JP2004300088A - 口腔用組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】包装材に内包した場合における該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能であり、更に、口腔用組成物自体の保存安定性にも優れ、長期間に亘って高い殺菌性を維持することが可能である口腔用組成物の提供。
【解決手段】第1の形態としては、ユーカリ油と、ヒノキチオールと、を含むことを特徴とする口腔用組成物である。該口腔用組成物は、更に、ハッカ油を含有させることができる。また、口腔用組成物が、樹脂組成物で形成された包装材に内包されることも好ましい。第2の形態としては、樹脂組成物で形成された包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物である。該樹脂組成物は、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂及びブチラール樹脂から選択される少なくとも1種を含んでなることが好ましい。
【選択図】 なし
【解決手段】第1の形態としては、ユーカリ油と、ヒノキチオールと、を含むことを特徴とする口腔用組成物である。該口腔用組成物は、更に、ハッカ油を含有させることができる。また、口腔用組成物が、樹脂組成物で形成された包装材に内包されることも好ましい。第2の形態としては、樹脂組成物で形成された包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物である。該樹脂組成物は、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂及びブチラール樹脂から選択される少なくとも1種を含んでなることが好ましい。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、保存安定性に優れ、包装材を劣化させることなく、長期間に亘って高い殺菌性を維持可能な口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒノキチオールは、タイワンヒノキや青森ヒバなどに含まれている天然由来の物質であり、従来より、公知の天然由来の殺菌成分の中でも特に高い殺菌性を有する物質の1つであることが知られている。このため、前記ヒノキチオールは、口腔用組成物、化粧品、育毛剤、殺菌剤など広範な用途に用いられることが数多く提案されており、高い殺菌性を効率よく発揮させるために、種々の提案がなされている。一例としては、ヒノキチオール、第4級アンモニウム塩及びクエン酸3ナトリウムを含有する口腔用組成物に、更にエタノールを含有させた口腔用組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、前記ヒノキチオールは、光の照射に対して不安定な物質であることが知られており、前記ヒノキチオールを含有する口腔用組成物に対して光を照射すると、変色や該口腔用組成物中における前記ヒノキチオールの含有量が減少してしまう問題がある。また、包装材がアルミニウムなどの金属で形成されている場合には、前記ヒノキチオールと該金属とが反応することにより、前記ヒノキチオールの含有量が減少してしまうという問題があり、前記ヒノキチオールの安定性を維持するために種々の提案がなされている。例えば、ヒノキチオールとエチレンジアミン4酢酸とを含有する口腔用組成物が提案されており(例えば、特許文献2参照)、また、ヒノキチオールとエタノールとを含有する口腔用組成物が提案されており(例えば、特許文献3参照)、また、ヒノキチオールと界面活性剤を含有する殺菌性組成物が提案されており(例えば、特許文献4参照)、また、フェノール樹脂などを焼き付けたアルミニウムチューブに内包され、ヒノキチオールとエチルアルコールを含有する口腔用組成物が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
【0004】
しかしながら、前記ヒノキチオールは、高い殺菌性を有するものの、樹脂や金属などを劣化させる作用をも有し、前記特許文献1から4の提案では、該樹脂を含有する包装材中に前記口腔用組成物を内包したまま長期間に亘り保存した場合には、該包装材の劣化が進んでしまい、光の遮断が困難となる結果、ヒノキチオールの安定性を維持することは困難であり、更に、前記樹脂の劣化が進んだ場合には、前記口腔用組成物が該包装材の外に吐出してしまうという問題がある。また、前記特許文献5の提案では、エチルアルコールの樹脂への浸透性が強いため、フェノール樹脂など用いた場合でも、該樹脂の劣化が十分に抑制されず、高い殺菌性を維持したまま、長期間に亘って前記組成物を保存することは困難であるという問題がある。また、口腔用組成物には、呈味や殺菌性を増強させるために、ハッカ油を添加することがあるが、該ハッカ油の添加により、ヒノキチオールの前記包装材への影響を増強してしまうという問題があった。
【0005】
このように、前記組成物の保存安定性に優れ、前記包装材の劣化を長期間に亘って抑制することができ、その結果、長期間に亘って高い殺菌性を維持することができる口腔用組成物は未だ提供されておらず、更なる改良、発展が望まれていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−151317号公報
【特許文献2】
特開平3−77801号公報
【特許文献3】
特開平9−188620号公報
【特許文献4】
特開平11−180804号公報
【特許文献5】
特開2002−3354号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、包装材に内包した場合における該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能であり、更に、口腔用組成物自体の保存安定性にも優れ、長期間に亘って高い殺菌性を維持可能な口腔用組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を行った結果、以下の知見を得た。即ち、ヒノキチオールを含有する口腔用組成物に、ユーカリ油を含有させることにより、樹脂組成物で形成された層を有する包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することができ、更に、該口腔用組成物自体の保存安定性に優れ、長期間に亘って高い殺菌性維持することができること、及び、ヒノキチオールを含有する口腔用組成物に、ハッカ油を含むものであっても、特定の樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包されることにより、該包装材との反応が抑制され、長期間に亘って高い殺菌性維持することができるという知見である。
【0009】
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物である。前記<1>に記載の口腔用組成物においては、ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含んでなることにより、高い殺菌性を有すると共に、包装材に内包された場合において、該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定性が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<2> ハッカ油を更に含む前記<1>に記載の口腔用組成物である。該<2>に記載の口腔用組成物においては、ハッカ油を含んでもなお、ユーカリ油の添加効果から、高い殺菌性を有すると共に、包装材に内包された場合において、該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<3> 口腔用組成物が、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包される前記<1>から<2>のいずれかに記載の口腔用組成物である。該<3>に記載の口腔用組成物においては、該包装材が樹脂組成物で形成された層を有することより、口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、前記包装材に内包された場合においても、該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<4> 樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物である。該<4>に記載の口腔用組成物においては、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含んでもなお、口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、前記包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定性が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<5> 樹脂組成物が、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂及びブチラール樹脂から選択される少なくとも1種を含んでなる前記<3>から<4>のいずれかに記載の口腔用組成物である。該<5>に記載の口腔用組成物においては、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、該樹脂組成物が、所定の樹脂を含んでなることにより、これらの相乗効果から、口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が効果的に抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、該包装材の保存安定性に特に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が効果的に抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(口腔用組成物)
本発明の口腔用組成物としては、以下の第1の形態及び第2の形態が好適に挙げられる。
前記第1の形態としては、ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含んでなる。また、前記第2の形態としては、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含んでなる。
【0011】
−ヒノキチオール−
前記ヒノキチオールは、β−ツヤプリシンとも呼ばれ、下記の構造式(1)で表される物質であれば、特に制限はなく、天然由来のものでもよく、化学合成品でもよく、更に市販品であってもよい。
【0012】
【化1】
【0013】
前記ヒノキチオールの製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、青森ヒバやタイワンヒバから、公知の方法で精製することにより、製造することもできるし、また、石油化学製品から、公知の方法により合成することもできる。
【0014】
前記ヒノキチオールの前記口腔用組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.0004〜1%が好ましい。
前記含有量が、0.0004%未満であると、前記口腔用組成物の殺菌性が十分でない場合があり、1%を超えると、口腔内での刺激感が強くなると共に、味や臭いなどが悪くなり好ましくない。
【0015】
−ユーカリ油−
前記ユーカリ油は、天然のユーカリから精製したものの中から適宜選択した成分と同一の成分を含む限り、特に制限はなく、天然由来のものでもよく、化学合成品でもよく、更に市販品であってもよいが、例えば、シネオールを主成分とする精油などが挙げられる。
前記ユーカリとしては、例えば、天然に存在するすべての種類のユーカリの木が挙げられ、更には該ユーカリの木の葉の部分や該ユーカリの木の花の部分などであってもよい。
【0016】
前記ユーカリ油の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記天然のユーカリの葉を水蒸気蒸留することにより製造する方法などが挙げられる。
【0017】
本発明の口腔用組成物は、前記ユーカリ油を含むことにより、前記包装材に樹脂組成物で形成された層を有する場合であっても、該包装材の保存安定性に優れ、前記ヒノキチオールの高い殺菌性を阻害することなく、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能となる点で有利である。また、前記包装材の保存安定性が向上することにより、前記口腔用組成物自体の保存安定性も向上し、長期間に亘り、高い殺菌性を維持することが可能となる点で有利である。
【0018】
−ハッカ油−
前記ハッカ油としては、天然のハッカから精製したものの中から適宜選択した成分と同一の成分を含む限り、特に制限はなく、天然由来のものでもよく、化学合成品でもよく、更に市販品であってもよいが、例えば、l−メントールを主成分とする精油などが挙げられる。前記市販品としては、例えば東洋薄荷工業から市販されているハッカ油などが挙げられる。
前記天然のハッカとしては、例えば、天然に存在するすべての種類のハッカ(例えば、和種ハッカ、緑ハッカ、西洋ハッカ、等)がなど挙げられ、該ハッカの葉の部分などであってもよい。
【0019】
前記ハッカ油の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記天然のハッカを水蒸気蒸留することにより製造する方法などが挙げられる。
【0020】
前記口腔用組成物における前記ハッカ油とユーカリ油との質量比(ハッカ油:ユーカリ油)としては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができるが、1:1以上(該ハッカ油1に対し該ユーカリ油が1以上)が好ましく、1:2以上(該ハッカ油1に対し該ユーカリ油が2以上)がより好ましく、1:3以上(該ハッカ油1に対し該ユーカリ油が3以上)が特に好ましい。
【0021】
−包装材−
本発明の口腔用組成物が内包される包装材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記第1の形態における口腔用組成物については、前記包装材が、例えば、樹脂組成物から形成された層を有してなることが好ましい。また、前記第2の形態における口腔用組成物については、前記包装材が、樹脂組成物で形成された層を有してなる。
前記包装材は、前記樹脂組成物から形成された層を少なくとも1層有していれば、特に制限はなく、該樹脂組成物のみで形成されていてもよく、その他の層(例えば、ガスバリア層、接着層、表面保護層、中間層、遮光層等)を有していてもよい。前記その他の層を有する場合には、前記樹脂組成物で形成された層が、前記包装材の最表面に形成され、かつ、前記口腔用組成物を内包した場合に該口腔用組成物と接する面に形成されることが好ましい。
【0022】
前記包装材の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した公知の形成方法により形成することができるが、例えば、圧縮成形、トランスファ成形、射出成形、粉末成形、回転成形、ブロー成形、インジェクションブロー成形、エクストルージョンブロー成形、押出成形、吹込成形、カレンダ成形、熱成形、プレシャ成形、流動成形、ペースト成形、真空成形、発泡成形、積層成形、流動成形などの方法を用いて製造することができる。
【0023】
−−樹脂組成物−−
前記樹脂組成物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、などから選択される少なくとも1種を含んでなるものが好ましく、化学合成品でもよく、市販品であってもよい。
また、前記樹脂組成物は、前記樹脂単体でもよく、前記樹脂の2種以上の混合物でもよく、更にその他の1種以上の樹脂を含有していてもよく、目的に応じて適宜選択した添加剤などが含有されていてもよい。
【0024】
前記ポリアミド樹脂としては、例えば、脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、などが挙げられる。
前記脂肪族ポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン610樹脂、ナイロン612樹脂、ナイロン11樹脂、ナイロン12樹脂、ナイロン46樹脂、などが挙げられる。
前記芳香族ポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロンMXD6樹脂、などが挙げられる。
これらのポリアミド樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0025】
前記樹脂組成物の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記ポリアミド樹脂に公知の方法によりその他の成分を混合攪拌して製造することができる。前記ポリアミド樹脂の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記ナイロン66樹脂は以下の方法により製造することができる。即ち、ヘキサメチレンジアミン水溶液にこれと等量のアジピン酸を加えて、ナイロン塩水溶液とし、濾過計量後、蒸発缶にて水分30〜40%まで濃縮してから重合槽に移す。その後、ナイロン塩578部に対して、ヘキサメチレンジアンモニウム酢酸0.35部を粘土安定剤として添加し、24.5部の蒸留水と共にオートクレーブに入れ、窒素置換した後、210℃、1.78MPaで2.5時間加熱した後、放圧しつつ280℃に温度を上げ、常圧で1.5時間重合させることにより製造することができる。
【0026】
前記その他の樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した公知の樹脂が挙げられるが、例えば、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール、α−オレフィン系ポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等)、エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂(EVA)、エチレン−ビニルアルコールコポリマー樹脂、オレフィン系ポリマー樹脂(例えば、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、エチレン−テトラシクロドデセンコポリマー等)、ポリエステル系樹脂(例えば、PET、PBT、ポリアリレート、PEN、ポリシクロヘキシレンジメチルテレフタレート、ヒドロキシ安息香酸ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート等)、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、1,2−ポリブタジエン樹脂、スチレン系樹脂(例えば、PS、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル酸エステル−スチレンコポリマー等)、メタクリル系樹脂(例えば、PMMA等)、ポリアクリロニトリル樹脂、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)、ポリアリルサルフォン樹脂等の熱可塑性樹脂及びメラミン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂などが挙げられる。
【0027】
前記添加剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した公知の添加剤が挙げられるが、例えば、酸化防止剤、老化防止剤、劣化防止剤、オゾン劣化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体、光安定剤、抗菌・防腐剤、などが挙げられる。
【0028】
前記樹脂組成物は、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、などから選択される少なくとも1種を含んでなることにより、前記口腔用組成物に前記ハッカ油を含有させた場合であっても、前記口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が効果的に抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、これらの樹脂を含む樹脂組成物で形成された層を有する前記包装材に前記口腔用組成物を内包させた場合においても、前記包装材の保存安定性に特に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を効果的に抑制することが可能となる点で有利である。また、前記包装材の保存安定性が向上した結果、前記口腔用組成物自体の保存安定性も向上し、長期間に亘り高い殺菌性を効果的に維持することが可能となる点で有利である。
【0029】
−その他の成分−
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、保湿剤、増粘剤、金属イオン封鎖剤、抗菌・防腐剤、血行促進剤、局所刺激剤、栄養剤、収斂剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、酸化防止剤、天然エキス、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、天然界面活性剤、高分子界面活性剤、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、香料などが挙げられる。
【0030】
前記保湿剤としては、例えば、マルチトール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコール、ピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダ、クエン酸ソーダ等の有機酸及びその塩;ヒアルロン酸ソーダ等のヒアルロン酸及びその塩;酵母及び酵母抽出液の加水分解物、酵母培養液、乳酸菌培養液等の醗酵代謝産物;コラーゲン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性蛋白;コラーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のぺプチド類及びその塩;トレハロース、キシロビオース、マルトース、ショ糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の糖類・多糖類及びその誘導体;キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸及びその塩等のグリコサミノグリカン及びその塩;グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物;アロエ、マロニエ等の植物抽出液;トリメチルグリシン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、スクワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA、等の核酸関連物質などが挙げられる。
【0031】
前記増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビンガム、トラガカントガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デンプン、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、シリコーンレジン、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド;テトラデセンスルホン酸等のα−オレフィンスルホン酸などが挙げられる。
【0032】
前記金属イオン封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン4酢酸及びその塩類;ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸及びその塩類;リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類などが挙げられる。
【0033】
前記抗菌・防腐剤としては、例えば、安息香酸及びその塩、サリチル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(例えば、エチルパラベン、ブチルパラベン等)及びその塩、デヒドロ酢酸及びその塩、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノール、塩化エチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニド、酢酸トコフェロール、ジンクピリチオン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、ヘキサクロロフェンなどが挙げられる。
【0034】
前記血行促進剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸等の有機酸;ビタミンA及びその誘導体;ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体等のビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類;αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロール等のビタミンE類;ビタミンD類、ビタミンH類、パントテン酸等のビタミン類;ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γーオリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその誘導体、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、サポニン類(例えば、キラヤサポニン、アズキサポニン、ヘチマサポニン等)、トラネキサム酸、パントテルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファランチン、ビタミンE及びその誘導体、ガンマーオリザノールなどが挙げられる。
【0035】
前記局所刺激剤としては、例えば、トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどが挙げられる。
【0036】
前記栄養剤としては、例えば、ビタミンA群、ビタミンB類、ビタミンD類、ビタミンE類、ビタミンH類、パントテン酸、などの各種ビタミンやアミノ酸などが挙げられる。
【0037】
前記収斂剤としては、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などが挙げられる。
【0038】
前記清涼剤としては、例えば、メントール、カンフルなどが挙げられる。
【0039】
前記酸化防止剤としては、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレグリコール等の有機溶剤;ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸などが挙げられる。
【0040】
前記天然エキスとしては、例えば、サッカロマイセス等の酵母、糸状菌、バクテリア、牛胎盤、人胎盤、人臍帯、牛コラーゲン、牛乳由来蛋白、小麦、大豆、牛血液、ブタ血液、鶏冠、カミツレ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカバ、茶、トマト、ニンニク、ハマメリス、バラ、ヘチマ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウカ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等の動植物・微生物及びその一部等から、有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出または加水分解して得たエキスなどが挙げられる。
【0041】
前記非イオン界面活性剤としては、例えば、モノラウリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノイソステアリン酸POEソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレングリコールモノラウリン酸、ポリエチレングリコールモノステアリン酸、ポリエチレングリコールモノオレイン酸、ポリエチレングリコールジステアリン酸、ポリエチレングリコールジオレイン酸、ポリエチレングリコールジイソステアリン酸等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEベヘニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリグリコールジエステル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウロイルモノエタノールアミド、ミリストイルモノエタノールアミド、ラウロイルジエタノールアマイド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド、ラウロイルイソプロパノールアマイド、ミリストイルイソプロパノールアマイド、ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアマイド等の脂肪酸アルカノールアマイド;マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル等の糖誘導体;ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸プロピレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸POEグリセリルなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ヘキサステアリン酸POEソルビット、テトラステアリン酸POEソルビット、テトラオレイン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;POEオクチルフェノールエーテル、POEノニルフェノールエーテル、POEクロロフェノールエーテル、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
【0042】
前記カチオン界面活性剤としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩;ラノリン誘導第4級アンモニウム塩、塩化べンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラウリルアミンオキシド、ヤシ油アルキルアミンオキシド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、などが挙げられる。
【0043】
前記アニオン界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ナトリウム、パーム核油脂肪酸ナトリウム、ラウリン酸リジン、ミリスチン酸リジン、ヤシ油脂肪酸リジン、パーム核油脂肪酸リジン、ラウリン酸アルギニン、ミリスチン酸アルギニン、ヤシ油脂肪酸アルギニン、パーム核油脂肪酸アルギニン、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、パーム核油脂肪酸カリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ミリスチン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、パーム核油脂肪酸トリエタノールアミン、ラウリン酸アンモニウム、ミリスチン酸アンモニウム、ヤシ油脂肪酸アンモニウム、パーム核油脂肪酸アンモニウム等の脂肪酸及びその塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸カリウム等のアルキル硫酸エステル及びその塩;ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸及びその塩;ラウリル硫酸トリエタノールアミンエーテル、ミリスチルリン酸トリエタノールアミンエーテル、ヤシ油脂肪酸アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、等のアルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル及びその塩;ラウリルスルホン酸ナトリウム、ミリスチルスルホン酸ナトリウム、ヤシ油アルキルスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸及びその塩;ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸リン酸ナトリウム等のアルキルリン酸及びその塩;ドデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ドデセンスルホン酸カリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸及びその塩;リニアドデシルベンゼン硫酸及びその塩等の直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼン硫酸及びその塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸及びその塩等の直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸及びその塩;ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンカリウム、ミリストイルメチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリントリエタノールアミン、ミリストイルメチルタウリントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリントリエタノールアミン等のアシルメチルタウリン及びその塩;ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム、ミリストイルメチル−β−アラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチル−β−アラニンナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンカリウム、ミリストイルメチル−β−アラニンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチル−β−アラニンカリウム、ラウロイルメチル−β−アラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチル−β−アラニントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシルメチル−β−アラニントリエタノールアミン等のアシルメチル−β−アラニン及びその塩;Nーラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−牛脂/ヤシ油混合脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸カリウム、N−ミリストイルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−牛脂/ヤシ油混合脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ミリストイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−牛脂/ヤシ油混合脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン等のN−アシルグルタミン酸及びその塩;ラウロイルサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシン、パルミトイルサルコシン、オレオイルサルコシン等のN−アシルサルコシン及びその塩等のN−アシルアミノ酸及びその塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸及びその塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩;カルボキシル化ポリオキシエチレントリデシルエーテルナトリウム塩等のエーテルカルボン酸及びその塩;ラウロイルイセチオン酸、ミリストイルイセチオン酸、ヤシ油脂肪酸アシルイセチオン酸などが挙げられる。
【0044】
前記両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン;アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルソジウムカルボキシメチルカルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン;ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルベタイン等のアルキルベタイン;ビス(ステアリルヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体などが挙げられる。
【0045】
前記天然界面活性剤としては、例えば、レシチン、ラノリン、コレステロール、サポニンなどが挙げられる。
【0046】
前記高分子界面活性剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体、トラガントゴムなどが挙げられる。
【0047】
前記研磨剤としては、例えば、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、リン酸カルシウム2水和物及び無水物、リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、水酸化アルミニウム、沈降性シリカ、ゲル化性シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート、アルミナ、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系などが挙げられる。
【0048】
前記粘稠剤としては、例えば、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチットなどが挙げられる。
【0049】
前記粘結剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、カルボキシビニルポリマー、グアーガム、モンモリロナイト、ゼラチンなどが挙げられる。
【0050】
前記香料としては、例えば、サッカリンナトリウム、ペパーミントオイル、スペアミントオイル、メントール、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチンなどが挙げられる。
【0051】
本発明の口腔用組成物のpHは、酸性領域であることが好ましい。前記pHが、酸性領域外となると、使用感が悪くなることがある。
【0052】
本発明の口腔用組成物の用途は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、塗布剤、練り歯磨き剤、粉歯磨き剤、水歯磨き剤、うがい剤、うがい用錠剤、マウスウオッシュ、トローチ、などの用途に好適である。
【0053】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例において、「%」は、質量%を表す。
【0054】
下記の表1及び2に示す実験例1〜7の組成からなる口腔用組成物を、定法により製造した後、以下方法により包装材の保存安定性についての評価を行った。結果を表1及び2に示す。
【0055】
−保存安定性評価−
前記製造した1〜7の口腔用組成物を、表1及び2に示す樹脂からなる包装材にそれぞれ充填し、60℃の環境下で1週間放置させて、これらの包装材の外観における劣化程度を以下の基準により評価した。
〔評価基準〕
A:劣化はなく、ヒノキチオールの安定性にも全く影響はない。
B:極僅かに劣化しているが、ヒノキチオールの安定性にも影響はない。
C:僅かに劣化しているが、ヒノキチオールの安定性にもほとんど影響はなく、許容できる。
D:劣化がみられ、ヒノキチオールの安定性にも僅かに影響するが、実害はなく、許容できる。
E:非常に劣化がみられ、ヒノキチオールの安定性にも大きく影響し、許容できない。
【0056】
【表1】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0057】
【表2】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0058】
前記実験例2〜7は、前記第1の形態の実施例であり、実験例1は前記第1の形態の比較例である。また、前記実験例1〜7は、前記第2の形態の実施例である。
【0059】
表1及び2の結果から、前記第2の形態の実施例の場合には、60℃の環境下、1週間放置するという非常に過酷な条件下で、かつ、前記ヒノキチオールに前記ハッカ油を含有させた場合であっても、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。また、前記第1の形態の実施例の場合には、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記比較例と比べて、60℃の環境下、1週間放置するという非常に過酷な条件下であっても、前記ユーカリ油の含有量が増加するに従い、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。
【0060】
前記実験例において、保存条件として、60℃にて1週間を、45℃にて6週間に変えた以外は、前記実験例と同様にして、前記保存安定性の評価を行った。結果を表3及び4に示す。
【0061】
【表3】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0062】
【表4】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0063】
前記実験例9〜14は、前記第1の形態の実施例であり、実験例8は前記第1の形態の比較例である。また、前記実験例8〜14は、前記第2の形態の実施例である。
【0064】
表3及び4の結果から、前記第2の形態の実施例の場合には、45℃の環境下、6週間放置するという非常に過酷な条件下で、かつ、前記ヒノキチオールに前記ハッカ油を含有させた場合であっても、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。また、前記第1の形態の実施例の場合には、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記比較例と比べて、45℃の環境下、6週間放置するという過酷な条件下であっても、前記ユーカリ油の含有量が増加するに従い、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。
【0065】
下記表5に示す処方例1〜3の組成からなる口腔用組成物を、以下の方法により製造した。
前記処方例1の口腔用組成物の製造方法としては、表5に示すヒノキチオール、ハッカ油、ユーカリ油、非イオン界面活性剤としてのポリグリセリン脂肪酸エステル、収斂剤としてのグリチルリチン酸2K、抗菌・防腐剤としての塩化エチルピリジニウム、血行促進剤としてのアラントイン、及び、粘稠剤としてのソルビットからなる成分を混合攪拌した乳化液を調製し、次いで、前記乳化液とは別に、表5に示す保湿剤としてのグリセリン、増粘剤としてのカルボキシビニルポリマー及びヒドロキシプロピルセルロース、香料、及び、精製水からなる成分を混合攪拌してゲル溶液を調製した。その後、前記乳化液に前記ゲル溶液を投入して混合攪拌し、水酸化ナトリウムを添加して製造した。
なお、処方例2〜3の口腔用組成物についても、前記処方例1の口腔用組成物と同様にして製造することができた。
【0066】
【表5】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※5:日光ケミカルズ社製
※6:三菱化学フーズ社製
※7:丸善製薬社製
※8:和光純薬社製
※9:パームケア・アジア社製
※10:東和化成社製
※11:日本油脂製
※12:日光ケミカルズ社製
※13:日本曹達社製
※14:信越化学工業社製
※15:小林香料社製
【0067】
【発明の効果】
本発明によると、包装材に内包した場合における該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能であり、更に、口腔用組成物自体の保存安定性にも優れ、長期間に亘って高い殺菌性を維持可能な口腔用組成物を提供することができる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、保存安定性に優れ、包装材を劣化させることなく、長期間に亘って高い殺菌性を維持可能な口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ヒノキチオールは、タイワンヒノキや青森ヒバなどに含まれている天然由来の物質であり、従来より、公知の天然由来の殺菌成分の中でも特に高い殺菌性を有する物質の1つであることが知られている。このため、前記ヒノキチオールは、口腔用組成物、化粧品、育毛剤、殺菌剤など広範な用途に用いられることが数多く提案されており、高い殺菌性を効率よく発揮させるために、種々の提案がなされている。一例としては、ヒノキチオール、第4級アンモニウム塩及びクエン酸3ナトリウムを含有する口腔用組成物に、更にエタノールを含有させた口腔用組成物が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
また、前記ヒノキチオールは、光の照射に対して不安定な物質であることが知られており、前記ヒノキチオールを含有する口腔用組成物に対して光を照射すると、変色や該口腔用組成物中における前記ヒノキチオールの含有量が減少してしまう問題がある。また、包装材がアルミニウムなどの金属で形成されている場合には、前記ヒノキチオールと該金属とが反応することにより、前記ヒノキチオールの含有量が減少してしまうという問題があり、前記ヒノキチオールの安定性を維持するために種々の提案がなされている。例えば、ヒノキチオールとエチレンジアミン4酢酸とを含有する口腔用組成物が提案されており(例えば、特許文献2参照)、また、ヒノキチオールとエタノールとを含有する口腔用組成物が提案されており(例えば、特許文献3参照)、また、ヒノキチオールと界面活性剤を含有する殺菌性組成物が提案されており(例えば、特許文献4参照)、また、フェノール樹脂などを焼き付けたアルミニウムチューブに内包され、ヒノキチオールとエチルアルコールを含有する口腔用組成物が提案されている(例えば、特許文献5参照)。
【0004】
しかしながら、前記ヒノキチオールは、高い殺菌性を有するものの、樹脂や金属などを劣化させる作用をも有し、前記特許文献1から4の提案では、該樹脂を含有する包装材中に前記口腔用組成物を内包したまま長期間に亘り保存した場合には、該包装材の劣化が進んでしまい、光の遮断が困難となる結果、ヒノキチオールの安定性を維持することは困難であり、更に、前記樹脂の劣化が進んだ場合には、前記口腔用組成物が該包装材の外に吐出してしまうという問題がある。また、前記特許文献5の提案では、エチルアルコールの樹脂への浸透性が強いため、フェノール樹脂など用いた場合でも、該樹脂の劣化が十分に抑制されず、高い殺菌性を維持したまま、長期間に亘って前記組成物を保存することは困難であるという問題がある。また、口腔用組成物には、呈味や殺菌性を増強させるために、ハッカ油を添加することがあるが、該ハッカ油の添加により、ヒノキチオールの前記包装材への影響を増強してしまうという問題があった。
【0005】
このように、前記組成物の保存安定性に優れ、前記包装材の劣化を長期間に亘って抑制することができ、その結果、長期間に亘って高い殺菌性を維持することができる口腔用組成物は未だ提供されておらず、更なる改良、発展が望まれていた。
【0006】
【特許文献1】
特開平3−151317号公報
【特許文献2】
特開平3−77801号公報
【特許文献3】
特開平9−188620号公報
【特許文献4】
特開平11−180804号公報
【特許文献5】
特開2002−3354号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来における問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、包装材に内包した場合における該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能であり、更に、口腔用組成物自体の保存安定性にも優れ、長期間に亘って高い殺菌性を維持可能な口腔用組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明者らが鋭意検討を行った結果、以下の知見を得た。即ち、ヒノキチオールを含有する口腔用組成物に、ユーカリ油を含有させることにより、樹脂組成物で形成された層を有する包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することができ、更に、該口腔用組成物自体の保存安定性に優れ、長期間に亘って高い殺菌性維持することができること、及び、ヒノキチオールを含有する口腔用組成物に、ハッカ油を含むものであっても、特定の樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包されることにより、該包装材との反応が抑制され、長期間に亘って高い殺菌性維持することができるという知見である。
【0009】
本発明は、本発明者による前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1> ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物である。前記<1>に記載の口腔用組成物においては、ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含んでなることにより、高い殺菌性を有すると共に、包装材に内包された場合において、該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定性が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<2> ハッカ油を更に含む前記<1>に記載の口腔用組成物である。該<2>に記載の口腔用組成物においては、ハッカ油を含んでもなお、ユーカリ油の添加効果から、高い殺菌性を有すると共に、包装材に内包された場合において、該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<3> 口腔用組成物が、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包される前記<1>から<2>のいずれかに記載の口腔用組成物である。該<3>に記載の口腔用組成物においては、該包装材が樹脂組成物で形成された層を有することより、口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、前記包装材に内包された場合においても、該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<4> 樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物である。該<4>に記載の口腔用組成物においては、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含んでもなお、口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、前記包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定性が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
<5> 樹脂組成物が、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂及びブチラール樹脂から選択される少なくとも1種を含んでなる前記<3>から<4>のいずれかに記載の口腔用組成物である。該<5>に記載の口腔用組成物においては、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、該樹脂組成物が、所定の樹脂を含んでなることにより、これらの相乗効果から、口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が効果的に抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、該包装材の保存安定性に特に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化が効果的に抑制される。その結果、前記口腔用組成物自体の保存安定が向上し、高い殺菌性が長期間に亘り維持される。
【0010】
【発明の実施の形態】
(口腔用組成物)
本発明の口腔用組成物としては、以下の第1の形態及び第2の形態が好適に挙げられる。
前記第1の形態としては、ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含んでなる。また、前記第2の形態としては、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含み、更に必要に応じて適宜選択したその他の成分を含んでなる。
【0011】
−ヒノキチオール−
前記ヒノキチオールは、β−ツヤプリシンとも呼ばれ、下記の構造式(1)で表される物質であれば、特に制限はなく、天然由来のものでもよく、化学合成品でもよく、更に市販品であってもよい。
【0012】
【化1】
【0013】
前記ヒノキチオールの製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、青森ヒバやタイワンヒバから、公知の方法で精製することにより、製造することもできるし、また、石油化学製品から、公知の方法により合成することもできる。
【0014】
前記ヒノキチオールの前記口腔用組成物における含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.0004〜1%が好ましい。
前記含有量が、0.0004%未満であると、前記口腔用組成物の殺菌性が十分でない場合があり、1%を超えると、口腔内での刺激感が強くなると共に、味や臭いなどが悪くなり好ましくない。
【0015】
−ユーカリ油−
前記ユーカリ油は、天然のユーカリから精製したものの中から適宜選択した成分と同一の成分を含む限り、特に制限はなく、天然由来のものでもよく、化学合成品でもよく、更に市販品であってもよいが、例えば、シネオールを主成分とする精油などが挙げられる。
前記ユーカリとしては、例えば、天然に存在するすべての種類のユーカリの木が挙げられ、更には該ユーカリの木の葉の部分や該ユーカリの木の花の部分などであってもよい。
【0016】
前記ユーカリ油の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記天然のユーカリの葉を水蒸気蒸留することにより製造する方法などが挙げられる。
【0017】
本発明の口腔用組成物は、前記ユーカリ油を含むことにより、前記包装材に樹脂組成物で形成された層を有する場合であっても、該包装材の保存安定性に優れ、前記ヒノキチオールの高い殺菌性を阻害することなく、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能となる点で有利である。また、前記包装材の保存安定性が向上することにより、前記口腔用組成物自体の保存安定性も向上し、長期間に亘り、高い殺菌性を維持することが可能となる点で有利である。
【0018】
−ハッカ油−
前記ハッカ油としては、天然のハッカから精製したものの中から適宜選択した成分と同一の成分を含む限り、特に制限はなく、天然由来のものでもよく、化学合成品でもよく、更に市販品であってもよいが、例えば、l−メントールを主成分とする精油などが挙げられる。前記市販品としては、例えば東洋薄荷工業から市販されているハッカ油などが挙げられる。
前記天然のハッカとしては、例えば、天然に存在するすべての種類のハッカ(例えば、和種ハッカ、緑ハッカ、西洋ハッカ、等)がなど挙げられ、該ハッカの葉の部分などであってもよい。
【0019】
前記ハッカ油の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記天然のハッカを水蒸気蒸留することにより製造する方法などが挙げられる。
【0020】
前記口腔用組成物における前記ハッカ油とユーカリ油との質量比(ハッカ油:ユーカリ油)としては、特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができるが、1:1以上(該ハッカ油1に対し該ユーカリ油が1以上)が好ましく、1:2以上(該ハッカ油1に対し該ユーカリ油が2以上)がより好ましく、1:3以上(該ハッカ油1に対し該ユーカリ油が3以上)が特に好ましい。
【0021】
−包装材−
本発明の口腔用組成物が内包される包装材としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、前記第1の形態における口腔用組成物については、前記包装材が、例えば、樹脂組成物から形成された層を有してなることが好ましい。また、前記第2の形態における口腔用組成物については、前記包装材が、樹脂組成物で形成された層を有してなる。
前記包装材は、前記樹脂組成物から形成された層を少なくとも1層有していれば、特に制限はなく、該樹脂組成物のみで形成されていてもよく、その他の層(例えば、ガスバリア層、接着層、表面保護層、中間層、遮光層等)を有していてもよい。前記その他の層を有する場合には、前記樹脂組成物で形成された層が、前記包装材の最表面に形成され、かつ、前記口腔用組成物を内包した場合に該口腔用組成物と接する面に形成されることが好ましい。
【0022】
前記包装材の製造方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した公知の形成方法により形成することができるが、例えば、圧縮成形、トランスファ成形、射出成形、粉末成形、回転成形、ブロー成形、インジェクションブロー成形、エクストルージョンブロー成形、押出成形、吹込成形、カレンダ成形、熱成形、プレシャ成形、流動成形、ペースト成形、真空成形、発泡成形、積層成形、流動成形などの方法を用いて製造することができる。
【0023】
−−樹脂組成物−−
前記樹脂組成物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、などから選択される少なくとも1種を含んでなるものが好ましく、化学合成品でもよく、市販品であってもよい。
また、前記樹脂組成物は、前記樹脂単体でもよく、前記樹脂の2種以上の混合物でもよく、更にその他の1種以上の樹脂を含有していてもよく、目的に応じて適宜選択した添加剤などが含有されていてもよい。
【0024】
前記ポリアミド樹脂としては、例えば、脂肪族ポリアミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、などが挙げられる。
前記脂肪族ポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロン6樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン610樹脂、ナイロン612樹脂、ナイロン11樹脂、ナイロン12樹脂、ナイロン46樹脂、などが挙げられる。
前記芳香族ポリアミド樹脂としては、例えば、ナイロンMXD6樹脂、などが挙げられる。
これらのポリアミド樹脂は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
【0025】
前記樹脂組成物の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記ポリアミド樹脂に公知の方法によりその他の成分を混合攪拌して製造することができる。前記ポリアミド樹脂の製造方法としては、特に制限はなく、公知の方法により製造することができるが、例えば、前記ナイロン66樹脂は以下の方法により製造することができる。即ち、ヘキサメチレンジアミン水溶液にこれと等量のアジピン酸を加えて、ナイロン塩水溶液とし、濾過計量後、蒸発缶にて水分30〜40%まで濃縮してから重合槽に移す。その後、ナイロン塩578部に対して、ヘキサメチレンジアンモニウム酢酸0.35部を粘土安定剤として添加し、24.5部の蒸留水と共にオートクレーブに入れ、窒素置換した後、210℃、1.78MPaで2.5時間加熱した後、放圧しつつ280℃に温度を上げ、常圧で1.5時間重合させることにより製造することができる。
【0026】
前記その他の樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した公知の樹脂が挙げられるが、例えば、塩化ビニル系樹脂、ポリビニルアルコール、α−オレフィン系ポリマー(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等)、エチレン−酢酸ビニルコポリマー樹脂(EVA)、エチレン−ビニルアルコールコポリマー樹脂、オレフィン系ポリマー樹脂(例えば、ポリ4−メチルペンテン−1、ポリブテン−1、エチレン−テトラシクロドデセンコポリマー等)、ポリエステル系樹脂(例えば、PET、PBT、ポリアリレート、PEN、ポリシクロヘキシレンジメチルテレフタレート、ヒドロキシ安息香酸ポリエステル、ポリカーボネート、ポリエステルカーボネート等)、ポリアセタール、ポリフェニレンエーテル、1,2−ポリブタジエン樹脂、スチレン系樹脂(例えば、PS、AS樹脂、ABS樹脂、メタクリル酸エステル−スチレンコポリマー等)、メタクリル系樹脂(例えば、PMMA等)、ポリアクリロニトリル樹脂、フッ素系樹脂(ポリテトラフルオロエチレン等)、ポリアリルサルフォン樹脂等の熱可塑性樹脂及びメラミン樹脂、エポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂などが挙げられる。
【0027】
前記添加剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択した公知の添加剤が挙げられるが、例えば、酸化防止剤、老化防止剤、劣化防止剤、オゾン劣化防止剤、紫外線吸収剤、金属錯体、光安定剤、抗菌・防腐剤、などが挙げられる。
【0028】
前記樹脂組成物は、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ブチラール樹脂、などから選択される少なくとも1種を含んでなることにより、前記口腔用組成物に前記ハッカ油を含有させた場合であっても、前記口腔用組成物に対するヒノキチオールの含有量の減少が効果的に抑制され、高い殺菌性が長期間に亘り維持されると共に、これらの樹脂を含む樹脂組成物で形成された層を有する前記包装材に前記口腔用組成物を内包させた場合においても、前記包装材の保存安定性に特に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を効果的に抑制することが可能となる点で有利である。また、前記包装材の保存安定性が向上した結果、前記口腔用組成物自体の保存安定性も向上し、長期間に亘り高い殺菌性を効果的に維持することが可能となる点で有利である。
【0029】
−その他の成分−
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、保湿剤、増粘剤、金属イオン封鎖剤、抗菌・防腐剤、血行促進剤、局所刺激剤、栄養剤、収斂剤、清涼剤、抗ヒスタミン剤、酸化防止剤、天然エキス、非イオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性界面活性剤、天然界面活性剤、高分子界面活性剤、研磨剤、粘稠剤、粘結剤、香料などが挙げられる。
【0030】
前記保湿剤としては、例えば、マルチトール、ソルビトール、グリセリン、プロピレングリコール、1、3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、グリコール等の多価アルコール、ピロリドンカルボン酸ソーダ、乳酸ソーダ、クエン酸ソーダ等の有機酸及びその塩;ヒアルロン酸ソーダ等のヒアルロン酸及びその塩;酵母及び酵母抽出液の加水分解物、酵母培養液、乳酸菌培養液等の醗酵代謝産物;コラーゲン、エラスチン、ケラチン、セリシン等の水溶性蛋白;コラーゲン加水分解物、カゼイン加水分解物、シルク加水分解物、ポリアスパラギン酸ナトリウム等のぺプチド類及びその塩;トレハロース、キシロビオース、マルトース、ショ糖、ブドウ糖、植物性粘質多糖等の糖類・多糖類及びその誘導体;キチン、キトサン、ペクチン、コンドロイチン硫酸及びその塩等のグリコサミノグリカン及びその塩;グリシン、セリン、スレオニン、アラニン、アスパラギン酸、チロシン、バリン、ロイシン、アルギニン、グルタミン、プロリン酸等のアミノ酸、アミノカルボニル反応物等の糖アミノ酸化合物;アロエ、マロニエ等の植物抽出液;トリメチルグリシン、尿素、尿酸、アンモニア、レシチン、ラノリン、スクワラン、スクワレン、グルコサミン、クレアチニン、DNA、RNA、等の核酸関連物質などが挙げられる。
【0031】
前記増粘剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、メチルデンプン、アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、アラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビンガム、トラガカントガム、クインスシード、カラギーナン、ガラクタン、ペクチン、マンナン、デンプン、デキストラン、サクシノグルカン、カードラン、ヒアルロン酸、ゼラチン、カゼイン、アルブミン、コラーゲン、メトキシエチレン無水マレイン酸共重合体、両性メタクリル酸エステル共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウム、ポリアクリル酸エステル共重合体、ポリ酢酸ビニル、ニトロセルロース、シリコーンレジン、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ジステアリン酸ポリエチレングリコール等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレンジオレイン酸メチルグルコシド等のポリオキシエチレン脂肪酸エステルメチルグリコシド;テトラデセンスルホン酸等のα−オレフィンスルホン酸などが挙げられる。
【0032】
前記金属イオン封鎖剤としては、例えば、エチレンジアミン4酢酸及びその塩類;ヒドロキシエチレンジアミン3酢酸及びその塩類;リン酸、アスコルビン酸、コハク酸、グルコン酸、ポリリン酸塩類、メタリン酸塩類などが挙げられる。
【0033】
前記抗菌・防腐剤としては、例えば、安息香酸及びその塩、サリチル酸及びその塩、ソルビン酸及びその塩、パラオキシ安息香酸アルキルエステル(例えば、エチルパラベン、ブチルパラベン等)及びその塩、デヒドロ酢酸及びその塩、パラクロルメタクレゾール、ヘキサクロロフェン、ホウ酸、レゾルシン、トリブロムサラン、オルトフェニルフェノール、グルコン酸クロルヘキシジン、チラム、感光素201号、フェノキシエタノール、塩化エチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ハロカルバン、塩化クロルヘキシジン、トリクロロカルバニド、酢酸トコフェロール、ジンクピリチオン、ヒノキチオール、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、2,4,4−トリクロロ−2−ヒドロキシフェノール、ヘキサクロロフェンなどが挙げられる。
【0034】
前記血行促進剤としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アジピン酸、グルタミン酸、アスパラギン酸、マレイン酸等の有機酸;ビタミンA及びその誘導体;ビタミンB6塩酸塩、ビタミンB6トリパルミテート、ビタミンB6ジオクタノエート、ビタミンB2及びその誘導体等のビタミンB類;アスコルビン酸、アスコルビン酸硫酸エステル、アスコルビン酸リン酸エステル等のビタミンC類;αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロール等のビタミンE類;ビタミンD類、ビタミンH類、パントテン酸等のビタミン類;ニコチン酸アミド、ニコチン酸ベンジル、γーオリザノール、アラントイン、グリチルリチン酸及びその塩、グリチルレチン酸及びその誘導体、ムシジン、ビサボロール、ユーカリプトール、チモールイノシトール、サポニン類(例えば、キラヤサポニン、アズキサポニン、ヘチマサポニン等)、トラネキサム酸、パントテルエチルエーテル、エチニルエストラジオール、セファランジン、プラセンタエキス、センブリエキス、セファランチン、ビタミンE及びその誘導体、ガンマーオリザノールなどが挙げられる。
【0035】
前記局所刺激剤としては、例えば、トウガラシチンキ、ショオウキョウチンキ、カンタリスチンキ、ニコチン酸ベンジルエステルなどが挙げられる。
【0036】
前記栄養剤としては、例えば、ビタミンA群、ビタミンB類、ビタミンD類、ビタミンE類、ビタミンH類、パントテン酸、などの各種ビタミンやアミノ酸などが挙げられる。
【0037】
前記収斂剤としては、例えば、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸誘導体、アラントイン、アズレン、アミノカプロン酸、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;酸化亜鉛、硫酸亜鉛、アラントインヒドロキシアルミニウム、塩化アルミニウム、スルホ石炭酸亜鉛、タンニン酸などが挙げられる。
【0038】
前記清涼剤としては、例えば、メントール、カンフルなどが挙げられる。
【0039】
前記酸化防止剤としては、例えば、プロピレングリコール、1,3−ブチレグリコール等の有機溶剤;ブチルヒドロキシトルエン、トコフェロール、フィチン酸などが挙げられる。
【0040】
前記天然エキスとしては、例えば、サッカロマイセス等の酵母、糸状菌、バクテリア、牛胎盤、人胎盤、人臍帯、牛コラーゲン、牛乳由来蛋白、小麦、大豆、牛血液、ブタ血液、鶏冠、カミツレ、キュウリ、コメ、シアバター、シラカバ、茶、トマト、ニンニク、ハマメリス、バラ、ヘチマ、ホップ、モモ、アンズ、レモン、キウイ、ドクダミ、トウガラシ、クララ、ギシギシ、コウホネ、セージ、ノコギリ草、ゼニアオイ、センキュウ、センブリ、タイム、トウキ、トウヒ、バーチ、スギナ、ヘチマ、マロニエ、ユキノシタ、アルニカ、ユリ、ヨモギ、シャクヤク、アロエ、アロエベラ、オウゴン、オウバク、コウカ、ベニバナ、サンシン、シコン、タイソウ、チンピ、ニンジン、ヨクイニン、ハトムギ、クチナシ、サワラ等の動植物・微生物及びその一部等から、有機溶媒、アルコール、多価アルコール、水、水性アルコール等で抽出または加水分解して得たエキスなどが挙げられる。
【0041】
前記非イオン界面活性剤としては、例えば、モノラウリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、トリオレイン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、モノステアリン酸ソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル;モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、トリステアリン酸POEソルビタン、モノステアリン酸POEソルビタン、モノイソステアリン酸POEソルビタン等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリエチレングリコールモノオレート、ポリエチレングリコールモノラウリン酸、ポリエチレングリコールモノステアリン酸、ポリエチレングリコールモノオレイン酸、ポリエチレングリコールジステアリン酸、ポリエチレングリコールジオレイン酸、ポリエチレングリコールジイソステアリン酸等のポリエチレングリコール脂肪酸エステル;POEラウリルエーテル、POEセチルエーテル、POEステアリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEベヘニルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエーテル;モノステアリン酸ジグリセリル、モノオレイン酸ジグリセリル、ジオレイン酸ジグリセリル、モノイソステアリン酸ジグリセリル、モノステアリン酸テトラグリセリル、トリステアリン酸テトラグリセリル、ペンタステアリン酸テトラグリセリル、モノラウリン酸ヘキサグリセリル、モノミリスチン酸ヘキサグリセリル、ジステアリン酸デカグリセリル、ジイソステアリン酸デカグリセリル等のポリグリセリン脂肪酸エステル;ポリグリコールジエステル、ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド、ラウロイルモノエタノールアミド、ミリストイルモノエタノールアミド、ラウロイルジエタノールアマイド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアマイド、ラウロイルイソプロパノールアマイド、ミリストイルイソプロパノールアマイド、ヤシ油脂肪酸イソプロパノールアマイド等の脂肪酸アルカノールアマイド;マルチトールヒドロキシ脂肪酸エーテル、アルキル化多糖、アルキルグルコシド、ショ糖脂肪酸エステル等の糖誘導体;ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、モノステアリン酸プロピレングリコール、自己乳化型モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル;モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル等のグリセリン脂肪酸エステル;モノステアリン酸POEグリセリルなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ヘキサステアリン酸POEソルビット、テトラステアリン酸POEソルビット、テトラオレイン酸POEソルビット、モノラウリン酸POEソルビット等のポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル;POEオクチルフェノールエーテル、POEノニルフェノールエーテル、POEクロロフェノールエーテル、ポリエチレングリコールなどが挙げられる。
【0042】
前記カチオン界面活性剤としては、例えば、ラウリルトリメチルアンモニウムクロライド、セチルトリメチルアンモニウムクロライド、牛脂アルキルトリメチルアンモニウムクロライド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロライド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、ヤシ油アルキルトリメチルアンモニウムブロミド、ステアリルトリメチルアンモニウムブロミド等のアルキルアンモニウム塩;ラノリン誘導第4級アンモニウム塩、塩化べンザルコニウム、塩化ステアリルジメチルベンジルアンモニウム、ラウリルアミンオキシド、ヤシ油アルキルアミンオキシド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、などが挙げられる。
【0043】
前記アニオン界面活性剤としては、例えば、ラウリン酸ナトリウム、ミリスチン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸ナトリウム、パーム核油脂肪酸ナトリウム、ラウリン酸リジン、ミリスチン酸リジン、ヤシ油脂肪酸リジン、パーム核油脂肪酸リジン、ラウリン酸アルギニン、ミリスチン酸アルギニン、ヤシ油脂肪酸アルギニン、パーム核油脂肪酸アルギニン、ラウリン酸カリウム、ミリスチン酸カリウム、ヤシ油脂肪酸カリウム、パーム核油脂肪酸カリウム、ラウリン酸トリエタノールアミン、ミリスチン酸トリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸トリエタノールアミン、パーム核油脂肪酸トリエタノールアミン、ラウリン酸アンモニウム、ミリスチン酸アンモニウム、ヤシ油脂肪酸アンモニウム、パーム核油脂肪酸アンモニウム等の脂肪酸及びその塩;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸カリウム等のアルキル硫酸エステル及びその塩;ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウム等のアルキルリン酸及びその塩;ラウリル硫酸トリエタノールアミンエーテル、ミリスチルリン酸トリエタノールアミンエーテル、ヤシ油脂肪酸アルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル、等のアルキル硫酸トリエタノールアミンエーテル及びその塩;ラウリルスルホン酸ナトリウム、ミリスチルスルホン酸ナトリウム、ヤシ油アルキルスルホン酸ナトリウム等のアルキルスルホン酸及びその塩;ラウリルリン酸ナトリウム、ミリスチルリン酸ナトリウム、ヤシ油脂肪酸リン酸ナトリウム等のアルキルリン酸及びその塩;ドデセンスルホン酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、ドデセンスルホン酸カリウム、テトラデセンスルホン酸カリウム等のα−オレフィンスルホン酸及びその塩;リニアドデシルベンゼン硫酸及びその塩等の直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼン硫酸及びその塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸及びその塩等の直鎖又は分岐鎖のアルキルベンゼンスルホン酸及びその塩;ラウロイルメチルタウリンナトリウム、ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリンナトリウム、ラウロイルメチルタウリンカリウム、ミリストイルメチルタウリンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリンカリウム、ラウロイルメチルタウリントリエタノールアミン、ミリストイルメチルタウリントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシルメチルタウリントリエタノールアミン等のアシルメチルタウリン及びその塩;ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム、ミリストイルメチル−β−アラニンナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチル−β−アラニンナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンカリウム、ミリストイルメチル−β−アラニンカリウム、ヤシ油脂肪酸アシルメチル−β−アラニンカリウム、ラウロイルメチル−β−アラニントリエタノールアミン、ミリストイルメチル−β−アラニントリエタノールアミン、ヤシ油脂肪酸アシルメチル−β−アラニントリエタノールアミン等のアシルメチル−β−アラニン及びその塩;Nーラウロイルグルタミン酸ナトリウム、N−ミリストイルグルタミン酸ナトリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−牛脂/ヤシ油混合脂肪酸アシルグルタミン酸ナトリウム、N−ラウロイルグルタミン酸カリウム、N−ミリストイルグルタミン酸カリウム、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−牛脂/ヤシ油混合脂肪酸アシルグルタミン酸カリウム、N−ラウロイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ミリストイルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−硬化牛脂脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン、N−牛脂/ヤシ油混合脂肪酸アシルグルタミン酸トリエタノールアミン等のN−アシルグルタミン酸及びその塩;ラウロイルサルコシンナトリウム、ミリストイルサルコシン、パルミトイルサルコシン、オレオイルサルコシン等のN−アシルサルコシン及びその塩等のN−アシルアミノ酸及びその塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテル硫酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸及びその塩;ポリオキシエチレンラウリルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンセチルエーテルリン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンオレイルエーテルリン酸ナトリウム等のポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸及びその塩;カルボキシル化ポリオキシエチレントリデシルエーテルナトリウム塩等のエーテルカルボン酸及びその塩;ラウロイルイセチオン酸、ミリストイルイセチオン酸、ヤシ油脂肪酸アシルイセチオン酸などが挙げられる。
【0044】
前記両性界面活性剤としては、例えば、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の酢酸ベタイン;アルキルカルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、アルキルソジウムカルボキシメチルカルボキシエチルイミダゾリニウムベタイン等のイミダゾリニウムベタイン;ヤシ油アルキルベタイン、ラウリルベタイン等のアルキルベタイン;ビス(ステアリルヒドロキシエチルイミダゾリン)クロル酢酸錯体などが挙げられる。
【0045】
前記天然界面活性剤としては、例えば、レシチン、ラノリン、コレステロール、サポニンなどが挙げられる。
【0046】
前記高分子界面活性剤としては、例えば、アルギン酸ナトリウム、澱粉誘導体、トラガントゴムなどが挙げられる。
【0047】
前記研磨剤としては、例えば、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、リン酸カルシウム2水和物及び無水物、リン酸水素カルシウム、無水ケイ酸、水酸化アルミニウム、沈降性シリカ、ゲル化性シリカ、アルミノシリケート、ジルコノシリケート、アルミナ、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系などが挙げられる。
【0048】
前記粘稠剤としては、例えば、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチットなどが挙げられる。
【0049】
前記粘結剤としては、例えば、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、カルボキシビニルポリマー、グアーガム、モンモリロナイト、ゼラチンなどが挙げられる。
【0050】
前記香料としては、例えば、サッカリンナトリウム、ペパーミントオイル、スペアミントオイル、メントール、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ペリラルチンなどが挙げられる。
【0051】
本発明の口腔用組成物のpHは、酸性領域であることが好ましい。前記pHが、酸性領域外となると、使用感が悪くなることがある。
【0052】
本発明の口腔用組成物の用途は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択できるが、例えば、塗布剤、練り歯磨き剤、粉歯磨き剤、水歯磨き剤、うがい剤、うがい用錠剤、マウスウオッシュ、トローチ、などの用途に好適である。
【0053】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明は、これらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、以下の実施例及び比較例において、「%」は、質量%を表す。
【0054】
下記の表1及び2に示す実験例1〜7の組成からなる口腔用組成物を、定法により製造した後、以下方法により包装材の保存安定性についての評価を行った。結果を表1及び2に示す。
【0055】
−保存安定性評価−
前記製造した1〜7の口腔用組成物を、表1及び2に示す樹脂からなる包装材にそれぞれ充填し、60℃の環境下で1週間放置させて、これらの包装材の外観における劣化程度を以下の基準により評価した。
〔評価基準〕
A:劣化はなく、ヒノキチオールの安定性にも全く影響はない。
B:極僅かに劣化しているが、ヒノキチオールの安定性にも影響はない。
C:僅かに劣化しているが、ヒノキチオールの安定性にもほとんど影響はなく、許容できる。
D:劣化がみられ、ヒノキチオールの安定性にも僅かに影響するが、実害はなく、許容できる。
E:非常に劣化がみられ、ヒノキチオールの安定性にも大きく影響し、許容できない。
【0056】
【表1】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0057】
【表2】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0058】
前記実験例2〜7は、前記第1の形態の実施例であり、実験例1は前記第1の形態の比較例である。また、前記実験例1〜7は、前記第2の形態の実施例である。
【0059】
表1及び2の結果から、前記第2の形態の実施例の場合には、60℃の環境下、1週間放置するという非常に過酷な条件下で、かつ、前記ヒノキチオールに前記ハッカ油を含有させた場合であっても、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。また、前記第1の形態の実施例の場合には、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記比較例と比べて、60℃の環境下、1週間放置するという非常に過酷な条件下であっても、前記ユーカリ油の含有量が増加するに従い、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。
【0060】
前記実験例において、保存条件として、60℃にて1週間を、45℃にて6週間に変えた以外は、前記実験例と同様にして、前記保存安定性の評価を行った。結果を表3及び4に示す。
【0061】
【表3】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0062】
【表4】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※16:武内プレス社製、TPL301
※17:武内プレス社製、TPL318
※18:武内プレス社製、TPL425
※19:共同印刷社製、EA850
【0063】
前記実験例9〜14は、前記第1の形態の実施例であり、実験例8は前記第1の形態の比較例である。また、前記実験例8〜14は、前記第2の形態の実施例である。
【0064】
表3及び4の結果から、前記第2の形態の実施例の場合には、45℃の環境下、6週間放置するという非常に過酷な条件下で、かつ、前記ヒノキチオールに前記ハッカ油を含有させた場合であっても、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。また、前記第1の形態の実施例の場合には、前記ユーカリ油を添加した効果から、前記比較例と比べて、45℃の環境下、6週間放置するという過酷な条件下であっても、前記ユーカリ油の含有量が増加するに従い、前記保存安定性に優れ、その結果、前記ヒノキチオールの安定性にも優れていることが判る。
【0065】
下記表5に示す処方例1〜3の組成からなる口腔用組成物を、以下の方法により製造した。
前記処方例1の口腔用組成物の製造方法としては、表5に示すヒノキチオール、ハッカ油、ユーカリ油、非イオン界面活性剤としてのポリグリセリン脂肪酸エステル、収斂剤としてのグリチルリチン酸2K、抗菌・防腐剤としての塩化エチルピリジニウム、血行促進剤としてのアラントイン、及び、粘稠剤としてのソルビットからなる成分を混合攪拌した乳化液を調製し、次いで、前記乳化液とは別に、表5に示す保湿剤としてのグリセリン、増粘剤としてのカルボキシビニルポリマー及びヒドロキシプロピルセルロース、香料、及び、精製水からなる成分を混合攪拌してゲル溶液を調製した。その後、前記乳化液に前記ゲル溶液を投入して混合攪拌し、水酸化ナトリウムを添加して製造した。
なお、処方例2〜3の口腔用組成物についても、前記処方例1の口腔用組成物と同様にして製造することができた。
【0066】
【表5】
※1:高砂香料社製
※2:小城製薬社製
※3:小川香料社製
※4:日光ケミカルズ社製
※5:日光ケミカルズ社製
※6:三菱化学フーズ社製
※7:丸善製薬社製
※8:和光純薬社製
※9:パームケア・アジア社製
※10:東和化成社製
※11:日本油脂製
※12:日光ケミカルズ社製
※13:日本曹達社製
※14:信越化学工業社製
※15:小林香料社製
【0067】
【発明の効果】
本発明によると、包装材に内包した場合における該包装材の保存安定性に優れ、長期間に亘って該包装材の劣化を抑制することが可能であり、更に、口腔用組成物自体の保存安定性にも優れ、長期間に亘って高い殺菌性を維持可能な口腔用組成物を提供することができる。
Claims (5)
- ユーカリ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物。
- ハッカ油を更に含む請求項1に記載の口腔用組成物。
- 口腔用組成物が、樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包される請求項1から2のいずれかに記載の口腔用組成物。
- 樹脂組成物で形成された層を有する包装材に内包され、ハッカ油と、ヒノキチオールとを含むことを特徴とする口腔用組成物。
- 樹脂組成物が、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂及びブチラール樹脂から選択される少なくとも1種を含む請求項3から4のいずれかに記載の口腔用組成物。
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WO2009001938A1 (ja) * | 2007-06-27 | 2008-12-31 | Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. | ヒノキチオール含有親水性組成物 |
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JP2019214538A (ja) * | 2018-06-14 | 2019-12-19 | 小林製薬株式会社 | 歯肉組織細胞への歯周病菌の侵入抑制剤 |
-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003096296A patent/JP2004300088A/ja active Pending
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