JP2004299328A - 筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】筆記具に関する改善を目的とするものである。
【解決手段】先端側にペン先部20pを備えた筆記具本体2と、不使用時にペン先部20pを覆うように筆記具本体2と相互に係わり合って保持されるキャップ3とからなる筆記具1において、キャップ3に少なくとも前記筆記具本体2の基端部23と同じ構造の基端部230を有する他の筆記具100を係わり合わせて連結しうるようにしたものであり、キャップ3をペン先部20pを覆うように筆記具本体2に保持し、かつ、キャップ3に他の筆記具100を連結した状態で、筆記具本体2と他の筆記具100をそれぞれ把持して相反する方向に付勢したときに、キャップ3と筆記具本体2の係わり合いは解除されないで、キャップ3と他の筆記具100の係り合いが解除され、他の筆記具100と分離できるように構成されている。
【選択図】図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、筆記具に関する。詳しくは、主にホワイトボードの筆記に用いられるホワイトボード用の筆記具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、会議やプレゼンテーションの場でホワイトボードを利用する際に用いられるホワイトボード用の筆記具が知られている。このものは、先端側にペン先部を備えた筆記具本体と、不使用時にペン先部を覆うように筆記具本体と相互に係わり合って保持されるキャップとから構成されている。
【0003】
又、特許文献1に示されるように、一本で複数の色が使える筆記具が知られている。このものは、複数の色が必要な場合に、複数の色の筆記具を筆箱に入れておかなければならず筆箱のスペースをとり不便であったことを解消すべく新規な筆記具を提供することを目的としたもので、筆記具本体の後部にキャップ部を設け、それを複数個組み合わせることにより一本で複数の色が使える筆記具としたものである。
【0004】
【特許文献1】特開平8−183290号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述のホワイトボード用の筆記具は、ホワイトボードに書いた文字を分かり易くするために、あるいは、印象づけるために、何色も用いることが多く、ホワイトボードの粉受けにそれら筆記具が乱雑に置かれ、見た目に心地良くないものであった。また、会議やプレゼンテーションの最中に、乱雑に置かれたホワイトボード用の筆記具から使いたい色を瞬時に識別することは大変難しいものであった。
【0006】
そこで、前述した特許文献1に開示されるような筆記具をホワイトボード用の筆記具に採用することが考えられる。このようなものであれば、整然とまとめておくことができ、色の識別も容易となるが、筆記具本体同士が分離されたまま放置されてしまうと、ペン先部からインクが揮発してすぐに使いものにならなくなってしまうので、1色たりとも分離されたまま放置されないように注意しなくてはならない。又、特定の色を用いるために、筆記具の途中で分離しようとしたとき、誤ってペン先部に手が触れてインクで手を汚してしまうことが考えられる。更に、一本の筆記具のうちの特定の色のインクがなくなった場合の取り替え用として各色の筆記具本体を提供することが考えられるが、取り替えられるまでの間、ペン先部からインクの揮発を防ぐキャップを装着しておくことが必須である。しかし、一旦取り替えられてしまえばそのキャップは不要となってしまうので、結局そのキャップは無駄なものとなってしまう。更に、ひとつの筆記具本体が長すぎると、筆記具全体が長いものとなってしまい、かえって扱い難くなるので、ある程度短くしておくことが要求されるが、短すぎると、筆記の際に把持し難くなるとういう不都合が生じる。
【0007】
以上のような問題に鑑み、本発明は、このような筆記具に関する改善を目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の問題を解決すべく、本発明の筆記具は、先端側にペン先部を備えた筆記具本体と、不使用時にペン先部を覆うように筆記具本体と相互に係わり合って保持されるキャップとからなる筆記具において、キャップに少なくとも前記筆記具本体の基端部と同じ構造の基端部を有する他の筆記具を係わり合わせて連結しうるようにしたものであり、キャップをペン先部を覆うように筆記具本体に保持し、かつ、キャップに他の筆記具を連結した状態で、筆記具本体と他の筆記具をそれぞれ把持して相反する方向に付勢したときに、キャップと筆記具本体の係わり合いは解除されないで、キャップと他の筆記具の係り合いが解除され、他の筆記具と分離できるようにした。
【0009】
このようなものであれば、複数の筆記具を同じ向きになるように連結できるようになり、複数の筆記具を整然とまとめておくことができる。又、ひとつのキャップとひとつの筆記具本体で、ひとつの筆記具を構成しており、たとえ、ひとつの筆記具が分離して放置されたとしても、キャップさえ装着されていれば、インクが揮発するという不都合は生じない。又、筆記具を分離しようとしたとき、誤ってペン先部に手が触れてインクで手を汚してしまうこともない。更に、取り替え用として筆記具本体を提供する際に、ペン先部に装着されたキャップが取り替え後も無駄にならない。
【0010】
具体的な構造としては、キャップは、一端側を、筆記具本体との間に設けられた保持手段を介して筆記具本体に保持されるように設けられるとともに、他端側を、他の筆記具との間に設けられた連結手段を介して他の筆記具を連結しうるように設けられ、前記保持手段の引き抜き強度を、前記連結手段の引き抜き強度よりも高く設定していることが挙げられる。
【0011】
このようなものであれば、キャップと筆記具本体あるいはキャップと他の筆記具の係わり合う構造を簡易にすることが可能となる。
【0012】
筆記具本体には、前記連結手段の一部を構成する第1の連結部が設けられ、前記キャップには、前記連結手段の一部を構成でき、かつ、第1の連結部に係わり合って接続しうる第2の連結部が設けられるものであれば、筆記具を使用する際に、キャップを筆記具本体の基端部に接続できるので、筆記具本体を短くしておいても、キャップの分だけ筆記具の全長を長くすることが可能となり、把持しやすいものとすることができる。又、他の筆記具を筆記具と同一構造のものとすれば、キャップ又は筆記具本体のいずれにも他の筆記具を連結できる。従って、使用頻度の高いものを前にするように筆記具と他の筆記具を連結しておくことが可能となる。
【0013】
保持手段が、筆記具本体の外面に設けられた凸状部と、キャップ装着時に凸状部を乗り越えるようにして係わり合うキャップ内面に設けられた係合部とを備えてなり、キャップを筆記具本体に装着する際に、係合部が凸状部を乗り越え切らない位置で保持されるようにすれば、キャップと筆記具本体の嵌合強度を高めることができるので、他の筆記具が連結された状態から分離する際に、キャップと筆記具本体を容易には分離されないようにできる。
【0014】
他の筆記具が同一構造のものであり、筆記具本体に外面から突出した転がりを防止するための突部が1の箇所に設けられているものであれば、他の筆記具を連結したときに、筆記具本体の突部を、他の筆記具における筆記具本体の突部と異なる向きにしておくことで、いっそうのころがり防止に貢献できる。
【0015】
筆記具本体が、樽型状に設けられているならば、筆記具に他の筆記具が連結された状態から分離する際に、筆記具本体のうち暫次軸径が大きくなっている部分に手を添え付勢できるので、手の滑りを抑制することができ、無駄な力をかけることなく分離することができる。
【0016】
キャップは、先端側に向かって暫次軸径が大きくなるように設けられた傾斜状部と、該傾斜状部に設けられるとともに指で摘んでキャップを筆記具本体から外す方向に付勢したときに指の滑りを抑制する滑り止め手段とを備えたものであれば、筆記具本体からキャップを外す際に、キャップを指で摘んで掛けやすいことと相俟って、キャップを外す際の滑り止めとしての機能を効果的に発揮する。つまり、無駄な力をかけずに筆記具本体からキャップを外すことができる。このことは、キャップと筆記具本体の保持手段の引き抜き強度を高く設定した場合に、特に有益な構造として用いることができる。
【0017】
具体的な滑り止め手段の構造としては、キャップの軸心方向に間隔をあけて平行に設けられた複数の溝からなることが挙げられる。
【0018】
更に、キャップが、鼓形状に設けられるならば、外観も良好なものとなる。
【0019】
特に、筆記具がホワイトボード用のマーカーであれば、筆記具と他の筆記具を連結しておいて、ホワイトボードの粉受け部に置いておくことができる。
【0020】
尚、本明細書において、位置もしくは方向を示す用語である「先」とは、特に明記しない限り、キャップについては、ペン先部を覆う側と反対側を指し、又、筆記具本体については、ペン先部が設けられる側を指し、「基」とは、キャップについては、ペン先部を覆う側を指し、又、筆記具本体については、ペン先部が設けられる側と反対側を指す。従って、キャップをペン先部を覆うように筆記具本体に装着した状態では、キャップと筆記具本体の「先」、及び、キャップと筆記具本体の「基」がそれぞれ同一の方向を指すこととなる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1ないし図7に示すものは、本実施形態に係る筆記具たるホワイトボード用のマーカー1である。図1は本発明の一実施形態におけるホワイトボード用のマーカー1を示す全体斜視図であり、図2は同実施形態における筆記具本体を示す平面図であり、図3は同実施形態におけるキャップ3を示す断面図である。又、図4は同実施形態におけるホワイトボード用のマーカー1を他のホワイトボード用のマーカー100と連結した状態を説明する斜視図である。更に、図5はキャップ3を筆記具本体に保持する構造を説明する断面図であり、図6はキャップ3を筆記具本体に接続する構造を説明する断面図である。図7はキャップ3に他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体を連結する構造を説明する断面図である。
【0022】
ホワイトボード用のマーカー1は、略垂直面に設置されたホワイトボードに筆記する際に好適に用いられるもので、先端側にペン先部20pを備えた筆記具本体2と、不使用時にペン先部20pを覆うように筆記具本体2との間に設けられた保持手段Hを介して筆記具本体2に保持されるとともに使用時に筆記具本体2の基端側に接続可能なキャップ3とを備えている。
【0023】
筆記具本体2は、ホワイトボード用のマーカー1の外形を構成するものであり、胴体部21と胴体部21の先端側から延出して設けられる先端部22と胴体部21の基端側から延出して設けられる基端部23を備えている。尚、筆記具本体2は、図示しない雄ネジ部を有し、樹脂の射出成形により形成される先軸20aと該雄ネジ部と螺合する図示しない雌ネジ部を有し、樹脂の射出成形により形成される後軸20bとを螺合して固定されることで構成されている。
【0024】
胴体部21は、外形が中央位置を最も膨出させ、先端側と基端側で略対称となる樽型状の緩やかな曲線形状をなすものであり、内部を空洞としている。そして、胴体部21の先端側の略1/3は、先軸20aにより形成され、残り略2/3は、後軸20bにより形成されている。従って、胴体部21のうち筆記の際に指を添える部分は、概ね先軸20aの胴体部21を形成する部分が担うことになる。
【0025】
先軸20aの胴体部21を構成する部分には、周方向等間隔に、筆記の際に指を添え得るように形成される横U字状の指掛り部21kが複数形成されている。この指掛り部21は、Uの字を若干開いた形状をなし、Uの字の底にあたる部分を筆記具本体2の基端側に向けて設けられるもので、Uの字に囲われた内部側が外部側よりも窪んだものとなっている。そして、Uの字の底にあたる部分が、内部側と外部側で段差が最も大きくなっている。
【0026】
後軸20bの胴体部21を構成する部分には、胴体部21の軸心方向の略中間位置に、軸心方向に長く延びる外面から突出した転がりを防止するための突部21tが1箇所だけ設けられている。
【0027】
先端部22は、先軸20aにより形成されるもので、胴体部21の先端縁から段差を介して一体に延出し、胴体部21の先端縁よりも小径の筒状をなす延出部24と、延出部24からさらに延出し、ペン先部20pを導出するための開口を有する漏斗形状の導出部25から構成されている。延出部24及び導出部25の内部には、胴体部21の空洞と連通する空洞を有している。そして、延出部24の軸心方向の中間位置の外周面上には、保持手段Hの役割を担う凸状部24tが全周にわたって設けられている。又、導出部25の先端側にはペン先部20pを保護するように軸心方向に添って円筒状部分25dが形成されている。
【0028】
基端部23は、後軸20bにより形成されるもので、胴体部21の基端縁から段差を介して一体に延出し、胴体部21の基端縁よりも小径の筒状をなす外壁部26と該外壁部26の基端縁に設けられる底部27とからなる。底部27の中央には、筆記具本体2の軸心方向であって先端側に向かう方向に没し、周壁部30と平行に設けられる内壁部28を有する凹部27aが形成されている。この凹部27aは、軸心方向において、略胴体部21の基端縁にあたる位置まで延びている。又、凹部27aの内面には係止部28aが複数突出して設けられている。尚、胴体部21の基端縁から基端部23の底部27までの寸法すなわち筆記具本体2から突出した部分の寸法は、筆記の際にキャップ3が、外力により容易に外れない程度に設定されている。具体的には、本実施形態では、その寸法を8mmに設定している。そして、この基端部23は、後述する連結手段Rの一部を構成しうる第1の連結部23lとして設けられている。
【0029】
本実施形態では、ペン先部20pの近傍である胴体部21の先端側の略半分を把持領域210としている。詳しくは、先軸20aの胴体部21を構成する部分が最も効果的に把持領域210として機能している。把持領域210は、軸本体の胴体部21が樽型状の緩やかな曲線形状をなしているので、胴体部21の先端側、すなわち、筆記具本体2の先端側に向かって暫次軸径が小さくなるように設けられている。そして、その軸径の減少度合いは、人の指が自然に添えられる程度に設定されている。又、把持領域210には、前述した横U字状の指掛り部21kが設けられており、筆記の際に指を添えることができる。尚、筆記具本体2は、把持領域210にある指掛り部21kに指を添え、掌に包み込んで握ったときに、すっぽりと納まる程度の大きさに設けられている。
【0030】
ペン先部20pは、筆記具本体2の内部でインクを含浸させた中綿と該中綿を内装する筒状体とからなる図示しないインク貯留体と接続され、筆記の際に、随時インクが供給される構造になっている。従って、ペン先部20pが露出した状態では、インクが揮発するので、不使用時には、キャップ3でペン先部20pを覆うことで、インクの揮発を防ぐようにしている。
【0031】
キャップ3は、樹脂の射出成形により形成されるものであり、キャップ3の一端側すなわち基端側は、筆記具本体2との間に設けられる保持手段Hを介して筆記具本体2に保持されるように設けられるともに、他端側すなわち先端側は、他のホワイトボード用のマーカー100との間に設けられる連結手段Rを介して他のホワイトボード用マーカー100を連結しうるように設けられている。
【0032】
キャップ3の基端側は、外面の形状に沿って形成されるとともに筆記具本体2の延出部24の外径と内径を略等しくした周壁部30と周壁部30に囲われた空間の奥側に設けられ、筆記具本体2の導出部25の円筒状部分25dの外径と内径を略等しくした基端側の部分を有する内栓31が設けられている。周壁部30の内面には、筆記具本体2にキャップ3を保持する際に、筆記具本体2の延出部24に設けられる凸状部24tを乗り越えるようにして係わり合う係合部30aが設けられている。尚、係合部30aは、本実施形態では、周方向に複数形成される突起により設けられるもので、凸状部24tとともに保持手段Hの役割を担っている。又、係合部30aの最大に突出する部分と凸状部24tの最大に突出する部分とは、オーバーラップするように設定されており、本実施形態では、係合部30aの最大に突出する部分を結ぶ仮想円の直径と凸状部24tの最大に突出する部分を結ぶ仮想円の直径の差をマイナス0.1mmに設定している。
【0033】
内栓31は、凸型の形状をなすものであり、基端側のやや径の大きい円筒状をなす基部31aと、基部31aから段差を介して一体に設けられ、やや径を小さくした円筒状の凸部31bとから構成されている。基部31aは、ペン先部20pを覆うように筆記具本体2に装着した際に、筆記具本体2の導出部25と嵌合するように設けられている。又、凸部31bは、筆記具本体2に装着した際に、筆記具本体2の導出部25に対応する位置よりも先端側に位置するように設けられている。尚、凸部31bの最先端に位置する部分は閉塞されている。したがって、内栓31を筆記具本体2の導出部25に嵌合することで、ペン先部20pを密封し、インクが揮発するのを防ぐことができる。又、内栓31は、キャップ3の内面に設けられた内栓保持部31hにより、キャップ3の内面に固定されている。尚、内栓保持部31hは、筆記具本体2に装着したときに筆記具本体2の先端部22と干渉しない位置に設けられている。
【0034】
このように、キャップ3の基端側の内部形状は、筆記具本体2の先端側に設けられたペン先部20p、導出部25及び延出部24をすっぽりと格納できるように、凸部31b、基部31a及び周壁部30の内部寸法を設定している。しかして、保持手段Hは、内栓31の基部31aを筆記具本体2の導出部25の円筒状部分25dに、周壁部30を筆記具本体2の延出部24にそれぞれ嵌合させ、かつ、胴体部21の先端側の端縁と当接して位置決め固定されるようにして設けられている。更に、保持手段Hは、周壁部30の内面に設けられた係合部30aが筆記具本体2の延出部24に設けられた凸状部24tを乗り越え切らない位置で保持されように設定して設けられている。
【0035】
キャップ3の先端側には、外面の形状に沿って形成される前述した周壁部30が延びており、又、その周壁部30に囲われた空間内に前述した凸部31bが望んでいる。この凸部31bには、筆記具本体2に設けられる係止部28aと係わり合うことができる環状突起33aが設けられている。そして、先端側の周壁部30の内径は、筆記具本体2の基端部23の外径と略等しくされ、又、凸部31bの外径は基端部23の底部27に形成された凹部27aの内径と略等しくされ、基端部23すなわち筆記具本体2から突出した部分を格納できるよう設定されている。つまり、キャップ3の先端側を筆記具本体2の基端側に嵌合させることで、キャップ3の先端と筆記具本体2の基端側が係わり合って接続できるようになっている。従って、使用時には、筆記具本体2の基端部23にキャップ3を嵌合して接続できる。尚、この接続された状態では、筆記具本体2の係止部28aを環状突起33aが完全に乗り越え切っている。又、係止部28aの最大に突出する部分と環状突起33aの最大に突出する部分とは、オーバーラップするように設定されており、本実施形態では、係止部28aの最大に突出する部分を結ぶ仮想円の直径と環状突起33aの最大に突出する部分を結ぶ仮想円の直径の差をマイナス0.02mmに設定している。
【0036】
又、キャップ3の先端側に筆記具本体2の基端部23と同じ構造の基端部230を有する他のホワイトボード用のマーカー100を係わり合わせて連結することもできる。そして、このキャップ3の先端側は、連結手段Rの一部を構成しうる第2の連結部30lとして設けられている。
【0037】
キャップ3の外形は、中央位置を略最小径にし、先端側と基端側で対称形状となるくびれ状の緩やかな曲線形状をなしている。つまり、キャップ3は、その全体形状を鼓形状に設けられている。そして、中央位置から先端側に向かって暫次軸径が大きくなる傾斜状部35を備えている。そして、その傾斜状部35には、溝35mが全周にわたって形成されている。この溝35mは、指の滑りを抑制する滑り止め手段30sとされるもので、キャップ3の軸心方向に間隔をあけて平行に複数設けられている。従って、キャップ3の外形が鼓形状をしていることと相俟って、キャップ3を外す際の滑り止めとしての機能を効果的に発揮する。
【0038】
又、本実施形態では、このくびれ状に設けられたキャップ3の中央位置を基準位置とし、その基準位置から先端側及び基端側へ延びる部分を細径領域30yとして設定している。特に、本実施形態では、キャップ3の中央位置にある基準位置を中心として、キャップ3の先端から基端にかけた全域のうちの少なくとも2/3程度の領域が、細径領域30yとして最も効果的に機能している。そして、キャップ3を筆記具本体2の基端部23に嵌合させたとき、すなわち、キャップ3を筆記具本体2の基端側に接続したときに、筆記具本体2と前記キャップ3は連続的な曲面をなす形状に設けられている。尚、この細径領域30yは、筆記具本体2の基端側にキャップ3を接続したときに、筆記具本体2のペン先部20pの近傍に設けられた把持領域210のうち横U字状の指掛り部21kを親指,人差し指及び中指で摘んだ状態で、親指及び人差し指の各付け根間を結ぶ手の縁部を添えられる位置に設けられている。又、キャップ3の外形はくびれ状の緩やかな曲線形状をなしているが、そのくびれの度合いは、通常の持ち手で握った態様で筆記するときに、親指と人差し指の各付け根間を結ぶ手の縁部に密着感を与えられる程度に設定されている。
【0039】
更に、キャップ3の先端側において、キャップ3の周壁部30の端縁及び凸部31bを閉塞する部分は、同一面上かつ軸心方向に直交するような平面になるように形成されている。このようにしておくことで、キャップ3を筆記具本体2に保持した状態で、キャップ3の先端側を下にして、載置面に対して起立状態で載置させておくことができる。従って、例えば、インクがなくなりかけてきた場合、不使用時に筆記具本体2にキャップ3を装着し、キャップ3の先端側を下に向け、起立状態で載置させておけば、ペン先部20pの側にインクを収集でき、インクを最後まで中綿に停滞させることなく使い切ることが可能となる。
【0040】
このように構成された筆記具の使用方法について説明する。尚、本実施形態では、図4に示すように、ホワイトボード用のマーカー1が異なる色を呈する同一構造の他のホワイトボード用のマーカー100と連結手段Rを介して連結し、保管されているものとする。
【0041】
まず最初に、ホワイトボード用のマーカー1を他のホワイトボード用のマーカー100から分離する作業についての説明をする。ホワイトボード用のマーカー1の筆記具本体2と他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200をそれぞれ把持して相反する方向に付勢する。詳しくは、右手の指をホワイトボード用のマーカー1の筆記具本体2の先端側の部分すなわち先端側から基端側に向け暫次軸径が大きくなっている部分に添え、又、左手の指を他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の基端側の部分すなわち基端側から先端側に向け暫次軸径が大きくなっている部分に添え、相反する方向に付勢する。そうすると、保持手段Hの引き抜き強度を、前記連結手段Rの引き抜き強度よりも高く設定しているので、キャップ3と筆記具本体2の係わり合いは解除されないで、キャップ3と他のホワイトボード用のマーカー100の係り合いが解除され、ホワイトボード用のマーカー1と他のホワイトボード用のマーカー100とは分離される。尚、付勢するときに、ホワイトボード用のマーカー1の筆記具本体2に設けられる指掛り部21k及び突部21tと他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200に設けられる突部210tに指を掛ることで、滑りを抑制し、無駄な力を掛ける必要がない。又、ホワイトボード用のマーカー1のキャップ3と他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200との間で分離されるので、ホワイトボード用のマーカー1を分離しようとしたとき、誤ってペン先部20pに手が触れてインクで手を汚してしまうこともない。
【0042】
次に、図5に示すように、キャップ3が筆記具本体2に保持された状態から、キャップ3を外す作業を説明する。筆記具本体2とキャップ3をそれぞれ把持して相反する方向に付勢する。詳しくは、右手の指をホワイトボード用のマーカー1の筆記具本体2の先端側の部分すなわち先端側から基端側に向け暫次軸径が大きくなっている部分に添え、又、左手の指をキャップ3の傾斜状部35に添え、相反する方向に付勢する。そうすると、キャップ3と筆記具本体2とは分離される。尚、付勢するときに、筆記具本体2に設けられる指掛り部21k及び突部21tとキャップ3に設けられた複数の溝35mからなる滑り止め手段30sに指を添えることで、滑りを抑制し、無駄な力をかけることなくキャップ3を外すことができる。
【0043】
次に、図6に示すように、筆記具本体2の基端部23にキャップ3を接続する作業を説明する。筆記具本体2の基端側とキャップ3の先端側が向かい合うように、それぞれ把持する。そうして、相寄る方向に付勢する。このときに、キャップ3の凸部31bが筆記具本体2の基端部23の底部27に形成された凹部27aに、又、キャップ3の周壁部30が、筆記具本体2の基端部23の外面にそれぞれ嵌り合うようにする。こうして、キャップ3と筆記具本体2が接続される。尚、このように、筆記具とキャップ3とが嵌り合うと、単なる凹凸嵌合ではないので、軸心方向に直行する方向の外力に対しては、強固に固定されることになる。
【0044】
次に、こうして、キャップ3が筆記具本体2の基端部23に接続された状態での筆記作業について説明する。まず、筆記具本体2のペン先部20pの近傍に設けられた把持領域210を親指,人差し指及び中指で摘み、又、キャップ3に設けられた細径領域30yに親指及び人差し指の各付け根間を結ぶ手の縁部を添える。これによって、ホワイトボード用のマーカー1は、やや傾斜した状態で、把持領域210を摘んだ部分と細径領域30yに添えられた前記手の縁部との二箇所で支持されることになる。そして、このように握った状態で、手首の軽いスナップによって、筆記具本体2に微小な往復回転運動を与え、図示しないホワイトボードの筆記面に筆記する。尚、把持領域210を摘む指は、指掛り部21kに添えられていることが好ましい。このようにすると、指掛り部21kが指のガイドとなり、安定した筆記作業を可能とするためである。又、指掛り部21kが設けられていると、プレゼンテーションなど緊張した状態で手に汗をかいてホワイトボード用のマーカー1を把持しているときでも、手から滑り落ちる心配を軽減し、安心感を与えてくれる。又、細径領域30yがくびれ状になっているので、密着性が高く、安定した支持ができる。そして、筆記作業が終了すれば、筆記具本体2の基端部23に接続されているキャップ3を外し、筆記具本体2の先端側に再び装着する。
【0045】
次に、図7に示すように、使用が終わったホワイトボード用のマーカー1を保管する作業を説明する。ホワイトボード用のマーカー1のキャップ3と他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の基端側が向かい合うように、それぞれ把持する。そうして、相寄る方向に付勢する。このときに、ホワイトボード用のマーカー1のキャップ3の凸部31bが他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の基端部230の底部270に形成された凹部270aに、又、ホワイトボード用のマーカー1のキャップ3の周壁部30が、他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の基端部230の外面にそれぞれ嵌り合うようにする。こうして、ホワイトボード用のマーカー1のキャップ3と他のホワイトボード用のマーカーの筆記具本体200が連結される。すなわち、ホワイトボード用のマーカー1の第2の連結部30lと他のホワイトボード用のマーカーの第1の連結部230lが係わり合って嵌め合わされる。このようにして、ホワイトボード用のマーカー1と他のホワイトボード用のマーカー100が連結手段Rを介して連結され、再び図4に示されるような状態となり、保管される。尚、同一構造の更に他のホワイトボード用のマーカーがあれば、他のホワイトボード用のマーカー100のキャップ300先端に連結して保管することもできる。尚、この接続された状態では、他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の係止部280aを環状突起33aが完全に乗り越え切っている。又、他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の係止部280aの最大に突出する部分と環状突起33aの最大に突出する部分とは、オーバーラップするように設定されており、本実施形態では、係止部280aの最大に突出する部分を結ぶ仮想円の直径と環状突起33aの最大に突出する部分を結ぶ仮想円の直径の差をマイナス0.02mmに設定している。
【0046】
このように本実施形態のホワイトボード用のマーカー1は、先端側にペン先部20pを備えた筆記具本体2と、不使用時にペン先部20pを覆うように筆記具本体2と相互に係わり合って保持されるキャップ3とからなるホワイトボード用のマーカー1において、キャップ3に少なくとも前記筆記具本体2の基端部23と同じ構造の基端部230を有する他のホワイトボード用のマーカー100を係わり合わせて連結しうるようにしたものであり、キャップ3をペン先部20pを覆うように筆記具本体2に保持し、かつ、キャップ3に他のホワイトボード用のマーカー100を連結した状態で、筆記具本体2と他のホワイトボード用のマーカー100をそれぞれ把持して相反する方向に付勢したときに、キャップ3と筆記具本体2の係わり合いは解除されないで、キャップ3と他のホワイトボード用のマーカー100の係り合いが解除され、他のホワイトボード用のマーカー100と分離できるようにしたので、複数のホワイトボード用のマーカーを整然とまとめておくことができる。又、ひとつのキャップ3とひとつの筆記具本体2で、ひとつのホワイトボード用のマーカー1を構成しており、たとえ、ひとつのホワイトボード用のマーカー1が分離して放置されたとしても、キャップ3さえ装着されていれば、インクが揮発するという不都合は生じない。又、ホワイトボード用のマーカーを分離しようとしたとき、誤ってペン先部20pに手が触れてインクで手を汚してしまうこともない。更に、取り替え用として筆記具本体2を提供する際に、ペン先部20pに装着されたキャップ3が取り替え後も無駄にならない。
【0047】
キャップ3は、一端側を、筆記具本体2との間に設けられた保持手段Hを介して筆記具本体2に保持されるように設けられるとともに、他端側を、他のホワイトボード用のマーカー100との間に設けられた連結手段Rを介して他のホワイトボード用のマーカー100を連結しうるように設けられ、前記保持手段Hの引き抜き強度を、前記連結手段Rの引き抜き強度よりも高く設定しているので、キャップ3と筆記具本体2あるいはキャップ3と他のホワイトボード用のマーカー100の係わり合う構造を簡易にできている。
【0048】
筆記具本体2には、前記連結手段Rの一部を構成する第1の連結部23lが設けられ、前記キャップ3には、前記連結手段Rの一部を構成でき、かつ、第1の連結部23lに係わり合って接続しうる第2の連結部30lが設けられている。従って、ホワイトボード用のマーカー1を使用する際に、キャップ3を筆記具本体2の基端部23に接続できので、キャップ3の分だけホワイトボード用のマーカー1の全長を長くでき、把持しやすいものとなっている。又、他のホワイトボード用のマーカー100をホワイトボード用のマーカー1と同一構造としており、キャップ3又は筆記具本体2のいずれにも他のホワイトボード用のマーカー100を連結できる。従って、使用頻度の高いものを前にするようにホワイトボード用のマーカー1と他のホワイトボード用のマーカー100を連結できる。
【0049】
保持手段Hが、筆記具本体2の外面に設けられた凸部31bと、キャップ3の装着時に凸部31bを乗り越えるようにして係わり合うキャップ3の内面に設けられた係合部30aとを備えてなり、キャップ3を筆記具本体2に装着する際に、係合部30aが凸部31bを乗り越え切らない位置で保持されるようにしているので、キャップ3と筆記具本体2の嵌合強度を高めることができ、他のホワイトボード用のマーカー100が連結された状態から分離する際に、キャップ3と筆記具本体2を容易には分離されないようになっている。
【0050】
他のホワイトボード用のマーカー100が同一構造のものであり、筆記具本体2に外面から突出した転がりを防止するための突部21tが1の箇所に設けられているものであるので、他のホワイトボード用のマーカー100を連結したときに、筆記具本体2の突部21tを、他のホワイトボード用のマーカー100の筆記具本体200の突部210tと異なる向きにしておくことで、いっそうのころがり防止に貢献できる。
【0051】
筆記具本体2が、樽型状に設けられているので、ホワイトボード用のマーカー1に他のホワイトボード用のマーカー100が連結された状態から分離する際に、筆記具本体2のうち暫次軸径が大きくなっている部分に手を添え付勢できるので、手の滑りを抑制することができ、無駄な力をかけることなく分離することができる。
【0052】
キャップ3は、先端側に向かって暫次軸径が大きくなるように設けられた傾斜状部35と、該傾斜状部35に設けられるとともに指で摘んでキャップ3を筆記具本体2から外す方向に付勢したときに指の滑りを抑制する滑り止め手段30sとを備えたので、筆記具本体2からキャップ3を外す際に、キャップ3を指で摘んで掛けやすいことと相俟って、キャップ3を外す際の滑り止めとしての機能を効果的に発揮する。つまり、無駄な力をかけずに筆記具本体2からキャップ3を外すことができる。
【0053】
具体的な滑り止め手段30sの構造としては、キャップ3の軸心方向に間隔をあけて平行に設けられた複数の溝35mを採用している。
【0054】
更に、キャップ3が、鼓形状に設けられており、外観も良好なものとなっている。
【0055】
ホワイトボード用マーカーであるので、ホワイトボード用マーカー1と他のホワイトボード用マーカー100を連結しておいて、ホワイトボードの粉受け部に置いておくことができる。
【0056】
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではなくその趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
【0057】
本実施形態では、他のホワイトボード用のマーカーをホワイトボード用のマーカーと全く同一構造をしたものにしているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、他のホワイトボード用のマーカーの外形が多角形状をなすものでも良い。又、他のホワイトボード用のマーカーの基端部の構造は、ホワイトボード用のマーカーのキャップと嵌り合う部分が、ホワイトボード用のマーカーの基端部と同じ構造であれば足り、基端部のその他の部分が異なる構造をしていても本発明の範囲に包含されることはいうまでもない。
【0058】
又、本実施形態では、筆記具本体を樽型状とし、キャップを鼓形状としているが、これに限定されるものではない。図7に示すように、筆記具本体520及びキャップ530を全長にわたって略同径の円筒形状のものにしておき、同一構造の他のホワイトボード用のマーカー600を連結しても良い。尚、この実施形態においては、同一構造の他のホワイトボード用のマーカー600のキャップに同一構造の更に他のホワイトボード用のマーカー700を連結している。このように筆記具本体及びキャップの形状は、種々の形状のものを採用することができる。
【0059】
更に、本実施形態では、筆記具本体を、先軸と、後軸の2部材を組み合わせているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、胴体部の最も膨出した中央位置で先端側の部材と基端側の部材に分割して設けても良いし、軸心方向に直交する面で分割するのではなく、軸心方向に添う面で分割されていても良い。
【0060】
又、本実施形態では、本発明をホワイトボード用のマーカーに適用した例を図示説明したが、このような用途のものに限定されるものでもなく、又、マーカー以外のボールペン、繰り出し鉛筆等の他の筆記具であっても良い。
【0061】
【発明の効果】
以上に詳述したように、本発明によれば、複数の筆記具を同じ向きになるように連結できるようになり、複数の筆記具を整然とまとめておくことができる。又、ひとつのキャップとひとつの筆記具本体で、ひとつの筆記具を構成しており、たとえ、ひとつの筆記具が分離して放置されたとしても、キャップさえ装着されていれば、インクが揮発するという不都合は生じない。又、筆記具を分離しようとしたとき、誤ってペン先部に手が触れてインクで手を汚してしまうこともない。更に、取り替え用として筆記具本体を提供する際に、ペン先部に装着されたキャップが取り替え後も無駄にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるホワイトボード用のマーカーを示す全体斜視図。
【図2】同実施形態における筆記具本体を示す平面図。
【図3】同実施形態におけるキャップを示す断面図。
【図4】同実施形態におけるホワイトボード用のマーカーを他のホワイトボード用のマーカーと連結した状態を説明する斜視図。
【図5】同実施形態におけるキャップを筆記具本体に保持する構造を説明する断面図。
【図6】同実施形態におけるキャップを筆記具本体に接続する構造を説明する断面図。
【図7】同実施形態におけるキャップに他のホワイトボード用のマーカーの筆記具本体を連結する構造を説明する断面図。
【図8】更に他の実施形態における筆記具を示す全体斜視図。
【符号の説明】
1…ホワイトボード用のマーカー(筆記具)
2…筆記具本体
20a…先軸
20b…後軸
20p…ペン先部
21…胴体部
21k…指掛り部
21t…突部
210…把持領域
22…先端部
23…基端部
23l…第1の連結部
24…延出部
24t…凸状部
25…導出部
25d…円筒状部分
26…外壁部
27…底部
27a…凹部
28…内壁部
28a…係止部
3…キャップ
30…周壁部
30a…係合部
30s…滑り止め手段
30l…第2の連結部
30y…細径領域
31…内栓
31a…基部
31b…凸部
31h…内栓保持部
33a…環状突起
35…傾斜状部
35m…溝
100…他のホワイトボード用のマーカー
200…筆記具本体
230…基端部
300…キャップ
500…ホワイトボード用のマーカー
520…筆記具本体
530…キャップ
600…他のホワイトボード用のマーカー
700…更に他のホワイトボード用のマーカー
H…保持手段
R…連結手段

Claims (10)

  1. 先端側にペン先部を備えた筆記具本体と、不使用時にペン先部を覆うように筆記具本体と相互に係わり合って保持されるキャップとからなる筆記具において、
    キャップに少なくとも前記筆記具本体の基端部と同じ構造の基端部を有する他の筆記具を係わり合わせて連結しうるようにしたものであり、
    キャップをペン先部を覆うように筆記具本体に保持し、かつ、キャップに他の筆記具を連結した状態で、筆記具本体と他の筆記具をそれぞれ把持して相反する方向に付勢したときに、キャップと筆記具本体の係わり合いは解除されないで、キャップと他の筆記具の係り合いが解除され、他の筆記具と分離できるようにしたことを特徴とする筆記具。
  2. 前記キャップは、一端側を、筆記具本体との間に設けられた保持手段を介して筆記具本体に保持されるように設けられるとともに、他端側を、他の筆記具との間に設けられた連結手段を介して他の筆記具を連結しうるように設けられ、前記保持手段の引き抜き強度を、前記連結手段の引き抜き強度よりも高く設定していることを特徴とする請求項1記載の筆記具。
  3. 前記筆記具本体には、前記連結手段の一部を構成する第1の連結部が設けられ、前記キャップには、前記連結手段の一部を構成でき、かつ、第1の連結部に係わり合って接続しうる第2の連結部が設けられたことを特徴とする請求項2記載の筆記具。
  4. 前記保持手段は、筆記具本体の外面に設けられた凸状部と、キャップ装着時に凸状部を乗り越えるようにして係わり合うキャップ内面に設けられた係合部とを備えてなり、キャップを筆記具本体に装着する際に、係合部が凸状部を乗り越え切らない位置で保持されようにしたことを特徴とする請求項2又は3記載の筆記具。
  5. 他の筆記具が同一構造のものであり、前記筆記具本体には、外面から突出した転がりを防止するための突部が1の箇所に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の筆記具。
  6. 前記筆記具本体は、樽型状に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の筆記具。
  7. 前記キャップは、先端側に向かって暫次軸径が大きくなるように設けられた傾斜状部と、該傾斜状部に設けられるとともに指で摘んでキャップを筆記具本体から外す方向に付勢したときに指の滑りを抑制する滑り止め手段とを備えていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又は6記載の筆記具。
  8. 前記滑り止め手段が、キャップの軸心方向に間隔をあけて平行に設けられた複数の溝からなることを特徴とする請求項7記載の筆記具。
  9. 前記キャップが、鼓形状に設けられていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の筆記具。
  10. 前記筆記具は、ホワイトボード用のマーカーであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の筆記具。
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