JP2004303037A - 銀行統合支援システム、方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される顧客情報、口座情報などの各種情報を各情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換しておくことにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムを提供する。
【解決手段】各銀行において使用されている顧客情報、口座情報などの各銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報を共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたる例えば名寄せなどのサービスを含む処理を実施するに当っては、所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて名寄せなどのサービスの処理を実施する。
【選択図】 図1
【解決手段】各銀行において使用されている顧客情報、口座情報などの各銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報を共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたる例えば名寄せなどのサービスを含む処理を実施するに当っては、所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて名寄せなどのサービスの処理を実施する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の銀行を1つの銀行に統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される例えば顧客情報、口座情報を含む各種情報を各情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換しておくことにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システム、方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
金融業界、特に銀行においては合併、経営統合が頻繁に行われ、そのためのシステム統合が大規模に進められている。このようなシステム統合は場合によっては銀行業務に対して多大な影響を与えるため、適確かつ効率的に行うことが重要である。
【0003】
このような銀行統合の目的は、システム統合によるITコストの削減や店舗、設備、人員削減などによるコストを削減することであるとともに、また投資信託、保険、運用性商品、マルチチャネル(WEB、コールセンタ)、CRM、チェックトランケーション、マルチペイントなどのような戦略的サービスをタイムリーに提供することである。
【0004】
しかしながら、現在の銀行統合では、システム統合に莫大な費用がかかり、ITコスト削減効果を出せなかったり、システム統合と店舗、設備、人員削減を計画的に連動させて実施することができていない。また、統合前のシステム資産に引きづられ、機能の改造や拡張が思うように実施できなかったり、システム統合が優先され、マルチチャネル、CRMの対応、チェックトランケーション、マルチペイントなどの機能拡充が先送りされている。
【0005】
従来の銀行システムの統合方法として、例えばA銀行とB銀行(以下、A行、B行などのように称する)の両行のシステムを並存させて、リレーコンピュータ(以下、RCと略称する)により両行のシステム間を連携させるRC接続方式がある。このRC接続方式は、既存のシステム資産を流用する部分が多いため、システム統合のための開発基幹や開発工数が少ないという利点がある。また、銀行システムの従来の統合方法として、残存システムに廃止システムのデータや機能を移行させ、残存システムですべてのサービスを実現する片寄せ方式がある。この片寄せ方式は、システムの運用や維持のコストは統合前よりも小さくできるという利点がある(例えば、非特許文献1参照)。
【0006】
【非特許文献1】
日経コンピュータ、2002年8月26日号、p.43−45
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の銀行システムの統合方式のうち、RC接続方式は、両システムの整合性維持が難しく、新規機能の拡充や既存機能の改造の工数が大きいという問題や、また設備が二重に必要であり、システム全体が複雑で運用・維持コストが大きいという問題がある。
【0008】
一方、従来の片寄せ方式は、廃止システムのデータや機能の移行の工数が非常に大きいという問題や、短期間で大規模な開発や作業を実施するため、移行作業自体のリスクが大きいという問題、更には新規機能の拡充や既存機能の改造の工数は比較的小さいが、既存システムの資産による制約が残るという問題がある。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される顧客情報、口座情報などの各種情報を各情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換しておくことにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システム、方法およびプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムであって、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、この変換された共通形式情報を登録管理する共通形式情報データベースと、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記情報変換手段により共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する検索実施手段とを有することを要旨とする。
【0011】
請求項1記載の本発明にあっては、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換して共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行で異なる形式で使用の所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0012】
また、請求項2記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムであって、前記共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理する共通形式規定手段と、各銀行において使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理する銀行独自情報管理手段と、各銀行において使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する情報取得手段と、この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定する情報種別判定手段と、この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、この変換された共通形式情報をその情報種別毎に登録管理する共通形式情報データベースと、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記情報変換手段により前記共通形式情報に変換し、この任意の情報の共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する検索実施手段とを有することを要旨とする。
【0013】
請求項2記載の本発明にあっては、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、また所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0014】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項2記載の発明において、前記情報取得手段が、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する光学文字認識手段を有することを要旨とする。
【0015】
請求項3記載の本発明にあっては、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を取得する。
【0016】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記検索実施手段が、前記処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて前記名寄せ処理を実施する名寄せ実施手段を有することを要旨とする。
【0017】
また、請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記各種情報が、顧客情報、口座情報を含むことを要旨とする。
【0018】
更に、請求項6記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援方法であって、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報を共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施することを要旨とする。
【0019】
請求項6記載の本発明にあっては、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換して共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行で異なる形式で使用の所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0020】
請求項7記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援方法であって、前記共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行において使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、各銀行において使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記共通形式情報に変換し、この任意の情報の共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施することを要旨とする。
【0021】
請求項7記載の本発明にあっては、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、また所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0022】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記銀行独自情報の内容の取得処理が、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得することを要旨とする。
【0023】
請求項8記載の本発明にあっては、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を取得する。
【0024】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記実施処理が、前記処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて前記名寄せ処理を実施することを要旨とする。
【0025】
請求項10記載の本発明は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記各種情報が、顧客情報、口座情報を含むことを要旨とする。
【0026】
また、請求項11記載の本発明は、請求項6乃至10のいずれか1項に記載の銀行統合支援方法をコンピュータ実行可能な銀行統合支援プログラムとしてコンピュータに実行させることを要旨とする。
【0027】
請求項11記載の本発明にあっては、銀行統合支援識別方法を銀行統合支援プログラムとして例えば記録媒体などに記録してコンピュータに実行させるため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る銀行統合支援システムの構成を示すブロック図である。同図に示す銀行統合支援システムは、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理または使用される顧客情報を含む銀行独自情報を1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムである。なお、本実施形態では、前記銀行独自情報として顧客情報を対象とするが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば口座情報やその他の情報も適用可能である。また、図1の実施形態では、A行とB行を統合する場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、2行以上の複数の銀行に適用し得るものであり、3行以上でも適用できることは勿論のことである。更に、図1では、A行用の構成要素には、数字の符号の最後に大文字でAまたはBを付与して、どちらの銀行に属する構成要素であるかが明確に判るように示している。
【0029】
図1においては、A行用勘定系システム1AおよびB行用勘定系システム1Bは、A行およびB行においてそれぞれ顧客情報や口座情報などの各種情報を通常の形式、すなわちA行ではA行の独自の形式でまたはB行ではB行の独自の形式で各種情報を作成、使用、管理、処理している部分である。すなわち、同図に示すように、A行用勘定系システム1Aでは、独自形式の顧客情報(CIF)として例えばa1,a2,a3,a4があり、顧客情報以外の情報として例えばa5,a6,a7,a8が存在することを示し、B行用勘定系システム1Bでは、独自形式の顧客情報(CIF)として例えばb1,b2,b3,b4があり、顧客情報以外の情報として例えばb5,b6,b7,b8が存在することを示している。これらの各種情報は、A行用勘定系システム1AおよびB行用勘定系システム1Bからそれぞれインタフェース3Aおよびインタフェース3Bによって引き出されて、XMLフィルタリング部5AおよびXMLフィルタリング部5Bに出力される。なお、このインタフェース3A,3Bでは、顧客情報a1,a2,a3,a4やb1,b2,b3,b4のみでなく、顧客情報以外の情報a5,a6,a7,a8やb5,b6,b7,b8も引き出されて、XMLフィルタリング部5A,5Bに供給される。
【0030】
XMLフィルタリング部5AおよびXMLフィルタリング部5Bは、それぞれインタフェース3A,3Bからの顧客情報a1,a2,a3,a4やb1,b2,b3,b4および顧客情報以外の情報a5,a6,a7,a8やb5,b6,b7,b8を受け取ると、これらの情報のうち、A行用顧客情報a1,a2,a3,a4、B行用顧客情報b1,b2,b3,b4のみを取り出して、XML化し、顧客情報管理部7に出力する。
【0031】
顧客情報管理部7は、XMLフィルタリング部5A,5Bから供給されるA行およびB行用の顧客情報、すなわちA行用顧客情報a1,a2,a3,a4、B行用顧客情報b1,b2,b3,b4などを全体的に管理するとともに、各部からのアクセスを管理、制限し、XMLのパージング、データ取得を仲介し、データを取り出す。この顧客情報管理部7で管理されているA行用顧客情報a1,a2,a3,a4、B行用顧客情報b1,b2,b3,b4などの顧客情報は、メタデータ作成部11により収集され、メタデータ作成部11において本システムで利用するためのメタデータ、すなわち両行の顧客情報をマージしたメタデータを作成するための情報が取得されてメタデータが作成され、このメタデータはメタデータデータベース13に登録管理される。また、このようにメタデータデータベース13に登録されたメタデータからメタデータを検索するためのメタデータインデックスも作成され、メタデータインデックスデータベース21に登録管理される。
【0032】
また、顧客情報管理部7は、例えばA行用勘定系システム1AやB行用勘定系システム1Bからの情報取得要求に応じて参照機能部25を介してデータ取得部15にアクセスし、データ取得部15に対して情報取得要求を送る。データ取得部15は、この情報取得要求に応じてメタデータインデックスデータベース21に登録されたメタデータインデックスを参照してメタデータデータベース13から必要な情報を取得し、参照機能部25を介して顧客情報管理部7に返送する。
【0033】
また、データ取得部15は、メタデータを解析して、名寄せを行うために必要な情報もメタデータデータベース13から取得し、名寄せ結果データ17a〜17nとして出力する。なお、この名寄せ結果データ17a〜17nは、メタデータ作成処理部19a〜19nを介してメタデータインデックスデータベース21にフィードバックされ、メタデータインデックスに反映される。
【0034】
なお、A行用勘定系システム1AおよびB行用勘定系システム1Bには、それぞれA行用旧CRM部35AおよびB行用旧CRM部35Bが接続され、A行用の旧CRMおよびB行用の旧CRMが行われている。
【0035】
また、顧客情報管理部7には、分析用インタフェース27aおよび分析用インタフェース27bを介してCRMシステム29および他システム31がそれぞれ接続されているが、他システム31は銀行に必要な他のシステムや将来構築されるであろう新商品等、銀行の顧客情報を必要とする様々なシステムである。そして、CRMシステム29および他システム31には、それぞれのシステムに必要な顧客情報が分析用インタフェース27a,27bを介して供給されるようになっている。図1の例では、CRMシステム29に対しては分析用インタフェース27aを介して顧客情報a2,b3が供給され、他システム31には分析用インタフェース27bを介して顧客情報a4が供給されている。
【0036】
図1に示す実施形態のインタフェース3A,3B、XMLフィルタリング部5A,5B、顧客情報管理部7、メタデータ作成部11、データ取得部15、メタデータ作成処理部19、参照機能部25などからなる銀行統合支援システムは、図2に示す口座情報管理システム100に含まれているものである。特に、図2に示す口座情報管理サーバ105および検索エンジン115により実現されるものである。また、図1に示したメタデータデータベース13およびメタデータインデックスデータベース21は、それぞれ図2ではメタデータデータベース107および検索情報・インデックスデータベース113として図示されている。なお、図2では、これらのデータベース以外に口座情報データベース109、顧客基本情報データベース111も図示されている。
【0037】
図2において、口座情報管理システム100は、旧A行ネットワーク57Aを介して旧A行基幹システム51Aに接続されるとともに、また旧B行ネットワーク57Bを介して旧B行基幹システム51Bに接続され、両行用システム間の連携を制御する中継サーバ101、この中継サーバ101にネットワーク103を介して接続された口座情報管理サーバ105、この口座情報管理サーバ105に接続されたメタデータデータベース107、口座情報データベース109、顧客基本情報データベース111、検索情報・インデックスデータベース113、これらの各データベースに対する検索を行う検索エンジン115を有する。
【0038】
また、旧A行基幹システム51Aには旧A行顧客情報データベース53Aおよび旧A行勘定元帳データベース55Aが接続され、旧B行基幹システム51Bには旧B行顧客情報データベース53Bおよび旧B行勘定元帳データベース55Bが接続されている。旧A行ネットワーク57Aには旧A行ATM59A、旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bが接続され、旧B行ネットワーク57Bには旧B行ATM59B、旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bが接続されている。
【0039】
更に、ネットワーク103にはA行側に設けられた口座管理端末63とB行側に設けられた口座管理端末63が接続されるとともに、新規拡張システム群117が接続され、旧両行のシステムの制約を受けずに新規システムの拡張を実施し得るようになっている。
【0040】
図2に示す口座情報管理システム100は、A行およびB行をそれぞれのサービスを維持しながら統合するために、中継サーバ101上に新規にネットワーク103を介して口座情報管理サーバ105を配置し、この口座情報管理サーバ105に対して旧A行基幹システム51Aおよび旧B行基幹システム51Bの既存システムから顧客情報、口座情報を受信し、前記共通形式情報に変換して保持し、これにより旧両行システムの口座情報、顧客情報を統一的に管理するものである。また、行員業務に対しては口座管理情報にアクセスする旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bなどを提供し、融資審査における顧客検索、名寄せ等、従来、旧両行の旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bを同時に利用して行員が行っていた作業を自動化している。
【0041】
また、図2の口座情報管理システム100は、合併前両行のシステムを存続させ、口座情報管理サーバ105を配置した中継サーバ101により両行システムを接続し、顧客向けサービス、行員向けサービスの統合を実施している。なお、図2の口座情報管理システム100を用いて両行を統合した後には、図3に示すように、サービスを止めることなく、旧A行への片寄せ作業を実施する。すなわち、旧B行からの口座情報、顧客情報の移行が完了した後、旧B行の旧B行基幹システム51Bや旧B行システム端末61Bなどを廃止し、片寄せ作業を実施する。
【0042】
中継サーバ101は、旧行システムを跨ったオンライン処理の電文伝送の実施、例えば旧A行ATM59Aから旧B行口座の入出金処理の実施、旧行システムから送られてくる顧客情報および口座情報の差分情報の口座情報管理サーバ105への転送、旧行システムで使用される文字コードの口座情報管理サーバ105の文字コードへの変換などの機能を有する。
【0043】
更に、口座情報管理サーバ105は、旧両行システムから送られてくる口座情報、顧客情報を統一的な前記共通形式情報に変換して保持するとともに、機械的に統一化が困難な情報は検索情報としてフリーテキスト形式で保持する。また、口座情報管理サーバ105は、検索エンジン115を利用して検索情報から口座情報および顧客情報を検索するための検索用インデックスを作成する。更に、口座情報管理サーバ105は、顧客番号をキーに顧客情報を検索したり、顧客情報に保持される口座情報のリンク情報から関連口座情報を検索したり、検索エンジン115を利用してキーワードから関連する顧客情報、口座情報を検索する。
【0044】
更に詳しく説明すると、本実施形態の銀行統合支援システムは、旧両行システムから送られてくる口座情報、顧客情報などの各種情報を統一的な前記共通形式情報に変換するために共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理する共通形式規定手段と、旧両行システムにおいて独自形式で使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理する銀行独自情報管理手段と、旧両行システムにおいて使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する情報取得手段と、この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定する情報種別判定手段と、この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、この変換された共通形式情報をその情報種別毎に登録管理する共通形式情報データベースとを有する。
【0045】
そして、旧両行でそれぞれ異なる形式で使用されている任意の情報に対して両行間にわたる例えば名寄せなどのようなサービスを含む処理を実施するに当っては、前記任意の情報を前記情報変換手段により共通形式情報に変換し、この任意の情報の共通形式情報で共通形式情報データベースを検索し、前記任意の情報の共通形式情報に関連する関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するようになっている。
【0046】
例えば、この処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて名寄せ処理を実施する。
【0047】
また、前記情報取得手段は、旧両行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する光学文字認識手段を有し、この手段としては例えばOCRやスキャナなどが使用される。
【0048】
すなわち、本実施形態の銀行統合支援システムでは、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理するとともに、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理しておき、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得すると、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得する。
【0049】
それから、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理する。
【0050】
また、所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたる例えば名寄せなどのサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する。このようにして、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0051】
なお、上記実施形態の銀行統合支援システムの処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、銀行統合支援システムとして機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換して共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行で異なる形式で使用の所望の情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して共通形式の関連情報を取得し、この関連情報に基づいて処理を実施するので、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0053】
また、本発明によれば、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、また所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するので、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0054】
更に、本発明によれば、銀行統合支援識別方法を銀行統合支援プログラムとして例えば記録媒体などに記録してコンピュータに実行させるので、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る銀行統合支援システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態の銀行統合支援システムを含む口座情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2の口座情報管理システムを用いて両行を統合した後に旧A行への片寄せされた口座情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A A行用勘定系システム
1B B行用勘定系システム
5A,5B XMLフィルタリング部
7 顧客情報管理部
11 メタデータ作成部
13,107 メタデータデータベース
15 データ取得部
21 メタデータインデックスデータベース
25 参照機能部
100 口座情報管理システム
101 中継サーバ
103 ネットワーク
105 口座情報管理サーバ
109 口座情報データベース
111 顧客基本情報データベース
113 検索情報・インデックスデータベース
115 検索エンジン
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の銀行を1つの銀行に統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される例えば顧客情報、口座情報を含む各種情報を各情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換しておくことにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システム、方法およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
金融業界、特に銀行においては合併、経営統合が頻繁に行われ、そのためのシステム統合が大規模に進められている。このようなシステム統合は場合によっては銀行業務に対して多大な影響を与えるため、適確かつ効率的に行うことが重要である。
【0003】
このような銀行統合の目的は、システム統合によるITコストの削減や店舗、設備、人員削減などによるコストを削減することであるとともに、また投資信託、保険、運用性商品、マルチチャネル(WEB、コールセンタ)、CRM、チェックトランケーション、マルチペイントなどのような戦略的サービスをタイムリーに提供することである。
【0004】
しかしながら、現在の銀行統合では、システム統合に莫大な費用がかかり、ITコスト削減効果を出せなかったり、システム統合と店舗、設備、人員削減を計画的に連動させて実施することができていない。また、統合前のシステム資産に引きづられ、機能の改造や拡張が思うように実施できなかったり、システム統合が優先され、マルチチャネル、CRMの対応、チェックトランケーション、マルチペイントなどの機能拡充が先送りされている。
【0005】
従来の銀行システムの統合方法として、例えばA銀行とB銀行(以下、A行、B行などのように称する)の両行のシステムを並存させて、リレーコンピュータ(以下、RCと略称する)により両行のシステム間を連携させるRC接続方式がある。このRC接続方式は、既存のシステム資産を流用する部分が多いため、システム統合のための開発基幹や開発工数が少ないという利点がある。また、銀行システムの従来の統合方法として、残存システムに廃止システムのデータや機能を移行させ、残存システムですべてのサービスを実現する片寄せ方式がある。この片寄せ方式は、システムの運用や維持のコストは統合前よりも小さくできるという利点がある(例えば、非特許文献1参照)。
【0006】
【非特許文献1】
日経コンピュータ、2002年8月26日号、p.43−45
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の銀行システムの統合方式のうち、RC接続方式は、両システムの整合性維持が難しく、新規機能の拡充や既存機能の改造の工数が大きいという問題や、また設備が二重に必要であり、システム全体が複雑で運用・維持コストが大きいという問題がある。
【0008】
一方、従来の片寄せ方式は、廃止システムのデータや機能の移行の工数が非常に大きいという問題や、短期間で大規模な開発や作業を実施するため、移行作業自体のリスクが大きいという問題、更には新規機能の拡充や既存機能の改造の工数は比較的小さいが、既存システムの資産による制約が残るという問題がある。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される顧客情報、口座情報などの各種情報を各情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換しておくことにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システム、方法およびプログラムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムであって、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、この変換された共通形式情報を登録管理する共通形式情報データベースと、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記情報変換手段により共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する検索実施手段とを有することを要旨とする。
【0011】
請求項1記載の本発明にあっては、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換して共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行で異なる形式で使用の所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0012】
また、請求項2記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式の情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムであって、前記共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理する共通形式規定手段と、各銀行において使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理する銀行独自情報管理手段と、各銀行において使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する情報取得手段と、この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定する情報種別判定手段と、この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、この変換された共通形式情報をその情報種別毎に登録管理する共通形式情報データベースと、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記情報変換手段により前記共通形式情報に変換し、この任意の情報の共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する検索実施手段とを有することを要旨とする。
【0013】
請求項2記載の本発明にあっては、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、また所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0014】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項2記載の発明において、前記情報取得手段が、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する光学文字認識手段を有することを要旨とする。
【0015】
請求項3記載の本発明にあっては、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を取得する。
【0016】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記検索実施手段が、前記処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて前記名寄せ処理を実施する名寄せ実施手段を有することを要旨とする。
【0017】
また、請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記各種情報が、顧客情報、口座情報を含むことを要旨とする。
【0018】
更に、請求項6記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援方法であって、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報を共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施することを要旨とする。
【0019】
請求項6記載の本発明にあっては、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換して共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行で異なる形式で使用の所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0020】
請求項7記載の本発明は、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援方法であって、前記共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行において使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、各銀行において使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記共通形式情報に変換し、この任意の情報の共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施することを要旨とする。
【0021】
請求項7記載の本発明にあっては、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、また所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するため、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0022】
また、請求項8記載の本発明は、請求項7記載の発明において、前記銀行独自情報の内容の取得処理が、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得することを要旨とする。
【0023】
請求項8記載の本発明にあっては、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を取得する。
【0024】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記実施処理が、前記処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて前記名寄せ処理を実施することを要旨とする。
【0025】
請求項10記載の本発明は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記各種情報が、顧客情報、口座情報を含むことを要旨とする。
【0026】
また、請求項11記載の本発明は、請求項6乃至10のいずれか1項に記載の銀行統合支援方法をコンピュータ実行可能な銀行統合支援プログラムとしてコンピュータに実行させることを要旨とする。
【0027】
請求項11記載の本発明にあっては、銀行統合支援識別方法を銀行統合支援プログラムとして例えば記録媒体などに記録してコンピュータに実行させるため、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る銀行統合支援システムの構成を示すブロック図である。同図に示す銀行統合支援システムは、複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理または使用される顧客情報を含む銀行独自情報を1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムである。なお、本実施形態では、前記銀行独自情報として顧客情報を対象とするが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば口座情報やその他の情報も適用可能である。また、図1の実施形態では、A行とB行を統合する場合について説明するが、本発明はこれに限定されるものでなく、2行以上の複数の銀行に適用し得るものであり、3行以上でも適用できることは勿論のことである。更に、図1では、A行用の構成要素には、数字の符号の最後に大文字でAまたはBを付与して、どちらの銀行に属する構成要素であるかが明確に判るように示している。
【0029】
図1においては、A行用勘定系システム1AおよびB行用勘定系システム1Bは、A行およびB行においてそれぞれ顧客情報や口座情報などの各種情報を通常の形式、すなわちA行ではA行の独自の形式でまたはB行ではB行の独自の形式で各種情報を作成、使用、管理、処理している部分である。すなわち、同図に示すように、A行用勘定系システム1Aでは、独自形式の顧客情報(CIF)として例えばa1,a2,a3,a4があり、顧客情報以外の情報として例えばa5,a6,a7,a8が存在することを示し、B行用勘定系システム1Bでは、独自形式の顧客情報(CIF)として例えばb1,b2,b3,b4があり、顧客情報以外の情報として例えばb5,b6,b7,b8が存在することを示している。これらの各種情報は、A行用勘定系システム1AおよびB行用勘定系システム1Bからそれぞれインタフェース3Aおよびインタフェース3Bによって引き出されて、XMLフィルタリング部5AおよびXMLフィルタリング部5Bに出力される。なお、このインタフェース3A,3Bでは、顧客情報a1,a2,a3,a4やb1,b2,b3,b4のみでなく、顧客情報以外の情報a5,a6,a7,a8やb5,b6,b7,b8も引き出されて、XMLフィルタリング部5A,5Bに供給される。
【0030】
XMLフィルタリング部5AおよびXMLフィルタリング部5Bは、それぞれインタフェース3A,3Bからの顧客情報a1,a2,a3,a4やb1,b2,b3,b4および顧客情報以外の情報a5,a6,a7,a8やb5,b6,b7,b8を受け取ると、これらの情報のうち、A行用顧客情報a1,a2,a3,a4、B行用顧客情報b1,b2,b3,b4のみを取り出して、XML化し、顧客情報管理部7に出力する。
【0031】
顧客情報管理部7は、XMLフィルタリング部5A,5Bから供給されるA行およびB行用の顧客情報、すなわちA行用顧客情報a1,a2,a3,a4、B行用顧客情報b1,b2,b3,b4などを全体的に管理するとともに、各部からのアクセスを管理、制限し、XMLのパージング、データ取得を仲介し、データを取り出す。この顧客情報管理部7で管理されているA行用顧客情報a1,a2,a3,a4、B行用顧客情報b1,b2,b3,b4などの顧客情報は、メタデータ作成部11により収集され、メタデータ作成部11において本システムで利用するためのメタデータ、すなわち両行の顧客情報をマージしたメタデータを作成するための情報が取得されてメタデータが作成され、このメタデータはメタデータデータベース13に登録管理される。また、このようにメタデータデータベース13に登録されたメタデータからメタデータを検索するためのメタデータインデックスも作成され、メタデータインデックスデータベース21に登録管理される。
【0032】
また、顧客情報管理部7は、例えばA行用勘定系システム1AやB行用勘定系システム1Bからの情報取得要求に応じて参照機能部25を介してデータ取得部15にアクセスし、データ取得部15に対して情報取得要求を送る。データ取得部15は、この情報取得要求に応じてメタデータインデックスデータベース21に登録されたメタデータインデックスを参照してメタデータデータベース13から必要な情報を取得し、参照機能部25を介して顧客情報管理部7に返送する。
【0033】
また、データ取得部15は、メタデータを解析して、名寄せを行うために必要な情報もメタデータデータベース13から取得し、名寄せ結果データ17a〜17nとして出力する。なお、この名寄せ結果データ17a〜17nは、メタデータ作成処理部19a〜19nを介してメタデータインデックスデータベース21にフィードバックされ、メタデータインデックスに反映される。
【0034】
なお、A行用勘定系システム1AおよびB行用勘定系システム1Bには、それぞれA行用旧CRM部35AおよびB行用旧CRM部35Bが接続され、A行用の旧CRMおよびB行用の旧CRMが行われている。
【0035】
また、顧客情報管理部7には、分析用インタフェース27aおよび分析用インタフェース27bを介してCRMシステム29および他システム31がそれぞれ接続されているが、他システム31は銀行に必要な他のシステムや将来構築されるであろう新商品等、銀行の顧客情報を必要とする様々なシステムである。そして、CRMシステム29および他システム31には、それぞれのシステムに必要な顧客情報が分析用インタフェース27a,27bを介して供給されるようになっている。図1の例では、CRMシステム29に対しては分析用インタフェース27aを介して顧客情報a2,b3が供給され、他システム31には分析用インタフェース27bを介して顧客情報a4が供給されている。
【0036】
図1に示す実施形態のインタフェース3A,3B、XMLフィルタリング部5A,5B、顧客情報管理部7、メタデータ作成部11、データ取得部15、メタデータ作成処理部19、参照機能部25などからなる銀行統合支援システムは、図2に示す口座情報管理システム100に含まれているものである。特に、図2に示す口座情報管理サーバ105および検索エンジン115により実現されるものである。また、図1に示したメタデータデータベース13およびメタデータインデックスデータベース21は、それぞれ図2ではメタデータデータベース107および検索情報・インデックスデータベース113として図示されている。なお、図2では、これらのデータベース以外に口座情報データベース109、顧客基本情報データベース111も図示されている。
【0037】
図2において、口座情報管理システム100は、旧A行ネットワーク57Aを介して旧A行基幹システム51Aに接続されるとともに、また旧B行ネットワーク57Bを介して旧B行基幹システム51Bに接続され、両行用システム間の連携を制御する中継サーバ101、この中継サーバ101にネットワーク103を介して接続された口座情報管理サーバ105、この口座情報管理サーバ105に接続されたメタデータデータベース107、口座情報データベース109、顧客基本情報データベース111、検索情報・インデックスデータベース113、これらの各データベースに対する検索を行う検索エンジン115を有する。
【0038】
また、旧A行基幹システム51Aには旧A行顧客情報データベース53Aおよび旧A行勘定元帳データベース55Aが接続され、旧B行基幹システム51Bには旧B行顧客情報データベース53Bおよび旧B行勘定元帳データベース55Bが接続されている。旧A行ネットワーク57Aには旧A行ATM59A、旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bが接続され、旧B行ネットワーク57Bには旧B行ATM59B、旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bが接続されている。
【0039】
更に、ネットワーク103にはA行側に設けられた口座管理端末63とB行側に設けられた口座管理端末63が接続されるとともに、新規拡張システム群117が接続され、旧両行のシステムの制約を受けずに新規システムの拡張を実施し得るようになっている。
【0040】
図2に示す口座情報管理システム100は、A行およびB行をそれぞれのサービスを維持しながら統合するために、中継サーバ101上に新規にネットワーク103を介して口座情報管理サーバ105を配置し、この口座情報管理サーバ105に対して旧A行基幹システム51Aおよび旧B行基幹システム51Bの既存システムから顧客情報、口座情報を受信し、前記共通形式情報に変換して保持し、これにより旧両行システムの口座情報、顧客情報を統一的に管理するものである。また、行員業務に対しては口座管理情報にアクセスする旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bなどを提供し、融資審査における顧客検索、名寄せ等、従来、旧両行の旧A行システム端末61A、旧B行システム端末61Bを同時に利用して行員が行っていた作業を自動化している。
【0041】
また、図2の口座情報管理システム100は、合併前両行のシステムを存続させ、口座情報管理サーバ105を配置した中継サーバ101により両行システムを接続し、顧客向けサービス、行員向けサービスの統合を実施している。なお、図2の口座情報管理システム100を用いて両行を統合した後には、図3に示すように、サービスを止めることなく、旧A行への片寄せ作業を実施する。すなわち、旧B行からの口座情報、顧客情報の移行が完了した後、旧B行の旧B行基幹システム51Bや旧B行システム端末61Bなどを廃止し、片寄せ作業を実施する。
【0042】
中継サーバ101は、旧行システムを跨ったオンライン処理の電文伝送の実施、例えば旧A行ATM59Aから旧B行口座の入出金処理の実施、旧行システムから送られてくる顧客情報および口座情報の差分情報の口座情報管理サーバ105への転送、旧行システムで使用される文字コードの口座情報管理サーバ105の文字コードへの変換などの機能を有する。
【0043】
更に、口座情報管理サーバ105は、旧両行システムから送られてくる口座情報、顧客情報を統一的な前記共通形式情報に変換して保持するとともに、機械的に統一化が困難な情報は検索情報としてフリーテキスト形式で保持する。また、口座情報管理サーバ105は、検索エンジン115を利用して検索情報から口座情報および顧客情報を検索するための検索用インデックスを作成する。更に、口座情報管理サーバ105は、顧客番号をキーに顧客情報を検索したり、顧客情報に保持される口座情報のリンク情報から関連口座情報を検索したり、検索エンジン115を利用してキーワードから関連する顧客情報、口座情報を検索する。
【0044】
更に詳しく説明すると、本実施形態の銀行統合支援システムは、旧両行システムから送られてくる口座情報、顧客情報などの各種情報を統一的な前記共通形式情報に変換するために共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理する共通形式規定手段と、旧両行システムにおいて独自形式で使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理する銀行独自情報管理手段と、旧両行システムにおいて使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する情報取得手段と、この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定する情報種別判定手段と、この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、この変換された共通形式情報をその情報種別毎に登録管理する共通形式情報データベースとを有する。
【0045】
そして、旧両行でそれぞれ異なる形式で使用されている任意の情報に対して両行間にわたる例えば名寄せなどのようなサービスを含む処理を実施するに当っては、前記任意の情報を前記情報変換手段により共通形式情報に変換し、この任意の情報の共通形式情報で共通形式情報データベースを検索し、前記任意の情報の共通形式情報に関連する関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するようになっている。
【0046】
例えば、この処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて名寄せ処理を実施する。
【0047】
また、前記情報取得手段は、旧両行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する光学文字認識手段を有し、この手段としては例えばOCRやスキャナなどが使用される。
【0048】
すなわち、本実施形態の銀行統合支援システムでは、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理するとともに、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理しておき、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得すると、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得する。
【0049】
それから、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理する。
【0050】
また、所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたる例えば名寄せなどのサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する。このようにして、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0051】
なお、上記実施形態の銀行統合支援システムの処理手順をプログラムとして例えばCDやFDなどの記録媒体に記録して、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、銀行統合支援システムとして機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換して共通形式情報データベースに登録管理し、各銀行で異なる形式で使用の所望の情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して共通形式の関連情報を取得し、この関連情報に基づいて処理を実施するので、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0053】
また、本発明によれば、共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、この銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、この情報種別に基づき共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、また所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この共通形式情報で共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施するので、従来、行員が旧両行のシステム端末を用いて手作業で行っていたサービス統合作業を迅速、正確、かつ効率的に行うことができ、統合作業をトラブルなく円滑に行うことができる。
【0054】
更に、本発明によれば、銀行統合支援識別方法を銀行統合支援プログラムとして例えば記録媒体などに記録してコンピュータに実行させるので、該記録媒体を用いて、その流通性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る銀行統合支援システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態の銀行統合支援システムを含む口座情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図3】図2の口座情報管理システムを用いて両行を統合した後に旧A行への片寄せされた口座情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A A行用勘定系システム
1B B行用勘定系システム
5A,5B XMLフィルタリング部
7 顧客情報管理部
11 メタデータ作成部
13,107 メタデータデータベース
15 データ取得部
21 メタデータインデックスデータベース
25 参照機能部
100 口座情報管理システム
101 中継サーバ
103 ネットワーク
105 口座情報管理サーバ
109 口座情報データベース
111 顧客基本情報データベース
113 検索情報・インデックスデータベース
115 検索エンジン
Claims (11)
- 複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムであって、
各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、
この変換された共通形式情報を登録管理する共通形式情報データベースと、
各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記情報変換手段により共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する検索実施手段と
を有することを特徴とする銀行統合支援システム。 - 複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援システムであって、
前記共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理する共通形式規定手段と、
各銀行において使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理する銀行独自情報管理手段と、
各銀行において使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する情報取得手段と、
この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定する情報種別判定手段と、
この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換する情報変換手段と、
この変換された共通形式情報をその情報種別毎に登録管理する共通形式情報データベースと、
各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記情報変換手段により前記共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施する検索実施手段と
を有することを特徴とする銀行統合支援システム。 - 前記情報取得手段は、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得する光学文字認識手段を有することを特徴とする請求項2記載の銀行統合支援システム。
- 前記検索実施手段は、前記処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて前記名寄せ処理を実施する名寄せ実施手段を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の銀行統合支援システム。
- 前記各種情報は、顧客情報、口座情報を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の銀行統合支援システム。
- 複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援方法であって、
各銀行において使用されている各銀行独自情報を共通形式情報に変換し、この変換された共通形式情報を共通形式情報データベースに登録管理し、
各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索し、該共通形式情報に関連する関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施すること
を特徴とする銀行統合支援方法。 - 複数の銀行を1つに統合するに当り既存システムを残したまま各銀行においてそれぞれ異なる形式で作成管理される銀行独自情報を情報種別に従って1つの統一した共通形式情報に変換することにより銀行の統合を支援する銀行統合支援方法であって、
前記共通形式情報の形式および内容を各情報種別に従って規定して管理し、
各銀行において使用されている各銀行独自情報の内容を各銀行毎の各情報種別毎に管理し、
各銀行において使用されている銀行独自情報の内容を銀行の識別情報とともに取得し、
この取得した銀行独自情報の内容および銀行の識別情報を前記管理されている各銀行毎の各情報種別毎の銀行独自情報の内容と照合して、該銀行独自情報の情報種別を判定し、
この判定した情報種別に基づいて前記共通形式規定手段に管理されている共通形式情報の形式および内容を取得し、この共通形式情報の形式および内容に基づいて前記銀行独自情報を共通形式情報に変換し、
この変換された共通形式情報をその情報種別毎に共通形式情報データベースに登録管理し、
各銀行でそれぞれ異なる形式で使用されている所望の銀行独自情報に対して複数の銀行間にわたるサービスを含む処理を実施するに当っては、該所望の銀行独自情報を前記共通形式情報に変換し、この共通形式情報で前記共通形式情報データベースを検索して関連情報を取得し、この関連情報に基づいて前記処理を実施すること
を特徴とする銀行統合支援方法。 - 前記銀行独自情報の内容の取得処理は、各銀行において異なる形式の伝票に異なる形式で記載された内容を光学的に文字認識して情報の内容を銀行の識別情報とともに取得することを特徴とする請求項7記載の銀行統合支援方法。
- 前記実施処理は、前記処理が名寄せである場合には、この名寄せの基となる個人名、世帯名、外部情報、系列名の1つ以上またはその他の情報を含む名寄せ基本情報を前記情報変換手段により前記共通形式の名寄せ基本情報に変換し、この共通形式の名寄せ基本情報で前記共通形式情報データベースを検索し、当該共通形式の名寄せ基本情報に関連する関連情報を集計し、この集計した関連情報に基づいて前記名寄せ処理を実施することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の銀行統合支援方法。
- 前記各種情報は、顧客情報、口座情報を含むことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の銀行統合支援方法。
- 請求項6乃至10のいずれか1項に記載の銀行統合支援方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータ実行可能な銀行統合支援プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003096831A JP2004303037A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 銀行統合支援システム、方法およびプログラム |
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JP2003096831A JP2004303037A (ja) | 2003-03-31 | 2003-03-31 | 銀行統合支援システム、方法およびプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100956934B1 (ko) * | 2008-02-13 | 2010-05-11 | 한국산업은행 | 금융자금 차입/여신업무 통합관리 시스템 |
JP2013190889A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Hitachi Ltd | 顧客情報の名寄せ方法 |
JP2014078273A (ja) * | 2014-01-20 | 2014-05-01 | Nippon Atm Kk | 自動取引装置制御システム |
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JP2022002005A (ja) * | 2020-06-19 | 2022-01-06 | 株式会社オービック | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003096831A patent/JP2004303037A/ja active Pending
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