JP2004305412A - 誘導加熱炊飯器 - Google Patents

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Shozo Ohashi
省三 大橋
Kenji Fujiwara
健二 藤原
Sakae Morikawa
栄 森川
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Abstract

【課題】耐衝撃性がよく、しかも、胴部がその下部近くにまで及ぶ操作部を有した形態にて誘導加熱コイルからの交番磁界が及んだとしても集中した発熱が生じるのを防止できるようにする。
【解決手段】外装ケース5の金属部材よりなる胴部5aの下端に外装ケース5の底部5bを前記金属部材により一体形成したことにより、上記の目的を達成する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は誘導加熱炊飯器に関するもので、詳しくは、内鍋を着脱できるように収容し、この内鍋を誘導加熱する誘導加熱コイルと制御系とをそれらの発熱部を冷却する冷却ファンとともに装備した器体を備え、器体は内鍋を収容する内側の保護ケースと、外回りを外装する外装ケースとで構成した誘導加熱炊飯器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の誘導加熱炊飯器で、耐衝撃性を有し、油汚れにたいしても清掃しやすい点で、外装ケースの外枠である胴部に金属材料を用いながら、誘導加熱コイルと胴部との間に設けた変形防止枠によって打痕などの塑性変形が生じるのを防止できるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。また、別に、誘導加熱コイル配置域の外周まわりに設けた防磁板によってコードリールおよび胴部を誘導加熱コイルから隔絶し、コードリールおよび胴部が金属材料よりなっていても、電磁作用によって発熱したり、磁界が外部に漏れたりするのを防止するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0003】
一方、図8、図9に示すように器体aの外装ケースbを合成樹脂製の肩部kと金属製の胴部cと合成樹脂製の底部dとで形成し、器体aの前面に設ける操作部eを器体aの蓋fで閉じる開口近くから胴部cの下部にまで及ぶ形態に設けて、広い操作面を確保し見やすく操作しやすいものとすることも知られている(例えば、特許文献3参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−025435号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2001−017314号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2001−299572号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献1、2に記載の金属製の胴部はいずれも円筒をなしており、上端が合成樹脂製の肩部の内側段部と、下端が合成樹脂製の底部の内側段部とそれぞれ嵌め合せて、肩部および底部間を、直接または間接に互いを引き付け合い連結することによって一体にしている。このため、器体をその組立時や使用時に落すようなことがあると、その衝撃によって胴部の上端や下端が肩部や底部の内側段部から内側に外れて肩部や底部の内側に入り込み前記連結が緩み、器体の一体化が損なわれることがある。ときには胴部が肩部や底部への入り込みに際して変形してしまい修復できない場合もある。
【0008】
また、図8、図9に示し、特許文献3に記載されているものでも、金属製の胴部cと合成樹脂製の底部dとの嵌め合わせ部において同じことが生じる。また、合成樹脂製の底部dはその立ち上がり周壁qの内側に補強リブrを周方向に多数設ける必要があり、そのような配設スペースのために器体aの底部回りを徒に大型化したり、必要最小限のスペース設定にすると冷却ファンsからの送風の通りを邪魔して冷却効率を低下させる問題がある。図8、図9に示し、特許文献3に記載されているものでは、さらに、胴部cの周方向における操作部eが設けられて高さが小さくなっている部分mで特に発熱しやすく、通常時以上の防磁対策が必要なことを知見し、特に、メインとなる底部の誘導加熱コイルnと胴部bとの間に防磁部材pを設けて対応した。これにつき、本発明者が種々に実験をし検討を重ねたところ、誘導加熱コイルnからの交番磁界が及んで渦電流が発生すると、この高さの小さな部分で通電抵抗が高くなることが、集中して発熱する原因であると思われた。そこで、このように極端に小さな高さ部分を広げると集中した発熱を緩和することができた。また、別の実験では筒型の胴部cに端部補強のための図10に示すような縁巻部gがあったり、図11に示すように胴部cおよび底部d共に金属製とするために、絞り度が高すぎて加工が困難なところから、金属製の胴部cと金属製の底部dとをはぜ部jにて結合する構造としたりすると、これら縁巻部gやはぜ部jは誘導加熱コイルnのメインのものとほぼ同じ高さ位置で対向し合うこともあって、集中した発熱が発生しやすく解消し切れない。これは、縁巻部gやはぜ部jには金属部材どうしの部分的な接触、不接触がどうしても発生して、通電抵抗が高く成る部分で集中して発熱するものと思われる。しかも、縁巻部gやはぜ部jは汚れや湿気が付着して溜まりやすく衛生的でないし錆の原因ともなる。これによっても局部的に集中した発熱部となることもある。
【0009】
本発明の目的は、以上のような知見に基づき、耐衝撃性がよく、しかも、胴部がその下部近くにまで及ぶ操作部を有した形態にて誘導加熱コイルからの交番磁界が及んだとしても集中した発熱が生じるのを防止できる誘導加熱炊飯器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の誘導加熱炊飯器は、内鍋を着脱できるように収容し、この内鍋を誘導加熱する誘導加熱コイルと制御系とをそれらの発熱部を冷却する冷却ファンとともに装備した器体を備え、器体は内鍋を収容する内側の保護ケースと、外回りを外装する外装ケースとで構成した誘導加熱炊飯器において、前記外装ケースの金属部材よりなる胴部の下端に外装ケースの底部を前記金属部材により継ぎ目なく一体形成したことを特徴としている。
【0011】
このような構成では、胴部と底部が金属材料にて継ぎ目なく一体に形成されているので、従来のような金属製の胴部と合成樹脂製の底部との接続がなく、落下したときに一方が他方に入り込むようなことが生じない。同時に、胴部および底部が継ぎ目なく一体に連続し胴部の下端部に連続した底部への回り込み部を持った3次元形状をなしているので、曲げ剛性が高く落下しても変形しにくい。これらによって、耐変形性が向上し耐久性に優れたものとなる。また、回り込み部はその変形剛性、耐変形性が高いことにより合成樹脂性の底部では立ち上がり周壁の内側に周方向複数箇所にようした補強リブなどが不要であるので、そのような補強リブを配設するスペースが不要となり、器体の底部まわりをコンパクト化することができるし、その分にて通風を邪魔しない通風路を設けて冷却効率を高められる。さらに、胴部の一部に操作部などにより高さが局部的に小さくなる部分ができても、胴部下端の継ぎ目のない連続した底部への回り込みによって底部側に拡がるので、渦電流による局部的に集中した発熱部とはならない。また、胴部および底部が継ぎ目のない一体構造である金属製外装ケースははぜ部などの繋ぎ構造が不要であるので、低コストで形成できるとともに、そのような部分に汚れや湿気が溜まって不衛生となったり、錆が発生して、それが局部的に集中した発熱部となるようなことも回避することができる。従って、誘導加熱コイルから金属製の外装ケースへの電磁作用を遮断する防磁構造を省略しても少しの昇温に抑えられ製品および使用の安全はもとより、ユーザに不安を抱かせるようなことが解消する。
【0012】
胴部の下端部を含む底部域の厚みを側周域よりも大きくした、さらなる構成では、
胴部の下端部を含む底部域の3次元形状に加えた増厚により曲げ剛性がさらに向上して落下時の耐変形性もさらに高まり、一層耐久性に優れたものとなる。同時に、胴部の高さの底部への広がりに加えた増厚により局部的に集中した発熱をさらに緩和することができる。
【0013】
胴部の下端部内側に沿って冷却ファンからの送風を通す通風路を形成した、さらなる構成では、
胴部下端および底部が合成樹脂製である場合に周方向各所に必要であった補強リブなどの補強構造が、胴部の下端部を含む底部域の3次元形状による曲げ剛性、耐変形性が高いことによって不要であって、流れを乱さない通風が周方向全域の必要な範囲で達成され器体内の発熱部に冷却風をスムーズに通し十分な冷却を行うことができ、製品の安全が図れるしそのための冷却ファンの必要容量を抑えられ、製品コスト、ランニングコスト共に低減する。
【0014】
吸気口は器体の前部にあり、排気口は器体の後部にある、さらなる構成では、
器体内のほぼ全域を通風対象とすることができ、制御系に集中する発熱部はもとより、器体内のほぼ全域に及んで位置する誘導加熱コイルの全体を冷却するのに好適である。
【0015】
金属製の外装ケースの底部に形成した開口を合成樹脂製の底蓋で閉じている、さらなる構成では、
金属製の外装ケースは、曲げ剛性、耐変形性を高める胴部から底部への回り込み部を持ちながら、底部が開口していることにより絞り度が軽減されて、プレス加工によって容易に形成することができる。また、合成樹脂製の底蓋は金属製外装ケースの底部の開口を閉じることによって底部を補強することができるし、成形性が高いことにより器体の底部まわりに必要となる複雑なまたはディテールな形状や構造を与えられるので、満足な形状および構造の器体を難なく低コストで形成することができる。
【0016】
外装ケースの底部の開口縁は一重にて底蓋と接合している、さらなる構成では、
金属製の外装ケースが、曲げ剛性、耐変形性を高める胴部から底部への回り込み部を持っているのを利用して底部開口には補強用の縁巻部などを形成しない一重のまま底蓋と接合して曲げ剛性や耐変形性を損なうことがない。従って、内鍋の底部下に設けられるメインの誘導加熱コイルと対向し合う位置に縁巻部は必要でなく、そのような縁巻部が集中した発熱部となるのを回避することができる。
【0017】
外装ケースは前部の高さが後部の高さよりも低い、さらなる構成では、
外装ケースの前部は後部よりも低く、側面での面積は小さくなるが、底部への継ぎ目のない一体での回り込み部による広がりによって、そこでの局部発熱を防止することができる。
【0018】
本発明のそれ以上の目的および特徴は、以下の詳細な説明および図面の記載から明らかになる。本発明の各特徴はそれ単独で、あるいは可能な限り種々な組合せで複合して用いることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の幾つかの実施例について、図1〜図7を参照しながら詳細に説明し本発明の理解に供する。以下に説明するのは本発明の具体例であって、特許請求の範囲の記載を限定するものではない。
【0020】
本実施例の誘導加熱炊飯器は、図1、図2に示すような基本構成を有し、炊飯後に保温をも行ういわゆる誘導加熱炊飯ジャーの場合を示している。具体的に説明すると、金属製の内鍋1と、この内鍋1を着脱できるように収容する合成樹脂材および金属材による複合構造を持った中空の器体2と、この器体2の内鍋1を出し入れする開口を開閉する合成樹脂製の中空な蓋3とを備えている。器体2は内鍋1の収容部をなす内壁である合成樹脂製の保護枠13と、この保護枠13と上端部が合成樹脂製の肩部4により連結された外装ケース5とで構成している。
【0021】
器体2内における保護枠13の外回りには、内鍋1の底部の中央部および外周部に対向する底部内側の誘導加熱コイル6および底部外側の誘導加熱コイル7と、内鍋1の胴部に対向する胴部ヒータ8とを設けてある。胴部ヒータ8も図6の例で示すように誘導加熱コイル60とすることができる。しかし、ヒータであることにより外装ケース5への電磁的な影響を配慮する必要がない。蓋3の内側には内鍋1の口部をシールパッキン41で圧接して閉じる金属製の内蓋9を設けて、内鍋1を閉じる位置よりも張り出して器体2の肩部4の上に被さるようにしている。これに対応して器体2の肩部4の内側には前記内蓋9の外周部に対向する誘導加熱コイル11を設け、内蓋9を器体2の側から誘導加熱できるようにしている。これにより、内鍋1内での炊飯や保温を必要に応じて内鍋1内まわりの全域から加熱して行える。
【0022】
器体2の前部には図1、図2、図5に示すように、肩部4が外装ケース5の胴部5aにおける下部近くまで斜め下向きに大きく延びた操作部12を設けて、種々な操作や表示が行えるようにしている。器体2の前部は図1に示すように前記のような大きな操作部12を設けるのに、胴部5aと保護枠13の胴部との間隔が周方向に局部的に大きくなった前部拡張空間14となっている。操作部12の内側には操作部12からその樹脂ばねキー12aを介するなどして操作を受けるスイッチ類19や操作部に表示を行うランプ類を搭載した斜めの操作基板15および液晶表示部16を設け、操作基板15の下に胴部5aの前部内側に縦向きに位置する制御基板17を設け、保護枠13の前部側に沿った縦向きの電源・駆動系基板18を設けてある。
【0023】
これら操作基板15、制御基板17、電源・駆動系基板18は、前記誘導加熱コイル6、7、11および胴部ヒータ8を炊飯工程ないしは調理工程の違い、炊飯量ないしや調理量の違い、および炊飯と保温の違いに応じるなどした、初期設定され、またはおよび、操作部12にて手動設定された動作モードに従い種々の駆動状態を制御する制御系をなし、合成樹脂製のパン型をした保持部材21、22、23、あるいはそれ以上に分けた保持部、あるいは1つまたは適数にまとめた保持部によって取り付けてある。前記駆動および制御のために制御基板17は例えばチップ型のマイクロコンピュータ24を搭載し、電源・駆動系基板18はIGBT25などの発熱素子やコンデンサなどの発熱電気部品を搭載している。
【0024】
電源・駆動系基板18上の主だった発熱電気部品であるIGBT25などにはアルミニウムなど熱伝導性のよい例えば金属材料よりなるヒートシンク26を当てがいそれらの冷却を図れるようにしている。ヒートシンク26はその熱容量を利用した発熱電気部品からの吸熱だけでもそれらを冷却することはできる。しかし、図示する例では前記前部拡張空間14の保持部材22、23間にて外装ケース5の底部5b近くに位置するヒートシンク26の下に冷却ファン27を設け、外装ケース5の吸気口31から外気を吸引してヒートシンク26および発熱電気部品などに送風して冷却した後、排気口32から排出するようにしてある。もっとも、誘導加熱コイル6、7、11も発熱するのでこれにも送風して冷却できるようにするのが好適である。しかし、肩部4の誘導加熱コイル11は巻数が少なく発熱量が小さいので特に強制冷却する必要はない。内鍋1の底部に対向する誘導加熱コイル6、7は炊飯を行うメインのもので、発熱量が大きく冷却するのが好ましい。図示例では冷却ファン27は吸気口31の近くに位置して吸気した外気を冷却対象に吹きつけるいわゆる送風タイプになっている。これによって、初期吹き出しの指向性を利用して主だった冷却対象を優先的に冷却することができる。しかし、これに限られることはなく、排気口32の近くに冷却ファン27を設けて器体2内の空気の排気を図って、吸気口31から冷却ファンに至る吸気路途中にて冷却対象を冷却する吸引タイプのものとすることもできる。これによって、排気を確実に行って吸気の流れを活発にし、器体2内での通気効率、冷却効率を高めるようにもできる。
【0025】
メインの誘導加熱コイル6、7の下側にはフェライトなどの磁界安定部材28を設けて、誘導加熱コイル6、7がむらなく効率よく働くようにしている。保護枠13の底部中央にはそれに収容した内鍋1の底部が圧接する温度センサ33が設けられ、内鍋1の温度をモニタして炊飯や保温の制御に供するようにしてある。また、蓋3には内蓋9に最低位部に設けるなどした蒸気排出・おねば戻しのための通孔34を通じて炊飯中の蒸気を外部に適度に逃がす蒸気通路35を設けてある。蓋3は器体2の肩部4に後部を軸42によって開閉できるように軸支し、開き方向にばね43にて付勢している。これに対応して、蓋3がばね43によって開かれる速度を規制する図示しない制動手段が設けられる。また、蓋3の自由端側は蓋3の閉じ位置にて器体2側のロック部材44と弾性係合して係止され、不用意に開かないようにしている。一例として、この係止はロック部材44に働かせた図示しないばねの付勢によって保たれ、このばねに抗したロック部材44の係止解除方向への操作によって係止が解除され、この解除で蓋3はばね43によって自動的に開かれるようにしている。
【0026】
ここに、操作基板15、制御基板17、電源・駆動系基板18、ヒートシンク26、および冷却ファン27は器体2内の前部拡張空間14に集約配置し、その反対側の器体2の後部内に設けた前部拡張空間14よりは1/2程度と小さな後部サブ拡張空間45内にコードリール46を配置し、その余の左右両側空間47はできるだけ小さくして、器体2内に余分な空間ができるだけ生じないコンパクト設計となっており、蓋3を閉じた状態で全体が図5に示すような丸みがあり、平面より見て図3に示すような丸みのある大まかな矩形体をなすようにしている。外装ケース5の胴部5aの上部左右には合成樹脂製のハンドル48を軸支して設けてあり、肩部4の後部に図3に示すように後方へ少し張り出して設けたハンドル受け49によって図5に示す水平な伏倒姿勢位置に受け止められるようにしている。
【0027】
以上のように、本実施例の誘導加熱炊飯器は、内鍋1を着脱できるように収容し、この内鍋1を誘導加熱する誘導加熱コイル6、7と、マイクロコンピュータ24を中心とした制御系とをそれらの発熱部であるIGBT25などを冷却する冷却ファン27とともに装備した器体2を備え、器体2は内鍋1を収容する内側の保護枠13と、外回りを外装する外装ケース5とで構成した構成を有しているが、外装ケース5の強度向上、および誘導加熱コイル6、7からの誘導加熱の影響を緩和するために、外装ケース5の金属部材よりなる胴部5aの下端に外装ケース5の底部5bを前記金属部材により継ぎ目なしに一体形成している。このように、胴部5aと底部5bが金属材料にて継ぎ目なく一体に形成していると、従来のような金属製の胴部と合成樹脂製の底部との接続がなく、落下したときに一方が他方に入り込むようなことが生じない。同時に、胴部5aおよび底部5bが継ぎ目なく一体に連続し胴部5aの下端部に連続した底部5bへの回り込み部5eを持った3次元形状をなしていることにより、曲げ剛性が高く落下しても変形しにくい。これらによって、耐変形性が向上し耐久性に優れたものとなる。回り込み部5eはその変形剛性、耐変形性が高いことにより合成樹脂性の底部では立ち上がり周壁の内側に周方向複数箇所にようした補強リブなどが不要であるので、そのような補強リブを配設するスペースが不要となり、器体の底部まわりをコンパクト化することができる。
【0028】
また、そのコンパクト化する分を利用して通風を邪魔しない通風路を形成することで冷却効率を高められる。
【0029】
さらに、胴部5aの周方向一部に前部の操作部12などにより図5に示すような高さが局部的に小さくなる部分5cができても、胴部5a下端の連続した底部5bへの継ぎ目のない一体的な回り込みによって底部5b側に面積が拡がる。これによって、誘導加熱コイル6、7からの交番磁界が及んで渦電流が生じても、局部的に集中した発熱部とはならない。また、胴部5aおよび底部5bが継ぎ目のない一体構造である金属製外装ケース5ははぜ部などの繋ぎ構造が不要であるので、低コストで形成できるとともに、そのような部分に汚れや湿気が溜まって不衛生となったり、錆が発生して、それが局部的に集中した発熱部となるようなことも回避することができる。特に、図示する例では、外装ケース5は前部の高さが後部の高さよりも低い構造となっている。このため、外装ケース5の前部は後部よりも低く、側面での面積は小さくなるが、底部5bへの継ぎ目のない一体での回り込み部5eによる面積の広がりによって、そこでの局部発熱を防止することができる。
【0030】
以上から、誘導加熱コイル6、7から金属製の外装ケース5への電磁作用を遮断する防磁構造を省略しても少しの昇温に抑えられ製品および使用の安全はもとより、ユーザに不安を抱かせるようなことが解消する。外装ケース5の金属材としてはステンレス鋼一般、鋼板、鉄板のいずれでも強度的に問題はない。
【0031】
ここで、胴部5aの下端部を含む底部5b域の厚みを側周域よりも大きくすると、胴部5aの下端部を含む底部5b域の3次元形状に加えた増厚により曲げ剛性がさらに向上して落下時の耐変形性もさらに高まり、一層耐久性に優れたものとなる。同時に、胴部5aの高さの底部5bへの広がりに加えた増厚により局部的に集中した発熱をさらに緩和することができる。
【0032】
胴部5aの下端部内側に沿って冷却ファン27からの送風51を図1、図3に示す矢印のように通す通風路52を形成してある。胴部5a下端および底部5bが合成樹脂製である場合に周方向各所に必要であった補強リブなどの補強構造が、胴部5aの下端部を含む底部5b域の3次元形状による曲げ剛性、耐変形性が高いことによって不要であって、流れを乱さない通風が前記通風路52を通じ周方向全域の必要な範囲で達成され器体内の発熱部に冷却風をスムーズに通し十分な冷却を行うことができ、製品の安全が図れるしそのための冷却ファン27の必要容量を抑えられ、製品コスト、ランニングコスト共に低減する。
【0033】
図示例では、特に、通風路52は胴部5aの下端部と、これの内側に対向して器体2内に設けた図6に示すような隔壁53と、で囲って形成してあり、送風51は隔壁53の案内によって器体2内の中央側の乱雑な配置や形状部の影響も受けず、よりスムーズに通れるようにして通風効率をさらに高める。
【0034】
図示する例では、また、図1、図3に示すように、吸気口31は器体2の前部にあり、排気口32は器体2の後部にある。これにより、器体2内のほぼ全域を通風対象とすることができ、電源・駆動系基板18などの制御系に集中するIGBT25などの発熱部はもとより、器体2内のほぼ全域に及んで位置する誘導加熱コイル6、7などの全体を冷却するのに好適である。それには吸気口31および排気口32は外装ケース5の胴部5aの前部と後部とに設けるのが好適である。しかし、図示する例では外装ケース5の底部5bの前部と後部とに設けてあり、吸気口31の直ぐ上に軸を縦向きにした軸流の冷却ファン27を配置して上向きの指向性を持った送風51を送り出し、まず、ヒートシンク26および縦向きに設置された電源・駆動系基板18上に集中して位置するIGBT25などの発熱電気部品を、温度の低い初期の送風51によって効率よく冷却する。この冷却後の送風51は、冷却ファン27から電源・駆動系基板18の背部側に直接上向きに吹き出される送風51とともに、器体2内の空間ないし前記通風路52を経て排気口32に向かう横向きの流れとなって、誘導加熱コイル6、7などその他の冷却対象物をも冷却しながら排気口32に至って排気することになり、冷却の目的を十分に達成することができる。
【0035】
特に、金属製の外装ケース5の底部5bに形成した開口5dを樹脂製の底蓋64により閉じている。金属製の外装ケース5は、曲げ剛性、耐変形性を高める胴部5aから底部5bへの回り込み部5eを持ちながら、底部5bが開口していることにより絞り度が軽減される。このため、プレス加工による絞り加工、具体的には深絞りのプレス加工にて容易に形成することができる。しかも、プレス加工は、既に知られた対向液圧プレスによる絞り加工とすれば、複雑な立体形状の成形品でも小回数の工程で容易に得られるので好適である。また、合成樹脂製の底蓋64は金属製外装ケースの底部の開口を閉じることによって底部を補強することができるし、成形性が高いことにより器体2の底部まわりに必要となる複雑なまたはディテールな形状や構造を与えられるので、満足な形状および構造の器体を難なく低コストで形成することができる。
【0036】
さらに詳述すると、底蓋64には図1〜図4、図6に示すように吸気口31および排気口32を、コードリール46を装着するコードリール装着部61や器体2の脚部62、コードリール46からの引き出しコードのプラグ46aを引き出すプラグ引出し口63などとともに一体に形成している。これにより、それら複雑で立体的なまたはディテールな形状や構造を1つの部材の樹脂成形工程によって容易かつ安価に得られる。また、底蓋64が形成する脚部62は合成樹脂製であってそのままでも金属製であるような場合に比し、テーブル面などの定置面を傷つけるようなことがない。従って、特別な保護パットを設けたりする必要がない。しかも、合成樹脂製の底蓋64に一体形成したプラグ引出し口63は金属製の接続端子を持ったプラグ46aをまわりから絶縁することができるので好都合である。
【0037】
また、外装ケース5の底部5bの開口5dの縁は、図1、図2、図6に示す例、図7に示す例のように、一重にて底蓋64と接合している。金属製の外装ケース5が、曲げ剛性、耐変形性を高める胴部5aから底部5bへの回り込み部5eを持っているので、前記のように底部5bの開口5dに補強用の縁巻部などを形成しない一重のまま底蓋64と接合して曲げ剛性や耐変形性を損なうことがない。従って、内鍋1の底部の下に設けられるメインの誘導加熱コイルと対向し合う位置に縁巻部を持つ必要がなく縁巻部が集中した発熱部となるのを回避することができる。
【0038】
開口5dの縁と底蓋64との接合は、前記2つの例で示すようにそれらを上下に重ねた状態での単純な結合を行って強度的に問題はなく、結合は図1、図2に示す例のようにねじ71によってねじ止めしても、図7に示す例のように底蓋64に一体形成したフック72を開口5dの縁に弾性係合させて係止するようにしてもよい。また、これら2つの方法を複合して行ってもよいし、他の結合方法によってもよい。この場合、底蓋64は底部5bの開口5dの縁に下方から、つまり外面側から被せて重ねると接合作業がしやすいし、接合後の分解によるメンテナンスなどにも作業しやすく便利となる。
【0039】
また、外装ケース5の胴部5aの上端は、図1の前部などに示すように一部では段差部を持ち、後部などに示す他の部分ではストレートな一重形状のまま、図1に示すように肩部4の下向きの溝81に下方から嵌め合わせ、肩部4と底蓋64とを図示しない連結金具などによって連結することにより、肩部4と底蓋64との間に外装ケース5を上下から挟み付けて全体が一体化するように組み立てている。
【0040】
前記通風路52の内側に位置する隔壁53は、底蓋64が合成樹脂製であることにより吸気口31を避けるなどして一体形成した図4に示すようなほぼ矩形に連続した隔壁53bと、図6に示すように合成樹脂製のコイル台73を利用して器体2内の左右に設けた隔壁53aとで形成している。これら隔壁53a、53bは互いの対向する端部どうしが内外に位置ずれして隙間74を形成していて、隔壁53内外の送風51の出入りを可能として器体2内での圧力バランスや流れのバランスをとりやすくしている。また、隔壁53aが器体2の前後にない構成によって冷却ファン27からの送風51がメインの誘導加熱コイル6、7に及びやすくしている。
【0041】
外装ケース5の底部5bにおける開口5dの縁で底蓋64と重ねて接合するのに、底部5bの開口5dのまわりに上向きの段差部5fを設けて底蓋64の外周部を受け入れることによって、開口5dの縁と底蓋64との図6に示すような隙間が生じやすい重ね合わせでの割線が側方より見えなくすることができるし、底部5bと底蓋64との平面方向の一体性とそれによる強度アップを図るとともに、双方の平面方向の位置ずれを防止することができる。しかも、前記段差部5fは底部5bの開口5dまわりでの曲げ剛性や耐変形性を高めることができる。
【0042】
なお、金属製の外装ケース5はその高さの低い部分5cにおいても、メインとなる誘導加熱コイル6、7の設置位置よりも高い位置から低い位置に亘って位置し、それらのまわりを囲う構成となっている。また、胴部5aから底部5bへの回り込み部5eは、図1、図6などに示すように、外に凸な湾曲面を形成するように胴径が漸減するようにしてある。これによって、外装ケース5が誘導加熱コイル6、7に最も近づく左右部分においても、図6に示すように適当な間隔を無駄なスペースなしに確保できるようにしている。
【0043】
【発明の効果】
本発明によれば、胴部と底部が金属材料にて一体に形成されているので、従来のような金属製の胴部と合成樹脂製の底部との接続がなく、落下したときに一方が他方に入り込むようなことが生じない。同時に、胴部および底部が一体に連続し胴部の下端部に連続した底部への回り込み部を持った3次元形状をなしているので、曲げ剛性が高く落下しても変形しにくい。これらによって、耐変形性が向上し耐久性に優れたものとなる。また、回り込み部はその変形剛性、耐変形性が高いことにより合成樹脂性の底部では立ち上がり周壁の内側に周方向複数箇所にようした補強リブなどが不要であるので、そのような補強リブを配設するスペースが不要となり、器体の底部まわりをコンパクト化することができるし、その分にて通風を邪魔しない通風路を設けて冷却効率を高められる。さらに、胴部の一部に操作部などにより高さが局部的に小さくなる部分ができても、胴部下端の連続した底部への回り込みによって底部側に拡がるので、渦電流による局部的に集中した発熱部とはならない。また、胴部および底部が一体の金属製外装ケースははぜ部などの繋ぎ構造が不要であるので、低コストで形成できるとともに、そのような部分に汚れや湿気が溜まって不衛生となったり、錆が発生して、それが局部的に集中した発熱部となるようなことも回避することができる。従って、誘導加熱コイルから金属製の外装ケースへの電磁作用を遮断する防磁構造を省略しても少しの昇温に抑えられ製品および使用の安全はもとより、ユーザに不安を抱かせるようなことが解消する。
【0044】
胴部の下端部を含む底部域の厚みを側周域よりも大きくした、さらなる構成によれば、
胴部の下端部を含む底部域の3次元形状に加えた増厚により曲げ剛性がさらに向上して落下時の耐変形性もさらに高まり、一層耐久性に優れたものとなる。同時に、胴部の高さの底部への広がりに加えた増厚により局部的に集中した発熱をさらに緩和することができる。
【0045】
胴部の下端部内側に沿って冷却ファンからの送風を通す通風路を形成した、さらなる構成によれば、
胴部下端および底部が合成樹脂製である場合に周方向各所に必要であった補強リブなどの補強構造が、胴部の下端部を含む底部域の3次元形状による曲げ剛性、耐変形性が高いことによって不要であって、流れを乱さない通風が周方向全域の必要な範囲で達成され器体内の発熱部に冷却風をスムーズに通し十分な冷却を行うことができ、製品の安全が図れるしそのための冷却ファンの必要容量を抑えられ、製品コスト、ランニングコスト共に低減する。
【0046】
吸気口は器体の前部にあり、排気口は器体の後部にある、さらなる構成によれば、
器体内のほぼ全域を通風対象とすることができ、制御系に集中する発熱部はもとより、器体内のほぼ全域に及んで位置する誘導加熱コイルの全体を冷却するのに好適である。
【0047】
金属製の外装ケースの底部に形成した開口を合成樹脂製の底蓋で閉じている、さらなる構成によれば、
金属製の外装ケースは、曲げ剛性、耐変形性を高める胴部から底部への回り込み部を持ちながら、底部が開口していることにより絞り度が軽減されて、プレス加工によって容易に形成することができる。また、合成樹脂製の底蓋は金属製外装ケースの底部の開口を閉じることによって底部を補強することができるし、成形性が高いことにより器体の底部まわりに必要となる複雑なまたはディテールな形状や構造を与えられるので、満足な形状および構造の器体を難なく低コストで形成することができる。
【0048】
外装ケースの底部の開口縁は一重にて底蓋と接合している、さらなる構成によれば、
金属製の外装ケースが、曲げ剛性、耐変形性を高める胴部から底部への回り込み部を持っているのを利用して底部開口には補強用の縁巻部などを形成しない一重のまま底蓋と接合して曲げ剛性や耐変形性を損なうことがない。従って、内鍋の底部下に設けられるメインの誘導加熱コイルと対向し合う位置に縁巻部は必要でなく、そのような縁巻部が集中した発熱部となるのを回避することができる。
【0049】
外装ケースは前部の高さが後部の高さよりも低い、さらなる構成によれば、
外装ケースの前部は後部よりも低く、側面での面積は小さくなるが、底部への継ぎ目のない一体での回り込み部による広がりによって、そこでの局部発熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施例に係る誘導加熱炊飯器を示す断面図である。
【図2】図1の炊飯器の要部の断面図である。
【図3】図1の炊飯器の底部から透視して見た下面図である。
【図4】図1の炊飯器の器体外装ケースの底蓋を示す斜視図である。
【図5】図1の炊飯器の外観斜視図である。
【図6】図1の炊飯器の別の例を示す左右方向半部の断面図である。
【図7】図1の炊飯器の他の例を示す要部の断面図である。
【図8】従来の誘導加熱炊飯器の断面図である。
【図9】図8の炊飯器の外観斜視図である。
【図10】図8の炊飯器の左右方向の半部断面図である。
【図11】参考例を示す炊飯器の要部の断面図である。
【符号の説明】
1 内鍋
2 器体
3 蓋
4 肩部
5 外装ケース
5a 胴部
5b 底部
5c 局部的に高さの低い部分
5d 開口
5e 回り込み部
6、7、11、60 誘導加熱コイル
12 操作部
15 操作基板
17 制御基板
18 電源・駆動系基板
25 IGBT
27 冷却ファン
31 吸気口
32 排気口
46 コードリール
46a プラグ
51 送風
52 通風路
53 隔壁
61 コードリール装着部
62 脚部
63 プラグ引出し口
71 ねじ
72 フック

Claims (7)

  1. 内鍋を着脱できるように収容し、この内鍋を誘導加熱する誘導加熱コイルと制御系とをそれらの発熱部を冷却する冷却ファンとともに装備した器体を備え、器体は内鍋を収容する内側の保護ケースと、外回りを外装する外装ケースとで構成した誘導加熱炊飯器において、
    前記外装ケースの金属部材よりなる胴部の下端に外装ケースの底部を前記金属部材により継ぎ目なく一体形成したことを特徴とする誘導加熱炊飯器。
  2. 胴部の下端部を含む底部域の厚みを側周域よりも大きくした請求項1に記載の誘導加熱炊飯器。
  3. 胴部の下端部内側に沿って冷却ファンからの送風を通す通風路を形成した請求項1に記載の誘導加熱炊飯器。
  4. 吸気口は器体の前部にあり、排気口は器体の後部にある請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱炊飯器。
  5. 金属製の外装ケースの底部に形成した開口を合成樹脂製の底蓋で閉じている請求項1〜4のいずれか1項に記載の誘導加熱炊飯器。
  6. 外装ケースの底部の開口縁は一重にて底蓋と接合している請求項5に記載の誘導加熱炊飯器。
  7. 外装ケースは前部の高さが後部の高さよりも低い請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱炊飯器。
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