JP2004301035A - コンプレッサの防振装置 - Google Patents

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JP2004301035A
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Shuji Kawashima
修二 川島
Satoshi Iizuka
敏 飯塚
Akihiro Suda
章博 須田
Kazuya Nomura
一也 野村
Mayumi Kobayashi
真由美 小林
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Abstract

【課題】本発明は、簡単な構造で、防振効果が高く、運転時の振動及び騒音を低減するコンプレッサの防振装置を実現する。
【解決手段】密閉容器1に下部支持体51が溶接等の方法で固定されており、下部支持体51には下部支持体51に設けられたガイドボス15に位置決めされて下部支持体51に支持された両端部を密に、中間部を粗に巻いた螺旋状の支持スプリング16が設けられ、支持スプリング16の上端部には外周部、上周部、及び内周部の3面を円状に覆うようにゴムなどの弾性体の部材で一体形成されたスプリングキャップ55が設けられ、スプリングキャップ55の内側に支持金具14が内接されてコンプレッサ本体60が下部支持体51に支持スプリング16を介して弾性的に載置されている。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンプレッサに関するものであり、詳しくはコンプレッサの防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンプレッサの防振装置には、据付ベース32に過大変位防止部39を設けたボルト31を立設し、ボルト31の外周にコイルバネ33を遊装させ、コイルバネ33の上方にコンプレッサの据付脚35を固定したゴム脚34を遊嵌し、さらにその上方のボルト31の端部には、弾褥材38が固定された平座36がナット37によって締結され、稼動時等の振動によってコイルバネ33及びゴム脚34が抜脱しないようにしたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
また、台板41に固定された支柱44を軸にして、突起部55bを設けた下ゴム55とコンプレッサ42に固着された取付足43を嵌合した上ゴム56の間にコイルスプリング45を介設し、コイルスプリング45は下ゴム55の嵌合部55aと上ゴム56の嵌合部56aで固定されている。さらに、支柱44の上ゴムの上方には留金46を取り付け、稼動時等の振動で下ゴム55、コイルスプリング45及び上ゴム56からなる上記防振支持装置が支柱44から抜脱しないような構造にしたものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−323252号公報(第2頁、第1図)
【特許文献2】
特開平5−99143号公報(第3−4頁、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコンプレッサの防振装置は、防振装置を構成するコイルスプリングの内側にコイルスプリングを貫くように支柱或いはボルトが設けられ、コイルスプリングに加わった振動荷重でコイルスプリングが螺旋状に巻かれている方向(コイルスプリングの縦方向)に直交する方向(横方向)に変位しないようにしたり、また荷重によってコイルスプリングの縦方向に過大変位を与えないようにストッパの機能を持たせている。さらに、コイルスプリングの縦方向の両端部にコイルスプリングを挟むように端部保持体が設けられ、その上部方向には、振動の振幅が大きくなった場合に防振支持装置が支柱或いはボルトから抜けないように抜防止体が設けられている。このような、防振装置は、支柱或いはボルトの製造、材料等に係わるコストが発生し、コンプレッサのコストアップの要因となる。また、このような複雑な機構の防振装置は、組み立て工数の増加必要となり、このことによっても製品コストが上昇することになる。さらに、コンプレッサのメンテナンスにおいては取り外し及び取り付けに多くの時間が必要となり、メンテナンスコストが高くなると同時に、メンテナンス中は運転を中止することになるため関連する周辺機器に及ぼす影響も無視することはできない。
本発明は、上記問題に鑑みて創案なされたものであり、コンプレッサの軽量、低コスト、メンテナンス時間の短縮および長期運転性能の確保を実現するために、簡単な構造で、信頼性が高く、取り外し及び取り付けが簡易な防振装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載された発明は、駆動要素と該駆動要素にて駆動される圧縮要素とを備えるコンプレッサと、該コンプレッサに設けられた支持体と、該支持体に対して略鉛直方向に取り付けられた螺旋状の支持スプリングとを有し、前記支持スプリングの一端を取り付ける前記支持体には前記支持スプリング一端の外周部、上周部、及び内周部を覆うスプリングキャップが設けられていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図3及び図4を参照しながら、詳細に説明する(同一部分については同じ符号を付す)。尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0008】
本発明のコンプレッサは、図3に示すように、金属製密閉容器1内に配置された駆動要素機構部2と圧縮要素機構部3から構成されている。駆動要素機構部2は、回転子5を有するクランク軸4に偏心してクランクピン部9が一体に形成され、回転子5は固定子巻線6aが巻装された固定子6に包囲されている。圧縮要素機構部3は、円筒状のシリンダ7とシリンダ7内に設けられたピストン8がクランクピン部9を嵌設したスコッチヨークにロッド10を介して連結されている。
【0009】
さらに、金属製密閉容器1の側面にハーメチックターミナル17がピン端子17aを密閉容器1の壁を貫通させた状態で取り付けられている。また、複数本のリード線の束線を兼ねた絶縁用保護スリーブ20が被せられたケーブル19は片端部が固定子6に巻装された固定子巻線6aの端部に設けられた接続部21に接続され、ケーブル19の他端部はクラスタ18内に備えられたリセプタクル端子22に接続されている。そして、密閉容器1の内側に突出したピン端子17aがクラスタ18のリセプタクル端子22に嵌合されている。
【0010】
これにより、ピン端子17aから供給された電力はケーブル19を介して固定子巻線6aに給電され、回転子5の回転運動に伴いクランク軸4が回転運動を行なうと、クランク軸4の回転運動はクランク軸4に偏心して設けられたクランクピン部9にクランク軸4を軸としてクランク軸4の周囲を回る回転運動を与える。この回転運動はクランクピン部9を嵌設したスコッチヨークに伝達され、ロッド10を介してピストン8の往復運動に変換される。このようにクランク軸4の回転運動をピストン8の往復運動に変換することにより、シリンダ7内に吸入された冷媒を圧縮し、外部に吐出するものである。
【0011】
このようなコンプレッサにおいて、図4は本発明の防振装置の一実施例を示す図3のA部詳細図である。密閉容器1に下部支持体51が溶接等の方法で固定されており、下部支持体51には螺旋状に巻かれた支持スプリング16の下部内側にあって支持スプリング16の位置を支持するガイドボス15が取り付けられている。
【0012】
そして、ガイドボス15に位置決めされて下部支持体51の支持面54に支持された状態の支持スプリング16の上端部には、螺旋状のスプリングを外周部、上周部、内周部の3面を円状に覆うように合成ゴムなどの弾性体の部材で一体形成されたスプリングキャップ55が設けられ、このスプリングキャップ55の内側にコンプレッサ本体60から下方に張り出した支持金具14が内接している。これにより、コンプレッサ本体60が支持スプリング16を介して下部支持体51に弾性的に載置支持されている。なお、スプリングキャップ55は、支持スプリング16の下端部に設けてもよいし、支持スプリング55の両端面に設けてもよい。
【0013】
本発明の防振装置で使用される支持スプリング16の螺旋状の巻き方は、スプリングの全長に亘って等間隔ではなく、両端部を密巻部56に、中間部を粗巻部57にしている。これにより、上下振動の大部分はスプリングの中間部の粗巻部57で吸収されて、スプリングの密巻部55に位置して密閉容器に固定された下部支持体51が受ける振動衝撃を低減することができる。また、支持スプリング16の上端部とコンプレッサ本体60の間に弾性を有するスプリングキャップ55を設けることにより、コンプレッサのスプリングへの振動伝達が低減され、さらに、スプリングキャップ55がスプリング端部を覆うように設けられているため、共振する振動が抑制され、その結果コンプレッサの運転で発生した振動は密閉容器1では低減され、振動による騒音も少なくなる。
【0014】
このような防振機構は、コンプレッサ本体60と密閉容器1との間に複数個設けられるものであるが、コンプレッサの小型化に対してはコンプレッサ本体60と密閉容器1の間隔を最小限にする必要があり、その場合、コンプレッサの横振動によって特に支持スプリング16の中間近傍の粗巻部57と密閉容器1に固定された下部支持体51とが接触する可能性がある。そこで、スプリングキャップ55の支持スプリング16の外周部を覆う部分が支持スプリング16と下部支持体51との隙間を確保して接触防止の役割を果たしているのである。
【0015】
即ち、本発明は、密閉容器内に駆動要素と圧縮要素とを有し、前記駆動要素を構成する電動機の回転運動をクランク軸、クランクピン及びスコッチヨーク等の動力伝達手段によって圧縮要素を構成するシリンダ内に設けられたピストンの往復直線運動に変えて冷媒を圧縮する小型レシプロコンプレッサの防振装置であって、前記防振装置は、螺旋状の支持スプリングが該支持スプリングの両端部の少なくとも一方の端部に前記支持スプリングの外周部、上周部、及び内周部の3面を覆って円状にスプリングキャップが設けられて、前記密閉容器に固定された支持体に、該支持体の支持面に略直交する方向が弾性方向になるようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のコンプレッサの防振装置は、防振装置を構成する螺旋状の支持スプリングの内側に支持スプリングを貫くような支柱がなく、防振支持装置が支柱から抜けないようにするための抜防止体もないため、その分の部品コストが低減でき、重量も軽減できると同時に、組み立て時及びメンテナンス時の密閉容器に対する取り外し、取り付けが簡易にできる。また、螺旋状の支持スプリングの巻方を、スプリングの両端を密に、中間近傍を粗にすることにより振動の大部分が粗の部分で吸収されるため、スプリングの密巻部に位置した下部支持体が固定された密閉容器が受ける振動衝撃を低減することができる。また支持スプリングの上端部とコンプレッサ本体の間に弾性を有するスプリングキャップを設けることにより、コンプレッサのスプリングへの振動伝達が低減され、さらに、弾性部材からなるスプリングキャップが支持スプリングの端部を覆うように設けられているため、共振する振動が抑制され、その結果コンプレッサの運転で発生した振動は密閉容器では低減され、振動による騒音も少なくなる。また、スプリングキャップの支持スプリングの外周部を覆う部分が支持スプリングと密閉容器との隙間を確保することにより横振動で支持スプリングと密閉容器が直接接触するのを防止している。などの多くの優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術の一例を示す縦断面図である。
【図2】従来技術の別の一例を示す縦断面図である。
【図3】本発明に係わるコンプレッサの防振装置を搭載したコンプレッサの横断面図である。
【図4】図3のA部詳細図である。
【符号の説明】
1 密閉容器
2 駆動要素機構部
3 圧縮要素機構部
14 支持金具
15 ガイドボス
16 支持スプリング
51 下部支持体
55 スプリングキャップ
56 密巻部
57 粗巻部

Claims (1)

  1. 駆動要素と該駆動要素にて駆動される圧縮要素とを備えるコンプレッサと、該コンプレッサに設けられた支持体と、該支持体に対して略鉛直方向に取り付けられた螺旋状の支持スプリングとを有し、前記支持スプリングの一端を取り付ける前記支持体には前記支持スプリング一端の外周部、上周部、及び内周部を覆うスプリングキャップが設けられていることを特徴とするコンプレッサの防振装置。
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