JP2004294823A - Camera - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、重ねられた複数枚の絞り羽根を有し、これら複数枚の絞り羽根どうしの相対移動により開口径を変化させる絞り部材が内蔵され、該絞り部材の開口を通って入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、静止画の撮影が可能なビデオカメラが急速に普及している。
【0003】
このようなビデオカメラでは、搭載するCCDの画素数を増やすなどして静止画に必要とされる鮮明さを確保している。
【0004】
ところで、ビデオカメラには、ガルバノ式と呼ばれる、ガルバノメータを備えた絞りを採用するものがある。これは、ビデオカメラでは、画像と共に音も記録しているため、被写界輝度に追随して変化する絞りの駆動音を小さくする必要があり、ガルバノ式絞りは駆動時の静粛性が高いという特長を有しているためである。
【0005】
図1は、ガルバノ式絞りの概略図である。
【0006】
図1には、この絞りを構成する、第1絞り羽根103aと第2絞り羽根103bからなる絞り羽根103、回動ロータ100aとポスト100bからなる絞り駆動部100、および、ガルバノメータ106が示されており、ガルバノメータ106には、後述するホール素子107が配設されている様子も示されている。また、これら第1絞り羽根103aおよび第2絞り羽根103bを相対的に動かすことで絞り開口1030が形成されている。
【0007】
図2は、ガルバノメータの内部構成図である。
【0008】
図2には、このガルバノメータ106の構成要素である回動軸106aと、この回動軸106aに取り付けられた磁石106bと、この磁石106bに取り付けられた回動軸106aの回動量を制御するための駆動コイル106cおよび制動コイル106dとが示されている。
【0009】
ガルバノメータ106では、駆動コイル106cに電流を流すことで磁力線が発生し、この発生磁力を、磁石106bを回動させる駆動力として利用している。この磁石106bの回動によって制動コイル106dの周辺磁界が変化することで、制動コイル106dに起電力が生じ、これにより、駆動コイル106cに流れる電流が制御され、磁石106bの回動は所定の角度に設定される。ホール素子107は、ホール素子が取り付けられている位置における磁界の強さと極性を検出して、磁石106bの回動角度情報を得ている。
【0010】
このガルバノ式絞りについては、ホール素子107などの位置検出センサで検出される、ガルバノメータの回動角度情報と、絞り開口径との対応が高精度にとられていることが必要であるため、この対応を高精度にとるための提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。
【0011】
上記提案では、雰囲気温度が変化することで磁界の強さが変化する場合の、ガルバノメータの回動角度情報と絞り開口径との対応関係の維持が、磁石からの磁力がゼロとなる時に所定の絞り開口径になっているようにホール素子を配設することで図られている。
【0012】
また、以下に示す方法によっても、ガルバノメータの回動角度情報と絞り開口径との対応関係の維持が図られている。
【0013】
図3は、図1に示すガルバノ式絞りの一部を示す図である。
【0014】
図3に示す絞り駆動部100は、前述したように、回動ロータ100aとポスト100bとで構成されており、回動ロータ100aは、ガルバノメータ106の回動軸106aに取り付けられている。
【0015】
図3には、回動ロータ100aの両端に設けられているポスト100bが、第2絞り羽根103bの端部に設けられた挿通孔1031bに遊嵌され、回動ロータ100aが左回りで回動し始めようとしている様子も示されている。
【0016】
ガルバノメータ106の回動軸106aが所定角度だけ回動されると、これに伴って回動ロータ100aも回動し、この回動ロータ100aが回動すると、回動ロータ100aに繋がれているポスト100bを介してこれら2枚の絞り羽根は互いに逆方向に移動する。ガルバノ式絞りの2枚の絞り羽根それぞれの端部に設けられている挿通孔1031bは、その挿通孔内におけるポスト100bの動作の自由を確保できる穿孔孔である。したがって、上述のように、回動ロータ100aが左回りで回動し始めると、ポスト100bは、挿通孔1031bの内面10311bに押し付けられることとなり、挿通孔1031bにおけるこの内面10311bと反対側の内面10312b側には隙間1032bが形成される。
【0017】
このような隙間は、バックラッシュの原因となり、回動ロータ100aが左回転し始めるとき以外にも、すなわち右回転し始めるときにも、挿通孔1031bの内面10311b側に形成される。
【0018】
図4は、ガルバノメータの回動角度を所定の範囲で往復変化させた場合の、絞り開口の変化を示す図である。
【0019】
図4には、ガルバノメータ回動角を、絞り開口の‘開放’側であるαから‘小絞り’側であるβまで回動させた場合の絞り開口のF値の変化がA(これを変化Aと称呼する)に示され、回動角度がβに到達した後、今度は回転角度をαに戻した場合の絞り開口のF値の変化がB(これを変化Bと称呼する)に示されている。
【0020】
図4に示されているように、回動角度αから回動角度βまでの間の所定の回動角度に対応するF値が、変化Aと変化Bとでは異なっている。これは、ガルバノメータの回動角度を検出するホール素子107からの回動角度情報を基に現在の絞り開口のF値を把握しているカメラにとっては、回動角度情報が同じであるにもかかわらず実際の絞り開口径は異なっている場合があるということとなり問題である。
【0021】
そこで、このガルバノ式絞りを採用するカメラなどでは、絞り開口径を目標の絞り開口径に停止させる際の、開口径を変化させる向きを一定にすることで、このバックラッシュによるF値の不正確さを補償している。つまり、絞り開口のF値を所定のF値に停止させるときは、‘開放’側から‘小絞り’側へ、あるいは‘小絞り’側から‘開放’側へのいずれか一方が選択されて行なわれている。これは、例えば図3を参照しながら説明すると、図3に示される状態のままガルバノメータを断続的に左回転させた場合(これを‘開放’側から‘小絞り’側への変化とする)には、ポスト100bは、常に挿通孔1031bの内面10311bに当接されたままとなるためバックラッシュによる影響を排除することができる。しかし、図3に示される、挿通孔1031bの内面10311bにポスト100bを当接させた状態から、ガルバノメータを右回転させた場合には、このポスト100bが、挿通孔1031bの内面10311bとは反対側にある内面10312bに当接するまでに、回動ロータは回動するものの、絞りの開口径(F値)に変化はない。この時点で、ホール素子107で検出される回動角度情報は絞りの開口径(F値)に対応したものではなくなる。したがって、ホール素子107で検出される回動角度情報と絞りの開口径(F値)との対応を高精度にとるためには、前述したように、絞り開口径(F値)を所定の開口径(F値)に停止させる方向については、常に‘開放’側から‘小絞り’側へ、あるいは、常に‘小絞り’側から‘開放’側へのいずれか一方で行なう必要がある。
【0022】
【特許文献1】
特開平4−83113号公報
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ホール素子で検出される回動角度情報を絞りの開口径と合致したものとするために、上述したように、常に‘開放’側から、あるいは、常に‘小絞り’側からのいずれかを選択し、それを遵守しながら絞り開口を所定のF値に停止させなければならないのは煩わしいという問題がある。
【0024】
尚、上記問題は、ガルバノ式絞りを備えたビデオカメラに限らず、例えば、駆動音の静粛性を必要とするためにガルバノ式絞りを採用するデジタルスチルカメラ、あるいは、上記と同様の理由を有する、ロール状のフィルムに撮影を行なういわゆる銀塩カメラにおいても同様に起こる問題である。
【0025】
本発明は、上記事情に鑑み、絞り開口径の制御を高精度に行なうことのできるカメラを提供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明のカメラは、
重ねられた複数枚の絞り羽根を有し、これら複数枚の絞り羽根どうしの相対移動により開口径を変化させる絞り部材が内蔵され、この絞り部材の開口を通って入射してきた被写体光を捉えることにより撮影を行なうカメラにおいて、
上記絞り部材を構成する複数枚の絞り羽根それぞれが、これら複数枚の絞り羽根どうしの相対移動により、この絞り部材の上記開口とは異なる位置に、最小開口径と最大開口径との間の途中の所定の開口径の開口が形成されるときに、これら複数枚の絞り羽根に亘って相互に重なる検出開口を有するものであり、
駆動軸を有し、この駆動軸を介して上記複数枚の絞り羽根を相対的に動かす絞り駆動部と、
上記駆動軸の位置もしくは姿勢を検出する駆動軸センサと、
上記検出開口相互の重なりを検出する投受光センサと、
上記駆動軸センサと上記投受光センサとの双方のセンサの検出値に基づいて、上記絞り駆動部に、上記複数枚の絞り羽根を、該複数枚の絞り羽根のバックラッシュを補正しつつ上記絞り部材の開口の開口径が所望の開口径となるように駆動させる絞り制御部とを備えたことを特徴とする。
【0027】
本発明のカメラでは、複数枚の絞り羽根それぞれが有する検出開口が相互に重なった場合に所定の開口径の絞り開口が形成されるようになっており、絞り制御部は、これら複数枚の絞り羽根それぞれが有する検出開口が相互に重なったときに、駆動軸センサで検出される検出値がその所定の開口径と異なる開口径を表わしている場合には、駆動軸センサからの検出値に対応する絞り開口径とその所定の開口径の差異分をその検出値に反映させる補正を行ない、絞り駆動部に対する指示はこの補正された検出値を基に行なわれる。これにより、本発明のカメラにおいて絞り開口径を所望の開口径とする場合には、絞りの開口径を所望の開口径と同じ径に変化させる前に、少なくとも1度は上記所定の開口径を経させることで、駆動軸センサからの検出値を確かなものとすることができる。また、この所定の開口径を経ることで補正した補正分を記憶しておくことで、この所定の開口径を経て所望の開口径に移行する際に誤ってその開口径を通り過ぎてしまってから所望の開口径に戻した場合も、その記憶しておいた補正分を検出値に反映させることで、従来は不可能だった、最初の移行方向とは逆方向からのこの所望の開口径への停止を行なっても、所望の開口径への変化を正確に行なうことができる。したがって、本発明のカメラによれば、絞り開口径の制御を高精度に行なうことができる。
【0028】
ここで、上記投受光センサは、透過型投受光センサであってもよい。
【0029】
このようにすることで、複数枚の絞り羽根すべてに、相互に重なる開口を設けるという単純な加工で済ますことができる。
【0030】
あるいは、上記投受光センサが反射型投受光センサであり、上記複数枚の絞り羽根のうちのこの反射型投受光センサから最も離れた側に配備された1枚の絞り部材が、上記検出開口に代えて、上記反射型投受光センサからの光の反射率を異ならせるマークを有するものであってもよい。
【0031】
このようにすると、これら複数枚の絞り羽根の手前側あるいは向こう側のスペースが充分でない場合に対応することができる。
【0032】
また、上記絞り駆動部は、ガルバノメータであってもよく、上記駆動軸センサは、ホール素子であってもよい。
【0033】
【発明の実施の形態】
図5は、本発明のカメラの第1実施形態の外観斜視図である。
【0034】
図5に示される本実施形態であるデジタルカメラ1は、CCD固体撮像素子上に結像された被写体像を静止画で撮影する機能のほかに動画で撮影する機能を備えたデジタルカメラであり、絞りとしてガルバノ絞りを採用している。
【0035】
図5には、筐体2、フラッシュ発光窓12、2段階のスイッチで構成されたレリーズボタン13、およびファインダ対物窓14が示されている。
【0036】
図6は、本実施形態であるデジタルカメラの内部構成図である。
【0037】
図6には、被写体光を集光するレンズ11、絞り羽根103、撮像素子(CCD)102、A/D変換器117、出力端子105、および信号処理回路104が示されており、絞り羽根103を通過した被写体光は、撮像素子上で結像され光電変換される。
【0038】
絞り羽根103は、撮像素子102に照射される被写体光の光量を調節するとともに、完全に閉じることもできる。撮像素子102の出力端は、A/D変換器117の入力端に接続され、撮像素子102からの出力信号はアナログ/デジタル変換される。A/D変換器117の出力端は、信号処理回路104の入力端に接続され、A/D変換器117からのデジタル出力は、信号処理回路104に入力され映像信号となって出力端子105に出力される。
【0039】
また、図6には、マイクロコンピュータ(以後マイコンと略称する)109、ガルバノメータ106、ホール素子107、電子シャッタ制御回路108、同期信号発生回路116、投光素子123、および受光素子124も示されており、信号処理回路104は、メモリ制御回路制御信号118、信号量情報114、および、動画/静止画切換信号119を送信するそれぞれの送信線により、マイクロコンピュータ(以後マイコンと略称する)109に接続されている。
【0040】
ガルバノメータ106は、その入力端がマイコン109に接続され、マイコン109からの絞り制御信号111により、絞り羽根103を制御する。
【0041】
ホール素子107は、マイコン109に接続され、ガルバノメータの回動角度情報を検出し、絞り位置検出信号112としてマイコン109に入力する。
【0042】
電子シャッタ制御回路108は、その入力端がマイコン109に接続され、出力端が撮像素子102に接続されており、マイコン109からの電子シャッタスピード制御信号113に基づいて、光電変換により撮像素子102内に生じた電荷を所定の期間に掃き出すことで電荷の蓄積期間を制御する。
【0043】
同期信号発生回路116は、マイコン109および電子シャッタ制御回路108に接続され、双方に1画面の各フィールドの開始を示す垂直同期信号115を供給する。
【0044】
マイコン109には、レリーズボタン110、動画/静止画切換ボタン122、およびフラッシュ制御回路120が接続されており、フラッシュ121は、フラッシュ制御回路120によって制御される。
【0045】
投光素子123は、一定の光量の光を発光するものであり、受光素子124は、投光素子123からの発光光を受光して受光光量に応じた出力の信号をマイコン109に入力する。
【0046】
ここで、信号処理回路104の詳細について説明する
図7は、図6に示す信号処理回路の構成ブロック図である。
【0047】
図7に示される信号処理回路104は、動画と静止画を切り換えるセレクタ回路201を有し、セレクタ回路201の入力端はA/D変換器117の出力端に接続され、図6に示すA/D変換器117からのデジタル信号が動画信号208として入力される。前記出力端は、第1メモリ204及び第2メモリ205の各入力端にも接続され、動画信号208は、第1メモリ204と第2メモリ205に入力される。第1メモリ204は、撮像素子の奇数ラインからの映像信号を一時記憶し、第2メモリ205は、撮像素子の偶数ラインからの映像信号を一時記憶する。第1メモリ204及び第2メモリ205は、図5に示すマイコン109からのメモリ制御回路制御信号118が入力されるメモリ制御回路206に接続され、メモリ制御回路206からのメモリ制御信号210により制御される。
【0048】
第1メモリ204及び第2メモリ205の出力端は、加算器207に接続されており、これらは加算器207で加算される。加算器207の出力端はセレクタ201の他の入力端に接続され、加算結果の静止画信号209がセレクタ201に入力される。セレクタ201には、動画/静止画切換信号119が入力されており、セレクタ201の出力端はカメラ信号処理回路202の入力端に接続されている。カメラ信号処理回路202の他の出力端は信号量情報検出回路203の入力端に接続され、信号量情報検出回路203の出力端からは信号量情報114が出力される。
【0049】
以上の構成における、動画撮影時および静止画撮影時の動作を詳細に説明する。
【0050】
デジタルカメラ1では、動画撮影時および静止画撮影時共に、奇数フィールドでは、ライン2n−1(nは自然数)の画素読み出し、偶数フィールドでは、ライン2n(nは自然数)の画素の読み出しが行なわれる。
【0051】
図6に示すマイコン109が動画/静止画切換信号119によって、信号処理回路104のセレクタ回路201が動画信号208側に切換えられ、カメラ信号処理回路202で信号処理が行なわれることで出力端子105からは動画が出力される。
【0052】
また、静止画撮影においては、メモリ制御回路206からのメモリ制御回路信号210により、奇数フィールドで読み出された奇数ラインの信号は第1メモリ204に記憶され、偶数フィールドで読み出された偶数ラインの信号は第2メモリ205に記憶される。一旦記憶された奇数ラインと偶数ラインの信号は、動画撮影時の撮像素子102の読み出しと同じ組み合わせで第1メモリ204および第2メモリ205からフレーム周期で繰り返し読み出され加算器207で加算されて静止画信号となる。動画/静止画切換信号119によってセレクタ回路201が静止画信号側に切換えられ、カメラ信号処理回路202で信号処理が行なわれることで出力端子105からは静止画が出力される。
【0053】
図8は、本実施形態のデジタルカメラに採用されているガルバノ式絞りの外観図である。
【0054】
図8には、第1絞り羽根103a、第2絞り羽根103b、回動ロータ部106eとポスト部106fと本体部106gとからなるガルバノメータ106、投光素子123、および受光素子124が示されている。尚、図8には、投光素子123の光軸が一点鎖線Lで示されており、投光素子123および受光素子124は、その中心がこの光軸上にくるように配設されている。
【0055】
また、図8には、第1絞り羽根103aの上端左から第1開放側スリット1031a、および第1小絞り側スリット1032aが設けられている様子が示され、第2絞り羽根103bの上端左から第2小絞り側スリット1032b、および第2開放側スリット1031bが設けられている様子が示されている。
【0056】
図8に示す各絞り羽根に2つずつ設けられたスリットは、この絞り開口径が2つの所定の開口径となったときに図8に示す光軸(L)上で重なることとなる。
【0057】
図9は、図8に示すガルバノ式絞りを上方から見た場合の図である。
【0058】
図9(a)および図9(b)の各上方側に第2絞り羽根103bに設けられた2つのスリットが示されており、各下方側に第1の絞り羽根103aに設けられた2つのスリットが示されている。
【0059】
図9(a)に示す合計4つのスリットの状態が、図8に示すこれら4つのスリットの状態と同じ状態を示しており、このように第1絞り羽根103aの第1開放側スリット1031aと第2絞り羽根103bの第2開放側スリット1031bとが互いに完全に一致している場合に、これら第1絞り羽根103aおよび第2絞り羽根103bによって形成される絞り開口1030の絞り値は‘F8’に設定されている。
【0060】
また、図9(b)には、図9(a)に示す状態から、図8に示す回動ロータ106eを左回転させた場合のこれら第1絞り羽根103aおよび第2絞り羽根103bの様子が示されており、図9(a)に示されている状態と比べ、第1絞り羽根103aは左側へ移動していると共に第2絞り羽根103bは右側に移動している。これにより、第1絞り羽根103aの第1小絞り側スリット1032aと第2絞り羽根103bの第2小絞り側スリット1032bとが互いに完全一致している様子が示されており、このとき第1絞り羽根103aおよび第2絞り羽根103bによって形成される絞り開口1030の絞り値は‘F22’に設定されている。
【0061】
図10は、絞り開口が‘開放’から‘小絞り’の間で変化した場合の、図8に示す受光素子から出力される素子出力の変化を示す図である。
【0062】
図10には、絞り開口の絞り値が‘F8’および‘F22’でピークを迎えている様子が示されている。
【0063】
図11は、本実施形態のデジタルカメラの内部ブロック図である。
【0064】
図11には、絞り羽根103、後述する絞り制御部300からの制御信号に応じて絞り羽根103を駆動させるガルバノメータ106、前述したように、スリットを通過してきた光の光量を出力レベルで表わす信号を出力する投受光センサ300、絞り羽根を通過した撮影光が結像される撮像素子102、および、ガルバノメータに制御信号を送信する絞り制御部が示されている。
【0065】
本実施形態のデジタルカメラ1における撮影動作について説明する。尚、このデジタルカメラ1では、図6に示す動画/静止画切換ボタン122を操作することで、動画撮影あるいは静止画撮影が選択される。
【0066】
まず、静止画撮影を行なう場合から説明する。静止画撮影は、動画撮影と比べ、絞り開口径の制御を高度精度に行なわなければならず、本発明の目的は、バックラッシュが発生する絞りを制御しながら所望の絞り開口径への変化を高精度に実現することである。
【0067】
まず、このデジタルカメラ1の2枚の絞り羽根それぞれに設けられたスリットが、完全一致する場合の絞り値‘F8’に絞り開口径を変化させる場合を説明する。これは、ピーク値検出ルーチンおよびバックラッシュ検索ルーチンを起動させて行なわれる。
【0068】
図12は、開放側から絞り開口を所定の絞り値‘F8’に変化させる場合に起動されるピーク値検出ルーチンのフローチャートである。
【0069】
ステップS1では、まず絞り開口径が、現在の開口径から開放側に変化させられる。これは、回動ロータ106eが図8に示す状態より右側にある場合である。尚、ホール素子107からは、常にガルバノメータ106の回動角度情報が絞り制御部300に送信されている。
【0070】
ステップS2では、絞り開口径が小絞り側に変化を開始し、その後、ステップS3において、ピーク候補出力値として投受光センサ310からの出力値およびこの出力が得られたときのホール素子からの回動角度情報とが記録される。このモードでは、その後、所定のタイミングで得られた出力値とピーク候補出力値との比較がその所定のタイミングごとに行なわれ、このピーク候補出力値を上回る出力値が検出されるまで、このピーク候補出力値は保持され続けると共に、絞り値は小絞り側へ変化し続ける(ステップS4)。絞り値が‘F8’に近くなってくると、投受光センサ310からの信号の出力が増加し始める。
【0071】
ステップS5において、所定のタイミングで得た出力値がピーク候補出力値を上回った場合は、ステップS6に進み、前述したように、今回の値がピーク候補出力値として回動角度情報と共に記憶される。このピーク候補出力値が更新される(ステップS6)と、ステップS7において、一旦開放側への逆戻りが行なわれる。その後、所定のタイミングにおいて得た出力値が今回更新されたピーク候補出力値を上回っていなければ再び小絞り側への変化を開始し、上回っていればピーク候補出力値を更新し、開放側への反転を行なう。
【0072】
その後、絞り開口径が、所定の絞り値‘F8’を超えた小絞り側に変化したことがホール素子107からの回動角度情報によって判明すると、このピーク値検出ルーチンを抜け、バックラッシュ検索ルーチンに入る。
【0073】
図13は、バックラッシュ検索ルーチンのフローチャートである。
【0074】
ステップS11では、ピーク値検出ルーチンで得られたピーク候補出力値と共に記録されていた回動角度情報から絞り値を演算する。
【0075】
ステップS12では、演算された絞り値が、所定の絞り値‘F8’と同じであるか否かが判定され、同じではないと判定されると、ステップS13において、ピーク候補出力値と共に記録されていた回動角度情報と、このデジタルカメラ1において絞り開口径が絞り値‘F8’であると認識される場合の回動角度情報との差分をバックラッシュ情報として記録する。ステップS14では、現在所定の絞り値‘F8’を超えて小絞り側に変化した状態の絞り開口径を、投受光センサ310で得られる出力値がピーク値検出ルーチンで得られたピーク候補出力値となるまで開放側に変化させる。これにより、絞り開口径を正確に所定の絞り値‘F8’とすることができる。尚、ステップS14では、ピーク値検出ルーチンで得られたピーク候補出力値を基に絞り値‘F8’に変化したが、ステップS12における判定によって、ピーク候補出力値と共に記録されていた回動角度情報と、このデジタルカメラ1において、絞り開口径が絞り値‘F8’であると認識する場合の回動角度情報とがズレている場合のこのズレは、バックラッシュ分であることから、所定の絞り値‘F8’を小絞り側に一旦通り過ぎた後、ホール素子107からの回動角度情報を基に開放側に戻りながら絞り開口径を絞り値‘F8’とすることでバックラッシュ分はキャンセルできるため、ホール素子からの回動角度情報を基に小絞り側から‘F8’に戻っても良い。
【0076】
一方、ステップS12において、ピーク候補出力値と共に記録されていた回動角度情報と、このデジタルカメラ1において、絞り開口径が絞り値‘F8’であると認識する場合の回動角度情報とが同じであると判定されると、ステップS15において、現在所定の絞り値‘F8’を超えて小絞り側に変化している絞り開口径を、投受光センサ310で得られる出力値がピーク値検出ルーチンで得られたピーク候補出力値となるまで開放側に変化させる。これにより、絞り開口径を正確に所定の絞り値‘F8’とすることができる。その後、ステップS16では、ピーク候補出力値と共に記録されていた回動角度情報と、投受光センサ310で得られる出力値がピーク値検出ルーチンで得られたピーク候補出力値となった時点のホール素子からの回動角度情報との差分がバックラッシュ情報として記録される。
【0077】
以上説明したようにして、絞り開口径は、開放側から所定の絞り値‘F8’に正確に変化することができると共に、バックラッシュ情報の獲得も同時に行なわれる。
【0078】
次に、開放側から所定の絞り値‘F22’に変化する場合について説明する。
【0079】
これは、開放側から2つ目の所定の絞り値への変化のための、ピーク値検出ルーチンおよびバックラッシュ検索ルーチンが起動されて行なわれる。
【0080】
図14は、開放側から2つ目の所定の絞り値である‘F22’に変化する場合に起動されるピーク値検出ルーチンのフローチャートである。
【0081】
図14に示されるルーチンと図12に示されるルーチンとの違いは、ステップS25において、現在記録されているピーク候補出力値を超える出力値が検出された場合に、図12では、ピーク候補出力値を更新した後開放側へ戻っていたのが、図14では、戻らずにステップS27に進み、小絞り側への移動を継続する点が異なるのみで、ステップS27以降の説明は図12においてした説明と同じとなるので省略する。
【0082】
その後、所定のタイミングでこのルーチンを抜け、図13に示すバックラッシュ検索ルーチンが起動され、絞り開口径が所定の絞り値‘F22’に正確に変化することとなる。
【0083】
尚、図14では、開放側から2つ目の所定の絞り値である‘F22’に変化する場合に起動されるピーク値検出ルーチンについて説明したが、このデジタルカメラ1が、このルーチンを使用せずに、‘F8’を過ぎたあたりの絞り値にホール素子107からの回動角度情報を基に変化してから図12に示すピーク値検出ルーチンを起動するものであってもよい。
【0084】
尚、以上は所定の絞り値‘F8’、あるいは‘F22’に対し開放側からアプローチした場合を説明したが、これが、小絞り側からのアプローチであっても、変化する方向が図12および図14において説明した方向と逆になるだけで本質的な変化はないためフローチャートの図示および説明は省略する。また、これに伴い、図13における方向も逆になる。
【0085】
さらに、絞り値を、所定の絞り値‘F8’と‘F22’との間である絞り値‘F12’、これらの範囲外である‘F5.6’および‘F32’に変化させる場合について説明する。
【0086】
図15は、絞り開口を所定の絞り値以外の絞り値に変化させる場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【0087】
デジタルカメラ1では、少なくとも1度は、所定の絞り値である絞り値‘F8’および絞り値‘F22’のうちのいずれかを経てから目標とする絞り値に変化する様になっており、以下に示すフローチャートでは、説明の便宜のために、最寄の所定の絞り値を経てから目標とする絞り値に変化する場合を説明する。
【0088】
ステップS31では、目標の絞り値が‘F12’であれば、所定の絞り値には‘F8’または、‘F22’のいずれかが選択され、目標の絞り値が‘F5.6’であれば、所定の絞り値には‘F8’が選択される。また、目標の絞り値が‘F32’であれば、所定の絞り値には‘F22’が選択される。
【0089】
ステップS32では、図12および図13に示すピーク値検出ルーチンおよびバックラッシュ検索ルーチンが起動され、最寄の所定の絞り値への変化とバックラッシュ情報の把握とが行なわれる。
【0090】
ステップS33では、最寄の所定の絞り値と、絞り開口径を最寄の所定の絞り値に変化させた際にホール素子から検出される回動角度情報が表わす絞り値とが合致しているか否かが判定され、合致していないと判定されると、ステップS34に進み、ホール素子からの回転角度情報を基に、目標とする絞り値への変化を図った後、このルーチンを終了する。ステップS33において、合致していると判定されると、ステップS35において、この後の目標とする絞り値へのアプローチの方向が、‘開放’側から‘小絞り’側へであるのか否かが判定され、開放’側から‘小絞り’側へであると判定されると、ステップS36に進み、ホール素子からの回転角度情報が表わす絞り値に対し、すでに記録されているバックラッシュ分に相当する絞り値を減算し、ステップS34において、その減算結果に基づいて目標とする絞り値への変化を図った後、このルーチンを終了する。ステップS35において、その方向が、‘開放’側から‘小絞り’側へではないと判定されると、ステップS37において、ホール素子107からの回転角度情報が表わす絞り値に対し、すでに記録されているバックラッシュ分に相当する絞り値を加算して、ステップS34においてその加算結果に基づいて目標とする絞り値への変化を図った後、このルーチンを終了する。以上説明したように、このデジタルカメラ1では、最寄の所定の絞り値を少なくとも1度経ることでバックラッシュ情報を把握することができ、これにより、バックラッシュによるズレを補正できるため、目標とする絞り値に変化させる際のアプローチの方向を制限しなくても絞り開口径を高精度に目標の絞り値に変化させることができる。
【0091】
尚、このデジタルカメラ1では、動画撮影についても、上述したような方法で、絞り開口径を高精度に目標とする絞り開口径に変化させている。尚、動画撮影においては、絞り開口径についてそれほど精度が要求されないことからホール素子からの回動角度情報に基づいて絞り開口径を制御してもよい。
【0092】
次に、本発明のカメラの第2実施形態について説明する。
【0093】
図16は、本実施形態のデジタルカメラに採用されているガルバノ式絞りの外観斜視図である。
【0094】
図16には、デジタルカメラ1に採用されているガルバノ式絞り(図8参照)と比べ、受光素子124が投光素子123の横に配設されると共に、第2絞り羽根303bには、デジタルカメラ1の第2絞り羽根103bに設けられているようなスリットは設けられておらず、代わりに、第2絞り羽根における、デジタルカメラ1の第2絞り羽根のスリットに相当する部分以外の部分の光反射率とは異なる光反射率の塗料が塗られている部分3031b、3032bが設けられている様子が示されている。
【0095】
最後に、本発明のカメラの第3実施形態について説明する。
【0096】
図17は、本実施形態のデジタルカメラに採用されているガルバノ式絞りの外観斜視図である。
【0097】
図17には、本発明の投受光センサとして採用されているフォトインタラプタ125が、第1絞り羽根103aおよび第2絞り羽根103bを挟み込むように配設されている様子が示されている、この場合には、このフォトインタラプタ125からの信号は、図10に示される出力変化とは異なった矩形波となる。この場合は、そのピーク値を出力している絞り値範囲の中間の絞り値が所定の絞り値になるようにスリット位置が設定されている。その他については、デジタルカメラ1と同じ説明となるので省略する。
【0098】
以上説明した第1から第3の実施形態では、絞りとしてガルバノ式絞り、駆動軸センサとしてホール素子を例として取り上げて説明したが、本発明ではバックラッシュが発生する絞りであれば、これらに限るものではなく、また、このような絞りを採用するものであれば、実施形態で挙げたデジタルカメラに限らず、ロール状のフィルムに撮影を行なう、いわゆる銀塩カメラであってもよい。
【0099】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のカメラによれば、絞り開口径の制御を高精度に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガルバノ式絞りの概略図である。
【図2】ガルバノメータの内部構成図である。
【図3】図1に示すガルバノ式絞りの一部を示す図である。
【図4】ガルバノメータの回動角度を所定の範囲で往復変化させた場合の、絞り開口の変化を示す図である。
【図5】本発明のカメラの第1実施形態の外観斜視図である。
【図6】本実施形態であるデジタルカメラの内部構成図である。
【図7】図6に示す信号処理回路の構成ブロック図である。
【図8】本実施形態のデジタルカメラ1に採用されているガルバノ式絞りの外観図である。
【図9】図8に示すガルバノ式絞りを上方から見た場合の図である。
【図10】絞り開口が‘開放’から‘小絞り’の間で変化した場合の、図8に示す受光素子から出力される素子出力の変化を示す図である。
【図11】本実施形態のデジタルカメラの内部ブロック図である。
【図12】開放側から絞り開口を所定の絞り値‘F8’に変化させる場合に起動されるピーク値検出ルーチンのフローチャートである。
【図13】バックラッシュ検索ルーチンのフローチャートである。
【図14】開放側から2つ目の所定の絞り値である‘F22’に変化する場合に起動されるピーク値検出ルーチンのフローチャートである。
【図15】絞り開口を所定の絞り値以外の絞り値に変化させる場合に起動されるルーチンのフローチャートである。
【図16】本実施形態のデジタルカメラに採用されているガルバノ式絞りの外観斜視図である。
【図17】本発明の投受光センサとしてフォトインタラプタを採用しているガルバノ式絞りの外観斜視図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ
2 筐体
11 レンズ
12 フラッシュ発光窓
13 レリーズボタン
102 撮像素子
103 絞り
103a 第1絞り羽根
1031a、3031a 第1開放側スリット
1032a、3032a 第1小絞り側スリット
103b 第2絞り羽根
1031b、3031b 第2開放側スリット
1032b、3032b 第2小絞り側スリット
103c 絞り開口
104 信号処理回路
105 出力端子
106 ガルバノメータ
106a 回動軸
106b 磁石
106c 駆動コイル
106d 制動コイル
106e 回動ロータ
106f ポスト
106g 本体部
107 ホール素子回路
108 電子シャッタ制御回路
109 マイクロコンピュータ
110 レリーズボタン
111 絞り制御信号
112 絞り位置検出信号
113 電子シャッタスピード制御信号
114 信号量情報
115 垂直同期信号
116 同期信号発生回路
117 A/D変換器
118 メモリ制御回路制御信号
119 動画/静止画切換信号
120 フラッシュ制御回路
121 フラッシュ装置
122 撮影切換ボタン
123 投光素子
124 受光素子
125 フォトインタラプタ
201 セレクタ回路
202 カメラ信号処理回路
203 信号量情報検出回路
204 第1メモリ
205 第2メモリ
206 メモリ制御回路
207 加算器
208 動画信号
209 静止画信号
210 メモリ制御信号
300 絞り制御部
310 投受光センサ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention has a plurality of aperture blades stacked, and a built-in aperture member that changes the aperture diameter by the relative movement of the plurality of aperture blades, and an object incident through the aperture of the aperture member The present invention relates to a camera that takes a picture by capturing light.
[0002]
[Prior art]
In recent years, video cameras capable of taking still images have been rapidly spread.
[0003]
In such a video camera, the sharpness required for a still image is secured by increasing the number of pixels of the mounted CCD.
[0004]
By the way, some video cameras adopt a diaphragm equipped with a galvanometer, which is called a galvano type. This is because the video camera records sound together with the image, so it is necessary to reduce the driving sound of the diaphragm that changes following the luminance of the field, and the galvano-type diaphragm is highly quiet when driven. This is because it has features.
[0005]
FIG. 1 is a schematic view of a galvano-type diaphragm.
[0006]
FIG. 1 shows a
[0007]
FIG. 2 is an internal configuration diagram of the galvanometer.
[0008]
In FIG. 2, the
[0009]
In the
[0010]
For this galvano-type diaphragm, it is necessary that correspondence between the rotation angle information of the galvanometer detected by the position detection sensor such as the
[0011]
In the above proposal, when the intensity of the magnetic field changes due to the change in the ambient temperature, the correspondence between the rotation angle information of the galvanometer and the aperture diameter of the diaphragm is maintained when the magnetic force from the magnet becomes zero. This is achieved by arranging Hall elements so that the aperture diameter is the same.
[0012]
Also, the correspondence between the rotation angle information of the galvanometer and the aperture diameter of the diaphragm is maintained by the method described below.
[0013]
FIG. 3 is a view showing a part of the galvano-type diaphragm shown in FIG.
[0014]
As described above, the
[0015]
In FIG. 3,
[0016]
When the
[0017]
Such a gap causes backlash and is formed on the
[0018]
FIG. 4 is a diagram illustrating changes in the aperture opening when the rotation angle of the galvanometer is reciprocated within a predetermined range.
[0019]
FIG. 4 shows the change in F value of the aperture when the galvanometer rotation angle is rotated from α on the “open” side of the aperture to β on the “small aperture” side. After the rotation angle reaches β, the change in the F value of the aperture when the rotation angle is returned to α is shown in B (referred to as change B). Has been.
[0020]
As shown in FIG. 4, the change A and the change B have different F values corresponding to a predetermined rotation angle between the rotation angle α and the rotation angle β. This is because although the rotation angle information is the same for a camera that knows the current F value of the aperture based on the rotation angle information from the
[0021]
Therefore, in a camera or the like that employs this galvano-type diaphragm, the direction of changing the aperture diameter when the diaphragm aperture diameter is stopped at the target diaphragm aperture diameter is made constant so that the F value is inaccurate due to this backlash. I compensate. In other words, when stopping the F value of the aperture opening at a predetermined F value, either “open” side to “small aperture” side or “small aperture” side to “open” side is selected. It is done. This will be described with reference to FIG. 3, for example, when the galvanometer is intermittently rotated counterclockwise in the state shown in FIG. 3 (this is a change from the “open” side to the “small aperture” side). In addition, since the
[0022]
[Patent Document 1]
JP-A-4-83113
[0023]
[Problems to be solved by the invention]
However, in order to make the rotation angle information detected by the Hall element coincide with the aperture diameter of the aperture, as described above, either from the “open” side or always from the “small aperture” side. There is a problem that it is troublesome that the aperture stop must be stopped at a predetermined F value while complying with it.
[0024]
Note that the above problem is not limited to a video camera equipped with a galvano-type diaphragm, but has a reason similar to that described above, for example, a digital still camera that employs a galvano-type diaphragm to require quietness of driving sound. The same problem occurs in a so-called silver salt camera that takes a picture on a roll film.
[0025]
In view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a camera capable of controlling the aperture diameter with high accuracy.
[0026]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the camera of the present invention comprises:
A diaphragm member that has a plurality of overlapped diaphragm blades and changes the aperture diameter by relative movement of the plurality of diaphragm blades is incorporated, and the subject light incident through the aperture of the diaphragm member is captured. In cameras that shoot with
Each of the plurality of diaphragm blades constituting the diaphragm member is located in the middle between the minimum opening diameter and the maximum opening diameter at a position different from the opening of the diaphragm member due to relative movement of the plurality of diaphragm blades. When an opening having a predetermined opening diameter is formed, the detection apertures overlap each other over the plurality of diaphragm blades.
A diaphragm drive unit having a drive shaft and relatively moving the plurality of diaphragm blades via the drive shaft;
A drive shaft sensor for detecting the position or orientation of the drive shaft;
A light emitting and receiving sensor for detecting an overlap between the detection apertures;
Based on detection values of both the drive shaft sensor and the light projecting / receiving sensor, the diaphragm driving unit is configured to apply the plurality of diaphragm blades to the diaphragm while correcting backlash of the plurality of diaphragm blades. And a diaphragm control unit that is driven so that the opening diameter of the opening of the member becomes a desired opening diameter.
[0027]
In the camera according to the present invention, when the detection apertures of the plurality of diaphragm blades overlap each other, a diaphragm aperture having a predetermined aperture diameter is formed. Corresponds to the detection value from the drive shaft sensor when the detection value detected by the drive shaft sensor represents an aperture diameter different from the predetermined aperture diameter when the detection openings of the blades overlap each other. A correction is made to reflect the difference between the aperture diameter to be performed and the predetermined aperture diameter in the detected value, and an instruction to the aperture drive unit is made based on the corrected detected value. Thus, in the camera of the present invention, when the aperture diameter is set to a desired aperture diameter, the predetermined aperture diameter is set at least once before the aperture diameter of the aperture is changed to the same diameter as the desired aperture diameter. By passing through, the detected value from the drive shaft sensor can be ensured. In addition, by storing the correction amount corrected by passing through the predetermined opening diameter, when passing through the predetermined opening diameter and passing through the opening diameter by mistake when moving to the desired opening diameter. Even when the aperture diameter is returned to the desired value, the stored correction value is reflected in the detection value, so that the desired aperture diameter from the direction opposite to the first transition direction, which was impossible in the past, is obtained. Even if this is stopped, the change to the desired opening diameter can be performed accurately. Therefore, according to the camera of the present invention, the aperture diameter can be controlled with high accuracy.
[0028]
Here, the light projecting / receiving sensor may be a transmissive light projecting / receiving sensor.
[0029]
By doing in this way, it can complete by the simple process of providing the opening which mutually overlaps in all the several diaphragm blades.
[0030]
Alternatively, the light projecting / receiving sensor is a reflection type light projecting / receiving sensor, and one of the plurality of aperture blades disposed on the side farthest from the reflection type light projecting / receiving sensor is provided in the detection opening. Instead, it may have a mark that makes the reflectance of light from the reflection type light projecting / receiving sensor different.
[0031]
In this way, it is possible to cope with a case where the space on the front side or the other side of the plurality of diaphragm blades is not sufficient.
[0032]
The diaphragm drive unit may be a galvanometer, and the drive shaft sensor may be a Hall element.
[0033]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 5 is an external perspective view of the first embodiment of the camera of the present invention.
[0034]
The digital camera 1 according to the present embodiment shown in FIG. 5 is a digital camera having a function of shooting a moving image in addition to a function of shooting a subject image formed on a CCD solid-state imaging device as a still image, A galvano aperture is used as the aperture.
[0035]
FIG. 5 shows a
[0036]
FIG. 6 is an internal configuration diagram of the digital camera according to the present embodiment.
[0037]
FIG. 6 shows a
[0038]
The
[0039]
6 also shows a microcomputer 109 (hereinafter abbreviated as a microcomputer) 109, a
[0040]
The
[0041]
The
[0042]
The electronic
[0043]
The synchronization signal generation circuit 116 is connected to the
[0044]
A release button 110, a moving image / still image switching button 122, and a
[0045]
The
[0046]
Here, details of the
FIG. 7 is a block diagram showing the configuration of the signal processing circuit shown in FIG.
[0047]
The
[0048]
Output terminals of the
[0049]
The operation at the time of moving image shooting and still image shooting in the above configuration will be described in detail.
[0050]
The digital camera 1 reads out pixels of the line 2n-1 (n is a natural number) in the odd field, and reads out pixels of the line 2n (n is a natural number) in the even field, both during moving image shooting and still image shooting. .
[0051]
The
[0052]
In still image shooting, the odd line signal read out in the odd field is stored in the
[0053]
FIG. 8 is an external view of a galvano-type aperture employed in the digital camera of this embodiment.
[0054]
FIG. 8 shows a
[0055]
FIG. 8 shows a state in which the first open side slit 1031a and the first small
[0056]
The two slits provided in each diaphragm blade shown in FIG. 8 overlap on the optical axis (L) shown in FIG. 8 when the aperture diameters of the diaphragms become two predetermined aperture diameters.
[0057]
FIG. 9 is a view when the galvano-type diaphragm shown in FIG. 8 is viewed from above.
[0058]
9A and 9B, two slits provided on the
[0059]
The state of a total of four slits shown in FIG. 9A shows the same state as the state of these four slits shown in FIG. 8, and thus the first open-
[0060]
FIG. 9B shows the state of the
[0061]
FIG. 10 is a diagram showing a change in element output output from the light receiving element shown in FIG. 8 when the aperture opening changes between “open” and “small aperture”.
[0062]
FIG. 10 shows that the aperture value of the aperture opening reaches a peak at “F8” and “F22”.
[0063]
FIG. 11 is an internal block diagram of the digital camera of the present embodiment.
[0064]
In FIG. 11, the
[0065]
A shooting operation in the digital camera 1 of the present embodiment will be described. In the digital camera 1, moving image shooting or still image shooting is selected by operating the moving image / still image switching button 122 shown in FIG.
[0066]
First, a case where still image shooting is performed will be described. In still image shooting, the aperture opening diameter must be controlled with a higher degree of accuracy than in moving image shooting, and the object of the present invention is to change the aperture to the desired aperture opening diameter while controlling the aperture where backlash occurs. It is to achieve with high accuracy.
[0067]
First, the case where the aperture diameter of the aperture is changed to the aperture value 'F8' when the slits provided in each of the two aperture blades of the digital camera 1 completely match will be described. This is performed by starting a peak value detection routine and a backlash search routine.
[0068]
FIG. 12 is a flowchart of a peak value detection routine that is started when the aperture opening is changed to the predetermined aperture value 'F8' from the open side.
[0069]
In step S1, the aperture diameter is first changed from the current diameter to the open side. This is a case where the
[0070]
In step S2, the aperture diameter starts to change toward the small aperture side, and then in step S3, the output value from the light projecting / receiving
[0071]
If the output value obtained at a predetermined timing exceeds the peak candidate output value in step S5, the process proceeds to step S6, and as described above, the current value is stored as the peak candidate output value together with the rotation angle information. . When this peak candidate output value is updated (step S6), a return to the open side is performed once in step S7. After that, if the output value obtained at a predetermined timing does not exceed the peak candidate output value updated this time, the change to the small aperture side is started again, and if it exceeds, the peak candidate output value is updated, and the output to the open side Is reversed.
[0072]
Thereafter, when it is found from the rotation angle information from the
[0073]
FIG. 13 is a flowchart of the backlash search routine.
[0074]
In step S11, the aperture value is calculated from the rotation angle information recorded together with the peak candidate output value obtained in the peak value detection routine.
[0075]
In step S12, it is determined whether or not the calculated aperture value is the same as the predetermined aperture value 'F8'. If it is determined that the aperture value is not the same, it is recorded together with the peak candidate output value in step S13. The difference between the rotation angle information and the rotation angle information when the aperture diameter of the digital camera 1 is recognized as the aperture value “F8” is recorded as backlash information. In step S14, the peak aperture output value obtained by the peak value detection routine in which the output value obtained by the light projecting / receiving
[0076]
On the other hand, in step S12, the rotation angle information recorded together with the peak candidate output value is the same as the rotation angle information when the digital camera 1 recognizes that the aperture diameter is the aperture value “F8”. In step S15, the output value obtained by the light projecting / receiving
[0077]
As described above, the aperture diameter can be accurately changed to the predetermined aperture value 'F8' from the open side, and backlash information is also acquired at the same time.
[0078]
Next, a case where the aperture value changes from the open side to a predetermined aperture value “F22” will be described.
[0079]
This is performed by activating a peak value detection routine and a backlash search routine for changing from the open side to the second predetermined aperture value.
[0080]
FIG. 14 is a flowchart of a peak value detection routine that is started when the aperture value changes to “F22”, which is the second predetermined aperture value from the open side.
[0081]
The difference between the routine shown in FIG. 14 and the routine shown in FIG. 12 is that when an output value exceeding the currently recorded peak candidate output value is detected in step S25, the peak candidate output value in FIG. 14 has been returned to the open side after being updated, but in FIG. 14, the process proceeds to step S27 without returning, except that the movement to the small aperture side is continued. Since it is the same as the description, it is omitted.
[0082]
Thereafter, this routine is exited at a predetermined timing, the backlash search routine shown in FIG. 13 is started, and the aperture diameter is accurately changed to the predetermined aperture value 'F22'.
[0083]
In FIG. 14, the peak value detection routine started when the aperture value changes to “F22”, which is the second predetermined aperture value from the open side, has been described. However, the digital camera 1 uses this routine. Instead, the peak value detection routine shown in FIG. 12 may be started after the aperture value after passing “F8” is changed based on the rotation angle information from the
[0084]
In the above description, the case where the predetermined aperture value 'F8' or 'F22' is approached from the open side has been described. However, even if this is the approach from the small aperture side, the changing direction is shown in FIGS. Since the direction is the same as that described in FIG. 14 and there is no essential change, the illustration and description of the flowchart are omitted. Accordingly, the direction in FIG. 13 is also reversed.
[0085]
Further, the case where the aperture value is changed to an aperture value 'F12' between predetermined aperture values 'F8' and 'F22', and to 'F5.6' and 'F32' outside these ranges will be described. .
[0086]
FIG. 15 is a flowchart of a routine started when the aperture opening is changed to an aperture value other than a predetermined aperture value.
[0087]
In the digital camera 1, at least once, after passing through one of the aperture value 'F8' and the aperture value 'F22' which is a predetermined aperture value, the target aperture value is changed. For the convenience of explanation, the flowchart shown in FIG. 5 describes a case where the target aperture value changes after passing through the nearest predetermined aperture value.
[0088]
In step S31, if the target aperture value is 'F12', either 'F8' or 'F22' is selected as the predetermined aperture value, and if the target aperture value is 'F5.6'. 'F8' is selected as the predetermined aperture value. If the target aperture value is “F32”, “F22” is selected as the predetermined aperture value.
[0089]
In step S32, the peak value detection routine and the backlash search routine shown in FIGS. 12 and 13 are started, and the change to the nearest predetermined aperture value and the backlash information are grasped.
[0090]
In step S33, whether the nearest predetermined aperture value matches the aperture value represented by the rotation angle information detected from the Hall element when the aperture opening diameter is changed to the nearest predetermined aperture value. If it is determined whether or not the two do not coincide with each other, the process proceeds to step S34, and based on the rotation angle information from the Hall element, the target aperture value is changed, and then this routine is terminated. . If it is determined in step S33 that they match, it is determined in step S35 whether or not the subsequent approach to the target aperture value is from the “open” side to the “small aperture” side. If it is determined that it is determined to be from the “open” side to the “small aperture” side, the process proceeds to step S36 and corresponds to the amount of backlash already recorded with respect to the aperture value represented by the rotation angle information from the Hall element. The aperture value to be subtracted is subtracted. In step S34, the target aperture value is changed based on the subtraction result, and then this routine is terminated. If it is determined in step S35 that the direction is not from the “open” side to the “small aperture” side, in step S37, the aperture value indicated by the rotation angle information from the
[0091]
In the digital camera 1, the moving aperture is also changed to the target aperture size with high accuracy by the method described above for moving image shooting. In moving image shooting, since the aperture aperture diameter is not so accurate, the aperture aperture diameter may be controlled based on the rotation angle information from the Hall element.
[0092]
Next, a second embodiment of the camera of the present invention will be described.
[0093]
FIG. 16 is an external perspective view of a galvano-type aperture employed in the digital camera of the present embodiment.
[0094]
In FIG. 16, the
[0095]
Finally, a third embodiment of the camera of the present invention will be described.
[0096]
FIG. 17 is an external perspective view of a galvano-type diaphragm employed in the digital camera of the present embodiment.
[0097]
FIG. 17 shows a state in which the
[0098]
In the first to third embodiments described above, the galvano-type diaphragm is used as the diaphragm and the hall element is used as the drive shaft sensor as an example. However, the present invention is not limited to this as long as the diaphragm generates backlash. In addition, as long as such an aperture is adopted, the present invention is not limited to the digital camera described in the embodiment, and may be a so-called silver salt camera that performs shooting on a roll-shaped film.
[0099]
【The invention's effect】
As described above, according to the camera of the present invention, the aperture diameter can be controlled with high accuracy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of a galvano-type diaphragm.
FIG. 2 is an internal configuration diagram of a galvanometer.
FIG. 3 is a view showing a part of the galvano-type diaphragm shown in FIG. 1;
FIG. 4 is a diagram showing a change in aperture opening when a rotation angle of a galvanometer is reciprocated within a predetermined range.
FIG. 5 is an external perspective view of the first embodiment of the camera of the present invention.
FIG. 6 is an internal configuration diagram of a digital camera according to the present embodiment.
7 is a block diagram of the configuration of the signal processing circuit shown in FIG. 6;
FIG. 8 is an external view of a galvano-type aperture employed in the digital camera 1 of the present embodiment.
9 is a view of the galvano-type diaphragm shown in FIG. 8 as viewed from above.
10 is a diagram showing a change in element output output from the light receiving element shown in FIG. 8 when the aperture opening changes between “open” and “small aperture”. FIG.
FIG. 11 is an internal block diagram of the digital camera of the present embodiment.
FIG. 12 is a flowchart of a peak value detection routine that is started when the aperture opening is changed to a predetermined aperture value 'F8' from the open side.
FIG. 13 is a flowchart of a backlash search routine.
FIG. 14 is a flowchart of a peak value detection routine that is started when the aperture value changes to “F22”, which is the second predetermined aperture value from the open side.
FIG. 15 is a flowchart of a routine that is started when the aperture opening is changed to an aperture value other than a predetermined aperture value.
FIG. 16 is an external perspective view of a galvano-type aperture employed in the digital camera of the present embodiment.
FIG. 17 is an external perspective view of a galvano-type aperture employing a photo interrupter as a light projecting / receiving sensor of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Digital camera
2 Case
11 Lens
12 Flash window
13 Release button
102 Image sensor
103 aperture
103a First aperture blade
1031a, 3031a First open side slit
1032a, 3032a First small aperture side slit
103b Second aperture blade
1031b, 3031b Second open side slit
1032b, 3032b Second small aperture side slit
103c Aperture aperture
104 Signal processing circuit
105 Output terminal
106 Galvanometer
106a Rotating shaft
106b magnet
106c Driving coil
106d Braking coil
106e Rotating rotor
106f post
106g body
107 Hall element circuit
108 Electronic shutter control circuit
109 Microcomputer
110 Release button
111 Aperture control signal
112 Aperture position detection signal
113 Electronic shutter speed control signal
114 Signal information
115 Vertical synchronization signal
116 Synchronous signal generation circuit
117 A / D converter
118 Memory control circuit control signal
119 Video / still image switching signal
120 Flash control circuit
121 Flash device
122 Shooting switch button
123 Light Emitting Element
124 light receiving element
125 photo interrupter
201 selector circuit
202 Camera signal processing circuit
203 Signal amount information detection circuit
204 First memory
205 Second memory
206 Memory control circuit
207 Adder
208 Video signal
209 Still image signal
210 Memory control signal
300 Aperture control unit
310 Emitter / Receiver Sensor
Claims (5)
前記絞り部材を構成する複数枚の絞り羽根それぞれが、これら複数枚の絞り羽根どうしの相対移動により、該絞り部材の前記開口とは異なる位置に、最小開口径と最大開口径との間の途中の所定の開口径の開口が形成されるときに、これら複数枚の絞り羽根に亘って相互に重なる検出開口を有するものであり、
駆動軸を有し、該駆動軸を介して前記複数枚の絞り羽根を相対的に動かす絞り駆動部と、
前記駆動軸の位置もしくは姿勢を検出する駆動軸センサと、
前記検出開口相互の重なりを検出する投受光センサと、
前記駆動軸センサと前記投受光センサとの双方のセンサの検出値に基づいて、前記絞り駆動部に、前記複数枚の絞り羽根を、該複数枚の絞り羽根のバックラッシュを補正しつつ前記絞り部材の開口の開口径が所望の開口径となるように駆動させる絞り制御部とを備えたことを特徴とするカメラ。A diaphragm member that has a plurality of overlapped diaphragm blades and changes the aperture diameter by the relative movement of the plurality of diaphragm blades is incorporated, and captures subject light that has entered through the aperture of the diaphragm member. In cameras that shoot with
Each of the plurality of diaphragm blades constituting the diaphragm member is located between the minimum opening diameter and the maximum opening diameter at a position different from the opening of the diaphragm member due to relative movement of the plurality of diaphragm blades. When an opening having a predetermined opening diameter is formed, the detection apertures overlap each other over the plurality of diaphragm blades.
A diaphragm drive unit having a drive shaft and relatively moving the plurality of diaphragm blades via the drive shaft;
A drive shaft sensor for detecting the position or orientation of the drive shaft;
A light emitting and receiving sensor for detecting the overlap between the detection apertures;
Based on detection values of both the drive shaft sensor and the light projecting / receiving sensor, the diaphragm driving unit is configured to apply the plurality of diaphragm blades to the diaphragm while correcting backlash of the plurality of diaphragm blades. A camera comprising: a diaphragm control unit that drives a member so that an opening diameter of a member has a desired opening diameter.
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JP2012003083A (en) * | 2010-06-17 | 2012-01-05 | Canon Inc | Optical apparatus |
-
2003
- 2003-03-27 JP JP2003087784A patent/JP2004294823A/en active Pending
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