JP2004302065A - 表示装置の駆動制御装置及び駆動制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】消費電力の低減と必要な情報の表示の両立を図る表示装置を提供する。
【解決手段】画像信号を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された画像信号を間引き処理する処理手段と、前記画像信号を表示する表示手段と、前記処理手段により間引かれた画像信号をnライン同時駆動して表示する第1の表示モードと、前記処理手段に間引かれていない画像信号をnライン同時駆動して表示する第2の表示モードと、前記処理手段に間引かれていない画像信号を1ラインずつライン駆動して表示する第3の表示モードと、を選択し前記表示手段を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】画像信号を入力する入力手段と、前記入力手段によって入力された画像信号を間引き処理する処理手段と、前記画像信号を表示する表示手段と、前記処理手段により間引かれた画像信号をnライン同時駆動して表示する第1の表示モードと、前記処理手段に間引かれていない画像信号をnライン同時駆動して表示する第2の表示モードと、前記処理手段に間引かれていない画像信号を1ラインずつライン駆動して表示する第3の表示モードと、を選択し前記表示手段を制御する制御手段と、を有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、PDAや携帯電話等の携帯機器における表示装置の駆動制御装置及び駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来技術】
昨今、電子手帳等のPDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話等の携帯機器が盛んに発売、使用されるようになってきた。これら携帯機器は液晶等の表示装置を有し、年々表示画面が大型化しているが、それに伴い低消費電力化が大きな課題となっている。この低消費電力化を実現するための方法の一つに、表示装置の走査線をn(2以上の整数)ライン同時に駆動する方法がある。この方法では、予め表示するデータを間引いて、データの転送クロックを低く抑えると共に、1ラインずつ走査する場合のn倍の時間をかけて走査することにより、表示装置のYドライバー(駆動回路)の駆動クロックを1/nに抑えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上述したnライン同時駆動の場合、文字等のみを表示している場合は問題ないが、インターネットのホームページ閲覧や写真付き電子メールのように、同一画面上に写真等の画像を同時に表示する場合には解像度が不足してしまう。そのため、特定の画像部分のみ一時的に拡大、もしくは高解像度化して表示させたいニーズが生じる。
【0004】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とるところは、消費電力の低減と必要な情報の表示の両立を図る表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御装置において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理手段と、
複数の走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0006】
前記第1の表示モードにより前記表示手段に表示されている画像信号の所望領域を指定する指定手段を有し、
前記制御手段は、
前記所望領域に対応する画像に対して前記第2の表示モード又は前記第3の表示モードを選択し、それ以外の領域に対応する画像に対して前記第1の表示モードを選択し、前記表示手段を制御することが好適である。
【0007】
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御方法において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理工程と、
複数の走査ラインを同時に選択し、間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、通常時には低消費電力化を図りつつ、必要時には所望の領域のみ拡大表示あるいは高解像度表示させることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の機能、寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
はじめに、図2を参照して、本実施の形態に係る3種類の表示モードについて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る表示モードについて説明するための概念図である。
【0011】
図2(a)は、複数の走査ラインを同時に選択し、間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モード(低消費電力モード)の場合の表示例を示している。
【0012】
この第1の表示モードでは、予め1/nに間引かれた表示データをn(2以上の整数)ライン同時駆動により表示する。そのため本来表示装置が表示可能な解像度の1/nの解像度での表示となるが、電子メールのテキストのみの表示のような場合には必要にして十分であり、表示データ転送クロック並びに表示駆動回路のクロックを1/nにできるため、低消費電力化が図れる。
【0013】
表示手段としての表示パネルが、走査ラインとなる走査電極と入力画像信号に対応した表示データが供給されるデータ電極との単純マトリクス構造を有する場合、ここでいう、n(2以上の整数)ライン同時駆動とは、1水平走査期間(1H)中に、全走査電極のうち少なくとも2つの走査電極に走査選択電位が与えられ、残りの走査電極に走査非選択電位が与えられた状態で、各データ電極に表示データに応じた電位が順次又は同時に与えられることである。これにより、選択された、即ち、走査選択電位が与えられた複数の走査ライン上の画素のうち、同じデータ電極に接続されているn個の画素は同じ表示状態となる。アクティブマトリクス構造を有する表示パネルの場合も同様に、走査ラインとしてのゲート電極の複数に同時にトランジスタをオンとする走査選択電位が与えられるとともに、データ電極(ソースライン)に表示データに応じた電位が順次又は同時に与えられることである。
【0014】
図2(b)は、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モード(拡大モード)の場合の表示例を示している。
【0015】
この第2の表示モードでは、操作者により指定された領域については、表示データ全てをnライン同時駆動により表示する。指定領域以外については、第1の表示モードと同様に、1/nに間引かれた表示データをnライン同時駆動により表示する。この場合、指定領域については低消費電力モード時のn倍の解像度で拡大表示され、全体として表示される領域は限定されるものの、操作者にとって所望の領域(写真画像等)を見やすく表示できると共に、表示画像の転送クロック並びに表示駆動回路のクロックを1/nにできるため、低消費電力化が図れる。
【0016】
図2(c)は、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モード(高解像度モード)の場合の表示例を示している。
【0017】
この第3の表示モードでは、操作者により指定された領域については表示データの間引を行わず、かつ1ラインずつ駆動して高解像度表示する。他方それ以外の領域については、第1の表示モードと同様に、予め1/nに間引かれた表示データをnライン同時駆動により表示する。これにより低消費電力モード、あるいは拡大モードに比べて消費電力は増えるものの、1ラインずつ全ライン駆動した場合に比べて低消費電力化を図りつつ、操作者にとって所望の領域は高解像度で見やすく表示され、かつ全ての表示領域が表示される。
【0018】
次に、上記間引き処理について図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る間引き処理について説明するための概念図である。図7は、表示パネルの全画素の表示データを、各画素毎に決められたアドレスに格納できる半導体メモリのような記憶手段の内部に格納されている形態を示している。この場合、メモリからの読み出しアドレスを決定して、決定されたアドレスの順に映像信号を読み出す機能ブロックが、間引き処理手段である。
【0019】
図7は、表示データを1/2に間引く場合を示しており、ここでは、例えば奇数ラインの表示データが間引かれて捨てられ、偶数ラインの表示データのみが使用される。
【0020】
あるいは、表示データをメモリに格納する際に、例えば、奇数ラインの表示データは格納せずに、偶数ラインの表示データのみがメモリに格納される形態であれば、メモリへの書き込み機能ブロックが間引き処理手段となる。
【0021】
また、該nラインが同時に駆動される期間は1ラインずつ順次駆動される場合のn倍であるため、駆動回路の動作クロックは1/nとなる。このように、nライン同時駆動の際の水平走査駆動周波数を1ライン順次駆動の際の水平走査駆動周波数より低くすることが好ましいものである。
【0022】
【実施例】
(第1の実施例)
次に、本発明に係る第1の実施例について図1を参照してより具体的に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る表示装置を有する携帯機器を実現するための構成例を示すブロック図である。なお、該構成例は本発明に係る表示装置を携帯機器において実現する場合を例にして説明するが、それ以外の機器において本発明に係る表示装置を実現しても良く、どのような機器において本発明に係る表示装置を実現するかは、本発明を限定するものではない。
【0023】
図1に示す携帯機器のブロック図は、通信I/F手段11、メモリ手段12、画像処理手段13、表示手段14、ユーザーI/F手段15、CPU手段16とから構成される。以下各ブロックについて説明する。
【0024】
<通信I/F手段>
通信I/F手段11は、携帯機器の入出力I/Fであり、携帯機器に備わるアプリケーションによりどのような通信あるいは入出力を行うかが決まる。例えば電子メールを送受信する機能を携帯機器が有するような場合、例えば最寄りの無線基地局(図示せず)との無線通信を行う。あるいはモデムとして機能し、電話回線経由で公衆回線網(図示せず)と接続する。さらに、メモリーカード等外部記憶媒体からデータを取り込む際の入出力I/Fとしても機能する。
【0025】
なお、該通信I/F手段11においてなされる通信あるいは入出力は、本発明に係る表示装置及び駆動方法を限定するものでなければどのようなものでもかまわない。
【0026】
<メモリ手段>
メモリ手段12は、上記通信I/F手段11を介して取得、もしくは上記通信I/F手段11を介して送信されるデータ等を格納する。例えば電子メールアプリケーションを実行中であれば、電子メールのテキストファイル及び添付された画像ファイルを格納し、WWW(World Wide Web)ブラウザアプリケーションを実行中であれば、WWWサーバー(図示せず)より取得したHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル及びJPEG(Joint Picture Experts Group)等のメタデータファイルが格納される。
【0027】
<画像処理手段>
画像処理手段13は、後述するユーザーI/F手段15経由で取得した操作者からの表示モード変更要求に応じて、後述するCPU手段16からの制御により、上述した表示データの間引き処理を行い、後述する表示手段14に出力する。該表示データの間引き処理がなされるのは、表示モードが上述した低消費電力モードの場合の全領域、並びに拡大モード、高解像度モード時の非選択領域(操作者により選択されなかった領域)である。なお、上記間引き処理等、画像処理手段13においてなされる処理は、上述した表示モードが変更される度に変更される。例えば、図7のような処理を行う場合には、ここにメモリを独自に持つ他に、メモリ手段12の一部を利用して間引き処理時に必要な表示データの格納を行ってもよい。
【0028】
<表示手段>
表示手段14の構成例を図3に示す。該表示手段14は、制御部31、Xドライバー32、Yドライバー33、表示パネル34とから構成される。制御部31は、表示データ値のXドライバー33への出力並びにタイミング制御等を行うと共に、Yドライバー33の駆動制御並びにタイミング制御等を行う。Xドライバー32は、表示データを、そのまま、あるいは表示データに応じて変調された電圧値や電流値やパルス幅を有する変調信号に変換して、データ電極に与える駆動回路である。Yドライバー33は、表示モードに応じて、走査ラインを選択する駆動回路である。
【0029】
ここで駆動制御とは、後述するCPU手段16からの制御により、表示モードに応じてnライン同時駆動並びに1ラインずつの通常駆動の切り替えをYドライバー33に対して制御することをいう。ただし、Yドライバー33の駆動方法は、表示パネルの全走査ラインに対して同じ場合もあれば、一部の走査ラインのみnライン同時駆動、その他は走査ラインが通常駆動される場合もある。
【0030】
図3ではYドライバー33は一つのブロックとして示しているが、例えばユーザー選択させる領域の分割数m(2以上の整数)個のドライバーIC(回路)からなるように構成すると、各ドライバーICはそれぞれ全ライン同じ駆動方法で動作させることができる。因みに、nライン同時駆動がなされるのは、表示モードが上述した低消費電力モード並びに拡大モードの場合の全ライン、及び高解像度モード時の非選択領域のラインである。
【0031】
次に、上述した各表示モードにおける駆動制御について、図4のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。図4は、本発明に係る各表示モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【0032】
図4は、低消費電力モード時の駆動タイミングについて示している。低消費電力モードでは、上述したように上記画像処理手段13において表示データが1/nに間引かれ、例えば図4に示すように偶数ラインのデータ(L0,L2,L4,L6・・・)のみnライン同時駆動して表示される。
【0033】
図4において、P0,P1,P2,・・・は各走査ラインが選択(駆動)されるタイミングを表しており、例えば同じL0の表示データがライン0及びライン1で同時に駆動されることを示している。またLCはラインクロックを示しており、P0及びP1が2ライン分の期間をかけてゆっくり駆動されることを示している。P2,P3,及びそれ以降のラインについてもP0,P1と同様である。
【0034】
図5は、拡大モード時の駆動タイミングについて示している。拡大モードでは、上述したように、操作者より指定された領域の表示データ(例えば図5におけるL0〜L3)は間引き処理されず、指定領域以外の表示データ(例えば図5におけるL4〜)は上記画像処理手段13において1/nに間引かれる。これら指定領域及び非指定領域の全ラインの表示データは、共にnライン同時駆動して表示される。
【0035】
従って該拡大モードにおいても上記低消費電力モード同様、全ラインについてnライン同時駆動されて表示されるが、操作者から指定された領域(L0〜L3)は表示データが間引かれていないため、非指定領域(L4〜)よりも拡大して表示されることになる。また上述した低消費電力モード同様、図5においてP0,P1,P2・・・は各ラインが駆動されるタイミングを表しており、LCがラインクロックを示し、操作者選択領域(P0およびP1等)、操作者非選択領域(P8およびP9等)共に2ライン分の期間をかけてゆっくり駆動されることを示している。
【0036】
図6は、高解像度モード時の駆動タイミングについて示している。高解像度モードでは、上述したように、操作者より指定された領域の表示データ(例えば図6におけるL0〜L3)は間引き処理されず、1ラインずつ順次駆動して表示される。指定領域以外の表示データ(例えば図6におけるL4、L6〜)は上記画像処理手段13において1/nに間引かれ、nライン同時駆動されて表示される。
【0037】
従って、操作者選択領域(L0〜L3)は高解像度で表示され、操作者非選択領域(L4、L6〜)は粗く表示される。また上述した低消費電力モード、拡大モード同様、図6においてP0,P1,P2,・・・は各ラインが駆動されるタイミングを表しており、LCがラインクロックを示しているが、操作者選択領域であるP0〜P3での駆動は、通常の1ライン分の期間においてそれぞれなされる。一方操作者非選択領域であるP4以降は、2ライン分の期間をかけてゆっくり駆動されることを示している。換言すれば、領域P0〜P3での水平走査の駆動周波数は、領域P4以降の水平走査の駆動周波数の2倍になっている。
【0038】
<ユーザーI/F手段>
ユーザーI/F手段15は、操作者からの表示モード変更や領域の指定等の操作を受け付ける手段であり、図2に例を示したようなキー入力手段等を介して受け付けた操作を、後述するCPU手段16に知らしめる。本発明において、操作者からの操作入力手段は、ボタンキーのようなものが好適であるが、リモコンやその他の入力装置等どのようなものでもかまわない。
【0039】
<CPU手段>
CPU手段16は、上記ユーザーI/F手段15を介して操作者からの表示モード変更並びに領域の指定を受け、選択された表示モード並びに領域に応じて、上記画像処理手段13における間引き処理、表示手段14における駆動を制御する制御手段として機能する。
【0040】
次に、図8〜図11のフロー図を参照して、該CPU手段16においてなされる制御について詳細に説明する。図8は、本発明の第1の実施例に係るCPU手段でなされる処理の概略を示すフローチャートである。図9、図10、図11はそれぞれ低消費電力モード、拡大モード、高解像度モードにおけるフローチャートを示している。
【0041】
まず図8を参照して説明する。本実施の形態に係る表示装置では、起動時の表示モードを低消費電力モードとしているため、処理A(図9で説明)を行う(S61)。
【0042】
操作者より表示モード変更要求があり(S62)、拡大モードであった場合(S63)、処理B(図10で説明)を行う(S64)。
【0043】
そうでなく高解像度モードであった場合、処理C(図11で説明)を行う(S67)。以下同様に、操作者により選択された表示モードに応じてこれら処理を行う。
【0044】
次に処理Aについて図9のフローチャートを用いて説明する。該処理Aは低消費電力モードを操作者が選択した場合、もしくは起動時の処理であるが、上述した画像処理手段13に全領域について間引き処理を行うように設定する(S610)。そして上述した表示手段14に対して、全ラインについてnライン同時駆動を行うように設定する(S611)。
【0045】
次に処理Bについて図10のフローチャートを用いて説明する。該処理Bは拡大モードを操作者が選択した場合の処理である。操作者による領域指定がされていない場合には(S612)、領域指定を要求する表示を表示手段14に表示させる(S613)。操作者による領域指定がなされると、上述した画像処理手段13に、操作者指定領域は間引き処理を行わず、操作者非指定領域は間引き処理を行うように設定する(S614)。そして上述した表示手段14に対して、全ラインについてnライン同時駆動を行うように設定する(S615)。
【0046】
最後に処理Cについて図11のフローを用いて説明する。該処理Cは高解像度モードを操作者が選択した場合の処理である。操作者による領域指定がされていない場合には(S616)、領域指定を要求する表示を表示手段14に表示させる(S617)。操作者による領域指定がなされると、上述した画像処理手段13に、操作者指定領域は間引き処理を行わず、操作者非指定領域は間引き処理を行うように設定する(S618)。そして上述した表示手段14に対して、操作者指定領域は1ラインずつ駆動し、操作者非指定領域はnライン同時駆動を行うように設定する(S619)。
【0047】
従って、本実施例によれば、通常時には低消費電力化を図りつつ、必要時には所望の領域のみ拡大表示あるいは高解像度表示させることが可能となる。
【0048】
(第2の実施例)
続いて本発明に係る第2の実施例について図1、図12を参照してより具体的に説明する。図12は、本発明の第2の実施例に係るCPU手段でなされる処理について説明するためのフローチャートである。
【0049】
本発明の第2の実施例に係る表示装置を有する携帯機器を実現するための構成例は、本発明の第1の実施例と同様図1で示され、通信I/F手段11、メモリ手段12、画像処理手段13、表示手段14、ユーザーI/F手段15、CPU手段16とから構成される。
【0050】
本発明の第1の実施例では、起動時は低消費電力モードで動作し、操作者による表示モード変更により自由に表示モードを変更することができ、変更要求があるまでその表示モードで固定される。一方、本発明の第2の実施例では、起動時は低消費電力モードで動作するが、操作者による表示モード変更要求(どの表示モードかは指定できない)があると、自動的に拡大モードに移行し、一定時間後さらに高解像度モードに移行し、さらに一定時間後には低消費電力モードに戻る。
【0051】
本発明第2の実施例の趣旨は、操作者に煩わしい操作を必要とせずに、所望の領域を一時的に見やすく表示し、その後は自動で低消費電力モードに戻すことにより、極力低消費電力化を実現できるようにしていることにある。
【0052】
なお、本発明第2の実施例に係る、通信I/F手段11、メモリ手段12、画像処理手段13、表示手段14、ユーザーI/F手段15についての説明は、第1の実施例と同様であるため省略する。
【0053】
<CPU手段>
CPU手段16は、第1の実施例同様、ユーザーI/F手段15を介して操作者からの表示モード変更並びに領域の指定を受け、選択された表示モード並びに領域に応じて、上記画像処理手段13における間引き処理、表示手段14における駆動を制御する。
【0054】
次にCPU手段16においてなされる処理について、図12を参照して説明する。
【0055】
本発明に係る表示装置では、起動時の表示モードを低消費電力モードとしているため処理A(第1の実施例で説明した処理と同様であるため説明を省略する)を行う(S71)。
【0056】
そして、操作者より表示モード変更要求があると(S72)、処理B(第1の実施例で説明した処理と同様であるため説明を省略する)を行って操作者が見たい領域を拡大表示する(S73)。
【0057】
そのままでは全表示データの内の一部しか同時に表示できないため、所定時間経過後(S74)に処理C(第1の実施例で説明した処理と同様であるため説明を省略する)を行って(S75)、高解像度モードに移行する。
【0058】
高解像度モードでは、所望の領域は高解像度で表示され、かつ全表示データが同時に表示されるため、好適な表示モードであるが、該表示モードのまま動作しつづけると消費電力が大きくなるため、所定時間経過後(S76)、低消費電力モードに自動的に移行させる。
【0059】
従って、本実施例によれば、通常時には低消費電力化を図りつつ、必要時には表示モードを一定時間ごとに自動で遷移させることにより、操作者に煩わしい操作無しに、所望の領域のみ一定時間良く見えるようにすることが可能となる。
【0060】
また、本発明の実施の形態には、次の実施態様も含まれる。
【0061】
[実施態様1]
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御装置において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理手段と、
複数の走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする表示装置の駆動制御装置。
【0062】
[実施態様2]
前記第1の表示モードにより前記表示手段に表示されている画像信号の所望領域を指定する指定手段を有し、
前記制御手段は、
前記所望領域に対応する画像に対して前記第2の表示モード又は前記第3の表示モードを選択し、それ以外の領域に対応する画像に対して前記第1の表示モードを選択し、前記表示手段を制御することを特徴とする実施態様1に記載の表示装置。
【0063】
[実施態様3]
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御方法において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理工程と、
複数の走査ラインを同時に選択し、間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする表示装置の駆動制御方法。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、表示させる画像に応じて複数の表示モードを選択し制御するので、消費電力の低減と必要な情報の表示の両立を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全体構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る表示モードについて説明するための概念図である。
【図3】本発明に係る表示手段の構成例を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明に係る低消費電力モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明に係る拡大モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【図6】本発明に係る高解像度モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る間引き処理について説明するための概念図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係るCPU手段でなされる処理について説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例に係る低消費電力モードにおける処理について説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例に係る拡大モードにおける処理について説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施例に係る高解像度モードにおける処理について説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例に係るCPU手段でなされる処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 通信I/F手段
12 メモリ手段
13 画像処理手段
14 表示手段
15 ユーザーI/F手段
16 CPU手段
31 制御部
32 Xドライバー
33 Yドライバー
34 表示パネル
【発明の属する技術分野】
本発明は、PDAや携帯電話等の携帯機器における表示装置の駆動制御装置及び駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来技術】
昨今、電子手帳等のPDA(Personal Digital Assistants)や携帯電話等の携帯機器が盛んに発売、使用されるようになってきた。これら携帯機器は液晶等の表示装置を有し、年々表示画面が大型化しているが、それに伴い低消費電力化が大きな課題となっている。この低消費電力化を実現するための方法の一つに、表示装置の走査線をn(2以上の整数)ライン同時に駆動する方法がある。この方法では、予め表示するデータを間引いて、データの転送クロックを低く抑えると共に、1ラインずつ走査する場合のn倍の時間をかけて走査することにより、表示装置のYドライバー(駆動回路)の駆動クロックを1/nに抑えることができる。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】
しかしながら、上述したnライン同時駆動の場合、文字等のみを表示している場合は問題ないが、インターネットのホームページ閲覧や写真付き電子メールのように、同一画面上に写真等の画像を同時に表示する場合には解像度が不足してしまう。そのため、特定の画像部分のみ一時的に拡大、もしくは高解像度化して表示させたいニーズが生じる。
【0004】
本発明は上記の従来技術の課題を解決するためになされたもので、その目的とるところは、消費電力の低減と必要な情報の表示の両立を図る表示装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御装置において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理手段と、
複数の走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
【0006】
前記第1の表示モードにより前記表示手段に表示されている画像信号の所望領域を指定する指定手段を有し、
前記制御手段は、
前記所望領域に対応する画像に対して前記第2の表示モード又は前記第3の表示モードを選択し、それ以外の領域に対応する画像に対して前記第1の表示モードを選択し、前記表示手段を制御することが好適である。
【0007】
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御方法において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理工程と、
複数の走査ラインを同時に選択し、間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする。
【0008】
上記構成によれば、通常時には低消費電力化を図りつつ、必要時には所望の領域のみ拡大表示あるいは高解像度表示させることが可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の機能、寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0010】
はじめに、図2を参照して、本実施の形態に係る3種類の表示モードについて説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る表示モードについて説明するための概念図である。
【0011】
図2(a)は、複数の走査ラインを同時に選択し、間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モード(低消費電力モード)の場合の表示例を示している。
【0012】
この第1の表示モードでは、予め1/nに間引かれた表示データをn(2以上の整数)ライン同時駆動により表示する。そのため本来表示装置が表示可能な解像度の1/nの解像度での表示となるが、電子メールのテキストのみの表示のような場合には必要にして十分であり、表示データ転送クロック並びに表示駆動回路のクロックを1/nにできるため、低消費電力化が図れる。
【0013】
表示手段としての表示パネルが、走査ラインとなる走査電極と入力画像信号に対応した表示データが供給されるデータ電極との単純マトリクス構造を有する場合、ここでいう、n(2以上の整数)ライン同時駆動とは、1水平走査期間(1H)中に、全走査電極のうち少なくとも2つの走査電極に走査選択電位が与えられ、残りの走査電極に走査非選択電位が与えられた状態で、各データ電極に表示データに応じた電位が順次又は同時に与えられることである。これにより、選択された、即ち、走査選択電位が与えられた複数の走査ライン上の画素のうち、同じデータ電極に接続されているn個の画素は同じ表示状態となる。アクティブマトリクス構造を有する表示パネルの場合も同様に、走査ラインとしてのゲート電極の複数に同時にトランジスタをオンとする走査選択電位が与えられるとともに、データ電極(ソースライン)に表示データに応じた電位が順次又は同時に与えられることである。
【0014】
図2(b)は、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モード(拡大モード)の場合の表示例を示している。
【0015】
この第2の表示モードでは、操作者により指定された領域については、表示データ全てをnライン同時駆動により表示する。指定領域以外については、第1の表示モードと同様に、1/nに間引かれた表示データをnライン同時駆動により表示する。この場合、指定領域については低消費電力モード時のn倍の解像度で拡大表示され、全体として表示される領域は限定されるものの、操作者にとって所望の領域(写真画像等)を見やすく表示できると共に、表示画像の転送クロック並びに表示駆動回路のクロックを1/nにできるため、低消費電力化が図れる。
【0016】
図2(c)は、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モード(高解像度モード)の場合の表示例を示している。
【0017】
この第3の表示モードでは、操作者により指定された領域については表示データの間引を行わず、かつ1ラインずつ駆動して高解像度表示する。他方それ以外の領域については、第1の表示モードと同様に、予め1/nに間引かれた表示データをnライン同時駆動により表示する。これにより低消費電力モード、あるいは拡大モードに比べて消費電力は増えるものの、1ラインずつ全ライン駆動した場合に比べて低消費電力化を図りつつ、操作者にとって所望の領域は高解像度で見やすく表示され、かつ全ての表示領域が表示される。
【0018】
次に、上記間引き処理について図7を参照して説明する。図7は、本発明の実施の形態に係る間引き処理について説明するための概念図である。図7は、表示パネルの全画素の表示データを、各画素毎に決められたアドレスに格納できる半導体メモリのような記憶手段の内部に格納されている形態を示している。この場合、メモリからの読み出しアドレスを決定して、決定されたアドレスの順に映像信号を読み出す機能ブロックが、間引き処理手段である。
【0019】
図7は、表示データを1/2に間引く場合を示しており、ここでは、例えば奇数ラインの表示データが間引かれて捨てられ、偶数ラインの表示データのみが使用される。
【0020】
あるいは、表示データをメモリに格納する際に、例えば、奇数ラインの表示データは格納せずに、偶数ラインの表示データのみがメモリに格納される形態であれば、メモリへの書き込み機能ブロックが間引き処理手段となる。
【0021】
また、該nラインが同時に駆動される期間は1ラインずつ順次駆動される場合のn倍であるため、駆動回路の動作クロックは1/nとなる。このように、nライン同時駆動の際の水平走査駆動周波数を1ライン順次駆動の際の水平走査駆動周波数より低くすることが好ましいものである。
【0022】
【実施例】
(第1の実施例)
次に、本発明に係る第1の実施例について図1を参照してより具体的に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る表示装置を有する携帯機器を実現するための構成例を示すブロック図である。なお、該構成例は本発明に係る表示装置を携帯機器において実現する場合を例にして説明するが、それ以外の機器において本発明に係る表示装置を実現しても良く、どのような機器において本発明に係る表示装置を実現するかは、本発明を限定するものではない。
【0023】
図1に示す携帯機器のブロック図は、通信I/F手段11、メモリ手段12、画像処理手段13、表示手段14、ユーザーI/F手段15、CPU手段16とから構成される。以下各ブロックについて説明する。
【0024】
<通信I/F手段>
通信I/F手段11は、携帯機器の入出力I/Fであり、携帯機器に備わるアプリケーションによりどのような通信あるいは入出力を行うかが決まる。例えば電子メールを送受信する機能を携帯機器が有するような場合、例えば最寄りの無線基地局(図示せず)との無線通信を行う。あるいはモデムとして機能し、電話回線経由で公衆回線網(図示せず)と接続する。さらに、メモリーカード等外部記憶媒体からデータを取り込む際の入出力I/Fとしても機能する。
【0025】
なお、該通信I/F手段11においてなされる通信あるいは入出力は、本発明に係る表示装置及び駆動方法を限定するものでなければどのようなものでもかまわない。
【0026】
<メモリ手段>
メモリ手段12は、上記通信I/F手段11を介して取得、もしくは上記通信I/F手段11を介して送信されるデータ等を格納する。例えば電子メールアプリケーションを実行中であれば、電子メールのテキストファイル及び添付された画像ファイルを格納し、WWW(World Wide Web)ブラウザアプリケーションを実行中であれば、WWWサーバー(図示せず)より取得したHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル及びJPEG(Joint Picture Experts Group)等のメタデータファイルが格納される。
【0027】
<画像処理手段>
画像処理手段13は、後述するユーザーI/F手段15経由で取得した操作者からの表示モード変更要求に応じて、後述するCPU手段16からの制御により、上述した表示データの間引き処理を行い、後述する表示手段14に出力する。該表示データの間引き処理がなされるのは、表示モードが上述した低消費電力モードの場合の全領域、並びに拡大モード、高解像度モード時の非選択領域(操作者により選択されなかった領域)である。なお、上記間引き処理等、画像処理手段13においてなされる処理は、上述した表示モードが変更される度に変更される。例えば、図7のような処理を行う場合には、ここにメモリを独自に持つ他に、メモリ手段12の一部を利用して間引き処理時に必要な表示データの格納を行ってもよい。
【0028】
<表示手段>
表示手段14の構成例を図3に示す。該表示手段14は、制御部31、Xドライバー32、Yドライバー33、表示パネル34とから構成される。制御部31は、表示データ値のXドライバー33への出力並びにタイミング制御等を行うと共に、Yドライバー33の駆動制御並びにタイミング制御等を行う。Xドライバー32は、表示データを、そのまま、あるいは表示データに応じて変調された電圧値や電流値やパルス幅を有する変調信号に変換して、データ電極に与える駆動回路である。Yドライバー33は、表示モードに応じて、走査ラインを選択する駆動回路である。
【0029】
ここで駆動制御とは、後述するCPU手段16からの制御により、表示モードに応じてnライン同時駆動並びに1ラインずつの通常駆動の切り替えをYドライバー33に対して制御することをいう。ただし、Yドライバー33の駆動方法は、表示パネルの全走査ラインに対して同じ場合もあれば、一部の走査ラインのみnライン同時駆動、その他は走査ラインが通常駆動される場合もある。
【0030】
図3ではYドライバー33は一つのブロックとして示しているが、例えばユーザー選択させる領域の分割数m(2以上の整数)個のドライバーIC(回路)からなるように構成すると、各ドライバーICはそれぞれ全ライン同じ駆動方法で動作させることができる。因みに、nライン同時駆動がなされるのは、表示モードが上述した低消費電力モード並びに拡大モードの場合の全ライン、及び高解像度モード時の非選択領域のラインである。
【0031】
次に、上述した各表示モードにおける駆動制御について、図4のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。図4は、本発明に係る各表示モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【0032】
図4は、低消費電力モード時の駆動タイミングについて示している。低消費電力モードでは、上述したように上記画像処理手段13において表示データが1/nに間引かれ、例えば図4に示すように偶数ラインのデータ(L0,L2,L4,L6・・・)のみnライン同時駆動して表示される。
【0033】
図4において、P0,P1,P2,・・・は各走査ラインが選択(駆動)されるタイミングを表しており、例えば同じL0の表示データがライン0及びライン1で同時に駆動されることを示している。またLCはラインクロックを示しており、P0及びP1が2ライン分の期間をかけてゆっくり駆動されることを示している。P2,P3,及びそれ以降のラインについてもP0,P1と同様である。
【0034】
図5は、拡大モード時の駆動タイミングについて示している。拡大モードでは、上述したように、操作者より指定された領域の表示データ(例えば図5におけるL0〜L3)は間引き処理されず、指定領域以外の表示データ(例えば図5におけるL4〜)は上記画像処理手段13において1/nに間引かれる。これら指定領域及び非指定領域の全ラインの表示データは、共にnライン同時駆動して表示される。
【0035】
従って該拡大モードにおいても上記低消費電力モード同様、全ラインについてnライン同時駆動されて表示されるが、操作者から指定された領域(L0〜L3)は表示データが間引かれていないため、非指定領域(L4〜)よりも拡大して表示されることになる。また上述した低消費電力モード同様、図5においてP0,P1,P2・・・は各ラインが駆動されるタイミングを表しており、LCがラインクロックを示し、操作者選択領域(P0およびP1等)、操作者非選択領域(P8およびP9等)共に2ライン分の期間をかけてゆっくり駆動されることを示している。
【0036】
図6は、高解像度モード時の駆動タイミングについて示している。高解像度モードでは、上述したように、操作者より指定された領域の表示データ(例えば図6におけるL0〜L3)は間引き処理されず、1ラインずつ順次駆動して表示される。指定領域以外の表示データ(例えば図6におけるL4、L6〜)は上記画像処理手段13において1/nに間引かれ、nライン同時駆動されて表示される。
【0037】
従って、操作者選択領域(L0〜L3)は高解像度で表示され、操作者非選択領域(L4、L6〜)は粗く表示される。また上述した低消費電力モード、拡大モード同様、図6においてP0,P1,P2,・・・は各ラインが駆動されるタイミングを表しており、LCがラインクロックを示しているが、操作者選択領域であるP0〜P3での駆動は、通常の1ライン分の期間においてそれぞれなされる。一方操作者非選択領域であるP4以降は、2ライン分の期間をかけてゆっくり駆動されることを示している。換言すれば、領域P0〜P3での水平走査の駆動周波数は、領域P4以降の水平走査の駆動周波数の2倍になっている。
【0038】
<ユーザーI/F手段>
ユーザーI/F手段15は、操作者からの表示モード変更や領域の指定等の操作を受け付ける手段であり、図2に例を示したようなキー入力手段等を介して受け付けた操作を、後述するCPU手段16に知らしめる。本発明において、操作者からの操作入力手段は、ボタンキーのようなものが好適であるが、リモコンやその他の入力装置等どのようなものでもかまわない。
【0039】
<CPU手段>
CPU手段16は、上記ユーザーI/F手段15を介して操作者からの表示モード変更並びに領域の指定を受け、選択された表示モード並びに領域に応じて、上記画像処理手段13における間引き処理、表示手段14における駆動を制御する制御手段として機能する。
【0040】
次に、図8〜図11のフロー図を参照して、該CPU手段16においてなされる制御について詳細に説明する。図8は、本発明の第1の実施例に係るCPU手段でなされる処理の概略を示すフローチャートである。図9、図10、図11はそれぞれ低消費電力モード、拡大モード、高解像度モードにおけるフローチャートを示している。
【0041】
まず図8を参照して説明する。本実施の形態に係る表示装置では、起動時の表示モードを低消費電力モードとしているため、処理A(図9で説明)を行う(S61)。
【0042】
操作者より表示モード変更要求があり(S62)、拡大モードであった場合(S63)、処理B(図10で説明)を行う(S64)。
【0043】
そうでなく高解像度モードであった場合、処理C(図11で説明)を行う(S67)。以下同様に、操作者により選択された表示モードに応じてこれら処理を行う。
【0044】
次に処理Aについて図9のフローチャートを用いて説明する。該処理Aは低消費電力モードを操作者が選択した場合、もしくは起動時の処理であるが、上述した画像処理手段13に全領域について間引き処理を行うように設定する(S610)。そして上述した表示手段14に対して、全ラインについてnライン同時駆動を行うように設定する(S611)。
【0045】
次に処理Bについて図10のフローチャートを用いて説明する。該処理Bは拡大モードを操作者が選択した場合の処理である。操作者による領域指定がされていない場合には(S612)、領域指定を要求する表示を表示手段14に表示させる(S613)。操作者による領域指定がなされると、上述した画像処理手段13に、操作者指定領域は間引き処理を行わず、操作者非指定領域は間引き処理を行うように設定する(S614)。そして上述した表示手段14に対して、全ラインについてnライン同時駆動を行うように設定する(S615)。
【0046】
最後に処理Cについて図11のフローを用いて説明する。該処理Cは高解像度モードを操作者が選択した場合の処理である。操作者による領域指定がされていない場合には(S616)、領域指定を要求する表示を表示手段14に表示させる(S617)。操作者による領域指定がなされると、上述した画像処理手段13に、操作者指定領域は間引き処理を行わず、操作者非指定領域は間引き処理を行うように設定する(S618)。そして上述した表示手段14に対して、操作者指定領域は1ラインずつ駆動し、操作者非指定領域はnライン同時駆動を行うように設定する(S619)。
【0047】
従って、本実施例によれば、通常時には低消費電力化を図りつつ、必要時には所望の領域のみ拡大表示あるいは高解像度表示させることが可能となる。
【0048】
(第2の実施例)
続いて本発明に係る第2の実施例について図1、図12を参照してより具体的に説明する。図12は、本発明の第2の実施例に係るCPU手段でなされる処理について説明するためのフローチャートである。
【0049】
本発明の第2の実施例に係る表示装置を有する携帯機器を実現するための構成例は、本発明の第1の実施例と同様図1で示され、通信I/F手段11、メモリ手段12、画像処理手段13、表示手段14、ユーザーI/F手段15、CPU手段16とから構成される。
【0050】
本発明の第1の実施例では、起動時は低消費電力モードで動作し、操作者による表示モード変更により自由に表示モードを変更することができ、変更要求があるまでその表示モードで固定される。一方、本発明の第2の実施例では、起動時は低消費電力モードで動作するが、操作者による表示モード変更要求(どの表示モードかは指定できない)があると、自動的に拡大モードに移行し、一定時間後さらに高解像度モードに移行し、さらに一定時間後には低消費電力モードに戻る。
【0051】
本発明第2の実施例の趣旨は、操作者に煩わしい操作を必要とせずに、所望の領域を一時的に見やすく表示し、その後は自動で低消費電力モードに戻すことにより、極力低消費電力化を実現できるようにしていることにある。
【0052】
なお、本発明第2の実施例に係る、通信I/F手段11、メモリ手段12、画像処理手段13、表示手段14、ユーザーI/F手段15についての説明は、第1の実施例と同様であるため省略する。
【0053】
<CPU手段>
CPU手段16は、第1の実施例同様、ユーザーI/F手段15を介して操作者からの表示モード変更並びに領域の指定を受け、選択された表示モード並びに領域に応じて、上記画像処理手段13における間引き処理、表示手段14における駆動を制御する。
【0054】
次にCPU手段16においてなされる処理について、図12を参照して説明する。
【0055】
本発明に係る表示装置では、起動時の表示モードを低消費電力モードとしているため処理A(第1の実施例で説明した処理と同様であるため説明を省略する)を行う(S71)。
【0056】
そして、操作者より表示モード変更要求があると(S72)、処理B(第1の実施例で説明した処理と同様であるため説明を省略する)を行って操作者が見たい領域を拡大表示する(S73)。
【0057】
そのままでは全表示データの内の一部しか同時に表示できないため、所定時間経過後(S74)に処理C(第1の実施例で説明した処理と同様であるため説明を省略する)を行って(S75)、高解像度モードに移行する。
【0058】
高解像度モードでは、所望の領域は高解像度で表示され、かつ全表示データが同時に表示されるため、好適な表示モードであるが、該表示モードのまま動作しつづけると消費電力が大きくなるため、所定時間経過後(S76)、低消費電力モードに自動的に移行させる。
【0059】
従って、本実施例によれば、通常時には低消費電力化を図りつつ、必要時には表示モードを一定時間ごとに自動で遷移させることにより、操作者に煩わしい操作無しに、所望の領域のみ一定時間良く見えるようにすることが可能となる。
【0060】
また、本発明の実施の形態には、次の実施態様も含まれる。
【0061】
[実施態様1]
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御装置において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理手段と、
複数の走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする表示装置の駆動制御装置。
【0062】
[実施態様2]
前記第1の表示モードにより前記表示手段に表示されている画像信号の所望領域を指定する指定手段を有し、
前記制御手段は、
前記所望領域に対応する画像に対して前記第2の表示モード又は前記第3の表示モードを選択し、それ以外の領域に対応する画像に対して前記第1の表示モードを選択し、前記表示手段を制御することを特徴とする実施態様1に記載の表示装置。
【0063】
[実施態様3]
画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御方法において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理工程と、
複数の走査ラインを同時に選択し、間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする表示装置の駆動制御方法。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、表示させる画像に応じて複数の表示モードを選択し制御するので、消費電力の低減と必要な情報の表示の両立を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る全体構成例を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る表示モードについて説明するための概念図である。
【図3】本発明に係る表示手段の構成例を説明するためのブロック図である。
【図4】本発明に係る低消費電力モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明に係る拡大モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【図6】本発明に係る高解像度モード時の駆動タイミングについて説明するためのタイミング図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る間引き処理について説明するための概念図である。
【図8】本発明の第1の実施例に係るCPU手段でなされる処理について説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第1の実施例に係る低消費電力モードにおける処理について説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第1の実施例に係る拡大モードにおける処理について説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施例に係る高解像度モードにおける処理について説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施例に係るCPU手段でなされる処理について説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
11 通信I/F手段
12 メモリ手段
13 画像処理手段
14 表示手段
15 ユーザーI/F手段
16 CPU手段
31 制御部
32 Xドライバー
33 Yドライバー
34 表示パネル
Claims (2)
- 画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御装置において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理手段と、
複数の走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段により間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、前記間引き処理手段によって間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする表示装置の駆動制御装置。 - 画像信号を表示する表示手段を駆動制御する、表示装置の駆動制御方法において、
入力された画像信号を、選択された表示モードに応じて、間引き処理する間引き処理工程と、
複数の走査ラインを同時に選択し、間引かれた画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第1の表示モードと、複数走査ラインを同時に選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該複数の走査ライン上の画素の表示状態を定める第2の表示モードと、各走査ラインを順次選択し、間引かれていない画像信号に基づいて、該走査ライン上の画素の表示状態を定める第3の表示モードと、を選択して実行するように、前記表示手段を制御する制御工程と、
を有することを特徴とする表示装置の駆動制御方法。
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2003
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