JP2004303414A - ディスク記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 積み重ねることなく並列して装着された複数のディスクカートリッジ対し、1つの記録及び/又は再生手段を用いて任意の順序で記録再生を行う。
【解決手段】 並列配置されて装着された複数のディスクカートリッジに対して順次記録再生を行う光ピックアップ装置83が搭載され、回転駆動機構87によって回転操作される回転支持基体85と、回転支持基体85の回転位置を検出する回転位置検出手段142,145,146と、この回転位置検出手段からの検出出力に基づいて回転支持基体85を回転制御するシステムコントローラ244を備える。システムコントローラ244は、回転支持基体85を回転制御することによって、光ピックアップ装置83を任意のディスクカートリッジに順次対向させて、情報信号の記録再生を行っていく。
【選択図】 図32
【解決手段】 並列配置されて装着された複数のディスクカートリッジに対して順次記録再生を行う光ピックアップ装置83が搭載され、回転駆動機構87によって回転操作される回転支持基体85と、回転支持基体85の回転位置を検出する回転位置検出手段142,145,146と、この回転位置検出手段からの検出出力に基づいて回転支持基体85を回転制御するシステムコントローラ244を備える。システムコントローラ244は、回転支持基体85を回転制御することによって、光ピックアップ装置83を任意のディスクカートリッジに順次対向させて、情報信号の記録再生を行っていく。
【選択図】 図32
Description
本発明は、楽音信号等の情報信号が記録され、あるいは記録されるディスクを収納した複数枚のディスクカートリッジの内から一つのディスクカートリッジを選択し、この選択されたディスクカートリッジに収納されたディスクに情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク記録及び/又は再生装置に関する。
従来、楽音信号等の情報信号が記録され、あるいは記録されるディスクを収納した複数枚のディスクカートリッジをディスクカートリッジ収納部に予め収納しておき、これらディスクカートリッジの1枚を選択し、このディスクカートリッジに収納されたディスクに記録された楽音信号等の情報信号を再生し、あるいは上記ディスクに楽音信号等の情報信号を記録するディスク交換機能を備えたディスク記録及び/又は再生装置が用いられている。
この従来用いられているディスク記録及び/又は再生装置は、ディスクカートリッジに収納されたディスクの主面が相対向するようにして、すなわち薄い平板状をなす複数枚のディスクカートリッジを積み重ねるようにしてカートリッジ収納部に収納している。
上述したように、複数枚のディスクカートリッジを積み重ねるようにしてカートリッジ収納部に収納することにより、多数枚のディスクカートリッジを僅かの収納空間をもって効率良く収納させることができる。
ところで、ディスクに情報信号の記録及び/又は再生を行うためには、カートリッジ収納部からディスクカートリッジを引き出し操作してディスク記録及び/又は再生部に搬送操作して装着させるディスク交換機構を設ける必要がある。また、このようなディスク交換機構を備えたディスク記録及び/又は再生にあっては、ディスクカートリッジをカートリッジ収納部から引き出し操作した後、ディスク回転駆動機構や情報信号記録及び/又は再生手段を備えたディスク駆動部に装着操作する機構が必要となる。そのため、ディスク記録及び/又は再生装置が大型化するばかりか機構が複雑となってしまう。
また、複数枚のディスクカートリッジを積み重ねるようにして収納するカートリッジ収納部を備えたディスク収納体にあっては、収納したディスクカートリッジの表面に貼着されたこのディスクカートリッジに収納されたディスクの記録内容を表示するラベル等の表示を目視することができない。
さらに、複数枚のディスクカートリッジを積み重ねるように収納するカートリッジ収納体にあっては、ディスクカートリッジの厚さ幅を有するカートリッジ挿脱口が1の面に順次積み重ねられるように配列されるため、ディスクカートリッジの挿脱が極めて困難となる。すなわち、所定のカートリッジ収納部に所望のディスクカートリッジを正確に収納操作することが極めて困難である。
そこで、本発明の目的は、複数のディスクカートリッジを積み重ねることなく並列して収納可能となすディスクカートリッジ収納体が装着され、この装着されたディスクカートリッジ収納体に収納されたディスクカートリッジに収納されたディスクに対し、1つの記録及び/又は再生手段を用いて順次情報信号の記録及び/又は再生可能となすディスク記録及び/又は再生装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、複数のディスクカートリッジを積み重ねることなく並列して収納可能となすディスクカートリッジ収納体を用いることにより、ディスク記録及び/又は再生装置自体の機構の簡素化及び小型・薄型化を実現してなるディスク記録及び/又は再生装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、ディスク回転駆動機構及び情報信号記録及び/又は再生手段が、ディスクに記録された情報信号の記録及び/又は再生を行い、あるいはディスクに情報信号を記録する位置に移動されたとき、この移動された状態を確実に保持し、安定した状態での情報信号の記録及び/又は再生を行うことを可能となすディスク記録及び/又は再生装置を提供することにある。
上述のような目的を達成するため、本発明は、互いのディスク主面が同一平面上となるように複数のディスクが同一のディスク収納体に並列配置されると共にこれらのディスクのうちの一つを選択し、この選択されたディスクに対して記録及び/又は再生を行うようになされたディスク記録及び/又は再生装置であって、上記ディスクを回転駆動させて該ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うディスク駆動記録及び/又は再生手段と、上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段が配置されると共に、固定支持基体に対して回転可能に設けられた回転支持基体と、上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段が上記ディスク収納体に並列配置された上記複数のディスクのそれぞれに亘って対向するように上記回転支持基体を回転駆動させる回転駆動機構と、上記回転支持基体の回転位置を検出する回転位置検出手段と、上記回転位置検出手段からの検出出力に基づいて上記回転駆動機構を回転制御する制御手段とを備え、上記制御手段によって回転制御された上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段によって上記ディスク収納体に収納されたディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うようにしたものである。
この場合、上記回転位置検出手段は、それぞれスリット部を有すると共に配置されるディスクの最大枚数に対応して上記回転支持基体に同心上に設けられた上記被検出部としての複数の検出片と、この検出片及びスリット部を光学的に検出する検出素子としての光センサとを有し、上記制御手段は、上記光センサからの検出出力に応じて上記回転駆動機構として構成される駆動モータに印加する電圧をPWM制御する。
また、上記回転支持基体に設けられ、上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段を上記複数のディスクのうちの任意の一つに対して接離する方向に昇降駆動させる昇降駆動機構を備える。
上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段は、ディスクの内外周に亘って移動してディスクに対して光学的に情報を読み取る光学ブロックを有すると共に、上記昇降駆動機構によって上記回転支持基体に対して回動自在になされ、上記制御手段は、上記光学ブロックを回動支点側に移動制御し、これと同時に上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段をディスクに対して離間する方向に回動制御する。
上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段は、ディスクの内外周に亘って移動してディスクに対して光学的に情報を読み取る光学ブロックを有すると共に、上記昇降駆動機構によって上記回転支持基体に対して回動自在になされ、上記制御手段は、上記光学ブロックを回動支点側に移動制御した後に上記回転支持基体を回転駆動させる。
本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置は、互いのディスク主面が同一平面上となるように同心上に並列配置される複数のディスクから一つを選択し、この選択されたディスクに対して記録及び/又は再生を行うので、ディスクを積み重ねた際の厚さを考慮することがなく、機構の簡素化及び小型・薄型化を実現できる。
また、ディスクを回転駆動させて該ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うディスク駆動記録及び/又は再生手段を回転支持基体に配置し、この回転支持基体を固定支持基体に対して回転可能とし、この回転支持基体の回転位置を回転位置検出手段で検出し、この回転位置検出出力を基に制御手段が回転支持基体を回転駆動する回転駆動機構の回転制御を行うので、安定した状態での情報信号の記録及び/又は再生を行うことができる。また、回転位置検出手段は、初期位置検出手段と、ディスクが配される複数の位置に対応して回転支持基体に設けられた被検出部と、固定支持基体に設けられて複数の被検出部の内の少なくとも一つに対応して回転支持基体の回転位置を検出する単一の検出素子とよりなるので、機構が簡素化されており、回転支持基体及び固定支持基体の小型化、薄型化を助けると共に、故障の発生を抑える。
以下、本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置を適用した好ましい実施の形態をを図面を参照しながら説明する。
本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置は、ディスクを収納したディスクカートリッジを複数個収納したディスクカートリッジ収納体から所望のディスクカートリッジを選択し、この選択されたディスクカートリッジに収納されたディスクに情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク記録及び/又は再生装置である。
本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置は、ディスクを収納したディスクカートリッジを複数個収納したディスクカートリッジ収納体から所望のディスクカートリッジを選択し、この選択されたディスクカートリッジに収納されたディスクに情報信号の記録及び/又は再生を行うディスク記録及び/又は再生装置である。
そこで、本発明に係るディスク記録及び/又は再生装置の説明に先だって、ディスクを収納するディスクカートリッジと、このディスクカートリッジを複数個収納するディスクカートリッジ収納体について説明する。
まず、ディスクカートリッジについて、図1乃至図4を参照しながら説明する。このディスクカートリッジ1は、図1及び図2に示すように、合成樹脂をモールド成形等して方形状に形成される上ハーフ2と下ハーフ3を互いに突合せ結合して構成されるカートリッジ本体4内に、情報信号の記録媒体となる光ディスク5を収納してなる。
ここで用いられる光ディスク5は、直径を略64mmとなし、楽音信号で74分の記録を可能となす記憶容量を備えている。そして、光ディスク5を収納するカートリッジ本体4も、この光ディスク5を収納するに足る大きさに形成されている。
そして、光ディスク5を収納したカートリッジ本体4の下ハーフ3側には、図2に示すように、このディスクカートリッジ1をディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、光ディスク5を回転操作するディスク回転駆動機構のディスクテーブルが進入するディスクテーブル進入用開口部6が開設されている。このディスクテーブル進入用開口部6は、具体的にはカートリッジ本体4内に収納された光ディスク5のセンター穴を覆って取付けられるディスククランプ用の磁性板としての金属板7を含む光ディスク5の内周側部分を外方に臨ませるように形成されている。
また、カートリッジ本体4の上下面、すなわち上下ハーフ2,3には、少なくともここに収納された光ディスク5の信号記録領域の一部を径方向に亘って外方に臨ませる情報信号記録再生用開口部8,9が開設されている。これら情報信号記録再生用開口部8,9は、図2に示すディスクテーブル進入用開口部6に近接する位置からカートリッジ本体4の前端面側に亘ってカートリッジ本体4の左右方向の略中央部に位置して方形状に形成されている。
上述のように構成されたカートリッジ本体4には、図1及び図2に示すように、情報信号記録再生用開口部8,9を開閉するシャッタ部材10がカートリッジ本体4の前端面側から嵌合するように取付けられている。
ところで、カートリッジ本体4のシャッタ部材10が移動する前端面側には、シャッタ部材10の一部が進入するとともに、このシャッタ部材10を移動操作するシャッタ開放操作部材が進入するシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11が設けられている。このシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11は、図1及び図2に示すように、カートリッジ本体4の前端面に直交する一側面に開口端11aを有してシャッタ部材10の移動方向に亘って形成されている。
そして、シャッタ部材10は、薄い金属板を打ち抜き折曲し、あるいは合成樹脂材料をモールド成形して形成されてなるものであって、情報信号記録再生用開口部8,9をそれぞれ開閉するシャッタ部10a,10bと、これらシャッタ部10a,10bの基端側を連結する連結片10cとから構成され、全体をもって断面コ字状に形成されている。このシャッタ部材10の連結片10cの両端には、シャッタ部材10がカートリッジ本体4の前端面側に沿って平行に安定して移動し得るようにガイドする第1及び第2のスライドガイド部12,13がそれぞれ突設されている。そして、第1のスライドガイド部12の先端側には、カートリッジ本体4の前端面側に形成したシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11に挿入されるとともに、カートリッジ本体4内に配設されるシャッタロック部材14に相対係合するロック片15が折曲形成されている。このシャッタ部材10は、情報信号記録再生用開口部8,9を閉塞する位置にあるとき、ロック片15がシャッタロック部材14に相対係合し、上記情報信号記録再生用開口部8,9を閉塞した状態を保持する。
このシャッタ部材10を開口部閉塞位置に保持するシャッタロック部材14は、カートリッジ本体4の前端面側に設けられたシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11にシャッタ開放操作部材が進入していくと、このシャッタ開放操作部材により弾性変形される。その結果、このシャッタロック部材14に相対係合するロック片15の係合が解除され、シャッタ部材10がシャッタ開放操作部材によって情報信号記録再生用開口部8,9を開放する方向に移動操作可能な状態となる。そして、ディスクカートリッジ1がディスクカートリッジ収納体等の所定のカートリッジ装着部に装着されると、シャッタ部材10は情報信号記録再生用開口部8,9を完全に開放された位置に移動される。このとき、カートリッジ装着部側に設けたシャッタ閉塞操作部材がシャッタ部材10の連結片10cの略中央部に穿設してシャッタ閉塞操作部材係合孔16に係合し、シャッタ部材10を情報信号記録再生用開口部8,9を開放した位置に保持する。
なお、上記シャッタ閉塞操作部材は、ディスクカートリッジ1をカートリッジ装着部からイジェクト操作する際、シャッタ部材10に負荷を与える。そして、このシャッタ閉塞操作部材は、ディスクカートリッジ1がカートリッジ装着部材からイジェクト操作される際、カートリッジ本体4のイジェクト方向への移動に対し、シャッタ部材10を開口部閉塞位置に停止させるようになす。その結果、シャッタ部材10は、カートリッジ本体4に対し相対移動され、情報信号記録再生用開口部8,9を閉塞した位置に移動される。このシャッタ部材10は、情報信号記録再生用開口部8,9を閉塞した位置に移動されると、ロック片15がシャッタロック部材14に相対係合し、上記情報信号記録再生用開口部8,9を閉塞した状態を保持する。
また、ディスクカートリッジ1を構成するカートリッジ本体4の上ハーフ2側には、このカートリッジ本体4内に収納された光ディスク5に記録され、あるいは記録された情報の内容を表示するラベル17が貼着されるラベル貼着部18が設けられている。このラベル貼着部18は、図1に示すように、シャッタ部材10のシャッタ部10aによって覆われることがないカートリッジ本体4の中央部から後端側に亘る領域に形成されている。
さらに、カートリッジ本体4の下面側を構成する下ハーフ3には、カートリッジ装着部に設けられる位置決めピンが係合する位置決めピン係合孔19,20が設けられている。これら位置決めピン係合孔19,20は、図2に示すように、シャッタ部材10がスライドする領域の両側に位置するようにして設けられ、一方の位置決めピン係合孔19はシャッタ部材10のスライド方向を長径とした長孔として形成されている。
さらにまた、カートリッジ本体4のシャッタ部材10が取付けられる前端面側と対向する後端面側には、カートリッジ装着部への挿入端となる一側面に開口端を有する誤挿入防止溝4aが形成されている。
上述したディスクカートリッジ1は、光ヘッドから出射される光ビームを照射しながら外部磁界ヘッドから外部磁界を印加することにより情報信号の再記録を可能となす記録型の光ディスク5を収納してなるものである。また、本発明に係るディスク記録及び/又は再生は、予め楽音信号等の情報信号が記録された図3及び図4に示すような再生専用型の光ディスク25を収納したディスクカートリッジ21の、該光ディスク25も再生する。このディスクカートリッジ21は、記録型の光ディスク5を収納した前述したディスクカートリッジ1と外形形状を等しくするものであり、カートリッジ本体24内に収納される光ディスク25も記録型の光ディスク5と同一の大きさに形成されてなる。
しかし、再生専用型の光ディスク25を収納したディスクカートリッジ21は、専ら情報信号の再生を行うためにのみ用いられてなるので、上記光ディスク25に外部磁界を印加するための外部磁界ヘッドをカートリッジ本体24内に臨まさせる開口部を設ける必要がない。すなわち、情報信号を記録する際に用いられる外部磁界の印加を必要としないためである。そこで、このディスクカートリッジ21には、図3に示すように、記録型の光ディスク5を収納したディスクカートリッジ1の上面側を構成する上ハーフ2側に設けられる外部磁界ヘッドが臨まされる開口部が設けられていない。すなわち、ディスクカートリッジ21の上面側を構成する上ハーフ2は、図3に示すように、開口部が形成されることなく閉塞された状態にある。また、シャッタ部材22も、上ハーフ2側を覆うシャッタ部を有することなく、図4に示すように、カートリッジ本体4の下ハーフ3側に設けられた情報信号再生用開口部23を覆うシャッタ部22bのみを備えている。
なお、このシャッタ部材22は、片側にのみシャッタ部材22bを備えるのみで、他の構成は、前述した再記録を可能となす記録型の光ディスク5を収納しディスクカートリッジ1に用いられるものと同様な構成を備え、同様な操作によって情報信号再生用開口部23を開閉するものであるので、詳細な説明は省略する。
そして、再生専用型の光ディスク25を収納したディスクカートリッジ21は、上ハーフ2側に開口部が設けられることがないので、上ハーフ2の略全面がラベル貼着部18となされている。なお、カートリッジ本体24のその他の構成も、前述のディスクカートリッジ1のカートリッジ本体4と同様の構成を備えてなるので、詳細な説明は省略する。
次にディスクカートリッジ収納体について、図5乃至図9を参照しながら説明する。
このディスクカートリッジ収納体30は、図5に示すように、上述したような情報信号の再記録可能とした光ディスク5を収納したディスクカートリッジ1又は専ら情報信号の再生のみを可能となす光ディスク25を収納したディスクカートリッジ21を複数枚、具体的には4枚のディスクカートリッジ1及び/又は21を収納可能となすものである。
このディスクカートリッジ収納体30は、図5、図6及び図7に示すように、偏平な方形状をなす箱状をなす収納部本体31と、この収納部本体31の開口部側を覆って配設される中間仕切り板32と、この中間仕切り板32を覆って配設されて上記収納部本体31の開口部を閉塞する蓋体33とを備えている。
上記収納部本体31は、4枚の前述したディスクカートリッジ1及び/又は21がカートリッジ本体4,24に収納した光ディスク5,25の主面と対向する平面部側を底面壁34に対向させてマトリックス状に並列させて配置可能となす大きさに形成されている。すなわち、収納部本体31は、ディスクカートリッジ1又は21が縦方向及び横方向に2枚ずつ並列して配置可能な大きさに形成されてなる。この収納部本体31の外周側の各辺には、図6に示すように、複数のディスクカートリッジ1及び/又は21をそれぞれ収納するカートリッジ収納部35を構成する立上り周壁36が形成されている。また、収納部本体31の底面壁34の中心部には、この収納部本体31の開口部側に配設される中間仕切り板32及び蓋体33を固定するための固定ネジ29が螺合されるボス部37が植立されている。このボス部37を中心にして、収納部本体31の各辺に向かって複数の仕切り壁38が植立されている。これら仕切り壁38は収納部本体31の各辺に直交するように植立されてなる。そして、これら仕切り壁38と立上り周壁36とにより、各ディスクカートリッジ1及び/又は21が個別に配置される領域が構成されてなる。そして、収納部本体31の開口部側を閉塞するように中間仕切り板32が取付けられることにより、各仕切り壁38と各立上り周壁36並びに中間仕切り板32とにより囲まれた空間をもってカートリッジ収納部35が構成される。
そして、収納部本体31の外周側の各辺に設けられる立上り周壁36は、収納部本体31の一辺の半分にのみ形成され、上記収納部本体31の外周側の各辺の立上り周壁36が形成されない部分は開放されている。この立上り周壁36が形成されない部分には、相対向する底面壁34と中間仕切り板32とによりカートリッジ挿脱口40が構成されてなる。そして、立上り周壁36が形成されない部分は、各辺に亘って隣接しないように設けられなるものであり、収納部本体31の外周側の各辺において、第6図中左方側に部分において設けられてなる。このように立上り周壁36が形成されない部分が設けられることにより、収納部本体31の各辺の第5図中左方側の部分にそれぞれカートリッジ挿脱口40が構成される。このカートリッジ挿脱口40を構成する底面壁34の開口縁には、カートリッジ収納部35に挿脱されるディスクカートリッジ1又は21の挿脱を容易となすための傾斜面部が形成されている。
また、収納部本体31の各カートリッジ収納部35に対応する底面壁34には、図6及び図7に示すように、上記カートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21の下ハーフ3側に形成した情報信号記録再生用開口部9又は情報信号再生用開口部23及びディスクテーブル進入用開口部6を外方に臨ませる開放部41が形成されている。さらに、上記底面壁34には、ディスクカートリッジ1又は21の下ハーフ3側に形成した位置決めピン係合孔19及び20をそれぞれ外方に臨ませる切欠き穴42及び切欠き部43が形成されている。
なお、上記切欠き部43は、カートリッジ収納部35に収納されるディスクカートリッジ1又は21の挿脱を行う際の指掛け部としても機能する。さらに、カートリッジ収納部35を構成する仕切り板38と対向する立上り周壁36の内周面側には、図6に示すように、カートリッジ本体4の後端面側に形成した誤挿入防止溝4aに係合する誤挿入防止片44が突設されている。この誤挿入防止片44は、ディスクカートリッジ1又は21が挿入方向を誤ってカートリッジ収納部35に挿入されることを禁止するものである。さらにまた、立上り周壁36の内周面側には、カートリッジ収納部35に挿入されたディスクカートリッジ1又は21の後端面に形成された係合凹部45aに係合し、上記カートリッジ収納部35からの抜け止めを図る板バネ等のバネ部材で形成された抜け止め防止部材45が取付けられている。
そして、収納部本体31の開口部側を閉塞するように上記収納部本体31に取付けられる中間仕切り板32は、薄い金属板を略方形状に打ち抜いて形成されてなるものであって、各カートリッジ収納部35にそれぞれ収納されたディスクカートリッジ1又は21の上ハーフ2側の上面を押圧支持するカートリッジ押圧支持部材46,47が取付けられている。これらカートリッジ押圧支持部材46,47は、各カートリッジ収納部35に対応して一対ずつ配設されてなり、一方のカートリッジ押圧支持部材46は、カートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は2の内方側の一側を押圧する位置に配設され、他方のカートリッジ押圧支持部材47は、ディスクカートリッジ1又は2のカートリッジ挿脱口40側に位置する一側を押圧する位置に配設されてなる。そして、一方のカートリッジ押圧支持部材46は、板バネを折曲して形成されてなり、先端側の湾曲形成した押圧部46aを中間仕切り板32の一部を切り欠いて形成した切欠き穴48を介してカートリッジ収納部35内に突出させ、このカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21の上面側を押圧支持するようにしている。また、他方のカートリッジ押圧支持部材47は、板バネからなる弾性変位部材47aの先端に取付けた合成樹脂からなる突起部47bを切欠き穴48を介してカートリッジ収納部35内に突出させ、このカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21の上面側を押圧支持するようにしている。
さらに、中間仕切り板32には、図8に示すように、各カートリッジ収納部35に収納されるディスクカートリッジ1又は21のシャッタ部材10又は22が移動する前端面に対向するようにしてシャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52が移動可能に配設されている。
ところで、各カートリッジ収納部35に対し、ディスクカートリッジ1又は21は、図5に示すように、シャッタ部材10又は22のスライド方向と直交する一側面を挿入端としてカートリッジ挿脱口40を介して挿脱される。従って、各カートリッジ収納部35を構成する各仕切り壁38が、ディスクカートリッジ1又は21のシャッタ部材10又は22が移動する前端面に対向する面となる。そこで、各カートリッジ収納部35に一対ずつ配設されるシャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52は、各仕切り壁38に沿って移動可能に配設されている。
そして、シャッタ開放操作部材51は、図8に示すように、カートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のカートリッジ本体4の前端面側に設けられたシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11に進入するシャッタ開放操作片53を先端側に形成したスライドガイド片54と、このスライドガイド片54の上端縁側に取付けられた抜け止め防止片55と、この抜け止め防止片55の上端面側に取付けられたコロ56とから構成されてなる。一方、シャッタ閉塞操作部材52は、図8に示すように、カートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のカートリッジ本体の前端面に乗り上げ、シャッタ部材10又は22の連結片10c上を移動してこの連結片10cに形成したシャッタ閉塞操作部材係合孔16に圧接して係合する板バネの如きバネ部材からなるシャッタ閉塞操作片57を先端側に形成したスライドガイド片58と、このスライドガイド片58の上端縁側に取付けられた抜け止め防止片59と、この抜け止め防止片59の上端面側に取付けられたコロ60とから構成されてなる。
上記シャッタ開放操作部材51は、シャッタ開放操作片53をカートリッジ収納部35内に突出させ、スライドガイド片54を各仕切り壁38に沿って中間仕切り板32に穿設されたスライドガイド溝61に挿通し、上記中間仕切り板32の上面側に抜け止め防止片55を係合させて上記中間仕切り板32にスライド可能に取付けられている。また、シャッタ閉塞操作部材52は、シャッタ閉塞操作片57をカートリッジ収納部35内に突出させ、スライドガイド片58をスライドガイド溝61に挿通し、上記中間仕切り板32の上面側に抜け止め防止片59を係合させ、シャッタ開放操作部材51に並列させて、上記中間仕切り板32にスライド可能に取付けられている。
また、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52の各コロ56,60が突出した中間仕切り板32の上面側には、上記シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52を、スライドガイド溝61に沿ってスライド操作させる回動操作板62が配設されている。この回動操作板62は、収納部本体31の中心部に植立されたボス部37に中心孔63を挿通して取付けられ、このボス部37を回動中心にして回動可能に取付けられてなる。そして、回動操作板62には、各カートリッジ収納部35に対応して一対ずつ配設されたシャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52に対応して4つのカム溝64が穿設されている。各カム溝64には、各カートリッジ収納部35に対応する対をなすシャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52のコロ56,60が係合されている。上記回動操作板62が後述するように回動操作されるこにより、各コロ56,60がカム溝64に沿って移動され、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52がスライドガイド溝61に沿って図9中矢印A方向又はB方向に移動操作される。
ところで、カム溝64は、基端部側に分岐片65が突設され、2つの分岐カム溝64a,64bに分岐されている。そして、各カートリッジ収納部35にディスクカートリッジ1又は21が装着されない初期状態においては、各コロ56,60が分岐カム溝64a,64bに位置されている。このとき、シャッタ開放操作部材51は、カートリッジ収納部35に収納されるディスクカートリッジ1又は21に設けたシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11の開口端部11a側にシャッタ開放操作片53に進入させた位置に置かれる。すなわち、ディスクカートリッジ1又は21に取付けられたシャッタ部材10又は22を操作しない位置に置かれる。また、シャッタ閉塞操作部材52は、カートリッジ収納部35に収納されるディスクカートリッジ1又は21に取付けたシャッタ部材10又は22の連結片10cに形成したシャッタ閉塞操作部材係合孔16にシャッタ閉塞操作片57を圧接係合させる位置に置かれる。
そして、回動操作板62が図9中矢印C方向に回動されると、各コロ56,60が分岐カム溝64a,64bからカム溝64に進入し、このカム溝64にガイドされて移動していく。その結果、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52は、スライドガイド片54及び58がスライドガイド溝61にガイドされて図9中矢印A方向に移動する。そして、シャッタ開放操作部材51のシャッタ開放操作片53が、ディスク収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のカートリッジ本体4に設けたシャッタ開放操作部材挿入用の溝部11に進入していき、シャッタ部材10又は22のロックを解除し、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を開放する方向に移動させる。このとき、シャッタ閉塞操作部材52は、シャッタ閉塞操作片57がシャッタ部材10又は22の連結片10cに形成したシャッタ閉塞操作部材係合孔16に圧接係合した状態を維持し、上記シャッタ部材10又は22と一体になって移動していく。
また、回動操作板62が図9中矢印D方向に回動され、各コロ56,60がカム溝64にガイドされて移動されされると、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52は、スライドガイド片54及び58がスライドガイド溝61にガイドされて図9中矢印B方向に移動する。そして、シャッタ閉塞操作片57をシャッタ閉塞操作部材係合孔16に圧接係合させたシャッタ閉塞操作部材52が図9中矢印B方向に移動することにより、シャッタ部材10又は22を情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を閉塞させる方向に移動させる。
上記回動操作板62の図9中矢印C方向及び矢印D方向への回動操作は、この回動操作板62の外周部に形成したギヤ部66に噛合して中間仕切り板32上に植立された支軸67に回転自在に取付けられた回動操作ギヤ68により行われる。この回動操作ギヤ68の回転操作は、後述するようにこのディスクカートリッジ収納体30が装着されるディスク記録及び/又は再生装置側に配設されるラックギヤに噛合することにより行われる。
ところで、回動操作板62に形成されたギヤ部66の先端側には、切欠き部69が形成されている。この切欠き部69によりギヤ部66の先端部66aは、回動操作板62の図9中矢印E方向に弾性変位可能となされている。これは、回動操作ギヤ68により回動操作板62がシャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52をシャッタ部材10又は22を開口部開放位置まで移動させるまで回動させられた後、さらに上記回動操作ギヤ68により回動操作板62を回動させる力がギヤ部66に加えられたとき、このギヤ部66に加えられる過剰回動力を吸収するようにするものである。
そして、中間仕切り板32の回動操作板62及び回動操作ギヤ68が配設された上面側は、図5及び図6に示すように、収納部本体31の開口部を閉塞するように取付けられる蓋体33により覆われる。この蓋体33は、周縁の複数個所を固定ネジ70を介して収納部本体31に一体的に取付けられる。また、蓋体33は、その中心部が固定ネジ29により収納部本体31の中心部に植立されたボス部37に固定されることにより、回動操作板62の上記ボス部37からの脱落が防止されれる。さらに、回動操作ギヤ68も支軸67の先端が蓋体33の内面により支持され上記支軸67からの脱落が防止されてなる。
さらに、蓋体33には、このディスクカートリッジ収納体30をディスク再生装置に装着していくとき、回動操作ギヤ68に噛合する上記ディスク記録及び/又は再生装置側に配設されるラックギヤを一側に形成したラック板が係合するラック板係合溝72が形成されている。このラック板係合溝72は、ディスクカートリッジ収納体30のディスク記録及び/又は再生装置への挿入端から中途部に亘って回動操作ギヤ68の一側に沿って形成されてなる。すなわち、ラック板係合溝72は、図5に示すように、ディスクカートリッジ収納体30の中心から偏位した位置に形成されてなることから、上記ディスクカートリッジ収納体30のディスク記録及び/又は再生装置に対する誤挿入を規制する溝として機能する。
さらにまた、蓋体33の収納体本体31の底面壁34と相対向してカートリッジ挿脱口40を構成する部分には、上記底面壁34に形成される切欠き部43に対応する指掛け用の切欠き部73が形成されている。すなわち、収納体本体31に形成される切欠き部43と蓋体33に形成される切欠き部73とで、各カートリッジ挿脱口40の開口端側にカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21を把持するためのカートリッジ把持部を構成してなる。
ところで、ディスクカートリッジ収納体30を後述するようにディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、このディスク記録及び/又は再生装置の収納体挿脱口に臨む位置のカートリッジ挿脱口40を構成する蓋体33の開口端側には、この開口端の全幅に亘って、図5に示すように、カートリッジ挿入側に後退させられた切欠き凹部74が設けられている。この切欠き凹部74は、カートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21の挿入側後端をカートリッジ挿脱口40から突出させ、ディスクカートリッジ収納体30をディスク記録及び/又は再生装置に装着したとき、上記カートリッジ挿脱口40から突出したディスクカートリッジ1又は21の一部を容易に把持可能となすためのものである。
上述のように構成されたディスクカートリッジ収納体30の各ディスク収納部35には、ディスクカートリッジ1又は21が、シャッタ部材10又は22がスライドする前端面に直交する一側面を挿入端として挿入される。ディスクカートリッジ1又は21がディスク収納部35に挿入されたとき、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52は、初期位置にあって不作動状態に置かれる。従って、ディスクカートリッジ1又は21がカートリッジ収納部35に挿入された状態では、シャッタ部材10又は21はシャッタロック部材14にロックされた状態にあり、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23は閉塞された状態に置かれる。そのため、ディスクカートリッジ1又は21をカートリッジ収納部35に挿入させたままの状態でディスクカートリッジ収納体30を搬送しあるいは保管した場合であっても、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を介してカートリッジ本体4又は24内に塵埃等が侵入することを確実に防止で、光ディスク5又は25の保護が達成される。
なお、ディスクカートリッジ1又は21がカートリッジ収納部35の所定の収納位置に挿入されたとき、カートリッジ収納部35側に設けた抜け止め防止部材45がカートリッジ本体4又は24の係合凹部45aに係合するので、カートリッジ挿脱口40からの脱落を確実に防止できる。
そして、各カートリッジ収納部35にそれぞれディスクカートリッジ1又は21を収納した後、回動操作ギヤ68を図9中矢印F方向に回転操作し、回動操作板62を図9中矢印C方向に回動させると、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52が図9中矢印A方向に移動操作される。シャッタ開放操作部材51の第9図中矢印A方向への移動に伴いシャッタ部材10又は22のロックが解除され、上記シャッタ開放操作部材51によるシャッタ部材10又は21の移動操作が行われ、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23が開放される。また、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23が開放された状態から、回動操作ギヤ68が図9中反矢印F方向に回転操作されると、回動操作板62を図9中矢印D方向に回動させられ、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52が図9中矢印B方向に移動操作される。そして、シャッタ閉塞操作部材係合孔16にシャッタ閉塞操作片57が圧接係合されているシャッタ部材10又は22は、シャッタ閉塞操作部材52と一体となって図9中矢印B方向に移動操作され、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を閉塞する。
上述したディスクカートリッジ収納体30は、中間仕切り板32を金属板で形成し、蓋体33を不透明な合成樹脂材料で形成してなるので、ディスク収納部35の内部を透視することができないが、中間仕切り板32及び蓋体33を光を透過し得る透明な合成樹脂材料により形成することにより、ディスク収納部35の内部を透視可能となすことができる。このようにディスクディスク収納部35の内部を透視可能となすことにより、ディスク収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に配設されたラベル17を外部から目視可能となる。
そして、上記ディスクカートリッジ1又は21を複数個収納したディスクカートリッジ収納体30から、この実施例に係るディスク記録及び/又は再生装置は、一個のディスクカートリッジ1又は21を選択し、この選択されたディスクカートリッジ1又は21に収納されたディスク5又は25に情報信号の記録及び/又は再生を行う。
以下、この実施例に係るディスク記録及び/又は再生装置の内、ディスク再生装置について、図10乃至図36を参照しながら説明する。
まず、このディスク再生装置230の装置本体を構成する外筺235には、この外筺235の前面側を開閉する蓋体部230aが回動可能に取付けられている。この蓋体部230aが図10のように回動され、外筺235の前面側を開放すると、外筺231の前面側に設けたカートリッジ収納体30の挿脱を行うための開口部236が開放され、この開口部236を介してカートリッジ収納体ホルダ81に設けられたカートリッジ収納体30を挿脱するための収納体挿脱口92が外部に臨むようになる。この収納体挿脱口92から所定の位置まで挿入されたディスクカートリッジ収納体30は、図11に示すように蓋体部230aを閉鎖してはじめて再生可能とされる。
蓋体部230aの前面部には、前面パネル230bが設けられている。この前面パネル230bには、図11に示すように、使用者により操作される操作キー群232や、この操作キー群232で操作された内容、すなわち、ディスク番号、トラック番号、ボリュームレベル等が表示される液晶表示部(LCD)等の表示部231が設けられている。
以下、このディスク再生装置230の機構、回路構成及び主な動作を図12乃至36を参照しながら説明する。
このディスク再生装置230は、図12に示すように、装置本体235内に配設されるディスクカートリッジ収納体ホルダ81と、ディスクカートリッジ収納体30の各カートリッジ収納部35に収納保持されたディスクカートリッジ1又は21に近接離間されるディスク回転駆動機構82と情報信号読み取り手段としての光ピックアップ装置83が搭載された駆動部支持基体84を支持する回転支持基体85と、上記回転支持基体85を回転可能に支持する固定支持基体86と、上記回転支持基体85を回転操作し、上記駆動部支持基体84に搭載されたディスク回転駆動機構82と光ピックアップ装置83をディスクカートリッジ収納体30の各カートリッジ収納部35に収納保持されたいずれか一つのディスクカートリッジ1又は21に対応する位置に移動させる回転駆動機構87と、図18に示すように、この回転駆動機構87によって回転される回転支持基体85の回転位置に対する基準位置となる初期位置を検出する初期位置検出スイッチ142と、ディスクカートリッジ1又は21がそれぞれ配される複数の位置に対応して回転支持基体85に設けられた被検出部となる複数の検出片145と、固定支持基体86に設けられた各検出片145を検出して回転支持基体85の回転位置を検出するフォトインタラプタ146と、これら初期位置検出スイッチ142又は各検出片145からの検出出力に基づいて回転駆動機構87を回転制御する図32に示すシステムコントローラ244と、上記駆動部支持基体84を昇降操作し、ディスク回転駆動機構82と光ピックアップ装置83をカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に近接離間させる駆動部支持基体昇降操作機構88とを主な構成要素として構成されている。
ここで、上記駆動部支持基体84上のディスク回転駆動機構82と情報信号読み取り手段としての光ピックアップ装置83は、ディスク5又は25を回転駆動させてこのディスク5又は25に対して情報の記録及び/又は再生を行うディスク駆動記録及び/又は再生手段である。また、初期位置検出スイッチ142と、各検出片145と、フォトインタラプタ146は、回転支持基体85の回転位置を検出する回転位置検出機構を構成している。
さらにまた、駆動部支持基体昇降操作機構88は、回転支持基体85に設けられ、駆動部支持基体84上のディスク回転駆動機構82と光ピックアップ装置83とを4個のディスクカートリッジ1又は21の内の任意の一つに対して接離する方向に昇降駆動させる昇降駆動機構である。
ここで、上記駆動部支持基体84上のディスク回転駆動機構82と情報信号読み取り手段としての光ピックアップ装置83は、ディスク5又は25を回転駆動させてこのディスク5又は25に対して情報の記録及び/又は再生を行うディスク駆動記録及び/又は再生手段である。また、初期位置検出スイッチ142と、各検出片145と、フォトインタラプタ146は、回転支持基体85の回転位置を検出する回転位置検出機構を構成している。
さらにまた、駆動部支持基体昇降操作機構88は、回転支持基体85に設けられ、駆動部支持基体84上のディスク回転駆動機構82と光ピックアップ装置83とを4個のディスクカートリッジ1又は21の内の任意の一つに対して接離する方向に昇降駆動させる昇降駆動機構である。
まず、ディスクカートリッジ収納体30が装着されるディスクカートリッジ収納体ホルダ81は、図12及び図13に示すように、ディスクカートリッジ収納体30の幅に略等しい天板90の相対向する両側に一対の側壁91,91を設け、断面コ字状に形成されてなる。また、ディスクカートリッジ収納体30が挿脱される収納体挿脱口92が構成される前端側と対向す後端側には、このディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されるディスクカートリッジ収納体30の過剰挿入を規制する挿入規制壁93が折曲形成されている。
そして、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81は、一対の側壁91,91を固定支持基体86の相対向する両側に植立した一対の側壁95,95にそれぞれ重ね合わせ、固定ビス96により固定されて上記固定支持基体86に取付けられている。そして、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の天板90と、固定支持基体86の一対の側壁95,95の上端側を上記天板90と平行となるように折曲して形成した収納体支持片94との間に構成される空間をもってディスクカートリッジ収納体30の装着部となされる。
なお、固定支持基体86は、この固定支持基体86に取付けられるディスクカートリッジ収納体ホルダ81の一対の側壁91,91の外側面側に突設した支持ピン97が衝撃吸収機能を有する弾性支持部材を介して外筺に支持されることによりこの外筺に取付けられる。
また、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の天板90上には、このホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30をイジェクト操作するイジェクト板98が配設されている。このイジェクト板98は、天板90に穿設した複数のスライドガイド溝90aにスライドガイドピン99を係合させるとともに、上記天板90に植立したスライドガイドピン100にスライドガイド溝101を係合させてディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されるディスクカートリッジ収納体30の装脱方向に移動可能に取付けられている。さらに、イジェクト板98の後端縁側には、天板90の一部を切り欠いて形成した切欠き溝102を介して、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81内に突出する押圧操作片103が設けられている。この押圧操作片103は、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されるディスクカートリッジ収納体30に押圧され、また、イジェクト操作されるディスクカートリッジ収納体30を押圧操作するものである。
このように形成されたイジェクト板98は、このイジェクト板98の一部を切り欠いて形成した一対のバネ係止片104、104と天板90に形成された一対のバネ係止片105,105間にそれぞれ張設された引張りバネ106,106により図12及び図13中矢印G方向に常時付勢されている。すなわち、イジェクト板98は、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30を上記収納体ホルダ81から排出する方向に付勢されている。
そして、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の天板90上には、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されるディスクカートリッジ収納体30により押圧操作片103が押圧操作され、引張りバネ106,106の付勢力に抗して図13中反矢印G方向にスライド操作されたイジェクト板98をディスクカートリッジ収納体30の装着位置に保持する略L字状をなすロック板108が設けられている。このロック板108は、天板90上に植立された支持軸109に枢支され、この支持軸109を中心に回動可能に取付けられ、一端側に形成したバネ係止片110と天板90の一部に形成されたバネ係止片111との間に張設された引張りバネ112により常時図12及び図13中矢印H方向に回動付勢されている。
上記ロック板108の他端部には、イジェクト板98に植立された被ロックピン114が一側面に摺接する回動規制溝115が穿設されている。この回動規制溝115の被ロックピン114が摺接する一側面側の先端部には、上記被ロックピン114と係合するロック片116が回動規制溝115内に突出するように形成されている。上記被ロックピン114とロック片116との係合は次のようにして行われる。すなわち、イジェクト板98がディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されるディスクカートリッジ収納体30により押圧操作され、ディスクカートリッジ収納体30の装着位置まで移動されていくと、被ロックピン114が回動規制溝115の一側面側に摺接されながら移動していき、ロック板108を引張りバネ112の付勢力に抗して回動させながらロック片116に乗り上げていく。そして、被ロックピン114がロック片116を乗り越えると、ロック板108が引張りバネ112の付勢力を受けて図12及び図13矢印H方向に回動復帰されることにより、上記被ロックピン114のロック片116への係合が行われる。その結果、イジェクト板98はディスクカートリッジ収納体30がディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着位置にされた位置にロックされる。
また、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の一方の側壁91には、ロック板108を引張りバネ112の付勢力に抗して回動操作し、被ロックピン114とロック片116との相対係合を解除してイジェクト板98を引張りバネ106,106により図12及び図13中矢印G方向に移動操作して、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30をイジェクト操作するイジェクト操作レバー121が取付けられている。このイジェクト操作レバー121は、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の一方の側壁91上に植立された一対のスライドガイドピン122,122に長孔123,123を係合させてイジェクト板98のスライド方向と同方向にスライド可能に取付けられている。そして、上記イジェクト操作レバー121の先端側の上端縁には、ロック板108の一端側から突設された被回動操作片124に相対当接するロック板回動操作片125が突設されている。また、上記イジェクト操作レバー121は、上記側壁91との間に張設された引張りバネ120によりロック板108の回動復帰方向である図12中矢印I方向に移動付勢されている。
そして、ディスクカートリッジ収納体30がディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着された位置にロックされるイジェクト板98のロックを解除し、ディスクカートリッジ収納体30のイジェクト操作を行うには、引張りバネ120の付勢力に抗してイジェクト操作レバー121を図12中反矢印I方向に移動操作する。このイジェクト操作レバー121の移動操作により、ロック板108が引張りバネ112の付勢力に抗して図12中反矢印H方向に回動され、ロック片116の被ロックピン114に対する相対係合が解除される。そして、イジェクト板98は、引張りバネ106,106の付勢力を受けて図12中矢印G方向に移動され、押圧操作片103によりディスクカートリッジ収納体30を押圧操作し、このディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81からイジェクト操作する。
なお、ロック板108に穿設した回動規制溝115のロック片116が突設された側の一側面と対向する他側面側には、イジェクト板98の一部を切起して形成した係止片126が係止する切欠き段部127が形成されている。これは、イジェクト操作レバー121が操作されてロック板108が引張りバネ112の付勢力に抗して回動操作され、ロック片116と被ロックピン114との相対係合解除されたとき、係止片126を切欠き段部127に当接させ、イジェクト板98の急峻な移動を規制するためのものである。すなわち、イジェクト操作レバー121の押圧操作の解除に関連してイジェクト板98の移動を行うようになし、突然にディスクカートリッジ収納体30がイジェクト操作されないようにするためのものである。
また、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81上に配設されたイジェクト板98の上記収納体ホルダ81の一方の側壁95上に重ね合わせられる垂下片129には、上記側壁95に形成された切欠き部を介して上記収納体ホルダ81に突出し、この収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30の一側面を押圧支持し、このディスクカートリッジ収納体30の水平方向の装着位置を規制する板バネからなるディスクカートリッジ収納体押圧部材128が設けられている。
ところで、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の内側面である天板90の内側面には、この収納体ホルダ81に装着されるディスクカートリッジ収納体30の蓋体33の一部を切り欠いて形成したラック板係合溝72に係合し、回動操作板62を回動操作する回動操作ギヤ68に噛合するラックギヤ130を一側に形成したラック板131が取付けられている。このラック板131は、図14に示すように、ディスクカートリッジ収納体30が挿入端から正しくディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されていくときにラック板係合溝72に係合する位置に設けられてなるものであって、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の一方の側壁95側に偏位した位置に沿って取付けられてなる。
そして、ラック板131は、ラックギア130を上端側の一側から突出するように形成してなるものであって、断面L字状に形成されてなる。そこで、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に形成されるラック板係合溝72の開口側端部72a、すなわちラック板131の挿入端側は幅広部となされている。従って、ラック板係合溝72にラック板131が係合すると、ディスクカートリッジ収納体30はディスクカートリッジ収納体ホルダ81の天板90に支持された状態となされ、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の下方側への脱落が防止されてなる。
上述のようにラックギヤ130を設けたラック板131が取り付けられたディスクカートリッジ収納体ホルダ81にディスクカートリッジ収納体30を収納体挿脱口92を介して挿入していくと、開口側端部72aからラック板係合溝72に上記ラック板131が係合していく。ディスクカートリッジ収納体30が、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の中途部まで挿入されると、図14に示すように、ラック板131に設けたラックギヤ130が回動操作ギヤ68に噛合する。
このとき、ラック板係合溝72は、一側側に偏倚した位置に設けられてなるので、ディスクカートリッジ収納体30が正しい挿入方向から収納体挿脱口92に挿入されない限りディスクカートリッジ収納体ホルダ81への挿入が禁止される。すなわち、ラック板131のラック板係合溝72への係合が禁止されるためである。
そして、ディスクカートリッジ収納体30を図14に示すようにディスクカートリッジ収納体ホルダ81に挿入させた状態からさらにディスクカートリッジ収納体ホルダ81内に挿入していくと、ディスクカートリッジ収納体30とラック板131との相対移動により、回動操作ギヤ68が14図中矢印F方向に回転操作されていく。この回動操作ギヤ68の図14中矢印F方向への回転により、回動操作板62が図14中矢印C方向に回動させられ、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52が図14中矢印A方向に操作される。シャッタ開放操作部材51の図14中矢印A方向への移動に伴い各ディスク収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のシャッタ部材10又は22のロックが解除される。そして、シャッタ部材10又は22は、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を開放させる図14中矢印A方向に移動される。この図14に示す状態からさらにディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81の内方に挿入していくと、ラックギア130に噛合する回動操作ギヤ68が図15図中矢印F方向に回転操作され、シャッタ部材10又は22は、図16に示すように、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を完全に開放させた位置に移動される。そして、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23は、ディスクカートリッジ収納体30に設けた開放部41を介して外方に臨まされた状態となる。
また、ディスクカートリッジ収納体30がディスクカートリッジ収納体ホルダ81に挿入されていくと、上記ディスクカートリッジ収納体30の挿入端側で押圧操作片103が押圧操作されてイジェクト板98が引張りバネ106,106の付勢力に抗して図13中反矢印G方向に移動される。このイジェクト板98の移動に伴って被ロックピン114がロック片116に乗り上げながら引張りバネ112の付勢力に抗してロック板108を図13中反矢印H方向に回動させる。そして、ディスクカートリッジ収納体30がディスクカートリッジ収納体ホルダ81の装着位置に至るまで挿入されと、ロック板108が引張りバネ112により図13中反矢印H方向に回動され、被ロックピン114がロック片116に相対係合し、イジェクト板98をディスクカートリッジ収納体装着位置に保持する。
ここで、引張りバネ112の付勢力に抗してイジェクト操作板121を押圧操作すると、ロック板108が図13中反矢印H方向に回動され被ロックピン114のロック片116への係合が解除され、イジェクト板98が引張りバネ106,106の付勢力を受けて図13中矢印G方向に移動される。そして、押圧操作片103によりディスクカートリッジ収納体30を押圧操作し、このディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81からイジェクト操作する。このとき、ディスクカートリッジ収納体30のイジェクト方向の移動に伴ってラックギヤ130に噛合された回動操作ギヤ68が図16反矢印F方向に回動され、回動操作板62を図16中矢印D方向に回動させる。そして、シャッタ開放操作部材51及びシャッタ閉塞操作部材52が図13中矢印B方向に移動され、各ディスクカートリッジ1又は21のシャッタ部材10又は22を情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23を閉塞する方向に移動させる。そして、ディスクカートリッジ収納体30がディスクカートリッジ収納体ホルダ81からイジェクトされたときには、情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23はシャッタ部材10又は22により完全に閉塞された状態となる。
従って、ディスクカートリッジ収納体30がディスクカートリッジ収納体ホルダ81に収納されたときに、各カートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21の情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23が開放された状態となり、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81からイジェクトされたときには情報信号記録再生用開口部8,9又は情報信号再生用開口部23がシャッタ部材10又は22により閉塞された状態となるので、ディスクカートリッジ1又は21に収納した光ディスク5又は25の確実な保護が実現される。
また、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81が取付けられた固定支持基体86上には、図12に示すように、駆動部支持基体84を支持する回転支持基体85が回転可能に支持されている。
この回転支持基体85は、金属板を打ち抜きして形成されてなるものであって、固定支持基体86上に回転可能に取付けられたとき、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30の各カートリッジ収納部35に収納されたいずれか1のディスクカートリッジ1又は21に対向するように駆動部支持基体84が取付けられている。この駆動部支持基体84には、図12及び図17に示すように、ディスクカートリッジ1又は21に収納された光ディスク5又は25を回転操作するディスク回転駆動機構82と、このディスク回転駆動機構82により回転操作される光ディスク5又は25の径方向に移動操作されて上記光ディスク5又は25に記録された楽音信号等の情報信号を読み取る光ピックアップ装置83が搭載されている。そして、駆動部支持基体84は、金属板を打ち抜いて形成されてなるものであって、基端側を弾性変位可能な支持部材である板バネ135を介して固定支持基体86に片持ち支持されている。従って、駆動部支持基体84は、板バネ135をヒンジ部として、固定支持基体86の平面に直交する方向に昇降可能となされている。この駆動部支持基体84の昇降操作は、後述するように構成される駆動部支持基体昇降操作機構88により行われる。
このようにディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を搭載した駆動部支持基体84を支持した回転支持基体85は、回転中心部に突設した回転支持軸133を固定支持基体86側に植立した枢支部134に枢支させて上記固定支持基体86に対し回転可能に支持されてなる。上記回転支持基体85は、第1の駆動モータ136によって回転駆動される回転支持基体回転駆動機構137により固定支持基体86に対し回転操作される。この回転支持基体回転駆動機構137は、固定支持基体86側に植立した枢支部134に一体的に取付けられたギヤ板138の外周囲に形成されたギヤ部139に噛合する中間ギヤ140と、この中間ギヤ140に噛合する駆動力伝達ギヤ機構141とから構成されてなる。上記中間ギヤ140と駆動力伝達ギヤ機構141は回転支持基体85側に取付けられている。また、駆動力伝達ギヤ機構141は、複数のギヤから構成され、第1の駆動モータ136の駆動軸に取付けられたウォームギヤ144と中間ギヤ140間を連結し、第1の駆動モータ136の回転駆動力を上記中間ギヤ140に伝達するように構成されている。
そして、第1の駆動モータ136が駆動されると、この駆動モータ136の回転駆動力が駆動力伝達ギヤ機構141及び中間ギヤ140を介して固定支持基体86側に取付けられたギヤ板138に形成されたギヤ部139に伝達され、回転支持基体85は回転支持軸133を中心にして固定支持基体86に対し回転操作される。
ところで、回転支持基体85は、光ディスク5又は25の再生を開始する前の初期状態にあるとき、図18に示すように、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30の4つのカートリッジ収納部35の内の特定のカートリッジ収納部35に対向する位置に回動された状態に置かれる。これは、ディスクカートリッジ収納体30に収納された4枚のディスクカートリッジ1又は21から使用者の所望に応じたディスクカートリッジ1又は21を選択した後、この選択したディスクカートリッジ1又は21に容易にディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を対向させるようにするためである。以下、上述した特定のカートリッジ収納部35に対向する位置を初期位置とし、0番地と記す。また、4つのカートリッジ収納部の番地をそれぞれ1番地、2番地、3番地4番地としておく。
この初期位置は、固定支持基体86側に配設された初期位置検出スイッチ142により検出される。この初期位置検出スイッチ142による初期位置(0番地)の検出について、図18及び図19を参照しながら説明する。
まず、図19図に示すように、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81にディスクカートリッジ収納体30が装着されると、第1の駆動モータ136が駆動を開始して回転支持基体85が回転操作される。そして、回転支持基体85は、この回転支持基体85の下面側に突設されたスイッチ操作片143が固定支持基体86側に配設した初期位置検出スイッチ142を押圧操作するまで図19図中反時計回り方向の矢印J方向に回転される。上記初期位置検出スイッチ142が図18に示すようにスイッチ操作片143より押圧操作されると、第1の駆動モータ136の回転が停止され、回転支持基体85は、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が特定されたカートリッジ収納部35に対向された初期位置である0番地のカートリッジ収納部35に対向された位置で停止される。
上述したような初期位置への駆動部支持基体84の回動は、ディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着すると、必ず行われ、使用者が所望したディスクカートリッジ1又は21に容易にディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を対向できるようにするための準備動作である。
そして、次に、使用者による操作キースイッチ等の操作によりディスクカートリッジ収納体30中の1つ、例えば、3番地のカートリッジ収納部35が選択されると、第1の駆動モータ136が回転を開始し、回転支持基体85を回転操作する。そして、第1の駆動モータ136は、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を配設した駆動部支持基体84を所望された3番地のカートリッジ収納部35に対向する位置まで回転操作して停止される。
このようにディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が選択された番地に位置するカートリッジ収納部35に対向する状態となった後、駆動部支持基体昇降操作機構88の第2の駆動モータ151が駆動を開始し、駆動部支持基体84をディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30側に上昇させられる。
そして、ディスク回転駆動機構82のディスクテーブルが使用者の所望の光ディスク5又は25にチャッキングされると、このディスク回転駆動機構82を構成するスピンドルモータが駆動を開始し、光ディスク5又は25を回転操作し、光ピックアップ装置83により情報信号の再生が行われる。
ところで、上述したようなディスクカートリッジ収納体30中の所望するカートリッジ収納部35の選択及びこのカートリッジ収納部35へのディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83の移動は、図18、図19及び図31に示すように、回転支持基体85の外周側に各カートリッジ収納部35に対応して1つずつ設けられた検出片145が固定支持基体86側に配設された1つのフォトイタラプタ146を通過することを検出して行われる。
そして、回転支持基体85が図31矢印R方向に回転すると、検出片145はフォトインタラプタ146の発光部146aと、受光部146bとを遮断して通過する。検出片145には、中央部に下方端を開放した下向きのスリットが形成されており、回転支持基体85が矢印R方向に回転することにより、検出片145のA部、B部がフォトインタラプタ146に検出される。この検出信号は、後述するシステムコントローラに供給される。後述するシステムコントローラは、上記検出信号をカウントしながら、そのカウント値が使用者により選択されるカートリッジ収納部35の番地に駆動支持基体84上のディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が対向する位置に対応する値になるまで駆動モータ136を駆動する。
なお、回転支持基体85の外周側には、図17に示すように、折曲形成された複数の支持片147を介して複数の転動ローラ148が取付けられている。これら転動ローラ148は、回転支持基体85が固定支持基体86上を円滑に回転することを保証するためのものである。
次に、回転支持基体85を回転操作し、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が所望のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に対向する位置に移動された後、駆動部支持基体84を昇降操作して、ディスク回転駆動機構82に光ディスク5又は25を装着させるとともに、この光ディスク5又は25に光ピックアップ装置83を近接させる駆動部支持基体昇降操作機構88について図17を参照しながら説明する。
この駆動部支持基体昇降操作機構88は、回転支持基体85側に配設された第2の駆動モータ151と、この第2の駆動モータ151により回転駆動されるカムギヤ152と、このカムギヤ152の回転によって回動操作される昇降操作レバー153と、この昇降操作レバー153の先端側に取付けられた昇降操作ブロック154とを主たる構成要素として構成されている。
そして、カムギヤ152は、回転支持基体85に植立された支軸155に回転可能に枢支されている。このカムギヤ152の基端側の外周囲には、ギヤ部152aが刻設されている。そして、このギヤ部152aに第2の駆動モータ151の回転駆動力を伝達する駆動力伝達ギヤ機構156を構成する第1のギヤ157が噛合されることにより、上記第2の駆動モータ151によって回転操作される。なお、第2の駆動モータ151と駆動力伝達ギヤ機構156は、第2の駆動モータ151の駆動軸に取付けられたウォームギヤ158に駆動力伝達ギヤ機構156を構成する斜歯ギヤ159を噛合させて連結されている。
また、昇降操作レバー153は、図20に示すように、基端側をコ字状に折曲形成した枢支部160を回転支持基体85に植立された支軸155に枢支させ、この支軸155を中心にして回動可能に取付けられている。この昇降操作レバー153の基端側から延長された一端側の中途部には略方形状をなすピン係合孔161が穿設されている。このピン係合孔161には、図17及び図20に示すように、カムギヤ152の先端側の回転中心に対し偏心した位置に取付けた昇降操作レバー操作ピン162が係合されている。また、昇降操作レバー153の基端側から延長された他端側の先端側は、回転支持基体85に昇降可能に支持された駆動部支持基体84の先端側に延長され、上記昇降操作レバー153の回動によって駆動部支持基体84を昇降操作する昇降操作ブロック154が取付けられている。この昇降操作ブロック154には、図21に示すように、駆動部支持基体84の先端側に設けられた上昇方向ガイドピン164が摺接する第1の傾斜カム部165と上記駆動部支持基体84の先端側に設けられた下降方向ガイドピン166が摺接する第2の傾斜カム部167が設けられている。この第2の傾斜カム部167は、上記第1の傾斜カム部165と対向する昇降操作ブロック154の背面側に形成されている。さらに、昇降操作ブロック154には、駆動部支持基体84が上昇位置に移動されたとき、駆動部支持基体84の先端に突設された上昇位置ロックピン163が係合し、上記駆動部支持基体84を上昇位置に保持する係合溝168が形成されている。
なお、上昇ガイドピン164は、図21に示すように、駆動部支持基体84の先端側に形成された昇降操作ブロック154が臨むコ字状の切欠き部169の一側側から突設された板バネ170の先端側に垂下するように取付けられた昇降操作ブロック154の第1の傾斜カム部165に当接させられている。上記板バネ170は、駆動部支持基体84の先端側に支軸170aを介して取付けられ、捩りコイルバネ170bにより昇降操作ブロック154から逃げる方向に回動付勢されている。また、下降ガイドピン166は、コ字状の切欠き部169の一側側から駆動部支持基体84の平面に平行に突設されて第2の傾斜カム部167に当接するように設けられている。一方、ロックピン163は、コ字状の切欠き部169の一側側から駆動部支持基体84の平面に平行に突設されて昇降操作ブロック154に当接するように設けられている。
さらに、昇降操作レバー153には、図17に示すように、カムギヤ152に取付けた昇降操作レバー操作ピン162が係合するピン係合孔161内に一側側が臨むようにしてリミッター板172が取付けられている。このリミッター板172は、昇降操作レバー操作ピン162による過剰可動操作を規制するものであって、図22及び図23に示すように、昇降操作レバー153に植立した支軸172aに一端側を枢支させ、この支軸172aを中心に回動可能に取付けられている。そして、リミッター板172は、支軸172aに巻回され一端側を昇降操作レバー153に係止させ他端側をリミッター板172に係止させて取付けられた捩りコイルバネ173により、一側側がピン係合孔161内に臨む方向の図22中矢印中矢印M方向に回動付勢されている。なお、リミッター板172は、昇降操作レバー153に形成した係止部174に先端側を係止させることにより、捩りコイルバネ173による回動付勢位置が規制されてなる。
また、昇降操作レバー153を回動操作するカムギヤ152には、図20に示すように、このカムギヤ152を回転操作する第2の駆動モータ151の駆動を制御する切り換えスイッチ175を操作するスイッチ操作レバー176が関連されている。このスイッチ操作レバー176は、回転支持基体85に植立された支軸177に基端側を枢支させ、この支軸177を中心にして回動可能に取付けられている。そして、上記スイッチ操作レバー176は、このスイッチ操作レバー176と回転支持基体85間に張設された引張りバネ178により図20中矢印N方向に回動付勢され、中途部をカムギヤ152のギヤ部156上に形成されたスイッチ制御カム部179に圧接させている。また、スイッチ操作レバー176の先端側のスイッチ操作部180を、回転支持基体85上に取付けられた切り換えスイッチ175の操作子181に対向させている。
そして、スイッチ操作レバー176は、カムギヤ152が回転することによりスイッチ制御カム部179に押圧操作されて引張りバネ178の付勢力に抗して第20図中反矢印N方向に回動されることにより、スイッチ操作部180が操作子181を押圧操作して切り換えスイッチ175を切り換え操作する。このスイッチ操作レバー176は、カムギヤ152が第2の駆動モータ151により回転操作され、駆動部支持基体84を上昇位置に移動された後、カムギヤ152のスイッチ制御カム部179に押圧操作されて回動され、第2の駆動モータ151を停止させるように切り換えスイッチ175を操作する。
さらにまた、カムギヤ152には、回転支持基体85が第1の駆動モータ136により回転操作され、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が所望のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に対向する位置に移動されるとき、回転支持基体85を固定支持基体86にロックさせる図27に示すような回転支持基体ロックレバー185が関連されている。この回転支持基体ロックレバー185は、一端側に固定支持基体86に植立されたロックピン186に係合する係合凹部187が形成され、他端側にカムギヤ152に形成したロックレバー操作カム部188に当接するカム当接部189が形成されている。そして、上記回転支持基体ロックレバー185は、中途部の一側に形成されたコ字状をなす枢支部190を回転支持基体85に植立した支軸191に枢支させ、この支軸191を中心に回動可能に取付けられている。また、上記回転支持基体ロックレバー185は、支軸191に巻回され一端側を回転支持基体85に係止させ他端側を回転支持基体ロックレバー185に係止させた捩りコイルバネ192により、一端側の係合凹部187がロックピン186に係合する方向の図27中矢印T方向に回動付勢されている。この回転支持基体ロックレバー185は、光ディスク5又は25を再生しないディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が所望のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21から離間させられた下降位置にあるときには、ロックレバー操作カム部188によりカム当接部189が押圧操作された状態に置かれ、捩りコイルバネ192の付勢力に抗して回動され、係合凹部187をロックピン186から離間させた状態に置かれる。すなわち、回転支持基体85を回転可能な状態に置く。そして、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が所望のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に対向され、これらディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83をディスクカートリッジ1又は21に近接する方向に移動させるようにカムギヤ152が回転を開始すると、ロックレバー操作カム部188によるカム当接部189を押圧操作する状態が解除される。そして、図28に示すように、回転支持基体ロックレバー185は、捩りコイルバネ192の付勢力を受けて回動され、係合凹部187をロックピン186に係合させ、回転支持基体85を位置決めロックする。
さらにまた、カムギヤ152には、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が所望のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に近接した位置に移動され、上記ディスクカートリッジ1又は21内の光ディスク5又は25の再生を可能となす状態に至ったとき、ディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81に押圧支持し、ディスクカートリッジ収納体30のガタ付きを防止するディスクカートリッジ収納体押圧部材195を操作する押圧部材操作レバー197が関連されている。この押圧部材操作レバー197は、図24に示すように回転支持基体85の上面側に植立された一対のスライドガイドピン198,198に長手方向を長径とした長孔199,199を係合させ、この長孔199,199の範囲でスライド可能に取付けられるとともに、引張りバネ200により図24中矢印P方向に移動付勢されている。また、上記押圧部材操作レバー197は、一端側に突設した係合ピン201を回転支持基体85に穿設した透孔202を介してカムギヤ152側に突出させ、このカムギヤ152の端面に形成した図示しないカム溝に係合させている。そして、この押圧部材操作レバー197は、カムギヤ152が回転することにより、係合ピン201がカムギヤ152の端面に形成したカム溝にガイドされて移動することにより、引張りバネ200の付勢力に抗してスライド操作される。
一方、ディスクカートリッジ収納体押圧部材195は、弾性変位可能な板バネにより形成され、図24に示すように、押圧部材操作レバー197上に直交するように重ね合わせられて圧接され、基端側を回転支持基体85に固定して取付けられている。このディスクカートリッジ収納体押圧部材195は、押圧部材操作レバー197上に重ね合わせられる部分に上記押圧操作レバー197側に突出して一対の突起部205,205が設けられ、先端側にディスクカートリッジ収納体30を押圧支持する収納体押圧部206が膨出形成されている。そして、ディスクカートリッジ収納体押圧部材195は、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83がディスクカートリッジ1又は21に近接されない状態にあるときには、一対の突起部205,205が押圧操作レバー197に穿設した係合孔207,207に係合し、先端の収納体押圧部206がディスクカートリッジ収納体30から離間する位置に変位させられている。そして、カムギヤ152がディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83をディスクカートリッジ1又は21に近接させる方向に回転し、押圧操作レバー197を引張りバネ200の付勢力に抗してスライドさせると、突起部205,205が係合孔207,207から離脱し、上記押圧操作レバー197に乗り上げる。突起部205,205が押圧操作レバー197上に乗り上げると、ディスクカートリッジ収納体押圧部材195は、先端側の収納体押圧部206がディスクカートリッジ収納体30に近接する方向に弾性変位させられ、図25に示すように、先端側に設けた収納体押圧部206によりディスクカートリッジ収納体30の底面側を押圧支持する。そして、ディスクカートリッジ収納体30は、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81の天板90に押圧支持され、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81内でのガタ付きが防止される。
さらにまた、押圧部材操作レバー197には、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が所望のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に近接した位置に移動され、上記ディスクカートリッジ1又は21内の光ディスク5又は25の再生を可能となす状態に至ったとき、回転支持基体85を固定支持基体86にロックさせる一対のロックアーム210,210を回動操作するロックアーム回動レバー211,211が図26に示すように関連されている。
上記一対のロックアーム210,210は、回転支持基体85に植立した支軸212,212にそれぞれ枢支され、これら支軸212,212を中心に回動可能に取付けられている。これらロックアーム210,210には、図26に示すように、それぞれロックアーム回動レバー211,211の先端側が連結されている。これらロックアーム回動レバー211,211は、回転支持基体85に植立した支軸213,213にそれぞれ枢支され、これら支軸213,213を中心に回動可能に取付けられている。また、一対のロックアーム回動レバー211,211の基端側は枢支ピン214を介して連結され、この枢支ピン214を中心に開閉可能となされている。そして、一対のロックアーム回動レバー211,211は、一方のロックアーム回動レバー211と回転支持基体85に張設された引張りバネ216により図26中矢印Q方向の開き方向に回動付勢されている。このように一対のロックアーム回動レバー211,211が回動付勢されることにより、ロックアーム210,210は、先端側が回転支持基体85の外方から引き込まれる方向に回動付勢され、固定支持基体86の外周側に形成した係合片217,217から離脱するようになされている。
また、引張りバネ216により回動付勢された一対のロックアーム回動レバー211,211は、他方のロックアーム回動レバー211の中途部に植立した枢支ピン218が回転支持基体85に穿設した透孔を介して押圧操作レバー197側に突出され、この押圧操作レバー197に枢支されている。
そして、押圧操作レバー197が引張りバネ200の付勢力を受けて初期位置にあるときには、一対のロックアーム回動レバー211,211は引張りバネ216の付勢力を受けて第26図中矢印Q方向の開き方向に回動付勢され、ロックアーム210,210を回転支持基体85内に引き込むようにしている。
次に、各カートリッジ収納部35にディスクカートリッジ1又は21を収納したディスクカートリッジ収納体30をディスク再生装置230のディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着する状態から上記ディスクカートリッジ1又は21に収納された光ディスク5又は25を再生するまでの動作を、このディスク再生装置230の回路構成を上述した機構の主要部を含めて示した図32と、フローチャート図33乃至図36とを新に用いて説明する。
先ず、使用者がディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着し、3番地のディスク収納部35に収納されているディスクカートリッジ1又は21に収納された光ディスク5又は25の再生を所望した時の、このディスク再生装置230の動作を図33のフローチャートの各ステップに沿って説明する。この図33は、図32の回路図に示すシステムコントローラの制御動作を主に、ディスク再生装置230の動作の流れを示している。
ディスクカートリッジ収納体30が、図13乃至図16のようにしてディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されると、図33のフローチャートのステップS1に示すように、図32のシステムコントローラ244は、他センサ群253の中のディスクカートリッジ収納体セット検出スイッチのオンを検出する。
次に、図11に示したように前面パネル230bが設けられた蓋体部230aが閉鎖されると、ステップS2に示すように、システムコントローラ244は、他センサ群253の中の開閉蓋検出スイッチから蓋体部230aの閉鎖を検出する。
次に、ステップS13に示すように、使用者が図11及び図32に示す操作キー群232の中から3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のディスク5又は25の選択を行う操作(以下、3番地のディスク選択という)をしたか否かの判定が、システムコントローラ244で行われる。ここで、システムコントローラ244が3番地のディスク選択が行われたと判断するとステップS14に進み、3番地のディスク選択が行われていないと判断すると別処理に進む。
次に、ステップS14に示すように、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241に第1の駆動モータ136の駆動を制御させ、回転支持基体85を図19中矢印J方向の反時計回り方向に回転させる。この第1の駆動モータ136の駆動力は、駆動力伝達ギヤ機構141、中間ギヤ140を介して図12に示した固定支持基体86側のギヤ部139に伝達され、第1の駆動モータ136を取付けた回転支持基体85が回転支持軸133を中心にして固定支持基体86に対し回転する。
この回転支持基体85の反時計回り方向への回転は、図19に示すスイッチ操作片143が初期位置検出スイッチ142を押圧操作するまで行われる。すなわち、ステップS15にて初期位置検出スイッチ142がスイッチ片143によりオンされたか否かをシステムコントローラ244が判定するまで行われる。
ここで図18に示すように初期位置検出スイッチ142がスイッチ操作片143により押圧操作されると、システムコントローラ244は、ステップS16に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動を停止させる。すると、回転支持基体85は、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を特定されたカートリッジ収納部35に対向させた初期位置(0番地)で停止される。
なお、ステップS15でシステムコントローラ244が初期位置検出スイッチ142のスイッチ片143による押圧を検出しないと、ステップS14の回転支持基体85の反時計回り方向への回転は、継続される。
このように、光ディスク5又は25の再生を開始する前に、回転支持基体85の位置を該回転支持基体85上に設けられたディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を特定されたカートリッジ収納部35に対向させた初期位置(0番地)となるように回転させておくのは、使用者によるディスク選択後、容易にディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を所望の位置にセットできるようにするためである。
次のステップS17からステップS23までは、使用者が操作キー群232で行った3番地のディスク選択すなわち3番地のカートリッジ収納部35に対向する位置にディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を移動させる動作の流れを示している。
先ず、ステップS17に示すように、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241に第1の駆動モータ136の駆動を制御させ、回転支持基体85を図18中矢印K方向の時計回り方向に回転操作させる。
すると、回転支持基体85の回転に伴ってこの回転支持基体85の外周側に設けられた検出片145が固定支持基体86側に配設されたフォトインタラプタ146を通過する。ここで、検出片145は、各カートリッジ収納部35に対応して1つずつ設けられている。そして、検出片145がフォトインタラプタ146を通過する数をシステムコントローラ244がカウントすることにより、使用者の所望の番地に対応するカートリッジ収納部35が選択される。これは、システムコントローラ244がステップS18に示すように、フォトインタラプタ146の1番地スリット検出を判定した後、ステップS19に示すように、2番地スリット検出を判定し、さらにステップS20に示すように3番地スリット検出を判定することにより行われる。ただし、ステップS20での3番地スリット検出判定では、図31で示したようなA部の検出を判定する。
このステップS20で3番地スリットA部の検出を判定すると、システムコントローラ244は、ステップS21に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動をパルス幅変調(PWM:pulse width modulation)制御する。すると、回転支持基体85もこのPWM制御に応じて回転される。
次に、ステップS22に示すように、システムコントローラ244は、フォトインタラプタ146が3番地スリットのB部の検出を行ったか否かを判定する。ここで、YESの判定であれば、ステップS23に進み、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136を停止する。
この結果、このディスク再生装置230は、使用者が操作キー群232で行った3番地のディスク選択すなわち3番地のカートリッジ収納部35に対向する位置にディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を移動させることができる。
このようにディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83が選択された番地に位置するカートリッジ収納部35に対向する状態となった後、今度はステップS24乃至ステップS26に示す動作の流れにより、駆動部支持基体昇降操作機構88の第2の駆動モータ151がディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83等を配設した駆動部支持基体84を駆動する。
まず、ステップS24に示すように、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241に第2の駆動モータ151の駆動を制御させ、駆動部支持基体84を3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21方向に上昇させる。この第2の駆動モータ151の回転駆動力は図17に示すように、駆動力伝達ギヤ機構156を介してカムギヤ152に伝達され、このカムギヤ152を図27中矢印R方向に回転させる。カムギヤ152が図27中矢印R方向に回転すると、このカムギヤ152に設けた昇降操作レバー操作ピン162をピン係合孔161に係合させた昇降操作レバー153が図17中矢印S方向に回転される。すなわち、昇降操作レバー操作ピン162がピン係合孔161を押圧しながら、昇降操作レバー153を図17中矢印S方向に回転される。
そして、昇降操作レバー153が図17中矢印L方向に回転していくと、図21に示すように、駆動部支持基体84の先端側に設けた上昇ガイドピン164が第1の傾斜カム部165に摺接されながら、昇降操作ブロック154の上方へ移動していく。
また、カムギヤ152が第27図中矢印R方向に回転すると、カム当接部189を上記カムギヤ152に設けたロックレバー操作カム部188に当接させた回転支持基体ロックレバー185が、捩りコイルバネ192の付勢力を受けて図27中矢印T方向に回動する。そして、本実施例ではカムギヤ152が図27中矢印R方向に60゜回転すると、回転支持基体ロックレバー185の一端側に設けた係合凹部187が図28に示すように固定支持基体86側に設けたロックピン186に係合し、回転支持基体85を固定支持基体86にロックする。このように回転支持基体ロックレバー185がロックピン186にロックされることにより、固定支持基体85は、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を選択された番地に位置するカートリッジ収納部35に対向する位置に正確に位置決めされる。
上述のように回転支持基体85が固定支持基体86にロックされた後、さらにカムギヤ152が図28中矢印R方向に回転すると、さらに昇降操作レバー153が図28中矢印S方向に回転されていく。そして、駆動部支持基体84の先端側に設けた上昇ガイドピン164が第1の傾斜カム部165に摺接されながらさらにこの第1の傾斜カム部165の上方へ移動していく。カムギヤ152が、図29中矢印R方向に略160゜回転すると、図30に示すように、上昇ガイドピン164が第1の傾斜カム部165の上面側の水平部上に至り、ロックピン163が昇降操作ブロック154の上端側に形成された係合溝168に係合する。その結果、駆動部支持基体84は、ヒンジ部としての板バネ135を中心にして、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されたディスクカートリッジ収納体30側に上昇させられる。
また、駆動部支持基体84を上昇位置に移動させるまで昇降操作レバー153が図29中矢印S方向に回転すると、この昇降操作レバー153の昇降操作ブロック154を取付けた先端を折曲して形成した係止片220が固定支持基体86上に取付けた昇降操作レバー押圧支持バネ221の下面側に進入する。すなわち、係止片220が、図30に示すように昇降操作レバー押圧支持バネ221により固定支持基体86上に押圧支持されることにより、昇降操作レバー153が回動不能な状態に支持される。このように昇降操作レバー153が回動不能な状態に支持されることにより、駆動部支持基体84は昇降操作ブロック154により確実に上昇位置に保持される。
そして、駆動部支持基体84を上昇位置に移動させるまでカムギヤ152が回転されると、このカムギヤ152により押圧部材操作レバー197が引張りバネ200の付勢力に抗してスライド操作される。この押圧部材操作レバー197のスライド操作により、ディスクカートリッジ収納体押圧部材195がその先端側の収納体押圧部206をディスクカートリッジ収納体30に近接する方向に弾性変位させられ、第25図示すように、上記収納体押圧部206によりディスクカートリッジ収納体30の底面側を押圧支持する。そして、ディスクカートリッジ収納体30は、ディスクカートリッジ収納体ホルダ81に圧接支持され、このホルダ81内でのガタ付きが防止される。
また、押圧部材操作レバー197がスライド操作されることにより、ロックアーム210,210を回転支持基体85の外方に突出させ、固定支持基体86の外周側に形成した係合片217,217に係合させ回転支持基体85を固定支持基体86にロックにし、光ディスク5又は25の再生中に回転支持基体85が不用意な回転してしまうことを規制するようにしている。
そして、駆動部支持基体84を上昇位置に移動させるまで昇降操作レバー153を図29中矢印S方向に回転させると、ステップS25に示すように、システムコントローラ244が他センサ群253の中のチャッキングセンサにより、ディスク回転駆動機構82のディスクテーブル224が3番地のカートリッジ収納部35に収納されているディスク5又は25にチャッキングされたか否かを判定する。
このステップS25でディスク回転駆動機構82のディスクテーブル224が3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスク5又は25にチャッキングされたとシステムコントローラ244が判定すると、このシステムコントローラ244は、ステップS26に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第2の駆動モータ151の駆動を停止し、駆動部支持基体84の上昇を停止させる。具体的には、カムギヤ152が略160゜回転すると、スイッチ操作レバー176はカムギヤ152に設けたスイッチ制御カム部179により押圧操作されて引張りバネ178の付勢力に抗して図28中矢印T方向に回動され、スイッチ操作部180により切り換えスイッチ175の切り換え操作が行われる。そして、第2の駆動モータ151の駆動が停止され、駆動部支持基体84の上昇操作が完了する。
ところで、駆動部支持基体84が上昇位置に移動されると、この駆動部支持基体84上に植立した一対の位置決めピン221,222がディスクカートリッジ収納体30の底面壁34に設けた切欠き穴42及び切欠き部43を介してカートリッジ収納部35内に進入し、このカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21の位置決めピン係合孔19,20に係合する。また、駆動部支持基体84上に植立した高さ位置決めピン223が上記ディスクカートリッジ1又は21の下面を支持するようになる。そして、ディスクカートリッジ1又は21は、駆動部支持基体84上に水平方向及び高さ方向に位置決めが図られた状態で支持された状態となる。
このとき、駆動部支持基体84上に搭載されたディスク回転駆動機構82のディスクテーブル224は、ディスクカートリッジ収納体30の底面壁34に設けた開放部41を介してカートリッジ収納部35内に突出し、このカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のディスクテーブル進入用開口部6に進入する。そして、上記ディスクカートリッジ1又は1内に収納された光ディスク5又は25が上述したようにディスクテーブル224上にチャッキングされ、このディスクテーブル224と一体に回転可能な状態となる。
次に、システムコントローラ244は、ステップS27に示すように、モータ駆動制御回路241を介してピックアップ送りモータ226の駆動を制御し、駆動部支持基体84上に搭載された光ピックアップ装置82をディスク1又は21の最内周に位置するように移動する。
次に、ステップS28では、光ピックアップ装置82がディスク1又は21の最内周に移動したか否かをシステムコントローラ244が他センサ群253の中の光学ピックアップ装置最内周検出スイッチの検出情報から判定する。ここで、光学ピックアップ装置82が最内周に位置したとシステムコントローラ244が判定すると、ステップS29に進む。
そして、ステップS29では、使用者によって所望された3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のディスク5又は25の再生を開始する。
このディスク5又は25の再生は、以下に説明するように行われる。先ず、ディスクテーブル224上に光ディスク5又は25がチャッキングされ、光ピックアップ装置82が対物レンズ225を光ディスク5又は25に近接させた位置に移動されると、ディスク回転駆動機構82を構成するスピンドルモータが駆動を開始し、光ディスク5又は25を回転操作する。この光ディスク5又は25の回転に伴って光ピックアップ装置83がピックアップ送りモータ226により一対の送りガイド227,227にガイドされて上記光ディスク5又は25の最内周から外周に送り操作される。
このとき、光ピックアップ装置83は、対物レンズ225からディスク5又は25の目的トラックにレーザ光を照射し、その反射光から出力信号を得る。この光ピックアップ装置83の出力信号は、復調(RFアンプ)回路242に供給される。このRFアンプ回路242は、光ピックアップ装置83の出力信号からフォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号を抽出して再生系サーボ回路243に供給すると共に、上記出力信号を2値化してデコーダ248に供給する。
再生系サーボ回路243は、例えばフォーカスサーボ制御回路やトラッキングサーボ制御回路、スピンドルモータサーボ制御回路、スレッドサーボ制御回路等から構成される。この再生系サーボ回路243は、該再生系サーボ回路243により制御される各部の動作状態を示す情報をシステムコントローラ244に供給している。システムコントローラ244は、これらの情報を基に再生系サーボ回路243を制御している。
システムコントローラ244には、操作キー群232や表示駆動回路245を介して表示部231が接続されている。また、システムコントローラ244は、ディスク名をメモリ(RAM)246に記憶させておく。
デコーダ248は、RFアンプ回路242により2値化された再生出力信号について、デインターリーブ処理や誤り訂正のための復合処理やEFM復調処理等を行う。このデコーダ248により上述した所定の処理が施されたデータは、バッファ用のメモリ(RAM)249に書き込まれる。
このバッファRAM249へのデータの書き込みは、システムコントローラ244により、RAMコントローラ247を介して制御されている。また、このバッファRAM249からのデータの読出しも同様である。
このRAMコントローラ247により、バッファRAM249から読み出されたデータは、デコーダ250に供給される。このデコーダ250は、バッファRAM249からのデータに所定の処理、例えば、データ伸張処理を施し、16ビットのディジタルオーディオデータを再生する。
この16ビットのディジタルオーディオデータは、D/Aコンバータ251に供給され、アナログオーディオ信号に変換されて出力端子252から導出される。
以上が図33のステップS11からステップS29までに示したように、3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスク5又は25を再生するまでの動作である。
そして、指定された3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に収納された光ディスク5又は25の再生が終了すると、再び第2の駆動モータ151が駆動を開始し、カムギヤ152が前述した駆動支持基体84を上昇させる方向と同方向に回転される。このカムギヤ152の回転により昇降操作レバー153が図29中反矢印S方向に回転される。そして、駆動部支持基体84の先端側に設けた下降ガイドピン166が昇降操作ブロック154の第2の傾斜カム部167に摺接されながら、この傾斜カム部167の下方に移動していく。そして、駆動部支持基体84は、自重により板バネ135をヒンジ部として下方に移動される。このとき、回転支持基体ロックレバー185は、捩りコイルバネ192の付勢力に抗して回動され、係合凹部187をロックピン186から離脱させる。また、押圧部材操作レバー197も引張りバネ200の付勢力を受けて初期位置に復帰移動され、ディスクカートリッジ収納体押圧部材195によるディスクカートリッジ収納体30の押圧支持が解除されるとともに、ロックアーム210,210の固定支持基体86へのロックも解除される。そして、カムギヤ152が図29中矢印R方向に略350゜回転されると、スイッチ操作部180により切り換えスイッチ175の切り換え操作が再び行われ、第2の駆動モータ151の駆動が停止され、図21に示すように、駆動部支持基体84の下降操作が完了し、回転支持基体85が回転支持軸133を中心にして回動可能な状態となる。
次に、使用者がディスクカートリッジ収納体30をディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着したときの、このディスク再生装置230の動作を図34のフローチャートの各ステップに沿って説明する。この図34も、図32の回路図に示すシステムコントローラ244の制御動作を主に、ディスク再生装置230の動作の流れを示している。
ディスクカートリッジ収納体30が、図13乃至図16のようにしてディスクカートリッジ収納体ホルダ81に装着されると、図34のフローチャートのステップS31に示すように、すなわち、図33に示したステップS1と同様に、システムコントローラ244は、他センサ群253の中のディスクカートリッジ収納体セット検出スイッチのオンを検出する。
次に、図11に示したように蓋体部230aが閉鎖されると、ステップS32に示すように、システムコントローラ244は、他センサ群253の中の蓋体開閉検出スイッチから蓋体部230aの閉鎖を検出する。
次に、ステップS33に示すように、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241に第1の駆動モータ136の駆動を制御させ、回転支持基体85を図19中矢印J方向の反時計回り方向に回転させる。
この回転支持基体85の反時計回り方向への回転は、上述したように、スイッチ操作片143が初期位置検出スイッチ142を押圧操作するまで行われる。すなわち、ステップS34にて初期位置検出スイッチ142がスイッチ片143によりオンされたか否かをシステムコントローラ244が判定するまで行われる。
ここで図18に示すように初期位置検出スイッチ142がスイッチ操作片143により押圧操作されると、システムコントローラ244は、ステップS35に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動を停止させる。すると、回転支持基体85は、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を特定されたカートリッジ収納部35に対向させた初期位置(0番地)で停止される。
なお、ステップS34でシステムコントローラ244が初期位置検出スイッチ142のスイッチ片143による押圧を検出しないと、ステップS33の回転支持基体85の反時計回り方向への回転は継続される。
次に、ステップS36では、システムコントローラ244がモータ駆動制御回路241に第1の駆動モータ136の駆動を制御させ、回転支持基体85を図18中矢印K方向の時計回り方向に回転操作させる。
すると、回転支持基体85の回転に伴って、検出片145が固定支持基体86側に配設されたフォトインタラプタ146を通過する。
ステップS37では、フォトインタラプタ146が1番地スリットのA部を検出したか否かを判定する。ここで、YES(検出した)と判定すると、システムコントローラ244は、ステップS38に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動をPWM制御する。すると、回転支持基体85もこのPWM制御に応じて回転される。
次に、ステップS39に示すように、システムコントローラ244は、フォトインタラプタ146が1番地スリットの検出を行ったか否かを判定する。ここで、YESと判定であれば、ステップS40に進み、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136を停止する。
次に、システムコントローラ244は、ステップS41に示すように、上記図33で行ったステップS24〜ステップS26までの動作を行う。すなわち、モータ駆動制御回路241に第2の駆動モータ151の駆動を制御させ、駆動部支持基体84を3番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21方向に上昇させ、ディスクテーブル224が3番地のカートリッジ収納部35に収納されているディスク5又は25にチャッキングされたか否かを判定し、モータ駆動制御回路241を介して第2の駆動モータ151の駆動を停止し、駆動部支持基体84の上昇を停止させる。
次に、システムコントローラ244は、ステップS42に示すように、RFアンプ回路242で復調されたデータの内TOC(table fo contents)情報を読み込む。このTOC情報は、1番地、2番地、3番地、4番地の順番で読み込まれる。このTOC情報は、バッファRAM249に記憶される。
次に、システムコントローラ244は、ステップS43に示すように、光ピックアップ装置83を最外周に移動させ、ステップS44に示すように第2の駆動モータ151により駆動部支持基体84を下降させる。
次に、システムコントローラ244は、ステップS45に示すように、駆動部支持基体84の下降が終了したか否かを他センサ群253の中の光ピックアップ装置下降検出スイッチの検出結果を基に判定する。ここで、駆動部支持基体84が下降したと判定すると、システムコントローラ244は、ステップS46に示すように、上記ステップS36から上記ステップS45までに示した動作を2番地〜4番地のディスクのTOC読み取りのため繰り返す。
上記ステップS46に示したように、2番地〜4番地までのTOC情報の読み取りが終了すると、このシステムコントローラ244は、ステップS47に示すようにモータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ151を駆動し、回転支持基体85を反時計回りに回転させる。
そして、システムコントローラ244は、4番地、3番地、2番地の順に検出片145のスリット部を検出する。ここで、各検出片145のスリットを検出することにより、回転支持基体85の現在の位置を判断することができる。
次に、システムコントローラ244は、1番地のカートリッジ収納部35に対向する位置に駆動部支持基体84が達したか否かをステップS49〜ステップS51で判定する。すなわち、ステップS49では、1番地のスリットのA部を検出したかを判定し、ここで、1番地スリットのA部を検出したと判定すると、システムコントローラ244は、ステップS50に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動をPWM制御する。すると、回転支持基体85もこのPWM制御に応じて回転される。
次に、ステップS51に示すように、システムコントローラ244は、フォトインタラプタ146が1番地スリットのB部の検出を行ったか否かを判定する。ここで、YESの判定であれば、ステップS52に進み、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136を停止し、このディスク再生装置230をいわゆる待機状態にする。
次に、このディスク再生装置230がディスクを再生中のとき、又は待機中のときに、使用者がディスクカートリッジ収納体をイジェクトした場合について、このディスク再生装置230の動作を図35のフローチャートの各ステップに沿って説明する。この図34も、図32の回路図に示すシステムコントローラ244の制御動作を主に、ディスク再生装置230の動作の流れを示している。
システムコントローラ244は、先ず、ステップS61に示すように、他センサ群253の中のフロントパネル開閉検出スイッチにより、フロントパネルの開放を検出する。
すると、システムコントローラ244は、ステップS62に示すように、光ピックアップ装置83をピックアップ送りモータ226により最外周に移動させ、ステップS63に示すように第2の駆動モータ151により駆動部支持基体84を下降させる。
次に、システムコントローラ244は、ステップS64に示すように、駆動部支持基体84の下降が終了したか否かを他センサ群253の中の光ピックアップ装置下降検出スイッチの検出結果を基に判定する。ここで、駆動部支持基体84が下降したと判定すると、システムコントローラ244は、ステップS65に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ151を駆動し、回転支持基体85を反時計回りに回転させる。
次に、システムコントローラ244は、2番地のカートリッジ収納部35に対向する位置に駆動部支持基体84が達したか否かをステップS66〜ステップS68で判定する。すなわち、ステップS66では、2番地のスリットのA部を検出したかを判定し、ここで、2番地スリットのA部を検出したと判定すると、システムコントローラ244は、ステップS67に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動をPWM制御する。すると、回転支持基体85もこのPWM制御に応じて回転される。
次に、ステップS68に示すように、システムコントローラ244は、フォトインタラプタ146が2番地スリットのB部の検出を行ったか否かを判定する。ここで、YESの判定であれば、ステップS69に進み、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136を停止する。
ここで、光ピックアップ装置83を2番地に移動させるのは、この2番地がフロントパネル側から最も離れた位置であるためである。これは、開口部であるカートリッジ挿脱口92からのゴミ等の侵入に備えるためであり、同様の理由で、光ピックアップ装置83は、駆動支持基体84の下降と同時にディスクの最外周に位置させられる。
すなわち、駆動支持基体84は、フロントパネルの開放により、必ず2番地へ移動し、閉鎖により必ず初期位置に移動する。
次に、使用者が操作キー群232を操作し、現在再生されている3番地のカートリッジ収納部35に収納されているディスク5又は25から4番地のカートリッジ収納部35に収納されているディスク5又は25にその再生を変えた場合の、このディスク再生装置230の動作を図36のフローチャートの各ステップに沿って説明する。この図36も、図32の回路図に示すシステムコントローラ244の制御動作を主に、ディスク再生装置230の動作の流れを示している。
まず、現在3番地のディスクを再生しているときに、使用者により4番地のディスク選択がステップS71に示すように行われたとする。
すると、システムコントローラ244は、ステップS72〜ステップS74により、3番地のディスクの再生を停止し、光ピックアップ装置83を最外周に移動すると共に、第2の駆動モータ151により、駆動部支持基体84を下降させる。
次に、システムコントローラ244は、駆動部支持基体84の下降が終了したか否かをステップS75に示すように、他センサ群253の中の光ピックアップ装置下降検出スイッチの検出結果を基に判定する。ここで、駆動部支持基体84が下降したと判定すると、システムコントローラ244は、ステップS76に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136を駆動し、回転支持基体85を時計回り方向に回転させる。
次に、システムコントローラ244は、4番地のカートリッジ収納部35に対向する位置に駆動部支持基体84が達したか否かをステップS77〜ステップS79で判定する。すなわち、ステップS77では、4番地のスリットのA部を検出したかを判定し、ここで、4番地スリットのA部を検出したと判定すると、システムコントローラ244は、ステップS78に示すように、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136の駆動をPWM制御する。すると、回転支持基体85もこのPWM制御に応じて回転される。
次に、ステップS79に示すように、システムコントローラ244は、フォトインタラプタ146が4番地スリットのB部の検出を行ったか否かを判定する。ここで、YESの判定であれば、ステップS80に進み、システムコントローラ244は、モータ駆動制御回路241を介して第1の駆動モータ136を停止する。
次に、システムコントローラ244は、ステップS81に示すように、上記図33で行ったステップS24〜ステップS26までの動作を行う。すなわち、モータ駆動制御回路241に第2の駆動モータ151の駆動を制御させ、駆動部支持基体84を4番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21方向に上昇させ、ディスクテーブル224が4番地のカートリッジ収納部35に収納されているディスク5又は25にチャッキングされたか否かを判定し、モータ駆動制御回路241を介して第2の駆動モータ151の駆動を停止し、駆動部支持基体84の上昇を停止させる。
次に、システムコントローラ244は、上記図33に示したように、モータ駆動制御回路241を介してピックアップ送りモータ226の駆動を制御し、駆動部支持基体84上に搭載された光ピックアップ装置82をディスク1又は21の最内周に位置するように移動する。そして、光ピックアップ装置82がディスク1又は21の最内周に移動したか否かをシステムコントローラ244が他センサ群253の中の光学ピックアップ装置最内周検出スイッチの検出情報から判定する。ここで、光学ピックアップ装置82が最内周に位置したとシステムコントローラ244が判定すると、ステップS82に進む。
そして、ステップS82では、使用者によって所望された4番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21のディスク5又は25の再生を開始する。
すなわち、このディスク再生装置230では、駆動部支持基体84の下降操作が完了し、回転支持基体85が回転支持軸133を中心にして回動可能な状態となると、第1の駆動モータ136が駆動を開始し、回転支持基体85を回転操作し、次に指定された番地のカートリッジ収納部35に対応する位置にディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を移動させる。そして、第2の駆動モータ151を駆動させてカムギヤ152を回転操作し、前述した通りの駆動部支持基体84の上昇操作を行って次に指定された番地のカートリッジ収納部35に収納されたディスクカートリッジ1又は21に収納された光ディスク5又は25の再生を行う。このような光ディスク5又は25の再生操作を繰り返すことによって、ディスクカートリッジ収納体30に収納された複数のディスクカートリッジ1又は21に収納された各光ディスク5又は25が順次再生される。
上述した具体例では、ディスクカートリッジ1又は21に収納される光ディスク5又は25に記録された情報信号を専ら再生するディスク再生装置について説明したが、本発明は情報信号の再記録を可能となす光ディスク5を収納したディスクカートリッジ1を用いることにより情報信号の記録を可能となす装置とすることができる。この場合には、光ピックアップ装置83が配設される側に、上記光ディスク5に外部磁界を印加する外部磁界ヘッドを設けるようになす。あるいは、光ビームのみを用いて情報信号の記録を可能となす光ディスク5を用いて、光ピックアップ装置83により情報信号の記録を行うようにしてもよい。
上述したような具体例となるディスク再生装置230を含む本実施例に係るディスク記録及び/又は再生装置は、互いのディスク主面が同一平面上となるようにディスク5又は25を収納したディスクカートリッジ1又は21を同心上に複数並列配置したディスクカートリッジ収納体30の中から使用者の所望の1のディスク5又は25を選択して記録及び/又は再生を行うので、従来のようにディスクを積み重ねた際の厚さを考慮することがなく、機構の簡素化及び小型・薄型化を実現できる。
また、ディスク回転駆動機構82と光ピックアップ装置83とを回転支持基体85に配置し、この回転支持基体85を固定支持基体86に対して回転可能とし、この回転支持基体85の回転位置を初期位置検出スイッチ142、検出片145、及びフォトインタラプタ146で検出し、初期位置検出スイッチ142及びフォトインタラプタ146の検出出力を基にシステムコントローラ244が回転支持基体85を回転制御する第1の駆動モータ136の回転制御を行うので、安定した状態での情報信号の記録及び/又は再生を行うことができる。
また、回転支持基体85の回転位置を検出する回転位置検出手段は、初期位置検出スイッチ142、検出片145及びフォトインタラプタ146で構成されているので、この回転位置検出手段の機構は簡素化され、回転支持基体85及び固定支持基体86の小型化、薄型化を助けると共に、故障の発生を抑える。もちろん、正確な位置決めを行うことができる。
また、回転支持基体85の回転時に光ピックアップ装置83が固定支持基体86側に設けられたフォトインタラプタ146等の部品に接触するのを防ぐ構成となっており、さらに、ディスク交換時等に回転支持基体85の回転までの動作を速やかに行うことができる。また、ディスクカートリッジ収納体30のイジェクト時に開放されてしまう挿脱口からの異物の混入に対して、ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を保護することができる。
また、ディスクカートリッジ収納体30が装着される毎に、回転支持基体85上のディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83を初期位置に移動するので、使用者のディスク選択に対応した該ディスク回転駆動機構82及び光ピックアップ装置83の回転移動を速やかに行うことができる。
1,21 ディスクカートリッジ、 30 カートリッジ収納体、 81 ディスクカートリッジ収納体ホルダ、 83 光ピックアップ装置、 85 回転支持基体、 87 回転駆動機構、 142 初期位置検出スイッチ、 145 検出片、 146 フォトインタラプタ、 230a 蓋体部、 231 表示部、 232 操作キー群、 241 モータ駆動制御回路、 244 システムコントローラ、 245 表示駆動回路、 250 デコーダ、 251 D/Aコンバータ、 253 他センサ群
Claims (7)
- 互いのディスク主面が同一平面上となるように複数のディスクが同一のディスク収納体に並列配置されると共にこれらのディスクのうちの一つを選択し、この選択されたディスクに対して記録及び/又は再生を行うようになされたディスク記録及び/又は再生装置であって、
上記ディスクを回転駆動させて該ディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うディスク駆動記録及び/又は再生手段と、
上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段が配置されると共に、固定支持基体に対して回転可能に設けられた回転支持基体と、
上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段が上記ディスク収納体に並列配置された上記複数のディスクのそれぞれに亘って対向するように上記回転支持基体を回転駆動させる回転駆動機構と、
上記回転支持基体の回転位置を検出する回転位置検出手段と、
上記回転位置検出手段からの検出出力に基づいて上記回転駆動機構を回転制御する制御手段とを備え、
上記制御手段によって回転制御された上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段によって上記ディスク収納体に収納されたディスクに対して情報の記録及び/又は再生を行うことを特徴とするディスク記録及び/又は再生装置。 - 上記回転位置検出手段は、上記回転支持基体の回転移動に対する基準位置となる初期位置を検出する初期位置検出手段と、上記ディスクがそれぞれ配される複数の位置に対応して上記回転支持基体に設けられた複数の被検出部と、上記固定支持基体に設けられて複数の上記被検出部のうちの少なくとも一つに対応して上記回転支持基体の回転位置を検出する単一の検出素子とを有することを特徴とする請求項1記載のディスク記録及び/又は再生装置。
- 上記制御手段は、上記初期位置検出手段及び上記検出素子からの検出出力に基づき上記回転駆動機構を駆動制御して上記回転支持基体に設けられたディスク駆動記録及び/又は再生手段を上記複数のディスクのうちの任意の一つに対向するように上記回転支持基体を回転駆動させるようになされることを特徴とする請求項2記載のディスク記録及び/又は再生装置。
- 上記回転位置検出手段は、それぞれスリット部を有すると共に、配置されるディスクの最大枚数に対応して上記回転支持基体に同心上に設けられた上記被検出部としての複数の検出片と、この検出片及びスリット部を光学的に検出する検出素子としての光センサとを有し、上記制御手段は、上記光センサからの検出出力に応じて上記回転駆動機構として構成される駆動モータに印加する電圧をPWM制御するようになされることを特徴とする請求項1記載のディスク記録及び/又は再生装置。
- 上記回転支持基体に設けられ、上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段を上記複数のディスクのうちの任意の一つに対して接離する方向に昇降駆動させる昇降駆動機構を有してなることを特徴とする請求項1記載のディスク記録及び/又は再生装置。
- 上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段は、ディスクの内外周に亘って移動してディスクに対して光学的に情報を読み取る光学ブロックを有すると共に、上記昇降駆動機構によって上記回転支持基体に対して回動自在になされ、上記制御手段は、上記光学ブロックを回動支点側に移動制御し、これと同時に上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段をディスクに対して離間する方向に回動制御するようになされることを特徴とする請求項5記載のディスク記録及び/又は再生装置。
- 上記ディスク駆動記録及び/又は再生手段は、ディスクの内外周に亘って移動してディスクに対して光学的に情報を読み取る光学ブロックを有すると共に、上記昇降駆動機構によって上記回転支持基体に対して回動自在になされ、上記制御手段は、上記光学ブロックを回動支点側に移動制御した後に上記回転支持基体を回転駆動させるようになされることを特徴とする請求項5記載のディスク記録及び/又は再生装置。
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