JP2004303067A - 検査結果管理システム - Google Patents

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三津子 伊佐次
Hiroshi Ishikawa
石川  浩
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Abstract

【課題】検査結果をあらかじめ指定する方法で通知でき、個人情報を独立に管理できる検査結果管理システムの提供。
【解決手段】検査結果管理システムであって、少なくとも、(a)検査結果等通知方法を受信して記憶する検査結果等通知方法受信記憶手段と、(b)前記検査結果等通知方法の受信に対応して申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信手段と、(c)前記受信時に個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して独立して記憶する個人ID作成記憶手段と、(d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶手段と、(e)前記検査結果を通知する、検査結果通知手段と、を含む検査結果管理システム。
【選択図】 図2

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、検査結果管理システム、検査結果管理プログラム及び該プログラムを記録した記録媒体、並びに、検査結果管理方法に関する。
【0001】
【従来の技術】
近年、個々人が、自己の健康や、住環境について高い関心を示し、それらに関する多くのビジネスが展開されているが、健康管理や住環境の安全性を確認するための検査に関しては、必ずしも個人の利便性が尊重されていない。例えば、医療検査を受けるためには、被験者本人が病院、健康診断施設等の医療施設へ出向く必要がある。しかしながら、被験者自身が医療施設へ出向くことは、被験者に大きな負担となっている。特に被験者の体に不自由がある場合、被験者が交通不便の地に居住している場合、被験者の就業状態、形態により、健康診断や人間ドッグを受けづらい場合、または被験者が医療施設に出向くことが困難な場合、または検査の内容を他者に知られたくない場合、その負担はより顕著になるのである。
【0002】
このような状況の下で、被験者が医療施設へ出向かずに医療検査を受ける方法がある。たとえば、被験者が希望する検査項目を検査するための検体を収納できる検体採取用の採取具や容器を被験者が郵送、宅配等によって入手し、被験者自身によって採取された検体を該容器に入れて検査機関に送付し、検査機関がその検体を検査し検査結果を作成し、この検査結果を入手した自動検査報告システムが検査結果を被験者に報告する自動検査報告方法が存在する(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
他方、特定の病気については、被験者が検査を申込んだという事実、検査結果等に関する情報を他人に知られることを望まない。そのために、検体採取用の採取具や容器を郵便等の輸送手段で被験者に配送し、被験者は採取した検体を該容器に入れて検査機関に配送することにより、検査機関から検査結果を通知されるシステムがある(例えば、特許文献2参照)。このような場合、被験者のプライバシーの保護に重点を置く必要があるにも関わらず、現行のシステムでは住所・氏名などの確認が必要になる。そのため、他人に知られることを望まない被験者からであっても、最低限の個人情報を受け取ることになる。一方、検査結果に基づく対応や検査結果の履歴等の管理を含めた充実した検査結果の報告を受けるためには、検査の結果に加えて、被験者の氏名、年齢、性別、住所、既往歴等を含む個人情報を必要とするから、プライバシーの保護に重点が置かれると、個人情報を必要とする充実した検査結果の報告を受けることができないという問題点もある。
【0004】
すなわち、被験者の利便性およびプライバシーの保護を重視し、かつ、被験者の自由意志によって、プライバシーの保護に重点が置くことにも、充実した検査結果の報告に重点が置くことにも対応できる、検査結果が管理され報告可能な検査結果管理方法が望まれている。
【0005】
【特許文献1】
特許公表公報 特表2002−511965号公報
【0006】
【特許文献2】
特許公開公報 特開2001−305140号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、検査希望項目や被験者の考え方によって、被験者が希望する検査の申込みは、プライバシーの保護に重点が置かれるケースと、充実した検査結果の報告に重点が置かれるケースの両ケースに対応できる、検査結果が管理されて報告可能な検査結果管理システム、該検査結果管理システムを機能させるためのプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体及び検査結果管理方法を提供することを目的とする。
【0008】
また、プライバシー保護の観点から、本発明は、検査キットの入手方法や、検査結果の通知の方法等について、被験者の都合によって選択可能にすることを目的とする。
【0009】
充実した検査結果の報告を望む場合は、プライバシーに配慮した個人情報管理システムに基づいて、個々の検査結果を単独でも過去の検査結果と並列でも受け取ることができる。また、検査結果の通知の方法を選択することで、個人でも特定の機関へでも通知できることから、検査結果の情報を迅速、且つ正確に通知することが可能である。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、検査結果管理システムであって、少なくとも、
(a)検査結果等通知方法を受信して記憶する検査結果等通知方法受信記憶手段と、
(b) 前記検査結果等通知方法の受信に対応して、申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信手段と、
(c)個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する個人ID作成記憶手段と、
(d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶手段と、
(e)前記検査結果を通知する、検査結果通知手段と、
を含む検査結果管理システムを提供する。
また、本発明は、コンピュータを少なくとも
(a)検査結果等通知方法を受信して記憶する検査結果等通知方法受信記憶手段と、
(b)前記検査結果等通知方法の受信に対応して、申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信手段と、
(c)個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する個人ID作成記憶手段と、
(d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶手段と、
(e)前記検査結果を通知する、検査結果通知手段と、
を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムを提供する。
さらに、本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体を提供する。
また、本発明は、検査結果管理方法であって、少なくとも、
(a)検査結果等通知方法を受信して記憶する検査結果等通知方法受信記憶ステップと、
(b) 前記検査結果等通知方法の受信に対応して、申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信ステップと、
(c)個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する個人ID作成記憶ステップと、
(d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶ステップと、
(e)前記検査結果を通知する、検査結果通知ステップと、
を含む検査結果管理方法を提供する。
【0011】
前記検査管理システムが対象とする検査には、健康や疾患に関わる検査のみでなく、ダニやアレルゲンなどの環境に関わる検査、農薬やダイオキシンなどの薬物検査など、いかなる種類の検査が含まれ、その具体的な例は、後述する実施態様で示すとおりである。
【0012】
(a)の検査結果等通知方法は、特に限定されないが、郵送、E−mail、携帯メール、電話、FAX、携帯電話、ポケベル、個人IDによる管理されたデータベースへのアクセス(個人向けオンラインサービス登録制)、宅配便等が例示され、被験者の希望にあわせて適宜選択される。
(C)の個人情報は、個人を特定できるものであればいかなるものであってもよい。例えば、氏名、住所、連絡先、本籍などがあり、その他の具体例は、後述する実施態様で示すとおりであるが、これらの中から本件発明の検査管理システムの管理の都合上、必要なものを受信することができる。
【0013】
また、個人ID、申込みID、検査キット認識情報は、個人や申し込、キットを特定できる固有の情報であれば、その形式は限定されないが、例えば、数字や英字からなる記号などである。これらは、表示される部分と、暗証番号(文字)としての、通常表示されない部分から成ることが好ましい。
【0014】
検査キットは、希望する検査を受けるために必要な検体を入れる用具や、検体採取具一式のことであるが、その内容や包装形態は特に限定されない。好ましくは、上述の検査キット認識情報が、外箱のみでなく、検体を入れる容器にも記されているか、もしくは、容器に添付可能なように、検査キット認識情報を記したシール等を含むものである。さらに好ましくは、前記検査キットは、問診表、取扱説明書などをも含むものであり、それらにもキット認識情報が記されているか、それらにも添付可能なようにキット認識情報が記されているものである。 上記(a)〜(d)における、各記憶に関する手段は、それぞれ、独立していてもよいし、1つの記憶装置内に同一の区分(ファイル)で管理されても、一つの記憶装置内に異なる区分(ファイル)で管理されるものであってもよい。プライバシーの保護の観点からすると、上記(a)〜(d)の各記憶に関する手段は、それぞれ、独立した記憶装置または記憶媒体に記憶されていることが好ましく、ある一定の管理のもとにそれらのデータを関連づけて使用できるような記憶手段であることが好ましい。
前記システムは、上記(a)〜(d)に加え、希望検査項目、検査キット入手方法、検査キット認識情報、料金支払い方法、個人IDおよび個人情報とから選ばれる1以上の情報を受信し記憶する申込み情報受信記憶手段を含むことが好ましい。該申込み情報受信記憶手段と、(a)の検査結果等通知方法受信記憶手段とは、それぞれ独立していても良いし、一体となって、統合された受信記憶手段を構成していてもよい。
【0015】
前記システムは、さらに、検査キットの検査キット認識情報、検査キットにより検査可能な検査項目、検査キットの価格情報、検査キットの有効期限等から選ばれる1以上の情報を含む検査キット情報を記憶する、検査キット情報記憶手段、および/または、検査キット認識情報に対応して、該キット取り扱い店舗の所在、該店舗における在庫状況、該キット発注先情報及び該検査キットの配送先情報から選ばれる1以上の情報を含む検査キット流通情報を記憶する、検査キット情報記憶手段を含むことが好ましい。
【0016】
検査キットの価格情報とは、検査キット全体の価格中の、検体採取用具や容器、試薬等(ハード部分)にかかる価格、採取された検体に対して検査機関が実施する検査(ソフト部分)にかかる価格、原価、卸売り価格、販売価格、それぞれの価格におけるハード部分の価格およびソフト部分の価格等から選ばれる1以上の情報、または、それらの組み合わせから成る情報を意味するが、必ずしもすべての検査キットの価格に、上記すべての価格が含まれているとは限らないし、各価格が占める割合もキットごとに異なる。例えば、1つの検査キットが、1つの検査項目にのみ対応する場合もあるし、1つの検査キットで複数の検査項目に対応している場合もある。採取具や容器代(ハード部分)のみで、ソフト部分の価格が含まれていない場合もある。たとえば、同じ子宮頚部スメアを検体とするキットでも、HPVのみを測定項目とする検査キットA、クラミジア、淋菌およびHPVの3項目を測定項目とする検査キットBがあってよいし、尿を検体として、クラミジアと淋菌の2項目を測定する検査キットC、単に尿の採取具と容器だけで検査にかかる価格が含まれていない検査キットZがあってもよく、検体と検査項目の数、種類の組合せは様々である。同じ検体採取具、容器を含むキットであっても、検査項目が異なればソフト部分の価格が異なるし、検査項目数が多い場合は、1検査項目あたりの価格を割り引くなど、きめ細かい価格の設定をすることもある。いずれの場合も、検査キット認識番号にもとづいて、記憶させたキットの価格情報から、ハード部分、ソフト部分、その他必要な価格を把握することができる。
検査キットにソフト部分の価格が含まれていない場合は、検査キットとともに、検査申込み券のような、検査を受ける権利を保証する金券を別途購入することにより、希望する検査を受けることができる。被験者は、特定の検査項目に対するソフト部分の価格が含まれた検査キットと、ハード部分の価格のみからなる検査キット、上述の検査申込み券を適宜組みあわせて、自由に検査項目を設定することも可能であるし、ある検査キットを購入した後で、さらに検査項目を追加することも可能である。例えば、上記の尿を検体とする検査キットCを購入し、さらに尿蛋白質についての情報も得たいと考えた場合には、検査申込み券を別途購入して、尿蛋白質を追加検査することもできる。
検査申込み券は、いかなる検査項目にも使用できる、金券であってもよいが、特定の検査項目を指定した検査申込み券であって、少なくとも、その検査項目や検査にかかる費用に関する情報を管理できる認識番号が付されていることが好ましい。
本発明のシステムの検査キット情報記憶手段には、上述の検査キット情報に加え、検査申込み券についても、その認識情報、その検査項目、その価格情報から選ばれる1以上の情報を記憶可能であることが好ましい。
【0017】
発注先情報とは、検査キットを注文した先(卸売業者、配送センター、店舗、個人等)の所在地や注文日、過去の注文状況等から選ばれる1以上の情報を含む情報であり、配送先情報とは、配送可能な地域、店舗、検査キットを配送した配送先の所在地、配送日、配送手段、実際に配送先に到達した日、検査キットメーカーや卸売り業者、配送センターから配送可能な配送先、等から選ばれる1以上の情報を意味する。
【0018】
上記検査キット情報記憶手段と検査キット流通情報記憶手段とは、互いに独立した装置の記憶部として機能するものであってもよい。他方、上記検査キット情報記憶手段と検査キット流通情報記憶手段とは、同一装置の中の同一の記憶手段として機能してもよい。この場合、当該記憶部の中で、検査キット情報と検査キット流通情報とが統合された1つの情報として記憶されても、別個の情報として記憶されてもよい。当該検査キット情報記憶手段、検査キット流通情報記憶手段は、前記申込み情報受信記憶手段を有する送受信部や記憶部を有する装置とは別個独立の装置の記憶部であることが好ましい。前記別個独立の装置としては、例えば、検査キットメーカーや配送センター、卸売り業者の独自の商品管理システムであったり、前記申込み情報受信記憶部を含む装置と独立した装置であったり、または、前記申込み受信記憶部を含む装置が挙げられる。いずれにおいても、その情報を、必要に応じて被験者に送信したり、申込み情報と関連づけて記憶させる等、適宜使用できることがさらに好ましい。
【0019】
前記システムは、また、前記検査結果の通知と同時に個人IDを送信する個人ID送信手段を含むことが好ましい。ここで、同時とは、検査結果を送信する前に予め検査結果が作成されたことを通知する時、もしくは検査結果の通知時であるが、個人IDの送信に先立ち、被験者にあらかじめ個人IDの送付を必要とするか否かを確認し、必要である旨受信した後に、IDを送信する場合も含まれる。この場合、個人IDは、検査結果送信前までに受信した個人情報に基づいて作成される。好ましくは、個人IDを作成したが、送信しなかった場合(例えば、情報に基づいて個人IDが作成されたが、被験者が個人IDの送信を希望しなかった場合等)には、その個人IDおよび個人情報は、検査結果送信後もしくは検査結果送信後一定の期間をおいて削除される。これによりプライバシーの保護がより確実になるとともに、被験者が思い直して、個人IDの送信を希望した場合にも対処することが可能になる。
前記システムは、さらに、前記検査結果の通知後に個人IDを送信する個人ID送信手段を含むこともできる。この場合、個人IDは、検査結果送信後に受信した個人情報に基づいて作成される。例えば、検査結果を見て、被験者が
個人IDを取得することを希望し、個人情報を入力したような場合である。すなわち、前記システムは、被験者の都合にあわせて、個人IDを作成し、後のサービスに役立てることが可能な検査管理システムとなり得る。
【0020】
前記システムは、前記希望検査項目を受信した場合に、希望検査項目を検査できる検査キットに関する情報(希望検査キット情報)を作成して記憶および送信する希望検査キット情報作成記憶送信手段を含むことが好ましい。当該希望検査キット情報は、検査キットの商品名だけでなく、価格情報やそのキットで検査できる他の検査項目等、希望検査項目を検査できる検査キットに関するすべての情報を含むことができる。さらに、キット取り扱い店舗や在庫情報、検査キットメーカーや卸売り業者から配送可能な配送先等、前述のキット流通情報を含めることができる。当該希望検査キット情報の作成には、上述の検査キット情報記憶手段により記憶された情報および/または検査キット流通情報記憶手段により記憶された情報を利用することができ、例えば、それぞれの記憶部から、受信した希望検査項目に適した検査キットに関する情報を取り込んで、記憶し、送信することができる。好ましくは、取り込んだ情報は、事前に設定することにより、特定の情報のみに絞って記憶し、もしくは事前に設定した特定の情報のみについて送信するものである。
【0021】
さらに、前記検査キット入手方法が店舗購入の場合、前記希望検査キットを入手できる入手可能店舗を検索し、入手可能店舗情報を作成して記憶し、送信する入手可能店舗情報作成記憶送信手段を含むことが好ましい。当該入手可能店舗情報の作成は、前記記憶した希望検査キット情報に対し、店舗の所在地もしくは、在庫状況ごとに情報を分類して作成することができる。もしくは、上述の検査キット流通情報記憶手段により記憶された情報を利用することができ、例えば、上記検査キット流通情報記憶手段の記憶部から、受信した希望キットを取り扱っている店舗に関する情報を取り込み、その所在地ごとに分類して記憶したり、在庫状況ごとに分類して記憶することができる。もちろん、上記店舗に関する情報や、キットに関する情報は、前記システムとは独立したシステムから取り込まれた情報であってもよい。該送信手段は、より好ましくは、入手可能店舗が複数ある場合には、そのうちの特定の店舗を選択させるような指示をつけて送信する手段である。
【0022】
前記情報は、店舗での購入を希望する被験者に送信されるが、併せて、入手可能店舗として記憶された店舗に対しても送信されてもよい。これにより、被験者は、該店舗で確実に希望検査キットを入手することが可能になる。
【0023】
さらに、前記検査キット入手方法が配送の場合、希望検査キットの在庫状況、並びに、検査キットメーカー卸売業者、または配送センター等からの配送可能先、配送予定日から選ばれる1以上の情報に基づいて、受信した希望配送先についての情報を含む希望検査キット配送情報を作成して記憶し、送信する希望検査キット配送情報作成記憶送信手段を含むことが好ましい。当該希望検査キット配送情報の作成には、前記記憶された希望検査キット情報から、配送可能な配送先もしくは在庫情報等に基づいて情報を分類して作成することができる。もしくは上述の検査キット流通情報記憶手段により記憶された情報を利用することができ、例えば、上記検査キット流通情報記憶手段の記憶部から、在庫状況や配送可能な地域に関する情報を取り込み、配送可能な地域ごとに分類して記憶したり、在庫状況ごとに分類して記憶することができる。もちろん、上記在庫状況や、配送可能先についての情報は、前記システムとは独立したシステムから取り込まれた情報であってもよい。
【0024】
該送信手段は、より好ましくは、被験者が配送先を特定していない場合で、配送可能な配送先が複数ある場合には、被験者に対し、配送先を指定する旨の指示をつけて送信するものである。
前記システムは、また、希望配送先および希望検査キットを受信し、それらを含む希望検査キット発注情報を作成し、記憶送信する手段を含むことが好ましい。希望配送先は、該希望キットを配送可能な場所であればいずれであってもよく、例えば、提携している特定の店舗、郵便局の私書箱、被験者の居所などのうち、特定の1ヶ所である。該希望検査キット発注情報は、検査キットメーカー、配送センターおよび卸売り業者の中から、該希望検査キットを配送可能な特定の1ヶ所に対して送信されるが、好ましくは被験者に対しても送信される。
前記システムにおいて、検査結果は申込みID、検査キット認識情報の何れかとともに受信される。検査結果を作成するのは主に実際に検査を担当する検査機関であり、そこで作成された検査結果を前記システムが受信する。検査結果は、申込みIDもしくは検査キット認識情報で管理されるため、被験者の個人情報は一切必要なく、プライバシーが保護される。被験者が、検査キットを入手した後に申込みをする場合、前記システムが検査キット認識情報を申込み情報として受信していれば、検査機関における検査結果の管理は、検査キット認識情報のみで行うこともできる。検査キット認識情報とともに受信した検査結果は、検査キット認識情報に基づいて、前記システム内ではじめて、申込みIDや検査結果等通知方法と関連付けされることになり、よりプライバシーの保護が確実になる。
本件発明のシステムは、さらに、前記検査結果と記憶部に記憶された基準検査値情報とを比較して比較結果を作成して記憶する比較結果作成記憶手段を含むことが好ましい。基準検査値情報が記憶された記憶部は、前記申込み情報受信記憶手段を有する送受信部や記憶部を含む装置内にある記憶部であっても、それとは独立した装置にあってもよいが、好ましくは独立した装置の記憶部である。基準検査値情報が記憶された記憶部を独立とすることにより、最新の基準検査値情報に更新したり、検査機関が有するデータとの連動させる場合に、被験者から受信した申込み情報の漏洩を防ぐことが可能である。
ここで基準検査値情報とは、正常値、基準値、正常域、基準域、標準値、標準域等をいう。比較結果は単純に数値を対比させるものであっても、一定の計算式や法則、手段で数値を処理したものであってもよく、被験者や検査項目に応じて適宜選択される方式で作成される。
【0025】
さらに、前記個人ID作成記憶手段が、前記申込みIDと個人IDとを対応させて記憶することが好ましい。具体的には、個人IDに対応する被験者が、本件発明のシステムで申込んだ、過去から将来にわたるすべての申込みIDとを関連づけることが挙げられる。これにより、その個人IDを有する被験者の過去の検査暦や検査結果を作成することが可能になる。
また、前記検査結果に応じて希望する追加検査や処置を受けられる機関または施設を検索して、検索された機関、施設、または両者を含む施設情報を作成して記憶する施設情報作成記憶手段を含むことが好ましい。機関や施設の種類は限定されないが、例えば、被験者が希望した検査が健康や疾患に関わる検査である場合では、検査結果が疑わしい場合、何らかの問題で不十分であった場合の再検査や、より高度な検査(血液分析、遺伝子解析、X線、CT、MRI、PET等)を受けることが可能な検査機関や医療施設を検索して施設情報を作成して記憶する、もしくは、治療や医療相談等の医療サービスを受けられるような施設を検索して施設情報を作成して記憶する手段を含むことが好ましい。また、被験者が希望した検査が、住環境に関わる検査や、薬物の検査、動植物に関するものの場合は、前記検査結果に応じて、必要な追加検査や汚染物質や危険物質の除去や対策、危険の告知、病害動物、病害虫等の駆除、汚染や感染した動植物の治療など適切な処置を受けられる施設や機関を検索して施設情報を作成して記憶する手段を含むことが好ましい。
【0026】
さらに、検査結果送信手段が、前記比較結果、前記施設情報、または、前記比較結果と前記施設情報を送信することが好ましい。
【0027】
また、個人IDを作成した場合または個人IDを受信した場合に、前記機関や施設への紹介状を作成して送信する紹介状作成送信手段を含むことが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】
1.本発明の検査結果管理方法を実施するための構成
【0029】
図1は、本発明の検査結果管理方法を実施するための構成図である。前記方法を実施するためには、検査結果管理システム1、検査機関端末2及び被験者端末3を要する。なお、検査機関端末2及び被験者端末3は1つでも複数でも良い。本発明の検査結果管理システムは演算部11、送受信部12及び記憶部13から成る。ここで、演算部11、送信部12及び記憶部13は1つの装置が全てを有するとは限らない。例えば、記憶部13が演算部11や送受信部12と接続されていれば、その記憶部13が演算部11や送受信部12を有する装置と離れていてもよい。また、検査機関端末2及び被験者端末3も同様に演算部、送受信部及び記憶部から成る(非図示)。
【0030】
検査結果管理システム1、検査機関端末2及び被験者端末3の送受信部としては、例えば、モデム、TA、ルータ等が、記憶部としては、例えば、ハードディスク、CDロム、DVDロム、MO、MD等が挙げられる。
【0031】
また、検査結果管理システム1、検査機関端末2及び被験者端末3は、例えばインターネット等の電気通信回線を介して互いに接続されている。
【0032】
2.本発明の検査結果管理システムを用いた検査結果管理方法
【0033】
次に、図2〜図4の本発明を表すフローチャートに基づいて、本発明を説明する。ここで、図2〜図4は連続した一連のフローチャートである。具体的には、図2のフローチャートの*1から図3のフローチャートの*1へ、図3のフローチャートの*2から図4のフローチャートの*2へと続くものである。
【0034】
検査結果管理システム1は、被験者端末3に検査キットが検査を行うことのできる検査項目を送信する(S1)ことによって、検査項目をインターネットのホームページ上に表示する。いわゆるメニュー表示である。
【0035】
検査項目を表示させる前に、検査項目ナビゲーションサブシステムを設けることができる。検査項目ナビゲーションサブシステムは、サブシステムに予め記憶された情報を一方的に表示させる場合や、被験者とサブシステム双方向対話により、例えば、被験者の心配事、現在の状況、可能性のある対処方法、費用、期間等の情報を交換することにより、被験者が検査を希望している事柄や困っていることに、適切且つ即時的に、対応する検査項目等を知ることができる。ここでの、サブシステムと被験者の対話記録は、記憶され、その後の一般動向解析、あるいは,検査結果管理システム1において申込み者の個人情報として活用することもできる。また、関連するホームページ、Web上での専門情報サイトなどへリンクさせたり、アクセス情報を示したりすることも可能である。
【0036】
被験者が検査キットを入手する態様は、大きく2つに分けられる。1つは検査の申込み手続の前にすでに検査キットを入手済みであること、もう1つは、申込み後に検査キットを入手することである。申込み後に検査キットを入手する場合については、申込み後の店舗からの購入と、申込み後の任意の場所への配送との2つの態様に分けられる。配送の場合、クレジットカード決裁、銀行/郵便振込み等であらかじめ料金の支払いがされてから検査キットが配送されることが好ましいが、商品と代金の引換型の配送を利用する、あるいは、配送先を特定の店舗とすることにより、そこで購入する形態が取れる。さらにクレジットカード決済等の信用取引ができる場合、検査キット入手後の後払いも可能である。
【0037】
検査キット入手済みか否かの確認は、単なるY/N型の質問によっても可能であるが、個々の検査キットに記された検査キット認識情報(たとえばシリアルナンバー)を入力することにより判断することが好ましい。
【0038】
被験者がすでに、希望する検査項目(希望検査項目)の検査が可能な検査キットを入手済みの場合(S2)には、検査結果管理システム1の検査結果等通知方法受信記憶手段は、被験者端末3から送信された検査結果等通知方法を受信して記憶する(S3)。検査結果等通知方法の受信の際、申込み情報受信記憶手段は、上述のようにシリアルナンバーを受信して記憶することもでき、また、すでに個人IDを入手している被験者の個人IDあるいは被験者の個人情報を受信して、後に述べるように(特にS19〜21)記憶することができる。ここで、検査結果等通知方法とは被験者に検査結果を通知する方法、あるいは、被験者に検査が完了したこと等を通知する方法のことであり、例えば、被験者への郵便等による配送、電子メール、電話・FAXによる通知およびホームページ上での表示等がある。また、個人情報とは、被験者の氏名・年齢・身長・体重・性別・体脂肪率・血液型・生年月日・住所・連絡先・パートナーの有無・妊娠歴・既往歴(薬物療法を含む)・傷病歴・初潮時期・家族の既往歴・アレルギー反応・かかりつけ病院・過去の検査受診記録・嗜好品(飲酒・喫煙)・運動量等が挙げられる。
【0039】
被験者が、まだ検査キットを入手していない場合(S2)には、被験者は、被験者端末3に表示された検査項目の中で、希望検査項目を選択する。被験者は、選択した希望検査項目、検査結果等通知方法、検査キット入手方法、料金支払い方法を被験者端末3に入力し、検査結果管理システム1に送信し、当該情報を検査結果管理システム1の検査結果等通知方法受信記憶手段が受信して記憶する(S4)。この際、検査結果等通知方法受信記憶手段はさらに、個人情報、または、すでに個人IDを入手している被験者の利用の場合には個人IDを受信して記憶することができる。
【0040】
検査結果管理システム1は、各検査キットについて、個々に付されたシリアルナンバーに代表される検査キット認識情報、検査キットにより検査可能な検査項目、検査キットの価格情報等から選ばれる1以上の情報を含む、検査キット情報を記憶している。ここで価格情報とは、本検査キットの価格には検査機関へ支払う検査価格分、キットの器具・容器等の製造者価格分および流通価格等が含まれていることから、製造元価格から、卸価格、末端消費者価格、検査機関における検査費用、流通価格等の情報、さらには、営業プロモーションの為の値引き価格、本発明のシステムを使用することにより、検査機関自身で実施する必要がなくなった作業(例えば検体を収納した使用済み検査キット(検体や使用された試薬等が収納された検査キット)(以下、単に「検体」ともいう)の収集作業)に関しての代行手数料等の情報が含まれる。また、検査結果管理システム1は、さらに検査キット取り扱い店舗の所在、該店舗における検査キットの在庫状況・次回入荷情報、該検査キットのキット発注先情報、キット配送先情報から選ばれる少なくとも1以上の情報を含む検査キット流通情報を記憶している。
【0041】
なお、これらの情報は、本システムとは独立に運営される検査キット生産・流通システム等からリアルタイムで情報交換をし、常に在庫情報等が現状を反映するようにすることが望ましい。
【0042】
前記検査キット情報および検査キット流通情報に基づいて、検査結果管理システム1の希望検査キット情報作成記憶手段は、被験者から受信した希望検査項目を検査できる希望検査キットに関する希望検査キット情報を作成して記憶する(S5)。希望検査キット情報は、希望検査キットに関するすべての情報であっても、特定の項目のみを抽出して記憶することができる。記憶した情報は、必要に応じて被験者の端末1に送信する(S14)。
【0043】
前記検査キット入手方法が、被験者自身が店舗(薬局、ドラッグストア、コンビニエンスストア等)に出向いて購入する店舗購入の場合(S6)、前記検査キット情報に基づいて、検査結果管理システム1の入手可能店舗情報作成記憶手段は、前記希望検査キットを入手できる入手可能店舗を検索し、入手可能店舗情報を作成して記憶する(S7)。これらの情報は、被験者に送信される(後述のS14)。なお、当該情報(入手可能店舗情報)は前記希望検査キット情報の一部として含めることが可能である。
【0044】
入手可能店舗情報が作成された場合には、前記希望検査キット情報と共に、該入手可能店舗情報を送信する(S14)。被験者の希望する地域や日時等で入手可能店舗情報は絞り込まれて送信されることが望ましい。また、被験者の便宜を図るためには、入手店舗情報、店舗の営業時間・定休日情報、店舗の地図情報や、最寄駅からのルートマップ情報および所用時間を添付することも可能である。
【0045】
ここで購入店舗を1つ指定して申込みをする、すなわち、検査キット購入店舗を指定して予約申込みを行うことも可能にしておくことが望まれる。予約申込みが完了すると、検査結果管理システム1は、被験者に対しては、後述の申込みIDが送信される(S17)。一方、検査結果管理システム1は、購入店舗に向けて、予約情報を送信しておく。このようにすることによって、申込みを行った被験者は、購入店舗で申込みIDを提示(告知)するだけで、希望の検査キットを購入することが可能となる。
【0046】
検査キット入手方法が店舗購入でない場合(S6)であって、被験者が配送を希望する場合(S8)、検査結果管理システム1の希望検査キット配送情報作成記憶送信手段は、検査キット流通情報もしくは希望検査キット情報に基づいて、希望検査キットの在庫状況、検査キットメーカーまたは卸売業者の配送可能な地域や店舗、配送にかかる日数、配送予定日などの希望検査キット配送情報を作成して記憶して送信する(S9)。ここで、配送先としては、被験者の自宅、勤務先、私書箱、薬局、ドラッグストア、コンビニエンスストア等の提携店舗等が例示される。ここで作成記憶送信される希望検査キット配送情報は、複数の配送可能先、それぞれについての配送予定日、配送にかかる日数などを含んでもよい。なお、好ましくは被験者から、配送に関する条件を受信して、その条件にあった希望検査キットを選択し、そのキット配送先情報を記憶し、被験者端末3に送信するものであり、また、複数の配送先を含んでいる場合には、被験者にその中から特定の1ヶ所を選択するような指示を送信するものである。
【0047】
検査結果管理システム1は、被験者端末3から希望検査キット情報および希望配送先を受信して、それらの情報を含む希望検査キット発注情報を作成して記憶し、送信する(S13)。ここで受信する希望検査キット情報、希望配送先は、被験者が最終的に、対価を払って入手したいと希望する特定の検査キットであり、該キットを実際に入手したいと希望する特定の配送先である。また、被験者が、配送されるキットの包装形態などに関して、例えばプライバシーに配慮した包装を希望するなど、特定の希望がある場合には、その情報も含めて発送情報とすることが好ましい。希望検査キット発注情報は、検査キットメーカーや、卸売り業者もしくは配送センターから選ばれる特定1ヶ所と共に被験者端末3にも送信される(S13)。当該希望検査キット発注情報を受けたメーカー、配送センターまたは卸売業者は、希望検査キット発注情報に基づいて、指定された希望検査キットを指定された場所に配送する。この送信は、検査キットの発注依頼となるので、検査結果等通知方法が受信されていることが必須で、料金支払いが確認されてから実行されることが好ましい。
【0048】
さらに、配送が完了した場合に、配送センターからの完了情報を検査結果管理システム1が受信できるようにしておき、予め被験者が希望する場合には、検査結果等通知方法に基づいて、その旨情報が送信されるようにすることが可能である。また、配送センター等から直接被験者へ通知することも可能である。
【0049】
前述したように、本発明において、検査キットは、検査申込み券と組み合わせて使用するような場合もありうる。したがって、本発明のシステムは、検査キットのみでなく、検査申込み券についても入手可能店舗情報や、希望検査キット発注情報を作成して記憶する手段を含んでいること、および/または、ネットワーク上で、希望する検査申込み券を受信して記憶し、その支払いが確認された後に、該当する検査申込み券のシリアルナンバーを、被験者宛てに送信/配送する等の手段を含むことが好ましい。
被験者は、送信/配信により入手した該シリアルナンバー、もしくは、購入または配送によって入手した検査申込み券そのもの、または、そこに記されているそのシリアルナンバーを添付して、別途入手した検査キット中の容器に検体をいれて検査機関に送付する。検査機関は、そのシリアルナンバーに相当する検査を実施し、被験者は希望する検査項目に対しての結果を得ることができる。
【0050】
なお、キット入手済みでなく、キット入手方法が特定されなかった場合には(S8)検査申込みができないが、別途、希望検査項目に対応する希望検査キット情報を被験者に送信できるようにし、検査キット購入のために情報提供を行うことが望ましい。
【0051】
検査結果管理システム1は、支払い方法を受信していない場合に、検査キット入手方法として配送を選択することを確認するとともに/あるいは、支払い方法の入力を催促等することによって、支払い方法を受信することが望ましい(S10)。支払い方法としては、クレジットカード・個人口座振替・銀行振込・郵便振込み・コンビニエンスストアによる振込み・プリペイド方式・電子マネー等によるインターネット上での支払いシステム、現金・為替による送金等が例示される。被験者がクレジットカード利用を選択した場合(S11)には、検査結果管理システム1は、被験者端末3にクレジットカード番号を入力できる画面を表示させる。被験者はその画面上で被験者自身のクレジットカード番号を入力して、検査結果管理システム1に送信する。検査結果管理システム1は、当該クレジット番号を受信して記憶する(S12)。その後、前記希望検査キット発注情報を作成し、該情報を記憶して、送信する(S13)。
銀行等振込みの場合、被験者氏名と共に銀行等口座に振り込みが成されたこと等の確認を受けられるようにしておき、当該確認が成された後に希望検査キット発注情報の送信(S13)が行われることが好ましい。この時、被験者氏名の代わりに、後述の申込みIDが使える。
【0052】
検査結果等通知方法を受信していることが確認できた場合(S15)にのみ、検査キットを用いた検査結果管理の申込みを受け付け、検査結果管理システム1の申込みID作成記憶送信手段は、申込みIDを作成して記憶(S16)し、被験者端末3に送信する(S17)。申込みIDが送信されたことにより、被験者は申込みが完了したことを知ることができる。この申込みIDは、好ましくは暗証番号(文字)部分を含むものである。
【0053】
ここで、記憶される申込み情報が、被験者によって確認・修正できるようにしておいてもよい。
【0054】
検査キット入手方法が配送の場合、被験者が指定した場所に希望検査キットが配送される。検査キット入手方法が店舗購入の場合には、被験者端末3が受信した、前記希望検査キット情報と前記入手可能店舗情報とに基づいて、被験者が店舗で希望検査キットを購入する。このようにして、被験者は希望の検査項目を検査できる希望検査キットを入手する。ここで、検査キットには検査キット毎に異なる、検査キット認識情報が付されている。検査キット認識情報の一例としてシリアルナンバー等が挙げられる。シリアルナンバーはバーコードなどで表現される場合もある。
【0055】
上述のとおり、すでに、被験者が検査の申込みをしたことがあり、その申込みの際に個人情報を検査結果管理システム1に送信している場合には、当該個人情報に基づく個人IDが作成され、その個人IDは被験者に送信されている。そこで、今回初めて個人情報を検査結果管理システム1に送信した被験者に、当該個人情報に基づいて個人IDを作成して付与することができる。具体的には、個人IDを受信しておらず(S18)個人情報を受信した場合(S19)に、検査結果管理システム1の個人ID作成記憶手段が該個人情報を記憶し、該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する(S20)。個人IDは、被験者毎に作成されるIDである。したがって、同じ被験者が複数の検査を申込んだ場合であっても、原則、1つの個人IDしか作成されない。
【0056】
ここで、前記個人ID作成記憶手段は、当該個人IDに対応する個人が申込んだ検査に関する申込みID及びその検査の申込みによって得られた後述の検査結果、比較結果及び施設情報を対応させて記憶することができる。したがって、検査結果管理システム1の記憶部には、個人IDに基づいて、当該個人IDに対応するように、個人が過去に申し込んだ検査の申込みID及びその検査の申込みによって得られた後述の検査結果、比較結果及び施設情報等が記憶されている。一方で、検査結果管理システム1は、当該個人IDに基づいて、同一人物の過去の検査結果、比較結果及び施設情報、及びそれらをまとめた検査結果等の履歴情報を作成して、該情報を送信、表示、印刷等することができる。
なお個人IDおよび申込み情報は、申込みをした被験者が希望しない場合には当該情報を消去し、個人情報の保護を図る。このとき、情報を消去するまでに一定の期間(例えば、1週間もしくは1ヶ月)おき、この期間においては、被検査の要望があれば、個人IDによる管理に移行できるようにしてもよい。これにより個人情報が保護されるとともに、被験者が思い直して、個人IDによる管理を望んだ場合にも対応することができる。
また、申込みをした人物と実際に検査を受けた人物とが異なる場合でも、本システムは運用が可能となる。検査結果を受信したときに、個人IDの修正または、破棄を求めることができるように設定しておけば、このような状況への対応が可能である。例えばカップルで、パートナーのためにキットを手配してあげる、親が子供のためにキットを手配するなど、依頼をうけた者が本人に変わって申し込む、集団検診や社員検診のように法人が団体で申し込むというような場合に、検査結果のみ、被験者当人の名前に置き換えて保存することが可能となる。
【0057】
ここでも、個人情報に関する部分と、申込み検査キットにかかわる情報とを独立別個に記憶させておくことにより、個人情報のみ消去することが瞬時に行え、検査キットに関する情報のみ(例えば、シリアル番号に対応する検査値、流通情報や金銭支払い状況等のみ)、管理することができ、将来の製造物責任等問題を回避するための蓄積情報とすることができる。
【0058】
被験者は、入手した検査キットを使用する。検査キットの使用とは、例えば所定の検体を採取し前記検査キットに収納すること、または検査キットに付されていた所定の試薬を使用すること等によって行われる。
【0059】
検体は、例えば、尿・唾液のような液体状の検体であれば、郵送に適した形状で、且つ容易に空気に触れたり、漏洩したりしない容器(プラスチック、ポリエチレン、ポリプロピレン様で成型された容器)に入れられる。大便、膣分泌液、子宮頚管スメアのような検体は、綿棒やステイック状の検体採取器具で、刺す、掻き取る、または、拭うようにして採取される。それを郵送に適した形状で、且つ容易に空気に触れたり、漏洩したりしない容器(プラスチック、ポリエチレン、ポリプロピレンなどで成型された容器)入れられる。血液に関しては、ろ紙またはスポンジ上の特殊なシートにしみ込ませ、それを容易に空気に触れたり、漏洩したりしない容器(プラスチック、ポリエチレン、ポリプロピレン様で成型された容器)やチャック付きのビニール袋等に入れる。なお、血液を染み込ませるろ紙には、血液中の検査試料が分解したり、腐敗したりしないように、または、検査の為にろ紙から抽出する際に容易に抽出されるように予め特殊な試薬をしみ込ませておくことが好ましい。検査キットは、検体の採取や、採取した検体を入れる容器が含まれているが、保存、郵送に適した器具や容器であったり、保存のための試薬等が含まれていることが好ましく、また、被験者が操作を行うための説明書や、検査結果を得るための補助資料となる問診票等が含まれていることが好ましい。
【0060】
検査キットに含まれる試薬としては、精製水・生理食塩水・各種防腐剤・保湿剤・等張液・リン酸緩衝液・カリウム含有緩衝液・遺伝子などの分解防止剤、酵素阻害剤、抗原の安定化剤、血液凝固阻止剤、不溶性または難溶性物質の溶解剤、抽出用剤、界面活性剤等が挙げられる。
【0061】
ここで、検体としては、人であれば尿、大便、血液(全血・血漿・血清)、唾液、歯垢、口腔内細胞、口腔粘膜、喀痰、涙、精液、膣分泌液、子宮頸管スメア、歯、骨、爪、皮膚、粘膜、いぼ、汗、鼻腔内分泌液、毛髪(頭髪および体毛)、目やに、涙、耳腔内分泌液、術後分泌液、損傷部位浸潤液、褥瘡分泌液、皮膚疾患分泌液 等があげられる。
【0062】
また、人以外の検体では、植物(観葉植物など)では根、葉、茎、種子、花弁、がく、花粉、胞子など、動物(ペット、家畜など)では尿、大便、血液、唾液、口腔内細胞、口腔粘膜、涙、精液、膣分泌液、子宮頸管スメア、歯、歯垢、骨、爪、皮膚、粘膜、いぼ、汗、鼻腔内分泌液、毛髪、めやに、耳腔内分泌液、術後分泌液、褥瘡分泌液、皮膚疾患分泌液・骨髄液・骨髄・脳幹・各種臓器等
その他、野禽、家禽、魚類、菌糸類、昆虫類、食物、嗜好品、建材、塗料、洗剤、防虫剤、家材、衣類等も検体となり得る。
【0063】
また、土壌、水、空気などの環境因子も検体に成り得る。
【0064】
検査項目としては、アレルギー検査(アレルギー体質チェック、アレルゲン検査、IgE等)、血液型、遺伝子診断(疾患診断、薬剤耐性、薬剤代謝および反応性、親子鑑定 等)、HLAタイピング、疾病の診断やリスク検査、場合により治験効果のモニター検査、食品の効果判定などが可能である。
【0065】
また、薬物代謝酵素、トランスポーター、薬剤受容体等の遺伝子多型解析、任意の蛋白質の発現状態解析が検査対象となり得る。例えば、チトクローム(CYPと略す)P450、CYP2C9、CYP2D6、CYP2C19、ABCトランスポーター、P53、N−アセチル転移酵素(NAT)、チオプリンS−メチル転移酵素(TPMT)の1以上が具体的な検査項目としてあげられる。
【0066】
疾患に関わる検査項目としては、例えば、循環器系では、高血圧、低血圧、血圧測定 、狭心症、心不全、不整脈、安静時不整脈、心房性不整脈などが検査項目となり得る。これらは、ホルター型心電計、簡易血圧測定装置等の医療機器によって測定された検査値・各種デジタルデータが検体となる場合もある。
【0067】
呼吸器系では、気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、アレルギー性鼻炎、慢性咽喉頭炎、胸部X線写真、呼吸機能検査、心電図検査、胸部X線写真検査、声かすれ 、声帯ポリープ、扁桃腺炎などが検査項目となり得る。
【0068】
消化器系では、胃がん、胃・十二指腸潰瘍、肝炎、慢性肝炎、肝機能異常、黄疸、胆石症、膵炎、慢性膵炎、膵液濃度、大腸癌、大腸疾患、過敏性大腸、炎症性腸疾患、ポリープ、口唇ヘルペス、アフタ性口内炎、口腔がん、食道がん、食道疾患、痔、直腸がん、結腸がん、常習便秘、胃透視、注腸検査、腹部超音波検査 、H・ピロリ菌感染、胃酸分泌、胃酸濃度などが検査項目となり得る。
【0069】
泌尿器系では、腎炎、慢性腎炎、腎臓がん、ネフローゼ症候群、前立腺がん、前立腺肥大症、尿路結石症、腎盂炎、膀胱炎、頻尿、尿失禁、尿中金属排泄、尿路感染、その他、尿蛋白・尿潜血など各種尿生化学的検査などが検査項目となり得る。
【0070】
血液系では、貧血・各種血液検査 白血病、リンパ腫、再生不良性貧血、深部静脈血栓症、高脂血症、高コレステロール血症、マラリア感染、深部静脈血栓症および/または肺塞栓症によるロングフライト血栓症(いわゆるエコニミークラス症候群)、もしくはそれらのリスク検査、中性脂肪・コレステロール濃度、血中脂肪酸、血球数、ヘマトクリット値、血沈測定、ヘモグロビン値、凝固線溶系測定、等、その他、各種血液生化学検査などが検査項目となり得る。
【0071】
生殖器系では、妊娠診断、排卵検査、子宮筋腫、子宮ガン、不正出血、子宮内膜症、子宮外妊娠、卵巣がん、卵巣嚢腫、更年期障害、ホルモン補充療法の状態、乳がん、妊娠、子宮外妊娠、不妊検査、精子検査、前立腺がん、前立腺肥大症、エストロゲン(エストラジオール・エストリオール)・プロゲステロン・プロラクチン・Gn−RH、アンドロゲン などの性ホルモン、などが検査項目となり得る。
【0072】
内分泌疾患では、糖尿病、成長ホルモン分泌、小人症、尿崩症、クッシング病、アジゾン病、原発性アルドステロン症、インシュリン値、血糖値、糖化ヘモグロビン値などが検査項目となり得る。
【0073】
甲状腺疾患では、甲状腺がん、甲状腺疾患、甲状腺機能亢進症、甲状腺低下症などが検査項目となり得る。
【0074】
自己免疫疾患では、膠原病、リウマチ因子、その他自己抗体などが検査項目となり得る。
【0075】
骨格筋関連では、腰痛、脊椎に関する病気、骨粗鬆症、リウマチ様関節炎、痛風、五十肩、関節疾患、頚腕症候群 、顎関節症、むち打ち症、手足のまひ、白蝋病、足の痛み、ASO、胸の痛み、めまい、むくみ 、栄養状況、腰痛、脊椎に関する病気、椎間板ヘルニア、リウマチ様関節 、先天性疾患などが検査項目となり得る。
【0076】
その他、感覚器系では、白内障、緑内障、眼科感染症(トラコーマ、結膜炎等)、老眼、ドライアイ、メニエール病、中耳炎等が検査項目となり得る。
【0077】
精神疾患では、パーキンソン症候群、メニエール症候群、三叉神経痛、肋間神経痛、抹消神経炎、クロイツフェルト・ヤコブ病、不眠症、頭痛、慢性頭痛、痴呆に関わる知能検査、認識度検査、うつ病およびうつ症状、心身症、パニック傷害、外傷後ストレス障害(PTSD)、ストレス(ストレス度)、ストレスによる発現物質の検査、慢性疲労性症候群およびそれに関連する生体内物質(TGF−β、セロトニン、アセチルカルニン、グルタミン酸代謝、インターフェロン等)が検査項目となり得る。
【0078】
感染症では、インフルエンザ、おたふく風邪、風疹、麻疹、水いぼ、水疱瘡、単純疱疹、帯状疱疹やその他のウイルス感染症(HCV、HBV、HIV、エプスタイン・バールウイルス、パラミクソウイルス、コロナウイルス、パピローマウイルス、ヘルペスウイルス、パルボウイルス、サイトメガロウイルス、アデノウイルス、ピコナウイルス等)が検査項目となり得る。また、エイズ真菌感染症、細菌感染症、微生物感染、原虫感染などが検査項目となり得る。これらの具体例としては、白癬菌、水虫、カンジダ症、アスペルギルス症、クリプトコッカス症、マイコプラズマ肺炎、結核、赤痢、脳炎、百日咳、アメ−バ赤痢、日本脳炎、大腸菌感染 (O−157 他)、ツツガムシ病、歯周病菌等があげられる。
【0079】
特に、性感染症関連(クラミジア・淋病・尖圭コンジローム(HPV)・性器ヘルペス(HSV−1、HSV−2)、子宮頸部異形性(HPV)カンジダ・トリコモナス・梅毒・HIV・HCV・HBV 等)について検査項目となり得る。なお、HBV,HCVに関しては、セロタイプ、ジェノタイプともに測定ができる。また、HPVでは子宮頚部異形成から、子宮頸がんへ進行するリスクが高い HPV−16,HPV−18などのウイルス型の診断が重要である。
【0080】
その他、各種がん検査、プリオン病、アミロイド病、治療薬の体内濃度・排泄状態、腸内細菌、口腔内・歯周病菌、唾液分泌異常、ドライマウス 、味覚障害、亜鉛欠乏、アルコール依存症、アルコール濃度、ニコチン濃度、薬物依存症、薬物代謝能などが検査項目となり得る。
【0081】
医療関連以外の検査としては、環境関連(シックハウス症候群誘引物質、アスベスト)、土壌(家庭菜園・プランター等)、食品・水道水・飲料・嗜好品中の品質や感染の有無、含有物検査、ダイオキシン汚染(ポリ塩化ジベンゾ−パラ−ジオキシン(PCDD)、ポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)およびコプラナーPCB(CoPCB))、重金属汚染等が検査項目となり得る。
【0082】
産地特定、品種の確認、由来、残留農薬の調査も検査項目となり得る。米などの産地特定、品種の確認では、銘柄別の確認や別種銘柄の配合率なども確定できる。また、加工された食品について遺伝子組換え原料を用いたか否かも検査項目となり得る。
【0083】
ペットに関しては、 感染症・健康状態・血液型 等が検査項目となり得る。また、特に犬、猫、ウシ、ウマ、家禽類等では血統(遺伝子診断)を検査することができる。例を挙げれば、ウシ等では市場性の高い種のウシであるか否かの判定や、狂牛病等のチェックなども検査項目となり得る。
【0084】
検査機関は、送付された検体に対して、検査項目に適した手段を行い、結果を得る。検査手段は、検査機関独自のものであっても、市販されている検査用の試薬や診断キットなどを使用して行っても良い。1つの検体から、複数の検査項目についての結果を得ることも可能であるし、1つの検査項目に対する結果を得るために、複数種の検体について検査を行なったり、1つの検体について複数の検査手段を行うこともある。
【0085】
例えば、生化学検査では、TP、A/G比、尿素窒素、クレアチン、尿酸、総コレステロール、HDL−Cho、βリポ蛋白、中性脂肪、ユーリ脂肪酸、TTT、ZTT、ビリルビン値、AST(GOT)、ALT(GPT)、ALP、LAP、LDH、コリンエステラーゼ、γ−GTP、アミラーゼ(血漿)、アミラーゼ(尿)CK、リパーゼ、無機塩類(Na、K、Ca、Mg、P、鉄 等) 血糖、フルクトサミン、CRP定性、CRP定量、RAテスト、ASO、α1−グロブリン、α2−グロブリン、β−グロブリン γ−グロブリン、アルブミン、A/G比、シアル酸、ACP、PACP、総脂質、脂質画分、リン脂質、エステル比、不飽和鉄結合能等、DNA、腫瘍マーカー、内分泌、ホルモンを検査して結果を得る。
【0086】
また、骨塩量であれば、尿および/または血液を検体とし、市販の診断キット(オステオマークNTx(持田製薬株式会社)などを使用して結果を得ることが例示される。
【0087】
性感染症では、子宮頚管スメアの検体を採取すれば、同一の検体から、一度にクラミジア・淋菌・パピローマウイルス(HPV)の検査が可能である。具体的な例として、これらは、体外診断用医薬品である、クラミジアDNA「ユカ」、ゴノレアDNA「ユカ」およびHPV DNA「ユカ」HCII(三菱メデイカル株式会社)で測定される遺伝子診断検出法で、化学発光による検出を行うことがあげられる。なお、クラミジアと淋菌は尿でも測定が可能である。
【0088】
性感染症の場合、ヘルペスウイルス、エイズウイルスなどのように不顕感染の場合が少なくない。また、どうしても他人に知られたくないという意識から、感染のリスクがあっても検診をうけにくく、気軽に医療機関に行かないことがある。そのようなケースでは、本検査システムが有用である。
例えば、クラミジアの感染では20〜24歳の人口の1.13%が感染しており、無症候の感染者がその4倍にのぼり、16人に1人が感染していると推定されている(性器クラミジア感染症全国疫学調査 1999年度より)。全国で男女あわせて96万人の感染者がいるのではないかと考えられる。しかし、これらの大半は無症候のため自覚症状が無いか、軽い為、ほとんどが診断のために医療機関を訪れて検査を行うことはない。従って、本検査システムのような、プライバシーが担保され、自分の都合の良い時に検査ができるシステムがあれば、検査に対する抵抗感も少なく、感染の有無を知ることができる。これによって早期に治療を開始でき、パートナーへの配慮を行えることから二次感染を防止できるなど、有用である。
【0089】
また、子宮頚がん・子宮頸部異成の検診は年間400〜800万人の受診者いる。そのうち約半数は、企業や地域の健康診断などの集団検診であるが、このような場合は、指定された時に、指定された医療機関・施設に出向く必要がある。従って、本試験システムのような自主的に検査可能な方法があれば、利便性の点で優れている。この検査は膣細胞診といわれ、検体は自宅でも手軽に採取できる。 この子宮頸がんの診断の為に採取された検体では、同時にトリコモナス・カンジダ等について検査し、結果を得ることも可能である。
【0090】
癌などのリスクを検査する場合や、血縁関係を検査する場合は、遺伝子検査をして結果を得る場合もある。
【0091】
自分の健康を自分で管理するという意識の広がりに伴って、医療機関に行かなくても自分の健康状態を把握できることから、このような自己検診を手軽に行えることが行うことが望まれている。また、診療・看護の現場ではポイント・オブ・テスト(Point−of−care testing)といわれる医療現場で臨床検査が発展しつつあるが、それをさらに一歩進める意味からも、被験者個人が自身を守る、健康状態や疾病の進行をモニターするという自主検診の一環として本検査システムが普及することが経済性・迅速性・利便性の点からも有利である。
【0092】
検体は郵送・宅配等によって、所定の検査機関に配送される。この際、被験者は、前記申込みIDを付して検体を配送する。前記申込みIDと共に個人IDを付して配送してもよい。さらに、検査に関する付帯状況を問診票の形で添付することや、自由記述による付加情報を記入したシートを添付することもできる。
【0093】
ネットワークを通じた申込み時に検査キットを入手済みの場合で、シリアル番号が登録されている場合には、検体容器等にシリアル番号が付されているので、単に検体を検査機関に送付するのみでも良い。
【0094】
一方、予めネットワークを通じた申込みをしていない場合でも、申込み情報に相当する必要な情報を記入したシートを検体に添付して送付すれば、検査結果の受信に関して、あるいは、次回以降の個人IDの作成とデータ管理について、本システムに基づく情報等の様々な利益を享受することが可能となる。
【0095】
検査機関は検体を検査・分析(収納された検体や試薬等の検査)することによって検査結果を作成する。検査結果の作成後、検査機関端末2は、前記検査結果、検査キットに付されていたシリアルナンバー及び前記申込みIDを検査結果管理システム1に送信する。このとき、前記個人IDも一緒に送信されてもよい。検査結果管理システム1の検査結果受信記憶手段によって、前記検査結果、検査キットに付されていた前記シリアルナンバー及び前記申込みIDが、記憶装置の中で関連付けることが可能な状態で受信され記憶される(S21)。このとき、個人IDも一緒に受信されてもよい。
【0096】
検査結果管理システム1の記憶部には検査項目毎に正常値および基準値の情報(基準情報あるいは基準検査値情報と呼ぶこともある)が記憶されている。さらに、検査結果の数値範囲に対応した付加情報(例えば、数値の持つ意味の解説や一般的コメント等)を基準検査値情報として記憶しておいても良い。検査結果管理システム1の比較結果作成記憶手段は、希望検査項目の正常値あるいは基準値等の基準検査値情報と前記検査結果とを比較し、比較結果を作成して記憶する(S22)。
【0097】
前記検査結果が基準検査値情報(例えば、正常値または基準値)の範囲内かどうか等を判断し(S23)、検査結果に応じてより高度な検査を受けられる、あるいは、必要な、検査・処置・対策を受けられるように、これらの検査・処置・対策が受けられる機関、施設を検索して施設情報を作成して記憶される(S24)。たとえば、検査結果管理システム1は、検査機関を検索して検査機関情報を作成して記憶する検査機関情報作成記憶手段や、前記検査結果に応じて、適切なサービスや処置が受けられる施設や機関を検索して処置施設情報を作成して記憶する処置施設情報作成記憶手段を含む。汚染物質や危険物質の除去や対策、危険の告知、病害動物、病害虫等の駆除など、適切な処置を受けられる処置機関を検索して処置機関情報を作成して記憶する処置機関情報作成記憶手段を含む。
【0098】
検査が、疾病診断関連である場合には、例えば以下のようなことが例示される。検査結果管理システム1の記憶部には、各検査項目を検査又は治療できる病院の情報(病院情報)が記憶されている。そこで、前記検査結果が基準検査値情報(例えば、正常値または基準値)の範囲内でない場合や基準検査値情報(例えば、正常値または基準値)の範囲内であるが再検査をした方が望ましい場合には(S23)、検査結果管理システム1の施設情報作成記憶手段は、記憶部に記憶されている病院情報に基づいて、前記検査結果に応じて医療サービスを受けられる医療施設を検索して施設情報を作成して記憶する(S24)。
【0099】
これらの検査機関情報、置施設情報記憶手段は、あわせて施設情報と称することもある。
【0100】
検査結果等通知方法が配送の場合(S25)は、検査結果等通知方法に基づき、検査結果報告を作成して配送する(S26)。必要により前記で作成記録された施設情報を合わせて配送する。この時、申込み時に作成された個人IDを合わせて送付することができる。
【0101】
検査結果等通知方法が配送ではない場合(S25)、検査結果管理システム1は、検査結果が受信済みであることを、前記受信し、記憶した検査結果等通知方法にしたがって、指定配信先または被験者端末や被験者の指定する任意の端末に送信する(S27)。当該送信は、電子メール、ホームページ上への表示等によって行われる。
【0102】
前記送信によって、検査結果が作成済みであることを知った被験者は被験者端末3を利用して、使用した検査キットに付されていた前記シリアルナンバー、前記申込みID及び前記個人IDから選ばれる1以上の情報を検査結果管理システム1に送信する。検査結果管理システム1は当該情報を受信する(S28)。
【0103】
検査結果管理システム1の検査結果通知手段は、受信した前記シリアルナンバー等に基づいて、前記シリアルナンバー等に対応する前記検査結果、前記比較結果及び検査可能病院情報が作成されている場合の前記施設情報を送信する(S29)。すでに個人IDが作成されている場合には、個人ID送信手段は該個人IDも同時に送信する(S29)。なお、検査結果が受信済みであることを、前記検査結果配信先または被験者端末に送信する(S27)こと、及び、シリアルナンバー等を受信する(S28)ことなく、前記検査結果等を、前記検査結果等通知方法の情報に基づき送信(S29)することもできる。
【0104】
検査結果を送信後にも、被験者が個人情報を検査結果管理システム1に送信することができる。個人IDがない場合(S30)、検査結果を送信後に個人情報を受信して記憶した場合(S31)に、検査結果管理システム1の個人ID作成記憶手段は、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶し、前記個人ID送信手段が当該個人IDを送信する(S32)。これによって、まだ、個人IDのない被験者が、当該検査結果等の通知後であっても、個人情報を送信することにより個人IDを作成できるため、紹介状の作成、検査結果等の管理、検査の履歴の作成等、希望するサービスを受けることができる。
【0105】
新たに個人IDを作成した場合を含めて個人IDがある場合には、紹介状発行希望情報を受信した場合(S33)には、検査結果管理システム1の紹介状作成送信手段は紹介状を作成して送信する(S34)。
なお、紹介状等のサービスの希望の有無は、予め、申込み情報として受信することも可能であり、個人IDを有する被験者で、そのような希望があった場合には、検査結果送信または検査結果報告配送時に紹介状を添付することも可能である。
個人IDがある場合には、検査結果管理システム1はリマインダーサービス送信することもできる。すなわち、希望する利用者には、定期的に次回の検診案内を定期的に通知し、次回の受診忘れを防止する効果がある。
【0106】
被験者端末3が個人IDを作成した場合または個人IDを受信した場合には、検査結果管理システム1は治療方法、および薬相談情報を作成して送信する。すなわち、希望する利用者には、治療方法に関する情報や、治療薬剤に関する情報提供や相談サービスを行う。
【0107】
検査結果管理システム1は、ネットワーク上で完全独立に運営されてもよいし、既存のネットショップ・E−ショップのサブシステムとして運用することも可能である。前者で運用する場合、個人情報の独自管理が行い易い。後者で運用する場合には、既存のシステムで被験者(ユーザー・購買者)が既に持っている個人IDを、本システムの個人IDとして利用することができる。その場合には、料金支いは、既存の信用程度とセキュリティに応じた決裁が可能で、被験者(ユーザー)の利便性が高い。
【0108】
シリアルナンバーは検査キット毎に付される情報である。したがって、シリアルナンバーを受信した検査結果管理システム1は、当該シリアルナンバーから、被験者が当該検査キットを入手した店舗を特定することができる。したがって、検査結果管理システム1が送信した入手可能店舗情報に基づいて被験者が検査キットを購入したかどうかを確認することができる。これによって、検査結果管理システム1が入手可能店舗情報として紹介した店舗で被験者が検査キットを購入する場合、店舗別紹介購入回数を管理することができる。当該店舗別紹介購入回数を管理すれば、当該回数毎に当該店舗から徴収する手数料を計算・管理することができる。また、シリアルナンバーを管理することにより、検査キット毎に、当該検査キットに関する店舗やメーカーにおける在庫状況を把握することができる。
【0109】
シリアルナンバーから、そのキットに対応する、検査費用を特定することもできる。したがって、検査機関が実施した検査費用を容易に把握することが可能になる。また、被験者が検査費用をどの店舗で支払ったのか把握することができる。
なお、被験者が購入した検査キットに加えて追加の検査を受けたい場合には、前述のように、別途、追加したい検査項目について、検査項目に応じた検査代金を含む検査申込み券を購入することによっても対応可能である。被験者は、それを、追加したい検査申込み券を検体とともに郵送することにより、検査項目を追加することが可能である。検査申込み券には、好ましくは、別途、シリアルナンバーが記されているので、キット毎に付されるシリアルナンバーと、検査申込み券毎に付されているシリアルナンバーとから、検査機関が実施した検査内容およびそれに関わる費用についてもを容易に把握することが可能になる。
なお、本発明の検査結果管理システムを利用して、前記の検査申込み券、回数券、ポイント利用券の購入・支払いを可能とする事により、本発明のシステムを利用して検査項目の追加申込みや、再度の検査申込みを容易に可能とできる。特に、申込みID、あるいは、個人IDを利用すれば、追加検査あるいは再検である事の把握が容易となる。
【0110】
さらに、検査結果管理システム1は、料金管理サブシステムを持ち、両方が連動することが望ましい。料金管理サブシステムとしては、以下のようなものが例示される。
【0111】
検査結果管理システムの、料金加算対象とすべき重要なステップを何回処理し、データが蓄積されたかによって計算することができる。単純に、ステップ工程単価に回数を積することが基本である。
【0112】
検査キット小売価格は、キット本体パッケージ部分の価格と検査価格との合計額として設定することが最も好ましいしいが、前述のサービス券等を利用することにより、別個に設定・徴収、集金することも可能である。
【0113】
システム全体の収入としては、(1)検査キットの代金および検査費用に基づく、総売上が基本収入、(2)広告料収入や、検査会社が検体を収集するために本システム利用する委託費用、検査・処理施設からの紹介料などが上げられる。(1)の総売上は、店舗での直接売上分と、配送等の場合のクレジットカード・個人口座振替・銀行振込・郵便振込み・コンビニエンスストアによる振込み・プリペイド方式・電子マネー等による支払い分とがある。店舗での売上の場合、予め設定されている検査キットの薬局納入価がシステム上の収入である。(2)の広告料は掲載することのみによる価格設定、広告画面のアクセス数に応じた価格や、紹介状発行数に応じた価格設定が可能である。検査会社が検体を収集するために本システム利用する委託費用は、申込みIDおよびシリアルナンバー等で管理された検体の検査個数に応じて支払われることが可能である。これらは、いずれも前記に限定されず、予め料金算定の基礎となる処理手順を決めておけば、コンピュータシステムの特性として、簡便に計算が可能である。
【0114】
システム全体としての支出は、(3)配送センターおよび/または卸売業者への支払い、(4)検査機関への支払い、(5)検査結果管理システム運用者のシステム運用費が代表的なものとして上げられる。細かくは、それぞれの配送費用は、誰がどのように負担し支払いをするかを予め決めておく必要がある。
【0115】
システム全体の利益は、単純に、総収入から総支出を減じた額となり、この利益は、予め設定した計算方法により、店舗・検査機関へのバックマージンや、システム運用者の純利益として分配し直すことが可能である。
【0116】
3.コンピュータプログラム
【0117】
本発明は、上記検査結果管理方法を実施するための検査結果管理システムを機能させるためのプログラムである。具体的には、コンピュータを少なくとも、(a)検査結果等通知システムを受信して記憶する検査結果等通知システム受信記憶手段と、(b)申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信手段と、(c)個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する個人ID作成記憶手段と、(d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶手段と、(e)前記検査結果を通知する、検査結果通知手段と、を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムである。
【0118】
本発明のプログラムは、一般的には、本発明のシステムにおいて使用するコンピュータ上で、またはネットワーク上で機能しうるプログラム言語、例えば、Perl/Tk、C++、Java(登録商標)、Visual Basic等で作動する。
【0119】
また、本発明は、前記プログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体を提供する。
【0120】
【発明の効果】
本発明は、検査希望項目や被験者の考え方によって、被験者が希望する検査の申込みは、プライバシーの保護に重点が置かれるケースと、充実した検査結果の報告に重点が置かれるケースの両ケースに対応できる、検査結果を管理され報告可能な検査結果管理システム、検体検査管理のためのコンピュータプログラム、当該プログラムを記録した記録媒体及び検査結果管理方法を提供することができる。
【0121】
具体的には、被験者は検査結果等通知方法だけ送信すれば、検査結果等が通知される。したがって、被験者は自分の名前さえも知らせることなく検査を受信することが可能である。他方、被験者が個人情報も送信すれば、検査結果、比較結果、等のみならず検査結果等の履歴、検査結果検査結果に応じて医療サービスを受けられる医療施設に関する情報や、医療施設や医師の紹介状の提供を受けることができる。
【0122】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査結果管理方法を実施するための構成図
【図2】本発明を表すフローチャートであり、本図面の*1から図3のフローチャートの*1へ続く
【図3】本発明を表すフローチャートであり、本図面の*1は、図2の*1から続くものであり、本図の*2から図4のフローチャートの*2へ続く
【図4】本発明を表すフローチャートであり、本図面の*2は、図3の*2から続く
【符号の説明】
1 検査結果管理システム
11 演算部
12 記憶部
13 記憶部
2 検査機関端末
3 被験者端末

Claims (19)

  1. コンピュータを、少なくとも、
    (a)検査結果等通知方法を受信して記憶する検査結果等通知方法受信記憶手段と、
    (b)前記検査結果等通知方法の受信に対応して、申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信手段と、
    (c)個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する個人ID作成記憶手段と、
    (d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶手段と、
    (e)前記検査結果を通知する、検査結果通知手段と、
    を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  2. 請求項1に記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査管理システムを、希望検査項目、検査キット入手方法、検査キット認識情報、料金支払い方法、個人IDおよび個人情報とから選ばれる1以上の情報を受信し記憶する、申込み情報受信記憶手段を含む検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  3. 請求項1または2に記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、検査キットの検査キット認識情報、検査キットにより検査可能な検査項目、検査キットの価格情報、検査キットの有効期限から選ばれる1以上の情報を含む検査キット情報を記憶する検査キット情報記憶手段を含む検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  4. 請求項1または2に記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査キット認識情報に対応して、該検査キット取り扱い店舗の所在、該店舗における在庫状況、キット発注先情報、キット配送先情報から選ばれる1以上の情報を含む検査キット流通情報記憶手段を含む検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査結果の通知と同時に個人IDを送信する個人ID送信手段を含む検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査結果の通知後に個人IDを送信する個人ID送信手段を含む検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記希望検査項目を受信した場合に、希望検査項目を検査できる検査キットに関する情報を作成して記憶し、送信する希望検査キット情報作成記憶送信手段を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査キット入手方法が店舗購入の場合、前記希望検査キットを入手できる入手可能店舗を検索し、入手可能店舗情報を作成して記憶し送信する希望検査キット入手可能店舗情報作成記憶送信手段を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  9. 請求項1〜7のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査キット入手方法が配送の場合、希望配送先を受信し、該希望配送先と、キットメーカー、配送センターおよび卸売業者のいずれか1以上における希望検査キットの在庫状況、並びに、それらの配送可能先、配送予定日から選ばれる1以上の情報に基づいて、希望検査キット配送情報を作成して記憶し、送信する、希望検査キット配送情報作成記憶送信手段を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  10. 請求項1〜7および9のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、希望配送先および希望検査キットを受信した場合に、それらを含む希望検査キット発注情報を作成して記憶し、送信する希望検査キット発注情報作成記憶送信手段を含む検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  11. 請求項1〜10のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査結果を、前記システムの記憶部に記憶された基準検査値情報と比較して比較結果を作成して記憶する比較結果作成記憶手段を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  12. 請求項1〜11のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記個人ID作成記憶手段が、前記申込みIDと個人IDとを対応させて記憶する検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記検査結果に応じて、希望する追加検査や処置を受けられる機関または施設を検索して、施設情報を作成して記憶する施設情報作成記憶手段を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  14. 請求項1〜13のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、検査結果送信手段が、さらに前記比較結果、前記施設情報、または、前記比較結果と前記施設情報を送信する検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  15. 請求項13または14に記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記施設情報が、医療サービスを受けられる機関または施設の情報である検査管理システムとして機能させるためのプログラム。
  16. 請求項13または14に記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、前記施設情報が、汚染物質や危険物質の除去や対策、危険の告知、病害動物、病害虫等の駆除のための適切な処置を受けられる機関または施設の情報である検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  17. 請求項11〜16のいずれかに記載の検査結果管理システムとして機能させるためのプログラムであって、当該検査結果管理システムを、個人IDを作成した場合または個人IDを受信した場合に、前記機関や施設への紹介状を作成して送信する紹介状作成送信手段を含む検査結果管理システムとして機能させるためのプログラム。
  18. 請求項1〜17のいずれかに記載のプログラムを記録したコンピュータ読みとり可能な記録媒体。
  19. 検査管理システムであって、少なくとも
    (a)検査結果等通知方法を受信して記憶する検査結果等通知方法受信記憶手段と、
    (b)前記検査結果等通知方法の受信に対応して、申込みIDを作成、記憶及び送信する申込みID作成記憶送信手段と、
    (c)個人情報を受信した場合に、該個人情報を記憶し該個人情報に対応する個人IDを作成して記憶する個人ID作成記憶手段と、
    (d)個々の検査キットに対応する検査キット認識情報と前記申込みIDとから選ばれる1以上の情報、及び、前記情報に対応する前記検査結果を受信して記憶する検査結果受信記憶手段と、
    (e)前記検査結果を通知する、検査結果通知手段と、
    を含む検査結果管理システム。
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