JP2004304948A - モータ電流検出回路 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】少なくとも2個のトランジスタを直列接続して成る直列接続回路141−144、142−145、143−146を複数個並列に接続し、直列接続回路を構成する2個のトランジスタの各接続点P1、P2、P3にモータ2のモータ巻線への給電線3が接続され、かつ直列接続回路の両端に直流母線P、Nが接続されたトランジスタブリッジにおいて、直列接続回路を構成する2個のトランジスタ141−144のうち低電圧側のトランジスタ144と低電位側直流母線Nとの間にシャント抵抗71を挿入し、該シャント抵抗の検出値を電流制御部13へ与えるようにした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はFA、ロボット等に使用するACサーボモータの電流検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ACサーボモータの電流検出は以下に述べるように種々のものがあった。
例えば、1つはモータへの電力線の途中にシャント抵抗を付けてモータ電流を測定するものである。図3はこのような従来第1回路である。
図において、1はACサーボモータ用電源回路、2はモータである。ACサーボモータ用電源回路1は、高圧側直流母線Pと低圧(接地)側直流母線Nとの間にそれぞれ接続される、平滑コンデンサ11、抵抗12a、12bの直列接続回路から成る分圧抵抗12、6個のトランジスタ141〜146で構成されるトランジスタ全波ブリッジ14と、それにトランジスタのベース電流を制御する電流制御部13で構成されている。
各々のトランジスタ141〜146には回生ダイオード15が図の右下のトランジスタ146のように逆向きに並列接続されている(ただし、図では他のトランジスタ141〜145用の回生ダイオードは図面を見易くするために図示を省略している。)。
そして、モータ2への電力線3の途中にシャント抵抗41、42を付けてモータ電流を測定し、この値を電流制御部13のA/D変換回路へ送っている。
電流制御部13では、この値と、分割抵抗12から得られる直流電源の入力電圧情報を基に各トランジスタ141〜146の所望の導通幅を演算し制御して、モータ2の速度制御を行っている。
【0003】
また、モータへの電力線の途中にCT(カレントトランス)を付けてモータ電流を測定するものもある。図4はこの従来第2回路である。
以下、各図において、従来第1回路と同じものについては説明を省略し、異なるものについて説明する。図4のサーボドライブでは、モータ2の電流を測定するために、モータ2の各相にカレントトランス51、52を付けてモータ電流を測定し、この値を電流制御部13のA/D変換回路へ送っている。
電流制御部13では、この値と、分割抵抗12から得られる直流電源の入力電圧情報を基に各トランジスタ141〜146の所望の導通幅を演算し制御して、モータ2の速度制御を行っている。
【0004】
さらに、特許文献1記載のように、母線電流を測定し大体のモータ電流を推測するものもある。図5はこの従来第3回路である。図5のサーボドライブでは、モータ2の電流を測定するために、ACサーボモータ用電源回路1の低圧(接地)側直流母線Nに抵抗6を挿入し、この電圧降下分を電流制御部13のA/D変換回路へ送って、モータ2の速度制御を行っている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−75598号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来第1回路にあっては、モータ線が浮動しているためシャント抵抗13a、13bを高絶縁する必要があり、コストが高くなり、信頼性にも問題があった。
従来第2回路にあっては、CTは特性が悪く、形状が大きくて広い設置面積としかも重量が重くなり、また高価であると言う問題点があった。
また、従来第3回路にあっては、3相分の電流が抵抗R(6)に流れるので抵抗のワット数が大きくなると言う問題点があった。
本発明の目的はこのような課題を解決するもので、電流測定に当たっても絶縁のコストがかからない、かつ電流測定用抵抗のワット数が大きくないようなモータ電流検出回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載のモータ電流検出回路の発明は、少なくとも2個のトランジスタを直列接続して成る直列接続回路を複数個並列に接続し、前記直列接続回路を構成する2個のトランジスタの各接続点にモータ巻線への給電線が接続され、かつ前記直列接続回路の両端に直流母線が接続されたトランジスタブリッジにおける前記直列接続回路を構成する2個のトランジスタのうち低電圧側のトランジスタと低電位側直流母線との間にシャント抵抗を挿入し、該シャント抵抗の検出値を制御部へ与えるようにしたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のモータ電流検出回路において、前記シャント抵抗が接続された特定のトランジスタがONした時に、前記シャント抵抗の検出した電流検出値と前記直流母線間の主回路電圧とでモータの他の相に流れる電流を推測することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のモータ電流検出回路において、前記シャント抵抗が接続された特定のトランジスタがOFFした時に、前記シャント抵抗の検出した電流検出値と請求項1記載の検出値と前記直流母線間の主回路電圧とモータに流れる電流のdi/dtとからモータの他の相にも流れる電流を推測することを特徴とする。
以上のような構成にすることにより、ブリッジの1アームにあるトランジスタがONしてベースから母線に流れる時、この電流をシャント抵抗で電圧に変換し、これをサンプリングして読みとり制御に用いることとなるので、高い絶縁を要せず、CTのように場所をとらず、1相分の電流を測定するのでワット数も小さくてすむようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るモータ電流検出回路を示している。
図において、1はACサーボモータ用電源回路、2はモータである。ACサーボモータ用電源回路1は高圧側直流母線Pと低圧(接地)側直流母線Nとの間に、それぞれ接続される、平滑コンデンサ11、抵抗12a、12bの直列接続回路から成る分圧抵抗12、6個のトランジスタ141〜146で構成されるトランジスタ全波ブリッジ14と、それにトランジスタのベース電流を制御する電流制御部13で構成されている。
各々のトランジスタ141〜146には回生ダイオード15が図の右下のトランジスタ146のように逆向きに並列接続されている(ただし、図では他のトランジスタ141〜145用の回生ダイオードは図面を見易くするために図示を省略している。)。2個のトランジスタの直列接続回路141−144、142−145、143−146の各接続点P1、P2、P3にモータ2のモータ巻線への給電線3が接続されている。
そして本発明によって、特定のトランジスタ(図では低圧側の1アームのトランジスタ144)のエミッターと母線Nの間にシャント抵抗71を付け、そのトランジスタ144のゲートの駆動に合わせて、シャント抵抗71の検出する電流値をサンプルホールド回路72でサンプリングし、電流制御部13のA/D変換回路へ送っている。このサンプリングのタイミングはトランジスタ144のONした時でもOFFする時でもいずれでも良い。
【0009】
図2は図1におけるトランジスタ144のゲートドライブ信号の波形(GD)と本発明によって用いられたシャント抵抗71に流れる電流波形(R)の関係を示す図である。トランジスタ144がOFFすると循環電流が逆向きに流れ、トランジスタと逆向きに付いたダイオード(図3の15参照)を通してモータ2に電流が流れる。そこでシャント抵抗71が接続されたトランジスタ144がOFFした時に、トランジスタ144のエミッター(ソース)から低電位側直流母線Nに流れる電流をシャント抵抗を用いて検出した検出値と請求項1記載の検出値と直流母線PーN間の主回路電圧とからモータ2に流れる電流のdi/dtとを求め、この値からモータ2の他の相にも流れる電流を推測することができる。これらは事前にモータ2の特性等を計測し、データベースを保有することで、シャント抵抗71で検出した電圧で、目的とするモータ2の各相の電流値を簡単に得ることができる。
このようにすることにより、高い絶縁を要せず、CTのように場所をとらず、1相分の電流を測定するのでワット数も小さくてすむようになる。
【0010】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載のモータ電流検出回路によれば、少なくとも2個のトランジスタを直列接続して成る直列接続回路を複数個並列に接続し、前記直列接続回路を構成する2個のトランジスタの各接続点にモータ巻線への給電線が接続され、かつ前記直列接続回路の両端に直流母線が接続されたトランジスタブリッジにおける前記直列接続回路を構成する2個のトランジスタのうち低電圧側のトランジスタと低電位側直流母線との間にシャント抵抗を挿入し、該シャント抵抗の検出値を制御部へ与えるようにし、具体的には、前記シャント抵抗が接続された特定のトランジスタがONした時に、電流をシャント抵抗を用いて検出した電流検出値と前記直流母線間の主回路電圧とでモータの他の相に流れる電流を推測し、さらに前記シャント抵抗が接続された特定のトランジスタがOFFした時に、該トランジスタのエミッター(ソース)から前記低電位側直流母線に流れる電流をシャント抵抗を用いて検出した検出値と請求項1記載の検出値と前記直流母線間の主回路電圧とからモータに流れる電流のdi/dtとを求め、この値からモータの他の相にも流れる電流を推測するようにしているので、高い絶縁を要せず、CTのように場所をとらず、1相分の電流を測定するのでワット数も小さくてすむようになり、少ない部品と小型の抵抗でモータの電流を推測し制御することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るモータ電流検出回路を示している。
【図2】図1におけるトランジスタのゲートドライブ信号の波形と本発明によって用いられたシャント抵抗に流れる電流波形の関係を示す図である。
【図3】従来第1回路である。
【図4】従来第2回路である。
【図5】従来第3回路である。
Claims (3)
- 少なくとも2個のトランジスタを直列接続して成る直列接続回路を複数個並列に接続し、前記直列接続回路を構成する2個のトランジスタの各接続点にモータ巻線への給電線が接続され、かつ前記直列接続回路の両端に直流母線が接続されたトランジスタブリッジにおける前記直列接続回路を構成する2個のトランジスタのうち低電圧側のトランジスタと低電位側直流母線との間にシャント抵抗を挿入し、該シャント抵抗の検出値を制御部へ与えるようにしたことを特徴とするモータ電流検出回路。
- 前記シャント抵抗が接続された特定のトランジスタがONした時に、前記シャント抵抗の検出した電流検出値と前記直流母線間の主回路電圧とでモータの他の相に流れる電流を推測することを特徴とする請求項1記載のモータ電流検出回路。
- 前記シャント抵抗が接続された特定のトランジスタがOFFした時に、前記シャント抵抗の検出した電流検出値と請求項1記載の検出値と前記直流母線間の主回路電圧とモータに流れる電流のdi/dtとからモータの他の相にも流れる電流を推測することを特徴とする請求項2記載のモータ電流検出回路。
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JP2003096523A JP2004304948A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | モータ電流検出回路 |
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CN109212294A (zh) * | 2017-06-30 | 2019-01-15 | 日本电产三协株式会社 | 电路基板及电动机控制装置 |
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2003
- 2003-03-31 JP JP2003096523A patent/JP2004304948A/ja active Pending
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