、この延出部分を、バックライトの光源もしくはこの光源を覆うリフレクタ部の近傍に配置する。この構成において、光源からの熱は、近傍に配置された対向電極の延出部分に伝わり、この対向電極を介して電気光学パネルの表示エリア全面に広がる。ここで、この対向電極は、基板よりも伝熱効率が高いため、表示エリア内にて効率的に熱を分散させる。これにより、表示エリア内の熱分布を均一化できるので、電気光学パネルの温度特性に起因する輝度斑を効果的に抑制できる利点がある。なお、この発明において、光源には、例えば、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)や冷陰極管が含まれる。また、対向電極には、例えば、アルミ電極やその他の金属が含まれる。
【0018】
また、この発明にかかる電気光学パネルのバックライトは、光源と、前記光源が発する光を電気光学パネルに導く導光体と、前記光源および前記導光体を収容する収容部とを含み構成され、且つ、前記収容部が、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを有すると共に、前記リフレクタ部および前記シャーシ部を伝熱材料にて一体形成して成る。
【0019】
また、この発明にかかる電気光学機器の製造方法は、対向する一対の基板を貼り合わせると共に、これらの基板間に液晶材料を封入して成る電気光学パネルと、光源、当該光源が発する光を前記電気光学パネルに導く導光体、並びに、前記光源および前記導光体を収容する収容部を有するバックライトとを含み構成される電気光学機器の製造方法において、前記収容部に、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを、伝熱材料にて一体形成することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下に示す実施の形態の構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的同一のものが含まれる。
【0021】
(実施の形態)
図1は、この発明の実施の形態にかかる電気光学機器の要部を示す組立斜視図である。また、図2は、図1に記載した電気光学機器を示す側面断面図(a)および平面図(b)である。この電気光学機器1は、シールド10と、電気光学パネル11と、バックライト12と、回路基板13と、筐体14とを含み構成される。電気光学機器1では、まず、筐体14の壁面14a上に回路基板13が配置され、その上にバックライト12が、その一部を重ねつつ配置される。次に、電気光学パネル11がバックライト12上に重ねて配置され、その後にシールド10が、上方から電気光学パネル11と、バックライト12とを覆い配置される。なお、この実施の形態では、電気光学機器1が携帯電話機であり、電気光学パネル11が液晶表示装置である。また、回路基板13は、電気光学機器1自体を駆動する回路基板であっても良いし、電気光学パネル11を駆動するTAB基板その他の回路基板であっても良い。
【0022】
図3は、図1および図2に記載したシールドを示す側面断面図(a)および底面図(b)である。シールド10は、樹脂系材料から成り、略箱型形状を有する。また、シールド10は、長手方向の高さに傾斜を有し、高い方の壁面10bと低い方の壁面10cとの間に、高さの差による隙間g1を有する。この隙間g1には、電気光学機器1の組立状態にて、回路基板13が挿入される(図1および図2参照)。また、シールド10は、その上面10a側に長方形の窓部31を有し、高い方の壁面10bの内側中部と低い方の壁面10cの内側底部とにそれぞれ係止片32,33を有する。これらの窓部31および係止片32,33は、シールド10の形成にあたり一体形成される。
【0023】
図4は、図1および図2に記載した電気光学パネル11を示す側面図(a)および平面図(b)である。この電気光学パネル11は、TFD(Thin Film Diode:薄膜ダイオード)を非線形素子として採用する液晶表示パネルである。電気光学パネル11は、下側ガラス基板41上にアルミ電極43を形成し、この上に上側ガラス基板42を貼り合わせて成る。また、下側ガラス基板41上には、ICチップ44が実装される。ここで、アルミ電極43は、ガラス基板41にアルミニウムを蒸着させて形成され、表示エリア45に対応する部分を広く覆いつつ下側ガラス基板41の全面に渡って形成される。特に、このアルミ電極43は、ガラス基板41,42が貼り合わされた部分のみならず、表示エリア45の外部まで延出して形成される。また、このアルミ電極43は、ガラス基板41,42間に封入された液晶材料を封止するシール材(図示省略)の外周にはみ出して形成される。なお、このアルミ電極43は、電気光学パネル11において、液晶に電圧をかけるための電極として機能する。また、電気光学パネル11は、電気光学機器1の組立状態にて、表示エリア45側をシールド10側に向けつつシールド10内に収容され、表示エリア45がシールド10の窓部31から見えるように配置される(図1および図2参照)。
【0024】
図5は、図1および図2に記載したバックライトを示す側面断面図(a)、平面図(b)および正面図(c)である。このバックライト12は、光源51と、導光板52と、フレーム53とを含み構成される。光源51は、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)であり、所定間隔を隔てて2基設置される。導光板52は、略くさび形形状を有し、光源51の前方に配置される。フレーム53は、アルミニウム製であり、全体としては略箱型形状を有して光源51と導光板52とを内部に収める。また、フレーム53は、リフレクタ部53aと、シャーシ部53bとを結合した一体型形状を有する。リフレクタ部53aは、略コの字型断面形状を有し、光源51の背面外周を覆って光源51からの光を導光板52側に反射する。また、リフレクタ部53aの側壁には、係止穴54が設けられる。一方、シャーシ部53bは、リフレクタ部53aの底部からなだらかに傾斜しつつ延出され、その内部に導光板52を収容する。フレーム53は、シャーシ部53bの傾斜により、リフレクタ部53aからシャーシ部53bの端部に至る底部に隙間g2を有する。この隙間g1には、電気光学機器1の組立状態にて、回路基板13が挿入される(図1および図2参照)。また、シャーシ部53bの内側壁面には、反射膜55が形成される。この反射膜55は、導光板52の下面に位置して、導光板52内の光を上方に向けて反射する。ここで、この反射膜55は、シャーシ部53bの内側壁面にアルミニウムを蒸着させて成る。
【0025】
ここで、従来の電気光学機器100では、光源120を覆うリフレクタ123と、導光板121を収容するシャーシ124とが、別構成であった(図10参照)。これは、従来のバックライト112では、リフレクタ123内に光源120を収め、これをシャーシ124に対して固定する構成を採るためであり、かかる構成は、当業者にとって常識的な構成である。かかる構成では、光源120からの熱がリフレクタ123内に蓄積されて、導光板121側に伝わらない。このため、バックライト112内にて熱分布が不均一となる。すると、TFD素子が熱分布による影響を受けて、電気光学パネル111に輝度斑が生じる。具体的には、高温部が低温部に比べて、暗くなる。そこで、従来の電気光学機器100では、リフレクタ123とシャーシ124との間に伝熱板125を渡して伝熱性を向上させ、バックライト112内の熱分布の均一化を図っていた。なお、従来の電気光学機器100において、リフレクタ123およびシャーシ124は、ステンレススチール製であり、伝熱板125はアルミニウム製である。また、伝熱板125は、一般に、0.2[mm]程度の厚みを有する。しかしながら、従来の電気光学機器100では、伝熱板125の厚みの分だけバックライト112の厚みが増すため、製品の薄型化にあたり大きな障害となっていた。
【0026】
この点において、この電気光学機器1では、バックライト12のフレーム53を、リフレクタ部53aとシャーシ部53bとの一体形成により構成する。かかる一体構造は、上記当業者の技術常識に鑑みれば、特異な構成といえる。かかる構成では、リフレクタ部53aからシャーシ部53bへの直接的な伝熱が可能である。これにより、従来の伝熱板125を省略できるので、伝熱板125の厚みの分だけバックライト112を薄型化できる利点がある。また、フレーム53が同一材料によりリフレクタ部53aとシャーシ部53bとを一体形成して成るので、これらの間の直接的な伝熱が可能となり、従来の電気光学機器100と比較して、極めて伝熱効率が高い。また、この電気光学機器1では、このフレーム53がアルミニウム製なので、ステンレス製の場合と比較して、伝熱効率が極めて高い。これにより、バックライト12の熱分布をより均一化できる利点がある。この電気光学機器1では、伝熱板125を省略できるので、部品点数を低減できると共に製品の製造工程を短縮化でき、製品コストを抑制できる利点がある。
【0027】
また、従来の電気光学機器100では、電気光学パネル111のアルミ電極143が、ガラス基板141,142間にのみ設けられていた(図11参照)。これは、アルミ電極143の機能を考慮すれば、当業者にとって常識的な構成である。かかる構成では、光源120からの熱が電気光学パネル111上にて不均一に分布し、この結果、TFD素子の上記特性により、輝度斑が生じるという問題点があった。この点において、この電気光学機器1では、組立状態にて、バックライト12の上方から電気光学パネル11を積み重ね、これらをシールド10内に収容する。このとき、電気光学パネル11アルミ電極43は、ガラス基板41,42間から延出されてバックライト12のリフレクタ部53aの真上に位置し、下側ガラス基板41を挟んでリフレクタ部53の間近に位置する。かかる構成では、従来の電気光学機器100と比較して、光源51からの熱がアルミ電極43に伝わり易い。そして、アルミ電極43は、伝熱導率が高く、且つ、電気光学パネル11の表示エリア45全面に渡り形成されているので、この熱を表示エリア45の全面にほぼ均一に伝える。これにより、表示エリア45の温度が均一化されて、電気光学パネル11の輝度斑を効果的に抑制できる利点がある。特に、このアルミ電極43を延出した構成は、上記当業者の技術常識に鑑みれば、特異な構成といえる。また、熱分布による電気光学パネルの輝度斑を解決する手段としては、例えば、特開平2000−137446号公報に記載される技術のように、熱を放散させる構成が一般的である。しかしながら、この電気光学機器1では、かかる技術とは逆に、光源51からの熱をアルミ電極43を介して積極的に電気光学パネル11内に取り込み、均一化させる点に特徴を有する。したがって、この電気光学機器1は、その課題解決にあたり、極めて特異な構成を有するといえる。また、この電気光学機器1では、この構成と、上記したバックライト12のリフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを一体形成した構成とにより、相乗的に輝度斑を抑制できる利点がある。
【0028】
また、従来の電気光学機器100では、バックライト112のシャーシ124が、平坦な箱型形状を有する。そして、くさび形の導光板121が、シャーシ124の内壁面に設けられた凸部124aに一端部を係止され、この一端部を持ち上げた状態にてシャーシ124内に固定されていた(図10参照)。かかる構成では、導光板121の下面と、シャーシ124の内側底面との間に隙間127ができる。しかしながら、かかる隙間127があると、バックライト112の底面に上記した伝熱板124の効果が低い。すなわち、光源51の熱が伝熱板124を介してシャーシ124に伝わっても、シャーシ124と導光板52とが隙間127により非接触状態にあるため、導光板52には熱が伝わり難い。このため、導光板52上の熱分布が均一化されにくいという問題点があった。この点において、この電気光学機器1では、バックライト12のシャーシ部53bに傾斜を持たせ、導光板52の設置状態にて、シャーシ部53bの内側底面が導光板52の下面に面接触するように構成する(図2(a)参照)。これにより、シャーシ部53bから導光板52への伝熱効率を高められるので、導光板52の熱分布が均一化されて、電気光学パネル11の輝度斑を効果的に抑制できる利点がある。また、かかる構成では、シャーシ部53bの反射膜55と導光板52とが面接触状態となるため、反射膜55による光の反射効率が高まり、電気光学パネル11の輝度を向上できる利点がある。
【0029】
また、従来の電気光学機器100では、バックライト112のシャーシ124に反射シート126を貼り付け、これにより、導光板52内の光を上方に向けて反射させていた(図10参照)。しかしながら、かかる反射シート126は相当の厚さを有するため、製品の薄型化にあたり障害となっていた。この点において、この電気光学機器1では、この反射シート126に代えて、フレーム53のシャーシ部53bにアルミニウムを蒸着させて成る反射膜55を設けるので、より製品を薄型化できる利点がある。また、かかる反射膜55を設けた構成は、反射シート126を設けた構成よりも、一般に安価である。かかる反射膜55を設けた構成によれば、反射シート126を設けた構成と比較して、部品点数を低減できると共に製品コストを低減できる利点がある。特に、この電気光学機器1では、この構成と、上記したバックライト12のリフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを一体形成した構成とにより、相乗的に部品点数を低減できると共に製品コストを低減できる利点がある。なお、この実施の形態では、反射膜55をシャーシ部53bに形成したが、これに限らず、反射膜55を導光板52側に蒸着により形成しても良い。また、この実施の形態では、反射膜55をアルミニウムにより形成したが、これは、シャーシ部53bから導光板52への伝熱性を高められる点で好ましい。しかし、これに限らず、銀その他の金属材料により反射膜55を形成しても良い。
【0030】
また、従来の電気光学機器100では、平坦な箱型形状のシャーシ124を採用するため、これを収容するシールド110も平坦な箱型形状を有していた(図10参照)。そして、回路基板113は、筐体114の壁面上にて、シールド110の脇に並べて設置されていた。一方、この電気光学機器1では、バックライト12のシャーシ部53bが導光板52の形状に合わせて傾斜し、また、シールド10もこれに合わせて傾斜した箱型形状を有する(図2,図3および図5参照)。このため、電気光学機器1の組立状態にて、シールド10と電気光学パネル11とバックライト12とから成るユニットの一端部下方には、隙間g1,g2が存在する。そして、この電気光学機器1では、この隙間g1,g2に回路基板13を挿入して設置する。これにより、ユニットと、回路基板13とを一部重ねて配置できるので、電気光学機器1の厚さを維持しつつ、その長さ若しくは幅を短くできる利点がある。
【0031】
また、従来の電気光学機器には、バックライト112と筐体114との間に回路基板113を挟み込み構成されるものもある(図示省略)。かかる構成では、回路基板113をバックライト112の側方に配置する電気光学機器100と比較して、より総厚が大きいという問題点がある。この点において、この電気光学機器1では、バックライト12下方の隙間g2が形成され、且つ、この隙間g2に回路基板13を挿入して配置するので、上記従来の電気光学機器と比較して、より薄型化できる利点がある。
【0032】
また、従来の電気光学機器100では、シールド110の壁面110b、110cの下端に係止片132,133を設け、これらにより内部に収容したバックライト112を係り留めていた(図10参照)。しかしながら、かかる構成では、シールド110と電気光学パネル111とバックライト112とから成るユニットの総厚が、シールド110aの上面から、高い方の壁面110bにある係止片132の下端までの寸法となる。この点において、この電気光学機器1では、シールド110の壁面10bの中段に係止片32を設ける。そして、電気光学機器1の組立状態にて、シールド10は、バックライト12を固定するにあたり、一方の係止片32、32をリフレクタ部53aの係止穴54,54に挿入し、他方の係止片33をシャーシ部53bの端部に係り留める。すると、シールド10の係止片32は、バックライト12の下方にはみ出さない。したがって、シールド10と電気光学パネル11とバックライト12とから成るユニットの総厚は、シールド10の上面10aからバックライト12のリフレクタ部53aの底面までの厚さとなる。これにより、係止片32の厚さ分だけ、ユニットの総厚を小さくできる利点がある。特に、近年の電気光学機器では、携帯電話機に代表されるように、薄型化の要請が極めて高い。そして、各企業は、かかる要請に対応するため、わずかコンマ何ミリメートル程度の厚みにも注意を払い、多額の研究費を投じる傾向にある。この点において、シールド10の係止片の厚さ(一般には、0.2mm程度)を省略できる構成は、当業者にとって極めて有用である。なお、電気光学機器1において、上記ユニットの総厚は、3.0[mm]程度である。また、この電気光学機器1では、この構成と、上記したバックライト12のリフレクタ部53aおよびシャーシ部53bを一体形成した構成とにより、相乗的に製品の厚さを小さくできる利点がある。
【0033】
なお、この実施の形態において、バックライト12のシャーシ部53bは、アルミニウム製の板材をプレス加工して形成される。したがって、シャーシ部53bの下側縁部e1は、実際には、丸みを帯びた断面形状を有する。このため、導光板52の下側縁部e2は、これに合わせて、アールを付けて形成される(図6参照)。より詳細には、導光板の下側縁部e2は、シャーシ部53bの下側縁部e1よりも大きなアールを付けて形成される。これにより、導光板52を容易にシャーシ部53b内に滑り込ませて収容できる利点がある。しかしながら、かかる構成では、シャーシ部53bの下側縁部e1と、導光板の下側縁部e2とのアールが異なるため、これらの密着性が低いという問題点がある。すると、これらの間に隙間ができるため、反射膜55による光の反射効率が低下すると共に、シャーシ部53bから導光板52への伝熱効率が低下する。
【0034】
そこで、この実施の形態の変形例として、シャーシ部53bの下側縁部e1と、導光板52の下側縁部e2とをシャープエッジとし、電気光学機器1の組立状態にて、これらを密着させる構成としても良い(図7参照)。言い換えれば、シャーシ部53bの下側縁部e1における内面の断面形状を、丸みを帯びないように角張らせて形成する。これは、シャーシ部53bを、プレス加工ではなく、射出成形により形成することにより可能である。そして、導光板52の下側縁部e2における断面形状も、シャーシ部53bの下側縁部e1合致するように角張らせて、すなわちエッジを立てて形成する。また、これらの下側縁部e1,e2の角度は、等しいことが好ましい。これにより、電気光学機器1の組立状態にて、シャーシ部53bと導光板52との密着性を高められる利点がある。また、この密着性は、この電気光学機器1において反射膜55をシャーシ部53bに形成することにより、従来の反射シート126を用いる場合と比較して、より高められる。反射膜55の方が、反射シート126よりも、一般により薄く形成できるからである。
【0035】
また、上述した実施形態では、電気光学装置の一例として、液晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、エレクトロルミネッセンス装置、特に、有機エレクトロルミネッセンス装置、無機エレクトロルミネッセンス装置等や、プラズマディスプレイ装置、FED(フィールドエミッションディスプレイ)装置、LED(発光ダイオード)表示装置、電気泳動表示装置、薄型のブラウン管、液晶シャッター等を用いた小型テレビ、DMD(デジタルマイクロミラーデバイス)を用いた装置、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)と呼ばれる携帯型情報機器や携帯型パーソナルコンピュータ、パーソナルコンピュータ、デジタルスチルカメラ、車載用モニタ、デジタルビデオカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、液晶プロジェクタ、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話機、POS端末機などの電気光学装置に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気光学機器の要部を示す組立斜視図。
【図2】電気光学機器を示す側面断面図(a)および平面図(b)。
【図3】シールドを示す側面断面図(a)および底面図(b)。
【図4】電気光学パネル11を示す側面図(a)および平面図(b)。
【図5】バックライトを示す側面断面図(a)、平面図(b)および正面図(c)。
【図6】電気光学機器の要部を示す側面断面図。
【図7】変形例を示す平面図。
【図8】従来の電気光学機器を示す側面断面図。
【図9】従来の電気光学パネルを示す平面図。
【符号の説明】
1 電気光学機器、11 電気光学パネル、12 バックライト、53 収容部、51 光源、52 導光体、53a リフレクタ部、53b シャーシ部
Claims (8)
- 対向する一対の基板を貼り合わせると共に、これらの基板間に液晶材料を封入して成る電気光学パネルと、
光源、当該光源が発する光を前記電気光学パネルに導く導光体、並びに、前記光源および前記導光体を収容する収容部を有するバックライトとを含み構成され、且つ、
前記収容部が、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを有すると共に、前記リフレクタ部および前記シャーシ部を伝熱材料にて一体形成して成る電気光学機器。 - 前記シャーシ部は、前記導光体に対して面接触状態で設置される請求項1に記載の電気光学機器。
- 前記シャーシ部は、金属材料から成ると共に導光体内の光を前記電気光学パネル側に反射する反射膜を、その表面に蒸着により形成され、且つ、当該反射膜を介して前記導光体に接触する請求項1または2に記載の電気光学機器。
- 前記導光板は、前記シャーシ部側の縁部断面を角張らせて形成され、且つ、
前記シャーシ部は、組立状態にて、前記導光板の縁部に対応する内側壁面の縁部断面が、前記導光板の縁部断面に合致するように角張らせて形成される請求項1〜3のいずれか1つに記載の電気光学機器。 - 前記バックライトが、前記収容部の側壁に第1係止手段を備えると共に、前記シールドが、組立状態にて前記第1係止手段に係合する第2係止手段を、その側壁に備える請求項1〜4のいずれか1つに記載の電気光学機器。
- 前記電気光学パネルが、前記基板よりも伝熱効率の高い対向電極を前記基板間に有し、且つ、前記対向電極を前記基板の表示エリア外部まで延出すると共に当該対向電極の延出部分を前記光源または前記光源を覆うリフレクタ部の近傍に配置される請求項1〜5のいずれか1つに記載の電気光学機器。
- 光源と、前記光源が発する光を電気光学パネルに導く導光体と、前記光源および前記導光体を収容する収容部とを含み構成され、且つ、
前記収容部が、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを有すると共に、前記リフレクタ部および前記シャーシ部を伝熱材料にて一体形成して成る電気光学パネルのバックライト。 - 対向する一対の基板を貼り合わせると共に、これらの基板間に液晶材料を封入して成る電気光学パネルと、
光源、当該光源が発する光を前記電気光学パネルに導く導光体、並びに、前記光源および前記導光体を収容する収容部を有するバックライトとを含み構成される電気光学機器の製造方法において、
前記収容部に、前記光源の背面側に設置されて前記光源からの光を前記導光体側に反射するリフレクタ部と、前記導光体を収容するシャーシ部とを、伝熱材料にて一体形成することを特徴とする電気光学機器の製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003106585A JP2004309968A (ja) | 2003-04-10 | 2003-04-10 | 電気光学機器、電気光学パネルのバックライト及び電気光学機器の製造方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010170898A (ja) * | 2009-01-23 | 2010-08-05 | Videocon Global Ltd | エッジライト型部分駆動バックライトユニット及び液晶表示装置 |
KR101222534B1 (ko) * | 2005-03-22 | 2013-01-15 | 엘지디스플레이 주식회사 | 액정표시장치 |
-
2003
- 2003-04-10 JP JP2003106585A patent/JP2004309968A/ja not_active Withdrawn
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