【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明はフィルム等の巻取方法ならびに装置に係り、詳しくは巻取紙管の代わりに巻芯補助紙等の補助シートを繰り込み紙管をなくした巻取ロールを得る上記巻取方法ならびに装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
食品の包装に使用されるラップフィルム等は、通常、２０ｍ位の定尺で紙管に巻かれているが、このようなフィルムを上記のように紙管に定尺に巻き替えるため、従来、巻替機として巻取芯の掴持機構，巻取芯をドラム面上に移送せしめるターレット機構，ドラム内より該ドラム面に削設した長穴を介して切断刃を突出せしめる切断機構，切断したフィルムの切断端を次巻取り空巻取芯に巻き取らせる巻付機構等を備え、これらの各機構を夫々、作動指令に基づいて順序的に作動せしめる自動巻替機（例えば特許文献１参照）が用いられ、全自動巻取りにより巻かれている。
【０００３】
しかし近年、このようにフィルムを巻いたフィルムロールが一般家庭で使用される中で、フィルムが無くなると巻取紙管が残り、これが廃棄物となると共に、紙管のコストもかかることから、紙管を無くする方法が求められて来た。
【０００４】
そこで、これに応ずべく近時、巻取用紙管をなくする巻取方法として、連続シートと、連続シートより厚いシート片を重合させつつ、重合された連続シートとシート片の先端をタッキングし、タッキングされたシート片の対向面の接着を行うことにより軟弱芯体となし、以後、巻取軸による連続シートロール巻回を行い、所定巻径に到達後に巻取を停止し、巻取軸を収縮抜去してロール内周部において連続シートより厚い別体のシート片が巻かれている連続シートロール巻取物を得る方法（例えば特許文献２）が提案され、また、本出願人においても別途、弾性を有し、拡縮可能な可撓性シート材により筒状に形成された巻取芯を用い、同巻取芯を筒形状縮小状態で両端よりテーパーコーン状ボスを押し込み筒形状を拡大してフィルムを巻取ると共に、巻取り終了後、巻取芯両端に押し込まれたテーパーコーン状ボスを退出させて筒形状を縮小し、巻取芯を引き抜いて紙管をもたずロール状に巻かれたフィルムロールを得る方法を提案した。（特願２００３−９２６４号）
【０００５】
【特許文献１】
特公昭４８−２６８号公報
【特許文献２】
特開２００２−２６５１０２号公報
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記巻取紙管をなくする各巻取方法はいずれも巻取終了後、次の巻取操作にかかる間で一旦、巻取を停止しなければならず、全自動的にフィルム巻取りをすることができないため、ラップフィルムの如く２０ｍ位の定尺で巻取る場合には能力が落ち、巻取効率の低下は争えなかった。
【０００７】
本発明は上述の如き実状に対処し、特に全自動で巻取る装置中に巻取紙管に替わる巻芯補助シートを自動的に繰り込むことを見出すことにより、何ら能力を低下することなく、短時間でフィルム巻取りを行うことを目的とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の特徴は、先ず請求項１は、フィルムを巻取ドラム周面に圧接した巻取芯に自動的に定尺を巻き替えるにあたり、ドラム周面に圧接された満巻に近い巻取芯と、次の巻取芯との中間位置で、満巻時、巻取ドラム内に設けた切断刃をドラム面の略全巾にわたり設けられている細長切口より突出して走行するフィルムを切断し、切断端部を次巻取芯に巻き付かせるフィルム等の巻取りにおいて、前記切断し切断端部が巻き付けられた次巻取芯にフィルムが略１．５周巻かれたとき、次巻取芯手前位置で巻芯補助紙等の巻芯補助シートをフィルム上に重合するよう繰り入れ略巻取芯の３〜５周程度の長さ巻き込んで巻取り、巻取り後、巻芯補助シートと共に巻き取られたフィルムロールを巻取芯より抜去する巻取方法である。
【０００９】
請求項２，３は上記巻取りに用いる巻取芯の構成ならびに該巻取芯による巻取時、ならびに抜去時の各態様に係り、請求項２は巻取芯を拡縮可能な巻取芯とし、巻取り時、拡大状態で巻取り、巻取り終了後は巻取芯を縮小して巻芯補助シートと共に巻き取ったフィルムロールを引き抜く方法であり、請求項３は巻取芯を拡縮可能な巻取芯管とし、巻取時は巻取チャックに該巻取芯管を拡大して押し込んでフィルムを巻き取り、巻取終了時は巻取チャックから巻取芯管を取り外して縮小させ、巻芯補助シートと共に巻き取ったロールを取り出す方法である。
【００１０】
請求項４は上記巻取方法を実施するたるの装置の構成であって、巻取芯を掴持して巻取ドラム周面に圧接する巻取芯掴持機構、前記巻取ドラム軸を中心に間欠回動するターレット板，巻取ドラム面の略全幅にわたり長切口を穿設すると共に、巻取ドラムに周面に圧接された満巻に近い巻取芯と次の巻取芯との中間位置で巻取ドラム内より前記長切口を通じて切断刃を突出せしめる切断機構、及びフィルム切断端を次巻取芯に巻き付かせる巻付機構を具備してなる巻取装置において、前記切断端が巻付けられる次巻取芯の手前位置に巻芯補助シートを引き出し、繰り込む繰り込みローラと、中間に切断刃挿入部を設けたガイド板からなる巻芯補助シート繰り込み機構を付設せしめたことを特徴とする。
【００１１】
【作用】
上記本発明巻取方法ならびに装置によれば、長尺原反より巻き戻されたフィルムは引出しロール，ガイドロールを介してドラム表面に至り、巻取位置にてドラムの回動に従動回転している巻取芯に巻き取られるが、予め設定せしめたフィルムの巻取長設定値に近くなるとターレット板の旋回により巻き取った満巻に近い巻取芯は次位置に移動し、次の巻取芯がさきの巻取時の巻取芯位置に移動すると共に、ホッパー部で空巻取芯を掴持する。
同時に前記巻き取られた巻取芯の巻取長が満巻設定値になると切断刃が突出してフィルムを切断し、切断端を次の巻取芯に巻き付かせる。
この時、巻取芯外周に約１．５周程度に巻き付いた状態で付設されている巻芯補助シート繰り出し機構より繰り出された巻芯補助シートを走行するフィルム上面に重ねて繰り込み、自動的にフィルムと共に巻芯補助シートを巻き取る。そして、巻取芯の３〜５周程度の長さが巻き取られるときに、巻芯補助シートをガイド板途中の切断刃により切断し、再び次回に備える。
爾後、フィルムの連続巻取り、切断及び次巻取芯外周への巻き付け，巻芯補助シート繰り込み及び補助シート切断，補助シートを３〜５周含むフィルムロールの巻取り形成を自動的に継続することにより、ラップフィルムの如き定尺フィルムロールにおいて全自動で効率よく巻取りが可能となる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、更に添付図面を参照し、本発明の具体的実施の形態を詳述する。
【００１３】
図１は本発明に係る巻取装置の１例で、ドラム表面巻取による多軸ターレットチャック方式の巻取機であって、図中、Ｓは合成樹脂フィルム等の長尺原反であり、巻取芯１に巻装したロール状のもので引き出されるフィルムＳ′は電動機２等の適宜の駆動源により積極的に駆動される１対の引出しロール３，３及びガイドロール４，４，４に巻き戻されて巻取りドラム５表面に至り、該ドラム５上に載置され適宜の圧力にてドラム５に圧接され、かつドラム５の回動に従動している巻取芯６″に巻き取られる如くなっている。
【００１４】
前記ドラム５は円周が１〜２ｍ等の如く一定長に製作されていて、前記電動機２により適宜の動力伝達機構９を介して引出しロール３およびガイドロール４と同一の表面速度で回動されている。
更にドラム５外周には該軸方向に平行する長切口７がドラム５の略々全幅に亘って穿設されている。
【００１５】
８は多軸ターレット板で、ドラム５軸周りに回動し得る如く配設され、図示例においては６軸となっているが、この軸数は適宜、設計変更し得るものである。
このターレット板８は板中心に固着された歯車がクラッチ機構，ブレーキ機構を介して動力伝達機構９に連結され、必要時に１／ターレット軸数（図示例においては１／６）回転だけ間欠的に回転する。
【００１６】
また、上記ターレット板８先端部にはピン１０を固着するボス部１１を有し、ピン１０にチャック１２用軸受を遊嵌せしめて、該軸受を適宜の引張りばね（図示せず）により常にドラム５軸芯方向に引張し、チャック軸（図示せず）に嵌合するチャック１２により掴持された巻取芯６を巻取ドラム５表面に圧接せしめる如くなっている。
また、チャック１２の端部周縁には鍔が縁設されていて、カム１６により鍔が誘導されてチャック１２がチャック軸方向に移動するようになっている。
【００１７】
前記カム１６は図に示す如く、ドラム５軸芯を中心とする略々半円形状のもので製品取り出しシュート１７部より巻取芯ホッパー１８部に亘って配設されていて、ターレット板８の回動によって移動するチャック１２は前記カム１６に沿って巻取機の外方向に拡げられてチャック１２は掴持している満巻取芯６″を前記シュート１７部Ａで開放し、これを機外に放出した後、巻取芯ホッパー１８部Ｂでカム１６による規制を解かれて前記ばね圧により巻替機の内方向に押し戻され、ホッパー１８よりドラム５面上に送り出され待機している空巻取芯６を両側より掴持する如く作動する。
なお、図中の１９は前述した巻取ドラム５内に固定されたソレノイド・流体圧シリンダー等の駆動源であり、該駆動源１９のロッドには切断刃２０が係止され、ドラム軸芯より前記長切口７方向に切断刃２０を前進又は後退せしめ図１の切断刃位置より１８０°移動した上方位置の満巻取芯６″と次巻取芯６′との間において切断刃２０が前進し、刃先が長切口７を通してドラム周面に突出してドラム表面に送りだされているフィルムＳ′を切断せしめるようになっている。
【００１８】
また、２１は空気ノズルよりなる巻き付け機構であり、ドラム軸芯に設けた空気供給管と、ゴム管などの連絡管２２によって接続されていて、前記ノズル２１より長切口７部にドラム内方から空気を噴出せしめて、前記切断刃２０によって切断されたフィルム端部を次巻取芯６′に巻き付かせる如く作用する。
空気ノズルによる空気噴出はドラム外のフィルム切断位置斜上方より噴出せしめるようにしてもよい。
しかして、上記構成の巻取機における前記ターレット板８の間欠運転，切断刃２０の往復作動，空気噴出による切断端巻付け等は随時、順序動作指令に従って作動されるものである。
【００１９】
以上のような構成からなる巻取機において、本発明は更にその特徴として、切断巻付かされた次巻取芯６′の手前位置にロール状巻芯補助シートＰと繰り込みローラ１５，ガイド板１３，ガイド板中間の切断刃１４出入機構からなる巻芯補助シートの繰出機構が設けられ、巻付けられた次巻取芯６′に略１．５周巻かれたときに走行されるフィルム上に重ねて、巻芯補助シートＰを繰り込み、巻取芯の３〜５周程度の長さをフィルム共に繰り入れて巻取るようになっている。
ここで、巻芯補助シートは通常、紙シートであり、可及的巻取フィルムと略同一の補助紙シートを用いることが好ましい。
しかし、別段、これに拘束されるものではない。
【００２０】
本発明は以上のような装置構成からなり、次のその装置にもとづく巻取り態様を図２〜図４にもとづいと説明すると、図２は巻取中の状態、図３（イ）は巻軸ターレット回動により満巻ロールＲが移動後、次の巻取芯６′を巻取位置で巻取ドラム５に圧接させ、その中間において切断刃２０によりフィルムを切断し、巻取芯６′に切断端を巻き付かせる状態、図３（ロ）は満巻ロールＲが退去され、次の巻取芯６′で１．５周程度、フィルムが巻かれるよう、巻芯補助シートＰがガイド板１３を通してフィルム上に重合して繰り込まれている状態、図３（ハ）は巻芯補助シートが所定長さ、即ち、巻取芯に３〜５周程度巻かれたとき、切断刃１４により切断されている状態で、ここで巻芯補助シートの繰り込みは終了する。
【００２１】
図３（ニ）は以上の作用が終了し、次の巻取りが続けられている状態で、この図３の（イ）〜（ニ）の状態を経て本発明の特徴である巻芯補助シートの繰り込みが行われる。
特に上述の如く本発明の巻取りにおいて、巻始めの１．５周程度、フィルムが巻き付けられた後、巻芯補助シートが繰り入れられて巻芯補助シートの繰り込みは巻取芯への巻始めの３〜５周程度であること、しかも該補助シートはフィルム上に載せられて巻かれ、フィルムの内面に配層されることによって巻取芯を抜去した後も、フィルムロールの内層部はその形態を保持し、巻取芯の代用効果が充分、果たされることになる。
【００２２】
図４（イ），（ロ），（ハ）は上記のフィルムＳ′の走行と、巻芯補助シートＰの繰り込みの態様の詳細を示すものであり、これによりフィルムが巻かれるロールは図５に示すようにフィルムＳ′の内面側に交互に３〜５層の巻芯補助シートＲが内装されたフィルムロールが得られる。
この場合、フィルムロールの巻取芯に接するロール最内層面はフィルムとなっており、繰り込まれた巻芯補助シートは該最内層フィルムと次層のフィルムとの間、次層のフィルムと次々層のフィルムの間というようにフィルムと交互に渦状に巻装される。
なお、上記本発明における巻取りにおいて使用される巻取芯は巻取終了後の巻取芯抜去を容易とするため拡縮可能な巻取芯の使用が好ましく、通常、使用される。
【００２３】
拡縮可能な巻取芯は既知のものであり、例えばバネ鋼シートまたはプラスチック材シートの如く弾性を有して拡縮可能な可撓性シートにより筒状に形成してなる巻取芯であり、巻取時は拡大状態で巻取り、巻取り終了後は該巻取芯を縮小して巻芯補助シートと共に巻き取られたフィルムロールより引き抜かけることにより、巻取芯を有しないフィルムロールとする。
上記、巻取芯の拡縮にあたっては、本出願人がさきに提案した如く上記巻取芯を筒形状縮小状態において両端よりテーパーコーン状ボスを押し込み筒形状を拡大してフィルムを巻取ると共に、巻取り終了後、該巻取芯両端に押し込まれた前記テーパーコーン状ボスを退去させて巻取芯筒形状を縮小し、巻取芯を引き抜いてロール状に巻かれたフィルムロールを取り外すようにする。
【００２４】
以上の巻取りにおいてはフィルムの走行による巻取芯１．５周巻取時における切断所要長さの巻芯補助シートの繰り込みは、作動を停止させることなく全自動で可能となり、フィルムの定尺巻取り効率を何ら低下させることなくフィルムロールが形成される。
【００２５】
本発明は以上のようにフィルムを自動的に巻取芯に定尺を巻き替えるにあたり、巻取ドラム周面に圧接した満巻に近い巻取芯と、次巻取芯との中間位置で、満巻時、巻取ドラム内に設けた切断刃をドラム面の略全巾にわたり設けられている細長切口に突出して走行するフィルムを切断すると共に、切断端部を次の空巻取芯に巻き付かせる方法において、切断巻付けられた次巻取芯にフィルムが略１．５周巻かれた時に次巻取芯手前に巻芯補助シートを略巻取芯の３〜５周程度の長さをフィルムと共に巻き取るようにしたものであり、走行フィルムの巻取り途次にフィルムに重ねて所要長さ切断された巻芯補助シートを３〜５周繰り込む操作のみによるから、フィルムの巻取りは何ら停止させる必要なく、従って全自動で作動することが可能となり、フィルム巻取能力を何ら落とすことなく、定尺フィルムロールを短時間で形成することを可能として巻取紙管を有しないフィルムロールの生産効率を向上し、コスト低減を計ることができる。
【００２６】
本発明は特に一般家庭で使用される２０ｍ程度の比較的短い定尺ラップフィルムのロール形成に頗る有効であるが、同様にして効率を向上せしめる他のロール巻取りにも随時、適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る巻取装置の１例を示す概要図である。
【図２】本発明の要部を示す巻取中の概要図である。
【図３】本発明に係る巻取りの工程説明図で、（イ）は巻軸ターレット後、フィルム切断時の態様図、（ロ）は巻芯補助シート繰り込み時の態様図、（ハ）は巻芯補助シート切断時の態様図、（ニ）は巻取続行状態図である。
【図４】巻芯補助シートの繰り込み態様をを示す図で、（イ）は繰り込み始め、（ロ）は１周巻いた状態、（ハ）は３周巻いた状態を示す。
【図５】本発明により得られた巻芯補助シート繰り込みフィルムロールの１例を示す。
【符号の説明】
５ 巻取ドラム
６ 巻取芯
６′ 次巻取芯
７ 細長切口
１３ ガイド板
１４ 巻芯補助シート切断刃
１５ 繰り込みローラ
２０ フィルム切断刃
Ｓ′ フィルム
Ｐ 巻芯補助シート[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a method and an apparatus for winding a film or the like, and more particularly, to the above-described winding method and apparatus for obtaining a winding roll in which an auxiliary sheet such as a core auxiliary paper is removed instead of a winding paper tube to eliminate a paper tube. is there.
[0002]
[Prior art]
A wrap film or the like used for packaging food is usually wound around a paper tube at a fixed length of about 20 m. In order to rewind such a film into a fixed length on a paper tube as described above, conventionally, As a rewinding machine, a mechanism for gripping the winding core, a turret mechanism for transferring the winding core onto the drum surface, a cutting mechanism for projecting the cutting blade from the inside of the drum through a long hole cut into the drum surface, and cutting. An automatic rewinding machine that includes a winding mechanism that winds the cut end of the film around the next winding empty winding core, and operates each of these mechanisms in order based on an operation command (for example, see Patent Document 1) ) Is used and wound by fully automatic winding.
[0003]
However, in recent years, when a film roll wound with such a film is used in ordinary households, when the film runs out, a wound paper tube remains, and this becomes waste, and the cost of the paper tube is increased. A way to get rid of it has been sought.
[0004]
Therefore, recently, in response to this, as a winding method for eliminating the winding paper tube, a continuous sheet and a sheet piece thicker than the continuous sheet are superimposed, and the superposed continuous sheet and the front end of the sheet piece are tacked. By forming a soft core by bonding the opposing surfaces of the tacked sheet pieces, the continuous sheet roll is wound by a winding shaft, and after reaching a predetermined winding diameter, winding is stopped, and the winding shaft is A method of obtaining a continuous sheet roll wound material in which a separate sheet piece thicker than the continuous sheet is wound on the inner peripheral portion of the roll by contraction and extraction (for example, Patent Document 2) has been proposed. Using a take-up core formed of a flexible sheet material that has elasticity and expandable and contractible, press the taper cone-shaped boss from both ends of the take-up core in a state where the shape of the take-up core is reduced, and enlarge the tubular shape. Take up the film At the same time, after the winding is completed, the tapered cone-shaped boss pushed into both ends of the winding core is retracted to reduce the cylindrical shape, and the winding core is pulled out and the film roll wound in a roll shape without a paper tube is removed. Suggested how to get. (Japanese Patent Application No. 2003-9264)
[0005]
[Patent Document 1]
JP-B-48-268 [Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 2002-265102
[Problems to be solved by the invention]
However, in each of the winding methods for eliminating the above-mentioned winding paper tube, once the winding is completed, the winding must be stopped once during the next winding operation, and the film must be fully automatically wound. Therefore, when the film is wound at a fixed length of about 20 m, such as a wrap film, the ability is lowered, and the reduction of the winding efficiency cannot be contested.
[0007]
The present invention addresses the situation as described above, and in particular, finds that the core auxiliary sheet that replaces the take-up tube is automatically fed into a fully automatic winding device, thereby reducing the capacity for a short period of time without any reduction in capacity. The purpose of this is to wind the film.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The first feature of the present invention that achieves the above object is that, in automatically rewinding a fixed length to a take-up core in which a film is pressed against a winding drum peripheral surface, a full-wound press-contacted drum peripheral surface is used. At the intermediate position between the take-up core close to and the next take-up core, when fully wound, the cutting blade provided in the take-up drum protrudes from the elongated cut provided over substantially the entire width of the drum surface and runs. In the winding of a film or the like in which the film is cut and the cut end is wound around the next winding core, when the film is wound about 1.5 times around the next winding core on which the cut and cut end is wound. At the position just before the next winding core, a core auxiliary sheet such as a core auxiliary paper is fed in such a manner as to be superimposed on the film, wound around a length of about 3 to 5 turns of the winding core, wound, wound, and wound. A winding method for removing a film roll wound with an auxiliary sheet from a winding core. .
[0009]
Claims 2 and 3 relate to the configuration of the winding core used for the winding, and each mode at the time of winding by the winding core and at the time of removal. Claim 2 is a winding core that can be expanded and contracted. A winding method in which the film is wound in an enlarged state at the time of winding, and after the winding is completed, the winding core is reduced to pull out the film roll wound together with the winding core auxiliary sheet. At the time of winding, the film is wound up by enlarging and pushing the winding core tube into the winding chuck, and at the end of winding, the winding core tube is removed from the winding chuck to reduce the size. This is a method of taking out the roll wound up together with the core auxiliary sheet.
[0010]
Claim 4 is a configuration of a device for carrying out the winding method, wherein the winding core gripping mechanism grips the winding core and presses against the peripheral surface of the winding drum. A turret plate that rotates intermittently, a long cut is made over substantially the entire width of the winding drum surface, and an intermediate portion between the winding core close to full winding pressed against the circumferential surface of the winding drum and the next winding core. A winding mechanism comprising: a cutting mechanism for projecting a cutting blade from the inside of the winding drum through the long slit at a position; and a winding mechanism for winding a film cut end around a next winding core. It is characterized in that a rewinding roller for pulling out and rewinding the core auxiliary sheet at a position before the next winding core to be attached and a core auxiliary sheet rewinding mechanism comprising a guide plate provided with a cutting blade insertion portion in the middle are provided. I do.
[0011]
[Action]
According to the winding method and apparatus of the present invention, the film unwound from the long web reaches the drum surface via the drawer roll and the guide roll, and is rotated by the rotation of the drum at the winding position. When the film length approaches the preset winding length of the film, the turret plate turns to move the winding core, which is almost full, to the next position. The core is moved to the take-up core position at the time of take-up, and the hopper portion holds the empty take-up core.
At the same time, when the winding length of the wound winding core reaches the full winding set value, the cutting blade protrudes to cut the film, and the cut end is wound around the next winding core.
At this time, the core auxiliary sheet fed out from the core auxiliary sheet feeding mechanism attached in a state of being wound about 1.5 times around the winding core outer periphery is overlaid on the upper surface of the running film and automatically transferred. The core assist sheet is wound up together with the film. Then, when the length of about 3 to 5 turns of the winding core is wound, the winding core auxiliary sheet is cut by a cutting blade in the middle of the guide plate, and is prepared again for the next time.
Thereafter, the continuous winding and cutting of the film and the winding around the outer periphery of the next winding core, the winding of the auxiliary core sheet and the cutting of the auxiliary sheet, and the continuous formation of the film roll winding including the auxiliary sheet 3 to 5 times automatically. Thereby, it becomes possible to perform fully automatic and efficient winding on a fixed-size film roll such as a wrap film.
[0012]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, specific embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0013]
FIG. 1 shows an example of a winding device according to the present invention, which is a winding machine of a multi-axis turret chuck system by winding a drum surface, in which S is a long material such as a synthetic resin film, The film S 'drawn by a roll wound on the winding core 1 is a pair of draw rolls 3, 3 and guide rolls 4, 4, 4 actively driven by an appropriate driving source such as an electric motor 2. To the surface of the winding drum 5, and is wound on a winding core 6 ″ which is placed on the drum 5, is pressed against the drum 5 with an appropriate pressure, and is driven by the rotation of the drum 5. It is being taken.
[0014]
The drum 5 has a constant length such as 1 to 2 m in circumference, and is rotated by the electric motor 2 at the same surface speed as the pull-out roll 3 and the guide roll 4 via an appropriate power transmission mechanism 9. ing.
Further, a long cut 7 parallel to the axial direction is formed in the outer periphery of the drum 5 over substantially the entire width of the drum 5.
[0015]
Reference numeral 8 denotes a multi-axis turret plate which is arranged so as to be rotatable around the axis of the drum 5 and has six axes in the illustrated example, but the number of axes can be changed as appropriate.
The turret plate 8 has a gear fixed at the center of the plate connected to a power transmission mechanism 9 via a clutch mechanism and a brake mechanism, and intermittently rotated by 1 / turret shaft number (1/6 in the illustrated example) when necessary. Rotate.
[0016]
The turret plate 8 has a boss 11 at the tip thereof for fixing the pin 10 thereon. A bearing for the chuck 12 is loosely fitted on the pin 10 and the bearing is always drum-fitted by an appropriate tension spring (not shown). The take-up core 6 gripped by the chuck 12 fitted to a chuck shaft (not shown) is pressed against the surface of the take-up drum 5 by being pulled in the direction of the five axes.
Further, a flange is provided on the periphery of the end of the chuck 12, and the flange is guided by the cam 16 so that the chuck 12 moves in the chuck axial direction.
[0017]
As shown in the figure, the cam 16 has a substantially semicircular shape centered on the axis of the drum 5 and is disposed from the product take-out chute 17 to the take-up core hopper 18 to form the turret plate 8. The chuck 12 that is moved by the rotation is extended outward of the winder along the cam 16, and the chuck 12 releases the gripping full take-up core 6 ″ by the chute 17 A, which is released. After being discharged outside the machine, the restriction by the cam 16 is released at the winding core hopper 18B, the spring is pushed back inward by the spring pressure, and is sent out from the hopper 18 onto the surface of the drum 5 to wait. It operates so as to hold the empty take-up core 6 from both sides.
Reference numeral 19 in the drawing denotes a drive source such as a solenoid or a fluid pressure cylinder fixed in the above-described winding drum 5, and a cutting blade 20 is fixed to a rod of the drive source 19, and the cutting blade 20 is connected to the shaft of the drum. The cutting blade 20 is moved forward or backward in the direction of the long cut 7 so that the cutting blade 20 moves forward between the full take-up core 6 ″ and the next take-up core 6 ′ at an upper position which is shifted by 180 ° from the cutting blade position in FIG. The cutting edge protrudes to the drum peripheral surface through the long cut 7 to cut the film S 'sent to the drum surface.
[0018]
Reference numeral 21 denotes a winding mechanism composed of an air nozzle, which is connected to an air supply pipe provided on the drum shaft and a communication pipe 22 such as a rubber pipe. The air is blown out to act so that the end of the film cut by the cutting blade 20 is wound around the next winding core 6 '.
The air jet by the air nozzle may be jetted from obliquely above the film cutting position outside the drum.
The intermittent operation of the turret plate 8, the reciprocating operation of the cutting blade 20, and the winding of the cutting end by air jetting in the winding machine having the above-described structure are operated at any time according to the sequential operation command.
[0019]
In the winding machine having the above-described configuration, the present invention further has a feature in that the roll-shaped core auxiliary sheet P, the revolving roller 15, and the guide plate 13 are located at a position before the next winding core 6 'wound and cut. And a feeding mechanism for a core auxiliary sheet comprising a cutting blade 14 insertion / reception mechanism in the middle of the guide plate, which is provided on a film which runs when it is wound about 1.5 times around the wound next winding core 6 '. The winding core auxiliary sheet P is laid over, and the length of about 3 to 5 turns of the winding core is wound with the film together.
Here, the core auxiliary sheet is usually a paper sheet, and it is preferable to use an auxiliary paper sheet that is substantially the same as the rollable film.
However, they are not otherwise restricted.
[0020]
The present invention has the above-described apparatus configuration, and the following winding mode based on the apparatus will be described with reference to FIGS. 2 to 4. FIG. 2 shows a state during winding, and FIG. After the full roll R moves by the rotation of the turret, the next winding core 6 ′ is pressed against the winding drum 5 at the winding position, and the film is cut by the cutting blade 20 in the middle of the winding core 6 ′. In the state where the cut end is wound, FIG. 3 (B) shows that the full roll R is retracted, and the core auxiliary sheet P is guided by the guide plate so that the film is wound about 1.5 times around the next winding core 6 '. FIG. 3C shows a state where the core auxiliary sheet is wound to a predetermined length, that is, about 3 to 5 turns around the winding core. In the cut state, the winding of the core assisting sheet ends here.
[0021]
FIG. 3 (d) shows a state in which the above operation is completed and the next winding is continued, and through the states of FIGS. 3 (a) to 3 (d), a core assist sheet which is a feature of the present invention. Is performed.
In particular, in the winding of the present invention, as described above, after the film is wound around the start of winding for about 1.5 turns, the core assisting sheet is fed in, and the winding in of the core assisting sheet is started at the winding core. The length of the auxiliary sheet is about 3 to 5 turns, and the auxiliary layer is placed on the film and wound, and the inner layer portion of the film roll retains its shape even after the winding core is removed by being layered on the inner surface of the film. And the effect of replacing the winding core is sufficiently achieved.
[0022]
FIGS. 4A, 4B and 4C show details of the running of the film S 'and the roll-in of the core assisting sheet P. The roll on which the film is wound is shown in FIGS. As shown in (1), a film roll in which three to five layers of core auxiliary sheets R are alternately provided on the inner surface side of the film S 'is obtained.
In this case, the innermost layer surface of the roll in contact with the winding core of the film roll is a film, and the rolled-in core auxiliary sheet is located between the innermost layer film and the next layer film, the next layer film one after another. It is spirally wound alternately with the film, such as between layers of film.
The winding core used in the winding in the present invention is preferably a winding core that can be expanded and contracted in order to facilitate removal of the winding core after the winding is completed, and is usually used.
[0023]
The expandable and retractable winding core is a known winding core formed by a flexible sheet having elasticity such as a spring steel sheet or a plastic material sheet and capable of being expanded and contracted. At the time of winding, the film is wound in an enlarged state, and after winding is completed, the winding core is reduced and pulled out from the film roll wound together with the winding core auxiliary sheet to obtain a film roll having no winding core.
In expanding and reducing the take-up core, as the applicant has previously proposed, the take-up core is pressed into a tapered cone-shaped boss from both ends in a state where the cylindrical shape is reduced, and the cylindrical shape is expanded and the film is wound up. After the take-up is completed, the tapered cone-shaped boss pushed into both ends of the take-up core is retracted to reduce the shape of the take-up core cylinder, and the take-up core is pulled out to remove the film roll wound in a roll shape. .
[0024]
In the above-mentioned winding, the winding core auxiliary sheet having a required cutting length at the time of winding the winding core 1.5 times by running the film can be fully automatic without stopping the operation. A film roll is formed without any reduction in winding efficiency.
[0025]
The present invention automatically rewinds the fixed length to the winding core as described above, and the winding core close to full winding pressed against the winding drum peripheral surface, at an intermediate position between the next winding core, When fully wound, the cutting blade provided in the take-up drum protrudes through a narrow slit provided over substantially the entire width of the drum surface to cut the running film, and the cut end is wound around the next empty take-up core. In the method of attaching, when the film is wound about 1.5 times around the next winding core cut and wound, the winding core auxiliary sheet is disposed in front of the next winding core in a length of about 3 to 5 rotations of the winding core. Is wound up together with the film, and the winding of the film is performed only by the operation of winding the running core film and winding the core auxiliary sheet, which has been cut to a required length on the film, for 3 to 5 turns. Does not need to be stopped at all, so it can operate fully automatically Ri, without degrading the film winding capacity in any way, to improve the production efficiency of no film roll of paper roll tube as possible to form in a short time Blank film roll can measure the cost.
[0026]
The present invention is very effective especially for forming a roll of a relatively short fixed-length wrap film having a length of about 20 m used in ordinary households. However, the present invention can be applied to any other roll winding to improve the efficiency in a similar manner. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an example of a winding device according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing a main part of the present invention during winding.
3A and 3B are explanatory diagrams of a winding process according to the present invention, wherein FIG. 3A is a diagram showing a state after cutting the film after the reel turret, FIG. FIG. 4D is a view showing a state in which the winding core auxiliary sheet is cut, and FIG.
FIGS. 4A and 4B are diagrams showing a winding mode of a core assisting sheet, wherein FIG. 4A shows a winding start state, FIG. 4B shows a state of being wound once, and FIG.
FIG. 5 shows an example of a core roll auxiliary sheet rewinding film roll obtained according to the present invention.
[Explanation of symbols]
5 Winding drum 6 Winding core 6 'Next winding core 7 Slender cut 13 Guide plate 14 Core auxiliary sheet cutting blade 15 Roll-in roller 20 Film cutting blade S' Film P Core auxiliary sheet
