JP2004295827A - 印刷システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1つの制御端末5と複数の印刷機6とをネットワーク3を介して接続された印刷システムであって、印刷機6はそれぞれプリンタエンジン1とコントローラ2からから構成されており、印刷機6は単独の制御端末5によって各印刷機6のステータスを得たり、各印刷機の印刷設定が可能である。また、1つの制御端末5によって複数の印刷機を同時に印刷起動させたり、停止させることが可能である。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタコントローラとプリンタエンジンからなる印刷機及び印刷方法に関し、複数の印刷機を1台の制御端末によって印刷設定可能にする印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では、複数のプリンタエンジンに印刷設定する場合には、それぞれプリンタエンジンに備えられた各々のプリンタコントローラによって操作する必要があった。本発明で言うプリンタコントローラとは、アプリケーションで作成された描画データをプリンタエンジン用のビデオデータに変換したり、プリンタエンジンの印刷設定を行うものであり、プリンタエンジンとはプリンタコントローラから送信されるビデオデータを元に用紙に印刷するものである。
【0003】
従来の技術では複数の印刷機を同時に印刷起動することは手間であり、困難であった。一方、複数の印刷機を同時に印刷している場合に一方の印刷機にエラーが発生した場合にその他の印刷機を停止したくとも自動で停止させることはできなかった。また、複数のプリンタエンジンのステータスを得るためには、各々のプリンタコントローラ画面を監視しなければならなかった。そのため、複数の印刷機を運転するには複数のオペレータを要した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、複数の印刷機をネットワークを介して、1台の制御端末によって印刷設定を可能にして、複数の印刷機のステータスを容易に監視でき、複数の印刷機を同時に印刷起動や印刷停止可能な印刷システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明の印刷システムは、単独の制御端末と複数の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該複数の印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、前記制御端末のウィンドウ上で前記複数の印刷機各々の印刷設定及び/又は印刷内容が編集可能であり、かつリアルタイムで前記複数の印刷機各々のステータスを監視及び/または印刷設定が可能であることを特徴とする。
【0006】
このようにプリンタエンジンの印刷設定を行うプリンタコントローラ以外に、ネットワークを介してプリンタコントローラとは異なる制御端末によってプリンタエンジンの印刷設定が可能となり、前記制御端末は複数のプリンタコントローラと同時に対話できるため、1つの制御端末上のウィンドウ上で複数の印刷機のステータスが得られ、複数の印刷機の印刷設定が可能になる。また制御端末とプリンタコントローラはネットワークを介して対話しているため、制御端末を遠隔地に置くことも可能になる。また前記制御端末は各コントローラにも代替可能である。
【0007】
また本発明の印刷システムは、複数の印刷機と同期を取りながら印刷する場合において、1台の印刷機がエラーになり、印刷を停止した直後に他の印刷機の印刷を停止することが可能である。
【0008】
また本発明の印刷システムは、一時的にネットワークの通信状態が悪くなり、制御端末からのコマンドに対して、プリンタコントローラから応答が無い場合に、送信に失敗した制御コマンドを制御端末内に格納しておき、通信が再開されたら再び制御端末に格納されている制御コマンドを送信できる。また、一定間隔以上通信が不通になった場合には、制御端末上で通信エラーを認識することも可能である。
【0009】
また本発明の印刷システムは制御端末から複数の印刷機に対して、所定の時間差を設けて印刷設定が可能であるし、異なる印刷速度を有する複数の印刷機に対しても印刷設定が可能である。
【0010】
また本発明の印刷システムは1台以上の印刷機によって構成される複数の印刷システムをユニットとして、さらに複数の印刷システムユニットを前記制御端末とは異なる制御端末で印刷設定可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の印刷システムの基本構成を例示するものである。図1に示すように、本システムはプリンタエンジン1と該プリンタエンジン1に接続されているコントローラ2で構成されている。さらに、コントローラ2はネットワーク3に接続されている。ネットワーク3とはインターネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)等の電子通信網である。そして、本システムはネットワーク3に接続されたクライアントのパーソナルコンピュータ4上のアプリケーション41から印刷起動された描画データをコントローラ2とプリンタエンジン1を用いて用紙に印刷を行うのである。
【0012】
クライアントのパーソナルコンピュータ4には、本システムのプリンタドライバ43が必要である。プリンタドライバ43はアプリケーションで作成された描画データをプリンタ用の制御言語データに交換する機能を持ったソフトウェアである。一方、コントローラ2にはスプーラ21とプリンタコントローラ24が必要である。スプーラ21はプリンタドライバ43から出力された制御言語データを受信、保存(スプール)、処理、スケジューリング、配布を行うダイナミックライブラリ(DLL)の集まりであり、通常はパーソナルコンピュータ4のオペレーティングシステムの機能として実現されている。
【0013】
プリンタコントローラ24はスプーラ21からの制御言語データを受信し、プリンタエンジン用のビデオデータや制御データに変換してプリンタエンジン1に送信する機能を持つソフトウェアである。このプリンタコントローラ24はプリンタエンジン用の制御データを送信できるため、プリンタエンジン1の動作をコントロールできる。プリンタエンジン1はコントローラ24から送信されるビデオデータを元に用紙に印刷する機能を持つ印刷装置である。
【0014】
さらにネットワーク3には制御端末5が接続されており、制御端末5とプリンタコントローラ24は専用のプロトコルによってそれぞれの制御コマンドを送受信している。前記クライアントのパーソナルコンピュータ4と前記制御端末5は同一のコンピュータであっても構わない。
【0015】
図2は本発明の印刷システムにおける印刷の流れを示すものである。図2に示すように、クライアントのパーソナルコンピュータ4のアプリケーション41で作成されたデータを印刷起動すると、その描画データは一度オペレーティングシステム(OS)42に格納される。オペレーティングシステム42は必要なデバイスドライバに描画データを送信する。ここでは、本システムのプリンタドライバ43がデバイスドライバに相当する。
【0016】
プリンタドライバ43は、描画データをオペレーティングシステム42から受信し、プリンタ用の制御言語データに変換して、任意のポートにデータを転送する。例えばポストスクリプト(Postscript)も制御言語データの1つである。プリンタドライバ43では、任意のポートに制御言語データを転送することが可能である。例えば、ポートとしてプリンタポートが一般的であるが、ネットワーク上のプリンタサーバーでも良いし、またはネットワーク上のハードディスクなどの任意のデバイスへの転送が可能である。ここでは、ネットワーク3上のコントローラ2のスプーラ21へ転送した場合について説明する。
【0017】
スプーラ21は、プリンタドライバ43で作成された制御言語データを受信し、一時保存(スプール)しておくことが可能である。また、スケジュールや任意のデバイスへの配布も可能である。 本システムでは、プリンタコントローラ24が必要に応じてスプーラ21の制御言語データをリードする構造になっている。プリンタコントローラ24はスプーラ21の制御言語データを解析し、プリンタエンジン用のビデオデータの変換する。
【0018】
そこで、各々のプリンタコントローラ24またはネットワーク上にある制御端末5上から印刷起動命令を行うとビデオデータの他に必要に応じてプリンタエンジン用の制御データを作成して、これらをプリンタエンジン1に転送し、印刷が開始される。プリンタエンジン1のステータスは逐次専用通信回線で接続されている各々のプリンタコントローラ24によって情報が収集され、各々のプリンタコントローラ24によって読み取られたプリンタエンジン1のステータスはネットワーク3を通じて制御端末5に送られる。制御端末5のディスプレイには各々のプリンタエンジン1のステータスが1つのウィンドウ内に表示される。ウィンドウとは図1に示されるように例えばWindows(登録商標)の1つのアプリケーションで構成されるアクティブなフレームワークを言う。
【0019】
クライアントのパーソナルコンピュータ4上のアプリケーション41で描画されたイメージは前述の通り制御言語データに変換され、プリンタコントローラ24を通じてプリンタエンジン1によって用紙に印刷される。一方、制御端末5とプリンタコントローラ24は別のインターフェースプロトコルによって通信が行われている。図3は制御端末5とプリンタコントローラ24との通信の流れを示すものである。制御端末5とプリンタコントローラ24上にはそれぞれ通信用のアプリケーション22、51が組み込まれている。この通信用アプリケーション22,51は前述の制御言語データとは別に制御端末5とプリンタコントローラ24との対話に用いられる専用アプリケーションである。
【0020】
まず制御端末5の通信用アプリケーション22,51が起動するとプリンタコントローラ24に起動確認の送信コマンドを発行する。プリンタコントローラ24の通信用アプリケーション22が起動していれば、プリンタコントローラ24は制御端末5からの起動確認コマンドを受信後、制御端末5に起動確認コマンドを返信する。
【0021】
一方、プリンタコントローラ24の通信用アプリケーション22が起動していなければ、起動確認コマンドは返信されない。制御端末5では所定時間内に任意のプリンタコントローラ24から起動確認コマンドの返信の有無を確認する。制御端末5はプリンタコントローラ24からの起動確認コマンドを受信すれば、双方の通信プロトコルが確立する。一方、プリンタコントローラ24からの起動確認コマンドを所定間隔内に受信しなければ、制御端末5の通信アプリケーション51は受信バッファを開いたまま今度はプリンタコントローラ24の通信用アプリケーション22が起動され、起動確認コマンドが制御端末5に送信されるのを待つ。
【0022】
双方の通信プロトコルが確立されると制御端末5からプリンタエンジン1のステータスを得るために、プリンタコントローラ24に対してステータス確認コマンドを送信する。一方、プリンタコントローラ24は前記通信用アプリケーション22とは別のタスクによってプリンタエンジン1と常時通信を行っている。プリンタコントローラ24では常時プリンタエンジン1のステータスをプリンタコントローラ24の内部バッファに保存している。
【0023】
前述の制御端末5より送信されたステータス確認コマンドをプリンタコントローラ24で受信後、プリンタコントローラ24の内部バッファに保存されているプリンタエンジン1のステータスを専用プロトコルに変換して制御端末5に即座に返信している。専用プロトコルに変換する理由はネットワーク3上に流れるデータを最小限して通信トラフィックの問題を回避するためである。プリンタコントローラ24から返信されたプリンタエンジン1のステータスは制御端末5によって受信され、その情報は即座に制御端末5上の表示画面に反映される。
【0024】
このように制御端末5から送信された制御コマンドに対してプリンタコントローラ24が返信するプロトコルを採用しているため、制御端末5から送信される各制御コマンドの送信タイミングを変更することによって、制御端末5とプリンタコントローラ24の通信周期を容易に変更できる。制御端末5上でプリンタエンジン1のステータスの変化を瞬時に得たい場合には、各々の制御コマンド間のタイミングを短い周期で連続的に送信すれば良い。
【0025】
一方、プリンタエンジン1のステータスの変化を秒単位レベルで確認できれば良いなら、秒単位の周期で制御コマンドを送信することによって、通信量が減り通信トラフィックの改善につながる。このように制御端末5から送信した制御コマンドに対して各プリンタコントローラ24からの返信までの周期を制御端末で確認することによって、各プリンタコントローラ24からの返信が遅い場合には通信周期を遅くして、逆に返信が確実にあるような場合は通信周期を早くして、制御端末5と各プリンタコントローラ24との通信周期を通信トラフィックに応じて最適な値にできる。
【0026】
また、制御端末5から複数のプリンタエンジン1の印刷設定や印刷内容の編集も可能である。印刷設定とは、例えば用紙送りや用紙排出などのプリンタエンジン操作や、表面電位や濃度調整などのプリンタエンジン環境値設定などをいう。また印刷内容の編集とは例えば画像位置の変更や任意の画像領域の消去などをいう。
【0027】
印刷設定を行う場合、例えば用紙送りを行う場合には、一定間隔で送受信されているステータス確認コマンドに用紙送りコマンドを追加した形の制御コマンドとして制御端末5から送信される。プリンタコントローラ24では、制御端末5より送信された制御コマンドを受信後、前記同様即座にプリンタエンジン1のステータスを制御端末5に返信すると同時に、用紙送りコマンドをプリンタコントローラ24内の制御コマンドバッファに保存する。
【0028】
しかし、ネットワークの通信状態が悪く制御端末5からの印刷設定に対しておよそ通信周期の2倍以上の時間プリンタコントローラ24から応答がない場合は、印刷機が実行していない印刷設定を一旦制御端末5上のバッファに蓄積し、印刷機との通信が再開されたあとに実行していない制御端末5上のバッファに蓄積された印刷設定をプリンタコントローラ24に再送信する。このように通信状態が一旦悪くなったとしてもオペレータが再び操作することなく、確実に制御端末5からプリンタコントローラ24に印刷設定を送信することが可能である。また、プリンタコントローラ24からの応答がおよそ3秒以上なかった場合は、一旦通信を切断して制御端末5上にエラーを表示させる。
【0029】
前述の通り、制御端末5から送信される印刷設定などの制御コマンドは一旦プリンタコントローラ24内の制御コマンドバッファに保存される。プリンタコントローラ24内に保存された制御コマンドバッファは印刷機が実行可能な状態になると順次コマンドを実行する。このため、オペレータはプリンタエンジン1の動作状態を気にすることなく、実行したい制御コマンドを制御端末5より任意のタイミングで送信可能である。
【0030】
また図4に示されるように複数の印刷機6とそれら複数の印刷された用紙を帳合するような後処理機7を組み合わせた印刷システムにおいては本発明が特に有効である。上述の例に必要なシステムは複数の印刷機6が同時に印刷起動し、同時に印刷停止できることである。複数の印刷機6を複数のオペレータによって操作することによって印刷起動を同時に行うことは物理的に可能だが、非常に困難である。また、複数の印刷機6が同時に印刷起動中にある印刷機6がエラーを発生した場合には複数のオペレータを要しても同時に印刷機6を停止させることは不可能である。
【0031】
一方、本発明では制御端末5から複数の印刷機6に対して同時に印刷起動の印刷設定を送信することによって複数の印刷機6を同時に印刷起動することが容易に可能である。また印刷を停止する場合も同様である。
【0032】
本発明では、同時に複数の印刷機6が印刷起動している場合に、ある印刷機6がエラーを発生した場合に瞬時にエラーステータスの情報がエラーの発生したプリンタエンジン1に接続されているプリンタコントローラ24を通じて、ネットワーク3を介して制御端末5に送信される。
【0033】
その後、エラーステータスを受信した制御端末5は即座に接続されているプリンタコントローラ24に印刷中止コマンドを送信する。正常印刷しているその他印刷機6は制御端末5より送信された印刷中止コマンドを各プリンタコントローラ24が受信すると即座にプリンタエンジン1の印刷を中止することが可能である。
【0034】
上述は制御端末5に接続された印刷機6を全て印刷停止させたが、他の印刷機6がエラーを発生しても印刷起動を停止させたくない場合は、事前に制御端末5に印刷停止させたくない印刷機6を設定することによって実現可能である。
【0035】
また、一般的に印刷システムの配置によって各々の印刷機6と後処理機7までの距離が一定になることはまれである。各印刷機6と後処理機7の距離が異なる場合、各印刷機6を同時に印刷起動しても後処理機7に挿入される用紙は各印刷機6と後処理機7の距離に応じてまちまちになる。そこで図5に示すような印刷システムの配置の場合に各印刷機6から出力される用紙を同時に後処理機7に挿入するためには、印刷機6と後処理機7の距離が最も遠い印刷機Aから印刷を開始して順に印刷機B・印刷機C・印刷機Dと印刷し、最後に印刷機と後処理機7の距離が最も近い印刷機Eと時間差を設けて各印刷機6が印刷起動すれば良い。各印刷機6の印刷起動時間差は各印刷機6と後処理機7の距離と印刷機6の印刷速度によって求められる。
【0036】
本発明において、制御端末5より複数の印刷機6に同時に印刷起動コマンドを発行することによって複数の印刷機6を同時に印刷できることを先に述べたが、制御端末5より複数の印刷機6に任意の時間差を設けて各印刷機6の印刷起動をすることも容易に可能である。前もって制御端末5に印刷機Aから印刷機Bの起動時間差を登録しておき、印刷機Aに対して制御端末5より印刷起動コマンドを発行してから登録した印刷起動時間後に自動的に印刷機Bに対して制御端末5より印刷起動コマンドを発行することによって印刷機Aと印刷機Bは任意の時間差を設けて印刷起動することが可能である。
【0037】
印刷機C・印刷機D・印刷機Eについても同様の操作を行えば、図5の例の通り、複数の印刷機6に時間差を設けて同時に印刷起動でき、各印刷機6と後処理機7との距離が異なっても各印刷機6から出力される用紙を同時に後処理機7に挿入することが可能である。当然、一旦後処理機7に印刷機6から出力された用紙を挿入したあとに各印刷機6を一時停止させ、再印刷を行った場合には複数の印刷機6は時間差を設けず、複数の印刷機6は同時に印刷起動する。
【0038】
上記では起動時間差を登録したが、プリンタエンジン1の種類によって事前に印刷速度が分かっているため、プリンタエンジン1から後処理機7までの距離を登録しても良いし、印刷したい用紙天地長も制御端末5や各コントローラ2で分かるため、用紙枚数を登録しても良い。
【0039】
複数の印刷機6から出力される用紙を一台の後処理機7で処理を行うような印刷システムの場合に複数の印刷機6の印刷速度は同じでなければならない。一方、後処理機7がないもしくは各印刷機6に個別に後処理機7が設けられているような印刷システムの場合、各印刷機6の印刷速度は必ずしも一致していなくても良い。本発明では各印刷機6の印刷速度が異なる複数の印刷機6に対しても一台の制御端末5によって印刷設定可能である。各印刷機6はコントローラ2とプリンタエンジン1によって構成されていることはすでに述べた。
【0040】
また、コントローラ2と制御端末5はネットワーク3を介して接続されている。しかし、プリンタコントローラ24はプリンタエンジン1との通信タスクAと制御端末5との通信タスクBが別のスレッドで動作しているために、例えプリンタエンジン1の印刷速度が変わり、プリンタコントローラ24との通信を行っている通信タスクAがそれぞれのプリンタエンジン1によって異なっても通信タスクBの通信になんら影響を及ぼさない。このため、複数の印刷速度の異なる印刷機6を一台の制御端末5から印刷開始/停止、またプリンタエンジン1のステータス表示などの印刷設定が可能である。
【0041】
複数のプリンタエンジン1とコントローラ2から構成される印刷機6を1台の制御端末5で印刷設定できることはすでに述べたが、前記印刷システムを階層化して複数の印刷システムを1台の制御端末5で印刷設定可能なシステムも構成できる。図6に示すように3台の印刷機6と1台の制御端末5Bで構成される印刷システムを1つのユニットとする。さらに2台の印刷機6と1台の制御端末5Cで構成されている印刷システムをもう1つのユニットとする。前記2台の印刷ユニットをさらにネットワーク3を介して前記制御端末5B・5Cとは異なる制御端末5Aを接続している。
【0042】
図6の構成において、前述の通り3台の印刷機6は制御端末5Bによって印刷設定可能である。また2台の印刷機6は制御端末5Cによって印刷設定可能である。さらにネットワーク3を介して2台の前記制御端末5B・5Cに接続された制御端末5Aは、制御端末5Bともう一方の制御端末5Cと対話して、双方の制御端末5B・5Cに印刷設定可能である。例えば、制御端末5Bに接続された印刷機6を制御したい場合、制御端末5Aから送信された印刷設定は一旦制御端末5Bで受信され、その後制御端末5Bから制御端末5Bに接続されている各印刷機6に印刷設定が送信される。
【0043】
このように複数の印刷システムを1つのユニットとして、前記印刷機システムユニットを階層化構造にし、前記印刷機に接続されている制御端末5B・5Cとは別の制御端末5Aによっても印刷設定可能な印刷システムが実現できる。図6では階層化は1段であったが、これらは複数の階層化をもつ構造でも良い。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、単独の制御端末と複数の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該複数の印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、前記制御端末の1つのウィンドウ上で前記複数の印刷機各々の印刷設定及び/又は印刷内容が編集可能であり、かつリアルタイムで前記複数の印刷機各々のステータスを監視及び/または印刷設定を可能にした。
【0045】
従って、複数の印刷機を1台の制御端末で容易に印刷設定したり、複数の印刷機のステータス取得が可能なことによってオペレータの数を減らすことができる。また、複数の印刷を同期運転させることも可能である。またネットワークを介して遠隔地からの印刷設定も可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明での印刷の流れを示すブロック図である。
【図3】本発明での制御端末とプリンタコントローラの通信の流れを示すブロック図である。
【図4】本発明において、複数の印刷機を用いた場合の印刷システムを示すブロック図である。
【図5】本発明において、複数の印刷機を用いた場合の別の印刷システムを示すブロック図である。
【図6】本発明において、複数の印刷システムを階層化した場合を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 プリンタエンジン
2 コントローラ
3 ネットワーク
4 クライアントPC
5 制御端末
6 印刷機
7 後処理機
21 スプーラ
24 プリンタコントローラ
41 アプリケーション
42 オペレーションシステム
43 プリンタドライバ
Claims (8)
- 1つの制御端末と2つ以上の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、前記制御端末の1つのウィンドウ上で前記印刷機各々の印刷設定及び/又は印刷内容が編集可能であり、かつリアルタイムで前記印刷機各々のステータスの監視及び/または印刷設定が可能であることを特徴とする印刷システム。
- 前記2つ以上の印刷機中の任意の1台の印刷機のプリンタコントローラが前記制御端末をも兼ねることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 1つの制御端末と2つ以上の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、複数の印刷機の印刷中に少なくとも1つ以上の印刷機にエラーが発生した場合にエラーの発生していない印刷機を制御端末が停止することを特徴とする印刷システム。
- 1つの制御端末と2つ以上の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、複数の印刷機と制御端末との通信の送受信周期を通信トラフィックに応じて変更することを特徴とする印刷システム。
- 1つの制御端末と2つ以上の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、制御端末から複数の印刷機に対して、所定の時間差を設けて各々の印刷機に印刷設定可能なことを特徴とする印刷システム。
- 1つの制御端末と2つ以上の印刷機とをネットワークを介して接続した印刷システムであって、該印刷機の各々は制御言語データからなる印刷データをネットワークを介して受信し、かつ該印刷データを保存するデータ保存手段と、該データ保存手段に保存された印刷データをプリンタエンジンに転送する入力データに変換するプリンタコントローラとを少なくとも備え、複数の印刷機の印刷速度が異なることを特徴とする印刷システム。
- 1つの制御端末と2つ以上の印刷機とをネットワークを介して接続された印刷システムであって、前記印刷機はさらに1つ以上の印刷機によって構成される複数の印刷システムユニットによって構成され、前記制御端末上で前記複数の印刷システムユニットに属する前記印刷機各々の印刷設定及び/又は印刷内容が編集可能であり、かつリアルタイムで前記印刷機各々のステータスの監視及び/または印刷設定が可能であることを特徴とする印刷システム。
- 制御端末より送信される印刷設定に対して、少なくとも1つ以上の印刷機から制御端末との通信周期のおよそ2倍以上の時間応答がない場合に、印刷機が実行していない印刷設定を制御端末内に蓄積して、再び印刷機より応答があった場合に実行されていない印刷設定を自動的に制御端末より送信を行い、およそ3秒以上の時間応答がない場合には送信エラーを発生することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の印刷システム。
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2003
- 2003-03-28 JP JP2003090781A patent/JP2004295827A/ja active Pending
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080812 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20081010 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081104 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090304 |